JP2007185866A - 射出成形金型と射出成形方法、及びその成形品 - Google Patents

射出成形金型と射出成形方法、及びその成形品 Download PDF

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Abstract

【課題】アンダーカット部を複数方向に有する成形品を簡単に得る。
【解決手段】成形品70を成形するカセット型33を金型本体から外部に取り出し可能とした射出成形金型1において、カセット型33は、外周面にアンダーカット形成面72を有する成形品を成形するキャビティ34が形成された複数のブロック36〜41の組立体を備え、複数のブロックの組立体のうちの少なくとも1つに形成されてキャビティ34に連通するゲート45を有し、金型本体は複数のブロックの組立体と略同じ大きさの凹部30a,30bを備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、アンダーカット部を複数方向に有する成形品を成形する射出成形金型と射出成形方法、及びその成形品に関する。
従来、アンダーカット部(成形品を金型から取り出すとき、そのままの状態では離型できない凹凸形状のこと)を有する成形品を得るための射出成形金型として、例えば特許文献1に開示された技術が公知である。
この成形金型によれば、図29及び図30に示すように、筒形状の外筒357を成形するキャビティ型361とコア362とを備えている。そして、キャビティ型361とコア362の先端側(図の上方領域)に、アンダーカット成形用のユニット365が設けられている。このユニット365は、外周にアンダーカット成形用の鍔367が形成された複数の第1及び第2スライドコア363,364を有している。
そして、コア362の上方に配置された上コア366の外周に、第1スライドコア363および第2スライドコア364が円周方向に交互に配設され、第1スライドコア363は、スプリング368によって内向き(中心軸側)に付勢されて構成されている。
そして、スプルー369から樹脂材料を射出して外筒357を形成したのち、キャビティ型361をユニット365とともに図示の矢印Dの方向に移動させ、第1および第2スライドコア363,364の中心から上コア366を抜くことにより、スプリング368の付勢力によって第1および第2スライドコア363,364を内向きに移動させる。その後、第1および第2スライドコア363,364を外筒357から抜くことにより、アンダーカットが形成された外筒357を成形するというものである。
また、他の従来技術として、例えば特許文献2には、上記とは別に、アンダーカットを有する成形品の成形方法が開示されている。
この従来技術によれば、図31に示すように、成形品315を、より直径の小さい成形用金型320に同心状に載置した後、成形用金型320の回転時に回転軸314に対して横に加圧ローラ311を放射方向に送り込むことにより移動させ、成形用金型320上に押圧させる。この際、成形品315の側壁が成形される。成形後、加圧ローラ311を規定された動作により放射状に復帰させ、その際、成形品315は、位置合わせ装置322との協働により最初の同心状位置へ退避される。
この最初の位置において、成形品315は引っ掛かりのおそれなく成形用金型320から取り除くことができるというものである。
特開平6−190874号公報(第5頁、図2) 特開平9−285824号公報(第5頁、図1)
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、離型時に、金型本体から複数の金型構成部材を順次離間させて離型していく構成であるため、最終的に成形品を取り出す際にも困難な離型作業を行う必要があった。また、金型構成が複雑であるため、金型製造コストが増大するという課題があった。
更に、特許文献2に記載の技術では、成形方法が複雑であり、成形用の構成部材の調整に多大の手間を要していた。また、この成形方法では、成形対象が回転対称な成形品に限定されてしまうという課題があった。
本発明は斯かる課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、アンダーカット部を複数方向に有する成形品を簡単に得ることのできる射出成形金型と射出成形方法、及びその成形品を提供することにある。
前記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、
成形品を成形するカセット型を金型本体から外部に取り出し可能とした射出成形金型において、
前記カセット型は、外周面にアンダーカット形成面を有する成形品を成形するキャビティが形成された複数のブロックの組立体と、
該複数のブロックの組立体のうちの少なくとも1つに形成されて前記キャビティに連通するゲートと、を備え、
前記金型本体は前記複数のブロックの組立体と略同じ大きさの凹部を備え、
成形前に前記カセット型を前記金型本体の凹部に収容して位置固定し、
成形時に前記ゲートを介して前記キャビティに樹脂を射出し、
