JP2007157248A - 光ディスク記録装置、及び光ディスク記録方法 - Google Patents

光ディスク記録装置、及び光ディスク記録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光ディスク記録装置において記録と停止を繰り返す間欠記録を行うと、光源近傍の温度情報と光源の実際の温度との温度差により間違った記録パワーで記録を行ってしまい、記録品質が低下していた。
【解決手段】光ディスク11にレーザ光を照射してデータを書き込む光ピックアップ13と、光ピックアップ13がレーザ光を照射する時間と照射しない時間を計測する時間計測部19と、前記光ピックアップ13近傍に配置され、前記光ピックアップ近傍の温度を測定する温度センサ15と、前記温度センサ15が感知した温度変化量を検出する温度変化量判断部18とを備え、温度変化量と時間計測部19の計測時間から光ピックアップ13の温度を推定して最適な記録パワーとなるように光ピックアップ13を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ディスク記録装置、及び光ディスク記録方法に関し、より詳細には光ディスクの記録時における光ピックアップのレーザパワー制御技術に関する。
近年、DVD(digital versatile disc)などの光ディスク媒体がカムコーダ等のモバイル製品の記録媒体として使用されるようになった。通常、光ディスク媒体に記録再生を行う光ディスク装置には、情報記録媒体の記録面にレーザ光を所定の発光パワー(出力)で照射するとともに、記録面からの反射光を受光するために、光ピックアップが設けられている。
ところで、記録層に有機色素を含むCD−R(CD−recordable)、DVD−R(DVD−recordable)、及びDVD+R(DVD+recordable)などの追記型の光ディスク(以下、色素型ディスクと称す)では、マーク領域を形成するときには発光パワーを大きくして色素を加熱及び溶解し、そこに接している基板部分を変質・変形させている。
そこで、色素型ディスクには、そのディスクに最適な記録パワーを検出するためのPCA(Power Calibration Area)と呼ばれる試し書き領域が設けられており、通常、最適な記録パワーを求めるためのOPC(Optimum Power Control)と呼ばれる試し書きを行って、一定の線速度でフレーム毎に記録パワーを段階的に変化させて所定のデータを試し書きし、その中で最も高い記録品質を示した記録パワーを最適な記録パワーとして選択する。
しかしながら、色素型ディスクでは、レーザ光の波長変化に対する記録感度の変化が比較的大きい。従って、レーザ光の波長が変化すると、マーク領域を形成するときの最適な発光パワーも変化する。また、光ピックアップでは、光源が発光すると光源の温度が上昇し、光源から出射されるレーザ光の波長も温度の変化により変化する。すなわち、光源の温度が変化すると最適な記録パワーは変化する。
そのため、光ピックアップの近傍に温度センサを配置した光記録装置が開示されている。図6に従来の光記録装置の構成図を示す。この光記録装置では、OPCにて得られた情報より情報記録媒体11における記録条件の波長依存性情報を取得するとともに、記録を行う際に光ピックアップ13近傍の温度を温度センサ15で検出し、温度情報をもとに予め得られている光源から射出される光ビームの波長の温度特性情報に基づいて、制御部17が記録条件を補正し、レーザ駆動部16の制御を行っている(例えば、特許文献1参照)。
また、光ディスク装置を搭載したカムコーダ等のモバイル製品において、光ピックアップの発熱対策や低消費電力化のために、記録データを半導体メモリに蓄えておき、必要に応じて光ディスク装置を記録動作させたり停止させたりする手法(以下、間欠記録と称す)が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−297437号公報 特開平7−161043号公報
