JP2007160422A - 工作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡易な構造でスループットが良好で工作領域の狭くならない工作装置を提供しようとする。
【解決手段】
従来の平板状の被工作物を工作する工作装置にかわって、被工作物を保持する保持面を持った被工作物保持台と、被工作物を工作する第1工作端部を持った第1工作工具と、被工作物を工作する第2工作端部を持つ第2工作工具と、前記第1工作工具と前記第2工作工具とを支持する工具支持機構と、前記工具支持機構を前記保持面に沿って移動させることをできる工作ヘッド移動機構と、を備え、前記工具支持機構が、前記第2工作端部を前記第1工作端部と前記保持面との間に位置させる第2工作姿勢と前記第2工作端部を前記第1工作端部と前記保持面との間から退避させる第1工作姿勢との間で姿勢を変化させることをできる、ものとした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、平板状の被工作物を工作する工作装置に係る。特に、複数の工作ツールの配置とその構成に特徴のある工作装置に関する。
平板状の被工作物に切断線等を工作するのに工作装置が用いられる。
製造メーカは、品物を梱包箱に梱包して流通させる。
梱包箱は、展開した展開部品を立体に組み立てて造られたものである。
品物は、その形状と寸法に合わせた寸法と形状を持った梱包箱に梱包される。
品物を大量生産する場合には、多くの梱包箱を必要とする。
梱包箱に組み立てる展開部品は、板状材料(例えば、段ボール板)を所定の形状に切断して切りだされる。
段ボール製の梱包箱やプラスチックス製ケースを大量に製作するのに、段ボール、紙、プラスチックスシート等(以下、段ボール等という)の平板状の材料から所望の形状を切り出す方法が用いられる。
この方法を用いるのに、段ボール等に切れ目をいれたり折り目となる罫線を入れたりする工作装置がもちいられる。通常、大量生産される前段階での試作に用いられることから、サンプルカッターと呼称される。
以下に、サンプルカッターの構成を、説明する。
一般的なサンプルカッターは、X−Yプロッタに加工工具を保持した工作ヘッドを設けた装置である。
サンプルカッターは、被工作保持台と工作ヘッドと工作ヘッド移動機構と制御装置(図示せず)とで構成される。
被工作保持台が、被工作物を保持面に保持する。
工作ヘッドが、保持面に保持された被工作物を工作することをできる工作工具を持っている。
工作工具には各種の形式がある。
切断をするには、振動する刃先を持ったカッターが工作工具として用いられる。また、レーザを発射するレーザ発振器が工作工具として用いられることもある。
折り目を付けるには、折り目となる罫線を形作る罫線押し具が工作工具として用いられる。
印字するには、ペンが工作工具として持ちいられる。
工作ヘッド移動機構は、工作ヘッドを保持面に平行に移動する機構である。
以下にサンプルカッターの作用を説明する。
シート状材料(被工作物に相当する)を保持面に保持させる。
制御装置により制御して、工作ヘッド移動機構が工作ヘッドを保持面に平行に移動させると、加工工具がシート状材料を所望の形状に切断する。
シート状材料から打ち抜き屑を分離して、所望の形状を持った製品を得ることができる。
従来のサンプルカッターでは、複数の工作ヘッドを並列に工作ヘッドに組み込んでいた。
例えば、カッターと罫線押し具とを工作ヘッドに並列に並べて組み込む。
この様にすると、複数の種類の工作を行う際に、工作工具の持ち替えする時間が不要であり、工作のスループットが向上する。
一方、一つの工作工具の工作可能領域が狭くなるという不具合があった。
例えば、工作ヘッドの一方向の可動距離がLであり、カッターと罫線押し具とのピッチがAであると、カッターまたは罫線押し具の可動距離はL−Aとなる。その結果、工作可能領域がAだけ狭くなる。
特開平10−175197号
本発明は以上に述べた問題点に鑑み案出されたもので、簡易な構造でスループットが良好で工作領域の狭くならない工作装置を提供しようとする。
上記目的を達成するため、本発明に係る平板状の被工作物を工作する工作装置を、被工作物を保持する保持面を持った被工作物保持台と、前記保持面に保持された被工作物を工作することをできる第1工作端部を持った第1工作工具と、前記保持面に保持された被工作物を工作することをできる第2工作端部を持つ第2工作工具と、前記第1工作工具と前記第2工作工具とを支持する工具支持機構と、前記第1工作工具と前記第2工作工具と前記工具支持機構とを有する工作ヘッドを前記保持面に沿って移動させることをできる工作ヘッド移動機構と、を備え、前記工具支持機構が、前記第1工作工具と前記第2工作工具とを相対移動させて、前記第2工作端部を前記第1工作端部と前記保持面との間に位置させる第2工作姿勢と前記第2工作端部を前記第1工作端部と前記保持面との間から退避させる第1工作姿勢との間で姿勢を変化させることをできる、ものとした。
上記本発明の構成により、被工作物保持台の保持面が被工作物を保持する。第1工作工具の第1工作端部が前記保持面に保持された被工作物を工作することをできる。第2工作工具の第2工作端部が前記保持面に保持された被工作物を工作することをできる。工具支持機構が前記第1工作工具と前記第2工作工具とを支持する。工作ヘッド移動機構が前記第1工作工具と前記第2工作工具と前記工具支持機構とを有する工作ヘッドを前記保持面に沿って移動させることをできる。前記工具支持機構が、前記第1工作工具と前記第2工作工具とを相対移動させて、前記第2工作端部を前記第1工作端部と前記保持面との間に位置させる第2工作姿勢と前記第2工作端部を前記第1工作端部と前記保持面との間から退避させる第1工作姿勢との間で姿勢を変化させることをできる。
その結果、第1工作姿勢において、工作ヘッド移動機構が工作ヘッドを移動して第1工作工具の第1工作端部が被工作物を工作し、第2工作姿勢において、工作ヘッド移動機構が工作ヘッドを移動して第2工作工具の第2工作端部が被工作物を工作でき、工作工具の持ち替えをせずに、工作可能領域を減縮させずに、被工作物を工作できる。
以下に、本発明の実施形態に係るいくつかの工作装置を説明する。本発明は、以下に記載の実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
本発明の実施形態に係る工作装置は、前記工具支持機構が、前記第2工作工具を支持し揺動軸の周りに揺動自在に案内される揺動アームを有し、該揺動アームを該揺動軸の周りに揺動させて前記第1工作姿勢と前記第2工作姿勢との間で姿勢を変化させる。
上記本実施形態の構成により、揺動アームが前記第2工作工具を支持し揺動軸の周りに揺動自在に案内される。該揺動アームを該揺動軸の周りに揺動させて前記第1工作姿勢と前記第2工作姿勢との間で姿勢を変化させる。その結果、簡易かつ迅速に前記第1工作姿勢と前記第2工作姿勢との間で姿勢を変化させて、被工作物を工作できる。
本発明の実施形態に係る工作装置は、前記揺動軸が前記保持面に沿って延び、前記第1工作姿勢において、第2工作端部の保持面までの距離が第1工作端部の保持面までの距離より大きい。
上記本実施形態の構成により、前記揺動アームを前記保持面に沿って延びる前記揺動軸の周りに揺動でき、第2工作端部を保持面に対して離間する向きに退避させることができる。
本発明の実施形態に係る工作装置は、前記工具支持機構が前記揺動アームを前記保持面に交差する移動方向に沿って移動させる移動機構と前記揺動アームを前記保持面に交差する回転軸の周りに回転させる回転機構とを有し、前記第2工作姿勢において、前記移動機構が前記揺動アームを前記移動方向に沿って移動させて前記第2工作端部を前記保持面に保持された被工作物に押し付けることをでき、前記回転機構が前記第2工作端部を前記回転軸の周りに回転させることをできる。
