JP2007161481A - 媒体スタッカ及び液体噴射装置と記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排出される比較的大きなサイズの被噴射媒体であっても安定して積載することができる媒体スタッカ及びその媒体スタッカを備えた液体噴射装置と記録装置を提供することにある。
【解決手段】液体噴射装置本体内に収納可能であり、排出される被噴射媒体を積載する媒体スタッカ152のスタッカ両側部に、当該媒体スタッカの移動を案内するガイド手段21と、当該ガイド手段に追従して回転するガイドギア22とを設ける。そして、収納時は斜め下方に移動して液体噴射部200及び排出部150の下方に位置し、引出時は斜め上方に移動して排出口151に近接して位置するようにした。これにより、液体噴射部及び排出部の下方に広いスペースを確保することができるので、多段構造の媒体スタッカとしなくても、比較的大きなサイズの被噴射媒体に見合ったサイズの媒体スタッカとすることができ、その被噴射媒体を安定して積載することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、液体噴射装置本体内に収納可能であり、排出される被噴射媒体を積載する媒体スタッカ及びその媒体スタッカを備えた液体噴射装置と記録装置に関する。
一般に、記録装置の1つであるインクジェット式プリンタにおいては、新規の用紙はプリンタ本体の背面側に配設されているペーパーサポートに支持されて一端がホッパにより持ち上げられ、最上位の用紙が給紙ローラにより引出されて給紙される。そして、給紙された用紙は搬送ローラにより搬送されて記録が行われ、記録済みの用紙は排紙ローラにより搬送されてプリンタ本体の前面側に配設されているスタッカ上に排紙されるようになっている(特許文献1参照)。
特開2003−73007号公報
上述したスタッカは、限られたスペースで種々のサイズの用紙を積載する必要があるため、収納・引出可能な3段以上の多段構造に形成されて配設されている。このような多段構造のスタッカの各段のスタッカ部は、段数が上位になるに従ってサポート幅が狭くなるように形成されている。このため、例えばJIS規格のA2サイズという比較的大きなサイズの用紙が排紙された場合、用紙先端の特に両側がスタッカからはみ出して折れ曲るおそれがある。
一方、プリンタ本体の底面と略平行にスライドして、プリンタ本体に対して収納・引出可能なスタッカが提案されている(特開2004−75264号公報、特開2004−59174号公報参照)。このような構成のスタッカによれば、積載面を広くすることができるので、比較的大きなサイズの用紙であっても安定的に積載することができる。ところで、このスタッカをプリンタ本体の底面と略平行にスライドさせるためには、案内手段が必要となる。
この案内手段は、例えばガイドピンとガイド溝により構成される。ガイドピンは、排紙スタッカの各側面に所定の間隔を空けて2本突設される。ガイド溝は、プリンタ本体内にてスタッカの両側に位置する各サイドフレームに1本設けられる。このような構成の案内手段は、各ガイドピンがガイド溝に沿って摺動してスタッカのスライドを案内する。ところが、各ガイドピンは同一のガイド溝に沿って摺動するため、一方のガイドピンに偏った力が掛かるとガイドピンとガイド溝の間で拗れが生じて操作性が悪化するおそれがある。この現象は、特に、スタッカの角度を大きく変化させずに収納位置と引出位置の間を急角度でスライドさせるときに生じ易い。
本発明は、上記のような種々の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、排出される比較的大きなサイズの被噴射媒体であっても安定して積載することができ、液体噴射装置本体に対してスムーズに収納・引出可能な媒体スタッカ及びその媒体スタッカを備えた液体噴射装置と記録装置を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明の媒体スタッカでは、液体噴射装置本体内に収納可能であり、排出される被噴射媒体を積載する媒体スタッカであって、収納時は斜め下方に移動して液体噴射部及び排出部の下方に位置し、引出時は斜め上方に移動して排出口に近接して位置するように構成され、前記媒体スタッカの両側部に、当該媒体スタッカの移動を案内するガイド手段と、当該ガイド手段に追従して回転するガイドギアとを設けたことを特徴としている。これにより、液体噴射部及び排出部の下方に広いスペースを確保することができるので、多段構造の媒体スタッカとしなくても、比較的大きなサイズの被噴射媒体に見合ったサイズの媒体スタッカとすることができ、その被噴射媒体を安定して積載することができ、液体噴射装置本体に対してスムーズに収納・引出可能となる。
また、前記ガイド手段は、スタッカ本体に設けられたガイドピンと、前記液体噴射装置本体に設けられ、収納・引出方向及び斜め上下方向に延びるガイド溝とを有し、前記ガイドギアは、スタッカ本体に設けられたピニオンギアと、前記液体噴射装置本体に設けられ、収納・引出方向及び斜め上下方向に延びるラックギアとを有することを特徴としている。これにより、媒体スタッカを案内する手段を簡易に構成することができる。また、前記ガイド手段は、2組が収納・引出方向と上下方向にずれて配設されていることを特徴としている。これにより、媒体スタッカの収納・引出をスムーズに行うことができる。
