JP2007194813A - 撮像装置、制御方法および制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】手ぶれ補正機構を備えた撮像装置において、高精度で手ぶれを検出することができるとともに、消費電力の低減を図る。
【解決手段】ディジタルスチルカメラ1は、手ぶれ量を検出するX軸ジャイロセンサ31、Y軸ジャイロセンサ32(第1手ぶれ量検出部)と、ジャイロセンサ31、32より低い消費電力、低精度で手ぶれ量を検出する加速度センサ33、方位センサ34を備え、第2手ぶれ量検出部において、検出した手ぶれ量が基準手ぶれ量よりも小さくなったと判別された場合に第1手ぶれ量検出部を起動し、検出された手ぶれ量に基づいて撮像した画像に対する手ぶれ補正を行う。
【選択図】図1
【解決手段】ディジタルスチルカメラ1は、手ぶれ量を検出するX軸ジャイロセンサ31、Y軸ジャイロセンサ32(第1手ぶれ量検出部)と、ジャイロセンサ31、32より低い消費電力、低精度で手ぶれ量を検出する加速度センサ33、方位センサ34を備え、第2手ぶれ量検出部において、検出した手ぶれ量が基準手ぶれ量よりも小さくなったと判別された場合に第1手ぶれ量検出部を起動し、検出された手ぶれ量に基づいて撮像した画像に対する手ぶれ補正を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、撮像装置、制御方法及び制御プログラムに係り、特に手ぶれ補正機構を備えた撮像装置において、高精度で手ぶれ補正を行う手ぶれ補正機構の駆動に伴う電力消費を低減する技術に関する。
従来より静止画を撮像するディジタルスチルカメラなどの撮像装置においては、撮影の際に生じる手ぶれの影響を回避するために種々の方法が提案されている。
このような撮像装置においては、手ぶれ補正のためにより高精度で手ぶれを検出するため、角速度センサと加速度センサとの双方を搭載しているものが知られている(例えば、特許文献1参照)
特開平7−80515号公報
このような撮像装置においては、手ぶれ補正のためにより高精度で手ぶれを検出するため、角速度センサと加速度センサとの双方を搭載しているものが知られている(例えば、特許文献1参照)
しかしながら、角速度センサと加速度センサとの双方を搭載していると消費電力が大きくなり、ディジタルスチルカメラのように携帯型の機器においては、長時間駆動ができなくなる、あるいは、長時間駆動を行うためにより容量の大きな電源を搭載する必要が生じ、装置の小型化が図れないとともに、重量も増してしまう可能性が生じる。
そこで、本発明の目的は、手ぶれ補正機構を備えた撮像装置において、高精度で手ぶれを検出することができるとともに、消費電力の低減を図ることが可能な撮像装置、制御方法および制御プログラムを提供することにある。
そこで、本発明の目的は、手ぶれ補正機構を備えた撮像装置において、高精度で手ぶれを検出することができるとともに、消費電力の低減を図ることが可能な撮像装置、制御方法および制御プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、撮像装置は、手ぶれ量を検出する第1手ぶれ量検出部と、前記第1手ぶれ量検出部より低い消費電力で動作し、前記第1手ぶれ量検出部よりも低精度で手ぶれ量を検出する第2手ぶれ量検出部と、前記第2手ぶれ量検出部において、検出した手ぶれ量が基準手ぶれ量よりも小さくなったと判別された場合に前記第1手ぶれ量検出部を起動し、手ぶれ量を検出させる手ぶれ量検出制御部と、前記第1手ぶれ量検出部により検出された前記手ぶれ量に基づいて撮像した画像に対する手ぶれ補正を行う手ぶれ補正部と、を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、手ぶれ量検出制御部は、第2手ぶれ量検出部において、検出した手ぶれ量が基準手ぶれ量よりも小さくなったと判別された場合に第1手ぶれ量検出部を起動し、手ぶれ量を検出させ、手ぶれ補正部は、第1手ぶれ量検出部により検出された手ぶれ量に基づいて撮像した画像に対する手ぶれ補正を行う。
上記構成によれば、手ぶれ量検出制御部は、第2手ぶれ量検出部において、検出した手ぶれ量が基準手ぶれ量よりも小さくなったと判別された場合に第1手ぶれ量検出部を起動し、手ぶれ量を検出させ、手ぶれ補正部は、第1手ぶれ量検出部により検出された手ぶれ量に基づいて撮像した画像に対する手ぶれ補正を行う。
この場合において、前記手ぶれ量検出制御部は、前記第2手ぶれ量検出部が検出した手ぶれ量の所定期間内における平均値が前記基準手ぶれ量よりも小さくなった場合に、検出した手ぶれ量が基準手ぶれ量よりも小さくなったと判別するようにしてもよい。
また、前記第1手ぶれ量検出部は、手ぶれに起因する角速度を検出するジャイロセンサを備えるようにしてもよい。
また、前記第1手ぶれ量検出部は、手ぶれに起因する角速度を検出するジャイロセンサを備えるようにしてもよい。
さらに、前記第2手ぶれ量検出部は、手ぶれに起因する加速度を検出する加速度センサあるいは手ぶれに起因する方位変化を検出する方位センサを備えるようにしてもよい。
また、前記第1手ぶれ量検出部は、手ぶれに起因する角速度をそれぞれ検出する複数のジャイロセンサを有し、前記複数のジャイロが協働して前記手ぶれ量を検出し、前記第2手ぶれ量検出部は、前記複数のジャイロセンサのうち、いずれか一つのジャイロセンサにより構成され、当該一つのジャイロセンサにより前記手ぶれ量を検出するようにしてもよい。
