JP2007191157A - ラベル剥離装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 剥離紙巻き取り機構等の駆動機構を必要とせずに、剥離紙からラベルを簡易に剥がすことが可能なラベルプリンタ用のラベル剥離装置を提供すること。
【解決手段】 本発明に係るラベル剥離装置14は、ラベル排出口15の剥離紙11下面側近傍に設けられる基台18と、基台18の下端部を回動中心とし、上端部20aを基台18に近接離反可能に回動させる回動アーム19と、回動アーム19を基台18に対して離反する方向に付勢する付勢手段22とを有している。付勢手段22により付勢された回動アーム19の上端部20aは、ラベル排出口15より排出された印字ラベル9aの排出方向側の前端部9b近傍に位置している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、上面に複数のラベルが所定間隔をあけて仮着された帯状の剥離紙を1ラベル分だけ搬送させることによって、前記ラベルがラベル排出口より排出された状態で停止されるラベルプリンタに用いることが可能なラベル剥離装置に関する。
従来より、複数のラベルが所定間隔をあけて上面に仮着されたロール状の剥離紙を内設し、ラベルに対して印字部で商品情報(商品の製造年月日等の情報)の印字を行った後に剥離紙を1ラベル分だけ搬送することにより、印字されたラベルをラベル排出口より排出させるラベルプリンタが知られている。
このようなラベルプリンタでは、剥離紙を印字ラベルと次のラベルとの間で切断してから印字ラベルをユーザが手で剥がすか、剥離紙を切断することなくユーザが直接手で印字ラベルを剥がすことによって、印字ラベルを使用する。
しかしながら、剥離紙を切断してから印字ラベルを使用する場合には、剥離紙を切断する手間が発生するとともに、剥離紙から印字ラベルを手で剥がすための手間がかかってしまうという問題があった。
さらに、剥離紙を切断せずに印字ラベルを剥離紙から剥がす場合には、剥離紙を切断したとき以上に印字ラベルを剥がすのが難しくなるため、より一層、印字ラベルを剥がすための手間がかかってしまうという問題があった。
そこで、今日では、ラベル排出口に対して剥離板を設置するとともに、ラベル排出口から排出された剥離紙を巻き取るための剥離紙巻き取り機構を設け、剥離紙の排出によりラベル排出口から排出された剥離紙を剥離紙巻き取り機構で巻き取るとともに剥離板の先端で転向搬送することによって、剥離紙から印字ラベルを剥がすラベルプリンタが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−326616号公報(第2−3頁、第1図)
しかしながら、ラベルプリンタに剥離紙巻き取り機構を設置すると、剥離紙を巻き取るための駆動機構等をラベルプリンタ本体内に設置する必要が生ずるため、ラベルプリンタ本体が大型化してしまうとともに、剥離紙の搬送構造が複雑になってしまうという問題があった。
また、ラベルプリンタに剥離紙巻き取り機構を設置すると、ラベルプリンタのコスト上昇を招いてしまうという問題があった。
さらに、剥離紙を剥離紙巻き取り機構で巻き取られるようにセット(装着)する必要があることから、剥離紙のセットに手間がかかってしまうという問題があった。
また、剥離板と剥離紙巻き取り機構とが設けられていないラベルプリンタにおいても、ラベルを剥離紙から簡易に剥がせるようにしたいという要望が多く存在していた。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、剥離紙巻き取り機構等の駆動機構を必要とせずに、剥離紙からラベルを簡易に剥がすことが可能なラベルプリンタ用のラベル剥離装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るラベル剥離装置は、上面に複数のラベルが所定間隔をあけて仮着された帯状の剥離紙を1ラベル分だけ搬送させることによって、前記ラベルがラベル排出口より排出された状態で停止されるラベルプリンタ用のラベル剥離装置であって、前記ラベル排出口の前記剥離紙下面側近傍に設けられる基台と、該基台の下端部を回動中心とし、上端部を前記基台に近接離反可能に回動させる回動アームと、該回動アームを前記基台に対して離反する方向に付勢する付勢手段とを有し、前記付勢手段により付勢された前記回動アームの上端部が、前記ラベル排出口より排出された前記ラベルの排出方向側前端部近傍に位置することを特徴とする。
