JP2007190974A - 車輪取付位置判定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車輪が取り付けられている位置を簡易かつ低コストに判定する。
【解決手段】車輪取付位置判定装置において、周方向加速度センサ36aは、車両に取り付けられた車輪の周方向に生じる周方向加速度を検出する。前後輪判定部は、検出された周方向加速度の大きさの違いを利用して判定対象の車輪が前輪か後輪かを判定する。前後輪判定部は、車両が減速するときに検出された周方向加速度の絶対値が相対的に大きい車輪を前輪と判定し、検出された周方向加速度の絶対値が相対的に小さい車輪を後輪と判定する。車両は、加速するときに後輪が駆動されず前輪が駆動される。前後輪判定部は、車両加速時に検出された周方向加速度の絶対値が相対的に大きい車輪を前輪と判定し、検出された周方向加速度の絶対値が相対的に小さい車輪を後輪と判定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車輪取付位置判定装置に関する。
近年、より安全な車両の走行を実現するために、タイヤの空気圧や温度などの情報を無線で車体側に送信してドライバーに知らせるタイヤ空気圧監視システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)を車両に設ける技術の開発が進められている。このタイヤ空気圧監視システムが設けられた車両の車輪には、タイヤの空気圧などの車輪状態を検出し車体に送信する車輪状態検出ユニットが設けられている。この車輪状態検出ユニットが取り付けられた車輪の取付位置を予め特定しておくことで、たとえば異常が発生したタイヤを迅速に検出することができるなど、タイヤ空気圧監視システムの有効な利用が可能となる。
このため、たとえば特許文献1では、車輪の周方向の加速度を利用して右輪か左輪かを判定する技術が提案されている。また、たとえば特許文献2では、前側の受信アンテナおよび後側の受信アンテナからそれぞれ入力される受信信号のレベルに基づいて、発信元の送信機が設けられたタイヤの取付位置を特定するタイヤ状態監視装置が提案されている。また、たとえば特許文献3では、車両の前後の荷重移動中のタイヤ空気圧の変化から前輪と後輪を区別するタイヤ空気圧モニター装置が提案されている。
米国特許第6446502号明細書 特開2004−149093号公報 特開2003−165317号公報
しかし、たとえば特許文献1に記載される技術では、車輪の周方向の加速度を利用して前輪か後輪かを判定することは困難である。また、特許文献2に記載される技術では、前側および後側にそれぞれ受信機を設けなければならないため、コストを抑制したり受信機を設けるスペースを低減することが困難である。また、特許文献3に記載される技術では、同一のセンサの検出結果から前後輪および左右輪の双方を検出することは困難である。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、車輪が取り付けられている位置を簡易かつ低コストに判定することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の車輪取付位置判定装置は、車両に取り付けられた車輪の周方向に生じる周方向加速度を検出する周方向加速度センサと、検出された周方向加速度の大きさの違いを利用して判定対象の車輪が前輪か後輪かを判定する前後輪判定部と、を備える。この態様によれば、車輪の周方向の加速度を検出するという簡易な方法によって車輪が取り付けられている位置を判定することができる。
前記前後輪判定部は、車両が減速するときに検出された周方向加速度の絶対値が相対的に大きい車輪を前輪と判定し、検出された周方向加速度の絶対値が相対的に小さい車輪を後輪と判定してもよい。この態様によれば、車両が減速するときの前後輪の周方向加速度の違いを利用して前輪か後輪かを簡易に判定することができる。
前記車両が前輪駆動車である場合、前記前後輪判定部は、車両加速時に検出された周方向加速度の絶対値が相対的に大きい車輪を前輪と判定し、車両加速時に検出された周方向加速度の絶対値が相対的に小さい車輪を後輪と判定してもよい。この態様によれば、車両加速時の前後輪の周方向加速度の違いを利用して前輪か後輪かを簡易に判定することができる。
前記車両が後輪駆動車である場合、前記前後輪判定部は、車両加速時に検出された周方向加速度の絶対値が相対的に大きい車輪を後輪と判定し、車両加速時に検出された周方向加速度の絶対値が相対的に小さい車輪を前輪と判定してもよい。この態様によれば、車両加速時の前後輪の周方向加速度の違いを利用して前輪か後輪かを簡易に判定することができる。
車輪の回転速度が所定の閾値より大きい場合に、前記周方向加速度センサが加速度を検出する頻度を高める検出タイミング制御部をさらに備えてもよい。たとえば車両が停止中や微低速走行中のように車輪の回転速度が小さい場合は、車輪の周方向の加速度の大きさの違いによって前輪か後輪かを精度良く判定することは困難である。この態様によれば、このような場合に周方向加速度センサが加速度を検出する頻度を低減することができるので、周方向加速度センサが消費する電力の増加を抑制することができる。