また、前記第1手ぶれ量検出部は、手ぶれに起因する角速度をそれぞれ検出する複数のジャイロセンサを有し、前記複数のジャイロが協働して前記手ぶれ量を検出し、前記第2手ぶれ量検出部は、前記複数のジャイロセンサのうち、いずれか一つのジャイロセンサにより構成され、当該一つのジャイロセンサにより前記手ぶれ量を検出するようにしてもよい。
また、手ぶれ量を検出する第1手ぶれ量検出部と、前記第1手ぶれ量検出部より低い消費電力で動作し、前記第1手ぶれ量検出部よりも低精度で手ぶれ量を検出する第2手ぶれ量検出部と、を備えた撮像装置の制御方法において、前記第2手ぶれ量検出部において、検出した手ぶれ量が基準手ぶれ量よりも小さくなったと判別された場合に前記第1手ぶれ量検出部を起動し、手ぶれ量を検出させる手ぶれ量検出制御過程と、前記第1手ぶれ量検出部により検出された前記手ぶれ量に基づいて撮像した画像に対する手ぶれ補正を行う手ぶれ補正過程と、を備えたことを特徴としている。
また、手ぶれ量を検出する第1手ぶれ量検出部と、前記第1手ぶれ量検出部より低い消費電力で動作し、前記第1手ぶれ量検出部よりも低精度で手ぶれ量を検出する第2手ぶれ量検出部と、を備えた撮像装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムにおいて、前記第2手ぶれ量検出部において、検出した手ぶれ量が基準手ぶれ量よりも小さくなったと判別された場合に前記第1手ぶれ量検出部を起動させ、前記第1手ぶれ量検出部により手ぶれ量を検出させ、前記第1手ぶれ量検出部により検出された前記手ぶれ量に基づいて撮像した画像に対する手ぶれ補正を行わせる、ことを特徴としている。
次に本発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施形態では、電子機器の一態様としての携帯型ディジタルスチルカメラ(以下、単に「ディジタルスチルカメラ」と言う)に本発明を適用した場合について説明する。
本実施形態では、電子機器の一態様としての携帯型ディジタルスチルカメラ(以下、単に「ディジタルスチルカメラ」と言う)に本発明を適用した場合について説明する。
[1]第1実施形態
図1は、第1実施形態のディジタルスチルカメラの概要構成ブロック図である。
ディジタルスチルカメラ1は、図1に示すように、制御部10、撮影部20、手ぶれ量検出部30、操作部40、リムーバブルメディア50、I/F部51および映像出力端子52を備えている。
図1は、第1実施形態のディジタルスチルカメラの概要構成ブロック図である。
ディジタルスチルカメラ1は、図1に示すように、制御部10、撮影部20、手ぶれ量検出部30、操作部40、リムーバブルメディア50、I/F部51および映像出力端子52を備えている。
制御部10は、ディジタルスチルカメラ1の各部を制御する制御手段として機能するものであり、各種プログラムの実行や演算処理を行うCPU11と、このCPU11が実行する制御プログラム100や各種データを格納する書換可能なフラッシュROM(以下、単に「ROM」と言う)12と、CPU11の演算結果や各種データを一時的に格納するためのワークエリアとして機能するRAM13と、セルフタイマ撮影などにおいて計時を行うタイマ回路14とを備えている。また、上記ROM12に格納された制御プログラム100にはオートフォーカス補正を実現するための動画表示処理プログラムが含まれている。
この制御プログラム100は例えばCD−ROMやDVD−ROM、フレキシブルディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体60に記録して配布することが可能である。さらに、パーソナルコンピュータとディジタルスチルカメラ1とを通信可能にケーブル等で接続し、パーソナルコンピュータで読み取られた記録媒体60の制御プログラム100を本スチルカメラ1に出力することで、フラッシュROM12に制御プログラム100を格納することも可能である。
次いで、撮像部20は被写体を静止画として撮影するものであり、カメラコントロール回路21、撮影カメラ22、撮影部RAM23および表示パネル24を備えている。カメラコントロール回路21は、制御部10の制御の下、撮影部20の各部を制御するものである。また、撮影カメラ22は、CCDセンサあるいはCMOSイメージセンサで撮像を行い、対応する画像データをカメラコントロール回路21に出力する。この場合において、CCDやCMOSイメージセンサにおいては、光電変換素子が2次元にマトリクス状或いはハニカム状に配置されている。また、撮像カメラ22は、複数の光学レンズを有してなる光学レンズ系、この光学レンズ系を駆動してズーム、フォーカスなどを実現するためのレンズ駆動装置、自動露光を行うために絞り等を実現するための絞り駆動装置、CCDやCMOSイメージセンサにて取得されたアナログ信号をデジタル信号に変換して画像データとして出力するA/D変換回路等を備えて構成されている。
撮影部RAM23は、画像データを一時的に格納するものである。
撮影部RAM23は、画像データを一時的に格納するものである。
また、表示パネル24は撮影された静止画や設定画面等の各種情報を表示するものであり、例えば液晶ディスプレイパネルや有機ELパネル等のフラットディスプレイパネルにより構成されている。
リムーバブルメディア50は撮影時の動画データを格納するものであり、例えばビデオテープ、記録可能な光学ディスク、リムーバブルハードディスクにより構成されている。
