JP2007194028A - 防水コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】リテーナを一対の分割体に分割可能な構成とし、このリテーナを使用することにより、簡易な構成で、予めリテーナを電線に装着して作業する工程に加え、電線にコンタクトを圧着した後においてもリテーナをハウジングに組み込むことが可能な防水コネクタを提供することを目的とする。
【解決手段】電線が圧着されたコンタクトと、このコンタクトが挿入される開口を有するキャビティが形成されたハウジングと、前記電線を防水可能に密着する貫通穴を有し、この貫通穴に前記電線を貫通させた状態で前記開口に嵌挿されるシール部材と、前記電線が挿通可能な挿通口を有し、前記電線を挿通させた状態で前記シール部材を保持し、前記ハウジングに係止されるリテーナと、を備える防水コネクタであって、前記リテーナは、前記挿通口を半割する一対の分割体に分割可能な分割部を備える防水コネクタを提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、防水コネクタに関する。例えば、ゴムパッキン等のシール部材を用いてコネクタ内部に水が浸入しないように防水処理がなされている防水コネクタに関する。
従来、電線同士を接続する種々の形式のコネクタが使用されている。中でも、外部からの水等の侵入を防止する防水コネクタは、シール部材でコネクタハウジングの内周面と電線との間の隙間を密封することにより、コネクタハウジング内部への水の侵入を防止している。
ここで、防水コネクタ用のシール部材は、電線をシール部材の貫通穴に貫通させた状態でコネクタハウジングの嵌挿口に組み込まれて使用される。このシール部材は、電線に密着させた状態でハウジング内部を水密可能に保持する。しかし、このようなシール部材は、弾性をもって電線に密着しているので、電線を曲げるとシール部材と貫通穴が変形して、電線の間から水が浸入してくることが起こり得る。したがって、このようなシール部材を用いる防水コネクタは、シール部材をコネクタハウジングの嵌挿口に組み込んだ後、さらにその上からリテーナで保持することにより、シール部材の変形を防止している。
ところで、上記防水コネクタに使用されるリテーナは、シール部材同様、電線に貫通させた状態で組み込まれ、使用されていた。したがって、組立手順として、電線にシール部材を装着し、当該電線にコンタクトを圧着する前に、電線にリテーナを装着させておく必要があった。
したがって、例えば、装着ミス等により、電線にリテーナを装着しないままシール部材を装着し、コンタクトを圧着してしまうと、リテーナを後から電線に装着することができなかった。そのため、上記場合には、コンタクトが圧着された電線を切断等して再度組立作業をやり直したり、部品自体を破棄しなければならず、作業効率を低下させていた。
そうした問題を解消するために、ヒンジにより連結された一対の半割体を備え、各半割体が開閉変位し得るリテーナを用いた防水コネクタが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1による防水コネクタは、コネクタハウジング内に形成された各キャビティにそれぞれ後方からコンタクトを挿入する。キャビティの後端開口部には電線が嵌通されたシール部材を個別に嵌着する。さらに、これら複数のシール部材を一括して抜け防止するためのリテーナをコネクタハウジングに装着する。
リテーナは、シール部材の配列方向に沿って延びる一対の半割体を有する。各半割体は、その一端をヒンジにより連結されており、合体状態と離間状態との間で開閉変位し得るようになっている。また、各半割体の合せ面には、合体状態において電線との干渉を回避するための凹部が形成されている。リテーナは、両半割体を電線を挟むように合体させた状態にして、シール部材に対して後方から係止するようにハウジングに組み付けられる構成となっている。
実開昭60−46672号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている防水コネクタは、各半割体の一端同士をヒンジにより連結させているが、他端には、係止機構等の他端同士を係止する構造を有していなかった。これにより、電線を挟持した状態、すなわち、予め、リテーナを電線に装着した状態を維持することができなかった。したがって、特許文献1に開示されている防水コネクタは、電線にリテーナを装着させた状態で組立作業をする工程には使用することができないという問題があった。
