JP2007181572A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技領域の内縁に沿って玉通路を設け、その玉通路に玉を進入させることで、遊技領域を目いっぱい使って玉を宙返りさせる。
【解決手段】
壁21の一部の内縁に沿って右側玉通路25,左側玉通路27を形成する右側ガイドレール24,左側ガイドレール26を設ける。右側玉通路25の上方の入口から進入した玉が、壁21に沿って転動しながら玉排出口14の前方を通過し、さらに壁21に沿って上方に導かれた後に左側玉通路27の出口から遊技盤3に放出される。玉通路25に進入した玉と、遊技盤3を流下して何れの入賞口にも入賞しなかつた玉とは、玉排出口14の前で衝突可能である。第2始動入賞装置20は、左側玉通路27の出口から遊技盤3上に放出された玉のみが入賞可能となっている。
【選択図】図2

Description

本発明はパチンコ遊技機に関し、特に略円形の壁で囲まれた遊技領域を有するパチンコ遊技機に関する。
特許文献1には、センター役物を備えるパチンコ遊技機において、そのセンター役物に宙返りガイド部を設け、センター役物に流入してきたパチンコ玉を宙返りさせる技術について記載されている。このパチンコ遊技機では、玉を落下させる方向だけでなく、宙返りさせて一瞬上方へ玉を持ち上げることで面白い玉の動きを実現し、遊技者に興趣を与えるようにしている。
特開2001‐29569号公報
特許文献1に記載されたパチンコ遊技機は、玉を落下させる方向だけでなく、宙返りさせて一瞬上方へ玉を持ち上げることで面白い玉の動きを実現し、遊技者に興趣を与えるものではあるが、とても狭い範囲での玉の動きであるので、遊技者に充分な興趣を与えられるものではないという課題があった。
本発明の目的は、上述の点に鑑み、遊技領域の内縁に沿って玉通路を設け、その玉通路に玉を進入させることで、遊技領域を目いっぱい使って玉を宙返りさせるパチンコ遊技機を提供するものである。詳しくは、遊技領域の内縁に沿って玉通路を用意し、発射装置から遊技領域ヘ打ち込まれた玉がその玉通路に進入し、遊技領域の最下部(玉排出口の前)を通過した後、遊技領域の中程より内側に放出されるように構成することで、再度玉を打ち込んだり加速させたりする特別な装置を用いることなく最下部を通過した玉を上方に持ち上げることができ、遊技者に新しい興趣を与えるパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、請求項1記載のパチンコ遊技機は、遊技者の操作する発射装置より発射された玉が流下する、略円形の壁で囲まれた遊技領域と、当該遊技領域を流下する玉が入賞可能な複数の入賞口と、何れの入賞口にも入賞しなかった玉を前記遊技領域から排出する、前記遊技領域の最下部に設けられた玉排出口と、を備えたパチンコ遊技機において、前記壁の一部の内縁に沿って玉が通過可能な幅を空けて設けられ、玉通路を形成するガイド部材を備え、前記玉通路の上方に設けられた入口から進入した玉が、前記壁に沿って転動しながら前記玉排出口の前方を通過し、さらに前記壁に沿って上方に導かれた後に前記玉通路の出口から前記遊技領域に放出されることを特徴とする。請求項1記載のパチンコ遊技機によれば、重力を利用して遊技領域の最下部を通過した玉を上方に持ち上げることができるので、従来にない玉の動きを実現でき、遊技者に新しい興趣を与えることができる。また、特別な発射装置などを遊技領域に設ける必要がないので、現行の遊技機規則の範囲内で実施することができる。
請求項2記載のパチンコ遊技機は、請求項1記載のパチンコ遊技機において、前記玉通路に進入した玉と、前記遊技領域を流下して何れの入賞口にも入賞しなかつた玉とが、前記玉排出口の前で衝突可能であることを特徴とする。請求項2記載のパチンコ遊技機によれば、玉通路に進入した玉と、遊技領域を流下して何れの入賞口にも入賞しなかつた玉とが、玉排出口の前で衝突可能であるようにしたので、遊技者には、玉通路を通過しないで遊技領域を流下してきた玉と、玉通路を使って玉排出口の前方を通過する玉とが衝突しないように、タイミングを測りながら遊技する、という新しい遊技性を提供することができる。
請求項3記載のパチンコ遊技機は、請求項1または2記載のパチンコ遊技機において、前記玉通路の出口から前記遊技領域に放出された玉のみが入賞可能な入賞口が設けられたことを特徴とする。請求項3記載のパチンコ遊技機によれば、玉通路の出口から遊技領域に放出された玉のみが入賞可能な入賞口を設けたことにより、遊技者には、玉を玉通路の入り口に入れ、玉通路の出口から放出させて、玉通路の出口から遊技領域に放出された玉のみが入賞可能な入賞口に入賞させる、という新しい遊技性を提供することができる。
遊技者に充分な興趣を与えるという目的を、遊技領域の内縁に沿って玉通路を設け、その玉通路に玉を進入させることで、遊技領域を目いっぱい使って玉を宙返りさせることにより達成した。
以下、本発明のパチンコ遊技機の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るパチンコ遊技機1を示す正面模式図である。本実施例1に係るパチンコ遊技機1は、台枠に取り付けられた透明ガラス板でなる前面扉2と、台枠の内側に配置されて前面扉2によって覆われる遊技盤3と、遊技盤3の左右の斜め下方(図1で見て)に配設された左右一対のスピーカ4a,4bと、遊技盤3の下方に設けられた玉供給皿5と、玉供給皿5の右方(図1で見て)に設けられた、玉の発射装置110(図6参照)を操作するハンドル6とを含んで構成されている。なお、図1中、符号106は、ランプ類(図6参照)を示す。
