JP2007170519A - 車両用駆動力制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】走行環境パラメータに基づいて、車両の駆動力制御を行う車両用駆動力制御装置であって、運転者が制御をお節介に感じることを抑制することが可能な車両用駆動力制御装置を提供する。
【解決手段】走行環境パラメータに基づいて、車両の駆動力を制御する車両用駆動力制御装置であって、運転者の減速意図を検出する手段(S5)と、前記運転者の減速意図が検出された地点から前記走行環境パラメータに対応する地点までの距離又は時間を求める手段とを備え、前記距離又は時間が予め設定された所定値以上である場合(S6−Y)には、前記走行環境パラメータに基づく駆動力制御(S8)を実行しない。前記距離又は時間が予め設定された所定値以上である場合には、前記車両の位置から前記走行環境パラメータに対応する地点までの距離又は時間が前記所定値未満になったときにも、前記走行環境パラメータに基づく駆動力制御を実行しない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、走行環境パラメータ(コーナー、先行車両、交差点、一時停止、料金所、信号機、横断歩道、横断歩行者、見通し、道路勾配、路面μなど)に基づいて、車両の駆動力を制御する車両用駆動力制御装置に関する。
コーナー、先行車両、交差点、一時停止、料金所、信号機、横断歩道、横断歩行者、見通し、道路勾配、路面μを含む走行環境パラメータに基づいて、車両の減速の必要性を判断し、その減速の必要性に応じて、運転者による減速意図が検出されたときに、車両に減速度を付与する技術が知られている。
例えば、車両前方のコーナーに対して、車両の減速の必要性を判断して、運転者の減速意図が検出されたときに、自動変速機のダウンシフト制御を行うものとして、特開2002−139135号公報(特許文献1)や特開2002−122225号公報(特許文献2)に記載された技術が知られている。
特開2002−139135号公報 特開2002−122225号公報
走行環境パラメータに基づいて、車両の減速の必要性を判断し、その減速の必要性に応じて、車両に減速度を付与する技術では、運転者の減速意図(アクセル戻しやブレーキONなど)をトリガーに減速度が付与される。そのため、運転者が車両の先方の走行環境パラメータ(例えばコーナー)に関して減速しなければならない必要性を十分に認識して、走行環境パラメータの手前で十分余裕を持って減速を開始した場合であっても、運転者の減速意図をトリガーに減速度を付与する制御が実行されてしまい、運転者は、その制御をお節介に感じる場合がある。
本発明の目的は、走行環境パラメータに基づいて、車両の駆動力制御を行う車両用駆動力制御装置であって、運転者が制御をお節介に感じることを抑制することが可能な車両用駆動力制御装置を提供することである。
本発明の車両用駆動力制御装置は、走行環境パラメータに基づいて、車両の駆動力を制御する車両用駆動力制御装置であって、運転者の減速意図を検出する手段と、前記運転者の減速意図が検出された地点から前記走行環境パラメータに対応する地点までの距離又は時間を求める手段とを備え、前記距離又は時間が予め設定された所定値以上である場合には、前記走行環境パラメータに基づく駆動力制御を実行しないことを特徴としている。
本発明の車両用駆動力制御装置において、前記距離又は時間が予め設定された所定値以上である場合には、前記車両の位置から前記走行環境パラメータに対応する地点までの距離又は時間が前記所定値未満になったときにも、前記走行環境パラメータに基づく駆動力制御を実行しないことを特徴としている。
本発明の車両用駆動力制御装置において、前記運転者の減速意図は、アクセルを予め設定された所定時間以上継続して全閉にする操作、又はブレーキ操作として検出されることを特徴としている。
本発明の車両用駆動力制御装置において、前記運転者の減速意図として、ブレーキ操作が検出された場合には、前記ブレーキ操作が検出された地点から前記走行環境パラメータに対応する地点までの前記距離又は時間が予め設定された所定値以上である場合であっても、前記走行環境パラメータに基づく駆動力制御を実行することを特徴としている。
本発明の車両用駆動力制御装置によれば、走行環境パラメータに基づいて、車両の駆動力制御を行う車両用駆動力制御装置であって、運転者が制御をお節介に感じることを抑制することが可能となる。
以下、本発明の車両用駆動力制御装置の一実施形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1から図9を参照して、第1実施形態について説明する。