リテーナを電線に装着させた状態で組立作業をする工程は、従来よりなされているものであった。また、流れ作業によりコネクタの組み立てが行われる場合や、近年多く見えられる自動化により組立作業が行われる場合には、必要である態様の一つであった。したがって、従来のような電線にリテーナを装着させた状態で組立作業をする工程にも対応することに加え、電線にコンタクトを圧着した後においてもリテーナをハウジングに組み込むことができる防水コネクタが望まれていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、リテーナを一対の分割体に分割可能な構成とし、このリテーナを使用することにより、簡易な構成で、予めリテーナを電線に装着して作業する工程に加え、電線にコンタクトを圧着した後においてもリテーナをハウジングに組み込むことが可能な防水コネクタを提供することを目的とする。
より具体的には、以下のような防水コネクタを提供する。
(1) 電線が圧着されたコンタクトと、このコンタクトが挿入される開口を有するキャビティが形成されたハウジングと、前記電線を防水可能に密着する貫通穴を有し、この貫通穴に前記電線を貫通させた状態で前記開口に嵌挿されるシール部材と、前記電線が挿通可能な挿通口を有し、前記電線を挿通させた状態で前記シール部材を保持し、前記ハウジングに係止されるリテーナと、を備える防水コネクタであって、前記リテーナは、前記挿通口を半割する一対の分割体に分割可能な分割部を備える防水コネクタ。
(1)の発明による防水コネクタは、リテーナに挿通口を半割する半割部分において、一対の分割体に分割可能な分割部を設けた。分割部は、破断可能な形状に形成されている。ここで、破断可能な形状とは、スリットが断続する態様であって、スリットを有する部位と有さない部位とが交互に設けられて形成されている態様を含むこともできる。なお、分割部は、折り曲げ等により容易に分離できればよく、例えば、Vノッチ形状であってもよい。Vノッチ形状とは、表面にV型の溝が形成されている態様を含むこともできる。
リテーナは、分割することにより、分割体ごとに使用することが可能になる。これにより、予めリテーナを電線に装着して作業する場合に加え、例えば、電線にリテーナを装着せずにコンタクトを圧着させてしまった場合等、電線にリテーナを装着できないまま防水コネクタの組立作業を行ってしまった場合においても、分割体ごとに装着することにより、ハウジングに組み込むことが可能になる。したがって、防水コネクタの組立作業のやり直しや、部品の破棄等がなくなる。
また、リテーナを電線の圧着よりも先に装着する必要がなくなるため、作業手順のバリエーションが増加する。これにより、作業効率が向上する。
ここで、リテーナは、所定の位置に保持されるべき部品、部材、その他の要素をコネクタハウジング等の所定の位置に保持するものをいい、板状、箱状、筒状等あらゆる形状のものを含んでよい。また、その材質には、木材、無機・有機材料、金属、その他の如何なる種類の材料を含んでよい。一般には、その成形性の良さや強度等の物理特性からプラスチック等の合成樹脂が多く用いられるが、これに限られるものではない。
ハウジングは、箱体、筐体等を含む主に外形を規定するものであるが、ハウジングにシェルが設けられているものであってもよい。また、ハウジング単体に限定されない。さらに、内部に複数のキャビティを有するものであってもよい。
(2) 前記各分割体は、それぞれ一対のロックアームを備え、前記ハウジングは、前記各一対のロックアームに係止されるラッチ部を設けている(1)に記載の防水コネクタ。
(2)の発明による防水コネクタは、リテーナを分割した後においても、夫々が個別にコネクタハウジングに係合し得る一対のロックアームを有する分割体を用いた。ハウジングには、ロックアームと係合するラッチ部を設けた。これにより、リテーナを分割した後においても、各ロックアームと各ラッチ部が係合し、各分割体を個別にコネクタハウジングに組み付けることが可能になる。
ここで、ロックアームは、かかるリテーナを係止させ、リテーナとしての機能を発揮させるものであればよく、フックとループのような係合部材、開口部、突起部、平坦部、凸部、凹部、その他の要素及び要素部材を含み、或いは、これらの組合せからなるものを含んでよい。
