JP2007159298A - 電力監視ネットワークシステム、及び電力監視ネットワークシステムの制御方法 - Google Patents

電力監視ネットワークシステム、及び電力監視ネットワークシステムの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】特定の系内における消費電力量を予め設定された最大電力量を超えないように、監視(管理)対象となる機器の動作を適切に制御すること。
【解決手段】電力管理装置は、制御対象となる機器の今月の消費電力量を、過去の履歴情報に基づいて予測し、予測した消費電力量が予め設定されている使用可能な最大電力量を超えるか否かを判断する。最大電力量を超えた場合、電力管理装置は、事前に、超過分の消費電力量に応じて設定された電力削減レベルに基づいて、機器の使用条件の設定を変更しながら削減可能な消費電力量を算出するシミュレーション処理を実行する。このシミュレーション処理によって最大電力量を超えない適切な使用条件を判断する。そして、電力管理装置は、適切と判断されたシミュレーションにおける使用条件の設定等を、実際の機器動作に反映させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワークに接続された機器における消費電力の管理を行う電力監視ネットワークシステム及び電力監視ネットワークシステムの制御方法に関し、特に、所定の最大使用電力を超えないように機器の動作を制限する制御に関する。
近年、例えば、二酸化炭素(CO2)やメタンガス等の大気中に存在する温室効果ガスの増大による地球の温暖化が懸念されている。
この地球の温暖化は、自然の生態系等に悪影響を及ぼすおそれがあることから、大気中の温室効果ガス濃度の安定化が世界的に求められており、京都議定書が平成17年2月16日に発効された。
日本においても改正地球温暖化対策の推進に関する法律が施行され、地球の温暖化の原因となる二酸化炭素を排出する電力の削減が強く求められている。
また、電力会社から施設に供給される電力(上限値)の制限や、電力使用料の経費面の制限からも電力使用量の抑制が求められている。
このような状況の下、従来、省エネ機能に代表される機器の消費電力の削減を図る技術や、施設全体の使用電力(消費電力)の抑制を図る技術が下記の特許文献をはじめ種々提案されている。
特開2003−209924公報 特開2002−142385公報
特許文献1には、特定の系における総電力量が、その系に対して許容された電力量を超えないように(下回るように)制御する消費電力管理システムが提案されている。
詳しくは、特定の電力系内に存在する機器に電源を投入する前に(電源オンに移行する前に)、消費電力管理システムへ系内の許容電力量に対する余剰電力量を問い合わせ、機器の消費電力がこの余剰電力量に満たない場合(下回る場合)、機器への電源供給(投入)を可能にする技術が提案されている。
また、特定の系内に存在する全ての制御対象機器に対して、現在の消費電力量を問い合わせ、その消費電力の総量が系内の許容電力量を超える場合(上回る場合)、系内の制御対象機器を省電力モード等に移行させる技術が提案されている。
特許文献2には、特定のネットワークに接続された機器の電力消費量を管理することによって、システムの安定稼動を図るサーバ装置が提案されている。
詳しくは、ネットワーク接続された機器が動作を開始する前に、その動作時の消費電力量と予め設定された許容消費電力量との比較を行い、その比較結果が所定の条件を満たすまで機器動作の開始を行わないように動作を制限する技術が提案されている。
しかしながら、特許文献1に記載の消費電力管理システムでは、重要な動作であったとしても、許容電力量をオーバーしてしまう場合には、即ち電力不足の場合には、必要な場合、機器を動作させることができないため、ユーザの利便性を損ねるおそれがあった。
また、特許文献2に記載の技術を用いた場合も、優先度の高い動作であってもすぐにその動作を開始させることができず、利用者の不都合を招く可能性があった。
そこで本発明は、特定の系内における消費電力量を予め設定された最大電力量を超えないように対象機器の動作を適切に制御することができる電力監視ネットワークシステム及びその制御方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明では、特定のネットワークに接続される装置における消費電力量が、予め設定された最大電力量を超えないように、前記装置の動作を管理制御する電力監視ネットワークシステムであって、前記特定のネットワークに接続される装置における未来の消費電力量を予測する予測手段と、前記予測手段により予測された予測消費電力量と前記最大電力量とを比較する比較手段と、前記予測電力量が前記最大電力量より大きいと判断された場合、前記装置の使用条件を変更させた場合の消費電力量を算出するシミュレーションを実行するシミュレーション手段と、前記シミュレーション手段の算出結果に基づいて、前記特定のネットワークに接続される装置における消費電力量が前記最大電力量を超えない前記装置の使用条件を判断する判断手段と、前記判断手段の判断結果に基づいて、前記特定のネットワークに接続される装置の動作を制御する制御手段と、を備えることにより前記目的を達成する。
請求項2記載の発明では、請求項1記載の電力監視ネットワークシステムにおいて、前記特定のネットワークに接続される装置における消費電力量の履歴情報を取得する履歴取得手段を備え、前記予測手段は、前記履歴情報に基づいて、前記特定のネットワークに接続される装置における未来の消費電力量を予測することを特徴とする。
請求項3記載の発明では、請求項1または請求項2記載の電力監視ネットワークシステムにおいて、前記シミュレーション手段は、前記装置の使用条件に予め設定された優先度に基づいて、消費電力量を算出するシミュレーションを実行することを特徴とする。
請求項4記載の発明では、請求項1、請求項2または請求項3記載の電力監視ネットワークシステムにおいて、前記特定のネットワークに接続される装置にOA(オフィス・オートメーション)機器を含む場合、前記シミュレーション手段は、前記装置の使用条件として、前記OA機器の電源オフ状態、または前記OA機器の省エネモードへの移行状態を設定した場合における消費電力量を算出することを特徴とする。
請求項5記載の発明では、請求項1、請求項2、請求項3記載または請求項4記載の電力監視ネットワークシステムにおいて、前記特定のネットワークに接続される装置に画像形成装置を含む場合、前記シミュレーション手段は、前記装置の使用条件として、画像形成動作モードを設定した場合における消費電力量を算出することを特徴とする。
請求項6記載の発明では、請求項1から請求項5のいずれか一の請求項に記載の電力監視ネットワークシステムにおいて、前記特定のネットワークに接続される装置に空調装置を含む場合、前記シミュレーション手段は、前記装置の使用条件として、前記空調装置の運転時間、または前記空調装置の制御温度を設定した場合における消費電力量を算出することを特徴とする。
請求項7記載の発明では、請求項1から請求項6のいずれか一の請求項に記載の電力監視ネットワークシステムにおいて、前記特定のネットワークに接続される装置に照明装置を含む場合、前記シミュレーション手段は、前記装置の使用条件として、前記照明装置の点灯時間、または前記照明装置の照明輝度を設定した場合における消費電力量を算出することを特徴とする。
請求項8記載の発明では、請求項1から請求項7のいずれか一の請求項に記載の電力監視ネットワークシステムにおいて、前記特定のネットワークに接続される装置が配設される領域に出入りする人の情報を管理する入退出管理装置から入退出情報を取得する入退出情報取得手段と、前記入退出情報と、前記特定のネットワークに接続される装置の動作情報との関係を分析する第1の分析手段と、を備え、前記シミュレーション手段は、前記第1の分析手段による分析結果に基づいて、前記装置の使用条件を変更させた場合の消費電力量を算出するシミュレーションを実行することを特徴とする。
請求項9記載の発明では、請求項1から請求項8のいずれか一の請求項に記載の電力監視ネットワークシステムにおいて、前記特定のネットワークに接続される装置が配設される領域に設けられた、光センサ、温度センサ、または人体センサの検出情報を取得する検出情報取得手段と、前記検出情報と、前記特定のネットワークに接続される装置の動作情報との関係を分析する第2の分析手段と、を備え、前記シミュレーション手段は、前記第2の分析手段による分析結果に基づいて、前記装置の使用条件を変更させた場合の消費電力量を算出するシミュレーションを実行することを特徴とする。
請求項10記載の発明では、請求項請求項1から請求項9のいずれか一の請求項に記載の電力監視ネットワークシステムにおいて、前記履歴情報、前記装置の使用条件、および前記シミュレーション手段によるシミュレーション結果のうちの少なくとも1つを表示する表示手段を備えたことを特徴とする。
請求項11記載の発明では、請求項1から請求項10のいずれか一の請求項に記載の電力監視ネットワークシステムにおいて、前記予測電力量が前記最大電力量より大きいと判断された場合、警告表示を行う警告手段を備えたことを特徴とする。
請求項12記載の発明では、請求項1から請求項11のいずれか一の請求項に記載の電力監視ネットワークシステムにおいて、前記最大電力量を外部装置から取得する最大電力量取得手段を備えたことを特徴とする。
請求項13記載の発明では、請求項1から請求項12のいずれか一の請求項に記載の電力監視ネットワークシステムにおいて、前記制御手段により動作を制御する前に、前記シミュレーション手段の算出結果または前記判断手段の判断結果を、動作制御の対象となる装置へ通知する通知手段を備えたことを特徴とする。
請求項14記載の発明では、特定のネットワークに接続される装置における消費電力量が、予め設定された最大電力量を超えないように、前記装置の動作を管理制御する電力監視ネットワークシステムにおいて用いられる電力監視ネットワークシステムの制御方法であって、前記特定のネットワークに接続される装置における未来の消費電力量を予測する第1のステップと、前記第1のステップにより予測された予測消費電力量と前記最大電力量とを比較する第2のステップと、前記予測電力量が前記最大電力量より大きいと判断された場合、前記装置の使用条件を変更させた場合の消費電力量を算出するシミュレーションを実行する第3のステップと、前記第3のステップの算出結果に基づいて、前記特定のネットワークに接続される装置における消費電力量が前記最大電力量を超えない前記装置の使用条件を判断する第4のステップと、前記第4のステップの判断結果に基づいて、前記特定のネットワークに接続される装置の動作を制御する第5のステップと、を備えることにより前記目的を達成する。
請求項1および請求項14記載の発明によれば、事前に実行されるシミュレーションの結果に基づいて機器の動作制御を行うことにより、特定の系内における消費電力量を予め設定された最大電力量を超えないように対象機器の動作を適切に制御することができるできる。
請求項2記載の発明によれば、履歴情報に基づいて、未来の消費電力を予測することにより、予測される消費電力量の値の信憑性(信頼性)を向上させることができる。
請求項3記載の発明によれば、予め設定された優先度に基づいて、使用条件を変更しながらシミュレーションを実行することにより、使用者の利便性を考慮した適切なシミュレーション結果を得ることができる。
請求項4記載の発明によれば、OA機器の電源オフ状態、またはOA機器の省エネモードへの移行状態を設定した場合における消費電力量を算出することにより、OA機器を対象とする場合におけるシミュレーションを適切に行うことができる。
請求項5記載の発明によれば、画像形成動作モードを設定した場合における消費電力量を算出することにより、画像形成装置を対象とする場合におけるシミュレーションを適切に行うことができる。
請求項6記載の発明によれば、空調装置の運転時間、または空調装置の制御温度を設定した場合における消費電力量を算出することにより、空調装置を対象とする場合におけるシミュレーションを適切に行うことができる。