車輪の径方向に生じる径方向加速度を検出する径方向加速度センサをさらに備えてもよい。前記検出タイミング制御部は、検出された径方向加速度を利用して車輪の回転速度を検出してもよい。車輪の周方向に生じる加速度が小さい場合、その大きさの違いから前輪か後輪かを精度良く判定することは困難である。この態様によれば、このような場合に送信機が周方向加速度センサの検出結果を送信する頻度を低減することができ、送信機が消費する電力の増加を抑制することができる。
前記周方向加速度センサの検出結果を無線で送信する送信機と、周方向加速度の絶対値が所定の閾値より大きい場合に、前記送信機が前記周方向加速度センサの検出結果を無線で送信する頻度を高める送信タイミング制御部と、前記送信機から送信された前記周方向加速度センサの検出結果を受信し、前記前後輪判定部に入力する受信機と、をさらに備えてもよい。
通常車両には車輪の速度を検出する車輪速センサが設けられている。しかし、車輪速センサは低速域において車輪の回転速度を精度良く検出することは一般的に困難である。この態様によれば、車輪の径方向の加速度を検出するという簡易な方法によって、低速域においても精度良く車輪の回転速度を検出することが可能となる。このため検出タイミング制御部は、周方向加速度の検出頻度を迅速に高めることができる。
前記複数の周方向加速度センサの各々は、車輪の同一の回転方向の加速度を正の値として検出し、検出された周方向加速度の符号を利用して判定対象の車輪が右輪か左輪かを判定する左右輪判定部をさらに備えてもよい。この態様によれば、周方向加速度センサによって前輪か後輪か、および右輪か左輪かを判定することができるため、コストの増加を抑制することができる。
本発明の車輪情報処理装置およびユニット位置特定方法によれば、車輪状態を検出し車体に送出する車輪状態検出ユニットの位置を簡易に特定することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(以下、「実施形態」という。)について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る車両10の全体構成図である。車両10は、車体30、および第1車輪12A、第2車輪12B、第3車輪12C、第4車輪12D(以下、必要に応じてこれらを総称して「車輪12」という)を有している。なお、本実施形態の車両10は前輪駆動車である。
第1車輪12A、第2車輪12B、第3車輪12C、第4車輪12Dは、それぞれ第1車輪状態検出ユニット20A、第2車輪状態検出ユニット20B、第3車輪状態検出ユニット20C、第4車輪状態検出ユニット20D(以下、必要に応じてこれらを総称して「車輪状態検出ユニット20」という)を有している。車輪状態検出ユニット20の各々は、送信機14、車輪状態センサ16、2軸加速度センサ36、および車輪ECU(ECU:電子制御ユニット)26を有する。
車輪状態センサ16および2軸加速度センサ36は、車輪ECU26に接続されている。車輪状態センサ16および2軸加速度センサ36は、検出結果を車輪ECU26に入力する。車輪ECU26は送信機14に接続されている。車輪ECU26は、車輪状態センサ16および2軸加速度センサ36から入力された検出結果を送信機14に入力する。送信機14は、車輪ECU26から入力された車輪状態センサ16および2軸加速度センサ36の検出結果を外部に送信する。
車輪状態検出ユニット20における車輪状態センサ16、2軸加速度センサ36、車輪ECU26、および送信機14は電池(図示せず)で駆動される。また送信機14は、通常時はたとえば数分毎などの所定の時間間隔毎に、車輪状態センサ16および2軸加速度センサ36の検出結果をまとめて外部に送信する。このとき、送信機14は、車輪状態検出ユニット20の後述する識別情報を車輪状態センサ16および2軸加速度センサ36の検出結果と共に外部に送信する。
車体30には、ECU100、受信機22、およびディスプレイ24が設けられている。受信機22は、送信機14から送信された、車輪状態センサ16および2軸加速度センサ36の検出結果を受信する。受信機22はECU100に接続されており、受信された検出結果はECU100に入力される。
ディスプレイ24は車両室内のコントロールパネルなどに設けられている。ディスプレイ24はECU100に接続されており、ECU100から入力された表示信号を利用して表示出力する。ディスプレイ24は液晶画面でもよく、またはLEDによる7セグメント表示などでもよい。
また、車体30には車輪速センサ28が設けられている。車輪速センサ28は、車体30に取り付けられた車輪12の各々の回転速度を検出する。
