JP2007196256A - レーザ溶接装置およびレーザ溶接方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】隙間を隔てて対向する少なくとも2枚の板材21、22に、対向方向の一方からレーザビームLを照射して溶接接合するレーザ溶接装置1であって、接合対象となる各板材21、22に形成された挿入穴部31、32が連通するよう板材21、22を対向配置した状態で、対向する一方の板材21の挿入穴部31から隙間規制部41を挿入し、他方の板材22の対向面にその一部を突き当てることにより、対向する板材21、22間の隙間Sを規制する隙間規制治具40が備えられている。
【選択図】図1
Description
図1は、第1の実施形態のレーザ溶接装置を示す外観図である。図示するように、本実施形態のレーザ溶接装置1は、隙間を隔てて対向する少なくとも2枚の板材に、対向方向の一方からレーザビームLを照射して溶接接合する装置である。このレーザ溶接装置1には、屈曲及び回動可能な多間接のロボットアーム2が備えられており、このロボットアーム2の先端には集光装置10が備えられている。この集光装置10には、レーザ発振器(不図示)により励起、増幅されたレーザビームLを該集光装置10へと伝達するファイバケーブル3が接続されている。
図3は、第2の実施形態のレーザ溶接装置71を示す模式図である。図3では、集光装置を省略図示している。図示するように、第2の実施形態のレーザ溶接装置71は、基本的に第1の実施形態のレーザ溶接装置1と同様の構成を有するが、第2の実施形態のレーザ溶接装置71では、特に隙間規制治具40に板材吸着手段72が備えられている。この板材吸着手段72は、隙間規制治具40に内蔵してもよく、あるいは隙間規制治具側に別個の手段として備えていてもよいが、隙間規制治具側の板材21を該治具40の周囲において吸着することが好ましい。板材吸着手段72としては、たとえば、真空引き装置等のエアー吸引手段や、永久磁石や電磁石などが挙げられる。また、板材吸着手段72は、板材21、22を挟持するクランプに代えて設けてもよく、あるいはクランプと併用してもよい。
図4は、第3の実施形態のレーザ溶接装置81を示す模式図である。図4では、集光装置を省略図示している。図示するように、第3の実施形態のレーザ溶接装置81は、第1の実施形態のレーザ溶接装置1と隙間規制治具40の形状が異なっている。第3の実施形態における隙間規制治具40は、その挿入側に挿入方向へ向けて段階的に縮径した2段の段部60を有する段付き規制部41が形成されている。すなわち、第3の実施形態における隙間規制治具40では、段付き規制部41として第1段部(基部)61および第2段部62が形成されており、第1段部61の平面部を基準とした第2段部62の高さhは、たとえば、0.1〜0.5mm+t(t=下板の板厚)に設定されている。この隙間規制治具40には上記第3段部63が形成されていないので、上板22を貫通することなく、第2段部62の平面部が上板22に当接する。したがって、上板22には上記挿入穴部32が形成されていない。
図5は、第4の実施形態のレーザ溶接装置91を示す模式図である。図5では、集光装置を省略図示している。図示するように、第4の実施形態では、隙間規制治具40の挿入側に位置する板材(下板)21の上記挿入穴部31の周囲にバーリング加工92が施されている。バーリング加工92により、下板21に形成された挿入穴部31の周囲の部分が対向板(上板)22へ向けて***している。
図6は、第5の実施形態のレーザ溶接装置101を示す模式図である。図6では、集光装置を省略図示している。図示するように、第5の実施形態では、3枚の板材21、23、22を溶接接合する態様であり、隙間規制治具40の形状が第1の実施形態のレーザ溶接装置1と異なっている。すなわち、隙間規制治具40の挿入側には、隙間規制部41として、挿入方向へ向けて段階的に縮径した4段の段部60を有する段付き規制部が形成されている。この段付き規制部41は、第1段部(基部)61、第2段部62、第3段部63および第4段部64を有している。第2段部62の高さh1は、第1段部61の平面部を基準として、たとえば、0.1〜0.5mm+t(t=下板の板厚)に設定されている。また、第3段部63の高さh2は、第2段部62の平面部を基準として、たとえば、0.1〜0.5mm+t(t=下板の板厚)に設定されている。
図7は、第6の実施形態のレーザ溶接装置111を示す模式図である。図7では、集光装置を省略図示している。図示するように、第6の実施形態では、隙間規制治具40を上側クランプにより形成し、板材21、22の上方に昇降可能に設けられている。したがって、隙間規制治具40の隙間規制部41は下向きに設けられ、上板22にのみ挿入穴部32が形成されている。そして、降下する隙間規制治具40の挿入側に位置する板材(上板)22の挿入穴部32の周囲には、バーリング加工92が施されている。このバーリング加工92により、上板22に形成された挿入穴部32の周囲の部分が対向板(下板)21へ向けて突設している。
