JP2007191396A - 皮膚外用剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ヒアルロン酸、ヒアルロン酸誘導体またはそれらの塩の経皮吸収に優れた皮膚外用剤を提供する。
【解決手段】 リン脂質およびグリコールエーテルを含有することにより、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸誘導体またはそれらの塩の経皮吸収性に優れた皮膚外用剤が得られる。このため、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸誘導体またはそれらの塩の肌への効率的な浸透によって、高保湿効果や肌に張りや弾力を与える抗シワ効果などを期待することができる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、経皮吸収性が顕著に向上した皮膚外用剤に関する。
皮膚や粘膜に適用する外用剤には貼付剤、軟膏剤、クリーム剤、ローション剤、固形状製剤など、様々な剤型のものがあるが、外界からの異物の侵入を阻止する角層に阻まれるため、外用剤に配合されている有用な成分を効率的に皮膚に浸透させることは容易ではない。このため、経皮吸収を促進するために様々な検討がなされており、例えば、経皮吸収性を向上させた外用剤としては、レシチンおよび親水性非イオン界面活性剤を含有するリポソーム(特許文献1:特開昭62-95134号公報)や、リン脂質および特定の多価アルコールを含有する吸収促進組成物(特許文献2:特開平10-194994号公報)などが知られている。
一方、リン脂質は大豆や卵黄など天然の動植物中に存在し、そのほとんどが食品にも使用できる安全性の高いもので、界面活性効果があること、保湿性を有すること、また外用剤に配合すると経皮吸収を促進することが知られている。しかし、リン脂質およびグリコールエーテルを組み合わせることによる効果については知られていない。
また、ヒアルロン酸はグルクロン酸とN‐アセチルグルコサミンからなるムコ多糖類であって、生体内では細胞間・線維間を埋める接合物質として真皮に多量に存在し、表皮にも存在が確認されている物質で、高い保水性と粘弾性を有している(非特許文献1:fragrance journal No.2,30(1990))ため、保湿剤などとして皮膚外用剤に広く用いられている。しかし、分子量が数千〜500万など非常に大きいため、皮膚バリア機能に阻まれて表皮にとどまり、皮膚内部には浸透しないと言われている。
さらに、皮膚外用剤は適用部位に直接塗布して用いられることが多いため、製剤の経皮吸収性のみならず、製剤が長期的に安定であり、使用感がよいなどの優れた製剤が望まれている。
本発明は、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸誘導体またはそれらの塩の経皮吸収性が顕著に向上した皮膚外用剤を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記の目的を達成すべく鋭意研究を行った結果、リン脂質およびグリコールエーテルを含有させると、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸誘導体またはそれらの塩の経皮吸収性が顕著に向上することを見出し、本発明を完成した。
すなわち本発明は、下記(1)〜(11)に掲げる皮膚外用剤である。
(1)(A)リン脂質、(B)グリコールエーテルおよび(C)ヒアルロン酸、ヒアルロン酸誘導体またはそれらの塩を含有する皮膚外用剤。
(2)グリコールエーテルが、エチレングリコールモノエーテル、エチレングリコールジエーテル、プロピレングリコールモノエーテル、プロピレングリコールジエーテル、ブチレングリコールモノエーテル、ブチレングリコールジエーテル、ジエチレングリコールモノエーテル、ジエチレングリコールモノエーテル、ジエチレングリコールジエーテル、ジプロピレングリコールモノエーテル、ジプロピレングリコールジエーテルおよびジブチレングリコールモノエーテルまたはジブチレングリコールジエーテルよりなる群から選択される1種または2種以上である(1)に記載の皮膚外用剤。
(3)ヒアルロン酸誘導体がアセチルヒアルロン酸である(1)または(2)に記載の皮膚外用剤。
(4)リン脂質が水素添加リン脂質である(1)〜(3)のいずれかにに記載の皮膚外用剤。
(5)リン脂質が非水素添加リン脂質である(1)〜(3)のいずれかにに記載の皮膚外用剤。
(6)水素添加リン脂質のヨウ素価が10〜50である(1)〜(4)のいずれかに記載の皮膚外用剤。
(7)さらに、ビタミン類、美白剤、抗シワ剤、消炎鎮痛剤、抗真菌剤、ステロイド剤、育毛剤を含有する(1)〜(6)に記載の皮膚外用剤。
(8)皮膚外用剤が液晶型皮膚外用剤である(1)〜(7)に記載の皮膚外用剤。
(9)皮膚外用剤がマイクロエマルジョン型皮膚外用剤である(1)〜(7)に記載の皮膚外用剤。
(10)皮膚外用剤がリポソーム型皮膚外用剤である(1)〜(7)に記載の皮膚外用剤。
(11)グリコールエーテル、およびヒアルロン酸、ヒアルロン酸誘導体またはそれらの塩を含有する皮膚外用剤。
また、本発明は以下の方法をも包含する。
(12)リン脂質、グリコールエーテル、およびヒアルロン酸、ヒアルロン酸誘導体またはそれらの塩を皮膚外用剤に含有することによる、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸誘導体またはそれらの塩の経皮吸収促進方法。
本発明は、リン脂質およびグリコールエーテルを含有することで、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸誘導体またはそれらの塩の経皮吸収性を良くすることができるため、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸誘導体またはそれらの塩の肌への効率的な浸透を期待することができる。
発明を実施するための形態
本発明の皮膚外用剤は、リン脂質、グリコールエーテルおよびヒアルロン酸、ヒアルロン酸誘導体またはそれらの塩を含有することを特徴とする。また、本発明のヒアルロン酸、ヒアルロン酸誘導体またはそれらの塩の経皮吸収促進方法は、リン脂質およびグリコールエーテルを皮膚外用剤に含有することを特徴とする。
本発明に用いるリン脂質は、グリセロリン脂質、スフィンゴリン脂質などが挙げられる。
