JP2007176245A - 車両の走行制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の実走行速度を目標速度に一致させるように実走行速度調節手段を制御する制御手段を備えた車両の走行制御装置において、目標速度変更スイッチにより目標速度の変更を行う場合に、目標速度がいくらに変更されたかを車両の乗員が把握し易くする。
【解決手段】乗員によるセットスイッチの操作後における目標速度変更スイッチの1回目及び3回目以降の操作時には、目標速度を、目標速度変更スイッチの1回の操作毎に一定の速度だけアップ又はダウンさせる(ステップS4、S8)一方、上記セットスイッチの操作後における目標速度変更スイッチの2回目の操作時には、目標速度を一定の速度以下の速度だけアップ又はダウンさせる(ステップS6)。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両の実走行速度を目標速度に一致させるように実走行速度調節手段を制御する制御手段を備えた車両の走行制御装置に関する技術分野に属する。
従来より、例えば特許文献1に示されているように、車両の走行速度を或る設定した値に自動的に制御するようにした走行制御装置(クルーズコントロール装置)が知られている。このような装置では、通常、車両の乗員により操作されるセットスイッチが設けられており、このセットスイッチを乗員が操作すると、その操作時の車両の実走行速度が目標速度に設定されるとともに、車両の実走行速度がその目標速度に一致するように、スロットル弁の開度等が制御される。また、上記走行制御装置では、上記設定された目標速度を変更設定するための目標速度変更スイッチが設けられており、乗員による該目標速度変更スイッチの1回の操作毎に、目標速度を一定の速度(例えば5km/h)だけアップ又はダウンすることが可能になっている。
特許第3407273号公報
しかしながら、上記走行制御装置における目標速度変更スイッチによる目標速度の変更方法では、目標速度がいくらに変更されたかを乗員が把握し難いという問題がある。すなわち、乗員の利便性向上の観点から、上記目標速度を、インストルメントパネル等に設けた表示装置に表示するようにすることが好ましいが、乗員は目標速度の変更時にいちいちそのような表示を見ることはせず、目標速度変更スイッチの操作回数から目標速度がいくらになるかを計算する。ここで、セットスイッチの操作時に設定された目標速度が、例えば81km/hというような切りの悪い速度であった場合、目標速度変更スイッチの1回の操作毎に、目標速度が、例えば86km/h、91km/h、96km/h、…というように変更されるため、乗員は、目標速度変更スイッチの操作回数から目標速度がいくらになるかを即座に計算することが困難になる。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上記のような走行制御装置における目標速度変更スイッチによる目標速度の変更方法を見直すことによって、目標速度がいくらに変更されたかを乗員が把握し易くするようにすることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、乗員によるセットスイッチの操作後における目標速度変更スイッチの1回目及び3回目以降の操作時には、目標速度を、目標速度変更スイッチの1回の操作毎に一定の速度だけアップ又はダウンさせる一方、上記セットスイッチの操作後における目標速度変更スイッチの2回目の操作時には、目標速度を一定の速度以下の速度だけアップ又はダウンさせるようにした。
具体的には、請求項1の発明では、車両の実走行速度を検出する実走行速度検出手段と、該車両の目標速度を記憶する目標速度記憶手段と、該車両の実走行速度を調節する実走行速度調節手段と、該車両の乗員により操作されるセットスイッチと、上記乗員による該セットスイッチの操作により、該操作時に上記実走行速度検出手段により検出された実走行速度を、上記目標速度として上記目標速度記憶手段に記憶させるとともに、上記実走行速度検出手段により検出される実走行速度を、上記目標速度記憶手段に記憶されている目標速度に一致させるように上記実走行速度調節手段を制御する制御手段とを備えた車両の走行制御装置を対象とする。
そして、上記乗員により上記セットスイッチの操作後に操作され、上記目標速度記憶手段に記憶されている目標速度を変更設定するための目標速度変更スイッチと、上記乗員による上記目標速度変更スイッチの1回の操作毎に、上記目標速度記憶手段に記憶されている目標速度を所定速度だけアップ又はダウンして更新する目標速度更新手段とを備え、上記目標速度更新手段は、上記乗員による上記セットスイッチの操作後における上記目標速度変更スイッチの1回目及び3回目以降の操作時には、上記所定速度を一定の速度に設定する一方、上記セットスイッチの操作後における上記目標速度変更スイッチの2回目の操作時には、上記所定速度を上記一定の速度以下の速度に設定するように構成されているものとする。
上記の構成により、セットスイッチの操作後における目標速度変更スイッチの2回目の操作時には、所定速度を一定の速度以下の速度に設定して目標速度を更新するので、乗員が把握し易い速度に目標速度を更新することができ、3回目以降の操作からは乗員が頭の中で即座に更新後の目標速度を計算することが可能になる。例えば、一定の速度を5km/hとし、セットスイッチの操作時に設定された目標速度が81km/hであった場合、目標速度をアップさせたときには、目標速度変更スイッチの1回目の操作で、5km/hアップさせて86km/hという目標速度に更新し、2回目の操作で、5km/hよりも小さい4km/hだけアップさせて90km/hというような切りのよい速度に更新すれば、3回目以降の操作では、95km/h、100km/h、…というように目標速度が変更されるので、乗員は目標速度がいくらに変更されたかを容易に把握することができるようになる。
ここで、セットスイッチの操作後における目標速度変更スイッチの1回目の操作時には所定速度を一定の速度以下の速度に設定して、2回目以降の操作時には所定速度を一定の速度に設定するように構成すると、セットスイッチの操作後、目標速度変更スイッチを1回だけ操作する場合には、目標速度を一定の速度以下の速度でしか更新できず、十分な変更量で更新することができない。また、乗員は上記一定の速度だけ目標速度をアップ又はダウンさせようとして目標速度変更スイッチを操作するにも拘わらず、1回目の操作でいきなり、目標速度が思った程変更しないことになる。2回目以降の操作ならまだしも、最初の操作から目標速度が思った程変更されないと、乗員が違和感を覚える虞がある。そこで、セットスイッチの操作後における目標速度変更スイッチの2回目の操作時に所定速度を一定の速度以下の速度に設定して、1回目の操作時には3回目以降の操作時と同様に所定速度を一定の速度に設定することによって、目標速度変更スイッチの1回目の操作時には、目標速度を更新したいという乗員の意思を反映して、目標速度を一定の速度で更新することができ、セットスイッチの操作後に目標速度変更スイッチを1回だけ操作する場合であっても、目標速度を十分な変更量(即ち、一定の速度)で更新することができると共に、最初から目標速度が思った程変更されないという違和感を与えることを防止することができる。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、上記目標速度更新手段は、上記乗員による上記セットスイッチの操作後における上記目標速度変更スイッチの2回目の操作時には、上記目標速度記憶手段に記憶されている目標速度が、上記一定の速度の自然数倍の速度に更新されるように、上記所定速度を上記一定の速度以下の速度に設定するように構成されているものとする。
このことにより、目標速度変更スイッチの2回目の操作時には、目標速度が一定の速度の自然数倍の速度に更新され、3回目以降の操作時にも、一定の速度の自然数倍の速度に変更されるので、乗員は目標速度がいくらに変更されたかを容易に把握することができるようになる。
請求項3の発明では、請求項2の発明において、上記目標速度更新手段は、上記乗員による上記セットスイッチの操作後における上記目標速度変更スイッチの1回目及び3回目以降の操作時には、上記所定速度を5km/hに設定する一方、上記セットスイッチの操作後における上記目標速度変更スイッチの2回目の操作時には、上記目標速度記憶手段に記憶されている目標速度が、5km/hの自然数倍の速度に更新されるように、上記所定速度を5km/h以下の速度に設定するように構成されているものとする。
このことで、目標速度変更スイッチの1回の操作での目標速度の変更量が適切であるとともに、乗員の目標速度の把握が非常に容易となる。
請求項4の発明では、請求項2の発明において、上記目標速度更新手段は、上記乗員による上記セットスイッチの操作後における上記目標速度変更スイッチの1回目及び3回目以降の操作時には、上記所定速度を2km/hに設定する一方、上記セットスイッチの操作後における上記目標速度変更スイッチの2回目の操作時には、上記目標速度記憶手段に記憶されている目標速度が、2km/hの自然数倍の速度に更新されるように、上記所定速度を2km/h以下の速度に設定するように構成されているものとする。
こうすることで、目標速度を細かく変更することができるともに、乗員の目標速度の把握が容易となる。
以上説明したように、本発明の車両の走行制御装置によると、乗員によるセットスイッチの操作後における目標速度変更スイッチの1回目及び3回目以降の操作時には、目標速度を、目標速度変更スイッチの1回の操作毎に一定の速度だけアップ又はダウンさせる一方、上記セットスイッチの操作後における目標速度変更スイッチの2回目の操作時には、目標速度を一定の速度以下の速度だけアップ又はダウンさせるようにしたことによって、1回目の操作時には乗員の期待を裏切らない十分な変更量で目標速度を変更することができると共に、3回目以降の操作時には目標速度がいくらに変更されたかを乗員が把握し易くなって、乗員の利便性を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る走行制御装置を搭載した車両Wを示し、この車両Wの車室内前端部に設けたインストルメントパネル21における運転席前方部分には、メータユニット1が設けられている。このメータユニット1の車両後側(運転席側)には、ステアリングホイール22が設けられ、このステアリングホイール22には、乗員が操作する操作部3が設けられている。
また、上記車両Wには、当該車両Wと先行車両との間の車間距離を計測するレーダ等からなる車間距離センサ5と、車両Wの実走行速度を検出する実走行速度検出手段としての車速センサ6と、車両Wの乗員(運転者)がアクセルペダルを踏み込んだことを検出するアクセルセンサ7と、上記乗員がブレーキペダルを踏み込んだことを検出するブレーキセンサ8と、車両Wの実走行速度を調節する実走行速度調節手段としての、スロットルやブレーキ等からなるオートアクチュエータ9とが設けられている。
上記メータユニット1には、図2に示すように、車両Wの実走行速度を示す速度計11やエンジン回転数を示す回転計12等の計器が設けられているとともに、メータユニット1の上側中央部には、本走行制御装置による制御の状態を表示するための表示部13が設けられている。
上記操作部3は、図3に示すように、上記ステアリングホイール22において中心部に対して車両左側及び右側並びに下側にある3つのスポーク部22aのうちの車両右側のスポーク部22aに設けられていて、上下左右に並ぶ4つの操作スイッチで構成されている。すなわち、操作部3の左上側には、本走行制御装置を作動状態又は非作動状態にするメインスイッチ3aが設けられ、このメインスイッチ3aの右側には、本走行制御装置による制御をキャンセルするキャンセルスイッチ3bが設けられ、このキャンセルスイッチ3bの下側には、車両Wと先行車両との間の車間距離を設定するための目標車間距離設定スイッチ3cが設けられ、この目標車間距離設定スイッチ3cの左側でかつメインスイッチ3aの下側には、車両Wの目標速度を設定するための目標速度設定スイッチ3dが設けられている。
上記目標速度設定スイッチ3dは、乗員側に突出するレバーを上側(「RES/+」と記載されている側)又は下側(「SET/−」と記載されている側)に倒すことで操作を行うようになっている。そして、上記メインスイッチ3aにより本走行制御装置が作動状態とされた後において、乗員が最初に目標速度設定スイッチ3dのレバーを下側に倒す操作を行うと、定速走行モード(オートクルーズモード)に設定されるとともに、該操作時に上記車速センサ6により検出された実走行速度が、車両Wの目標速度に設定される(後述の如くその実走行速度が目標速度として記憶部16(図4参照)に記憶される)。この設定後に、目標速度設定スイッチ3dのレバーを上側に倒す操作(スイッチONの継続時間(操作継続時間)が所定時間以内である操作)を1回行うと、目標速度が所定速度だけアップする一方、下側に倒す操作(スイッチONの継続時間が所定時間以内である操作)を1回行うと、目標速度が所定速度だけダウンするようになっている。その後に再度、目標速度設定スイッチ3dのレバーを上側又は下側に倒す操作(所定時間以内の操作)を1回行うと、目標速度が所定速度だけアップ又はダウンするようになっている。すなわち、本実施形態では、目標速度設定スイッチ3dは、セットスイッチの機能と目標速度変更スイッチの機能とを兼ね備えていることになる。尚、これら両方の機能を、別々のスイッチにそれぞれ持たせるようにしてもよい。
また、目標速度設定スイッチ3dのレバーを上側又は下側に倒す操作を継続して所定時間を超えるように行った場合(スイッチONの継続時間が所定時間を超える長押し操作を行った場合)には、その所定時間が超えたときから該操作が終了するまで、上記目標速度を一定の割合(例えば1秒間に2km/hの割合)で変化させて更新していく。
さらに、上記メインスイッチ3aにより本走行制御装置が作動状態とされた後において、最初に目標速度設定スイッチ3dのレバーを上側に倒す操作を行うと、下側に倒す操作を行ったときと同様に定速走行モードに設定されるが、このときには、乗員が前回に設定したときの車速(つまり後述の記憶部16に記憶されている車速)が目標速度に設定される。すなわち、目標速度設定スイッチ3dは、リジュームスイッチの機能をも有している。
以下、上記目標速度設定スイッチ3dを、セットスイッチの機能として操作するときには、セットスイッチといい、目標速度変更スイッチの機能として操作するときには、目標速度変更スイッチといい、リジュームスイッチの機能として操作するときには、リジュームスイッチという。
上記表示部13には、上記セットスイッチや目標速度変更スイッチにより乗員が設定した目標速度を表示する目標速度インジケータ13aと、上記目標車間距離設定スイッチ3cにより乗員が設定した目標車間距離や、車間距離センサ5により検出された車間距離を表示する(「遠」、「中」及び「近」の3段階で表示する)目標車間距離インジケータ13bとが設けられている。
本実施形態では、車両Wの前方に先行車両が存在しないときには、上記セットスイッチ又はリジュームスイッチにより定速走行モードに設定されて、後述のパワートレインコントロールモジュール(以下、PCMという(図4参照))15が、車速センサ6により検出される実走行速度を、上記セットスイッチや目標速度変更スイッチにより乗員が設定した目標速度(後述の記憶部16に記憶されている目標速度)に一致させるように上記オートアクチュエータ9を制御する。但し、車両Wの前方に先行車両が存在するときには、定速走行モードに設定することはできず、先行車両に追従する追従走行モードに設定されて、車間距離センサ5により検出される先行車両との間の車間距離を、上記目標車間距離設定スイッチ3cにより乗員が設定した目標車間距離に一致させるように上記オートアクチュエータ9を制御する。すなわち、本走行制御装置は、ACC(Adaptive Cruise Control)機能を有している。
図4に示すように、本走行制御装置は、制御手段としてのPCM15を備えており、このPCM15に対し、上記車速センサ6、アクセルセンサ7及びブレーキセンサ8並びに操作部3におけるメインスイッチ3a、キャンセルスイッチ3b、目標車間距離設定スイッチ3c及び目標速度設定スイッチ3dからの各情報が入力されるようになっている。また、本実施形態では、上記PCM15とは別に、上記追従走行モード時の制御を行うACCコントローラ17が設けられており、このACCコントローラ17には、上記車間距離センサ5からの情報(車両Wと先行車両との間の距離、車両Wに対する先行車両の相対速度、車両Wに対する先行車両の方向等といった先行車両の情報)が入力されるようになっている。そして、PCM15とACCコントローラ17とは、互いに情報の送受信を行って、PCM15からACCコントローラ17へは、操作部3におけるメインスイッチ3a、キャンセルスイッチ3b、目標車間距離設定スイッチ3c及び目標速度設定スイッチ3dの各操作スイッチ情報が送信され、ACCコントローラ17からPCM15へは、追従走行モード時の減速又は加速指示の情報が送信される。尚、ACCコントローラ17の機能をPCM15に持たせて、PCM15が追従走行モード時の制御を行うようにすることも可能である。
上記PCM15は、上記入力された情報に基づいて、オートアクチュエータ9を減速又は加速指示情報の送信により制御するとともに、表示部13に対して、目標速度又は目標車間距離の情報を送信するようになっている。この目標速度又は目標車間距離の情報を入力した表示部13は、目標速度インジケータ13aにその目標速度を表示し、目標車間距離インジケータ13bにその目標車間距離を表示するようになっている。
上記PCM15には、車両Wの目標速度を記憶する目標速度記憶手段としての記憶部16が設けられており、上記メインスイッチ3aにより本走行制御装置が作動状態とされた後において、乗員が最初にセットスイッチのレバーを下側に倒す操作を行ったときに、PCM15は、該操作時に上記車速センサ6により検出された実走行速度を、車両Wの目標速度として上記記憶部16に記憶する。上記セットスイッチの操作後に、目標速度変更スイッチのレバーを上側に倒す操作(所定時間以内の操作)を1回行うと、PCM15は、上記記憶した目標速度を所定速度だけアップした速度に更新する一方、下側に倒す操作(所定時間以内の操作)を1回行うと、上記記憶した目標速度を所定速度だけダウンした速度に更新する。この更新後に再度、目標速度変更スイッチのレバーを上側又は下側に倒す操作(所定時間以内の操作)を1回行うと、PCM15は、上記記憶した目標速度を所定速度だけアップ又はダウンした速度に更新し、このように、乗員による目標速度変更スイッチの1回の操作毎に、記憶部16に記憶されている目標速度を所定速度だけアップ又はダウンして更新する。このことで、PCM15は、制御手段に加えて、目標速度更新手段を構成することになる。
上記PCM15は、上記乗員による上記セットスイッチの操作後における上記目標速度変更スイッチの1回目の操作時には、上記所定速度を上記一定の速度に設定し、上記セットスイッチの操作後における上記目標速度変更スイッチの2回目の操作時には、上記所定速度を上記一定の速度以下の速度に設定し、上記セットスイッチの操作後における上記目標速度変更スイッチの3回目以降の操作時には、上記所定速度を、該目標速度変更スイッチの操作回数に関係なく上記一定の速度に設定するように構成されている。本実施形態では、上記セットスイッチの操作後における上記目標速度変更スイッチの2回目の操作時には、上記一定の速度の自然数倍の速度に更新されるように、上記所定速度を上記一定の速度以下の速度に設定する。
上記一定の速度は、いくらであってもよいが、目標速度がいくらに変更されたかを乗員が把握し易くてかつ目標速度変更スイッチの1回の操作で目標速度を或る程度の細かさで変更できるような速度が好ましく、最も好ましいのは5km/hである。この場合、PCM15は、乗員によるセットスイッチの操作後における目標速度変更スイッチの1回目及び3回目以降の操作時には、上記所定速度を5km/hに設定する一方、上記セットスイッチの操作後における上記目標速度変更スイッチの2回目の操作時には、上記記憶部16に記憶されている目標速度が、5km/hの自然数倍の速度に更新されるように、上記所定速度を5km/h以下の速度に設定する。すなわち、例えばセットスイッチの操作時に設定された目標速度が81km/hであった場合において、目標速度をアップさせたときには、目標速度変更スイッチの1回目の操作で、5km/hアップして86km/hとし、2回目の操作で、5km/hよりも小さい4km/hだけアップして90km/hとし、3回目以降の操作で、5km/hずつアップして、95km/h、100km/h、105km/h、…とする。また、目標速度をダウンさせたときには、目標速度変更スイッチの1回目の操作で、5km/hダウンして76km/hとし、2回目の操作で、1km/hだけダウンして75km/hとし、3回目以降の操作で、5km/hずつダウンして、70km/h、65km/h、60km/h、…とする。尚、セットスイッチの操作時に設定された目標速度が、5km/hの自然数倍の速度であれば、セットスイッチの操作後における上記目標速度変更スイッチの2回目の操作時においても、上記所定速度は、1回目及び3回目以降の操作時と同じ5km/hとなる。
また、上記一定の速度を、2km/hとしてもよい。この場合、PCM15は、乗員によるセットスイッチの操作後における目標速度変更スイッチの1回目及び3回目以降の操作時には、上記所定速度を2km/hに設定する一方、上記セットスイッチの操作後における上記目標速度変更スイッチの2回目の操作時には、上記記憶部16に記憶されている目標速度が、2km/hの自然数倍の速度に更新されるように、上記所定速度を2km/h以下の速度に設定する。すなわち、例えばセットスイッチの操作時に設定された目標速度が81km/hであった場合において、目標速度をアップさせたときには、目標速度変更スイッチの1回目の操作で、2km/hアップして83km/hとし、2回目の操作で、1km/hだけアップして84km/hとし、目標速度変更スイッチの3回目以降の操作で、2km/hずつアップして、86km/h、88km/h、90km/h、…とする。また、目標速度をダウンさせたときには、目標速度変更スイッチの1回目の操作で、2km/hダウンして79km/hとし、2回目の操作で、1km/hだけダウンして78km/hとし、3回目以降の操作で、2km/hずつダウンして、76km/h、74km/h、72km/h、…とする。
また、上記一定の速度を、10km/hとしてもよいが、この場合は、目標速度がいくらに変更されたかを乗員が把握し易くなるが、目標速度の変更量が粗くなる。
上記PCM15における目標速度の変更処理動作について、図5のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、最初のステップS1で、目標速度設定スイッチ3dの操作を検出したか否かを判定し、このステップS1の判定がNOであるときには、ステップS1の動作を繰り返し、ステップS1の判定がYESになると、ステップS2に進む。
上記ステップS2では、定速走行モード(オートクルーズモード)中であるか否かを判定し、このステップS2の判定がNOであるときには、ステップS3に進んで、目標速度設定スイッチ3dをセットスイッチ又はリジュームスイッチとして機能させるように制御する。すなわち、定速走行モードに設定して、車両Wの実走行速度が、記憶部16に記憶されている目標速度(目標速度設定スイッチ3dをセットスイッチとして機能させた場合には、目標速度設定スイッチ3dの操作時に車速センサ6により検出された実走行速度)に一致するようにオートアクチュエータ9を制御する。このステップS3の後は、上記ステップS1に戻る。
一方、上記ステップS2の判定がYESであるときには、ステップS4に進んで、目標速度設定スイッチ3dを目標速度変更スイッチとして機能させるように制御する。すなわち、記憶部16に記憶されている目標速度を所定速度(一定の速度)だけアップ又はダウンして更新する。そして、この更新した速度を表示部13の目標速度インジケータ13aに表示させるとともに、実走行速度が、上記更新した速度になるように、オートアクチュエータ9を制御する。つまり、目標速度のアップ時には、スロットルにより走行速度を一定加速度で増大させる(走行速度を例えば1秒間に2km/hの割合で増大させるようにする)。一方、目標速度のダウン時には、スロットルのみにより、又はスロットル及びブレーキの両方により、減速させる。
上記ステップS4の後は、ステップS5に進んで、再度、即ち、2回目の目標速度設定スイッチ3dの操作を検出したか否かを判定する。
上記ステップS5の判定がYESであるときには、ステップS6に進んで、記憶部16に記憶されている目標速度を所定速度(一定の速度以下の速度)だけアップ又はダウンして一定の速度の自然数倍の速度にして更新する。そして、この更新した速度を表示部13の目標速度インジケータ13aに表示させるとともに、車速センサ6により検出される実走行速度が、上記更新した速度になるように、オートアクチュエータ9を制御する。一方、上記ステップS5の判定がNOであるときには、当該変更処理動作を終了する。
上記ステップS6の後は、ステップS7に進んで、3回目の目標速度設定スイッチ3dの操作を検出したか否かを判定し、このステップS7の判定がYESであるときには、ステップS8に進んで、記憶部16に記憶されている目標速度を所定速度(一定の速度)だけアップ又はダウンして更新する。このときも、一定の速度の自然数倍の速度に更新されることになる。そして、この更新した速度を表示部13の目標速度インジケータ13aに表示させるとともに、実走行速度が、上記更新した速度になるように、オートアクチュエータ9を制御する。このステップS8の後は、上記ステップS7に戻って、4回目、5回目、…の目標速度設定スイッチ3dの操作を検出したか否かを判定し、4回目以降の目標速度設定スイッチ3dの操作が検出されたときには、3回目の操作時と同様にステップS8を繰り返す。つまり、3回目以降の目標速度設定スイッチ3dの操作はステップS7、S8において処理され、目標速度設定スイッチ3dが1回操作される毎に、記憶部16に記憶されている目標速度を所定速度(一定の速度)だけアップ又はダウンして更新する。一方、上記ステップS7の判定がNOであるときには、当該変更処理動作を終了する。
上記PCM15の処理動作により、車両Wが或る速度で走行中に、車両Wの乗員が目標速度設定スイッチ3d(セットスイッチ)を操作すると、その速度が目標速度として記憶部16に記憶されるとともに、定速走行モードに設定されて、車両Wの実走行速度が、その目標速度に一致するようにオートアクチュエータ9が制御される。そして、セットスイッチの操作後に乗員が目標速度変更スイッチを1回操作(所定時間以内の操作)すると、上記記憶部16に記憶されている目標速度が所定速度(一定の速度)アップ又はダウンして更新される。その後、さらに1回操作(所定時間以内の操作)すると、上記記憶部16に記憶されている目標速度が所定速度(一定の速度以下の速度)だけアップ又はダウンして更新される。これにより、目標速度が一定の速度の自然数倍の速度に更新される。そして、この後は、目標速度変更スイッチの1回の操作(所定時間以内の操作)毎に、目標速度が一定の速度だけアップ又はダウンして更新される。
したがって、本実施形態では、乗員によるセットスイッチの操作後における目標速度変更スイッチの1回目の操作時には、目標速度を一定の速度アップ又はダウンさせて、目標速度が十分な変更量で更新されるようにしたので、目標速度を変更したいという乗員の意思を反映して目標速度を更新することができる。また、セットスイッチの操作後において目標速度変更スイッチを1度だけ操作するときにも、十分な変更量で目標速度を更新することができる。
それに加えて、目標速度変更スイッチの2回目の操作時には、目標速度を一定の速度以下の速度だけアップ又はダウンさせて、目標速度が一定の速度の自然数倍の速度になるようにすると共に、3回目以降の操作時には、目標速度を一定の速度アップ又はダウンさせるようにしたので、乗員は目標速度がいくらに変更されたかを容易に把握することができるようになる。特に一定の速度を5km/hとすれば、目標速度が切りのよい速度になって、乗員の目標速度の把握が非常に容易となるとともに、目標速度変更スイッチの1回の操作での目標速度の変更量が適切になる。
本発明は、車両の実走行速度を目標速度に一致させるように実走行速度調節手段を制御する制御手段を備えた車両の走行制御装置において、目標速度変更スイッチの1回の操作毎に、上記目標速度を所定速度だけアップ又はダウンさせる場合に有用である。
本発明の実施形態に係る走行制御装置を搭載した車両の構成図である。 上記車両のインストルメントパネルに設けられたメータユニットの拡大図である。 上記車両のステアリングホイールの構成図である。 上記走行制御装置の構成を示すブロック図である。 パワートレインコントロールモジュール(PCM)における目標速度の変更処理動作を示すフローチャートである。
符号の説明
W 車両
3d 目標速度設定スイッチ(セットスイッチ)(目標速度変更スイッチ)
6 車速センサ(実走行速度検出手段)
9 オートアクチュエータ(実走行速度調節手段)
15 パワートレインコントロールモジュール(制御手段)(目標速度更新手段)
16 記憶部(目標速度記憶手段)

Claims (4)

  1. 車両の実走行速度を検出する実走行速度検出手段と、該車両の目標速度を記憶する目標速度記憶手段と、該車両の実走行速度を調節する実走行速度調節手段と、該車両の乗員により操作されるセットスイッチと、上記乗員による該セットスイッチの操作により、該操作時に上記実走行速度検出手段により検出された実走行速度を、上記目標速度として上記目標速度記憶手段に記憶させるとともに、上記実走行速度検出手段により検出される実走行速度を、上記目標速度記憶手段に記憶されている目標速度に一致させるように上記実走行速度調節手段を制御する制御手段とを備えた車両の走行制御装置であって、
    上記乗員により上記セットスイッチの操作後に操作され、上記目標速度記憶手段に記憶されている目標速度を変更設定するための目標速度変更スイッチと、
    上記乗員による上記目標速度変更スイッチの1回の操作毎に、上記目標速度記憶手段に記憶されている目標速度を所定速度だけアップ又はダウンして更新する目標速度更新手段とを備え、
    上記目標速度更新手段は、上記乗員による上記セットスイッチの操作後における上記目標速度変更スイッチの1回目及び3回目以降の操作時には、上記所定速度を一定の速度に設定する一方、
    上記セットスイッチの操作後における上記目標速度変更スイッチの2回目の操作時には、上記所定速度を上記一定の速度以下の速度に設定するように構成されていることを特徴とする車両の走行制御装置。
  2. 請求項1記載の車両の走行制御装置において、
    上記目標速度更新手段は、上記乗員による上記セットスイッチの操作後における上記目標速度変更スイッチの2回目の操作時には、上記目標速度記憶手段に記憶されている目標速度が、上記一定の速度の自然数倍の速度に更新されるように、上記所定速度を上記一定の速度以下の速度に設定するように構成されていることを特徴とする車両の走行制御装置。
  3. 請求項2記載の車両の走行制御装置において、
    上記目標速度更新手段は、上記乗員による上記セットスイッチの操作後における上記目標速度変更スイッチの1回目及び3回目以降の操作時には、上記所定速度を5km/hに設定する一方、上記セットスイッチの操作後における上記目標速度変更スイッチの2回目の操作時には、上記目標速度記憶手段に記憶されている目標速度が、5km/hの自然数倍の速度に更新されるように、上記所定速度を5km/h以下の速度に設定するように構成されていることを特徴とする車両の走行制御装置。
  4. 請求項2記載の車両の走行制御装置において、
    上記目標速度更新手段は、上記乗員による上記セットスイッチの操作後における上記目標速度変更スイッチの1回目及び3回目以降の操作時には、上記所定速度を2km/hに設定する一方、上記セットスイッチの操作後における上記目標速度変更スイッチの2回目の操作時には、上記目標速度記憶手段に記憶されている目標速度が、2km/hの自然数倍の速度に更新されるように、上記所定速度を2km/h以下の速度に設定するように構成されていることを特徴とする車両の走行制御装置。
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