成形後に前記カセット型を前記凹部から取り出して前記キャビティ内の成形品の前記アンダーカット形成面に対応するブロックを前記アンダーカット形成面に対して略直交方向に離型することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の射出成形金型において、
前記カセット型を、前記金型本体の外部で組み立てた状態で前記凹部に収容し、成形後に前記カセット型に樹脂を充填した状態で前記凹部から取り出し可能としたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の射出成形金型において、
前記カセット型は、前記キャビティ内の成形品を中心としてその上下側と左右側、及び前後側に夫々対向配置された複数のブロックを有していることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の射出成形金型において、
成形品が中空部を有する場合は、前記中空部に配置されるブロックとしての心棒を有することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1に記載の射出成形金型において、
前記ゲートは、前記キャビティ内の成形品の長手方向に沿って配置されたブロックに形成されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の射出成形金型において、
前記ゲートは、前記キャビティ内の成形品のアンダーカット部を有する領域から成形品の長手方向に外れた位置に形成されていることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、
成形品を成形するカセット型を金型本体から外部に取り出し可能とした射出成形方法において、
前記カセット型は、外周面にアンダーカット形成面を有する成形品を成形するキャビティが形成された複数のブロックの組立体を備え、
成形前に前記カセット型を、前記金型本体に形成された前記複数のブロックの組立体と略同じ大きさの凹部に収容し、
成形時に、前記複数のブロックの組立体のうちの少なくとも1つに形成されて前記キャビティに連通するゲートを介して前記キャビティに樹脂を射出し、
成形後に前記カセット型を前記凹部から取り出して前記キャビティ内の成形品の前記アンダーカット形成面に対応するブロックを前記アンダーカット形成面に対して略直交方向に離型するようにしたことを特徴とする。
請求項8に係る発明は、
カセット型内にて成形され、該カセット型を金型本体から外部に取り出して分解することにより得られる成形品において、
前記カセット型は、外周面にアンダーカット形成面に相当する部分を有するキャビティが形成された複数のブロックの組立体と、
該複数のブロックの組立体のうちの少なくとも1つに形成されて前記キャビティに連通するゲートと、を備え、
前記金型本体は前記複数のブロックの組立体と略同じ大きさの凹部を備え、
成形前に前記カセット型を前記金型本体の凹部に収容して位置固定し、
成形時に前記ゲートを介して前記キャビティに樹脂を射出し、
成形後に前記カセット型を前記凹部から取り出して前記キャビティ内の前記アンダーカット形成面に対応するブロックを前記アンダーカット形成面に対して略直交方向に離型して得られることを特徴とする。
本発明によれば、アンダーカット部を有する成形品を成形する際、成形前に成形品を成形するカセット型を金型本体の凹部に収容し、成形後にこのカセット型を凹部から取り出して成形品のアンダーカット形成面に対応するブロックをアンダーカット形成面に対して略直交方向に離型することで、アンダーカット部を複数方向に有する成形品を簡単に得ることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、射出成形金型1の構造を示す部分断面図である。この射出成形金型1は、固定側金型10と可動側金型20とを有している。固定側金型10は、その中央にスプルー12が設けられている固定側型板11と、この固定側型板11が取り付けられる固定側取付板13とを有する。中央のロケートリング14は、成形機のノズル(図示せず)と金型10のスプルーブッシュ15との芯出しをする役目をなす。
可動側金型20は、可動側型板21と、受板27と、この受板27にスペーサブロック23を介して取り付けられた可動側取付板22とを有している。また、スペーサブロック23の内側で、かつ可動側取付板22と受板27との間の空間には、成形品を可動側型板21から突き出すための突出機構が設けられている。この突出機構は、エジェクタプレート(上)24とエジェクタプレート(下)25、及びエジェクタピン26を有している。
本実施形態では、固定側型板11と可動側型板21の内部(具体的には、各パーティング面に接する内部)に、成形品を成形するカセット型33(複数のブロックの組立体)を収容する凹部30(30a,30b)が形成されている。この凹部30(30a,30b)は、カセット型33及び該カセット型33に接して配置されるランナブロック42の大きさと略同じ大きさを有する。