車両10のこれらの構成要素のうち、車輪状態検出ユニット20、受信機22、ECU100、およびディスプレイ24によって車輪状態監視システム200が構成される。車輪状態監視システム200は、タイヤの空気圧などの車輪状態を監視し、車輪に異常が生じた場合には運転者にその旨を報知する。また、車輪状態検出ユニット20、受信機22、およびECU100によって車輪取付位置判定装置150が構成される。車輪取付位置判定装置150は、車輪状態検出ユニット20が搭載された車輪12の取付位置を判定する。
図2は、第1の実施形態に係る車輪状態検出ユニット20の機能ブロック図である。車輪状態センサ16は、空気圧センサ32および温度センサ34を有する。空気圧センサ32は、車輪12のタイヤ気室内の空気圧を検出する。温度センサ34は、車輪12のタイヤ気室内の温度を検出する。車輪状態センサ16は、空気圧センサ32による検出結果である空気圧情報、および温度センサ34による検出結果である温度情報を、車輪状態情報として車輪ECU26に出力する。
2軸加速度センサ36は、周方向加速度センサ36aおよび径方向加速度センサ36bを有する。本実施形態では、周方向加速度センサ36aは、車両10外部から見て車輪12が右回転する方向に生じる加速度を正の値として検出する。したがって、車両10が前進して加速している場合、周方向加速度センサ36aは、右側の車輪12では正の値の加速度を検出し、左側の車輪では負の値の加速度を検出する。また本実施形態では、径方向加速度センサ36bは車輪12の径方向外向きに生じる加速度を正の値として検出する。したがって、車輪12が回転することによって径方向加速度センサ36bは正の値を検出する。
車輪ECU26は、検出タイミング制御部50、送信タイミング制御部52、タイマ54、および記憶部56を有する。検出タイミング制御部50は、周方向加速度センサ36aが車輪12の周方向の加速度を検出する頻度を制御する。送信タイミング制御部52は、周方向加速度センサ36aの検出結果を送信機14によって外部に送信する頻度を制御する。タイマ54は時刻を検出する。
記憶部56には、自身を識別するための識別情報や、周方向加速度センサ36aが車輪12の周方向の加速度を検出するタイミングを制御するプログラム、検出結果を外部へ送信するタイミングを制御するプログラム、およびこれらの制御に使用される閾値などが格納されている。本実施形態では、第1車輪状態検出ユニット20Aには「ID1」、第2車輪状態検出ユニット20Bには「ID2」、第3車輪状態検出ユニット20Cには「ID3」、第4車輪状態検出ユニット20Dには「ID4」の識別情報が割り当てられ、各々の記憶部56に各々の識別情報が格納されている。
図3は、第1の実施形態に係るECU100の機能ブロック図である。ECU100は、取付位置判定部102、車輪状態判定部108、表示制御部110、および記憶部112などを有する。
車輪状態センサ16が設けられた車輪12を車両10に取り付ける場合、車輪12の取付位置を特定することで、どの車輪12のタイヤの空気圧が低下したかを判定することが可能となる。
取付位置判定部102には、左右輪判定部104および前後輪判定部106が含まれる。左右輪判定部104は、周方向加速度センサ36aによって検出された車輪12の周方向の加速度の符号を利用して、判定対象の車輪12が右輪か左輪かを判定する。前後輪判定部106は、周方向加速度センサ36aによって検出された車輪12の周方向の加速度の大きさの違いを利用して、判定対象の車輪12が前輪か後輪かを判定する。取付位置判定部102は左右輪判定部104および前後輪判定部106の判定結果を利用して、車両10に取り付けられた4つの車輪12の各々の取付位置を判定する。記憶部112は、車輪12の識別情報と、その識別情報を有する車輪12の取付位置を示す情報を対応付けて格納する。
車輪状態判定部108は、入力された空気圧情報および温度情報を利用して、車輪12のタイヤに異常が生じたか否かを判定する。たとえば、車輪状態判定部108は、空気圧情報が示すタイヤの空気圧が所定の空気圧より小さい場合、タイヤに空気漏れが生じているなどの異常が生じたと判定する。
また車輪状態判定部108は、記憶部112に格納された識別情報と車輪12の取付位置との組合せを参照し、空気圧情報と共に入力される識別情報を利用してその空気圧情報がどの取付位置の車輪12から送信されたものかを判定する。これによって車輪状態判定部108は、タイヤに異常が生じたと判定した場合にも、どの取付位置の車輪12のタイヤに異常が生じたかを判定することができる。表示制御部110は、車輪状態判定部108の判定結果を利用して、どの車輪12に異常が生じたかをユーザが認識できるように、ディスプレイ24に車輪状態判定部108の判定結果を表示する。車輪状態監視システム200は、このようにしてタイヤに関する異常を運転者に報知する。
図4は、第1の実施形態に係る車輪状態検出ユニット20が車輪12の取付位置を判定するための情報を送信する処理手順、および周方向加速度センサ36aの検出タイミングや検出結果の送信タイミングの制御の処理手順を示すフローチャートである。本フローチャートにおける処理は、車両のイグニッションキー(図示せず)がユーザによりオンにされたときに開始し、その後所定時間毎に繰り返される。
