JP2007179726A - ヘッドジンバルアセンブリと一体化した回転式pztマイクロアクチュエータ、及び、これを備えたディスク装置 - Google Patents

ヘッドジンバルアセンブリと一体化した回転式pztマイクロアクチュエータ、及び、これを備えたディスク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高精度なヘッド位置調整を実現しつつ、ヘッドジンバルアセンブリの共振特性を改善するよう構成されたマイクロアクチュエータを提供すること。
【解決手段】ヘッドジンバルアセンブリ用のマイクロアクチュエータは、ヘッドジンバルアセンブリのサスペンションフレキシャに一体化されたボトム支持部と、ヘッドジンバルアセンブリの磁気ヘッドスライダを支持するトップ支持部と、このトップ支持部とボトム支持部とを連結する一対のサイドアームと、を有する金属フレームを備えている。そして、トップ支持部は、回転プレートと、当該回転プレートを各サイドアームに接合する接合アームと、接合パッドを支持する電気パッド支持プレートと、を有している。さらに、マイクロアクチュエータは、各サイドアームにそれぞれ搭載され、当該各サイドアームを選択的に可動させるよう励起されるPZT素子を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、データ記憶可能なディスク装置に関し、特に、ディスク装置のヘッドジンバルアセンブリ(HGA)用のマイクロアクチュエータに関する。
情報記憶装置として、データを記憶するための磁気ディスクと、この磁気ディスク上で位置決めされ当該磁気ディスクに対してデータを記録再生するための可動式記録再生ヘッドと、を備えたディスク装置がある。
ユーザは、上述したようなディスク装置に対して、大記憶容量を希望することはもちろんのこと、より高速にかつより正確な記録再生動作をも期待している。従って、ディスク装置の製造者は、例えば、データトラックの密度の増加や、トラック幅を狭くしたり、かつ/あるいは、トラック間隔を狭くしたりすることによって、より大容量になるようディスク装置を改良し続けている。
しかしながら、トラック密度を増加させ、高記録密度のディスクを用いて迅速かつ正確に記録再生動作を実現するためには、ディスク装置が記録再生ヘッドの位置決め制御において、上記トラック密度の増加に適切に対応して作動する必要がある。ところが、トラック密度の増加に伴い、記憶媒体上の目的のデータトラック上で迅速かつ正確な記録再生ヘッドの位置決め制御を行うことは、より困難な技術となる。従って、ディスク装置の製造者は、増加し続けているトラック密度の利益を生かすために、記録再生ヘッドの位置決め制御を改良する方法を常に探究している。
そして、高密度のディスクに対する記録再生ヘッドの位置決め制御を改良するためにディスクドライブの製造者によって効果的に用いられている一つの手法として、主となるアクチュエータと連動して作動するマイクロアクチュエータとして知られている補助アクチュエータを用いており、これにより、迅速かつ正確な記録再生ヘッドの位置決め制御を実現する。このようなマイクロアクチュエータが組み込まれたディスクドライブは、2段アクチュエータシステムとして知られている。
そして、記録再生ヘッドの速度を増加したり、高密度記録媒体上の目的のトラック上に記録再生ヘッドを微小位置調整するために、従来より、種々の2段アクチュエータシステムが開発されている。そのような2段アクチュエータシステムは、一般的には、主のアクチュエータとなるボイスコイルモータ(VCM)と、PZTマイクロアクチュエータといった補助的なマイクロアクチュエータと、を備えている。
上述した主なアクチュエータとなるボイルコイルモータ(VCMアクチュエータ)は、記録媒体上の目的のデータトラック上に、記録再生ヘッドを位置合わせするために支持するアクチュエータアームを回転させるサーボコントロールシステムによって制御されている。また、補助アクチュエータであるPZTマイクロアクチュエータは、位置決め速度を増加させたり、目的のトラック上に記録再生ヘッドを正確に微小調整するよう、VCMアクチュエータと協働して用いられる。従って、VCMアクチュエータが、記録再生ヘッドの位置を大きく調整し、その上で、PZTマイクロアクチュエータが、記録媒体と相対的に記録再生ヘッドの位置が最適となるよう微小調整する。このようにVCMアクチュエータとPZTマイクロアクチュエータが連結して協働することによって、効果的にかつ正確に高密度記録媒体に対する情報の記録再生を実現することができる。
そして、マイクロアクチュエータの周知の構成としては、記録再生ヘッドの微小な位置決め調整を行うためのPZT素子が組み込まれているものがある。そのようなPZTマイクロアクチュエータは、選択的にPZT素子を伸縮させるよう励起可能な電気的構成を備えている。そして、PZTマイクロアクチュエータは、例えば、記録再生ヘッドを回転させて駆動する動作をマイクロアクチュエータに生じさせるべく、伸縮するよう構成されている。このような動作は、VCMアクチュエータだけを用いたディスクドライブと比較して、記録再生ヘッドの位置を高速かつ高精度に調整するために行われる。例えば、下記の特許文献1,2に、従来例におけるPZTマイクロアクチュエータが開示されている。また、PZTマイクロアクチュエータの他の例が、下記特許文献3,4に開示されている。
ここで、図25に、従来例におけるディスク装置を示す。この図に示すように、ディスク装置は、ディスクを回転させるスピンドルモータ102に搭載された磁気ディスク101を備えている。そして、ボイスコイルモータアーム104が、記録再生ヘッドが組み込まれた磁気ヘッドスライダ103を搭載したマイクロアクチュエータ105を有するヘッドジンバルアセンブリ(HGA)100を支持している。ボイスコイルモータ(VCM)は、上記ボイスコイルモータアーム104の動作を制御するために設けられており、換言すると、磁気ヘッドスライダ103をディスク101の表面にてトラック間を移動するよう制御するために備えられている。これにより、記録再生ヘッドにて、ディスクに対するデータの記録再生が可能となる。そして、作動中には、記録再生ヘッドが組み込まれた磁気ヘッドスライダ103と回転している磁気ディスク101との間における空力的な相互作用によって浮上力が生じる。この浮上力は、HGA100のサスペンションによって与えられるバネ力と反対方向に等しく生じており、これにより、磁気ヘッドスライダが、回転している磁気ディスク10の表面上空を所定の高さに浮上され、当該磁気ヘッドスライダの浮上高さが保たれることとなる。
図26は、2段アクチュエータが組み込まれた上記図25に示す従来例におけるディスク装置のヘッドジンバルアッセンブリ100(HGA)を示す。ここで、従来技術では、VCMやヘッドサスペンションアセンブリの固有の精度誤差により、ディスクに対してデータの記録再生を正確に行うための記録再生ヘッドの性能に悪影響を与え、磁気ヘッドスライダ103は、迅速かつ微小位置決め制御を実現することができない。従って、PZTマイクロアクチュエータ105は、上述したように、磁気ヘッドスライダと記録再生ヘッドとの位置制御を改善するために備えられている。特に、PZTマイクロアクチュエータ105は、VCM及び/又はヘッドサスペンションアセンブリの耐共振性を補うために、VCMと比べてより微小に磁気ヘッドスライダ103の位置ずれを補正する。そして、マイクロアクチュエータ105は、例えば、より狭いデータトラック間隔を有するディスクに対して使用することで、ディスク装置におけるトラックパーインチ(トラック/インチ(TPI))の値を50%増加させることができる。同時に、ヘッドのシークタイム、及び、セットリングタイムを減少させることができる。このようにして、PZTマイクロアクチュエータ105によって、ディスク装置、及び、それに用いられるデータストレージディスクの表面記録密度の飛躍的な増加が可能となる。
