JP2007186414A - セメント混和剤およびその製造方法 - Google Patents

セメント混和剤およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高い減水率およびスランプ保持性に優れたセメント混和剤を提供する。
【解決手段】下記一般式(2)(3)、およびこれらと共重合可能なその他の単量体の特定比率で導かれた共重合体または塩の混合物を主成分とする。
Figure 2007186414

【選択図】なし

Description

本発明は、セメント混和剤およびセメント組成物に関する。さらに詳しくは、セメントペースト、モルタル、コンクリートといったいわゆるセメント配合物において、その流動性が経時的に低下することを防止するスランプ保持型セメント混和剤および該セメント混和剤を含有してなるセメント組成物に関する。
1981年にコンクリート構造物の早期劣化が社会問題化して以来、コンクリート中の単位水量を減らしてその施工性と耐久性を向上させることが強く求められてきたなかで、セメント配合物の品質、性能に多大なる影響を与えるセメント分散剤に対する技術革新が盛んに行われている。
従来の手法としては、AE剤もしくはAE減水剤を添加した流動性(以下「スランプ」という。)の低い生コンクリートをプラントで製造し、生コン車にて打設現場まで運搬した後、これに流動化剤を添加して流動化させ、スランプを所定の値まで高める流動化工法がとられていた。しかしながら、この工法には、生コン車で流動化剤をコンクリートに添加して攪拌混合する際に発生する騒音および排気ガスの環境問題、得られた流動化コンクリートの品質の責任の所在、流動化コンクリートのスランプの著しい経時低下、等の諸問題があった。
そこで、生コンプラントで添加できるいわゆる高性能AE減水剤の開発が各混和剤メーカーで精力的に行なわれ、現在、ナフタレン系、アミノスルホン酸系およびポリカルボン酸系等が市販されている。この中で、ポリカルボン酸系高性能AE減水剤は、最も高い減水率を得ることができるという優れた特徴を有するが、得られた生コンクリートを夏場に遠隔地へ搬送する等の過酷な使用条件下においては、他の高性能AE減水剤と同じく、スランプロスを十分に抑えきれない場合があるといった課題があった。
したがって、本発明の目的は、スランプ保持性に優れたセメント混和剤および該セメント混和剤を配合してなるセメント組成物を提供することにある。
上記目的は、下記(1)〜(7)により達成される。
(1) 一般式(1)
Figure 2007186414
(ただし、式中、Rは水素原子またはメチル基、ROはオキシエチレン基を表わし、Rは水素原子または炭素原子数1〜22のアルキル基であり、またmはオキシエチレン基の平均付加モル数であり、1〜97の整数を表わす。)で示される第1のポリエチレングリコール(メタ)アクリレート(a)5〜90重量%、
一般式(2)
Figure 2007186414
(ただし、式中、Rは水素原子またはメチル基、ROはオキシエチレン基を表わし、Rは水素原子または炭素原子数1〜22のアルキル基であり、またnはオキシエチレン基の平均付加モル数であり、4〜100の整数を表わし、n≠mかつn−m≧3である。)で示される第2のポリエチレングリコール(メタ)アクリレート(b)5〜90重量%、
一般式(3)
Figure 2007186414
(ただし、式中、Rは水素原子またはメチル基、Mは水素原子、一価金属原子、二価金属原子、アンモニウム基または有機アミン基を表わす。)で示されるカルボン酸系単量体(c)5〜90重量%、およびこれらの単量体と共重合可能なその他の単量体(d)0〜50重量%(ただし、(a)、(b)、(c)および(d)の合計は100重量%である。)の比率で導かれた第1の共重合体(A)および/または該共重合体(A)をさらにアルカリ性物質で中和して得られた第1の共重合体塩(B)を主成分とするスランプ保持性に優れたセメント混和剤。
(2) 一般式(1)
Figure 2007186414
(ただし、式中、Rは水素原子またはメチル基、ROはオキシエチレン基を表わし、Rは水素原子または炭素原子数1〜22のアルキル基であり、またmはオキシエチレン基の平均付加モル数であり、1〜97の整数を表わす。)で示される第1のポリエチレングリコール(メタ)アクリレート(a)5〜65重量%、
一般式(3)
Figure 2007186414