グリセロリン脂質は、グリセロリン酸骨格を有する物質で、親油基として脂肪酸エステル、長鎖アルキルエーテル、ビニルエーテルなどを有している。具体的には、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファジイルイノシトール、ホスファチジルイノシトールポリリン酸、ホスファチジルグリセロール、ジホスファチジルグリセロール(カルジオリピン)、ホスファチジン酸、リゾホスファチジルコリン、リゾホスファチジルエタノールアミン、リゾホスファチジルセリン、リゾホスファチジルイノシトール、リゾホスファチジルグリセロール、リゾホスファチジン酸などが挙げられる。
スフィンゴリン脂質は、スフィンゴシン、フィトスフィンゴシンなどの長鎖塩基または長鎖脂肪酸と、リン酸またはホスホン酸を有しており、セラミド1−リン酸誘導体(スフィンゴミエリンなど)、セラミド1−ホスホン酸誘導体(セラミドアミノエチルホスホン酸など)が挙げられる。
これらのリン脂質のうち、好ましくはグリセロリン脂質であり、特に好ましくはホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルグリセロールである。
また本発明に用いるリン脂質は、動植物から抽出、精製した天然物であっても、化学合成したものであっても良く、水素添加、水酸化処理などの加工を施しても良い。また市販品を用いても良い。天然物としては、大豆または卵黄等からの抽出・精製物であるレシチンであると好ましい。
レシチンは、非水素添加レシチン、水素添加レシチン、水酸化レシチンなどであっても良く、非水素添加レシチン、水素添加レシチンが好ましい。また、レシチンのヨウ素価は、通常10〜50、好ましくは20〜45、特に好ましくは30〜45であると良い。
本発明で用いるリン脂質の配合量は、本発明の効果を奏すれば特に制限されないが、皮膚外用剤全体として、通常0.01〜15重量%、好ましくは0.05〜10重量%、特に好ましくは0.1〜8重量%であれば良い。
本発明においてグリコールエーテルとは、グリコールの水酸基の片方または両方がエーテル化した化合物であれば特に制限されず、グリコールは単一のオリゴマー、またはポリマーであっても2種以上のオリゴマーであっても良い。例えば、エチレングリコールモノエーテル、エチレングリコールジエーテル、ジエチレングリコールモノエーテル、ジエチレングリコールジエーテル、トリエチレングリコールモノエーテル、トリエチレングリコールジエーテル、テトラエチレングリコールモノエーテル、テトラエチレングリコールジエーテル、ポリエチレングリコールモノエーテル、プロピレングリコールモノエーテル、プロピレングリコールジエーテル、ジプロピレングリコールモノエーテル、ジプロピレングリコールジエーテル、トリプロピレングリコールモノエーテル、トリプロピレングリコールジエーテル、ポリプロピレングリコールモノエーテル、ブチレングリコールモノエーテル、ブチレングリコールジエーテル、アルキレングリコールアセタート等が挙げられる。また、エーテルとしてはアルキルエーテル、アルコキシエーテル、芳香族エーテル、アリルエーテルなどが例示でき、具体的にはエチルエーテル、メチルエーテル、n-プロピルエーテル、イソプロピルエーテル、n-ブチルエーテル、イソブチルエーテル、t-ブチルエーテル、n-ペンチルエーテル、n-ヘキシルエーテル、フェニルエーテル、ビニルエーテル等が挙げられる。
グリコールエーテルの具体例としては、エチレングリコールモノビニルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノ-n-プロピルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノ-n-ブチルエーテル、エチレングリコールモノイソブチルエーテル、エチレングリコールモノ-t-ブチルエーテル、エチレングリコールモノ-2-メチルペンチルエーテル、エチレングリコールモノ-n-ヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ-2,4-ヘキサジエンエーテル、エチレングリコールモノ-2,6,8-トリメチル-4-ノニルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、及びエチレングリコールモノメチルフェニルエーテル等のエチレングリコールモノエーテル;エチレングリコールジメチルエーテル、及びエチレングリコールジエチルエーテル等のエチレングリコールジエーテル;ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル(以下エトキシジグリコールとも言う)、ジエチレングリコールモノ-n-プロピルエーテル、ジエチレングリコールモノ-n-ブチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ-n-ヘキシルエーテル、及びジエチレングリコールモノメチルフェニルエーテル等のジエチレングリコールモノエーテル; ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジビニルエーテル等のジエチレングリコールジエーテル;トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノ-n-ブチルエーテル及びトリエチレングリコールモノビニルエチルエーテル等のトリエチレングリコールモノエーテル;トリエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル等のトリエチレングリコールジエーテル;テトラエチレングリコールモノフェニルエーテル等のテトラエチレングリコールモノエーテル;テトラエチレングリコールジエチルエーテル等のテトラエチレングリコールジエーテル;ポリエチレングリコールモノメチルエーテル等のポリエチレングリコールモノエーテル;プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコール-n-モノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノイソプロピルエーテル、プロピレングリコールモノ-n-ブチルエーテル、プロピレングリコールモノイソブチルエーテル、プロピレングリコールモノアリルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエーテル等のプロピレングリコールモノエーテル;プロピレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル、プロピレングリコール-n-ジプロピルエーテル、プロピレングリコールジイソプロピルエーテル、プロピレングリコールジn-ブチルエーテル、プロピレングリコールジイソブチルエーテル、プロピレングリコールジアリルエーテル、プロピレングリコールジフェニルエーテル等のプロピレングリコールジエーテル;ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、及びジプロピレングリコールモノ-n-ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノイソブチルエーテル、ジプロピレングリコールアリルエーテル等のジプロピレングリコールモノエーテル;ジプロピレングリコールジエチルエーテル、及びジプロピレングリコールジn-ブチルエーテル、ジプロピレングリコールジイソブチルエーテル、ジプロピレングリコールアリルエーテル等のジプロピレングリコールジエーテル;トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノエチルエーテル、及びトリプロピレングリコールモノ-n-ブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノイソブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノアリルエーテル等のトリプロピレングリコールモノエーテル;トリプロピレングリコールジメチルエーテル、トリプロピレングリコールジエチルエーテル、及びトリプロピレングリコールジn-ブチルエーテル、トリプロピレングリコールジイソブチルエーテル、トリプロピレングリコールジアリルエーテル等のトリプロピレングリコールジエーテル;ポリプロピレングリコールモノブチルエーテル等のポリプロピレングリコールモノエーテル; ブチレングリコールモノメチルエーテル、ブチレングリコールモノエチルエーテル、及びブチレングリコールモノ-n-ブチルエーテル等のブチレングリコールモノエーテル;ブチレングリコールジメチルエーテル、ブチレングリコールジエチルエーテル、及びブチレングリコールジn-ブチルエーテル等のブチレングリコールジエーテル;エチレングリコールモノメチルエーテルアセタート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセタート、エチレングリコールモノ-n-ブチルエーテルアセタート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセタート、ジエチレングリコールモノ-n-ブチルエーテルアセタート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等のアルキレングリコールアセタート;等が挙げられる。
グリコールエーテルとして好ましくは、エチレングリコールモノエーテル、エチレングリコールジエーテル、ジエチレングリコールモノエーテル、ジエチレングリコールジエーテル、トリエチレングリコールモノエーテル、テトラエチレングリコールモノエーテル、テトラエチレングリコールジエーテル、ポリエチレングリコールモノエーテル、プロピレングリコールモノエーテル、プロピレングリコールジエーテル、ジプロピレングリコールモノエーテル、ジプロピレングリコールジエーテル、トリプロピレングリコールモノエーテルであり、具体的にはエチレングリコールモノビニルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノ-n-プロピルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノ-n-ブチルエーテル、エチレングリコールモノイソブチルエーテル、エチレングリコールモノ-t-ブチルエーテル、エチレングリコールモノ-2-メチルペンチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノ-n-プロピルエーテル、ジエチレングリコールモノ-n-ブチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ-n-ヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルフェニルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジビニルエーテル、ジエチレングリコールエチルビニルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノ-n-ブチルエーテル、トリエチレングリコールモノビニルエチルエーテル、テトラエチレングリコールモノフェニルエーテル、テトラエチレングリコールジエチルエーテル、ポリエチレングリコールメチルモノエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコール-n-モノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノイソプロピルエーテル、プロピレングリコールモノ-n-ブチルエーテル、プロピレングリコールフェニルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル、プロピレングリコール-n-ジプロピルエーテル、プロピレングリコールジイソプロピルエーテル、プロピレングリコールジn-ブチルエーテル、プロピレングリコールジイソブチルエーテル、プロピレングリコールジアリルエーテル、プロピレングリコールジフェニルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ-n-ブチルエーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテル、及びジプロピレングリコールジn-ブチルエーテル、ジプロピレングリコールジイソブチルエーテル、ジプロピレングリコールアリルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノエチルエーテル、およびトリプロピレングリコールモノ-n-ブチルエーテルである。
グリコールエーテルとしてさらに好ましくは、エチレングリコールモノエーテル、プロピレングリコールモノエーテル、ジプロピレングリコールモノエーテルであり、具体的にはエチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテルである。
本発明で用いるグリコールエーテルの配合量は、本発明の効果を奏すれば特に制限されず、皮膚への使用感や効果を考慮して適宜選択して用いることができるが、皮膚外用剤全体として、通常0.01〜80重量%、好ましくは1〜75重量%、特に好ましくは5〜70重量%であれば良い。
また、本発明の皮膚外用剤において、リン脂質に対するグリコールエーテルの割合は、本発明の効果を奏すれば特に制限されないが、リン脂質の総量を1重量部とすると、通常0.01〜300重量部、好ましくは0.05〜100重量部、特に好ましくは0.1〜20重量部である。
本発明に用いるヒアルロン酸は、由来(鶏冠、微生物など)は特に制限されず、皮膚外用剤に通常使用されているヒアルロン酸またはその誘導体を用いることができる。