そして、図26に示すように、HGA100は、フレキシャ108を有するサスペンション106を備えており、このフレキシャ108は、PZTマイクロアクチュエータ105及び磁気ヘッドスライダ103を支持するサスペンションタング部110を備えている。また、サスペンショントレース112が、フレキシャ108に設けられており、サスペンションタング部110の形成位置とは反対側に延びて形成されている。そして、サスペンショントレース112は、PZTマイクロアクチュエータ105及び磁気ヘッドスライダ103と、コントロールシステムに接続された接合パッド120とを、電気的に接続している。
ここで、図27に、従来例におけるPZTマイクロアクチュエータ105を示す。このPZTマイクロアクチュエータ105は、トップ支持部132、ボトム支持部134、これら支持部132,134を相互に連結する2つのサイドアーム136,138、を有する金属製のフレーム130、を有している。そして、各サイドアーム136、138は、自身に取り付けられた各PZT素子140,142を備えている。なお、磁気ヘッドスライダ103は、トップ支持部132に支持される。
そして、図28に示すように、上記PZTマイクロアクチュエータ105は、フレーム130のボトム支持部134によってサスペンションタング部110に物理的に接合される。このボトム支持部134は、例えば、エポキシやレーザ溶接によってサスペンションタング部110に搭載されうる。このとき、例えば3つの電子接合用ボール150(金ボールボンディング(GBB)又は半田ボールボンディング(SBB))といった複数のボールが、PZTマイクロアクチュエータ105を各PZT素子140,142の側面に位置するサスペンショントレース112に接合するために設けられる。加えて、複数の電気的ボール、例えば、4つの金属ボール152(GBB又はSBB)が、記録再生素子の電気的接続のために、磁気ヘッドスライダ103をサスペンショントレース112に接合するよう設けられている。
図29に示すように、サスペンション106のロードビーム160は、その上に形成され、サスペンションタング部110を支持するディンプル162を有している。そして、サスペンションタング部110とPZTマイクロアクチュエータ105の間には、PZTマイクロアクチュエータ105と磁気ヘッドスライダ103が作動時に円滑かつ自由に可動するよう、平行な隙間170が形成されている。
そして、サスペンショントレース112を通じて電力がPZT素子140,142に電力が供給されると、2つのサイドアーム136,138を同一の側面方向に曲げるよう、当該PZT素子140,142は伸縮する。そして、サイドアーム136,138が曲げられることにより、フレーム130がせん断変形し、ほぼ長方形であったフレームが平行四辺形となり、トップ支持部132に移動が生じる。すると、このトップ支持部132に接合された磁気ヘッドスライダ103にも移動が生じ、記録再生ヘッドを微小位置決め調整すべく、磁気ヘッドスライダ103をディスクのトラック上にて移動させることができる。このようにして、磁気ヘッドスライダ103の微小位置決め制御を実現している。
ここで、図30は、PZT素子140,142に電圧が印加されたときにおけるPZTマイクロアクチュエータ105の作用を示す図である。例えば、正の極性を有するマイクロアクチュエータのPZT素子140に正弦波の電圧を印加すると、つまり、正弦波電圧の一周期の始め半分までの区間では、PZT140は収縮し、サイドアーム136に波状の変形が生じる。すると、磁気ヘッドスライダ103は、トップ支持部132上に搭載されているため、このサイドアーム136の変形により、磁気ヘッドスライダ103が左方向移動される(図30参照)。同様に、正の極性を有するマイクロアクチュエータのPZT素子142に負の正弦波の電圧を印加すると、つまり、一周期の後半の区間では、PZT142は収縮し、サイドアーム138に波状の変形が生じる。すると、この変形により、磁気ヘッドスライダ103は、右方向移動される(図示せず)。もちろん、この動作は、電気制御回路及びPZT素子の極性方向によって異なるが、動作原理は公知である。
このように、上記PZTマイクロアクチュエータ105は、当該PZTマイクロアクチュエータ105に波形的な変形を生じさせ磁気ヘッドスライダを遥動可動させる断続的な伸縮をPZT素子140,142が受けることで、並進、あるいは、遥動して可動する。しかしながら、上述した断続的な動作は、サスペンションタング部110に搭載されたボトム支持部134を介して、当該サスペンションタング部110に反力を生じさせる。そして、このような反力は、サスペンションに共振を生じさせ、これにより、ディスク装置の性能、特に、サーボ帯域を制限してしまう、という問題が生じる。
例えば、図31に、従来のPZTマイクロアクチュエータの共振特性を表すテストデータを示す。この図に示すように、PZTが励起されPZTマイクロアクチュエータが可動すると、サスペンションの反力が比較的大きくなるため、サスペンションに共振が生じる。ここで、符号160の曲線は、ベースプレートが振動または励起されたときの共振曲線を表し、符号170の曲線は、マイクロアクチュエータが励起されたときの共振曲線を表す。この図に示すように、両曲線160,170は、似た波形となっている。以上より、上述した不都合を回避すべく、改善が必要とされる。
特開2002−133803号公報 特開2002−74871号公報 米国特許第6,671,131号明細書 米国特許第6,700,749号明細書
従って、本発明は、上記従来例の有する不都合を改善し、特に、高精度なヘッド位置調整を実現しつつ、ヘッドジンバルアセンブリの共振特性を改善するよう構成されたマイクロアクチュエータを提供することをその目的とする。
本発明の一形態は、ヘッドジンバルアセンブリ(HGA)の共振特性を改善するよう構成されたマイクロアクチュエータに関する。特に、HGAのサスペンションフレキシャに一体化された回転式マイクロアクチュエータに関する。
そして、本発明の一形態であるヘッドジンバルアセンブリ用のマイクロアクチュエータは、まず、ヘッドジンバルアセンブリのサスペンションフレキシャに一体化されたボトム支持部と、ヘッドジンバルアセンブリの磁気ヘッドスライダを支持するトップ支持部と、このトップ支持部とボトム支持部とを連結する一対のサイドアームと、を有する金属フレームを備えている。そして、上記トップ支持部は、回転プレートと、当該回転プレートを各サイドアームに接合する接合アームと、接合パッドを支持する電気パッド支持プレートと、を有している。さらに、マイクロアクチュエータは、各サイドアームにそれぞれ搭載され、当該各サイドアームを選択的に可動させるよう励起されるPZT素子を備えた、という構成を採っている。
また、各PZT素子は、各サイドアームの内側で相互に対向する表面に搭載されている、ことを特徴としている。また、各PZT素子は、薄膜PZT,セラミックPZT又はPMN−PTである、ことを特徴としている。さらに、各PZT素子は、単層あるいは多層構造である、ことを特徴としている。
また、回転プレートは、作動時に磁気ヘッドスライダが接合アームに拘束されないよう当該磁気ヘッドスライダを支持する段差部を有する、ことを特徴としている。そして、段差部は、ポリマー層、エポキシ層又は金属層にて形成されている、ことを特徴としている。
また、トップ支持部の接合アームは、湾曲構造を有する、ことを特徴としている。そして、接合アームは、各サイドアームに、フレームの長手方向に沿って同一位置に接合されている、ことを特徴としている。また、接合アームは、回転プレートに、当該回転プレートの中心に対して対称的に接合されている、ことを特徴としている。
