JP2007162777A - ロータリーアクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】バルブの出力軸がオス型又はメス型の何れの場合であってもアクチュエータ本体を交換することなく各種の規格に対応させながら接続することができるロータリーアクチュエータを提供し、もって、部品点数を少なくして簡略化でき、管理等の点においても有用なロータリーアクチュエータを提供すること。
【解決手段】オス軸用とメス軸用のシャフト31、33に対して双方とも共用可能なアクチュエータ本体20であって、このアクチュエータ本体20に、オス軸用筒状部材40又はメス軸用筒状部材43を介してオス軸用シャフト31或はメス軸用シャフト33の何れか一方を装着可能に設け、オス軸用シャフト31又はメス軸用シャフト33を共用のアクチュエータ本体20のシャフト取付位置で交換できるようにしたロータリーアクチュエータである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ボールバルブ、バタフライバルブ等の回転弁を駆動操作するためのロータリーアクチュエータに関する。
一般に、この種のロータリーアクチュエータは、ロータリーアクチュエータの出力軸とバルブのステムとを接続する際に、コネクタやカップリングなどの連結部材を用いて接続するか、或は、出力軸とステムとを直接接続するようにしている。
例えば、特許公報1において、ロータリーアクチュエータとバルブの上部フランジは連結金具とボルト・ナットを用いて連結されている。ロータリーアクチュエータの下回転軸の下端角柱部はコネクタの上角穴に嵌合され、また、バルブの操作軸の上端角柱部がコネクタの下角穴に嵌合されることによりこのコネクタにより下回転軸とバルブの操作軸が連結されている。このロータリーアクチュエータの連結シャフトの回転動作は、下回転軸、コネクタ、操作軸を介してバルブの弁体に伝達される。
また、図5に示したバルブ用ロータリーアクチュエータ1は、出力軸2の下端側をオス状に形成してオス型嵌合部3を設けたものである。このオス型嵌合部3は、バルブ用ロータリーアクチュエータ1のケーシング4から外側に突設するように設けられており、バルブ用ロータリーアクチュエータ1とボールバルブ・バタフライバルブなどの弁5を接続する場合、オス型嵌合部3にメス型嵌合部7を設けた延長コネクタ6を嵌合し、この延長コネクタ6の他端側の嵌合部位に弁5のステム5aを嵌合することで出力軸2とステム5aが接続される。この場合、弁5とバルブ用ロータリーアクチュエータ1とはブラケット8を介して接続されている。
このロータリーアクチュエータ1は、上記のように延長コネクタ6やブラケット8を介して出力軸2とステム5aを接続しているため、アクチュエータ1と弁5との間に所定の空間が生じ、この空間から図示しないスパナ等の所定の工具を用いてステム5aを手動で回転できるようにしている。そして、このブラケット8の空間内でボールバルブ用のパッキンの増し締めを可能としている。
その他、ロータリーアクチュエータには、アクチュエータ本体下部の取付部とバルブ本体の取付部をボルトによって固着し、アクチュエータ本体の出力軸とバルブ本体のステムとを接続することによりバルブ本体とアクチュエータ本体を直付けで接続するようにしたものもある(例えば、特許文献2参照。)。
また、図6に示したバルブ用ロータリーアクチュエータ11は、出力軸12の先端側をメス状に形成してメス型嵌合部13を設けたものである。このメス型嵌合部13は、バルブ用ロータリーアクチュエータ11のケーシング14の内側に収まる形態となっており、バルブ用ロータリーアクチュエータ11と弁15を接続する場合、コネクタやブラケットを用いることなく、出力軸とステムとを接続する直付けによって接続される。
このロータリーアクチュエータ11は、本体と弁15との間に空間が生じることがないため、主に、パッキンの増し締めの必要のないバルブに使用され、例えば、バタフライバルブ装着用として使用される場合がある。
特許第3131570号公報 特許第3133277号公報