ヒアルロン酸誘導体は、ヒアルロン酸の水酸基がアシル化したエステル誘導体やアルキル化したエーテル誘導体が挙げられ、例えば、エステル誘導体としては、アルカノイル基またはアリールカルボニル基などが挙げられる。アルカノイル基としては炭素数1〜12が好ましく、例えばアセチル基、プロピオニル基、ブチリル基等が挙げられる。アリールカルボニル基としては、炭素数7〜15が好ましく、例えばベンゾイル基、ナフチルカルボニル基等が挙げられる。また、アルカノイル基、アリールカルボニル基、ベンゾイル基、ナフチルカルボニル基は置換されていても良く、その置換基としてはアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン基、アミノ基、ヒドロキシ基等が挙げられる。
エーテル誘導体としては、アルキルエーテル、芳香族エーテル、アリルエーテルなどが例示でき、具体的にはエチルエーテル、メチルエーテル、n-プロピルエーテル、イソプロピルエーテル、n-ブチルエーテル、イソブチルエーテル、t-ブチルエーテル、n-ペンチルエーテル、n-ヘキシルエーテル、フェニルエーテル、ビニルエーテル等が挙げられる。
中でもヒアルロン酸誘導体として、好ましくはエステル誘導体であり、特に好ましくはアセチル誘導体である。アセチルヒアルロン酸は、構成単位(2糖)あたりアセチル基の置換数が2〜4のものが好ましい。
また、ヒアルロン酸またはその誘導体は薬学的・生理学的に許容される塩であっても良く、例えば、ナトリウムやカリウムなどのアルカリ金属塩、マグネシウムやカルシウム等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、モノエタノールアミン等のアルカノールアミン塩等を挙げることができ、好ましくはナトリウム塩などのアルカリ金属塩である。
本発明の皮膚外用剤において、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸誘導体またはそれらの塩の平均分子量は特に制限されないが、通常千〜500万、好ましくは2千〜400万、特に好ましくは3千〜250万である。
本発明で用いるヒアルロン酸、ヒアルロン酸誘導体またはそれらの塩の配合量は、本発明の効果を奏すれば特に制限されず、皮膚への使用感や効果を考慮して適宜選択して用いることができるが、皮膚外用剤全体として、通常0.0001〜10重量%、好ましくは0.0005〜8重量%、特に好ましくは0.001〜5重量%であれば良い。
本発明は、皮膚外用剤に配合しているヒアルロン酸、ヒアルロン酸誘導体またはそれらの塩以外の有効成分の経皮吸収をも促進することができるため、さらに有効成分を配合して他の有用な作用を付加することができる。
本発明において有効成分とは、薬理活性成分や生理活性成分など皮膚に対して有用な効果を有する成分であれば種類は特に制限されず、例えば、ビタミン類(ビタミンA類、プロビタミンA類、ビタミンE類、ビタミンB2類、ニコチン酸類、ビタミンC類、ビタミンD類、ビタミンK類、ビタミンB1類、ビタミンB6類、ビタミンB12類、葉酸類、パントテン酸類、ビオチン類、ビタミン様作用因子)、美白剤、抗シワ剤、消炎鎮痛剤、抗真菌剤、ステロイド剤、育毛剤、痩身剤、局所麻酔剤、鎮痒剤、抗菌剤、抗ウイルス剤、角質軟化剤、保湿剤、収斂剤、抗酸化剤、発毛抑制剤などが挙げられ、好ましくはビタミンA類、ビタミンC類、美白剤、抗シワ剤、消炎鎮痛剤、抗真菌剤、ステロイド剤、育毛剤、痩身剤であり、特に好ましくはビタミンA類、ビタミンB12類、ビタミンC類、ビタミンE類である。
これらの成分は1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
具体的には次の成分が例示できる。
ビタミン類としては、レチノール、酢酸レチノール等のレチノール誘導体、レチナール、レチノイン酸、レチノイン酸メチル、レチノイン酸エチル、レチノイン酸レチノール、ビタミンA油、ビタミンA脂肪酸エステル、d-δ-トコフェリルレチノエート、α-トコフェリルレチノエート、β-トコフェリルレチノエート等のビタミンA類、β−カロチン、α−カロチン、γ−カロチン、δ−カロチン、リコピン、ゼアキサンチン、クリプトキサンチン、エキネノン等のプロビタミンA類、d−α−トコフェロール、酢酸d−α−トコフェロール、dl−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロールカルシウム等のビタミンE類、リボフラビン、フラビンモノヌクレオチド、フラビンアデニンジヌクレオチド、リボフラビン酪酸エステル、リボフラビンテトラ酪酸エステル、リボフラビン5’−リン酸エステルナトリウム、リボフラビンテトラニコチン酸エステル等のビタミンB2類、ニコチン酸メチル、ニコチン酸、ニコチン酸アミドなどのニコチン酸類、アスコルビン酸ステアリン酸エステル、ジパルミチン酸L−アスコルビル、テトライソパルミチン酸アスコルビル、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、デヒドロアスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム、アスコルビン酸リン酸マグネシウム塩、アスコルビン酸リン酸ナトリウム塩、アスコルビン酸グルコシドなどのビタミンC類、メチルヘスペリジン、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロールなどのビタミンD類、フィロキノン、ファルノキノン等のビタミンK類、γ−オリザノール、ジベンゾイルチアミン、ジベンゾイルチアミン塩酸塩、チアミン塩酸塩、チアミンセチル塩酸塩、チアミンチオシアン酸塩、チアミンラウリル塩酸塩、チアミン硝酸塩、チアミンモノリン酸塩、チアミンリジン塩、チアミントリリン酸塩、チアミンモノリン酸エステルリン酸塩、チアミンモノリン酸エステル、チアミンジリン酸エステル、チアミンジリン酸エステル塩酸塩、チアミントリリン酸エステル、チアミントリリン酸エステルモノリン酸塩等のビタミンB1類、塩酸ピリドキシン、酢酸ピリドキシン、塩酸ピリドキサール、5’−リン酸ピリドキサール、塩酸ピリドキサミン等のビタミンB6類、シアノコバラミン、ヒドロキソコバラミン、デオキシアデノシルコバラミン等のビタミンB12類、葉酸、プテロイルグルタミン酸等の葉酸類、パントテン酸、パントテン酸カルシウム、パントテニルアルコール(パンテノール)、D−パンテサイン、D−パンテチン、補酵素A、パントテニルエチルエーテル等のパントテン酸類、ビオチン、ビオチシン等のビオチン類、そのほか、カルニチン、フェルラ酸、α−リポ酸、オロット酸等のビタミン様作用因子などが挙げられる。