検出タイミング制御部50は、位置判定終了フラグfがゼロであるか否かを判定する(S11)。この位置判定終了フラグfは、車輪12の取付位置の判定が終了したとみなされたか否かを表す。位置判定終了フラグfがゼロの場合は車輪12の取付位置の判定が終了したとみなされていないことを表し、1の場合は車輪12の取付位置の判定が終了したとみなされたことを表す。
位置判定終了フラグfが1と判定された場合(S11のN)、車輪12の取付位置の判定は終了したとみなし、本フローチャートにおける処理を終了する。送信機14は、空気圧情報および温度情報とともに周方向加速度センサ36aの検出結果を外部に継続して送信してもよい。
位置判定終了フラグfがゼロである場合(S11のY)、車輪12の取付位置の判定が終了していないとみなし、検出タイミング制御部50は、径方向加速度センサ36bによって検出された径方向加速度aが所定の径方向加速度ar1より大きいか否かを判定する(S12)。検出タイミング制御部50は、径方向加速度aが所定の径方向加速度ar1より大きいか否かを判定することによって、車輪12の回転速度が所定の回転速度より大きいか否かを判定する。このように径方向加速度aが所定の径方向加速度ar1より大きいか否かを判定するのは、車輪12の回転速度が小さい場合は、周方向加速度センサ36aの検出結果の外乱による影響が大きいからである。径方向加速度aが所定の径方向加速度ar1以下と判定された場合(S12のN)、周方向加速度センサ36aの検出時間間隔や送信機14の送信時間間隔は変更されない。
車輪12の回転速度は、車輪速センサ28によっても検出することができる。しかし、車輪ECU26が車輪速センサ28の検出結果を取得するためには、無線によって車輪ECU26に無線によって情報を送信しなければならない。また車輪速センサ28は、車輪12の駆動軸上に形成された歯形をピックアップコイルなどによって検出するため、車両10が低速で走行し車輪12の回転速度が小さい場合に車輪12が回転し始めたことを検出することは困難である。このように径方向加速度センサ36bによって検出された径方向加速度aを利用することにより、車輪ECU26は車輪12の低速回転中であっても車輪12の回転し始めたことを簡易に把握することができる。
径方向加速度aが所定の径方向加速度ar1より大きいと判定された場合(S12のY)、検出タイミング制御部50は、検出タイミングフラグfがゼロであるか否かを判定する(S13)。この検出タイミングフラグfは、周方向加速度センサ36aが車輪12の周方向の加速度を検出する検出時間間隔がすでに短縮されているか否かを表す。検出タイミングフラグfがゼロの場合、検出時間間隔は短縮されておらず、検出タイミングフラグfが1の場合、検出時間間隔が短縮されていることを表す。
検出タイミングフラグfがゼロの場合(S13のY)、まだ検出時間間隔は短縮されていないので、まずタイマ54は検出時間間隔を短縮した状態を継続する期間tの検出を開始する(S14)。その後、検出タイミング制御部50は検出タイミングフラグfを、検出時間間隔が短縮された状態が継続していることを示す1に設定し(S15)、周方向加速度センサ36aによる検出時間間隔を短縮し、周方向加速度センサ36aの検出頻度を高める(S16)。たとえば、検出タイミング制御部50は、通常時に3分毎であった検出頻度を5秒毎に変更する。
2軸加速度センサ36による加速度の検出、および送信機14からの情報の送信は断続的に実施される。したがって周方向加速度センサ36aによって検出されたタイミングが車両加速時か車両減速時かを、送信された情報から判定することは困難である。このため、送信タイミング制御部52は上記のように送信頻度を高め、ECU100は車両加速時または車両減速時と判定したときに周方向加速度センサ36aの検出結果を受信した場合に、その検出結果を車両加速時または車両減速時における前後輪の判定に利用する。したがって、前輪か後輪かを判定する場合には、ユーザによりアクセルペダル(図示せず)が踏み込まれる間、またはブレーキペダル(図示せず)が踏み込まれる間に、周方向加速度センサ36aの検出結果を取得して前後輪判定に利用することが望ましい。
このため、検出タイミング制御部50は、上記のように車輪12の回転速度が所定の値より大きくなった場合に、まず周方向加速度センサ36aが加速度を検出する頻度を高める。これによって、あとは送信頻度を高めることによってユーザによりアクセルペダルが踏み込まれたタイミング、またはブレーキペダルが踏み込まれたタイミングで周方向加速度acを検出し送信する確率を高めることが可能となる。
また、車輪12の回転速度が所定の値より小さい場合、ECU100は判定対象の車輪12が前輪か後輪かを判定することが困難である。したがって、このような場合、検出タイミング制御部50は前輪か後輪かの判定よりも周方向加速度センサ36aによる消費電力の低減を優先し、周方向加速度センサ36aの検出頻度を高めない。これによって送信機14が消費する電力の増加が抑制される。
