JP2007181571A - 固定用部材および人工骨頭保持具 - Google Patents

固定用部材および人工骨頭保持具 Download PDF

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Abstract

【課題】接着剤を使用することなく、人工骨頭を保持する保持部を臼蓋側の骨に対して、長期に亘って安定的に固定し得る固定用部材、および人工骨頭を長期に亘って安定的に保持可能な人工骨頭保持具を提供すること。
【解決手段】固定用部材1は、人工骨頭を摺動可能に保持する受け部を、臼蓋側の骨に固定するのに用いられるものであり、リン酸カルシウム系化合物を主材料として構成され、前記骨に先端から挿入されるほぼ柱状をなす挿入部2と、該挿入部2の基端側に設けられ、前記受け部に係合する係合部3とを有する。この固定用部材1は、その空孔率が50%以下であるのが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、固定用部材および人工骨頭保持具に関するものである。
一般に、人工股関節(人工肩関節)は、球状の人工骨頭を有する部材と、人工骨頭を回転自在に支持するお椀状の部材(受け部)とで構成されている。
そして、人工骨頭を有する部材を大腿骨(上腕骨)側に固定し、一方、お椀状の部材を腰骨(肩甲骨)に固定し、お椀状部材の内側に人工骨頭を挿入して保持する(例えば、特許文献1参照。)。
通常、このお椀状部材は、腰骨(肩甲骨)に対して接着剤(骨セメント)により固定される。この方法は、初期の固定性に優れるが、長期の使用により、お椀状部材が腰骨(肩甲骨)に対して緩みを生じたり、腰骨(肩甲骨)から離脱するという問題が生じることもある。
また、接着剤として、ポリメチルメタクリレートのような樹脂系の接着剤を用いた場合、そのモノマー成分の溶出による人体への悪影響が懸念される。
特開平9−51907号公報(図9)
本発明の目的は、接着剤を使用することなく、人工骨頭を保持する保持部を臼蓋側の骨に対して、長期に亘って安定的に固定し得る固定用部材、および人工骨頭を長期に亘って安定的に保持可能な人工骨頭保持具を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(13)の本発明により達成される。
(1) 人工骨頭を摺動可能に保持する受け部を、臼蓋側の骨に固定するのに用いられる固定用部材であって、
リン酸カルシウム系化合物を主材料として構成され、
前記骨に先端から挿入されるほぼ柱状をなす挿入部と、該挿入部の基端側に設けられ、前記受け部に係合する係合部とを有することを特徴とする固定用部材。
これにより、接着剤を使用することなく、人工骨頭を保持する保持部を臼蓋側の骨に対して、長期に亘って安定的に固定し得る固定用部材を提供することができる。
(2) 前記挿入部は、その外周面に凹部が形成されている上記(1)に記載の固定用部材。
これにより、術後早期においては、固定用部材が臼蓋側の骨から抜けるのを確実に防止することができる。また、この凹部を設けることにより、臼蓋側の骨内において、挿入部の骨細胞との接触面積が増大するので、固定用部材と臼蓋側の骨とが経時的に一体化するのが促進される。
(3) 前記凹部は、前記挿入部の外周に沿って形成された、少なくとも1本の溝で構成されている上記(2)に記載の固定用部材。
これにより、術後早期においては、固定用部材が臼蓋側の骨から抜けるのを確実に防止することができる。また、この溝を設けることにより、臼蓋側の骨内において、挿入部の骨細胞との接触面積が増大するので、固定用部材と臼蓋側の骨とが経時的に一体化するのが促進される。
(4) 前記係合部は、その横断面積が基端に向かって漸増している部分を有する上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の固定用部材。
これにより、係合部と受け部との係合が容易に解除されるのを防止して、術後早期に、受け部が臼蓋側の骨から離脱するのを確実に防止する。
(5) その空孔率が50%以下である上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の固定用部材。
