JP2007178488A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、テストパターン形成用に用紙を用いることなく、したがって、その出力画像をスキャナにセットする手間もなく、例えばすじやむらを含む画質を検知し、補正することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】光学的に略鏡面をなす像担持体16上には、照明光源260と、撮像素子264とが設けられている。撮像素子264は、像担持体16を介して照明光源260からの正反射光をレンズ262を介して受けるようになっている。したがって、テストパターンに黒が含まれている場合は、テストパターンにおけるトナーの面積率により正反射光量が変化し、これにより例えばテストパターンの画質を測定することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、電子写真方式や静電記録方式を適用したプリンタ、複写機等の画像形成装置に関する。
この種の画像形成装置では、時間的に濃度や色が変動したり、用紙上の位置によって濃度や色が異なることですじやむらが発生している。これらのうちで、すじやむらは、予めどの位置にどの程度のものが発生するかが分かっていれば、画像信号を修正することにより補正制御できる。
そのため、特許文献1では、テストパターンを一度用紙に出力して、その画質をスキャナ等の画像読取装置で読み取り、検出したすじやむらを打ち消すように出力画像信号を修正してから、画像出力を実行している。これにより、出力画像ではテストパターンで検出されたすじやむらが解消される為、高画質が実現できる。しかし、ユーザにとっては必要のない用紙を用いてテストパターンを作成しなければならず、余計なコストがかかる。また、出力したテストパターンをスキャナ上にセットする等の手間がかかるという問題があった。
これに対して、特許文献2では、専用の読取手段として例えばCCDを画像形成装置の画像形成工程に設置し、テストパターンのライン幅を検出することで画像形成条件を制御している。これによりテストパターン画像を用紙上に出力してスキャナにセットする必要がなくなり、セットする手間とパターン用の用紙が不要になるというメリットが生じる。
なお、特許文献2に記載された発明ではテストパターンのライン幅を検出対象としており、特許文献1のような画像面全体に亘るすじやむらの検出は行なっていない。
特開平06−003911公報 特開平07−020670公報
ところで、上記特許文献2において開示された内容によれば、CCDの読み取り用照明としては、通常行なわれている用紙上の画像を読取るのと同様、CCDの読取面を斜め上方から照明するようになっている。即ち、図9乃至図11に示されているように、像担持体1上に形成されたテストパターン2に対し、斜め上方に設けられた照明光源3a,3bにより光が照射され、テストパターン2を介して拡散した光をレンズ4により集め、例えばCCDからなる撮像素子5により読み取るようになっている。像担持体1は、感光体や転写体(中間転写ベルト等)であり、鏡面光沢の表面性を持つ。このような鏡面光沢の表面性を持つ部材上では、図10に示すように、YMC(イエロー、マゼンダ、シアン)といったカラートナーのように自らが拡散反射光を発するものは検出できるものの、図11に示すように、ほとんど光を反射することのないK色(黒色)トナーでは、用紙上のK色トナーのようには読み取ることができない。これは用紙が光拡散面であるのに対して、像担持体が鏡面として照明光を正反射するためである。
即ち、従来の提案あるいはそれらの組合せでは、K色を含めて、テストパターンを形成するために用紙を用いることなく、したがって、その出力画像をスキャナにセットする手間もなく、すじやむらを含む画質を画像形成工程内で検知し、補正することはできなかった。
本発明の目的は、テストパターン形成用に用紙を用いることなく、したがって、その出力画像をスキャナにセットする手間もなく、例えばすじやむらを含む画質を検知し、補正することができる画像形成装置を提供することである。
本発明の第1の特徴とするところは、光学的に略鏡面をなす像担持体と、この像担持体に形成された画像を光学的に読み取る撮像素子と、照明光源とを有し、前記撮像素子は、前記像担持体を介して前記照明光源からの正反射光を受ける位置に配置されており、前記像担持体に形成される画像はテストパターンであり、該テストパターンは、所定方向に同一濃度として形成した黒に関するパターン部を含み、前記撮像素子は、該パターン部の所定方向の複数位置での光量を検出する画像形成装置にある。したがって、画像形成工程において、テストパターン等の画像を読み取ることができるので、テストパターンを形成するために用紙を用いることなく、したがって、その出力画像をスキャナにセットする手間もなく、画像形成装置の出力状態を検出することができ、しかも撮像素子を照明光源からの正反射光を受ける位置に配置したので、黒を含めて検出することができる。また、黒のパターン部を読み取るようにしたので、黒単独での出力状態を検出することができる。前記撮像素子は、該パターン部の所定方向の複数位置での光量を検出ので、所定方向の濃度むらを検出することができる。