本実施形態は、走行環境パラメータ(コーナー、先行車両、交差点、一時停止、料金所、信号機、横断歩道、横断歩行者、見通し、道路勾配、路面μなど)に基づいて算出される減速の必要性と、運転者の走行環境パラメータに対する認識に基づいて減速制御を実行する車両用駆動力制御装置である。
運転者が制御対象となる走行環境パラメータに対して十分に余裕のあるタイミング(対象までの距離が長い、対象までに到達する時間が長い)で減速操作を行った場合には、運転者が対象となる走行環境パラメータを認識しているとして、減速の必要性があっても減速制御を実施しない。また、この場合には、走行環境パラメータに接近し、減速の必要性が高まっても、減速制御を実施しない。一方、運転者の減速操作が走行環境パラメータに対して十分な余裕のないタイミングで行われた場合(運転者の減速の必要性の認識が遅れた場合)であれば、減速の必要性に基づいて、減速制御を実施する。
本実施形態の構成としては、以下に詳述するように、走行環境パラメータに基づいて、車両の減速度を増加させる手段(ダウンシフト、自動ブレーキ、回生ブレーキ、電子スロットル閉じ、排気ブレーキ)と、対象となる走行環境パラメータと自車までの距離を計測又は推定する手段と、運転者が対象となる走行環境パラメータを認識しているか否かを検出又は推定する手段とを備えている。
図2において、符号10は有段の自動変速機、40はエンジン、200はブレーキ装置である。自動変速機10は、電磁弁121a、121b、121cへの通電/非通電により油圧が制御されて5段変速が可能である。図2では、3つの電磁弁121a、121b、121cが図示されるが、電磁弁の数は3に限定されない。電磁弁121a、121b、121cは、制御回路130からの信号によって駆動される。
スロットル開度センサ114は、エンジン40の吸気通路41内に配置されたスロットルバルブ43の開度を検出する。エンジン回転数センサ116は、エンジン40の回転数を検出する。車速センサ122は、車速に比例する自動変速機10の出力軸120cの回転数を検出する。シフトポジションセンサ123は、シフトポジションを検出する。パターンセレクトスイッチ117は、変速パターンを指示する際に使用される。加速度センサ90は、車両の減速度(減速加速度)を検出する。
ナビゲーションシステム装置95は、自車両を所定の目的地に誘導することを基本的な機能としており、演算処理装置と、車両の走行に必要な情報(地図、直線路、カーブ、登降坂、高速道路など)が記憶された情報記憶媒体と、自立航法により自車両の現在位置や道路状況を検出し、地磁気センサやジャイロコンパス、ステアリングセンサを含む第1情報検出装置と、電波航法により自車両の現在位置、道路状況などを検出するためのもので、GPSアンテナやGPS受信機などを含む第2情報検出装置等を備えている。
制御回路130は、スロットル開度センサ114、エンジン回転数センサ116、車速センサ122、シフトポジションセンサ123、加速度センサ90の各検出結果を示す信号を入力し、また、パターンセレクトスイッチ117のスイッチング状態を示す信号を入力し、また、ナビゲーションシステム装置95からの信号を入力する。
制御回路130は、周知のマイクロコンピュータによって構成され、CPU131、RAM132、ROM133、入力ポート134、出力ポート135、及びコモンバス136を備えている。入力ポート134には、上述の各センサ114、116、123、90からの信号、上述のスイッチ117からの信号、ナビゲーションシステム装置95からの信号が入力される。出力ポート135には、電磁弁駆動部138a、138b、138c、及びブレーキ制御回路230へのブレーキ制動力信号線L1が接続されている。ブレーキ制動力信号線L1では、ブレーキ制動力信号SG1が伝達される。
ROM133には、予め図1のフローチャートに示す動作(制御ステップ)及び図6のマップが格納されているとともに、変速制御の動作(図示せず)が格納されている。制御回路130は、入力した各種制御条件に基づいて、自動変速機10の変速を行う。
ブレーキ装置200は、制御回路130からブレーキ制動力信号SG1を入力するブレーキ制御回路230によって制御されて、車両を制動する。ブレーキ装置200は、油圧制御回路220と、車両の車輪204、205、206、207に各々設けられる制動装置208、209、210、211とを備えている。各制動装置208、209、210、211は、油圧制御回路220によって制動油圧が制御されることにより、対応する車輪204、205、206、207の制動力を制御する。油圧制御回路220は、ブレーキ制御回路230により、制御される。