図12は、第7の実施形態のレーザ溶接装置121を示す模式図である。図13において、(A)は隙間規制治具40の平面図、(B)は隙間規制治具40の正面図である。図示するように、第7の実施形態では、隙間規制治具40の挿入側には、隙間規制部41として、挿入方向へ向けて段階的に縮径した3段の段部60を有する段付き規制部が形成されている。この段付き規制部41は、円形状の第1段部(基部)61、非真円形状の第2段部62および非真円形状の第3段部63を有している。第2段部62の高さh1は、第1段部61の平面部を基準として、たとえば、0.1〜0.5mm+t(t=下板の板厚)に設定されている(図14参照)。また、第3段部63の高さh2は、第2段部62の平面部を基準として、たとえば、0.1〜0.5mm+t(t=下板の板厚)に設定されている。すなわち、段付き規制部41の挿入段部である第2段部62および第3段部63は、楕円形状や長円形状等の非真円形状を有している。また、非真円形状の段部62、63の周縁部には、その縁部へ向けて順次拡径する逆テーパ部122が形成されている。
2 ロボットアーム、
3 ファイバケーブル、
10 集光装置、
11 外箱部、
12 コリメーションレンズ、
13 フォーカスレンズ、
L(La、Lb、Lc) レーザビーム、
W 溶接部、
S 隙間、
21 板材(下板)、
22 板材(上板)、
23 板材(中板)、
31、32、33 挿入穴部、
40 隙間規制治具、
41 隙間規制部(段付き規制部)、
51 クランプ、
60 段部、
61 第1段部(基部)
62 第2段部、
63 第3段部、
64 第4段部、
h(h1、h2) 段部の高さ、
t(t1、t2) 板厚、
D 第2段部の径、
d 第3段部の径、
71 第2の実施形態のレーザ溶接装置、
72 板材吸着手段、
81 第3の実施形態のレーザ溶接装置、
83 クランプ、
91 第4の実施形態のレーザ溶接装置、
92 バーリング加工部、
101 第5の実施形態のレーザ溶接装置、
102 加熱手段、
103 下側クランプ、
111 第6の実施形態のレーザ溶接装置、
121 第7の実施形態のレーザ溶接装置、
122 逆テーパ部、
123 クランプ、
124 基台、
125、126、127 パネルセット治具。
Claims (13)
- 隙間を隔てて対向する少なくとも2枚の板材に、対向方向の一方からレーザビームを照射して溶接接合するレーザ溶接装置において、
接合対象となる各板材に形成された挿入穴部が連通するよう板材を対向配置した状態で、対向する一方の板材の挿入穴部から隙間規制部を挿入し、他方の板材の対向面にその一部を突き当てることにより、対向する板材間の隙間を規制する隙間規制治具が備えられていることを特徴とするレーザ溶接装置。 - 前記隙間規制治具はロケートピンにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載のレーザ溶接装置。
- 前記隙間規制治具には把持機構が備えられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレーザ溶接装置。
- 前記隙間規制治具には板材吸着手段が備えられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のレーザ溶接装置。
- 前記隙間規制治具の挿入側の隙間規制部は、段階的に縮径した複数の段部を有する段付き規制部であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のレーザ溶接装置。
- 前記段付き規制部の挿入段部は非真円形状を有し、非真円形状の段部の周縁部には縁部へ向けて順次拡径する逆テーパ部が形成されていることを特徴とする請求項5に記載のレーザ溶接装置。
- 前記隙間規制治具の挿入側に位置する板材には、前記挿入穴部の周囲にバーリング加工が施されていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のレーザ溶接装置。
- 前記隙間規制治具には、前記バーリング加工部を加熱する加熱手段が備えられていることを特徴とする請求項7に記載のレーザ溶接装置。
- 少なくとも2枚の板材を隙間を隔てて対向させ、対向方向の一方からレーザビームを照射して溶接接合するレーザ溶接方法において、
接合する少なくとも2枚の板材に貫通する挿入穴部を形成し、該挿入穴部が連通するように板材を対向させ、対向する一方の板材の挿入穴部から隙間規制治具の隙間規制部を挿入して、他方の板材の対向面にその一部を突き当てることにより、対向する板間の隙間を規制することを特徴とするレーザ溶接方法。 - 前記隙間規制部として、段階的に縮径した複数の段部を有する段付き規制部を有する隙間規制治具を用いることを特徴とする請求項9に記載のレーザ溶接方法。
- 前記段付き規制部の挿入段部を非真円形状に形成するとともに、非真円形状の段部の周縁部に逆テーパ部を形成し、
前記非真円形状の段部を回転させて逆テーパ部を板材間に挿入することにより、板材間の隙間を設定することを特徴とする請求項10に記載のレーザ溶接方法。 - 前記隙間規制治具の挿入側に位置する板材の前記挿入穴部の周囲にバーリング加工を施し、対向する板材をバーリング加工部に押圧することを特徴とする請求項9〜請求項11のいずれか1項に記載のレーザ溶接方法。
- 前記バーリング加工部を加熱手段により加熱することを特徴とする請求項12に記載のレーザ溶接方法。
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