JP2007163961A - レンズ鏡筒 - Google Patents
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Abstract
【課題】転動体に過大な負荷がかかることを防止したレンズ鏡筒を提供する。
【解決手段】固定部16に対して光軸A1と直交する面内で移動可能に支持された振動部17と、固定部16及び振動部17の間に狭持された転動体Bと、振動部17に対して支持軸17a回りに回転可能に支持され、ブレ補正光学系L3を保持するブレ補正光学系保持部19と、ブレ補正光学系保持部19に対して光軸A1方向に相対移動可能に設けられ、ブレ補正光学系保持部19を退避させる駆動部材4aとを備えるレンズ鏡筒1を、振動部17は、駆動部材4aがブレ補正光学系保持部19に負荷する光軸方向力によって、固定部16に対して転動体Bを挟持する面間が離間する方向に変位可能に支持され、振動部17を固定部16に対して転動体Bを加圧する方向に付勢する付勢部20を備える構成とする。
【選択図】図3
【解決手段】固定部16に対して光軸A1と直交する面内で移動可能に支持された振動部17と、固定部16及び振動部17の間に狭持された転動体Bと、振動部17に対して支持軸17a回りに回転可能に支持され、ブレ補正光学系L3を保持するブレ補正光学系保持部19と、ブレ補正光学系保持部19に対して光軸A1方向に相対移動可能に設けられ、ブレ補正光学系保持部19を退避させる駆動部材4aとを備えるレンズ鏡筒1を、振動部17は、駆動部材4aがブレ補正光学系保持部19に負荷する光軸方向力によって、固定部16に対して転動体Bを挟持する面間が離間する方向に変位可能に支持され、振動部17を固定部16に対して転動体Bを加圧する方向に付勢する付勢部20を備える構成とする。
【選択図】図3
Description
本発明は、収納時に光軸上から退避するブレ補正光学系を有するレンズ鏡筒に関するものである。
カメラの撮影用レンズ鏡筒は、その不使用時に光軸方向の寸法を短縮してカメラボディ内に収容するようにしたいわゆる沈胴式のものが知られている。
このような沈胴式のレンズ鏡筒は、収納時の全長をより短縮するため、複数のレンズ群のうち一部のレンズ群を光軸と直交する方向にスライドさせて退避させ、これによって形成された空間部内に他のレンズ群を収容するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
レンズ群のスライドは、沈胴時にレンズに対して光軸方向に相対移動する駆動部材をレンズの保持部と当接させ、これらの間に形成されたカム機構によって行う。
このような沈胴式のレンズ鏡筒は、収納時の全長をより短縮するため、複数のレンズ群のうち一部のレンズ群を光軸と直交する方向にスライドさせて退避させ、これによって形成された空間部内に他のレンズ群を収容するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
レンズ群のスライドは、沈胴時にレンズに対して光軸方向に相対移動する駆動部材をレンズの保持部と当接させ、これらの間に形成されたカム機構によって行う。
また、カメラの撮影用レンズ鏡筒は、光学式のブレ補正装置を備えたものが知られている。ブレ補正装置は、光学系に加わった振動を角速度センサ等によって検出し、この振動に応じて複数のレンズ群のうち一部のレンズ群(ブレ補正レンズ群)を光軸と直交する面内で駆動することによって、結像面における像ブレを低減するものである。
このようなレンズ鏡筒は、ブレ補正レンズ群をスライドさせて退避させることが提案されている。
しかし、ブレ補正レンズ群は、このようなシフトを可能とするため、その支持枠が固定枠に対して鋼球等の転動体を挟持した状態で支持されており、上述した駆動部材によってレンズを退避させる場合、駆動部材が支持枠に負荷する力によって転動体を挟持する力が大きくなり、挟持面部に転動体による打痕が形成されてしまう。
特開2003−315861号公報
このようなレンズ鏡筒は、ブレ補正レンズ群をスライドさせて退避させることが提案されている。
しかし、ブレ補正レンズ群は、このようなシフトを可能とするため、その支持枠が固定枠に対して鋼球等の転動体を挟持した状態で支持されており、上述した駆動部材によってレンズを退避させる場合、駆動部材が支持枠に負荷する力によって転動体を挟持する力が大きくなり、挟持面部に転動体による打痕が形成されてしまう。
本発明の課題は、転動体に過大な負荷がかかることを防止したレンズ鏡筒を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。
