JP2007176272A - 農用トラクタ等のキャビン - Google Patents

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Abstract

【課題】キャビンのリヤーウインドウを上部支点あるいは下部支点回りに回動し開放する。
【解決手段】キャビン14の後側面におけるリヤーウインドウ18bの後側上下端部より上下方向に偏位した部位には、後側の開口している上支持凹部26a付きの上ヒンジ支点ベース26、及び、後側の開口している下支持凹部31a付きの下ヒンジ支点ベース31をそれぞれ設ける。リヤーウインドウ18bに設けている上ヒンジ27、下ヒンジ32と、前記上ヒンジ支点ベース26の上支持凹部26a、前記下ヒンジ支点ベース31の下支持凹部31aとの間を、左右方向の軸回りに回動できる連係部材を介して連係可能に構成し、リヤーウインドウ18bの上下端部とキャビン14の後側上下部との間を固定あるいは解除することのできる上ロック装置28及び下ロック装置33を設ける。
【選択図】図4

Description

本発明は、農用トラクタ等のキャビンに関するものである。
農用トラクタのキャビンにおいて、リヤーウインドウの上端部を左右方向の軸回りに軸支し、リヤーウインドウの下部を上下回動して開放するものは公知である(特許文献1)。
特開2005−335482号公報
前記キャビンのリヤーウインドウの開閉構成では、リヤーウインドウの下部を後方に回動開放することにより、後部作業機の調節操作はできるが、キャビン上方のルーフ後部に装着した外気フィルタのメンテナンスをキャビン内からできないという不具合があった。
そこで、この発明は、キャビンのリヤーウインドウについて、上端部及び下端部を左右方向の軸回りに回動自在に支持し、必要に応じてリヤーウインドウの上部あるいは下部を開放できるようにし、前記不具合を解消しようとするものである。
前記問題点を解決するために、この発明は次のような技術的手段を講じた。
請求項1の発明は、車体フレーム(4)の操縦部(6)をキャビン(14)で覆い、該キャビン(14)における後側壁の開口部に開閉用リヤーウインドウ(18b)を設け、前記キャビン(14)における後側壁の前記開口部より後側上下に偏位した部位に、後側に開口している上支持凹部(26a)を備えた上ヒンジ支点ベース(26)、及び、後側に開口している下支持凹部(31a)を備えた下ヒンジ支点ベース(31)をそれぞれ設け、前記リヤーウインドウ(18b)の上下端部双方に設けている後側に突出している上ヒンジ(27)、下ヒンジ(32)と、前記上ヒンジ支点ベース(26)の上支持凹部(26a)、前記下ヒンジ支点ベース(31)の下支持凹部(31a)との間を、リヤーウインドウ(18b)の閉鎖状態で同時に係合する左右方向の軸回りに回動可能な連係部(26b,27a、31b,32a)を設け、前記リヤーウインドウ(18b)の上下端部と前記キャビン(14)の後側上下部との間を固定あるいは解除することのできる上ロック装置(28)及び下ロック装置(33)を設けたことを特徴とする農用トラクタ等のキャビンとする。
前記構成によると、上ロック装置(28)及び下ロック装置(33)を解除し、リヤーウインドウ(18b)の下側部を後方に押すことにより、上ヒンジ支点ベース(26)の上支持凹部(26a)と上ヒンジ(27)との連係部(26b,27a)を左右方向の軸回りに回動し、リヤーウインドウ(18b)の下部を開放することができる。また、リヤーウインドウ(18b)の上側部を後方に押すことにより、下ヒンジ支点ベース(31)の下支持凹部(31a)と下ヒンジ(32)との連係部(31b,32a)を左右方向の軸回りに回動し、リヤーウインドウ(18b)の上側部を開放することができる。
請求項1の発明は、キャビン(14)のリヤーウインドウ(18b)の下側部を開放したり、あるいは、リヤーウインドウ(18b)の上側部を開放することができるので、後部作業機の調節操作及びキャビン(14)のルーフ後部のメンテナンスをキャビン(14)内から容易に行なうことができる。
以下本発明のキャビンを具備するトラクタの全体構成について説明する。図1にはトラクタの全体側面図が図示されている。