遊技盤3は、図2に示すように、液晶表示装置等でなる液晶表示部10と、液晶表示部10を遊技盤3に取り付ける表示装置筐体9と、液晶表示部10の右方(図2で見て)に設けられた通過ゲート11と、液晶表示部10の下方に設けられた、いわゆる電動チューリップ(以下、電チューと略記する)である第1始動入賞装置12と、第1始動入賞装置12の下方に設けられた大入賞装置13と、大入賞装置13の下方に設けられた玉排出口14と、液晶表示部10の左斜め下(図2で見て)に設けられた普図表示部15と、液晶表示部10の右斜め下(図2で見て)に設けられた特図表示部17と、遊技盤3上に植設された多数の釘19と、液晶表示部10の左斜め下(図2で見て)に設けられた第2始動入賞装置20と、遊技盤3の外周を取り囲むように形成された壁21と、壁21の下位終端から連続するように壁21との間で玉発射通路23を形成するように設けられた発射玉ガイドレール22と、壁21の右側壁部(図2で見て)の内縁に沿って玉が通過可能な幅を空けて設けられ、右側玉通路25を形成する右ガイドレール24と、発射玉ガイドレール22の左側壁部(図2で見て)の内縁に沿って玉が通過可能な幅を空けて設けられ、左側玉通路27を形成する左ガイドレール26とを含んで構成されている。
表示装置筐体9は、図3に示すように、中央に液晶表示部10を配設する開口が穿設されているとともに、左上隅部(図2で見て)が斜め左上方に向けて膨出した膨出部9aとなっている。膨出部9aは、遊技盤3上の左上部に発射玉ガイドレール22に連なるように並べられて植設された複数の釘19と協働して、玉発射通路23から遊技盤3に放出された玉が遊技盤3の左領域に流れないように規制している。すなわち、パチンコ遊技機1を右打ち機とし、第2始動入賞装置20に左側玉通路27の出口から遊技盤3に放出された玉のみが入賞可能となるように規制している。
液晶表示部10は、図3に示すように、第1特図(第1特別図柄)の抽選結果により決定された3桁のアラビア数字等のキャラクタでなる第1特図をダミー表示する。すなわち、液晶表示部10では、第1始動入賞装置12への玉の入賞に対する抽選結果に基づいて図柄変動が行われている。3つの図柄が同時に変動を開始し、所定時間経過後に停止する。3つ同じ数字が並べば、大当たりとなる。液晶表示部10の大当たり図柄は、第1大当たり図柄が「111」,「333」,「555」,「777」のゾロ目、第2大当たり図柄が「222」,「444」,「666」のゾロ目である。大当たり図柄の振分は、第1大当たり図柄が50%、第2大当たり図柄が50%である。その図柄変動で当たりの図柄配列が表示されれば、大当たりとなる(第1特図による大当たり)。
図2に戻ると、通過ゲート11は、賞球がないゲートであり、通過ゲート11に玉を通過させると、普図の抽選が開始されるようになっている。
第1始動入賞装置12は、開口部に一対の可動羽根12a,12aを有する、いわゆる電チューと呼ばれる可変入賞装置でなる。第1始動入賞装置12は、通過ゲート11ヘの玉の通過が検知されて、例えば127/128の確率で普図の抽選が行われ、当選したならば、可動羽根12a,12aを開放する。可動羽根12a,12aの1回の開放時間は、通常時には、例えば0.5秒、時短時には、例えば1.8秒×3回である。なお、可動羽根12a,12aの閉鎖時にも、遊技盤3の、可動羽根12a,12a間の上位位置に植設された釘19,19の間を通って玉の入賞が可能となっている。第1始動入賞装置12に玉が入賞すると、第1始動入賞検知処理(図7参照)が開始されるようになっている。
大入賞装置13は、いわゆるアタッカーと呼ばれる可変入賞装置であり、開口部と蓋部材とから構成され、蓋部材が移動することにより開口部の閉鎖状態と開放状態とを呈する。
普図表示部15は、図4に示すように、1つの普図変動LED(Light Emitting Diode)16と、2つの普図保留LEDp1,p2とから構成されている。普図変動LED16は、主回路120から直接制御されて、普図の変動を表示する。詳しくは、普図の変動動作を開始すると、普図変動LED16は、緑色と橙色とを切り換えながら点滅し、所定の変動時間の経過後、当たりのときは緑色で点灯し、ハズレのときは橙色で点灯する。普図保留LEDp1,p2は、主回路120から直接制御されて、普図の抽選結果の保留数を表示する。詳しくは、普図の抽選結果の保留および読出が発生する毎に、普図保留LEDp1,p2は、下記の表1に基づいて橙色に点灯あるいは点滅する。
Figure 2007181572
特図表示部17は、図5(a)に示すように、いわゆる7セグメントの数字表示器でなる第1特図用数字表示器18aと、同じく7セグメントの数字表示器でなる第2特図用数字表示器18bと、第1特図用数字表示器18aの下に2つ上下に設けられた第1特図保留LEDq1,q2と、第2特図用数字表示器18bの下に2つ上下に設けられた第2特図保留LEDq3,q4とから構成されている。特図表示部17の第1特図用数字表示器18aの図柄変動のタイミングは、液晶表示部10の第1特図の図柄変動の変動開始および変動停止のタイミングと一致する。第1特図用数字表示器18a,および第2特図用数字表示器18bは、主回路120から直接制御されて、7セグメントを点滅することで、第1特図および第2特図が変動動作中であることを示す。所定の変動時間の経過後、第1特図用数字表示器18a,および第2特図用数字表示器18bは、第1特図の抽選結果および第2特図の抽選結果を表示する。すなわち、ハズレのときは、図5(b)に示すように、真ん中の横棒のみを表示し、当たりのときは、図5(c)に示すように、数字を表示する。なお、第2始動入賞装置20への玉の入賞に対する抽選結果は、特図表示部17の第2特図用数字表示器18bでのみ表示される(液晶表示部10での図柄変動は行わない)。第1特図保留LEDq1,q2は、主回路120から直接制御されて、第1特図の抽選結果の保留数を表示する。詳しくは、第1特図の抽選結果の保留および読出が発生する毎に、第1特図保留LEDq1,q2は、下記の表2に基づいて橙色に点灯あるいは点滅する。同様に、第2特図保留LEDq3,q4は、主回路120から直接制御されて、第2特図の抽選結果の保留数を表示する。詳しくは、第2特図の抽選結果の保留および読出が発生する毎に、第2特図保留LEDq3,q4は、下記の表2に基づいて橙色に点灯あるいは点滅する。