また、ボトム支持部と各サイドアームとの間に、内部側に向かう切り欠き部又は空間部が形成されている、ことを特徴としている。
さらに、各接合アームは、それぞれ少なくとも1つの穴を有する、ことを特徴としている。また、各接合アームは、それぞれ少なくとも1つの部分的な浸食領域を有する、ことを特徴としている。また、各接合アームは、その中央箇所よりも幅広の端部をそれぞれ有する、ことを特徴としている。
また、本発明の他の形態であるヘッドジンバルアセンブリは、まず、マイクロアクチュエータと、磁気ヘッドスライダと、サスペンションフレキシャを有するサスペンションと、を備えている。そして、上記マイクロアクチュエータは、サスペンションフレキシャに一体化されたボトム支持部と、磁気ヘッドスライダを支持するトップ支持部と、このトップ支持部とボトム支持部とを連結する一対のサイドアームと、を有する金属フレームを備えており、上記トップ支持部は、回転プレートと、当該回転プレートを各サイドアームに接合する接合アームと、接合パッドを支持する電気パッド支持プレートと、を有している。さらに、マイクロアクチュエータは、各サイドアームにそれぞれ搭載され、当該各サイドアームを選択的に可動させるよう励起されるPZT素子を備えた、という構成を採っている。
そして、上記サスペンションは、回転プレートを支持するディンプルを有するロードビームを備えた、ことを特徴としている。このとき、磁気ヘッドスライダの中心と、回転プレートの中心と、ディンプルとが、同一軸上に配置されている、ことを特徴としている。
また、本発明の他の形態であるディスク装置は、まず、マイクロアクチュエータと、磁気ヘッドスライダと、サスペンションフレキシャを有するサスペンションと、を備えたヘッドジンバルアセンブリと、当該ヘッドジンバルアセンブリと接合されるドライブアームと、ディスクと、当該ディスクを回転させるスピンドルモータと、を備えている。そして、上記マイクロアクチュエータは、サスペンションフレキシャに一体化されたボトム支持部と、磁気ヘッドスライダを支持するトップ支持部と、このトップ支持部とボトム支持部とを連結する一対のサイドアームと、を有する金属フレームを備えており、上記トップ支持部は、回転プレートと、当該回転プレートを各サイドアームに接合する接合アームと、接合パッドを支持する電気パッド支持プレートと、を有している。さらに、マイクロアクチュエータは、各サイドアームにそれぞれ搭載され、当該各サイドアームを選択的に可動させるよう励起されるPZT素子を備えた、という構成を採っている。
また、本発明の他の形態であるヘッドジンバルアセンブリは、マイクロアクチュエータと、磁気ヘッドスライダと、サスペンションフレキシャを有するサスペンションと、を備えている。そして、上記マイクロアクチュエータは、サスペンションフレキシャに一体化されたボトム支持部と、磁気ヘッドスライダを支持するトップ支持部と、このトップ支持部とボトム支持部とを連結する一対のサイドアームと、を有する金属フレームを備えており、上記トップ支持部は、回転プレートと、当該回転プレートを各サイドアームに接合する接合アームと、接合パッドを支持する電気パッド支持プレートと、を有している。さらに、マイクロアクチュエータは、各サイドアームにそれぞれ搭載され、当該各サイドアームを選択的に可動させるよう励起されるPZT素子を備えており、また、上記サスペンションは、回転プレートを支持するディンプルを有するロードビームを備え、磁気ヘッドスライダの中心と、回転プレートの中心と、ディンプルとが、同一軸上に配置されている、という構成を採っている。
また、本発明の他の形態であるヘッドジンバルアセンブリの製造方法は、サスペンションフレキシャにマイクロアクチュエータフレームを一体化し、マイクロアクチュエータフレームにPZT素子を搭載し、サスペンショントレースにPZT素子を電気的に接続し、PZT素子の特性検査を行い、マイクロアクチュエータフレームにスライダを搭載し、サスペンショントレースにスライダを電気的に接続し、スライダの特性検査を行い、その後、最終検査を行う、という構成を採っている。
また、本発明におけるヘッドジンバルアセンブリの製造方法の他の形態は、サスペンションフレキシャにマイクロアクチュエータフレームを一体化し、マイクロアクチュエータフレームにPZT素子を搭載し、サスペンションにサスペンションフレキシャを搭載し、サスペンショントレースにPZT素子を電気的に接続し、PZT素子の特性検査を行い、マイクロアクチュエータフレームにスライダを搭載し、サスペンショントレースにスライダを電気的に接続し、スライダの特性検査を行い、その後、最終検査を行う、という構成を採っている。
また、本発明におけるヘッドジンバルアセンブリの製造方法の他の形態は、サスペンションフレキシャにマイクロアクチュエータフレームを一体化し、マイクロアクチュエータフレームにPZT素子を搭載し、サスペンションにサスペンションフレキシャを搭載する、という構成を採っている。
さらに、本発明の他の形態であるヘッドジンバルアセンブリの製造方法の他の形態は、サスペンションフレキシャにマイクロアクチュエータフレームを一体化し、マイクロアクチュエータフレームのほぼ平面状に配置された各サイドアームにPZT素子を搭載し、各サイドアームを直立成型するよう曲折し、サスペンションに前記サスペンションフレキシャを搭載する、という構成を採っている。
なお、本発明のさらなる特徴及び利点は、後述する実施例にて、本発明の本質の一部を解説し、及び、図示した図面等を参照して説明する。
本発明は、以上のように構成され機能するので、これによると、高精度なヘッド位置調整を図ると共に、ヘッドジンバルアセンブリの共振特性が改善されたマイクロアクチュエータを提供することができる、という従来にない優れた効果を有する。
以下、本発明の種々の実施例を、図を参照して説明する。なお、種々の図においては、同様の参照番号は同様の部分を表している。
上述したように、本発明は、マイクロアクチュエータを用いて磁気ヘッドスライダを高精度に駆動する際に、ヘッドジンバルアセンブリ(HGA)における共振特性を改善するよう構成されている。そして、本発明の一形態は、HGAにおける共振特性を改善するために、HGAのサスペンションフレキシャに一体化された回転式PZTマイクロアクチュエータを備えている。そして、HGAの共振特性を改善することによって、ディスク装置の性能が改善される。
以下では、HGAに装備されるマイクロアクチュエータのいくつかの実施例を、説明する。なお、本発明におけるマイクロアクチュエータは、図示するようなHGAの構成に限らず、共振特性の改善を望むマイクロアクチュエータを備えたいかなるディスク装置に実装されてもよい。また、本発明は、産業上におけるマイクロアクチュエータを有する他の所定の装置に利用されてもよい。
[構成]
図1乃至図7は、本発明の第1の実施例におけるPZTマイクロアクチュエータ212が組み込まれたヘッドジンバルアセンブリ210(HGA)を示している。このHGA210は、PZTマイクロアクチュエータ212と、磁気ヘッドスライダ214と、サスペンション216と、を備えている。そして、以下に詳細に示すように、PZTマイクロアクチュエータ212は、磁気ヘッドスライダ214を搭載あるいは支持するために、サスペンション216と一体化されている。
そして、図1,3,4に示すように、サスペンション216は、ベースプレート218と、ロードビーム220と、ヒンジ222と、フレキシャ224と、このフレキシャ224に形成されたインナー及びアウターサスペンショントレース226,227と、を備えている。また、ベースプレート218は、ディスク装置のボイスコイルモータ(VCM)のドライブアームにサスペンション216を接合する際に用いられる搭載用穴228を備えている。なお、ベースプレート218の形状は、ディスク装置の構造や型によって変化しうる。また、ベースプレート218は、VCMのドライブアームにサスペンション216を安定して支持するよう、例えば、金属といった比較的硬い、あるいは、剛性材料にて形成されている。