本発明によれば、リテーナに一対の分割体に分割可能な分割部を設けることにより、簡易な構成で、予めリテーナを電線に装着して作業する工程に加え、電線にコンタクトを圧着した後においてもリテーナをハウジングに組み込むことが可能なリテーナを備えた防水コネクタを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の実施形態について、添付した図面を参照しながら説明する。なお、本実施形態は、リセプタクルコネクタを用いて説明するが、本発明においてはこれに限らず、タブコネクタに用いてもよい。すなわち、本実施形態はあくまでも一実施形態であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係るリセプタクルコネクタの斜視分解組立図を示す。図2は、前記実施形態に係るリセプタクルコネクタの断面図を示す。図3は、前記実施形態に係るリセプタクルコンタクトの外観図を示す。図4は、前記実施形態に係るリセプタクルハウジング外観図を示す。図5は、前記実施形態に係る電線シールの外観図を示す。図6は、前記実施形態に係るリテーナの正面図及び斜視図を示す。図7は、前記実施形態に係るリセプタクルコネクタを有する防水コネクタを示す斜視分解組立図を示す。図8は、前記実施形態に係るリテーナを分離して使用する態様を示す外観図を示す。
図1及び図2において、リセプタクルコネクタ1は、電線50と、圧着部22により電線50に圧着され接続されたリセプタクルコンタクト20と、電線50に挿通された電線シール30と、同様に電線50に挿通されたリテーナ40と、を有するリセプタクルコンタクトアセンブリ11と、リセプタクルハウジング10とを備える。
リセプタクルコネクタ1は、リセプタクルコンタクトアセンブリ11をリセプタクルハウジング10に組み込み、電線シール30をリセプタクルハウジング10の後端部に嵌挿することによりリセプタクルハウジング10内部を防水する。そして、電線シール30を保持するようにリテーナ40を組み込み、リセプタクルハウジング10にリテーナ40を係止させる。このようにして、リセプタクルコネクタ1は形成される。この接続の状況を参照しつつ、以下にリセプタクルコネクタ1を説明する。
図3において、リセプタクルコンタクト20は、弾性接触部21と圧着部22とを備える。弾性接触部21は、所定形状の金属板材を曲げ加工したものである。弾性接触部21の略前半部分は、後述のタブコンタクト122が挿入可能な中空部24(図2参照)を有する略直方体に形成されている。弾性接触部21の略後半部分は、圧着部22と一体化されている。圧着部22は、一対の圧着片22a、22bを有する。この各圧着片22a、22bで電線50を圧着することにより、リセプタクルコンタクト20(雌コンタクト)は、電線50に圧着される。
リセプタクルコンタクト20は、リセプタクルハウジング10の後方、いわゆる挿入口13からキャビティ12内に差し込まれ、後述するランス17と係止することにより、抜け止め状態に保持されている。圧着部22に圧着された電線50は、キャビティ12からリセプタクルハウジング10の後方へ導出されている。また、電線50には、略円柱形状の電線シール30が外嵌されている。
図4において、リセプタクルハウジング10は、リセプタクルコンタクト20が組み込まれるリセプタクルハウジング本体10aと、電線シール30が嵌挿されるシール嵌挿部10bとを備えている。リセプタクルハウジング本体10aは、略四角柱形状に形成されており、内部には、リセプタクルコンタクト20を組み込むためのキャビティ12が設けられている。キャビティ12には、リセプタクルコンタクト20がリセプタクルハウジング10から抜けるのを防止するランス17(図2参照)が設けられている。また、リセプタクルハウジング本体10aは、リセプタクルコンタクト20等が挿入される挿入口13と、その反対側に相手側ハウジング、すなわち、後述のタブハウジング120が挿入されるコネクタ嵌合部14とが設けられており、これらは、キャビティ12を介して繋がっている。
シール嵌挿部10bは、挿入口13側にリセプタクルハウジング本体10aと一体に設けられている。シール嵌挿部10bは、略四角柱形状に形成されている。シール嵌挿部10bは、後述する第1及び第2係止溝46、48と係止する第1及び第2係止爪15、16を有している。
シール嵌挿部10bは、内部に電線シール30を嵌挿するための、電線シール30と略同一形状に形成された空間部18を有している。リセプタクルハウジング本体10aは、当該空間部18に電線シール30が嵌挿され、密着することにより、水密に保持される。
図5において、電線シール30は、略円柱形状に形成されており、中心部に電線50を貫通させる円形の貫通穴31を有している。電線シール30は、弾性部材により形成されており、例えば、ゴム部材により形成されている。
電線シール30は、キャビティ12の後端部に設けられたシール嵌挿部10bに嵌挿される。この電線シール30がシール嵌挿部10bに密着することにより、外部からのキャビティ12内への水の侵入が防止される。なお、電線シール30は、電線50に外嵌されるとともにリセプタクルハウジング10に係止されたリテーナ40により抜け止めされている。また、電線シール30は、リテーナ40により保持されることにより、シール嵌挿部10bにおいての曲げを規制されるため、弾性変形が防止される。