本発明の第2の特徴とするところは、光学的に略鏡面をなす像担持体と、この像担持体に形成された画像を光学的に読み取る撮像素子と、第1の照明光源及び第2の照明光源とを有し、前記撮像素子は、前記像担持体を介して前記第1の照明光源からの正反射光を受け、且つ前記第2の照明光源から前記像担持体上の画像を拡散反射した光を受ける位置に配置されており、前記像担持体に形成される画像はテストパターンであり、該テストパターンは、所定方向に同一濃度として形成した黒に関するパターン部と所定方向に同一濃度として形成したカラーに関するパターン部とを有し、前記撮像素子は、前記第1の照明光源により黒に関するパターン部の所定方向の複数位置での光量を検出し、前記第2の照明光源によりカラーに関するパターン部の所定方向の複数位置での光量を検出する画像形成装置にある。
本発明の第3の特徴とするところは、光学的に略鏡面をなす像担持体と、この像担持体に形成されたテストパターンを光学的に読み取る撮像素子と、照明光源とを有し、前記撮像素子は、前記像担持体を介して前記照明光源からの正反射光を受ける位置に配置されており、前記像担持体に形成される画像はテストパターンであり、該テストパターンは、所定方向に同一濃度として形成した黒に関するパターン部を含み、前記撮像素子は、該パターン部の所定方向の複数位置での光量を検出し、さらに前記撮像素子で検出されたテストパターンデータに基づいて出力画像を補正する補正手段を有する画像形成装置にある。
好ましくは、前記補正手段は、出力画像に生じるすじ/むらを補正する。
本発明によれば、黒を含む画像形成装置であっても、画像形成工程内の像担持体上で、画像を検知することが可能になるという効果が得られる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の概要が示されている。画像形成装置10は、露光装置12、複数の画像形成ユニット14、中間転写ベルト16、記録媒体トレイ18a〜18d、記録媒体搬送路20、定着器22、制御部24及び読取装置26を有し、ユーザの操作に応じて、図示しないコンピュータ又はサーバ等のDFE(Digital Front End)からC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー),K(黒)の画像データを取得して、用紙等の記録媒体に画像を印刷する。なお、画像形成装置10は、システムとしてはネットワークを介して接続されるコンピュータやその他の端末装置を含むことがあり、制御部24がシステムのいずれかに配置されている。
複数の画像形成ユニット14は、カラー画像を構成する色に対応して配設されている。本例では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色に対応して第1の画像形成ユニット14Y、第2の画像形成ユニット14M、第3の画像形成ユニット14C及び第4の画像形成ユニット14Kが、中間転写ベルト16に沿って一定の間隔を空けて水平に配列されている。中間転写ベルト16は、中間転写体として図中矢印aの方向に移動する。4つの画像形成ユニット14Y、14M、14C、14Kは、制御部24から入力された画像データに基づいて各色のトナー像を順次形成し、複数のトナー像が互いに重ね合わせられるように中間転写ベルト16にトナー像を転写(一次転写)する。なお、各画像形成ユニット14Y、14M、14C、14Kの色の順序は、限定されるものではなく任意である。
記録媒体搬送路20は、中間転写ベルト16の下方に配設されている。記録媒体トレイ18a〜18dいずれかから供給された記録媒体は、記録媒体搬送路18上を搬送され、中間転写ベルト16上に多重に転写された各色のトナー像が一括して転写(二次転写)され、転写されたトナー像が定着器22によって定着され、矢印bに沿って外部に排出される。
次に、画像形成装置10の各構成についてより詳細に説明する。
第1の画像形成ユニット14Y、第2の画像形成ユニット14M、第3の画像形成ユニット14C及び第4の画像形成ユニット14Kは、形成する画像の色が異なる他は、略同様に構成されている。そこで、以下、第1の画像形成ユニット14Yについて説明する。なお、各画像形成ユニット14の構成は、Y、M、C又はKを付すことにより区別する。
画像形成ユニット14Yは、光走査装置140Y及び像形成装置150Yを有する。光走査装置140Yは、露光装置12から入力されたイエロー(Y)に対応するレーザ光を回転多面鏡142Yによって偏向走査し、反射ミラー144Yを介して像形成装置150Yの感光体ドラム152Y上に照射する。