これにより、固定用部材に十分な機械的強度を付与することができる。また、この程度の空孔が存在すれば、骨細胞が挿入部内へ侵入することができ、固定用部材と臼蓋側の骨との早期の一体化(癒合)が期待できる。
(6) 上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の固定用部材と、
人工骨頭を摺動可能に保持する受け部であって、前記固定用部材により臼蓋側の骨に固定される受け部とを有することを特徴とする人工骨頭保持具。
これにより、人工骨頭を長期に亘って安定的に保持可能な人工骨頭保持具を提供することができる。
(7) 前記受け部は、リン酸カルシウム系化合物を含む材料を成形して得られたものである上記(6)に記載の人工骨頭保持具。
これにより、受け部自体と臼蓋側の骨とが経時的に癒合(一体化)して、受け部を臼蓋側の骨に強固に固定することができる。
(8) 前記受け部は、粒状または塊状のリン酸カルシウム系化合物を含む上記(7)に記載の人工骨頭保持具。
これにより、作製された受け部の機械的強度を向上させることができる。
(9) 前記受け部は、自家骨を粉砕した粉砕物を含む上記(7)または(8)に記載の人工骨頭保持具。
これにより、作製された受け部の機械的強度を向上させることができる。特に、自家骨の粉砕物を含むことにより、受け部と臼蓋側の骨とのより早期の癒合を図ることができる。
(10) 前記受け部は、手術の際に作製されるものである上記(7)ないし(9)のいずれかに記載の人工骨頭保持具。
これにより、患者毎に、臼蓋の骨欠損状態に応じて受け部が作製されるため、術場において、受け部の形状に合わせて臼蓋の形状を整形する煩雑な作業を省略することができ、手術時間の短縮に寄与し、患者の負担を低減することができる。
(11) 前記受け部は、前記人工骨頭が摺接する人工骨頭摺接面を備え、
前記固定用部材は、前記受け部を前記骨に固定した状態で、その基端が前記人工骨頭摺接面より前記骨側に位置している上記(6)ないし(10)のいずれかに記載の人工骨頭保持具。
これにより、人工骨頭が受け部の内面(人工骨頭摺接面)に沿って摺動する際に、固定用部材に接触せず、人工関節の円滑な回動が阻害されない。
(12) 前記固定用部材は、その基端に先端に向かって凹没する凹曲面を有する上記(6)ないし(11)のいずれかに記載の人工骨頭保持具。
これにより、凹曲面に指等を押し当てることにより、固定用部材を臼蓋側の骨に挿入する操作をより容易かつ確実に行うことができる。
(13) 前記受け部は、前記人工骨頭が摺接する人工骨頭摺接面を備え、
前記人工骨頭摺接面の曲率半径と、前記凹曲面の曲率半径とがほぼ等しい上記(12)に記載の人工骨頭保持具。
患者(症例)によっては、固定用部材を臼蓋側の骨の目的とする位置まで深く挿入するのが困難な場合があるが、凹曲面の曲率半径と人工骨頭摺接面の曲率半径とをほぼ等しく設定することにより、仮に、凹曲面と人工骨頭摺接面とがほぼ同一平面上に位置した場合でも、連続した曲面が形成されるため、人工関節の円滑な回動が阻害されない。
本発明によれば、接着剤を使用することなく、人工骨頭を摺動可能に保持する受け部を臼蓋側の骨に対して、長期に亘って安定的に固定することができ、また、人工骨頭を長期に亘って安定的に保持し得る。
また、挿入部の少なくとも一部を骨に挿入するため、その体積分だけ海面骨が押圧されて骨密度の増大を図ることができる。このため、骨粗鬆症等により骨密度が低下している患者にも好適に適用することができる。
以下、本発明の固定用部材および人工骨頭保持具を添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の固定用部材の実施形態を示す側面図(a)および正面図(b)、図2は、人工関節の構成を示す図、図3および図4は、それぞれ、図1に示す固定用部材を用いて行う人工関節置換術を順を追って説明するための図である。
なお、以下では、人工股関節置換術を行う場合を一例に説明する。
図2に示すように、人工関節10は、球状(または半球状)の人工骨頭201を備えるステム20と、人工骨頭201の外形に対応する形状の凹部301を備え、人工骨頭201を摺動可能に保持するカップ(受け部)30とで構成されている。