図1〜図3に示すように、カセット型33は、アンダーカット部を有する成形品70(図8参照)を成形するキャビティ34(空間)が形成されるように複数の第1のブロック36〜第6のブロック41により構成された組立体となっている。これらの各ブロックの材質は、例えば鋼材からなる。また、本実施形態では、成形品が中空円筒状(図8参照)をなしているため、キャビティ34の中心部には、組立体を構成するブロックとしての心棒35が配置されている。
第1と第2のブロック36,37は、前述した心棒35を軸方向に沿って上下から挟むように、対をなして対向配置されている。これら第1と第2のブロック36,37には、心棒35との対向面側に、心棒35よりも大径でかつ該心棒35を囲むように断面円弧状の分割された内周壁46a,46bが形成されている。また、この内周壁46a,46bには、成形品70のアンダーカット部71(図8参照)に対応する夫々3個の突起47a,47bが形成されている。各突起47a,47bは柱状で、その軸線は心棒35の中心軸線に対して垂直である。
更に、第1のブロック36には、該第1のブロック36に当接する第3のブロック38との対向面側に、ゲート48が形成されている。このゲート48を介して、スプルー12から注入された樹脂がキャビティ34内に充填される。すなわち、ゲート48は、キャビティ34内の成形品の長手方向に沿って配置された第1のブロック36に形成されている。なお、本実施形態では、第1のブロック36にゲート48を形成した場合について説明したが、これに限らず、例えば第3のブロック38にゲートを形成しても良く、更に複数のブロックにゲートを形成しても良い。
第3と第4のブロック38,39は、前述した心棒35を長手方向の左右側から挟むように、対をなして対向配置されている。これら第3と第4のブロック38,39には、心棒35との対向面側に、心棒35よりも大径でかつ該心棒35を囲むように断面円弧状の分割された内周壁49a,49bが形成されている。この内周壁49a,49bは、上述した内周壁46a,46bと共に、キャビティ34の外周面(断面円形)を形成している。また、この内周壁49a,49bには、成形品70のアンダーカット部71(図8参照)に対応する夫々3個の突起50a,50bが形成されている。各突起50a,50bは柱状で、その軸線は心棒35の中心軸線に対して垂直である。
第5と第6のブロック40,41は、心棒35を軸方向の前後両端側から挟むように、対をなして対向配置されている。これら第5と第6のブロック40,41には、心棒35の両端側を嵌入して支持する有底穴51a,51bが形成されている。
すなわち、図2に示すように、カセット型33は、成形品70(心棒35の外周側に形成される)を中心として、その上下側と左右側、及び前後側に夫々対向配置された6つのブロック(36〜41)を有している。
また、第1のブロック36の側方にはランナブロック42が配置されている。このランナブロック42には、固定側型板11に設けられたスプルー12に連通するランナー44、及び第1のブロック36のゲート48に連通するゲート45が形成されている。
このランナブロック42は、可動側型板21の内部に形成されたポケット状の凹部30bにネジ(図示せず)を用いて固定される。この凹部30bには、ランナブロック42が固定された後も余剰の空間が形成されている。そして、この余剰の空間に、カセット型33(第1のブロック36〜第6のブロック41、心棒35)が適度な嵌め合いをもって嵌入される。よって、余剰の空間と凹部30aとからなる凹部は、カセット型33の大きさと略同じ大きさとなっていて、該凹部内にカセット型33を収容できるようになっている。
本実施の形態では、この余剰の空間とカセット型33との間に、略0.05mmの隙間ができるようにカセット型33が収容される。そして、このカセット型33は、射出成形金型1の外部で組み立てられた後に、この凹部30bに収容される。
なお、本実施の形態では、射出成形金型1(固定側金型10+可動側金型20)は、型締め力や射出樹脂容量が適正な不図示の射出成形機に固定されている。また、固定側型板11及び可動側型板21には、温調媒体が循環するための貫通穴(図示せず)が施されている。
この貫通穴には、温調媒体用ホースを通じて不図示の温調器がセットされ、特に寸法精度や表面の状態を管理する必要のある部品の成形時には、射出成形金型1の全体の温度が制御される。
次に、本実施形態の成形方法について説明する。
不図示の射出成形機により、可塑化された樹脂が射出準備され、それと共に型締め動作が行われる。次いで、射出成形機の射出筒が射出成形金型1に向けて前進し、射出筒先端の射出ノズルから適正な樹脂量がスプルー12から射出成形金型1内に射出される。この成形工程の後、冷却工程に移行するが、以上の工程までは、通常の射出成形工程と同様である。
冷却工程の後、射出成形機の型開き動作が行われる。そして、固定側金型10から可動側金型20が引き離され、図4に示すように、エジェクタプレート(上)(下)24,25を可動側型板21側に移動させる。その結果、エジェクターピン26も移動して、カセット型33全体を可動側型板21の凹部30bから突き出す。