このような構成の下、撮影カメラ22から出力されたフレームの画像データはカメラコントロール回路21にて所定の画像処理がなされた後、撮影部RAM23に一時的に格納され、また、制御部10を介してリムーバブルメディア50に動画データとして順次可能される。そして、撮像部RAM23に格納された画像データは表示パネル24に撮影した静止画をライブビュー表示する際に用いられ、また、リムーバブルメディア50に格納された静止画の画像データは撮影後に静止画を表示する際に用いられる。
リムーバブルメディア50は撮影時の動画データを格納するものであり、例えばビデオテープ、記録可能な光学ディスク、リムーバブルハードディスクにより構成されている。
このような構成の下、撮影カメラ22から出力されたフレームの画像データはカメラコントロール回路21にて所定の画像処理がなされた後、撮影部RAM23に一時的に格納され、また、制御部10を介してリムーバブルメディア50に動画データとして順次可能される。そして、撮像部RAM23に格納された画像データは表示パネル24に撮影した静止画をライブビュー表示する際に用いられ、また、リムーバブルメディア50に格納された静止画の画像データは撮影後に静止画を表示する際に用いられる。
図2は、手ぶれ検出時の軸の説明図である。
手ぶれ量検出部30は、上記手ぶれ量を検出する手ぶれ量検出部として機能するものである。具体的には、手ぶれ量検出部30は、図2に示すように、フレーム70の高さ方向(以下、X軸と定義する)の移動と横方向(以下、Y軸と定義する)の移動とのそれぞれの角速度を個別に検出すべく、図1に示したように、X軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサ32の2つのジャイロセンサ31、32を有しており、それぞれのジャイロセンサ31、32が角速度に応じた電圧値の角速度検出信号を制御部10に出力する。
このとき、X軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサ32は、第1手ぶれ量検出部として機能している。
手ぶれ量検出部30は、上記手ぶれ量を検出する手ぶれ量検出部として機能するものである。具体的には、手ぶれ量検出部30は、図2に示すように、フレーム70の高さ方向(以下、X軸と定義する)の移動と横方向(以下、Y軸と定義する)の移動とのそれぞれの角速度を個別に検出すべく、図1に示したように、X軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサ32の2つのジャイロセンサ31、32を有しており、それぞれのジャイロセンサ31、32が角速度に応じた電圧値の角速度検出信号を制御部10に出力する。
このとき、X軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサ32は、第1手ぶれ量検出部として機能している。
さらに手ぶれ量検出部30は、図2に示すように、手ぶれに起因する加速度を検出して加速度検出信号を制御部10に出力する加速度センサ33と、手ぶれに起因する方位変化を検出して方位検出信号を制御部10に出力する(磁気)方位センサ34と、を備えている。
この場合において、加速度センサ33と方位センサ34とは、X軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサ32と比較して、手ぶれ量検出精度は低いが、消費電力を小さくなっている。
そして、加速度センサ33と方位センサ34とは、第2手ぶれ量検出部として機能している。
この場合において、加速度センサ33と方位センサ34とは、X軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサ32と比較して、手ぶれ量検出精度は低いが、消費電力を小さくなっている。
そして、加速度センサ33と方位センサ34とは、第2手ぶれ量検出部として機能している。
制御部10は、フレーム70のサンプリング周期と同期して加速度センサ33の出力する加速度検出信号および方位センサ34の出力する方位検出信号を取り込み、手ぶれ状態を監視して、各ジャイロセンサ31、32の動作制御を行うとともに、各ジャイロセンサ31、32が動作している場合には、角速度検出信号を取り込み、X軸およびY軸のそれぞれについて手ぶれ量を算出しフレーム70の画像データと対応付けて、或いは、画像データに付加してリムーバブルメディア50に格納する。
本第1実施形態においては、加速度センサ33を用い、所定のサンプリング期間における加速度の積分値である速度、さらには速度の積分値である移動量に基づいて低精度X軸方向手ぶれ量AXを算出する。
また、方位センサ34を用い、所定のサンプリング期間における方位変化に基づいて、低精度Y軸方向手ぶれ量AYを算出する。
さらにジャイロセンサ31、32を用い、所定のサンプリング期間における積分角速度、ひいては、所定のサンプリング期間における手ぶれ量θ(X軸方向手ぶれ量θxおよびY軸方向手ぶれ量θy)を算出している。この場合において、ジャイロセンサ31、32の個体差等によって角速度(rad/秒)がゼロの場合の角速度検出信号の電圧値が異なるため、本実施形態では、本体の電源が投入された後、撮影を開始する前までに、各ジャイロセンサ31、32の角速度検出信号をサンプリングして、その平均値をゼロ点電圧値として設定している。このとき、一定時間に亘り複数のゼロ点電圧値を求め、これらのゼロ点電圧値の平均値との差が所定値以下のゼロ点電圧値が一定割合(例えば99%)以上得られた場合に、そのゼロ点電圧値の平均値を実際のゼロ点電圧値として設定する構成としており、これにより本体が停止状態であるときのゼロ点電圧値を設定可能となる。