周方向加速度aは外乱の影響を受けるため、車輪12の周方向加速度aが小さい場合、その大きさの違いから前輪か後輪かを精度良く判定することは困難である。このため、検出時間間隔が短縮されると、送信タイミング制御部52は、周方向加速度aが所定の周方向加速度ac1より大きいか否かを判定する(S17)。
周方向加速度aが所定の周方向加速度ac1より大きいと判定された場合(S17のY)、送信タイミング制御部52は、周方向加速度センサ36aの検出結果を含む情報を外部に送信する送信時間間隔を短縮して送信頻度を高める(S18)。たとえば、送信タイミング制御部52は、変更前に3分毎であった送信頻度を5秒毎に高める。このように送信機14の送信頻度が高められることにより、ユーザによりアクセルペダルが踏み込まれたタイミング、またはブレーキペダルが踏み込まれたタイミングでタイミングで周方向加速度acを検出し送信する確率を高めることが可能となる。
また周方向加速度aが所定の周方向加速度ac1以下と判定された場合(S17のN)、送信タイミング制御部52は送信機14の送信頻度を高めることなく本フローチャートにおける処理を終了する。これによってユーザによりアクセルペダルが踏み込まれたタイミング、またはブレーキペダルが踏み込まれたタイミングで前輪か後輪かを判定しない場合は送信機14の送信頻度が低減され、送信機14が消費する電力の増加が抑制される。
なお、本実施形態では、周方向加速度センサ36aの検出結果を送信する送信時間間隔が短縮された場合においても、送信タイミング制御部52は、送信機14が空気圧情報および温度情報を送信する送信時間間隔を変更しない。タイヤの空気圧は急激に低下する可能性は低く、また電池に蓄えられた電力の消費を抑制するためである。ただし、周方向加速度センサ36aの検出結果を送信する送信時間間隔が短縮された場合に、送信タイミング制御部52は同様に空気圧情報および温度情報を送信する送信時間間隔を変更し、送信機14が常に周方向加速度センサ36aの検出結果と空気圧情報および温度情報を共に送信するよう制御してもよいことは勿論である。
検出タイミングフラグfがゼロでないと判定された場合(S13のN)、周方向加速度センサ36aの検出時間間隔の短縮した状態が継続しているため、検出タイミング制御部50は、検出時間間隔の短縮が継続している期間tが所定の時間tより小さいか否かを判定する(S19)。所定の時間tは、たとえば5分など、車輪12の前後輪の判定のために充分長く、且つ電池に蓄えられた電力の残量の低下をできる限り抑制する時間に設定される。
検出時間間隔の短縮が継続している期間tが所定の時間tより小さいと判定された場合(S19のY)、車輪12の取付位置の判定はまだ終了していないと判定し、S17の処理に移行する。検出時間間隔の短縮が継続している期間tが所定の時間t以上と判定された場合(S19のN)、車輪12の取付位置の判定が終了したとみなして、検出タイミング制御部50は、周方向加速度センサ36aの検出時間間隔を短縮前のたとえば3分に戻し、送信タイミング制御部52は、送信機14の送信時間間隔を戻す(S20)。このように、送信タイミング制御部52は、検出時間間隔の短縮期間に上限を設け、上限を越えた場合に送信機14の送信時間間隔を戻すことにより、送信機14が消費する電力の増大を抑制する。
検出時間間隔および送信時間間隔が短縮前の時間間隔に戻されると、タイマ54は検出時間間隔の短縮が継続している期間tの計測を終了し(S21)、検出タイミング制御部50は検出タイミングフラグfを検出時間間隔の短縮期間中でないことを示すゼロに設定し(S22)、車輪ECU26は位置判定終了フラグfを車輪12の取付位置の判定が終了したとみなされたことを示す1に設定する(S23)。
図5は、第1の実施形態に係るECU100が車輪12の取付位置を判定する処理手順を示すフローチャートである。本フローチャートにおける処理は、車両10のイグニッションキーがユーザによってオンにされたことによって開始し、その後所定時間毎に繰り返される。
取付位置判定部102は、車輪速センサ28によって検出された車輪12の回転速度を利用して車両加速度を算出し、車両加速度aが所定の加速度aより大きいか否かを判定する(S41)。車両加速度aが所定の加速度aより大きいと判定された場合(S41のY)、前輪か後輪かを精度良く判断可能に車両10が加速しているため、取付位置判定部102は、車両10の加速時に車輪12の取付位置を判定する加速時位置判定を実施する(S42)。
車両加速度aが所定の加速度a以下と判定された場合(S41のN)、取付位置判定部102は、車両加速度aが所定の加速度aより小さいか否かを判定する(S43)。ここで、所定の加速度aはマイナスの値に設定されている。車両加速度aが所定の加速度aより小さいと判定された場合(S43のY)、前輪か後輪かを精度良く判断可能にブレーキによって車輪12に制動力が与えられている可能性が高いため、取付位置判定部102は、車両10の減速時に車輪12の取付位置を判定する減速時位置判定を実施する(S44)。
車両加速度aが所定の加速度a以下且つ所定の加速度a以上と判定された場合(S43のN)、周方向加速度の絶対値が小さく周方向加速度によって前輪か後輪かを精度良く判定することが困難なため、加速時位置判定および減速時位置判定を実施しない。
