JP2007187232A - 埋設管路の導通方法 - Google Patents

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【課題】管体どうしを導通させることを、短時間でしかも簡単な作業により実現できるようにする。
【解決手段】受挿構造の管継手を有する複数の鋳鉄製の管体11、12が互いに接合された埋設管路10のための導通方法である。埋設管路10に沿って電線31を配置し、この電線31に端子27を電気的に接続し、端子27を管体11の受口13にねじ込まれるボルト24によって受口13に電気的に接続する。
【選択図】図1

Description

本発明は埋設管路の導通方法に関する。
水道管を構成する管路は、受挿構造の管継手を有する複数の鋳鉄製の管体が互いに接合されたうえで、地中に埋設されることが多い。このように地中に埋設される管路は、電車の線路の近傍や変電所の近傍などの、迷走電流が発生している場所に敷設されることがある。その場合には、迷走電流による鋳鉄管の腐食を防止することを目的として、管路に通電することが必要となる(たとえば特許文献1)。
図4および図5は、そのための従来の導通方法を示す。図4において、1は地中に埋設された管路で、複数の鋳鉄製の管体2が互いに接合された構成である。各管体は、その一端に受口3を有するとともに他端に挿口4を有し、一方の管体の挿口4が他方の管体の受口3に挿入されることで、これら管体どうしが互いに接合されている。受口3の内周面と挿口4の外周面との間には、ゴム製の環状のシール材が配置されており、このため、隣り合う管体2、2どうしの電気的な導通が不十分になることが懸念される。そこで、これらの管体2、2どうしの間にボンド線5をわたすことで、その導通状態が確保されている。そして、いずれかの管体に地表への排流線が電気的に接続されることで、管路1の全体について迷走電流の排流を行うように構成されている。
図5は、ボンド線5と管体2との接合構造を示す。図示のように、鋳鉄製の管体2の表面に、ターミナルとしての、たとえば矩形の鋼製の導通板6が全周溶接されることで、この導通板6が管体2に導通した状態で固定されている。ボンド線5の端部には端子7が電気的に接続されており、この端子7が導通板6にたとえばテルミット溶接されることでボンド線5と導通板6とが固定され、これによってボンド線5と導通板6すなわち管体2とが導通されている。
以上の構成によって、管体2、2の受口3の側と挿口4の側とにそれぞれターミナルとしての導通板6、6が設けられ、受口3と挿口4とを接合した際に導通板6、6どうしがボンド線5によって結ばれ、これによって、電気的に絶縁状態にある継手部を導線としてのボンド線5にて導通させ、さらに管体2自体を導体として利用することで、管路1の全体を電気的に導通させることができる。したがって、管路1のいずれかの部分でたとえば電気鉄道の軌道から漏洩した電流が流入してきた場合でも、管路1の全体が導通状態にあるので、所定の排流部分に電流を導くことができる。
特開平5−230677号公報
しかし、上記のような構成であると、管路1を構成する管体2自体を導体として利用しているため、1本の管体2ごとに、少なくともその両端部の受口3の側と挿口4の側との2箇所にターミナルとしての導通板6を設けなければならない。
また受口3と挿口4とを接合したあとで管路の敷設現場においての溶接作業が必要になってしまい、その手間を要して工事に時間が掛かってしまう。しかも現場でのテルミット溶接には高度の技量が要求される。このため、工期が長くなるとともに、工事費も増大することになる。しかも、配管現場で管体2に導通板6を溶接したうえでテルミット溶接により端子7を導通板6に接続するものであるため、溶接のための前処理として管体2の外面の防食塗装をグラインダー等で除去することが必要であるなど、面倒な作業が生じる。そして、こうした前処理を十分に行わなかった場合は、溶接不良が発生して確実な接続が困難になる。
そこで本発明は、このような課題を解決して、管体どうしを導通させることを短時間でしかも簡単な作業により実現できるようにすることを目的とする。
この目的を達成するため本発明は、受挿構造の管継手を有する複数の鋳鉄製の管体が互いに接合された埋設管路のための導通方法であって、前記埋設管路に沿って電線を配置し、この電線に端子を電気的に接続し、前記端子をボルトによって前記管体に電気的に接続するものである。
本発明によれば、上記において、各管体ごとに1箇所で、電線に接続した端子をボルトによって電気的に接続することで、埋設管路に沿って配置された電線とそれぞれの管体とを電気的に接続することが好適である。
したがって本発明によると、ボルトによってそれぞれの管体に端子を電気的に接続すればよいため、簡単にしかも短時間のうちに管体への端子の接続工事を完了することができる。地中に迷走電流が生じた場合において、管路に電流が流入したときには、この電流を、管体から電線に流れ込ませて、所定の排流位置に導くことができる。あるいは、迷走電流を、管路に流入させることなく、電線を通って排流位置に導くことができる。
また本発明によると、各管体ごとに1箇所で、電線に接続した端子をボルトによって電気的に接続するだけで、管路全体を導通状態とすることができる。
図1において、11は互いに接合される一方の管体、12は他方の管体であり、これらの管体11、12はダクタイル鋳鉄によって形成されている。管体11の端部には受口13が形成され、また管体12の端部には、受口13の内部に挿入される挿口14が形成されている。受口13の開口端の内周にはテーパ状のシール材圧接面15が形成され、このシール材圧接面15よりも奥側の受口13の内周には環状のロックリング収容溝16が形成されている。ロックリング収容溝16から奥側へ距離をおいた受口13の内部には、管径方向の奥端面17が形成されている。
シール材圧接面15と挿口14の外周面との間には環状のゴム製のシール材18が配置されている。シール材18よりも受口13の奥側にはバックアップリング19が設けられ、このバックアップリング19よりも受口13の奥側には、溝16に収容された状態でロックリグ20が設けられている。挿口14の先端の外周には環状突部21が一体に形成されており、この環状突部21は、ロックリング20と奥端面17との間に位置するように構成されている。