トラクタ1は、左右前輪2,2及び左右後輪3,3で走行する車輪型に構成されていて、前後方向に長く構成されている車体フレーム4の前側上部にエンジン(図示省略)を搭載し、車体フレーム4の前後方向中間部にステアリングハンドル(図示省略)、操縦席5等のある操縦部6を設け、操縦部6をキャビン14で覆っている。エンジン(図示省略)の後部にはクラッチハウジング7を連結し、クラッチハウジング7の後部に連結されているミッションケース9には、左右リヤーアクスルケース(図示省略)を介して左右後輪3,3を軸架している。エンジン(図示省略)の外周部をボンネット10で被覆し、ボンネット10の前側部には通気口10aを設け、ボンネット10の後部上方にステアリングハンドル(図示省略)を配設している。
次に、キャビン14について説明する。操縦部6の周囲には、左右前ロプスフレーム15,15、左右中間ロプスフレーム15,15及び左右後ロプスフレーム17,17を立設し、これらロプスの上端部相互間及び下端部相互間を上部枠体20,…及び下部枠体21,…で連結し、キャビンフレームを構成し、上部枠体20の上方にルーフ22を載置している。
また、左右前ロプスフレーム15,15間には強化ガラス等からなる透明のフロントウインドウ18aを取り付け、左右後ロプスフレーム17,17間にはリヤーウインドウ18bを取り付け、左右中間ロプスフレーム16,16と左右後ロプスフレーム17,17間には、左右サイドウインドウ18c,18cを取り付け、左右前ロプスフレーム15,15と左右中間ロプスフレーム16,16との間には、強化ガラス等からなる左右ドア19,19を開閉自在に取り付けている。
次に、左右後ロプスフレーム17,17間に設けたリヤーウインドウ18bの開閉構成について説明する。図2にはキャビンの背面図、図3にはキャビン後部の平面図、図4にはキャビン後部の側面図、図5乃至図8にはリヤーウインドウ18bの側面図が図示されている。
このリヤーウインドウ18bは、上端部を左右方向の軸回りに回動して下部を開放したり、あるいは、下端部を左右方向の軸回りに回動して上部を開放できるようにし、上下選択的に開放できるように構成している。
前記上部枠体20には、左右上ヒンジ支点ベース26,26を後方に突出するように取り付け、リヤーウインドウ18bの上端部から左右上ヒンジ27,27を後斜め上方に向けて突出するように取り付け、左右上ヒンジ支点ベース26,26の後側が開口している上支持凹部26a,26aに左右方向の上支点ピン26b,26bを設け、左右上ヒンジ27,27のピン嵌合凹部27a,27aを左右上ヒンジ支点ベース26,26の上支点ピン26b,26bに嵌合支持し、リヤーウインドウ18bを上支点ピン26b,26b回りに回動し下部を開閉できるように構成している。
そして、リヤーウインドウ18bの上端部左右中央部には上ロック装置28を設け、リヤーウインドウ18bの上部を上部枠体20に固定あるいは解除できるように構成している。この上ロック装置28は、リヤーウインドウ18bに取り付けたロックフレーム28aと、ロックフレーム28aにリヤーウインドウ18bに直交するように軸支している軸28bと、軸28bの内側端部に取り付けたロックハンドル28cと、軸28bの外側に取り付けているロックアーム28dと、上部枠体20に取り付けているロック板28eとにより、構成されている。
また、リヤーウインドウ18bの下端部にも、同様にして、左右下ヒンジ支点ベース31,31における支持凹部31a,31aに下支点ピン31b,31bを設け、この下支点ピン31b,31bに左右下ヒンジ32のピン嵌合凹部32a,32aを嵌合支持し、リヤーウインドウ18bを下支点ピン31b,31b回りに回動し、リヤーウインドウ18bの下部を開閉できるように構成している。
そして、リヤーウインドウ18bの下端部左右中央部には、前記上ロック装置28と同様の下ロック装置33を設け、リヤーウインドウ18bの下部を下部枠体21に固定あるいは解除できるように構成している。
また、リヤーウインドウ18の内側左一側に開閉把っ手29を上下方向に沿わせて取り付け、左後ロプスフレーム17の下部にダンパー30の下端をピン連結し、ダンパー30の上端部を開閉把っ手29の上部にピン連結し、リヤーウインドウ18bを開放回動しがちに付勢している。
前記構成によると、上ロック装置28及び下ロック装置33を解除し、開閉把っ手29を介してリヤーウインドウ18bの下部を後方に押して上支点ピン26b,26b回りに回動すると、リヤーウインドウ18bの下側部を開放することができる。その時に、ダンパー30により開放側にリヤーウインドウ18bを付勢し楽に開放することができる。
また、開閉把っ手29の上側を後方に押すことにより、リヤーウインドウ18bを下支点ピン31b,31b回りに回動すると、リヤーウインドウ18bの上側部を開放することができる。