また、ラベル剥離装置は、前記ラベル排出口より排出された剥離紙を、前記回動アームの前記上端部を介して下方に引っ張ることにより、前記剥離紙が前記上端部で下方向に転向されるとともに、前記ラベルが前記剥離紙に仮着される力に抗して前記剥離紙より剥離されることを特徴とするものであってもよい。
さらに、ラベル剥離装置の前記基台に、前記上端部を介して導かれる前記剥離紙を、当該上端部より前記基台の前方方向へと導くための転向手段が設けられており、前記転向手段を介して前記前方方向に導かれる剥離紙を当該前方方向に引っ張ることにより、前記剥離紙が前記上端部で前記転向手段の設置方向に転向されるとともに、前記ラベルが前記剥離紙に仮着される力に抗して前記剥離紙より剥離されることを特徴とするものであってもよい。
また、本発明に係るラベル剥離装置は、上面に複数のラベルが所定間隔をあけて仮着された帯状の剥離紙を1ラベル分だけ搬送させることによって、前記ラベルがラベル排出口より排出された状態で停止されるラベルプリンタ用のラベル剥離装置であって、前記ラベル排出口の前記剥離紙下面側近傍に設けられる基台と、該基台に対して前記ラベルの排出方向へ進退動可能に設けられる剥離テーブルと、該剥離テーブルを前記ラベルの排出方向に付勢する付勢手段とを有し、前記付勢手段により付勢された前記剥離テーブルの先端は、前記ラベル排出口より排出された前記ラベルの排出方向側前端部近傍に位置することを特徴とする。
これらのラベル剥離装置は、前記基台が、前記ラベルプリンタに対する当該基台の固定位置を前記ラベルの排出方向において調整することが可能な位置調整手段を備えるものであってもよい。
また、前記基台が前記ラベルプリンタに対して着脱可能に設けられるものであってもよい。
本発明に係るラベル剥離装置によれば、ラベル排出口より排出された剥離紙を巻き取るための駆動機構等をラベルプリンタに設けることなく容易に印字ラベルの剥離を行うことができるので、駆動機構の簡略化と、構造設計の容易化を図ることができると共に、ラベルプリンタの大型化を抑制することが可能となる。
また、本発明に係るラベル剥離装置では、手で剥離紙を引っ張ることによって回動アームを付勢力に反して回動させたり、剥離テーブルを付勢力に反して後退させたりして、回動アームの上端部または剥離テーブルの先端で剥離紙のみを転向させることができるので、ラベルを剥離紙から容易に剥離させることができる。
特に、回動アームの上端部を介して剥離紙を下方向に引っ張ったり、基台に転向手段を設けることによって回動アームの上端部を介して導かれる剥離紙を、転向手段を通して基台の前方方向に引っ張ることによって、回動アームの上端部で剥離紙のみが転向され易くなるため、より一層ラベルを剥離紙から容易に剥離させることが可能となる。
さらに、ラベルが剥離紙から剥がれにくい場合には、引っ張った剥離紙を戻してから再度、剥離紙を引っ張り直すことによって、何度でも剥離動作を繰り返すことができる。
また、本発明に係るラベル剥離装置では、剥離紙を巻き取るための巻き取り機構を設けたラベルプリンタのように剥離紙を巻き取り機構にセットする手間が必要とされないため、剥離紙の装着負担を軽減させることができる。
さらに、本発明に係るラベル剥離装置に対して位置調整手段を設けることによって、ラベル排出口から回動アームの上端部までの距離や、ラベル排出口から剥離テーブルの先端までの距離を調節することができる。このため、長さの異なるラベルを剥離紙から剥離する場合であっても、回動アームの上端部または剥離テーブルの先端をラベルの排出方向側前端部の近傍位置に調節することができ、ラベルの剥離作業を確実かつ効果的に行うことが可能となる。
