JP2007159018A - 携帯機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】小スペース化を図れると共に簡単な構造で湾曲状にもスライドさせることができる携帯機器を提供する。
【解決手段】第1筐体2と第2筐体3を備え、これら第1筐体2と第2筐体3を互いに重ね合わせた状態で相対的にスライド可能に係合させ、第1筐体2の上面を第2筐体3で覆う閉成状態と第1筐体2の上面を露出させる開成状態とを形成する。第1筐体2及び第2筐体3を閉成状態にロックするロック手段と、第1筐体2に設けられ、ロック手段によるロックを解除する解除部と、第1筐体2及び第2筐体3を閉成状態から開成状態になるように付勢するゼンマイバネユニット6とを備えたことにより、前記課題を解決した。
【選択図】図1B

Description

本発明は、第1筐体と第2筐体を相対的にスライドさせる際に用いられて好適な携帯機器に関するものである。
携帯機器の一種である携帯電話機において、キーボード部やマイク部等を上面に設けた送話部としての第1筐体と、ディスプレイ部やスピーカー部等を上面に設けた受話部としての第2筐体とを有し、これらの第1筐体と第2筐体が完全に重なり合って第2筐体で第1筐体の上面を覆う閉成状態と、第2筐体を第1筐体に対して長手方向へスライドさせて第1筐体の上面を露出させる開成状態とを作り出す、スライド機構付きのものが市場に出回っている。このようなスライド機構を有する携帯電話機としては、下記する特許文献1に記載されたものが公知である。
特開2003−125052号公報
この特許文献1に記載されたものは、スライドカバーとロックプレートを重ね合わせて固着したスライドケースを第2筐体の下面に取り付けると共に、スライドケース内に摺動可能に収装したスライダーを第1筐体の上面に取り付けることで、第2筐体を第1筐体に対してスライドさせることができるという構成のものであった。このような構成であると、第1筐体と第2筐体の相対的操作、即ち、スライド操作は全て手動で行わなくてはならず、操作性の点で難点があった。
このため、スライダーとスライドケースとの間に、スライダーを開方向に摺動付勢させる付勢手段としてコンプレッションスプリングを設けることが提案されている。これにより、第2筐体を第1筐体に対してスライドさせて閉成状態から開成状態にする場合には、自動的に開動作を行えることになるが、しかし、コンプレッションスプリングにより第1筐体及び第2筐体を互いにスライドさせる場合、コンプレッションスプリングが可動するスライドストロークが第1筐体及び第2筐体の長手方向に長くなって大きなスペースが必要となった。
また、第1筐体及び第2筐体を互いにスライドさせる場合、側面視直線状にスライドさせて開成状態にすると、第1筐体の上面と第2筐体の下面とが略同一平面上に位置されることがある。この場合、例えば、第1筐体の上面の後端部近傍にマイク部が設けられていると共に、第2筐体の下面の前端部近傍にスピーカー部が設けられているので、通話を行うときには、第1筐体のマイク部を口元に、第2筐体のスピーカー部を耳元に近づけることができなかった。また、第2筐体の上面のディスプレイ部に表示された画像を見ながら第1筐体のキーボード部の操作がし難いことがあり、使い勝手が悪かった。
このため、側面視湾曲状にスライドさせることが提案されるが、コンプレッションスプリングは湾曲状に第1筐体及び第2筐体を付勢させることが難しいために、ストレート動作させるストレート動作ユニットに、このストレート動作ユニットのスライド方向とは直交する方向に移動可能な別機構を設ける必要があり、構造が複雑となる。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、小スペース化を図れると共に簡単な構造で湾曲状にもスライドさせることができる携帯機器を提供することにある。
