JP2007156035A - 帯電装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】帯電ローラの、環境や製造時による抵抗値のばらつき等にかかわらず、感光ドラムを均一に帯電できるようにする。
【解決手段】感光ドラム1表面に接触又は近接させた帯電ローラ2によって感光ドラム1表面を帯電する。感光ドラム1の前回転時、画像形成時、紙間時等の非画像形成時において、帯電ローラ2に対して放電領域・未放電領域のピーク間電圧を印加することで電圧と電流の関係を測定し、その測定値から、DC放電開始電圧Vth、DC放電特性の傾きαを算出し、画像形成時に帯電ローラ2に印加するピーク間電圧、直流電圧値をそのつど補正しながら印加する。
【選択図】図10

Description

本発明は、像担持体表面に接触又は近接して配置された帯電部材に対して直流と交流とを重畳したバイアスを印加することで像担持体表面を帯電する画像形成装置に関する。
従来、例えば電子写真装置・静電記録装置などの画像形成装置において、感光体や誘電体等の被帯電体である像担持体の表面を帯電させる方式として、コロナ放電器等の非接触帯電方式に代わり、接触帯電方式が主流になりつつある。
この接触帯電方式は、像担持体に接触又は近接させた帯電部材に電圧を印加することによって像担持体表面を帯電するものである。帯電部材には、ローラ状の帯電ローラやブレード状の帯電ブレードがあるが、特に帯電ローラは、長期にわたって像担持体を安定して帯電することができるという利点がある。
このような帯電部材に印加する電圧としては、直流電圧のみでもよいが、直流電圧に交流電圧を重畳した振動電圧を印加することで、帯電部材と像担持体との間の放電を交互に繰り返すようにした場合には、像担持体表面を均一に帯電することができる。
例えば、直流電圧を印加したときの像担持体の放電開始閾値電圧(帯電開始電圧)Vthの2倍以上のピーク間電圧を有する交流電圧と、直流電圧(直流オフセットバイアス)とを重畳した振動電圧を印加する。これは、像担持体表面の帯電電位をならす効果がある。なお、振動電圧の波形としては正弦波に限らず、矩形波、三角波、パルス波でもよい。また、振動電圧には、直流電圧を周期的にOFF/ONされることによって形成された矩形波の電圧や、直流電圧の値を周期的に変化させることで交流電圧と直流電圧との重畳電圧と同じ出力としたものも含む。
なお、以下では、帯電部材に振動電圧を印加して帯電をする接触帯電方式を「AC帯電方式」といい、また、直流電圧のみを印加して帯電する接触帯電方式を「DC帯電方式」という。
ところが、AC帯電方式においては、DC帯電方式と比べ、像担持体への放電量が増化するため、像担持体削れなどの像担持体の劣化が助長されるという問題がある。さらに、放電生成物による高温高湿(H/H)環境での画像流れなどの異常画像が発生する場合があるという問題もある。
これらの問題を解決するためには、必要最小限の電圧印加により、帯電部材と像担持体との間で交互に発生させる放電を最小限にすることが有効である。
しかし、実際には印加する電圧と放電量との関係は常に一定ではなく、像担持体の感光体層や誘電層の膜厚、帯電部材や空気の環境変動などによって変化する。
例えば、温度が15℃で湿度が10%ような低温低湿環境では、像担持体や帯電ローラの抵抗値が上昇して放電が起こりにくくなるため、均一な帯電を得るためには一定値以上のピーク間電圧が必要となる。また、この低温低湿環境において帯電均一性が得られる最低の電圧値においても、温度が30℃で湿度が80%のような高温高湿環境で帯電動作を行った場合、必要以上の放電を起こすことになる。この結果、放電量が増化すると、画像流れ、ぼけの発生、トナー融着の発生、像担持体の表面の劣化による像担持体の削れ・短命化などの問題が発生する。
この環境変動による放電の増減の抑制するために、上述のような常に一定の交流電流を印加する「AC定電圧制御方式」のほかに、帯電部材に交流電圧を印加することで流れる交流電流値を制御する「AC定電流制御方式」が提案されている。
このAC定電流制御方式によれば、材料の抵抗が上昇するL/L環境において交流電圧のピーク値を下げ、逆にH/H環境ではピーク間電圧値を下げることができるため、AC定電圧制御方式に比べ放電の増減を抑制することが可能である。
ここで、帯電部材は像担持体面に必ずしも接触している必要はなく、帯電部材と接触部材との間に、ギャップ間電圧と修正パッシェン曲線とで決まる放電可能領域が確実に確保されていれば、例えば、10μmの空隙を存して非接触に近接配置されていてもよい。なお、以下の説明では、接触帯電といった場合には、近接帯電の場合も含むものとする。
上述の像担持体の長寿命化を目指したとき、AC定電流制御方式においても、帯電部材の製造のばらつきや汚れによる抵抗値変動、耐久による像担持体の静電容量変動、本体高圧装置のばらつきなどにより、放電量の増減を十分に抑制することは困難である。