油圧制御回路220は、ブレーキ制御信号SG2に基づいて、各制動装置208、209、210、211に供給する制動油圧を制御することで、ブレーキ制御を行う。ブレーキ制御信号SG2は、ブレーキ制動力信号SG1に基づいて、ブレーキ制御回路230により生成される。ブレーキ制動力信号SG1は、自動変速機10の制御回路130から出力され、ブレーキ制御回路230に入力される。ブレーキ制御の際に車両に与えられるブレーキ力は、ブレーキ制動力信号SG1に含まれる各種データに基づいてブレーキ制御回路230により生成される、ブレーキ制御信号SG2によって定められる。
ブレーキ制御回路230は、周知のマイクロコンピュータによって構成され、CPU231、RAM232、ROM233、入力ポート234、出力ポート235、及びコモンバス236を備えている。出力ポート235には、油圧制御回路220が接続されている。ROM233には、ブレーキ制動力信号SG1に含まれる各種データに基づいて、ブレーキ制御信号SG2を生成する際の動作が格納されている。ブレーキ制御回路230は、入力した各制御条件に基づいて、ブレーキ装置200の制御(ブレーキ制御)を行う。
以下では、走行環境パラメータの一例として、車両先方のコーナーに対してダウンシフトによる減速制御を行う場合について説明する。
図3において、符号Xは車両、符号Pは車両Xの現在位置、符号Cは車両Xの前方のコーナーを示している。また、符号QはコーナーCの入口、符号RはコーナーCの曲率半径、符号Lは車両Xの現在位置PからコーナーCの入口Qまでの距離、符号Vは車両Xの現在の車速、符号VreqはコーナーCを目標横G(目標横加速度)で旋回するための推奨車速、Greqxは現在の車速がVである車両XがコーナーCの入口Qにおいて推奨車速Vreqになるために必要な減速度(コーナー制御において車両に作用させるべき目標減速度)をそれぞれ示している。
上記において、目標横Gとは、コーナーCを旋回するに当たってどの位の横Gで旋回すべきかを示す目標値であって、予め設定された0.3〜0.4Gの値である。
次に、図1を参照して、第1実施形態の動作について説明する。
[ステップS1]
図1のステップS1では、制御回路130により、前方にコーナーがあるか否かが判定される。制御回路130は、ナビゲーションシステム装置95から入力した信号に基づいて、ステップS1の判定を行う。ステップS1の判定の結果、前方にコーナーがあると判定された場合には、ステップS2に進み、そうでない場合には、本制御フローは終了する。図3の例では、車両Xの前方にコーナーCがあるため、ステップS2に進む。
[ステップS2]
ステップS2では、制御回路130により、コーナーCへの進入に際して行われる減速制御の目標減速度が求められる。目標減速度の算出方法に際しては、図5を算出して説明する。
上記図3において、推奨車速Vreq[m/s]は下記式1により求められる。
Figure 2007170519
目標減速度Greqxは下記式2により求められる。
Figure 2007170519

図4は、車両Xの現在位置PからコーナーCの入口Qまでの距離Lと、上記数2に従って求めた目標減速度Greqxとの関係を示している。上記数2によれば、距離Lの項が分母にあることから、たとえ現在の車速Vが推奨車速Vreqを僅かにオーバーしているに過ぎない場合であっても、図4に示すように、距離Lが小さいと、目標減速度Greqxは無限大に近づく。そのため、距離Lが小さい領域では、その目標減速度Greqxが車両に作用するように減速制御すると、ドライバに違和感を与える。
図4に示すように、距離Lが相対的に大きい領域では、目標減速度Greqxは本来必要とされる値に対して過大とならないため、その目標減速度Greqxが車両に作用するように減速制御することに問題がないのに対して、距離Lが小さい領域では、目標減速度Greqxは本来必要とされる値よりも過大な値となるため、その目標減速度Greqxに基づく減速制御は好ましく無いことがわかる。即ち、常に上記数2に従って求めた目標減速度Greqxのみで減速制御を行なうことは適当ではなく、距離Lが相対的に小さい領域では、目標減速度が補正される必要がある。
[ステップS201]
ステップS201において、制御回路130は、ナビゲーションシステム装置95において設定される検索範囲(任意に設定される、例えば車両前方150m)内のノード点毎に、第1減速度Greqxと、第2減速度Greqyを求める。第1減速度Greqxは、現在の車速Vと、ナビゲーションシステム装置95から供給されるノード点毎のコーナーRと自車からの距離Lに基づいて、求められる。第2減速度Greqyは、目標横Gと予想横G(予想横加速度)の差に基づいて求められる。そこで、図5に示す方法にて目標減速度が算出される。