(ただし、式中、Rは水素原子またはメチル基、Mは水素原子、一価金属原子、二価金属原子、アンモニウム基または有機アミン基を表わす。)で示されるカルボン酸系単量体(c)35〜95重量%、およびこれらの単量体と共重合可能なその他の単量体(d)0〜50重量%(ただし、(a)、(c)および(d)の合計は100重量%である。)の比率で導かれた第2の共重合体(A1)および/または該共重合体(A1)をさらにアルカリ性物質で中和して得られた第2の共重合体塩(B1)、および
一般式(2)
Figure 2007186414
(ただし、式中、Rは水素原子またはメチル基、ROはオキシエチレン基を表わし、Rは水素原子または炭素原子数1〜22のアルキル基であり、またnはオキシエチレン基の平均付加モル数であり、4〜100の整数を表わし、n≠mかつn−m≧3である。)で示される第2のポリエチレングリコール(メタ)アクリレート(b)65〜95重量%、
一般式(3)
Figure 2007186414
(ただし、式中、Rは水素原子またはメチル基、Mは水素原子、一価金属原子、二価金属原子、アンモニウム基または有機アミン基を表わす。)で示されるカルボン酸系単量体(c)5〜35重量%、およびこれらの単量体と共重合可能なその他の単量体(d)0〜50重量%(ただし、(b)、(c)および(d)の合計は100重量%である。)の比率で導かれた第3の共重合体(A2)および/または該共重合体(A2)をさらにアルカリ性物質で中和して得られた第3の共重合体塩(B2)の混合物を主成分とするスランプ保持性に優れたセメント混和剤。
(3) 該共重合体(塩)(A1および/またはB1)と該共重合体(塩)(A2および/またはB2)の重量比が1:99〜99:1である前記(2)に記載のセメント混和剤。
(4) 一般式(1)
Figure 2007186414
(ただし、式中、Rは水素原子またはメチル基、ROはオキシエチレン基を表わし、Rは水素原子または炭素原子数1〜22のアルキル基であり、またmはオキシエチレン基の平均付加モル数であり、1〜97の整数を表わす。)で示される第1のポリエチレングリコール(メタ)アクリレート(a)5〜65重量%、
一般式(3)
Figure 2007186414
(ただし、式中、Rは水素原子またはメチル基、Mは水素原子、一価金属原子、二価金属原子、アンモニウム基または有機アミン基を表わす。)で示されるカルボン酸系単量体(c)35〜95重量%、およびこれらの単量体と共重合可能なその他の単量体(d)(ただし、(a)、(c)および(d)の合計は100重量%である。)の比率で導かれた第2の共重合体(A1)および/または該共重合体(A1)をさらにアルカリ性物質で中和して得られた第2の共重合体塩(B1)、およびナフタレン系セメント分散剤、アミノスルホン酸系セメント分散剤、ポリカルボン酸系セメント分散剤およびリグニン系セメント分散剤よりなる群から選ばれた少なくとも1種のセメント分散剤を主成分とするスランプ保持性に優れたセメント混和剤。
(5) 該共重合体(塩)(A1および/またはB1)と該セメント分散剤との重量比が1:99〜99:1である前記(4)に記載のセメント混和剤。
(6) 前記(1)〜(5)のいずれか1つに記載のセメント混和剤、セメントおよび水を少なくとも含有してなるセメント組成物。
(7) 該セメント混和剤がセメントに対して0.01〜1.0重量%、かつ水/セメントの重量比が0.15〜0.7である前記(6)に記載のセメント組成物。
本発明によるセメント混和剤は、高い減水率およびスランプ保持性に優れ、該セメント混和剤を配合したセメント組成物は、高いフロー値を示す。
まず、本発明による第1のセメント混和剤は、後述する第1の共重合体(A)および/または該第1の共重合体(A)を更にアルカリ性物質で中和して得られた第1の共重合体塩(B)を主成分とするものである。
該第1の共重合体(A)は、一般式(1)で示される第1のポリエチレングリコール(メタ)アクリレート(a)5〜90重量%、好ましくは5〜70重量%、さらに好ましくは10〜65重量%、一般式(2)で示される第2のポリエチレングリコール(メタ)アクリレート(b)5〜90重量%、好ましくは10〜90重量%、さらに好ましくは20〜70重量%、一般式(3)で示されるカルボン酸系単量体(c)5〜90重量%、好ましくは5〜40重量%、さらに好ましくは8〜30重量%、およびこれらの単量体と共重合可能なその他の単量体(d)0〜50重量%、好ましくは0〜30重量%(ただし、(a)、(b)、(c)および(d)の合計は100重量%である。)の比率で導かれるものである。また、該第1の共重合体塩(B)は、該第1の共重合体(A)を更にアルカリ性物質で中和することにより得られる。
一般式(1)
Figure 2007186414