そして、図5に示すように、作業者により、この突き出されたカセット型33を可動側型板21の凹部30bから外部に取り出す。この状態では、スプルー12とランナー44、及びゲート45の充填樹脂でできたスプルー部12'、ランナー部44'、ゲート部45'が、カセット型33と一体となって取り出される。この段階では成形品を外観から目視することはできないが、カセット型33内のキャビティ34にて成形品70が成形されている。
この図5の状態から、第5と第6のブロック40,41を、心棒35の軸方向に離型して取り外すと図6の状態になる。この図6の状態では、心棒35の軸方向の両端部が露出している。次に、この心棒35を成形品70の軸線方向に移動させて引き抜く。このとき、不図示のペンチのような工具で心棒35の一端をつかみ、成形品70から引き抜く。
次に、第1のブロック36〜第4のブロック39を成形品70から取り外すと図7の状態になる。これは、成形品70にスプルー部12'、ランナー部44'、ゲート部45'が一体的に連接した状態である。この場合、各ブロックを成形品70のアンダーカット形成面72に対して略直交方向に離型する。また、第3のブロック38を取り外す際、樹脂でできたスプルー部12'、ランナー部44'、ゲート部45'が障害となる。
そこで、この部分は成形品70とは別であるので、スプルー部12'とランナー部44'を、ゲート部45'から切断してしまっても良いし、又はこれらを変形させて離型しやすくしても良い。
次に、ゲート部45'を成形品70より切り離すと、図8(a)(b)に示すように、円筒状の成形品70を得ることができる。この成形品70は中空円筒状をなし、外周面にアンダーカット部(***)71が形成されたアンダーカット形成面72を有している。
こうして、成形品70を得た後、次の成形品を得るための成形工程に移行するが、その工程は、カセット型33から第1のブロック36〜第6のブロック41及び心棒35を取り外したとほぼ逆の手順を行う。すなわち、射出成形金型1の外部でカセット型33を組み立て、これを射出成形金型1の凹部30(30a,30b)にセットすることにより、次の工程が開始される。こうして、繰り返し成形工程を行い、所望の個数の成形品70を得ることができる。
従来では、アンダーカット部71を有する成形品70を成形する場合、スライド構造など複雑な構造の射出成形用金型が必要であった。しかし、本実施の形態によれば、カセット型33を射出成形金型1から、即ち射出成形金型1の固定側型板11と可動側型板21とで形成される金型本体から独立して取り出せるようにし、取り出した後に、カセット型33を分解する簡単な作業で、具体的には、カセット型33を構成する各ブロックのうち、アンダーカット部を形成するブロックのアンダーカット部の軸線方向への移動によりカセット型33を分解するという簡単な作業で、アンダーカット部71を複数方向に有する成形品70を得ることができる。
(第1の変形例)
図9は、本実施の形態の変形例のカセット型33を示す図である。本変形例では、前述した実施の形態と同一又は相当する部材には同一の符号を付して説明し、また異なる点のみを説明する。
本変形例では、カセット型33は、ノックピン60,61により各構成ブロックが拘束されている。すなわち、成形品70の軸方向と平行に突出するノックピン60は、ノックピン60の一端となる基端側が第5及び第6のブロック40、41に「しまりばめ」によって嵌入されている。この第5及び第6のブロック40、41の内側端面に当接された第1及び第2のブロック36、37には、ノックピン用穴62(第2のブロック37側は図示省略)が設けられ、このノックピン用穴62はノックピン60の他端となる先端側と「すきまばめ」となるように加工されている。
なお、ノックピン用穴62は成形品70の軸方向と一致するため、このノックピン用穴62を貫通穴とすると穴の深さが大きくなり、加工上不利となる。そこで、本変形例では、第1及び第2のブロック36、37の端面側から有底穴で加工が施されている。
また、成形品70の軸方向と垂直方向に突出するノックピン61は、第1のブロック36、第3と第4のブロック38,39、及び第2のブロック37を貫通している。また、このノックピン61は、これら第1のブロック36〜第4のブロック39に穿設したノックピン用孔と「すきまばめ」となるように加工されている。
以上において、このカセット型33を分解するには、まず、第5と第6のブロック40,41を、それぞれ成形品70の軸線方向に移動させて、第1と第2のブロック36、37から取り外した後、成形品70から心棒35を抜き取る。その後、成形品70の軸方向と垂直方向に突出するノックピン61を、第1と第2のブロック36、37から抜き取る。なお、それ以降の工程は、第1の実施の形態と同様である。
本変形例によれば、カセット型33を構成する各ブロックが、ノックピン60,61により夫々拘束されることにより正確に位置決めされ、第1の実施の形態よりも、更に形状精度および寸法精度の優れた成形品を得ることができる。
(第2の変形例)
図10は、本実施形態の他の変形例のカセット型33を示す図である。本変形例では、前述した実施の形態と同一又は相当する部材には同一の符号を付して説明し、また異なる点のみを説明する。