Figure 2007181572
壁21は、遊技盤3を略円形に囲んでおり、ほぼ1周した下端部分で発射玉ガイドレール22と連続して一体化している。
右ガイドレール24は、壁21に沿って遊技盤3の右斜め上部分から玉排出口14の近傍まで形成されており、右側玉通路25の上端入口から入った玉を他の玉に妨害されずに玉排出口14へて導く役目をする。
左ガイドレール26は、発射玉ガイドレール22に沿って遊技盤3の下端位置から遊技盤3の左中程上位置まで形成されており、左側玉通路27の下端入口から入った玉を他の玉に妨害されずに液晶表示部10の左領域に導き、遊技盤3に再び放出させる役目をする。左側玉通路27から液晶表示部10の左領域に放出された玉は、液晶表示部10の左斜め下位置に配設された第2始動入賞装置20に入賞することが可能になる。逆に言えば、第2始動入賞装置20は、左側玉通路27の出口から遊技盤3に放出された玉のみが入賞可能な入賞口である。このため、第2始動入賞装置20は、通常、第1始動入賞装置12に比べると入賞しにくい設計となっている(左側玉通路27に玉が入りにくい)。
図6を参照すると、パチンコ遊技機1は、主制御基板100と、液晶表示部10を制御する表示制御基板101と、スピーカ4a,4bを含むアンプ/スピーカ104を制御する音声制御基板103と、ランプ類106を制御するランプ制御基板105と、払出装置108を制御する払出制御基板107と、発射装置110を制御する発射制御基板109と、通過ゲート11に併設されたゲート通過検出器111と、第1始動入賞装置12に併設された第1始動入賞検出器112と、第2始動入賞装置20に併設された第2始動入賞検出器113と、大入賞装置13に併設された大入賞検出器114と、電チューである第1始動入賞装置12の可動羽根12a,12aを開閉する電チューソレノイド115と、大入賞装置13を開閉する大入賞ソレノイド116と、各基板に所定電圧を供給する電源回路部117とを含んで構成されている。
主制御基板100は、主回路120を搭載しており、主回路120は、CPU(Central Processing Unit)121,プログラム格納用のROM(Read Only Memory)122,ワークエリアや各種カウンタ等が割り当てられるRAM(Random Access Memory)123,I/O(Input/Output)124等を備える。
なお、その他の各基板も、個別にCPUやメモリを備える構成が一般的であるが、図6では省略している。
表示制御基板101は、主回路120より入力される表示制御信号に応じて、液晶表示部10に画像を表示させるための処理を実行する。音声制御基板103は、入力される音声制御信号に応じてスピーカ4a,4bを含むアンプ/スピーカ104より音声を出力させる。ランプ制御基板105は、入力されるランプ制御信号に応じてランプ類106の点灯/消灯を制御する。払出制御基板107は、入力される賞球払出信号に応じて払出装置108を制御する。これにより、遊技者に対して所定数の賞球が払い出される。発射制御基板109は、遊技者がハンドル6を操作することに応じて、該ハンドル6に対応して設けられた発射装置110を作動させる。ハンドル6の操作量に応じて、玉の打出し強さ(玉の飛距離)を調節することが可能となっている。
図7は、本実施例1に係るパチンコ遊技機1における第1始動入賞検知処理を示すフローチャートである。第1始動入賞検知処理では、主回路120は、電チューである第1始動入賞装置12からの玉の入賞検出信号が入力されたタイミングに応じて、第1特図の内部抽選を行い、第1特図の抽選結果を最大特図保留数4を上限として、RAM123上の第1特図用保留記憶領域(図示せず)に記憶して保留する。
図8は、本実施例1に係るパチンコ遊技機1における第1特図保留読出処理を示すフローチャートである。第1特図保留読出処理では、主回路120は、RAM123上の第1特図用保留記憶領域から最古の第1特図の抽選結果を読み出し、第1特図変動処理(図9参照)を開始する。
図9は、本実施例1に係るパチンコ遊技機1における第1特図変動処理を示すフローチャートである。第1特図変動処理では、主回路120は、第1特図の抽選結果が当たりであるかどうかを判定し、特図表示部17の第1特図用数字表示器18aでの第1特図の変動開始,変動停止等の一連の処理を行う。
図10は、本実施例1に係るパチンコ遊技機1における表示制御基板処理を示すフローチャートである。表示制御基板処理では、表示制御基板101は、主回路120から第1特図の判定結果および変動時間を受信し、液晶表示部10での演出パターンおよび停止図柄を決定して、図柄変動を行う。表示制御基板101は、図柄変動中であるか否かに関わらず常に大当たりフラグがONになっていないか確認し、ONになっていなければ大当たり表示処理(図示せず)を起動する。大当たり表示処理では、大当たり処理(図11参照)に合わせてラウンド数を表示するが、本発明とは直接には関係しないので、その詳細については省略する。なお、液晶表示部10が表示制御基板101に接続されている関係上、表示制御基板処理の主体は、主回路120ではなく、表示制御基板101となっている。