上記本実施形態の構成により、移動機構が前記揺動アームを前記保持面に交差する移動方向に沿って移動させる。回転機構が前記揺動アームを前記保持面に交差する回転軸の周りに回転させる。前記第2工作姿勢において、前記移動機構が前記揺動アームを前記移動方向に沿って移動させて前記第2工作端部を前記保持面に保持された被工作物に押し付けることをでき、前記回転機構が前記第2工作端部を前記回転軸の周りに回転させることをできる。その結果、前記工作ヘッド移動機構が工作ヘッドを移動するに従って、前記第2工作端部を前記回転軸の周りに回転させることにより、第2工作端部が被工作物に所定の軌跡に沿って工作することをできる。
本発明の実施形態に係る工作装置は、前記工具支持機構が前記第1工作工具を支持する回転フレームと該回転フレームを前記保持面に交差する回転軸の周りに回転自在に支持する回転軸受機構と回転フレームを前記回転軸の周りに回転させる回転駆動機構とを持つ回転機構を有し、前記揺動アームが前記揺動軸の周りに揺動自在に前記回転フレームに支持される。
上記本実施形態の構成により、前記第1工作工具を支持する回転フレームが前記保持面に交差する回転軸の周りに回転自在に支持される。回転駆動機構が回転フレームを前記回転軸の周りに回転させる。前記揺動アームが前記揺動軸の周りに揺動自在に前記回転フレームに支持される。その結果、回転駆動機構が回転フレームを回転させて、回転フレームに支持される揺動アームが支持する第2工作工具の第2工作端部を保持面に保持された被工作物に対して回転させることをできる。
本発明の実施形態に係る工作装置は、前記工具支持機構が前記第1工作工具を支持する回転フレームと該回転フレームを前記保持面に交差する回転軸の周りに回転自在に支持する回転軸受機構と回転フレームを前記回転軸の周りに回転させる回転駆動機構とを持つ回転機構と前記回転フレームを前記保持面に交差する移動方向に沿って移動させることをできる移動機構とを有し、前記揺動アームが前記揺動軸の周りに揺動自在に前記回転フレームに支持され、前記第2工作姿勢において、前記移動機構が前記回転フレームを前記移動方向に沿って移動させて前記第2工作端部を前記保持面に保持された被工作物に押し付けることをでき、前記回転機構が前記第2工作端部を前記回転軸の周りに回転させることをできる。
上記本実施形態の構成により、前記第1工作工具を支持する回転フレームが該回転フレームを前記保持面に交差する回転軸の周りに回転自在に支持され、回転駆動機構が回転フレームを前記回転軸の周りに回転させる。移動機構が前記回転フレームを前記保持面に交差する移動方向に沿って移動させることをできる。前記揺動アームが前記揺動軸の周りに揺動自在に前記回転フレームに支持される。前記第2工作姿勢において、前記移動機構が前記回転フレームを前記移動方向に沿って移動させて前記第2工作端部を前記保持面に保持された被工作物に押し付けることをでき、前記回転機構が前記第2工作端部を前記回転軸の周りに回転させることをできる。その結果、工作ヘッド移動機構が工作ヘッドを移動させるに従って、被工作物に押し付けた第2工作工具の向きを回転軸に周りに回転させて、第2工作端部が被工作物を工作することをできる。
本発明の実施形態に係る工作装置は、前記工具支持機構が回転フレームと該回転フレームを前記保持面に交差する回転軸の周りに回転自在に支持する回転軸受機構と回転フレームを前記回転軸の周りに回転させる回転駆動機構とを持つ回転機構と前記回転フレームを前記保持面に交差する移動方向に沿って移動させることをできる移動機構を有し、前記回転フレームが前記第1工作工具を支持する主回転フレームと前記保持面に保持された被工作物を押さえることをできる押さえ部材と該主回転フレームと該押さえ部材とを連結する連結部材とを含み、前記揺動アームが前記揺動軸の周りに揺動自在に前記回転フレームに支持され、前記第1工作姿勢において、前記移動機構が前記回転フレームを前記移動方向に沿って移動させて前記押さえ部材を前記保持面に保持された被工作物の前記第1工作端部に対面する箇所に押しつけて前記第1工作端部が被工作物を工作できる。
上記本実施形態の構成により、回転フレームが前記保持面に交差する回転軸の周りに回転自在に支持され、回転駆動機構が回転フレームを前記回転軸の周りに回転させる。回転フレームが主回転フレームと押さえ部材と連結部材とを含み、主回転フレームが前記第1工作工具を支持し、押さえ部材が前記保持面に保持された被工作物を押さえることをでき、連結部材が該主回転フレームと該押さえ部材とを連結する。前記揺動アームが前記揺動軸の周りに揺動自在に前記回転フレームに支持される。前記第1工作姿勢において、前記移動機構が前記回転フレームを前記移動方向に沿って移動させて前記押さえ部材を前記保持面に保持された被工作物の前記第1工作端部に対面する箇所に押しつけて前記第1工作端部が被工作物を工作できる。その結果、第1工作姿勢において、工作ヘッド移動機構が工作ヘッドを移動させるに従って、被工作物に押し付けた第1工作工具の向きを回転軸に周りに回転させて、被工作物が保持面から浮き上がるのを防止しつつ、第1工作工具の第1工作端部で被工作物を工作できる。
本発明の実施形態に係る工作装置は、前記揺動アームが前記揺動軸の周りに揺動自在に前記押さえ部材に支持され、前記連結部材が前記主回転フレームと前記押さえ部材との相対距離を伸縮可能であり、前記第2工作姿勢において、前記移動機構が前記回転フレームを前記移動方向に沿って移動させて前記主回転フレームが前記揺動アームに当接して前記第2工作端部を前記保持面に保持された被工作物に押し付けることをできる。
上記本実施形態の構成により、前記揺動アームが前記揺動軸の周りに揺動自在に前記主回転フレームに支持される。前記連結部材が前記主回転フレームと前記押さえ部材との相対距離を伸縮可能である。前記第2工作姿勢において、前記移動機構が前記回転フレームを前記移動方向に沿って移動させて前記主回転フレームが前記揺動アームに当接して前記第2工作端部を前記保持面に保持された被工作物に押し付けることをできる。第2姿勢において、工作ヘッド移動機構が工作ヘッドを移動させるに従って、被工作物に押し付けた第2工作工具の向きを回転軸に周りに回転させて、第2工作工具の第2工作端部で被工作物を工作できる。
本発明の実施形態に係る工作装置は、中立姿勢が前記第1工作姿勢と前記第2工作姿勢との間に存在する姿勢であり、前記工具支持機構が、前記第1工作姿勢と前記中立姿勢との間に姿勢があるときに前記揺動アームに前記中立姿勢から前記第1工作姿勢へ揺動させる第1付勢力を作用させ、前記第2工作姿勢と前記中立姿勢との間に姿勢があるときに前記揺動アームに前記中立姿勢から前記第2工作姿勢へ揺動させる第二付勢力を作用させる付勢機構を有する。
上記本実施形態の構成により、付勢機構が、前記第1工作姿勢と前記中立姿勢との間に姿勢があるときに前記揺動アームに前記中立姿勢から前記第1工作姿勢へ揺動させる第1付勢力を作用させ、前記第2工作姿勢と前記中立姿勢との間に姿勢があるときに前記揺動アームに前記中立姿勢から前記第2工作姿勢へ揺動させる第二付勢力を作用させる。その結果、前記第1工作姿勢と前記中立姿勢との間に姿勢があるときに、第1付勢力が姿勢を前記第1工作姿勢に強制し、前記第2工作姿勢と前記中立姿勢との間に姿勢があるときに、第2付勢力が姿勢を第2工作指令に強制する。
本発明の実施形態に係る工作装置は、前記工具支持機構が前記揺動アームを前記保持面に交差する移動方向に沿って移動させる移動機構と前記揺動アームを前記保持面に交差する回転軸の周りに回転させる回転機構とを有し、前記回転機構が前記揺動アームを前記回転軸の周りの所定の向きである第1向きに固定した状態で前記移動機構が前記揺動アームを前記移動方向に沿って移動させると前記揺動アームが一箇所の移動を阻止されて前記揺動軸の周りに揺動して第2工作姿勢から第1工作姿勢に姿勢を変化させ、前記回転機構が前記揺動アームを前記回転軸の周りの所定の向きである第2向きに固定した状態で前記移動機構が前記揺動アームを前記移動方向に沿って移動させると前記揺動アームが一箇所の移動を阻止されて前記揺動軸の周りに揺動して第1工作姿勢から第2工作姿勢に姿勢を変化させる。