そして、ステム20の人工骨頭201と反対側の部分を大腿骨200に挿入・固定し、一方、カップ30を骨盤300の臼蓋310に挿入・固定し、カップ30の凹部301内に人工骨頭201が挿入される。これにより、股関節100が人工関節10で置換される。
本発明の固定用部材(ペグ)1は、カップ30を骨盤(臼蓋側の骨)300に固定するのに使用されるものである。また、本発明の人工骨頭保持具は、この固定用部材1とカップ30とを備えてなるものである。
固定用部材1は、リン酸カルシウム系化合物を主材料として構成され、図1に示すように、骨盤300に挿入される挿入部2と、カップ30に係合する係合部3とを有している。
このような固定用部材1を用いることにより、術後初期のみならず、長期に亘ってカップ30を骨盤300に確実に固定することができる。特に、リン酸カルシウム系化合物を主材料として構成されることにより、固定用部材1と骨盤300とが経時的に一体化(癒合)するため、カップ30を骨盤300により強固に固定することができる。
また、接着剤の使用を省略できるので、樹脂系の接着剤を用いる場合に懸念される人体への悪影響もない。さらにリン酸カルシウム系化合物は、骨自体の主成分でもあるため極めて安全性が高い。
挿入部2は、その少なくとも一部が先端から骨盤300に挿入される部分であり、ほぼ柱状をなしている。この挿入部2が骨盤300に挿入され、係合部3がカップ30に係合することにより、カップ30が骨盤300に固定される。また、この挿入部2から固定用部材1の経時的な骨盤300との一体化が進行する。
また、挿入部2の少なくとも一部が骨盤300に挿入されることにより、骨盤300の当該部分においては、挿入された挿入部2の体積分だけ海面骨が押圧され、骨密度の増大を図ることができる。このため、固定用部材1は、骨粗鬆症等により骨密度が低下している患者(症例)にも好適に適用することができる。すなわち、固定用部材1は、これを挿入した部分の骨盤300の骨密度を増大させる機能も有する。
本実施形態では、挿入部2の横断面形状は、図1(b)に示すような円形状をなしているが、その他、例えば、楕円形状、三角形状、四角形状、菱形状、五角形状、六角形状、星形状等の多角形状等とすることもできる。
また、挿入部2の先端縁部は、図1(a)に示すように、好ましくは丸みを帯びた(R付けされた)形状とされる。これにより、固定用部材1を骨盤300に挿入するのに際し、周辺組織を不本意に傷つけるのを好適に防止することができる。
また、挿入部2は、その外周に沿って、少なくとも1本(本実施形態では、3本)のリング状の溝(凹部)21が形成されている。これにより、術後早期においては、固定用部材1が骨盤300から抜けるのを確実に防止することができる。また、この溝21を設けることにより、骨盤300内において、挿入部2の骨細胞との接触面積が増大するので、固定用部材1と骨盤300とが経時的に一体化するのが促進される。
なお、溝21の断面形状は、図示のようなコ字状の他、例えば、V字状、U字状、半円状等とすることもでき、また、溝21は、リング状のものに限らず、螺旋状に形成されたものでもよい。
なお、溝21に代えて、挿入部2の外周面に複数の微小な凹部を設けるようにしてもよい。この構成によっても、溝21を設けるのと同様の効果が期待できる。
この挿入部2の基端側には、カップ30に係合する係合部3が設けられている。本実施形態では、係合部3は、挿入部2と一体的に形成されている。なお、固定用部材1は、挿入部2と係合部3とを別体として形成し、これらを接合したものであってもよい。
図1に示すように、係合部3は、その横断面積が基端に向かって漸増している。これにより、係合部3とカップ30との係合が容易に解除されるのを防止することができ、術後早期に、カップ30が骨盤300から離脱するのを確実に防止することができる。
なお、係合部3は、図示の構成では、固定用部材1の軸方向の全体に亘って、横断面積が基端に向かって漸増する構成であるが、横断面積が基端に向かって漸増する部分を固定用部材1の軸方向の一部に有するような構成であってもよい。
また、係合部3(固定用部材1)は、その基端に先端に向かって凹没する凹曲面31を有している。これにより、当該部分に指等を押し当てることにより、固定用部材1を骨盤300に挿入する操作をより容易かつ確実に行うことができる。