像形成装置150Yは、矢印aの方向に沿って所定の回転速度で回転する第1の像担持体としての感光体ドラム152Yと、この感光体ドラム152Yの表面を一様に帯電する帯電器154Yと、感光体ドラム152Y上に形成された静電潜像を現像する現像器156Yと、クリーニング装置158Yと、除電装置159Yとから構成されている。感光体ドラム152Yは、帯電器154Yにより一様に帯電され、光走査装置140Yにより照射されたレーザ光により静電潜像を形成される。感光体ドラム152Yに形成された静電潜像は、現像器156Yによりイエローのトナーで現像され、中間転写ベルト16に転写される。なお、トナー像の転写工程の後には、感光体ドラム152Yに付着している残留トナー及び紙粉等がクリーニング装置158Yによって除去され、感光体ドラム152Yが除電装置159Yにより除電される。
他の画像形成ユニット14M、14C及び14Kも、上記と同様に、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒(K)の各色のトナー像を形成し、形成された各色のトナー像を中間転写ベルト16に転写する。
中間転写ベルト16は第2の像担持体であって、ドライブロール160と、アイドルロール162と、ステアリングロール164と、バックアップロール166との間に一定のテンションで掛け回されており、駆動モータ(図示せず)によってドライブロール160が回転駆動されることにより、矢印aの方向に所定の速度で循環駆動される。この中間転写ベルト16は、例えば、可撓性を有するポリイミド等の合成樹脂フィルムを帯状に形成し、この帯状に形成された合成樹脂フィルムの両端を溶着等によって接続することにより無端ベルト状に形成されており、この中間転写ベルト16の表面は、光学的に略鏡面をなしている。
また、中間転写ベルト16には、各画像形成ユニット14Y、14M、14C、14Kに対向する位置にそれぞれ第1の一次転写ロール168Y、第2の一次転写ロール168M、第3の一次転写ロール168C及び第4の一次転写ロール168Kが配設され、感光体ドラム152Y、152M、152C、152K上に形成された各色のトナー像は、これらの一次転写ロール168により中間転写ベルト16上に多重に転写される。
読取装置26は、例えば中間転写ベルト16上に形成されたトナー像を読み取るためのもので、この実施形態においては、画像形成ユニット14Kよりも下流側にあって、二次転写位置よりも上流側にあり、転写前のトナー像を読み取るようになっている。
記録媒体搬送路20には、記録媒体トレイ18a〜18dそれぞれから記録媒体を取り出す給紙ローラ200と、記録媒体搬送用のローラ対202と、記録媒体を既定のタイミングで二次転写位置に搬送するレジストロール204とが配設される。
また、記録媒体搬送路20上の二次転写位置には、バックアップロール166に圧接する二次転写ロール206が配設されており、中間転写ベルト16上に多重に転写された各色のトナー像は、この二次転写ロール206による圧接力及び静電気力で記録媒体上に二次転写される。各色のトナー像が転写された記録媒体は、定着器22へと搬送される。
定着器22は、各色のトナー像が転写された記録媒体に対して熱と圧力とを加えることにより、トナーを記録媒体に定着させる。
制御部24は、画像信号変換部240、テストパターンデータ発生回路242、選択器244及び補正演算回路246を有する。
画像信号変換部240は、後述する各色ごとの変換テーブルを記憶するメモリを含み、図示しないコンピュータ又はサーバなどのDFEからCMYK各色の画像データを取得し、取得したCMYK各色の画像データに対して補正演算回路246から受入れる各色ごとの変換テーブルにより濃度変換し、選択器244に対して出力する。
テストパターンデータ発生回路242は、CMYK各色ごとのテストパターン(図3参照)を形成するためのテストパターンデータを発生させ、選択器244に対して出力する。
選択器244は、画像形成装置10がDFEから取得したCMYK各色の画像データに応じて画像を印刷するモード(通常印刷モード)、又は印刷される画像の色むら(色の濃淡)を補正するためのモード(テストモード)のいずれのモードで動作すべきかを示す設定を、例えば図示しないユーザインターフェイスなどを介して取得し、取得した設定に応じて選択した画像データを露光装置12に対して出力する。つまり、選択器244は、通常印刷モードで動作すべき設定を取得した場合には画像信号変換部240から入力された画像データを選択して出力し、テストモードで動作すべき設定を取得した場合にはテストパターンデータ発生回路242から入力されたテストパターンデータを選択して出力する。
