JP2007184577A - リソグラフィ装置モジュールを浄化するための方法、リソグラフィ装置モジュールのための浄化構造および浄化構造を備えたリソグラフィ装置 - Google Patents

リソグラフィ装置モジュールを浄化するための方法、リソグラフィ装置モジュールのための浄化構造および浄化構造を備えたリソグラフィ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007184577A
JP2007184577A JP2006338066A JP2006338066A JP2007184577A JP 2007184577 A JP2007184577 A JP 2007184577A JP 2006338066 A JP2006338066 A JP 2006338066A JP 2006338066 A JP2006338066 A JP 2006338066A JP 2007184577 A JP2007184577 A JP 2007184577A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
module
hydrogen radical
collector
mbar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006338066A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4516951B2 (ja
Inventor
Johannes Maria Freriks
マリア フレリックス,ヨハネス
Vadim Yevgenyevich Banine
エヴィジェンエビッチ バニエ,バディム
Vladimir V Ivanov
ビターレビッチ イワノフ,ウラジミール
Derk Jan Wilfred Klunder
ジャン ウィルフレッド クランダー,デルク
Herpen Maarten Marinus Johannes Wilhelmus Van
ハーペン,マーテン マリヌス ヨハネス ウィルヘルムス ヴァン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ASML Netherlands BV
Original Assignee
ASML Netherlands BV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US11/314,099 external-priority patent/US7495239B2/en
Application filed by ASML Netherlands BV filed Critical ASML Netherlands BV
Publication of JP2007184577A publication Critical patent/JP2007184577A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4516951B2 publication Critical patent/JP4516951B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • G03F7/70908Hygiene, e.g. preventing apparatus pollution, mitigating effect of pollution or removing pollutants from apparatus
    • G03F7/70925Cleaning, i.e. actively freeing apparatus from pollutants, e.g. using plasma cleaning
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y10/00Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70058Mask illumination systems
    • G03F7/7015Details of optical elements
    • G03F7/70166Capillary or channel elements, e.g. nested extreme ultraviolet [EUV] mirrors or shells, optical fibers or light guides

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Atmospheric Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

【課題】リソグラフィ装置モジュールのための浄化構造をコレクタ内に提供する。
【解決手段】浄化構造は、水素ラジカル含有ガスをモジュールの少なくとも一部に提供するように構成された水素ラジカル源と、モジュールの少なくとも一部を通って提供される水素ラジカル含有ガスの流速が少なくとも1m/sになるよう、モジュールからガスをポンプ排気するように構成されたポンプとを備えている。また、浄化構造は、モジュールの少なくとも一部への水素ラジカル含有ガスの流れを調整するように構成されたガスシャッタと、モジュールと連通している少なくとも1mのバッファ体積と、バッファ体積に0.001mbar(0.1Pa)と1mbar(100Pa)の間のガス圧力を提供するように構成されたポンプとを備えることができる。浄化構造はさらに、ガスリターンシステムを備えることができる。
【選択図】図3c