上記本実施形態の構成により、移動機構が前記揺動アームを前記保持面に交差する移動方向に沿って移動させる。回転機構が前記揺動アームを前記保持面に交差する回転軸の周りに回転させる。前記回転機構が前記揺動アームを前記回転軸の周りの所定の向きである第1向きに固定した状態で前記移動機構が前記揺動アームを前記移動方向に沿って移動させると前記揺動アームが一箇所の移動を阻止されて前記揺動軸の周りに揺動して第2工作姿勢から第1工作姿勢に姿勢を変化させる。前記回転機構が前記揺動アームを前記回転軸の周りの所定の向きである第2向きに固定した状態で前記移動機構が前記揺動アームを前記移動方向に沿って移動させると前記揺動アームが一箇所の移動を阻止されて前記揺動軸の周りに揺動して第1工作姿勢から第2工作姿勢に姿勢を変化させる。その結果、移動機構と回転機構の連動により、第1工作姿勢から第2工作姿勢へ姿勢を変更し、第2工作姿勢から第1神崎姿勢へ姿勢を変更することをできる。
本発明の実施形態に係る工作装置は、前記第1工作工具が被工作物を切断する第1工作端部を持つ切断工具であり、前記第2工作工具が被工作物に押し付けられて罫線を形つける罫線押し部である第2工作端部を持つ罫線押し工具である。
上記本実施形態の構成により、前記第1工作工具が被工作物を切断する第1工作端部を持つ切断工具である。前記第2工作工具が被工作物に押し付けられて罫線を形つける罫線押し部である第2工作端部を持つ罫線押し工具である。その結果、被工作物を第1工作端部で切断する工程と被工作物に第2工作端部で罫線を付ける工程とを適時切り替えて、被工作物を工作できる。
以上説明したように本発明に係る工作装置は、その構成により、以下の効果を有する。
第1工作端部で被工作物を工作できる第1工作工具と第2工作端部で被工作物を工作できる第2工作工具とを支持する工具支持機構を被工作物を保持する保持面に沿って移動させ、工具支持機構が、第2工作端部を第1工作端部と保持面との間に位置させる第2工作姿勢と第2工作端部を第1工作端部と保持面との間から退避させる第1工作姿勢との間で、姿勢を変化させる様にしたので、第1工作姿勢において、工作ヘッド移動機構が工作ヘッドを移動して第1工作工具の第1工作端部が被工作物を工作し、第2工作姿勢において、工作ヘッド移動機構が工作ヘッドを移動して第2工作工具の第2工作端部が被工作物を工作でき、工作工具の持ち替えをせずに、工作可能領域を減縮させずに、被工作物を工作できる。
また、揺動アームが前記第2工作工具を支持する揺動アームを揺動軸の周りに揺動自在に案内させ、該揺動アームを該揺動軸の周りに揺動させて前記第1工作姿勢と前記第2工作姿勢との間で姿勢を変化させる様にしたので、簡易かつ迅速に前記第1工作姿勢と前記第2工作姿勢との間で姿勢を変化させて、被工作物を工作できる。
また、前記揺動アームを前記保持面に沿って延びる前記揺動軸の周りに揺動し、前記第1工作姿勢において、第2工作端部の保持面までの距離が第1工作端部の保持面までの距離より大きくなる様にしたので、第2工作端部を保持面に対して離間する向きに退避させることができる。
また、前記第2工作姿勢において、前記揺動アームを前記移動方向に沿って移動させ回転軸の周りに回転させて前記第2工作端部を前記保持面に保持された被工作物に押し付けることをでき、前記回転軸の周りに回転させることをできる様にしたので、前記工作ヘッド移動機構が工作ヘッドを移動するに従って、前記第2工作端部を前記回転軸の周りに回転させることにより、第2工作端部が被工作物に所定の軌跡に沿って工作することをできる。
また、前記第1工作工具を前記保持面に交差する回転軸の周りに回転自在に支持して、回転フレームを前記回転軸の周りに回転させ、前記揺動アームが前記回転フレームを揺動自在に支持する様にしたので、回転駆動機構が回転フレームを回転させて、回転フレームに支持される揺動アームが支持する第2工作工具の第2工作端部を保持面に保持された被工作物に対して回転させることをできる。
また、前記第1工作工具を支持する該回転フレームを前記保持面に交差する回転軸の周りに回転自在に支持し、前記回転軸の周りに回転させ、前記保持面に交差する移動方向に沿って移動させることをでき、前記揺動アームが前記揺動軸の周りに揺動自在に回転フレームに支持される様にし、前記第2工作姿勢において、前記回転フレームを前記移動方向に沿って移動させて前記第2工作端部を前記保持面に保持された被工作物に押し付けることをでき、前記回転機構が前記第2工作端部を前記回転軸の周りに回転させることをできる様にしたので、工作ヘッド移動機構が工作ヘッドを移動させるに従って、被工作物に押し付けた第2工作工具の向きを回転軸に周りに回転させて、第2工作端部が被工作物を工作することをできる。
また、回転フレームを主回転フレームと、前記保持面に保持された被工作物を押さえることをできる押さえ部材と、該主回転フレームと該押さえ部材とを連結する連結部材とで構成し、前記揺動アームが前記揺動軸の周りに揺動自在に前記回転フレームに支持され、
前記第1工作姿勢において、前記回転フレームを前記移動方向に沿って移動させて前記押さえ部材を前記保持面に保持された被工作物の前記第1工作端部に対面する箇所に押しつけて前記第1工作端部が被工作物を工作できる様にしたので、第1工作姿勢において、工作ヘッド移動機構が工作ヘッドを移動させるに従って、被工作物に押し付けた第1工作工具の向きを回転軸に周りに回転させて、被工作物が保持面から浮き上がるのを防止しつつ、第1工作工具の第1工作端部で被工作物を工作できる。
また、前記揺動アームが前記揺動軸の周りに揺動自在に前記押さえ部材に支持され、
前記連結部材が前記主回転フレームと前記押さえ部材との相対距離を伸縮可能であり、
前記第2姿勢において、前記移動機構が前記回転フレームを前記移動方向に沿って移動させて前記主回転フレームが前記揺動アームに当接して前記第2工作端部を前記保持面に保持された被工作物に押し付けることをできる様にしたので、第2姿勢において、工作ヘッド移動機構が工作ヘッドを移動させるに従って、被工作物に押し付けた第2工作工具の向きを回転軸に周りに回転させて、第2工作工具の第2工作端部で被工作物を工作できる。
また、前記第1工作姿勢と前記中立姿勢との間に姿勢があるときに前記揺動アームに前記中立姿勢から前記第1工作姿勢へ揺動させる第1付勢力を作用させ、前記第2工作姿勢と前記中立姿勢との間に姿勢があるときに前記揺動アームに前記中立姿勢から前記第2工作姿勢へ揺動させる第二付勢力を作用させる様にしたので、前記第1工作姿勢と前記中立姿勢との間に姿勢があるときに、第1付勢力が姿勢を前記第1工作姿勢に強制し、前記第2工作姿勢と前記中立姿勢との間に姿勢があるときに、第2付勢力が姿勢を第2工作指令に強制する。
また、前記揺動アームを前記回転軸の周りの第1向きに固定した状態で前記揺動アームを前記移動方向に沿って移動させると前記揺動アームが一箇所の移動を阻止されて前記揺動軸の周りに揺動して第2工作姿勢から第1工作姿勢に姿勢を変化させる様にし、前記揺動アームを前記回転軸の周りの第2向きに固定した状態で前記揺動アームを前記移動方向に沿って移動させると前記揺動アームが一箇所の移動を阻止されて前記揺動軸の周りに揺動して第1工作姿勢から第2工作姿勢に姿勢を変化させる様にしたので、移動機構と回転機構の連動により、第1姿勢から第2姿勢へ姿勢を変更し、第2姿勢から第1姿勢へ姿勢を変更することをできる。
また、前記第1工作工具が切断工具であり、前記第2工作工具が罫線押し工具である様にしたので、被工作物を第1工作端部で切断する工程と被工作物に第2工作端部で罫線を付ける工程とを適時切り替えて、被工作物を工作できる。