同一般式(1)において、Rは水素原子またはメチル基、ROはオキシエチレン基を表わし、Rは水素原子または炭素原子数1〜22、好ましくは1〜15のアルキル基であり、またmはオキシエチレン基の平均付加モル数であり、1〜97、好ましくは1〜10の整数を表わす。
一般式(2)
Figure 2007186414
同一般式(2)において、Rは水素原子またはメチル基、ROはオキシエチレン基を表わし、Rは水素原子または炭素原子数1〜22、好ましくは1〜15のアルキル基であり、またnはオキシエチレン基の平均付加モル数であり、4〜100、好ましくは11〜100の整数を表わし、n≠mかつn−m≧3、好ましくはn−m≧5である。
一般式(3)
Figure 2007186414
同一般式(3)において、Rは水素原子またはメチル基、Mは水素原子、一価金属原子、二価金属原子、アンモニウム基または有機アミン基を表わす。
本発明による第2のセメント混和剤は、後述する第2の共重合体(A1)および/または該第2の共重合体(A1)を更にアルカリ性物質で中和して得られた第2の共重合体塩(B1)と、後述する第3の共重合体(A2)および/または該第3の共重合体(A2)を更にアルカリ性物質で中和して得られた第3の共重合体塩(B2)との混合物を主成分とするものである。
該第2の共重合体(A1)は、一般式(1)で示される第1のポリエチレングリコール(メタ)アクリレート(a)5〜65重量%、好ましくは5〜60重量%、一般式(3)で示されるカルボン酸系単量体(c)35〜95重量%、好ましくは40〜95重量%およびこれらの単量体と共重合可能なその他の単量体(d)0〜50重量%、好ましくは0〜30重量%(ただし、(a)、(c)および(d)の合計は100重量%である。)の比率で導かれるものである。また、該第2の共重合体塩(B1)は、該第2の共重合体(A1)をさらにアルカリ性物質で中和することにより得られる。
該第3の共重合体(A2)は、一般式(2)で示される第2のポリエチレングリコール(メタ)アクリレート(b)65〜95重量%、好ましくは70〜95重量%、一般式(3)で示されるカルボン酸系単量体(c)5〜35重量%、好ましくは5〜30重量%およびこれらの単量体と共重合可能なその他の単量体(d)0〜50重量%、好ましくは0〜30重量%(ただし、(b)、(c)および(d)の合計は100重量%である。)の比率で導かれるものである。また、該第3の共重合体塩(B2)は、該第3の共重合体(A2)をさらにアルカリ性物質で中和することにより得られる。
該第2の共重合体(A1)および/または共重合体塩(B1)と該第3の共重合体(A2)および/または共重合体塩(B2)との重量比は1:99〜99:1、好ましくは3:97〜97:3である。
本発明による第3のセメント混和剤は、前記第2の共重合体(A1)および/または該共重合体(A1)をさらにアルカリ性物質で中和して得られた第2の共重合体塩(B1)と、ナフタレン系セメント分散剤、アミノスルホン酸系セメント分散剤、ポリカルボン酸系セメント分散剤よりなる群から選ばれた少なくとも1種のセメント分散剤とを主成分とするものである。
該第2の共重合体(A1)および/または共重合体塩(B1)と、該セメント分散剤との重量比は1:99〜99:1、好ましくは3:97〜97:3である。
本発明で用いられる一般式(1)で表わされるポリエチレングリコール(メタ)アクリレート(a)および(b)としては、短鎖ポリエチレングリコール(メタ)アクリレートと、長鎖ポリエチレングリコール(メタ)アクリレートとがある。
短鎖ポリエチレングリコール(メタ)アクリレートとしては、例えば、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、メトキシ(ポリ)エチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、エトキシ(ポリ)エチレングリコールモノ(メタ)アクリレート等の(ポリ)オキシエチレングリコールモノ(メタ)アクリル酸エステル類等がある。ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート(a)は、その側鎖の短鎖ポリエチレングリコールに疎水性を有することが重要である。したがって、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート(a)としては、平均付加モル数mが1〜97、好ましくは1〜10の(アルコキシ)(ポリ)エチレングリコール(メタ)アクリレートが好ましい。
