JP2007189440A - Ccd型固体撮像素子の駆動方法及びその駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】読出電極に印加する読出電圧の低電圧化と、電荷転送効率の経時的劣化の抑制を図る。
【解決手段】電荷転送路を構成する複数の連続する転送電極を備えるCCD型固体撮像素子の駆動方法において、転送電極のうちの読出電極を兼用する転送電極V1に読出電圧が印加されるとき、同時に、転送電極のうちの読出電極V1から離れている転送電極V3に読出電圧に対し逆極性となる電圧を印加する。これにより、読出電圧印加による固体撮像素子のGND電位の変動が抑制されて読出電圧の低電圧化を図ることができる。しかも、電極V1より離れた電極V3に逆極性電圧を印加するため、電極V1,V3間の電界強度は弱くなり、電荷転送効率の経時的劣化も抑制される。
【選択図】図3

Description

本発明はデジタルカメラ及びCCD(Charge Coupled Devices:電荷結合素子)型固体撮像素子の駆動方法並びに駆動装置に係り、特に、信号電荷の読み出しを低電圧で良好に行いしかも電荷転送効率の経時劣化も抑制することができるデジタルカメラ及びこのデジタルカメラに搭載されたCCD型固体撮像素子の駆動方法並びに駆動装置に関する。
CCD型固体撮像素子では、n型半導体基板表面部のpウェル層に多数のフォトダイオード(n領域)がアレイ状に配列して形成され、各フォトダイオード列の側部に垂直電荷転送路(VCCD)が併設されている。また、フォトダイオード列と垂直転送路の組を、隣接するフォトダイオード列及び垂直転送路の組から分離するために、半導体基板表面部に、垂直方向に平行に延びる多数のチャネルストップが設けられている。
CCD型固体撮像素子では、例えば下記特許文献1に記載されている様に、このチャネルストップを利用し、チャネルストップの端部や水平転送路近傍部をグランド(基準電位:以下、GND電位という。)に接続している。しかし、チャネルストップは高濃度不純物領域(p領域)で構成され抵抗を持っているため、垂直転送路の読出電極兼用の転送電極に高圧の読出電圧パルス(例えば+15V)を印加すると、チャネルストップのグランド接続端から離れた受光面中央位置ではそのGND電位が局所的に変動しまうという問題がある。
つまり、読出電圧が読出電極に印加されると、チャネルストップのGND電位がプラス側に変動してフォトダイオードやチャネルストップのポテンシャルが深くなり、信号電荷の垂直転送路への読み出しが困難になるという問題がある。このため、より高い読出電圧が必要になる。
この問題を解決するため、下記特許文献2記載の従来技術では、読出電極兼用の転送電極に読出電圧パルスを印加する時、同時に、この読出電極に隣接する転送電極等の非読出電極に、読出電圧パルスに対して逆極性に変調したパルス電圧を印加し、チャネルストップやフォトダイオードのGND電位の変動を抑制している。
特開平11―177078号公報 特開平7―322143号公報
近年のCCD型固体撮像素子は多画素化が進展し、転送電極もそれに応じて微細化されている。このため、読出電極とこれに隣接する非読出電極との間の距離も極めて小さく、読出電極に高圧の読出電圧パルスを印加する時に隣接電極に逆極性に変調した電圧を印加すると、両者間の電位差が大きくなって両者間に強電界が発生することになる。この強電界は、垂直転送路における電荷転送効率を経時的に劣化させる要因になってしまう。
本発明の目的は、読出電圧の低電圧化と電荷転送効率の経時劣化を抑制したデジタルカメラとこれに搭載されるCCD型固体撮像素子の駆動方法並びに駆動装置を提供することにある。
本発明のCCD型固体撮像素子の駆動方法は、電荷転送路を構成する複数の連続する転送電極を備えるCCD型固体撮像素子の駆動方法において、前記転送電極のうちの読出電極を兼用する転送電極に読出電圧が印加されるとき、同時に、前記転送電極のうちの前記読出電極から離れている転送電極に前記読出電圧に対し逆極性となる電圧を印加することを特徴とする。
本発明のCCD型固体撮像素子の駆動方法の前記逆極性の電圧を印加する転送電極は、前記読出電極より少なくとも1転送電極以上離れていることを特徴とする。