請求項7記載の発明によれば、照明装置の点灯時間、または照明装置の照明輝度を設定した場合における消費電力量を算出することにより、照明装置を対象とする場合におけるシミュレーションを適切に行うことができる。
請求項8記載の発明によれば、入退出情報と、装置の動作情報との関係に基づいて、シミュレーションを実行することにより、適切なシミュレーション結果を得ることができる。
請求項9記載の発明によれば、各センサの検出情報と、装置の動作情報との関係に基づいて、シミュレーションを実行することにより、適切なシミュレーション結果を得ることができる。
請求項10記載の発明によれば、履歴情報、装置の使用条件、シミュレーション手段によるシミュレーション結果の情報を表示することにより、利用者に対してこれらの情報を視覚的に認識させることができる。
請求項11記載の発明によれば、予測電力量が最大電力量より大きいと判断された場合、警告表示を行うことにより、利用者に対して電力の削減(低減)が必要である旨を視覚的に認識させることができる。
請求項12記載の発明によれば、最大電力量を外部装置から取得する最大電力量取得手段を備えることにより、環境が変化した場合など最大電力量の変更の対応を容易に外部から行うことができる。
請求項13記載の発明によれば、制御手段により動作を制御する前に、シミュレーション手段の算出結果または判断手段の判断結果を、動作制御の対象となる装置へ通知することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図1〜図18を参照して詳細に説明する。
本実施の形態では、社内LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)120を使用して、ネットワークに接続された機器の消費電力の監視(管理)を行う電力監視ネットワークシステムについて説明する。
図1は、本実施の形態に係る電力監視ネットワークシステムの概略構成を示した図である。
図に示すように、本実施の形態に係る電力監視ネットワークシステムでは、社内LAN120に接続された画像形成装置101、102、PC(パソコン)103、104、FAX(装置)105、照明管理システム106、空調管理システム107、セキュリティシステム108、エレベータ管理システム109などの装置が、社内LAN120を介して電力管理装置100と接続されている。
実施の形態に係る電力監視ネットワークシステムでは、電力管理装置100がホストコンピュータとして働き、全ての機能を集中的に管理する。
電力管理装置100は、入力、記憶、演算、制御、出力の5つ機能を有する、例えば、ワークステーションなどのコンピュータから構成され、電力監視ネットワークシステムにおける電力監視(管理)サービスを提供するためのサーバ装置を備えている。
電力管理装置100は、時計機能及びカレンダー機能を有しており、予め設定された日時または、お昼休み等の休憩時間になると照明の消灯、画像形成装置の電源をOFFまたは省エネモードへの移行動作を行う機能を備えている。
さらに、電力管理装置100は、予め設定された日時または、お昼休み等の休憩が終了する時間になると照明点灯及び画像形成装置の電源をONまたは、省エネモードの解除動作を行う機能を備えている。
また、電力管理装置100は、ネットワーク(社内LAN120)を介して、例えば、画像形成装置101、102におけるウォームアップモード、コピーモード(画像形成動作)待機モード、省エネモード、復帰モード及びこの各動作モード時間を監視し記憶している。
画像形成装置101、102は、待機モード状態にて一定時間使用されない場合、省エネモードに移行するので、この待機モード時間が省エネモード移行時間となる。
電力管理装置100は、この各モードの動作時間と、予め設定された各動作モードの消費電力に基づいて、各画像形成装置101、102における消費電力の算出を行う。
なお、このような電力管理装置100で実行される消費電力の算出は、画像形成装置101、102を対象とすることを限定するものではない。例えば、その他の機器やシステム、詳しくは、PC103、104、FAX105、照明管理システム106、空調管理システム107、セキュリティシステム108、エレベータ管理システム109を対象とすることもできる。
本実施の形態に係る電力監視ネットワークシステムでは、電力管理装置100を社内LAN120に直接接続する場合について説明するが、電力管理装置100と社内LAN120との接続方法は、これに限定されるものではない。
図2は、インターネットを使用した電力監視ネットワークシステムの概略構成を示した図である。
図2に示すように、例えば、インターネット122を使用して(介して)、電力管理装置100と社内LAN120とを接続するようにしてもよい。
このようにインターネット122を使用する場合には、社内LAN120とインターネット122をルータ121を介して接続する。
そして、電力管理装置100は、このルータ121を介して、社内LAN120に接続された各監視(管理)対象装置の情報を取得する。
なお、図2に示すように、インターネット122を介して電力管理装置100を接続する場合には、電力管理装置100に予め監視(管理)対象となる機器のネットワークアドレスを予め設定しておく。これにより、図1に示すように、電力管理装置100が直接社内LAN120に接続される場合と同様の電力監視ネットワークシステムの動作を可能とする。
このように、電力管理装置100をインターネット122を介して接続することにより、電力管理装置100の配置可能範囲を拡大することができる。例えば、機器が存在する社屋の外部に配設することが可能になる。
ここで、電力管理装置100よって消費電力の監視(管理)対象となる各装置・システムについて説明する。
初めに、画像形成装置101、102について説明する。
画像形成装置101、102は、プリンタ装置や複写装置、複合装置など、記録媒体(紙等)に画像を形成する装置である。
画像形成装置101は、周囲の明るさを検知する光検知センサ110を有している。
電力管理装置100は、光検知センサ110の検知状態の情報をモニタリングし、このモニタリングの結果に基づいて、リモート操作によって画像形成装置101を省エネモードに移行させることができるように構成されている。
詳しくは、電力管理装置100は、社内LAN120を介して画像形成装置101に設けられた光検知センサ110の出力を検知し、この画像形成装置101が設置された居室の照明の点灯状態を検出する。そして、例えば、居室の照明がOFF状態、即ち点灯していない場合には、画像形成装置101の電源をOFFまたは省エネモード等に移行させるように構成されている。
また、画像形成装置102は、周囲(居室)に存在する人体を検知する人体検知センサ111を有している。
電力管理装置100は、社内LAN120を介して画像形成装置102に設けられた人体検知センサ111の出力を検知し、この画像形成装置102が設置された居室(または、画像形成装置102の周囲)に人が存在するか否かを検知する。そして、人体検知センサ111が人体を検知した場合には、例えば、画像形成装置102における電源OFF状態への移行や省エネモード等への移行を禁止(制限)するように制御される。
なお、光検知センサ110や人体検知センサ111は、画像形成装置101、102にのみ設けられているものではなく、他の機器やシステム(例えば、パソコン103、104やFAX105)に備えるようにしてもよい。
電力管理装置100は、社内LAN120を介して、画像形成装置101、102を初めとする各機器の電源ON状態(電源投入状態)と、各機器(システム内)に設けられた光検知センサ110の出力(検知結果)との関係に基づいて、各機器における非使用時の電源ON時間、即ち無駄な電源ON時間を検出することができるように構成されている。
図3は、本実施の形態に係る画像形成装置101、102における回路構成の一例を示した図である。
図3に示すように、画像形成装置101、102(以下、画像形成装置システムとする)は、画像形成装置システムの全体制御を行うコントローラボード501、コントローラボード501に接続された操作部ボード502、画像データを記憶するHDD503、LANインターフェースボード505、汎用PCIバスを介してコントローラボード501に接続されたFAXコントローユニット506、エンジン制御ボード510、エンジン制御ボード510に接続されたコピー原稿(画像)を読み込むスキャナーボード(SBU)511、及び画像データをドラム上に書き込む書き込み制御用ボード512、定着装置に電力を供給するAC制御回路519、及び上記各種ボード、制御回路に電源を供給するPSU525を備えている。
コントローラボード501には、CPU(中央演算処理装置)及びコントローラボード501の制御を行うための各種プログラムが格納されたROM(リード・オンリ・メモリ)、CPUが使用する作業用メモリであるRAM(ランダム・アクセス・メモリ)、リチウム電池によりSRAM(スタティック・ランダム・アクセス・メモリ)のバックアップと時計機能を備えたNV−RAM(不揮発性RAM)、コントローラボード501のシステムバス制御、ローカルバス制御、フレームメモリ、FIFO等のメモリインターフェース制御、PCIバス、HDDI/F、圧縮/伸長、編集/回転機能及びCPU周辺を制御する機能を搭載したASIC(特定用途向けIC)、及びそのインターフェース回路等が搭載されている。
コントローラボード501に搭載されているNV−RAM531には、一定期間の画像形成装置の動作モード、復帰時間、コピーモード(画像形成動作)時間、待機モード時間及び省エネモード時間の情報(データ)が記憶(格納)されている。
当該画像形成装置システムは、待機モード状態にて一定時間使用されない場合、省エネモードに移行する。従って、この待機モード時間が省エネモード移行時間となる。
省エネモードを初めとする各動作モード時間は、電力管理装置100により監視される。詳しくは、電力管理装置100は、社内LAN120を介して、各動作モード時間情報を取得する。そして、電力管理装置100は、この各モードの動作時間と、予め設定された各動作モードの消費電力に基づいて各画像形成装置システムにおける消費電力の算出を行う。
また、コントローラボード501は、操作部ボード502からの操作者(ユーザ)の入力を解読して当該画像形成装置システムの設定情報、及びその状態内容を操作部(図示せず)の表示部に表示する。
操作部ボード502には、CPU及びROM、RAM、LCDC及びキー入力を制御するASIC(LCDC)が搭載されている。
操作部ボード502のROMには、操作部ボード502における入力操作の読込み、及び表示出力を制御するプログラムが格納されている。
操作部ボード502のRAMは、操作部ボード502のCPUが使用する作業用メモリである。
操作部502は、電力管理装置100から送信される、再設定された省エネモード移行時間の情報や、再設定前の省エネモード移行時間及び省エネモードを変更する旨のメッセージを表示する機能、及び省エネモードに入る直前に受信する警告メッセージ等を表示する機能を備えている。
エンジン制御ボード510は、画像形成装置システムにおける作像の作成制御を主として行う。
エンジン制御ボード510は、CPU518、画像処理を行うIPP、複写及びプリントアウトを制御するため必要な各種プログラムを内蔵(格納)したROM、その制御に必要なRAM、及びNV―RAM等を搭載している。
さらにエンジン制御ボード510は、他の制御を行うCPU、即ち、他の制御ボードにおけるCPUとの信号の送受信を行うためのシリアルインターフェースを備えている。
また、エンジン制御ボード510は、画像形成装置システムにおける機械駆動系を制御するモータ、画像形成に使用する帯電、現像バイアス、転写バイアス等の高圧電源制御、コピー用紙を送り出すピックアップソレノイド、給紙クラッチ、レジストクラッチ等や、レジストセンサ、排出センサ、人体検知センサ111、トナーエンドセンサ、Pセンサ、Tセンサ、定着温度を検出するサーミスタ、画像形成装置システムが設置された周辺の光を検知する光検知センサ110等のアナログ制御を含む画像形成装置システムにおけるI/O(入出力)制御を実行するためのI/OASICを搭載している。