しかしながら前記従来の構成では、ピックアップ装置の近傍に取り付けられた温度センサにおいて、光源からの熱伝達の遅れにより光源の実際の温度と温度センサから得られる温度情報の間に温度差が生じてしまう。特に光源と温度センサ間の熱伝達の遅れが大きいほど、この温度差が大きくなる。図7は光源の実際の温度と温度センサ測定温度による温度変化のモデルを示したものである。
さらに、間欠記録では間欠的に記録や停止が繰り返されているため、光源は記録時の発熱と停止時の放熱が繰り返されることになる。従って、図8に示すように温度センサは光源の温度を追従することが困難となる。
従って温度センサからの情報のみを用いて記録条件補正をする場合には必ずしも最適な記録パワー制御とはならず、記録品質の低下を招くおそれがある。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、間欠記録を行う光ディスク装置においても、記録品質の低下を抑制し、記録学習を必要最低限に抑えながら良好な記録品質を安定して行うことができる光ディスク記録装置、及び光ディスク記録方法を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の光ディスク記録装置は、光ディスク媒体と、前記光ディスク媒体を保持して回転駆動するスピンドルモータと、前記光ディスク媒体にレーザ光を照射してデータを書き込む光ピックアップと、前記光ピックアップの前記レーザ光の発光制御を行うレーザ駆動部と、前記スピンドルモータと前記レーザ駆動部の制御部と、前記レーザ駆動部が出力する発光制御信号の変化時点からの時間を計測する時間計測部と、前記光ピックアップ近傍に配置され、前記光ピックアップ近傍の温度を測定する温度センサと、前記温度センサが感知した温度変化量を検出する温度変化量判断部と、前記時間計測部が出力する時間情報と前記温度変化量判断部が出力する温度変化量から温度補正処理を行うか否かを判断する温度補正処理判断部とを備え、前記温度補正処理部は温度補正処理が必要と判断した場合に前記制御部に記録条件補正を指示し、前記制御部が記録条件補正に従って前記レーザ駆動部を制御することを特徴としたものである。
さらに光ディスク記録装置において、前記制御部は、前記スピンドルモータと前記光ピックアップを制御してデータを前記光ディスク媒体に記憶する動作と、前記スピンドルモータと前記光ピックアップの動作を止めて前記光ディスク媒体へデータを記憶しない動作を一定周期で繰り返す間欠記録を行うことを特徴としたものである。
さらに光ディスク記録装置において、前記温度変化量判断部は、前記温度センサが出力する信号から温度を検出する温度測定部と、前記光ディスク媒体の学習用領域にデータを試し書きした際の温度情報を記憶しておく温度記憶部と、前記温度測定部が検出した温度と前記温度記憶部が記憶しておいた温度情報との差を温度変化量として出力する温度変化量計算部とを備えることを特徴としたものである。
さらに光ディスク記録装置において、前記温度補正処理判断部は、前記光ピックアップが発光停止状態から発光状態に変化した時に時間と上昇温度の関係を参照して温度上昇傾斜を出力する温度上昇特性テーブル参照部と、前記光ピックアップが発光状態から発光停止状態に変化した時に時間と下降温度の関係を参照して温度下降傾斜を出力する温度下降特性テーブル参照部と、前記温度上昇傾斜あるいは前記温度下降傾斜と前記時間計測部が出力する計測時間に基づいて現在の光ピックアップの温度を推定して前記温度センサーが出力する温度情報との差を光源温度差として出力する光源温度差処理部と、前記光源温度差から記録パワー補正値を決定する補正テーブル参照部と、前記計測時間と前記光源温度差と前記記録パワー補正値に基づいて前記レーザ光の条件補正を行うか否かを決定する補正処理判断部とを備えたことを特徴としたものである。