また、方位センサ34を用い、所定のサンプリング期間における方位変化に基づいて、低精度Y軸方向手ぶれ量AYを算出する。
さらにジャイロセンサ31、32を用い、所定のサンプリング期間における積分角速度、ひいては、所定のサンプリング期間における手ぶれ量θ(X軸方向手ぶれ量θxおよびY軸方向手ぶれ量θy)を算出している。この場合において、ジャイロセンサ31、32の個体差等によって角速度(rad/秒)がゼロの場合の角速度検出信号の電圧値が異なるため、本実施形態では、本体の電源が投入された後、撮影を開始する前までに、各ジャイロセンサ31、32の角速度検出信号をサンプリングして、その平均値をゼロ点電圧値として設定している。このとき、一定時間に亘り複数のゼロ点電圧値を求め、これらのゼロ点電圧値の平均値との差が所定値以下のゼロ点電圧値が一定割合(例えば99%)以上得られた場合に、そのゼロ点電圧値の平均値を実際のゼロ点電圧値として設定する構成としており、これにより本体が停止状態であるときのゼロ点電圧値を設定可能となる。
操作部40は、ユーザによって操作される複数の操作子を有し、例えば電源ボタンや撮影開始/終了等の各種指示を入力するための操作キー等を有している。I/F部51は本スチルカメラ1をパーソナルコンピュータとケーブル等で通信可能に接続するためのインターフェースであり、リムーバブルメディア50に格納された画像データをパーソナルコンピュータに出力する際には当該画像データがI/F部51を介してパーソナルコンピュータに出力される。映像出力端子52は、テレビやプロジェクタなどの外部ディスプレイ装置に画像データに対応する映像信号を出力するための端子である。なお、本スチルカメラ1は、上述の構成要素の他にも、音声信号を取り込み記録・再生するためのオーディオ回路や、音声信号を外部スピーカや外部アンプ等に出力するための音声出力端子などを備えている。
次に動作を説明する。
図3は第1実施形態の処理フローチャートである。
この場合において、X軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサ32は、初期状態において、停止状態にあるものとする。
まず、ユーザにより手ぶれモードがオン状態とされると(ステップS11)、CPU11は、加速度センサ33から入力される加速度検出信号あるいは方位センサ34から入力される方位検出信号に基づいて動き量としての低精度X軸方向手ぶれ量AXおよび低精度Y軸方向手ぶれ量AYを算出して取得(サンプリング)する(ステップS12)。
次に低精度X軸方向手ぶれ量AXおよび低精度Y軸方向手ぶれ量AYに基づく直近の数サンプルの動き量の平均値X(=手ぶれ量の平均値に相当)を算出する(ステップS13)。
続いて、動き量の平均値Xが基準ぶれ量Pよりも小さいか否か、すなわち、
X<P
であるか否かを判別する(ステップS14)。
図3は第1実施形態の処理フローチャートである。
この場合において、X軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサ32は、初期状態において、停止状態にあるものとする。
まず、ユーザにより手ぶれモードがオン状態とされると(ステップS11)、CPU11は、加速度センサ33から入力される加速度検出信号あるいは方位センサ34から入力される方位検出信号に基づいて動き量としての低精度X軸方向手ぶれ量AXおよび低精度Y軸方向手ぶれ量AYを算出して取得(サンプリング)する(ステップS12)。
次に低精度X軸方向手ぶれ量AXおよび低精度Y軸方向手ぶれ量AYに基づく直近の数サンプルの動き量の平均値X(=手ぶれ量の平均値に相当)を算出する(ステップS13)。
続いて、動き量の平均値Xが基準ぶれ量Pよりも小さいか否か、すなわち、
X<P
であるか否かを判別する(ステップS14)。
ステップS14の判別において、動き量の平均値Xが基準ぶれ量P以上である場合、すなわち、
X≧P
である場合には、まだ手ぶれ量が大きく、撮影可能な状態に移行する段階には至っていないとして処理を再びステップS12に移行して、同様の処理を繰り返すこととなる。
ステップS14の判別において、動き量の平均値Xが基準ぶれ量Pよりも小さい、すなわち、
X<P
である場合には、手ぶれが収まってきた状態であり、撮影可能な状態に移行しつつあるとして、X軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサ32の動作を開始させ、手ぶれ検出を開始し(ステップS15)、撮影処理に移行する(ステップS16)。
この場合において、X軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサ32の動作が安定した段階で、加速度センサ33および方位センサ34を一旦停止状態にするように構成することも可能である。これにより、より一層の消費電力の低減が図れることとなる。
X≧P
である場合には、まだ手ぶれ量が大きく、撮影可能な状態に移行する段階には至っていないとして処理を再びステップS12に移行して、同様の処理を繰り返すこととなる。
ステップS14の判別において、動き量の平均値Xが基準ぶれ量Pよりも小さい、すなわち、
X<P
である場合には、手ぶれが収まってきた状態であり、撮影可能な状態に移行しつつあるとして、X軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサ32の動作を開始させ、手ぶれ検出を開始し(ステップS15)、撮影処理に移行する(ステップS16)。