請求項1の発明は、鏡胴に対して光軸と直交する方向における位置が拘束された固定部と、前記固定部に対して前記光軸と直交する面内で移動可能に支持された振動部と、前記固定部及び前記振動部の間に狭持された転動体と、前記振動部に対して支持軸回りに回転可能に支持されたブレ補正光学系保持部と、前記ブレ補正光学系保持部に固定され、使用時に前記振動部に追従して変位し、像ブレを低減するとともに、収納時に前記ブレ補正光学系保持部の前記振動部に対する回転によって前記光軸上から退避するブレ補正光学系と、前記ブレ補正光学系保持部に対して前記光軸方向に相対移動可能に設けられ、前記ブレ補正光学系保持部を退避させる駆動部材とを備えるレンズ鏡筒において、前記振動部は、前記駆動部材が前記ブレ補正光学系保持部に負荷する光軸方向力によって、前記固定部に対して前記転動体を挟持する面間が離間する方向に変位可能に支持され、前記振動部を前記固定部に対して前記転動体を加圧する方向に付勢する付勢部を備えることを特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項1の発明は、鏡胴に対して光軸と直交する方向における位置が拘束された固定部と、前記固定部に対して前記光軸と直交する面内で移動可能に支持された振動部と、前記固定部及び前記振動部の間に狭持された転動体と、前記振動部に対して支持軸回りに回転可能に支持されたブレ補正光学系保持部と、前記ブレ補正光学系保持部に固定され、使用時に前記振動部に追従して変位し、像ブレを低減するとともに、収納時に前記ブレ補正光学系保持部の前記振動部に対する回転によって前記光軸上から退避するブレ補正光学系と、前記ブレ補正光学系保持部に対して前記光軸方向に相対移動可能に設けられ、前記ブレ補正光学系保持部を退避させる駆動部材とを備えるレンズ鏡筒において、前記振動部は、前記駆動部材が前記ブレ補正光学系保持部に負荷する光軸方向力によって、前記固定部に対して前記転動体を挟持する面間が離間する方向に変位可能に支持され、前記振動部を前記固定部に対して前記転動体を加圧する方向に付勢する付勢部を備えることを特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のレンズ鏡筒において、前記付勢部は、前記振動部及び前記固定部に対してそれぞれ傾斜可能に接続された引張バネであることを特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項3の発明は、請求項1に記載のレンズ鏡筒において、前記振動部に対して前記固定部とは反対側の面部に設けられ、前記振動部に対して前記光軸と略直交する面内で相対移動可能に装着された加圧力伝達部材を備え、前記付勢部は、前記加圧力伝達部材を前記固定部側へ押圧することを特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、前記ブレ補正光学系保持部は、前記振動部に対して光軸方向像側に配置されることを特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項3の発明は、請求項1に記載のレンズ鏡筒において、前記振動部に対して前記固定部とは反対側の面部に設けられ、前記振動部に対して前記光軸と略直交する面内で相対移動可能に装着された加圧力伝達部材を備え、前記付勢部は、前記加圧力伝達部材を前記固定部側へ押圧することを特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、前記ブレ補正光学系保持部は、前記振動部に対して光軸方向像側に配置されることを特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項5の発明は、鏡胴に対して光軸と直交する方向における位置が拘束された固定部と、前記固定部に対して光軸と直交する面内で移動可能に支持された振動部と、前記固定部及び前記振動部の間に狭持された転動体と、前記振動部に対して支持軸回りに回転可能に支持されたブレ補正光学系支持部と、前記ブレ補正光学系保持部に固定され、使用時に前記振動部に追従して変位して像ブレを低減するとともに、収納時に前記ブレ補正光学系保持部の前記振動部に対する回転によって前記光軸上から退避するブレ補正光学系と、前記ブレ補正光学系保持部に対して前記光軸方向に相対移動可能に設けられ、前記ブレ補正光学系保持部を退避させる駆動部材とを備えるレンズ鏡筒において、前記ブレ補正光学系保持部は、前記振動部に対して光軸方向像側に配置されることを特徴とするレンズ鏡筒である。
