JP2007194331A - 基板処理装置 - Google Patents

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伸也 佐々木
Masayuki Asai
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Abstract

【課題】ガスを基板中心付近まで十分に供給でき、基板面内の処理の均一化を図ることができる基板処理装置を提供する。
【解決手段】複数の基板を積層した状態で処理室内に収容し、基板の積層方向に延在し、それぞれが複数のガス噴出口2481、2482を有する、内外2重管構造のガスノズル233を備え、内外のガスノズルに設けられるそれぞれのガス噴出口2481、2482は、基板積層方向においてそれぞれ対応し、且つ対応したガス噴出口2481、2482の開口中心を略一致して設けられ、さらに、外側のガスノズル2332に設けられたガス噴出口2482の開口面積が、内側のガスノズル2331に設けられたガス噴出口2481の開口面積より大きく設定され、内側のガスノズル2331からは反応性ガスが供給され、内側のガスノズル2331と外側のガスノズル2332との間の空間からは不活性ガスが供給される。
【選択図】図3

Description

本発明は、基板処理装置に関し、特に、複数の基板を互いにそれぞれ間隔をあけて積層した状態で複数の基板に成膜等の処理を行う縦型基板処理炉を備える基板処理装置に関するものである。
従来、この種の縦型基板処理炉においては、処理室内に複数の基板が積層されて設けられ、複数の基板の積層方向に延在し、基板の積層方向に複数のガス噴出口を有するガスノズルを備えている。
ガスノズルは、処理室内に設定されている。処理室外側には、加熱機構が設けられており、処理室の温度を制御できるように構成されている。また、処理室内のガス排気や圧力制御ができるよう排気配管を通してポンプやAPC(圧力制御装置)が接続されている。ウエハ等の基板を処理室内に搬送・保持できる機構が設けられている。
図6、図7を参照すると、マスフローコントローラ(MFC)(図示せず)によって流量制御された反応性ガス301はノズル133の下部から導入され、ノズル133に設けられた多数のガス供給孔248から放出される。
放出された反応性ガス301は処理室内でウエハ等の基板に供給され、ガス流量、圧力、温度等を最適化することで所望の処理が施される。
反応性ガスはウエハ等の基板の外側から導入されるため、ウエハ等の基板中心付近まで反応性ガスが十分に供給されず、基板中心付近の膜質が悪いことがある。
この場合、反応性ガスをウエハ等の基板中心付近まで導入できるようガスの大流量化や処理室内の低圧化を行うが、膜種、ガス種によっては所望のスペックを満たすことができない場合がある。
従って、本発明の主な目的は、ガスを基板中心付近まで十分に供給でき、基板面内の処理の均一化を図ることができる基板処理装置を提供することにある。
本発明によれば、
複数の基板を互いにそれぞれ間隔をあけて積層した状態で収容する処理室と、
前記処理室内に所望のガスを供給するガス供給手段と、
前記処理室内の雰囲気を排出する排気手段と、を有し、
前記ガス供給手段は、前記基板の積層方向に延在し、それぞれが複数のガス噴出口を有する、内外2重管構造のガスノズルを備え、
前記内外のガスノズルに設けられるそれぞれのガス噴出口は、前記積層方向においてそれぞれ対応し、且つ対応したガス噴出口の開口中心を略一致して設けられ、
さらに、外側のガスノズルに設けられたガス噴出口の開口面積が、内側のガスノズルに設けられたガス噴出口の開口面積より大きく設定され、
前記内側のガスノズルからは反応性ガスが供給され、前記内側のガスノズルと外側のガスノズルとの間の空間からは不活性ガスが供給される、基板処理装置が提供される。
本発明によれば、ガスを基板中心付近まで十分に供給でき、基板面内の処理の均一化を図ることができる基板処理装置が提供される。
次に、本発明の好ましい実施例を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施例で好適に用いられる縦型の基板処理炉の概略構成図であり、処理炉202部分を縦断面で示し、図2は本実施例で好適に用いられる縦型の基板処理炉の概略構成図であり、処理炉202部分を図1のA−A線横断面図で示す。