本発明のCCD型固体撮像素子の駆動方法は、前記読出電極から離れている転送電極が複数あるときは該複数の転送電極に前記逆極性の電圧を同時に印加することを特徴とする。
本発明のCCD型固体撮像素子の駆動方法は、前記読出電圧の印加と同時に、前記読出電極に隣接する転送電極に、読出電圧と同極性で該読出電圧より絶対値が小さい所定電圧を印加することを特徴とする。
本発明のCCD型固体撮像素子の駆動装置は、電荷転送路を構成する複数の連続する転送電極を備えるCCD型固体撮像素子の駆動装置において、前記電荷転送路に供給する転送パルスとして、上記のいずれかに記載の前記読出電圧と前記逆極性の電圧とを重畳して生成することを特徴とする。
本発明のCCD型固体撮像素子の駆動装置は、電荷転送路を構成する複数の連続する転送電極を備えるCCD型固体撮像素子の駆動装置において、前記電荷転送路に供給する転送パルスとして、上記記載の前記読出電圧と前記逆極性の電圧と前記所定電圧とを重畳して生成することを特徴とする。
本発明のデジタルカメラは、電荷転送路を構成する複数の連続する転送電極を備えるCCD型固体撮像素子と、上記記載のCCD型固体撮像素子の駆動装置とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、読出電極に読出電圧が印加されるとき近くの転送電極に逆極性電圧を印加するため、固体撮像素子全面のGND電位を安定に保つことができ、読出電圧の低電圧化を図ることが可能となる。また、逆極性電圧を印加する転送電極を、読出電極から離れた電極としたので、強電界の発生が抑制され、電荷転送効率の経時的劣化が抑制される。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るデジタルカメラの機能構成図である。このデジタルカメラは、撮像部1と、撮像部1から出力されるアナログの画像データを自動利得調整(AGC)や相関二重サンプリング処理等のアナログ処理するアナログ信号処理部2と、アナログ信号処理部2から出力されるアナログ画像データをデジタル画像データに変換するアナログデジタル変換部(A/D)3と、後述のシステム制御部(CPU)9からの指示によってA/D3,アナログ信号処理部2,撮像部1の駆動制御を行う駆動部(タイミングジェネレータTGを含む)4と、CPU9からの指示によって発光するフラッシュ5とを備える。
撮像部1は、被写界からの光を集光する光学レンズ系1aと、該光学レンズ系1aを通った光を絞る絞りやメカニカルシャッタ1bと、光学レンズ系1aによって集光され絞りによって絞られた光を受光し撮像画像データ(アナログ画像データ)を出力するCCD型固体撮像素子100とを備える。
本実施形態のデジタルカメラは更に、A/D3から出力されるデジタル画像データを取り込み補間処理やホワイトバランス補正,RGB/YC変換処理等を行うデジタル信号処理部6と、画像データをJPEG形式などの画像データに圧縮したり逆に伸長したりする圧縮/伸長処理部7と、メニューなどを表示したりスルー画像や撮像画像を表示する表示部8と、デジタルカメラ全体を統括制御するシステム制御部(CPU)9と、フレームメモリ等の内部メモリ10と、JPEG画像データ等を格納する記録メディア12との間のインタフェース処理を行うメディアインタフェース(I/F)部11と、これらを相互に接続するバス20とを備え、また、システム制御部9には、ユーザからの指示入力を行う操作部13が接続されている。
図2は、図1に示すCCD型固体撮像素子100の表面模式図である。図示する例のCCD型固体撮像素子の半導体基板上には、多数のフォトダイオード101(PD1〜PD8)が二次元アレイ状(図示の例では正方格子状)に配列形成されており、フォトダイオード101の各列に沿って垂直転送路102が形成されている。
各垂直転送路102は、1つのフォトダイオード101に対して2枚の垂直転送電極を備え、図示する例では、垂直方向上側の垂直転送電極とフォトダイオード101とが読出ゲート103によって接続され、フォトダイオード101の受光電荷(信号電荷)が読出ゲート103を通して対応の垂直転送電極下に形成される電位パケット内に読み出される。