また、ルーフ22の後側端部には外気フィルタ36を下方から取り外し可能に装着している。しかして、リヤーウインドウ18bの上側部を開放することにより、キャビン14内から外気フィルタ36のメンテナンスをすることができる。また、リヤーウインドウ18bの下側部を開放することにより、後部作業機(図示省略)の点検や調節をすることができる。
次に、図1、図9、図10及び図11に基づき乗降用の補助ステップ42a,42b,42cについて説明する。
ルーフ22の左右両側部に外気フィルタ36,36を取り付け、ルーフ22の前後方向中間部における左右両側から外気フィルタ36,36を取り外しできるように構成している。また、車体フレーム4における操縦部6の左右両側には、左右ステップフレーム41,41を下側ほど左右外側に傾斜状に突出させて取り付け、この左右ステップフレーム41,41に複数の補助ステップ42a,42b,42cを左右両側に突出するように取り付けている。
また、最上段の補助ステップ42aを、前側の固定ステップ42a1と後側の移動ステップ42a2とに分割構成している。左右ステップフレーム41,41の後側部には筒状のサブステップフレーム43を取り付け、左右サブステップフレーム43,43に上下動自在に左右支持棒44,44を挿通支持し、この左右支持棒44,44の上端部に前記移動ステップ42a2を取り付け、支持棒44,44を上下移動した状態で支持ピン45,45により固定可能に構成している。
前記構成によると、通常の作業状態では、左右支持棒44,44を下方に移動し、左右サブステップフレーム43,43に支持ピン45,45により固定し、固定ステップ42a1と移動ステップ42a2を面一にし、補助ステップ42a,42b,42cにより乗降する。
また、左右外気フィルタ36,36のメンテナンスの際には、左右支持棒44,44を上方に移動し、左右サブステップフレーム43,43に支持ピン45,45により固定すると、固定ステップ42a1に対して移動ステップ42a2を上方に移動する。しかして、オペレータは高い移動ステップステップ42a2を利用することにより、高所の左右外気フィルタ36、36を楽にメンテナンスすることができる。
次に、図12乃至図14に基づきルーフ22の具体構成について説明する。
前記ルーフ22は、アウタールーフ22a及びインナールーフ22bを合成樹脂材によりブロー成形したり、あるいは、プレス加工した板金を上下に張り合わして上下二層の内部空洞状に形成し、空気が流動するように構成している。アウタールーフ22a及びインナールーフ22bを上部枠体20に固着し、上部枠体20にはインナールーフ22bの下方に位置するように内装材51を取り付けて、インナールーフ22bの後側下部と内装材51との間に内外気流入室52を構成している。なお、インナールーフ22bと上部枠体20との間にルーフインシュレータ63を介装している。
ルーフ22の内前側部には、図12に示すように、空気調和機53及びラジカセ等の各種機材を配設している。空気調和機53はファン53a、エバポレータ53b、ヒータ53c、ウォータバルブ53d、ウォータホース53e,53e等で構成されていて、コンデンサ(図示省略)をエンジン(図示省略)の近傍に配設している。
キャビン14内を冷却するときには、ファン53a及びエバポレータ53bを作動し、ファン53aの吸風部から取り入れた空気をエバポレータ53b、シャッタ(図示省略)を経て排風口からキャビン14内に吹き出す。また、キャビン14内を暖房するときには、ファン53a及びヒータ53cを作動し、ファン53aの吸風部から取り入れた空気を、非作動状態のエバポレータ53b、ヒータ53cを経て排風口からキャビン14内に吹き出す構成である。なお、図示省略したが、前記ウォーターホース53e,53eは左右前ロプスフレーム15の空間内を通しており、ホース類の組立の容易化を図っている。
また、図13に示すように、アウタールーフ22a及びインナールーフ22bの後側端部を上部枠体20よりも後方に突出する後側突出部22cに構成し、この後側突出部22cの後部下面に外気取入口54を設け、ルーフ22内に外気が流入するように構成している。また、インナールーフ22bの後側下方と内装材51の後側上方との間には、前記内外気流入室52が設けられていて、この内外気流入室52の後側上部には外気流入口57aを設け、前記外気取入口54から取り入れた外気を外気流入口57aから内外気流入室52内に導入するように構成している。また、内外気流入室52の外気流入口57aの前側下方には内気導入口56を設け、キャビン14内の内気を内外気流入室52内に導入するように構成し、内外気流入室52の空気をインナールーフ22と内装材51との間を経由して空気調和機53に流れるように構成している。