また、ラベル剥離装置をラベルプリンタに対して着脱可能に設けることによって、ラベルの剥離作業をラベルへの印字と同時に行う場合等にのみがラベル剥離装置をラベルプリンタ本体に設置し、必要がない場合には、ラベル剥離装置を取り外すことができる。このため、ラベルプリンタ本体の軽量化、小型化を図ることが可能となる。
さらに、ラベル剥離装置を着脱可能な構成とすることによって、あらかじめラベル剥離機構部を備えておらず、ラベル排出口から排出された剥離紙を巻き取るための巻き取り機構等を追加設置することができないラベルプリンタに対して、簡単にラベル剥離装置を設置することができるので、従来から広く使用されているラベル剥離機構なしのラベルプリンタに対しても、本発明に係るラベル剥離装置を適用することが可能となる。
以下、本発明に係るラベル剥離装置を、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るラベル剥離機構(ラベル剥離装置)を備えたラベルプリンタ1の斜視図を示している。ラベルプリンタ1は、略直方体を呈する本体基部3と、本体基部3に載置される装置操作部4と、ラベルを剥離紙から剥離するためのラベル剥離機構部14とを有している。
装置操作部4の上面4aは手前方向に向けて傾斜されており、上面4aの下部にはラベル印字用の情報を入力するための操作ボタン5が配設され、上部には入力された情報を表示するための液晶表示部6が設けられている。
装置操作部4は、本体基部3の連結軸部3aを回動基軸として本体基部3に回動可能に取り付けられており、装置操作部4を回動させることによって本体基部3の内部が開放される構造となっている。
図2は、ラベルプリンタ1の内部構造を簡略的に示した構成図である。ラベルプリンタ1の内部には、本体基部3に設置されるロール状剥離紙8と、ラベル9に対して印字を行うためのサーマルプリンタ部(印字部)10と、ロール状剥離紙8より延びる剥離紙11の一端をサーマルプリンタ部(印字部)10へと導くプラテンローラ12と、プラテンローラ12により搬送される剥離紙11をガイドするガイドローラ13とが設けられている。
ロール状剥離紙8は、接着剤によって上面に複数のラベル9が所定間隔をあけて仮着された帯状の剥離紙11をロールホルダ8aに巻回させたものである。ロールホルダ8aは本体基部3に設置される支持部材3bによって回動自在に支持されており、ロールホルダ8aを回動中心としてロール状剥離紙8が回転されることによって、帯状の剥離紙11が外周縁側から引き延ばされる構造となっている。
ロール状剥離紙8より引き延ばされた剥離紙11は、装置操作部4に回転自在に設置されるガイドローラ13により、その搬送方向を変更させた後にサーマルプリンタ部10へ案内される。
サーマルプリンタ部10は装置操作部4に設置されており、プラテンローラ12は本体基部3に設置されている。装置操作部4が本体基部3の内部を閉塞する状態(装置操作部4が本体基部3に載置された状態、図2の状態)となったときに、サーマルプリンタ部10とプラテンローラ12とが上下一対となって固定される。
サーマルプリンタ部10とプラテンローラ12とにより挟持された剥離紙11は、プラテンローラ12の回転駆動に応じてラベル排出口15へと排出される。サーマルプリンタ部10によりラベル9に印刷が行われると、プラテンローラ12は、剥離紙11をラベル1枚分だけ送出し、次のラベル9をサーマルプリンタ部10の印字可能位置に移動させるとともに、印字されたラベル(印字ラベル)9aをラベル排出口15から排出する。印字ラベル9aは、ラベル排出口15よりラベルプリンタ1の外部に露出された状態で停止する。
ラベル剥離機構部14は、ラベル排出口15より排出された印字ラベル9aを、剥離紙11から剥離する役割を有している。ラベル剥離機構部14は、本体基部3のラベル排出口15側側面に取り付けられる基台18と、基台18の下端部を回動中心として回動可能に取り付けられる回動アーム19と、回動アーム19を基台18に対して離反する方向に付勢する板バネ部材(付勢手段)22とを有している。