また、前記案内手段が設けられた第1のスタッカ部に対して収納・引出自在な第2のスタッカ部を備え、前記第1のスタッカ部を引き出す際には前記第2のスタッカ部が引き出されないように動作規制し、前記第2のスタッカ部を収納する際には前記第1のスタッカ部が収納されないように動作規制する動作規制手段を設けたことを特徴としている。これにより、第1のスタッカ部を引き出してから第2のスタッカ部を引き出すことができ、また、第2のスタッカ部を収納してから第1のスタッカ部を収納することができるので、スタッカ部間の拗れの発生を防止してスムーズに収納・引出動作を行うことができる。
また、前記動作規制手段は、引き出された前記第1のスタッカ部の収納動作を規制する第1の動作規制部と、収納された前記第2のスタッカ部の引出動作を規制する第2の動作規制部と、引き出された前記第2のスタッカ部の収納動作を規制する第3の動作規制部とを備えたことを特徴としている。そして、前記第1の動作規制部は、前記液体噴射装置本体に設けられた凹部と、前記第1のスタッカ部の後部側に設けられ、前記凹部に嵌め込み可能な凸部とを備え、前記第2の動作規制部は、前記第1のスタッカ部の後部側に設けられた第1の係止突起と、前記第2のスタッカ部の後部側に設けられ、前記第1の係止突起に係止可能な被係止突起とを備え、前記第3の動作規制部は、前記第1のスタッカ部の前部側に設けられ、前記被係止突起が係止可能な第2の係止突起を備えたことを特徴としている。これにより、動作規制手段を簡易に構成することができる。
上記目的達成のため、本発明の液体噴射装置では、被噴射媒体に液体を噴射する液体噴射装置であって、上記各媒体スタッカを備えたことを特徴としている。また、本発明の記録装置では、被記録媒体に記録する記録装置であって、上記液体噴射装置を備えたことを特徴としている。これにより、上記各作用効果を奏する液体噴射装置又は記録装置を提供することができる。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1及び図2は、本発明の一実施の形態に係る記録装置の1つであるインクジェット式プリンタの外観構成の全体を斜め前方及び後方から見た斜視図、図3は、その内部構成の概略を示す斜視図、図4及び図5は、その内部構成の概略を示す断面側面図である。このインクジェット式プリンタ100は、例えばL判/2L判、ハガキ、JIS規格のA4判、A3判ノビ、A2判等のサイズの単票紙(以下、単に用紙(被噴射媒体、被記録媒体)という)にインク(液体)により記録することができる機能を備えている。
このインクジェット式プリンタ100は、図1及び図2に示すように、全体が略直方体状のハウジング101で覆われている。そして、ハウジング101の図1に示す上面右前側には操作部110が配設され、図1に示す上面左前側にはカートリッジ収納部120が配設されている。更に、図1に示す上面後側には第1リア給紙部130が配設され、図2に示す背面側には第2リア給紙部140が配設されている。そして、図1に示す前面側には本発明の特徴的な部分を含む排紙部(排出部)150とフロント給紙部160が配設され、図1に示す前面右側には廃インク回収部170が配設されている。また、このインクジェット式プリンタ100の内部には、図3及び図4に示す用紙搬送部180、図2、図4及び図5に示す制御部190並びに図3、図4及び図5に示す記録部(液体噴射部)200が配設されている。
そして、図1及び図2に示すように、ハウジング101の上面における操作部110及びカートリッジ収納部120と第1リア給紙部130との間には、矩形状の開口部102が形成されている。この開口部102は、略矩形平板状のプリンタカバー210によって覆われている。プリンタカバー210は、後端の回動軸を中心に図示矢印a方向に回動可能に取り付けられている。ユーザは、プリンタカバー210を持ち上げて開口部102を開放することにより、開口部102を通して用紙搬送部180や記録部200等の内部機構のメンテナンス作業等を簡易に行うことができる。
操作部110は、図1及び図2に示すように、略矩形状の操作パネル111を備え、この操作パネル111の略中央部に操作状態等を表示する液晶パネル112が配設され、この液晶パネル112の両側にパワーをオン・オフするパワー系、用紙の頭出し等を操作したりインクのフラッシング等を操作する操作系、画像処理等を行う処理系等のボタン113が配設されている。ユーザは、液晶パネル112を見て確認しながらボタン113を操作することができるので、誤操作を防止することができる。
カートリッジ収納部120は、図1及び図2に示すように、印刷用の各色(本例では9色)のインクを貯留している図3、図4及び図5に示すインクカートリッジ121が抜き差し可能に収納されている。このカートリッジ収納部120は、断面がL字状のカートリッジカバー122によって覆われている。カートリッジカバー122は、後端の回動軸を中心に図示矢印b方向に回動可能に取り付けられている。ユーザは、カートリッジカバー122を持ち上げてカートリッジ収納部120を開放することにより、インクカートリッジ121を簡易に交換等することができるので、作業効率を向上させることができる。