ヒンジ222は、ベースプレート218及びロードビーム220上に、例えば、レーザ溶接にて搭載されている。そして、図示するように、ヒンジ222は、上記ベースプレート218に設けられた搭載用穴228に対応する穴230を有している。また、ヒンジ222は、ロードビーム220を支持するためのホルダーバー232を有している。
ロードビーム220は、上記ヒンジ222のホルダーバー232上に、例えば、レーザ溶接にて搭載されている。そして、図3に示すように、ロードビーム220は、その上に、PZTマイクロアクチュエータ212を拘束して支持するためのディンプル234を有している。
フレキシャ224は、例えば、レーザ溶接にて、ヒンジ222とロードビーム220に搭載されている。そして、PZTマイクロアクチュエータ212のフレーム240(例えば、金属製)は、タング部形成箇所にフレキシャ224と一体化されている。なお、フレーム240は、ロードビーム220上のディンプル234に拘束され支持される。また、PZT素子242,243が、フレーム240の各サイドアーム258,259に搭載されている。さらに、フレーム240は、サスペンション216上で磁気ヘッドスライダ214を支持する。
また、サスペンショントレース226,227には、外部コントロールシステムに接続される複数の接合パッド238を設けられており、磁気ヘッドスライダ214とPZTマイクロアクチュエータ212のPZT素子242,243とに電気的に接続される。そして、サスペンショントレース226,227は、フレキシブルプリント回路(FPC)にて形成され、所定の本数の信号線を有している。
図2及び図5乃至図7に示すように、接合パッド244は、インナーサスペンショントレース226をPZT素子242,243に設けられた接合パッド246に電気的に接続すべく、インナーサスペンショントレース226に直接接続される。また、接合パッド248は、磁気ヘッドスライダ214に設けられた接合パッド250にアウターサスペンショントレース227を電気的に接続するために、当該アウターサスペンショントレース227に直接接続されている。
ボイスコイルモータ(VCM)は、HGA210が磁気ヘッドスライダ214の位置決め制御を可能とし、ディスク装置内のディスク上の目的のデータトラック上に記録再生ヘッドを対応させるために、ドライブアームつまりHGA210を駆動制御すべくディスク装置に装備されている。また、PZTマイクロアクチュエータ212は、作動時のヘッドシーキングタイム及びセットリングタイムを減少させるばかりでなく、装置の高速及び微小位置決め制御を実現するために備えられている。従って、HGA210がディスク装置組み込まれている場合には、VCMアクチュエータが記録再生ヘッドの大きな位置決め制御を行い、また、後述するPZTマイクロアクチュエータ212が記録再生ヘッドの微小位置決め制御を行う、といった2段アクチュエータシステムが装備されることとなる。
そして、図2及び図5乃至図7に示すように、PZTマイクロアクチュエータ212は、サスペンションフレキシャ224と一体化されたフレーム240と、このフレーム240に搭載されたPZT素子242,243と、を備えている。
フレーム240は、トップ支持部254と、ボトム支持部256と、トップ支持部254及びボトム支持部256を連結するサイドアーム258,259と、を備えている。そして、図示するように、ボトム支持部256は、タング部形成箇所にてフレキシャ224と一体化されている。また、トップ支持部254は、回転プレート260と、この回転プレート260と各サイドアーム258,259とを連結する連結アームであるブリッジ262,264と、電気パッド支持プレート266と、を備えている。なお、回転プレート260は、ロードビーム220のディンプル234に対応して配置されており、当該ディンプル234に支持されている。
図5乃至図7に示すように、ボトム支持部256と各サイドアーム258,259との間には、内部側に向かう切り欠き部あるいは空間部257は、形成されている。つまり、ボトム支持部256の各サイドアーム258,259との各連結箇所には、当該各サイドアーム258,259の先端側(トップ支持部254側)とは反対方向に向かって切除された切り欠き部あるいは空間部257が形成されている。この形状により、より長い作動長さを有するサイドアーム258,259となり、また、サイドアーム258,259の可動がより自由となる。
また、図7に示すように、ブリッジ262は、曲線(湾曲)形状にて形成され、相対する両端部262a,262bを有しており、また、ブリッジ264も同様に、曲線形状にて形成され、相対する両端部264a,264bを有している。そして、各ブリッジ262,264の一方の各端部262a,264aは、回転プレート260に接合されており、他方の各端部262b,264bは、それぞれ各サイドアーム258,259に接合されている。
なお、本実施例では、図示するように、他方の端部262b,264bは各サイドアーム258,259に接合されていて、このとき、端部262b,264bは、各サイドアーム258,259の長手方向であるY軸方向において同じ位置に接合されている。すなわち、各他方の端部262b,264bの各サイドアーム258,259に対する各接合箇所から、当該各サイドアーム258,259の各端部まで距離が、それぞれ同一となっている。また、一方の端部262a,264aは、回転プレート260に対して、当該回転プレート260の中心に対して対称の位置に接合されている。このように、一方の端部262a,264aの接合箇所が、回転プレート260の重心に対照的に位置していることとなる。そして、この配置により、PZT素子242,243が使用時に励起されると、回転プレート260がその重心を中心として回転可能となる。なお、ブリッジ262,264の形状や接合位置は上述したものに限定されず、他の形状で形成されていてもよく、他の接合位置に接合されていてもよい。
図5及び図6に示すように、PZT素子242,243は、フレーム252の各サイドアーム258,259の内側表面に装備されている。そして、接合パッド246(例えば、2つ)がPZT素子242,243に形成されており、この接合パッド246は、PZT素子242,243とインナーサスペンショントレース226とを電気的に接続するためのものである。また、各PZT素子242,243は、板形状であり、セラミックPZTや薄膜PZT、マグネシウムニオブ酸チタン酸鉛(PMN−PT)、などのPZT部材にて形成されており、また、単層構造あるいは多層構造にて形成されていてもよい。
また、図示するように、インナーサスペンショントレース226に接続される接合パッド244が、フレーム240のボトム支持部256に設けられている。そして、図2に示すように、各PZT素子242,243に形成されたPZT接合パッド246は、インナーサスペンショントレース226上の各接合パッド244に、例えば電気的接合ボール268(GBB又はSBB)を用いて電気的に接合される。これにより、インナーサスペンショントレース226を介して、PZT素子242,243に電源が供給可能となる。