本発明によれば、振動部及び固定部は、転動体を挟持する面間が離間する方向に変位可能に支持されるとともに、これらを転動体が加圧される方向に付勢する付勢部を備えているから、駆動部材によって付勢部の付勢力よりも大きい光軸方向の力が負荷された場合には、振動部と固定部とが相対変位して転動体の挟持を解除することによって、転動体に過大な荷重が加わることを防止できる。
本発明は、転動体に過大な負荷がかかることを防止したレンズ鏡筒を提供するという課題を、ブレ補正レンズ群室に駆動部が負荷する光軸方向の荷重に応じて、振動枠が固定枠に対して離間する方向に変位可能にするとともに、この振動枠を固定枠側に引き寄せる付勢バネを設けることによって解決した。
以下、本発明を適用したレンズ鏡筒の実施例1について説明する。
図1は、実施例1のレンズ鏡筒の撮影状態における断面図であって、図1(a)、図1(b)は、それぞれレンズ鏡筒の光軸を含む鉛直面における断面、及び、図1(a)のb−b部矢視断面を示す図である。
図2は、実施例1のレンズ鏡筒の沈胴状態における断面図であって、図2(a)、図2(b)は、それぞれレンズ鏡筒の光軸を含む鉛直面における断面、及び、図2(a)のb−b部矢視断面を示す図である。
図3は、図1(b)のIII−III部矢視断面図である。
図1は、実施例1のレンズ鏡筒の撮影状態における断面図であって、図1(a)、図1(b)は、それぞれレンズ鏡筒の光軸を含む鉛直面における断面、及び、図1(a)のb−b部矢視断面を示す図である。
図2は、実施例1のレンズ鏡筒の沈胴状態における断面図であって、図2(a)、図2(b)は、それぞれレンズ鏡筒の光軸を含む鉛直面における断面、及び、図2(a)のb−b部矢視断面を示す図である。
図3は、図1(b)のIII−III部矢視断面図である。
レンズ鏡筒1は、第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、ブレ補正レンズ群(第3レンズ群)L3、第4レンズ群L4、CCD2、光学ローパスフィルタ3、CCD台4、固定筒5、回転筒6、外側直進筒7、カム筒8、内側直進筒9、第1レンズ群筒10、第1レンズ群ガイド筒11、第1レンズ群室12、第2レンズ群筒13、第2レンズ群室14、第3レンズ群筒15、固定枠16、振動枠17、ボイスコイルモータ18、ブレ補正レンズ群室19、付勢バネ20、第4レンズ群室21、シャッタ絞りユニット22を備えている。
第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、ブレ補正レンズ群L3、第4レンズ群L4は、協働して4群構成のズームレンズを構成するものであって、光軸A1方向に沿って対物側(被写体側)から順次配列されている。ここで、ブレ補正レンズ群L3は、他のレンズ群に対して光軸A1と直交する面内でシフト変位することによってこれらのレンズが結像する被写体像の像ブレを低減するものである。
CCD2は、上述したズームレンズが結像する被写体像を電気的な信号に変換する固体撮像素子であり、第4レンズ群L4の射出側に配置されている。
光学ローパスフィルタ(LPF)3は、CCD2が取得する画像上におけるモアレの発生を防止するものであって、CCD2の撮像面部に設けられている。
CCD2は、上述したズームレンズが結像する被写体像を電気的な信号に変換する固体撮像素子であり、第4レンズ群L4の射出側に配置されている。
光学ローパスフィルタ(LPF)3は、CCD2が取得する画像上におけるモアレの発生を防止するものであって、CCD2の撮像面部に設けられている。
CCD台4は、レンズ鏡筒1の光軸方向像側の端部に設けられた平板状の部材であって、光軸A1に対して略直交して配置されている。CCD台4は、その中央部に、CCD2及びLPF3が固定されている。
また、CCD台4は、図3に示すように、沈胴時にブレ補正レンズ群室19をスライドさせる駆動部(連動部)4aが設けられている。
駆動部4aは、CCD台4の光軸方向対物側の面部から突き出して形成された突起状の部材であって、その先端部には、ブレ補正レンズ群室19を退避させるカム面部4bが形成されている。
また、CCD台4は、図3に示すように、沈胴時にブレ補正レンズ群室19をスライドさせる駆動部(連動部)4aが設けられている。
駆動部4aは、CCD台4の光軸方向対物側の面部から突き出して形成された突起状の部材であって、その先端部には、ブレ補正レンズ群室19を退避させるカム面部4bが形成されている。
固定筒5は、レンズ鏡筒1を構成する各筒体のうち最も外径側に設けられ、CCD台4及び図示しないレンズボディに対して固定されている。固定筒5は、内周面部に、回転筒6のカムフォロワピンが挿入されるカム溝が形成されている。
回転筒6は、固定筒5の内径側に挿入される筒体であって、外周面部から突き出して形成されたカムフォロワピンを備えている。