前記の目的を達成するための本発明に係る携帯機器は、第1筐体と第2筐体を備え、これら第1筐体と第2筐体を互いに重ね合わせた状態で相対的にスライド可能に係合させ、前記第1筐体及び前記第2筐体のいずれか一方の筐体の上面を前記第1筐体及び前記第2筐体のいずれか他方の筐体で覆う閉成状態と前記一方の筐体の上面を露出させる開成状態とを形成するように構成した携帯機器であって、前記第1筐体及び前記第2筐体を前記閉成状態にロックするロック手段と、前記一方の筐体に設けられ、前記ロック手段によるロックを解除する解除部と、前記第1筐体及び前記第2筐体を前記閉成状態から前記開成状態になるように付勢するゼンマイバネユニットとを備えたことを特徴とする。
また、前記の目的を達成するための本発明に係る携帯機器は、第1筐体と第2筐体を備え、これら第1筐体と第2筐体を互いに重ね合わせた状態で相対的に前記第1筐体及び前記第2筐体の厚さ方向に延びる軸を中心に回動可能に連結させ、前記第1筐体及び前記第2筐体のいずれか一方の筐体の上面を前記第1筐体及び前記第2筐体のいずれか他方の筐体で覆う閉成状態と前記一方の筐体の上面を露出させる開成状態とを形成するように構成した携帯機器であって、前記第1筐体及び前記第2筐体を前記閉成状態にロックするロック手段と、前記一方の筐体に設けられ、前記ロック手段によるロックを解除する解除部と、前記第1筐体及び前記第2筐体を前記閉成状態から前記開成状態になるように回動付勢するゼンマイバネユニットとを備えたことを特徴とする。
これらの発明によれば、第1筐体及び第2筐体が閉成状態のときに、解除部によりロック手段によるロックを解除すると、ゼンマイバネユニットの付勢力により第1筐体及び第2筐体が閉成状態から自動的にスライド又は回動して開成状態となる。このため、第1筐体及び第2筐体をゼンマイバネユニットによってスライドさせるのに必要なスペースは、ゼンマイバネユニットが可動する範囲、すなわち、ワイヤー線等の長尺部材が可動する範囲だけであるので、小スペース化を図れる。また、ゼンマイバネユニットは、可動媒体が長尺部材例えばワイヤー線であると、直線状に限定されずに湾曲状でもR状でも長尺部材を配置して第1筐体及び第2筐体をスライドさせることができる。
本発明に係る携帯機器において、前記ゼンマイバネユニットが、前記一方の筐体に設けられるゼンマイバネ本体と、このゼンマイバネ本体に渦巻状に巻回されて前記ゼンマイバネ本体に引き込まれるように付勢され、先端部が前記他方の筐体に取り付けられている長尺部材とを有することが好ましい。また、本発明に係る携帯機器において、前記長尺部材が、ワイヤー線で形成されていることが好ましい。
以上説明したように本発明に係る携帯機器によれば、第1筐体及び第2筐体を閉成状態にロックするロック手段と、一方の筐体に設けられ、ロック手段によるロックを解除する解除部と、第1筐体及び第2筐体を閉成状態から開成状態になるように付勢するゼンマイバネユニットとを備えたので、小スペース化を図れると共に簡単な構造で湾曲状にもスライドさせることができる。
以下、本発明に係る携帯機器の一例を添付図面に基づいて詳述する。
図1〜図3は本発明に係る携帯機器である第1の携帯電話機の一例を示す図である。本発明に係る第1の携帯電話機は、図1〜図3に示すように、第1筐体2と第2筐体3を互いに重ね合わせた状態で相対的にスライド可能に係合させ、第1筐体2及び第2筐体3のいずれか一方の筐体例えば第1筐体2の上面を第1筐体2及び第2筐体3のいずれか他方の筐体例えば第2筐体3の下面で覆う閉成状態(図1(a)、(c)、(e)及び図3(a)参照。)と、第1筐体2の上面を露出させる開成状態(図1(b)、(d)、(f)及び図3(b)参照。)とを形成するものである。本発明に係る第1の携帯電話機1は、第1筐体2及び第2筐体3を閉成状態にロックするロック手段4と、第1筐体2に設けられ、ロック手段4によるロックを解除する解除部5と、第1筐体2及び第2筐体3を閉成状態から開成状態になるように付勢するゼンマイバネユニット6とを備えたことに特徴がある。