本発明で用いられる長鎖ポリエチレングリコール系単量体(b)は前記一般式で示されるものであり、例えば、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、エトキシポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレートなどのポリオキシエチレングリコールモノ(メタ)アクリル酸エステル類等がある。高い減水性を得るためには、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート(b)の平均付加モル数4〜100のポリエチレングリコール鎖による立体反発と親水性でセメント粒子を分散させることが重要である。(アルコキシ)ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート(b)のエチレングリコール鎖の平均付加モル数nは4〜100、好ましくは11〜100である。
カルボン酸系単量体(c)は、前記一般式(3)で示されるものである。単量体(c)の例としては、アクリル酸、メタクリル酸ならびにこれらの酸の一価金属塩、二価金属塩、アンモニウム塩および有機アミン塩を挙げることができ、これらの1種または2種以上を用いることができる。
単量体(d)は、単量体(a)、(b)および(c)と共重合可能な単量体である。単量体(d)の例としては、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、メサコン酸、イタコン酸等のジカルボン酸類とHO(RO)9(ただし、ROは炭素原子数2〜4のオキシエチレン基の1種または2種以上の混合物を表わし、2種以上の場合はブロック状に付加していてもランダム状に付加していてもよく、pはオキシエチレン基の平均付加モル数であり1から100の整数を表わし、Rは水素または炭素原子数1〜22のアルキル基を表わす。)で表わされるアルコールとのモノエステルあるいはジエステル類;(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリルアルキルアミド等の不飽和アミド類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル類;ビニルスルホン酸、(メタ)アリルスルホン酸、スルホエチル(メタ)アクリレート、2−メチルプロパンスルホン酸(メタ)アクリルアミド、スチレンスルホン酸等の不飽和スルホン酸類およびそれらの一価金属塩、二価金属塩、アルモニウム塩、有機アミン塩類;スチレン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニル類;炭素原子数1〜18の脂肪族アルコールあるいはベンジルアルコール等のフェニル基含有アルコールと(メタ)アクリル酸とのエステル類;等が挙げられ、これらの1種または2種以上を用いることができる。
第1の共重合体(A)は、単量体(a)、(b)、(c)および要すれば単量体(d)を前記特定比率で用いて導かれたものである。すなわち、単量体(a)、(b)、(c)の配合割合は、単量体(a)が5〜90重量%、単量体(b)が5〜90重量%、単量体(c)が5〜90重量%の範囲であり、好ましくは単量体(a)が5〜70重量%、単量体(b)が10〜90重量%、単量体(c)が5〜40重量%の範囲であり、さらに好ましくは単量体(a)が10〜65重量%、単量体(b)が20〜70重量%、単量体(c)が8〜30重量%の範囲であり、これらの単量体と共重合可能な単量体(d)の配合割合は、50重量%以下、好ましくは30重量%以下である。この比率の範囲を外れると目的とする優れた性能のセメント分散剤は得られない。
共重合体(A)を得るには、重合開始剤を用いて前記単量体成分を共重合させれば良い。共重合は、溶媒中での重合や塊状重合等の方法により行なうことができる。
溶媒中での重合は回分式でも連続式でも行なうことができ、その際使用される溶媒としては、水;メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール;ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、n−ヘキサン等の芳香族あるいは脂肪族炭化水素;酢酸エチル等のエステル化合物;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン化合物;等が挙げられる。原料単量体および得られる共重合体(A)の溶解性ならびに該共重合体(A)の使用時の便からは、水および炭素原子数1〜4の低級アルコールよりなる群から選ばれた少なくとも1種を用いることが好ましい。その場合、炭素原子数1〜4の低級アルコールの中でもメチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール等が特に有効である。