図11は、本実施例1に係るパチンコ遊技機1における大当たり処理を示すフローチャートである。大当たり処理では、主回路120は、大入賞装置13を開放し、1ラウンドの入賞可能玉数10の玉が入賞するか1ラウンドの最大開放時間25秒が経過するかのいずれかが成立すると、大入賞装置13を閉鎖する処理を1ラウンドとして、最大ラウンド数15まで実行する処理を行う。
図12は、本実施例1に係るパチンコ遊技機1における第2始動入賞検知処理を示すフローチャートである。第2始動入賞検知処理では、主回路120は、第2始動入賞装置20からの玉の入賞検出信号が入力されたタイミングに応じて、第2特図の内部抽選を行い、第2特図の抽選結果を最大特図保留数4を上限として、RAM123上の第2特図用保留記憶領域(図示せず)に記憶して保留する。
図13は、本実施例1に係るパチンコ遊技機1における第2特図保留読出処理を示すフローチャートである。第2特図保留読出処理では、主回路120は、RAM123上の第2特図用保留記憶領域から最古の第2特図の抽選結果を読み出し、第2特図変動処理(図14参照)を開始する。
図14は、本実施例1に係るパチンコ遊技機1における第2特図変動処理を示すフローチャートである。第2特図変動処理では、主回路120は、第2特図の抽選結果が当たりであるかどうかを判定し、特図表示部17の第2特図用数字表示器18bでの第2特図の変動開始,変動停止等の一連の処理を行う。
次に、このように構成された実施例1に係るパチンコ遊技機1の動作について、図1ないし図14を参照しながら説明する。
パチンコ遊技機1への電源投入後、玉供給皿5に準備された玉は、ハンドル6を含んで構成される発射装置110によって発射され、壁21,発射玉ガイドレール22間の玉発射通路23を通じて遊技盤3に向けて放出される。遊技盤3に放出された玉は、釘19等によって弾かれながら重力によって遊技盤3の盤面上を流下する。
遊技盤3の盤面上を流下する玉が通過ゲート11を通過すると、これをゲート通過検出器111が検出して、通過検出信号が主回路120に送信される。
通過検知処理では、主回路120は、ゲート通過検出器111からの通過検出信号により通過ゲート11の玉の通過を検知しており、通過ゲート11を玉が通過したことが検知されると、普図用乱数カウンタ(図示せず)から値を抽出し、普図の抽選結果の保留数が最大普図保留数4であるかどうかを判定する。普図の抽選結果の保留数が最大普図保留数4であれば、主回路120は、通過検知処理を終了する。すなわち、最大普図保留数4を越える普図の抽選結果は保留することなしに破棄される。普図の抽選結果の保留数が最大普図保留数4でなければ、主回路120は、RAM123上の普図用保留記憶領域(図示せず)に普図の抽選結果を記憶して保留し、普図表示部15の普図保留LEDp1,p2を普図の抽選結果の保留数に応じて点灯あるいは点滅して、通過検知処理を終了する。
次に、普図保留読出処理では、主回路120は、RAM123上の普図用保留記憶領域(図示せず)に普図の抽選結果の保留があるかどうかを判定し、RAM123上の普図用保留記憶領域に普図の抽選結果の保留がなければ、普図保留読出処理を終了する。RAM123上の普図用保留記憶領域に普図の抽選結果の保留があれば、主回路120は、普図表示部15において先の普図の変動表示中であるかどうかを判定する。先の普図の変動表示中であれば、主回路120は、普図保留読出処理を終了する。先の普図の変動表示中でなければ、主回路120は、電チューである第1始動入賞装置12が開放中であるかどうかを判定する。電チューである第1始動入賞装置12が開放中であれば、主回路120は、普図保留読出処理を終了する。電チューである第1始動入賞装置12が開放中でなければ、主回路120は、RAM123上の普図用保留記憶領域に保留されている最古の普図の抽選結果を読み出し、普図表示部15の普図保留LEDp1,p2を普図の抽選結果の保留数に応じて点灯あるいは点滅して、普図変動処理を開始する。
普図変動処理では、主回路120は、普図保留読出処理で読み出した普図の抽選結果を所定の普図用判定値と照合して当たり/ハズレの判定を行う。なお、普図の当たり確率は、例えば127/128である。次に、主回路120は、時短中かそうでないかに応じて普図の変動時間を決定する。時短中であれば、例えば1秒、時短中でなければ、例えば30秒と変動時間を決定する。続いて、主回路120は、普図表示部15の普図変動LED16で普図の変動を開始する。次に、主回路120は、判定結果がハズレであれば、普図表示部15の普図変動LED16を橙色で点灯し、普図変動処理を終了する。判定結果が当たりであれば、主回路120は、普図表示部15の普図変動LED16を緑色で点灯し、電チューソレノイド115を励磁することにより、電チューである第1始動入賞装置12を開放する。普図当選時の第1始動入賞装置12の開放時間は、通常時には、例えば0.5秒、時短時には、例えば1.8秒×3回である。次に、主回路120は、時短中であるかどうかを判定し、時短中であれば、1.8秒経過するのを待機した後、電チューソレノイド115を非励磁とすることにより、電チューである第1始動入賞装置12を閉鎖し、この開閉動作をさらに2回繰り返した後、普図変動処理を終了する。一方、時短中でなければ、主回路120は、0.5秒が経過するのを待機した後、電チューである第1始動入賞装置12を閉鎖し、普図変動処理を終了する。
可動羽根12a,12aの開放中あるいは閉鎖中を問わず、第1始動入賞装置12に玉が入賞すると、第1始動入賞検出器112が、これを検出して、入賞検出信号を主回路120に送信する。
主回路120は、第1始動入賞検出器112からの入賞検出信号により第1始動入賞装置12での玉の通過を検知しており(図7のS101)、玉の通過が検知されない場合には(図7のS101:NO)、玉が通過するまで待機する。
第1始動入賞装置12での玉の通過が検知されると(図7のS101:YES)、主回路120は、特図用乱数カウンタ(図示せず)より値を抽出して第1特図の内部抽選を行う(図7のS102)。