補正演算回路246は、例えばCPUを含み、読取装置26で読み取られたテストパターンの濃度と予め記憶している目標濃度と比較して色むらを検出し、この色むらを検出した画像の色の補色の画像(CMYなど)に色むらが生じないように補正する補正量(濃度変換量)を算出し、算出した補正量から色むらを補正するための変換テーブルを生成し、画像信号変換部240に対して出力する。補正演算回路246が出力する変換テーブルは、CMYK各色の画像データに対し、色むらを補正するようにCMYK各色の濃度をそれぞれ変換する例えば主走査方向の各画素毎の各色用の4つの変換テーブルである。
以下、テストモードにおける補正テーブルの作成について説明する。図2に示すように、テストパターンTは、主走査方向Mにおける色むらを補正するための補正テーブルを作成する際に使用する画像であり、上から順に黒のパターン部68K、シアンのパターン部68C、イエローのパターン部68Y、マゼンダのパターン部68Mを含んで構成されている。各パターン部は、主走査方向M(中間転写ベルト16の走行方向とは直交する方向)について全て同一階調濃度で、かつ副走査方向Sについては階調範囲の下限から上限に向けて予め定めた複数階調毎に段階的に濃度が徐々に濃くなるような複数の濃度パターンを含んで構成されている。濃度は各画素におけるトナーの面積率により設定される。なお、本実施形態では、主走査方向Mの画素数が7000、各色の階調範囲が0〜255、すなわち画像データが各色8ビットの構成の場合について説明する。
図2に示すテストパターンTは、一例として階調範囲を10段階に分割した各濃度N1〜N10について、主走査方向Mを長手方向とする帯状の濃度パターンを含んで構成されている。なお、テストパターンは、このような構成に限らず、各画素位置において階調範囲の各濃度が確認できるものあればどのようなものでもよい。
テストモードにおいては、まず上述したテストパターンTを中間転写ベルト16に形成する。そして、補正演算回路246においては、図3に示すフローチャートに従って処理が実行される。
補正演算回路246では、まずステップS100において、読取装置26により読み取られたテストパターンTの読取データを入力し、YMCKの画像データに変換する。この変換は予め定めた変換テーブル等を用いて変換することができる。
なお、以下では、撮像素子26により読み取られたテストパターンのデータ(YMCKの画像データ)を構成する各画素(ピクセル)の画素値を出力階調値、テストパターンデータ発生回路242が出力するデータを構成する各画素の画素値を入力階調値という。
ステップS102では、テストパターンデータに基づいて、入力階調値N1〜N10に対する目標階調値をそれぞれ求める。具体的には、まず、黒のパターン部68Kが記録される領域における各入力階調値に対する出力階調値の平均値を各々求める。すなわち、入力階調値N1〜N10の各々について、7000画素分の出力階調値の平均値を求め、これを入力階調値に対する目標階調値とする。なお、入力階調値N1〜N10以外の入力階調値に対する目標階調値は、すでに求めた前後の入力階調値に対する目標階調値から補間して求めればよい。例えば入力階調値N1とN2との間の入力階調値に対する目標階調値は、入力階調値N1、N2について求めた目標階調値に基づいて補間すればよい。
図4(A)には、主走査方向Mにおける各画素位置Xについての実際の階調特性及び目標の階調特性を示した。同図(A)では、実線を実際の階調特性、点線を目標の階調特性としている。図4(A)に示すように、実際の階調特性と目標の階調特性とにずれが生じている場合には、その画素位置について補正する必要がある。
このため、ステップS104では、主走査方向Mにおける各画素位置Xについて、各入力階調値に対する補正階調値を所定の演算式により算出し、補正テーブル、すなわち各画素位置における入力階調値と補正階調値との対応関係を表す補正テーブルを作成する。この所定の演算式によって算出される補正階調値は、この補正階調値の画像を用紙に印刷した場合に、その濃度が目標階調値の濃度となるような値である。例えば入力階調値をDI、出力階調値をDO、目標階調値をDM、補正階調値をDRとした場合、所定の演算式は一例として次式で表すことができる。
DR=DI+(DM−DO) ・・・(1)
図4(B)には、補正テーブルにおける各画素位置Xの階調特性(入力階調値と補正階調値との関係)の一例を示した。例えば図4(A)に示す画素位置X=2の階調特性のように、出力階調値が目標階調値よりも大きくなる傾向にある画素については、同図(B)に示すように、その分補正階調値が小さくなるような特性となるように補正テーブルデータを作成する。例えば入力階調値DIが50、出力階調値DOが53、目標階調値DMが52の場合、上記(1)式で算出される補正階調値DRは49となる。
このようにして補正階調値を算出して作成した補正テーブルを用いて画像データを変換することにより、出力階調値を目標階調値に略一致させることができる。なお、所定の演算式は上記(1)式に限られるものではなく、装置の特性等によって適宜設定することができる。