水媒体中で重合を行なう時は、重合開始剤としてアンモニウムまたはアルカリ金属の過硫酸塩あるいは過酸化水素等の水溶性の重合開始剤が使用される。この際、亜硫酸水素ナトリウム、モール塩等の促進剤を併用することもできる。また、低級アルコール、芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素、エステル化合物あるいはケトン化合物を溶媒とする重合には、ベンゾイルパーオキシドやラウロイルパーオキシド等のパーオキシド;クメンハイドロパーオキシド等のハイドロパーオキシド;アゾビスイソブチロニトリル等の芳香族アゾ化合物等が重合開始剤として用いられる。この際アミン化合物等の促進剤を併用することもできる。さらに、水−低級アルコール混合溶剤を用いる場合には、上記の種々の重合開始剤あるいは重合開始剤と促進剤との組み合わせの中から適宜選択して用いることができる。重合温度は、用いる溶媒や重合開始剤により適宜定められるが、通常0〜120℃の範囲内で行なわれる。
塊状重合は、重合開始剤としてベンゾイルパーオキシドやラウロイルパーオキシド等のパーオキシド;クメンハイドロパーオキシド等のハイドロパーオキシド;アゾビスイソブチロニトリル等の脂肪族アゾ化合物等を用い、50〜200℃の温度範囲内で行なわれる。
また、得られる共重合体(A)の分子量調節のために、チオール系連鎖移動剤を併用することもできる。この際に用いられるチオール系連鎖移動剤は、一般式HS−R10−E(ただし、式中R10は炭素原子数1〜2のアルキル基を表わし、Eは−OH、−COOM、−COOR11または−SO基を表わし、Mは水素、一価金属、二価金属、アンモニウム基または有機アミン基を表わし、R11は炭素原子数1〜10のアルキル基を表わし、gは1〜2の整数を表わす。)で表わされ、例えば、メルカプトエタノール、チオグリセロール、チオグリコール酸、2−メルカプトプロピオン酸、3−メルカプトプロピオン酸、チオリンゴ酸、チオグリコール酸オクチル、3−メルカプトプロピオン酸オクチル等が挙げられ、これらの1種または2種以上を用いることができる。
このようにして得られた共重合体(A)は、そのままでもセメント分散剤の主成分として用いられるが、必要に応じて、さらにアルカリ性物質で中和して得られる共重合体塩(B)をセメント分散剤の主成分として用いても良い。このようなアルカリ性物質としては、一価金属および二価金属の水酸化物、塩化物および炭素塩等の無機物;アンモニア;有機アミン等が好ましいものとして挙げられる。
第2の共重合体(A1)は、単量体(a)、(c)および要すれば単量体(d)を前記特定比率で用いて導かれたものである。すなわち、単量体(a)、(c)、の配合割合は、単量体(a)が5〜65重量%、単量体(c)が35〜95重量%の範囲であり、好ましくは単量体(a)が5〜60重量%、単量体(c)が40〜95重量%の範囲であり、これらの単量体と共重合可能な単量体(d)の配合割合は、50重量%以下、好ましくは30重量%以下である。この比率の範囲を外れると目的とする優れた性能のセメント分散剤は得られない。
第3の共重合体(A2)は、単量体(b)、(c)および要すれば単量体(d)を前記特定比率で用いて導かれたものである。すなわち、単量体(b)、(c)の配合割合は、単量体(b)が65〜95重量%、単量体(c)が5〜35重量%の範囲であり、好ましくは単量体(b)が70〜95重量%、単量体(c)が5〜30重量%の範囲であり、これらの単量体と共重合可能な単量体(d)の配合割合は、50重量%以下、好ましくは30重量%以下である。この比率の範囲を外れると目的とする優れた性能のセメント分散剤は得られない。
上記第2および第3の共重合体(A1)および(A2)および第2および第3の共重合体塩(B1)および(B2)も、第1の共重合体(A)および第1の共重合体塩(B)と同様の方法で調整される。
また、本発明のセメント混和剤として用いられる共重合体(A)、(A1)、(A2)および/または共重合体塩(B)、(B1)、(B2)の重量平均分子量としては、500〜500,000、特に5,000〜300,000の範囲とすることが好ましい。重量平均分子量が500未満では、セメント分散剤の減水性能が低下するために好ましくない。一方、500,000を越える分子量では、セメント分散剤の減水性能、スランプロス防止能が低下するために好ましくない。