本発明に係る携帯機器としては、特に限定されず、例えば、携帯電話機、ザウルス(商標)等の携帯情報端末機、電卓、ポケットコンピュータ、携帯ゲーム機等が挙げられ、特に携帯電話機が好ましいものとして挙げられる。なお、本発明において携帯機器としては、その他、灰皿、ケース蓋等も含まれる。すなわち、2つの筐体を互いにスライド又は回動させるものであれば特に限定されない。また、本実施の形態では、携帯機器として携帯電話機1について説明するが、これに限定されるものではない。
第1筐体2は、携帯電話機1の送話部を構成するものであり、キーボード部2aやマイク部(図示せず)等を上面に有している。第1筐体2は、細長の略矩形状に形成されている。第2筐体3は、同じく携帯電話機1の受話部を構成するものであり、LCDなどのディスプレイ部3a、スピーカー部(図示せず)、カメラ部(図示せず)等を上面に有している。第2筐体3は、第1筐体2と略同じ細長の略矩形状に形成されている。
これらの第1筐体2と第2筐体3とが互いに重ね合わされた閉成状態から例えば第1筐体2に対して第2筐体3をその長手方向に相対的にスライド可能に第1筐体2と第2筐体3とが連結されて携帯電話機1が構成されている。すなわち、この携帯電話機1は、第1筐体2の上面に第2筐体3の下面が互いに重ね合わされてキーボード部2a等を閉塞すると共に、第1筐体2の上面から第2筐体3の下面がスライド移動してキーボード部2a等を露出させることができるようになっている。
第1筐体2と第2筐体3とのスライド係合は、特に限定されず、どのように構成してもよく、例えば、第1筐体2の上面の両側部近傍にそれぞれ設けられたガイド溝11と、このガイド溝11に係合し、第2筐体3に設けられたガイド部材12とで行うようにしてもよい。ガイド溝11は、例えば、第1筐体2の上面の両側部近傍に、その長手方向に延びて設けられている。このガイド溝11は、第1筐体2の後端部近傍から前端部まで設けられている。ガイド部材12は、例えば、第2筐体3の下部近傍のガイド部材取付部35にネジやビス等により固定されるものである。ガイド部材12は、略コ字状に形成され、このコ字状の下辺の係合部12aが第2筐体3の下面から突出してガイド溝11に係合するようになっている。
これにより、第1筐体2と第2筐体3とがガイド溝11とガイド部材12とを介してスライド係合し、ガイド部材12がガイド溝11の壁部に当接するか、近接している状態が閉成状態である。また、ガイド溝11の開放されている端部に、ガイド溝11にガイド部材12を係合した後にストッパ13を取り付けて、第1筐体2と第2筐体3とが閉成状態から開成状態にスライド移動したときにガイド部材12がストッパ13に当接するようにしてもよい。その結果、第1筐体2と第2筐体3とは、閉成状態から開成状態までの間で互いにスライド可能に係合されることになる。
なお、第1筐体2にガイド溝11を設けると共に第2筐体3にガイド部材12を設けたが、第2筐体にガイド溝を設けると共に第1筐体にガイド部材を設けるようにしてもよい。また、ガイド溝11及びガイド部材12の係合部12aは、ガイド溝11及びガイド部材12の係合部12aが図示するように直線状に形成されていることで、第1筐体2と第2筐体3とが側面視直線状にスライドするが、これに限定されず、例えば、ガイド溝及びガイド部材の係合部を湾曲状に形成して第1筐体と第2筐体とを側面視湾曲状にスライドするようにしてもよい。
ロック手段4は、第1筐体2及び第2筐体3を閉成状態にロックすることができれば、特に限定されず、例えば、第1筐体2に移動可能に設けられたロック凸部41と、このロック凸部41に係合し、第2筐体3に設けられたロック凹部42とからなることが好ましい。
ロック凸部41は、ロック部材43の一端部に設けられている。ロック凸部41は、第1筐体2の上面から先端が突出する形状に形成されている。ロック部材43は、第2筐体3にその幅方向に移動可能に設けられている。このロック部材43は、他端部が第1筐体2の左側面の上部と中央部との間に出没可能になるように配設されている。すなわち、ロック部材43の他端部が解除部5である解除ボタン51として形成されている。ロック部材43には、解除ボタン51を突出する方向に付勢する付勢手段であるコンプレッションスプリング45が設けられている。