中でも、好ましくはビタミンA油、d-δ-トコフェリルレチノエートなどのビタミンA類、シアノコバラミン、ヒドロキソコバラミン、デオキシアデノシルコバラミン等のビタミンB12類、テトライソパルミチン酸アスコルビル、アスコルビン酸、アスコルビン酸グルコシドなどのビタミンC類、d−α−トコフェロール、酢酸d−α−トコフェロール、dl−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロールカルシウム等のビタミンE類であり、特に好ましくはビタミンA油、d-δ-トコフェリルレチノエートなどのビタミンA類、シアノコバラミンなどのビタミンB12類、テトライソパルミチン酸アスコルビル、アスコルビン酸、アスコルビン酸グルコシドなどのビタミンC類、酢酸d−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロールなどのビタミンE類である。
本発明で用いるビタミン類の配合量は、特に制限されないが、皮膚への使用感や効果を考慮して適宜選択して用いることができる。皮膚外用剤全体として、通常0.1〜30重量%、好ましくは0.5〜25重量%、特に好ましくは1〜20重量%であれば良い。
美白剤としては、プラセンタ、アルブチン、システイン、エラグ酸、コウジ酸、フィチン酸、ルシノール、ハイドロキノン;イリス(アイリス)、アーモンド、アロエ、イチョウ、ウーロン茶、エイジツ、オウゴン、オウレン、オトギリソウ、オドリコソウ、海藻、カッコン、カミツレ、カンゾウ、クチナシ、クジン、コムギ、コメ、コメハイガ、オリザノール、コメヌカ、シソ、シャクヤク、センキュウ、ソウハクヒ、ダイズ、茶、テルミナリア、トウキ、トウキンセンカ、ハマメリス、ベニバナ、ボタンピ、ヨクイニン、トウキ、エノキ、カキ(Diospyros kaki)、チョウジ等の植物に由来する成分、エキス及び精油などが挙げられ、好ましくはアルブチン、システイン、テルミナリアエキスである。
本発明で用いる美白剤の配合量は、特に制限されないが、皮膚への使用感や効果を考慮して適宜選択して用いることができる。皮膚外用剤全体として、通常0.1〜30重量%、好ましくは0.5〜25重量%、特に好ましくは1〜20重量%であれば良い。
抗シワ剤としては、コエンザイムQ10、カイネチン、グリコール酸、アルジリン、アシル化グルコサミン、コラーゲン、ヒアルロン酸、アロエエキス、海藻エキス、マロニエエキス、ローズマリーエキス、ヤグルマソウエキスなどが挙げられ、好ましくはコエンザイムQ10、カイネチンである。
本発明で用いる抗シワ剤の配合量は、特に制限されないが、皮膚への使用感や効果を考慮して適宜選択して用いることができる。皮膚外用剤全体として、通常0.1〜30重量%、好ましくは0.5〜25重量%、特に好ましくは1〜20重量%であれば良い。
消炎鎮痛剤としては、インドメタシン、フェルビナク、サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール、アラントイン又はその誘導体、イブプロフェン、イブプロフェンピコノール、ブフェキサマク、フルフェナム酸ブチル、ベンダザック、ピロキシカム、ケトプロフェンなどが挙げられ、好ましくはインドメタシン、フェルビナク、サリチル酸メチルである。
本発明で用いる消炎鎮痛剤の配合量は、特に制限されないが、皮膚への使用感や効果を考慮して適宜選択して用いることができる。皮膚外用剤全体として、通常0.1〜30重量%、好ましくは0.5〜25重量%、特に好ましくは1〜20重量%であれば良い。
抗真菌剤としては、塩酸テルビナフィン、硝酸スルコナゾール、クロトリマゾール、硝酸イソコナゾール、硝酸クロコナゾール、硝酸ミコナゾール、硝酸エコナゾール、硝酸オキシコナゾール、ビホナゾール、チオコナゾール、ケトコナゾール、トルナフタート、トルシクラート、リラナフタート、シクロピロクスオラミン、エキサラミド、シッカニン、ウンデシレン酸、ウンデシレン酸亜鉛、ピロールニトリン、塩酸ブテナフィン、塩酸アモロルフィン、塩酸ネチコナゾールなどが挙げられ、好ましくは塩酸テルビナフィン、硝酸スルコナゾールである。
本発明で用いる抗真菌剤の配合量は、特に制限されないが、皮膚への使用感や効果を考慮して適宜選択して用いることができる。皮膚外用剤全体として、通常0.1〜30重量%、好ましくは0.5〜25重量%、特に好ましくは1〜20重量%であれば良い。
ステロイド剤としては、吉草酸酢酸デキサメタゾン、デキサメタゾン、プロピオン酸デキサメタゾン、酢酸デキサメタゾン、吉草酸デキサメタゾン、吉草酸酢酸プレドニゾロン、酪酸ヒドロコルチゾン、酢酸ヒドロコルチゾン、ヒドロコルチゾン、酪酸プロピオン酸ヒドロコルチゾン、酢酸コルチゾン、酢酸プレドニゾロン、プレドニゾロン、ベタメタゾン、吉草酸ベタメタゾン、ジプロピオン酸ベタメタゾン、酪酸クロベタゾン、プロピオン酸クロベタゾール、酢酸ジフロラゾン、吉草酸ジフルコルトロン、プロピオン酸ベクロメタゾン、ピバル酸フルメタゾン、トリアムシノロンアセトニド、フルオシノロンアセトニド、フルオシノニド、アムシノニド、ハルシノニド、ジフルプレドナートなどが挙げられ、好ましくは酢酸ヒドロコルチゾン、吉草酸酢酸プレドニゾロン、酪酸クロベタゾンである。
本発明で用いるステロイド剤の配合量は、特に制限されないが、皮膚への使用感や効果を考慮して適宜選択して用いることができる。皮膚外用剤全体として、通常0.1〜30重量%、好ましくは0.5〜25重量%、特に好ましくは1〜20重量%であれば良い。
育毛剤としては、プロシアニジン、グリチルリチン酸ジカリウム、塩化カプロニウム、セファランチン、メントール、ヒノキチオール、L-ヒドロキシプロリン、アセチルヒドロキシプロリン、フコイダン、トウガラシチンキ、セファランチン、スエルチアニン、シンホングギニジン、フラボノステロイド、イムノテクト、ミノキシジル、FGF-10、エンメイソウ抽出物(エキス)、センブリ抽出物(エキス)、ミツイシコンブ抽出物(エキス)、アマチャズル抽出物(エキス)、オトギリソウ抽出物(エキス)、ゲンチアナ抽出物(エキス)、セージ抽出物(エキス)、ペパーミント抽出物(エキス)、ホップ抽出物(エキス)、ヨクイニン抽出物(エキス)、柿葉抽出物(エキス)、ジオウ抽出物(エキス)、ニンジン抽出物(エキス)、ボダイジュ抽出物(エキス)、ボタンピ抽出物(エキス)などが挙げられ、好ましくはプロシアニジン、センブリ抽出物(エキス)、ミツイシコンブ抽出物(エキス)である。
本発明で用いる育毛剤の配合量は、特に制限されないが、皮膚への使用感や効果を考慮して適宜選択して用いることができる。皮膚外用剤全体として、通常0.1〜30重量%、好ましくは0.5〜25重量%、特に好ましくは1〜20重量%であれば良い。
痩身剤としては、カフェイン、アミノフィリン、テオフィリン、オクストリフィリン、ダイフィリン、ジイソブチルアミノベンゾイルオキシプロピルテオフィリン、テオブロミン、ジプロフィリン、プロキシフィリン、ペントキシフィリンなどのキサンチン類、カプサイシンなどが挙げられ、好ましくはカフェイン、カプサイシンである。