加熱装置(加熱手段)であるヒータ207の内側に、基板であるウエハ200を処理する反応容器としての反応管203が設けられている。この反応管203の下端には、例えばステンレス等からなるマニホールド209が気密部材であるOリング220を介して設けられている。マニホールド209の下端開口は蓋体であるシールキャップ219によりOリング220を介して気密に閉塞されている。少なくとも、反応管203、マニホールド209及びシールキャップ219により処理室201を形成している。シールキャップ219にはボート支持台218を介して基板保持部材(基板保持手段)であるボート217が立設され、ボート支持台218はボート217を保持する保持体となっている。そして、ボート217は処理室201に挿入される。ボート217にはバッチ処理される複数のウエハ200が水平姿勢で管軸方向に多段に積載される。複数のウエハ200は、互いにそれぞれ間隔をあけて積層された状態で処理室201に収容されている。ヒータ207は処理室201に挿入されたウエハ200を所定の温度に加熱する。
処理室201へは複数種類、ここでは2種類の処理ガスを供給する供給経路としての2本のガス供給管(第1のガス供給管232a,第2のガス供給管232b)が設けられている。さらに、後述するサポートガスを供給する2本のサポートガス供給管(第1のサポートガス供給管235a,第2のサポートガス供給管235b)が設けられている。
第1のガス供給管232aには上流方向から順に流量制御装置(流量制御手段)である液体マスフローコントローラ240、気化器242、及び開閉弁である第1のバルブ243aを介し、キャリアガスを供給する第1のキャリアガス供給管234aが合流されている。このキャリアガス供給管234aには上流方向から順に流量制御装置(流量制御手段)である第2のマスフローコントローラ241b、及び開閉弁である第3のバルブ243cが設けられている。第1のサポートガス供給管235aには上流方向から順に流量制御装置(流量制御手段)である第4のマスフローコントローラ241d、及び開閉弁である第6のバルブ243fが設けられている。気化器242には、キャリアガスを供給する第3のキャリアガス供給管234cが、上流方向から順に第6のマスフローコントローラ241fと第8のバルブ243hを介して、接続されている。
第1のガス供給管232aの先端部には、処理室201を構成している反応管203の内壁とウエハ200との間における円弧状の空間に、反応管203の下部より上部にわたってウエハ200の積載方向に沿って、第1のノズル233aが設けられ、第1のノズル233aの側面にはガスを供給する供給孔である第1のガス供給孔248aが設けられている。この第1のガス供給孔248aは、下部から上部にわたってそれぞれ同一の開口面積を有し、更に同じ開口ピッチで設けられている。第1のノズル233aには、第1のサポートガス供給管235aも接続されている。
第2のガス供給管232bには上流方向から順に流量制御装置(流量制御手段)である第1のマスフローコントローラ241a、開閉弁である第2のバルブ243bを介し、キャリアガスを供給する第2のキャリアガス供給管234bが合流されている。このキャリアガス供給管234bには上流方向から順に流量制御装置(流量制御手段)である第3のマスフローコントローラ241c、及び開閉弁である第4のバルブ243dが設けられている。第2のサポートガス供給管235bには上流方向から順に流量制御装置(流量制御手段)である第5のマスフローコントローラ241e、及び開閉弁である第7のバルブ243gが設けられている。
第2のガス供給管232bの先端部には、処理室201を構成している反応管203の内壁とウエハ200との間における円弧状の空間に、反応管203の下部より上部にわたってウエハ200の積載方向に沿って、第2のノズル233bが設けられ、第2のノズル233bの側面にはガスを供給する供給孔である第2のガス供給孔248bが設けられている。この第2のガス供給孔248bは、下部から上部にわたってそれぞれ同一の開口面積を有し、更に同じ開口ピッチで設けられている。第2のノズル233bには、第2のサポートガス供給管235bも接続されている。