第1リア給紙部130は、自動給紙(ASF)用であり、図1及び図2に示すように、上方に向かって矩形状に開口した第1給紙口131を開閉する機能と、給紙する用紙を1枚もしくは複数枚サポートする機能を併せ持った4段構造の第1ペーパーサポート132を備えている。この第1ペーパーサポート132は、後端の回動軸を中心に図示矢印c方向に回動可能に取り付けられている。この第1リア給紙部130で給紙される用紙は、比較的薄手の用紙(例えば、厚さ0.08mm〜0.27mm程度の普通紙や写真用紙等)が使用される。
ユーザは、インクジェット式プリンタ100の使用前においては、第1ペーパーサポート132の図示手前中央に設けられた穴132aに指を掛けて第1ペーパーサポート132を持ち上げて多段部分を引き出すことによりセッティングが完了するので、着脱式のペーパーサポートの場合に必要な保管や管理等が不要となる。更に、多段構造の第1ペーパーサポート132であるので、種々のサイズの給紙する用紙を確実にサポートすることができる。また、インクジェット式プリンタ100の使用後においては、第1ペーパーサポート132を多段部分を押し込んで閉じることにより第1給紙口131を塞ぐことができるので、プリンタ本体内への埃の侵入を防止することができると共に、第1ペーパーサポート132をコンパクトに収納しておくことができる。
第2リア給紙部140は、手差し給紙用であり、図2に示すように、後方に向かって矩形状に開口した第2給紙口141を開閉する機能と、給紙する用紙を1枚サポートする機能を併せ持った2段構造の第2ペーパーサポート142を備えている。この第2ペーパーサポート142は、下端の回動軸を中心に図示矢印d方向に回動可能に取り付けられている。この第2リア給紙部140で給紙される用紙は、第1リア給紙部130における搬送角度で給紙できない厚さの用紙(例えば、厚さ0.29mm〜0.48mm程度の画材用紙や専用紙等)が使用される。更に、第1リア給紙部130は自動給紙(ASF)用であることから給紙ローラ82で用紙をピックアップするので、この給紙ローラ82に紙粉が付着して蓄積されると、給紙ローラ82に滑りが生じて給紙不良を引き起こすおそれがある。そのため、紙粉が発生し易い用紙(例えば、厚さ0.48mm程度のVelvet Fine Art Paperや厚さ0.46mm程度のUltra Smooth Fine Art Paper)についても、第2リア給紙部140で手差し給紙させる必要がある。
ユーザは、インクジェット式プリンタ100の使用前においては、第2ペーパーサポート142の図示上部に指を掛けて第2ペーパーサポート142を押し下げて多段部分を引き出すことによりセッティングが完了するので、着脱式のペーパーサポートの場合に必要な保管や管理等が不要となる。更に、多段構造の第2ペーパーサポート142であるので、種々のサイズの給紙する用紙を確実にサポートすることができる。また、インクジェット式プリンタ100の使用後においては、第2ペーパーサポート142を多段部分を押し込んで閉じることにより第2給紙口141を塞ぐことができるので、プリンタ本体内への埃の侵入を防止することができると共に、第2ペーパーサポート142をコンパクトに収納しておくことができる。
排紙部150は、図1に示すように、前方に向かって矩形状に開口した排紙口(排出口)151を開閉する機能と、排紙される用紙を1枚もしくは複数枚スタックする機能を併せ持った図3、図4及び図5に示す第1スタッカ51と第2スタッカ52の2段構造のスタッカ(媒体スタッカ)152を備えている。第1スタッカ51は、第2スタッカ52の先端側で回動軸を中心に図1に示す矢印e方向に回動可能に取り付けられている。第2スタッカ52は、排紙口151に対して斜め上下に平行移動して収納・引出可能なように取り付けられている。尚、本発明の特徴的な部分であるスタッカ152の詳細については後述する。
フロント給紙部160は、手差し給紙用であり、図3に示すように、排紙口151におけるスタッカ152の上方に配設された給紙トレイ161を備えている。この給紙トレイ161は、排紙口151に対して水平に移動可能に設けられている。このフロント給紙部160で給紙される用紙は、搬送時に折り曲げることが不可能な比較的厚手の用紙(例えば、厚さ1.2mm程度のマットボード紙等)が使用される。
ユーザは、インクジェット式プリンタ100の使用前においては、給紙トレイ161の先端を軽く押し込むことにより、給紙トレイ161のストッパが外れて給紙トレイ161が排紙口151から突出する。また、インクジェット式プリンタ100の使用後においては、給紙トレイ161の先端を軽く押し込むことにより、給紙トレイ161のストッパが掛かって給紙トレイ161が排紙口151内に収納される。従って、給紙トレイ161の配設スペース効率を高めることができる。
廃インク回収部170は、図1〜図3に示すように、廃インク等を貯留する廃インクタンク171が抜き差し可能に収納されている。この廃インクタンク171は、記録ヘッド202のクリーニング処理時やインクカートリッジの交換時に廃棄される廃インク等を貯留する。ユーザは、廃インクタンク171に廃インク等が一杯に溜まったときは、その廃インクタンク171を引き出して新しい廃インクタンク171を差し込むのみで良いので、廃インクタンク171の交換作業を簡易に行うことができる。