また、内外気流入室52内には外気フィルタボックス57を配置し、この外気フィルタボックス57をボルト・ナット58,58により上部枠体20に取り付けている。この外気フィルタボックス57内には外気フィルタ36を配設し、前記外気取入口54、外気流入口57aを経た外気が外気フィルタボックス57に流入し、更に、外気フィルタボックス57の外気流出口57bから内外気流入口52の前側部に流れるように構成している。
また、外気フィルタボックス57には内外気切替シャッタ60を軸60a回りに回動自在に軸支し、内気導入口56を開口し外気流出口57bを閉鎖した内気循環状態、あるいは、内気導入口56を閉鎖し外気流出口57bを開口した外気導入状態に、切り替え可能に構成している。なお、内外気切替シャッタ60の内気導入口56に対向する部位には内気フィルタ61を設けている。
また、内装材51の内外気流入室52に対向する部位を、カバー62により開閉自在に構成し、カバー62をボルト・ナットにより着脱自在に構成している。しかして、このカバー62を取り外すと、内外気流入室52の下方開口状態となり、外気フィルタボックス57が現れ、開口部から外気フィルタ36のメンテナンスを安全容易にすることができる。
また、図15乃至図18に示すように、前記外気フィルタボックス57及び前記カバー62を構成してもよい。即ち、前記カバー62の後側端部をピン62aにより軸支して上下回動自在に構成し、また、外気フィルタボックス57の後側端部をピン57cにより軸支して上下回動自在に構成し、外気フィルタボックス57に内外気切替シャッタ60及び切替モータ60aを取り付けている。
しかして、カバー62及び外気フィルタボックス57を下方に回動することにより、キャビン14内から外気フィルタ36を簡単に取り外すことができて、メンテナンスが容易となる。また、内外気切替シャッタ60及び切替モータ60aも同時にメンテナンスすることができる。また、ピン57cを取り外すことにより、外気フィルタボックス57を一括して取り外すこともでき、メンテナンスが容易となる。
また、図19乃至図21に示すように、左右前ロプスフレーム15,15の上端と上部枠体20の左右方向の枠体及び前後方向の枠体との間に、またがるように補強ステー66,66で連結し補強している。前記構成によると、左右前ロプスフレーム15,15の上端部と上部枠体20の左右方向の枠体及び前後方向の枠体とを別々に連結補強するものに比較して、部品点数を減らし構成を簡単にしながら強固なものとすることができる。
また、図22に示すように、左右後ロプスフレーム17,17の下端と下部枠体21の左右方向の枠体及び前後方向の枠体との間に、またがるように後補強ステー67,67で連結し補強している。前記構成によると、部品点数を減らし構成を簡単化しながら強固なものとすることができる。
また、図23及び図24に示すように、左右前ロプスフレーム15,15、左右中間ロプスフレーム16,16、左右後ロプスフレーム17,17、上部枠体20及び下部枠体21によりキャビンフレーム68を一体的に構成し、キャビンフレーム68の後側左右両側下部には、左右後ロプス17,17と下部枠体21にまたがるように、左右取付プレート69,69を取り付けている。また、ミッションケース9,9の左右両側部には左右リヤーアクスルハウジング70,70を取り付け、この左右リヤーアクスルハウジング70,70上にブラケット70a,70a、ゴムマウント71,71を介して、キャビンフレーム68側の左右取付プレート69,69を載置固定している。前記構成とすることにより、構成を簡単化しながらキャビンフレーム68を強固に支持することができる。
次に、図25に基づき、左右ドア19,19の支持構成について説明する。図25は左右中間フレーム16の断面を示し、該左右中間ロプスフレーム16,16を横断面凹状に構成し、この凹状部16a,16aを内側に位置するように構成している。この凹状部16a,16aの下端部をキャビン14外に開口すると共に、開口部にフィルタ(図示省略)を設け、空気がキャビン14外に抜けるように構成している。左右ヒンジ取付板74,74を前記凹状部16a,16aに沿うように上下方向に沿わせて配置し、この左右ヒンジ取付板74,74には左右ヒンジ73,73の基部側を取り付け、左右中間ロプスフレーム16,16の凹状部16a,16aに設けた支持ピン73a,73aにより左右ヒンジ73,73を軸支し、左右ヒンジ73,73の自由端側に左右ドア19,19を取り付け、左右ドア19,19の閉鎖時には、左右ヒンジ取付板74,74が前記凹状部16a,16aを閉鎖するように構成している。