しかしながら、上述したバルブ用ロータリーアクチュエータは、何れもバルブに搭載しようとする場合に、オス型・メス型の接続タイプの異なるバルブには接続することは困難であり、ボールバルブ、バタフライバルブなどの接続タイプの異なるバルブに対しては、ISO規格等の規格に合わせて接続タイプの違いに応じて予めアクチュエータを別々に製作しておくか、又は、図示しないコネクタやブラケットを用いて異なる接続タイプに変換する必要があった。このため、アクチュエータ製作時の部品点数が多くなり、コストアップの要因ともなっていた。
また、現場においても、バルブの接続タイプに応じたロータリーアクチュエータを準備しておく必要があり、異なる接続タイプに対応させるために、オス型とメス型の2種類の接続部を有するロータリーアクチュエータや、コネクタ・ブラケットを予め準備しておく必要があった。
本発明は、従来の課題点に鑑みて開発したものであり、その目的とするところは、バルブの出力軸がオス型又はメス型の何れの場合であってもアクチュエータ本体を交換することなく各種の規格に対応させながら接続することができるロータリーアクチュエータを提供し、もって、部品点数を少なくして簡略化でき、管理等の点においても有用なロータリーアクチュエータを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、往復運動を回転運動に変換する変換機構を設けたアクチュエータ本体に変換機構の回転出力用シャフトを装着するロータリーアクチュエータにおいて、オス軸用とメス軸用のシャフトに対して双方とも共用可能なアクチュエータ本体であって、このアクチュエータ本体に、オス軸用筒状部材又はメス軸用筒状部材を介してオス軸用シャフト或はメス軸用シャフトの何れか一方を装着可能に設け、オス軸用シャフト又はメス軸用シャフトを共用のアクチュエータ本体のシャフト取付位置で交換できるようにしたロータリーアクチュエータである。
請求項2に係る発明は、変換機構に対して、メス・オス軸用シャフトをスプライン等の固着部を介して抜差し可能に設けたロータリーアクチュエータである。
請求項3に係る発明は、変換機構は、シャフトに伝達するスコッチヨークと、このスコッチヨークを係合する一対のピンをピストンロッドに設けたものから成るロータリーアクチュエータである。
請求項4に係る発明は、メス軸用筒状部材は、外周にベアリングを装着したメス軸用シャフト部をアクチュエータ本体の軸受部に装入してメス軸用シャフトの下端に嵌合したロータリーアクチュエータである。
請求項5に係る発明は、オス軸用筒状部材は、内周にベアリングを圧入したシャフトベアリングをアクチュエータ本体の軸受部に圧入してオス軸用シャフトに挿入したロータリーアクチュエータである。
請求項6に係る発明は、往復運動を回転運動に変換する変換機構を設けたアクチュエータ本体に変換機構の回転出力用シャフトを装着するロータリーアクチュエータにおいて、アクチュエータ本体のシャフト取付位置に内向きの軸受保持筒を一体に設け、この軸受保持筒に設けた軸芯保持部を介して変換機構の軸芯を保持させたロータリーアクチュエータである。
請求項7に係る発明は、軸芯保持部として圧入したベアリングの下端に変換機構であるスコッチヨークの軸芯位置を嵌合したロータリーアクチュエータである。
請求項1に係る発明によると、バルブの出力軸の接続部がオス型又はメス型の何れの場合であっても接続用のシャフトの交換によってアクチュエータ本体を交換することなく各種の規格に対応させながらバルブに接続することができ、ボールバルブやバタフライバルブのような異なる接続部を有するバルブに対応してシャフトを交換することによって接続できるロータリーアクチュエータである。
また、アクチュエータ本体を簡略化することで部品点数も少なくすることができるため在庫を低減させることができ、コネクタやブラケットが不要となるためコストの削減や管理等の点においても有用なロータリーアクチュエータである。更に、製作時には、部品点数の削減により製作時間も短縮することができる。