電線シール30の径は、電線シール30の外周面32とシール嵌挿部10bの空間部18とが密着するように、空間部18の径と略同一径に形成されている。また、貫通穴31の径は、貫通穴31と電線50とが密着するように、電線50の径と同一、又は若干小さな径に形成されている。このように、電線シール30は、電線シール30の弾性力により貫通穴31を広げることにより電線50を貫通させ、電線50を貫通させた状態でシール嵌挿部10bに嵌挿させることにより、リセプタクルハウジング本体10aを水密に保持する。
図6において、リテーナ40は、電線シール30を押圧する押圧面40aと、当該押圧面40aの両端部からリセプタクルハウジング10と嵌合する方向に延出する一対の側壁49と、を備えた略コの字型に形成されている。押圧面40aの他の両端部からは、リセプタクルハウジング10と嵌合する方向に延出する二対の板状のロックアーム45、47が弾性的に設けられている。
図6(a)において、押圧面40aは、略中央部に電線50を挿通させる挿通口44を備える。また、押圧面40aは、挿通口44を半割する位置において、押圧面40aを分割する分割部43を備える。分割部43により、リテーナ40は、第1リテーナ41と第2リテーナ42とに分離される。二対のロックアーム45、47は、分割部において、各一対の第1ロックアーム45と第2ロックアーム47とに分割される。すなわち、分割後の第1ロックアーム45は、第1リテーナ41に設けられ、第2ロックアーム47は、第2リテーナ42側に設けられるように構成されている。各ロックアーム45、47には、係止爪15、16と係合する係止溝46、48が設けられている。
分割部43は、破断可能な形状に形成されている。ここで、破断可能な形状とは、スリットが断続する態様であって、スリットを有する部位と有さない部位とが交互に設けられて形成されている態様を含むこともできる。なお、分割部は、折り曲げ等により容易に分離できればよく、例えば、Vノッチ形状であってもよい。Vノッチ形状とは、表面にV型の溝が形成されている態様を含むこともできる。
また、図6(b)において、リテーナ40の内側、すなわち、押圧面40aのシール嵌挿部10bと当接する側には、一対の押圧部が設けられている。各押圧部は、夫々、第1リテーナ41及び第2リテーナ42に設けられている。
次に、リセプタクルコネクタ1の作用を説明する。
先ず、図7に、リセプタクルコネクタ1を有する防水コネクタ100の斜視分解組立図を示す。図7において、防水コネクタ100は、リセプタクルコネクタ1、タブコネクタ2、嵌合シール3及びロックハウジング4を備える。リセプタクルコネクタ1は、電線50が圧着されたリセプタクルコンタクト20、リセプタクルハウジング10、電線シール30及びリテーナ40を備える。タブコネクタ2は、電線50が圧着されたタブコンタクト122、タブハウジング120、電線シール30、リテーナ40を備える。
具体的には、リセプタクルコネクタ1は、電線50と、圧着部22により電線50に圧着され接続されたリセプタクルコンタクト20と、電線50に挿通された電線シール30と、同様に電線50に挿通されたリテーナ40と、を有するリセプタクルコンタクトアセンブリ11と、リセプタクルハウジング10とを備える。リセプタクルコネクタ1は、リセプタクルコンタクトアセンブリ11をリセプタクルハウジング10に組み込み、電線シール30により電線50とリセプタクルハウジング10との隙間を水密にすることにより形成される。
一方、タブコネクタ2は、電線50と、圧着部122aにより電線50に圧着され接続されたタブコンタクト122と、電線50に挿通された電線シール30と、同様に電線50に挿通されたリテーナ40と、を有するタブコンタクトアセンブリ121と、タブハウジング120とを備える。タブコネクタ2は、タブコンタクトアセンブリ121をタブハウジング120に組み込み、電線シール30により電線50とタブハウジング120との隙間を水密にすることにより形成される。
防水コネクタ100は、先ず、リセプタクルコネクタ1に嵌合シール3を挿入する。次いで、タブコネクタ2をロックハウジング4と係合させ、ロックハウジング4と係合したタブコネクタ2をリセプタクルコネクタ1に挿入させる。そして、リセプタクルコネクタ1に組み込まれたリセプタクルコンタクト20とタブコンタクト122とが嵌合し、接続した状態で完成する。この防水コネクタ100の接続の状況を参照しつつ、以下にリセプタクルコネクタ1の作用、すなわち、リセプタクルコネクタ1の組み立て手順を説明する。