本変形例では、前述した変形例のノックピン60,61を、ボルトに置き換えたものである。すなわち、図10に示すごとく、第1のブロック36〜第6のブロック41は、六角穴付きボルト63,64により締結固定されている。第1のブロック36と第2のブロック37には、夫々図の上方及び左右側方から挿入されるボルト固定用のタップ穴(図示せず)が形成されている。
なお、本変形例では、前述したノックピン60,61の取付箇所をすべて六角穴付きボルト63,64に置き換えた場合について説明しているが、これに限らず、例えば成形品の精度を見極めた上で、ノックピン60,61と六角穴付きボルト63,64とを併用することもできる。
本変形例によれば、前述したノックピン60,61を、六角穴付きボルト63,64に置き換えたため、ノックピン60,61を取り外す作業よりも六角穴付きボルト63,64を外す作業の方が容易であり、カセット型33の組み付け、分解が一層簡単となる。
(第2の実施の形態)
図11〜図13は、第2の実施の形態のカセット型133を示している。
このカセット型133は、第1のブロック134〜第3のブロック136と、第4及び第5のブロック(心棒)137、138を有している。そして、第1のブロック134〜第3のブロック136の軸心側で、軸方向の端部側に、断面が一部切り欠かれた断面略かまぼこ形(以下、「略円筒」という)の内周壁134a、135a、136aが、また、軸方向の中央側に、断面同形の内周壁134b、135b、136bが、円周方向に3分割して形成されている(図13参照)。
この場合、第1〜第3のブロック134、136を組み付けた状態では、軸方向の端部側の断面の径は、軸方向の中央側の断面の径よりも小さく形成されている。そして、これらの略円筒部の一端側から、第4のブロック(心棒)137が挿入され、また、他端側から第5のブロック(心棒)138が挿入される。
挿入状態では、第4のブロック(心棒)137の端面に、僅かな間隙を介して第5のブロック(心棒)138が配置される。こうして、第5のブロック(心棒)138と、軸方向の中央側の円筒部との間には所定の空隙(キャビティ)が形成される。そして、この空隙が、カセット型133内に形成されるキャビティ空間であり、後述する成形品170と同様の有底筒状の空間となる。
また、第2のブロック135には、内周壁135bに通じるゲート145が形成されている。更に、第3のブロック136には、加工の便宜を考慮して、成形品170の軸線方向に平行で、かつ互いに平行な面147、148が形成されている。
更に、図13に示すように、第2のブロック135の内周壁135bには、後述する成形品170のアンダーカット部(***)171に対応する突起139が形成されている。また、第3のブロック136の内周壁136bには、後述する成形品170のアンダーカット部(長円孔)172に対応する突状部140が形成されている。
また、第4のブロック(心棒)137の底部には、後述する成形品170のアンダーカット部(凹部)173に対応する凸部146が形成されている。
図14は、成形品170を第5のブロック(心棒)138と共に取り出した状態を示している。そして、この状態から、第5のブロック(心棒)138を抜き取ることで、成形品170が得られる。
すなわち、図15及び図16は、成形品170の外観を示している。
この成形品170は、断面が略かまぼこ状に一部切り欠かれた有底円筒状をなし、側面にアンダーカット部(***)171と他のアンダーカット部(長円孔)172を有し、更に底部に別のアンダーカット部(凹部)173が形成されている。
次に、本実施形態の成形方法を説明する。
射出成形機により射出成形金型1に樹脂の射出が行われ、成形後にカセット型133を射出成形金型1から取り出すまでの工程は、第1の実施の形態と同様である。
図17は、成形後に射出成形金型1から取り出したカセット型133の外観を示している。また、第2のブロック135に形成されたゲート145には、充填樹脂でできたスプルー部112'、ランナー部144'、ゲート部145'が一体的に連接されている。
図18は、図17の状態から第1のブロック134を離型させたものであり、この段階で成形品170を目視することができる。その後、ゲート部145'等をカットし、これらを成形品170から切り離す。この場合、ゲート部145'等はニッパ(図示せず)で切り落としても良いが、要求される外観品質によっては、図示しないカッタやヤスリ等で仕上げを行っても良い。
前述した図14は、図18の状態から第2のブロック135〜第4のブロック137を、各ブロックで成形するアンダーカット部に対応する各突起の軸線方向への移動により、離型させたものであり、図14で成形品170と接触しているのは、第5のブロック138のみとなっている。
この第5のブロック138は、成形品170の断面内側を成形するブロックであり、樹脂の収縮によって、成形品170と比較的強い力で嵌合しているので、離型のための工具を用いる。このような工程を経て、前述した図15及び図16に示す成形品170を得ることができる。