回転筒6は、レンズ鏡筒1の沈胴状態と撮影状態との間の移行、及び、撮影状態におけるテレ側とワイド側との間の移行に伴う駆動時に(以下、単に「レンズ鏡筒1の駆動時」と称する)、固定筒5に対して中心軸回りに回転することによって、固定筒5との間に設けられるカム機構によって、固定筒5に対して光軸A2方向に移動する。
回転筒6は、固定筒5の内径側に挿入される筒体であって、外周面部から突き出して形成されたカムフォロワピンを備えている。
回転筒6は、レンズ鏡筒1の沈胴状態と撮影状態との間の移行、及び、撮影状態におけるテレ側とワイド側との間の移行に伴う駆動時に(以下、単に「レンズ鏡筒1の駆動時」と称する)、固定筒5に対して中心軸回りに回転することによって、固定筒5との間に設けられるカム機構によって、固定筒5に対して光軸A2方向に移動する。
外側直進筒7は、回転筒6の内径側に挿入される筒体であって、固定筒5に対して光軸A1方向に移動可能でありかつ光軸A1回りの回転は拘束された状態で案内(直進案内)されている。
カム筒8は、外側直進筒7の内径側に配置される筒体であって、外周面部に第1レンズ群筒10を駆動するカム溝が形成され、内周面部に第2レンズ群筒13及び第3レンズ群筒15をそれぞれ駆動するカム溝が形成されている。カム筒8は、レンズ鏡筒1の駆動時に図示しないアクチュエータによって中心軸回りに回転駆動されることによって、これらの各レンズ群筒を光軸方向に駆動するものである。
内側直進筒9は、カム筒8の内径側に挿入されるとともに、外側直進筒7とその光軸方向像側の端部において接続され、第2レンズ群筒13及び第3レンズ群筒15をそれぞれ光軸A1方向に直進案内するものである。
カム筒8は、外側直進筒7の内径側に配置される筒体であって、外周面部に第1レンズ群筒10を駆動するカム溝が形成され、内周面部に第2レンズ群筒13及び第3レンズ群筒15をそれぞれ駆動するカム溝が形成されている。カム筒8は、レンズ鏡筒1の駆動時に図示しないアクチュエータによって中心軸回りに回転駆動されることによって、これらの各レンズ群筒を光軸方向に駆動するものである。
内側直進筒9は、カム筒8の内径側に挿入されるとともに、外側直進筒7とその光軸方向像側の端部において接続され、第2レンズ群筒13及び第3レンズ群筒15をそれぞれ光軸A1方向に直進案内するものである。
第1レンズ群筒10は、第1レンズ群L1が装着され、撮影時においてレンズ鏡筒1の最も対物側に配置される筒体であって、外側直進筒7の内径側でありかつカム筒8の外径側に配置されている。第1レンズ群筒10は、その内周面部にカム筒8のカム溝に挿入されるカムフォロワピンが形成されている。
第1レンズ群ガイド筒11は、第1レンズ群筒10の外径側でありかつ外側直進筒7の内径側に配置された直進筒であって、外側直進筒7に対して直進案内されるとともに、第1レンズ群筒10を直進案内するものである。
第1レンズ群室12は、その内径側に第1レンズ群L1が固定される円環状の部材であって、第1レンズ群筒10に対してネジ結合によって固定されている。
第1レンズ群ガイド筒11は、第1レンズ群筒10の外径側でありかつ外側直進筒7の内径側に配置された直進筒であって、外側直進筒7に対して直進案内されるとともに、第1レンズ群筒10を直進案内するものである。
第1レンズ群室12は、その内径側に第1レンズ群L1が固定される円環状の部材であって、第1レンズ群筒10に対してネジ結合によって固定されている。
第2レンズ群筒13は、第2レンズ群L2が装着され、カム筒8の内径側に配置されるものであって、その外周面部にカム筒8のカム溝に挿入されるカムフォロワピンが形成されている。
第2レンズ群室14は、その内径側に第2レンズ群L2が固定される円環状の部材であって、第2レンズ群筒13に対してネジ結合によって固定されている。
第2レンズ群室14は、その内径側に第2レンズ群L2が固定される円環状の部材であって、第2レンズ群筒13に対してネジ結合によって固定されている。
第3レンズ群筒15は、第3レンズ群L3を含むブレ補正機構部が装着されるものであって、カム筒8の内径側に配置され、その外周面部にカム筒8のカム溝に挿入されるカムフォロワピンが形成されている。
また、第3レンズ群筒15は、その内径側に遮光板15aを備えている。遮光板15aは、振動枠17とシャッタ絞りユニット22との間に配置されたリングプレート状の遮光部を備え、第3レンズ群筒15に対して固定されている。
上述した固定筒5、回転筒6、外側直進筒7、カム筒8、内側直進筒9、第1レンズ群筒10、第1レンズ群ガイド筒11、第1レンズ群室12、第2レンズ群筒13、第2レンズ群室14、第3レンズ群筒15共通の中心軸A2は、通常撮影時において、光軸A1よりも上側に配置され、これらの各筒体は、各レンズ群L1〜L4に対して偏心して配置されている。