PSU525は、スイッチング・レギュレータIC515を備えており、画像形成装置システムが画像形成処理を実行するために必要な電源を、各ボード、制御回路及びメカトロ部品に供給する。
また、PSU525は、エンジン制御ボード510のCPU518から、画像形成装置システムの使用電力を削減するための省エネモード移行信号(c)が出力されると、コントローラボード501、LANインターフェースボード505、省エネモード解除SW508及びADFセンサ509を除く部位への電源供給を停止するように構成されている。
LANインターフェースボード505は、社内LAN120と当該画像形成装置システム(詳しくは、コントローラボード501)とを接続するためのインターフェース機能を備えている。
なお、社内LAN120とコントローラボード501間の通信インターフェースは、PHYチップI/FやI2CバスI/Fなど、標準的な通信インターフェースが用いられている。外部機器との通信は、このLANインターフェースボード505を経由して実施されるように構成されている。
LANインターフェースボード505は、外部機器からの信号を受信すると、省エネモード解除信号(a)をPSU525に出力する。
PSU525は、省エネモードを解除するために、画像形成装置システムにおける画像形成を行うために必要な部位(各ボード、制御回路及びメカトロ部品)への電源供給を開始(再開)する。これにより、画像形成装置システムは、主電源のスイッチが投入された時と同じ状態に復帰する。
また、PSU525は、省エネモード解除SW508からの省エネモード解除信号(b)や、画像読取部に設けられた圧板の開放を検知する圧板センサ522の出力信号、また、ADF(自動原稿送り装置)への原稿挿入を検知するADFセンサ509の出力信号が入力されると、省エネモードの状態を解除するために、画像形成装置システムにおける画像形成を行うために必要な部位(各ボード、制御回路及びメカトロ部品)への電源供給を開始(再開)する。これにより、画像形成装置システムは、主電源のスイッチが投入された時と同じ状態に復帰する。
次に、PC103、104について説明する。
PC103、104は、入出力部、処理部、記憶部、周辺機器の4部から構成される情報処理装置である。
図4は、本実施の形態に係るPC103、104における回路構成の一例を示した図である。
図4に示すように、PC103、104(以下、PCシステムとする)は、PCシステムのマザーボードに、3個のチップセット600のLSIと、CPU610やメモリ620を装着するソケット、バススロットのソケットが実装されている。
チップセット600には、メモリ・コントローラ601、I/Oコントローラ603、システム・コントローラ602の3つの機能が搭載されている。
メモリ・コントローラ601は、メイン・メモリ・チップや外部キャッシュ・メモリ・チップを制御し、プロセッサやI/Oデバイスとのデータ転送をつかさどる。
システム・コントローラ602は、IRQ(割り込み要求)やDMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)、システム・クロック、タイマ、電力管理などPCシステムの基礎的な部分(機能)を制御する。
また、I/Oコントローラ603は、ディスクやグラフィックス、ネットワークなどのI/Oデバイス、またはそのインターフェースを制御する。
本実施の形態に係る電力監視ネットワークシステムでは、LAN・モデムインターフェース回路604におけるLANプラグに社内LAN120が接続される。
社内LAN120を介して入力される信号(データ)は、I/Oコントローラ603により制御され、PCIバスを介してCPU610に転送される。
CPU610は、電力管理装置100からの、電源OFF信号(シャットダウン信号)または省エネ信号を受信すると、アプリケーションが動作してないことを確認した後、PCシステムを電源OFF状態または省エネモード状態へ移行させる処理を行う。
なお、PCシステムにおける省エネモードとは、例えば、表示装置(ディスプレイ)及びハードディスクへの電源供給を停止する状態を示す。
次に、電力管理装置100にネットワークを介して接続された照明管理システム106について説明する。
図5は、本実施の形態に係る照明管理システム106の概略構成を示した図である。
図5に示すように、照明管理システム106は、各照明器具701の明るさを調整する調光器702、調光器702を制御する制御部703、輝度センサ(光センサ)704、LANインターフェース回路705を備えている。
制御部703は、CPUを備え、LANインターフェース回路705を介して電力管理装置100との信号の送受信を行う。
制御部703におけるCPUは、電力管理装置100から受信した照明の明るさ信号を調光器702に出力する。
調光器702は、この明るさ信号に対応した出力を照明器具701に行う。
例えば、調光器702の出力電圧を“0V”にすることにより、照明器具701は消灯される。
また、制御部703には、別の場所に設置された輝度センサ(光センサ)704が接続されており、この輝度センサ704により、実際の室内の明るさが検出される。
そして、輝度センサ704の検出結果は、社内LAN120を介して電力管理装置100にも送信されるように構成されている。
さらに、照明管理システム106は、各照明器具701に対して、照明状況監視、照明スケジュール管理、輝度管理の機能を備えている。
これらの機能は、外部からの信号(例えば、電力管理装置100からの信号)に対しても動作するように構成されている。
次に、電力管理装置100にネットワークを介して接続された空調管理システム107について説明する。
図6は、本実施の形態に係る空調管理システム107の概略構成を示した図である。
図6に示すように、空調管理システム107は、各部屋に設けられたエアコン(空調機)801の運転調整を行う。
空調管理システム107には、各部屋の温度を検知する温度センサ802が設けられている。なお、温度センサ802の検知結果は、社内LAN120を介して電力管理装置100へ送信されるように構成されている。
即ち、電力管理装置100は、各部屋の温度をモニターできるように構成されている。
空調管理システム107は、社内LAN120を介して電力管理装置100との信号の送受信が可能である。そして、空調管理システム107は、電力管理装置100からの信号に基づいて、エアコン801の運転操作を行う。
また、空調管理システム107は、各空調機(エアコン)に対して、運転状況監視、運転スケジュール管理、温度管理の機能を有している。
この他、本実施の形態に係る電力監視ネットワークシステムにおける監視(管理)対象となるシステムには、図1に示すように、セキュリティシステム108やエレベータ管理システム109などがある。
例えば、セキュリティシステム108の一部を利用した入退出管理システムは、個人情報を記憶したICカードを特定の読取装置を用いてICカード情報を読み込むことにより、人の入退出管理及びセキュリティ管理を行うシステムである。
この入退出管理システムは、各フロアまたは、部屋の全ての人が退社した場合や、及び部屋またはフロアに人が入った場合、人の入出情報を社内LAN120を介して電力管理装置100に送信するように構成されている。
次に、このように構成される本実施の形態に係る電力監視ネットワークシステムにおける監視(管理)処理動作について説明する。
初めに、当該電力監視ネットワークシステムにおいて監視(管理)対象となる特定の電力系において使用可能な最大電力量を電力管理装置100に設定する入力(登録)処理方法について説明する。
図7は、監視対象となる電力系における使用可能な最大電力量の入力処理の手順を示したフローチャートである。
監視対象となる電力系における使用可能な最大電力量は、居室、フロア、ビル等に設けられた機器やシステムの台数、また、設備環境により異なる。そのため、本実施の形態では、この最大電力量を外部から入力設定できる構成としている。
まず、電力管理装置100のCPU(図示せず)は、電力管理装置100の操作部(図示せず)から、使用可能な最大電力量のユーザ(管理者)による入力操作がなされたか否かを判断する(ステップ11)。
使用可能な最大電力量の入力操作がなされたと判断された場合(ステップ11;Y)、電力管理装置100のCPUは、入力された使用可能な最大電力量を電力管理装置100の記憶部に記憶する(ステップ12)。
電力管理装置100のCPUは、この使用可能な最大電力量を超えないように、ネットワークに接続された機器の電力制御を行う。各機器の電力制御方法の詳細については、後述する。
続いて、電力管理装置100のCPUは、最大電力を抑制する必要があることを示す最大電力抑制フラグをセットする(ステップ13)。
そして、入力された(設定された)使用可能な最大電力量の情報(データ)を社内LAN120を介して各機器に送信し(ステップ14)、処理を終了する。
なお、使用可能な最大電力量の情報を受信した各機器は、受信した使用可能な最大電力量の情報を所定の表示装置に表示することにより、該機器が設置された場所の使用電力が制限を受ける状況になった旨を視覚的に周囲へ知らせることができる。
一方、使用可能な最大電力量の入力操作がなされない場合(ステップ11;N)、つまり、操作者による使用可能な最大電力量の入力がない場合、電力管理装置100のCPUは、使用可能な最大電力量が記憶部に記憶されているか否かを判断する(ステップ15)。
使用可能な最大電力量が記憶部に記憶されている場合(ステップ15;Y)、電力管理装置100のCPUは、最大電力を抑制する必要があることを示す最大電力抑制フラグをセットし(ステップ16)、処理を終了する。
使用可能な最大電力量が記憶部に記憶されていない場合(ステップ15;N)、電力管理装置100のCPUは、最大電力を抑制する必要があることを示す最大電力抑制フラグをリセットし(ステップ17)、処理を終了する。
次に、監視(管理)対象となる特定の電力系における今後の電力使用量を予測し、その予測値に基づいて、予め設定されている使用可能な最大電力量を超えるか否かを推測する最大消費電力の確認処理方法について説明する。
図8は、監視対象となる電力系における今後の電力使用量が使用可能な最大消費電力を超えるか否かを確認する処理の手順を示したフローチャートである。
ここでは、電力管理装置100のCPU(図示せず)が、前の月の電力使用量の履歴情報に基づいて、例えば、月の初めに、当月の電力使用量が使用可能な最大電力量を超えるか否かの予測(シミュレーション)を行う手順について説明する。
まず、電力管理装置100のCPUは、前述した最大電力抑制フラグがセットされているか否か、即ち最大電力抑制フラグ=1であるか否かを判断する(ステップ21)。
最大電力抑制フラグがセットされていない場合(ステップ21;N)、電力管理装置100のCPUは、そのまま処理を終了する。
最大電力抑制フラグがセットされている場合(ステップ21;Y)、電力管理装置100のCPUは、現在の日時(時刻)が、予め月初めに設定されている、使用可能な最大電力を超えるか否かを確認する時期であるか否かを判断する(ステップ22)。
現在の日時が、この確認時期でない場合(ステップ22;N)、電力管理装置100のCPUは、そのまま処理を終了する。
現在の日時が、使用可能な最大電力を超えるか否かを確認する時期である場合(ステップ22;Y)、電力管理装置100のCPUは、各機器(管理対象機器)の先月の消費電力の累計または、1年前の同月の消費電力の累計を算出する処理を実行する(ステップ23)。
当該電力監視ネットワークシステムにおいて管理対象となっている各機器には、電力計測機能、及び稼動状態に基づいて算出された消費電力を記憶する記憶装置を備えている。
そして、電力管理装置100は、各機器の消費電力を、各機器から取得した消費電力、及び、電力管理装置100が各機器の動作状態及び動作時間を監視し算出した消費電量を累計することにより求める。
次に、電力管理装置100のCPUは、累積消費電力と予め設定されている変動リスク係数に基づいて当月の消費電力の予測、即ち予測消費電力量の算出を行う(ステップ24)。
なお、消費電力の予測を行う場合、その月の気候(温度)、残業量(仕事の忙しさ)等を考慮した補正を行う。
続いて、電力管理装置100のCPUは、予測消費電力量が使用可能な最大電力量を超えるか否かを判断する(ステップ25)。