先ず、リテーナ40の挿通口44に電線50を挿通し、電線50にリテーナ40を装着する。次に、電線シール30の貫通穴31に電線50を貫通させる。電線50に電線シール30を装着したら、リセプタクルコンタクト20の圧着部22に電線50の先端を圧着する。これにより、リセプタクルコンタクトアセンブリ11が完成する。
次に、リセプタクルハウジング10の挿入口13から、リセプタクルコンタクトアセンブリ11を挿入する。具体的には、リセプタクルコンタクト20をリセプタクルハウジング10の内部に設けられたキャビティ12挿入させる。リセプタクルコンタクト20を挿入させたら、キャビティ12に設けられたランス17にリセプタクルコンタクト20を係止させる。ランス17にリセプタクルコンタクト20を係止させ、リセプタクルコンタクト20をキャビティ12に装着したら、電線シール30を電線50に沿ってスライドさせ、シール嵌挿部10bに嵌挿する。
電線シール30をシール嵌挿部10bに嵌挿したら、リテーナ40を電線50に沿ってスライドさせる。第1及び第2ロックアーム45、47を弾性変形させ、シール嵌挿部10bに設けられた第1及び第2係止爪15、16に第1及び第2係止溝46、48を係止させる。これにより、リセプタクルコネクタ1は完成する。
ここで、図8に、リテーナ40を分割して使用する態様を示す。先ず、各側壁49を摘み、分割部43に沿って折り曲げることにより、第1リテーナ41と第2リテーナ42とに分離させる。リテーナ40を分離させたら、第1リテーナ41の第1ロックアーム45の第1係止溝46を第1係止爪15に係止させる。これにより、第1リテーナ41は、リセプタクルハウジング10に係止される。同様に、第2リテーナ42の第2ロックアーム47の第2係止溝48を第2係止爪16に係止させる。これにより、第2リテーナ42は、リセプタクルハウジング10に係止される。
このように、本発明一実施形態としてのリセプタクルコネクタ1によれば、リテーナ40は、挿通口44を半割する半割部分において、第1及び第2リテーナ41、42に分割可能な分割部43を備えている。すなわち、リテーナ40は、第1及び第2リテーナ41、42に分離させることが可能になる。これにより、予めリテーナ40を電線50に装着して作業する場合に加え、例えば、電線50にリテーナ40を装着せずにリセプタクルコンタクト20を圧着させてしまった場合等、電線50にリテーナ40を装着できないまま防水コネクタの組立作業を行ってしまった場合においても、リテーナ40を第1及び第2リテーナ41、42に分離させて使用することにより、リセプタクルハウジング10に組み込むことが可能になる。
したがって、防水コネクタ100の組立作業のやり直しや、部品の破棄等がなくなる。また、防水コネクタ組立作業におけるリテーナ40の装着手順を固定する必要がなくなるため、作業手順のバリエーションが増加する。これにより、作業効率が向上する。
本発明の実施形態に係るリセプタクルコネクタの斜視分解組立図を示す。 前記実施形態に係るリセプタクルコネクタの断面図を示す。 前記実施形態に係るリセプタクルコンタクトの外観図を示す。 前記実施形態に係るリセプタクルハウジング外観図を示す。 前記実施形態に係る電線シールの外観図を示す。 前記実施形態に係るリテーナの正面図及び斜視図を示す。 前記実施形態に係るリセプタクルコネクタを有する防水コネクタを示す斜視分解組立図を示す。 前記実施形態に係るリテーナを分離して使用する態様を示す外観図を示す。
符号の説明
1 リセプタクルコネクタ
10 リセプタクルハウジング
11 リセプタクルコンタクトアセンブリ
12 キャビティ
13 挿入口
14 コネクタ嵌合部
15 第1係止爪
16 第2係止爪
20 リセプタクルコンタクト
30 電線シール
31 貫通穴
40 リテーナ
41 第1リテーナ
42 第2リテーナ
43 分割部
44 挿通口
45 第1ロックアーム
46 第1係止溝
47 第2ロックアーム
48 第2係止溝
50 電線
100 防水コネクタ

Claims (2)

  1. 電線が圧着されたコンタクトと、このコンタクトが挿入される開口を有するキャビティが形成されたハウジングと、前記電線を防水可能に密着する貫通穴を有し、この貫通穴に前記電線を貫通させた状態で前記開口に嵌挿されるシール部材と、前記電線が挿通可能な挿通口を有し、前記電線を挿通させた状態で前記シール部材を保持し、前記ハウジングに係止されるリテーナと、を備える防水コネクタであって、
    前記リテーナは、前記挿通口を半割する一対の分割体に分割可能な分割部を備える防水コネクタ。
  2. 前記各分割体は、それぞれ一対のロックアームを備え、
    前記ハウジングは、前記各一対のロックアームに係止されるラッチ部を設けている請求項1に記載の防水コネクタ。
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