基台18は、一対の棒状金具により構成されており、剥離紙11の帯幅とほぼ同等の間隔をあけて本体基部3のラベル排出口15側側面に取り付けられている。各基台18の下端部には互いの基台18に架設された回動軸部18aが設けられ、さらに基台18の上部位置には、剥離紙11を転向させるための転向棒18bが架設されている。
回動アーム19は、各基台18に対して回動可能に取り付けられる脚部19aと、左右の脚部19aに対して架設される剥離台20とを有している。脚部19aは、基台の回動軸部18aを回動基軸として基台18に対して手前方向に傾動する構造となっており、さらに脚部19aと基台18との連結部には脚部19aの傾動角度を一定角度で規制する傾動規制部材21が設けられている。
剥離台20は、脚部19aの上部を前面から覆うようにして取り付けられる板状体により形成されている。板状体の上端部20aは基台18方向に屈曲されており、脚部19aが基台18方向に近接するように回動した場合には、上端部20aがラベル排出口15の下側端部近傍まで近接する構造となっている。また、剥離台20には、転向棒18bを正面から臨むようにして開口20bが形成されており、この開口20bを介して剥離紙11を転向棒18bに導くことが可能となっている。
板バネ部材22は、基台18と脚部19aとの回動角度を広げる方向に付勢するようにして、基台18の回動軸部18a近傍に設けられている。なお、実施例1においては、付勢手段として板バネを用いたが、基台18と脚部19aとの回動角度を広げる方向に付勢するものであれば、コイル状のバネ等を用いたものであってもよい。
板バネ部材22により付勢された脚部19aは、傾動規制部材21により所定角度で停止した状態となる。脚部19aが、傾動規制部材21により停止されると、剥離台20の上端部20aは、ラベル排出口15からちょうどラベル1枚分離れた位置に停止することとなり、ラベル排出口15より排出された印字ラベル9aの前端部9bの近傍、より具体的には、図2に示すように、前端部9bよりもわずかに前方に位置する状態となる。
次に、ラベルプリンタ1によって印字されたラベル9aがラベル排出口15より排出された状態において、ラベル剥離機構部14を用いて印字ラベル9aを剥離紙11から剥離する方法を説明する。
まず、図3a、図3bに示すように、引き延ばされた剥離紙11をラベル排出口15から剥離台20の上端部20aへ導き、上端部20aで転向させてから開口20bを介して転向棒18bに通し、さらに転向棒18bで剥離紙11を折り返した後に開口20bを介して剥離紙11を前方に導き出す。
この状態で、導き出された剥離紙11をラベルプリンタ1の手前方向に引っ張ると、図3aに示すように、剥離紙11がプラテンローラ12とサーマルプリンタ部10とにより挟持されて停止された状態となっているため、剥離紙11の引っ張り量に応じて上端部20aにラベル排出口15方向への力F(図3aの矢印F)が加えられる。力Fが上端部20aに加えられると、剥離台20を介して脚部19aに力Fが伝達されて板バネ部材22の付勢力に反発する方向、つまり剥離台20および脚部19aを基台18に近づける方向に力Fが働き、回動アーム19が基台18に近づくようにして回動を始める。
回動アーム19の回動により上端部20aがラベル排出口15方向に移動することとなるが、このとき剥離紙11が上端部20aの先端で転向されるように設置されているため、剥離紙11の下面が上端部20aに押しつけられた状態を保ちつつ、上端部20aが剥離紙11の下面を摺動する。
上端部20aが剥離紙11の下面を摺動するとともに、さらに、剥離紙11が上端部20aで鋭角に転向されると、剥離紙11の上面に仮着される印字ラベル9aは、図3bに示すように、そのままの状態(位置)を維持しようとするため、印字ラベル9aよりも剛性の劣る剥離紙11のみが上端部20aで転向され、印字ラベル9aが剥離紙11との接着力(仮着される力)に抗して剥離されるようになる。そして、回動アーム19が基台18に当接するまで回動されると、印字ラベル9aは、後端部だけを剥離紙11に仮着させた状態となる。ユーザは、印字ラベル9aの前端部を摘むようにして印字ラベル9aを剥離紙11から剥がすことによって、容易に印字ラベル9aを剥離紙11から剥がすことができる。