用紙搬送部180は、図3、図4及び図5に示すように、第1リア給紙部130及び第2リア給紙部140から排紙部150に掛けて配設されており、自動給紙機構181、搬送機構182、排紙機構183を備えている。自動給紙機構181は、図4に示すように、第1ペーパーサポート132にサポートされている用紙を給送するために持ち上げるホッパ81、このホッパ81により持ち上げられた用紙を取り出す給紙ローラ82、この給紙ローラ82により重送された用紙を1枚のみに分離するリタードローラ83、このリタードローラ83により分離された残りの用紙をホッパ81へ戻す紙戻しレバー84等を備えている。
ホッパ81は、用紙が載置可能な平板状に形成されて後壁と略平行に配設されており、下端が給紙ローラ82の近傍に位置し、上端が後壁頂部に近接して位置するように配設されている。そして、ホッパ81は、後壁に一端が取り付けられた図示しない圧縮バネの他端が下端側の裏面に取り付けられており、この圧縮バネの伸縮により上端側を中心に下端側が旋回するように配設されている。
給紙ローラ82は、断面の一部が切り欠かれたD字状に形成されてホッパ81の下端近傍に配設されており、間欠的に回転してホッパ81により持ち上げられた用紙を摩擦給送するようになっている。リタードローラ83は、給紙ローラ82と当接可能に配設されており、給紙ローラ82により用紙が重送されたときに最上層の用紙のみを下層の用紙から摩擦分離するようになっている。紙戻しレバー84は、爪状に形成されて給紙ローラ82の近傍に配設されており、リタードローラ83により分離された下層の用紙を爪に掛けてホッパ81へ戻すようになっている。
搬送機構182は、図4及び図5に示すように、記録動作に同期して副走査方向に用紙を送る紙送りローラ85とその従動ローラ86等が配設されている。紙送りローラ85は、プラテン203の搬送上流側に配設されており、給紙ローラ82により給送される用紙を従動ローラ86と共に挟持してプラテン203へ送り出すようになっている。
排紙機構183は、図4及び図5に示すように、排紙ローラ87と第1ギザローラ88a及び第2ギザローラ88b等を備えている。第1ギザローラ88aは、プラテン203の搬送下流側に配設され、第2ギザローラ88bと排紙ローラ87は、第1ギザローラ88aの搬送下流側に対向配設されており、プラテン203を通過してくる用紙を先ず第1ギザローラ88aで排送し、続いて第2ギザローラ88bと排紙ローラ87で挟持してスタッカ152上へ排紙するようになっている。尚、第1ギザローラ88a及び第2ギザローラ88bは、図示しない同一の保持部材により保持されている。
制御部190は、図4及び図5に示すように、プリンタコントローラを構成するメイン基板191を備えている。このメイン基板191は、図示しないCPU、ROM、RAM、ASIC等の制御素子や記憶素子、及びその他の各種回路素子が装着されている。そして、プリントエンジンを構成する用紙搬送部180や記録部200等を制御するようになっている。
記録部200には、図4及び図5に示すように、記録動作に同期して主走査方向に移動するキャリッジ201、記録動作に同期してインクを吐出する記録ヘッド202と、記録時の用紙を平坦に保持するプラテン203等が配設されている。キャリッジ201は、図3に示すように、プラテン203の上方でキャリッジガイド軸204に貫装されてキャリッジベルト205に連結されており、図示しないキャリッジモータによってキャリッジベルト205が作動すると、キャリッジベルト205の動きに連行され、キャリッジガイド軸204に案内されて往復移動するようになっている。
記録ヘッド202は、図4及び図5に示すように、プラテン203と所定の間隔が空くようにしてキャリッジ201に搭載されており、2種類のブラック、例えばフォトブラックとマットブラックのインクと、イエロー、シアン、ライトシアン、マゼンタ、ライトマゼンタ、グレー、レッドの7色のインクをそれぞれ吐出することができる。即ち、記録ヘッド202は、圧力発生室とそれに繋がるノズル開口がノズルプレートに設けられており、圧力発生室内にインクを貯留して所定圧で加圧することにより、ノズル開口から用紙に向けてコントロールされた大きさのインク滴を吐出するようになっている。プラテン203は、紙送りローラ85と排紙ローラ87の間であって記録ヘッド202と対向するように配設されており、搬送されてくる用紙を面支持するようになっている。次に、本発明の特徴的な部分であるスタッカ152の詳細について、更に図を参照して説明する。
図6は、上記スタッカ152の収納状態を排紙方向上流側から見た斜視図、図7は、その側面図、図8は、上記スタッカ152の突出状態を排紙方向下流側から見た斜視図、図9は、その側面図である。このスタッカ152は、第1スタッカ51と第2スタッカ(スタッカ本体)52の2段構造であり、第1スタッカ51は、第2スタッカ52の先端側で回動軸51aを中心に回動可能に取り付けられ、第2スタッカ52は、案内機構20により第1スタッカ51と共に排紙口151に対して斜め上下に平行移動して収納・引出可能なように取り付けられている。