このような固定用部材1の各部の寸法は、例えば、次のように設定される。
挿入部2の幅(図1中W)は、2〜20mm程度であるのが好ましく、5〜12mm程度であるのがより好ましい。
挿入部2の長さ(図1中L)は、3〜20mm程度であるのが好ましく、7〜15mm程度であるのがより好ましい。
溝21の幅(図1中w)は、0.1〜5mm程度であるのが好ましく、0.3〜2mm程度であるのがより好ましい。
係合部3の幅(図1中W)は、2〜25mm程度であるのが好ましく、2.5〜25mm程度であるのがより好ましく、10〜20mm程度であるのがさらに好ましい。
係合部3の長さ(図1中L)は、3〜20mm程度であるのが好ましく、7〜15mm程度であるのがより好ましい。
凹曲面31の曲率半径(図1中R)は、後述するように、好ましくはカップ30の凹部301の内面の曲率半径とほぼ等しく設定される。凹曲面31の曲率半径Rは、具体的には、10〜40mm程度であるのが好ましく、20〜35mm程度であるのがより好ましい。
また、固定用部材1は、リン酸カルシウム系化合物を主材料として構成されるが、このリン酸カルシウム系化合物としては、例えば、ハイドロキシアパタイト、フッ素アパタイト、炭酸アパタイト等のアパタイト類、リン酸二カルシウム、リン酸三カルシウム、リン酸四カルシウム、リン酸八カルシウム等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。また、これらのリン酸カルシウム系化合物のなかでもCa/P比が1.0〜2.0のもの、特に、ハイドロキシアパタイトまたはリン酸三カルシウムが好適に用いられる。
このような固定用部材1は、その空孔率が50%以下であるのが好ましく、5〜30%程度であるのがより好ましく、10〜15%程度であるのがさらに好ましい。これにより、固定用部材1に十分な機械的強度を付与することができる。また、この程度の空孔が存在すれば、骨細胞が挿入部2内へ侵入することができ、固定用部材1と骨盤300との早期の一体化(癒合)が期待できる。
また、人工関節10において、カップ30の構成材料としては、例えば、リン酸カルシウム系化合物、クロムーコバルト合金のような金属材料または高分子量ポリエチレンのような樹脂材料等が挙げられるが、これらの中でも、リン酸カルシウム系化合物を主材料とするものが好ましい。これにより、カップ30自体と骨盤300とを経時的に癒合(一体化)させて、カップ30を骨盤300に強固に固定することができる。
かかるカップ30は、リン酸カルシウム系化合物を含む材料を成形することにより作製することができる。このリン酸カルシウム系化合物を含む材料には、リン酸カルシウム系化合物と、増粘剤(バインダー)と、液剤(分散媒)とを含む材料(骨セメント)が好適に使用される。
このような骨セメントにおいて、リン酸カルシウム系化合物には、前記固定用部材1の構成材料で挙げたものと同様のものを用いることができる。
骨セメント中のリン酸カルシウム系化合物の含有量は、増粘剤の含有量、種類によっても若干異なり、特に限定されないが、10〜90wt%程度であるのが好ましく、30〜60wt%程度であるのがより好ましい。
増粘剤としては、例えば、グルコース、フルクトース等の単糖類、サッカロース、マルトース、ラクトース等の少糖類、カルボキシメチル(CM)キチン、CMセルロース、デンプン、グリコーゲン、ペクチン、キチン、キトサン等の多糖類、グリセリン、糖アルコール(ソルビート、マンニトール、キシリトール)、ゼラチン、ポリビニルアルコール、無水マレイン酸等の水溶性(または親水性)高分子材料が挙げられる。
これらの中でも特に、増粘剤としては、多糖類が好ましい。多糖類は、賦形性と生体親和性に優れている。
さらに、増粘剤には、CMキチン、CMセルロース、デンプン、ペクチン、キチン、キトサン等の非ヒト由来の多糖類を用いることがより好ましい。非ヒト由来の増粘剤は、ヒト以外から原料が採取される。このため、感染症のリスクが低減される。しかも、このような物質の体内での分解速度は、速すぎもせず、遅すぎもせず、骨の再生に適している。なお、非ヒト由来とは、一般的に、原料の採取源をヒト以外としたことを指標とすることができる。