このように、本発明に係るラベル剥離機構部14を、ラベルプリンタ1に設けることによって、ラベルプリンタ1にラベル排出口15より排出された剥離紙11を巻き取るための駆動機構等を設けることなく容易に印字ラベルの剥離を行うことができるので、駆動機構の簡略化と、構造設計の容易化を図ることができると共に、ラベルプリンタ1の大型化を抑制することが可能となる。
また、本発明に係るラベル剥離機構部14では、手で剥離紙11を引っ張ることによって印字ラベル9aを剥離紙11から剥離することができるので、印字ラベル9aが剥離紙11から剥がれにくい場合には、引っ張った剥離紙11を戻してから再度、剥離紙11を引っ張り直すことによって、何度でも剥離動作を繰り返すことができる。
さらに、ラベル排出口15より排出された剥離紙11を上端部20aおよび転向棒18bを介して手前方向に導くことによって、剥離紙11の装着を完了することができるので、剥離紙11を巻き取るための巻き取り機構を設けて剥離紙11をセットするのに比べて剥離紙11の装着負担を軽減させることができる。特に、ロール状剥離紙8の交換等を行う場合には、より一層、剥離紙11の交換負担等を軽減させることが可能となる。
また、実施例1においては、ラベル排出口15より排出された剥離紙11を上端部20aおよび転向棒18bを介して手前方向に導く構成としたが、ラベル排出口15より排出された剥離紙11を、上端部20aの先端より下方向に引っ張ることによって、上述した場合と同じように剥離紙11から印字ラベル9aを剥離させることもできるため、このような構成とした場合にはより一層、剥離紙11の装着負担を軽減させることが可能となるとともに、簡単に印字ラベル9aを剥離紙11から剥がすことができる。
次に、実施例1とは異なる構成からなるラベル剥離機構を備えたプリンタラベルを、実施例2において説明する。
実施例2において説明するラベルプリンタは、実施例1において説明したラベルプリンタに対してラベル剥離機構が異なる点で相違する。そのため、ラベルプリンタの本体基部および本体操作部等、実施例1と同一構成部分に関しては同一符号を附すものとし、実施例2における同一構成部分の説明は省略するものとする。
図4は、実施例2に係るラベル剥離機構を備えたラベルプリンタ30の斜視図を示しており、図5は、実施例2に係るラベルプリンタ30の内部構造を簡略的に示した構成図を示している。ラベルプリンタ30には、サーマルプリンタ部10により印字されたラベル9を剥離するラベル剥離機構部31が設けられている。
ラベル剥離機構部31は、本体基部3のラベル排出口15側側面に取り付けられる基台32と、基台32に対してラベルの排出方向に進退動可能に取り付けられる剥離テーブル33と、剥離テーブル33をラベルプリンタ30の前方方向へ付勢するバネ部材(付勢手段)34とを有している。
基台32は、ラベル排出口15近傍であって、排出された剥離紙11の下面側に位置するように取り付けられている。基台32の中心部には剥離テーブル33を突出入させるための開口32aが形成されており、本体基部3の内部側には、剥離テーブル33の進退動をガイドするためのガイド部32bが左右一対に形成されている。また、実施例1と同様に、基台32にはラベル排出口15より排出された剥離紙11の転向を行うための転向棒32dが設けられている。
剥離テーブル33は、横幅がほぼ剥離紙11の幅に等しく、長さ方向寸法がラベルの寸法よりもわずか長い板状体により構成されており、その後端部33aは下方向に屈曲されて側面視横L字形状となっている。また、剥離テーブル33の側方には、それぞれ2本ずつ、ガイド部32bのガイド穴32cに嵌入されるガイド突起33bが形成されており、ガイド突起33bがガイド穴32cにガイドされつつスライドすることによって、剥離テーブル33が基台32に対して進退動する構造となっている。