図6は、第1の実施形態に係るS42の加速時位置判定の処理手順を示すフローチャートである。
左右輪判定部104は、車輪12の周方向加速度は正の値をとるか否かを判定する(S51)。周方向加速度センサ36aは、車両10外部から見て車輪12が右回転する方向に生じる加速度を正の値として検出する。このため、車両10の右側に取り付けられた車輪12の周方向加速度センサ36aは、車両10が加速するときに正の値を検出する。左右輪判定部104はこれを利用して、周方向加速度が正の値をとる場合(S51のY)、その車輪12を右輪と特定する。こうして左右輪判定部104は右側の2つの車輪12を特定する(S52)。本実施形態では、第1車輪12Aおよび第2車輪12Bが右側の車輪12として特定される。
また、車両10の左側に取り付けられた車輪12の周方向加速度センサ36aは、車両10が加速するときに負の値を検出する。左右輪判定部104はこれを利用して、周方向加速度が負の値をとる場合(S51のN)、その車輪12を左輪と特定する。こうして左右輪判定部104は左側の2つの車輪12を特定する(S56)。本実施形態では、第3車輪12Cおよび第4車輪12Dが左側の車輪12として特定される。
前後輪判定部106は、右輪と特定された2つの車輪12について、周方向加速度の絶対値が他方より大きいか否かを判定する(S53)。本実施形態の車両10は、後輪が駆動されず前輪が駆動される。このため、車両加速時は、後輪の周方向加速度よりも前輪の周方向加速度が大きくなる。前後輪判定部106はこれを利用して、周方向加速度の絶対値が他方より大きい場合(S53のY)、その車輪12を前輪と判定する。したがって取付位置判定部102は、その車輪12を右前輪と判定する(S54)。
本実施形態では右前輪として第1車輪12Aが取り付けられており、第1車輪12Aの車輪状態検出ユニット20にはID1の識別情報が割り当てられ、周方向加速度センサ36aの検出結果と共にその識別情報がECU100に入力されている。取付位置判定部102は第1車輪12Aと右前輪と判定し、「右前輪」を示す情報と、右前輪に割り当てられた識別情報である「ID1」とを対応付けて記憶部112に格納する。
また周方向加速度の絶対値が他方より相対的に小さい場合(S53のN)、前後輪判定部106はその車輪12を後輪と判定する。したがって取付位置判定部102は、その車輪12を右後輪と判定する(S55)。本実施形態では、取付位置判定部102は第2車輪12Bを右後輪と判定し、右前輪の場合と同様に「右後輪」を示す情報と、右後輪に割り当てられた識別情報である「ID2」とを対応付けて記憶部112に格納する。
左側の2輪が特定されると、前後輪判定部106は、周方向加速度の絶対値は他方より大きいか否かを判定する(S57)。S53及至S55と同様に、周方向加速度の絶対値が他方より大きい場合(S57のY)、前後輪判定部106はその車輪12を前輪と判定する。したがって取付位置判定部102はその車輪12を左前輪と判定する(S58)。本実施形態では、取付位置判定部102は第4車輪12Dを左前輪と判定し、前述と同様に「左前輪」を示す情報と、左前輪に割り当てられた識別情報である「ID4」とを対応付けて記憶部112に格納する。
また周方向加速度の絶対値が他方より相対的に小さい場合(S57のN)、前後輪判定部106はその車輪12を後輪と判定する。したがって取付位置判定部102は、その車輪12を左後輪と判定する(S59)。本実施形態では、取付位置判定部102は第3車輪12Cを左後輪と判定し、前述と同様に「左後輪」を示す情報と、左後輪に割り当てられた識別情報である「ID3」とを対応付けて記憶部112に格納する。
このように車輪取付位置判定装置150は、車両加速時の前後輪の周方向加速度の違いを利用してその車輪12が前輪か後輪かを判定するため、通常の運転操作中に簡易に車輪12の取付位置が判定される。また、車輪取付位置判定装置150は、周方向加速度センサ36aによって検出された周方向加速度を利用して前輪か後輪か、および右輪か左輪かを判定する。同一のセンサの検出結果を利用して車輪12の取付位置が判定されるため、コストの増加が抑制される。
図7は、第1の実施形態に係るS44の減速時位置判定の処理手順を示すフローチャートである。左右輪判定部104は、車輪12の周方向加速度は正の値をとるか否かを判定する(S61)。周方向加速度センサ36aは、車両10外部から見て車輪12が右回転する方向に生じる加速度を正の値として検出する。このため、車両10の左側に取り付けられた車輪12の周方向加速度センサ36aは、車両10が減速するときに正の値を検出する。左右輪判定部104はこれを利用して、周方向加速度が正の値をとる場合(S61のY)、その車輪12を左輪と特定する。こうして左右輪判定部104は左側の2つの車輪12を特定する(S62)。本実施形態では、第3車輪12Cおよび第4車輪12Dが左側の車輪12として特定される。