骨セメント中の増粘剤の含有量は、増粘剤の種類、リン酸カルシウム系化合物の含有量によっても若干異なり、特に限定されないが、0.1〜20wt%程度であるのが好ましく、0.3〜15wt%程度であるのがより好ましい。これにより、骨セメントは、適度な粘調性が得られ、カップ30の作製時の取り扱い性が向上する。
液剤は、リン酸カルシウム系化合物を水和凝結させる機能を有するとともに、増粘剤の溶媒としても機能する。
このような液剤としては、水、生理食塩水、クエン酸などの酸等が挙げられるが、水が特に好ましく用いられる。
なお、以上述べた骨セメントは、pH調整剤、硬化促進剤、抗菌剤、X線造影剤、各種薬剤等を含有していてもよい。また、骨セメントにおいて、上記増粘剤は省き、単にリン酸カルシウムと液剤を混練して水和凝結させてもよい。
また、このような骨セメントを成形してカップ30を作製する場合、カップ30は、粒状または塊状のリン酸カルシウム系化合物、および自家骨を粉砕した粉砕物のうちの少なくとも一方を含むものが好ましい。これにより、作製されたカップ30の機械的強度を向上させることができる。また、特に、自家骨の粉砕物を含むことにより、カップ30と骨盤300とのより早期の癒合を図ることができる。
この場合、カップ30は、予め作製されたものであってもよいが、手術の際に作製されるのものが好ましい。これにより、患者毎に、臼蓋310の骨欠損状態に応じてカップ30が作製されるため、術場において、カップ30の形状に合わせて臼蓋310の形状を整形する煩雑な作業を省略することができ、手術時間の短縮に寄与し、患者の負担を低減することができる。
次に、固定用部材1の使用方法について説明する。
なお、ここでは、前述したような骨セメントを用いてカップ30を手術の際に作製する場合を一例に説明する。
[1] まず、損傷した股関節100を除去する。すなわち、大腿骨200の骨頭部分および骨盤300の臼蓋310の損傷部分を除去する。
そして、図3(a)に示すように、骨盤300の臼蓋310内に、粒状または塊状のリン酸カルシウム系化合物および/または自家骨を粉砕した粉砕物(固形状充填物30a)を充填する。
[2] 次に、図3(b)に示すように、臼蓋310内に、固形状充填物30aを覆うように、骨セメント30bを充填する。
[3] 次に、図3(c)に示すように、固定用部材1を骨盤300に挿入する。
このとき、挿入部2のほぼ全てが骨盤300に挿入され、また、係合部3が骨セメント30bに埋没するようにするのが好ましい。
挿入する固定用部材1の本数は、臼蓋310の損傷(骨欠損)の程度や、骨盤300の骨密度等によって適宜設定され、特に限定されないが、通常、1〜10本程度であるが好ましく、2〜8本程度であるのがより好ましい。
[4] 次に、図4(d)に示すように、骨セメント30bが硬化に至る前に、人工骨頭201の形状に対応する凹部301が得られるように、固形状充填物30a含む骨セメント30bを整形する。
この凹部301の内面(人工骨頭201側の面)は、人工骨頭201が接した状態で摺動(摺接)する人工骨頭摺接面301aを構成し、この人工骨頭摺接面301aは、その曲率半径が人工骨頭201表面の曲率半径にできるだけ等しくなるように整形される。これにより、人工関節10のより円滑な回動が可能となる。
[5] 次に、図4(e)に示すように、骨セメント30bを硬化させることによりカップ30を得る。
このとき、固定用部材1の係合部3は、カップ30に埋没した状態となる。すなわち、固定用部材1の基端(係合部3の基端)が、凹部301の人工骨頭摺接面301aより骨盤300側に位置するようになる。これにより、人工骨頭201が人工骨頭摺接面301aに沿って摺動する際に、固定用部材1に接触せず、人工関節10の円滑な回動が阻害されない。
また、係合部3の凹曲面31の曲率半径は、カップ30の人工骨頭摺接面301aの曲率半径(すなわち人工骨頭201表面の曲率半径)とほぼ等しくなるよう設定するのが好ましい。
ここで、患者(症例)によっては、固定用部材1を骨盤300の目的とする位置まで深く挿入するのが困難な場合があるが、係合部3の凹曲面31の曲率半径と人工骨頭摺接面301aの曲率半径とをほぼ等しく設定することにより、仮に、凹曲面31と人工骨頭摺接面301aとがほぼ同一平面上に位置した場合でも、連続した曲面が形成されるため、人工関節10の円滑な回動が阻害されない。