第2筐体3の下面には、ロック凸部41が係合する係合溝33がその長手方向に延びて設けられている。係合溝33は、第1筐体2及び第2筐体3が閉成状態から開成状態までの間で互いにスライドするときに、ロック凸部41が係合し得る寸法で形成されている。係合溝33の一方の端部であって第1筐体2及び第2筐体3が閉成状態のときにロック凸部41が位置される端部は、側部側に凹んだロック凹部42が設けられている。これにより、第1筐体2及び第2筐体3が閉成状態のとき、ロック凸部41とロック凹部42とが係合して第1筐体2及び第2筐体3がロック状態に保持されると共に、解除ボタン51を第1筐体2の側面内に没する方向に押し込むことによって、ロック凸部41とロック凹部42との係合が解除されるように構成されている。
ゼンマイバネユニット6は、例えば、第1筐体2及び第2筐体3のいずれか一方の筐体例えば第1筐体2に設けられるゼンマイバネ本体61と、このゼンマイバネ本体61から引き出されている長尺部材とからなることが好ましい。長尺部材としては、特に限定されないが、ワイヤー線62等であることが好ましい。このワイヤー線62の先端部には取付部63が設けられている。取付部63は、例えば、第2筐体3の下面に取り付けられるものであり、特に限定されず、例えば、リング状やフック状等に形成される。
ゼンマイバネ本体61は、ワイヤー線62を渦巻状に巻回してゼンマイバネ本体内に引き込むように付勢するものである。このゼンマイバネ本体61は、第1筐体2の前端部近傍に収容されている。この第1筐体2の上面の前端部近傍には、ゼンマイバネ本体61から引き出されたワイヤー線62を挿通させる挿通孔25が設けれている。この挿通孔25を挿通したワイヤー線62の取付部63が第2筐体3の下面の下端部近傍に取り付けられており、第1筐体2及び第2筐体3が閉成状態から開成状態になるように付勢されている。
次に本発明に係る携帯電話機1の作用を説明する。
携帯電話機1が使用されていない状態は、第1筐体2と第2筐体3とが互いに重なり合った閉成状態(図1(a)、(c)、(e)及び図3(a)参照。)である。このとき、ロック手段4のロック凸部41とロック凹部42とが係合しているので、第1筐体2及び第2筐体3が閉成状態にロック状態に保持されている。
この携帯電話機1で通話等を行うには、解除ボタン51を押し込み操作する。すると、ロック部材43が第1筐体2内方向に移動してロック凸部41とロック凹部42との係合が解除されると共に、ゼンマイバネユニット6の付勢力によって例えば第1筐体2に対して第2筐体3が閉成状態から自動的にスライドして開成状態で第2筐体3の移動が停止する。これにより、第1筐体2の上面に設けたキーボード部2aが露出するので、通話及びキーボード操作が可能となり、携帯電話機1を用いて通話等を行える状態になる。よって、解除ボタン51を押し込み操作するだけで、第1筐体2及び第2筐体3が自動的に互いにスライドして開成状態になるので、操作性よく開成動作を行える。
携帯電話機1使用後、第1筐体2及び第2筐体3を閉成状態に戻すには、例えば、第1筐体2を固定した状態で第2筐体3を閉成方向に押してスライドさせる。そして、ガイド部材12がガイド溝11の壁部に当接すると、第1筐体2の上面が第2筐体3によって覆われた閉成状態になり、ロック凸部41とロック凹部42とが係合してロック状態に保持される。
したがって、本発明に係る携帯電話機1は、ゼンマイバネユニット6を用いたことにより、ゼンマイバネ本体61を収納するスペースを例えば第1筐体2に設ければよいと共に、ワイヤー線62が移動する可動範囲だけのスペースですむので、スペースの有効活用を可能として、携帯電話機1の長さを短くしたり、厚さを薄くしたり、その幅を短くすることができる。また、第1筐体2及び第2筐体3の互いの移動をワイヤー線62の可動により行うために、ワイヤー線62を直線状に配置したり湾曲状に配置したり、R状に這わせたりと、配置が自在になるので、第1筐体2と第2筐体3とのスライドを直線状に限定されず湾曲状に簡単な構造で行うことができる。このため、ゼンマイバネユニット6を用いて、第1筐体と第2筐体とを自動的に回動させてオープン動作を行う本発明に係る第2の携帯電話機の場合にも適用することができる。