トップ支持部254は、フレーム240に磁気ヘッドスライダ214を接合するよう構成されている。具体的には、回転プレート260は、例えば、ポリマー層、エポキシ層、金属層にて形成された段差部270を有している。そして、磁気ヘッドスライダ214は、回転プレート260の上記段差部270に部分的に搭載されており、PZTマイクロアクチュエータ212の動作時には、連結アームあるいはブリッジ262,264に接触せず、拘束されない。また、アウターサスペンショントレース227に接続されている接合パッド248は、トップ支持部254の電気パッド支持プレート266上に設けられている。そして、磁気ヘッドスライダ214に設けられた例えば6つの接合パッドからなる接合パッド250は(図6参照)、図2に示すように、例えば、電気的接合ボールボール272(GBB又はSBB)を用いて、上記接合パッド248に電気的に接続される。これにより、磁気ヘッドスライダ214及びその記録再生素子が、アウターサスペンショントレース227に電気的に接続される。
また、本実施例では、図示するように、アウターサスペンショントレース227には、磁気ヘッドスライダ214の各側面に隣接する位置に、湾曲部274が形成されている。これにより、PZTマイクロアクチュエータ212の作動時におけるアウターサスペンショントレース227の剛性による応力を逃がすことができ、PZTマイクロアクチュエータ212は、より円滑に作動可能となる。
また、ロードビーム220のディンプル234は、回転プレート260の重心を支持している。従って、PZTマイクロアクチュエータ212とディンプル234との間に、平行な隙間を形成する必要が無いため、製造が容易となる。つまり、このような配置により、従来技術では必要であった隙間の調整や、変形可能なようサスペンションタング部の剛性の調整を行う必要がなくなる。
そして、ヘッドジンバルアセンブリ210が組み立てられると、磁気ヘッドスライダ214の中心は、ロードビーム220のディンプル234の位置に対応する回転プレート260の中心に対応して位置する。従って、磁気ヘッドスライダ214と回転プレート260との中心と、ディンプル234とは、同一軸上に位置することとなる。
具体的には、磁気ヘッドスライダ214は、トップ支持部254の回転プレート260に搭載され、磁気ヘッドスライダ214の重心は、実質的に回転プレート260の重心と一致する。また、フレーム240は、サスペンションフレキシャ224に一体化されており、回転プレート260の重心は、サスペンション216のディンプル234と一致する。このような配置により、PZT素子242,243が励起されることによって回転プレート260が回転したときに、磁気ヘッドスライダ214と回転プレート260は、サスペンションのディンプル234の中心周りを回転する。
ここで、図8(a)は、PZTマイクロアクチュエータ212の2つのPZT素子242,243間における電気的接続構造の具体例を示し、図8(b)は、駆動電圧の様子を示す。図示するように、PZT素子242,243は、同一方向の極性を有しており、共通のグラウンドを有している。また、正弦波形の電圧がPZT素子242,243を駆動するために供給される。そして、図9(a)は、PZTマイクロアクチュエータ212が駆動されていないときの状態を示しており、図9(b)及び図9(c)は、電圧が供給されたときのPZTマイクロアクチュエータ212を示している。図9(b)、図9(c)に示すように、電圧が正弦波形のはじめの半周期のときには、PZT素子242,243が縮小し、両サイドアーム258,259が曲げられ、あるいは、内側に向かって変形する。すると、2つのブリッジ262,264が回転プレート260にその中心に対して対称に接合されており、当該回転プレート260上に磁気ヘッドスライダ214が搭載されているため、当該磁気ヘッドスライダ214は、その中心に対して右側に向かって回転する。その後、供給される電圧が次の半周期になると、PZT素子242,243は、元に戻る、あるいは、伸張し、その結果、磁気ヘッドスライダ214は戻る方向(左側)に回転しうる。
また、図10(a)は、PZTマイクロアクチュエータ212の2つのPZT素子242,243間における電気的接続構造の他の具体例を示し、図10(b)は、駆動電圧の様子を示す。図に示すように、PZT素子242,243は、反対方向の極性を有しており、共通のグラウンドを有している。また、2つの異なる正弦波形の電圧が、PZT素子242,243を駆動するために別々に供給される。そして、電圧が正弦波形のはじめの半周期のときには、PZT素子242,243の一方は正の極性を有し、他方は負の極性を有しているため、PZT素子242,243は縮小し、両サイドアーム258,259が曲げられ、あるいは、内側に向かって変形しうる。すると、2つのブリッジ262,264は、回転プレート260にその中心に対して対称に接合されており、当該回転プレート上に磁気ヘッドスライダ214が搭載されているため、当該磁気ヘッドスライダ214は、その中心に対して右側に向かって回転する(図9(b)参照)。その後、供給される電圧が次の半周期になると、PZT素子242,243は、元に戻る、あるいは、伸張し、その結果、磁気ヘッドスライダ214は左側に向かって回転する。
図11及び図12は、PZTマイクロアクチュエータ212の共振テストデータを示す。図11は、共振ゲインを示し、図12は、共振位相を示す。図に示すように、曲線280、曲線284は、それぞれサスペンションベースプレートが振動あるいは励起されたときの共振ゲイン、共振位相を示す。そして、曲線282、曲線286は、それぞれPZTマイクロアクチュエータ212のPZT素子242,243が励起されたときの共振ゲイン、共振位相を示す。そして、本実施例におけるPZTマイクロアクチュエータ212は、サスペンションと一体化されているため、PZTマイクロアクチュエータ212が作動されるときには比較的に小さな反力がサスペンションにかかるだけであるため、共振特性が改善されうる。これにより、PZTマイクロアクチュエータ212は、上述した図31に示す従来モデルにおけるサスペンション共振特性を有しない。従って、本実施例におけるPZTマイクロアクチュエータ212は、ディスク装置の性能が大幅に改善され、高サーボ帯域を達成することができる。
また、PZTマイクロアクチュエータ212は、従来の遥動式ではなく回転式で作動するため、サスペンション構造は、特にタング構造が簡素化されている。これにより、サスペンションの製造が容易となり、コストを削減することができる。さらには、例えば、減量化により耐衝撃性といったHGAの静的、動的特性が改善されうる。
[製造方法]
続いて、上述したヘッドジンバルアセンブリ210(HGA)の製造方法を説明する。図13は、本発明の本実施例におけるHGA210の製造及び組み立て時における主な工程を示す。まず、製造が開始されると(ステップ1)、PZT素子242,243が、サスペンション216のフレキシャ224と一体化されたフレーム240に搭載される(ステップ2)。続いて、PZT素子242,243が、インナーサスペンショントレース226に電気的に接合され(ステップS3)、PZT素子242,243の特性チェック(検査)が実行される(ステップS4)。その後、磁気ヘッドスライダ214がフレーム240に搭載され(ステップ5)、当該スライダ214がアウターサスペンショントレース227に電気的に接続される(ステップ6)。そして、磁気ヘッドスライダスライダ214の特性試験が実行される(ステップ7)。最後に、最終検査が実施され(ステップ8)、製造及び組み立て工程が完了する(ステップ9)。
図14乃至図16は、本発明の第2の実施例におけるHGA210の製造方法及び組み立て方法の主な工程を示す。まず、製造開始後に、PZT素子242,243が、サスペンション216のフレキシャ224と一体化されたフレーム240の各サイドアーム258,259に搭載される(図14、図15参照)。続いて、図16に示すように、フレキシャ224が、例えば溶接にて、サスペンション216を構成するベースプレート218、ロードビーム220及びヒンジ222に搭載される。なお、本実施例では、複数のフレキシャを含むフレキシャシートに形成された各フレキシャに対して、例えば自動システムにて、PZT素子が搭載されてもよい。これにより、組立工程の容易化、及び、コストの削減を図ることができる。