Description

本発明は、リソグラフィ装置モジュールを浄化するための方法に関する。本発明は、さらに、リソグラフィ装置モジュールのための浄化構造および浄化構造を備えたリソグラフィ装置に関する。
本出願は、参照により2005年12月22日出願の米国出願第11/314,099号のすべての内容をここに組み込んでいる。
リソグラフィ装置は、基板、一般的には基板のターゲット部分に所望のパターンを与えるマシンである。リソグラフィ装置は、例えば集積回路(IC)の製造に使用することができる。その場合、マスクまたはレチクルとも呼ばれているパターニングデバイスを使用して、ICの個々の層に形成すべき回路パターンが生成される。このパターンが、基板(例えばシリコンウェーハ)上のターゲット部分(例えば部分的に1つまたは複数のダイが含まれている)に転送される。パターンの転送は、通常、基板の上に提供されている放射感応性材料(レジスト)の層への結像を介して実施される。通常、1枚の基板には、順次パターン化される隣接ターゲット部分のネットワークが含まれている。既知のリソグラフィ装置には、パターン全体を1回でターゲット部分に露光することによってターゲット部分の各々が照射されるステッパと、パターンを放射ビームで所与の方向(「スキャン」方向)にスキャンし、かつ、基板をこの方向に平行または非平行に同期スキャンすることによってターゲット部分の各々が照射されるスキャナがある。パターンを基板に転写することによってパターニングデバイスから基板へパターンを転送することも可能である。
リソグラフィ装置では、基板上に結像することができる特徴のサイズは、投影放射の波長によって制限されている。デバイスの密度がより高く、したがって動作速度がより速い集積回路を製造するためには、より小さい特徴を結像することができることが望ましい。現在使用されているほとんどのリソグラフィ投影装置には、水銀灯またはエキシマレーザによって生成される紫外光が使用されているが、もっと短い波長の放射、例えば波長が約13nmの放射の使用が提案されている。このような放射は、極端紫外線(EUV)または軟x線と呼ばれており、可能な放射源には、例えばレーザ生成プラズマ源、放電プラズマ源または電子ストレイジリングからのシンクロトロン放射がある。
EUV放射源は、通常、プラズマ源であり、例えばレーザ生成プラズマ源または放電源である。すべてのプラズマ源に共通の特徴は、プラズマからあらゆる方向に吐き出される高速のイオンおよび原子が生成されることである。これらの粒子によって、コレクタミラーおよびコンデンサミラーが損傷する可能性がある。これらのミラーは、通常、表面が脆い多層膜反射鏡または斜入射ミラーである。この表面は、プラズマから吐き出される粒子の衝撃、つまりスパッタリングによって徐々に劣化し、したがってミラーの寿命が短くなる。放射コレクタの場合、スパッタリングによる影響はとりわけ問題である。このミラーの目的は、プラズマ源によってあらゆる方向に放出される放射を集光し、かつ、照明システム内の他のミラーに向けて導くことである。放射コレクタは、プラズマ源の直ぐ近くに、プラズマ源の視線内に配置されるため、高速粒子の大きな束をプラズマから受け取っている。システム内の他のミラーは、ある程度遮蔽することができるため、通常、プラズマから吐き出される粒子のスパッタリングによる損傷は、それほど重大なものではない。
近い将来、EUV放射を生成するために、恐らく、スズまたは他の金属の蒸気が極端紫外(EUV)源に使用されることになると思われる。このスズは、リソグラフィ装置内にリークし、リソグラフィ装置内のミラー、例えば放射コレクタ(コレクタとも呼ばれている)のミラーに付着する可能性がある。このような放射コレクタのミラーは、例えばルテニウム(Ru)のEUV反射頂部層を有することができる。約10nmを超えるスズ(Sn)が反射Ru層に付着すると、バルクSnと同様にEUV放射を反射することになる。数nmのSnの層がSnベースのEUV源の近傍にごく短期間の間に付着すると見なされている。スズの反射係数はルテニウムの反射係数よりはるかに小さいため、コレクタの総合透過率が著しく減少することになる。汚染障壁を使用して、放射源からのデブリまたはこのデブリによって生成される二次粒子による放射コレクタへの付着を防止することができる。このような汚染障壁は、デブリの一部を除去することができるが、依然として若干のデブリが放射コレクタまたは他の光学エレメントに付着する。また、ミラーと同様、光学エレメントに炭素が付着することがあり、場合によっては同じく反射率などの光学特性を損なう原因になっている。
コレクタ(放射コレクタまたはコレクタミラーとも呼ばれている)を浄化するための浄化方法、およびこのような方法を実行するように設計された浄化構造が提供されることが望ましい。また、このような浄化構造を備えたリソグラフィ装置が提供されることが望ましい。
本発明の一実施形態によれば、リソグラフィ装置モジュールのための浄化構造であって、a)水素ラジカル含有ガスをモジュールの少なくとも一部に提供するように構成された水素ラジカル源と、b)モジュールの少なくとも一部を通して提供される水素ラジカル含有ガスの流速が少なくとも1m/sになるよう、モジュールからガスをポンプ排気するように構成されたポンプとを備えた、浄化構造が提供される。本発明の他の実施形態によれば、リソグラフィ装置モジュールのためのもう1つの浄化構造であって、a)水素ラジカル含有ガスをモジュールの少なくとも一部に提供するように構成された水素ラジカル源と、b)モジュールの少なくとも一部への水素ラジカル含有ガスの流れを調整するように構成されたガスシャッタと、c)モジュールと連通している少なくとも1mのバッファ体積と、d)バッファ体積に0.001mbar(0.1Pa)と1mbar(100Pa)の間のガス圧力を提供するように構成されたポンプとを備えた、浄化構造が提供される。
本発明の他の実施形態によれば、本発明による浄化構造を備えたリソグラフィ装置が提供される。
本発明の一実施形態によれば、リソグラフィ装置モジュールを浄化するための方法であって、a)水素ラジカル含有ガスの流れをモジュールの少なくとも一部を通して少なくとも1m/sの流速で導入するステップと、b)モジュール内にて1mbar(100Pa)と1000mbar(100,000Pa)の間のガス圧力を有するガス雰囲気を、所定時間の間、維持するステップとを含む、方法が提供される。本発明のさらに他の実施形態によれば、リソグラフィ装置モジュールを浄化するためのもう1つの方法であって、a)モジュールと連絡している少なくとも1mのバッファ体積を、0.001mbar(0.1Pa)と1mbar(100Pa)の間のガス圧力で加圧するステップと、b)水素ラジカル含有ガスをモジュールの少なくとも一部に提供するステップと、c)モジュール内にて0.001mbar(0.1Pa)と1000mbar(100,000Pa)の間のガス圧力を所定時間の間維持するステップとを含む、方法が提供される。
本発明のさらに他の実施形態によれば、リソグラフィ装置モジュールのための浄化構造であって、水素ガスを提供するように構成された水素ガス源と、水素ガスの少なくとも一部を水素ラジカル含有ガスに変換するように構成され、かつ、水素ラジカル含有ガスの少なくとも一部をモジュールの少なくとも一部に提供するように構成された水素ラジカル源と、水素ラジカル含有ガスの少なくとも一部をモジュールからポンプ排気するように構成されたポンプと、モジュールからポンプ排気されたガスの少なくとも一部をモジュールに戻す、例えば水素ラジカル源に戻すように構成されたガスリターンシステムとを備えた、浄化構造が提供される。
本発明の他の実施形態によれば、本発明による浄化構造を備えたリソグラフィ装置が提供される。特定の実施形態では、モジュールは、コレクタ(すなわちコレクタミラー)を備えている。
本発明による方法の他の実施形態は、上で明示したリソグラフィ装置モジュールを浄化するための方法を対象としており、水素ラジカル源は、水素ガスの少なくとも一部を水素ラジカル含有ガスに変換するように構成されており、また、水素ラジカル源は、水素ラジカル含有ガスの少なくとも一部をモジュールの少なくとも一部に提供するように構成されており、モジュールを通して導入されたガスの少なくとも一部がモジュールに戻される。
以下、本発明の実施形態について、単なる実施例にすぎないが、添付の略図を参照して説明する。図において、対応する参照記号は対応する部品を表している。
図1は、本発明の一実施形態によるリソグラフィ装置1を略図で示したものである。装置1は、放射ビームB(例えばUV放射またはEUV放射)を条件付けるように構成された照明システム(イルミネータ)ILを備えている。支持構造(例えばマスクテーブル)MTは、パターニングデバイス(例えばマスク)MAを支持するように構成されており、特定のパラメータに従って該パターニングデバイスを正確に位置決めするように構成された第1のポジショナPMに接続されている。基板テーブル(例えばウェーハテーブル)WTは、基板(例えばレジストコートウェーハウェーハ)Wを保持するように構成されており、特定のパラメータに従って該基板を正確に位置決めするように構成された第2のポジショナPWに接続されている。投影システム(例えば屈折型投影レンズシステム)PSは、パターニングデバイスMAによって放射ビームBに付与されたパターンを基板Wのターゲット部分C(例えば1つまたは複数のダイが含まれている)に投影するように構成されている。
照明システムは、放射を導き、整形し、あるいは制御するための、屈折光学コンポーネント、反射光学コンポーネント、磁気光学コンポーネント、電磁光学コンポーネント、静電光学コンポーネントまたは他のタイプの光学コンポーネント、あるいはそれらの任意の組合せなどの様々なタイプの光学コンポーネントを備えることができる。
支持構造は、パターニングデバイスを支持しており、例えばパターニングデバイスの重量を支えている。支持構造は、パターニングデバイスの配向、リソグラフィ装置の設計および他の条件、例えばパターニングデバイスが真空環境中で保持されているか否か等に応じた方法でパターニングデバイスを保持している。支持構造には、パターニングデバイスを保持するための機械式クランプ技法、真空クランプ技法、静電クランプ技法または他のクランプ技法を使用することができる。支持構造は、例えば必要に応じて固定または移動させることができるフレームまたはテーブルであってもよい。支持構造は、パターニングデバイスを例えば投影システムに対して所望の位置に確実に配置することができる。本明細書における「レチクル」または「マスク」という用語の使用はすべて、より一般的な「パターニングデバイス」という用語の同義語と見なすことができる。
本明細書に使用されている「パターニングデバイス」という用語は、放射ビームの断面にパターンを付与し、それにより基板のターゲット部分にパターンを生成するべく使用することができる任意のデバイスを意味するものとして広義に解釈されたい。放射ビームに付与されるパターンは、例えばそのパターンに位相シフト特徴またはいわゆるアシスト特徴が含まれている場合、基板のターゲット部分における所望のパターンに必ずしも厳密に対応している必要はないことに留意されたい。放射ビームに付与されるパターンは、通常、ターゲット部分に生成されるデバイス、例えば集積回路などのデバイス中の特定の機能層に対応している。
パターニングデバイスは、透過型であってもあるいは反射型であってもよい。パターニングデバイスの実施例には、マスク、プログラマブルミラーアレイおよびプログラマブルLCDパネルがある。マスクについてはリソグラフィにおいては良く知られており、バイナリ、Alternating位相シフトおよび減衰型位相シフトなどのマスクタイプ、ならびに様々なハイブリッドマスクタイプが知られている。プログラマブルミラーアレイの実施例には、マトリックスに配列された、入射する放射ビームが異なる方向に反射するよう個々に傾斜させることができる微小ミラーが使用されている。この傾斜したミラーによって、ミラーマトリックスで反射する放射ビームにパターンが付与される。
本明細書に使用されている「投影システム」という用語は、例えば使用する露光放射に適した、もしくは液浸液の使用または真空の使用などの他の要因に適した、屈折光学システム、反射光学システム、反射屈折光学システム、磁気光学システム、電磁光学システムおよび静電光学システム、またはそれらの任意の組合せを始めとする任意のタイプの投影システムが包含されているものとして広義に解釈されたい。本明細書における「投影レンズ」という用語の使用はすべて、より一般的な「投影システム」という用語の同義語と見なすことができる。
図に示すように、この装置は、反射型(例えば反射型マスクを使用した)タイプの装置である。別法としては、この装置は、透過型(例えば透過型マスクを使用した)タイプの装置であってもよい。
リソグラフィ装置は、2つ(デュアルステージ)以上の基板テーブル(および/または複数のマスクテーブル)を有するタイプの装置であってもよい。このような「マルチステージ」マシンの場合、追加テーブルを並列に使用することができ、あるいは1つまたは複数の他のテーブルを露光のために使用している間、1つまたは複数のテーブルに対して予備ステップを実行することができる。
また、リソグラフィ装置は、基板の少なくとも一部が比較的屈折率の大きい液体、例えば水で覆われ、それにより投影システムと基板の間の空間が充填されるタイプの装置であってもよい。また、リソグラフィ装置内の他の空間、例えばマスクと投影システムの間の空間に液浸液を適用することも可能である。液浸技法は、当分野では、投影システムの開口数を大きくすることで良く知られている。本明細書に使用されている「液浸」という用語は、基板などの構造を液体中に浸すことを意味しているのではなく、単に、露光の間、投影システムと基板の間に液体が置かれることを意味しているにすぎない。
図1を参照すると、イルミネータILは、放射源SOから放射を受け取っている。放射源が例えばエキシマレーザである場合、放射源およびリソグラフィ装置は、個別の構成要素にすることができる。このような場合、放射源は、リソグラフィ装置の一部を形成しているとは見なされず、放射は、例えば適切な誘導ミラーおよび/またはビームエキスパンダを備えたビームデリバリシステムを使用して放射源SOからイルミネータILへ引き渡される。それ以外の例えば放射源が水銀灯などの場合、放射源はリソグラフィ装置の一部にすることができる。放射源SOおよびイルミネータILは、必要に応じてビームデリバリシステムBDと共に放射システムと呼ぶことができる。
イルミネータILは、放射ビームの角度強度分布を調整するように構成されたアジャスタを備えることができる。通常、イルミネータの瞳面内における強度分布の少なくとも外側および/または内側半径範囲(一般に、それぞれσ-outerおよびσ-innerと呼ばれている)は調整が可能である。また、イルミネータILは、インテグレータおよびコンデンサなどの他の様々なコンポーネントを備えることができる。イルミネータを使用して放射ビームを条件付け、所望する均一性および強度分布をその断面に持たせることができる。
支持構造(例えばマスクテーブルMT)の上に保持されているパターニングデバイス(例えばマスクMA)に放射ビームBが入射し、パターニングデバイスによってパターン化される。マスクMAを透過した放射ビームBは、放射ビームを基板Wのターゲット部分Cに集束させる投影システムPSを通過する。基板テーブルWTは、第2のポジショナPWおよび位置センサIF2(例えば干渉計デバイス、リニアエンコーダまたは容量センサ)を使用して正確に移動させることができ、それにより例えば異なるターゲット部分Cを放射ビームBの光路内に配置することができる。同様に、第1のポジショナPMおよびもう1つの位置センサIF1(例えば干渉計デバイス、リニアエンコーダまたは容量センサ)を使用して、例えばマスクライブラリから機械的に検索した後、またはスキャン中に、マスクMAを放射ビームBの光路に対して正確に配置することができる。通常、マスクテーブルMTの移動は、第1のポジショナPMの一部を形成しているロングストロークモジュール(粗動位置決め)およびショートストロークモジュール(微動位置決め)を使用して実現することができる。同様に、基板テーブルWTの移動は、第2のポジショナPWの一部を形成しているロングストロークモジュールおよびショートストロークモジュールを使用して実現することができる。スキャナではなく、ステッパの場合、マスクテーブルMTは、ショートストロークアクチュエータのみに接続することができ、あるいは固定することも可能である。マスクMAおよび基板Wは、マスクアライメントマークM1、M2および基板アライメントマークP1、P2を使用して整列させることができる。図には専用ターゲット部分を占有している基板アライメントマークが示されているが、基板アライメントマークは、ターゲット部分とターゲット部分の間の空間に配置することも可能である(このような基板アライメントマークは、スクライブレーンアライメントマークとして知られている)。同様に、複数のダイがマスクMA上に提供される場合、ダイとダイの間にマスクアライメントマークを配置することができる。
図に示す装置は、以下に示すモードのうちの少なくとも1つのモードで使用することができる。
1.ステップモード:マスクテーブルMTおよび基板テーブルWTが基本的に静止状態に維持され、放射ビームに付与されたパターン全体がターゲット部分Cに1回で投影される(すなわち単一静止露光)。次に、基板テーブルWTがX方向および/またはY方向にシフトされ、異なるターゲット部分Cが露光される。ステップモードでは、露光フィールドの最大サイズによって、単一静止露光で結像されるターゲット部分Cのサイズが制限される。
2.スキャンモード:放射ビームに付与されたパターンがターゲット部分Cに投影されている間、マスクテーブルMTおよび基板テーブルWTが同期スキャンされる(すなわち単一動的露光)。マスクテーブルMTに対する基板テーブルWTの速度および方向は、投影システムPSの倍率(縮小率)および画像反転特性によって決まる。スキャンモードでは、露光フィールドの最大サイズによって、単一動的露光におけるターゲット部分の幅(非スキャン方向の幅)が制限され、また、スキャン運動の長さによってターゲット部分の高さ(スキャン方向の高さ)が決まる。
3.その他のモード:プログラマブルパターニングデバイスを保持するべくマスクテーブルMTが基本的に静止状態に維持され、放射ビームに付与されたパターンがターゲット部分Cに投影されている間、基板テーブルWTが移動またはスキャンされる。このモードでは、通常、パルス放射源が使用され、スキャン中、基板テーブルWTが移動する毎に、あるいは連続する放射パルスと放射パルスの間に、必要に応じてプログラマブルパターニングデバイスが更新される。この動作モードは、上で参照したタイプのプログラマブルミラーアレイなどのプログラマブルパターニングデバイスを利用しているマスクレスリソグラフィに容易に適用することができる。
上で説明した使用モードの組合せおよび/またはその変形形態、あるいはまったく異なる使用モードを使用することも可能である。
本発明による一実施形態では、放射ビームを条件付けるように構成された照明システム、パターン化された放射ビームを形成するべく放射ビームの断面にパターンを付与するように構成されたパターニングデバイスを支持するように構成された支持構造、基板を保持するように構成された基板テーブル、パターン化された放射ビームを基板のターゲット部分に投射するように構成された投影システム、および本発明による浄化構造を備えたリソグラフィ装置が提供される。
「ハロゲン含有ガス」または「水素含有ガス」という用語は、それぞれ少なくともハロゲンガスまたは水素ガスを含有したガスまたはガス混合物を意味している。「ハロゲン含有ガス」という用語の中の「ハロゲン」という用語は、原子(ラジカル)または化合物のいずれかとしてのF、Cl、BrおよびI、例えばF、Cl、Br、I、HF、HCl、HBr、HI、ハロゲン間化合物、例えばClF、から選択される1つまたは複数、あるいは約50°と500°の間の温度で気相にすることができるF、Cl、BrおよびIから選択される1つまたは複数を含有した他の化合物を意味している。一実施形態では、F、Cl、Br、Iのうちの1つまたは複数を使用することができ、とりわけIを使用することができる。「水素」および「水素ラジカル」という用語には、それらの同位元素、詳細には重水素も含まれている。したがって「水素含有ガス」という用語は、Hまたは重水素あるいは重水素に類似した三重水素を含有したガスを意味している。一実施形態では、水素含有ガスには、H、HD、D、HT、DT、Tのグループから選択される1つまたは複数が含まれている。ハロゲン含有ガスまたは水素含有ガスは、さらに、Arなどのバッファガスに類似した追加成分を含有することができる。「水素ラジカルの流れ」は、ガスの流れを意味しており、ガスには同じく水素ラジカルが存在している。すべての水素をラジカルに変換することは不可能であり、また、ラジカル再結合のため、通常、このようなガスにも水素分子(H、HD、D、HT、DT、Tのうちの1つまたは複数など)が含まれている。「水素ラジカル含有ガス」という用語は、水素ラジカルまたは重水素あるいは重水素に類似した三重水素を含有したガスを意味している。このようなガスは、さらに、水素ラジカルから解離していない、あるいは水素ラジカルから再結合したHなどの他の成分を含有することができる。
コンテキストが許容する場合、「レンズ」という用語は、屈折光学コンポーネント、反射光学コンポーネント、磁気光学コンポーネント、電磁光学コンポーネントおよび静電光学コンポーネントを始めとする様々なタイプの光学コンポーネントのうちの任意の1つまたは組合せを意味している。
本明細書に使用されている「放射」および「ビーム」という用語には、紫外(UV)放射(例えば、365nm、248nm、193nm、157nmまたは126nmの波長λを持つ)および極端紫外(EUVまたは軟X線)放射(例えば5〜20nmの範囲の波長、例えば13.5nmを持つ)、ならびにイオンビームまたは電子ビームなどの粒子線を含むあらゆるタイプの電磁放射が包含されている。通常、波長が約780nm〜3000nm(またはそれ以上)の間の放射はIR放射と見なされている。UVは、波長が約100〜400nmの放射を意味している。また、リソグラフィにおいては、UVは、通常、水銀放電灯によって生成されるGライン436nm、Hライン405nmおよび/またはIライン365nmの波長にも適用されている。VUVは、真空UV(つまり空気によって吸収されるUV)であり、約100〜200nmの波長を意味している。DUVは深UVであり、通常、エキシマレーザによって生成される、例えば126nm〜248nmの波長のリソグラフィに使用されている。波長の範囲が例えば5〜20nmの放射は、少なくともその一部が5〜20nmの範囲内に存在している特定の波長帯域の放射に関連していることを理解されたい。
「浄化構造」および「浄化のための方法」という用語は、浄化プロセスに使用することができる構造および方法を意味している。以下で言及するように、水素ラジカルを提供することによってSn酸化物などの酸化物を還元し、次のプロセスで、ハロゲン(例えばIなど)を使用してハロゲン化物を形成することによってSnなどの金属を除去することができる。したがって、このコンテキストにおける「浄化」は、望ましくない付着物の完全な除去または部分的な除去を暗に意味している場合もあるが、同時に、還元(付着物を実質的に除去しない)などの浄化プロセスの一部であることを暗に意味している場合もある。したがって、浄化という用語には、浄化プロセスの浄化過程におけるガスを使用した処理が含まれている。また、一実施形態では、それにもかかわらず水素ラジカルを使用して付着物を除去することができる。また、浄化プロセスを使用して、少なくとも部分的にC(炭素)付着物を除去することも可能である。