次に、本発明に係る第2の携帯電話機を、図5及び図6を用いて説明するが、前記の第1の携帯電話機1と同じ部材には同じ名称を付し、その説明を省略することがある。第2の携帯電話機は、図5に示すように、第1筐体72と第2筐体73とを互いに重ね合わせた状態で相対的に第1筐体72及び第2筐体73の厚さ方向に延びる軸を中心に回動可能に連結させ、第1筐体72及び第2筐体73のいずれか一方の筐体例えば第1筐体72の上面を第1筐体72及び第2筐体73のいずれか他方の筐体例えば第2筐体73の下面で覆う閉成状態(図5(a)及び(c))と、第1筐体72の上面を露出させる開成状態(図5(b)及び(d))とを形成するものである。本発明に係る第2の携帯電話機71は、第1筐体72及び第2筐体73を閉成状態にロックするロック手段4と、第1筐体72に設けられ、ロック手段4によるロックを解除する解除部5と、第1筐体72及び第2筐体73を閉成状態から開成状態になるように付勢するゼンマイバネユニット6とを備えたことに特徴がある。
第1筐体72と第2筐体73との回動可能な連結は、特に限定されず、どのように構成してもよく、図5及び図6に示すように、例えば、ヒンジ装置75を用いて行うようにしてもよい。ヒンジ装置75は、第1筐体72にネジやビス等により固定される第1ブラケット76と、この第1ブラケットに例えば180°の回動範囲で連結され、第2筐体73にネジやビス等により固定される第2ブラケット77とからなる。このヒンジ装置75を、第1筐体72の上面を第2筐体73の下面で覆う閉成状態から180°回転して第1筐体72の上面を露出させる開成状態となるように第1筐体72及び第2筐体73に固定する。
ゼンマイバネユニット6のゼンマイバネ本体61は、第1筐体72の前端部近傍に収容されている。このゼンマイバネ本体61から引き出されたワイヤー線62を湾曲状に配置して、この先端部の取付部63を例えば第2ブラケット77に取り付け、第1筐体72及び第2筐体73が閉成状態から開成状態になるように付勢するように構成する。
このように構成することにより、前述と同様に操作性よく開成動作を行える。すなわち、携帯電話機71が使用されていない状態は、第1筐体72と第2筐体73が互いに重なり合った閉成状態(図5(a)及び(c)参照。)である。このとき、ロック手段4により第1筐体72及び第2筐体73が閉成状態にロック状態に保持されている。この携帯電話機71で通話等を行うには、解除ボタン51を押し込み操作する。すると、ロック手段4による第1筐体72及び第2筐体73との係合が解除されて、ゼンマイバネユニット6の付勢力によって例えば第1筐体72に対して第2筐体73が閉成状態から自動的に180°回転して開成状態で第2筐体73が停止する。これにより、第1筐体72の上面に設けたキーボード部72aが露出するので、通話及びキーボード操作が可能となり、携帯電話機71を用いて通話等を行える状態になる。よって、解除ボタン51を押し込み操作するだけで、第1筐体72及び第2筐体73が自動的に互いに回転して開成状態になるので、操作性よく開成動作を行える。
携帯電話機71を使用した後、第1筐体72及び第2筐体73を閉成状態に戻すには、例えば、第1筐体72を固定した状態で第2筐体73を逆方向に回転させる。そして、閉成状態になると、ロック手段4により第1筐体72と第2筐体73とが係合してロック状態に保持される。
したがって、本発明に係る携帯電話機71は、ゼンマイバネユニット6を用いたことにより、ゼンマイバネ本体61を収納するスペースを例えば第1筐体72に設ければよいと共に、ワイヤー線62が移動する可動範囲だけのスペースですむので、スペースの有効活用を可能として、携帯電話機71の長さを短くしたり、厚さを薄くしたり、その幅を短くすることができる。
