JP2007183700A - 形状モデル作成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】設計変更時の管理を容易にするとともに、設計変更の履歴のトレースを容易にする。
【解決手段】形状モデル作成装置100は、対象解析モデルデータファイル106に形状モデルを入力する手段102と、対象形状モデルに対して設計パラメータを複数指定する手段103を有する。形状モデル作成装置は、また、指定設計パラメータを対象形状モデルのモデル表現パラメータデータ1061と関連付けて登録する。さらに、指定設計パラメータデータを表示する手段104と、指定設計パラメータのパラメータ値を変更し、これに関連するモデル表現パラメータデータを変更する手段105を有する。
【選択図】図1
【解決手段】形状モデル作成装置100は、対象解析モデルデータファイル106に形状モデルを入力する手段102と、対象形状モデルに対して設計パラメータを複数指定する手段103を有する。形状モデル作成装置は、また、指定設計パラメータを対象形状モデルのモデル表現パラメータデータ1061と関連付けて登録する。さらに、指定設計パラメータデータを表示する手段104と、指定設計パラメータのパラメータ値を変更し、これに関連するモデル表現パラメータデータを変更する手段105を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、CAE(Computer Aided Engineering)システムに係り、特に、形状モデルを作成する形状モデル生成装置に関する。
従来の形状モデル生成装置の例が、特許文献1および2に記載されている。これらの公報に記載のものでは、製品開発工程においてCAEを活用して開発コストを低減し、設計開発期間の短縮を図っている。その際、3次元CADで作成した形状データをそのまま解析し、解析して得られた結果を評価して3次元CADに反映させ形状を修正している。修正された形状を再度解析して、製品の信頼性の向上や設計開発時間の短縮を図っている。
形状モデル生成装置の他の例が、特許文献3に記載されている。この公報では、3次元CADで作成した形状データをそのまま解析した後に、解析モデルの節点を移動させて新形状を作成している。3次元CADに戻らずに解析モデルを作成できるので、解析メッシュの作成や境界条件の設定等のプロセスが不要となる。
設計プロセスで設計変更する寸法や幾何拘束等のパラメータは、3次元CADを使用しない場合には数箇所から数十箇所である。これに対し、上記従来技術に記載の形状モデルの作成方法においては、3次元CAD等の形状モデラを使用するので形状モデルを表現するパラメータ数が数百から数千以上に上る。したがって、設計変更に必要なパラメータを探すのに多大な時間を要する。
ところで、形状モデルを表現するパラメータと設計変更するパラメータとは必ずしも一致せず、そのため設定済みのパラメータを一度解除して、再度パラメータを設定し直す必要がある。また、設計プロセスにおける中間成果の形状モデルをファイル単位で管理しているので、作成者以外の設計者がその履歴等を知ることが困難である。
本発明は上記従来技術の不具合に鑑みなされたものであり、その目的は、3次元CADを用いる形状モデル作成装置において、設計変更時の管理を容易にするとともに、設計変更の履歴のトレースを容易にすることにある。本発明の他の目的は、作成者以外であっても形状モデルを容易に修正できるようにすることにある。
上記目的を達成するための本発明の特徴は、対象物を複数の表現パラメータを用いて記述した元の形状モデルに対して、この元の形状モデルを部分的に変更して新規の形状モデルを作成する形状モデル作成装置において、元の形状モデルを入力する入力部と、複数の表現パラメータから操作者が選択した表現パラメータを設計パラメータとして指定する設計パラメータ指定部と、この設計パラメータ指定部で指定された設計パラメータを変更する手段と、変更した設計パラメータにより形成される新規の形状モデルに関する解析結果をこの新規の形状モデルに関連付けて記憶し履歴データとして保存する中間成果登録部と、この履歴データの関連付けと新規の形状モデルとを同一の画面に表示する表示手段とを備えたことにある。