図6に示すように、ナビゲーションシステム装置95は、車両前方の道路形状に関して、地図情報として、ノード点毎に、コーナーRと自車からの距離Lのデータを有している。図5の例では、ノード1のコーナーRは200m、自車からの距離Lは100mであり、ノード2のコーナーRは170m、自車からの距離Lは110mであり、ノード3のコーナーRは150m、自車からの距離Lは120mである。Rは、対象ノード点(例えば図5のノード2)とその対象ノード点の前後2点のノード(本例では、ノード1とノード3)の合計3点のノード点で決まる円弧の半径がその対象ノード点のコーナーRとして求められる。
ここで、上記第1減速度Greqxは、上記数1及び数2に従って求められる。
但し、第1減速度Greqxを求める場合、上記数1において、Rは、各ノード点のコーナーRであり、上記数2において、Lは、自車から各ノード点までの距離である。
上記第2減速度Greqyは、下記式3により表される。
Figure 2007170519
上記予想横Gとは、現在の車速VでコーナーCに進入した場合の横Gであり、予想横GをGyfとすると、下記式4により求められる。
Figure 2007170519
本実施形態では、横G差ΔGyに基づいて、コーナー進入に際して、車両Xがどの程度減速すべきなのかの目安をつけることができるという知見を得て、目標減速度を求める際の指標としている。
例えば図7に示すように予め設定された関係(マップ)に従って、横G差ΔGyに基づいて、第2減速度Greqyを求めることができる。この第2減速度GreqyとΔGyとの関係は、予め実験、経験等により設定される。理論的に目標減速度を求めようとすると、上記数2に示すように距離Lの項が入ることになり、その結果、距離Lが小さいときには目標減速度が過大(無限大)になるという不都合が生じる。そのため、本実施形態では、距離Lに依存しないパラメータであって、目標減速度を求める際の好適な指標となるべきものとして、横G差ΔGyを用いている。
図7に示すように、横G差ΔGyが大きいほど、第2減速度Greqyが大きな値となるように設定される。また、横G差ΔGyが小さい(所定値以下である)ときには、第2減速度Greqyは、ゼロとなるように設定される。推奨車速Vreqよりも僅かに大きい車速でコーナーに進入したとき(横G差ΔGyが所定値以下であるとき)には、コーナーを問題なく旋回することが可能であるため、このようなときには、第2減速度Greqyが発生しないようにしている。また、図7では、横G差ΔGyが所定値以上に大きいときには、第2減速度Greqyは所定値(0.2G)以上にはならないように設定されているが、この設定に代えて、図7に示すように、上限値を設けることなく、横G差ΔGyが大きいほど、第2減速度Greqyが大きな値となるように設定されてもよい。ステップS201の次にステップS202が行なわれる。
[ステップS202]
ステップS202において、制御回路130は、下記式5に示すように、上記ステップS2で求めた第1減速度Greqxと第2減速度Greqyのミニマムセレクト(減速しない方を選択)を行い、その選択結果をそのノード点における代表減速度Greqiに設定する。上記検索範囲内の全てのノード点に対して行われる。ステップS202の次にステップS203が行なわれる。
Figure 2007170519
[ステップS203]
ステップS203において、制御回路130は、下記式6に示すように、上記検索範囲内の全てのノード点の代表減速度Greqiのマックスセレクト(最も減速する値を選択)を行い、その選択結果を、上記検索範囲内の代表必要減速度GreqALLに設定する。ステップS203の次にステップS204が行なわれる。
Figure 2007170519

[ステップS204]
ステップS204において、制御回路130は、上記ステップS203で求めた代表必要減速度GreqALLに基づいて、目標減速度の傾きと最大値(最大目標減速度)を設定する。上記代表必要減速度GreqALLの減速度をそのまま車両に与えると、減速度が急に増大してドライバのフィーリングが良くない。そこで、図8に示すように、ある傾きKで目標減速度を増加させるようにする。目標減速度の増加の傾きKは、理路値ではなく、実験、経験等に基づいて求められた適合値である。傾きKは、車速や路面の滑り易さ、運転者指向(スポーツ走行指向かノーマル走行指向か)などの運転条件に基づいて可変とすることができる。
目標減速度の増加勾配Kを考慮した最大目標減速度が算出される。目標減速度の増加の傾きをK、自車からコーナー入口までの距離をLciとすると、最大目標減速度Gmaxは、下記式7で求められる。
Figure 2007170519

上記式7によれば、図8において、代表必要減速度GreqALL(高さ)と距離Lci(横の辺の長さ)の四角形の面積と、傾きKで高さが最大目標減速度Gmaxの台形の面積とが同じになるような、最大目標減速度Gmaxが求められる。ステップS204の次に図1のステップS3が行なわれる。