「連通している」という用語は、とりわけガスが連通していること、つまり、体積が連通しているため、ガスをある体積から別の体積へ移動させることができることを意味している。この用語は、体積と体積の間に存在している、体積と体積の間のガス連通を遮断するために使用することができるガスシャッタの存在を排他するものではない。
図2は、投影装置1をより詳細に示したもので、放射システム42、照明光学系ユニット44および投影システムPSを備えている。放射システム42は、放電プラズマによって形成することができる放射源SOを備えている。EUV放射は、ガスまたは蒸気、例えばXeガス、Li蒸気またはSn蒸気によって生成することができる。これらのガスまたは蒸気中に極めて熱いプラズマが生成され、それにより電磁スペクトルのEUVレンジの放射が放出される。この極めて熱いプラズマは、例えば電気放電によってプラズマを少なくとも部分的にイオン化させることによって生成される。効率良く放射を生成するためには、例えば10PaのXe、Li、Sn蒸気または他の任意の適切なガスあるいは蒸気の分圧が必要である。放射源SOによって放出される放射は、ソースチャンバ47内の開口または開口の後段に配置されているガス障壁すなわち汚染トラップ49を介してソースチャンバ47からコレクタチャンバ48へ引き渡される。ガス障壁49は、チャネル構造を備えることができる。
コレクタチャンバ48は、斜入射コレクタによって形成することができる放射コレクタ50(コレクタミラーまたはコレクタとも呼ばれている)を備えている。放射コレクタ50は、上流放射コレクタ50aおよび下流放射コレクタ50bを有している。コレクタ50によって引き渡された放射は、グレーティングスペクトルフィルタ51で反射し、コレクタチャンバ48のアパーチュアでの仮想ソースポイント52に集束する。コレクタチャンバ48から入射した放射56のビームは、照明光学系ユニット44内で法線入射レフレクタ53、54を介して、レチクルまたはマスクテーブルMT上に配置されたレチクルまたはマスク上へ反射する。パターン化されたビーム57が形成され、投影システムPS内で反射エレメント58、59を介してウェーハステージすなわち基板テーブルWT上に結像される。通常、照明光学系ユニット44および投影システムPSには、図に示す数よりもっと多くのエレメントが存在している。グレーティングスペクトルフィルタ51は、リソグラフィ装置のタイプに応じて任意選択で存在させることができる。また、図に示す数よりもっと多いミラーを存在させることも可能であり、例えば58、59以外に1つから4つの反射エレメントを存在させることができる。放射コレクタ50は、従来技術で知られている。参照番号180は、2つのレフレクタの間、例えばレフレクタ142と143の間の空間を表している。
図2に示すすべての光学エレメント(およびこの実施形態の略図には示されていない光学エレメント)は、放射源SOによって生成される汚染物質、例えばSnの付着による害を受け易い。放射コレクタ50、および存在している場合、グレーティングスペクトルフィルタ51がそうである。したがって、本発明による浄化デバイスを使用して、これらの光学エレメントのうちの1つまたは複数を浄化することができ、また、これらの光学エレメントだけでなく、法線入射レフレクタ53、54および反射エレメント58、59または他の光学エレメント、例えば追加ミラー、グレーティング等にも本発明による浄化方法を適用することができる。
放射コレクタ50は、斜入射コレクタであってもよい。コレクタ50は、光軸Oに沿って整列している。放射源SOまたはその画像は、光軸Oの上に位置している。放射コレクタ50は、レフレクタ142、143、146(複数のウォルタ型レフレクタを備えたウォルタ型レフレクタとしても知られている)を備えることができる。これらは、シェル(shell)と呼ばれることもある。これらのレフレクタ142、143、146は、入れ子にすることができ、また、光軸Oの周りに回転対称にすることができる。図2では(他の図でも同様であるが)、内部レフレクタは参照番号142で示されており、中間レフレクタは参照番号143で示されている。また、外部レフレクタは参照番号146で示されている。放射コレクタ50は、特定の体積、つまり1つまたは複数の外部レフレクタ146内の体積を取り囲んでいる。通常、1つまたは複数の外部レフレクタ146内のこの体積は、小さい開口を設けることは可能であるが、その周囲は閉じられている。レフレクタ142、143および146はすべて、少なくともその一部が1つの反射層または多数の反射層を備えた表面を備えている。したがって、レフレクタ142、143および146(もっと多くのレフレクタを存在させることができ、また、本明細書にはもっと多くのレフレクタが包含されている)の少なくとも一部は、放射源SOからのEUV放射を反射し、かつ、集光するように設計されており、また、レフレクタの少なくとも一部は、EUV放射を反射し、かつ、集光しないように設計することができる。例えば、レフレクタの背面の少なくとも一部は、EUV放射を反射し、かつ、集光しないように設計することができる。後者の部分は、背面と呼ぶことも可能である。これらの反射層の表面には、保護のために、あるいは反射層の表面の少なくとも一部に提供された光学フィルタとしてキャップ層を追加することができる。
放射コレクタ50は、放射源SOまたは放射源SOの画像の近くに配置することができる。レフレクタ142、143、146は、それぞれ、放射源から離れた位置に、光軸Oに対する角度が放射源SOにより近い反射表面より小さい角度で配置された、隣接する少なくとも2つの反射表面を備えることができる。この方法によれば、光軸Oに沿って伝搬する(E)UV放射のビームを生成するように、斜入射コレクタ50を構成することができる。少なくとも2つのレフレクタを実質的に同軸上に配置し、光軸Oの周りに実質的に回転対称で展開させることができる。放射コレクタ50は、外部レフレクタ146の外部表面または外部レフレクタ146の周りに、他の機能、例えば保護ホルダ、ヒータなどを有することができることを理解されたい。
使用中、1つまたは複数の外部レフレクタ146および1つまたは複数の内部レフレクタ142/143のうちの1つまたは複数に付着物が見出されることがあり、Sn放射源SOを使用する場合、とりわけSnが付着することがある。例えばSn放射源によるSnの付着は、その厚さが数単分子膜の厚さになると、放射コレクタ50または他の光学エレメントの反射に悪影響を及ぼすことになり、このような光学エレメントの浄化が余儀なくされることになる。本明細書における有害な影響とは、放射を反射(および/または集光)するように設計されたレフレクタまたはミラーのこれらの反射表面の反射率の減少および損失を意味している。また、炭素の付着が見出されることもある。
付着物、とりわけSnを含有した付着物は、一実施形態では、ハロゲン(ガスとしてのハロゲン)、例えばF、Cl、BrおよびIによって除去することができ、また、他の実施形態では、水素ラジカルによって除去することができ、さらに他の実施形態では、同時に適用される場合であれ、あるいは逐次適用される場合であれ、水素ラジカルと1つまたは複数のハロゲンの組合せによって除去することができる。例えば微小量の酸素の存在によるSnを含有した付着物が存在している場合、通常、ある程度のSn酸化物も存在している可能性がある。Sn酸化物を除去するためには、一実施形態では、ハロゲンガスを使用したハロゲン化物の形成による単体Snの除去に先立って、場合によっては還元ステップおよびそれに続く水素ラジカルを使用した水素化物の形成による還元酸化物の除去が必要である。したがって、還元のためであれ、あるいは除去のためであれ、コレクタ50の表面の少なくとも一部、または他の光学エレメントの浄化すべき表面の少なくとも一部に水素ラジカルを提供しなければならない。このような表面は、例えばSnなどの付着物で汚染されたレフレクタ142、143および146のEUV反射表面である。また、水素ラジカルを使用して、揮発性炭化水素を形成することによって炭素付着物を除去することも可能である。
図1および2を参照すると、異なるモジュールは、場合によっては、例えばSnおよび/またはC付着物を少なくとも部分的に浄化しなければならない。一実施形態では、参照番号201で示すモジュールは、コレクタ50、放射システム42(ソースコレクタモジュールとしても知られている)、照明システムILおよび投影システムPS(投影光学ボックスPOBとしても知られている)のグループから選択される。一実施形態では、グレーティングスペクトルフィルタ51も、場合によっては浄化すべきモジュールである。さらに他の実施形態では、マスク、詳細には反射型多層マスクも、場合によっては浄化すべきモジュールである。
リソグラフィ装置モジュール201の浄化および構造250の浄化について、コレクタ50のみを参照して説明する。コレクタ50は、上で説明したように少なくとも複数のレフレクタを備えている。しかしながら、図3a〜3dに示す浄化構造250を使用して他のモジュール201を浄化することも可能であり、例えば放射システム42全体の少なくとも一部、照明システムILの少なくとも一部および投影システムPSの少なくとも一部を浄化することができる。一実施形態では、グレーティングスペクトルフィルタ51またはマスク、詳細には反射型多層マスクも、場合によっては浄化すべきモジュールである。したがって「モジュールを通して」という用語は、浄化すべきモジュールまたは浄化すべきデバイスを備えたモジュールのいずれかを意味している。例えば、光学エレメント50(コレクタ)、51(グレーティングスペクトルフィルタ)、53および54は、水素ラジカル含有ガスの流れを、このような光学エレメントを備えたモジュール(それぞれ放射システム42および照明システムIL)の少なくとも一部を通してこのような光学エレメントに導入することによって、浄化することができる。
例えばコレクタ50を浄化する場合、例えば端部50aおよび50bに扉(図示せず)を提供し、かつ、扉およびコレクタ50によって画定される体積に浄化ガスを提供し、該体積からガスを除去することによってコレクタを個別のモジュール(図示せず)内に収納することができ、あるいはコレクタ50をリアクタ容器内に収納することによってコレクタを個別のモジュール(図示せず)内に収納することができる。このような浄化は、リソグラフィ装置のインサイチュ(in situ)またはエクスサイチュ(ex situ)で実行することができる。
また、コレクタ50は、コレクタ50の両面50aおよび50bのうちのいずれか一方の少なくとも一部、つまり放射システム42(つまりソースコレクタモジュール42)に浄化ガスを提供することによって浄化することができる。図3a〜3dの実施形態は、放射システム42内に包含されているコレクタ50を浄化構造250を使用して浄化することができることを示したものである。
リソグラフィ装置モジュールコレクタ50のための浄化構造250は、モジュールの少なくとも一部、ここではコレクタ50の少なくとも一部に水素ラジカル含有ガスを提供するように構成された浄化デバイス95、および水素ラジカル含有ガスがモジュールの少なくとも一部を通して少なくとも1m/sの流速で提供されるよう、コレクタ50を介してガスを送込みまたは排気するように構成された少なくともポンプ300または400を備えている。ポンプ300または400は、それぞれ多数のポンプ(つまり一連のポンプ)を備えることができる。浄化構造250は、ポンプ300および400のうちの少なくともいずれか一方を備えているが、複数のポンプを備えることも可能であり、例えば浄化構造250は、ポンプ300および400を備えることができる。参照記号96は、コレクタ50を介したガスの流れを示したものである。理解されるように、ガスが流れる方向は、別様に選択することも可能である。例えば、浄化デバイス95の出口106は、水素ラジカル含有ガスがコレクタ50の面50bに提供されるように構成することができる。その場合、ポンプ300および/または400は、コレクタ50を介したガスの流れが、図3a〜3dに示す方向とは逆の方向になるように構成することができる。排気206(または複数の出口)は、1つまたは複数の開口106の位置に応じて適切な位置に構成することができる。
一実施形態では、浄化構造250は、さらに、モジュールの少なくとも一部への水素ラジカル含有ガスの流れ196を調整する(完全な遮断を含むことができる)ように構成されたガスシャッタ330を備えている。シャッタ330を開閉することによって水素ラジカル含有ガスの流れ196を制御することができ、例えば、以下で示すように、階段状または循環圧力レジームを提供することができる。ガスシャッタ330は、フロー管104の開口106に提供することも、フロー管104内に構成することも可能である。また、ガスシャッタ330は、水素ラジカル源103の上流に構成することも可能である(図3a〜3dに示すように)。ここでは、水素ラジカル含有ガスの流れ196は、水素ラジカル含有ガスとして出口106で排気される、流れ100に基づき、かつ、水素ラジカルジェネレータ103内で処理されるガスの流れを意味している。これは、ガスシャッタ330が水素ラジカル含有ガスの生成を調整することができ、したがって、ポンプ300および/または400と相俟って、モジュール、つまりこの実施形態ではコレクタ50を介したガスの流れ96を調整することができることを意味している。
浄化構造250は、水素ラジカル源103を備えた浄化デバイス95を備えている。水素ラジカル源103は、H含有ガス100、例えばHの流れのための入口101を備えている。H含有ガス100のための適切なガス源(図3dに参照番号700で示されている)を提供することができる。水素ラジカル源103は、さらに、Hガスの少なくとも一部を水素ラジカルに変換するように設計された1つまたは複数のユニット110を備えている。一実施形態では、水素ラジカル源103は、1つまたは複数の振動電界電極、マグネトロンRFジェネレータ、および1つまたは複数の熱フィラメントのグループから選択される1つまたは複数の水素ラジカル生成源110を備えている。一実施形態では、熱フィラメント110は、材料の種類および所望の温度に応じて、また、H含有ガス100中のすべてのH分子の少なくとも一部のHの化学結合を解離させるために必要な温度に応じて、例えば1500〜3000K、さらにはそれ以上の温度に加熱することができる、例えばW(タングステン)またはTa(タンタル)の線またはコイルであってもよい(他の適切な金属を使用することも可能である)。例えば、1つまたは複数の電極110を使用して、水素ラジカルが生成されるようにプラズマを生成することができる。2つの電極間に高い電圧、例えば約5〜10kVの電圧を印加することによってプラズマを生成することができる。場合によっては、水素ラジカル源103にH含有ガス(の流れ)を提供するように構成されたポンプ、H含有ガスリザーバなども存在していることを理解されたい(図には示されていないが)。1つまたは複数の水素ラジカル形成ユニット110が存在することにより、流れ100の中に存在しているHの少なくとも一部がH−ラジカルに変換され、それにより水素ラジカル含有ガスが提供される。この水素ラジカル含有ガスの少なくとも一部が水素ラジカル源103を離れてフロー管104に流入する。入口101に流入することにより、水素ラジカル含有ガスに開口106へ向かう駆動力が生成される。この開口は、装置、例えばリソグラフィ装置1内の所定の位置に配置することができる。したがって水素ラジカルは、この所定の位置で、光学エレメントの表面の少なくとも一部の浄化プロセスに寄与することができる。
代替実施形態では、水素ラジカル源103は、少なくとも部分的に浄化すべきモジュール内に構成することができる。例えばコレクタ50は、浄化デバイス95内の水素ラジカル源103の代わりに、あるいは水素ラジカル源103以外に、1つまたは複数の水素ラジカル源103を備えることができる。次に、モジュールを介したフロー管104からの水素ガスの流れが、コレクタ(または他のモジュールに適用される場合は他のモジュール)内で水素含有ガスの流れ96に変換される。
コレクタ50を介したガスの流れ96は、図3a〜3dに略図で示すように、例えば流れ96が2つのレフレクタの間、例えばレフレクタ143と142の間などにのみ提供されるようにすることができ、あるいは中央のレフレクタ142を通してのみ提供されるようにすることができる。しかしながら、浄化デバイス95は、外部レフレクタ146によって密閉されている(実質的に)すべての体積を水素ラジカル含有ガスで満たすことができるよう、複数の出口106もしくは1つまたは複数の大型出口106を備えることができる。
ガスの流れ96は、一実施形態では、少なくとも1m/sの水素ラジカル含有ガスの流れ96を提供するように構成された、図3aに略図で示すように水素ラジカル源103の上流に構成された(送風構造の)ポンプ300を備えた浄化構造250を提供することによって達成することができる。代替実施形態では、浄化構造250は、少なくとも1m/sの水素ラジカル含有ガスの流れ96を提供するように構成された、図3bに示すようにモジュール(ここではコレクタ50)の下流に構成された(排気構造の)ポンプ400を備えている。この実施形態では、ポンプ300は無くてもよく、あるいは排気ポンプ400によってコレクタ50を通して流れる流れ96になる水素含有ガスの流れ100を提供する小型のポンプにすることができる。さらに他の代替実施形態では、浄化構造250は、送風機ポンプ300および排気ポンプ400の2つのポンプ(つまり2つの直列ポンプ)を備えることができる。この方法によれば、本発明に従って流れ96を提供することができる。
さらに他の実施形態では、コレクタ50の両面から浄化が実行される。例えば、開口106は、水素ラジカルの流れ96が開口50aから50bへ提供されるように構成され、続いて、開口106は、水素ラジカルの流れ96が開口50bから50aへ提供されるように構成される。そのために、所望の流れ96を得るべく多数の出口106および/または排気420を適切な位置に存在させることができる。少なくとも1m/sの流速を使用することにより、浄化すべきレフレクタ表面(つまりモジュール表面)の実質的な部分を水素ラジカルによって浄化することができる。それに対して、流速が遅い場合、浄化すべきレフレクタ表面全体に到達するために水素ラジカルが移動しなければならない時間が長くなりすぎ、再結合が生じることがある。これは、場合によっては、三体再結合(H+H+H→2H)または表面(レフレクタあるいはレフレクタの背面のような表面)における再結合(H+Sw(表面壁)→H−Sw;H+H−Sw→H+Sw)である。
他の実施形態では、モジュール(ここではコレクタ50)を介した流れ96の流速が少なくとも5m/sである方法が提供され、さらに他の実施形態では、少なくとも10m/sである方法が提供される。ガスの流速は、約1m/sと100m/sの間にすることができ、他の実施形態では、約5m/sと100m/sの間にすることができる。さらに他の実施形態では、約10m/sと100m/sの間にすることができる。
この方法によれば、水素ラジカル含有ガスの流れ96をモジュールの少なくとも一部を通して少なくとも1m/sの流速で導入し、かつ、モジュール内に1mbar(100Pa)と1000mbar(100,000Pa)の間のガス圧力を有するガス雰囲気を維持することによって、リソグラフィ装置モジュール、例えばコレクタ50を浄化するための方法が提供され、さらに、特定の実施形態では、水素ラジカル分圧が、所定の時間の間、全圧の0.001%と10%の間である。他の特定の実施形態では、ガス圧力は、5mbarと500mbarの間である。本明細書における「ガス圧力」または「モジュール内のガス圧力」は、モジュール内のガスの全ガス圧力を意味しており、一方、水素ラジカル分圧は、ガス中の水素ラジカルの分圧を意味しているにすぎない。浄化構造250は、リソグラフィ装置モジュールを浄化するためのこのような方法を提供するように構成することができる。
さらに他の実施形態では、水素ラジカル分圧は、1.10−5mbar(0.001Pa)と10mbar(1000Pa)の間であり、変形形態では、1.10−4mbar(0.01Pa)と1mbar(100Pa)の間である。他の変形形態では、水素ラジカル分圧は、1.10−3mbar(0.1Pa)と0.1mbar(10Pa)の間である。
他の実施形態では、モジュール内に含まれているガスが少なくとも1mのバッファ体積410へポンプ排気される。モジュール内に含まれているガスは、排気206および入口411を通してバッファ体積410へ流れることができる(図3cおよび3d)。リソグラフィの間、次の浄化のためにバッファ体積410を排気することができる。一実施形態ではシャッタ420を閉じることができ、ポンプ400を使用してバッファ体積410を排気することができる。バッファ体積410は、浄化プロセスが開始されると、浄化デバイス95によって水素ラジカルガスを提供する際に水素ラジカルの流れ96を生成することができるよう(また、上で説明したように流れ96を調整することができるよう)、低圧に維持することができ、水素ラジカルの流れは、浄化デバイス95から出口106を経て、モジュール(ここではコレクタ50)を通してバッファ体積410へ流れる。水素ラジカルガスの流入およびバッファ体積の圧力は、所望の流れが得られるように選択することができる。特定の実施形態では、バッファ体積410は、少なくとも10mの体積を有している。他の実施形態では、バッファ体積410の初期圧力(つまり本発明による浄化方法を実行する前の圧力)は、約0.001mbarと1mbarの間にすることができる。一変形形態では、バッファ体積410の初期圧力は、約0.001mbarと0.1mbarの間である。
上で説明した実施形態を参照すると、図4および5に概略的に示すように、異なる浄化スキームを使用することができる。図4は、モジュール(例えばコレクタ50、放射システム42、照明システムILまたは投影システムPS)内の圧力(つまり全圧)を時間(任意の単位)の関数として示したものである。サイクルkで反復する不連続レジームを選択することができる。参照gで示すように、モジュール内の圧力上昇が一定の連続レジームを選択することができる。また、例えば増加ステップがhで、時間期間がjの階段状に圧力が上昇し、モジュール内の圧力が一定である組合せを選択することも可能である。
他の実施形態では、モジュール内、とりわけコレクタ50内の圧力が、1mbarと1000mbarの間の圧力範囲から選択される、より低い圧力とより高い圧力の間で周期的に変化する方法が提供される。他の変形形態では、モジュール内の圧力が、5mbarと500mbarの間の圧力範囲から選択される、より低い圧力とより高い圧力の間で周期的に変化する。
図5は、一例を示したものである。水素ラジカル含有ガスの流れ96は、複数のサイクルでモジュールの少なくとも一部に提供される。個々のサイクルには、モジュール内の第1の圧力(c)が1000mbar以下になるまでの圧力蓄積(b)、およびモジュール内の圧力(e)が1mbar以上になるまで水素ラジカル含有ガスの流れ96が停止する、モジュール内の圧力減少(d)が含まれている。この方法によれば、モジュール内の有効浄化圧力を約1mbarと1000mbarの間で維持しつつ、上昇すなわち圧力蓄積(b)の少なくとも一部、および圧力減少(d)の少なくとも一部の間、少なくとも1m/sの有効流速(ガスの流れ96)を少なくとも提供することができる。サイクルを反復することにより、反復毎に一定の時間フレームが提供され、その間に少なくとも1m/sの速度に到達することができる。
総浄化時間、つまり所定の時間は、10秒と120分の間にすることができる。