ロックリング20は、縮径力を有するように構成され、受口13への挿口14の挿入時に強制的に広げられた状態で環状突部21の通過を許容するとともに、環状突部21の通過後は強制力が解除されることで縮径することにより挿口14の外周に抱き付いて環状突部21に接触可能であり、それによって受口13からの挿口14の離脱を防止可能である。挿口14の環状突部21はロックリング20と奥端面17との間を管軸方向に移動可能であり、それによって受口13と挿口14との間に伸縮機能が付与されている。これらによって、図示の管継手は、耐震継手として機能することができる。
受口13の外側における挿口14の外周には、シール材18に接触する割輪22と、この割輪22に接触する押輪23とが外ばめされている。受口3の端部には、金属製の管軸方向のボルト24が、管周方向に沿った複数の位置において植え込まれている。25は金属製のナットで、ボルト24とねじ合わされることで押輪23を受口13に向けて締結可能であり、それによって割輪22を介してシール材18を圧縮することで、受口挿口間における所要のシール性能を発揮させることが可能である。
ボルト24とナット25とによって、圧着端子27が押輪23と共締めされている。この圧着端子27は、図1および図2に示すようにL形に形成されて、管径方向の共締め部28と管軸方向の電線圧着部29とを一体に有している。電線圧着部29は、管径方向に沿ったボルト24よりも外側の位置において、管径方向の外向きに露出するように配置されている。
複数の管体11、12によって構成された埋設管路10に沿って、電線31が配置されている。この電線31は各管体の受口13の位置において圧着端子27の電線圧着部29に圧着されている。すなわち、電線31は、各管体の受口13において、圧着端子27とナット25とボルト24とを介して受口13に電気的に接続されている。この電気的な接続の様子を模式図で示すと、図3のようになる。
複数の管体11、12によって構成された埋設管路10は、電線31を含めて、管体11、12の腐食を防止するための樹脂スリーブ32によって覆われている。33はゴムバンドで、樹脂スリーブ32および電線31を管体11、12に締結するために用いられている。図示のように、電線31は、弛みを有した状態で管路10に沿って配置されたうえでゴムバンド33によって管体11、12に締結されている。
このような構成であると、圧着端子27よって管体11が電線31に電気的に接続されることで、管路10の長さ方向にわたって各管体が電線31に導通されることになって、迷走電流の排流が可能である。しかも、各管体ごとに1箇所において圧着端子27により電線31への導通を行うだけで、管路10に流入した電流の排流を行うことができる。したがって管路自体を排流のための導電路として用いる必要がなく、このため管体11、12の端部どうしを電気的に接続する必要が無いという利点がある。なお、管体11、12を樹脂スリーブ32によって覆うことで、管路10への迷走電流の入り込みを、かなりの割合で防止することができる。
工事に際しては、電線31を圧着端子27に接合し、この圧着端子27をナット25とボルト24とによって押輪23に共締めするだけの簡単な作業で、溶接のような特殊な技量を必要とすることなしに、容易に電線31と管体11とを導通させることができる。これによって、工事時間の短縮と工事費の低減とを達成することができる。また管路の敷設現場での溶接作業は天候などの条件に左右されやすいものであるが、上記によればその点の懸念を払拭することができるという利点がある。
上述のように、受口13と挿口14とによって構成された継手は耐震機能を有して伸縮可能であるが、電線31は、弛みを有した状態で配置され、かつ配線工事後に樹脂スリーブ32によって覆われているため、継手の伸縮による電線の断線を効果的に防止することができる。
なお、上記においては、図1に示した構成の管継手であって圧着端子27を受口14に接続したものを例として説明したが、継手の構成や圧着端子の接続部の構成は、図示のものに限られない。本発明は、電線に電気的に接続された端子をボルトによって管体に電気的に接続することを特徴とするものであり、この特徴を生かすことができるあらゆる管体および受挿構造の管継手に適用可能である。
たとえば、上述の押輪23と共締めされる圧着端子27に代えて、ねじ孔を有する金属板をたとえば管体の製造工場においてこの管体に溶接しておき、配管施工現場においてはこの金属板に端子をねじ止めするだけとしてもよい。
また、上記においては管路10に沿って1本の電線31を配置した例について説明したが、安全性を考慮して複数の電線を配置しても構わない。さらに電線31と各管とを複数箇所で接合することもできる。
本発明の実施の形態の埋設管路の導通方法を示す断面図である。 図1における圧着端子の斜視図である。 図1に示す部分の電気的な接続の様子を示す模式図である。 従来の埋設管路の導通方法を示す図である。 図4における要部の構成を示す詳細図である。
符号の説明
10 埋設管路
11 管体
12 管体
13 受口
14 挿口
24 ボルト
25 ナット
27 圧着端子
31 電線

Claims (2)

  1. 受挿構造の管継手を有する複数の鋳鉄製の管体が互いに接合された埋設管路のための導通方法であって、前記埋設管路に沿って電線を配置し、この電線に端子を電気的に接続し、前記端子をボルトによって前記管体に電気的に接続することを特徴とする埋設管路の導通方法。
  2. 各管体ごとに1箇所で、電線に接続した端子をボルトによって電気的に接続することで、埋設管路に沿って配置された電線とそれぞれの管体とを電気的に接続することを特徴とする請求項1記載の埋設管路の導通方法。
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CN110758181A (zh) * 2019-09-23 2020-02-07 中铁第四勘察设计院集团有限公司 用于轨道交通的排流***及轨道交通线路

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