第1の共重合体(A)および/または共重合体塩(B)は、これらそれぞれの単独または混合物をそのままセメント分散剤として使用することができる。また、該共重体(A)および/または共重合体塩(B)を主成分とし他の公知のセメント混和剤と組み合わせて使用する際、このような公知のセメント混和剤としては、例えば従来のセメント分散剤、空気連行剤、セメント湿潤剤、膨張材、防水剤、遅延剤、急結剤、水溶性高分子物質、増粘剤、凝集剤、乾燥収縮低減剤、強度増進剤、硬化促進剤、消泡剤等を挙げることできる。
また、第2の共重合体(A1)および/または共重合体塩(B1)は、第3の共重合体(A2)および/または共重合体塩(B2)と組み合わせて使用することができる。
さらに、第2の共重合体(A1)および/または共重合体塩(B1)は、ナフタレン系セメント分散剤、アミノスルホン酸系セメント分散剤、ポリカルボン酸系セメント分散剤、リグニン系セメント分散剤等の公知のセメント分散剤と組み合わせて使用することもできる。
本発明のセメント混和剤は、ポルトランドセメント、ビーライト高含有セメント、アルミナセメント、各種混合セメント等の水硬セメント、あるいは、石膏などのセメント以外の水硬材料などに用いることができる。
本発明において使用されるセメント混和剤は、従来のセメント混和剤に比較して少量の添加でも優れた効果を発揮する。たとえば水硬セメントを用いるモルタルやコンクリート等に使用する場合には、セメント重量の0.01〜1.0%、好ましくは0.02〜0.5%となる比率の量を練り混ぜの際に添加すればよい。この添加により高減水率の達成、スランプロス防止性能の向上、単位水量の低減、強度の増大、耐久性の向上などの各種の好ましい諸効果がもたらされる。添加量が0.01%未満では性能的に不十分であり、逆に1.0%を越える多量を使用しても、その効果は実質上頭打ちとなり経済性の面からも不利となる。
本発明のセメント組成物は、該セメント組成物1mあたりのセメント使用量、単位水量にはとりたてて制限はないが、単位水量120〜185kg/m、水/セメント重量比=0.15〜0.7、好ましくは単位水量120〜175kg/m、水/セメント重量比=0.2〜0.5が推奨される。
一般に各セメント成分の水和速度を比較すると、C3Aが最も早く、注水後数分間での水和率は30%を越える。このような急激な水和によって割かれる練り水の減少が、スランプロスの一つの要因であろう。また、公知のセメント分散剤は、セメント成分の中でもこのように活性の高いC3Aに最も速やかに吸着するため、添加した分散剤の大部分はC3Aの水和反応により生じる結晶内に埋没し、経時的にセメント分散力を失ってしまうこともスランプロスの要因であろうと推察される。したがって、C3Aの活性を抑制することができれば、スランプロスを大きく低減できるであろうと期待される。本発明の共重合体は、例えば、1分子中に、短いポリエチレングリコールと長いポリエチレングリコールの両者を側鎖に有するポリカルボン酸系共重合体であり、短いポリエチレングリコール側鎖は、その疎水性故にC3Aの活性を抑え、長いポリエチレングリコール側鎖はその親水性と立体反発で強力な減水効果を発揮する。
しかし、このような理由により本発明のセメント混和剤が何ら制限を受けるものではない。
以下実施例を挙げ、本発明を更に具体的に説明する。なお、例中特に断わりのない限り%は重量%を、また、部は重量部を表わすものとする。
実施例1
セメント混和剤(1)の製造
温度計、攪拌機、滴下漏斗、窒素導入管および還流冷却器を備えたガラス製反応容器に水500部を仕込み、攪拌下に反応容器内を窒素置換し、窒素雰囲気下で80℃まで加熱した。次に、メトキシポリエチレングリコールモノメタクリレート(エチレンオキシドの平均付加モル数4個)300部、メタクリル酸200部、水150部、および連鎖移動剤として3−メルカプトプロピオン酸13.5部を混合したモノマー水溶液ならびに10%過硫酸アンモニウム水溶液40部を4時間で滴下し、滴下終了後、さらに10%過硫酸アンモニウム水溶液10部を1時間で滴下した。その後、1時間引き続いて80℃に温度を維持し、重合反応を完結させ、重量平均分子量12300の共重合体水溶液からなる本発明のセメント混和剤(1)を得た。
実施例2〜3
セメント混和剤(2)および(3)の製造
以下、実施例1と同様の操作を行なって本発明のセメント混和剤(2)および(3)を製造した。その内容を表1にまとめて示す。
実施例4
セメント混和剤(4)の製造