バネ部材34は、基台32の裏側側面、つまり本体基部3の内側の側面と剥離テーブル33の後端部33aとに固定されており、バネ部材34の付勢力によって、剥離テーブル33は通常、基台32より前方向(ラベル9の排出方向)に前進(突出)した状態となる。剥離テーブル33がバネ部材34により突出された状態になると、剥離テーブル33の先端部33cは、ラベル排出口15より排出された印字ラベル9aの前端部9bの近傍、より具体的には、前端部9bよりもわずかに前方に位置する状態となる。
次に、ラベルプリンタ30によって印字されたラベル9aがラベル排出口15より排出された状態において、ラベル剥離機構部31を用いて印字ラベル9aを剥離紙11から剥離する方法を説明する。
まず、図6a、図6bに示すように、引き延ばされた剥離紙11をラベル排出口15から剥離テーブル33へ導き、剥離テーブル33の先端部33cで転向させてから転向棒32dへ通し、転向棒32dで剥離紙11を折り返した後に剥離紙11を前方に導き出す。
この状態で、導き出された剥離紙11をラベルプリンタ30の手前方向に引っ張ると、図6aに示すように、剥離紙11がプラテンローラ12とサーマルプリンタ部10とにより挟持されて停止された状態となっているため、剥離紙11の引っ張り量に応じて先端部33cにラベル排出口15方向への力F2(図6aの矢印F2)が加えられる。力F2が先端部33cに加えられると、剥離テーブル33を介してバネ部材34の付勢力に反発する方向、つまり剥離テーブル33を後退させる方向に力F2が働き、剥離テーブル33が後退を始める。
剥離テーブル33の後退により、剥離テーブル33の先端部33cがラベル排出口15の方向に移動することとなるが、剥離紙11が先端部33cで転向されるように設置されているため、剥離紙11の下面が先端部33cに押しつけられた状態を保ちつつ、先端部33cが剥離紙11の下面を摺動する。
剥離テーブル33の先端部33cが剥離紙11の下面を摺動するとともに、剥離紙11が先端部33cで鋭角に転向されると、剥離紙11の上面に仮着される印字ラベル9aは、図6bに示すように、そのままの状態(位置)を維持しようとする。このとき、印字ラベル9aの剛性は印字ラベル9aと剥離紙11との接着力よりも強いため、剥離紙11のみが先端部33cで転向され、印字ラベル9aが剥離紙11から剥離されるようになる。そして、剥離テーブル33がぎりぎりまで後退すると、印字ラベル9aは、後端部だけを剥離紙11に仮着させた状態となる。ユーザは、印字ラベル9aの前端部を摘むようにして印字ラベル9aを剥離紙11から剥がすことによって、容易に印字ラベル9aを剥離紙11から剥がすことができる。
このように、実施例2に係るラベル剥離機構部31を、ラベルプリンタ30に設けることによって、実施例1と同様に、ラベルプリンタ30にラベル排出口15より排出された剥離紙11を巻き取るための駆動機構等を設けることなく容易に印字ラベル9aの剥離を行うことができるので、駆動機構の簡略化と、構造設計の容易化を図ることができると共に、ラベルプリンタ30の大型化を抑制することが可能となる。
また、実施例2に係るラベル剥離機構部31では、手で剥離紙11を引っ張ることによって印字ラベル9aを剥離紙11から剥離することができるので、実施例1と同様に、印字ラベル9aが剥離紙11から剥がれにくい場合には、引っ張った剥離紙11を戻してから再度、剥離紙11を引っ張り直すことによって、何度でも剥離動作を繰り返すことができる。
さらに、ラベル排出口15より排出された剥離紙11を剥離テーブル33の先端部33cおよび転向棒32dを介して手前方向に導くことによって、剥離紙11の装着を完了することができるので、実施例1と同様に、剥離紙11を巻き取るための巻き取り機構を設けて剥離紙11をセットするのに比べて剥離紙11の装着負担を軽減させることができる。特に、ロール状剥離紙8の交換等を行う場合には、より一層、剥離紙11の交換負担等を軽減させることが可能となる。