そしてこの特徴において、表示手段は、設計パラメータ表示画面と形状モデル表示画面とを有するのがよく、入力部から入力された形状モデルを格納する対象解析モデルデータファイルを有し、この対象解析モデルデータファイルは、対象物をメッシュデータで記述したメッシュモデルを有するものであってもよい。また、中間成果登録部は、対象解析モデルデータファイルに設計パラメータデータをこの設計パラメータデータを用いた解析結果である設計資料ファイルと関連付けて中間成果データとして登録するのが好ましい。
上記目的を達成する本発明の他の特徴は、対象物を複数の形状要素で記述した形状モデルを表現する各パラメータに対して、操作者が選択した形状要素に関連する前記表現パラメータを設計パラメータとして抽出する手段と、この設計パラメータを登録する手段と、この設計パラメータを表示する手段とを有することにある。
そしてこの特徴において、登録された設計パラメータを編集する手段と、この設計パラメータにしたがって形状モデルを変形する手段とを有することが望ましく、設計パラメータ編集手段が編集した複数の設計パラメータと、編集後の設計パラメータに関連付けた関連設計資料データを登録する中間成果登録手段と、この中間成果登録手段が登録した設計パラメータおよび関連設計資料データを参照する手段とを有することが好ましい。
本発明によれば、CADモデルを用いて設計および解析し形状モデルを作成するシステムにおいて、各種の中間成果を設計パラメータおよび設計資料と関連付けて登録したので、設計変更時の管理が容易になるとともに、設計変更の履歴を容易にトレースできる。また、作成者以外であっても形状モデルを容易に修正できる。
以下、本発明に係る形状モデル作成装置の一実施例を、図面を用いて説明する。
(A) 形状モデル作成装置100:
図1および図2に、形状モデル作成装置をブロック図で示す。本形状モデル作成装置
100の使用者がデータを入力または表示する入出力装置101は、キーボード101aとポインティングデバイス101bとディスプレイ101cとを有する。入出力装置101から入力された対象形状モデル106aのデータは、対象形状モデルデータファイル106に格納される。その際、対象形状モデル入力部102がデータファイル106を指定する。
(A) 形状モデル作成装置100:
図1および図2に、形状モデル作成装置をブロック図で示す。本形状モデル作成装置
100の使用者がデータを入力または表示する入出力装置101は、キーボード101aとポインティングデバイス101bとディスプレイ101cとを有する。入出力装置101から入力された対象形状モデル106aのデータは、対象形状モデルデータファイル106に格納される。その際、対象形状モデル入力部102がデータファイル106を指定する。
設計パラメータ指定部103は、対象形状モデル106aに対して設計パラメータを複数指定する。そして、指定された設計パラメータを対象解析モデルデータファイル106のモデル表現パラメータデータ1061と関連付け、設計パラメータデータ1062として登録する。
設計パラメータ表示部104は、設計パラメータデータ1062を入出力装置101に表示する。設計パラメータ変更部105は、設計パラメータデータ1062のパラメータ値を変更し、変更される設計パラメータデータ1062に関連するモデル表現パラメータデータ1061を変更する。なお、対象解析モデルデータファイル106は、複数種類の設計パラメータ1062を有し、この複数種の設計パラメータ1062に対応した関連設計資料データ2021を中間成果データ202として有する。この設計資料データ2021を、中間成果登録部201が対象解析モデルデータファイル106に登録する。
このように構成した形状モデル作成装置100の各部の動作を、以下に説明する。
(1)対象形状モデル入力部102:
図3に、入出力装置101が有するモニタ101cの表示画面例を示す。装置使用者はモニタ10cに表示された操作画面に示された対象形状モデルデータフィールド301に対象解析モデルデータファイル106のファイル名称を入力する。実行ボタン302を押すと、対象形状モデルデータフィールド301に入力されたファイル名称が、対象解析モデルデータファイル106として登録される。キャンセルボタン303を押せば、対象形状モデル106aの指定が解除される。なお、指定できる形状モデルの種類は、CADモデルやメッシュモデルなどの形状を表現するモデルである。
(2)設計パラメータ指定部103:
設計パラメータ指定部103は、対象解析モデルデータファイル106を指定する対象形状モデル入力部102と、対象形状モデル106aに対して設計パラメータを複数指定し、指定した設計パラメータを対象形状モデル106aのモデル表現パラメータデータ
1061と関連付けて設計パラメータデータ1062として登録する。
(1)対象形状モデル入力部102:
図3に、入出力装置101が有するモニタ101cの表示画面例を示す。装置使用者はモニタ10cに表示された操作画面に示された対象形状モデルデータフィールド301に対象解析モデルデータファイル106のファイル名称を入力する。実行ボタン302を押すと、対象形状モデルデータフィールド301に入力されたファイル名称が、対象解析モデルデータファイル106として登録される。キャンセルボタン303を押せば、対象形状モデル106aの指定が解除される。なお、指定できる形状モデルの種類は、CADモデルやメッシュモデルなどの形状を表現するモデルである。
(2)設計パラメータ指定部103:
設計パラメータ指定部103は、対象解析モデルデータファイル106を指定する対象形状モデル入力部102と、対象形状モデル106aに対して設計パラメータを複数指定し、指定した設計パラメータを対象形状モデル106aのモデル表現パラメータデータ
1061と関連付けて設計パラメータデータ1062として登録する。
使用者は設計パラメータとして、形状モデル106aの面または線または点、またはこれらの組合せを、画面表示された形状モデル106aから指定する。形状モデル106aがメッシュモデルの場合に、メッシュモデルの外表面に平面や円筒面,直線等の幾何的な特徴があればこれらを予め探し出し、幾何的特徴単位で形状要素化する。この幾何的特徴を有する形状要素を、形状モデル表示画面から指定する。
指定された設計パラメータとして指定した形状要素から、同一の形状要素を参照しているモデル表現パラメータデータを抽出する。同一の形状要素を参照しているモデル表現パラメータデータが無いときには、新たな設計パラメータを定義してモデル表現パラメータデータに追加する。このままでは過剰定義になるので、過剰定義となったモデル表現パラメータの中から1個を削除する。ここで、過剰定義とは、CADで用いられる用語で、寸法が複数定義されていて、冗長になっている場合を指す。同一の形状要素を参照しているモデル表現パラメータデータまたは追加した設計パラメータを、設計パラメータとして設計パラメータデータ1062に登録する。
(3)設計パラメータ表示部104:
設計パラメータ表示部は、入出力装置101のディスプレイ101cに、設計パラメータを表示する。この表示画面400の例を、図4に示す。表示画面400は、設計パラメータと形状モデルとを同時に表示する。左側の設計パラメータ表示画面401には、設計パラメータの一覧が表示されており、右側の形状モデル表示画面402には形状モデル
106aと設計パラメータが表示されている。図4では、設計パラメータとして、距離1,2における距離20mm,5mmが指定されており、形状モデル106aは穴が開いたT字状部材である。
(4)設計パラメータ変更部105:
図4に示した設計パラメータ表示画面401において、変更したい設計パラメータを選択するか、または形状モデル表示画面402において設計パラメータを選択したら、変更後のパラメータを入力する。設計パラメータ変更部105は、変更後のパラメータをモデル表現パラメータデータ1061に反映する。さらに、モデル表現パラメータデータ1061に基づいて、形状モデル106aを変形させる。
(5)中間成果登録部:
中間成果登録部201では、中間成果を登録する。入出力装置101のディスプレイ
101cに表示される、中間成果登録用の操作画面の例を図5に示す。図4に示した表示画面400に、中間成果名称入力フィールド5011および中間成果設計資料指定フィールド5012のフィールドが、重ねて表示されている。さらに、設計パラメータ表示画面401の下端部に、オリジナルの形状であることを示す「元形状」のタブ5015が表示される。中間成果名称入力フィールド5011に、中間成果の登録名を入力する。必要に応じて関連する設計資料のファイル名称を、中間成果設計資料指定フィールド5012に入力する。この状態で中間成果登録ボタン5013を押せば、現在の設計パラメータが新たな中間成果データ202として、設計資料指定フィールド5012に入力された設計資料ファイル2021と関連付けて登録される。