予測消費電力量が使用可能な最大電力量を超えない場合(ステップ25;N)、電力管理装置100のCPUは、そのまま処理を終了する。
一方、予測消費電力量が使用可能な最大電力量を超える場合(ステップ25;Y)、電力管理装置100のCPUは、今月の消費電力が使用可能な最大電力を超える警告表示を行う(ステップ26)。
電力管理装置100のCPUは、今月の消費電力予測値から、使用可能な消費電力を減算することによって、使用可能な最大電力量をオーバー(超過)する電力量を算出し、その算出結果を記憶する(ステップ27)。
そして、超過電力量を算出した後、電力管理装置100のCPUは、電力削減のために各機器の使用条件を変えてのシミュレーション処理が必要であることを示すシミュレーションフラグをセットし(ステップ28)、処理を終了する。
次に、監視(管理)対象となる機器の一定期間の動作状態を記憶する処理、即ち、機器の動作状態のサンプリング処理方法について説明する。
図9は、監視対象となる機器の一定期間の動作状況を記憶する処理の手順を示したフローチャートである。
ここでは、電力管理装置100のCPUが、監視(監理)対象となる各機器の動作状態を監視し、この各機器の動作情報、及び機器の動作時間を記憶する手順について説明する。
まず、電力管理装置100のCPUは、現在の日時が、一定期間の機器の状態を記憶する期間であるか否かを判断する(ステップ31)。
現在の日時が、この確認期間でない場合(ステップ31;N)、電力管理装置100のCPUは、そのまま処理を終了する。
現在の日時が、一定期間の機器の状態を記憶する期間である場合(ステップ31;Y)、電力管理装置100のCPUは、入退出管理システム(セキュリティシステム108)から全員退社済みである旨の情報を受けた場合であって、電源がON状態の機器または運転状態の機器、または照明点灯の機器があるか否かを、社内LAN120(ネットワーク)を介して情報を取得することにより判断(確認)する(ステップ32)。
電源がON状態の機器がない場合(ステップ32;N)、電力管理装置100のCPUは、ステップ34の処理に進む。
入退出管理システム(セキュリティシステム108)から全員退社済みである旨の情報を受けた場合であって、電源がON状態の機器がある場合(ステップ32;Y)、電力管理装置100のCPUは、電源ON状態の機器の種類、及び次の日または週明けの勤務時間までの電源ON状態の時間を記憶する(ステップ;33)。
次に、電力管理装置100のCPUは、照明管理システム106から消灯情報を受けた場合であって、電源がON状態の機器または運転状態の機器があるか否かを、社内LAN120(ネットワーク)を介して情報を取得することにより判断(確認)する(ステップ34)。
電源がON状態の機器がない場合(ステップ34;N)、電力管理装置100のCPUは、ステップ36の処理に進む。
照明管理システム106から消灯情報を受けた場合であって、電源がON状態の機器がある場合(ステップ34;Y)、電力管理装置100のCPUは、電源ON状態の機器の種類、及び次の日または週明けの勤務時間までの電源ON状態の時間を記憶する(ステップ;35)。
運転状態の機器がある場合は、運転状態の機器の種類と、次の日または週明けの勤務時間までの運転時間を記憶する。
続いて、電力管理装置100のCPUは、空調管理システム107から空調停止の情報を受けた場合であって、電源がON状態の機器または運転状態の機器、または照明点灯の機器があるか否かを、社内LAN120(ネットワーク)を介して情報を取得することにより判断(確認)する(ステップ36)。
電源がON状態の機器がない場合(ステップ36;N)、電力管理装置100のCPUは、ステップ38の処理に進む。
空調管理システム107から空調停止を受けた場合であって、電源がON状態の機器がある場合(ステップ36;Y)、電力管理装置100のCPUは、電源ON状態の機器の種類、及び次の日または週明けの勤務時間までの電源ON状態の時間を記憶する(ステップ;37)。
次に、電力管理装置100のCPUは、予めお昼休みに設定されている時間(例えば、正午〜午後1時)に、電源がON状態の機器または運転状態の機器があるか否かを、社内LAN120(ネットワーク)を介して情報を取得することにより判断(確認)する(ステップ38)。
電源がON状態の機器がない場合(ステップ38;N)、電力管理装置100のCPUは、そのまま処理を終了する。
お昼休みに設定されている時間に、電源がON状態の機器がある場合(ステップ38;Y)、電力管理装置100のCPUは、電源ON状態の機器の種類と、お昼休み終了までの電源ON状態の時間を記憶し(ステップ39)、処理を終了する。
次に、監視(管理)対象となる機器における、例えば、使用条件や使用状態の設定を変更した場合の動作状態をシミュレーションし、このシミュレーション結果に基づいて消費電力量を予測する処理方法について説明する。
図10及び図11は、監視(管理)対象となる機器の動作をシミュレーションするシミュレーション処理の手順を示したフローチャートである。
機器(パソコン、プリンタ、複写機、照明器具、エアコン等)の電源の切り忘れや、必要ない時に電源が投入されたままにされることがしばしばある。
そこで、本実施の形態に係る電力監視ネットワークシステムでは、初めに、この無駄な電力消費を無くした場合におけるシミュレーションを行い、さらに、機器の使用条件、設置環境を変更した場合におけるシミュレーションを行う。
そして、予測消費電力が使用可能な最大電力を超える場合は、除々に機器の使い勝手、使用条件、使用環境を悪くし、使用可能な最大電力を超えないように消費電力抑制するように機器の制御を行う。
なお、個々の機器のシミュレーションの実施形態については、別フローチャートを用いて後述する。
まず、電力管理装置100のCPUは、当月の予測消費電力が、使用可能の最大電力を超えた場合にセットされるシミュレーションフラグがセットされているか否か、即ち、シミュレーションフラグ=1であるか否かを判断(確認)する(ステップ41)。
シミュレーションフラグがセットされていない場合(ステップ41;N)、電力管理装置100のCPUは、そのまま処理を終了する。
シミュレーションフラグがセットされている場合(ステップ41;Y)、電力管理装置100のCPUは、上述した一定期間の機器の動作状態の記憶処理(図9)において記憶された情報に基づいて、全員退社したのに、即ち、入退出管理システム(セキュリティシステム108)から全員退社済みである旨の情報を受けた場合において、電源ONの機器があるか否かを判断(確認)する(ステップ42)。
電源がON状態の機器がない場合(ステップ42;N)、電力管理装置100のCPUは、ステップ44の処理に進む。
入退出管理システム(セキュリティシステム108)から全員退社済みである旨の情報を受けた場合であって、電源がON状態の機器がある場合(ステップ42;Y)、電力管理装置100のCPUは、自動的に機器の電源OFFした場合、省エネモード移行または運転停止または照明消灯等を実施した場合における機器動作(消費電力)のシミュレーションを行う(ステップ43)。
具体的な、シミュレーション方法については、後述する。
続いて、電力管理装置100のCPUは、監視(監理)対象の機器が設置されている居室、会議室、フロア等の照明の点灯状態を確認し、さらに、機器の電源ON状態、機器の運転状態を確認する。
そして、電力管理装置100のCPUは、上述した一定期間の機器の動作状態の記憶処理(図9)において記憶された情報に基づいて、消灯されているのに、即ち、照明管理システム106から消灯情報を受けた場合において、電源ONの機器があるか否かを判断(確認)する(ステップ44)。
電源がON状態の機器がない場合(ステップ44;N)、電力管理装置100のCPUは、ステップ46の処理に進む。
照明管理システム106から消灯情報を受けた場合において、電源ONの機器がある場合(ステップ44;Y)、電力管理装置100のCPUは、自動的に機器の電源OFFした場合、省エネモード移行または運転停止等を実施した場合における機器動作(消費電力)のシミュレーションを行う(ステップ45)。
具体的な、シミュレーション方法については、後述する。
次に、電力管理装置100のCPUは、上述した一定期間の機器の動作状態の記憶処理(図9)において記憶された情報に基づいて、空調が停止された状態において、電源ONの機器があるか否かを判断(確認)する(ステップ46)。
電源がON状態の機器がない場合(ステップ46;N)、電力管理装置100のCPUは、ステップ48の処理に進む。
空調が停止された状態において、電源ONの機器がある場合(ステップ46;Y)、電力管理装置100のCPUは、空調が停止された以降、自動的に機器の電源OFFまたは省エネモード移行、または照明消灯した場合における機器動作(消費電力)のシミュレーションを行う(ステップ47)。
具体的な、シミュレーション方法については、後述する。
次に、電力管理装置100のCPUは、全てのOA機器(画像形成装置101、102、PC103、104など)の電源がOFF状態で、点灯した照明器具があるか否かを判断(確認)する(ステップ48)。
点灯した照明器具がない場合(ステップ48;N)、電力管理装置100のCPUは、ステップ50の処理に進む。
全てのOA機器の電源がOFF状態で、点灯した照明器具がある場合(ステップ48;Y)、電力管理装置100のCPUは、全てのOA機器の電源がOFFされた後、消灯した場合における機器動作(消費電力)のシミュレーションを行う(ステップ49)。
電力管理装置100のCPUは、全てのOA機器の電源がOFF状態で、運転状態にある空調機があるか否かを判断(確認)する(ステップ50)。
運転状態にある空調機がない場合(ステップ50;N)、電力管理装置100のCPUは、ステップ52の処理に進む。
全てのOA機器の電源がOFF状態で、運転状態にある空調機がある場合(ステップ50;Y)、電力管理装置100のCPUは、全てのOA機器の電源がOFFされた後、空調の運転を停止した場合における機器動作(消費電力)のシミュレーションを行う(ステップ51)。
次に、電力管理装置100のCPUは、お昼休みに電源ONのOA機器があるか否かを判断(確認)する(ステップ52)。
お昼休みに電源ONのOA機器がない場合(ステップ52;N)、電力管理装置100のCPUは、ステップ54の処理に進む。
一方、お昼休みに電源ONのOA機器がある場合(ステップ52;Y)、電力管理装置100のCPUは、お昼休み時間に電源をOFF、または省エネモードに移行した場合における機器動作(消費電力)のシミュレーションを行う(ステップ53)。
そして、電力管理装置100のCPUは、実行したシミュレーション結果に基づいて、削減可能な電力量を合計することにより、削減可能電力量を算出する(ステップ54)。
次に、電力管理装置100のCPUは、算出した削減可能電力量(以下、電力削減量1とする)と、上述したステップ27の処理で算出されるオーバー(超過)電力量とを比較し、電力削減量1がオーバー(超過)電力量より大きいか否かを判断する(ステップ55)。
電力削減量1がオーバー(超過)電力量より大きい場合(ステップ55;Y)、電力管理装置100のCPUは、機器の使用条件または使用状態を著しく悪くすることはない旨を示す電力削減レベル1のフラグをセットする(ステップ56)。
一方、電力削減量1がオーバー(超過)電力量より小さい場合(ステップ55;N)、次の電力削減レベルを実施する。
詳しくは、電力削減量1に、後述する画像形成装置101、102のシミュレーションの結果に基づく削減(可能)電力を加算する(ステップ61)。この加算後の電力量を電力削減量2とする。
電力管理装置100のCPUは、この電力削減量2と、使用可能な最大電力量をオーバーする電力量(オーバー電力量)との比較を行い、電力削減量2がオーバー電力量より大きいか否かを判断する(ステップ62)。
電力削減量2がオーバー電力量より大きい場合(ステップ62;Y)、電力削減レベル2のフラグをセットする(ステップ63)。
一方、電力削減量2がオーバー電力量より小さい場合(ステップ62;N)、電力管理装置100のCPUは、さらに電力削減レベルを実施するためのシミュレーションを行う。