放電電流量の増減を抑制するには、帯電部材の製造時の寸法や抵抗値のばらつき、環境変動を抑制することや、電源の高圧のフレを抑制することが有効であるが、そのためには、コストアップを招くこととなる。
そこで、特許文献1には、対策案として以下のような方式が提案されている。
(1)像担持体を帯電する帯電手段は、像担持体に近接又は接触配置され電圧を印加されることにより像担持体体面を帯電する帯電手段である。帯電手段に直流電圧と交流電圧のどちらか、又はその両方の重畳電圧を印加する手段と、帯電手段に印加する直流電圧、交流電圧のピーク間電圧の各電圧値を制御する手段とを有する。また、像担持体を介して帯電手段に流れる交流電流値を測定する手段を有する。そして、帯電部材に直流電圧を印加した時の像担持体への放電開始電圧をVthとしたときに、非画像形成時において、帯電手段に少なくとも1点以上のVthの2倍未満のピーク間電圧を印加する。このときの電流値と、少なくとも2点以上のVthの2倍以上のピーク間電圧を印加した時の電流値を測定する。測定された交流電流値により、画像形成時に帯電手段に印加する交流電圧のピーク間電圧を決定することを特徴とする帯電制御方法である。
(2)ΔIsをあらかじめ決められた定数とし、帯電手段に1点のVthの2倍未満のピーク間電圧を印加した時の電流値と0とを結ぶことで得られるピーク間電圧―交流電流関数fI1(Vpp)と、少なくとも2点以上のVthの2倍以上のピーク間電圧を印加した時の電流値から得られるピーク間電圧―交流電流関数fI2(Vpp)とを比較することにより、
fI2(Vpp)−fI1(Vpp)=ΔIs
となるピーク間電圧値を決定し、決定されたピーク間電圧値により、画像形成時に帯電手段に印加する交流電圧のピーク間電圧を定電圧制御することを特徴とする(1)に記載の帯電制御方法(以下、放電電流制御と記載する)。
特開2001−201921号公報
上記の特許文献1に記載されている放電電流制御は、この制御時には直流電圧を0Vの状態で交流電圧を印加する構成である。
直流電圧が0Vの状態で放電電流制御により決定した帯電条件で画像形成時に所定の直流電圧に重畳させて印加させて得られる表面電位は目標とする表面電位とわずかにずれる問題が発生する。
その原因として以下のことが考えられる。すなわち上述の特許文献1に記載された対策案は、図6に示すようにDC放電特性における、「表面電位―(DC電圧+1/2Vppth)」の関係直線の傾きαがα=1としている場合においてのみ成り立つことが前提条件となっている。
しかし、発明者の検検討によると、現実の構成においては、図7に示すように、「傾きα≒1」である。また、図8に帯電ローラ、及び像担持体を新品の条件とした場合でも、完全にα=1ではないことを確認した。
また、傾きα、及びDC放電開始電圧Vthは、環境による帯電ローラの抵抗値変化や、汚れの付着により変化するため、出力枚数の増化や、環境の変化に応じて変化することも、発明者の検討により確認している。
このような状態で放電電流制御を実行した場合、放電電流制御時の帯電DC値が0Vの状態から画像形成時の帯電DC値に変更すると、前述の傾きα等の変動により放電電流制御を行ったにもかかわらず、目標電位を得られない。
そこで、本発明は、画像形成時の帯電DC値における目標電位を得られるようにした帯電装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、直流電圧に交流電圧を重畳させて帯電部材に電圧を印加し、像担持体を放電により帯電する帯電部材と、画像形成時の前記帯電部材に印加する電圧の条件を調整する帯電条件調整手段と、を有し、前記帯電部材に印加される交流電圧は予め設定された電圧値である帯電装置において、画像形成時に前記帯電部材に印加する交流電圧のピーク間電圧を調整するための帯電条件調整時には、予め設定された直流電圧に交流電圧を重畳させて得られる帯電特性を用いて画像形成時のピーク間電圧が設定される、ことを特徴とする。
本発明によると、画像形成時に交流電圧の定電圧制御する際のピーク間電圧を決定するための放電電流制御時に直流電圧を印加して画像形成時の帯電条件を決定することで、画像形成装置の状態により帯電特性が変化しても調整により設定された電圧条件による画像形成時の電圧と目標電位との差分を小さくすることができる。
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。なお、同一の図面又は異なる図面において同一の符合を付したものは、同様の構成あるいは同様の作用をなすものであり、これらについては、適宜、重複説明を省略している。
<実施の形態1>