図5に示す挙動は、一実施形態では、浄化デバイス95、バッファ体積410およびポンプ400を備えた浄化構造250を提供することによって達成することができる。浄化プロセスを開始する前に、バッファ体積が約1mbar未満の圧力、より詳細には約0.1mbar未満の圧力まで排気される。シャッタ330が開くと、浄化デバイス95によって水素ラジカル含有ガスが提供される。モジュール内の圧力が急上昇(b)している間、大きなサクションによって所望の流れが得られる。約1000mbarの特定の圧力(c)では、三体再結合が強くなりすぎて水素ラジカルの損失を招くことがあるため、圧力を低くしなければならない。シャッタ330を使用して浄化デバイス95から流入するガスを実質的に少なくするか、あるいは遮断することができ(上で説明したように、開口106を閉じるか、あるいは浄化デバイス95への水素ガス100の供給を停止する等も可能である)、また、ポンプ400によってモジュールからガスがポンプ除去され、それによりモジュール内のガス圧力が減少する(d)。モジュールを排気するためにはポンプ400を使用することができ、別法としては、入口501と出口206が連通し、かつ、出口506とバッファ体積410の入口411が連通した状態でポンプ500を使用することができる。しかしながら、別法またはポンプ400および/または500の追加として、個別のポンプを使用することも可能である。
上で説明した浄化レジーム、詳細には図5に示す浄化レジームは、複数のレフレクタを備えた浄化コレクタ50に適用することができる(例えば図2に示すような、「ウォルタ型コレクタ」としても知られているコレクタ50)。一実施形態では、浄化レジームは、1mbarと1000mbarの間で有効である。したがって、モジュール内のより低い圧力(e)、例えば約1バールと100バールの間に到達すると、シャッタ330を開くことによって再び水素含有ガスの流入を開始することができ、その間に少なくとも部分的に排気されたバッファ体積410に新しい流れ96をコレクタ50を通して導入することができる。この手順は、Snおよび/またはCが十分に除去され、モジュール内の圧力を再び減少させて(f)、リソグラフィ処理を継続することができるようになるまで複数回のサイクルにわたって反復することができる(例えば図5に示すように9サイクルにわたって反復することができ、個々のサイクルは、圧力上昇(b)および圧力減少(d)を有している)。
一実施形態では、ポンプ400(および任意選択のポンプ500)は、1つまたは複数のサイクルにおける圧力上昇(b)時に水素ラジカル含有ガスが提供されている間、過負荷でポンピングしている。(c)で水素含有ガスの供給が停止するか、あるいは水素含有ガスの供給が実質的に減少すると(少なくとも部分的にシャッタ330を閉じることによって)、排気206におけるポンピングによって圧力が減少し(d)、ポンプ400を回復することができる。
他の実施形態では、モジュールの下流に構成された少なくとも1m、より詳細には少なくとも10mのバッファ体積410をさらに備えた浄化構造250が提供される。浄化構造250は、少なくとも1m/sの水素ラジカル含有ガスの流れを提供する(モジュールを通して)ように構成された、バッファ体積400の下流に構成されたポンプ400を備えている(図3cに示すように)。
浄化プロセスの間に、あるいは浄化プロセスの一部として、一実施形態では、本発明による方法に、さらに、ハロゲンガスをモジュールに提供するステップが含まれている。この方法によれば、揮発性ハロゲン化物、例えばSnハロゲン化物として還元酸化物を除去することができる。
本発明のさらに他の実施形態によれば、多数の実施形態に関連して上で説明した浄化構造を備えたリソグラフィ装置が提供される。
図3cおよび3dを参照すると、一変形形態では、リソグラフィ装置モジュール(モジュールは、コレクタ50、放射システム42、照明システムILおよび投影システムPSのグループから選択される)のための浄化構造250が提供される。浄化構造250は、モジュールの少なくとも一部に水素ラジカル含有ガスを提供するように構成された水素ラジカル源103、モジュールと連通している少なくとも1mのバッファ体積410、およびバッファ体積に0.001mbar(0.1Pa)と1mbar(100Pa)の間のガス圧力を提供するように構成されたポンプ400を備えている。一実施形態では、ポンプ400は、0.1mbar(10Pa)未満のガス圧力をバッファ体積410に提供するように構成されており、さらに他の実施形態では、バッファ体積410は、少なくとも10mの体積を有している。特定の実施形態では、本発明による浄化構造250を備えたリソグラフィ装置1が提供される。
一実施形態では、モジュールとバッファ体積410の間にガスシャッタ420が提供されている。ここでも、この実施形態について、コレクタ50をリソグラフィ装置モジュールとして参照して説明する。モジュールとしてのコレクタ50は、より大きい放射システム42の中に包含されているため、例えばバッファ体積410は、放射システム42内に開口420が存在していることによってコレクタ50と連通している。
リソグラフィ装置モジュールの浄化および浄化構造250について、コレクタ50のみを参照して説明する。しかしながら、図3c〜3dに示す浄化構造250を使用して、放射システム42全体の少なくとも一部、照明システムILの少なくとも一部および投影システムPSの少なくとも一部を浄化することも可能である。
比較的低い圧力、例えば約10mbar(1000Pa)未満では、ポンプの負荷が著しく大きくなることがある。一実施形態では、圧力レジームの全範囲の使用を可能にするために、浄化のために利用することができるバッファ体積410が常に排気される。浄化は、恒久的なプロセスではなく、反射率の損失に到達する毎に適用される。浄化を実行しなければならない場合、ポンプの容量には無関係に、ガスの流れ96でバッファ体積410を満たすことができる(例えばポンプ400を使用して)。同様に、圧力上昇も連続的に適用することができる(同じく以下を参照されたい)。浄化が終了すると、リソグラフィ装置1が正規に動作している間、例えば反射率の損失が再び大きくなった場合の次の浄化プロセスに備えてバッファ体積410を排気することができる。例えば露光の間、シャッタ420を閉じてバッファ体積410を排気し、所望の圧力を得ることができる。
一実施形態によれば、リソグラフィ装置モジュール(ここではコレクタ50)を浄化するための方法が提供される。この方法には、コレクタ50と連通している少なくとも1mのバッファ体積410を0.001mbar(0.1Pa)と1mbar(100Pa)の間のガス圧力で加圧すること(これは、図3a〜3dに略図で示す、放射システム42と連通している実施形態におけるステップを暗に意味していることに留意されたい)、コレクタ50の少なくとも一部に水素ラジカル含有ガスを提供すること(例えばシャッタ330を開くことによって)、およびコレクタ50内(コレクタ50は放射システム42の中に包含されているため、ここでは放射システム42の少なくとも一部)にて0.001mbar(0.1Pa)と1000mbar(100,000Pa)の間のガス圧力を所定の時間の間維持すること、が含まれている。任意選択で、ガスシャッタ420を存在させることも可能である。浄化構造250は、リソグラフィ装置モジュールを浄化するためのこのような方法を提供するように構成することができる。
他の実施形態によれば、リソグラフィ装置モジュール(ここではコレクタ50)を浄化するための方法が提供される。この方法には、コレクタ50と連通している、コレクタ50とバッファ体積410の間のガスシャッタ420によって分離されている少なくとも1mのバッファ体積410を0.001mbar(0.1Pa)と1mbar(100Pa)の間のガス圧力で加圧すること、コレクタ50の少なくとも一部に水素ラジカル含有ガスを提供すること、コレクタ50とバッファ体積410の間のシャッタ420を開くこと、およびコレクタ50内にて0.001mbar(0.1Pa)と1000mbar(100,000Pa)の間のガス圧力を所定時間の間維持すること、が含まれている。浄化構造250は、リソグラフィ装置モジュールを浄化するためのこのような方法を提供するように構成することができる。
一実施形態では、モジュール201内(つまり、これらの実施形態ではコレクタ50内)の水素ラジカル分圧は、所定の時間の間、全圧の0.001%と10%の間に維持される。
他の実施形態では、コレクタ50内(つまり放射システム42の少なくとも一部)のガス圧力(つまり全圧)は、所定の時間の間、0.001mbar(0.1Pa)と100mbar(10000Pa)の間に維持される。さらに他の特定の変形形態では、コレクタ50内のガス圧力は、所定の時間の間、0.01mbar(1Pa)と10mbar(1000Pa)の間に維持される。このような変形形態は、とりわけ、放射システム42、照明システムILおよび投影システムPSのようないわゆる開放型システムを浄化する場合にも適用することができる。
図4〜6は、可能な浄化レジームの例を示したもので、圧力は、時間(任意の単位)の関数として、参照(h)および(j)で示すように階段状または連続的(g)に示されている。図4および6は、略図を示したものにすぎず、概略的に示されている曲線は、後続する(と思われる)1つまたは複数の圧力レジームを示していることに留意されたい。曲線およびステップは、実際にはもっと滑らかであり、突発的な圧力変化(h/j)はもっと小さい。
したがって、本発明の一実施形態によれば、コレクタ50内の圧力が、0.001mbar(0.1Pa)と100mbar(10000Pa)の間の圧力範囲から選択される、より低い圧力とより高い圧力の間、より詳細には、例えば図6に示すように0.01mbar(1Pa)と10mbar(1000Pa)の間の圧力範囲から選択される、より低い圧力とより高い圧力の間で階段状(h、j)に増加する方法が提供される。特定の実施形態では、コレクタ50内の圧力が、例えば図4に示すように、0.001mbar(0.1Pa)と100mbar(10000Pa)の間の圧力範囲から選択される、より低い圧力とより高い圧力の間、より詳細には0.01mbar(1Pa)と10mbar(1000Pa)の間の圧力範囲から選択される、より低い圧力とより高い圧力の間で、複数のサイクル(k)で周期的に変化する方法が提供される。さらに他の実施形態では、コレクタ50内の圧力が、例えば図4および6に示すように、0.001mbar(0.1Pa)と100mbar(10000Pa)の間の圧力範囲から選択される、より低い圧力とより高い圧力の間、より詳細には0.01mbar(1Pa)と10mbar(1000Pa)の間の圧力範囲から選択される、より低い圧力とより高い圧力の間で連続的(g)に上昇する方法が提供される。本発明による浄化方法の間、複数のサイクルにわたって連続的な上昇(g)を実行することができる。
圧力が約0.1mbar(1Pa)より高くなると、詳細には1mbar(10Pa)に到達すると、一実施形態では、浄化構造250は、コレクタ50を介した水素ラジカル含有ガスのガス流速が、コレクタ50の少なくとも一部が少なくとも1m/sになるように構成される。
一実施形態では、水素ラジカル含有ガスの流れが複数のサイクルでコレクタ50の少なくとも一部に提供される方法が提供される。個々のサイクルには、図4および5に示すように、コレクタ50内の第1の圧力(c)が100mbar(10000Pa)以下になるまでの圧力蓄積(b)、およびコレクタ50内の圧力(e)が0.001mbar(0.1Pa)以上になるまで、より詳細には0.01mbar(1Pa)および10mbar(1000Pa)に到達するまで水素ラジカル含有ガスの流れが停止する圧力減少(d)が含まれている(y軸は、0.001〜100mbar、より詳細には0.01〜10mbarに修正されていると仮定する)。図に示すように、浄化方法の間、Sn(還元Sn酸化物)および/またはCを除去するために複数のサイクルを適用することができる。
しかしながら、本発明の他の実施形態によれば、より高い圧力レジーム、つまり約0.001mbar(0.1Pa)と1000mbar(100,000Pa)の間、より詳細には約0.01mbarと1000mbarの間、さらに詳細には約0.1mbarと1000mbarの間、さらに詳細には約1mbarと1000mbarの間の圧力範囲が使用されている(同じく上で説明した実施形態を参照されたい)。コレクタ50内の圧力は、1mbarと1000mbarの間の圧力範囲から選択される、より低い圧力とより高い圧力の間で周期的に変化する。他の変形形態では、コレクタ50内の圧力は、5mbarと500mbarの間の圧力範囲から選択される、より低い圧力とより高い圧力の間で周期的に変化する。特に、水素ラジカル含有ガスの流れを複数のサイクルでコレクタ50の少なくとも一部に提供することができ、個々のサイクルには、コレクタ50内の第1の圧力(c)が1000mbar以下になるまでの圧力蓄積(b)、およびコレクタ50内の圧力(e)が1mbar以上になるまで水素ラジカル含有ガスの流れが停止する圧力減少(d)が含まれている。
このような比較的高い圧力変化は、放射システム42、照明システムILおよび投影システムPSのようないわゆる開放型システムを浄化する場合に適用することができるが、一実施形態では、このような比較的高い圧力変化は、複数のレフレクタを備えたコレクタ50(例えば図2に示すような、「ウォルタ型コレクタ」としても知られているコレクタ50)の浄化にとりわけ適している。
連続浄化レジームは、水素ラジカル含有ガスの連続した流れを提供することによって達成することができる。コレクタ50からのガスは、任意選択で、例えばポンプ400を使用してポンプ排気することができる。浄化デバイス95を使用して水素ラジカル含有ガスの間欠的な流れを提供することにより、階段状の増加(h、j)を達成することができる。浄化デバイス95を使用して水素ラジカル含有ガスの間欠的な流れを提供し、かつ、サイクル毎にコレクタ50からのガスをポンプ排気することにより、図4に示すような不連続レジーム(kサイクルの)を達成することができる。上で説明したように、図5に略図で示すレジームを適用することも可能である。このようなレジームを組み合わせることも可能である。
浄化プロセスの間に、あるいは浄化プロセスの一部として、一実施形態では、本発明による方法に、さらに、ハロゲンガスをコレクタ50に提供するステップが含まれている。この方法によれば、揮発性ハロゲン化物、例えばSnハロゲン化物として還元酸化物を除去することができる。
図3dには、さらに、コンピュータまたはプロセッサなどのコントローラ600が略図で示されている。一実施形態では、コントローラ600は、コンピュータプログラム製品によって制御され、本発明による浄化方法を制御するように構成され、かつ、設計されている。コントローラ600は、ポンプ300、400、500、シャッタ330、420、水素源700および水素ラジカルジェネレータ103のうちの1つまたは複数を制御するように構成し、かつ、設計することができる。このコントローラ600は、例えば図3a〜3cに略図で示すような他の実施形態に使用することも可能であり、また、このコントローラ600を使用して、図4〜6に示すような浄化レジームを提供することができる。しかしながら、分かり易くするために、図3dにはコントローラの実施形態のみが示されている。また、存在しているデバイスの数が図3dに示す数より少ない実施形態(図3a〜3c)では、コントローラ600を使用して、その実施形態に存在しているすべてのデバイスを制御することができる。例えば、図3cに略図で示す実施形態を参照すると、コントローラ600は、ポンプ300、400、シャッタ330、420、水素源700(図示せず)および水素ラジカルジェネレータ103のうちの1つまたは複数のデバイスを制御することができる。駆動信号とデバイス信号を交換することができる。このコントローラとの通信および/またはコントローラからの通信は、水素源700への接続670、ポンプ300への接続630、水素ラジカルジェネレータ103への接続603、ガスシャッタ330への接続620、ポンプ400への接続640、ポンプ500への接続650、およびシャッタ420への接続660で示されている。また、他のシャッタ、ガス流コントローラ、圧力ディテクタ、他のディテクタ等を存在させることも可能であり、これらを制御または使用して、ポンプ300、400、500、シャッタ330、420、水素源700および水素ラジカルジェネレータ103のうちの1つまたは複数を制御することによって本発明による所望の浄化方法を提供することができる。
上で言及したように、SnをベースとするEUV光源SOを使用する場合、EUVコレクタ50を汚染するSn粒子が同時に生成されることになる。また、場合によってはSn源の使用に無関係に炭素の付着が生じる(例えばレジストからのガス放出によって、あるいはポンプからの油の存在によって)。Sn付着物およびC付着物による汚染は、いずれもコレクタ50の反射に有害な影響を及ぼすことになる。EUVリソグラフィツールの十分な寿命を達成するためには、これらのSn付着物および/またはC付着物をEUVコレクタ50から除去しなければならない(これを「浄化」と呼ぶことができる)。
上で言及したように、水素ラジカルを使用して浄化することができるが、水素ラジカルの使用に関わる問題は、水素ラジカルが容易に水素分子中に再結合する可能性があることである。再結合は、例えば2つの水素ラジカルが第3の体と衝突する際に生じるか(三体再結合)、あるいは水素ラジカルが壁に再結合する際に生じる。水素ラジカルの寿命は限られているため、上で説明した実施形態には、浄化の際にコレクタ50の広い面積をカバーするために、コレクタ50を介した高速の流れ96が使用されている(例えばガスが一方の面からコレクタ50に流入する場合、コレクタ50のもう一方の端部に近いコレクタ部分を浄化するためのラジカルがガス中に依然として存在している)。また、高速の流れには大量のガスが必要であり、したがって極めて大量のガスが消費されることになる。したがってポンプを使用してガスがコレクタ50の入口50aへ戻され、それにより高速のガス流が達成されている。ガスをきれいに保つために、コレクタ50からポンプ排気されるガスの少なくとも一部が再使用され、場合によってはコレクタ50に流入する新鮮なガスのより微小な流れに結合される。また、場合によってはガスの一部がコレクタ50から排気されることになる。
以下で説明するように、ガスリターンシステムの実施形態は、上で説明した、図3a〜3dに略図で示されている実施形態の中で実施することができる。
図7aは、リソグラフィ装置モジュール、ここでは放射システム42、とりわけモジュール42内のコレクタ50のための浄化構造250の本発明による一実施形態を略図で示したものである。浄化構造250は、水素ガス(流れ100で示されている)を提供するようになされた水素ガス源700、および水素ガスの少なくとも一部を水素ラジカル含有ガス96に変換するように構成され、かつ、水素ラジカル含有ガス96の少なくとも一部をモジュール42の少なくとも一部(とりわけコレクタ50)に提供するように構成された水素ラジカル源103を備えている。そのために、浄化構造250は、浄化デバイス95を備えている。浄化デバイス95は、水素ガス源700、水素ラジカル源103、および水素ラジカル含有ガス96の少なくとも一部をモジュール42の少なくとも一部に提供するように構成された出口106を備えており、それにより水素ラジカルを出口106を通して所定の位置に提供している。浄化構造250は、任意選択で、水素ラジカルを含有したガスの流れ96を提供するように構成されたポンプ300を備えることができる。浄化構造250は、さらに、水素ラジカル含有ガス96の少なくとも一部をモジュールからポンプ排気するように構成されたポンプ400を備えている。そのために、浄化デバイス95の開口106および略図では排気206と同一空間を占めている開口すなわち排気308(これを通してモジュール42内のガスが排気される)は、モジュール42を通した流れを提供するようになされている。図7aでは、これは、当業者には明らかなように、出口106がコレクタ50の一方の端部(面50a)のより近くに配置され、排気すなわち開口308がコレクタ50のもう一方の端部(面50b)のより近くに配置されている点で概略的に示されている。ガスの一部を再循環させるために、浄化構造250は、さらに、ガスの少なくとも一部をモジュール(ここではモジュール42、とりわけコレクタ50)を通してポンプで水素ラジカル源103へ戻すように構成されたガスリターンシステム470を備えている。
モジュール42は、ガス入口(一実施形態では、出口106と同じ空間を占めている)およびガス排気308(一実施形態では、モジュール42の出口すなわち排気206と同じ空間を占めている)を備えている。一実施形態では、ガスリターンシステム470は、ポンプ400および配管471を備えている。配管471は、ポンプ400に接続されており、配管開口107(図では、排気308(つまり開口206)と同じ空間を占めている)を備えている。配管472は、ポンプ400と水素ラジカル源103を接続している。ガスリターンシステム470は、モジュールからポンプ排気されたガスの少なくとも一部がモジュールの入口(つまりモジュールの上流)へ戻って再循環するよう、モジュールからポンプ排気されたガスの少なくとも一部をモジュールへ戻すように構成されている。図7aに略図で示す実施形態では、ガスの少なくとも一部が配管472を通して水素ラジカル源103へ戻される。したがって、配管472は、ポンプ400(モジュール42からガスをポンプ排気するように構成されている)と水素源700または水素ラジカル源103を接続するように構成することができる(配管472は、ポンプ400と水素ラジカル源103の入口101を接続することができる)。いずれの場合も、モジュール42を通してポンプ排気されたガスが「こぼれる」(”spilled”)ことはなく、例えばガスを水素ラジカル源103へ戻すことによって、少なくとも部分的に浄化すべきモジュールへ戻される。したがって、水素ラジカル103によって変換されていない水素ガス、または水素ラジカルの再結合によって生成されたものではない水素ガスはポンプで戻され、水素ラジカルを形成するために(つまり、水素ラジカルの流れ96を生成するために)再使用することができる。モジュールからポンプ排気されたガスの一部を除去することが望ましい場合もある。そのために、リターンシステム470は、例えば同じくポンプ400に接続されている任意選択の配管473に配置された出口550をさらに備えることができる。特定の実施形態では、ガスの少なくとも一部をリターンシステム470からポンプ排気するためのポンプ800が提供されている。配管472を通して水素ラジカル103へ戻された水素ガスに、水素源700からの「新鮮」な水素ガスを混ぜ合わせることができる。入口すなわち開口107は、排気ガスをポンプ400によってモジュール(ここでは放射システム42)からポンプ排気するように構成された開口である。この開口は、任意選択で配管471に配置することができるが、開口107は、ポンプ400の開口であってもよい。
したがってモジュール42は、ガス入口(ここでは参照番号106と同じ空間を占めている)、ガス排気308(ここでは同じく参照番号206で示されている)、およびポンプ400と1つまたは複数の配管471、472を備えたガスリターンシステム470を備えている。ポンプ400および配管471、472は、モジュール42からポンプ排気されたガスの少なくとも一部をポンプで水素ラジカル源103に戻すように構成されている。
特定の実施形態では、浄化すべきモジュールまたは少なくとも部分的に浄化すべきモジュールは、コレクタ50、放射システム42、照明システムILおよび投影システムPSからなるグループから選択される。特定の実施形態では、モジュールは、とりわけウォルタ型(上で説明した、当分野で知られている)のコレクタ50(同じくコレクタミラーとして示されている)を備えている。