詳しくは、電力管理装置100のCPUは、予め設定された時間(例えば、夜の10時)以降、自動的に機器の電源をOFFにした場合における機器動作(消費電力)のシミュレーション実施し、削減できる電力削減量を算出する(ステップ64)。
そして、電力管理装置100のCPUは、電力削減量2に、自動的に機器の電源をOFFにしたシミュレーションにより削減できる電力削減量を加算する(ステップ65)。この加算後の電力量を電力削減量3とする。
次に、電力管理装置100のCPUは、この電力削減量3と、使用可能な最大電力量をオーバーする電力量(オーバー電力量)との比較を行い、電力削減量3がオーバー電力量より大きいか否かを判断する(ステップ66)。
電力削減量3がオーバー電力量より大きい場合(ステップ66;Y)、電力削減レベル3のフラグをセットする(ステップ67)。
一方、電力削減量3がオーバー電力量より小さい場合(ステップ66;N)、電力管理装置100のCPUは、さらに電力削減レベルを実施するためのシミュレーションを行う。
ここでは、空調の温度設定を変えたシミュレーションを行う。例えば、冬であれば設定温度を低めにし、夏であれば、設定温度を高めにして機器動作(消費電力)のシミュレーションを行う。
電力管理装置100のCPUは、空調の温度設定を変えた場合における機器動作(消費電力)のシミュレーションを実施し、削減できる電力削減量を算出する(ステップ68)。
そして、電力管理装置100のCPUは、電力削減量3に、空調の温度設定を変えることにより削減できる電力削減量を加算する(ステップ69)。この加算後の電力量を電力削減量4とする。
次に、電力管理装置100のCPUは、この電力削減量4と、使用可能な最大電力量をオーバーする電力量(オーバー電力量)との比較を行い、電力削減量4がオーバー電力量より大きいか否かを判断する(ステップ70)。
電力削減量4がオーバー電力量より大きい場合(ステップ70;Y)、電力削減レベル4のフラグをセットする(ステップ71)。
一方、電力削減量4がオーバー電力量より小さい場合(ステップ70;N)、電力管理装置100のCPUは、ステップ58の処理に進む。
電力削減のために各機器の使用条件を変えてのシミュレーション処理が終了したため、電力管理装置100のCPUは、シミュレーションフラグをリセットする(ステップ57)。
次に、電力管理装置100のCPUは、上述した個々の機器(システムを含む)における動作(消費電力)のシミュレーション結果の電力、またはシミュレーション結果を合計した電力量の表示を行う(ステップ58)。
続いて、電力管理装置100のCPUは、シミュレーションする前の一定期間の消費電力量を所定の表示装置に表示する(ステップ59)。
そして、電力管理装置100のCPUは、シミュレーションの実施時の個々の条件を表示すると共に記憶し(ステップ60)、処理を終了する。
なお、ここでは、例えば、自動的に機器の電源をOFFした場合は、OFFした時間とOFFした機器の種類または機器名等が条件として表示記憶される。
次に、セキュリティシステム108における入退出管理装置に格納(記憶)されている情報に基づいて、機器の運転OFF、電源OFFまたは省エネモード移行に設定変更した場合における機器動作(消費電力)のシミュレーション処理について説明する。
図12は、監視(管理)対象となる機器の動作をシミュレーションするシミュレーション処理の手順を示したフローチャートである。
OA機器(パソコン、プリンタ、複写機等)の電源の切り忘れ、必要ない時に電源が投入されたままにされることがしばしばある。
ここでは、より具体的なシミュレーションを実行し、このような無駄な電力消費を無くして電力削減を図る方法について説明する。
まず、電力管理装置100のCPUは、当月の予測消費電力が、使用可能の最大電力を超えた場合にセットされるシミュレーションフラグがセットされているか否か、即ち、シミュレーションフラグ=1であるか否かを判断(確認)する(ステップ81)。
シミュレーションフラグがセットされていない場合(ステップ81;N)、電力管理装置100のCPUは、そのまま処理を終了する。
シミュレーションフラグがセットされている場合(ステップ81;Y)、電力管理装置100のCPUは、上述した一定期間の機器の動作状態の記憶処理(図9)において記憶された情報に基づいて、特定のA居室から全員退社したのに、即ち、入退出管理システム(セキュリティシステム108)から、A居室は全員退社済みである旨の情報を受けた場合において、電源ONの機器があるか否かを判断(確認)する(ステップ82)。
電源がON状態の機器がない場合(ステップ82;N)、電力管理装置100のCPUは、ステップ84の処理に進む。
A居室は全員退社済みである旨の情報を受けた場合であって、電源がON状態の機器がある場合(ステップ82;Y)、電力管理装置100のCPUは、A居室から全員退出後にA居室のOA機器の電源OFF時間、または省エネモード時間を上述した機器の動作状態の記憶処理において記憶された情報に基づいて算出し、算出された時間の消費電力を算出するシミュレーションを実行する(ステップ83)。
具体的には、(電源をOFFした時間)×(1時間の消費電力Wh)により、削減電力を算出することができる。なお、現状の消費電力は、稼動時間×(1時間の消費電力Wh)により求められる。
次に、電力管理装置100のCPUは、A居室から全員退社した情報を入退出管理システム(セキュリティシステム108)から取得した時に、A居室の照明点灯があるか否かを判断(確認)する(ステップ84)。
照明点灯がない場合(ステップ84;N)、電力管理装置100のCPUは、ステップ86の処理に進む。
A居室から全員退社した情報を入退出管理システム(セキュリティシステム108)から取得した時に、A居室の照明点灯がある場合(ステップ84;Y)、即ち、光検知センサ110または、照明装置からの点灯情報がある場合、電力管理装置100のCPUは、点灯していたA居室の照明を消灯した場合における消費電力を算出するシミュレーションを実施する(ステップ85)。
なお、この場合においても、A居室を全員が退社した後に、監視(監理)対象となる照明器具を消灯した時間(消灯時間)の消費電力を求めることにより、削減電力の算出ができる。
次に、電力管理装置100のCPUは、A居室から全員退社した情報を入退出管理システム(セキュリティシステム108)から取得した時に、A居室の空調運転があるか否かを判断(確認)する(ステップ86)。
空調運転がない場合(ステップ86;N)、電力管理装置100のCPUは、ステップ88の処理に進む。
A居室から全員退社した情報を入退出管理システム(セキュリティシステム108)から取得した時に、A居室の空調運転がある場合(ステップ86;Y)、電力管理装置100のCPUは、A居室の空調運転を停止した場合における消費電力を算出するシミュレーションを実施する(ステップ87)。
なお、この場合においても、A居室を全員が退社した後に、監視(監理)対象となる空調機の運転を停止した時間(停止時間)の消費電力を求めることにより、削減電力の算出ができる。
次に、電力管理装置100のCPUは、特定のAフロアから全員退社した情報を入退出管理システム(セキュリティシステム108)から取得した時に、電源ONの機器があるか否かを判断(確認)する(ステップ88)。
電源がON状態の機器がない場合(ステップ88;N)、電力管理装置100のCPUは、ステップ90の処理に進む。
Aフロアから全員退社した情報を入退出管理システム(セキュリティシステム108)から取得した時に、電源ONの機器がある場合(ステップ88;Y)、電力管理装置100のCPUは、Aフロアから全員退出後にAフロアのOA機器の電源OFF時間、または省エネモード時間を上述した機器の動作状態の記憶処理において記憶された情報に基づいて算出し、算出された時間の消費電力を算出するシミュレーションを実行する(ステップ89)。
次に、電力管理装置100のCPUは、Aフロアから全員退社した情報を入退出管理システム(セキュリティシステム108)から取得した時に、Aフロアの照明点灯があるか否かを判断(確認)する(ステップ90)。
照明点灯がない場合(ステップ90;N)、電力管理装置100のCPUは、ステップ92の処理に進む。
Aフロアから全員退社した情報を入退出管理システム(セキュリティシステム108)から取得した時に、Aフロアの照明点灯がある場合(ステップ90;Y)、即ち、光検知センサ110または、照明装置からの点灯情報がある場合、電力管理装置100のCPUは、点灯していたAフロアの照明を消灯した場合における消費電力を算出するシミュレーションを実施する(ステップ91)。
なお、この場合においても、Aフロアを全員が退社した後に、監視(監理)対象となる照明器具を消灯した時間(消灯時間)の消費電力を求めることにより、削減電力の算出ができる。
次に、電力管理装置100のCPUは、Aフロアから全員退社した情報を入退出管理システム(セキュリティシステム108)から取得した時に、Aフロアの空調運転があるか否かを判断(確認)する(ステップ92)。
空調運転がない場合(ステップ92;N)、電力管理装置100のCPUは、ステップ94の処理に進む。
Aフロアから全員退社した情報を入退出管理システム(セキュリティシステム108)から取得した時に、Aフロアの空調運転がある場合(ステップ92;Y)、電力管理装置100のCPUは、Aフロアの空調運転を停止した場合における消費電力を算出するシミュレーションを実施する(ステップ93)。
なお、この場合においても、Aフロアを全員が退社した後に、監視(監理)対象となる空調機の運転を停止した時間(停止時間)の消費電力を求めることにより、削減電力の算出ができる。
最後に、電力管理装置100のCPUは、上述した上記シミュレーションにより算出された削減可能な電力削減量を合計し、その結果を記憶装置に記憶し(ステップ94)、処理を終了する。
次に、照明装置の点灯状況に応じて、機器の動作状況を確認するシミュレーションの処理方法について説明する。
図13は、照明装置の点灯状況に応じて、機器の動作状況を確認するシミュレーションの処理手順を示したフローチャートである。
OA機器(画像形成装置101、102、PC103、104等)の電源の切り忘れ、
必要ない時に電源が投入されたままにされることがしばしばある。
ここでは、より具体的なシミュレーションを実行し、このような無駄な電力消費を無くして電力削減を図る方法について説明する。
まず、電力管理装置100のCPUは、当月の予測消費電力が、使用可能の最大電力を超えた場合にセットされるシミュレーションフラグがセットされているか否か、即ち、シミュレーションフラグ=1であるか否かを判断(確認)する(ステップ101)。
シミュレーションフラグがセットされていない場合(ステップ101;N)、電力管理装置100のCPUは、そのまま処理を終了する。
シミュレーションフラグがセットされている場合(ステップ101;Y)、電力管理装置100のCPUは、上述した一定期間の機器の動作状態の記憶処理(図9)において記憶された情報に基づいて、A居室の照明が消灯した状態で、電源ONの機器があるか否かを判断(確認)する(ステップ102)。
電源がON状態の機器がない場合(ステップ102;N)、電力管理装置100のCPUは、ステップ104の処理に進む。
A居室の照明が消灯した状態で、電源ONの機器がある場合(ステップ102;Y)、電力管理装置100のCPUは、A居室から全員退出後にA居室のOA機器の電源OFF時間、または省エネモード時間を上述した機器の動作状態の記憶処理において記憶された情報に基づいて算出し、算出された時間の消費電力を算出するシミュレーションを実行する(ステップ103)。
具体的には、(電源をOFFした時間)×(1時間の消費電力Wh)により、削減電力を算出することができる。なお、現状の消費電力は、稼動時間×(1時間の消費電力Wh)により求められる。
次に、電力管理装置100のCPUは、A居室の照明が消灯した状態で、運転中の空調機、即ち空調運転があるか否かを判断(確認)する(ステップ104)。
空調運転がない場合(ステップ104;N)、電力管理装置100のCPUは、そのまま処理を終了する。