また、第3のブロック136は、互いに平行な面147、148を用いて容易に製造することができる。すなわち、図19は、マシニングセンターのバイス141に固定された第3のブロック136を示している。この第3のブロック136に施された突状部140が、マシニングセンターの切削工具142の回転軸に対して略垂直な方向に設置されるので、加工が行い易くなっている。
これが、若しも垂直以外の方向に設置されることになれば、1度加工を行った後、バイス141から第3のブロック136を一旦離脱させ、固定する方向を変えてから加工を行うことが必要になる。
本実施の形態によれば、種々のアンダーカット部171,172,173を複数方向に有する複雑な形状の成形品170を簡単に得ることができる。また、その金型部品の製造においても、例えば第3のブロック136のように、平行な面147、148を設けることで加工の段取りが容易となる。
(第3の実施の形態)
図20は、第3の実施の形態のカセット型233を示している。
この実施の形態では、カセット型233は、該カセット型233を軸方向に貫通する心棒239と、この心棒239に夫々対向配置された2つの第1のブロック234、4つの第2のブロック235、2つの第3のブロック236、4つの第4のブロック237、及び8つの第5のブロック238を有している。
第1のブロック234〜第3のブロック236は、概ね同様の断面扇形をなしている。第1のブロック234には、互いに平行な2面を有する溝247が形成され、その平行な2面は、前述したと同様にバイスに固定して加工される。この平行な2面を有する溝は、第2のブロック235と第3のブロック236にも夫々溝248、249として形成されている。
図20及び図21に示すように、第1のブロック234〜第3のブロック236の軸心側で、軸方向の端部側に、断面略円筒状の内周壁234a、235a、236aが、また、軸方向の中央側に、断面略円筒状の内周壁234b、235b、236bが円周方向に4分割して形成されている。そして、これらの内周壁で形成される円筒部に心棒239が挿入されている。
この場合、軸方向の端部側の円筒の径は、軸方向の中央側の円筒の径よりも小さく形成されている。このため、円筒部に挿入された心棒239と、軸方向の中央側の円筒部との間には所定の空隙(キャビティ)が形成される。なお、第1のブロック234には、内周壁234bに通じるピンゲート方式となるゲート240が形成されている。第2のブロック235と第3のブロック236にはゲートが形成されていない。
また、図21に示すように、第1のブロック234〜第3のブロック236の軸方向の中央側の内周壁234b、235b、236b及び第4のブロック237の内周壁には、成形品270(図24参照)のアンダーカット部271、272に対応する突起241,242が形成されている。
また、図22に示すように、第5のブロック238の内周壁にも突起243が形成されている。これらの突起241,242、243が、成形品270に形成されたアンダーカット部271,272に対応する。更に、この第5のブロック238には、加工のし易さを考えて、突起状の平行な2面238a,238bが形成されている。
また、図20〜図22で示されるように、第1のブロック234〜第3のブロック236の内周壁234b、235b、236b及び第4のブロック237の内周壁に形成された突起241,242は、カセット型233として組み立てたときに周方向に略90°の角度で形成されている。また、これらの突起241,242と第5のブロック238に形成された突起243とは、カセット型233として組み立てたときに周方向に略45°の角度で形成されている。
次に、本実施の形態の成形方法を説明する。
射出成形機により射出成形金型1に樹脂の射出が行われ、カセット型233を射出成形金型1から取り出すまでの工程は、前述した実施の形態とほぼ同様である。本実施形態では、ピンゲートの方式を採用していて、この段階で、スプルーブッシュ15からスプルー12部分の注入樹脂はすでに離型されている。
次に、取り出したカセット型233に対し、心棒239を軸線方向に引き抜く。その後、カセット型233を構成している各ブロックを、各ブロックで成形するアンダーカット部に対応する各突起の軸線方向への移動により順次成形品270から離型させると、図23に示す状態となる。この場合も、各ブロックを成形品270のアンダーカット形成面273に対して略直交方向に離型する。
更に、図23の状態から、8つの第5のブロック238を離型させると、図24に示す成形品270を得ることができる。この成形品270は、中空円筒状をなし、そのアンダーカット成形面273には、複数のアンダーカット部(***)271,272が形成されている。
本実施形態によれば、カセット型233を構成する各ブロックの分割数を増やすことにより、6方向のアンダーカット(突起241,242、243の方向)に対応することができ、複雑な形状の成形品を簡単に得ることができる。
(変形例)
図25は、本変形例のカセット型333を示している。
本変形例では、前述した第3の実施の形態と異なる点のみを記載し、同一又は相当する部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
この図25は、カセット型333の組み立てを完了した状態を示している。