請求項2に係る発明によると、オス・メス軸用シャフトの交換時に、各シャフトの回転量を調整しながら取付けることができ、軸芯を合わせながら高い精度で装着することができる。
請求項3に係る発明によると、1つのスコッチヨーク式のアクチュエータのシャフトをオス軸又はメス軸に変換することができ、ボールバルブやバタフライバルブの異なる接続部に対応して共用することができるロータリーアクチュエータである。
請求項4に係る発明によると、メス軸用筒状部材をメス軸用シャフト部に対して簡単に接続することができ、また、メス軸用筒状部材を簡単にハウジングから取り外してメス軸用シャフトを抜き出して容易にシャフトの交換を行うことができるロータリーアクチュエータである。また、接続後にはメス軸用シャフトからの回転力を確実に伝達することができる。
請求項5に係る発明によると、アクチュエータ本体に対してメス軸用シャフトを取付け可能にしながら、オス軸を装着することができ、オス軸用筒状部材をハウジングに強固に固着できることによってオス軸用シャフトの回転時にはこの回転が振れることなく確実に伝達させるロータリーアクチュエータである。
請求項6及び7に係る発明によると、ボールバルブやバタフライバルブなどの接続部の異なる回転弁に対応して、アクチュエータ本体を交換することなくシャフトのみを交換して接続することができ、シャフトの交換時には、変換機構であるスコッチヨークが外れたり倒れたりするのを防止しつつ、交換用のシャフトを取付位置から装入するだけで容易にこのシャフトを装着することができ、シャフトを簡単に交換することのできるロータリーアクチュエータである。
以下、本発明におけるロータリーアクチュエータの一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
アクチュエータ本体20の内部には、往復運動を回転運動に変換する変換機構23を設けており、この変換機構23の回転を出力用シャフトによって外部に出力できるようにしている。出力用シャフトにはオス軸用シャフト31、メス軸用シャフト33があり、図1と図3はオス軸用シャフト31を装着した状態、図2と図4はメス軸用シャフト33を装着した状態を示している。
変換機構23は、シャフト31、33に伝達するスコッチヨーク24と、このスコッチヨーク24を係合する一対のピンローラ25をピストンロッド27に設けたものから成っており、これらはハウジング21内に内蔵されている。ハウジング21の一方の側、図1において右方の側にはシリンダ部22が固定され、このシリンダ部22のシリンダケース22a内にピストンロッド27に一体化されたピストン27aが収納されている。
シリンダケース22aは、例えば、一般的なパイプの内周側を切削加工した後に、図示しないコーティング材によってコーティングを施すようにしている。コーティング材の材料としては、例えば、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)やENP(無電解ニッケルメッキ)、Hcr(硬質クロムメッキ)などが望ましい。
シリンダ部22内には図示しないエア供給口が設けられ、このエア供給口から圧縮エアが供給されると、この圧縮エアによりピストン27aが押されてピストンロッド27が往復運動する。ピストンロッド27の往復運動は、ピンローラ25を介してスコッチヨーク24に伝達されスコッチヨーク26の回転運動に変換される。
スコッチヨーク24にはシャフト31、33をスプライン等によって嵌合可能に設けた固着部24aを介して装着可能に設けており、シャフト31、33を固着部24aに抜差し可能に設けてオス軸用シャフト31又はメス軸用シャフト33の何れか一方を装着可能に設けてこのシャフト31、33に対して双方とも共用可能に設けている。シャフト31、33の回転は、固着部24aを介してスコッチヨーク24に伝達される。オス軸用シャフト31、メス軸用シャフト33側に設けたオス側の固着部31a、33aは、例えば、転造加工によって形成され、この固着部31a、33aの外径D、Dを各シャフトの他の軸径よりも拡径させて最大径に設けることで、転造加工による固着部31a、33aの形成が容易となる。