A居室の照明が消灯した状態で、A居室の空調運転がある場合(ステップ104;Y)、電力管理装置100のCPUは、A居室の照明が消灯された後、A居室の空調運転を停止した場合における消費電力を算出するシミュレーションを実施する(ステップ105)。
なお、この場合においても、A居室を全員が退社した後に、監視(監理)対象となる空調機の運転を停止した時間(停止時間)の消費電力を求めることにより、削減電力の算出ができる。
最後に、電力管理装置100のCPUは、上述した上記シミュレーションにより算出された削減可能な電力削減量を合計し、その結果を記憶装置に記憶し(ステップ106)、処理を終了する。
次に、空調装置の運転状況に応じて、機器の動作状況を確認するシミュレーションの処理方法について説明する。
図14は、空調装置の運転状況に応じて、機器の動作状況を確認するシミュレーションの処理手順を示したフローチャートである。
OA機器(画像形成装置101、102、PC103、104等)の電源の切り忘れ、
必要ない時に電源が投入されたままにされることがしばしばある。
ここでは、より具体的なシミュレーションを実行し、このような無駄な電力消費を無くして電力削減を図る方法について説明する。
まず、電力管理装置100のCPUは、当月の予測消費電力が、使用可能の最大電力を超えた場合にセットされるシミュレーションフラグがセットされているか否か、即ち、シミュレーションフラグ=1であるか否かを判断(確認)する(ステップ111)。
シミュレーションフラグがセットされていない場合(ステップ111;N)、電力管理装置100のCPUは、そのまま処理を終了する。
シミュレーションフラグがセットされている場合(ステップ111;Y)、電力管理装置100のCPUは、上述した一定期間の機器の動作状態の記憶処理(図9)において記憶された情報に基づいて、A居室の空調が停止した状態で、電源ONの機器があるか否かを判断(確認)する(ステップ112)。
電源がON状態の機器がない場合(ステップ112;N)、電力管理装置100のCPUは、ステップ114の処理に進む。
A居室の空調が停止した状態で、電源ONの機器がある場合(ステップ112;Y)、電力管理装置100のCPUは、A居室から全員退出後にA居室のOA機器の電源OFF時間、または省エネモード時間を上述した機器の動作状態の記憶処理において記憶された情報に基づいて算出し、算出された時間の消費電力を算出するシミュレーションを実行する(ステップ113)。
具体的には、(電源をOFFした時間)×(1時間の消費電力Wh)により、削減電力を算出することができる。なお、現状の消費電力は、稼動時間×(1時間の消費電力Wh)により求められる。
次に、電力管理装置100のCPUは、A居室の空調が停止した状態で、点灯中の照明器具(照明点灯)があるか否かを判断(確認)する(ステップ114)。
点灯中の照明器具がない場合(ステップ114;N)、電力管理装置100のCPUは、そのまま処理を終了する。
A居室の空調が停止した状態で、点灯中の照明器具(照明点灯)がある場合(ステップ114;Y)、電力管理装置100のCPUは、A居室の空調運転を停止した後、A居室の照明を消灯した場合における消費電力を算出するシミュレーションを実施する(ステップ115)。
なお、この場合においても、A居室の空調を停止した後に、監視(監理)対象となる照明器具を消灯した時間の消費電力を求めることにより、削減電力の算出ができる。
最後に、電力管理装置100のCPUは、上述した上記シミュレーションにより算出された削減可能な電力削減量を合計し、その結果を記憶装置に記憶し(ステップ116)、処理を終了する。
次に、電力監視ネットワークシステムにおいて監視(監理)対象となる機器の先月の消費電力を算出し、蓄積する処理について説明する。
図15は、機器の先月の消費電力の算出処理の動作手順を示したフローチャートである。
ここでは、処理の一例として、画像形成装置101、102(画像形成装置システム)に記憶された一定期間の動作モード時間の情報に基づいて、消費電力の算出、蓄積処理を行う場合について説明する。
電力管理装置100のCPUは、現在の日時が、予め月初めに設定されている、使用可能な最大電力を超えるか否かを確認する時期であるか否かを判断する(ステップ121)。
まず初めに、予め設定された月初めの、使用可能な最大電力を超えるか、確認する時期かチェックする。
現在の日時が、この確認時期でない場合(ステップ121;N)、電力管理装置100のCPUは、そのまま処理を終了する。
現在の日時が、使用可能な最大電力を超えるか否かを確認する時期である場合(ステップ121;Y)、電力管理装置100のCPUは、予め一定期間の累計待機モード時間として画像形成装置システム内に記憶された情報を取得し、この累計待機モード時間と予め設定された待機モード時間の1時間当たりの消費電力(Wh)との積を求め、待機時の累計消費電力を算出する(ステップ122)。
なお、監視対象となる画像形成装置システムには、事前に電力管理装置100から一定期間のコピー動作モード時間の累積と、その動作パターンをNV−RAMに記憶する指示(コマンド)が出されている。
次に、電力管理装置100のCPUは、監視(監理)対象とする画像形成装置システムから一定期間の累計省エネモード時間情報を取得し、この累計省エネモード時間と、予め設定された省エネモード時間の1時間当たりの消費電力(Wh)との積を求め、省エネモード時の累計消費電力を算出する(ステップ123)。
続いて、電力管理装置100のCPUは、監視(監理)対象とする画像形成装置システムから一定期間の累計復帰時間情報を取得し、この累計復帰時間と予め設定された復帰時間の1時間当たりの消費電力(Wh)との積を求め、復帰時の累計消費電力を算出する(ステップ124)。
さらに、電力管理装置100のCPUは、監視(監理)対象とする画像形成装置システムから一定期間の累計コピー時間情報を取得し、この累計コピー時間と予め設定されたコピー時間の1時間当たりの消費電力(Wh)との積を求め、コピー時の累計消費電力を算出する(ステップ125)。
最後に、電力管理装置100のCPUは、上述したように算出された待機時の累計消費電力と、省エネモード時の累計消費電力と、復帰時の累計消費電力と、コピー時の累計消費電力とを合計した現状の消費電力を算出し(ステップ126)、処理を終了する。
次に、監視(監理)対象機器に設定される省エネモードへの移行時間条件を変えた場合における動作状態(消費電力)のシミュレーション処理方法について説明する。
図16は、省エネモードへの移行時間条件を変えた場合における画像形成装置の消費電力のシミュレーション処理の動作手順を示したフローチャートである。
ここでは、画像形成装置システムにおける省エネモード移行時間を、現状の移行時間(15分)より短い1分に仮設定した場合における、一定期間の消費電力のシミュレーション処理について説明する。
なお、省エネモード移行時間の仮設定値は、1分に限定されるものではなく、例えば、5分、10分など任意に設定することができる。
電力管理装置100のCPUは、当月の予測消費電力が、使用可能の最大電力を超えた場合にセットされるシミュレーションフラグがセットされているか否か、即ち、シミュレーションフラグ=1であるか否かを判断(確認)する(ステップ131)。
シミュレーションフラグがセットされていない場合(ステップ131;N)、電力管理装置100のCPUは、そのまま処理を終了する。
シミュレーションフラグがセットされている場合(ステップ131;Y)、電力管理装置100のCPUは、監視(管理)対象の画像形成装置システムに設定されている省エネモード移行時間を確認する(ステップ132)。本実施形態では、15分に設定されている。
次に、電力管理装置100のCPUは、確認した省エネモード移行時間(15分)より短い時間(ここでは1分)をシミュレーション用の省エネモード移行時間として仮設定する(ステップ133)。
電力管理装置100のCPUは、画像形成装置システムの使用状況を一定期間監視し、監視結果を所定の記憶装置に記憶する。そして、この記憶した使用状況情報に基づいて、ステップ132の処理で確認した省エネモード移行時間(15分)内に、画像形成処理(コピー、印刷等)動作が実施されているか否かを判断する(ステップ134)。
省エネモード移行時間(15分)内に、画像形成処理動作が実施されない場合(ステップ134;N)、即ち、15分以内に実施したコピー動作モードがない場合、電力管理装置100のCPUは、累計待機モード時間の生成を行う。
ここでは、シミュレーション用の省エネモード移行時間として1分を仮設定してある。そのため、累計待機モード時間の生成は、この仮設定時間(1分)が待機モード時間となる。
そして、電力管理装置100のCPUは、この待機モード時間(1分)と省エネモード移行(復帰)回数との積を求めることにより累計待機モード時間を算出する。さらに、電力管理装置100のCPUは、この累計待機モード時間と、予め設定された待機モード時の1時間当たりの消費電力(Wh)との積を求めることにより仮の待機モードの累計消費電力を算出する(ステップ149)。
次に、電力管理装置100のCPUは、累計省エネモード時間の生成を行い、仮の省エネモードの累計消費電力算出を行う。
仮の省エネモード時間は、現状の省エネモード移行時間(15分)から仮の省エネモード移行時間(1分)を減算し、この値に、記憶された現状の省エネモード時間を加算することにより求められる。
この計算を記憶された一定期間のコピー動作パターンに付いて実施し、その結果を合計することにより、累積省エネモード時間を求めることができる。
この累積時間と、予め設定された省エネモード時の1時間当たりの消費電力(Wh)との積を求めることにより、仮の省エネモードの累計消費電力を算出する(ステップ150)。
続いて、電力管理装置100のCPUは、省エネモードから復帰する時の累計消費電力を算出する。ここでは、15分以内のコピー動作でないため、復帰時間の補正は不要となる。従って、そのままの復帰時間の累計と復帰時の1時間当たりの消費電力(Wh)との積を求めることにより、復帰する時の累計消費電力を算出する(ステップ151)。
次に、電力管理装置100のCPUは、コピー動作時の累計消費電力を算出する。ここでは、コピー動作時の補正も不要となるため、そのままのコピー時間の累計と、コピー動作時の1時間当たりの消費電力(Wh)との積を求めることによって、コピー時の累計消費電力を算出する(ステップ152)。
電力管理装置100のCPUは、省エネモード移行時間を1分にした場合における、一定期間の累計消費電力を算出するために、上述したように算出された、待機時の累計消費電力と、省エネモード時の累計消費電力と、復帰時の累計消費電力と、コピー時の累計消費電力と、を合計した消費電力(累計仮想消費電力)を算出し、その算出結果を記憶する(ステップ153)。そのまま、ステップ145の処理へ進む。
一方、ステップ134の処理において、省エネモード移行時間(15分)内に、画像形成処理動作が実施されたと判断された場合(ステップ134;Y)、電力管理装置100のCPUは、消費電力を算出する。
詳しくは、待機モード移行時間内(15分内)にコピー動作が実施された場合、省エネモード移行時間を1分に仮設定すると、復帰回数は増加する。これに伴い、復帰時の消費電力も増加する。
また、ここでは、待機モード時間が省エネモード移行時間となるため、省エネモード時間が増加することによって、消費電力も増加するが、一方で待機モード時間が短くなる。即ち、待機電力が削減される。
このように消費電力の増減する時間(情報)を生成し、この情報に基づいて、消費電力を算出する必要がある。
待機モード移行時間内(15分内)にコピー動作(画像形成処理)が実施された場合、復帰時間が増加するため、まず、電力管理装置100のCPUは、待機モード移行時間内(15分内)にコピー動作(画像形成処理)が実施された回数の累積復帰時間を生成する(ステップ135)。この累積復帰時間は、復帰する時間と、このコピー動作が実施された回数との積を求めることで算出できる。
続いて、電力管理装置100のCPUは、このコピー動作が実施された回数の累積待機モード時間を生成する(ステップ136)。この累積待機モード時間は、仮設定した省エネモード移行時間(1分)と、このコピー動作が実施された回数との積を求めることで算出できる。