この変形例では、カセット型333は第3の実施の形態と同様の構成を有している。すなわち、図示しないが、図21と同様に、第1のブロック234〜第3のブロック236の軸方向の中央側の内周壁、第4のブロック237の内周壁、及び第5のブロック238の内周壁に、成形品270のアンダーカット部に対応する突起が形成されている。
また、第1のブロック234と心棒239には、不図示の貫通孔が形成されている。また、第3のブロック236には、不図示のタップ穴が形成されている。そして、第1のブロック234と心棒239を貫通して第3のブロック236に至るように、六角穴付きボルト250が挿通され、カセット型333が組立体として締結されている。
図26に示すように、心棒239は、断面が共通の円に内接する扁平状の板部材251と、この板部材251を挟むように配置された2つの三日月状の半月部材252とを有している。この板部材251は、半月部材252に対してスライド自在となっている。
心棒239には、長手方向の両端部に夫々貫通孔253が形成され、中央部に、この貫通孔253と略平行に突起254が形成されている。この突起254が、図示しないが成形品270の内周壁に形成されたアンダーカット部に対応する。
次に、本変形例による成形方法について説明する。
射出成形機により射出成形金型1に樹脂の射出が行われ、カセット型333を射出成形金型1より取り出すまでの工程は、第3の実施の形態と同様である。
次に、カセット型333を締結している六角穴付きボルト243を工具で外し、第1のブロック234〜第5のブロック238を成形品270から離型する。更に、心棒239の中央の板部材251のみを軸線方向に引き抜く。すると図27の状態になる。成形品270の表面には、アンダーカット部274(***)が形成されている。
その後、上下2分割された2つの半月部材252を、夫々軸心方向に成形品270の内壁から突起254が抜けるまで突起254の軸線方向に移動させる。次いで、この移動させた2つの半月部材252を軸線方向に移動させて離型する。そして、図28に示すような成形品270を得る。この成形品270は、図示しないが、内周壁にアンダーカット部(凹部)が形成されている。
本変形例によれば、成形品270の内側を構成する複数の金型部品(心棒239)を複数に分割することで、成形品270の内周側にアンダーカットのある形状においても、簡単に成形することができる。
上記各実施の形態では、金型本体は、固定側型板11と可動側型板21とで形成されるとして説明したが、金型本体はいずれか一方の型板のみで形成することもできる。
本実施の形態に用いる射出成形金型の部分断面図である。 第1の実施の形態のカセット型とランナブロックの外観斜視図である。 図1の要部の拡大断面図である。 可動側金型の外観斜視図である。 金型本体から取り出したカセット型の外観斜視図である。 同上のカセット型の外観斜視図である。 同上のカセット型から全てのブロックを離型した状態の外観斜視図である (a)は、成形品の外観斜視図、(b)はそのI−I線に沿う断面図である 第1の実施の形態のカセット型の変形例の外観斜視図である。 同上のカセット型の他の変形例の外観斜視図である。 第2の実施の形態のカセット型の外観斜視図である。 同上のカセット型の外観斜視図である。 同上のカセット型の断面の外観斜視図である。 同上のカセット型から一部のブロックを離型した状態の外観斜視図である。 同上の成形品の外観斜視図である。 同上の成形品の外観斜視図である。 同上の金型本体から取り出したカセット型の外観斜視図である。 同上の金型本体から取り出したカセット型の外観斜視図である。 同上のカセット型を構成するブロックの加工状態を示す図である。 第3の実施の形態のカセット型の外観斜視図である。 同上のカセット型の一部の外観斜視図である。 同上のカセット型の一部の外観斜視図である。 同上のカセット型の一部の外観斜視図である。 同上の成形品の外観斜視図である。 第3の実施の形態のカセット型の変形例の外観斜視図である。 同上のカセット型を構成するブロックの外観斜視図である。 同上のカセット型から一部のブロックを離型した状態の外観斜視図である。 同上の成形品の外観斜視図である。 従来の射出成形金型の断面平面図である 同上のX−X線に沿う断面図である。 従来の成形方法を示す図である。
符号の説明
1 射出成形金型
10 固定側金型
11 固定側型板
12 スプルー
12' スプルー部
13 固定側取付板
20 可動側金型
21 可動側型板
22 可動側取付板
23 スペーサブロック
24 エジェクタプレート(上)
25 エジェクタプレート(下)
26 エジェクタピン
27 受板
30a 凹部
30b 凹部
33 カセット型
34 キャビティ
35 心棒
36 第1のブロック
37 第2のブロック
38 第3のブロック
39 第4のブロック
40 第5のブロック
41 第6のブロック
42 ランナブロック
44 ランナー
44' ランナー部
45 ゲート
45' ゲート部
46a 内周壁
46b 内周壁
47a 突起
47b 突起
48 ゲート
49a 周壁
49b 周壁
50a 突起
50b 突起