オス軸用シャフト31は、図1、図3のようにオス軸用筒状部材40を介してハウジング21に装着される。このオス軸用筒状部材40は、金属製のシャフトベアリング41内周にベアリング42を圧入したものであり、このオス軸用筒状部材40をアクチュエータ本体20の下部に形成した軸受部20aに圧入し、このオス軸用筒状部材40の内側にオス軸用シャフト31を挿入することでこのオス軸用シャフト31がアクチュエータ本体20に対して回動可能に軸着される。
オス軸用シャフト31の下部側には、Oリング60、スラストベアリング61、スラストワッシャ62が装着され、この上からC型止め輪63を取付けることでオス軸用シャフト31の上方側への抜けが防止される。また、オス軸用シャフト31の上部側にも同様にOリング60、スラストベアリング61、スラストワッシャ62が装着され、この上からC型止め輪63を取付けることでオス軸用シャフト31の下方側への抜けが防止される。
また、オス軸用シャフト31の下部には角形状の接続部32が形成されており、この接続部32に嵌合部37aを嵌合してアダプタ37を装着している。このアダプタ37の他端側の嵌合部37aにはボールバルブ等のバルブ50のステム51先端側を嵌合させることで、オス軸用シャフト31の回転をステム51に伝達可能に設けている。
メス軸用シャフト33は、図2、図4のようにメス軸用筒状部材43を介してハウジング21に装着される。このメス軸用筒状部材43は、メス軸用シャフト部44の外側にベアリング45を装着したものであり、このメス軸用筒状部材43をアクチュエータ本体20の軸受部20aに装入している。
メス軸用筒状部材43は、メス軸用シャフト33の下端に嵌合し、このメス軸用筒状部材43がメス軸用シャフト33から脱落するのを防ぐためにスプリングピン46によって軸止め固定される。この嵌合は、メス軸用シャフト33に形成した凸状の平行二面部34とメス軸用筒状部材43に形成した接続部43aによって行われる。嵌合後には平行二面部35と接続部43aの嵌合により回転方向の位置決めがなされ、確実にこの回転力が伝達される。スプリングピン46は、脱落を防止する強度を有するようにすれば、小型に形成してもよい。
メス軸用筒状部材43の下部側の接続部43aにはバタフライバルブ等のバルブ52のステム53先端側を嵌合させることで、メス軸用シャフト33の回転をステム53に伝達可能に設けている。
メス軸用シャフト部44は、強度上の点からメス軸用シャフト33よりも大径にしており、このメス軸用シャフト部44にスコッチヨーク24を抜け止めする拡径部44aを形成し、この拡径部44aをメス軸用シャフト33の固着部33aよりも大径になるようにしている。このことにより、加工上の点においてメス軸用シャフト33とメス軸用シャフト部44を分割して形成し、これをスプリングピン46で一体に組み合わせているが、メス軸用シャフト33とメス軸用シャフト部44を一体に形成することもできる。
メス軸用シャフト33は、メス軸用シャフト部44の拡径部44aがスコッチヨーク24に当接することによって上方側への抜けが防止される。また、メス軸用シャフト33の上部側には、Oリング60、スラストベアリング61、スラストワッシャ62が装着され、この上からC型止め輪63を取付けることでメス軸用シャフト33の下方側への抜けが防止される。
従って、メス軸用筒状部材43は、メス軸用シャフト部44による吊り下げ状態となることで、高さ方向の位置が定まると共に、メス軸用筒状部材43の拡径部44aと後述する軸受保持筒30との間でスコッチヨーク24を挟持することで、スコッチヨーク24の高さ方向の位置が定まる。これにより、メス軸用筒状部材43の抜け止め構造をアクチュエータ本体20に直接設ける必要がないので、部品点数の増加抑制や、アクチュエータ本体20の加工工数増加を抑制することができる。
本実施形態においては、オス用軸シャフト31、又はメス用軸シャフト33とスコッチヨーク24をスプラインに形成した固着部によって行っているが、この固着部は、キーとキー溝などの固着手段であってもよい。