上記のような処理を、C、Y、Mの各色についても同様に行うことにより、各色の補正テーブルを作成することができる。
そして、ステップS106では、作成した各色の補正テーブルデータを画像信号変換部60に出力する。
なお、テストモードにおいては、二次転写ロール206は、中間転写ベルト16から離間され、かつ中間転写ベルト16上に形成されたテストパターンTは、読取装置26で読み取られた後、図示しないクリーナによりクリーニングされる。
画像信号変換部240は、図5に示すように、位置情報出力部70、各色の補正テーブル72C、72M、72Y、72Kで構成されている。位置情報出力部70には、画像データを構成するCMYK各色の画像データ、すなわち入力階調値が順次入力され、その入力順序と用紙サイズとに基づいて、入力階調値の主走査方向Mにおける画素位置Xを判定して各補正テーブルに出力する。各補正テーブルは、入力された画素位置Xと入力階調値に対応する補正階調値を選択器244に出力する。
かくして通常印刷モードの場合、選択器244は、画像信号変換部240から出力された補正階調値から成る各色の画像データを選択して露光装置12に出力する。これにより、補正後の画像データに基づく画像が画像形成ユニット14を介して中間転写ベルト16上に形成され、さらに記録媒体に印刷される。このようにして記録媒体に印刷された画像は、補正しない場合と比較して主走査方向Mにおいて色むらの発生が低減された画像となる。
図6及び図7において、読取装置26の詳細が示されている。この読取装置26は、照明光源260、レンズ262及び撮像素子264から構成されている。照明光源260は、中間転写ベルト16の鉛直線に対して角度θを持って光が発するように配置されている。この照明光源260が発する光としては白色あるいは赤外光を用いることができる。レンズ262は、照明光源260から発して中間転写ベルト16で反射された正反射光を集光し、例えばラインCCDからなる撮像素子264に読み取らせるようになっている。即ち、レンズ262と撮像素子264とは、中間転写ベルト16の鉛直線を挟んで照明光源260とは対象位置となるように、中間転写ベルト16の鉛直線に対して正反射角θをなす位置に配置されている。
中間転写ベルト16上にトナー像が存在しない場合、照明光源260からの照明光は略鏡面である中間転写ベルト16の表面で略全量が正反射され、正反射した光がレンズ262で集光され、撮像素子264で受光される。このとき最も大きな光量が受光されることになる。
次に、図7に示すように、該読取装置26により中間転写ベルト16上のテストパターンTを読み取る場合、中間転写ベルト16の表面がトナー像によって隠蔽されるため、照明光源260から発した光は、その分だけ正反射光量が減少し、撮像素子264での受光量も減少する。これは、カラーのパターン部であればカラートナーの拡散光量があってこの拡散光量分だけ中間転写ベルト16の反射光量が正反射光量よりも少なくなり、黒のパターン部であれば黒トナーではほとんど反射光が生じないので、その分だけ中間転写ベルト16の反射光量が正反射光量よりも少なくなるためである。したがって、各画素毎に読み取られる光量は、各画素のトナーの面積率、即ち各画素の濃度に対応する。
このようなメカニズムにより、撮像素子264の受光量(したがって撮像素子264の出力)における変化がカラートナーおよび黒トナーの各画素における量を示すことになり、各画素の濃度を計測することができるようになる。
なお、テストパターンが単色であれば、反射光量がそのまま濃度に対応するのに対し、2色以上の色が混合された場合は、単に反射光量を測定しただけでは濃度を計測することができない。この場合は撮像素子をフィルタ等を用いたカラー用のものとし、各色の反射光量を測定することにより各色毎の濃度を測定することができる。
図8において、本発明に係る他の実施形態が示されている。この実施形態における読取装置26は、第1の照明光源260aと、第2の照明光源260bとを有する。第1の照明光源260aは、前述した実施形態における照明光源260と同様に、中間転写ベルト26を介して該照明光源260aからの正反射光を撮像素子264で受けるようになされている。第2の照明光源260bは、中間転写ベルト16上のトナー像を拡散反射した光を撮像素子264で受けるように、例えば鉛直線上に配置されている。即ち、第1の照明光源260aは、黒に関するパターン部を読み取り、第2の照明光源260bは、カラーに関するパターン部を読み取るためのものである。したがって、黒とカラーそれぞれ専用の照明光源を持つことになるので、より精度良くテストパターンを読み取ることができる。
なお、上記実施形態においては、中間転写体である中間転写ベルトにテストパターンを形成して読み取るようにしたが、これに限定されるものではなく、画像形成工程において画像を担持するものであればよく、例えば感光体にテストパターンを形成して読み取るようにしてもよい。