51a 有底孔
51b 有底孔
60 ノックピン
61 ノックピン
62 ノックピン用穴
63 六角穴付きボルト
64 六角穴付きボルト
70 成形品
71 アンダーカット部
72 アンダーカット形成面
112' スプルー部
133 カセット型
134 第1のブロック
135 第2のブロック
136 第3のブロック
137 第4のブロック
138 第5のブロック
139 突起
140 突状部
144' ランナー部
145 ゲート
145' ゲート部
146 凸部
170 成形品
171 アンダーカット部(***)
172 アンダーカット部(長円孔)
173 アンダーカット部(凹部)
174 アンダーカット形成面
233 カセット型
234 第1のブロック
235 第2のブロック
236 第3のブロック
237 第4のブロック
238 第5のブロック
239 心棒
240 ゲート
241 突起
242 突起
243 突起
244 ゲート
270 成形品
271 アンダーカット部(***)
272 アンダーカット部(***)
273 アンダーカット形成面
274 アンダーカット部(凸部)

Claims (8)

  1. 成形品を成形するカセット型を金型本体から外部に取り出し可能とした射出成形金型において、
    前記カセット型は、外周面にアンダーカット形成面を有する成形品を成形するキャビティが形成された複数のブロックの組立体と、
    該複数のブロックの組立体のうちの少なくとも1つに形成されて前記キャビティに連通するゲートと、を備え、
    前記金型本体は前記複数のブロックの組立体と略同じ大きさの凹部を備え、
    成形前に前記カセット型を前記金型本体の凹部に収容して位置固定し、
    成形時に前記ゲートを介して前記キャビティに樹脂を射出し、
    成形後に前記カセット型を前記凹部から取り出して前記キャビティ内の成形品の前記アンダーカット形成面に対応するブロックを前記アンダーカット形成面に対して略直交方向に離型する、
    ことを特徴とする射出成形金型。
  2. 前記カセット型を、前記金型本体の外部で組み立てた状態で前記凹部に収容し、成形後に前記カセット型に樹脂を充填した状態で前記凹部から取り出し可能とした、
    ことを特徴とする請求項1に記載の射出成形金型。
  3. 前記カセット型は、前記キャビティ内の成形品を中心としてその上下側と左右側、及び前後側に夫々対向配置された複数のブロックを有している、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の射出成形金型。
  4. 成形品が中空部を有する場合は、前記中空部に配置されるブロックとしての心棒を有する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の射出成形金型。
  5. 前記ゲートは、前記キャビティ内の成形品の長手方向に沿って配置されたブロックに形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の射出成形金型。
  6. 前記ゲートは、前記キャビティ内の成形品のアンダーカット部を有する領域から成形品の長手方向に外れた位置に形成されている、
    ことを特徴とする請求項5に記載の射出成形金型。
  7. 成形品を成形するカセット型を金型本体から外部に取り出し可能とした射出成形方法において、
    前記カセット型は、外周面にアンダーカット形成面を有する成形品を成形するキャビティが形成された複数のブロックの組立体を備え、
    成形前に前記カセット型を、前記金型本体に形成された前記複数のブロックの組立体と略同じ大きさの凹部に収容し、
    成形時に、前記複数のブロックの組立体のうちの少なくとも1つに形成されて前記キャビティに連通するゲートを介して前記キャビティに樹脂を射出し、
    成形後に前記カセット型を前記凹部から取り出して前記キャビティ内の成形品の前記アンダーカット形成面に対応するブロックを前記アンダーカット形成面に対して略直交方向に離型するようにした、
    ことを特徴とする射出成形方法。
  8. カセット型内にて成形され、該カセット型を金型本体から外部に取り出して分解することにより得られる成形品において、
    前記カセット型は、外周面にアンダーカット形成面に相当する部分を有するキャビティが形成された複数のブロックの組立体と、
    該複数のブロックの組立体のうちの少なくとも1つに形成されて前記キャビティに連通するゲートと、を備え、
    前記金型本体は前記複数のブロックの組立体と略同じ大きさの凹部を備え、
    成形前に前記カセット型を前記金型本体の凹部に収容して位置固定し、
    成形時に前記ゲートを介して前記キャビティに樹脂を射出し、
    成形後に前記カセット型を前記凹部から取り出して前記キャビティ内の前記アンダーカット形成面に対応するブロックを前記アンダーカット形成面に対して略直交方向に離型して得られる、
    ことを特徴とする成形品。
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