温度計、攪拌機、滴下漏斗、窒素導入管および還流冷却器を備えたガラス製反応容器に水500部を仕込み、攪拌下に反応容器内を窒素置換し、窒素雰囲気下で80℃まで加熱した。次に、メトキシポリエチレングリコールモノメタクリレート(エチレンオキシドの平均付加モル数4個)400部、メタクリル酸100部、水150部、および連鎖移動剤として3−メルカプトプロピオン酸5.7部を混合したモノマー水溶液ならびに10%過硫酸アンモニウム水溶液40部を4時間で滴下し、滴下終了後、さらに10%過硫酸アンモニウム水溶液10部を1時間で滴下した。その後、1時間引き続いて80℃に温度を維持し、重合反応を完結させ、重量平均分子量28700の重合体水溶液からなるセメント混和剤(4)を得た。
実施例5
セメント混和剤(5)の製造
以下、実施例4と同様の操作を行なってセメント混和剤(5)を製造した。その内容を表1にまとめて示す。
Figure 2007186414
実施例6〜8および比較例1〜2
モルタル試験1
本発明のセメント混和剤(1)〜(3)の重合体水溶液とポリカルボン酸系セメント分散剤(株式会社日本触媒製アクアロックFC−600、「以下PC剤1」という。)を併用した場合(実施例6〜8)と、セメント混和剤(4)および(5)の重合体水溶液とPC剤1を併用した場合(比較例1〜2)とでモルタルフロー値の経時変化を比較した。
試験に使用した材料およびモルタルの配合は、秩父小野田ハイフローセメント800g、カルシウムスルホアルミネート系膨張材80g、豊浦標準砂400g、各種重合体を含む水220gである。
モルタルはモルタルミキサーにより機械練りで調整し、直径55mm、高さ55mmの中空円筒にモルタルを詰める。つぎに、円筒を垂直に持ち上げた後、テーブルに広がったモルタルの直径を2方向について測定し、この平均をフロー値とした。以後、モルタルの全量を密閉容器内で所定時間静置後、上と同様の操作を繰り返し、フロー値の経時変化を測定した。結果を表2に示す。
Figure 2007186414
表2から、本発明のセメント混和剤(1)〜(3)とPC剤1とを併用した場合は、セメント混和剤(4)および(5)とPC剤1とを併用した場合のフロー値と比べて、30分後、60分後のフロー値の低下が極端に小さく、本発明のセメント混和剤が、スランプロスの低減に優れた効果を示すことがわかる。
実施例9〜10および比較例3〜4
モルタル試験2
本発明のセメント混和剤(1)とポリカルボン酸系セメント分散剤(メトキシポリエチレングリコールモノメタクリレート(エチレンオキシドの平均付加モル数25個)とメタクリル酸との重量比83.4/16.4の共重合体、重量平均分子量22000、以下「PC剤2」という)を併用した場合(実施例9)と、本発明のセメント混和剤(1)とナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物(花王製マイティー150、以下「NSF」という。)を併用した場合(実施例10)およびPC剤2およびNSFをそれぞれ単独で用いた場合(比較例3〜4)とでモルタルフロー値の経時変化を比較した。
試験に使用した材料およびモルタルの配合は、秩父小野田普通ポルトランドセメント600g、豊浦標準砂600g、各種重合体を含む水210gである。
モルタルはモルタルミキサーにより機械練りで調製し、直径55mm、高さ55mmの中空円筒にモルタルを詰める。つぎに、円筒を垂直に持ち上げた後、テーブルに広がったモルタルの直径を2方向について測定し、この平均をフロー値とした。以後、モルタルの全量を密閉容器内で所定時間静置後、上と同様の操作を繰り返し、フロー値の経時変化を測定した。結果を表3に示す。
Figure 2007186414
表3から、本発明のセメント混和剤(1)をポリカルボン酸系セメント分散剤やNSFに併用してみると、ポリカルボン酸系セメント分散剤やNSFを単独で使用したものよりフロー値の低減が非常に小さいことが分かる。このことより、本発明のセメント混和剤が、スランプロスの低減に優れた効果を示すことが分かる。
実施例11
セメント混和剤(6)の製造
温度計、攪拌機、滴下漏斗、窒素導入管および還流冷却器を備えたガラス製反応容器に水500部を仕込み、攪拌下に反応容器内を窒素置換し、窒素雰囲気下で80℃まで加熱した。次に、メトキシポリエチレングリコールモノメタクリレート(エチレンオキシドの平均付加モル数4個)50部、メトキシポリエチレングリコールモノメタクリレート(エチレンオキシドの平均付加モル数23個)350部、メタクリル酸100部、水150部、および連鎖移動剤として3−メルカプトプロピオン酸2.8部を混合したモノマー水溶液ならびに10%過硫酸アンモニウム水溶液40部を4時間で滴下し、滴下終了後、さらに10%過硫酸アンモニウム水溶液10部を1時間で滴下した。その後、1時間引き続いて80℃に温度を維持し、重合反応を完結させ、重量平均分子量22000の重合体水溶液からなる本発明のセメント混和剤(6)を得た。
実施例12〜17