ここで、本明細書において、通常撮影時とは、光軸A1を水平として横長の画像を撮影する際のレンズ鏡筒1の姿勢を指すものとする。
また、第3レンズ群筒15は、その内径側に遮光板15aを備えている。遮光板15aは、振動枠17とシャッタ絞りユニット22との間に配置されたリングプレート状の遮光部を備え、第3レンズ群筒15に対して固定されている。
上述した固定筒5、回転筒6、外側直進筒7、カム筒8、内側直進筒9、第1レンズ群筒10、第1レンズ群ガイド筒11、第1レンズ群室12、第2レンズ群筒13、第2レンズ群室14、第3レンズ群筒15共通の中心軸A2は、通常撮影時において、光軸A1よりも上側に配置され、これらの各筒体は、各レンズ群L1〜L4に対して偏心して配置されている。
ここで、本明細書において、通常撮影時とは、光軸A1を水平として横長の画像を撮影する際のレンズ鏡筒1の姿勢を指すものとする。
固定枠16は、第3レンズ群筒15の光軸方向像側の端部に一体に形成された略平板状の部分であって、光軸A1と直交する面内における移動が拘束されている。
振動枠17は、固定枠16の光軸方向対物側の面部に対向して配置され、固定枠16に対して光軸A1と直交する面内において移動(シフト)可能に支持されている。また、振動枠17は、ブレ補正レンズ群室19を回転可能に軸支する回転軸17aを備えている。回転軸17aは、図1(b)、図2(b)に示すように、通常撮影時における光軸A1の斜め上側に配置され、その軸方向は光軸A1と平行となっている。
図3に示すように、固定枠16及び振動枠17は、その間に転動体である鋼球Bを挟持した状態となっており、上述した移動時には、この鋼球Bが回転することによって振動枠17を固定枠16に対して案内するようになっている。
また、固定枠16は、振動枠17側に突き出して形成され、その先端部に鋼球Bが当接する平底の凹部が形成された鋼球受け部16aが設けられている。
振動枠17は、固定枠16の光軸方向対物側の面部に対向して配置され、固定枠16に対して光軸A1と直交する面内において移動(シフト)可能に支持されている。また、振動枠17は、ブレ補正レンズ群室19を回転可能に軸支する回転軸17aを備えている。回転軸17aは、図1(b)、図2(b)に示すように、通常撮影時における光軸A1の斜め上側に配置され、その軸方向は光軸A1と平行となっている。
図3に示すように、固定枠16及び振動枠17は、その間に転動体である鋼球Bを挟持した状態となっており、上述した移動時には、この鋼球Bが回転することによって振動枠17を固定枠16に対して案内するようになっている。
また、固定枠16は、振動枠17側に突き出して形成され、その先端部に鋼球Bが当接する平底の凹部が形成された鋼球受け部16aが設けられている。
ボイスコイルモータ(VCM)18は、固定枠16に対して振動枠17を光軸A1と直交する面内で駆動するアクチュエータであって、図示しない角速度センサによって検出されるレンズ鏡筒1のブレ量に基づいて、公知のブレ補正制御によって駆動制御が行われるものである。VCM18は、図1(b)、図2(b)に示すように、通常撮影時における上下方向、左右方向の駆動を行うものがそれぞれ設けられ、これらはそれぞれ光軸A1に対して下側及び側方に設けられている。
ブレ補正レンズ群室19は、第3レンズ群L3が固定される円環状の枠体と、この枠体から外径側に突き出して形成されたアーム部とを備え、このアーム部の先端部が振動枠17の回転軸17aによって軸支されている。ブレ補正レンズ群室19は、その光軸A1方向における位置が、振動枠17よりも像側でありかつ固定枠16よりも対物側となるように、これらの間に挟まれた状態で配置されている。
ブレ補正レンズ群室19は、この回転軸17a回りに回転することによって、ブレ補正レンズ群L3の光軸が他のレンズ群の光軸A1と略一致した撮影状態と、光軸A1上から退避した収納状態との間を移行するものである。
また、ブレ補正レンズ群室19は、ブレ補正レンズ群室19を撮影状態における位置側に付勢するバネ19aと、CCD台4の駆動部4aと当接する当接部19bとを備えている。当接部19bは、これに対して駆動部4aが光軸方向に相対移動した際に、カム面部4bと摺動してカムフォロワとして機能し、ブレ補正レンズ群室19を回転軸17a回りに回転させるものである。
ブレ補正レンズ群室19は、この回転軸17a回りに回転することによって、ブレ補正レンズ群L3の光軸が他のレンズ群の光軸A1と略一致した撮影状態と、光軸A1上から退避した収納状態との間を移行するものである。