第1のガス供給管232aから供給される原料が液体の場合、第1のガス供給管232aからは、液体マスフローコントローラ240、気化器242、及び第1のバルブ243aを介し、第1のキャリアガス供給管234と合流し、更にノズル233aを介して処理室201内に反応ガスが供給される。例えば第1のガス供給管232aから供給される原料が気体の場合には、液体マスフローコントローラ240を気体用のマスフローコントローラに交換し、気化器242と第3のガス供給管234cと第6のマスフローコントローラ241fと第8のバルブ243hは不要となる。また、第2のガス供給管232bからは第1のマスフローコントローラ241a、第2のバルブ243bを介し、第2のキャリアガス供給管234bと合流し、更に第2のノズル233bを介して処理室201に反応ガスが供給される。
図3は、本実施例のノズル233a、233bを説明するための概略縦断面図であり、図4は、図4のBB線概略横断面図である。
本実施例のノズル233a、233bはそれぞれ、内側ノズル2331と外側ノズル2332の2重管構造になっている。
内側ノズル2331には基板の積層方向に沿って複数のガス噴出口2481が設けられ、外側ノズル2332には基板の積層方向に沿って複数のガス噴出口2482が設けられている。複数のガス噴出口2481と複数のガス噴出口2482は、基板の積層方向においてそれぞれ対応し、且つ対応したガス噴出口の開口中心が一致して設けられており、同じ高さとなっている。外側ノズル2332に設けられたガス噴出口2482の開口面積が、内側ノズル3221に設けられたガス噴出口2481の開口面積より大きく設定されている。内側ノズル3221に設けられたガス噴出口2481と外側ノズル2332に設けられたガス噴出口2482とにより、ガス噴出口248a(248b)を構成している。
ノズル233aの内側ノズル2331には、第1のガス供給管232aが接続され、ノズル233aの外側ノズル2332には、第1のサポートガス供給管235aが接続されている。
ノズル233bの内側ノズル2331には、第2のガス供給管232bが接続され、ノズル233bの外側ノズル2332には、第2のサポートガス供給管235bが接続されている。
内側ノズル2331にはウエハ処理に必要な反応性ガスを、外側ノズル2332にはサポートガスを導入する。サポートガスとしては、不活性なNやArが好適に用いられる。
内側ノズル2331からは反応性ガスが供給され、内側ノズル2331と外側ノズル2332との間の空間からは不活性ガスがサポートガスとして供給される、
図4に、ノズル233a、233bから処理室へガスの導入したときのガス導入予想図を示す。本実施例のノズル233a、233bでは、サポートガス302が反応性ガス301の周辺から放出されるため、反応性ガス301は広がらず、ノズル233a、233bに対し垂直方向に直進するガスの流量が増加し、ウエハ200の中心部に到達しやすくなる。これに対し、図7に示す従来のノズルでは、反応性ガスは、ノズル218から放出されると、すぐに拡がり、ウエハ200の中心部に到達し難かった。
また、処理室201は、ガスを排気する排気管であるガス排気管231により第5のバルブ243eを介して排気装置(排気手段)である真空ポンプ246に接続され、真空排気されるようになっている。なお、この第5のバルブ243eは弁を開閉して処理室201の真空排気・真空排気停止ができ、更に弁開度を調節して圧力調整可能となっている開閉弁である。
反応管203内の中央部には、複数枚のウエハ200を多段に同一間隔で載置するボート217が設けられており、このボート217は、ボートエレベータ115(図5参照)により反応管203に出入りできるようになっている。また、処理の均一性を向上するためにボート217を回転するためのボート回転機構267が設けてあり、ボート回転機構267を駆動することにより、ボート支持台218に支持されたボート217を回転するようになっている。
制御部(制御手段)であるコントローラ280は、液体マスフローコントローラ240、第1〜第6のマスフローコントローラ241a、241b、241c、241d、241e、241f、第1〜第8のバルブ243a、243b、243c、243d、243e、243f、243g、243h、ヒータ207、真空ポンプ246、ボート回転機構267、ボートエレベータ115(図5参照)とに接続されており、液体マスフローコントローラ240、及び第1〜第6のマスフローコントローラ241a、241b、241c241d、241e、241f、の流量調整、第1〜第4のバルブ243a、243b、243c、243dの開閉動作、第5のバルブ243eの開閉及び圧力調整動作、第6、第7のバルブ243f、243g、243hの開閉動作、ヒータ207の温度調整、真空ポンプ246の起動・停止、ボート回転機構267の回転速度調節、ボートエレバータ115(図5参照)の昇降動作制御が行われる。