以上説明したように本発明に係る携帯機器は、第1筐体及び第2筐体を閉成状態にロックするロック手段と、一方の筐体に設けられ、ロック手段によるロックを解除する解除部と、第1筐体及び第2筐体を閉成状態から開成状態になるように付勢するゼンマイバネユニットとを備えたので、小スペース化を図れると共に簡単な構造で湾曲状にもスライドさせることができることから、携帯機器の中でもとくに携帯電話機として好適に用いられるものである。
本発明に係る携帯機器である第1の携帯電話機の一例を示す斜視図で、(a)は閉成状態を示す図、(b)は開成状態を示す図である。 本発明に係る携帯機器である第1の携帯電話機の一例を示す平面図で、(c)は閉成状態を示す図、(d)は開成状態を示す図である。 本発明に係る携帯機器である第1の携帯電話機の一例を示す側面図で、(e)は閉成状態を示す図、(f)は開成状態を示す図である。 本発明に係る携帯機器である第1の携帯電話機の一例を示す概略分解図である。 本発明に係るロック手段の一例を示す図で、(a)は閉成状態を示す平面図、(b)は開成状態を示す平面図である。 本発明に係るロック部材の一例を示す断面図で、(a)は概略横断面図、(b)は概略水平断面図である。 本発明に係る携帯機器である第2の携帯電話機の一例を示す斜視図で、(a)は閉成状態を示す図、(b)は開成状態を示す図である。 本発明に係る携帯機器である第2の携帯電話機の一例を示す平面図で、(c)は閉成状態を示す図、(d)は開成状態を示す図である。 本発明に係るゼンマイバネユニットをヒンジに連結する一例を示す斜視図である。
符号の説明
1 携帯電話機
2 第1筐体
3 第2筐体
4 ロック手段
5 解除部
6 ゼンマイバネユニット
61 ゼンマイバネ本体
62 ワイヤー線
71 携帯電話機
72 第1筐体
73 第2筐体

Claims (4)

  1. 第1筐体と第2筐体を備え、これら第1筐体と第2筐体を互いに重ね合わせた状態で相対的にスライド可能に係合させ、前記第1筐体及び前記第2筐体のいずれか一方の筐体の上面を前記第1筐体及び前記第2筐体のいずれか他方の筐体で覆う閉成状態と前記一方の筐体の上面を露出させる開成状態とを形成するように構成した携帯機器であって、
    前記第1筐体及び前記第2筐体を前記閉成状態にロックするロック手段と、
    前記一方の筐体に設けられ、前記ロック手段によるロックを解除する解除部と、
    前記第1筐体及び前記第2筐体を前記閉成状態から前記開成状態になるようにスライド付勢するゼンマイバネユニットとを備えたことを特徴とする、携帯機器。
  2. 第1筐体と第2筐体を備え、これら第1筐体と第2筐体を互いに重ね合わせた状態で相対的に前記第1筐体及び前記第2筐体の厚さ方向に延びる軸を中心に回動可能に連結させ、前記第1筐体及び前記第2筐体のいずれか一方の筐体の上面を前記第1筐体及び前記第2筐体のいずれか他方の筐体で覆う閉成状態と前記一方の筐体の上面を露出させる開成状態とを形成するように構成した携帯機器であって、
    前記第1筐体及び前記第2筐体を前記閉成状態にロックするロック手段と、
    前記一方の筐体に設けられ、前記ロック手段によるロックを解除する解除部と、
    前記第1筐体及び前記第2筐体を前記閉成状態から前記開成状態になるように回動付勢するゼンマイバネユニットとを備えたことを特徴とする、携帯機器。
  3. 前記ゼンマイバネユニットが、前記一方の筐体に設けられるゼンマイバネ本体と、このゼンマイバネ本体に渦巻状に巻回されて前記ゼンマイバネ本体に引き込まれるように付勢され、先端部が前記他方の筐体に取り付けられる長尺部材とを有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の携帯機器。
  4. 前記長尺部材が、ワイヤー線で形成されていることを特徴とする、請求項3に記載の携帯機器。
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