また、ブレ補正レンズ群室19は、ブレ補正レンズ群室19を撮影状態における位置側に付勢するバネ19aと、CCD台4の駆動部4aと当接する当接部19bとを備えている。当接部19bは、これに対して駆動部4aが光軸方向に相対移動した際に、カム面部4bと摺動してカムフォロワとして機能し、ブレ補正レンズ群室19を回転軸17a回りに回転させるものである。
付勢バネ20は、固定枠16と振動枠17との間にわたして設けられた引張コイルバネであって、固定枠16及び振動枠17に対してそれぞれ傾斜可能に装着され、この傾斜によって固定枠16に対する振動枠17の変位を吸収するようになっている。
図1(b)及び図2(b)に示すように、付勢バネ20は、光軸A1回りに周方向に離間して複数が配置され、例えば、実施例1の場合は、VCM18、及び、ブレ補正レンズ群L3の撮影状態における位置から収納状態における位置への移動経路上を避けて、2本が設けられている。
図1(b)及び図2(b)に示すように、付勢バネ20は、光軸A1回りに周方向に離間して複数が配置され、例えば、実施例1の場合は、VCM18、及び、ブレ補正レンズ群L3の撮影状態における位置から収納状態における位置への移動経路上を避けて、2本が設けられている。
第4レンズ群室21は、その内径側に第4レンズ群L4が固定される円環状の部材であって、図示しないフォーカシングモータによって光軸A1方向に駆動される。
シャッタ絞りユニット22は、第2レンズ群L2とブレ補正レンズ群L3との間に設けられ、露光時間を調整する図示しないシャッタ幕と、通過光量を調整する図示しない絞り部とを備えている。
シャッタ絞りユニット22は、第2レンズ群L2とブレ補正レンズ群L3との間に設けられ、露光時間を調整する図示しないシャッタ幕と、通過光量を調整する図示しない絞り部とを備えている。
次に、レンズ鏡筒1の撮影状態から沈胴状態への移行時の動作について説明する。
まず、回転筒6及びカム筒8は、図示しないアクチュエータによって、固定筒5に対して、中心軸A2回りに回転駆動される。このとき、各カム機構部の機能によって、第1レンズ群筒10、第2レンズ群筒13、第3レンズ群筒15は、それぞれ固定筒5に対して、光軸A1方向像側に移動する。
また、第4レンズ群室21は、図示しないフォーカシングモータによって駆動され、固定筒5に対して、光軸A1方向像側に移動する。
まず、回転筒6及びカム筒8は、図示しないアクチュエータによって、固定筒5に対して、中心軸A2回りに回転駆動される。このとき、各カム機構部の機能によって、第1レンズ群筒10、第2レンズ群筒13、第3レンズ群筒15は、それぞれ固定筒5に対して、光軸A1方向像側に移動する。
また、第4レンズ群室21は、図示しないフォーカシングモータによって駆動され、固定筒5に対して、光軸A1方向像側に移動する。
CCD台4の駆動部4aは、第3レンズ群筒15の上述した移動に伴い、ブレ補正レンズ群室19に対して光軸A1方向に相対移動し、そのカム面部4bがブレ補正レンズ群室19の当接部19bを押圧する。これによって、ブレ補正レンズ群室19は、振動枠17に対して回転軸17a回りに回転し、光軸A1上からその上方側へ退避する。
このとき、例えばカム面部4bと当接部19bとの摺動状態等に起因して、駆動部4aがブレ補正レンズ群室19に負荷する光軸方向の力が付勢バネ20の付勢力以上となった場合、付勢バネ20が伸張することによって、振動枠17は固定枠16に対して光軸方向対物側へ変位し、鋼球Bを挟持している面の間隔は広がり、振動枠17及び固定枠16による鋼球Bの挟持は解除される。このときの変位量は、鋼球Bが固定枠16の鋼球受け部16aから鋼球Bが脱落しない程度の微小な量となっている。そして、上述した光軸方向の力が再び付勢バネ20の付勢力よりも小さくなると、振動枠17は、付勢バネ20の付勢力によって、固定枠16側に引き戻され、鋼球Bはまた固定枠16と振動枠17とに挟持された状態となる。
このとき、例えばカム面部4bと当接部19bとの摺動状態等に起因して、駆動部4aがブレ補正レンズ群室19に負荷する光軸方向の力が付勢バネ20の付勢力以上となった場合、付勢バネ20が伸張することによって、振動枠17は固定枠16に対して光軸方向対物側へ変位し、鋼球Bを挟持している面の間隔は広がり、振動枠17及び固定枠16による鋼球Bの挟持は解除される。このときの変位量は、鋼球Bが固定枠16の鋼球受け部16aから鋼球Bが脱落しない程度の微小な量となっている。そして、上述した光軸方向の力が再び付勢バネ20の付勢力よりも小さくなると、振動枠17は、付勢バネ20の付勢力によって、固定枠16側に引き戻され、鋼球Bはまた固定枠16と振動枠17とに挟持された状態となる。