次に、電力管理装置100のCPUは、この動作パターンの累積省エネモード時間を生成する(ステップ137)。この省エネモード時間は、記憶された待機モード時間から仮設定した省エネモード移行時間(1分)を減算することにより算出することができる。そして、この算出処理を動作パターンに対して実行することにより、この累計省エネモード時間を算出することができる。
続いて、電力管理装置100のCPUは、上記回数以外の(他の)累計待機モード時間を生成する(ステップ138)。
ここでは、省エネモード移行時間が1分に仮設定されており、この仮設定時間が待機モード時間となる。この待機モード時間と省エネモード移行回数との積を求めることにより累計待機モード時間を算出することができる。
次に、電力管理装置100のCPUは、上記以外の(他の)累計省エネモード時間を生成する(ステップ139)。
この省エネモード時間は、現状の省エネモード移行時間から仮の省エネモード移行時間(1分)を減算し、この値に記憶された省エネモード時間を加算することにより算出することができる。そして、この算出処理を上記以外(他の)の動作パターンに付いて実施することにより、他の累計省エネモード時間を算出することができる。
電力管理装置100のCPUは、上述したように算出した累計待機モード時間と、予め設定された待機モード時の1時間当たりの消費電力(Wh)との積を求めることにより、仮の待機モードの累計消費電力を算出する(ステップ140)。
そして、電力管理装置100のCPUは、上述したように算出した累計省エネモード時間と、予め設定された省エネモード時の1時間当たりの消費電力(Wh)との積を求めることにより、仮の省エネモードの累計消費電力を算出する(ステップ141)。
次に、電力管理装置100のCPUは、上述したように算出した累計復帰時間と、記憶された累計復帰時間の合計時間と、復帰時の1時間当たりの消費電力(Wh)との積を求めることにより、復帰時の累計消費電力を算出する(ステップ142)。
さらに、電力管理装置100のCPUは、コピー動作時の累計消費電力を算出する。ここでは、コピー動作時の補正も不要となるため、そのままのコピー時間の累計と、コピー動作時の1時間当たりの消費電力(Wh)との積を求めることによって、コピー時の累計消費電力を算出する(ステップ143)。
電力管理装置100のCPUは、省エネモード移行時間を1分にした場合における、一定期間の累計消費電力を算出するために、上述したように算出された、待機時の累計消費電力と、省エネモード時の累計消費電力と、復帰時の累計消費電力と、コピー時の累計消費電力と、を合計した消費電力(累計仮想消費電力)を算出し、その算出結果を記憶する(ステップ144)。
次に、電力管理装置100のCPUは、算出された累計仮想消費電力と、現状の一定期間の消費電力(別の制御フローで算出)とを比較し、現状の消費電力が累計仮想消費電力より大きいか否かを判断する(ステップ145)。
現状の消費電力が累計仮想消費電力より大きい場合(ステップ145;Y)、電力管理装置100のCPUは、シミュレーション結果の電力値を表示する(ステップ146)。
続いて、電力管理装置100のCPUは、現状の一定期間の消費電力を表示する(ステップ147)。
そして、電力管理装置100のCPUは、現状の一定期間の消費電力からシミュレーション結果の電力値を減算することにより、シミュレーションにより削減可能な電力削減量を算出して、その値を記憶し(ステップ148)、処理を終了する。
一方、現状の消費電力が累計仮想消費電力より小さい(または同等)場合(ステップ145;N)、電力管理装置100のCPUは、現状の省エネモード移行時間が最適である旨の表示を行い(ステップ154)、処理を終了する。
次に、本実施の形態に係る電力監視ネットワークシステムの監視(監理)対象となる画像形成装置101、102の印刷モード設定における標準設定として、両面モードが選択(設定)されている場合における電力削減シミュレーションの処理方法について説明する。
図17は、画像形成装置101、102の印刷モード設定における標準設定として、両面モードが選択(設定)されている場合における電力削減シミュレーションの処理動作の手順を示したフローチャートである。
なお、ここでは、原稿30枚を片面コピーする時の消費電力より、この原稿を両面で15枚のコピーを行う方が消費電力は少ないことを前提とする。両面コピーによる低減可能な消費電力量は、電力削減可能係数に基づいて定義される。
まず、電力管理装置100のCPUは、前述した最大電力抑制フラグがセットされているか否か、即ち最大電力抑制フラグ(シミュレーションフラグ)=1であるか否かを判断する(ステップ161)。
最大電力抑制フラグがセットされていない場合(ステップ161;N)、電力管理装置100のCPUは、そのまま処理を終了する。
最大電力抑制フラグがセットされている場合(ステップ161;Y)、電力管理装置100のCPUは、予め、一定期間の動作モードとして画像形成装置に記憶された情報に基づいて、原稿枚数が複数あるモードを両面にした場合の消費電力を算出する(ステップ162)。
この消費電力は、例えば、片面コピーした場合における1枚当たりの消費電力(0.36Wh/枚)に基づいて、総消費電力(0.36Wh×総コピー枚数)を算出し、この総消費電力に、両面にした場合における所定の電力削減可能係数(例えば、0.8)との積を求めることにより算出できる。
次に、電力管理装置100のCPUは、片面モード時の現状の消費電力を表示し(ステップ163)、その後、両面コピーに変更した場合におけるシミュレーション結果の電力消費量を表示する(ステップ164)。
最後に、電力管理装置100のCPUは、現状の一定期間の消費電力からシミュレーション結果の電力量を減算することによって削減可能な電力削減量を算出してその結果を記憶し(ステップ165)、処理を終了する。
次に、本実施の形態に係る電力監視ネットワークシステムにおける監視(管理)対象となる特定の電力系において使用可能な最大電力を超えないように、シミュレーションした結果に基づいて、機器の動作を制御する方法について説明する。
図18は、本実施の形態に係る電力監視ネットワークシステムにおける監視(管理)対象となる特定の電力系において使用可能な最大電力を超えないように制御する処理の手順を示したフローチャートである。
まず、電力管理装置100のCPUは、上述した図11で説明した処理において、電力削減レベル4のフラグがセットされているか否か、即ち、電力削減レベル4フラグ=1であるか否かを判断(確認)する(ステップ171)。この電力削減レベル4のフラグは電力削減要求のレベルが一番高いフラグを示す。
電力削減レベル4のレベルのフラグがセットされていない場合(ステップ171;N)、電力管理装置100のCPUは、ステップ173の処理に進む。
電力削減レベル4のレベルのフラグがセットされている場合(ステップ171;Y)、電力管理装置100のCPUは、上述した図10で説明したシミュレーション処理時における空調条件(温度、湿度等)に基づいて、実際の空調機の空調条件を設定し、空調制御を実施する(ステップ172)。
次に、電力管理装置100のCPUは、上述した図11で説明した処理において、電力削減レベル3のフラグがセットされているか否か、即ち、電力削減レベル3フラグ=1であるか否かを判断(確認)する(ステップ173)。この電力削減レベル3のフラグは電力削減要求のレベルが2番目に高いフラグを示す。
電力削減レベル3のレベルのフラグがセットされていない場合(ステップ173;N)、電力管理装置100のCPUは、ステップ176の処理に進む。
電力削減レベル3のレベルのフラグがセットされている場合(ステップ173;Y)、電力管理装置100のCPUは、上述した図10で説明したシミュレーション処理時における条件、詳しくは、機器の電源OFFまたは省エネモード設定時間に基づいて、実際の機器の動作条件を設定し、動作制御を実施する。
そして、電力管理装置100のCPUは、機器の電源OFFまたは省エネモード設定時間になると、電源をOFFまたは省エネモードにする警告を出力する(ステップ174)。
次に、電力管理装置100のCPUは、シミュレーション結果に基づいて、対象機器の電源OFFまたは省エネモード設定を行う(ステップ175)。
次に、電力管理装置100のCPUは、上述した図11で説明した処理において、電力削減レベル2のフラグがセットされているか否か、即ち、電力削減レベル2フラグ=1であるか否かを判断(確認)する(ステップ176)。この電力削減レベル2のフラグは電力削減要求のレベルが3番目に高いフラグを示す。
電力削減レベル2のレベルのフラグがセットされていない場合(ステップ176;N)、電力管理装置100のCPUは、ステップ178の処理に進む。
電力削減レベル2のレベルのフラグがセットされている場合(ステップ176;Y)、電力管理装置100のCPUは、上述した図10で説明したシミュレーション処理時における画像形成装置システムの設定条件に基づいて、詳しくは、画像形成装置システムの省エネモード移行時間の設定、及び画像形成処理設定における標準モード(電源ON時のモード)の設定を実行して、両面コピーモードの設定を行う(ステップ177)。
次に、電力管理装置100のCPUは、上述した図11で説明した処理において、電力削減レベル1のフラグがセットされているか否か、即ち、電力削減レベル1フラグ=1であるか否かを判断(確認)する(ステップ178)。この電力削減レベル1のフラグは、電力削減要求のレベルが一番低いフラグを示す。即ち、電力削減レベル1のフラグは、機器の使用条件または使用状態を著しく悪くすることはない旨を示す。
電力削減レベル1のレベルのフラグがセットされていない場合(ステップ178;N)、電力管理装置100のCPUは、そのまま処理を終了する。
電力削減レベル1のレベルのフラグがセットされている場合(ステップ178;Y)、電力管理装置100のCPUは、入退出管理システム(セキュリティシステム108)から取得した情報に基づいて、全員退社の信号が送信されたか否かを判断(確認)する(ステップ179)。
全員退社の信号が送信されない場合(ステップ179;N)、電力管理装置100のCPUは、ステップ184の処理に進む。
全員退社の信号が送信された場合(ステップ179;Y)、電力管理装置100のCPUは、対象機器に電源をOFFする警告または省エネモードに移行する警告信号を出力し(ステップ180)、実際の対象機器の電源をOFFまたは省エネモードに移行させる制御処理を実行する(ステップ181)。
次に、電力管理装置100のCPUは、必要以外の照明を消灯する制御信号を対象照明管理システム106に出力して照明を消灯し(ステップ182)、さらに、空調を停止する制御信号を、空調管理システム107に出力し、該当する空調機の運転を停止する(ステップ183)。
続いて、電力管理装置100のCPUは、照明管理システム106から取得した動作信号(消灯信号)に基づいて、制御対象となる照明器具の照明が消灯されたか否かを判断(確認)する(ステップ184)。
照明管理システム106から消灯信号が送信されない場合(ステップ184;N)、即ち、対象の照明機器の消灯が確認されない場合、電力管理装置100のCPUは、ステップ188の処理に進む。
照明管理システム106から消灯信号が送信された場合(ステップ184;Y)、電力管理装置100のCPUは、対象機器に電源をOFFする警告または省エネモードに移行する警告信号を出力し(ステップ185)、実際の対象機器の電源をOFFまたは省エネモードに移行させる制御処理を実行する(ステップ186)。
次に、電力管理装置100のCPUは、空調を停止する制御信号を、空調管理システム107に出力する(ステップ187)。
続いて、電力管理装置100のCPUは、空調管理システム107から取得した動作信号(停止信号)に基づいて、制御対象となる空調機の運転が停止されたか否かを判断(確認)する(ステップ188)。
空調管理システム107から停止信号が送信されない場合(ステップ188;N)、即ち、対象の照明機器の消灯が確認されない場合、電力管理装置100のCPUは、ステップ192の処理に進む。
空調管理システム107から停止信号が送信された場合(ステップ188;Y)、電力管理装置100のCPUは、対象機器に電源をOFFする警告または省エネモードに移行する警告信号を出力し(ステップ189)、実際の対象機器の電源をOFFまたは省エネモードに移行させる制御処理を実行する(ステップ190)。