[ステップS3]
ステップS3において、制御回路130では、上記ステップS2で求めた最大目標減速度Gmaxと、アクセルOFF時の現状のギヤ段でのエンジンブレーキ力とを比較し、その差が所定値以上であるか否かが判定される。その判定の結果、所定値以上であれば(加速を−、減速を+と考える。より減速する必要があると判断されれば)、ステップS4に進み、そうでない場合には本制御フローはリターンされる。
アクセルOFF時には、現状でのギヤ段でのエンジンブレーキ力が減速度として車両に作用するが、そのエンジンブレーキ力と最大目標減速度Gmaxの差が所定値よりも大きい場合には、減速制御(ステップS8)の効果が少なく、減速制御を行なう必要がないためである。
[ステップS4]
ステップS4では、制御回路130により、自動変速機10の変速制御(シフトダウン)の際の目標変速段が決定される。上記ステップS2で求めた目標減速度(最大目標減速度Gmax)に基づいて、自動変速機10の変速制御の際の目標変速段が決定される。予めROM133に、図9に示すようなアクセルOFF時の各ギヤ段の車速毎の減速Gを示す車両特性のデータが登録されている。
ここで、自動変速機10の出力軸120cの回転数NO(出力回転数)が1000[rpm]であり、目標減速度が−0.12Gである場合を想定すると、図9において、出力回転数が1000[rpm]のときの車速に対応し、かつ目標減速度の−0.12Gに最も近い減速度となるギヤ段は、4速であることが判る。これにより、目標変速段は、4速であると決定される。
なお、ここでは、目標減速度に最も近い減速度となるギヤ段を選択すべきギヤ段として選択したが、選択すべきギヤ段は、目標減速度以下(又は以上)の減速度であって目標減速度に最も近い減速度となるギヤ段を選択してもよい。ステップS4の次にステップS5が行われる。
[ステップS5]
ステップS5では、制御回路130により、運転者の減速操作が有るか否かが判定される。運転者の減速操作とは、アクセルを戻す操作か、又はブレーキ操作であり、少なくとも、いずれか一方に基づいて判断される。ステップS5の結果、運転者の減速操作が有ると判定されれば、ステップS6に進み、そうでない場合には、本制御フローはリターンされる。
[ステップS6]
ステップS6では、制御回路130により、上記ステップS5の運転者の減速操作が有った時点におけるコーナーまでの距離が予め設定された所定値以上であるか否かが判定される。コーナーまでの距離が所定値以上で減速操作が行われていれば、運転者はコーナーに対して減速の必要性を認識しており、十分余裕を持って減速操作を行ったと判断する。
ここで、所定値とは、例えば100〜200mである。ステップS6の判定の結果、コーナーまでの距離が所定値以上で減速操作が行われたと判定された場合には、ステップS7に進み、そうでない場合にはステップS8に進む。
[ステップS7]
ステップS7では、制御回路130により、通常変速制御が継続される。即ち、コーナーに対して上記目標変速段(上記例では4速)へのダウンシフト制御(減速制御)が行われるのではなく、通常一般のアクセル開度と車速に基づく変速線図(図示せず)に基づく変速制御が今まで通り継続される。その後、車両がコーナーに近づいても上記目標変速段へのダウンシフト制御が行われない。ステップS7の次に本制御フローはリターンされる。
[ステップS8]
ステップS8では、制御回路130により、上記目標変速段へのダウンシフト制御(減速制御)が行われる。運転者の減速操作(ステップS5)がコーナーに対して十分な余裕のないタイミングで行われた(運転者の減速の必要性の認識が遅れた)場合である(ステップS6−N)ので、コーナーに対して必要な目標変速段へのダウンシフト制御(減速制御)が実行される。
本実施形態によれば、運転者が車両の先方のコーナーに関して減速しなければならない必要性を十分に認識して、コーナーの手前で十分余裕を持って減速を開始した場合には、運転者の減速意図をトリガーにコーナーに対する減速制御が実行されないため、運転者は、その制御をお節介に感じることが抑制される。一方、コーナーの手前で十分余裕を持って減速を開始していない場合には、運転者の減速意図をトリガーにコーナーに対する減速制御が実行される。
(第1実施形態の第1変形例)
上記第1実施形態では、減速制御において減速度を付与する手段が有段変速機のダウンシフトであったが、有段変速機のダウンシフトに代えて、又はダウンシフトとともに、自動ブレーキにより減速度が付与されることができる。以下では、図1のステップS8において、ダウンシフトに代えて、自動ブレーキにより減速度が付与される例ついて説明する。