また、上記2つの実施形態においては、1つ又は複数の照明光源を用いて1つの撮像素子でテストパターンを読み取るようにしているが、これに限定されるものではなく、例えば撮像素子を黒用とカラー用それぞれ分けて設けることもできる。
また、撮像素子は、色むらを検知するために像担持体上のテストパターンを読み取るように説明したが、これに限定されるものではなく、像担持体上の画像を読み取るためのあらゆる用途に用いることができる。
以上述べたように、本発明は、像担持体上の画像を読み取る必要がある画像形成装置に用いることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す構成図である。 本発明の実施形態に用いたテストパターンを示す平面図である。 本発明の実施形態におけるテストモードの制御フローを示すフローチャートである。 本発明の実施形態において各画素位置の階調特性を示す線図である。 本発明の実施形態における画像信号変換部のブロック図である。 本発明の実施形態における読取装置を示す主走査方向断面図である。 本発明の実施形態における読取装置にあって、テストパターンを読み取る状況を示す主走査方向断面図である。 本発明の他の実施形態における読取装置を示す主走査方向断面図である。 従来技術における読取装置を示す主走査方向断面図である。 本発明の実施形態における読取装置にあって、カラーのテストパターンを読み取る状況を示す主走査方向断面図である。 本発明の実施形態における読取装置にあって、黒のテストパターンを読み取る状況を示す主走査方向断面図である。
符号の説明
10 画像形成装置
12 露光装置
14 画像形成ユニット
152Y 感光体
16 中間転写ベルト
24 制御部
240 画像信号変換部
242 テストパターンデータ発生回路
244 選択器
246 補正演算回路
26 読取装置
260 照明光源
260a 第1の照明光源
260b 第2の照明光源
262 レンズ
264 撮像素子

Claims (4)

  1. 光学的に略鏡面をなす像担持体と、この像担持体に形成された画像を光学的に読み取る撮像素子と、照明光源とを有し、前記撮像素子は、前記像担持体を介して前記照明光源からの正反射光を受ける位置に配置されており、前記像担持体に形成される画像はテストパターンであり、該テストパターンは、所定方向に同一濃度として形成した黒に関するパターン部を含み、前記撮像素子は、該パターン部の所定方向の複数位置での光量を検出することを特徴とする画像形成装置。
  2. 光学的に略鏡面をなす像担持体と、この像担持体に形成された画像を光学的に読み取る撮像素子と、第1の照明光源及び第2の照明光源とを有し、前記撮像素子は、前記像担持体を介して前記第1の照明光源からの正反射光を受け、且つ前記第2の照明光源から前記像担持体上の画像を拡散反射した光を受ける位置に配置されており、前記像担持体に形成される画像はテストパターンであり、該テストパターンは、所定方向に同一濃度として形成した黒に関するパターン部と所定方向に同一濃度として形成したカラーに関するパターン部とを有し、前記撮像素子は、前記第1の照明光源により黒に関するパターン部の所定方向の複数位置での光量を検出し、前記第2の照明光源によりカラーに関するパターン部の所定方向の複数位置での光量を検出することを特徴とする画像形成装置。
  3. 光学的に略鏡面をなす像担持体と、この像担持体に形成されたテストパターンを光学的に読み取る撮像素子と、照明光源とを有し、前記撮像素子は、前記像担持体を介して前記照明光源からの正反射光を受ける位置に配置されており、前記像担持体に形成される画像はテストパターンであり、該テストパターンは、所定方向に同一濃度として形成した黒に関するパターン部を含み、前記撮像素子は、該パターン部の所定方向の複数位置での光量を検出し、さらに前記撮像素子で検出されたテストパターンデータに基づいて出力画像を補正する補正手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記補正手段は、出力画像に生じるすじ/むらを補正することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009027529A (ja) * 2007-07-20 2009-02-05 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置、画像処理装置およびプログラム
JP2009109544A (ja) * 2007-10-26 2009-05-21 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置、画像処理装置およびプログラム
JP2015092220A (ja) * 2013-04-24 2015-05-14 株式会社リコー 画像形成装置

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