図7bは、とりわけコレクタミラー50の少なくとも一部を浄化するために使用される浄化構造250の一実施形態を略図で示したものである。そのために、浄化構造250は、水素ガス源700、浄化デバイス96およびリターンシステム470を備えている。浄化デバイス95は、水素ガス源700からのガスの流れ100からの水素ガス分子の少なくとも一部から水素ラジカルを生成するようになされた水素ラジカル源103、および所定の位置、特定の実施形態ではコレクタミラー50の一方の面、ここでは面50aから数センチメートル以内の位置に配置された開口106を備えた配管104を備えている。コレクタミラーすなわちコレクタ50は、概略的に、両方の面、つまり面50aおよび面50bに、図にはそれぞれ開口307および308で示されている開口を備えた管と見なすことができる(ここでは、浄化すべきモジュールはコレクタ50である)。水素ラジカル含有ガス96を提供している開口すなわち出口106は、この実施形態では面50aの近く、つまりレフレクタとレフレクタの間の1つまたは複数の開口307の近くに配置されている。配管104、とりわけ開口106は、異なる内部レフレクタ領域を浄化することができるよう、移動させることができる。リターンシステム470からの入口すなわち開口107は、もう一方の面、ここでは面50bに配置されており、ガスをコレクタミラー50からポンプ排気している。ポンプ排気されたガスは、コレクタ50によって密閉された体積を1つまたは複数の開口308を通して流出する。このガスには、水素ガス(水素ラジカルジェネレータ103によって再結合した水素ガスあるいは水素ラジカルジェネレータ103によって解離していない水素ガス)が含まれており、場合によっては、さらに、炭化水素および/またはSn水素化物(または、同じくハロゲン化物浄化が使用されている場合、Snハロゲン化物)が含まれている。このような不純物がガス中に蓄積しないよう、排気550によって、例えば配管473内の追加ポンプ800を使用してシステムからガスの一部を除去することができる。コレクタからポンプ排気されたガスの一部は、配管472を通して水素ラジカルジェネレータ103の上流の位置へ戻される。したがって、特定の実施形態では、水素ガス100を提供するようになされた水素ガス源700、水素ガスの少なくとも一部を水素ラジカル含有ガス96に変換するように構成され、かつ、水素ラジカル含有ガス96の少なくとも一部をコレクタ50の少なくとも一部に提供するように構成された水素ラジカル源103、コレクタ50から水素ラジカル含有ガス96の少なくとも一部をポンプ排気するように構成されたポンプ400、およびコレクタ50からポンプ排気されたガスの少なくとも一部を水素ラジカル源103へ戻すか(図に示すように)、あるいは例えば水素ラジカル源103の下流の位置のモジュール(ここではコレクタ50)へ戻す(同じく以下を参照されたい)ように構成されたガスリターンシステム470を備えた、リソグラフィ装置コレクタ50のための浄化構造250が提供される。
上で言及したように、コレクタ50は、一実施形態では、入れ子にされ且つ光軸Oの周りに回転対称である、上流放射コレクタ面50aおよび下流放射コレクタ面50bを備えた1つまたは複数のレフレクタ142、143、146(またはそれ以上)を備えている。コレクタミラー50を浄化する場合、水素ラジカル含有ガス96を提供するためのガス出口106は、放射コレクタ面50aの上流に配置され(1つまたは複数の開口307に配置される)、ガス排気107は、放射コレクタ面50bの下流に配置される(1つまたは複数の開口308に配置される)。
図7cに示す特定の実施形態は、浄化構造250がリターンシステム470、つまり出口308、ここでは、特定の実施形態では入口107と同じ空間を占めているモジュール42の出口206をさらに備えている点を除き、図3cに示す実施形態と類似しているが、この特定の実施形態は、モジュールからガスをポンプ排気するためにポンプ400に接続されており、ポンプ400は、さらに、配管472を通して浄化デバイス95の上流の位置、つまり水素ラジカルジェネレータ103の上流に接続されている。図7cに略図で示す実施形態では、配管472は、水素ラジカルジェネレータ103に接続されており、また、配管472は、モジュールからポンプ排気されたガスの少なくとも一部を水素ラジカルジェネレータ103に提供するようになされている。より詳細には、任意選択のポンプ300が存在している場合、配管472は、このポンプの入口301に接続することができる。しかしながら、上で説明したように、配管472は、水素ラジカルジェネレータ103の入口に接続することも可能である。この入口は、図7cには入口101で示されている。
一実施形態では、図7dに略図で示すように、放射コレクタの上流の面50aは、ガス出口106を備えた扉120を使用して閉じることができ、また、放射コレクタの下流の面50bも、ガス排気308(略図では、この場合も浄化構造250(より詳細にはガスリターンシステム470)の入口107と実質的に同じ空間を占めている)を備えた扉130を使用して閉じることができる。出口106は、扉120に統合することができる。また、出口106は、多数の出口を備えることも可能である。同様に、排気308も扉130に統合することができる。また、排気308は、多数の排気を備えることも可能である。当業者には明らかなように、浄化構造250の浄化デバイス95の出口106は、コレクタミラー50および扉120、130によって密閉された体積へのガスの入口として解釈することも可能である。図7dは、図7bに略図で示されている実施形態と同じ実施形態を略図で示したものであるが、面50aおよび50bが閉じている(開閉可能な扉120および130を使用して)点が異なっている。この方法によれば、コレクタミラー50によって密閉される体積によって提供される一種のリアクタ体積が生成され、水素ラジカルを望ましくない炭素および/またはスズ不純物と反応させることができる。これらの不純物は、次に、排気107を通してポンプ400によって除去される。コレクタミラー50からポンプ排気されたガスの一部は、任意選択のポンプ800を使用して、排気550を通してリターンシステム470から除去することができる。当業者には明らかなように、ポンプ排気され/浄化デバイス95(つまり水素ラジカルジェネレータ103の上流)へ戻され/再循環されるガスは、当分野で知られている浄化方法を使用して浄化することができる。
図7eは、特定の実施形態を示したもので、任意選択のポンプ800は存在していない。配管472の寸法に対する配管473(排気550に接続されている)の出口径または出口面積および/または寸法を制御することにより、550から流出する流れと水素ラジカル源へ戻される流れの比率を調整することができる。これは、ガスを除去する(出口550を通して)ために配置される配管の寸法およびガスを戻す(配管472を通して)ために配置される配管の寸法を適合させることにより、流束の比率(ガスの単位面積当たりの単位時間当たりの体積ガス流量)を調整することができることを意味している。出口550を通してガスの一部を除去し、かつ、水素ガス源700から水素ガスを導入することにより、システムに導入される水素ガスの総量を調整し、かつ、所望のレベルに維持することができ、また、水素ガス源700からの「新鮮」な水素ガスで希釈することにより、ガス100/96中の不純物のレベルを十分小さいレベルに押さえることができる。
図7fおよび7gは、排気550および任意選択のポンプ800を備えた構成の代替実施形態を略図で示したものである。排気550は、図7a〜7f(および図8a〜9b)に示すように、ポンプ400の下流に構成することができるが、排気550および任意選択のポンプ800は、ポンプ400の上流に配置することも可能である(図7g)。どのような構成であっても、少なくとも部分的に浄化すべきモジュール(ここではコレクタ50)から水素ラジカル含有ガス96がポンプ排気され、水素ラジカルジェネレータ103の上流の位置へ配管472を通してガスをポンプ供給するか、あるいは水素ラジカルジェネレータ103の下流の位置へ配管472を通してガスをポンプ供給するかのいずれかによって、モジュールからポンプ排気されたガスの少なくとも一部がポンプ400によってモジュールへ戻される(以下参照)。モジュールからポンプ排気されたガスは排気308から排気され、ポンプ400によって(任意選択で配管471を通して)ポンプ排気され、配管472を通して戻される。モジュールから排気されたガスの少なくとも一部は、リターンシステム470を通して戻されない場合もある。ガスのこの部分は、任意選択でポンプ800を使用して550から排気される。排気550は、配管473に配置された、モジュール42からの排気として構成された排気206a部分(または複数の排気206a部分)の排気であってもよい。
図8aおよび8bに示す特定の実施形態では、コレクタ全体が、ハル(hull)200および扉120、130を備えた周囲ハル(circumferential hull)500によって取り囲まれている。ハル200は、コレクタミラー50を取り囲んでおり、ハル200の長さ方向の軸は、コレクタミラー50の長さ方向の軸と平行つまり一致している(インサイチュ浄化のために周囲ハル500を使用する場合、コレクタミラー50の長さ方向の軸、ハル200の長さ方向の軸および光軸Oを一致させることができる)。特定の実施形態では、扉120および130は、ハル200の長さ方向の軸に平行にスライドするスライド扉であってもよい(図8b参照)。この実施形態は、とりわけエクスサイチュ浄化のために使用することができる。コレクタミラー50は、リソグラフィ装置1から分離することができ、また、周囲ハル500の中に導入することができる。そのために、コレクタミラー50は、同じくカバープレート214にも接続されているサポート部材212に接続することができる。コレクタミラー50、サポート部材212およびカバープレート214が相俟って、取外し可能コレクタアセンブリを形成している。当業者には明らかなように、ハル500および扉120、130には、コレクタ50を包含するように構成された任意の形状を持たせることができる。任意選択で、例えばハル500がコレクタ50を導入するための開口を1つしか有していない場合、1つの扉のみを存在させることも可能である。
扉120および130が閉じると、浄化プロセスを実行することができる。したがって、本発明による浄化構造250は、ガス入口307およびガス排気308を備えた、コレクタミラーを取り囲む周囲ハル500によってコレクタ50を取り囲むことができる場合に使用される。入口307は、浄化構造250の浄化デバイス95の出口106に接続されており、出口308は、浄化構造250の入口107(つまり浄化構造250のガスリターンシステム470)に接続されている。ガス入口307およびガス出口308は、別の位置に配置することも可能であるが、これらは、コレクタ50の端部50aから端部50b(または端部50bから端部50a)を通って流れる水素ラジカル含有ガス96の流れを可能にするように構成されている。
略図9aおよび9bを参照すると、さらに他の特定の実施形態では、コレクタミラー50は、ハル200および扉130を備えた周囲ハル500によってその周囲が取り囲まれている。扉130は、ハル200の端部50bに配置されている。もう一方の端部50aには、水素ラジカル源103を配置することができる。水素ラジカル源103は、例えば周囲ハル200の閉じた端部に統合することができる。つまり、水素ラジカル源103を周囲ハル500から移動させることはできないが、他の実施形態では、水素ラジカル源103は、扉120に統合されている。水素ラジカル源103は、図9aおよび9bに略図で示す実施形態では、熱フィラメントラジカル源110を備えている。コレクタ50は、周囲ハル500(このハルは、コンテナまたはコクーンとして表すことも可能である)の中に配置されており、コレクタ50を通して、最初に水素ラジカル源103を通過した高速のガスの流れ96が存在している(水素ガスの流れ100に基づいて)。(通風)ポンプ400は、コレクタ50の出口50bから、それぞれ配管471、ポンプ400および配管472を通して、コレクタ50の入口50aへガスをポンプ供給している。入口で、ポンプ400からのガスと、新鮮なガス700のガス源(図示せず)からのガス100が結合される。この新鮮なガスは、例えば純粋な水素もしくは水素/アルゴン混合物または他の任意の水素含有混合物であってもよい。コレクタの出口で、ポンプ800を使用して浄化構造からのガスの一部を除去し、排気550へ送ることができる。
上で説明した、図7eに略図で示されている実施形態の場合と同様、コレクタ50の出口50aに置かれるポンプ400のみを使用することができる。配管472(水素ラジカル源103への戻り)および排気550(または配管473と排気550)の寸法を調整することにより、排気550から排気されるガス、および配管472を通して戻る、コレクタの出口50bから入口50(つまり水素ラジカル源103)へ導かれるガスのガス流束を調整することができる。これらの流動抵抗を適切に調整することにより、コレクタに戻るガスの量を調整することができる。この方法によれば、必要なポンプの数を少なくすることができる。
図7a〜7e、8aおよび9a〜9bに略図で示されている実施形態は、とりわけ、放射システム42あるいはコレクタ50などのモジュールのインサイチュ浄化のために使用することができる。図8b〜9b、より詳細には図8bに略図で示されている実施形態は、とりわけコレクタ50のエクスサイチュ浄化のために使用することができる。
周囲ハル500、ハル200、扉120、130および配管471、472、473等には、ガスの含有および/または輸送に適した任意の形態を持たせることができることを理解されたい。また、モジュールの開口307および出口すなわち排気308は、いくつかの図では扉120および/または130に存在しているものとして示されている。しかしながら、他の位置に配置することも可能である。これらは、浄化すべきモジュールを通した水素ラジカル含有ガス96の流れが得られるように構成され、かつ、配置されている。
一実施形態では、リソグラフィ装置モジュールを浄化するための本発明による方法によれば、水素ラジカル源103は、水素ガス100の少なくとも一部を水素ラジカル含有ガスに変換するように構成されている。また、水素ラジカル源103は、水素ラジカル含有ガスの少なくとも一部をモジュールの少なくとも一部に提供するように構成されている。モジュールを通して導入されるガスの少なくとも一部は、モジュール、とりわけ水素ラジカル源に戻される。この方法によれば、モジュールから排気されるガスの少なくとも一部がモジュールに戻される。浄化構造250は、リソグラフィ装置モジュールを浄化するためのこのような方法を提供するように構成することができる。
上で説明した実施形態では、ポンプ400および任意選択のポンプ300ならびに他の任意選択のポンプは、特定の実施形態では、モジュールの少なくとも一部を通して提供される水素ラジカル含有ガスの流速が少なくとも1m/sになるよう、モジュールから水素ラジカル含有ガス96の少なくとも一部をポンプ排気するように構成されている。
「モジュールからポンプ排気されるガス」という表現は、モジュールがモジュール42であれ、コレクタ50であれ、あるいはリソグラフィ装置1の他のモジュールであれ、モジュールの開口308から流出するガスを意味している。開口308(または複数の開口308)は、例えばモジュール42の排気206であるが、他の実施形態では、参照番号142、143および146で概略的に示されているレフレクタとレフレクタの間またはレフレクタシェルとレフレクタシェルの間の面50bの開口を意味している場合もあり、あるいは周囲ハル500またはこのような周囲ハル500の開閉可能な扉(扉130など)の開口を意味している場合もある。したがって、モジュールに水素ラジカル含有ガスが提供され、その流れは、参照番号96で示されている。水素ラジカル含有ガスは、1つまたは複数の開口307を通してモジュールに流入する。開口307(または複数の開口307)は、例えばモジュール42内の開口、参照番号142、143および146で概略的に示されているレフレクタとレフレクタの間またはレフレクタシェルとレフレクタシェルの間の面50bの1つまたは複数の開口、あるいは周囲ハル500の(開閉可能な)扉(扉120など)の開口である。モジュールに流入するガスは、モジュールを通って流れるガスになり、延いては開口308でモジュールから流出するガスになる。流出するガス、すなわちモジュールから排気されるガスは、「モジュールからポンプ排気されるガス」として表されている。ガスは、図に示す方向とは逆の方向(つまり矢印96の方向とは逆の方向)にモジュールからポンプ排気することも可能であることを理解されたい。
ガスリターンシステム470(上で説明した多くの実施形態では、浄化構造250の一部である)は、浄化デバイス95(浄化構造250の一部である)の出口106とポンプ400がガス接触しているシステム、つまり出口106から流れるガス(矢印96で)の少なくとも一部がポンプ400によってポンプ排気されるシステムを提供している。また、ポンプ400は、開口107を備えた配管471によってモジュールとガス接触させることができる。開口107は、モジュールの出口すなわち開口308とガス接触しており、モジュールから排気されるガスの少なくとも一部が開口107に流入してポンプ400まで流れることを暗に意味している。ポンプ400は、さらに、浄化デバイス95または浄化デバイス95の1つまたは複数の出口106への1つまたは複数の配管104とガス接触している。例えば、モジュールからポンプ排気される、水素(または水素に類似したガス(上記参照))を含有したガスを再使用して、水素ラジカルジェネレータ103によって生成されるラジカル含有ガスに変換することができるよう、ポンプ400によってモジュールからポンプ排気されたガスの少なくとも一部が、配管472を通して、浄化デバイス95の水素ラジカルジェネレータ103の上流の位置へ戻される。しかしながら、ガスリターンシステム470を使用して浄化デバイス95の水素ラジカルジェネレータ103の下流の位置にガスを戻すことも可能である。図10は、このような実施形態を略図で示したものである。この略図では、排気550は、ポンプ400の上流に配置されている。
上で説明した、図7a〜10に略図で示されているガスリターンシステム470の実施形態は、上で説明した浄化構造の実施形態(このようなガスリターンシステム470の無い実施形態)および図3a〜3dに略図で示されている実施形態と組み合わせることができる。例えば、上で説明したコントローラ600は、上で言及した、モジュールからポンプ排気されたガスの少なくとも一部を水素ラジカル源(つまり浄化デバイス95の上流)に戻すステップを含む方法を制御するように構成し、かつ、設計することができる。
本明細書における配管は、ガス管またはガスパイプ、つまり水素などのガスを輸送するための管を意味している。
ガスの流れは、図に示す以外の方向であってもよいことを理解されたい。例えば、浄化構造250の浄化デバイス470の開口106は、開口308(このような実施形態の場合、排気ではない)とガス接触させることができ、また、排気107は、開口307(このような実施形態では、排気である)とガス接触させることができる。
本発明は、EUV放射のみに限定されず、上で説明したような他の放射を使用しているリソグラフィ装置にも使用することができる。
本明細書においては、ICの製造におけるリソグラフィ装置の使用に特に言及しているかもしれないが、本明細書において説明したリソグラフィ装置は、集積光学システム、磁気ドメインメモリのための誘導および検出パターン、フラットパネルディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、薄膜磁気ヘッド等の製造などの他のアプリケーションを有していることを理解されたい。このような代替アプリケーションのコンテキストにおいては、本明細書における「ウェーハ」または「ダイ」という用語の使用はすべて、それぞれより一般的な「基板」または「ターゲット部分」という用語の同義語と見なすことができることを理解されたい。本明細書において言及されている基板は、例えばトラック(通常、基板にレジストの層を付け、かつ、露光済みのレジストを現像するツール)、メトロロジーツールおよび/またはインスペクションツール中で、露光前または露光後に処理することができる。適用可能である場合、本明細書における開示は、このような基板処理ツールおよび他の基板処理ツールに適用することができる。また、基板は、例えば多層ICを生成するために複数回にわたって処理することができるため、本明細書において使用されている基板という用語は、処理済みの複数の層が既に含まれている基板を指している場合もある。
また、上では、光リソグラフィのコンテキストの中での本発明による実施形態の使用について特に言及されているかもしれないが、本発明は、他のアプリケーション、例えば転写リソグラフィに使用することができ、コンテキストが許容する場合、光リソグラフィに限定されないことは理解されよう。転写リソグラフィの場合、基板に生成されるパターンは、パターニングデバイスのトポグラフィによって画定される。パターニングデバイスのトポグラフィが、基板に供給されているレジストの層にプレスされ、次に、レジストを硬化させるべく、電磁放射、熱、圧力またはそれらの組合せが与えられる。レジストが硬化すると、パターニングデバイスがレジストから除去され、後にパターンが残される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、説明した以外の方法で本発明を実践することができることは理解されよう。例えば本発明は、上で開示した方法を記述した1つまたは複数の機械読取可能命令シーケンスを含んだコンピュータプログラムの形態を取ることができ、あるいはこのようなコンピュータプログラムを記憶したデータ記憶媒体(例えば半導体記憶装置、磁気ディスクまたは光ディスク)の形態を取ることができる。以上の説明は例示を意図したものであり、本発明を制限するものではない。したがって、特許請求の範囲に示す各請求項の範囲を逸脱することなく、上で説明した本発明に改変を加えることができることは当業者には明らかであろう。
本発明の一実施形態によるリソグラフィ装置を示す図である。 図1に示すリソグラフィ装置のEUV照明システムおよび投影光学系の側面図である。 本発明による放射システムのコレクタおよび浄化構造の実施形態およびその変形形態を示す図である。 本発明による放射システムのコレクタおよび浄化構造の実施形態およびその変形形態を示す図である。 本発明による放射システムのコレクタおよび浄化構造の実施形態およびその変形形態を示す図である。 本発明による放射システムのコレクタおよび浄化構造の実施形態およびその変形形態を示す図である。 可能な浄化スキームを示す図である。 可能な浄化スキームを示す図である。 可能な浄化スキームを示す図である。 本発明による放射システムのコレクタおよび浄化構造の実施形態およびその変形形態を示す図である。 本発明による放射システムのコレクタおよび浄化構造の実施形態およびその変形形態を示す図である。 本発明による放射システムのコレクタおよび浄化構造の実施形態およびその変形形態を示す図である。 本発明による放射システムのコレクタおよび浄化構造の実施形態およびその変形形態を示す図である。 本発明による放射システムのコレクタおよび浄化構造の実施形態およびその変形形態を示す図である。 本発明による放射システムのコレクタおよび浄化構造の実施形態およびその変形形態を示す図である。 本発明による放射システムのコレクタおよび浄化構造の実施形態およびその変形形態を示す図である。 本発明によるコレクタおよび浄化構造の実施形態およびその変形形態を示す図である。 本発明によるコレクタおよび浄化構造の実施形態およびその変形形態を示す図である。 本発明によるコレクタおよび浄化構造の実施形態およびその変形形態を示す図である。 本発明によるコレクタおよび浄化構造の実施形態およびその変形形態を示す図である。 本発明によるコレクタおよび浄化構造の実施形態およびその変形形態を示す図である。