本発明の好ましい一実施例では、ガスノズルからのガスの直進性を高めかつ直進性を調整することができる二重管ノズルを用いることで、ウエハ中心付近への最適なガス流量を導入するできるようにしている。すなわち、ノズルから放出されるガスの直進性が増すので、ウエハ中心付近まで十分にガスを供給することが可能である。また、サポートガスの流量を調整することで、ウエハ中心付近に供給する反応性ガスの供給量の調整が可能である。
さらに、液体原料を気化させて反応性ガスとして供給する場合、大流量化が比較的困難であり、ガスの直進性を増すことが困難であるが、本発明の好ましい一実施例では、サポートガスを使用するので、反応性ガスの流量が小流量でも、ガスの直進性を増すことができる。
また、サポートガスを使用して反応性ガスの直進性を増すことができるので、反応性ガスの直進性を増すために、反応性ガスの流量を増加する必要がなくなり、その結果、反応性ガスの流量を小流量にすることができ、その分コストダウンを図ることができる。
次に、ALD法を用いた成膜処理例について、半導体デバイスの製造工程の一つである、TEMAH及びOを用いてHfO膜を成膜する例を基に説明する。
CVD(Chemical Vapor Deposition)法の一つであるALD(Atomic Layer Deposition)法は、ある成膜条件(温度、時間等)の下で、成膜に用いる少なくとも2種類の原料となる反応性ガスを1種類ずつ交互に基板上に供給し、1原子単位で基板上に吸着させ、表面反応を利用して成膜を行う手法である。このとき、膜厚の制御は、反応性ガスを供給するサイクル数で行う(例えば、成膜速度が1Å/サイクルとすると、20Åの膜を形成する場合、20サイクル行う)。
ALD法では、例えばHfO膜形成の場合、TEMAH(Hf[NCH、テトラキスメチルエチルアミノハフニウム)とO(オゾン)を用いて180〜250℃の低温で高品質の成膜が可能である。
まず、上述したようにウエハ200をボート217に装填し、処理室201に搬入する。ボート217を処理室201に搬入後、後述する3つのステップを順次実行する。
(ステップ1)
第1のガス供給管232aにTEMAH、第1のキャリアガス供給管234aにキャリアガス(N)、第1のサポートガス供給管235aにサポートガス(N)、第3のキャリアガス供給管234cにキャリアガス(N)をそれぞれ流す。
第1のガス供給管232aの第1のバルブ243a、第1のキャリアガス供給管234aの第3のバルブ243c、第1のサポートガス供給管235aの第6のバルブ243f、およびガス排気管231の第5のバルブ243eを共に開ける。キャリアガスは、第1のキャリアガス供給管234aと第3のキャリアガス供給管234cから流れ、第2のマスフローコントローラ241bと第6のマスフローコントローラ241fにより流量調整される。TEMAHは、第1のガス供給管232aから流れ、液体マスフローコントローラにより流量調整され、気化器242により気化され、流量調整されたキャリアガスを混合し、第1のノズル233aの内側ノズル2331に供給され、第1のガス供給孔248aの内側ガス供給孔2481から処理室201内に供給されつつガス排気管231から排気される。サポートガスは、第1のサポートガス供給管235aから流れ、第4のマスフローコントローラ241dにより流量調整され、第1のノズル233aの外側ノズル2332に供給され、第1のガス供給孔248aの外側ガス供給孔2482から処理室201内に供給されつつガス排気管231から排気される。
この時、第5のバルブ243eを適正に調整して処理室201内の圧力を30〜500Paの範囲であって、例えば50Paに維持する。液体マスフローコントローラ240で制御するTEMAHの供給量は0.01〜0.3g/minである。TEMAHガスにウエハ200を晒す時間は30〜180秒間である。このときヒータ207温度はウエハの温度が180〜250℃の範囲であって、例えば250℃になるよう設定してある。
TEMAHを処理室201内に供給することで、ウエハ200上の下地膜などの表面部分と表面反応(化学吸着)する。
(ステップ2)