また、実施例2においては、ラベル排出口15より排出された剥離紙11を、剥離テーブル33の先端部33cおよび転向棒32dを介して手前方向に導く構成としたが、ラベル排出口15より排出された剥離紙11を、剥離テーブル33の先端部33cから下方向に引っ張ることによって、上述した場合と同じように剥離紙11から印字ラベル9aを剥離させることもできるため、このような構成とした場合にはより一層、剥離紙11の装着負担を軽減させることが可能となるとともに、簡単に印字ラベル9aを剥離紙11から剥がすことができる。
以上、本発明に係るラベル剥離機構部(ラベル剥離装置)を備えたラベルプリンタを、図面を用いて詳細に説明したが、本発明に係るラベル剥離機構は、上述した構成のものに限定されるものではない。いわゆる当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、実施例1および実施例2では、ラベル剥離機構部14、31をラベルプリンタ1、30の本体基部3に取り付ける構造を説明したが、必ずしもラベル剥離機構部14、31は本体基部3に固定されている必要はなく、マグネット機構や係止機構等を設けることによって、ラベル剥離機構部14、31を本体基部3から着脱可能な構成としてもよい。
ラベル剥離機構部14、31を着脱可能な構成にすることによって、印字ラベルの剥離作業を印字と同時に行う場合等にのみがラベル剥離機構部14、31を本体基部3に設置し、必要がない場合には、ラベル剥離機構部14、31を取り外すことができるので、ラベルプリンタ本体の軽量化、小型化を図ることが可能となる。
さらに、ラベル剥離機構部14、31を着脱可能な構成とすることによって、あらかじめラベル剥離機構部を備えておらず、ラベル排出口から排出された剥離紙を巻き取るための巻き取り機構等を追加設置することができないラベルプリンタに対して、簡単にラベル剥離機構部14、31を設置することができるので、従来から広く使用されているラベル剥離機構なしのラベルプリンタに対しても、本発明に係るラベル剥離機構を適用することが可能となる。
また、実施例1および実施例2で説明を行ったラベル剥離機構部14、31の基台18、32に、本体基部3に対する基台18、32の固定位置を調整するための位置調整機構(位置調整手段)を設けてもよい。
図7は、実施例1に示したラベル剥離機構部14の基台18に、水平方向に基台18の位置を移動させることが可能な位置調整機構40を設けた図である。このように位置調整機構40を設けることによって、ラベル排出口15から剥離台20の上端部20aまでの距離を調節することができるので、長さの異なるラベルを剥離紙から剥離する場合であっても、位置調整機構40を用いて上端部20aが印字ラベル9aの前端部9b近傍に位置するように調節することができ、印字ラベル9aの剥離作業を確実かつ効果的に行うことが可能となる。また、実施例2に示すラベル剥離機構部31に対しても、同様に位置調整機構40を設けることによって、剥離テーブル33の先端部33cの位置調整を行うことが可能である。
実施例1に係るラベル剥離機構を備えたラベルプリンタの斜視図である。 実施例1に係るラベルプリンタの内部構造を簡略的に示した構成図である。 実施例1に示すラベル剥離機構部を用いて印字ラベルを剥離紙から剥離する様子を示した図であり、(a)は剥離紙を手前方向に引っ張り始めたときの様子を示し、(b)は剥離紙を十分に手前方向に引いたときの様子を示している。 実施例2に係るラベル剥離機構を備えたラベルプリンタの斜視図である。 実施例2に係るラベルプリンタの内部構造を簡略的に示した構成図である。 実施例2に示すラベル剥離機構部を用いて印字ラベルを剥離紙から剥離する様子を示した図であり、(a)は剥離紙を手前方向に引っ張り始めたときの様子を示し、(b)は剥離紙を十分に手前方向に引いたときの様子を示している。 実施例1に係るラベル剥離機構部に対して位置調整手段を設けたラベルプリンタを示す側面図である。
符号の説明
1、30 …ラベルプリンタ
3 …本体基部
3a …奥側端部
3b …支持部材
4 …装置操作部
4a …(装置操作部の)上面
5 …操作ボタン
6 …液晶表示部
8 …ロール状剥離紙
8a …ロールホルダ
9 …ラベル
9a …印字ラベル