この場合において、X軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサ32の動作が安定した段階で、加速度センサ33および方位センサ34を一旦停止状態にするように構成することも可能である。これにより、より一層の消費電力の低減が図れることとなる。
図4は、撮影処理の処理フローチャートである。
この場合において、シャッタスイッチが半押しされた場合には、CPU11は、カメラコントロール回路21を制御し、自動露出制御を行わせ、自動焦点(オートフォーカス)制御を行わせることとなる。
そして、シャッタスイッチが全押しされた場合には、CPU11は、角速度検出部30からの出力信号に基づいて所定のサンプリング期間における積分角速度を検出する(ステップS31)。
この場合において、シャッタスイッチが半押しされた場合には、CPU11は、カメラコントロール回路21を制御し、自動露出制御を行わせ、自動焦点(オートフォーカス)制御を行わせることとなる。
そして、シャッタスイッチが全押しされた場合には、CPU11は、角速度検出部30からの出力信号に基づいて所定のサンプリング期間における積分角速度を検出する(ステップS31)。
制御部10における積分角速度の算出について簡単に説明すると、制御部10は上記角速度検出信号に基づいて角速度(rad/秒)を算出し、この角速度(rad/秒)を所定のサンプリング間隔(秒)で積分することで積分角速度Σ(rad/秒)を算出する。実際には、制御部10は、積分角速度として、X軸方向積分角速度ΣxおよびY軸方向積分角速度Σyを算出する。
続いてCPU11は、X軸方向積分角速度ΣxおよびY軸方向積分角速度Σyに基づいてディジタルスチルカメラのパニング動作がなされたか否かを判別する(ステップS32)。ここで、パニング動作とは、例えば、画面中央に人物を配置した状態でシャッタスイッチを半押しして、人物に対するオートフォーカスロック状態とし、つづいてディジタルスチルカメラの向きを変えて、画面の側部に人物が配置されるように構図を直す動作をいう。
続いてCPU11は、X軸方向積分角速度ΣxおよびY軸方向積分角速度Σyに基づいてディジタルスチルカメラのパニング動作がなされたか否かを判別する(ステップS32)。ここで、パニング動作とは、例えば、画面中央に人物を配置した状態でシャッタスイッチを半押しして、人物に対するオートフォーカスロック状態とし、つづいてディジタルスチルカメラの向きを変えて、画面の側部に人物が配置されるように構図を直す動作をいう。
ステップS32の判別において、ディジタルスチルカメラにおいてパニング動作がなされた場合には(ステップS32;Yes)、手ぶれを考慮することなくオートフォーカスロック状態を維持する必要があるので、直ちに画像データ取込処理に移行する(ステップS19)。すなわち、前述のオートフォーカス制御によりオートフォーカスロック状態とされた合焦点位置にレンズを固定して、撮影カメラ22により撮像を行い、得られた画像データを撮影部RAM23に一時的に取り込むとともに、制御部10の制御下でリムーバブルメディア50に記録する、画像データ取込処理を行うこととなる(ステップS35)。
画像データのリムーバブルメディア50への記録動作と並行して表示パネル24には、撮像した画像が表示されることとなる。
画像データのリムーバブルメディア50への記録動作と並行して表示パネル24には、撮像した画像が表示されることとなる。
ステップS32の判別において、ディジタルスチルカメラがパニング動作をしていない場合には(ステップS32;No)、制御部10のCPU11は、算出したX軸方向積分角速度ΣxおよびY軸方向積分角速度Σyに基づいてX軸方向手ぶれ量θx(mm)およびY軸方向手ぶれ量θy(mm)を算出し、X軸方向手ぶれ量θxおよびY軸方向手ぶれ量θyの少なくともいずれか一方が許容値を越えているか否かを判別する(ステップS33)。この場合において、この許容値は、ズーム倍率、シャッタ速度などの撮影条件によって適宜設定されている。
ステップS33の判別において、X軸方向手ぶれ量θxおよびY軸方向手ぶれ量θyの少なくともいずれか一方が許容値を越えている場合には(ステップS33;Yes)、手ぶれ補正処理に移行する(ステップS34)。
ステップS33の判別において、X軸方向手ぶれ量θxおよびY軸方向手ぶれ量θyの少なくともいずれか一方が許容値を越えている場合には(ステップS33;Yes)、手ぶれ補正処理に移行する(ステップS34)。
手ぶれ補正処理においては、撮影カメラ22にレンズ駆動駆動手ぶれ補正機構が内蔵されている場合には、カメラコントロール回路21がレンズ駆動駆動手ぶれ補正機構を駆動して、手ぶれ補正を行う。また、撮影カメラ22にCCD駆動駆動手ぶれ補正機構が内蔵されている場合には、カメラコントロール回路21がCCD駆動駆動手ぶれ補正機構を駆動して、手ぶれ補正を行う。また、画像処理により手ぶれ補正を行う場合には、画像処理回路に電源を供給し、あるいは、CPU11の処理クロックを高速クロックに変更し手ぶれ補正を行うこととなる。
そして、補正後に得られる画像データを撮影部RAM23に一時的に取り込むとともに、制御部10の制御下でリムーバブルメディア50に記録する画像データ取込処理を行うこととなる(ステップS35)。
そして、補正後に得られる画像データを撮影部RAM23に一時的に取り込むとともに、制御部10の制御下でリムーバブルメディア50に記録する画像データ取込処理を行うこととなる(ステップS35)。