図2に例示するCCD型固体撮像素子は、8相駆動するため、各垂直転送電極内に、V1,V2,…,V8と記載してあり、各転送電極V1〜V8に垂直転送制御部108が転送パルスφV1〜φV8を供給することで、垂直転送制御が行われる。この垂直転送路制御部108は、図1の駆動部4内に設けられる。
半導体基板の下辺部には水平転送路104が設けられ、各垂直転送路102によって垂直方向に転送されてきた信号電荷を受け取り、この信号電荷を次に水平方向に転送し、出力段のアンプ105を通して受光電荷量に応じた画像信号が出力される。
尚、図2には、従来技術で説明したチャネルストップの図示は省略しているが、チャネルストップは特許文献1記載のものと同様である。また、4列しか図示していないが、各垂直転送路102の転送電極V1には同一の転送パルスφV1が印加され、各垂直転送路102の転送電極V2にも同一転送パルスφV2が印加され、V3,V4,…も同様である。読出電圧パルスや逆変調パルスは、転送パルスφVに重畳された形で駆動部4(図1参照)が生成し、各電極V1,…に印加される。
図3は、図2に示すCCD型固体撮像素子の駆動方法を示す第1フィールド目のタイミングチャートであり、図4は、図3に示す転送パルスが印加されたときの垂直転送路のポテンシャル動作図である。尚、図示する例では、VH=+15V、VM=0V、VL=−8Vである。
図3に示す時刻t4の時に、0V(=VM)の転送パルスφV1に読出パルスVHが重畳され、これが読出電極V1に印加される。これにより、図4に示す様に、読出電極V1下に形成されたポテンシャル井戸内に、対応のフォトダイオード101から信号電荷が読み出される。
この時刻t4のタイミングで、本実施形態では、転送電極V3に、逆極性に変調したパルス電圧VLを印加する。これにより、読出電圧パルス(+15V)が電極V1に印加されてその周囲のGND電位がプラス側に変動しようとしたとき、近隣の電極V3に逆極性パルス(−8V)が印加されるため、このGND電位の変動は抑制される。このため、+15Vでフォトダイオードの信号電荷は電荷読み残し無く電極V1下のポテンシャル井戸内に移動することとなる。
しかも、本実施形態では、電極V1に対して隣接する電極V2,V8ではなく、少なくとも1電極分だけ離間した電極V3に逆極性電圧パルスを印加する構成のため、読出電圧パルスを印加する電極と逆極性パルスを印加する電極との距離が離れ、両者間に発生する電界を弱めることができる。このため、電荷転送効率の経時的な劣化も抑制可能となる。
同様に、時刻t10のタイミングでは、0V(=VM)の転送パルスφV3に読出パルスVHが重畳され、これが読出電極V3に印加される。これにより、図4に示す様に、読出電極V3下に形成されたポテンシャル井戸内に、対応のフォトダイオード101から信号電荷が読み出される。
この時刻t10のタイミングでも、少なくとも1電極分だけ離間した転送電極V5に、逆極性に変調したパルス電圧VLを印加する。これにより、読出電圧パルスの印加によるGND電位の変動が抑制されると共に、電荷転送効率の経時劣化を引き起こす強電界の発生も抑制される。
尚、上述した実施形態では、読出電極から1電極分だけ離れた電極に逆極性パルスを印加したが、2電極分だけ或いはそれ以上離れた電極に逆極性パルスを印加する構成でもよいことはいうまでもない。逆極性パルスを印加する電極が読出電極から離れすぎるとGND電位の変動抑制効果が低下するため、転送電極の寸法等を考慮し、GND電位変動抑制効果と強電界発生抑制効果の両方を勘案し、読出電極と逆極性パルス印加電極との距離を決めるのが良い。
(第2実施形態)
図5は、本発明の第2実施形態に係るデジタルカメラに搭載するCCD型固体撮像素子の表面模式図である。デジタルカメラ自体の構成は、図1に示す構成と同様でよい。
本実施形態のCCD型固体撮像素子200は、アレイ状に配列形成されたフォトダイオード201r,201g,201bを備える。フォトダイオード201r上には赤色(R)のカラーフィルタが積層され、フォトダイオード201g上には緑色(G)のカラーフィルタが積層され、フォトダイオード201b上には青色(B)のカラーフィルタが積層されている。
そして、奇数行のフォトダイオードに対して偶数行のフォトダイオードが1/2ピッチづつずらして配列され(所謂、ハニカム画素配列)、垂直転送路202は、垂直方向にフォトダイオードを避けるように蛇行して配置されている。CCD型固体撮像素子200の下辺部には水平転送路204が設けられ、その出力部にアンプ205が設けられている。