Claims (52)

  1. リソグラフィ装置モジュールのための浄化構造であって、
    水素ラジカル含有ガスをモジュールの一部に提供するように構成された水素ラジカル源と、
    モジュールの一部を通して提供される水素ラジカル含有ガスの流速が少なくとも1m/sになるよう、モジュールから水素ラジカル含有ガスをポンプ排気するように構成されたポンプとを備えた、浄化構造。
  2. モジュールが、コレクタ、放射システム、照明システムおよび投影システムのグループから選択される、請求項1に記載の浄化構造。
  3. モジュールの下流に構成された少なくとも1mのバッファ体積をさらに備えた、請求項1に記載の浄化構造。
  4. バッファ体積が少なくとも10mの体積を有する、請求項3に記載の浄化構造。
  5. ポンプが水素ラジカル源の上流に構成された、請求項1に記載の浄化構造。
  6. ポンプがモジュールの下流に構成された、請求項1に記載の浄化構造。
  7. ポンプがバッファ体積の下流に構成された、請求項3に記載の浄化構造。
  8. モジュールの一部への水素ラジカル含有ガスの流れを調整するように構成されたガスシャッタをさらに備えた、請求項1に記載の浄化構造。
  9. 浄化構造を備えたリソグラフィ装置であって、浄化構造が、水素ラジカル含有ガスをリソグラフィ装置の一部に提供するように構成された水素ラジカル源と、リソグラフィ装置の一部を通して提供される水素ラジカル含有ガスの流速が少なくとも1m/sになるよう、リソグラフィ装置の一部から水素ラジカル含有ガスをポンプ排気するように構成されたポンプとを備えた、リソグラフィ装置。
  10. リソグラフィ装置の一部が、コレクタ、放射システム、照明システムおよび投影システムのグループから選択される、請求項9に記載のリソグラフィ装置。
  11. リソグラフィ装置モジュールを浄化するための方法であって、
    水素ラジカル含有ガスの流れをモジュールの一部を通して少なくとも1m/sの流速で導入するステップと、
    モジュール内を1mbarと1000mbarの間のガス圧力を有するガス雰囲気に所定時間の間維持するステップとを含む、方法。
  12. モジュール内を全圧の0.001%と10%の間の水素ラジカル分圧に所定時間の間維持するステップをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  13. モジュールが、コレクタ、放射システム、照明システムおよび投影システムのグループから選択される、請求項11に記載の方法。
  14. 流速が少なくとも10m/sである、請求項11に記載の方法。
  15. ガス圧力が5mbarと500mbarの間である、請求項11に記載の方法。
  16. 水素ラジカル分圧が1.10−4mbarと1mbarの間である、請求項11に記載の方法。
  17. 所定時間が10秒と120分の間である、請求項11に記載の方法。
  18. モジュール内に含まれているガスが少なくとも1mのバッファ体積にポンプ排気される、請求項11に記載の方法。
  19. モジュール内の圧力が階段状に増加する、請求項11に記載の方法。
  20. モジュール内の圧力が、5mbarと500mbarの間の圧力範囲から選択される、より低い圧力とより高い圧力の間で周期的に変化する、請求項11に記載の方法。
  21. モジュールにハロゲンガスを提供するステップをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  22. リソグラフィ装置モジュールのための浄化構造であって、
    水素ラジカル含有ガスをモジュールの一部に提供するように構成された水素ラジカル源と、
    モジュールの一部への水素ラジカル含有ガスの流れを調整するように構成されたガスシャッタと、
    モジュールと連通している少なくとも1mのバッファ体積と、
    バッファ体積に0.001mbarと1mbarの間のガス圧力を提供するように構成されたポンプとを備えた、浄化構造。
  23. ポンプが、バッファ体積に0.1mbar未満のガス圧力を提供するように構成された、請求項22に記載の浄化構造。
  24. モジュールが、コレクタ、放射システム、照明システムおよび投影システムのグループから選択される、請求項22に記載の浄化構造。
  25. バッファ体積が少なくとも10mの体積を有する、請求項22に記載の浄化構造。
  26. 浄化構造を備えたリソグラフィ装置であって、浄化構造が、水素ラジカル含有ガスをリソグラフィ装置の一部に提供するように構成された水素ラジカル源と、リソグラフィ装置の一部への水素ラジカル含有ガスの流れを調整するように構成されたガスシャッタと、モジュールと連通している少なくとも1mのバッファ体積と、バッファ体積に0.001mbarと1mbarの間のガス圧力を提供するように構成されたポンプとを備えた、リソグラフィ装置。
  27. リソグラフィ装置の一部が、コレクタ、放射システム、照明システムおよび投影システムのグループから選択される、請求項26に記載のリソグラフィ装置。
  28. リソグラフィ装置モジュールを浄化するための方法であって、
    モジュールと連通している少なくとも1mのバッファ体積を、0.001mbarと1mbarの間のガス圧力で加圧するステップと、
    水素ラジカル含有ガスをモジュールの一部に提供するステップと、
    モジュールの一部内を0.001mbarと1000mbarの間のガス圧力に所定時間の間維持するステップとを含む、方法。
  29. モジュールの一部内を全圧の0.001%と10%の間の水素ラジカル分圧に、所定時間の間維持するステップをさらに含む、請求項28に記載の方法。
  30. モジュールが、コレクタ、放射システム、照明システムおよび投影システムのグループから選択される、請求項28に記載の方法。
  31. モジュールの一部内のガス圧力が0.01mbarと10mbarの間に所定時間の間維持される、請求項28に記載の方法。
  32. モジュールの一部内の圧力が階段状に増加する、請求項28に記載の方法。
  33. モジュールの一部内の圧力が、0.01mbarと10mbarの間の圧力範囲から選択される、より低い圧力とより高い圧力の間で周期的に変化する、請求項28に記載の方法。
  34. モジュールの一部内の圧力が、5mbarと500mbarの間の圧力範囲内の圧力である、請求項28に記載の方法。
  35. モジュールの一部内の圧力が、5mbarと500mbarの間の圧力範囲から選択される、より低い圧力とより高い圧力の間で周期的に変化する、請求項28に記載の方法。
  36. モジュールの一部内にハロゲンガスを提供するステップをさらに含む、請求項28に記載の方法。
  37. モジュールの一部内に含まれているガスがバッファ体積にポンプ排気される、請求項28に記載の方法。
  38. リソグラフィ装置モジュールのための浄化構造であって、
    水素ガスを提供するように構成された水素ガス源と、
    水素ガスの一部を水素ラジカル含有ガスに変換し、かつ、水素ラジカル含有ガスの一部をモジュールの一部に提供するように構成された水素ラジカル源と、
    水素ラジカル含有ガスの一部をモジュールの一部からポンプ排気するように構成されたポンプと、
    モジュールの一部からポンプ排気されたガスの一部をモジュールに戻すように構成されたガスリターンシステムとを備えた、浄化構造。
  39. ガスリターンシステムが、モジュールからポンプ排気されたガスの一部を水素ラジカル源に戻すように構成された、請求項38に記載の浄化構造。
  40. ポンプが、モジュールの一部を通して提供される水素ラジカル含有ガスの流速が少なくとも1m/sになるよう、モジュールから水素ラジカル含有ガスの一部をポンプ排気するように構成された、請求項38に記載の浄化構造。
  41. モジュールが、コレクタ、放射システム、照明システムおよび投影システムのグループから選択される、請求項38に記載の浄化構造。
  42. リソグラフィ装置コレクタのための浄化構造であって、
    水素ガスを提供するように構成された水素ガス源と、
    水素ガスの一部を水素ラジカル含有ガスに変換するように構成され、かつ、水素ラジカル含有ガスをコレクタの一部に提供するように構成された水素ラジカル源と、
    水素ラジカル含有ガスの一部をコレクタからポンプ排気するように構成されたポンプと、
    コレクタからポンプ排気されたガスの一部をコレクタに戻すように構成されたガスリターンシステムとを備えた、浄化構造。
  43. ガスリターンシステムが、コレクタからポンプ排気されたガスの一部を水素ラジカル源に戻すように構成された、請求項42に記載の浄化構造。
  44. ポンプが、モジュールの一部を通して提供される水素ラジカル含有ガスの流速が少なくとも1m/sになるよう、コレクタから水素ラジカル含有ガスの一部をポンプ排気するように構成された、請求項42に記載の浄化構造。
  45. コレクタミラーが、入れ子にされ且つ光軸の周りに回転対称である、上流放射コレクタ側および下流放射コレクタ側を備えたリフレクタを備え、ガス出口が上流放射コレクタ側に構成され、ガス排気が下流放射コレクタ側に構成された、請求項42に記載の浄化構造。
  46. 上流放射コレクタ側が、ガス出口を備えた扉を使用して閉じることができ、下流放射コレクタ側が、ガス排気を備えた扉を使用して閉じることができる、請求項45に記載の浄化構造。
  47. コレクタが、コレクタミラーを囲んでいる周囲ハルによって囲まれ、周囲ハルがガス入口およびガス排気を備えた、請求項42に記載の浄化構造。
  48. 請求項11に記載のリソグラフィ装置モジュールを浄化するための方法であって、水素ラジカル源が、水素ガスの一部を水素ラジカル含有ガスに変換するように構成され、水素ラジカル源が、水素ラジカル含有ガスの一部をモジュールの一部に提供するように構成され、モジュールを通して導入されたガスの一部がモジュールに戻される、方法。
  49. モジュールを通して導入されたガスの他の一部が水素ラジカル源に戻される、請求項48に記載の方法。
  50. モジュールが、コレクタ、放射システム、照明システムおよび投影システムのグループから選択される、請求項48に記載の方法。
  51. モジュールからポンプ排気されたガスの一部をモジュールに戻すように構成されたガスリターンシステムをさらに備えた、請求項1に記載の浄化構造。
  52. モジュールからポンプ排気されたガスの一部をモジュールに戻すように構成されたガスリターンシステムをさらに備えた、請求項9に記載のリソグラフィ装置。
JP2006338066A 2005-12-22 2006-12-15 リソグラフィ装置モジュールを浄化するための方法、リソグラフィ装置モジュールのための浄化構造および浄化構造を備えたリソグラフィ装置 Expired - Fee Related JP4516951B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/314,099 US7495239B2 (en) 2005-12-22 2005-12-22 Method for cleaning a lithographic apparatus module, a cleaning arrangement and a lithographic apparatus comprising the cleaning arrangement
US11/444,535 US7504643B2 (en) 2005-12-22 2006-06-01 Method for cleaning a lithographic apparatus module, a cleaning arrangement and a lithographic apparatus comprising the cleaning arrangement