前記構成によると、左右ドア19,19の閉鎖時には、左右中間ロプスフレーム16,16の凹状部16a,16aから下方に向けて空気を抜くことができ、ドアを円滑に閉鎖することができる。
図26は、ロプスフレーム横断面部の別例を示し、支持ピン73aと一体的に設ける部材73bに樹脂やゴム材等の緩衝材73cを固着し、該緩衝材73cを中間フレーム16の延長部とヒンジ取付板74との間に設ける受け座73dに当接可能に設け、ドア19の開放時の緩衝を図る構成としている。このように構成することによって、従来ダンパにて開放時のストッパを兼用させていたため、ヒンジ部分等にガタを生じていたが、上記の構成とすることによって、ガタを少なくし、開閉時のショックを緩和できる。
また、図27に示すように構成してもよい。上部枠体20の左右ドア19,19の上方部位に左右作業灯76,76を取り付け、左右ドア19,19の開作動時にはスイッチ(図示省略)を入りにして作業灯76,76を点灯し、閉作動時には消灯するように構成する。前記構成によると、夜間の乗降を安全にすることができる。また、作業灯76,76用のスイッチ(図示省略)をエンジン始動用のキーにより入切するように構成してもよい。
次に、図28及び図29に基づき補助ステップ78の他の実施例について説明する。
下部枠体21における左右ドア19,19の側方に左右補助ステップ78,78を配置し、この左右補助ステップ78,78の上端部を前後方向の支持ピン78c,…により支持し、上下方向に回動自在に構成している。しかして、左右補助ステップ78,78の下方回動状態では、二段の上補助ステップ78a、下補助ステップ78bが左右方向に突出姿勢になり、また、上方回動姿勢ではキャビン14の外側に沿うように収納される。
また、左右補助ステップ78,78の軸支部側方にL字状の回動片80,80を一体的に取り付け、回動片80,80の一端側には下動当り面80aを、他端側には上動当り面80bを設け、左右ドア19,19の前側下端部には前記上動当り面80a及び下動当り面80bに当接する左右作動体81,81を設けている。
前記構成によると、左右ドア19,19が開くと、左右作動体81,81が回動片80,80の下動当り面80a,80aに当接して、収納姿勢の補助ステップ78,78を下方に回動し、二段の上補助ステップ78a、下補助ステップ78bが構成される。また、左右ドア19,19が閉まると、左右作動体81,81が回動片80,80の上動当り面80b,80bに当接して、補助ステップ78,78を上方に回動し収納姿勢にする。従って、トラクタの乗降時には左右補助ステップ78,78を低くして乗降を容易にし、また、左右ドア19,19の閉作動時には左右補助ステップ78,78を収納姿勢とし、円滑に走行することができる。
また、左補助ステップ78を図30のように構成してもよい。車体フレーム4の後部側方と左後輪3との間に燃料タンク86を配設し、この燃料タンク86の前側部86aを左後輪3の前方を通して左側方に延出し、その前側部86aの左側端部に上補助ステップ86b、下補助ステップ86cを形成する。また、前側部86aの前面上部に燃料注入口を設けている。
前記構成によると、燃料タンク86の容量を大きくしながら、強固なステップを構成することができ、また、燃料タンク86に燃料を補給する際には、補助ステップ78上に燃料タンクを載置し楽に燃料を補給することができる。
また、図31に示すように補助ステップ78を構成してもよい。車体フレーム4の後部左側方に燃料タンク86を配設し、キャビン14の乗降部に左右補助ステップ78,78を配設している。この左右補助ステップ78,78は、ステップ枠体78aと、上補助ステップ78b、下補助ステップ78cにより構成されている。そして、キャビン14の下部枠体21にステップ枠体78aの前側上端部を上下方向の支持ピン88により軸支し、ステップ枠体78aの後側上端部に係止具89を設け下部枠体21のピン21aに係止できるように構成している。