このCCD型固体撮像素子200は、8相インターレス駆動される様に転送電極が接続されており、転送電極V1には転送パルスφV1が、転送電極V2には転送パルスφV2が、…、転送電極V8には転送パルスφV8が、図1に示す駆動部4から供給される。
図6は、図5の要部拡大模式図であり、チャネルストップの位置を示す図である。フォトダイオード201の列と、その左側に配列された垂直転送路202との組は、夫々、垂直方向に延びるチャネルストップ210によって区画されており、各フォトダイオード201は、このチャネルストップ210及び該チャネルストップ210に連設された画素分離領域210aによって区画されている。
チャネルストップ210及び画素分離領域210aは、p+領域で形成される。図示する例で、各フォトダイオード201(r,g,b)の左斜め下位置にはp領域を設けない信号読出部201bが設けられており、この信号読出部201bから、隣接垂直転送路202に、フォトダイオード201の信号電荷が読み出される。
図7は、図5に示すCCD型固体撮像素子の駆動方法を示す第1フィールド目のタイミングチャートであり、図8は、図7に示す転送パルスが印加されたときの垂直転送路のポテンシャル動作図である。尚、図示する例でも、VH=+15V、VM=0V、VL=−8Vである。
本実施形態のCCD型固体撮像素子では、時刻t8に、読出電極V1に+15Vの読出パルスを印加する。これにより、時刻t8に読出電極V1の下にポテンシャル井戸ができ、ここに、対応のフォトダイオード201から信号電荷が読み出される。
読出電極V1への読出パルス(+15V)の印加と同時に、本実施形態では、電極V1と1電極分だけ離れた電極V3に、逆極性(−8V)のパルスを印加し、更に、電極V3から2電極分離れた電極V6(読出電極V1からも2電極分離れている)にも、逆極性(−8V)のパルスを印加する。
また、時刻t12では、読出電極V3に読出パルス(+15V)を印加して読出電極V3に対応のフォトダイオードから信号電荷を読み出すが、このとき同時に、読出電極V3から離れた電極V5,V8に逆極性パルス(−8V)を印加する。
この様に、本実施形態では、読出電極への読出電圧印加によるGND電位の変動は、読出電極から離れた2つの電極に逆極性変調パルスを印加することにより、抑制される。また、読出電極から離れた電極に逆極性パルスを印加するため、強電界の発生を避けることができ、電荷転送効率の経時的な劣化も抑制される。
(第3実施形態)
図9,図10は、本発明の第3実施形態に係るデジタルカメラに搭載されたCCD型固体撮像素子の駆動方法を示す図である。本実施形態のデジタルカメラの構成は図1に示す構成と同様であり、CCD型固体撮像素子の構成は、図5,図6に示す構成と同じであり、異なるのは駆動方法だけである。
図9は、本実施形態に係る駆動方法の第1フィールド目のタイミングチャートであり、図10は、図9に示す転送パルスが印加されたときの垂直転送路のポテンシャル動作図である。尚、図示する例でも、VH=+15V、VM=0V、VL=−8Vである。
本実施形態で逆極性パルスを読出電極から離れた電極に印加するのは、第2実施形態と同じであるが、本実施形態では、読出電極に読出パルスを印加し、読出電極から離れた非読出電極に逆極性変調パルスを印加するとき、同時に、読出パルスに隣接する電極に、VM<V<VHなる電圧Vを印加することを特徴とする。例えば、読出電極に+15Vを印加すると同時に、隣接電極に、+2Vの電圧を印加する。
図示する例では、時刻t8に、読出電極V1に+15Vの読出パルスを印加すると共に離れた電極V3,V5に−8Vの逆極性変調パルスを印加するが、このとき同時に、読出電極V1に隣接する電極V2,V8に、+2Vのパルス電圧を印加する。
この+2Vの電圧を印加することで、読出電極V1と隣接電極V2,V8との間の電位差は15−2=13Vとなり、両電極間に発生する電界強度は、隣接電極の電位をVM=0Vに保ったままに比べて弱くなる。このため、電荷転送効率の経時的劣化は更に抑制される。読出電極の隣接電極と逆極性電圧印加電極との間の電位差は逆に広がるが、その電位差は、読出電圧に比較して小さいため問題にはならない。