本発明で用いる痩身剤の配合量は、特に制限されないが、皮膚への使用感や効果を考慮して適宜選択して用いることができる。皮膚外用剤全体として、通常0.1〜30重量%、好ましくは0.5〜25重量%、特に好ましくは1〜20重量%であれば良い。
その他、局所麻酔剤、鎮痒剤、抗菌剤、抗ウイルス剤、角質軟化剤、保湿剤、収斂剤、抗酸化剤、発毛抑制剤としては以下のものが挙げられる。
局所麻酔剤:リドカイン、塩酸リドカイン、ジブカイン、塩酸ジブカイン、アミノ安息香酸エチル、ユーカリ油、オイゲノール、カンフル、ハッカ油など。
鎮痒剤:クロタミトン、クロルフェニラミン、マレイン酸クロルフェニラミン、ジフェンヒドラミン、塩酸ジフェンヒドラミン、サリチル酸ジフェンヒドラミン、サリチル酸、ノニル酸ワニリルアミド、メキタジン、カンフル、チモール、オイゲノール、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、コンフリーエキス、シソエキスなど。
抗菌剤:イソプロピルメチルフェノール、グルコン酸クロルヘキシジン、塩酸クロルヘキシジン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、塩化デカリニウム、トリクロサン、トリクロロカルバニリドなど。
抗ウイルス剤:アシクロビル、ペンシクロビルなど。
角質軟化剤:エチルアルコール、イソプロピルアルコール、プロパノール、ブタノール、ポリエチレングリコール、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコール、炭酸プロピレン、ヘキシルドデカノール、アラントイン、ジメチルスルホキシド、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、トリエタノールアミン、ジイソプロピルアジペート、エチルラウリレート、ラノリン、脂肪酸ジアルキロールアミド、尿素、イオウ、レゾルシン、フィチン酸、乳酸、乳酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなど。
保湿剤:ポリエチレングリコール、ジグリセリントレハロース、ヘパリン類似物質、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラスチン、ケラチン、キチン、キトサンなどの高分子化合物、グリシン、アスパラギン酸、アルギニン等のアミノ酸、乳酸ナトリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム等の天然保湿因子、カミツレエキス、アロエエキス、アロエベラエキス、ハマメリスエキス、ローズマリーエキス、タイムエキス、チャエキス、シソエキスなどの植物抽出エキスなど。
収斂剤:クエン酸、酒石酸、乳酸、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、アラントインジヒドロキシアルミニウム、アルミニウムフェノールスルホン酸、パラフェノールスルホン酸亜鉛、硫酸亜鉛、乳酸亜鉛、アルミニウムクロロヒドロオキシドなど。
抗酸化剤:ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム・二水和物(以下、エデト酸ナトリウムとも言う)、ソルビン酸、亜硫酸ナトリウムなど。
発毛抑制剤:イソフラボン、ヒオウギエキス、ドクダミエキス、イリス根エキス、パパイン酵素など。
局所麻酔剤、鎮痒剤、抗菌剤、抗ウイルス剤、角質軟化剤、保湿剤、収斂剤、抗酸化剤、発毛抑制剤の配合量は、本発明の効果を奏すれば特に制限されないが、望ましくは薬事法上許容される上限配合量を限度に適宜選択使用することができる。具体的には、皮膚外用剤100重量部あたり通常0.001〜20重量部、好ましくは0.001〜10重量部、より好ましくは0.001〜5重量部の範囲から目的に応じて調製することができる。
本発明の皮膚外用剤の調製方法は、特に制限されず、通常の皮膚外用剤を調製するのに必要な各種成分などを適宜選択、配合して、常法により調製することができる。また、本発明の皮膚外用剤の外皮への適用量や用法は特に制限されず、通常、一日数回、適量を皮膚等の外皮に塗布するなどして用いることができる。
本発明の皮膚外用剤は、種々の形態に調製することができる。例えば、軟膏剤、クリーム剤、液剤(油状、ローション状、乳液状、エアゾール状を含む)、ゲル剤(液晶、マイクロエマルジョン、リポソームを含む)、貼付剤(パック状を含む)、固形剤(スティック状を含む)などの剤型が挙げられ、特に液剤(ローション状、油状、乳液状を含む)、ゲル剤(液晶、マイクロエマルジョン、リポソームを含む)に適用すると有用である。なかでも高温における製剤の安定化効果から、本発明の実施形態としてはゲル剤(液晶、マイクロエマルジョン、リポソームを含む)が特に好ましい。
液晶とは、一般的に構成分子中に長い配向性を有する高度の結晶性を持ち、固体と液体の中間的な流動性および粘稠性のある液体であり、光学的異方性を示すことが多い。液晶は六方晶層やラメラ層を形成しており、この構造によって白色光では色づいた縞模様や偏光による屈折・反射が起こるため、顕微鏡下での複屈折や目視で液晶の形成を容易に識別することができる。
液晶は生体二重膜や細胞間脂質と構造が類似しているため、皮膚になじみやすく、また有用な成分の経皮吸収を促進できるという利点がある。
本発明において、皮膚外用剤中に液晶を含有していると好ましい。
マイクロエマルジョンとは、一般的に油−水−両親媒性物質からなる透明あるいは半透明な一液相で、膨潤した大きなミセルが分散した系であると定義され、本質的に可溶化系と同様であると言われている。マイクロエマルジョンの平均粒子径は、光学的透明性から0.5μm以下であると好ましい。
マイクロエマルジョンは、光学的な透明性を有するほど分散しているミセルが小さいため、通常のエマルジョンよりも製剤が角質層から皮膚に吸収されやすいという利点を持つ。
リポソームとは、球状に集合した脂質二重層から成る小胞体である。この脂質二重層がタマネギ状に何層も重なり合ったものは多層リポソームと呼ばれる。
リポソームは生体二重膜と構造が類似しているため、皮膚になじみやすく、また有用な成分の経皮吸収を促進できるという利点がある。
本発明において液晶型皮膚外用剤とは、皮膚外用剤中に液晶を含有しているものを示す。
本発明の皮膚外用剤が液晶型皮膚外用剤である場合、グリコールエーテルにリン脂質、水溶性化合物、少量の水などを投入・撹拌し、油分および油溶性化合物などを適宜投入・撹拌して調製することができる。また、本発明の液晶型皮膚外用剤は、少量の水を配合することができるが、水を別途配合せずに実質的に無水の製剤としても調製することができる。