従って、簡易な手順と簡易な構造で、平板状の被工作物を加工する工作装置を提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る工作装置の平面図である。図2は、本発明の実施形態に係る工作装置の正面図である。図3は、本発明の実施形態に係る工作ヘッドの正面図その1である。図4は、本発明の実施形態に係る工作ヘッドの側面図その1である。図5は、本発明の第1の実施形態に係る工作端部のA−A断面図である。図6は、本発明の実施形態に係る工作ヘッドの正面図その2である。図7は、本発明の実施形態に係る工作ヘッドの側面図その2である。図8は、本発明の第1の実施形態に係る工作端部のB−B断面図である。図9は、本発明の実施形態に係る付勢機構の側面図その1である。図10は、本発明の実施形態に係る付勢機構の側面図その2である。図11は、本発明の実施形態に係る付勢機構の側面図その3である。図12は、本発明の実施形態に係る工作ヘッドの作動図その1である。図13は、本発明の実施形態に係る工作ヘッドの作動図その2である。
工作装置10は、平板状の被工作物を加工する装置である。
例えば、被工作物が定尺の厚紙(例えば、段ボール紙)や発泡スチロール製板材やプラスチック製板材であって、厚紙や発泡スチロール製板材を所定の形状にカットして、段ボール箱や中子等に組み立てることのできる切り抜きを製造するには、工作ヘッドと工作ヘッドを厚紙の面に沿って移動することをできる移動機構とを備えた工作装置10を用いる。工作ヘッドは、厚紙を切断する加工工具と厚紙に折り目を付ける罫線ツールとを設けられる。
この様な工作装置10はサンプルカッターと呼称される。
サンプルカッターは、直交するX軸とY軸とで構成される平面に厚紙を固定し、工作ヘッドをX軸とY軸とに沿って移動させて、厚紙を工作する。
例えば、工作ヘッド移動機構500は、Y軸横桁510とX軸移動機構(図示せず)とY軸移動機構520とで構成される。X軸移動機構がY軸方向に長手方向を延ばした横桁をX軸方向に移動させる。Y軸移動機構520が工作ヘッドをY軸横桁510の上でY軸方向に移動させる。
説明の容易のために、X軸とY軸とで構成される平面をXY平面と、XY平面に直交する方向に沿って伸びる軸をZ軸と、呼称する。
以下では、工作装置10がサンプルカッターである場合を例に説明する。
工作装置10は、被工作物保持台100と第1工作工具200と第2工作工具300と工具支持機構400と工作ヘッド移動機構500とで構成される。
被工作物保持台100は、被工作物20を保持する保持面Sを持った構造である。
例えば、被工作物保持台100は、保持台基礎110と保持台パッド120と架台130とで構成される。
例えば、保持台基礎110は、ハニカム構造の板構造体である。保持台基礎110の平行する2辺がX軸に沿い、直交する他の2辺がY軸に沿う。
工作装置10がサンプルカッターである場合は、保持台基礎110は一方の表面に真空吸着機能を持った板材である。一方の表面を表側と呼称し、他の表面を裏側と呼称する。
保持台パッド120は、通気性のある樹脂製のマットであり、保持台基礎110の表面に貼られている。
保持台パッド120の表面が保持面Sに相当する。
被工作物20を保持面Sに置いて、被工作物保持台100の真空吸着機能を発揮させると、被工作物20が保持面Sに保持される。
架台130は、保持台基礎110を支持する。
第1工作工具200は、保持面に保持された被工作物を工作することをできる第1工作端部220を持った工具である。
第1工作工具200は、第1工作工具本体210と第1工作端部220とで構成されてもよい。
例えば、第1工作工具200は、被工作物を切ることをできるツールである。
第1工作端部220は、被工作物20に突き刺す刃を持った刃先である。
第1工作工具本体210は、圧縮空気または電気を動力源として刃を高速振動させる。
第1工作端部220である刃先を被工作物20に突き刺して、第1工作工具200である切断工具を保持面Sに沿って移動させると、刃先が被工作物20に切断線21を工作することをできる。
第2工作工具300は、保持面に保持された被工作物を工作することをできる第2工作端部320を持った工具である。
第2工作工具300は、第2工作工具本体310と第2工作端部320とで構成されてもよい。
例えば、第2工作工具300は、被工作物に折り目となる罫線22を付けることをできる罫線押し工具である。
第2工作端部320は、被工作物に押し付けられて罫線22を形つける罫線押し部である。
第2工作工具本体310は、罫線押し部を支持する構造体である。
例えば、第2工作工具本体310は回転自在に支持される円筒状のローラであり、第2工作端部320は第2工作工具本体310の円周に突き出たリング状の突起部である。
第2工作端部320である罫線押し部を被工作物20に押し付けて、第2工作工具300である罫線押し工具を保持面Sに沿って回転しつつ移動させると、罫線押し部が被工作物20に罫線22を工作することをできる。
工具支持機構400は、第1工作工具200と第2工作工具300とを支持する機構である。
第1工作工具200と第2工作工具300と工具支持機構400とを、工作ヘッドと総称する。
工具支持機構400は、第1工作工具200と第2工作工具300とを相対移動させて、第2工作姿勢と第1工作姿勢との間で姿勢を変化させることをできる。
第2工作姿勢は、第2工作端部320を第1工作端部220と保持面Sとの間に位置させる姿勢である。
第1工作姿勢は、第2工作端部320を第1工作端部220と保持面Sとの間から退避させる姿勢である。
工具支持機構400は、揺動アーム410と付勢機構420と移動機構430と回転機構440とで構成されてもよい。
揺動アーム410は、第2工作工具300を支持し揺動軸Cの周りに揺動自在に案内される部材である。
工具支持機構400は、揺動アーム410を揺動軸Cの周りに揺動させて、第1工作姿勢と第2工作姿勢との間で姿勢を変化させる。
揺動軸Cが、保持面Sに沿って延びていてもよい。
例えば、揺動軸Cは、保持面Sに平行に延びている。第1工作姿勢において、第2工作端部320の保持面までの距離が第1工作端部220の保持面までの距離より大きくてもよい。
移動機構430は、揺動アーム410を保持面Sに交差する移動方向に沿って移動させる機構である。
回転機構440は、揺動アーム410を保持面Sに交差する回転軸Dの周りに回転させる機構である。
移動方向は、回転軸Dに沿っていてもよい。
回転軸Dは、Z軸に一致してもよい。
第1工作姿勢において、移動機構430が、第1工作工具200を移動方向に沿って移動させて第1工作端部220を保持面Sに保持された被工作物20に押し付けることをでき、回転機構440が第1工作端部220を回転軸Dの周りに回転させることをできる。
例えば、移動機構430が、切断工具を移動方向に沿って移動させて刃先を保持面Sに保持された被工作物20に押し付けることをでき、回転機構440刃先を回転軸Dの周りに回転させることをできる。
第2工作姿勢において、移動機構430が、揺動アーム410を移動方向に沿って移動させて第2工作端部320を保持面Sに保持された被工作物20に押し付けることをでき、回転機構440が第2工作端部320を回転軸Dの周りに回転させることをできる。
例えば、移動機構430が、揺動アーム410を移動方向に沿って移動させて罫線押し部を保持面Sに保持された被工作物20に押し付けることをでき、回転機構440が罫線押し部を回転軸Dの周りに回転させることをできる。
移動機構430が、ベースフレーム431と移動フレーム432と移動駆動機構433とで構成されてもよい。
ベースフレーム431は、保持面Sに沿って移動可能に後述する工作ヘッド移動機構500に支持される部材である。
例えば、ベースフレーム431は、後述するY軸横桁510にY軸方向に移動自在に支持される部材である。ベースフレーム431は、端部をY軸横桁510に支持された平板状の部材である。