第1スタッカ51は、第2スタッカ52の先端側で図6及び図7に示す第2スタッカ52に対し略垂直な状態と図8及び図9に示す第2スタッカ52に対し略水平な状態との間を回動する。即ち、図6及び図7に示すように、第2スタッカ52が収納された状態では、第1スタッカ51は第2スタッカ52に対し略垂直な状態にあって排紙口151を閉じている。一方、図8及び図9に示すように、第2スタッカ52が引出された状態では、第1スタッカ51は第2スタッカ52に対し略水平な状態にあって排紙口151を開いている。
第2スタッカ52は、図6及び図7に示す排紙口151よりも奥にあるプリンタ本体内の収納位置と図8及び図9に示す排紙口151よりも手前にあるプリンタ本体外の引出位置との間を第1スタッカ51と共に斜め上下に平行移動する。即ち、図6及び図7に示すように、収納位置においては、第2スタッカ52は斜め下方に移動して記録部200及び排紙部150の下方に位置する。一方、図8及び図9に示すように、引出位置においては、第2スタッカ52は斜め上方に移動して後端が排紙口151に近接して位置する。
更に、図8及び図9に示すように、第2スタッカ52は、第1スタッカ部52aと第2スタッカ部52bの2段構造となっている。第1スタッカ部52aは、中空平板状に形成されている。第2スタッカ部52bは、第1スタッカ部52aより支持幅が若干小さい平板状に形成されて第1スタッカ部52aの内部で水平にスライド自在に配設されている。
これにより、第2スタッカ部52bは、第1スタッカ部52aに対し収納・引出可能である。この第2スタッカ52は、排紙される用紙のサイズが小さいときは、第2スタッカ部52bを第1スタッカ部52aに収納した状態で使用し、排紙される用紙のサイズが大きいときは、第2スタッカ部52bを第1スタッカ部52aから引出した状態で使用する。尚、この第2スタッカ52は2段構造であるので、従来の3段以上の多段構造のスタッカのようにサポート幅が極端に狭くなることは無い。
案内機構20は、図7及び図9に示すように、ガイドカム(ガイド手段)21とガイドギア22を備えており、それらが第2スタッカ52の両側部にそれぞれ配設されている。この案内機構20は、スタッカ152の斜め上下の平行移動をスムーズに案内する機能を有している。ガイドカム21は、2本のガイドピン23、24と、各ガイドピン23、24が挿入される2本のガイド溝25、26を備えており、それらが第2スタッカ52の両側部にそれぞれ配設されている。
各ガイドピン23、24は、第2スタッカ52の第1スタッカ部52aの側面後方に収納・引出方向と上下方向にずれて配設されている。即ち、ガイドピン23は、第1スタッカ部52aの側面の後端部近傍に突設され、ガイドピン24は、第1スタッカ部52aの側面においてガイドピン23よりも所定距離下方であってガイドピン23から所定距離前方に突設されている。
各ガイド溝25、26は、第1スタッカ部52aの両側部に沿うように配設された案内形成部材27に形成されている。各ガイド溝25、26は、スタッカ152の収納位置を位置決めする第1端部25a、26aと、スタッカ152の引出位置を位置決めする第2端部25b、26bとの間を繋ぐように形成されている。即ち、各ガイド溝25、26は、第1端部25a、26aから前方に向かって、略水平な水平溝25c、26cと、緩やかな角度で斜め上方に傾斜した第1傾斜溝25d、26dと、第1傾斜溝25d、26dより若干急な角度で斜め上方に傾斜した第2傾斜溝25e、26eと、第1傾斜溝25d、26dより若干緩やかな角度(例えば4度)で斜め上方に傾斜した第3傾斜溝25f、26fを経て第2端部25b、26bに達するように形成されている。
そして、各ガイド溝25、26は、各ガイドピン23、24がそれぞれ挿入されて移動したときに、各ガイドピン23、24が同一の溝、即ち水平溝25c、26c、第1傾斜溝25d、26d、第2傾斜溝25e、26e又は第3傾斜溝25f、26fを同時に通るように、収納・引出方向と上下方向にずれて配設されている。即ち、ガイド溝25は、案内形成部材27の側面の後端部近傍に形成され、ガイド溝26は、溝形成部材27の側面においてガイド溝25よりも所定距離下方であってガイド溝25から所定距離前方に形成されている。
ガイドギア22は、ピニオンギア28と、このピニオンギア28と噛み合うラックギア29を備えており、それらが第2スタッカ52の両側部にそれぞれ配設されている。ピニオンギア28は、ガイドピン23を軸としてガイドピン23に回転自在に嵌め込まれている。ラックギア29は、ピニオンギア28の上縁と噛み合うように案内形成部材27に配設されている。即ち、このラックギア29は、ガイド溝25の上縁に沿うように配設されている。
図10は、スタッカ152を収納・引出する際のスタッカ152の底面位置と各ガイド溝25、26における各ガイドピン23、24及びピニオンギア28の位置を示す図である。各ガイドピン23、24及びピニオンギア28が収納位置である各ガイド溝25、26の第1端部25a、26aに位置しているときは、スタッカ152の底面位置L1は略水平になっている。この状態は、スタッカ152が引き出されて、各ガイドピン23、24及びピニオンギア28が各ガイド溝25、26の水平溝25c、26cを通る間は保たれる。