第1のガス供給管232aの第1のバルブ243aおよび第1のサポートガス供給管235aの第6のバルブ243fを閉め、TEMAHの供給を停止する。このときガス排気管231の第5のバルブ243eは開いたままとし、真空ポンプ246により処理室201内を20Pa以下となるまで排気し、残留TEMAHガスを処理室201内から排除する。このときN等の不活性ガスを処理室201内へ供給すると、更に残留TEMAHガスを排除する効果が高まる。
(ステップ3)
第2のガス供給管232bにO、第2のキャリアガス供給管234bにキャリアガス(N)、第2のサポートガス供給管235bにサポートガス(N)をそれぞれを流す。
第2のガス供給管232bの第2のバルブ243b、第2のキャリアガス供給管234bの第4のバルブ243dおよび第2のサポートガス供給管235bの第7のバルブ243gを共に開ける。キャリアガスは、第2のキャリアガス供給管234bから流れ、第3のマスフローコントローラ241bにより流量調整される。Oは第2のガス供給管232bから流れ、第3のマスフローコントローラにより流量調整され、流量調整されたキャリアガスを混合し、
第2のノズル233bの内側ノズル2331に供給され、第2のガス供給孔248bの内側ガス供給孔2481から処理室201内に供給されつつガス排気管231から排気される。サポートガスは、第2のサポートガス供給管235bから流れ、第5のマスフローコントローラ241eにより流量調整され、第2のノズル233bの外側ノズル2332に供給され、第2のガス供給孔248bの外側ガス供給孔2482から処理室201内に供給されつつガス排気管231から排気される。
この時、第5のバルブ243eを適正に調整して処理室201内の圧力を50〜300Paの範囲であって、例えば80Paに維持する。Oにウエハ200を晒す時間は10〜120秒間である。このときのウエハの温度が、ステップ1のTEMAHガスの供給時と同じく180〜250℃の範囲であって、例えば250℃となるようヒータ207を設定する。Oの供給により、ウエハ200の表面に化学吸着したTEMAHとOとが表面反応して、ウエハ200上にHfO2膜が成膜される。
成膜後、第2のガス供給管232bの第2のバルブ243b、第2のキャリアガス供給管234bの第4のバルブ243d、および第2のサポートガス供給管235bの第7のバルブ243gを閉じ、真空ポンプ246により処理室201内を真空排気し、残留するOの成膜に寄与した後のガスを排除する。このとき、N等の不活性ガスを反応管203内に供給すると、更に残留するOの成膜に寄与した後のガスを処理室201から排除する効果が高まる。
また、上述したステップ1〜3を1サイクルとし、このサイクルを複数回繰り返すことにより、ウエハ200上に所定の膜厚のHfO膜を成膜することができる。
次に、図5を参照して、本発明の好ましい一実施例の基板処理装置を説明する。
本発明の好ましい一実施例において、基板処理装置は、一例として、半導体装置の製造方法における処理工程を実施する半導体製造装置として構成されている。図5は、本実施例の基板処理装置を説明するための概略斜透視図である。
シリコン等からなるウエハ(基板)200を収納したウエハキャリアとしてのカセット110が使用されている本発明の処理装置101は、筐体111を備えている。筐体111の正面壁(図示せず)の下方にはメンテナンス可能なように設けられた開口部としての正面メンテナンス口(図示せず)が開設され、この正面メンテナンス口(図示せず)を開閉する正面メンテナンス扉(図示せず)が建て付けられている。メンテナンス扉(図示せず)には、カセット搬入搬出口(基板収容器搬入搬出口)(図示せず)が筐体111内外を連通するように開設されており、カセット搬入搬出口(図示せず)はフロントシャッタ(基板収容器搬入搬出口開閉機構)(図示せず)によって開閉されるようになっている。
カセット搬入搬出口(図示せず)の筐体111内側にはカセットステージ(基板収容器受渡し台)114が設置されている。カセット110はカセットステージ114上に工程内搬送装置(図示せず)によって搬入され、かつまた、カセットステージ114上から搬出されるようになっている。
カセットステージ114は、工程内搬送装置によって、カセット110内のウエハ200が垂直姿勢となり、カセット110のウエハ出し入れ口が上方向を向くように載置される。カセットステージ114は、カセット110を筐体後方に右回り縦方向90°回転し、カセット110内のウエハ200が水平姿勢となり、カセット110のウエハ出し入れ口が筐体後方を向くように動作可能となるよう構成されている。