次にCPU11は、X軸方向手ぶれ量θxおよびY軸方向手ぶれ量θyの少なくともいずれか一方が手ぶれ補正では補正が行えない位の大きな手ぶれ量に増加している、すなわち、撮影処理の継続をすべきではないという状態に至ったか否かを判別する(ステップS36)。
ステップS36の判別において、X軸方向手ぶれ量θxおよびY軸方向手ぶれ量θyの双方とも、大幅に増加することなく、撮影処理の継続が可能である場合には、処理を終了する。
ステップS36の判別において、軸方向手ぶれ量θxおよびY軸方向手ぶれ量θyの少なくともいずれか一方が手ぶれ補正では補正が行えない位の大きな手ぶれ量に増加し、撮影処理の継続をすべきではないという状態に至った場合には、X軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサ32の動作を停止させ、加速度センサ33および方位センサ34を再び起動して、処理をステップS12に移行し、以下、同様の処理を行うこととなる。
ステップS36の判別において、X軸方向手ぶれ量θxおよびY軸方向手ぶれ量θyの双方とも、大幅に増加することなく、撮影処理の継続が可能である場合には、処理を終了する。
ステップS36の判別において、軸方向手ぶれ量θxおよびY軸方向手ぶれ量θyの少なくともいずれか一方が手ぶれ補正では補正が行えない位の大きな手ぶれ量に増加し、撮影処理の継続をすべきではないという状態に至った場合には、X軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサ32の動作を停止させ、加速度センサ33および方位センサ34を再び起動して、処理をステップS12に移行し、以下、同様の処理を行うこととなる。
以上の説明のように、本第1実施形態によれば、撮影処理に移行しないと考えられる段階では、低消費電力の加速度センサおよび方位センサにより手ぶれ量を算出して撮影処理に移行するか否かを判別し、加速度センサおよび方位センサにより検出される手ぶれ量が低減して、実際に撮影処理に移行すると予測された段階で、消費電力は大きいが高精度のジャイロセンサを起動して、手ぶれ量を検出することとなるので、実効的に高精度で手ぶれ量を検出しつつ、消費電力の低減を図ることができる。
[2]第2実施形態
図5は、第2実施形態のディジタルスチルカメラの概要構成ブロック図である。
図5において、図1の第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本第2実施形態が、第1実施形態と異なる点は、手ぶれ検出部として、X軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサ32のみを備えた点である。
すなわち、手ぶれ量検出部30は、上記手ぶれ量を検出する手ぶれ量検出部として機能するものであり、X軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサ32は、協働して第1手ぶれ量検出部として機能している。
さらにX軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサ32のうち、いずれか一方、例えば、X軸ジャイロセンサ31は、X軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサ32が協働して手ぶれ検出を行う場合と比較して、手ぶれ量検出精度は低いが、消費電力が小さい状態で手ぶれ検出を行う第2手ぶれ量検出部として機能している。
図5は、第2実施形態のディジタルスチルカメラの概要構成ブロック図である。
図5において、図1の第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本第2実施形態が、第1実施形態と異なる点は、手ぶれ検出部として、X軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサ32のみを備えた点である。
すなわち、手ぶれ量検出部30は、上記手ぶれ量を検出する手ぶれ量検出部として機能するものであり、X軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサ32は、協働して第1手ぶれ量検出部として機能している。
さらにX軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサ32のうち、いずれか一方、例えば、X軸ジャイロセンサ31は、X軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサ32が協働して手ぶれ検出を行う場合と比較して、手ぶれ量検出精度は低いが、消費電力が小さい状態で手ぶれ検出を行う第2手ぶれ量検出部として機能している。
次に動作を説明する。
図6は第2実施形態の処理フローチャートである。
この場合において、X軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサ32は、初期状態において、停止状態にあるものとする。
まず、ユーザにより手ぶれモードがオン状態とされると(ステップS41)、CPU11は、X軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサ32のうち、いずれか一方、例えば、X軸ジャイロセンサ31の動作を開始させ(ステップS42)、動き量としての低精度X軸方向手ぶれ量AXを算出して取得(サンプリング)する(ステップS43)。
次に低精度X軸方向手ぶれ量AXに基づく直近の数サンプルの動き量の平均値X(=手ぶれ量の平均値に相当)を算出する(ステップS44)。