(3)設計パラメータ表示部104:
設計パラメータ表示部は、入出力装置101のディスプレイ101cに、設計パラメータを表示する。この表示画面400の例を、図4に示す。表示画面400は、設計パラメータと形状モデルとを同時に表示する。左側の設計パラメータ表示画面401には、設計パラメータの一覧が表示されており、右側の形状モデル表示画面402には形状モデル
106aと設計パラメータが表示されている。図4では、設計パラメータとして、距離1,2における距離20mm,5mmが指定されており、形状モデル106aは穴が開いたT字状部材である。
(4)設計パラメータ変更部105:
図4に示した設計パラメータ表示画面401において、変更したい設計パラメータを選択するか、または形状モデル表示画面402において設計パラメータを選択したら、変更後のパラメータを入力する。設計パラメータ変更部105は、変更後のパラメータをモデル表現パラメータデータ1061に反映する。さらに、モデル表現パラメータデータ1061に基づいて、形状モデル106aを変形させる。
(5)中間成果登録部:
中間成果登録部201では、中間成果を登録する。入出力装置101のディスプレイ
101cに表示される、中間成果登録用の操作画面の例を図5に示す。図4に示した表示画面400に、中間成果名称入力フィールド5011および中間成果設計資料指定フィールド5012のフィールドが、重ねて表示されている。さらに、設計パラメータ表示画面401の下端部に、オリジナルの形状であることを示す「元形状」のタブ5015が表示される。中間成果名称入力フィールド5011に、中間成果の登録名を入力する。必要に応じて関連する設計資料のファイル名称を、中間成果設計資料指定フィールド5012に入力する。この状態で中間成果登録ボタン5013を押せば、現在の設計パラメータが新たな中間成果データ202として、設計資料指定フィールド5012に入力された設計資料ファイル2021と関連付けて登録される。
登録されると、操作画面502が表示される。操作画面502では、設計パラメータ表示画面401の下部に登録された設計資料ファイルへのリンク5023を示す「関連資料解析基準.doc」が、さらにその下部に中間成果の名称である「強度解析1」のタブが表示される。中間成果が出るたびに中間成果登録部を実行して、複数の中間成果を設計資料と関連付けて登録する。
(B) 形状モデル106aの変形方法:
対象形状モデルを検索して、その形状モデルを変形させる方法を、以下に説明する。図2に示した対象解析モデルデータファイル106から、対象形状モデルファイルを指定する。図6に示したCADモデルデータファイル6011が、指定されたものとする。図6は、形状モデル6011を入出力装置101のディスプレイ101c画面に表示した例である。操作画面601の左側には設計パラメータ表示画面401が、右側には形状モデル6011が斜視図で示されている。形状モデル6011は、中央部に突起部がある直方体の形状で、突起部と直方体の双方を孔が貫通している。この形状モデル6011のモデル表現パラメータデータは、下表で表される。
(B) 形状モデル106aの変形方法:
対象形状モデルを検索して、その形状モデルを変形させる方法を、以下に説明する。図2に示した対象解析モデルデータファイル106から、対象形状モデルファイルを指定する。図6に示したCADモデルデータファイル6011が、指定されたものとする。図6は、形状モデル6011を入出力装置101のディスプレイ101c画面に表示した例である。操作画面601の左側には設計パラメータ表示画面401が、右側には形状モデル6011が斜視図で示されている。形状モデル6011は、中央部に突起部がある直方体の形状で、突起部と直方体の双方を孔が貫通している。この形状モデル6011のモデル表現パラメータデータは、下表で表される。
本形状モデルでは、モデル表現パラメータデータが21個もある。従来は、ここから必要な設計パラメータを、ほとんど手作業で選択していた。この不便さを解消するために、設計の自動化を図っている。初に、設計パラメータとする対象の形状要素を選択する。ここでは面601aと面601bの距離及び面601cの直径を設計パラメータに選択する。使用者が、面601aと面601b、面601cを形状モデル表示画面から選択すると、面601aと面601b、面601cを参照しているモデル表現パラメータデータが抽出される。