さらに光ディスク記録装置において、前記補正処理判断部は、前記光ピックアップが発光停止状態から発光状態に変化、あるいは発光状態から発光停止状態に変化した後で一定期間以上過ぎた場合には前記レーザ光の条件補正を行わないことを特徴としたものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明の光ディスク記録方法は、光ディスクに光ピックアップ内の光源からレーザ光を照射して前記光ディスクにデータを記録する方法において、前記光ディスクの試し書き領域に試し書きを行い前記光ディスクに最適な前記レーザ光の記録パワーを取得する第一工程と、前記光ピックアップの近傍に備えられ、前記ピックアップ近傍の温度を測定する温度センサが測定した、前記光源が発光を開始した時の温度、及び前記光源が発光を停止した時の温度を記憶する第ニ工程と、前記光源が発光を停止した時の温度と前記光源が次に発光を開始した時の温度差、及び前記光源が発光を開始した時の温度と前記光源が次に発光を停止した時の温度差を求める第三工程と、前記光源の発光時間、及び前記光源が発光を停止している時間を計測する第四工程と、前記第三工程で求めた温度差と前記第四工程で計測した時間から温度傾斜を求め、予め定められている前記光源の温度傾斜特性情報に基づいて光源の温度を推定する第五工程と、前記第五工程で推定した温度に基づいて、前記第一工程で取得した記録パワーとなるように光源の補正制御を行う第六工程からなることを特徴としたものである。
さらに本発明の光ディスク記録方法において、前記第六工程は、予め定められた補正比率テーブルに基づいて前記光源の補正制御を行うことを特徴としたものである。
さらに本発明の光ディスク記録方法において、前記第四工程で計測する前記光源の発光時間、及び発光停止時間が予め定めた時間よりも長い場合には前記第六工程の光源の補正制御を行わないことを特徴としたものである。
以上のように本発明によれば、カムコーダ等に搭載の光ディスク装置において間欠記録が行われる場合においても、記録品質の低下を抑制し、良好な記録品質を得る事が出来る。
以下に、本発明の光ディスク記録装置、及び光ディスク記録方法の実施の形態を図面とともに詳細に説明する。
以下、光源が発光停止状態から発光状態に変化する時を光源発光開始時、光源が発光中の状態の時を光源発光状態、光源が発光状態から発光停止状態に変化する時を光源発光停止時、光源が発光停止状態の時を光源停止状態という。
図1は、本発明の実施例1における光ディスク記録装置の構成図を示したものである。
光ディスク11はスピンドルモータ12に保持されて回転駆動される。
光ピックアップ13は光ディスク11のスパイラル状または同心円状のトラックが形成された記録面にレーザ光14を照射するとともに、記録面からの反射光を受光するためのものである。
温度センサ15は光ピックアップ13近傍に取り付けられ、レーザ発光を行なう光源近傍の温度を計測し温度変化量判断部18に通知する。また同時に計測した温度を温度補正処理判断部20に通知する(図示せず)。
制御部17は、スピンドルモータ12、光ピックアップ13、レーザ駆動部16等を制御して、光ディスク11への記録動作を実行する。また、各ブロックに記録中であるか停止中であるかを通知する(図示せず)。
レーザ駆動部16は光ピックアップ13と接続されており、制御部17により決定されたレーザパワーでレーザ光14が出力されるよう発光制御信号を出力して光ピックアップ13のレーザ発光制御を行なっている。
温度変化量判断部18は図2に示すように、温度測定部21と温度記憶部22と温度変化量計算部23から構成される。
温度測定部21は、記録学習(OPC:Optimum Power Control)を行う時には光源発光開始時または光源発光停止時の温度センサ15からの温度測定結果を、温度記憶部22へ格納する。また、通常時には記録時、停止時に関係なく一定時間間隔にて温度センサ15から温度測定結果を取得しており、温度変化量計算部23へ通知する。
温度変化量計算部23は、OPCを行った際の光源発光開始時または光源発光停止時の温度を温度記憶部22より取得し温度測定部21より通知される現在の温度測定結果より温度変化量を計算して温度補正処理判断部20へ通知する。
時間計測部19は、光源発光開始時または光源発光停止時からの経過時間を計測して温度補正処理判断部20へ通知する。
温度補正処理判断部20は、図3に示すように温度上昇特性テーブル参照部24、温度下降特性テーブル参照部25、光源温 度差処理部26、補正テーブル参照部27、補正処理判断部28で構成される。