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007184577A true JP2007184577A (ja) 2007-07-19
JP4516951B2 JP4516951B2 (ja) 2010-08-04

Family

ID=38340349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006338066A Expired - Fee Related JP4516951B2 (ja) 2005-12-22 2006-12-15 リソグラフィ装置モジュールを浄化するための方法、リソグラフィ装置モジュールのための浄化構造および浄化構造を備えたリソグラフィ装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7504643B2 (ja)
JP (1) JP4516951B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090090877A1 (en) * 2007-08-23 2009-04-09 Asml Netherlands B.V. Module and method for producing extreme ultraviolet radiation
WO2009133759A1 (ja) * 2008-05-01 2009-11-05 国立大学法人九州工業大学 Euv露光装置のクリーニング方法
JP2010534946A (ja) * 2007-07-30 2010-11-11 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. リソグラフィ装置およびデバイス製造方法
JP2010537424A (ja) * 2007-08-23 2010-12-02 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. 極端紫外線を生成するモジュールおよび方法
JP2011524643A (ja) * 2008-06-19 2011-09-01 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー マイクロリソグラフィー用光学素子の粒子洗浄
EP2383613A2 (en) 2010-04-27 2011-11-02 Canon Kabushiki Kaisha Cleaning apparatus and cleaning method
JP2019504356A (ja) * 2016-01-21 2019-02-14 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. Euv容器及びeuvコレクタのターゲット材料デブリクリーニングのためのシステム、方法、及び装置
JP2020016894A (ja) * 2013-09-09 2020-01-30 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. 極端紫外光源用搬送システム