[ステップS8]
ステップS8では、制御回路130により、目標減速度となるように減速制御が実行される。制御回路130は、上記ステップS2で求めた目標減速度の傾きK及び最大値(最大目標減速度Gmax)に基づいて、減速制御を行う。ステップS8では、車両に作用する実減速度が目標減速度になるように、ブレーキのフィードバック制御がブレーキ制御回路230により実行される。ブレーキのフィードバック制御は、運転者の減速操作が開始された地点にて開始される。
即ち、運転者の減速操作が開始された地点から目標変速度を示す信号がブレーキ制動力信号SG1として制御回路130からブレーキ制動力信号線L1を介してブレーキ制御回路230に出力される。ブレーキ制御回路230は、制御回路130から入力したブレーキ制動力信号SG1に基づいて、ブレーキ制御信号SG2を生成し、そのブレーキ制御信号SG2を油圧制御回路220に出力する。
油圧制御回路220は、ブレーキ制御信号SG2に基づいて、制動装置208、209、210、211に供給する油圧を制御することで、ブレーキ制御信号SG2に含まれる指示通りのブレーキ力を発生させる。
ステップS8のブレーキ装置200のフィードバック制御において、目標値は目標減速度であり、制御量は車両の実減速度であり、制御対象はブレーキ(制動装置208、209、210、211)であり、操作量はブレーキ制御量(図示せず)である。車両の実減速度は、加速度センサ90により検出される。即ち、ブレーキ装置200では、車両の実減速度が目標減速度となるように、ブレーキ制動力(ブレーキ制御量)が制御される。車速Vが推奨車速Vreq近傍となったら、ステップS8の減速制御が終了される。ステップS8の次には、本制御フローは終了する。
(第1実施形態の第2変形例)
また、減速制御において減速度を付与する手段は、無段変速機や自動変速モード付のマニュアルトランスミッションのダウンシフトであってもよい。また、ハイブリッド車両の回生ブレーキであってもよい。
(第1実施形態の第3変形例)
上記第1実施形態の図1のステップS6では、減速操作実施地点でのコーナーまでの距離に基づいて、減速制御をすべきか否かを決定したが、その距離に代えて、距離を車両の車速で割った値、つまりコーナーに到達するまでの時間に基づいて、減速制御をすべきか否かを決定することができる。
(第1実施形態の第4変形例)
上記第1実施形態では、走行環境パラメータがコーナーである場合について説明したが、先行車両、交差点、一時停止、料金所、信号、横断歩道、横断歩行者、見通し、路面勾配、路面μなどの走行環境パラメータに基づく減速制御に対しても適用可能である。例えば、走行環境パラメータが先行車両である場合には、図1のステップS6の「コーナーまでの距離」は、先行車両までの距離、先行車両との衝突時間、又は、先行車両との車間時間に読み替えられる。
(第1実施形態の第5変形例)
上記第1実施形態の図1のステップS5では、運転者の減速操作は、アクセル戻し操作、又はブレーキ操作であるとして説明した。ここで、運転者の減速操作が、運転者がコーナーに対する減速の必要性を認識して上での操作であればよいが、その認識を持たずに何らかの理由によりアクセルを戻したに過ぎないときに問題となる。その認識を持たずにアクセルを戻したときに、ステップS5において肯定的に判定され、コーナーに対する減速制御が実施されない(ステップS7)と、運転者は違和感を感じる場合がある。
そこで、本変形例では、運転者がコーナーに対する減速の必要性を認識した上で減速操作を行ったことを判断するために、ステップS5の「運転者の減速操作」は、アクセルを予め設定された所定時間以上継続して全閉にする操作、又はブレーキ操作に限定する。
(第1実施形態の第6変形例)
上記第1実施形態の図1のステップS5では、運転者の減速操作は、アクセル戻し操作、又はブレーキ操作であるとして説明した。ここで、運転者の減速操作(ステップS5)が、ブレーキ操作である場合には、減速操作実施地点のコーナーまでの距離が予め設定された所定値未満であったとしても(ステップS6−N)、運転者は自らのブレーキ操作によりコーナーに対して必要な減速度を付与しようと考えており、コーナーに対する減速制御(目標変速段へのダウンシフト制御)(ステップS8)が行われると、お節介に感じることが考えられる。
そこで、本変形例では、運転者の減速操作(ステップS5)がブレーキ操作である場合には、減速操作実施地点のコーナーまでの距離に関わらず一律に、コーナーに対する減速制御(ステップS8)が行われずに、通常変速制御が継続されるようにすることができる(ステップS7)。
(第1実施形態の第7変形例)