次に、電力管理装置100のCPUは、必要以外の照明を消灯する制御信号を対象照明管理システム106に出力する(ステップ191)。
次に、電力管理装置100のCPUは、現在の日時(時刻)が、予めお昼休みに設定されている時間(例えば、正午〜午後1時)であるか否かを判断(確認)する(ステップ192)。
現在の日時(時刻)が、予めお昼休みに設定されている時間でない(ステップ192;N)、電力管理装置100のCPUは、そのまま処理を終了する。
現在の日時(時刻)が、予めお昼休みに設定されている時間である場合(ステップ192;Y)、電力管理装置100のCPUは、対象機器に電源をOFFする警告または省エネモードに移行する警告信号を出力し(ステップ193)、実際の対象機器の電源をOFFまたは省エネモードに移行させる制御処理を実行する(ステップ194)。
最後に、電力管理装置100のCPUは、必要以外の照明を消灯する信号を対象照明管理システムに出力し(ステップ195)、処理を終了する。
上述したように、本実施の形態によれば、ネットワークに接続された機器の一定期間の消費電力に基づいて、使用可能の最大電力量を超えるか否かのシミュレーションを事前に行い、最大電力を超えないような適切な動作条件を機器に設定することにより、ネットワークに接続された機器の使い勝手の向上を図ることができる。
さらに、このように適切に最大使用電力を抑制可能な制御技術を用いることにより、例えば、ビル全体、特定のフロア、特定の居室等の消費電力削減を可能とした電力監視ネットワークシステムを実現することができる。
また、このように使用電力を抑制することにより、機器の使い勝手やオフィスの環境等が悪くなることの防止をネットワークに接続された機器全体で考慮した、利便性が低下することを適切に抑制することが可能な電力監視ネットワークシステムを実現することができる。
本実施の形態によれば、制御対象となる特定の系(ネットワーク系)を例えば、ビル単位、フロア単位、居室単位等の任意の範囲に設定することにより、この設定した単位毎に消費電力の削減処理を行うことができる。
また、本実施の形態によれば、従来のような機器を使用する直前に使用禁止の判断がなされるようなことを抑制(防止)することができるため、機器の使い勝手を向上させることができる。
本実施の形態に係る電力監視ネットワークシステムの概略構成を示した図である。 インターネットを使用した電力監視ネットワークシステムの概略構成を示した図である。 本実施の形態に係る画像形成装置における回路構成の一例を示した図である。 本実施の形態に係るPCにおける回路構成の一例を示した図である。 本実施の形態に係る照明管理システムの概略構成を示した図である。 本実施の形態に係る空調管理システムの概略構成を示した図である。 監視対象となる電力系における使用可能な最大電力量の入力処理の手順を示したフローチャートである。 監視対象となる電力系における今後の電力使用量が使用可能な最大消費電力を超えるか否かを確認する処理の手順を示したフローチャートである。 監視対象となる機器の一定期間の動作状況を記憶する処理の手順を示したフローチャートである。 監視(管理)対象となる機器の動作をシミュレーションするシミュレーション処理の手順を示したフローチャートである。 監視(管理)対象となる機器の動作をシミュレーションするシミュレーション処理の手順を示したフローチャートである。 監視(管理)対象となる機器の動作をシミュレーションするシミュレーション処理の手順を示したフローチャートである。 照明装置の点灯状況に応じて、機器の動作状況を確認するシミュレーションの処理手順を示したフローチャートである。 空調装置の運転状況に応じて、機器の動作状況を確認するシミュレーションの処理手順を示したフローチャートである。 機器の先月の消費電力の算出処理の動作手順を示したフローチャートである。 省エネモードへの移行時間条件を変えた場合における画像形成装置の消費電力のシミュレーション処理の動作手順を示したフローチャートである。 画像形成装置の印刷モード設定における標準設定として、両面モードが選択(設定)されている場合における電力削減シミュレーションの処理動作の手順を示したフローチャートである。 本実施の形態に係る電力監視ネットワークシステムにおける監視(管理)対象となる特定の電力系において使用可能な最大電力を超えないように制御する処理の手順を示したフローチャートである。
符号の説明
100 電力管理装置
101 画像形成装置
102 画像形成装置
103 PC
104 PC
105 FAX
106 照明管理システム
107 空調管理システム
108 セキュリティシステム
109 エレベータ管理システム
110 光検知センサ
111 人体検知センサ
120 社内LAN
121 ルータ
122 インターネット

Claims (14)

  1. 特定のネットワークに接続される装置における消費電力量が、予め設定された最大電力量を超えないように、前記装置の動作を管理制御する電力監視ネットワークシステムであって、
    前記特定のネットワークに接続される装置における未来の消費電力量を予測する予測手段と、
    前記予測手段により予測された予測消費電力量と前記最大電力量とを比較する比較手段と、
    前記予測電力量が前記最大電力量より大きいと判断された場合、前記装置の使用条件を変更させた場合の消費電力量を算出するシミュレーションを実行するシミュレーション手段と、
    前記シミュレーション手段の算出結果に基づいて、前記特定のネットワークに接続される装置における消費電力量が前記最大電力量を超えない前記装置の使用条件を判断する判断手段と、
    前記判断手段の判断結果に基づいて、前記特定のネットワークに接続される装置の動作を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする電力監視ネットワークシステム。
  2. 前記特定のネットワークに接続される装置における消費電力量の履歴情報を取得する履歴取得手段を備え、
    前記予測手段は、前記履歴情報に基づいて、前記特定のネットワークに接続される装置における未来の消費電力量を予測することを特徴とする請求項1記載の電力監視ネットワークシステム。
  3. 前記シミュレーション手段は、前記装置の使用条件に予め設定された優先度に基づいて、消費電力量を算出するシミュレーションを実行することを特徴とする請求項1または請求項2記載の電力監視ネットワークシステム。
  4. 前記特定のネットワークに接続される装置にOA(オフィス・オートメーション)機器を含む場合、
    前記シミュレーション手段は、前記装置の使用条件として、前記OA機器の電源オフ状態、または前記OA機器の省エネモードへの移行状態を設定した場合における消費電力量を算出することを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載の電力監視ネットワークシステム。
  5. 前記特定のネットワークに接続される装置に画像形成装置を含む場合、
    前記シミュレーション手段は、前記装置の使用条件として、画像形成動作モードを設定した場合における消費電力量を算出することを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3記載または請求項4記載の電力監視ネットワークシステム。
  6. 前記特定のネットワークに接続される装置に空調装置を含む場合、
    前記シミュレーション手段は、前記装置の使用条件として、前記空調装置の運転時間、または前記空調装置の制御温度を設定した場合における消費電力量を算出することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一の請求項に記載の電力監視ネットワークシステム。
  7. 前記特定のネットワークに接続される装置に照明装置を含む場合、
    前記シミュレーション手段は、前記装置の使用条件として、前記照明装置の点灯時間、または前記照明装置の照明輝度を設定した場合における消費電力量を算出することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一の請求項に記載の電力監視ネットワークシステム。
  8. 前記特定のネットワークに接続される装置が配設される領域に出入りする人の情報を管理する入退出管理装置から入退出情報を取得する入退出情報取得手段と、
    前記入退出情報と、前記特定のネットワークに接続される装置の動作情報との関係を分析する第1の分析手段と、
    を備え、
    前記シミュレーション手段は、前記第1の分析手段による分析結果に基づいて、前記装置の使用条件を変更させた場合の消費電力量を算出するシミュレーションを実行することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一の請求項に記載の電力監視ネットワークシステム。
  9. 前記特定のネットワークに接続される装置が配設される領域に設けられた、光センサ、温度センサ、または人体センサの検出情報を取得する検出情報取得手段と、
    前記検出情報と、前記特定のネットワークに接続される装置の動作情報との関係を分析する第2の分析手段と、
    を備え、
    前記シミュレーション手段は、前記第2の分析手段による分析結果に基づいて、前記装置の使用条件を変更させた場合の消費電力量を算出するシミュレーションを実行することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一の請求項に記載の電力監視ネットワークシステム。
  10. 前記履歴情報、前記装置の使用条件、および前記シミュレーション手段によるシミュレーション結果のうちの少なくとも1つを表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項請求項1から請求項9のいずれか一の請求項に記載の電力監視ネットワークシステム。
  11. 前記予測電力量が前記最大電力量より大きいと判断された場合、警告表示を行う警告手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一の請求項に記載の電力監視ネットワークシステム。
  12. 前記最大電力量を外部装置から取得する最大電力量取得手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一の請求項に記載の電力監視ネットワークシステム。
  13. 前記制御手段により動作を制御する前に、前記シミュレーション手段の算出結果または前記判断手段の判断結果を、動作制御の対象となる装置へ通知する通知手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか一の請求項に記載の電力監視ネットワークシステム。
  14. 特定のネットワークに接続される装置における消費電力量が、予め設定された最大電力量を超えないように、前記装置の動作を管理制御する電力監視ネットワークシステムにおいて用いられる電力監視ネットワークシステムの制御方法であって、
    前記特定のネットワークに接続される装置における未来の消費電力量を予測する第1のステップと、
    前記第1のステップにより予測された予測消費電力量と前記最大電力量とを比較する第2のステップと、
    前記予測電力量が前記最大電力量より大きいと判断された場合、前記装置の使用条件を変更させた場合の消費電力量を算出するシミュレーションを実行する第3のステップと、
    前記第3のステップの算出結果に基づいて、前記特定のネットワークに接続される装置における消費電力量が前記最大電力量を超えない前記装置の使用条件を判断する第4のステップと、
    前記第4のステップの判断結果に基づいて、前記特定のネットワークに接続される装置の動作を制御する第5のステップと、
    を備えたことを特徴とする電力監視ネットワークシステムの制御方法。
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