温度上昇特性テーブル参照部24は光源発光状態の場合、温度変化量判断部18が出力する温度変化量と時間計測部19が出力する経過時間を受信し、光源発光状態の場合の温度上昇傾斜を計算して光源温度差処理部26へ通知する。また、温度下降特性テーブル参照部25は光源停止状態の場合、温度変化量判断部18が出力する温度変化量と時間計測部19が出力する経過時間を受信し、光源停止状態の場合の温度下降傾斜を求め光源温度差処理部26へ通知する。
光源温度差処理部26は通知された温度上昇傾斜または温度下降傾斜より現在光源温度を仮定し、温度センサ15より測定される温度との差(以下、光源温度差と称す)を求め補正テーブル参照部27及び補正処理判断部28へ光源温度差を通知する。
補正テーブル参照部27は、通知された光源温度差より予め光源の温度特性より求められている記録パワーの補正テーブルから補正量を求め補正処理判断部28へ通知する。
補正処理判断部28は、時間計測部19より通知された光源発光開始時からの経過時間または光源発光停止時からの経過時間と、光源温度差処理部26より通知された光源温度差より補正処理を行なうか否かを判断する。補正処理を行なう場合、補正テーブル参照部27より通知された補正値を制御部17へ通知し記録条件補正が行なわれるようにする。
しかし、光源発光状態及び光源停止状態に移行した後に所定の時間が経過した場合、及び所定の光源温度差以内の場合は補正処理を停止するよう制御部17へ通知し記録条件補正が行なわれないようにする。
次に、本発明の光ディスク記録装置の動作の詳細な説明を図4及び図5に示すフローチャートを用いて説明する。
図4は上記制御部17の制御の下に、スピンドルモータ12、光ピックアップ13、レーザ駆動部16、温度センサ15等によって実行される間欠記録開始までの一般的なフローチャートであり、図5は上記間欠記録開始以降、温度測定部21、温度記憶部22、温度変化量計算部23、時間測定部19、温度上昇特性テーブル参照部24、温度下降テーブル参照部25、光源温度差処理部26、補正テーブル参照部27、補正処理判断部28等によって実行される間欠記録中の記録条件補正処理動作のフローチャートである。
以下図4、図5にしたがって光ディスク記録装置の記録条件補正処理について詳細に説明する。
図4は、光ディスク11が、スピンドルモータ12に固定され、着脱不可能な状態すなわちディスクカバー等が閉じられた後、ディスクを再生または記録可能な状態にする動作(以下、スピンナップという)の一部を示したフローチャートであり、スピンナップ動作のすべてを示しているわけではない。
スピンナップ動作が開始された場合、ステップS21にてディスク11が装着されている(ディスク有り)か、装着されていない(ディスク無し)かの判断をする。
ディスク11が装着されていない場合スピンナップ処理を終了し光ディスク装置は記録及び再生不可能な状態となる。
ディスク11が装着されている場合、ステップS22に進みスピンドルモータ12を起動し回転制御することでディスク11を所定回転数で回転させる。
ディスク11が所定回転数で回転し始めると、ステップS23に進みレーザ発光を開始し、そのレーザの反射光を解析することにより、ディスク11がどのような種類のディスクなのかを判断する。
ディスク種別が判断できるとステップS24へ進み、記録可能なディスクかどうかを判別する。記録不可能なディスクの場合スピンナップ処理を終了し、光ディスク装置は再生のみ可能な状態となる。
記録可能なディスクの場合ステップS25に進む。
ステップS25では、温度測定部21にて温度センサ15より光源近傍温度を取得し温度記憶部22に記録学習時の温度を記憶する。
ステップS26では、光ピックアップ13をPCA領域へ移動させ記録学習(OPC)を行い、最適記録パワーを求める。
ステップS27では、ステップS26で求められた最適記録パワーをレーザ駆動部16に設定する。
上記ステップS21からステップS27までのスピンナップ処理を完了すると光ディスク装置は記録、再生ともに可能状態となる。ここで記録を行なう場合ステップS28に進み、間欠記録を開始する。
図5において、間欠記録動作中の処理について説明する。