図17は、本発明の第3の実施例におけるHGA210の製造方法及び組み立て方法の主な工程を示す。まず、製造が開始されると(ステップ11)、PZT素子242,243が、フレキシャ224と一体化されたフレーム240に搭載される(ステップ12)。続いて、フレキシャ224が、例えば溶接にて、サスペンション216を構成するベースプレート218、ロードビーム220及びヒンジ222に搭載される(ステップ13)。その後、PZT素子242,243が、インナーサスペンショントレース226に電気的に接合され(ステップS14)、PZT素子242,243上で特性チェックが実行される(ステップS15)。続いて、スライダ214がフレーム240に搭載され(ステップ16)、当該スライダ214がアウターサスペンショントレース227に電気的に接続される(ステップ17)。そして、スライダ上で特性試験が実行される(ステップ18)。最後に、最終検査が実施され(ステップ19)、製造及び組み立て工程が完了する(ステップ20)。
図18乃至21は、本発明の第4の実施例におけるHGA210の製造方法及び組み立て方法の主な工程を示す。まず、製造が開始されると、図18及び図19に示すように、PZT素子242,243が、フレキシャ224と一体化されたフレーム240の各サイドアーム258,259に搭載される。ここでは、図示するように、サイドアーム258,259は、フレーム240等を含めて、はじめはほぼ平面状に形成されている。続いて、図20に示すように、フレーム240のサイドアーム258,259が、フレーム240等に対して直立成形されるよう曲げられる。その後、図21に示すように、フレキシャ224が、例えば溶接にて、サスペンション216を構成するベースプレート218、ロードビーム220及びヒンジ222に搭載される。なお、本実施例では、複数のフレキシャを含むフレキシャシートに形成された各フレキシャに、例えば自動システムにて、PZT素子が搭載されてもよい。そして、搭載後には、それぞれのフレームのサイドアームが直立となるよう曲げられる。その後、各フレキシャは、フレキシャシートから切り離され、各サスペンションを構成するよう、例えば溶接にて、ベースプレート、ロードビーム及びヒンジに搭載される。
図22は、本発明の第5の実施例におけるPZTマイクロアクチュエータ312を示す。本実施例では、フレーム240の各ブリッジ262,264が少なくとも1つの穴390を有している。この穴390は、PZTマイクロアクチュエータ312の作動時における剛性を低減させるために形成されている。なお、PZTマイクロアクチュエータ312の他の構成は、上述したPZTマイクロアクチュエータ212とほぼ同様であるため、同一の符号で示す。このように、構造的には異なるが、本実施例におけるPZTマイクロアクチュエータ312は、上述したPZTマイクロアクチュエータ212とほぼ同様の作用原理を有する。
図23は、本発明の第6の実施例におけるPZTマイクロアクチュエータ412を示す。本実施例では、フレーム240の各ブリッジ262,264が少なくとも1つの部分的な浸食領域492(エッチングされた領域)を有している。この浸食領域492は、ブリッジ262,264の厚みを薄くしており、PZTマイクロアクチュエータ412の作動時における剛性を低減させるために形成されている。なお、PZTマイクロアクチュエータ412の他の構成は、上述したPZTマイクロアクチュエータ212とほぼ同様であるため、同一の符号で示す。このように、構造的には異なるが、本実施例におけるPZTマイクロアクチュエータ412は、上述したPZTマイクロアクチュエータ212とほぼ同様の作用原理を有する。
図24は、本発明の第7の実施例におけるPZTマイクロアクチュエータ512を示す。本実施例では、フレーム240の各ブリッジ262,264が弱強度部594を有する。この弱強度部594は、各ブリッジ262,264の各端部が、その中央部分よりも幅広に構成されていることで形成されている。つまり、各ブリッジ262,264の中央部分の幅が、両端部に比べて狭く形成されている。従って、この弱強度部594は、PZTマイクロアクチュエータ412の作動時における剛性を低減させる。なお、PZTマイクロアクチュエータ512の他の構成は、上述したPZTマイクロアクチュエータ212とほぼ同様であるため、同一の符号で示す。このように、構造的には異なるが、本実施例におけるPZTマイクロアクチュエータ512は、上述したPZTマイクロアクチュエータ212とほぼ同様の作用原理を有する。
次に、本発明の第8の実施例を説明する。本実施例では、ヘッドジンバルアセンブリ210(図1参照)を、上述した各実施例におけるPZTマイクロアクチュエータ212,312,412,512を組み込んで構成している。そして、このヘッドジンバルアセンブリ210は、ディスク装置(HDD)に装備される。なお、本実施例におけるディスク装置は、搭載されるPZTマイクロアクチュエータ以外では上述した図25で示したものと同様の構成を採っているため、当該ディスク装置の構造、動作、組み立て方法などは当業者にとって周知であり、その詳細な説明は省略する。
なお、PZTマイクロアクチュエータは、いかなる構成のディスク装置、あるいは、同様にマイクロアクチュエータを有する他の装置であっても、組み込んで実現することは可能である。例えば、PZTマイクロアクチュエータは、高回転可能なディスク装置に用いるとよい。
本発明は、上述した実施例を参照して説明したが、かかる内容に限定されず、本発明の思想の範囲に含まれる種々の改良や同等の変形例も含まれる。
本発明であるマイクロアクチュエータは、磁気ヘッドスライダを搭載して駆動するために利用することができ、特に、ディスク装置に搭載されるヘッドジンバルアセンブリに装備することができる。従って、産業上の利用可能性を有する。
実施例1におけるPZTマイクロアクチュエータを装備したヘッドジンバルアセンブリ(HGA)を示す斜視図である。 図1に開示したHGAの一部を示す斜視図である。 図1に開示したHGAの一部を示す側面図である。 図1に開示したHGAの分解斜視図である。 図1に開示したHGAの一部を示す斜視図であり、磁気ヘッドスライダとPZT素子を取り外した図である。 図1に開示したHGAの一部を示す斜視図であり、磁気ヘッドスライダを取り外した図である。 図4に開示したサスペンションフレキシャの一部を示す斜視図である。 図8(a)は、図1に開示したPZTマイクロアクチュエータに搭載されたPZT素子間の電気的接続構造の一例を示す図であり、図7(b)は、PZT素子に供給される電圧の様子を示す。 図9は、図1に開示したHGAに搭載された磁気ヘッドスライダとPZTマイクロアクチュエータの動作を示す上面図であり、図9(a)は静止状態を示し、図9(b)は電圧が供給されて駆動されたときの様子を示す。図9(c)は、図9(b)で磁気ヘッドスライダを取り外したときの図である。 図10(a)は、図1に開示したPZTマイクロアクチュエータに搭載されたPZT素子間の電気的接続構造の一例を示す図であり、図10(b)は、PZT素子に供給される電圧の様子を示す。 図1に開示したPZTマイクロアクチュエータの共振ゲインのテストデータを示す図である。 図1に開示したPZTマイクロアクチュエータの共振位相のテストデータを示す図である。 実施例1におけるPZTマイクロアクチュエータの製造工程を示すフローチャートである。 実施例2におけるヘッドジンバルアセンブリの製造及び組み立て工程を示す図である。 実施例2におけるヘッドジンバルアセンブリの製造及び組み立て工程を示す図であり、図14の続きを示す。 