移動フレーム432は、保持面Sに交差する移動方向に沿って移動自在にベースフレーム431に支持される部材である。
例えば、移動方向がZ軸に平行していてもよい。
例えば、移動フレーム432は、リニアガイドを介してベースフレーム431に支持される平板状の部材である。一対のリニアガイドが、移動フレーム432を移動方向に沿って移動自在に案内する。
移動駆動機構433は、移動フレーム432を移動方向に沿って移動させる機構である。例えば、移動駆動機構433は、移動フレーム432に固定されたボールナットとベースフレーム431に回転自在に固定されボールナットに噛みあう雄ねじが設けられた送りねじ棒と送りねじ棒を回転させるモータとで構成される。
移動駆動機構433のモータが正転または逆転すると、移動フレーム432がリニアガイドに案内されて前進または後進する。
回転機構440が、回転フレーム441と回転軸受機構442と回転駆動機構443とで構成されてもよい。
回転フレーム441は、第1工作工具200を支持する部材である。
回転フレーム441は、第1工作工具200の第1工作端部220を保持面Sに対面される様に支持する。
例えば、回転フレーム441は、第1工作工具200の第1工作工具本体210を嵌め合う部分である嵌合部を持った部材である。嵌合部は、第1工作工具本体210の円筒状の外側が嵌め合う穴である。
回転軸受機構442は、回転フレーム441を保持面Sに交差する回転軸Dの周りに回転自在に支持する機構である。
例えば、回転軸DがZ軸に一致していても良い。
例えば、回転軸受機構442は、移動フレーム432に固定され、回転心を回転軸Dに一致した一対の軸受けをもった機構である。回転フレーム441は、一対の軸受けに回転自在に支持される。
回転駆動機構443は、回転フレーム441を保持面Sに交差する回転軸Dの周りに回転させることをできる機構である。
例えば、回転駆動機構443は、回転フレーム441に固定された大歯車と軸端に小歯車を固定されたモータと大歯車と小歯車とに掛け渡された歯付きベルトとで構成される。
モータが正転または逆転すると、回転フレーム441が回転軸Dの周りに正転または逆転する。
揺動アーム410が、揺動軸Cの周りに揺動自在に回転フレーム441に支持される。
モータの回転を制御すると、回転フレーム441の回転軸Dの周りの回転角を所定の角度にして、揺動アーム410を回転軸Gの周りの所定の向きに向けることをできる。
回転フレーム441は、主回転フレーム444と押さえ部材445と連結部材446とで構成されてもよい。
主回転フレーム444は、第1工作工具200を支持する部材である。
例えば、主回転フレーム444は、第1工作工具200の第1工作工具本体210を嵌め合う部分である嵌合部を持った部材であり、回転軸受機構442に回転軸Dの周りに回転自在に支持される。嵌合部は、第1工作工具本体210の円筒状の外側が嵌め合う穴である。
押さえ部材445は、保持面Sに保持された被工作物20を押さえることをできる部材である。
例えば、押さえ部材445は、保持面Sに保持された被工作物20を一方の面で押さえる円盤状の部分と円盤状の部材の他方の面から主回転フレーム444の側に延びた部分とで構成される。
連結部材446は、主回転フレーム444と押さえ部材445とを連結する部材である。例えば、連結部材446は、3つのガイドロッドとガイドロッドに案内される圧縮弦巻ばねで構成される。ガイドロッドが、一端を主回転フレーム444に固定され、他端を押さえ部材445に固定される。
連結部材446が、主回転フレーム444と押さえ部材445との離間距離を所定の距離だけ伸縮させることをできる。
揺動アーム410が、揺動軸の周りに揺動自在に回転フレーム441に支持される。
例えば、揺動アーム410が、揺動軸の周りに揺動自在に押さえ部材445に支持される。揺動軸Cが、押さえ部材445の円盤状の部材の他方の面から主回転フレーム444の側に延びた部分に回転自在に嵌めあう。
一対の揺動アーム410が、押さえ部材445を挟んで設けられていてよい。
第2工作姿勢において、移動機構430が回転フレーム441を移動方向に沿って移動させて主回転フレーム444が揺動アーム410に当接して第2工作端部320を保持面Sに保持された被工作物20に押し付けることをできてもよい。
例えば、主回転フレーム444が第2工作姿勢になった揺動アーム410の第2工作工具を支持する箇所の反対側に当接して、揺動アーム410を保持面Sの側へ押す。
付勢機構420は、第1工作姿勢と中立姿勢との間に姿勢があるときに揺動アーム410に中立姿勢から第1工作姿勢へ揺動させる第1付勢力を作用させ、第2工作姿勢と中立姿勢との間に姿勢があるときに揺動アーム410に中立姿勢から第2工作姿勢へ揺動させる第二付勢力を作用させる機構である。
ここで、中立姿勢は、第1工作姿勢と第2工作姿勢との間に存在する姿勢である。
例えば、付勢機構420は、固定端部421と付勢ばね422と揺動端部423とで構成される。
固定端部421は、押さえ部材445に固定される端部である。
固定端部421は、揺動アーム410が第1工作姿勢と第2工作姿勢との範囲を超えて揺動しないためのストッパでもある。
揺動端部423は、揺動アーム410に固定された端部である。
付勢ばね422は、固定端部421と揺動端部423とに掛け渡さる。付勢ばね422が引っ張りばねであると、揺動端部423を固定端部421側へ引っ張る力が作用する。
図9は、第2工作姿勢である工作ヘッドを示す。
第2工作姿勢であると、付勢ばね422の引っ張り力により、揺動アーム410に中立姿勢から第2工作姿勢へ揺動させるモーメント力(以下、第2付勢力という。)が発生する。従って、揺動アーム410が第2工作姿勢を維持する。
第2工作姿勢では、第2工作端部320が、第1工作端部220と保持面Sの間に位置し、保持面Sに保持された被工作物20に対面する。
移動機構430により、第2工作端部320を被工作物20に押し付け、回転機構440により第2工作端部320の転動する向きを工作ヘッドの移動する向きに一致する様に第2工作工具300を回転させ、後述する工作ヘッド移動機構500により工作ヘッドを保持面Sに沿って移動させる。
この際に、回転機構440が揺動アーム410の回転軸Dの周りの向きを調整し、第2工作端部320に工作により発生する反力が、中立姿勢から第2工作姿勢へ揺動させる向きのモーメント力が揺動アームに作用する様にする。
この様にすると、第2工作工具300が罫線押し工具である場合、被工作物に罫線が工作される。
図10は、中立姿勢である工作ヘッドを示す。
中立姿勢であると、付勢ばね422の引っ張り力により、揺動アーム410にモーメント力が発生しない。
図11は、第1工作姿勢である工作ヘッドを示す。
第1工作姿勢であると、付勢ばね422の引っ張り力により、揺動アーム410に中立姿勢から第1工作姿勢へ揺動させるモーメント力(以下、第1付勢力という。)が発生する。従って、揺動アーム410が第1工作姿勢を維持する。
第1工作姿勢では、第2工作端部320が第1工作端部220と保持面Sの間にから退避し、第1工作端部220が保持面Sに保持された被工作物20に対面する。
移動機構430により、第1工作端部220を被工作物20に押し付け、回転機構440により第1工作端部220の刃の向きを工作ヘッドの移動する向きに一致する様に第2工作工具300を回転させ、後述する工作ヘッド移動機構500により工作ヘッドを保持面Sに沿って移動させる。
この様にすると、第1工作工具200が刃付きの切断工具である場合に、被工作物に切断線21が工作される。
回転機構440が揺動アーム410を回転軸Dの周りの所定の向きである第1向きに固定した状態で、移動機構430が揺動アーム410を移動方向に沿って移動させると、揺動アーム410が一箇所の移動を阻止されて揺動軸の周りに揺動して第2工作姿勢から第1工作姿勢に姿勢を変化させてもよい。