本発明においてマイクロエマルジョン型皮膚外用剤とは、皮膚外用剤中にマイクロエマルジョンを含有しているものを示す。
本発明の皮膚外用剤がマイクロエマルジョン型皮膚外用剤である場合、グリコールエーテルにリン脂質などを投入・撹拌し、油分および油溶性化合物などを適宜投入・撹拌した後、水溶性化合物、水を加えて高圧ホモミキサーを使用して乳化、調製することができる。
本発明においてリポソーム型皮膚外用剤とは、皮膚外用剤中にリポソームを含有しているものを示す。
本発明の皮膚外用剤がリポソーム型皮膚外用剤である場合、調製方法には特に制限はなく、これまで知られている種々の調製方法が利用できるが、例えば、グリコールエーテルにリン脂質、水溶性化合物、水などを投入・撹拌し、油分および油溶性化合物などを適宜投入・撹拌して調製することができる。
本発明の皮膚外用剤はさらに水を含有していてもよく、水分量は本発明の効果を奏すれば特に制限されないが、皮膚外用剤全体として通常0.001〜90重量%、好ましくは0.01〜80重量%、特に好ましくは0.1〜70重量%であれば良い。
本発明の皮膚外用剤は、医薬品又は医薬部外品、化粧品のいずれの範疇に属するものであってもよいため、様々な用途に用いることができる。本発明の皮膚外用剤の用途としては、例えば、湿疹、かぶれ、乾燥性そう痒症、乾皮症、しもやけ、あせも等痒みや炎症を治療するための皮膚炎治療剤又は鎮痒剤、切傷、擦傷、靴擦れ、かき傷、さし傷、火傷、化膿性創傷、痔、ひび、あかぎれ等の治療促進や悪化防止のための殺菌消毒剤や損傷治癒剤、水虫、ニキビ等を治療するための感染性皮膚疾患治療剤又は抗菌剤、***炎、口角炎、***のひびわれ、ただれなどを治療するための***用治療剤、手指のあれ、ひじ・ひざ・かかと・くるぶし等の角化症、さめ肌を治療するための角質軟化剤、消炎鎮痛剤などの医薬品、育毛・発毛促進・増毛等の頭皮用剤、シャンプー、リンスなどのヘアケア用剤、手荒れ、肌荒れ、唇の荒れ、日焼け後のほてり、しわ・たるみ、肌を整える、唇のきめを整える、皮膚・唇をすこやかに保つ、皮膚・唇にうるおいを与える、皮膚・唇を保護する、皮膚の乾燥・しもやけ・ひび・あかぎれ・かぶれ等の予防、腋臭抑制などに用いる医薬部外品、保湿、美白、抗シワ、角質軟化、クレンジングなどに用いる化粧品等が好適な用途として例示できるが、特にこれらに制限されない。
本発明の皮膚外用剤は、保存安定性や粘度等の品質を損なわず、また本発明の効果を損なわない量的及び質的範囲内で、必要に応じて医薬品、医薬部外品または化粧品分野において一般的に用いられる各種の成分、例えば基剤、界面活性剤、増粘剤、保存剤、pH調整剤、安定化剤、刺激軽減剤、防腐剤、着色剤、分散剤、香料等を配合することができる。なお、これらの成分は1種単独で、または2種以上を任意に組み合わせて配合することができる。
基剤:パラフィン、ゲル化炭化水素、オゾケライト、セレシン、ワセリン、ハードファット、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸等の脂肪酸、高重合メチルポリシロキサン、ジメチルシロキサン・メチル(ポリオキシエチレン)シロキサン・メチル(ポリオキシプロピレン)シロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチル(ポリオキシエチレン)シロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチル(ポリオキシプロピレン)シロキサン共重合体、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)・メチルポリシロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチルセチルオキシシロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチルステアロキシシロキサン共重合体、アクリル酸アルキル共重合体メチルポリシロキサンエステル、架橋型メチルポリシロキサン、架橋型メチルフェニルポリシロキサン、架橋型ポリエーテル変性シリコーン、架橋型アルキルポリエーテル変性シリコーン、架橋型アルキル変性シリコーン等の重合型シリコーン、エチレングリコールモノアセタート、エチレングリコールジアセタート、トリエチレングリコールジアセタート、ヘキシレングリコールジアセタート、及び2-メチル-2-プロペン-1,1-ジオールジアセタート等のグリコールアセタート、トリエチレングリコールジバレラート、2,2,4-トリメチル-1,3-ペンタンジオールモノイソブチラート、2,2,4-トリメチル-1,3-ペンタンジオールジイソブチラート等のグリコールエステル、エチレングリコールジアクリラート、ジエチレングリコールジアクリラート、プロピレングリコールモノアクリラート、2,2-ジメチル-トリメチレングリコールジアクリラート、及び1,3-ブチレングリコールジアクリラート等のグリコールアクリラート、エチレングリコールジニトラート、ジエチレングリコールジニトラート、トリエチレングリコールジニトラート、及びプロピレングリコールジニトラート等のグリコールジニトラート、2,2′-[1,4-フェニレンジオキシ]ジエタノール、ジオキサン、ブチレングリコールアジピン酸ポリエステルなど。
界面活性剤:ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル類、モノステアリン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等のグリセリン脂肪酸類、モノイソステアリン酸ポリグリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル等のポリグリセリン脂肪酸類、モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油40、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油80などの硬化ヒマシ油誘導体、モノラウリル酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン(ポリソルベート20)、モノステアリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン(ポリソルベート60)、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン(ポリソルベート80)などのポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンモノヤシ油脂肪酸グリセリル、グリセリンアルキルエーテル、アルキルグルコシド、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ステアリルアミン、オレイルアミンなど。