実施例2におけるヘッドジンバルアセンブリの製造及び組み立て工程を示す図であり、図15の続きを示す。 実施例3におけるPZTマイクロアクチュエータの製造工程を示すフローチャートである。 実施例4におけるヘッドジンバルアセンブリの製造及び組み立て工程を示す図である。 実施例4におけるヘッドジンバルアセンブリの製造及び組み立て工程を示す図であり、図18の続きを示す。 実施例4におけるヘッドジンバルアセンブリの製造及び組み立て工程を示す図であり、図19の続きを示す。 実施例4におけるヘッドジンバルアセンブリの製造及び組み立て工程を示す図であり、図20の続きを示す。 実施例5におけるPZTマイクロアクチュエータを示す図である。 実施例6におけるPZTマイクロアクチュエータを示す図である。 実施例7におけるPZTマイクロアクチュエータを示す図である。 従来例におけるディスク装置を示す斜視図である。 従来例におけるヘッドジンバルアセンブリ(HGA)を示す斜視図である。 図26に開示したHGAに搭載された磁気ヘッドスライダとPZTマイクロアクチュエータの斜視図である。 図26に開示したHGAの一部を示す斜視図である。 図26に開示したHGAの一部を示す側面図である。 図26に開示したHGAの磁気ヘッドスライダとPZTマイクロアクチュエータの上面図である。 従来例におけるPZTマイクロアクチュエータの共振特性試験データを示す図である。
符号の説明
210 ヘッドジンバルアセンブリ(HGA)
212 PZTマイクロアクチュエータ
214 磁気ヘッドスライダ
216 サスペンション
218 ベースプレート
220 ロードビーム
222 ヒンジ
224 サスペンションフレキシャ
226 インナーサスペンショントレース
227 アウターサスペンショントレース
240 フレーム
242,243 PZT素子
254 トップ支持部
256 ボトム支持部
258,259 サイドアーム
260 回転プレート
262,264 ブリッジ
266 電気パッド支持プレート

Claims (34)

  1. ヘッドジンバルアセンブリ用のマイクロアクチュエータであって、
    ヘッドジンバルアセンブリのサスペンションフレキシャに一体化されたボトム支持部と、ヘッドジンバルアセンブリの磁気ヘッドスライダを支持するトップ支持部と、このトップ支持部と前記ボトム支持部とを連結する一対のサイドアームと、を有する金属フレームを備え、
    前記トップ支持部は、回転プレートと、当該回転プレートを前記各サイドアームに接合する接合アームと、接合パッドを支持する電気パッド支持プレートと、を有しており、
    前記各サイドアームにそれぞれ搭載され、当該各サイドアームを選択的に可動させるよう励起されるPZT素子を備えた、
    ことを特徴とするマイクロアクチュエータ。
  2. 前記各PZT素子は、前記各サイドアームの内側で相互に対向する表面に搭載されている、
    ことを特徴とする請求項1記載のマイクロアクチュエータ。
  3. 前記各PZT素子は、薄膜PZT,セラミックPZT又はPMN−PTである、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のマイクロアクチュエータ。
  4. 前記各PZT素子は、単層あるいは多層構造である、
    ことを特徴とする請求項3記載のマイクロアクチュエータ。
  5. 前記回転プレートは、作動時に前記磁気ヘッドスライダが前記接合アームに拘束されないよう当該磁気ヘッドスライダを支持する段差部を有する、
    ことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載のマイクロアクチュエータ。
  6. 前記段差部は、ポリマー層、エポキシ層又は金属層にて形成されている、
    ことを特徴とする請求項5記載のマイクロアクチュエータ。
  7. 前記トップ支持部の接合アームは、湾曲構造を有する、
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6記載のマイクロアクチュエータ。
  8. 前記接合アームは、前記各サイドアームに、前記フレームの長手方向に沿って同一位置に接合されている、
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6又は7記載のマイクロアクチュエータ。
  9. 前記接合アームは、前記回転プレートに、当該回転プレートの中心に対して対称的に接合されている、
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7又は8記載のマイクロアクチュエータ。
  10. 前記ボトム支持部と前記各サイドアームとの間に、内部側に向かう切り欠き部又は空間部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8又は9記載のマイクロアクチュエータ。
  11. 前記各接合アームは、それぞれ少なくとも1つの穴を有する、
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9又は10記載のマイクロアクチュエータ。
  12. 前記各接合アームは、それぞれ少なくとも1つの部分的な浸食領域を有する、
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10又は11記載のマイクロアクチュエータ。
  13. 前記各接合アームは、その中央箇所よりも幅広の端部をそれぞれ有する、
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11又は12記載のマイクロアクチュエータ。
  14. マイクロアクチュエータと、磁気ヘッドスライダと、サスペンションフレキシャを有するサスペンションと、を備えると共に、
    前記マイクロアクチュエータは、
    前記サスペンションフレキシャに一体化されたボトム支持部と、磁気ヘッドスライダを支持するトップ支持部と、このトップ支持部と前記ボトム支持部とを連結する一対のサイドアームと、を有する金属フレームを備え、
    前記トップ支持部は、回転プレートと、当該回転プレートを前記各サイドアームに接合する接合アームと、接合パッドを支持する電気パッド支持プレートと、を有しており、
    前記各サイドアームにそれぞれ搭載され、当該各サイドアームを選択的に可動させるよう励起されるPZT素子を備えた、
    ことを特徴とするヘッドジンバルアセンブリ。
  15. 前記サスペンションは、前記回転プレートを支持するディンプルを有するロードビームを備えた、
    ことを特徴とする請求項14記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  16. 前記磁気ヘッドスライダの中心と、前記回転プレートの中心と、前記ディンプルとが、同一軸上に配置されている、
    ことを特徴とする請求項15記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  17. 前記各PZT素子は、前記各サイドアームの内側で相互に対向する表面に搭載されている、
    ことを特徴とする請求項14,15又は16記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  18. 前記各PZT素子は、薄膜PZT,セラミックPZT又はPMN−PTである、
    ことを特徴とする請求項14,15,16又は17記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  19. 前記各PZT素子は、単層あるいは多層構造である、