筐体111内の前後方向の略中央部には、カセット棚(基板収容器載置棚)105が設置されており、カセット棚105は複数段複数列にて複数個のカセット110を保管するように構成されている。カセット棚105にはウエハ移載機構125の搬送対象となるカセット110が収納される移載棚123が設けられている。
また、カセットステージ114の上方には予備カセット棚107が設けられ、予備的にカセット110を保管するように構成されている。
カセットステージ114とカセット棚105との間には、カセット搬送装置(基板収容器搬送装置)118が設置されている。カセット搬送装置118は、カセット110を保持したまま昇降可能なカセットエレベータ(基板収容器昇降機構)118aと搬送機構としてのカセット搬送機構(基板収容器搬送機構)118bとで構成されており、カセットエレベータ118aとカセット搬送機構118bとの連続動作により、カセットステージ114、カセット棚105、予備カセット棚107との間で、カセット110を搬送するように構成されている。
カセット棚105の後方には、ウエハ移載機構(基板移載機構)125が設置されており、ウエハ移載機構125は、ウエハ200を水平方向に回転ないし直動可能なウエハ移載装置(基板移載装置)125aおよびウエハ移載装置125aを昇降させるためのウエハ移載装置エレベータ(基板移載装置昇降機構)125bとで構成されている。ウエハ移載装置エレベータ125bは、耐圧筐体111の右側端部に設置されている。これら、ウエハ移載装置エレベータ125bおよびウエハ移載装置125aの連続動作により、ウエハ移載装置125aのツイーザ(基板保持体)125cをウエハ200の載置部として、ボート(基板保持具)217に対してウエハ200を装填(チャージング)および脱装(ディスチャージング)するように構成されている。
筐体111の後部上方には、処理炉202が設けられている。処理炉202の下端部は、炉口シャッタ(炉口開閉機構)147により開閉されるように構成されている。
処理炉202の下方にはボート217を処理炉202に昇降させる昇降機構としてのボートエレベータ(基板保持具昇降機構)115が設けられ、ボートエレベータ115の昇降台に連結された連結具としてのアーム128には蓋体としてのシールキャップ219が水平に据え付けられており、シールキャップ219はボート217を垂直に支持し、処理炉202の下端部を閉塞可能なように構成されている。
ボート217は複数本の保持部材を備えており、複数枚(例えば、50枚〜150枚程度)のウエハ200をその中心を揃えて垂直方向に整列させた状態で、それぞれ水平に保持するように構成されている。
カセット棚105の上方には、清浄化した雰囲気であるクリーンエアを供給するよう供給ファン及び防塵フィルタで構成されたクリーンユニット134aが設けられておりクリーンエアを筐体111の内部に流通させるように構成されている。
また、ウエハ移載装置エレベータ125bおよびボートエレベータ115側と反対側である筐体111の左側端部には、クリーンエアを供給するよう供給フアンおよび防塵フィルタで構成されたクリーンユニット134bが設置されており、クリーンユニット134bから吹き出されたクリーンエアは、ウエハ移載装置125a、ボート217を流通した後に、図示しない排気装置に吸い込まれて、筐体111の外部に排気されるようになっている。
次に、本実施例の基板処理装置の動作について説明する。
カセット110がカセットステージ114に供給されるに先立って、カセット搬入搬出口(図示せず)がフロントシャッタ(図示せず)によって開放される。その後、カセット110はカセット搬入搬出口(図示せず)から搬入され、カセットステージ114の上にウエハ200が垂直姿勢であって、カセット110のウエハ出し入れ口が上方向を向くように載置される。その後、カセット110は、カセットステージ114によって、カセット110内のウエハ200が水平姿勢となり、カセット110のウエハ出し入れ口が筐体後方を向けるように、筐体後方に右周り縦方向90°回転させられる。
次に、カセット110は、カセット棚105ないし予備カセット棚107の指定された棚位置へカセット搬送装置118によって自動的に搬送されて受け渡され、一時的に保管された後、カセット棚105ないし予備カセット棚107からカセット搬送装置118によって移載棚123に移載されるか、もしくは直接移載棚123に搬送される。