次に、主回路120は、RAM123上の第1特図用保留記憶領域に保留されている第1特図の抽選結果の保留数が最大特図保留数4であるかどうかを判定する(図7のS103)。第1特図の抽選結果の保留数が最大特図保留数4であれば(図7のS103:YES)、主回路120は、払出制御基板107を介して払出装置108に所定数の賞球の払出を指示して(図7のS110)、第1始動入賞検知処理を終了する。すなわち、最大特図保留数4を越える第1特図の抽選結果は保留することなしに破棄される。
第1特図の抽選結果の保留数が最大特図保留数4でなければ(図7のS103:NO)、主回路120は、RAM123上の第1特図用保留記憶領域に第1特図の抽選結果を記憶して保留する(図7のS104)。また、主回路120は、特図表示部17の第1特図保留LEDq1,q2を第1特図の抽選結果の保留数に応じて点灯あるいは点滅する。次に、主回路120は、払出制御基板107を介して払出装置108に所定数の賞球の払出を指示して、第1始動入賞検知処理を終了する。
次に、第1特図保留読出処理では、主回路120は、RAM123上の第1特図用保留記憶領域に第1特図の抽選結果の保留があるかどうかを判定し(図8のS201)、RAM123上の第1特図用保留記憶領域に第1特図の抽選結果の保留がなければ(図8のS201:NO)、第1特図保留読出処理を終了する。
RAM123上の第1特図用保留記憶領域に第1特図の抽選結果の保留があれば(図8のS201:YES)、主回路120は、特図表示部17の第1特図用数字表示器18aおよび液晶表示部10において先の第1特図の変動表示中であるかどうかを判定する(図8のS202)。先の第1特図の変動表示中であれば(図8のS202:YES)、主回路120は、第1特図保留読出処理を終了する。
先の第1特図の変動表示中でなければ(図8のS202:NO)、主回路120は、大当たりフラグがONであるかどうかに基づいて大当たり中であるかどうかを判定する(図8のS203)。大当たり中であれば(図8のS203:YES)、主回路120は、大当たりフラグがOFFになるまで待機する。
大当たりフラグがOFFになると(図8のS203:NO)、主回路120は、RAM123上の第1特図用保留記憶領域から最古の第1特図の抽選結果を読み出し(図8のS204)、第1特図変動処理(図9参照)を開始する(図8のS205)。
第1特図変動処理では、主回路120は、第1特図保留読出処理で読み出された第1特図の抽選結果を、特図用判定値と照合して当たり/ハズレの判定を行う(図9のS301)。第1特図の大当たり確率は、例えば1/350である。
次に、主回路120は、当たり/ハズレの判定結果に基づいて第1特図の変動時間を決定する(図9のS302)。
続いて、主回路120は、判定結果および変動時間を表示制御基板101に通知する(図9のS303)。
次に、主回路120は、第1特図の変動を開始するとともに、第1特図変動タイマのカウントを開始する(図9のS304)。
続いて、主回路120は、第1特図変動タイマに基づいて変動時間が経過したかどうかを判定し(図9のS305)、変動時間が経過していなければ(図9のS305:NO)、大当たりフラグがONであるかどうかを判定する(図9のS306)。大当たりフラグがONでなければ(図9のS306:NO)、主回路120は、ステップS305に制御を戻す。大当たりフラグがONであれば(図9のS306:YES)、主回路120は、特図表示部17の第1特図用数字表示器18aをハズレ図柄で停止し(図9のS307)、大当たりフラグがOFFであるかどうかを判定する(図9のS308)。大当たりフラグがOFFでなければ(図9のS308:NO)、主回路120は、大当たりフラグがOFFになるまで待機し、大当たりフラグがOFFになると(図9のS308:YES)、ステップS304に制御を戻し、第1特図の変動を再開するとともに、第1特図変動タイマを0から再開する。
変動時間が経過していれば(図9のS305:YES)、主回路120は、特図表示部17の第1特図用数字表示器18aでの第1特図の変動を停止する(図9のS307)。当たりのときは、特図表示部17の第1特図用数字表示器18aに当たり図柄が表示され、ハズレのときは、特図表示部17の第1特図用数字表示器18aにハズレ図柄が表示される。
次に、主回路120は、停止図柄が当たりであるかどうかを判定し(図9のS310)、停止図柄が当たりであれば(図9のS310:YES)、大当たりフラグをONして(図9のS311)、第1特図変動処理を終了する。停止図柄が当たりでなければ(図9のS3010:NO)、主回路120は、ステップS311をスキップして、第1特図変動処理を終了する。
表示制御基板処理では、表示制御基板101は、第1特図の判定結果および変動時間を受信したかどうかを判定し(図10のS401)、第1特図の判定結果および変動時間を受信していなければ(図10のS401:NO)、大当たりフラグがONであるかどうかを判定する(図10のS402)。大当たりフラグがONでなければ(図10のS402:NO)、表示制御基板101は、液晶表示部10に待機を表示し(図10のS405)、ステップS401に制御を戻す。大当たりフラグがONであれば(図10のS402:YES)、大当たり表示処理を実行する(図10のS403)。既述したように、大当たり表示処理では、大当たり処理(図11参照)に合わせて液晶表示部10にラウンド数の表示を行う。次に、主回路120は、大当たりフラグがOFFであるかどうかを判定し(図11のS404)、大当たりフラグがOFFでなければ(図11のS404:NO)、大当たりフラグがOFFになるまで待機し、大当たりフラグがOFFになると(図11のS404:YES)、ステップS401に制御を戻す。