上記第1実施形態では、アクセル戻し又はブレーキ操作の減速操作が行われ(ステップS5−Y)、その減速操作が行われた地点のコーナーまでの距離が所定値以上であるとき(ステップS6−Y)には、コーナー対する減速制御(ステップS8)が行われない。これに対して、本変形例では、その減速操作が行われた地点のコーナーまでの距離が所定値以上であるとき(ステップS6−Y)であっても、その減速操作(ステップS5)がブレーキ操作である場合には、コーナー対する減速制御(ステップS8)が行われることができる。減速操作が行われた地点のコーナーまでの距離が所定値以上である場合(ステップS6−Y)であっても、運転者の減速操作(ステップS5)が、アクセル戻しである場合に比べてブレーキ操作である場合には、運転者が減速の必要性をより多く感じているため、減速制御を行う方が運転者の感覚に合うと考えられるためである。
本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態の概略構成図である。 コーナー制御を説明するための図である。 コーナー制御における目標減速度を説明するための図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態の他の動作を示すフローチャートである。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態のナビゲーションシステム装置の道路情報のノード点を説明するための図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態における第2減速度の求め方を説明するための図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態における最大目標減速度の求め方を説明するための図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態において車速と減速度に対応するギヤ段を示す図である。
符号の説明
10 自動変速機
40 エンジン
90 加速度センサ
95 ナビゲーションシステム装置
114 スロットル開度センサ
116 エンジン回転数センサ
122 車速センサ
123 シフトポジションセンサ
130 制御回路
131 CPU
133 ROM
200 ブレーキ装置
230 ブレーキ制御回路
C コーナー
GreqALL 代表必要減速度
Greqx 第1減速度
Greqy 第2減速度
Greqi 代表減速度
Gmax 最大目標減速度
L コーナー(ノード)までの距離
Lci コーナーまでの距離
L1 ブレーキ制動力信号線
P 車両の現在位置
Q コーナーの入口
R コーナーR
SG1 ブレーキ制動力信号
SG2 ブレーキ制御信号
V 車速
Vreq 推奨車速
X 車両
ΔGy 横G差

Claims (4)

  1. 走行環境パラメータに基づいて、車両の駆動力を制御する車両用駆動力制御装置であって、
    運転者の減速意図を検出する手段と、
    前記運転者の減速意図が検出された地点から前記走行環境パラメータに対応する地点までの距離又は時間を求める手段とを備え、
    前記距離又は時間が予め設定された所定値以上である場合には、前記走行環境パラメータに基づく駆動力制御を実行しない
    ことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  2. 請求項1記載の車両用駆動力制御装置において、
    前記距離又は時間が予め設定された所定値以上である場合には、前記車両の位置から前記走行環境パラメータに対応する地点までの距離又は時間が前記所定値未満になったときにも、前記走行環境パラメータに基づく駆動力制御を実行しない
    ことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両用駆動力制御装置において、
    前記運転者の減速意図は、アクセルを予め設定された所定時間以上継続して全閉にする操作、又はブレーキ操作として検出される
    ことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  4. 請求項1または2に記載の車両用駆動力制御装置において、
    前記運転者の減速意図として、ブレーキ操作が検出された場合には、前記ブレーキ操作が検出された地点から前記走行環境パラメータに対応する地点までの前記距離又は時間が予め設定された所定値以上である場合であっても、前記走行環境パラメータに基づく駆動力制御を実行する
    ことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
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