続いて、動き量の平均値Xが基準ぶれ量Pよりも小さいか否か、すなわち、
X<P
であるか否かを判別する(ステップS45)。
図6は第2実施形態の処理フローチャートである。
この場合において、X軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサ32は、初期状態において、停止状態にあるものとする。
まず、ユーザにより手ぶれモードがオン状態とされると(ステップS41)、CPU11は、X軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサ32のうち、いずれか一方、例えば、X軸ジャイロセンサ31の動作を開始させ(ステップS42)、動き量としての低精度X軸方向手ぶれ量AXを算出して取得(サンプリング)する(ステップS43)。
次に低精度X軸方向手ぶれ量AXに基づく直近の数サンプルの動き量の平均値X(=手ぶれ量の平均値に相当)を算出する(ステップS44)。
続いて、動き量の平均値Xが基準ぶれ量Pよりも小さいか否か、すなわち、
X<P
であるか否かを判別する(ステップS45)。
ステップS45の判別において、動き量の平均値Xが基準ぶれ量P以上である場合、すなわち、
X≧P
である場合には、まだ手ぶれ量が大きく、撮影可能な状態に移行する段階には至っていないとして処理を再びステップS12に移行して、同様の処理を繰り返すこととなる。
ステップS45の判別において、動き量の平均値Xが基準ぶれ量Pよりも小さい、すなわち、
X<P
である場合には、手ぶれが収まってきた状態であり、撮影可能な状態に移行しつつあるとして、さらにY軸ジャイロセンサ32の動作を開始させ、X軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサ32を協働させて手ぶれ検出を開始し(ステップS46)、撮影処理に移行し、第1実施形態と同様の処理を行う(ステップS47、図4のステップS31〜S37)。
X≧P
である場合には、まだ手ぶれ量が大きく、撮影可能な状態に移行する段階には至っていないとして処理を再びステップS12に移行して、同様の処理を繰り返すこととなる。
ステップS45の判別において、動き量の平均値Xが基準ぶれ量Pよりも小さい、すなわち、
X<P
である場合には、手ぶれが収まってきた状態であり、撮影可能な状態に移行しつつあるとして、さらにY軸ジャイロセンサ32の動作を開始させ、X軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサ32を協働させて手ぶれ検出を開始し(ステップS46)、撮影処理に移行し、第1実施形態と同様の処理を行う(ステップS47、図4のステップS31〜S37)。
この場合において、ステップS36の判別において、軸方向手ぶれ量θxおよびY軸方向手ぶれ量θyの少なくともいずれか一方が手ぶれ補正では補正が行えない位の大きな手ぶれ量に増加し、撮影処理の継続をすべきではないという状態に至った場合には、Y軸ジャイロセンサ32の動作を停止させ、再びX軸ジャイロセンサ31のみを動作させた状態で、処理をステップS12に移行し、以下、同様の処理を行うこととなる。
以上の説明のように、本第2実施形態によっても、撮影処理に移行しないと考えられる段階では、一方のジャイロセンサのみにより手ぶれ量を算出して撮影処理に移行するか否かを判別し、一方のジャイロセンサのみにより検出される手ぶれ量が低減して、実際に撮影処理に移行すると予測された段階で、消費電力は大きいが高精度に検出を行うべく、二つのジャイロセンサを起動して、協働させて手ぶれ量を検出することとなるので、実効的に高精度で手ぶれ量を検出しつつ、消費電力の低減を図ることができる。
以上の第1実施形態の説明では、加速度センサおよび方位センサの双方を備える構成を採っていたが、これに代えて少なくとも2軸の加速度センサを備えるように構成することも可能である。
以上の第1実施形態の説明では、加速度センサおよび方位センサの双方を備える構成を採っていたが、これに代えて少なくとも2軸の加速度センサを備えるように構成することも可能である。
以上の説明では、手ぶれ補正をX軸およびY軸の方向の手ぶれについてのみ行っていたが、Z軸(レンズの光軸方向)についても、角速度検出部30においてZ軸ジャイロセンサを設け、手ぶれを補正(含む、オートフォーカス補正)を行うように構成することも可能である。
以上の説明ではディジタルスチルカメラについて説明したが、携帯電話に設けられたカメラや、PDA一体型カメラや、一眼レフカメラなど他の静止画を撮像可能な電子光学機器に適用が可能である。
以上の説明ではディジタルスチルカメラについて説明したが、携帯電話に設けられたカメラや、PDA一体型カメラや、一眼レフカメラなど他の静止画を撮像可能な電子光学機器に適用が可能である。
1…ディジタルスチルカメラ、10…制御部(手ぶれ量検出部)、11…CPU(手ぶれ量検出制御部、手ぶれ補正部)、20…撮影部、21…カメラコントロール回路、22…撮影カメラ、24…表示パネル、30…手ぶれ量検出部、31…X軸ジャイロセンサ(第1手ぶれ検出部)、32…Y軸ジャイロセンサ(第1手ぶれ検出部)、33…加速度センサ(第2手ぶれ検出部)、34…方位センサ(第2手ぶれ検出部)、50…リムーバブルメディア、60…記録媒体、70…フレーム。
Claims (7)
- 手ぶれ量を検出する第1手ぶれ量検出部と、
前記第1手ぶれ量検出部より低い消費電力で動作し、前記第1手ぶれ量検出部よりも低精度で手ぶれ量を検出する第2手ぶれ量検出部と、