第1特図の判定結果および変動時間を受信していれば(図10のS401:YES)、表示制御基板101は、演出パターンおよび停止図柄を決定し(図11のS406)、液晶表示部10の図柄変動を開始する(図11のS407)。受信した判定結果が当たりの場合、液晶表示部10での停止図柄として大当たり図柄が選択されるが、第1大当たり図柄は「111」,「333」,「555」,「777」のゾロ目、第2大当たり図柄は「222」,「444」,「666」のゾロ目である。
次に、表示制御基板101は、図柄変動が終了したかどうかを判定し(図11のS408)、図柄変動が終了していなければ(図11のS408:NO)、大当たりフラグがONであるかどうかを判定する(図10のS409)。大当たりフラグがONでなければ(図10のS409:NO)、表示制御基板101は、ステップS408に制御を戻す。大当たりフラグがONであれば(図10のS409:YES)、表示制御基板101は、大当たり表示処理を実行し(図10のS410)、大当たりフラグがOFFであるかどうかを判定する(図11のS411)。大当たりフラグがOFFでなければ(図11のS411:NO)、主回路120は、大当たりフラグがOFFになるまで待機し、大当たりフラグがOFFになると(図11のS411:YES)、ステップS407に制御を戻す。
図柄変動が終了すると(図11のS408:YES)、表示制御基板101は、表示制御基板処理を終了する。
続いて、大当たり処理では、主回路120は、大当たりフラグがONであるかどうかを判定し(図11のS501)、大当たりフラグがONでなければ(図11のS501:NO)、大当たり処理を終了する。
大当たりフラグがONであれば(図11のS501:YES)、主回路120は、1回の大当たりで大入賞装置13を最大ラウンド数15まで開放させるために、ラウンド数が最大ラウンド数15でないかどうかを判定する(図11のS502)。
ラウンド数が最大ラウンド数15でなければ(図11のS502:YES)、主回路120は、ラウンド数に1を加算し(図11のS503)、大入賞ソレノイド115を励磁することにより、大入賞装置13を開放する(図11のS506)。これにより、大入賞装置13への玉の入賞が可能になる。
大入賞装置13へ1ラウンドの入賞可能玉数10の玉が入賞するか(図11のS505:YES)、大入賞装置13が開放してから1ラウンドの最大開放時間25秒が経過するか(図11のS506:YES)のいずれかが満たされると、主回路120は、大入賞ソレノイド115を非励磁とすることにより、大入賞装置13を閉鎖し(図11のS507)、大当たり処理を終了する。これにより、大入賞装置13への玉の入賞ができなくなる。
この後、大当たりフラグがまだONであるため(図11のS501:YES)、主回路120は、大入賞装置13の開閉(S501〜S507)を繰り返す。
そして、ラウンド数が最大ラウンド数15になると(図11のS502:NO)、主回路120は、ラウンド数を初期値0にリセットして(図11のS508)、大当たりフラグをOFFにし(図11のS509)、大当たり処理を終了する。
大当たり処理の終了後、第1大当たり図柄の大当たりであったときは、次の大当たりまで時短状態(普図の変動時間が短くなり、電チューである第1始動入賞装置12の開放時間が長くなる状態)となり、この時短状態は次の大当たりに当選するまで継続する。また、第2大当たり図柄の大当たりであったときは、時短状態になり、第1特図および第2特図の変動動作が100回行われるか、次の大当たりに当選するまで継続する。
一方、玉発射通路23から遊技盤3に放出された玉の一部は、釘19によって弾かれながら、壁21および右ガイドレール24によって形成された右側玉通路25に入り込むことになる。右側玉通路25に入り込んだ玉は、右側玉通路25に沿って玉排出口14の前方位置に放出される。このとき、右側玉通路25から放出された玉は、遊技盤3を流下して第1始動入賞装置12および第2始動入賞装置20の何れの入賞口にも入賞しなかつた玉と玉排出口14の前で衝突可能であり、衝突した玉は、右側玉通路25から玉排出口14の前を通って左側玉通路27に進入する軌道を外れ、やがては慣性力を失い、終了玉として玉排出口14から排出されることになる。すなわち、右側玉通路25経由で玉排出口14の前まで導かれた玉が他の玉に衝突すると、玉の速度は殺され、そのまま玉排出口14から排出される。他方、衝突しなかった玉は、右側玉通路25から玉排出口14の前を通って左側玉通路27内に進入し、右側玉通路25内を流下する際に付与された重力による慣性力によって左側玉通路27内を駆け上がり、左側玉通路27の上端出口から再び遊技盤3上に放出される。遊技盤3上に再放出された玉は、釘19等に弾かれながら遊技盤3上を流下し、その一部は第2始動入賞装置20に入賞することになる。このため、遊技者が遊技盤3に玉を打ち込むと、通常は遊技盤3の右領域を玉が流下し、通過ゲート11を通過したり、第1始動入賞装置12などへ入賞したりするが、遊技盤3の内縁に沿って右側玉通路25,左側玉通路27が設けられているため、遊技盤3へ打ち込まれた玉が右側玉通路25の入口に入ると、右側玉通路25に沿って玉排出口14の前まで転がり、他の玉に衝突することなく通過すると、遊技盤3の左側玉通路27の出口より飛び出し、この出口から飛び出した玉は、第2始動入賞装置20へ入賞する可能性がある。
第2始動入賞装置20に玉が入賞すると、第2始動入賞検出器113が、これを検出して、入賞検出信号を主回路120に送信する。
主回路120は、第2始動入賞検出器113からの入賞検出信号により第2始動入賞装置20での玉の通過を検知しており(図12のS601)、玉の通過が検知されない場合には(図12のS601:NO)、玉が通過するまで待機する。