カセット110が移載棚123に移載されると、ウエハ200はカセット110からウエハ移載装置125aのツイーザ125cによってウエハ出し入れ口を通じてピックアップされ、移載室の後方にあるボート217に装填(チャージング)される。ボート217にウエハ200を受け渡したウエハ移載装置125aはカセット110に戻り、次のウエハ110をボート217に装填する。
予め指定された枚数のウエハ200がボート217に装填されると、炉口シャッタ147によって閉じられていた処理炉202の下端部が、炉口シャッタ147によって、開放される。続いて、ウエハ200群を保持したボート217はシールキャップ219がボートエレベータ115によって上昇されることにより、処理炉202内へ搬入(ローディング)されて行く。
ローディング後は、処理炉202にてウエハ200に処理が実施される。処理後は、上述の逆の手順で、ウエハ200およびカセット110は筐体111の外部へ払出される。
本発明の一実施例の基板処理装置における縦型基板処理炉の概略縦断面図である。 図1のAA線概略横断面図である。 本発明の一実施例の基板処理装置における縦型基板処理炉のノズル233を説明するための概略縦断面図である。 図4のBB線概略横断面図である。 本発明の一実施例の基板処理装置を説明するための概略斜視図である。 従来の基板処理装置における縦型基板処理炉のノズル233を説明するための概略縦断面図である。 図6のDD線概略横断面図である。
符号の説明
105…カセット棚
107…予備カセット棚
110…カセット
111…筐体
114…カセットステージ
115…ボートエレベータ
118…カセット搬送装置
118a…カセットエレベータ
118b…カセット搬送機構
123…移載棚
125…ウエハ移載機構
125a…ウエハ移載装置
125b…ウエハ移載装置エレベータ
125c…ツイーザ
128…アーム
134a…クリーンユニット
134b…クリーンユニット
147…炉口シャッタ
200…ウエハ
201…処理室
202…処理炉
203…反応管
207…ヒータ
209…マニホールド
217…ボート
218…ボート支持台
219…シールキャップ
220…Oリング
231…ガス排気管
232a…第1のガス供給管
232b…第2のガス供給管
233…ノズル
2331…内側ノズル
2332…外側ノズル
233a…第1のノズル
233b…第2のノズル
234a…第1のキャリアガス供給管
234b…第2のキャリアガス供給管
234c…第3のキャリアガス供給管
235a…第1のサポートガス供給管
235b…第2のサポートガス供給管
240… 液体マスフローコントローラ
241a…第1のマスフローコントローラ
241b…第2のマスフローコントローラ
241c…第3のマスフローコントローラ
241d…第4のマスフローコントローラ
241e…第5のマスフローコントローラ
241f…第6のマスフローコントローラ
242…気化器
243a…第1のバルブ
243b…第2のバルブ
243c…第3のバルブ
243d…第4のバルブ
243e…第5のバルブ
243f…第6のバルブ
243g…第7のバルブ
243h…第8のバルブ
246…真空ポンプ
248…ガス供給孔
2481…内側ガス供給孔
2482…外側ガス供給孔
248a…第1のガス供給孔
248b…第2のガス供給孔
267…ボート回転機構
280…コントローラ
301…反応性ガス
302…サポートガス

Claims (1)

  1. 複数の基板を互いにそれぞれ間隔をあけて積層した状態で収容する処理室と、
    前記処理室内に所望のガスを供給するガス供給手段と、
    前記処理室内の雰囲気を排出する排気手段と、を有し、
    前記ガス供給手段は、前記基板の積層方向に延在し、それぞれが複数のガス噴出口を有する、内外2重管構造のガスノズルを備え、
    前記内外のガスノズルに設けられるそれぞれのガス噴出口は、前記積層方向においてそれぞれ対応し、且つ対応したガス噴出口の開口中心を略一致して設けられ、
    さらに、外側のガスノズルに設けられたガス噴出口の開口面積が、内側のガスノズルに設けられたガス噴出口の開口面積より大きく設定され、
    前記内側のガスノズルからは反応性ガスが供給され、前記内側のガスノズルと外側のガスノズルとの間の空間からは不活性ガスが供給される、基板処理装置。
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