    ことを特徴とする請求項18記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  20. 前記回転プレートは、作動時に前記磁気ヘッドスライダが前記接合アームに拘束されないよう当該磁気ヘッドスライダを支持する段差部を有する、
    ことを特徴とする請求項14,15,16,17,18又は19記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  21. 前記段差部は、ポリマー層、エポキシ層又は金属層にて形成されている、
    ことを特徴とする請求項20記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  22. 前記トップ支持部の接合アームは、湾曲構造を有する、
    ことを特徴とする請求項14,15,16,17,18,19,20又は21記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  23. 前記接合アームは、前記各サイドアームに、前記フレームの長手方向に沿って同一位置に接合されている、
    ことを特徴とする請求項14,15,16,17,18,19,20,21又は22記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  24. 前記接合アームは、前記回転プレートに、当該回転プレートの中心に対して対称的に接合されている、
    ことを特徴とする請求項14,15,16,17,18,19,20,21,22又は23記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  25. 前記ボトム支持部と前記各サイドアームとの間に、内部側に向かう切り欠き部又は空間部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項14,15,16,17,18,19,20,21,22,23又は24記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  26. 前記各接合アームは、それぞれ少なくとも1つの穴を有する、
    ことを特徴とする請求項14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24又は25記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  27. 前記各接合アームは、それぞれ少なくとも1つの部分的な浸食領域を有する、
    ことを特徴とする請求項14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25又は26記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  28. 前記各接合アームは、その中央箇所よりも幅広の端部をそれぞれ有する、
    ことを特徴とする請求項14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26又は27記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  29. マイクロアクチュエータと、磁気ヘッドスライダと、サスペンションフレキシャを有するサスペンションと、を備えたヘッドジンバルアセンブリと、
    当該ヘッドジンバルアセンブリと接合されるドライブアームと、
    ディスクと、
    当該ディスクを回転させるスピンドルモータと、を備えたディスク装置であって、
    前記マイクロアクチュエータは、
    前記サスペンションフレキシャに一体化されたボトム支持部と、前記磁気ヘッドスライダを支持するトップ支持部と、このトップ支持部と前記ボトム支持部とを連結する一対のサイドアームと、を有する金属フレームを備え、
    前記トップ支持部は、回転プレートと、当該回転プレートを各サイドアームに接合する接合アームと、接合パッドを支持する電気パッド支持プレートと、を有しており、
    前記各サイドアームにそれぞれ搭載され、当該各サイドアームを選択的に可動させるよう励起されるPZT素子を備えた、
    ことを特徴とするディスク装置。
  30. マイクロアクチュエータと、磁気ヘッドスライダと、サスペンションフレキシャを有するサスペンションと、を備えると共に、
    前記マイクロアクチュエータは、
    前記サスペンションフレキシャに一体化されたボトム支持部と、前記磁気ヘッドスライダを支持するトップ支持部と、このトップ支持部と前記ボトム支持部とを連結する一対のサイドアームと、を有する金属フレームを備え、
    前記トップ支持部は、回転プレートと、当該回転プレートを各サイドアームに接合する接合アームと、接合パッドを支持する電気パッド支持プレートと、を有しており、
    前記各サイドアームにそれぞれ搭載され、当該各サイドアームを選択的に可動させるよう励起されるPZT素子を備え、
    前記サスペンションは、前記回転プレートを支持するディンプルを有するロードビームを備え、前記磁気ヘッドスライダの中心と、前記回転プレートの中心と、前記ディンプルとが、同一軸上に配置されている、
    ことを特徴とするヘッドジンバルアセンブリ。
  31. ヘッドジンバルアセンブリの製造方法であって、
    サスペンションフレキシャにマイクロアクチュエータフレームを一体化し、
    前記マイクロアクチュエータフレームにPZT素子を搭載し、
    サスペンショントレースに前記PZT素子を電気的に接続し、
    前記PZT素子の特性検査を行い、
    前記マイクロアクチュエータフレームにスライダを搭載し、
    サスペンショントレースに前記スライダを電気的に接続し、
    前記スライダの特性検査を行い、
    その後、最終検査を行う、
    ことを特徴とするヘッドジンバルアセンブリの製造方法。
  32. ヘッドジンバルアセンブリの製造方法であって、
    サスペンションフレキシャにマイクロアクチュエータフレームを一体化し、
    前記マイクロアクチュエータフレームにPZT素子を搭載し、
    サスペンションに前記サスペンションフレキシャを搭載し、
    サスペンショントレースに前記PZT素子を電気的に接続し、
    前記PZT素子の特性検査を行い、
    前記マイクロアクチュエータフレームにスライダを搭載し、
    サスペンショントレースに前記スライダを電気的に接続し、
    前記スライダの特性検査を行い、
    その後、最終検査を行う、
    ことを特徴とするヘッドジンバルアセンブリの製造方法。
  33. ヘッドジンバルアセンブリの製造方法であって、
    サスペンションフレキシャにマイクロアクチュエータフレームを一体化し、
    前記マイクロアクチュエータフレームにPZT素子を搭載し、
    サスペンションに前記サスペンションフレキシャを搭載する、
    ことを特徴とするヘッドジンバルアセンブリの製造方法。
  34. ヘッドジンバルアセンブリの製造方法であって、
    サスペンションフレキシャにマイクロアクチュエータフレームを一体化し、
    前記マイクロアクチュエータフレームのほぼ平面状に配置された各サイドアームにPZT素子を搭載し、
    前記各サイドアームを直立成型するよう曲折し、
    サスペンションに前記サスペンションフレキシャを搭載する、
    ことを特徴とするヘッドジンバルアセンブリの製造方法。
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