増粘剤:グアーガム、ローカストビーンガム、カラギーナン、キサンタンガム、デキストラン、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ベントナイト、デキストリン脂肪酸エステル、ペクチンなど。
保存剤:安息香酸、安息香酸ナトリウム、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸イソブチル、パラオキシ安息香酸イソプロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ベンジル、パラオキシ安息香酸メチル、フェノキシエタノールなど。
pH調整剤:無機酸(塩酸、硫酸、リン酸、ポリリン酸、ホウ酸など)、有機酸(乳酸、酢酸、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、コハク酸ナトリウム、シュウ酸、グルコン酸、フマル酸、プロピオン酸、酢酸、アスパラギン酸、イプシロン−アミノカプロン酸、グルタミン酸、アミノエチルスルホン酸など)、グルコノラクトン、酢酸アンモニウム、無機塩基(炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウムなど)、有機塩基(モノエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、リジンなど)など。
これらの成分は1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。またそれらの配合量は、本発明の効果を奏すれば特に制限されないが、望ましくは薬事法上許容される上限配合量を限度に適宜選択使用することができる。具体的には、皮膚外用剤100重量部あたり通常0.001〜20重量部、好ましくは0.001〜10重量部、より好ましくは0.001〜5重量部の範囲から目的に応じて調製することができる。
本発明は、皮膚外用剤に配合しているヒアルロン酸、ヒアルロン酸誘導体またはそれらの塩の経皮吸収促進方法をも包含する。本発明の方法において、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸誘導体またはそれらの塩を含有する皮膚外用剤の経皮吸収促進は、リン脂質およびグリコールエーテルを含有させることによって達成できる。
本発明の方法において、リン脂質、グリコールエーテル、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸誘導体またはそれらの塩、これらの配合量、リン脂質およびグリコールエーテルの配合比は、前記皮膚外用剤で用いたものと同様である。
本方法を使用して得られた組成物は、その製剤形態に応じて、1日あたり1回から数回に分けて、公知あるいは慣用されている方法にて用法・用量にて使用することができる。
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、これらの実施例は何ら本発明の範囲を限定するものではない。なお、配合量等は精製水または特に単位の記載のないものについては、すべて重量%を表す。
試験例1 経皮吸収性試験
表1に示す処方に従い、リン脂質をグリコールエーテルに溶解し、加温した精製水とあらかじめ水で膨潤したコポリマーとヒアルロン酸ナトリウムを混合して調製した製剤について、縦型のFranzセル(半径0.75cm)のリザーバー側にリン酸緩衝液10mLを入れ、へアレスマウス(系統:HR-1、7週令、雄)の脂肪を除去した全層皮膚をセルの間に固定した後、ドナー側に試験薬剤を1g添加した。試験薬剤添加24時間後に全層皮膚をセルからはずし、角層表面を精製水およびアセトンで洗浄した後、全層皮膚をホモジネートして精製水にて抽出し、ヒアルロン酸測定キット(生化学工業)を用いてヒアルロン酸ナトリウムを定量した。また、セルのドナー側に精製水1gを添加して同様に試験を行い、全層皮膚中に当初から存在するヒアルロン酸ナトリウムを定量し、試験薬剤のヒアルロン酸ナトリウムの透過量を算出した。
結果を表1に示す。
Figure 2007191396
エトキシジグリコールを含有する比較例1でさえも、皮膚に当初から存在するヒアルロン酸量と同量以上透過している上、さらに大豆レシチンを含有する実施例1では、当初量の3倍も透過させていることがわかった。このことは、ヒアルロン酸は皮膚内部には浸透しないと言われているにもかかわらず、本発明を用いることで皮膚内部へヒアルロン酸を浸透させることが可能になったことを示している。
このように、実施例1は経皮吸収性に優れた皮膚外用剤であり、ヒアルロン酸ナトリウムの効果を十分に期待することができることから、特に有用である。
したがって、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸誘導体またはそれらの塩の肌への効率的な浸透によって、高保湿効果や肌に張りや弾力を与える抗シワ効果などを期待することができる。
以下に製剤実施例を挙げる。
表2に示す処方に従い、リン脂質をグリコールエーテルに溶解し、加温した精製水とあらかじめ水で膨潤したカルボキシビニルポリマーとヒアルロン酸ナトリウムを混合し、トリエタノールアミンを添加して皮膚外用剤を調製した。
表2に示す全ての実施例において、配合したヒアルロン酸ナトリウムの経皮吸収性が優れていた。
Figure 2007191396

Claims (5)

  1. (A)リン脂質、(B)グリコールエーテルおよび(C)ヒアルロン酸、ヒアルロン酸誘導体またはそれらの塩を含有する皮膚外用剤。
  2. グリコールエーテルが、エチレングリコールモノエーテル、エチレングリコールジエーテル、プロピレングリコールモノエーテル、プロピレングリコールジエーテル、ブチレングリコールモノエーテル、ブチレングリコールジエーテル、ジエチレングリコールモノエーテル、ジエチレングリコールモノエーテル、ジエチレングリコールジエーテル、ジプロピレングリコールモノエーテル、ジプロピレングリコールジエーテル、ジブチレングリコールモノエーテルおよびジブチレングリコールジエーテルよりなる群から選択される1種または2種以上である請求項1に記載の皮膚外用剤。
  3. リン脂質が水素添加リン脂質である請求項1又は2に記載の皮膚外用剤。
  4. リン脂質が非水素添加リン脂質である請求項1又は2に記載の皮膚外用剤。
  5. 水素添加リン脂質のヨウ素価が10〜50である請求項1〜3のいずれかに記載の皮膚外用剤。
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