間欠記録開始時にステップS31において、レーザ発光開始時に時間計測部19にて時間計測を開始するとともに、温度測定部21にて温度を取得し温度記憶部22に記録開始温度を記憶しステップS32に進む。
ステップS32以降の処理において、前述した光源の4つの発光状態で処理の流れが大きく変わるためそれぞれの状態で詳しく説明する。
(1)光源発光開始時
ステップS32で光源の状態が停止から発光へ変化しており、ステップS33で光源発光開始のためステップS34へと進む。
ステップS34の処理は、時間計測部19より光源停止状態の経過時間(以下、停止時間という)を取得し温度下降特性テーブル参照部25及び補正処理判断部28へ記憶させる。また、時間計測部19をリセットし光源発光状態の経過時間(以下、発光時間という)の計測を開始させる。温度測定部21にて光源発光開始時の温度(以下、発光開始時温度という)を温度記憶部22に記憶させる。
ステップS36にて、停止時間が所定時間より長ければステップS51へ進む。
ステップS36にて、停止時間が所定時間より短ければステップS37へ進む。
ここで、発光停止時間の閾値となる所定時間は光源近傍と温度センサ15が検出した温度が一致する時間を予め実験により求めておく。
ステップS37では、温度変化量計算部23により後述するステップS35で記憶した光源発光停止時の温度(以下、発光停止時温度という)と温度測定部21にて測定した現在の光源近傍の温度(以下、現在温度という)との差を求める。求められた温度差を温度上昇特性テーブル参照部24へ通知し、ステップS38へ進む。
ステップS38では、通知された温度差を時間計測部19より通知された停止時間で除算することにより温度傾斜を求め、この温度傾斜から温度上昇特性テーブル参照部24で予め求められている温度上昇特性により現在光源温度を仮定し(以下、仮定光源温度という)、ステップS40へ進む。
ステップS40では、光源温度差処理部26にて現在温度と仮定光源温度の差、すなわち光源温度差を求める。この光源温度差を補正テーブル参照部27及び補正処理判断部28へ通知する。
ステップS41では、補正テーブル参照部27において、通知された光源温度差より予め求められた補正テーブルを参照して補正値を決定し、補正処理判断部28へ補正値を通知しステップS42に進む。ステップS42以降の処理は後述する(2)光源発光状態の処理の流れのステップS42以降と同じである。
(2)光源発光状態
ステップS32にてレーザ状態に変化が無いためステップS42へ進む。
ステップS42において、レーザ発光中のためステップS43へ進む。
ステップS43において、温度測定部21より現在温度を取得し温度変化量計算部23へ通知するとともに時間計測部19より発光時間を取得し、ステップS44へ進む。
ステップS44において、発光時間が所定値以上ならばステップS51へ進み補正処理を停止する。発光時間が所定値以内ならばステップS45へ進む。
ステップS45において、ステップS34にて記憶された発光開始時温度とステップS43にて計測された現在温度より温度変化量計算部23にて温度差を求める。
求められた温度差を温度上昇特性テーブル参照部24へ通知しステップS46へ進む。
ステップS46において、通知された温度差を時間計測部19より通知された発光時間で除算することにより温度傾斜を求め、ステップS47に進む。
ステップS47において、この温度傾斜から温度上昇特性テーブル参照部24で仮定光源温度を求め、ステップS48へ進む。
ステップS48において、ステップS43で求めた現在温度とステップS47で求めた仮定光源温度より光源温度差処理部26にて光源温度差を求め、補正処理判断部28へ通知しステップS49へ進む。
ステップS49において、光源温度差が所定値より小さければステップS51に進み補正処理を停止する。反対に光源温度差が所定値以上であればステップS50に進み補正処理を行なう。
ステップS52において、間欠記録が終了でない場合はステップS32へ戻る。
(3)光源発光停止時
ステップS32で光源の状態が発光から停止へ変化しており、ステップS33で光源発光停止のためステップS35へと進む。