また、ハウジング22の上部にはインジケータ54を設けるようにしてもよく、この場合、オス用軸シャフト31又はメス用軸シャフト33の回転状態をこのインジケータ54によって視認することができ、図示しないバルブ弁体の開閉又は開度状態を外部から視認することができる。このインジケータ54は、メス軸シャフト33に装着されたC型止め輪100により抜け止めされる。
アクチュエータ本体20のシャフト31、33の取付位置には内向きの軸受保持筒30を一体に設けており、この軸受保持筒30にベアリング47を軸芯保持部として圧入して設け、ベアリング47の下端に変換機構23を構成するスコッチヨーク24の軸芯位置を嵌合することで、シャフト31、33の交換時において各シャフト31、33をアクチュエータ本体20から抜き出したときに軸芯保持部47を介して変換機構23の軸芯を保持して軸芯が振れないようにしている。
本実施例におけるベアリング42、46は、外周を金属筒により支持された、樹脂製の筒形状としている。
ここで、アクチュエータ本体20のシャフト取付位置とは、アクチュエータ本体20に一体に形成され、ピストンロッド27と直交した状態でスコッチヨーク24と係合するシャフト31、33を、回転自在に支持する部位をいい、本実施例においては、上記軸受保持筒30を形成している。
また、アクチュエータ本体20の軸受部20aとは、アクチュエータ本体20に一体に形成され、上記シャフト取付位置と同軸で且つ、スコッチヨーク24を介して上記シャフト取付部位と対向するよう配置され、シャフト31、33を回転自在に支持する部位をいう。
本実施例においては、軸受部20aをアクチュエータ本体20の下部に内向きに形成し、シャフト取付部位をアクチュエータ本体20の上部に内向きに形成しているが、上下関係を逆にしてもよく、この場合、シャフト31、33等は、アクチュエータ本体20の上方から組み込む。
軸受保持筒30先端側の外径Dは、ハウジング22下部に形成した開口穴29の穴径Dよりも小径とするのがよく、これにより、加工時に、図示しない切削工具の先端で内径Dに続いて外径Dも加工することができ加工時間が短縮される。
ベアリング47は、ハウジング21の上部の開口穴28から圧入されるが、この圧入しろには適宜の寸法の制限を設け、ベアリング47を圧入するときに、保持部位の内側への突出が、例えば、5mm程度になるようにようにすればよく、これにより軸芯保持部47がスコッチヨーク24の貫通穴24bにインロー嵌合状に案内され、スコッチヨーク24を芯出しした状態で保持している。このインロー嵌合は、若干の余裕を持たせるようにすれば、スコッチヨーク24の動作時において、このスコッチヨーク24がベアリング47を介して確実に揺動できる。
このように、ベアリング47を外したときには、スコッチヨーク24の脱落が防止され、例えば、作業中にアクチュエータ本体20が倒れた場合でもスコッチヨーク24がずれたりすることがなく、シャフトを容易に貫通穴24bに装入することができる。
以上のようにして、オス軸用シャフト31、メス軸用シャフト33は各々取付けられ、共用のアクチュエータ本体20のシャフト取付位置で交換できるようにしている。
続いて、アクチュエータ本体20に対してシャフトを交換する場合について説明する。本例においては、オス軸用シャフト31からメス軸用シャフト33に取り換える場合の手順を示す。
先ず、図1のアクチュエータ本体20の上下を逆にした状態で、図示しない安定した作業台等に固定する。この状態で上方に位置しているC型止め輪63を図示しない適宜の工具を用いて取り外した後に、オス軸用シャフト31を下側(軸受保持筒30の側)から押出し、スラストワッシャ62、スラストベアリング61、Oリング60に続いてシャフトベアリング41、ベアリング42を開口部29から抜き取る。
このとき、上部側のベアリング47によって変換機構24の軸芯位置が保持される。