前記第2手ぶれ量検出部において、検出した手ぶれ量が基準手ぶれ量よりも小さくなったと判別された場合に前記第1手ぶれ量検出部を起動し、手ぶれ量を検出させる手ぶれ量検出制御部と、
前記第1手ぶれ量検出部により検出された前記手ぶれ量に基づいて撮像した画像に対する手ぶれ補正を行う手ぶれ補正部と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 請求項1記載の撮像装置において、
前記手ぶれ量検出制御部は、前記第2手ぶれ量検出部が検出した手ぶれ量の所定期間内における平均値が前記基準手ぶれ量よりも小さくなった場合に、検出した手ぶれ量が基準手ぶれ量よりも小さくなったと判別することを特徴とする撮像装置。 - 請求項1または請求項2記載の撮像装置において、
前記第1手ぶれ量検出部は、手ぶれに起因する角速度を検出するジャイロセンサを備えることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の撮像装置において、
前記第2手ぶれ量検出部は、手ぶれに起因する加速度を検出する加速度センサあるいは手ぶれに起因する方位変化を検出する方位センサを備えることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1または請求項2記載の撮像装置において、
前記第1手ぶれ量検出部は、手ぶれに起因する角速度をそれぞれ検出する複数のジャイロセンサを有し、前記複数のジャイロが協働して前記手ぶれ量を検出し、
前記第2手ぶれ量検出部は、前記複数のジャイロセンサのうち、いずれか一つのジャイロセンサにより構成され、当該一つのジャイロセンサにより前記手ぶれ量を検出する、
ことを特徴とする撮像装置。 - 手ぶれ量を検出する第1手ぶれ量検出部と、前記第1手ぶれ量検出部より低い消費電力で動作し、前記第1手ぶれ量検出部よりも低精度で手ぶれ量を検出する第2手ぶれ量検出部と、を備えた撮像装置の制御方法において、
前記第2手ぶれ量検出部において、検出した手ぶれ量が基準手ぶれ量よりも小さくなったと判別された場合に前記第1手ぶれ量検出部を起動し、手ぶれ量を検出させる手ぶれ量検出制御過程と、
前記第1手ぶれ量検出部により検出された前記手ぶれ量に基づいて撮像した画像に対する手ぶれ補正を行う手ぶれ補正過程と、
を備えたことを特徴とする撮像装置の制御方法。 - 手ぶれ量を検出する第1手ぶれ量検出部と、前記第1手ぶれ量検出部より低い消費電力で動作し、前記第1手ぶれ量検出部よりも低精度で手ぶれ量を検出する第2手ぶれ量検出部と、を備えた撮像装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムにおいて、
前記第2手ぶれ量検出部において、検出した手ぶれ量が基準手ぶれ量よりも小さくなったと判別された場合に前記第1手ぶれ量検出部を起動させ、
前記第1手ぶれ量検出部により手ぶれ量を検出させ、
前記第1手ぶれ量検出部により検出された前記手ぶれ量に基づいて撮像した画像に対する手ぶれ補正を行わせる、
ことを特徴とする制御プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006009813A JP2007194813A (ja) | 2006-01-18 | 2006-01-18 | 撮像装置、制御方法および制御プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006009813A JP2007194813A (ja) | 2006-01-18 | 2006-01-18 | 撮像装置、制御方法および制御プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007194813A true JP2007194813A (ja) | 2007-08-02 |
Family
ID=38450168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006009813A Pending JP2007194813A (ja) | 2006-01-18 | 2006-01-18 | 撮像装置、制御方法および制御プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007194813A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8504327B2 (en) | 2009-10-23 | 2013-08-06 | Seiko Epson Corporation | Detecting method and detecting apparatus |
KR101519661B1 (ko) * | 2008-12-17 | 2015-05-22 | 엘지이노텍 주식회사 | 카메라 떨림 보정 방법 |
-
2006
- 2006-01-18 JP JP2006009813A patent/JP2007194813A/ja active Pending
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KR101519661B1 (ko) * | 2008-12-17 | 2015-05-22 | 엘지이노텍 주식회사 | 카메라 떨림 보정 방법 |
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