以上のように、実施例1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)固定枠16及び振動枠17は、駆動部4aからの入力に応じて鋼球Bを挟持する面間が離間する方向に変位可能に支持されるとともに、これらを鋼球Bが加圧される方向に付勢する付勢バネ20を備えているから、駆動部4aによって付勢バネ20の付勢力よりも大きい光軸A1方向の力が負荷された場合には、固定枠16と振動枠17とが相対変位し、鋼球Bの挟持を解除することによって、鋼球Bに過大な荷重が加わることを防止し、鋼球Bによる打痕が固定枠16、振動枠17の転動面上に形成されることを防止できる。
(2)ブレ補正レンズ群室19を振動枠17に対して光軸A1方向像側に配置することによって、ブレ補正レンズ群室19が退避して形成される空間部内に、第4レンズ群室21等を収容する際に、第4レンズ群室21等と振動枠17とが干渉しにくくなり、沈胴量を大きくしてレンズ鏡筒1をよりコンパクトに収納することができる。
(1)固定枠16及び振動枠17は、駆動部4aからの入力に応じて鋼球Bを挟持する面間が離間する方向に変位可能に支持されるとともに、これらを鋼球Bが加圧される方向に付勢する付勢バネ20を備えているから、駆動部4aによって付勢バネ20の付勢力よりも大きい光軸A1方向の力が負荷された場合には、固定枠16と振動枠17とが相対変位し、鋼球Bの挟持を解除することによって、鋼球Bに過大な荷重が加わることを防止し、鋼球Bによる打痕が固定枠16、振動枠17の転動面上に形成されることを防止できる。
(2)ブレ補正レンズ群室19を振動枠17に対して光軸A1方向像側に配置することによって、ブレ補正レンズ群室19が退避して形成される空間部内に、第4レンズ群室21等を収容する際に、第4レンズ群室21等と振動枠17とが干渉しにくくなり、沈胴量を大きくしてレンズ鏡筒1をよりコンパクトに収納することができる。
次に、本発明を適用したレンズ鏡筒の実施例2について説明する。以下、上述した実施例1と同様の箇所については同じ符号を付して説明を省略し、主に相違点について説明する。
図4は、実施例2のレンズ鏡筒の断面図である。
実施例2のレンズ鏡筒1aは、実施例1のレンズ鏡筒1における遮光板15a及び付勢バネ20に代えて遮光板15b及び付勢バネ20aを設けるとともに、遮光板15bと振動枠17との間にも鋼球Bを挟持したものである。
図4は、実施例2のレンズ鏡筒の断面図である。
実施例2のレンズ鏡筒1aは、実施例1のレンズ鏡筒1における遮光板15a及び付勢バネ20に代えて遮光板15b及び付勢バネ20aを設けるとともに、遮光板15bと振動枠17との間にも鋼球Bを挟持したものである。
遮光板15bは、第3レンズ群筒15に対して光軸A1方向に相対変位可能とされている点で実施例1の遮光板15aと相違する。
遮光板15bは、振動枠17の対向する面との間で鋼球Bを挟持し、この鋼球Bが転動することによって、振動枠17は、遮光板15bに対して光軸A1と直交する面内でシフト変位が可能となっている。
付勢バネ20aは、各筒体の中心軸A2と略同心の圧縮コイルバネであって、その内径側にシャッタ絞りユニット22が挿入されるものである。付勢バネ20aは、その光軸A1方向対物側の端部が第3レンズ群筒15の内径側に突き出して配置されたカムフォロワピンの延長部15cに当接し、光軸A1方向像側の端部が遮光板15bの光軸A1方向対物側の面部に当接している。これによって、遮光板15bは、付勢バネ20の加圧力を振動枠17に伝達する加圧力伝達部材として機能する。
以上説明した実施例2においても、駆動部4aがブレ補正レンズ群室19に負荷する光軸A1方向の力が大きくなった際に、付勢バネ20aが圧縮され変形して振動枠17と固定枠16とが離間することによって、上述した実施例1と同様の効果を得ることができる。
遮光板15bは、振動枠17の対向する面との間で鋼球Bを挟持し、この鋼球Bが転動することによって、振動枠17は、遮光板15bに対して光軸A1と直交する面内でシフト変位が可能となっている。
付勢バネ20aは、各筒体の中心軸A2と略同心の圧縮コイルバネであって、その内径側にシャッタ絞りユニット22が挿入されるものである。付勢バネ20aは、その光軸A1方向対物側の端部が第3レンズ群筒15の内径側に突き出して配置されたカムフォロワピンの延長部15cに当接し、光軸A1方向像側の端部が遮光板15bの光軸A1方向対物側の面部に当接している。これによって、遮光板15bは、付勢バネ20の加圧力を振動枠17に伝達する加圧力伝達部材として機能する。
以上説明した実施例2においても、駆動部4aがブレ補正レンズ群室19に負荷する光軸A1方向の力が大きくなった際に、付勢バネ20aが圧縮され変形して振動枠17と固定枠16とが離間することによって、上述した実施例1と同様の効果を得ることができる。