また、車両10の右側に取り付けられた車輪12の周方向加速度センサ36aは、車両10が減速するときに負の値を検出する。左右輪判定部104はこれを利用して、周方向加速度が負の値をとる場合(S61のN)、その車輪12を右輪と特定する。こうして左右輪判定部104は右側の2つの車輪12を特定する(S66)。本実施形態では、第1車輪12Aおよび第2車輪12Bが右側の車輪12として特定される。
前後輪判定部106は、左輪と特定された2つの車輪12について、周方向加速度の絶対値が他方より大きいか否かを判定する(S63)。本実施形態の車両10には電子制御ブレーキシステムが採用されており、車両10を減速するときには後輪よりも前輪に大きな制動力が与えられる。このため、車両10が減速するときは、後輪の周方向加速度よりも前輪の周方向加速度の絶対値が大きくなる。前後輪判定部106はこれを利用して、周方向加速度の絶対値が他方より相対的に大きい場合(S63のY)、その車輪12を前輪と判定する。したがって取付位置判定部102は、その車輪12を左前輪と判定する(S64)。また周方向加速度の絶対値が他方より相対的に小さい場合(S63のN)、前後輪判定部106はその車輪12を後輪と判定する。したがって取付位置判定部102は、その車輪12を左後輪と判定する(S65)。
右側の2輪が特定されると、前後輪判定部106は、周方向加速度の絶対値は他方より大きいか否かを判定する(S67)。S63及至S65と同様に、周方向加速度の絶対値が他方より相対的に大きい場合(S67のY)、前後輪判定部106はその車輪12を前輪と判定する。したがって取付位置判定部102はその車輪12を右前輪と判定する(S68)。また周方向加速度の絶対値が他方より相対的に小さい場合(S67のN)、前後輪判定部106はその車輪12を後輪と判定する。したがって取付位置判定部102は、その車輪12を右後輪と判定する(S69)。
このように車輪取付位置判定装置150は、車両が減速するときの前後輪の周方向加速度の違いを利用してその車輪12が前輪か後輪かを判定するため、通常の運転操作中に簡易に車輪12の取付位置が判定される。なお、取付位置判定部102が車輪12の取付位置を示す情報と車輪12の各々に割り当てられた識別情報とを対応付けて記憶部112に格納する点は、図6における説明と同様である。
(第2の実施形態)
図8は、第2の実施形態に係るS42の加速時位置判定の処理手順を示すフローチャートである。本実施形態に係る車両10は後輪駆動車である点以外は第1の実施形態に係る車両10と同様の構成を有する。なお、S71、S72、およびS76は、図6のS51、S52、およびS56と同様であることから説明を省略する。
前後輪判定部106は、右輪と特定された2つの車輪12について、周方向加速度の絶対値が他方より大きいか否かを判定する(S73)。本実施形態の車両10は、後輪が駆動されず前輪が駆動される。このため、車両加速時は、後輪の周方向加速度よりも前輪の周方向加速度が大きくなる。前後輪判定部106はこれを利用して、周方向加速度の絶対値が他方より相対的に大きい場合(S73のY)、その車輪12を後輪と判定する。したがって取付位置判定部102は、その車輪12を右後輪と判定する(S74)。また周方向加速度の絶対値が他方より相対的に小さい場合(S73のN)、前後輪判定部106はその車輪12を前輪と判定する。したがって取付位置判定部102は、その車輪12を右前輪と判定する(S75)。
左側の2輪が特定されると、前後輪判定部106は、周方向加速度の絶対値は他方より大きいか否かを判定する(S77)。S73及至S75と同様に、周方向加速度の絶対値が他方より相対的に大きい場合(S77のY)、前後輪判定部106はその車輪12を後輪と判定する。したがって取付位置判定部102はその車輪12を左後輪と判定する(S78)。また周方向加速度の絶対値が他方より相対的に小さい場合(S77のN)、前後輪判定部106はその車輪12を前輪と判定する。したがって取付位置判定部102は、その車輪12を左前輪と判定する(S79)。
このように前輪が駆動されず後輪が駆動される車両10においても、車輪取付位置判定装置150は、車両が減速するときの前後輪の周方向加速度の違いを利用してその車輪12が前輪か後輪かを判定することができる。なお、取付位置判定部102が車輪12の取付位置を示す情報と車輪12の各々に割り当てられた識別情報とを対応付けて記憶部112に格納する点は、図6における説明と同様である。
本発明は上述の各実施形態に限定されるものではなく、各実施形態の各要素を適宜組み合わせたものも、本発明の実施形態として有効である。また、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を各実施形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施形態も本発明の範囲に含まれうる。以下、そうした例をあげる。
径方向加速度センサ36bは、車両10の速度を検出する車速検出部として機能してもよい。通常の車輪速センサは車両10が低速で走行している場合に精度良く車速を検出することは困難である。径方向加速度センサ36bを用いることによって、車両10が低速で走行している場合にも精度良く車速を検出することが可能となる。