9b …(印字ラベルの)前端部
10 …サーマルプリンタ部
11 …剥離紙
12 …プラテンローラ
13 …ガイドローラ
14、31 …ラベル剥離機構部(ラベル剥離装置)
15 …ラベル排出口
18、32 …基台
18a …回動軸部
18b、32d …転向棒
19 …回動アーム
19a …脚部
20 …剥離台
20a …(剥離台の)上端部
20b …(剥離台の)開口
21 …傾動規制部材
22 …板バネ部材(付勢手段)
32a …(基台の)開口
32b …ガイド部
32c …ガイド穴
33 …剥離テーブル
33a …(剥離テーブルの)後端部
33b …ガイド突起
33c …(剥離テーブルの)先端部
34 …バネ部材(付勢手段)
40 …位置調整機構(位置調整手段)

Claims (6)

  1. 上面に複数のラベルが所定間隔をあけて仮着された帯状の剥離紙を1ラベル分だけ搬送させることによって、前記ラベルがラベル排出口より排出された状態で停止されるラベルプリンタ用のラベル剥離装置であって、
    前記ラベル排出口の前記剥離紙下面側近傍に設けられる基台と、
    該基台の下端部を回動中心とし、上端部を前記基台に近接離反可能に回動させる回動アームと、
    該回動アームを前記基台に対して離反する方向に付勢する付勢手段とを有し、
    前記付勢手段により付勢された前記回動アームの上端部が、前記ラベル排出口より排出された前記ラベルの排出方向側前端部近傍に位置すること
    を特徴とするラベル剥離装置。
  2. 前記ラベル排出口より排出された剥離紙を、前記回動アームの前記上端部を介して下方に引っ張ることにより、前記剥離紙が前記上端部で下方向に転向されるとともに、前記ラベルが前記剥離紙に仮着される力に抗して前記剥離紙より剥離されることを特徴とする請求項1に記載のラベル剥離装置。
  3. 前記基台には、前記上端部を介して導かれる前記剥離紙を、当該上端部より前記基台の前方方向へと導くための転向手段が設けられており、
    前記転向手段を介して前記前方方向に導かれる剥離紙を当該前方方向に引っ張ることにより、前記剥離紙が前記上端部で前記転向手段の設置方向に転向されるとともに、前記ラベルが前記剥離紙に仮着される力に抗して前記剥離紙より剥離されることを特徴とする請求項1に記載のラベル剥離装置。
  4. 上面に複数のラベルが所定間隔をあけて仮着された帯状の剥離紙を1ラベル分だけ搬送させることによって、前記ラベルがラベル排出口より排出された状態で停止されるラベルプリンタ用のラベル剥離装置であって、
    前記ラベル排出口の前記剥離紙下面側近傍に設けられる基台と、
    該基台に対して前記ラベルの排出方向へ進退動可能に設けられる剥離テーブルと、
    該剥離テーブルを前記ラベルの排出方向に付勢する付勢手段とを有し、
    前記付勢手段により付勢された前記剥離テーブルの先端は、前記ラベル排出口より排出された前記ラベルの排出方向側前端部近傍に位置すること
    を特徴とするラベル剥離装置。
  5. 前記基台は、前記ラベルプリンタに対する当該基台の固定位置を前記ラベルの排出方向において調整することが可能な位置調整手段を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のラベル剥離装置。
  6. 前記基台は前記ラベルプリンタに対して着脱可能に設けられることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のラベル剥離装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109110238A (zh) * 2018-09-25 2019-01-01 广州超音速自动化科技股份有限公司 一种贴标机的稳定出标机构
CN109110239A (zh) * 2018-09-25 2019-01-01 广州超音速自动化科技股份有限公司 贴标机

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