(変形例)
本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)振動部を固定部に対して光軸方向に相対変位可能に支持する支持方法や、付勢部の構成、配置等は、上述した各実施例に限らず、適宜変更することができる。
(2)各実施例は、駆動部をブレ補正光学系保持部に対して光軸方向像側に配置しているが、これに限らず、対物側に配置してもよい。この場合、振動部が固定部に対して相対変位する方向が逆となるようにする。
(3)各実施例は、例えば、4群構成の多群ズームレンズであったが、本発明はこれに限らず、レンズの群構成等は適宜変更することができる。
本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)振動部を固定部に対して光軸方向に相対変位可能に支持する支持方法や、付勢部の構成、配置等は、上述した各実施例に限らず、適宜変更することができる。
(2)各実施例は、駆動部をブレ補正光学系保持部に対して光軸方向像側に配置しているが、これに限らず、対物側に配置してもよい。この場合、振動部が固定部に対して相対変位する方向が逆となるようにする。
(3)各実施例は、例えば、4群構成の多群ズームレンズであったが、本発明はこれに限らず、レンズの群構成等は適宜変更することができる。
L3:ブレ補正レンズ群、4a:駆動部、16:固定枠、17:振動枠、17a:回転軸、19:ブレ補正レンズ群室、20:付勢バネ
Claims (5)
- 鏡胴に対して光軸と直交する方向における位置が拘束された固定部と、
前記固定部に対して前記光軸と直交する面内で移動可能に支持された振動部と、
前記固定部及び前記振動部の間に狭持された転動体と、
前記振動部に対して支持軸回りに回転可能に支持されたブレ補正光学系保持部と、
前記ブレ補正光学系保持部に固定され、使用時に前記振動部に追従して変位し、像ブレを低減するとともに、収納時に前記ブレ補正光学系保持部の前記振動部に対する回転によって前記光軸上から退避するブレ補正光学系と、
前記ブレ補正光学系保持部に対して前記光軸方向に相対移動可能に設けられ、前記ブレ補正光学系保持部を退避させる駆動部材と
を備えるレンズ鏡筒において、
前記振動部は、前記駆動部材が前記ブレ補正光学系保持部に負荷する光軸方向力によって、前記固定部に対して前記転動体を挟持する面間が離間する方向に変位可能に支持され、
前記振動部を前記固定部に対して前記転動体を加圧する方向に付勢する付勢部を備えること
を特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項1に記載のレンズ鏡筒において、
前記付勢部は、前記振動部及び前記固定部に対してそれぞれ傾斜可能に接続された引張バネであること
を特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項1に記載のレンズ鏡筒において、
前記振動部に対して前記固定部とは反対側の面部に設けられ、前記振動部に対して前記光軸と略直交する面内で相対移動可能に装着された加圧力伝達部材を備え、
前記付勢部は、前記加圧力伝達部材を前記固定部側へ押圧すること
を特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、
前記ブレ補正光学系保持部は、前記振動部に対して光軸方向像側に配置されること
を特徴とするレンズ鏡筒。 - 鏡胴に対して光軸と直交する方向における位置が拘束された固定部と、
前記固定部に対して光軸と直交する面内で移動可能に支持された振動部と、
前記固定部及び前記振動部の間に狭持された転動体と、
前記振動部に対して支持軸回りに回転可能に支持されたブレ補正光学系支持部と、
前記ブレ補正光学系保持部に固定され、使用時に前記振動部に追従して変位して像ブレを低減するとともに、収納時に前記ブレ補正光学系保持部の前記振動部に対する回転によって前記光軸上から退避するブレ補正光学系と、
前記ブレ補正光学系保持部に対して前記光軸方向に相対移動可能に設けられ、前記ブレ補正光学系保持部を退避させる駆動部材とを備えるレンズ鏡筒において、
前記ブレ補正光学系保持部は、前記振動部に対して光軸方向像側に配置されること
を特徴とするレンズ鏡筒。
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- 2005-12-15 JP JP2005361896A patent/JP2007163961A/ja active Pending
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