次に、予めスプリングピン46で外組して一体化したメス軸用シャフト33とメス軸用筒状部材43を、メス軸用シャフト部44の外周にベアリング45を装着した状態で開口部29から装入し、メス軸用シャフト33の上部側にOリング60、スラストベアリング61、スラストワッシャ62を装着したのちにメス軸用シャフト33に形成した凹溝38にC型止め輪63を嵌め込むことによって組立てが完了となる。
このとき、メス軸用シャフト33は、スコッチヨーク24に形成した固着部24aに固着部33aの位置を合わせることによりメス軸用シャフト33とスコッチヨーク24を確実に一体化できる。
メス軸用シャフト33からオス軸用シャフト31への取り換えは上記と逆の手順によって交換作業を行えばよく、この場合には、図1のように上下のC型止め輪63、63を用いてオス軸用シャフト31の抜け止めを行うようにする。
従って、図3及び図4において、アクチュエータ本体20を含むαを共通部品として、オス軸用シャフト31を含む部品群βと、メス軸用シャフト33を含む部品群γを鋼管するだけで、出力軸がオス型又はメス型のアクチュエータを構成することができる。
なお、図1におけるスコッチヨーク24の高さHと、ハウジング21内側のスコッチヨーク24装着部位の高さHの関係は、高さHが、高さHにベアリング47におけるスコッチヨーク24の軸芯保持部位の高さH(例えば、5mm)を加えた大きさよりも大きくしており、アクチュエータ本体20にベアリング47を装着した後でも、オス軸用筒状部材40を取り外すことによりスコッチヨーク24を自由に取外したり取付けたりすることができる。
次に、本発明のロータリーアクチュエータの上記実施形態における作用を説明する。
本発明のロータリーアクチュエータは、オス軸用とメス軸用のシャフト31、33に対して双方とも共用可能なアクチュエータ本体20とし、このアクチュエータ本体20に、オス軸用筒状部材40又はメス軸用筒状部材43を介してオス軸用シャフト31或はメス軸用シャフト33の何れか一方を装着可能に設け、このシャフト31、33を共用のアクチュエータ本体20のシャフト取付位置で交換できるようにしているので、オス型、メス型の異なる接続タイプのバルブの何れに対してもシャフトを交換するだけで接続することができる。このため、異なる接続タイプのアクチュエータやコネクタとブラケットを設けることなくボールバルブ50やバタフライバルブ52と接続することができ、部品点数を削減して低コストに抑えることができる。
現場においても、オス軸用シャフト31、メス軸用シャフト33を交換することにより自由に組換えが可能であり、容易にオス型、メス型に対応させることができる。このオス軸用シャフト31、メス軸用シャフト33の取り換え作業は、ユーザーの手によっても行うことができ、簡単な作業によって取り換えを行うことができる。
ここで、例えば、図5のオス型の出力軸2を装着したロータリーアクチュエータ1において、出力軸2を交換しようとする場合には、図1の軸芯保持部47のようなスコッチヨークを保持する部分がないため、スコッチヨーク16の位置を保持することができない。
従って、仮に出力軸2を交換しようとした場合には、ハウジングカバー9を一旦取り外し、別の出力軸の装入時にはスコッチヨーク16の軸心に出力軸2の軸芯をあわせるように調整しながら交換する必要がある。
また、ハウジングカバー9に形成した装着溝9aに対して、長いベアリングを装着して係止部を設けるようにしたとしても、このベアリングを装着するためのハウジングカバー9がケーシング4と別体に設けられているため、部品点数やシール部分も多くなり、コスト大になるという問題がある。
一方、図6のメス型の出力軸12を装着したロータリーアクチュエータ11において、仮に出力軸12を交換しようとする場合には、ハウジングカバー16の下端側に設けられた突状部16aによってスコッチヨーク17の位置を軸支するように保持することはできるが、このハウジングカバー16とケーシング14とが別体という問題があるため、コスト大となる。