そして、スタッカ152が更に引き出されて、各ガイドピン23、24及びピニオンギア28が各ガイド溝25、26の水平溝25c、26cと第1傾斜溝25d、26dの境界に達すると、スタッカ152の底面位置L2は前方斜め下方に若干傾斜するが略水平を保っている。この状態は底面位置L3、L4に示すように、スタッカ152が更に引き出されて、各ガイドピン23、24及びピニオンギア28が各ガイド溝25、26の第1傾斜溝25d、26dを通って第1傾斜溝25d、26dと第2傾斜溝25e、26eの境界に達するまで保たれる。このとき、スタッカ152は斜め上方に移動する。
そして、スタッカ152が更に引き出されて、各ガイドピン23、24及びピニオンギア28が各ガイド溝25、26の第2傾斜溝25e、26eに入ると、スタッカ152の底面位置L5は略水平に戻る。この状態は、スタッカ152が更に引き出されて、各ガイドピン23、24及びピニオンギア28が各ガイド溝25、26の第2傾斜溝25e、26eを通る間は保たれる。このとき、スタッカ152は更に斜め上方に移動する。
そして、スタッカ152が更に引き出されて、各ガイドピン23、24及びピニオンギア28が各ガイド溝25、26の第2傾斜溝25e、26eと第3傾斜溝25f、26fの境界に達すると、スタッカ152の底面位置L6は前方斜め上方に若干傾斜するが略水平を保っている。この状態は底面位置L7に示すように、スタッカ152が更に引き出されて、各ガイドピン23、24及びピニオンギア28が各ガイド溝25、26の第2端部25b、26bに達するまで保たれる。このとき、スタッカ152は斜め上方に移動して引出位置に位置決めされる。尚、スタッカ152が引出位置から収納位置へ移動する場合も同様である。
このような構成において、ユーザは、インクジェット式プリンタ100の使用前においては、第1スタッカ51の上部に指を掛け第1スタッカ51を手前に回動させて排紙口151を開ける。そして、第1スタッカ51の先端を指で摘んで引き出して第2スタッカ52を斜め上方へ平行移動させて突出させる。また、インクジェット式プリンタ100の使用後においては、第1スタッカ51の先端を手で押し込むことにより第2スタッカ52を斜め下方へ平行移動させて収納する。そして、第1スタッカ51に手を添えて第1スタッカ51を後方へ回動させて排紙口151を塞ぐ。
このような構成のスタッカ152によれば、記録部200及び排紙部150の下方に広いスペースを確保することができるので、従来のような3段以上の多段構造のスタッカとしなくても、比較的大きなサイズの用紙に見合ったサイズのスタッカ152とすることができ、その用紙を安定して積載することができる。また、インクジェット式プリンタ100を使用しないときは排紙口151を塞ぐことができるので、プリンタ本体内への埃の侵入を防止することができる。
また、2本のガイドピン23、24を別々の2本のガイド溝25、26で案内して、スタッカ152の略水平のセット角度を大きく変化させずに収納位置と引出位置との間を移動させているので、ガイドピン23、24とガイド溝25、26の間で拗れが生じることは無く、スタッカ152の収納・引出においてスムーズな操作性を得ることができる。更に、ピニオンギア28とラックギア29により案内しており、特にピニオンギア28がガイドピン23に嵌め込まれているのでガイドピン23を直接案内しているので、スタッカ152の収納・引出において更にスムーズな操作性を得ることができる。
上述したように、ユーザは、スタッカ152を使用する際は、第1スタッカ51の上部に指を掛け第1スタッカ51を手前に回動させて排紙口151を開ける。そして、第1スタッカ51の先端を指で摘んで引っ張って第2スタッカ部52bが収納された状態の第1スタッカ部52aを斜め上方へ平行移動させて突出させる。更に、第1スタッカ51の先端を指で摘んで引っ張って第2スタッカ部52bを第1スタッカ部52a内から引き出して突出させる。
また、スタッカ152を使用した後は、第1スタッカ51の先端を手で押し込むことにより第2スタッカ部52bを第1スタッカ部52a内へ収納する。更に、第1スタッカ51の先端を手で押し込むことにより第2スタッカ部52bが収納された状態の第1スタッカ部52aを斜め下方へ平行移動させて収納する。そして、第1スタッカ51に手を添えて第1スタッカ51を後方へ回動させて排紙口151を塞ぐ。このように、第1スタッカ部52aと第2スタッカ部52bは、収納と引出の際に動作順序を逆にする必要があるため、動作規制手段30が設けられている。
図11〜図15は、上記動作規制手段30を説明するための図である。この動作規制手段30は、図11及び図13に示す第1スタッカ部52aに設けられた付勢部(第1の動作規制部)31及び後部係止部(第2の動作規制部)32と前部係止部(第3の動作規制部)33、図14に示す第2スタッカ部52bに設けられた突起部(第2、3の動作規制部)34を備えている。
付勢部31は、図11に示すように、第1スタッカ部52aの両側部に設けられている2本のガイドピン23、24の間に設けられている。この付勢部31は、ガイドピン23側が固定端、ガイドピン24側が自由端の片持ち梁状のアーム31aを備えており、固定端側は第1スタッカ部52aの側部に一体化され、自由端側は外側に突出する凸部31bが形成されている。そして、図示左側の付勢部31には、一端が当該凸部31bの内側部に当接され、他端が第1スタッカ部52aの側部に当接された圧縮コイルバネ31cが配設されている。この圧縮コイルバネ31cは、凸部31bを外側に押圧してアーム31aを撓ませる。