回転機構440が揺動アーム410を回転軸Dの周りの所定の向きである第2向きに固定した状態で、移動機構430が揺動アーム410を移動方向に沿って移動させると、揺動アーム410が一箇所の移動を阻止されて揺動軸の周りに揺動して第1工作姿勢から第2工作姿勢に姿勢を変化させてもよい。
阻止部材434がベースフレーム431に固定される。
一対の揺動アーム410が、押さえ部材445を挟んで設けられる。
第1突起411が、一方の揺動アーム410に設けられる。
第2突起部412が、他方の揺動アーム410に設けられる。
図12が、揺動アーム410の姿勢が第2工作姿勢から第1工作姿勢へ変化する様子を示している。
回転機構440が、回転フレーム441を回転させて、第一突起部411をベースフレーム431へ対面する向きになる様にする。
移動機構430が、回転フレーム441を移動方向に沿って保持面Sから遠ざかる向きに移動させる。第1突起部411が、阻止部材434に当接する。
揺動アーム410の第1突起部411の位置する箇所の移動を阻止されて、揺動アーム410の姿勢が揺動軸Cの周りに揺動して第2工作姿勢から第1工作姿勢に変化する。
図13が、揺動アーム410の姿勢が第1工作姿勢から第2工作姿勢へ変化する様子を示している。
回転機構440が、回転フレーム441を回転させて、第2突起部412をベースフレーム431へ対面する向きになる様にする。
移動機構430が、回転フレーム441を移動方向に沿って保持面Sから遠ざかる向きに移動させる。第2突起部412が、阻止部材434に当接する。
揺動アーム410の第2突起部412の位置する箇所の移動を阻止されて、揺動アーム410の姿勢が揺動軸Cの周りに揺動して第1工作姿勢から第2工作姿勢に変化する。
工作ヘッド移動機構500は、工作ヘッドを保持面Sに沿って移動させることをできる機構である。
例えば、工作ヘッド移動機構500は、工作ヘッドを保持面Sに平行に移動させる。
工作ヘッド移動機構500は、Y軸横桁510とY軸移動機構520とX軸移動機構(図示せず)とで構成されてもよい。
Y軸横桁510は、Y軸に沿って伸びる桁構造体である。
Y軸横桁510の両端は、X軸方向に移動自在に、被工作物保持台100に案内される。
Y軸移動機構520は、Y軸横桁510に沿って工作ヘッドをY軸方向に移動させる機構である。
例えば、Y軸移動機構520は、Y軸リニアガイド521とY軸駆動機構とで構成される。
Y軸リニアガイド521は、Y軸横桁510に固定され、Y軸に沿って伸びるリニアガイドである。
工作ヘッドは、Y軸リニアガイド521にY軸に沿って往復移動可能に案内される。
Y軸駆動機構は、工作ヘッドをY軸方向に駆動する機構であり、電気モータとY軸リニアガイドとY軸駆動ベルト522とで構成される。
電気モータが、Y軸横桁510の長手方向の一方の端部に固定され、出力軸に駆動プーリをもつ。
従動プーリが、Y軸横桁510の長手方向の他方の端部に設けられる。
駆動ベルトが、駆動プーリと従動プーリとに架け渡される。
工作ヘッドが駆動プーリの1箇所に固定される。
その結果、電気モータが正転または逆転すると、工作ヘッドがY軸に沿って往復移動する。電気モータが停止すると、工作ヘッドが停止する。
X軸移動機構が、Y軸横桁510をX軸方向に往復移動し停止する。
X軸移動機構は、X軸リニアガイド(図示せず)とX軸駆動機構(図示せず)とで構成される。
X軸リニアガイドは、被工作物保持台100のX軸に沿った2辺の付近に位置し、X軸に沿った方向に伸びたリニアガイドである。Y軸横桁510は、X軸リニアガイドにX軸方向に往復移動自在に案内される。
X軸駆動機構は、駆動ベルトと電気モータとで構成される。
電気モータは、被工作物保持台100に固定され、出力軸に駆動プーリを持つ。
駆動ベルトは、駆動プーリと被工作物保持台100に固定された従動プーリとに架け渡されるタイミングベルトである。
Y軸横桁510が、駆動ベルトの1箇所に固定される。
その結果、電気モータを正転または逆転させると、Y軸移動機構520がX軸に沿って前進または後進する。
Y軸移動機構520が工作ヘッドをY軸方向に往復移動させ停止させる
例えば、
X軸移動機構がY軸横桁510をX軸に沿って往復移動させると、工作ヘッドがX軸に沿って往復移動する。
以下に、本発明の実施形態にかかる工作装置の作用を説明する。
第1工作工具200が第1工作端部220として刃先を持った切断工具であって、第2工作工具300が第2工作端部320として罫線押し部を持った罫線押し工具である場合を例に説明する。
(準備工程)
被工作物を保持面Sに保持する。
(被工作物に切断線21を工作する工程)
回転機構440が、回転フレーム441を回転させて、第1突起部411をベースフレーム431へ対面する向きになる様にする。
移動機構430が、回転フレーム441を移動方向に沿って保持面Sから遠ざかる向きに移動させる。第1突起部411が、阻止部材434に当接する。
揺動アーム410の第1突起部411の位置する箇所の移動を阻止されて、揺動アーム410の姿勢が揺動軸Cの周りに揺動して第2工作姿勢から第1工作姿勢に変化する。
移動機構430により、第1工作工具200の第1工作端部220を被工作物20に押し付ける。
押さえ部材445が被工作物20の表面を押さえ、第1工作端部220である刃先が被工作物20を突き刺す。
工作ヘッド移動機構500が、切断線21の計画線に倣って第1工作端部220を保持面Sに沿って移動させる。
回転機構440が回転フレーム441を回転させて、第1工作端部220である刃先の向きを切断線21の計画線に倣わせる。
第1工作端部220が、被工作物20に切断線21を工作する。
(被工作物に罫線22を工作する工程)
回転機構440が、回転フレーム441を回転させて、第2突起部412をベースフレーム431へ対面する向きになる様にする。
移動機構430が、回転フレーム441を移動方向に沿って保持面Sから遠ざかる向きに移動させる。第2突起部412が、阻止部材434に当接する。
揺動アーム410の第2突起部412の位置する箇所の移動を阻止されて、揺動アーム410の姿勢が揺動軸Cの周りに揺動して第1工作姿勢から第2工作姿勢に変化する。
移動機構430により、第2工作工具300の第2工作端部320を被工作物20に押し付ける。
第2工作端部320である罫線押し部が被工作物20を押潰す。
工作ヘッド移動機構500が、切断線21の計画線に倣って第2工作端部320を保持面Sに沿って移動させる。
回転機構440が回転フレーム441を回転させて、第2工作端部320である罫線おし部の転動する向きを罫線22の計画線に倣わせる。
第1工作端部220が、被工作物20に罫線22を工作する。
以下に、本発明の第2の実施形態にかかる第2工作工具を、図を基に説明する。
図14は、本発明の第2の実施形態に係る第2工作工具の正面図である。
第2工作工具300は、被工作物に折り目となる罫線22を付けることをできる工具である。
第2工作端部320は、被工作物に押し付けられて罫線22を形つける罫線押し部である。
第2工作工具本体310は、罫線押し部を支持する構造体である。
第2工作工具本体310は回転しない様に揺動アーム410に固定される部材であり、第2工作端部320は第2工作工具本体310の保持面Sに向いて突起する突起部である。
第2工作端部320を被工作物20に押し付けて、第2工作工具本体310を保持面Sに沿って移動させると、第2工作端部320が被工作物20に罫線22を工作することをできる。
上述の実施形態に係る平板状の被工作物を加工する工作装置10を用いれば、以下の効果を発揮する。