そして、骨セメント30bが硬化するのを待って、凹部301内に、予め、大腿骨200に挿入・固定されたステム20の人工骨頭201を挿入する。これにより、人工関節10が形成される。
なお、カップ30として予め作製されたものを用いる場合であっても、カップ30を固定した状態で、固定用部材1の基端は、人工骨頭摺接面301aより骨盤300側に位置する構成であるのが好ましい。かかる構成は、カップ30に設ける、固定用部材1を挿通する貫通孔の形状を設定することにより実現可能である。また、係合部3の凹曲面31の曲率半径と人工骨頭摺接面301aの曲率半径ともほぼ等しく設定するのが好ましい。
以上、本発明の固定用部材および人工骨頭保持具を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各構成は、同様の機能を発揮し得る任意のものと置換することができ、あるいは、任意の構成のものを付加することができる。
また、前記実施形態では、本発明を適用する部位として股関節を一例に説明したが、本発明の適用部位は、肩関節であってもよいことは言うまでもない。
本発明の固定用部材の実施形態を示す側面図(a)および正面図(b)である。 人工関節の構成を示す図である。 図1に示す固定用部材を用いて行う人工関節置換術を順を追って説明するための図である。 図1に示す固定用部材を用いて行う人工関節置換術を順を追って説明するための図である。
符号の説明
1 固定用部材
2 挿入部
21 溝
3 係合部
31 凹曲面
10 人工関節
20 ステム
201 人工骨頭
30 カップ
301 凹部
301a 人工骨頭摺接面
30a 固形状充填物
30b 骨セメント
100 股関節
200 大腿骨
300 骨盤
310 臼蓋

Claims (13)

  1. 人工骨頭を摺動可能に保持する受け部を、臼蓋側の骨に固定するのに用いられる固定用部材であって、
    リン酸カルシウム系化合物を主材料として構成され、
    前記骨に先端から挿入されるほぼ柱状をなす挿入部と、該挿入部の基端側に設けられ、前記受け部に係合する係合部とを有することを特徴とする固定用部材。
  2. 前記挿入部は、その外周面に凹部が形成されている請求項1に記載の固定用部材。
  3. 前記凹部は、前記挿入部の外周に沿って形成された、少なくとも1本の溝で構成されている請求項2に記載の固定用部材。
  4. 前記係合部は、その横断面積が基端に向かって漸増している部分を有する請求項1ないし3のいずれかに記載の固定用部材。
  5. その空孔率が50%以下である請求項1ないし4のいずれかに記載の固定用部材。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の固定用部材と、
    人工骨頭を摺動可能に保持する受け部であって、前記固定用部材により臼蓋側の骨に固定される受け部とを有することを特徴とする人工骨頭保持具。
  7. 前記受け部は、リン酸カルシウム系化合物を含む材料を成形して得られたものである請求項6に記載の人工骨頭保持具。
  8. 前記受け部は、粒状または塊状のリン酸カルシウム系化合物を含む請求項7に記載の人工骨頭保持具。
  9. 前記受け部は、自家骨を粉砕した粉砕物を含む請求項7または8に記載の人工骨頭保持具。
  10. 前記受け部は、手術の際に作製されるものである請求項7ないし9のいずれかに記載の人工骨頭保持具。
  11. 前記受け部は、前記人工骨頭が摺接する人工骨頭摺接面を備え、
    前記固定用部材は、前記受け部を前記骨に固定した状態で、その基端が前記人工骨頭摺接面より前記骨側に位置している請求項6ないし10のいずれかに記載の人工骨頭保持具。
  12. 前記固定用部材は、その基端に先端に向かって凹没する凹曲面を有する請求項6ないし11のいずれかに記載の人工骨頭保持具。
  13. 前記受け部は、前記人工骨頭が摺接する人工骨頭摺接面を備え、
    前記人工骨頭摺接面の曲率半径と、前記凹曲面の曲率半径とがほぼ等しい請求項12に記載の人工骨頭保持具。
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