このような構成において、付勢部31の凸部31bは、図12(A)、(B)に示す案内形成部材27の2本のガイド溝25、26の間の溝部27aに位置しており、第2スタッカ部52bが収納状態のときの第1スタッカ部52aが斜め上方へ平行移動して突出した状態では、案内形成部材27の溝部27aに形成されている凹部27bに嵌り込むようになっている。
後部係止部32及び前部係止部33は、図13に示すように、第1スタッカ部52aにおける第2スタッカ部52bの収納部底面52aa上の後部両側と前部両側に設けられている。尚、図では一方の後部係止部32と前部係止部33を示すが、他方も同様の構成である。後部係止部32は、側面視が台形である台形柱状の2つの係止突起32a、32bが、第2スタッカ部52bの収納・引出方向に所定間隔を空けて並設され、かつ2つの係止突起32a、32bを1組としたときに2組が、第2スタッカ部52bの収納・引出方向と直交する方向に所定間隔を空けて並設されている。そして、前部係止部33は、側面視が台形である台形柱状の2つの係止突起33a、33aが第2スタッカ部52bの収納・引出方向に所定間隔を空けて並設されている。
また、突起部34は、図14に示すように、第2スタッカ部52bの裏面52ba上の後部両側に設けられている。突起部34は、第2スタッカ部52bの収納・引出方向と直交する方向に延びる棒状の被係止突起34aとして突設されている。この突起部34を構成する被係止突起34aは、後部係止部32を構成する2つの係止突起32a、32bの配置間隔よりも若干小さい幅であって、2組の係止突起32a、32bと32a、32bの配置間隔よりも若干大きい長さで形成されている。
このような構成において、突起部34を構成する被係止突起34aは、図15(A)に示すように、第2スタッカ部52bが収納された第1スタッカ部52aが、斜め上方へ平行移動して突出した状態では、後部係止部32を構成する2つの係止突起32a、32bの間に嵌り込んで係止されるようになっている。一方、突起部34を構成する被係止突起34aは、図15(B)に示すように、第2スタッカ部52bが第1スタッカ部52aから引き出されて突出した状態では、前部係止部32を構成する2つの係止突起32a、32aを前方側へ乗り越えて係止されるようになっている。
以上のような構成において、ユーザは、スタッカ152を使用する際は、第1スタッカ51の先端を指で摘んで引っ張るが、このときに、第2スタッカ部52bが第1スタッカ部52aから引き出されずに、第2スタッカ部52bが収納された状態の第1スタッカ部52aのみを引き出すには、以下の条件が必要となる。即ち、付勢部31の凸部31bと案内形成部材27の溝部27aとの間で働く摩擦力(抵抗力)が、突起部34を構成する被係止突起34aと後部係止部32を構成する係止突起32bとの間で働く係合力(抵抗力)よりも小さくなるようにする。これにより、第2スタッカ部52bが収納された状態の第1スタッカ部52aを斜め上方へ平行移動させて突出させることができる。そして、更に、第1スタッカ51の先端を指で摘んで引っ張ることにより、第2スタッカ部52bを第1スタッカ部52a内から引き出して突出させることができる。
また、スタッカ152を使用した後は、第1スタッカ51の先端を手で押し込むが、このときに、第2スタッカ部52bが引き出された状態の第1スタッカ部52aが収納されずに、第2スタッカ部52bのみを第1スタッカ部52a内に収納するには、以下の条件が必要となる。即ち、付勢部31の凸部31bが案内形成部材27の凹部27bに嵌り込んでいるときの保持力が、突起部34を構成する被係止突起34aと前部係止部33を構成する係止突起33aとの間で働く係合力(抵抗力)よりも大きくなるようにする。これにより、第2スタッカ部52bを第1スタッカ部52a内へ収納することができる。そして、更に、第1スタッカ51の先端を手で押し込むことにより第2スタッカ部52bが収納された状態の第1スタッカ部52aを斜め下方へ平行移動させて収納することができる。以上のように、第1スタッカ部52aと第2スタッカ部52bの収納・引出の切替えを1アクションにてできるため、操作性を向上させることができる。
尚、付勢部31の凸部31bが案内形成部材27の凹部27bに嵌り込んでいるときの保持力は、圧縮コイルバネ31cのバネ定数、凸部31bの嵌め込み深さ、または凹部27bの縁部の掬い角を管理することにより、簡易に設定・変更することができる。また、突起部34を構成する被係止突起34aと後部係止部32を構成する係止突起32bとの間で働く係合力(抵抗力)及び突起部34を構成する被係止突起34aと前部係止部33を構成する係止突起33aとの間で働く係合力(抵抗力)は、係止突起32b、33aの斜面の傾斜角、または係止突起32b、33a、被係止突起34aの高さを管理することにより、簡易に設定・変更することができる。また、係止突起32b、33aが嵌ることが可能な窪み部を被係止突起34aの代わりに設け、もしくは被係止突起34aが嵌ることが可能な窪み部を係止突起32b、33aの代わりに設けるようにしても良い。