刃先220で被工作物20に切断線21を工作できる切断工具200と罫線押し部320で被工作物20に罫線を工作できる罫線押し工具200とを支持する工具支持機構400を被工作物20を保持する保持面Sに沿って移動させ、工具支持機構400が、罫線押し部320を刃先220と保持面Sとの間に位置させる第2工作姿勢と罫線押し部320を刃先220と保持面Sとの間かた退避させる第1工作姿勢との間で、姿勢を変化させる様にしたので、第1工作姿勢において、工作ヘッド移動機構400が工作ヘッドを移動して切断工具200の刃先220が被工作物20を工作し、第2工作姿勢において、工作ヘッド移動機構400が工作ヘッドを移動して罫線押し工具300の罫線押し部320が被工作物20を工作でき、切断工具200と罫線押し工具300との持ち替えをせずに、工作可能領域を減縮させずに、被工作物を工作できる。
また、揺動アーム410が罫線押し工具300を支持し、揺動アーム410を揺動軸Cの周りに揺動自在に案内させ、揺動アーム410を揺動軸Cの周りに揺動させて第1工作姿勢と第2工作姿勢との間で姿勢を変化させる様にしたので、簡易かつ迅速に第1工作姿勢と第2工作姿勢との間で姿勢を変化させて、被工作物20を工作できる。
また、揺動アーム410を保持面Sに沿って延びる揺動軸Cの周りに揺動できる様にし、罫線押し部の保持面までの距離が刃先の保持面までの距離より大きくなる様にしたので、罫線押し部320を保持面Sに対して離間する向きに退避させることができる。
また、第2工作姿勢において、揺動アーム410を移動方向に沿って移動させて、罫線押し部320を保持面Sに保持された被工作物20に押し付けることをでき、罫線押し工具320を回転軸の周りに回転させることをできる様にしたので、工作ヘッド移動機構400が工作ヘッドを移動するに従って、罫線押し部320を回転軸の周りに回転させることにより、罫線押し部320が被工作物20に所定の軌跡に沿って罫線22を工作することをできる。
また、切断工具200を支持する回転フレーム441を保持面Sに交差する回転軸Dの周りに回転自在に支持し、回転フレーム441を回転軸Dの周りに回転させ、揺動アーム410が揺動軸Cの周りに揺動自在に支持する様にしたので、回転駆動機構443が回転フレーム441を回転させて、回転フレーム441に支持される揺動アーム410が支持する罫線押し工具300の罫線押し部320を保持面Sに保持された被工作物20に対して回転させることをできる。
また、切断工具200を支持する回転フレーム441を保持面Sに交差する回転軸Dの周りに回転自在に支持し、回転フレーム441を回転軸Dの周りに回転させ、回転フレーム441を保持面Sに交差する移動方向に沿って移動させることをでき、揺動アーム410が揺動軸Cの周りに揺動自在に回転フレーム441に支持される様にし、第2工作姿勢において、回転フレーム441を移動方向に沿って移動させて罫線押し部220を保持面Sに保持された被工作物20に押し付けることをでき、回転機構440が罫線押し部310を回転軸Dの周りに回転させることをできる様にしたので、工作ヘッド移動機構500が工作ヘッドを移動させるに従って、被工作物20に押し付けた罫線押し工具300の向きを回転軸Dに周りに回転させて、罫線押し部320が被工作物を工作することをできる。
また、回転フレーム441を切断工具200を支持する主回転フレーム444と、保持面Sに保持された被工作物20を押さえることをできる押さえ部材445と、主回転フレーム444と押さえ部材445とを連結する連結部材446とで構成し、揺動アーム410が揺動軸Cの周りに揺動自在に回転フレーム441に支持され、第1姿勢において、移動機構430が回転フレーム441を移動方向に沿って移動させて押さえ部材445を保持面Sに保持された被工作物20の刃先220に対面する箇所に押しつけて刃先220が被工作物20を工作できる様にしたので、第1姿勢において、工作ヘッド移動機構500が工作ヘッドを移動させるに従って、被工作物に押し付けた切断工具200の向きを回転軸に周りに回転させて、被工作物20が保持面Sから浮き上がるのを防止しつつ、切断工具200の刃先220で被工作物20に切断線21を工作できる。
また、揺動アーム410が揺動軸Cの周りに揺動自在に主回転フレーム444に支持され、連結部材446が主回転フレーム444と押さえ部材445との相対距離を伸縮可能であり、第2姿勢において、移動機構430が回転フレーム441を移動方向に沿って移動させて主回転フレーム444が揺動アーム410に当接して罫線押し部320を保持面Sに保持された被工作物20に押し付けることをできる様にしたので、第2姿勢において、工作ヘッド移動機構500が工作ヘッドを移動させるに従って、被工作物20に押し付けた罫線押し部320の向きを回転軸Dに周りに回転させて、罫線押し工具300の罫線押し部320で被工作物20に罫線を工作できる。
また、第1工作姿勢と中立姿勢との間に姿勢があるときに揺動アーム410に中立姿勢から第1工作姿勢へ揺動させる第1付勢力を作用させ、第2工作姿勢と中立姿勢との間に姿勢があるときに揺動アーム410に中立姿勢から第2工作姿勢へ揺動させる第二付勢力を作用させる様にしたので、第1工作姿勢と中立姿勢との間に姿勢があるときに、第1付勢力が姿勢を第1工作姿勢に強制し、第2工作姿勢と中立姿勢との間に姿勢があるときに、第2付勢力が姿勢を第2工作姿勢に強制する。
また、揺動アーム410を回転軸Dの周りの第1向きに固定した状態で揺動アーム410を移動方向に沿って移動させると揺動アーム410が一箇所の移動を阻止されて揺動軸Cの周りに揺動して第1工作姿勢から第2工作姿勢に姿勢を変化させ、揺動アーム410を回転軸の周りの第2向きに固定した状態で揺動アーム410を移動方向に沿って移動させると揺動アーム410が一箇所の移動を阻止されて揺動軸の周りに揺動して第2工作姿勢から第1工作姿勢に姿勢を変化させる様にしたので、移動機構430と回転機構440の連動により、第1姿勢から第2姿勢へ姿勢を変更し、第2姿勢から第1姿勢へ姿勢を変更することをできる。
また、上記のとおり、第1工作工具200が切断工具であり、第2工作工具300が罫線押し工具である様にしたので、被工作物を第1工作端部220で切断する工程と被工作物に第2工作端部320で罫線を付ける工程とを適時切り替えて、被工作物を工作できる。
本発明は以上に述べた実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。
加工工具を往復運動をするカッターで被工作物を切断するものとして説明したが、これに限定されず、例えば、レーザで被工作物を切断するものであってもよい。
また、加工工具がレーザ加工機である場合、レーザビームがカッターの替わりに当する。
また、揺動アーム410が揺動軸の周りに揺動自在に押し込み部材に支持される構造で説明したが、これに限定されず、例えば、揺動アーム410が揺動軸の周りに揺動自在に主回転フレーム444に支持されてもよい。
本発明の実施形態に係る工作装置の平面図である。 本発明の実施形態に係る工作装置の正面図である。 本発明の実施形態に係る工作ヘッドの正面図その1である。 本発明の実施形態に係る工作ヘッドの側面図その1である。 本発明の第1の実施形態に係る工作端部のA−A断面図である。 本発明の実施形態に係る工作ヘッドの正面図その2である。 本発明の実施形態に係る工作ヘッドの側面図その2である。 本発明の第1の実施形態に係る工作端部のB−B断面図である。 本発明の実施形態に係る付勢機構の側面図その1である。 本発明の実施形態に係る付勢機構の側面図その2である。 本発明の実施形態に係る付勢機構の側面図その3である。 本発明の実施形態に係る工作ヘッドの作動図その1である。 本発明の実施形態に係る工作ヘッドの作動図その2である。 本発明の第2の実施形態に係る第2工作工具の正面図である。
符号の説明
C 揺動軸
D 回転軸
S 保持面
10 工作装置
20 被工作物
21 切断線
22 罫線
100 被工作物保持台
110 保持台基礎
120 保持台パッド
130 架台
200 第1工作工具
210 第1工作工具本体
220 第1工作端部