セメント混和剤(7)〜(12)の製造
以下、実施例11と同様の操作を行なって本発明のセメント混和剤(7)〜(12)を製造した。その内容を表4にまとめて示す。
比較例5
比較セメント混和剤(1)の製造
温度計、攪拌機、滴下漏斗、窒素導入管および還流冷却器を備えたガラス製反応容器に水500部を仕込み、攪拌下に反応容器内を窒素置換し、窒素雰囲気下で80℃まで加熱した。次に、メトキシポリエチレングリコールモノメタクリレート(エチレンオキシドの平均付加モル数4個)10部、メトキシポリエチレングリコールモノメタクリレート(エチレンオキシドの平均付加モル数23個)390部、メタクリル酸100部、水150部、および連鎖移動剤として3−メルカプトプロピオン酸2.6部を混合したモノマー水溶液ならびに10%過硫酸アンモニウム水溶液40部を4時間で滴下し、滴下終了後、さらに10%過硫酸アンモニウム水溶液10部を1時間で滴下した。その後、1時間引き続いて80℃に温度を維持し、重合反応を完結させ、重量平均分子量23000の重合体水溶液からなる比較セメント混和剤(1)を得た。
比較例6〜7
比較セメント混和剤(2)〜(3)の製造
以下、比較例5と同様の操作を行なって比較セメント混和剤(2)〜(3)を製造した。その内容を表4にまとめて示す。
Figure 2007186414
実施例18〜24および比較例8〜10
モルタル試験3
表4に示した本発明のセメント混和剤(6)〜(12)(実施例18〜24)ならびに比較のために比較セメント混和剤(1)〜(3)(比較例8〜10)をそれぞれ添加したモルタルフロー値の経時変化を測定した。
試験に使用した材料およびモルタル配合は、秩父小野田ハイフローセメント800g、豊浦標準砂400g、本発明のあるいは比較セメント分散剤を含む水200gである。
モルタルはモルタルミキサーにより機械練りで調製し、直径55mm、高さ55mmの中空円筒にモルタルを詰める。つぎに、円筒を垂直に持ち上げた後、テーブルに広がったモルタルの直径を2方向について測定し、この平均をフロー値とした。以後、モルタルの全量を密閉容器内で所定時間静置後、上と同様の操作を繰り返し、フロー値の経時変化を測定した。結果を表5に示す。
Figure 2007186414
実施例25〜31および比較例11〜12
コンクリート試験
セメントとして普通ポルトランドセメント(秩父小野田セメント:比重:3.16)、細骨材として大井川水系産陸砂(比重2.62、FM2.71)、粗骨材として青梅産硬質砂岩砕石(比重2.64、MS20mm)を用いた。
セメント分散剤としては、本発明のセメント混和剤(6)〜(12)(実施例25〜31)および比較セメント混和剤(1)〜(2)(比較例11〜12)を用いた。また、空気量は市販の消泡剤を用いて調整を行なった。
コンクリートの配合条件は、単位セメント量660kg/mの単位水量165kg/mおよび細骨材率40.3%である。
上記の条件下に、コンクリートを製造し、スランプ、空気量の測定はすべて日本工業規格(JIS A1101、1128)に準拠して行なった。これらの結果を表6に示す。
Figure 2007186414
表5および表6から、本発明のセメント混和剤添加のモルタルおよびコンクリートは、30分後、60分後でもフロー値の低下が顕著に抑えられており、スランプロスの低減に優れた効果を示すことが分かる。

Claims (1)

  1. 一般式(2)
    Figure 2007186414
    (ただし、式中、Rは水素原子またはメチル基、ROはオキシエチレン基を表わし、Rは水素原子または炭素原子数1〜22のアルキル基であり、またnはオキシエチレン基の平均付加モル数であり、4〜100の整数を表わす。)で示される第2のポリエチレングリコール(メタ)アクリレート(b)65〜95重量%、
    一般式(3)
    Figure 2007186414
    (ただし、式中、Rは水素原子またはメチル基、Mは水素原子、一価金属原子、二価金属原子、アンモニウム基または有機アミン基を表わす。)で示されるカルボン酸系単量体(c)5〜35重量%、およびこれらの単量体と共重合可能なその他の単量体(d)0〜30重量%(ただし、(b)、(c)および(d)の合計は100重量%である。)の比率で導かれた第3の共重合体(A)または該共重合体(A)をさらにアルカリ性物質で中和して得られた第3の共重合体塩(B)の混合物(同一の共重合体で酸型と中和塩との組み合わせを除く)を主成分とするスランプ保持性と減水性能に優れたセメント混和剤。
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