記録装置としてインクジェット式プリンタを例に説明したが、記録装置であれば、例えばファクシミリ装置、コピー装置等であっても適用可能である。また、記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を液体噴射ヘッドから被噴射媒体に噴射して液体を被噴射媒体に付着させる液体噴射装置の意味として、例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等を備えた装置にも適用可能である。
本発明の一実施の形態に係る記録装置の1つであるインクジェット式プリンタの外観構成の全体を斜め前方から見た斜視図である。 図1のプリンタの外観構成の全体を斜め後方から見た斜視図である。 図1のプリンタの内部構成の概略を示す斜視図である。 図1のプリンタの内部構成の概略を示す第1の断面側面図である。 図1のプリンタの内部構成の概略を示す第2の断面側面図である。 図1のプリンタのスタッカの収納状態を排紙方向上流側から見た斜視図である。 図6の側面図である。 図1のプリンタのスタッカの突出状態を排紙方向下流側から見た斜視図である。 図8の側面図である。 図6のスタッカを収納・引出する際のスタッカの底面位置と各ガイド溝における各ガイドピン及びピニオンギアの位置を示す図である。 図6のスタッカを収納・引出する際の動作規制手段を説明するための第1の図である。 図6のスタッカを収納・引出する際の動作規制手段を説明するための第2の図である。 図6のスタッカを収納・引出する際の動作規制手段を説明するための第3の図である。 図6のスタッカを収納・引出する際の動作規制手段を説明するための第4の図である。 図6のスタッカを収納・引出する際の動作規制手段を説明するための第5の図である。
符号の説明
20 案内機構、21 ガイドカム、22 ガイドギア、23、24 ガイドピン、25、26 ガイド溝、27 案内形成部材、27b 凹部、28 ピニオンギア、29 ラックギア、30 動作規制手段、31 付勢部、31a アーム、31b 凸部、31c 圧縮コイルバネ、32 後部係止部、32a、32b 係止突起、33 前部係止部、33a 係止突起、34 突起部、34a 被係止突起、51 第1スタッカ、52 第2スタッカ、52a 第1スタッカ部、52b 第2スタッカ部、100 インクジェット式プリンタ、110 操作部、120 カートリッジ収納部、130 第1リア給紙部、140 第2リア給紙部、150 排紙部、151 排紙口、152 スタッカ、160 フロント給紙部、170 廃インク回収部、180 用紙搬送部、190 制御部、200 記録部、210 プリンタカバー

Claims (8)

  1. 液体噴射装置本体内に収納可能であり、排出される被噴射媒体を積載する媒体スタッカであって、
    収納時は斜め下方に移動して液体噴射部及び排出部の下方に位置し、引出時は斜め上方に移動して排出口に近接して位置するように構成され、
    前記媒体スタッカの両側部に、当該媒体スタッカの移動を案内するガイド手段と、当該ガイド手段に追従して回転するガイドギアとを設けたことを特徴とする媒体スタッカ。
  2. 前記ガイド手段は、スタッカ本体に設けられたガイドピンと、前記液体噴射装置本体に設けられ、収納・引出方向及び斜め上下方向に延びるガイド溝とを有し、前記ガイドギアは、スタッカ本体に設けられたピニオンギアと、前記液体噴射装置本体に設けられ、収納・引出方向及び斜め上下方向に延びるラックギアとを有することを特徴とする請求項1に記載の媒体スタッカ。
  3. 前記ガイド手段は、2組が収納・引出方向と上下方向にずれて配設されていることを特徴とする請求項2に記載の媒体スタッカ。
  4. 前記案内手段が設けられた第1のスタッカ部に対して収納・引出自在な第2のスタッカ部を備え、前記第1のスタッカ部を引き出す際には前記第2のスタッカ部が引き出されないように動作規制し、前記第2のスタッカ部を収納する際には前記第1のスタッカ部が収納されないように動作規制する動作規制手段を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の媒体スタッカ。
  5. 前記動作規制手段は、引き出された前記第1のスタッカ部の収納動作を規制する第1の動作規制部と、収納された前記第2のスタッカ部の引出動作を規制する第2の動作規制部と、引き出された前記第2のスタッカ部の収納動作を規制する第3の動作規制部とを備えたことを特徴とする請求項4に記載の媒体スタッカ。
  6. 前記第1の動作規制部は、前記液体噴射装置本体に設けられた凹部と、前記第1のスタッカ部の後部側に設けられ、前記凹部に嵌め込み可能な凸部とを備え、前記第2の動作規制部は、前記第1のスタッカ部の後部側に設けられた第1の係止突起と、前記第2のスタッカ部の後部側に設けられ、前記第1の係止突起に係止可能な被係止突起とを備え、前記第3の動作規制部は、前記第1のスタッカ部の前部側に設けられ、前記被係止突起が係止可能な第2の係止突起を備えたことを特徴とする請求項5に記載の媒体スタッカ。
  7. 被噴射媒体に液体を噴射する液体噴射装置であって、
    請求項1〜6の何れか一項に記載の媒体スタッカを備えたことを特徴とする液体噴射装置。
  8. 被記録媒体に記録する記録装置であって、
    請求項7に記載の液体噴射装置を備えたことを特徴とする記録装置。
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