ステップS35の処理は、時間計測部19より発光時間を取得し温度上昇特性テーブル参照部24及び補正処理判断部28へ記憶させる。また、時間計測部19をリセットし、停止時間の計測を開始させる。温度測定部21にて発光停止時温度を温度記憶部22に記憶させステップS42へ進む。
ステップS42以降の処理は(4)光源停止状態の処理の流れのステップS42以降と同じである。
(4)光源停止状態
ステップS32にてレーザ状態に変化が無いためステップS42へ進む。
ステップS42において、レーザ停止中のためステップS51へ進む。
ステップS51において、補正処理を停止させステップS52へ進む。
ステップS52において、間欠記録が終了でない場合はステップS32へ戻る。
以上、説明した4つの光源の状態を(1)光源発光開始時→(2)光源発光状態→(3)光源発光停止時→(4)光源停止状態→(1)光源発光開始時→・・・と繰り返し変化させることにより間欠記録が行なわれており、本実施形態に係る記録条件補正方法によると、間欠記録の際に、光源温度を仮定し、光ピックアップ13から出射されるレーザ光14の記録パワーを予め求められた補正情報に基づいて補正している。従って、光ディスクに記録する際の光源温度が、温度センサにて得られる光源温度と異なっていても、試し書き領域を消費することなく、記録パワーを精度良く補正することができる。その結果として、記録品質の低下を抑制し、良好な記録品質を安定して得ることが可能となる。
なお、温度下降特性テーブル及び温度上昇特性テーブルは、予め試験により温度下降及び温度上昇の特性を測定したものである。あるいは、光源の仕様書に記載されたものでも良い。
なお、ここではディスク11は記録可能なDVD−Rが装着されたものとして説明を行ったが、DVD+Rなどの記録層に有機色素を含む媒体であれば同様の処理により同じ効果を得る事が出来る。
以上説明したように、本発明の実施例1に係る光ディスク記録装置、及び光ディスク記録方法によれば、間欠記録を行っても光ピックアップの温度を予想することができレーザ光の記録パワーを正確に制御することが出来るため、記録品質の低下を抑制し、良好な記録品質を安定して得ることができるという効果がある。
本発明にかかる光ディスク記録装置、及び光ディスク記録方法は、間欠記録を行うばあいにも良好な記録品質を安定して得ることが出来、モバイル映像記録装置等として有用である。
本発明の実施例1における光ディスク記録装置の構成図 温度変化量判断部の構成図 温度補正処理判断部の構成図 スピンナップ開始時から間欠記録までの一般的なフローチャート 本発明の実施例1における記録条件補正処理を説明するためのフローチャート 従来の光記録装置の構成図 光源の実際の温度と温度センサ測定温度による温度変化のモデルを示す図 間欠記録を行った際の光源の実際の温度と温度センサ測定温度による温度変化のモデルを示す図
符号の説明
11 光ディスク
12 スピンドルモータ
13 光ピックアップ
14 レーザ光
15 温度センサ
16 レーザ駆動部
17 制御部
18 温度変化量判断部
19 時間計測部
20 温度補正処理判断部
21 温度測定部
22 温度記憶部
23 温度変化量計算部
24 温度上昇特性テーブル参照部
25 温度下降特性テーブル参照部
26 光源温度差処理部
27 補正テーブル参照部
28 補正処理判断部


Claims (8)

  1. 光ディスク媒体と、
    前記光ディスク媒体を保持して回転駆動するスピンドルモータと、
    前記光ディスク媒体にレーザ光を照射してデータを書き込む光ピックアップと、
    前記光ピックアップの前記レーザ光の発光制御を行うレーザ駆動部と、
    前記スピンドルモータと前記レーザ駆動部の制御部と、
    前記レーザ駆動部が出力する発光制御信号の変化時点からの時間を計測する時間計測部と、
    前記光ピックアップ近傍に配置され、前記光ピックアップ近傍の温度を測定する温度センサと、
    前記温度センサが感知した温度変化量を検出する温度変化量判断部と、
    前記時間計測部が出力する時間情報と前記温度変化量判断部が出力する温度変化量から温度補正処理を行うか否かを判断する温度補正処理判断部とを備え、