以上述べた様に、本発明の各実施形態によれば、読出電極から離れた電極に読出電圧と逆極性の電圧を印加するため、固体撮像素子の受光面全面でのGND電位の変動を抑制でき、読出電圧の低電圧化を図ることが可能となる。また、読出電極と、逆極性電圧を印加する電極との間に生じる電界強度を弱く抑えることができるため、電荷転送効率の経時的な劣化を抑制することも可能となる。
本発明に係るCCD型固体撮像素子の駆動方法は、読出電圧の低電圧化と電荷転送効率の経時的劣化の抑制とを図ることができるため、デジタルカメラ等に適用すると有用である。
本発明の第1実施形態に係るデジタルカメラの機能構成図である。 図1に示すCCD型固体撮像素子の表面模式図である。 図2に示すCCD型固体撮像素子の駆動方法を示す1フィールド目のタイミングチャートである。 図2に示すCCD型固体撮像素子を図3に示す駆動方法で駆動したときの垂直転送路のポテンシャル動作図である。 本発明の第2実施形態に係るCCD型固体撮像素子の表面模式図である。 図5に示すCCD型固体撮像素子の要部拡大模式図であり、チャネルストップを例示する図である。 図5に示すCCD型固体撮像素子の駆動方法を示す1フィールド目のタイミングチャートである。 図5に示すCCD型固体撮像素子を図7に示す駆動方法で駆動したときの垂直転送路のポテンシャル動作図である。 本発明の第3実施形態に係るCCD型固体撮像素子の駆動方法を示す1フィールド目のタイミングチャートである。 本発明の第3実施形態に係るCCD型固体撮像素子を図9に示す駆動方法で駆動したときの垂直転送路のポテンシャル動作図である。
符号の説明
1 撮像部
4 駆動部
100,200 CCD型固体撮像素子
101,201 フォトダイオード(光電変換素子)
102,202 垂直転送路
104,204 水平転送路
105,205 出力アンプ
210 チャネルストップ
210a 画素分離領域
210b 信号電荷の読出部
V1,V2,…,V8 転送電極(奇数番は読出電極兼用)

Claims (7)

  1. 電荷転送路を構成する複数の連続する転送電極を備えるCCD型固体撮像素子の駆動方法において、前記転送電極のうちの読出電極を兼用する転送電極に読出電圧が印加されるとき、同時に、前記転送電極のうちの前記読出電極から離れている転送電極に前記読出電圧に対し逆極性となる電圧を印加することを特徴とするCCD型固体撮像素子の駆動方法。
  2. 前記逆極性の電圧を印加する転送電極は、前記読出電極より少なくとも1転送電極以上離れていることを特徴とする請求項1に記載のCCD型固体撮像素子の駆動方法。
  3. 前記読出電極から離れている転送電極が複数あるときは該複数の転送電極に前記逆極性の電圧を同時に印加することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のCCD型固体撮像素子の駆動方法。
  4. 前記読出電圧の印加と同時に、前記読出電極に隣接する転送電極に、読出電圧と同極性で該読出電圧より絶対値が小さい所定電圧を印加することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のCCD型固体撮像素子の駆動方法。
  5. 電荷転送路を構成する複数の連続する転送電極を備えるCCD型固体撮像素子の駆動装置において、前記電荷転送路に供給する転送パルスとして、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の前記読出電圧と前記逆極性の電圧とを重畳して生成することを特徴とするCCD型固体撮像素子の駆動装置。
  6. 電荷転送路を構成する複数の連続する転送電極を備えるCCD型固体撮像素子の駆動装置において、前記電荷転送路に供給する転送パルスとして、請求項4に記載の前記読出電圧と前記逆極性の電圧と前記所定電圧とを重畳して生成することを特徴とするCCD型固体撮像素子の駆動装置。
  7. 電荷転送路を構成する複数の連続する転送電極を備えるCCD型固体撮像素子と、請求項5または請求項6に記載のCCD型固体撮像素子の駆動装置とを備えることを特徴とするデジタルカメラ。
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