この場合、車両10が加速時か減速時かは、径方向加速度センサ36bの検出結果を利用して判定してもよい。これによりECU100は、車両10が低速で走行している場合にも車両10が加速時か減速時かを精度良く検出することが可能となる。
第1の実施形態に係る車両の全体構成図である。 第1の実施形態に係る車輪状態検出ユニットの機能ブロック図である。 第1の実施形態に係るECUの機能ブロック図である。 第1の実施形態に係る車輪状態検出ユニットが車輪の取付位置を判定するための情報を送信する処理手順、および周方向加速度センサの検出タイミングや検出結果の送信タイミングの制御の処理手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係るECUが車輪の取付位置を判定する処理手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係るS42の加速時位置判定の処理手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係るS44の減速時位置判定の処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るS42の加速時位置判定の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 車両、 12 車輪、 14 送信機、 16 車輪状態センサ、 20 車輪状態検出ユニット、 22 受信機、 24 ディスプレイ、 26 車輪ECU、 28 車輪速センサ、 30 車体、 32 空気圧センサ、 34 温度センサ、 36 2軸加速度センサ、 36a 周方向加速度センサ、 36b 径方向加速度センサ、 50 検出タイミング制御部、 52 送信タイミング制御部、 54 タイマ、 56 記憶部、 100 ECU、 102 取付位置判定部、 104 左右輪判定部、 106 前後輪判定部、 108 車輪状態判定部、 110 表示制御部、 112 記憶部、 150 車輪取付位置判定装置、 200 車輪状態監視システム。

Claims (8)

  1. 車両に取り付けられた各々の車輪の周方向に生じる周方向加速度を検出する複数の周方向加速度センサと、
    検出された周方向加速度の大きさの違いを利用して判定対象の車輪が前輪か後輪かを判定する前後輪判定部と、
    を備えることを特徴とする車輪取付位置判定装置。
  2. 前記前後輪判定部は、車両減速中に検出された周方向加速度の絶対値が相対的に大きい車輪を前輪と判定し、周方向加速度の絶対値が相対的に小さい車輪を後輪と判定することを特徴とする請求項1に記載の車輪取付位置判定装置。
  3. 前記車両が前輪駆動車である場合、前記前後輪判定部は、車両加速時に検出された周方向加速度の絶対値が相対的に大きい車輪を前輪と判定し、周方向加速度の絶対値が相対的に小さい車輪を後輪と判定することを特徴とする請求項1または2に記載の車輪取付位置判定装置。
  4. 前記車両が後輪駆動車である場合、前記前後輪判定部は、車両加速時に検出された周方向加速度の絶対値が相対的に大きい車輪を後輪と判定し、周方向加速度の絶対値が相対的に小さい車輪を前輪と判定することを特徴とする請求項1または2に記載の車輪取付位置判定装置。
  5. 車輪の回転速度が所定の閾値より大きい場合に、前記周方向加速度センサが加速度を検出する頻度を高める検出タイミング制御部をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の車輪取付位置判定装置。
  6. 車輪の径方向に生じる径方向加速度を検出する径方向加速度センサをさらに備え、
    前記検出タイミング制御部は、検出された径方向加速度を利用して車輪の回転速度を検出することを特徴とする請求項5に記載の車輪取付位置判定装置。
  7. 前記周方向加速度センサの検出結果を無線で送信する送信機と、
    周方向加速度の絶対値が所定の閾値より大きい場合に、前記送信機が前記周方向加速度センサの検出結果を無線で送信する頻度を高める送信タイミング制御部と、
    前記送信機から送信された前記周方向加速度センサの検出結果を受信し、前記前後輪判定部に入力する受信機と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の車輪取付位置判定装置。
  8. 前記複数の周方向加速度センサの各々は、車輪の同一の回転方向の加速度を正の値として検出し、
    検出された周方向加速度の符号を利用して判定対象の車輪が右輪か左輪かを判定する左右輪判定部をさらに備えることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の車輪取付位置判定装置。
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