他の発明におけるロータリーアクチュエータは、アクチュエータ本体20のシャフト取付位置に内向きの軸受保持筒30を一体に設け、この軸受保持筒30に設けた軸芯保持部47を介して変換機構23の軸芯を保持させるようにしているので、ハウジングカバーを不要として部品点数を削減すると共に、シール箇所も軸受保持筒30付近では、アクチュエータ本体20とシャフト33との間のみをシールするよう、減少させることができ、アクチュエータ本体20の構造を簡略化することができる。また、シャフト31、33の交換時には、ハウジング21を分解することなく交換することができ、軸芯保持部47でスコッチヨーク24の軸芯を合わせた状態で保持できることで簡単に交換を行うことができる。
上記実施形態のロータリーアクチュエータは、一例としてピストンとシリンダを用いた空圧又は油圧による単作動によって作動させるようにしたものであるが、この作動形式は単作動以外の複作動などであってもよく、また、スコッチヨークによる変換機構以外にも、例えば、ギヤ機構や、ラックとピニオンなどの変換機構を用いるようにしてもよく、更には、アクチュエータ本体にスプリングを設けたスプリングリターン形式のアクチュエータなどの各種のアクチュエータにも応用できる。
本発明におけるロータリーアクチュエータのオス軸用シャフトを装着した状態を示した中央断面図である。 本発明におけるロータリーアクチュエータのメス軸用シャフトを装着した状態を示した中央断面図である。 図1の分解図である。 図2の分解図である。 従来のロータリーアクチュエータの一例を示す一部切欠き正面図である。 従来のロータリーアクチュエータの他例を示す一部切欠き正面図である。
符号の説明
20 アクチュエータ本体
20a 軸受部
23 変換機構
24 スコッチヨーク
24a 固着部
25 ピンローラ
27 ピストンロッド
30 軸受保持筒
31 オス軸用シャフト
33 メス軸用シャフト
40 オス軸用筒状部材
41 シャフトベアリング
42 ベアリング
43 メス軸用筒状部材
44 メス軸用シャフト
45 ベアリング
47 ベアリング(軸芯保持部)

Claims (7)

  1. 往復運動を回転運動に変換する変換機構を設けたアクチュエータ本体に変換機構の回転出力用シャフトを装着するロータリーアクチュエータにおいて、オス軸用とメス軸用のシャフトに対して双方とも共用可能なアクチュエータ本体であって、このアクチュエータ本体に、オス軸用筒状部材又はメス軸用筒状部材を介してオス軸用シャフト或はメス軸用シャフトの何れか一方を装着可能に設け、前記オス軸用シャフト又はメス軸用シャフトを共用のアクチュエータ本体のシャフト取付位置で交換できるようにしたことを特徴とするロータリーアクチュエータ。
  2. 前記変換機構に対して、メス・オス軸用シャフトをスプライン等の固着部を介して抜差し可能に設けた請求項1記載のロータリーアクチュエータ。
  3. 前記変換機構は、シャフトに伝達するスコッチヨークと、このスコッチヨークを係合する一対のピンローラをピストンロッドに設けたものから成る請求項1又は2に記載のロータリーアクチュエータ。
  4. 前記メス軸用筒状部材は、外周にベアリングを装着したメス軸用シャフト部をアクチュエータ本体の軸受部に装入してメス軸シャフトの下端に嵌合した請求項1乃至3の何れか1項に記載のロータリーアクチュエータ。
  5. 前記オス軸用筒状部材は、内周にベアリングを圧入したシャフトベアリングをアクチュエータ本体の軸受部に圧入してオス軸用シャフトに挿入した請求項1乃至3の何れか1項に記載のロータリーアクチュエータ。
  6. 往復運動を回転運動に変換する変換機構を設けたアクチュエータ本体に変換機構の回転出力用シャフトを装着するロータリーアクチュエータにおいて、前記アクチュエータ本体のシャフト取付位置に内向きの軸受保持筒を一体に設け、この軸受保持筒に設けた軸芯保持部を介して変換機構の軸芯を保持させたことを特徴とするロータリーアクチュエータ。
  7. 前記軸芯保持部として圧入したベアリングの下端に変換機構であるスコッチヨークの軸芯位置を嵌合した請求項6記載のロータリーアクチュエータ。


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