    前記温度補正処理部は温度補正処理が必要と判断した場合に前記制御部に記録条件補正を指示し、前記制御部が記録条件補正に従って前記レーザ駆動部を制御する、
    ことを特徴とする光ディスク記録装置。
  2. 前記制御部は、
    前記スピンドルモータと前記光ピックアップを制御してデータを前記光ディスク媒体に記憶する動作と、前記スピンドルモータと前記光ピックアップの動作を止めて前記光ディスク媒体へデータを記憶しない動作を一定周期で繰り返す間欠記録を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク記録装置。
  3. 前記温度変化量判断部は、
    前記温度センサが出力する信号から温度を検出する温度測定部と、
    前記光ディスク媒体の学習用領域にデータを試し書きした際の温度情報を記憶しておく温度記憶部と、
    前記温度測定部が検出した温度と前記温度記憶部が記憶しておいた温度情報との差を温度変化量として出力する温度変化量計算部とを備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク記録装置。
  4. 前記温度補正処理判断部は、
    前記光ピックアップが発光停止状態から発光状態に変化した時に時間と上昇温度の関係を参照して温度上昇傾斜を出力する温度上昇特性テーブル参照部と、
    前記光ピックアップが発光状態から発光停止状態に変化した時に時間と下降温度の関係を参照して温度下降傾斜を出力する温度下降特性テーブル参照部と、
    前記温度上昇傾斜あるいは前記温度下降傾斜と前記時間計測部が出力する計測時間に基づいて現在の光ピックアップの温度を推定して前記温度センサーが出力する温度情報との差を光源温度差として出力する光源温度差処理部と、
    前記光源温度差から記録パワー補正値を決定する補正テーブル参照部と、
    前記計測時間と前記光源温度差と前記記録パワー補正値に基づいて前記レーザ光の条件補正を行うか否かを決定する補正処理判断部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  5. 前記補正処理判断部は、前記光ピックアップが発光停止状態から発光状態に変化、あるいは発光状態から発光停止状態に変化した後で一定期間以上過ぎた場合には前記レーザ光の条件補正を行わない、
    ことを特徴とする請求項4に記載の光ディスク装置。
  6. 光ディスクに光ピックアップ内の光源からレーザ光を照射して前記光ディスクにデータを記録する方法において、
    前記光ディスクの試し書き領域に試し書きを行い前記光ディスクに最適な前記レーザ光の記録パワーを取得する第一工程と、
    前記光ピックアップの近傍に備えられ、前記ピックアップ近傍の温度を測定する温度センサが測定した、前記光源が発光を開始した時の温度、及び前記光源が発光を停止した時の温度を記憶する第ニ工程と、
    前記光源が発光を停止した時の温度と前記光源が次に発光を開始した時の温度差、及び前記光源が発光を開始した時の温度と前記光源が次に発光を停止した時の温度差を求める第三工程と、
    前記光源の発光時間、及び前記光源が発光を停止している時間を計測する第四工程と、
    前記第三工程で求めた温度差と前記第四工程で計測した時間から温度傾斜を求め、予め定められている前記光源の温度傾斜特性情報に基づいて光源の温度を推定する第五工程と、
    前記第五工程で推定した温度に基づいて、前記第一工程で取得した記録パワーとなるように光源の補正制御を行う第六工程からなる、
    ことを特徴とする光ディスク記録方法。
  7. 前記第六工程は、予め定められた補正比率テーブルに基づいて前記光源の補正制御を行う、
    ことを特徴とする光ディスク記録方法。
  8. 前記第四工程で計測する前記光源の発光時間、及び発光停止時間が予め定めた時間よりも長い場合には前記第六工程の光源の補正制御を行わない、
    ことを特徴とする光ディスク記録方法。

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