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7960670B2 (en) 2005-05-03 2011-06-14 Kla-Tencor Corporation Methods of and apparatuses for measuring electrical parameters of a plasma process
US7671349B2 (en) 2003-04-08 2010-03-02 Cymer, Inc. Laser produced plasma EUV light source
US7372058B2 (en) * 2005-09-27 2008-05-13 Asml Netherlands B.V. Ex-situ removal of deposition on an optical element
US7495239B2 (en) * 2005-12-22 2009-02-24 Asml Netherlands B.V. Method for cleaning a lithographic apparatus module, a cleaning arrangement and a lithographic apparatus comprising the cleaning arrangement
US7504643B2 (en) * 2005-12-22 2009-03-17 Asml Netherlands B.V. Method for cleaning a lithographic apparatus module, a cleaning arrangement and a lithographic apparatus comprising the cleaning arrangement
US7872729B2 (en) * 2006-08-31 2011-01-18 Christoph Noelscher Filter system for light source
NL1032674C2 (nl) * 2006-10-13 2008-04-15 Stichting Fund Ond Material Stralingsbron voor elektromagnetische straling met een golflengte in het extreem ultraviolet (XUV) golflengtegebied.
US20090038636A1 (en) * 2007-08-09 2009-02-12 Asml Netherlands B.V. Cleaning method
US7655925B2 (en) * 2007-08-31 2010-02-02 Cymer, Inc. Gas management system for a laser-produced-plasma EUV light source
US7812329B2 (en) * 2007-12-14 2010-10-12 Cymer, Inc. System managing gas flow between chambers of an extreme ultraviolet (EUV) photolithography apparatus
KR20140097574A (ko) 2007-11-06 2014-08-06 칼 짜이스 에스엠티 게엠베하 광학면으로부터 오염층을 제거하는 방법, 세정 가스를 생성하는 방법 및 대응하는 세정 및 세정 가스 생성 장치들
NL1036153A1 (nl) 2007-11-08 2009-05-11 Asml Netherlands Bv Method and system for determining a suppression factor of a suppression system and a lithographic apparatus.
US8519366B2 (en) * 2008-08-06 2013-08-27 Cymer, Inc. Debris protection system having a magnetic field for an EUV light source
EP2157584A3 (en) * 2008-08-14 2011-07-13 ASML Netherlands B.V. Radiation source, lithographic apparatus and device manufacturing method
NL1036803A (nl) * 2008-09-09 2010-03-15 Asml Netherlands Bv Radiation system and lithographic apparatus.
DE102009016319A1 (de) * 2009-04-06 2010-10-14 Carl Zeiss Smt Ag Verfahren zur Kontaminationsvermeidung und EUV-Lithographieanlage
EP2480936B1 (en) * 2009-09-25 2015-03-18 ASML Netherlands BV Source collector apparatus, lithographic apparatus and device manufacturing method
JP5687488B2 (ja) 2010-02-22 2015-03-18 ギガフォトン株式会社 極端紫外光生成装置
JP2011258950A (ja) * 2010-06-10 2011-12-22 Asml Netherlands Bv 水素ラジカルジェネレータ
US10953441B2 (en) * 2013-03-15 2021-03-23 Kla Corporation System and method for cleaning optical surfaces of an extreme ultraviolet optical system
DE102017211539A1 (de) * 2017-07-06 2019-01-10 Carl Zeiss Smt Gmbh Verfahren zum Entfernen einer Kontaminationsschicht durch einen Atomlagen-Ätzprozess
US10495987B2 (en) * 2017-09-28 2019-12-03 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Radiation source apparatus, EUV lithography system, and method for decreasing debris in EUV lithography system
NL2022644A (en) * 2018-03-05 2019-09-10 Asml Netherlands Bv Prolonging optical element lifetime in an euv lithography system
US10990026B2 (en) * 2018-08-14 2021-04-27 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Lithography apparatus and cleaning method thereof
DE102020208568A1 (de) * 2020-07-08 2022-01-13 Carl Zeiss Smt Gmbh Vorrichtung und Verfahren zum Entfernen eines einzelnen Partikels von einem Substrat

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07325279A (ja) * 1994-06-01 1995-12-12 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 減圧処理装置及び方法
JP2000090868A (ja) * 1998-09-17 2000-03-31 Nikon Corp 光学鏡筒及びそのクリーニング方法
JP2001210587A (ja) * 1999-11-05 2001-08-03 Asm Lithography Bv リソグラフ投影装置に用いる洗浄ガスシステム
JP2004200686A (ja) * 2002-12-13 2004-07-15 Asml Netherlands Bv リソグラフィ装置およびデバイス製造方法
WO2004104707A2 (de) * 2003-05-22 2004-12-02 Philips Intellectual Property & Standards Gmbh Verfahren und vorrichtung zum reinigen mindestens einer optischen komponente
JP2005332972A (ja) * 2004-05-20 2005-12-02 Nikon Corp 光学素子、光学装置、及び半導体デバイスの製造方法

Family Cites Families (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4665315A (en) * 1985-04-01 1987-05-12 Control Data Corporation Method and apparatus for in-situ plasma cleaning of electron beam optical systems
US4987008A (en) * 1985-07-02 1991-01-22 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Thin film formation method
US5242538A (en) * 1992-01-29 1993-09-07 Applied Materials, Inc. Reactive ion etch process including hydrogen radicals
JP3231426B2 (ja) * 1992-10-28 2001-11-19 富士通株式会社 水素プラズマダウンフロー処理方法及び水素プラズマダウンフロー処理装置
US5612588A (en) * 1993-05-26 1997-03-18 American International Technologies, Inc. Electron beam device with single crystal window and expansion-matched anode
JPH0766366A (ja) * 1993-08-26 1995-03-10 Hitachi Ltd 半導体積層構造体およびそれを用いた半導体装置
US5762706A (en) * 1993-11-09 1998-06-09 Fujitsu Limited Method of forming compound semiconductor device
FR2713952B1 (fr) * 1993-12-22 1996-01-12 Air Liquide Dispositif et procédé d'injection de gaz pour la formation d'une atmosphère contrôlée dans un espace confiné.
JP3533583B2 (ja) * 1994-07-25 2004-05-31 富士通株式会社 水素プラズマダウンフロー装置の洗浄方法
JPH09190979A (ja) * 1996-01-10 1997-07-22 Nec Corp 選択シリコンエピタキシャル成長方法及び成長装置
US8066819B2 (en) * 1996-12-19 2011-11-29 Best Label Co., Inc. Method of removing organic materials from substrates
JP3183214B2 (ja) * 1997-05-26 2001-07-09 日本電気株式会社 洗浄方法および洗浄装置
US6107192A (en) * 1997-12-30 2000-08-22 Applied Materials, Inc. Reactive preclean prior to metallization for sub-quarter micron application
NL1008352C2 (nl) * 1998-02-19 1999-08-20 Stichting Tech Wetenschapp Inrichting, geschikt voor extreem ultraviolet lithografie, omvattende een stralingsbron en een verwerkingsorgaan voor het verwerken van de van de stralingsbron afkomstige straling, alsmede een filter voor het onderdrukken van ongewenste atomaire en microscopische deeltjes welke door een stralingsbron zijn uitgezonden.
US6551915B2 (en) * 2001-07-03 2003-04-22 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Thermal annealing/hydrogen containing plasma method for forming structurally stable low contact resistance damascene conductor structure
DE10151080C1 (de) * 2001-10-10 2002-12-05 Xtreme Tech Gmbh Einrichtung und Verfahren zum Erzeugen von extrem ultravioletter (EUV-)Strahlung auf Basis einer Gasentladung
US6878419B2 (en) * 2001-12-14 2005-04-12 3M Innovative Properties Co. Plasma treatment of porous materials
DE10215469B4 (de) * 2002-04-05 2005-03-17 Xtreme Technologies Gmbh Anordnung zur Unterdrückung von Teilchenemission bei einer Strahlungserzeugung auf Basis eines heißen Plasmas
US6825126B2 (en) * 2002-04-25 2004-11-30 Hitachi Kokusai Electric Inc. Manufacturing method of semiconductor device and substrate processing apparatus
JP4052155B2 (ja) * 2003-03-17 2008-02-27 ウシオ電機株式会社 極端紫外光放射源及び半導体露光装置
US6913994B2 (en) * 2003-04-09 2005-07-05 Agency For Science, Technology And Research Method to form Cu/OSG dual damascene structure for high performance and reliable interconnects
WO2005046013A1 (en) * 2003-10-31 2005-05-19 Bookham Technology Plc Method for manufacturing gratings in semiconductor materials that readily oxidise
TW200533780A (en) * 2004-03-10 2005-10-16 Ulvac Inc Self-cleaning catalyst chemical vapor deposition device and cleaning method therefor
US7196342B2 (en) * 2004-03-10 2007-03-27 Cymer, Inc. Systems and methods for reducing the influence of plasma-generated debris on the internal components of an EUV light source
JP2005268312A (ja) * 2004-03-16 2005-09-29 Semiconductor Leading Edge Technologies Inc レジスト除去方法及びそれを用いて製造した半導体装置
US7355672B2 (en) * 2004-10-04 2008-04-08 Asml Netherlands B.V. Method for the removal of deposition on an optical element, method for the protection of an optical element, device manufacturing method, apparatus including an optical element, and lithographic apparatus
US7476618B2 (en) * 2004-10-26 2009-01-13 Asm Japan K.K. Selective formation of metal layers in an integrated circuit
US20060148243A1 (en) * 2004-12-30 2006-07-06 Jeng-Ho Wang Method for fabricating a dual damascene and polymer removal
US7205164B1 (en) * 2005-01-19 2007-04-17 Silicon Magnetic Systems Methods for fabricating magnetic cell junctions and a structure resulting and/or used for such methods
JP2006202671A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Ushio Inc 極端紫外光光源装置及び極端紫外光光源装置で発生するデブリの除去方法
US7868304B2 (en) * 2005-02-07 2011-01-11 Asml Netherlands B.V. Method for removal of deposition on an optical element, lithographic apparatus, device manufacturing method, and device manufactured thereby
US7750326B2 (en) * 2005-06-13 2010-07-06 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus and cleaning method therefor
US8317929B2 (en) * 2005-09-16 2012-11-27 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus comprising an electrical discharge generator and method for cleaning an element of a lithographic apparatus
US7372058B2 (en) * 2005-09-27 2008-05-13 Asml Netherlands B.V. Ex-situ removal of deposition on an optical element
US7372049B2 (en) * 2005-12-02 2008-05-13 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus including a cleaning device and method for cleaning an optical element
US7465943B2 (en) * 2005-12-08 2008-12-16 Asml Netherlands B.V. Controlling the flow through the collector during cleaning
US7495239B2 (en) * 2005-12-22 2009-02-24 Asml Netherlands B.V. Method for cleaning a lithographic apparatus module, a cleaning arrangement and a lithographic apparatus comprising the cleaning arrangement
US7504643B2 (en) * 2005-12-22 2009-03-17 Asml Netherlands B.V. Method for cleaning a lithographic apparatus module, a cleaning arrangement and a lithographic apparatus comprising the cleaning arrangement
US7518128B2 (en) * 2006-06-30 2009-04-14 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus comprising a cleaning arrangement, cleaning arrangement and method for cleaning a surface to be cleaned
US7473908B2 (en) * 2006-07-14 2009-01-06 Asml Netherlands B.V. Getter and cleaning arrangement for a lithographic apparatus and method for cleaning a surface
JP4438850B2 (ja) * 2006-10-19 2010-03-24 東京エレクトロン株式会社 処理装置、このクリーニング方法及び記憶媒体
US7696492B2 (en) * 2006-12-13 2010-04-13 Asml Netherlands B.V. Radiation system and lithographic apparatus
US7696493B2 (en) * 2006-12-13 2010-04-13 Asml Netherlands B.V. Radiation system and lithographic apparatus

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07325279A (ja) * 1994-06-01 1995-12-12 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 減圧処理装置及び方法
JP2000090868A (ja) * 1998-09-17 2000-03-31 Nikon Corp 光学鏡筒及びそのクリーニング方法
JP2001210587A (ja) * 1999-11-05 2001-08-03 Asm Lithography Bv リソグラフ投影装置に用いる洗浄ガスシステム
JP2004200686A (ja) * 2002-12-13 2004-07-15 Asml Netherlands Bv リソグラフィ装置およびデバイス製造方法
WO2004104707A2 (de) * 2003-05-22 2004-12-02 Philips Intellectual Property & Standards Gmbh Verfahren und vorrichtung zum reinigen mindestens einer optischen komponente
JP2005332972A (ja) * 2004-05-20 2005-12-02 Nikon Corp 光学素子、光学装置、及び半導体デバイスの製造方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010534946A (ja) * 2007-07-30 2010-11-11 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. リソグラフィ装置およびデバイス製造方法
US20090090877A1 (en) * 2007-08-23 2009-04-09 Asml Netherlands B.V. Module and method for producing extreme ultraviolet radiation
JP2010537424A (ja) * 2007-08-23 2010-12-02 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. 極端紫外線を生成するモジュールおよび方法
US8901521B2 (en) 2007-08-23 2014-12-02 Asml Netherlands B.V. Module and method for producing extreme ultraviolet radiation
US9363879B2 (en) 2007-08-23 2016-06-07 Asml Netherlands B.V. Module and method for producing extreme ultraviolet radiation
WO2009133759A1 (ja) * 2008-05-01 2009-11-05 国立大学法人九州工業大学 Euv露光装置のクリーニング方法
JP2011524643A (ja) * 2008-06-19 2011-09-01 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー マイクロリソグラフィー用光学素子の粒子洗浄
EP2383613A2 (en) 2010-04-27 2011-11-02 Canon Kabushiki Kaisha Cleaning apparatus and cleaning method
JP2011230053A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Canon Inc 洗浄装置、および洗浄方法
JP2020016894A (ja) * 2013-09-09 2020-01-30 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. 極端紫外光源用搬送システム
JP2019504356A (ja) * 2016-01-21 2019-02-14 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. Euv容器及びeuvコレクタのターゲット材料デブリクリーニングのためのシステム、方法、及び装置
US11013096B2 (en) 2016-01-21 2021-05-18 ASML Nettherlands B.V. System, method and apparatus for target material debris cleaning of EUV vessel and EUV collector

Also Published As

Publication number Publication date
JP4516951B2 (ja) 2010-08-04
US7504643B2 (en) 2009-03-17
US20070145297A1 (en) 2007-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4516951B2 (ja) リソグラフィ装置モジュールを浄化するための方法、リソグラフィ装置モジュールのための浄化構造および浄化構造を備えたリソグラフィ装置
JP4359598B2 (ja) 光学要素上の付着物の除去方法、リソグラフィ装置、デバイス製造方法及びこれによって製造されたデバイス
US7372049B2 (en) Lithographic apparatus including a cleaning device and method for cleaning an optical element
US7414700B2 (en) Method for the removal of deposition on an optical element, method for the protection of an optical element, device manufacturing method, apparatus including an optical element, and lithographic apparatus
US7518128B2 (en) Lithographic apparatus comprising a cleaning arrangement, cleaning arrangement and method for cleaning a surface to be cleaned
US7495239B2 (en) Method for cleaning a lithographic apparatus module, a cleaning arrangement and a lithographic apparatus comprising the cleaning arrangement
US7767989B2 (en) Ex-situ removal of deposition on an optical element
JP5513354B2 (ja) リソグラフィ装置の素子を洗浄する方法
TWI506379B (zh) 光源收集器裝置、微影裝置及元件製造方法
JP5377627B2 (ja) リソグラフィ装置、内部センサの検知面を処理する方法、およびデバイス製造方法
JP2007165874A (ja) リソグラフィ装置のためのラジカルクリーニング構成
JP4814922B2 (ja) リソグラフィ装置の光エレメントの保護方法、リソグラフィ装置、およびデバイス製造方法
TWI422984B (zh) 包含磁鐵之微影裝置、在微影裝置中之磁鐵之保護方法和器件製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100419

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100517

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4516951

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees