JP2007173819A - 高効率2次調和波生成の垂直外部共振器型の面発光レーザシステム - Google Patents

高効率2次調和波生成の垂直外部共振器型の面発光レーザシステム Download PDF

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Abstract

【課題】高効率2次調和波生成の垂直外部共振器型の面発光レーザシステムを提供する。
【解決手段】ポンピングによりレーザ光が発生する活性層と活性層から発生したレーザ光を反射させる反射器とを備えるレーザ素子21と、レーザ素子の反射器および共振器を構成し、レーザ光の線幅を縮小させる光学部材27と、レーザ素子と光学部材との間に位置して、レーザ光の周波数を2倍に変換する2次調和波発生素子25と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、垂直外部共振器型の面発光レーザ(Vertical External Cavity Surface Emitting Laser;VECSEL)システムに係り、さらに詳細には、レーザ光の線幅を縮小させることによって、2次調和波発生(Second Harmonic Generation:SHG)素子で波長変換効率を向上させた高効率2次調和波生成のVECSELシステムに関する。
VECSEL素子は、垂直共振器型の面発光レーザ(Vertical Cavity Surface Emitting Laser;VCSEL)の上部ミラーを外部のミラーに代替して利得領域を拡大させることによって、数〜数十W以上の高出力を得させるレーザ素子である。
図1は、一般的なVECSELシステム10を概略的に示す図面である。
図1に示すように、レーザシステム10は、VECSEL素子(以下、レーザ素子)18と、このレーザ素子18から離隔されて斜めに配置された第1ミラー15と、前記第1ミラー15から反射されたレーザ光を再び第1ミラー15に反射する第2ミラー17とを備える。また、前記第2ミラー17と第1ミラー15との間の光路には、光の周波数を2倍に変換して波長を半分に縮小させるSHG結晶16が配置されており、第1ミラー15とレーザ素子18との間の光路には、複屈折フィルタ14が配置されている。
前記レーザ素子18は、VECSELシステムを具現するためのものであって、VCSEL素子に対して上部反射器を有さない構造を有する。すなわち、前記レーザ素子18は、分散ブラッグ反射器及び活性層を備えて構成される。前記レーザ素子18及びこのレーザ素子18の反射器及び共振器を構成するための外部ミラー、すなわち、第2ミラー17がVECSELシステムを構成する。
前記レーザ素子18には、活性層から発生する熱を外部に放出して、前記活性層を冷却させる役割を行う熱拡散器13が設けられる。
前記活性層は、複数の量子ウェル層及び障壁層から構成されたRPG(Resonant Periodic Gain)構造を有する。ポンピングレーザから放出されたポンピング光は、前記量子ウェル層で吸収され、これによって励起された電子と正孔とが前記量子ウェル層内で再結合しつつ光が放出される。
前述の構造で、ポンピングレーザ(図示せず)から放出されたポンピング光が活性層に入射すれば、前記活性層が励起されつつ特定の波長の光を放出する。ポンピングビームによりポンピングされて活性層から発生したレーザ光は、反射器により反射され、レーザ素子18から出力されて第1ミラー15に向う。このレーザ光は、第1ミラー15で反射された後、SHG結晶16を通過して第2ミラー17に向う。この過程で、レーザ光の波長は、SHG結晶16により1/2に縮小する。
前記SHG結晶16により波長変換されたレーザ光は、第2ミラー17により反射された後、第1ミラー15を通じて外部に出力される。
前記複屈折フィルタ14は、特定の波長のレーザ光のみを共振させる役割を担う。
前記SHG結晶16は、非常に狭い波長領域のみで高い波長変換効率を有する特性がある。すなわち、SHG結晶16は、一般的に非常に狭い半値幅(Full−Width at Half Maximum;FWHM)の波長変換効率特性を有する。例えば、SHG結晶16としてPPSLT(Periodically Poled Stoichiometric Lithium Tantalate)を使用する場合、高い波長変換効率を表す半値幅は、約0.1〜0.2nmである。
これに対し、レーザ素子18から発生した赤外線領域のレーザ光の半値幅は相対的に大きいため、SHG結晶16での波長変換効率が低下するという問題が発生する。
例えば、複屈折フィルタ14及び熱拡散器13がない場合、レーザ素子18から出力されるレーザ光の半値幅は、約1.6nmと大きいため、SHG結晶16で高い波長変換効率を得ることができない。
レーザ光の半値幅は、前記複屈折フィルタ14及び熱拡散器13を通じてある程度縮小させることができる。複屈折フィルタ14及び熱拡散器13の厚みを厚くすれば、この熱拡散器13及び複屈折フィルタ14を通過したレーザ光の半値幅を縮小できることが知られている。
例えば、300μmの厚さの熱拡散器13と4mmの厚さの複屈折フィルタ14とを使用する場合、レーザ光は、920nmの中心波長で約0.29nmの半値幅を有し、1064nmの中心波長で約0.35nmの半値幅を有する。500μmの厚さの熱拡散器13と4mmの厚さの複屈折フィルタ14とを使用する場合には、レーザ光は、920nmの中心波長で約0.28nm、1064nmの中心波長で約0.3nmの半値幅を有する。このように、複屈折フィルタ14の厚さが固定されるとき、熱拡散器13の厚みが厚くなるほど、レーザ光の半値幅は縮小することがわかる。
また、熱拡散器13の厚さが固定されるとき、複屈折フィルタ14の厚みが厚くなるほど、レーザ光の半値幅が縮小する。例えば、500μmの厚さの熱拡散器13と、4mm、5mm、6mmの厚さの複屈折フィルタ14とを使用する場合、レーザ光は、920nmの中心波長でそれぞれ約0.29nm、0.275nm、0.26nm、1064nmの中心波長でそれぞれ約0.3nm、0.285nm、0.27nmの半値幅を有する。
また、熱拡散器13がない状態で、複屈折フィルタ14がないとき、複屈折フィルタの厚さがそれぞれ4mm、5mm、6mmであるとき、半値幅は、それぞれ約1.6nm、0.4nm、0.36nm、0.32nmである。すなわち、熱拡散器13がない場合にも、複屈折フィルタ14の厚みが厚くなるほど、レーザ光の半値幅が縮小する。
しかし、前述のように、SHG結晶16としてPPSLTを使用する場合、高い波長変換効率を達成するためのレーザ光の半値幅は、約0.1〜0.2nmであるので、このような十分に小さな半値幅を得るためには、複屈折フィルタ14及び熱拡散器13の厚みを、前記で例示した場合よりもはるかに厚くする必要がある。
そのために、材料コストが非常に上昇し、VECSELシステムの全体的なサイズも非常に大きくなる。また、このように、複屈折フィルタ14及び熱拡散器13を厚くする場合、光損失が増大するため、レーザの出力が減少するという問題も発生する。
したがって、複屈折フィルタ14及び熱拡散器13をさらに厚くしてレーザ光の半値幅を縮小させることには限界があり、複屈折フィルタ14及び熱拡散器13の厚さを厚くる方式によっては、実質的に所望のレーザ光の半値幅を得ることがほとんど不可能となる。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであって、レーザ光の半値幅を十分に縮小させることができ、SHG効率を向上させ、既存の構造より整列が容易になる高効率2次調和波生成のVECSELシステムを提供するところにその目的がある。
前記目的を達成するための本発明に係るVECSELシステムは、ポンピングによりレーザ光が発生する活性層と前記活性層から発生したレーザ光を反射させる反射器とを備えるレーザ素子と、前記レーザ素子の反射器および共振器を構成してレーザ光の線幅を縮小させる光学部材と、前記レーザ素子と光学部材との間に位置して、レーザ光の周波数を2倍に変換するSHG素子と、を備えることを特徴とする。
前記光学部材は、反射タイプのボリュームブラッググレーティング(Volume Bragg Grating:VBG)素子でありうる。
前記光学部材は、前記レーザ素子から発生して入射されるレーザ光を99%以上反射させ、レーザ光の線幅を0.2nm以下の半値幅を有するように縮小させて、レーザ光を前記2次調和波発生素子に進行させるように設けられる。
本発明の一特徴によれば、前記SHG素子と前記レーザ素子との間には、前記レーザ素子から入射される光を反射させて前記SHG素子側に進行させ、前記レーザ素子から発生したレーザ光は反射させて、前記SHG素子により波長変換されたレーザ光は透過させるように設けられたミラーを、さらに備える。
本発明の他の特徴によれば、前記光学部材は、前記SHG素子により波長変換されたレーザ光を透過させるように設けられる。
前記SHG素子と前記レーザ素子との間の光路上には、前記レーザ素子から発生したレーザ光は透過させ、前記SHG素子で波長変換されたレーザ光は反射させるミラー部材をさらに備えることが望ましい。
前記SHG素子と前記レーザ素子との間の光路上に配置され、前記ミラーの役割を代替するレンズ素子をさらに備えることができる。
前記SHG素子とレーザ素子との間の光路上には、前記レーザ素子から進行するレーザ光に対してブリュースター角をなすように配置され、前記レーザ素子から発生した光に対して透明な偏光制御用プレートをさらに備え、前記偏光制御用プレートは、ブリュースター角プレートまたはブリュースター角エタロンである。
前記偏光制御用プレートは、10ないし500μmの厚さを有する。
前記偏光制御用プレートは、ガリウムヒ素(GaAs)、インジウムリン(InP)、炭化ケイ素(SiC)及びAlを含む群から選択された何れか一つの物質からなる。
前記活性層にポンピング光を提供する少なくとも一つのポンピング光源をさらに備えることができる。
前記レーザ素子から発生する熱を外部に放出するために、前記レーザ素子の一側に設けられた熱拡散器をさらに備えることができる。
前記熱拡散器は、前記レーザ素子からレーザ光が出射される方向に位置し、エタロンとしての役割を担うように設けられる。
前記熱拡散器は、ダイアモンド、SiC及びAlを含む群から選択された何れか一つの物質からなる。
本発明に係るVECSELシステムによれば、レーザ光の半値幅を縮小させるために、複屈折フィルタを適用する従来のレーザシステムとは異なり、レーザ素子の反射器と共振器を構成する外部ミラーに反射タイプのVBGを適用して、レーザ光の半値幅を十分に縮小させることができる。したがって、SHG素子で高い波長変換効率を得ることができるので、高出力のレーザ光、例えば、高出力の可視レーザ光を出力するVECSELシステムを実現できる。
また、ブリュースター角で配置されたプレートを使用して偏光制御を行うので、この偏光制御用プレートの配置が厳格ではなく、配置角度の厳格な複屈折フィルタを備える既存の構造に比べて整列がはるかに容易である。
以下、添付された図面を参照して、本発明に係るVECSELシステムの望ましい実施形態を詳細に説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係るVECSELシステムを示す図面である。図3は、図2のレーザ素子の一実施形態を示す図面である。
図2及び図3に示すように、本発明の一実施形態に係るVECSELシステム20は、反射器21a及び活性層21bを備えるVECSEL素子21(以下、レーザ素子という)、前記レーザ素子21から放出されるレーザ光の周波数を2倍に変換して、レーザ光の波長を半分に縮小させるためのSHG素子25、前記レーザ素子21から離隔されて斜めに配置されたミラー24、前記ミラー24から反射されたレーザ光を再びミラー24に反射して、前記レーザ素子21の反射器21aと共に共振器を形成し、反射される光ビームの半値幅を縮小させる光学部材27を備える。本発明の一実施形態に係るレーザシステム20は、前記レーザ素子21とミラー24との間の光路上に偏光制御用プレート23をさらに備えることができる。
前記レーザ素子21は、赤外線波長領域でレーザ光を放出するように設けられる。例えば、前記レーザ素子21は、SHGにより約460nm波長の青色光(B)、約532nm波長の緑色光Gまたは約625nm波長の赤色光Rを得るように、約920nm、1064nmまたは1250nm波長領域の光を放出するように設けられる。
図3に示すように、前記レーザ素子21は、光を発生させる活性層21aと、この活性層21aから発生した光を反射させる反射器21bとを備える。このレーザ素子21は、VCSEL素子で上部反射器を除去した構造と類似している。
前記レーザ素子21の一側には、そのレーザ素子21から発生する熱を外部に放出できる熱拡散器22をさらに備えていることが望ましい。図3では、熱拡散器22がレーザ素子21の上側(レーザ素子21からレーザ光が出射される方向)に結合、例えば、ボンディングされた場合を示すが、レーザ素子21が熱拡散器22の上側に結合されてもよい。
前記レーザ素子21の活性層21aは、RPG構造を有する多重量子ウェル構造であって、ポンピング、例えば、ポンピング光源41、43から提供される光ポンピングによって励起されて、所定の波長、望ましくは、赤外線領域の波長を有する光を放出する。ここで、前記ポンピング光の波長は、活性層21aから発生させようとする光の波長よりは短くなければならない。
図4を参照してさらに具体的に説明すれば、前記活性層21aは、複数の量子ウェル層31a及び障壁層31bから構成されたRPG構造を有しうる。ポンピング光源41、43(図2参照)から放出されたポンピング光ビームは、前記量子ウェル層31a及び障壁層31bで吸収され、これによって励起された電子及び正孔が、前記量子ウェル層31a内で再結合しつつ光が放出される。
放出された光は、前記反射器21bと、この反射器21bと共に共振器を構成する光学部材27との間で定常波を形成する。図4に示すように、前記量子ウェル層31aは、ポンピングされた光の利得を最大化するために、前記反射器21bと光学部材27との間で共振するレーザ光のうち、中心波長を有するレーザ光の定常波のアンチノード(すなわち、変位の大きさが最大になる点)に位置する。
ここで、前記活性層21aから発生する光の波長は、量子ウェル層31aをなす各元素の組成比や量子ウェル層31aの厚さによって変わる。したがって、量子ウェル層31aをなす各元素の組成比や量子ウェル層31aの厚さを適切に調節することによって、活性層21aで所望の波長の光を生成できる。一般的に、各元素の組成比が同じである場合、量子ウェル層が厚いほど、長波長光が生成される。
前記反射器21bは、分散ブラッグ反射器(Distributed BraggReflector;DBR)であって、前記活性層21aから発生したレーザ光を反射して、レーザ光を外部のミラーとしての役割を行う前記光学部材27との間で共振させる高反射率のミラー層である。
前記熱拡散器22は、レーザ素子21から発生する熱を外部に放出するためのものであって、特に、活性層21aから発生する熱を外部に放出して活性層21aを冷却させる役割を担う。この熱拡散器22は、前記レーザ素子21で発振された赤外線光及びポンピング光に対して透明な物質からなることが望ましい。前記熱拡散器22は、例えば、ダイアモンドやSiC、Alまたはこれらのうち少なくとも2種類を含む物質のように、熱拡散能力の大きな物質からなることが望ましい。このような材質は、前記レーザ素子21から発生した赤外線領域の光及びポンピング光の両方に対して透明である。
図3に示すように、前記熱拡散器22が、レーザ素子21でレージングされたレーザ光が出射される方向に位置する場合、レーザ素子21は、反射器21b、活性層21a、熱拡散器22の順序の層構造をなす。このように、熱拡散器22が、レーザ素子21でレージングされたレーザ光が出射される方向に位置する場合、熱拡散器22は、複数の波長のうち特定のモードの波長のみを分離するエタロンとしての役割を果たすように設けられる。すなわち、前記熱拡散器22は、熱拡散機能を担うと共に、エタロンの役割を果たすように設けられうる。
一般的に、レーザ素子の反射器及び外部のミラー(本実施形態では、前記光学部材27)により形成される共振器で共振するレーザ光は、たった一つの波長のみを有するのではなく、中心波長でピークを有するスペクトルからなる。また、このようなスペクトルは、連続的な波長からならず、共振条件を満たす複数の不連続的な波長からなる。しかし、共振器の長さが長くなる場合、このような不連続的な波長間の間隔が相対的に狭くなるので、スペクトルがほぼ連続的な波長からなって、レーザ光は、所定の線幅を有する。この場合、レーザ光の半値幅は、中心波長の強度の1/2である強度を有する二つの波長の間の幅になる。
活性層21aから発生して熱拡散器22の内部に入射したレーザ光は、熱拡散器22の外部媒質である空気と隣接した界面で部分的に反射された後、さらに、熱拡散器22と活性層21aとの界面で部分的に反射される。その結果、熱拡散器22の上面と下面との間でレーザ光が反復的に反射されるので、熱拡散器22の内部で干渉が複合的に行われる。これにより、熱拡散器22の透過率が波長の変化によって周期的に変わる。すなわち、波長の整数倍の熱拡散器22の上面と下面との間の光学的な距離に該当するレーザ光のみが、熱拡散器22の上面を通じて出射される。例えば、500μmの厚さのダイアモンドを熱拡散器22として使用する場合、自由な空間的な範囲(Free Spectral Range:FSR)は、約0.8nmであり、半値幅は、約0.3nmである。したがって、活性層21aから発生したレーザ光のうち、特定のモードの波長のみが熱拡散器22を通過し、この過程で、レーザ素子21から発生したレーザ光の半値幅が一次的に縮小する。このように、レーザ素子21からのレーザ光の出射側に、エタロンとしての役割を果たすように設けられた熱拡散器22を置く場合、熱拡散器22は、エタロンとしての役割を果たして、レーザ光の半値幅は、熱拡散器22により一定部分縮小する。
前記SHG素子25は、SHGのためのものであって、前記レーザ素子21から放出された光の進行経路上に配置される。前記SHG素子25は、前記レーザ素子21から発生し、それを通過するレーザ光の周波数を2倍にして、その波長を半分に縮小させる。例えば、前記レーザ素子21から発生した光が、その中心波長が約920nmである赤外線光であれば、その赤外線光は、SHG素子25を通過しつつ、中心波長が約460nmである青色光になる。前記レーザ素子21から発生した光が、その中心波長が約1064nmである赤外線光ならば、その赤外線光は、SHG素子25を通過しつつ、中心波長が約532nmである緑色光になる。前記レーザ素子21から発生した光が、その中心波長が約1250nmの赤外線光であれば、その赤外線光は、SHG素子25を通過しつつ、中心波長が約625nmである赤色光になる。
一方、前述のように、前記SHG素子25は、非常に狭い波長線幅のみで高い波長変換効率を有するという特性がある。すなわち、前記SHG素子25として使用されるSHG結晶は、一般的に非常に狭い半値幅の波長−変換効率特性を有する。
前記SHG素子25のためのSHG結晶として、PPSLTを使用する場合、高い波長−変換効率を得るために要求されるレーザ光の半値幅は、約0.1〜0.2nmである。
一方、前述のところから分かるように、VECSEL素子21から出力される赤外線領域のレーザ光の半値幅は、それよりはるかに大きい。
前記SHG素子25は、レーザ光の半値幅を縮小させる光学部材27とミラー24との間の光路上に配置されることが望ましい。
本発明の一実施形態に係るレーザシステムは、光学部材27を備え、この光学部材27とミラー24との間にSHG素子25を配置することによって、次のように、レーザ素子21で発振されたレーザ光が、その半値幅がさらに狭まった状態でSHG素子25を通過し、それにより、SHG素子25での波長変換効率が向上し、波長変換された高出力のレーザ光を得ることができる。
レーザ素子21から出射されたレーザ光は、ミラー24により反射されてSHG素子25を通過する。SHG素子25での波長変換の効率は、入射光の強度が高いほど向上する。したがって、レーザ光が前記SHG素子25にフォーカシングされるように、前記ミラー24の反射面は凹面であることが望ましい。
前記ミラー24は、波長によって異なる反射度及び透過度を有するようにコーティングされる。例えば、前記ミラー24は、SHG素子25により波長変換されたレーザ光に対しては透過性を有する一方、波長変換されていないレーザ光(以下、区分のために、必要に応じてレージング光という)に対しては高反射度を有するようにコーティングされうる。
本実施形態において、前記光学部材27は、前記レーザ素子21の反射器21bと共に共振器を構成するともに、レージング光の半値幅を縮小させる役割を果たす。前記光学部材27は、入射されるレーザ光(波長変換されたレーザ光、または波長変換されていないレーザ光の両方)に対して高反射度を有することが望ましい。
前記光学部材27としては、高反射度を有し、レージング光の半値幅を所望の小さな幅に縮小させるように、反射タイプのVBGを使用できる。
本実施形態において、前記光学部材27として使用される反射タイプのVBGは、SHG素子25で高い波長変換効率を得るように、レージング光の半値幅を0.2nmまたはそれ以下、例えば、0.05nm〜0.2nmに縮小させ、高反射度も、望ましくは、99%以上の高反射度を有するように設けられることが望ましい。前記光学部材27として使用される反射タイプのVBGは、例えば、所定の反射度で特定の線幅が0.2nm以下であり、その反射度が99%以上になるように調節する。このような光学部材27は、光学的な照射によって屈折率が変化する光屈折物質を利用して形成されうる。反射タイプのVBGの厚さは、所望の反射を得るために調節されうる。
前記光学部材27として反射タイプのVBGを使用すれば、前記のような所望の狭い半値幅及び高反射度の特性を得ることができる。したがって、光学部材27により反射された光は、SHG素子25により高い波長変換が行われうる半値幅を有するので、このレーザ光がSHG素子25を通過する間に、相当量のレーザ光に対して2次調和波が発生して、波長変換が行われる。したがって、高い波長変換効率が得られ、これにより高出力の可視レーザ光を得ることができる。
一方、前記偏光制御用プレート23は、特定の偏光成分の優勢なレーザ光を、前記SHG素子25側に進行させるためのものであって、レーザ素子21でレージングされた光に対して透明な物質からなりうる。ここで、前記偏光制御用プレート23は、GaAs、InP、SiCまたはダイアモンドなどからなり、その厚さは、10〜1000μmであり、さらに望ましくは、10〜500μmである。また、前記偏光制御用プレート23は、共振器内でレーザ素子21に近い位置に置かれうる。
前記偏光制御用プレート23は、レージング軸、すなわち、レーザ素子21から入射される光の中心軸に対して、ブリュースター角をなすように配置された透明プレート、すなわち、ブリュースター角プレートである。前記ブリュースター角プレートは、入射光に対してブリュースター角をなすように配置された透明プレートを意味する。ここで、ブリュースター角は、入射光のp偏光成分に対する反射率が0になる入射角であって、反射光は、s偏光になり、透過光は、p偏光成分が優勢になる。
他の例として、前記偏光制御用プレート23は、レーザ素子21から入射される光の中心軸に対してブリュースター角をなすように配置されたエタロンでありうる。すなわち、前記偏光制御用プレート23は、ブリュースター角エタロンである。
前記のように、本発明の一実施形態に係るレーザシステムは、偏光制御用プレート23を備えることによって、p偏光成分の優勢なレーザ光が出力される。
図1を参照して前述したように、一般的な外部垂直共振器型の面発光レーザシステム10(以下、一般的なレーザシステム)では、SHG素子に入射されるレージング光の半値幅を縮小させるために、狭い特定の波長帯域のレーザ光のみを通過させて、この特定の波長帯域のレーザ光のみを共振に参与させる複屈折フィルタ14を使用する。この複屈折フィルタ14は、進行するレージング光に対して斜めに配置される。
前記複屈折フィルタ14は、レーザ光に対して波長を選択すると共に、偏光選択性がある。また、SHG結晶は、偏光依存性を有する。
本発明の一実施形態に係るレーザシステム20では、光学部材27、すなわち、反射タイプのVBGが一般的なレーザシステム10での複屈折フィルタ14が行った波長選択により半値幅を縮小させる役割を担うと共に、共振器を構成する外部ミラーの役割を担い、前記偏光制御用プレート23は、複屈折フィルタ14の偏光制御の機能を司る。
一般的なレーザシステム10では、本発明の一実施形態に係るレーザシステム20の光学部材27に対応する位置に共振器を構成するための外部ミラー(図1の17)を配置し、波長選択及び偏光制御のために複屈折フィルタ14を使用するが、その一般的なレーザシステム10と比較して、半値幅を縮小させる機能を司る光学部材27、すなわち、反射型VBG、及び偏光制御用プレート23、すなわち、ブリュースター角プレートまたはブリュースター角エタロンを備える本発明の一実施形態に係るレーザシステム20は、次のような利点がある。
まず、複屈折フィルタ14を備える一般的なレーザシステム10では、レージング光の半値幅を0.2nm以下にすることが実質的に不可能であるが、VBGによっては、レージング光の半値幅を0.2nm以下に十分に縮小させることができるので、光学部材27としてVBGを使用する本発明の一実施形態に係るレーザシステム20によれば、複屈折フィルタ14を使用する一般的なレーザシステム10の場合に比べて高い波長変換効率を得ることができる。
したがって、レーザ素子21が赤外線領域のレーザ光を発生させる場合、高出力の可視レーザ光を得ることができるので、カラー画像ディスプレイに必要な緑色(望ましい中心波長は、532nmである)、青色(望ましい中心波長は、460nmである)または赤色(望ましい中心波長は、625nmである)レーザ光を出射する高出力の可視VECSELシステムを実現できる。
また、複屈折フィルタ14に比べて、光学部材27として使用される反射タイプのVBGや偏光制御用プレート23(ブリュースター角プレートまたはブリュースター角エタロン)のコストが、半値幅が0.2nm以下であるシステムを構築するためにははるかに安いため、レーザシステムの製造コストを大幅に低めることができる。
また、複屈折フィルタ14は、その配置角度が厳格な一方、前記偏光制御用プレート23、すなわち、ブリュースター角プレートまたはブリュースター角エタロンは、前記複屈折フィルタ14とは異なり、幅広くブリュースター角度のみを合わせればよいので、整列が相対的に容易である。したがって、本発明に係るレーザシステムの光学的整列を容易にする。
一方、本発明の一実施形態に係るレーザシステム20は、前記レーザ素子21の活性層21aで、光ポンピングによってレーザ光が発生するように、ポンピング光を提供するポンピング光源41、43をさらに備える。図2では、本発明の一実施形態に係るレーザシステム20が、レーザ素子21の上面に斜めにポンピング光を入射させるポンピング光源41、及びレーザ素子21の下面にポンピング光を入射させるポンピング光源43を備える例を示している。本発明の一実施形態に係るレーザシステム20は、二つのポンピング光源41、43のうち何れか一つのみを備えてもよい。
前記ポンピング光源41、43として必ずしもレーザ光源を使用する必要はなく、レーザ光源または他の種類の光源を使用できる。このポンピング光源41、43から照射されるポンピング光の波長は、前述のように、レーザ素子21から発振される波長より短くなければならない。例えば、前記レーザ素子21が、SHGにより画像ディスプレイに必要な赤色、緑色または青色の可視レーザ光を得させる赤外線光を発生させるように設けられた場合、前記ポンピング光源41、43は、約808nm波長のポンピング光を出力するように設けられる。
以上では、ポンピング光源41、43から提供されるポンピング光により、レーザ素子21の活性層21aでポンピングが行われる場合を説明及び図示したが、本発明がこれに限定されるものではない。すなわち、本発明の一実施形態に係るレーザシステム20で、前記レーザ素子21は、電極を通じた電流の供給による電気的なポンピングによって、レージング光が発振されるように設けられてもよい。この場合、ポンピング光源は不要である。
前記のような本発明の一実施形態に係るレーザシステム20では、次のような過程を経て、SHGによりレージング波長に比べて波長が半分に縮小したレーザ光が出力される。
レーザ素子21から出射され、ミラー24に反射されたレーザ光は、その線幅(半値幅)が比較的に広いため、その一部のみがSHG素子25を通過しつつ、波長が半分に縮小し、相当量のレーザ光は、SHG素子25を波長変換なしに通過する。このSHG素子25を1次的に波長変化なしに通過したレーザ光は、光学部材27に入射される。光学部材27は、入射されたレーザ光のうち特定の狭い線幅のレーザ光を反射させて、本来の光路に進行させる。したがって、レーザ光は、半値幅が十分に縮小した状態でSHG素子25を再度通過するが、縮小した半値幅に起因して、レーザ光の相当量に対して波長変換が行われる。したがって、レーザ光のほとんどは、波長が半分に縮小し、波長が半分に縮小したレーザ光は、ミラー24を通じて外部に出力される。
図5は、本発明の他の実施形態に係るVECSELシステム50を概略的に示す図面であって、図2に示すミラー24をレンズ素子54に代替し、波長が半分に縮小したレーザ光が、光学部材57を通過して外部に出力される構成を有する。ここで、図2と実質的に同一または類似した機能を行う部材は、同じ参照符号で表記し、その反復説明を省略する。
図5に示すように、本発明の他の実施形態に係るレーザシステム50で、レンズ素子54は、レーザ素子21から進行するレーザ光をSHG素子25にフォーカシングする。
本実施形態において、光学部材57は、レーザ素子21の反射器21bと共に共振器を構成するものであって、レーザ素子21から出射され、SHG素子25を波長変換されずに通過したレーザ光、例えば、赤外線波長領域のレーザ光を半値幅に縮小して反射させ、SHG素子25により波長変換されたレーザ光は、透過させて出力させるように設けられる。前記光学部材57としては、波長変換されていないレーザ光を、その線幅が0.2nm以下の半値幅になるように縮小させ、99%以上の高反射度で反射させ、SHG素子25により波長変換されたレーザ光、例えば、可視レーザ光は、透過させるように設けられた反射タイプのVBGを備えうる。前記光学部材57は、SHG素子25により波長変換されたレーザ光を透過させるように設けられた点を除いては、実質的に、本発明の一実施形態に係るレーザシステム20での光学部材57と同じ構成を有する。
本発明の他の実施形態に係るレーザシステム50で、レーザ光は、光学部材57とレーザ素子21の反射器21bとの間で反復的に反射されて共振する。前記光学部材57は、SHG素子25により周波数が2倍に増加して、波長が半分に縮小したレーザ光に対して所定の透過率を有するので、波長が半分に縮小したレーザ光は、前記光学部材57を通じて外部に垂直に出力されうる。
一方、本発明の他の実施形態において、前記レーザ素子21とSHG素子25との間の光路上には、SHG素子25により波長変換されたレーザ光を反射させて、光学部材57側に進行させ、波長変換されていないレーザ光は通過させるミラー部材55がさらに備えられることが望ましい。図5では、SHG素子25のレーザ素子21に向う面にミラー部材55が設けられた例を示している。前記ミラー部材55は、SHG素子25のレーザ素子21に向う面に形成された、レージング光に対しては無反射、波長変換されたレーザ光に対しては全反射の特性を有するコーティング層、例えば、多重薄膜層でありうる。前記ミラー部材55は、SHG素子25と分離された独立部材であって、レーザ素子21とSHG素子25との間に配置されてもよい。
前記のような本発明の他の実施形態に係るレーザシステム50では、次のような過程を経て波長変換されたレーザ光が出力される。
レーザ素子21から出射され、レンズ素子54によりSHG素子25にフォーカシングされたレーザ光は、その半値幅が比較的に広いため、その一部のみがSHG素子25を通過しつつ、波長が半分に縮小し、相当量のレーザ光は、SHG素子25で波長変換が発生しない。SHG素子25を1次的に経た波長変換されていないレーザ光は、光学部材57に入射される。光学部材57は、入射されたレーザ光のうち、特定の狭い線幅のレーザ光を反射させて、本来の光路に進行させる。したがって、レーザ光は、半値幅が十分に縮小した状態でSHG素子25を再度通過するが、縮小した半値幅に起因して、レーザ光の相当量に対して波長変換が行われる。したがって、レーザ光のほとんどは、波長が半分に縮小し、波長が半分に縮小したレーザ光は、前記ミラー部材55により再び反射されて、SHG素子25を通過して光学部材57に向う。前記SHG素子25により波長変換されたレーザ光は、光学部材57を通じて外部に垂直に出力される。
本発明は、レーザシステムに関連した技術分野に好適に適用されうる。
一般的なVECSELシステムを概略的に示す図面である。 本発明の一実施形態に係るVECSELシステムを概略的に示す図面である。 図2のレーザ素子の一実施形態を示す図面である。 図3のレーザ素子の反射器及び活性層の構造を例示的に示す図面である。 本発明の他の実施形態に係るVECSELシステムを概略的に示す図面である。
符号の説明
20 VECSELシステム、
21 レーザ素子、
21a 反射器、
21b 活性層、
22 熱拡散器、
23 偏光制御用プレート、
24 ミラー、
25 SHG素子、
27 光学部材、
41、43 ポンピング光源。

Claims (14)

  1. ポンピングによりレーザ光が発生する活性層と前記活性層から発生したレーザ光を反射させる反射器とを備えるレーザ素子と、
    前記レーザ素子の反射器および共振器を構成してレーザ光の線幅を縮小させる光学部材と、
    前記レーザ素子と光学部材との間に位置して、レーザ光の周波数を2倍に変換する2次調和波発生素子と、
    を備えることを特徴とする垂直外部共振器型の面発光レーザシステム。
  2. 前記光学部材は、反射タイプのボリュームブラッググレーティング素子であることを特徴とする請求項1に記載のレーザシステム。
  3. 前記光学部材は、前記レーザ素子から発生して入射されるレーザ光を99%以上反射させ、レーザ光の線幅を0.2nm以下の半値幅を有するように縮小させて、レーザ光を前記2次調和波発生素子に進行させるように設けられたことを特徴とする請求項1に記載のレーザシステム。
  4. 前記2次調和波発生素子と前記レーザ素子との間の光路上には、前記レーザ素子から入射される光を反射させて前記2次調和波発生素子側に進行させ、前記レーザ素子から発生したレーザ光は反射させ、前記2次調和波発生素子により波長変換されたレーザ光は透過させるように設けられたミラーを、さらに備えることを特徴とする請求項1に記載のレーザシステム。
  5. 前記光学部材は、前記2次調和波発生素子により波長変換されたレーザ光を透過させるように設けられることを特徴とする請求項3に記載のレーザシステム。
  6. 前記2次調和波発生素子と前記レーザ素子との間の光路上には、前記レーザ素子から発生したレーザ光は透過させ、前記2次調和波発生素子で波長変換されたレーザ光は反射させるミラー部材をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のレーザシステム。
  7. 前記2次調和波発生素子と前記レーザ素子との間の光路上に配置されて、レーザ光を前記2次調和波発生素子にフォーカシングするレンズ素子をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のレーザシステム。
  8. 前記2次調和波発生素子とレーザ素子との間の光路上には、前記レーザ素子から進行するレーザ光に対してブリュースター角をなすように配置され、前記レーザ素子から発生した光に対して透明な偏光制御用プレートをさらに備え、
    前記偏光制御用プレートは、ブリュースター角プレートまたはブリュースター角エタロンであることを特徴とする請求項1に記載のレーザシステム。
  9. 前記偏光制御用プレートは、10ないし500μmの厚さを有することを特徴とする請求項8に記載のレーザシステム。
  10. 前記偏光制御用プレートは、GaAs、InP、SiC及びAlを含む群から選択された何れか一つの物質からなることを特徴とする請求項8に記載のレーザシステム。
  11. 前記活性層にポンピング光を提供する少なくとも一つのポンピング光源をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のレーザシステム。
  12. 前記レーザ素子から発生する熱を外部に放出するために、前記レーザ素子の一側に設けられた熱拡散器をさらに備えることを特徴とする請求項1、3、4、6,7、8のいずれかに記載のレーザシステム。
  13. 前記熱拡散器は、前記レーザ素子からレーザ光が出射される方向に位置し、エタロンとしての役割を担うように設けられたことを特徴とする請求項12に記載のレーザシステム。
  14. 前記熱拡散器は、ダイアモンド、SiC及びAlを含む群から選択された何れか一つの物質からなることを特徴とする請求項12に記載のレーザシステム。
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