ここで、面601aと面601bは、ともに一致するモデル表現パラメータデータを有しているので、設計パラメータデータとして一致するモデル表現パラメータを登録する。具体的には「面601aと面601bの距離が20mm」と登録する。面601cは合致するモデル表現パラメータデータが無いので、新たなモデル表現パラメータデータ「面601cの直径が5mm」を登録する。この状態では過剰定義であるから、過剰定義モデル表現パラメータの中の1個を削除する。具体的には、「面601cと面601hの距離が7.5mm」は過剰定義であるから削除する。さらに、追加したモデル表現パラメータデータ「面
601cの直径が5mm」を、設計パラメータデータとして登録する。この結果、設計パラメータ表示画面401が画面601のように表示される。
601cの直径が5mm」を、設計パラメータデータとして登録する。この結果、設計パラメータ表示画面401が画面601のように表示される。
設計パラメータのパラメータを変更する必要が生じると、使用者は画面602で示すように形状モデルを変化させる。すなわち、「面601aと面601bの距離を20mmから25mm」に、「面601cの直径を5mmから7mm」にそれぞれ変更している。従来では多数のモデル表現パラメータの中から設計パラメータを選択する必要があり、煩雑であったものが、本実施例によれば、対象形状要素を選択するだけで設計パラメータを設定できる。さらに、使用者が指示した設計パラメータだけを表示しているので、整理された設計パラメータから変形操作を実施できる。
(C) 形状モデルの変形
図4に示した形状モデル106aを変形させる例を、図7を用いて説明する。初に、図2に示した対象解析モデルデータファイル106から、メッシュモデルデータファイを指定する。すると、表示画面701が入出力装置101のディスプレイ101cに表示される。表示画面701の設計パラメータ表示画面401には、変形前形状であることを表示する「元形状」のタブ7012が表示されている。形状モデル表示画面402には、メッシュモデル700が表示されている。メッシュモデル700は、面701a〜701kの12個の形状要素にグルーピングされる。また、軸として軸701lが定義されている。メッシュモデル700のモデル表現パラメータデータは、下表で表される。
(C) 形状モデルの変形
図4に示した形状モデル106aを変形させる例を、図7を用いて説明する。初に、図2に示した対象解析モデルデータファイル106から、メッシュモデルデータファイを指定する。すると、表示画面701が入出力装置101のディスプレイ101cに表示される。表示画面701の設計パラメータ表示画面401には、変形前形状であることを表示する「元形状」のタブ7012が表示されている。形状モデル表示画面402には、メッシュモデル700が表示されている。メッシュモデル700は、面701a〜701kの12個の形状要素にグルーピングされる。また、軸として軸701lが定義されている。メッシュモデル700のモデル表現パラメータデータは、下表で表される。
モデル表現パラメータデータは、23個ある。設計パラメータとする対象の形状要素を選択する。本実施例では、面701bと面701jの距離および面707eと面707gの距離を設計パラメータとしている。面701bと面701j、面707eと面707gを順次選択されると、面701bと面701j、面707eと面707gを参照しているモデル表現パラメータデータを抽出する。
ここで、面701bと面701jはともに一致するモデル表現パラメータデータを有しているので、この一致するモデル表現パラメータデータを設計パラメータデータとして登録する。具体的には「面701bと面701jの距離が5mm」と登録する。面701eと面701gは合致するモデル表現パラメータデータがないので、新たに「面701eと面701gの距離が20mm」というモデル表現パラメータデータを登録する。
この状態では過剰な定義であるから、過剰定義モデル表現パラメータの中の1個を削除する。具体的には、過剰定義モデル表現パラメータ「面701gと面701jの距離が
7.5mm 」を削除する。追加したモデル表現パラメータ「面701eと面701gの距離が20mm」を、設計パラメータデータとして登録する。