第2始動入賞装置20での玉の通過が検知されると(図12のS601:YES)、主回路120は、特図用乱数カウンタ(図示せず)より値を抽出して第2特図の内部抽選を行う(図12のS602)。
次に、主回路120は、RAM123上の第2特図用保留記憶領域に保留されている第2特図の抽選結果の保留数が最大特図保留数4であるかどうかを判定する(図12のS603)。第2特図の抽選結果の保留数が最大特図保留数4であれば(図12のS603:YES)、主回路120は、払出制御基板107を介して払出装置108に所定数の賞球の払出を指示して(図12のS610)、第1始動入賞検知処理を終了する。すなわち、最大特図保留数4を越える第2特図の抽選結果は保留することなしに破棄される。
第2特図の抽選結果の保留数が最大特図保留数4でなければ(図12のS603:NO)、主回路120は、RAM123上の第2特図用保留記憶領域に第2特図の抽選結果を記憶して保留する(図12のS604)。また、主回路120は、特図表示部17の第2特図保留LEDq3,q4を第2特図の抽選結果の保留数に応じて点灯あるいは点滅する。次に、主回路120は、払出制御基板107を介して払出装置108に所定数の賞球の払出を指示して(図12のS605)、第2始動入賞検知処理を終了する。
次に、第2特図保留読出処理では、主回路120は、RAM123上の第2特図用保留記憶領域に第2特図の抽選結果の保留があるかどうかを判定し(図13のS701)、RAM123上の第2特図用保留記憶領域に第2特図の抽選結果の保留がなければ(図13のS701:NO)、第2特図保留読出処理を終了する。
RAM123上の第2特図用保留記憶領域に第2特図の抽選結果の保留があれば(図13のS701:YES)、主回路120は、特図表示部17の第2特図数字表示器18bにおいて先の第2特図の変動表示中であるかどうかを判定する(図13のS702)。先の第2特図の変動表示中であれば(図13のS702:YES)、主回路120は、第2特図保留読出処理を終了する。
先の第2特図の変動表示中でなければ(図13のS702:NO)、主回路120は、大当たりフラグがONであるかどうかに基づいて大当たり中であるかどうかを判定する(図13のS703)。大当たり中であれば(図13のS703:YES)、主回路120は、大当たりフラグがOFFになるまで待機する。
大当たりフラグがOFFになると(図13のS703:NO)、主回路120は、RAM123上の第2特図用保留記憶領域から最古の第2特図の抽選結果を読み出し(図13のS704)、第2特図変動処理(図14参照)を開始する(図13のS705)。
第2特図変動処理では、主回路120は、第2特図保留読出処理で読み出された第2特図の抽選結果を、所定の特図用判定値と照合して当たり/ハズレの判定を行う(図14のS801)。第2特図の大当たり確率は、例えば1/35である。
次に、主回路120は、当たり/ハズレの判定結果に基づいて第2特図の変動時間を決定する(図14のS802)。
続いて、主回路120は、特図表示部17の第2特図数字表示器18bにおける第2特図の図柄変動,ならびに第2特図変動タイマ(図示せず)のカウントを開始する(図14のS803)。
続いて、主回路120は、第2特図変動タイマに基づいて変動時間が経過したかどうかを判定し(図14のS804)、変動時間が経過していなければ(図14のS804:NO)、大当たりフラグがONであるかどうかを判定する(図14のS805)。大当たりフラグがONでなければ(図14のS305:NO)、主回路120は、ステップS804に制御を戻す。大当たりフラグがONであれば(図14のS805:YES)、主回路120は、特図表示部17の第2特図数字表示器18bをハズレ図柄で停止し(図14のS806)、大当たりフラグがOFFであるかどうかを判定する(図14のS807)。大当たりフラグがOFFでなければ(図14のS807:NO)、主回路120は、大当たりフラグがOFFになるまで待機し、大当たりフラグがOFFになると(図14のS807:YES)、ステップS803に制御を戻し、第2特図の変動を再開するとともに、第2特図変動タイマを0から再開する。
変動時間が経過していれば(図14のS804:YES)、主回路120は、特図表示部17の第2特図数字表示器18bの第2特図の変動を停止する(図14のS808)。当たりのときは、特図表示部17に当たり図柄が表示され、ハズレのときは、特図表示部17の第2特図数字表示器18bにハズレ図柄が表示される。抽選結果が大当たりのときは、主回路120は、特図表示部17の第2特図用数字表示器18bに当たり図柄を表示し、液晶表示部10では第1特図の図柄変動を中止していきなり「大当たり」の表示を行って大当たり状態となる。
次に、主回路120は、停止図柄が当たりであるかどうかを判定し(図14のS808)、停止図柄が当たりであれば(図14のS808:YES)、大当たりフラグをONして(図14のS809)、第2特図変動処理を終了する。また、特図表示部17の第2特図用数字表示器18bに当たり図柄が表示されたときは、第1特図変動タイマを停止し、大当たり処理(図11参照)が終了してから第1特図変動タイマを0から再開する。すなわち、第2特図で当選したときは、大当たりしたことを液晶表示部10に表示する。この際、液晶表示部10に表示されていた第1特図に基づく図柄(変動中を含む)を消して、「大当たり」の表示を行う。中断した第1特図の図柄変動は、大当たり状態が終了してから再開する。このとき、第1特図変動タイマはリセットしておき、最初から再開する。停止図柄が当たりでなければ(図14のS808:NO)、主回路120は、ステップS810をスキップして、第2特図変動処理を終了する。
実施例1によれば、通常の発射装置110以外の発射装置を別途設けることなく、重力を使って玉を宙返りさせるので、遊技盤3全体を使って大きな玉の動きを実現することができる。
また、実施例1によれば、右側玉通路25に進入した玉と、遊技盤3上を流下して何れの第1始動入賞装置12および第2始動入賞装置20のいずれの入賞口にも入賞しなかつた玉とが、玉排出口14の前で衝突可能であるようにしたので、遊技者には、右側玉通路25を通過しないで遊技盤3上を流下してきた玉と、右側玉通路3を使って玉排出口14の前方を通過する玉とが衝突しないように、タイミングを測りながら遊技するという遊技性が生じ、遊技者の興趣をより高めることが可能になる。
さらに、実施例1によれば、右側玉通路25,左側玉通路27を上手く通過しないと入賞することができない第2始動入賞装置20を設けることにより、遊技者の興趣をより一層高めることが可能になる。
ところで、上記実施例1に係るパチンコ遊技機1に関しては、以下のような変形例を考えることができる。
実施例1では、遊技盤3へ打ち込まれた玉が遊技盤3の左領域へは直接行けないように釘19を植設したが、遊技盤3へ放出される玉の勢いにより遊技盤3の左右何れの領域へも流下可能であるようにしてもよい。ただし、実施例1のように、遊技盤3の左右の領域に違いを付け、玉の流れを制限した方が遊技者の興趣を高めることができる。
また、実施例1では、第1始動入賞装置12と第2始動入賞装置20とで異なる抽選処理を行うようにしたが、同じ抽選処理を行うようにしてもよい。そうすると、保留や特図の表示などが1組ですむので、パチンコ遊技機1の構成は実施例1よりも単純にすることができる。ただし、実施例1のように、2つの始動入賞装置に違いがあった方が、遊技者の興趣は高められる。
さらに、実施例1では、特図の抽選で当選したとき、その大当たり終了後、特図の大当たり確率を通常よりも高くした確変状態になるようにしてもよい。このようにすることにより、遊技性を広げることができる。
さらにまた、実施例1では、大当たり終了後に必ず時短状態となるようにしたが、時短状態になるか否か、時短状態をどれだけ継続するか等については適宜決定することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、これはあくまでも例示にすぎず、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
本発明の実施例1に係るパチンコ遊技機の正面模式図。 図1中の遊技盤を示す正面模式図。 図2中の液晶表示部を拡大して示す図。 図1中の普図表示部を拡大して示す図。 図1中の特図表示部を拡大して示す図。 本実施例1に係るパチンコ遊技機の回路ブロック図。 本実施例1に係るパチンコ遊技機における第1始動入賞検知処理を示すフローチャート。 本実施例1に係るパチンコ遊技機における第1特図保留読出処理を示すフローチャート。 本実施例1に係るパチンコ遊技機における第1特図変動処理を示すフローチャート。 本実施例1に係るパチンコ遊技機における表示制御基板処理を示すフローチャート。 本実施例1に係るパチンコ遊技機における大当たり処理を示すフローチャート。 本実施例1に係るパチンコ遊技機における第2始動入賞検知処理を示すフローチャート。 本実施例1に係るパチンコ遊技機における第2特図保留読出処理を示すフローチャート。 本実施例1に係るパチンコ遊技機における第2特図変動処理を示すフローチャート。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
2 前面扉
3 遊技盤
5 玉供給皿
6 ハンドル
10 液晶表示部
11 通過ゲート
12 第1始動入賞装置
13 大入賞装置
15 普図表示部
16 普図変動LED
17 特図表示部
18a 第1特図用数字表示器
18b 第2特図用数字表示器
19 釘
20 第2始動入賞装置
21 壁
22 発射玉ガイドレール
24 右ガイドレール(ガイド部材)
25 右側玉通路
26 左ガイドレール(ガイド部材)
27 左側玉通路
100 主制御基板
101 表示制御基板
107 払出制御基板
108 払出装置
109 発射制御基板
110 発射装置
111 ゲート通過検出器
112 第1始動入賞検出器
113 第2始動入賞検出器
114 大入賞検出器
115 電チューソレノイド
116 大入賞ソレノイド
p1,p2 普図保留LED
q1,q2 第1特図保留LED
q3,q4 第2特図保留LED

Claims (3)

  1. 遊技者の操作する発射装置より発射された玉が流下する、略円形の壁で囲まれた遊技領域と、当該遊技領域を流下する玉が入賞可能な複数の入賞口と、何れの入賞口にも入賞しなかった玉を前記遊技領域から排出する、前記遊技領域の最下部に設けられた玉排出口と、を備えたパチンコ遊技機において、
    前記壁の一部の内縁に沿って玉が通過可能な幅を空けて設けられ、玉通路を形成するガイド部材を備え、
    前記玉通路の上方に設けられた入口から進入した玉が、前記壁に沿って転動しながら前記玉排出口の前方を通過し、さらに前記壁に沿って上方に導かれた後に前記玉通路の出口から前記遊技領域に放出されることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記玉通路に進入した玉と、前記遊技領域を流下して何れの入賞口にも入賞しなかつた玉とが、前記玉排出口の前で衝突可能である請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記玉通路の出口から前記遊技領域に放出された玉のみが入賞可能な入賞口が設けられた請求項1または2記載のパチンコ遊技機。
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