前記構成によると、図31(A)に示すように、補助ステップ28を下部枠体21に係止することにより、上補助ステップ78b及び下補助ステップ78cを利用して楽に乗降することができる。また、燃料タンク86に燃料を補給する場合には、図31(B)に示すように、補助ステップ78を下部枠体21に係止したままの姿勢で給油タンク90を載置し、また、図31(C)に示すように、係止具89を外して補助ステップ78を前方に回動し、補助ステップ78に給油タンク90を載置し、楽に燃料を補給することができる。なお、支持ピン88の回動軸心(A)を鉛直方向より前方にやや傾斜α(例えばα=1度)させて設けるとよい。即ち、補助ステップ78を前方に回動するとき給油タンク90が燃料タンク86側に傾くため、給油しやすく、またステップ78が元の位置に回動復帰する作用をなくして安定して給油作業を行うことができる。
次に、図32によりフロントウインドウ18aに設けたウオッシャノズル84について説明する。ウオッシャパイプ83の先端部にウオッシャノズル84を取り付け、このウオッシャノズル84を、基部ウオッシャノズル84aと先端ウオッシャノズル84bとに分割構成し、基部ウオッシャノズル84aの長手方向中心線84c回りに先端ウオッシャノズル8484bを回動調節自在に構成している。
また、この先端ウオッシャノズル84bには、図32(B)に示すように、一点集中型の噴出口84dと、図32(C)に示すように、分散型噴出口84eを構成している。そして、先端ノズル操作部84bを例えば90度回動調節することにより、一転集中型の噴出口84dを選択したり、あるいは、分散型噴出口84eを選択できるように構成している。
前記構成によると、フロントウインドウ18aの汚れの状況に応じて一転集中型の噴出口84d、あるいは、分散型噴出口84eを選択することにより、フロントウインドウ18aの清掃を迅速に行なうことができる。
トラクタの全体の側面図 キャビンの背面図 キャビン後部の平面図 キャビン後部の側面図 (A)リヤーウインドウの切断側面図 (B)ヒンジの背面図 リヤーウインドウの側面図 リヤーウインドウの側面図 (A)リヤーウインドウの切断側面図 (B)リヤーウインドウの側面図 補助ステップの側面図 補助ステップの正面図 補助ステップ部の平面図 ルーフの内部を示す平面図 ルーフ後部の切断側面図 ルーフ後部の切断側面図 ルーフ後部の切断側面図 ルーフ後部の切断側面図 ルーフ後部の切断側面図 ルーフ後部の切断側面図 キャビンフレームの側面図 キャビンフレームの正面図 キャビンの斜視図 キャビンフレームの斜視図 キャビンフレーム後部の斜視図 キャビンフレーム後部の斜視図 ドアのヒンジ部の切断平面図 ドアのヒンジ部の切断平面図 トラクタの斜視図 補助ステップの斜視図 (A)補助ステップの正面図 (B)補助ステップの正面図 (C)補助ステップの平面図 燃料タンクの斜視図 (A)燃料タンク、補助ステップ部の側面図 (B)燃料タンク、補助ステップ部の平面図 (C)燃料タンク、補助ステップ部の平面図 ノズルの平面図
符号の説明
1 トラクタ
4 車体フレーム
6 操縦部
14 キャビン
18b リヤーウインドウ
26 上ヒンジ支点ベース
26a 上支持凹部
26b 連係部(上支点ピン)
27 上ヒンジ
27a 連係部(上嵌合凹部)
31 下ヒンジ支点ベース
31a 連係部(下支持凹部)
32 下ヒンジ
32b 連係部(下支点ピン)
28 上ロック装置
33 下ロック装置

Claims (1)

  1. 車体フレーム(4)の操縦部(6)をキャビン(14)で覆い、該キャビン(14)における後側壁の開口部に開閉用リヤーウインドウ(18b)を設け、前記キャビン(14)における後側壁の前記開口部より後側上下に偏位した部位に、後側に開口している上支持凹部(26a)を備えた上ヒンジ支点ベース(26)、及び、後側に開口している下支持凹部(31a)を備えた下ヒンジ支点ベース(31)をそれぞれ設け、前記リヤーウインドウ(18b)の上下端部双方に設けている後側に突出している上ヒンジ(27)、下ヒンジ(32)と、前記上ヒンジ支点ベース(26)の上支持凹部(26a)、前記下ヒンジ支点ベース(31)の下支持凹部(31a)との間を、リヤーウインドウ(18b)の閉鎖状態で同時に係合する左右方向の軸回りに回動可能な連係部(26b,27a、31b,32a)を設け、前記リヤーウインドウ(18b)の上下端部と前記キャビン(14)の後側上下部との間を固定あるいは解除することのできる上ロック装置(28)及び下ロック装置(33)を設けたことを特徴とする農用トラクタ等のキャビン。
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WO2014059794A1 (zh) * 2012-10-15 2014-04-24 Li Yusheng 房车外推窗

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