7.5mm 」を削除する。追加したモデル表現パラメータ「面701eと面701gの距離が20mm」を、設計パラメータデータとして登録する。
以上の操作により、設計パラメータ表示画面401は、操作画面702のように更新される。設計変更の要求があれば、設計パラメータのパラメータを変更する。ここでは、
「面701bと面701jの距離が7mm」、「面701eと面701gの距離が25mm」に変更する。その結果、形状モデル700は形状モデル700bに変形される。
(D) 形状モデルの変形例
図4に示した形状モデルを変形し、各種解析を交えながら最終形状を決定する様子を、図8を用いて説明する。操作画面801では、「元形状」のタブ5015が設計パラメータ表示画面401下部に表示されている。形状モデル表示画面402には、メッシュモデル800が表示されている。メッシュモデルは上述実施例と同様に、対象解析モデルデータファイル106から選択される。メッシュモデル800は、面801a〜801kの
11個の形状要素にグルーピングされる。また、軸として軸801lが定義されている。
「面701bと面701jの距離が7mm」、「面701eと面701gの距離が25mm」に変更する。その結果、形状モデル700は形状モデル700bに変形される。
(D) 形状モデルの変形例
図4に示した形状モデルを変形し、各種解析を交えながら最終形状を決定する様子を、図8を用いて説明する。操作画面801では、「元形状」のタブ5015が設計パラメータ表示画面401下部に表示されている。形状モデル表示画面402には、メッシュモデル800が表示されている。メッシュモデルは上述実施例と同様に、対象解析モデルデータファイル106から選択される。メッシュモデル800は、面801a〜801kの
11個の形状要素にグルーピングされる。また、軸として軸801lが定義されている。
設計パラメータを、選択する。具体的には、第1の設計パラメータ8011(「面801eと面801gの距離が20mm」),第2の設計パラメータ8012(「面801bと面
801jの距離が5mm」)を設定する。次に設計変更の要求に応じて、設計パラメータを変更する。具体的には、第1の設計パラメータ8011を25mm、第2の設計パラメータ8012を7mmに変更する。
801jの距離が5mm」)を設定する。次に設計変更の要求に応じて、設計パラメータを変更する。具体的には、第1の設計パラメータ8011を25mm、第2の設計パラメータ8012を7mmに変更する。
この操作により、画面801に示した形状モデル800が、画面802に示した形状モデル800bに変形する。変形された形状モデル800bについて、強度解析する。強度解析の結果、最大主応力が50MPaであり応力が過多であるから、強度解析結果を関連設計資料8023に「強度解析結果1.doc」として保存する。この「強度解析結果1.doc」を中間成果登録画面501において、「強度1」と名称付けて設計資料と関連付ける。この結果、設計パラメータ表示画面401には、「強度1」の新しいタブ8021が作成される。それとともに、設計資料「強度解析結果1.doc」へのリンク8022が表示される(8022)。
最大主応力が設定値より大であるから、第2の設計パラメータ8012を6mmに変更する。その結果、形状モデル800bは、画面803に示された形状モデル800cに変化する。この形状モデル800cについて、強度解析を実行する。解析の結果、最大主応力が30MPaまで低減しており許容応力以下であるから、この強度解析結果資料8033を「強度解析結果2.doc」と名付ける。
中間成果登録画面501において、「強度2」という名称で「強度解析結果2.doc」を設計資料と関連付ける。この結果、設計パラメータ表示画面401には、「強度2」の新しいタブ8031が作成される。それとともに設計資料「強度解析結果2.doc」へのリンク8032が表示される。
強度条件を満足するので、「強度2」の形状モデル800cを用いて、固有値解析をする。固有値解析では、強度解析のときには必要であっても、経験上不要な条件がある。そのような条件が設計資料に含められている。本実施例では、「径が5mm以下のフィレット、穴は解析精度から不要である」という「固有値解析基準.doc」の設計資料8043が既に定められている。そこで、小径のフィレットや穴を形状モデル800cから削除する。