300 第2工作工具
310 第2工作工具本体
320 第2工作端部
400 工具支持機構
410 揺動アーム
411 第1突起部
412 第2突起部
420 付勢機構
421 固定端部
422 付勢ばね
423 揺動端部
430 移動機構
431 ベースフレーム
432 移動フレーム
433 移動駆動機構
434 阻止部材
440 回転機構
441 回転フレーム
442 回転軸受機構
443 回転駆動機構
444 主回転フレーム
445 押さえ部材
446 連結部材
500 工作ヘッド移動機構
510 Y軸横桁
520 Y軸移動機構
521 Y軸リニアガイド
522 Y軸駆動ベルト

Claims (11)

  1. 平板状の被工作物を工作する工作装置であって、
    被工作物を保持する保持面を持った被工作物保持台と、
    前記保持面に保持された被工作物を工作することをできる第1工作端部を持った第1工作工具と、
    前記保持面に保持された被工作物を工作することをできる第2工作端部を持つ第2工作工具と、
    前記第1工作工具と前記第2工作工具とを支持する工具支持機構と、
    前記第1工作工具と前記第2工作工具と前記工具支持機構とを有する工作ヘッドを前記保持面に沿って移動させることをできる工作ヘッド移動機構と、
    を備え、
    前記工具支持機構が、前記第1工作工具と前記第2工作工具とを相対移動させて、前記第2工作端部を前記第1工作端部と前記保持面との間に位置させる第2工作姿勢と前記第2工作端部を前記第1工作端部と前記保持面との間から退避させる第1工作姿勢との間で姿勢を変化させることをできる、
    ことを特徴とする工作装置。
  2. 前記工具支持機構が、前記第2工作工具を支持し揺動軸の周りに揺動自在に案内される揺動アームを有し、該揺動アームを該揺動軸の周りに揺動させて前記第1工作姿勢と前記第2工作姿勢との間で姿勢を変化させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の工作装置。
  3. 前記揺動軸が前記保持面に沿って延び、
    前記第1工作姿勢において、第2工作端部の保持面までの距離が第1工作端部の保持面までの距離より大きい、
    ことを特徴とする請求項2に記載の工作装置。
  4. 前記工具支持機構が前記揺動アームを前記保持面に交差する移動方向に沿って移動させる移動機構と前記揺動アームを前記保持面に交差する回転軸の周りに回転させる回転機構とを有し、
    前記第2工作姿勢において、前記移動機構が前記揺動アームを前記移動方向に沿って移動させて前記第2工作端部を前記保持面に保持された被工作物に押し付けることをでき、前記回転機構が前記第2工作端部を前記回転軸の周りに回転させることをできる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の工作装置。
  5. 前記工具支持機構が前記第1工作工具を支持する回転フレームと該回転フレームを前記保持面に交差する回転軸の周りに回転自在に支持する回転軸受機構と回転フレームを前記回転軸の周りに回転させる回転駆動機構とを持つ回転機構を有し、
    前記揺動アームが前記揺動軸の周りに揺動自在に前記回転フレームに支持される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の工作装置。
  6. 前記工具支持機構が前記第1工作工具を支持する回転フレームと該回転フレームを前記保持面に交差する回転軸の周りに回転自在に支持する回転軸受機構と回転フレームを前記回転軸の周りに回転させる回転駆動機構とを持つ回転機構と前記回転フレームを前記保持面に交差する移動方向に沿って移動させることをできる移動機構とを有し、
    前記揺動アームが前記揺動軸の周りに揺動自在に前記回転フレームに支持され、
    前記第2工作姿勢において、前記移動機構が前記回転フレームを前記移動方向に沿って移動させて前記第2工作端部を前記保持面に保持された被工作物に押し付けることをでき、前記回転機構が前記第2工作端部を前記回転軸の周りに回転させることをできる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の工作装置。
  7. 前記工具支持機構が回転フレームと該回転フレームを前記保持面に交差する回転軸の周りに回転自在に支持する回転軸受機構と回転フレームを前記回転軸の周りに回転させる回転駆動機構とを持つ回転機構と前記回転フレームを前記保持面に交差する移動方向に沿って移動させることをできる移動機構を有し、
    前記回転フレームが前記第1工作工具を支持する主回転フレームと前記保持面に保持された被工作物を押さえることをできる押さえ部材と該主回転フレームと該押さえ部材とを連結する連結部材とを含み、
    前記揺動アームが前記揺動軸の周りに揺動自在に前記回転フレームに支持され、
    前記第1工作姿勢において、前記移動機構が前記回転フレームを前記移動方向に沿って移動させて前記押さえ部材を前記保持面に保持された被工作物の前記第1工作端部に対面する箇所に押しつけて前記第1工作端部が被工作物を工作できる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の工作装置。
  8. 前記揺動アームが前記揺動軸の周りに揺動自在に前記押さえ部材に支持され、
    前記連結部材が前記主回転フレームと前記押さえ部材との相対距離を伸縮可能であり、
    前記第2姿勢において、前記移動機構が前記回転フレームを前記移動方向に沿って移動させて前記主回転フレームが前記揺動アームに当接して前記第2工作端部を前記保持面に保持された被工作物に押し付けることをできる、
    ことを特徴とする請求項7に記載の工作装置。
  9. 中立姿勢が前記第1工作姿勢と前記第2工作姿勢との間に存在する姿勢であり、
    前記工具支持機構が、前記第1工作姿勢と前記中立姿勢との間に姿勢があるときに前記揺動アームに前記中立姿勢から前記第1工作姿勢へ揺動させる第1付勢力を作用させ、前記第2工作姿勢と前記中立姿勢との間に姿勢があるときに前記揺動アームに前記中立姿勢から前記第2工作姿勢へ揺動させる第二付勢力を作用させる付勢機構を有する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の工作装置。
  10. 前記工具支持機構が前記揺動アームを前記保持面に交差する移動方向に沿って移動させる移動機構と前記揺動アームを前記保持面に交差する回転軸の周りに回転させる回転機構とを有し、
    前記回転機構が前記揺動アームを前記回転軸の周りの所定の向きである第1向きに固定した状態で前記移動機構が前記揺動アームを前記移動方向に沿って移動させると前記揺動アームが一箇所の移動を阻止されて前記揺動軸の周りに揺動して第2工作姿勢から第1工作姿勢に姿勢を変化させ、
    前記回転機構が前記揺動アームを前記回転軸の周りの所定の向きである第2向きに固定した状態で前記移動機構が前記揺動アームを前記移動方向に沿って移動させると前記揺動アームが一箇所の移動を阻止されて前記揺動軸の周りに揺動して第1工作姿勢から第2工作姿勢に姿勢を変化させる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の工作装置。
  11. 前記第1工作工具が被工作物を切断する第1工作端部を持つ切断工具であり、
    前記第2工作工具が被工作物に押し付けられて罫線を形つける罫線押し部である第2工作端部を持つ罫線押し工具である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の工作装置。
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