小径の孔やフィレットが削除された形状モデル803dが、画面804に示される。この画面804では、フィレット削除と穴削除のパラメータを設計パラメータとして登録したことを、設計パラメータ表示画面401に表示している。形状モデル800dに対して固有値解析した結果、1次固有値が1300Hzであった。この演算結果は、固有値仕様を満足しているので、固有値解析結果資料8044として「固有値解析結果1.doc」を作成する。
中間成果登録画面501において、「固有値1」という名称で「固有値解析基準.doc」の資料8043と「固有値解析結果1.doc」の資料8044を設計資料と関連付ける。この結果、設計パラメータ表示画面401には、「固有値1」の新しいタブ8041が作成される。それとともに、設計資料「固有値解析基準.doc」と「固有値解析結果1.doc」へのリンク8042が表示される。
上記各実施例によれば、各種の中間成果を設計パラメータおよび設計資料と関連付けて登録したので、担当者以外の第3者が設計過程をトレースすることができる。また、何故このような形状にしたか、その結果どうなったか等を容易に判断することができる。
100…形状モデル作成装置、101…入出力装置、101c…ディスプレイ(モニタ装置)、102…対象形状モデル入力部、103…設計パラメータ指定部、104…設計パラメータ表示部、105…設計パラメータ変更部、106…対象解析モデルデータファイル、106a,600,600b,700,700b,800〜800d…形状(メッシュ)モデル、201…中間成果登録部、202…中間成果データ、400…画面、401…設計パラメータ表示画面、402…形状モデル表示画面、5011…中間成果名称入力フィールド、5012…中間成果設計資料指定フィールド、5015…タブ、5023…リンク。
Claims (7)
- 対象物を複数の表現パラメータを用いて記述した元の形状モデルに対して、この元の形状モデルを部分的に変更して新規の形状モデルを作成する形状モデル作成装置において、
前記元の形状モデルを入力する入力部と、前記複数の表現パラメータから操作者が選択した表現パラメータを設計パラメータとして指定する設計パラメータ指定部と、この設計パラメータ指定部で指定された設計パラメータを変更する手段と、変更した設計パラメータにより形成される新規の形状モデルに関する解析結果をこの新規の形状モデルに関連付けて記憶し履歴データとして保存する中間成果登録部と、この履歴データの関連付けと新規の形状モデルとを同一の画面に表示する表示手段とを備えたことを特徴とする形状モデルの作成装置。 - 前記表示手段は、設計パラメータ表示画面と形状モデル表示画面とを有することを特徴とする請求項1に記載の形状モデル作成装置。
- 前記入力部から入力された形状モデルを格納する対象解析モデルデータファイルを有し、この対象解析モデルデータファイルは、対象物をメッシュデータで記述したメッシュモデルを有することを特徴とする請求項1に記載の形状モデル作成装置。
- 前記中間成果登録部は、前記対象解析モデルデータファイルに設計パラメータデータをこの設計パラメータデータを用いた解析結果である設計資料ファイルと関連付けて中間成果データとして登録することを特徴とする請求項3に記載の形状モデル作成装置。
- 対象物を複数の形状要素で記述した形状モデルを表現する各パラメータに対して、操作者が選択した形状要素に関連する前記表現パラメータを設計パラメータとして抽出する手段と、この設計パラメータを登録する手段と、この設計パラメータを表示する手段とを有することを特徴とする形状モデル作成装置。
- 前記登録された設計パラメータを編集する手段と、この設計パラメータにしたがって形状モデルを変形する手段とを有することを特徴とする請求項5に記載の形状モデル作成装置。
- 前記設計パラメータ編集手段が編集した複数の設計パラメータと、編集後の設計パラメータに関連付けた関連設計資料データを登録する中間成果登録手段と、この中間成果登録手段が登録した設計パラメータおよび関連設計資料データを参照する手段とを有することを特徴とする請求項5に記載の形状モデル作成装置。
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---|---|---|---|
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