図1に、本発明を適用することができる画像形成装置を示す。同図に示す画像形成装置は、電子写真方式を利用したレーザビームプリンタであり、さらに接触帯電方式、反転現像方式を採用している。同図は、このレーザビームプリンタ(以下「プリンタ」と略記する。)を正面側、すなわちプリンタの操作時にユーザやサービスマンが位置する側から見た縦断面図に相当する模式図である。なお、このプリンタで印字(画像形成、プリント)することができる最大の記録材は、A3サイズである。
(1)プリンタの構成の概略
同図を参照して、プリンタの構成及び動作の概略を説明する。
同図に示すプリンタは、像担持体として感光ドラム1を備えている。感光ドラム1の周囲には、その回転方向(矢印R1方向)に沿ってほぼ順に帯電手段としての接触帯電部材である帯電ローラ2、情報書き込み手段としての露光装置3が配設されている。さらに、現像手段としての現像装置4、転写手段としての転写ローラ5、クリーニング手段としてのクリーニング装置6が配設されている。また、印字に使用される記録媒体としての記録材P(例えば、紙、透明フィルム)の搬送方向(矢印Kp方向)に沿っての転写ローラ5の下流側には、定着手段としての定着器7が配設されている。以下、感光ドラム1〜定着器7の順に説明する。
感光ドラム1としては、本実施の形態では、回転ドラム型の電子写真感光体、さらに詳しくは、負帯電性の有機光導電体(OPC)が使用されている。図2に、感光ドラム1の層構成を示す。なお、同図は、感光ドラム1を、その中心軸O(図1参照)を含む平面で切ったときの縦断面図の一部を模式的に示すものである。図2中の下方が感光ドラム1の内側に対応し、また上方が外側に対応する。感光ドラム1は、4層で構成されている。最も内側に配置されたアルミニウム製シリンダ(導電性ドラム基体)1aの表面に、光の干渉を抑え、上層の接着性を向上させる下引き層1bと、光電荷発生層1cと、電荷輸送層1dとの3層を順に塗り重ねた構成をしている。感光ドラム1全体は、外径30mmに構成され、駆動手段(不図示)により、中心軸Oを中心に、矢印R1方向に130mm/secのプロセススピード(周速度)をもって回転駆動される。なお、アルミニウム製シリンダ1aは、接地されている。
帯電手段として、本実施の形態では、接触帯電部材である帯電ローラ2が使用されている。帯電ローラ2は、図1に示すように、芯金2aの長手方向の両端部がそれぞれ軸受け部材(不図示)によって回転自在に保持させるとともに、これら両端部が押圧ばね2eによって感光ドラム1方向に付勢されている。これにより、帯電ローラ2は、感光ドラム1表面に所定の押圧力をもって圧接させており、感光ドラム1の矢印R1方向の回転に伴って、矢印R2方向に従動回転する。感光ドラム1と帯電ローラ2とが接触する接触部(圧接部)を含むその近傍が帯電部(帯電位置)N1となる。帯電ローラ2の芯金2aには、電源(帯電バイアス印加電源)S1から所定の条件の帯電バイアス電圧が印加される。これにより、感光ドラム1表面が所定の極性(本実施の形態では、負極性)に一様に帯電処理される。なお、帯電ローラ2の構成、及び帯電制御については後に詳述する。
露光装置3は、帯電処理された感光ドラム1表面に静電潜像を形成する情報書き込み手段である。露光装置3としては、本実施の形態では、半導体レーザ使用のレーザビームスキャナを採用している。露光装置3は、画像読取り装置(不図示)等のホスト装置からプリンタ側に送られた画像情報に対応して変調されたレーザ光を出力する。そして、このレーザ光により、帯電後の感光ドラム1表面を露光部(露光位置)N2において走査露光(イメージ走査露光)する。感光ドラム1表面は、露光部の電荷が除去され、これにより、画像情報に応じた静電潜像が形成される。
現像装置4は、上述の感光ドラム1上に形成された静電潜像をトナーによって現像する。現像装置4は、現像容器4aと、非磁性の現像スリーブ4bと、マグネットローラ4cと、規制ブレード4dとを有している。現像容器4aには、現像剤として、負の帯電特性の一成分磁性トナー(以下適宜「トナー」と略記する。)tが収納されている。現像容器4aにおける、感光ドラム1に対向する部分には、開口部が形成されていて、この開口部には、現像スリーブ4bが矢印R4方向回転可能に配設されている。現像スリーブ4bには、電源(現像バイアス印加電源)S2によって現像バイアスが印加される。マグネットローラ4cは、この現像スリーブ4bの内側に固定的に配設されている。現像容器4a内のトナーtは、マグネットローラ4cの磁性によって現像スリーブ4b表面に担持され、現像スリーブ4aの矢印R4方向の回転に伴って、規制ブレード4dによって層厚が規制された後、現像部(現像位置)N3に搬送される。このとき、電源S2により現像スリーブ4bに現像バイアスが印加される。これにより、現像スリーブ4b上のトナーtが、感光ドラム1表面の静電潜像に選択的に付着されて、静電潜像を現像する。本実施の形態では、感光ドラム1上の露光部にトナーtが付着されて現像を行う、いわゆる反転現像を採用している。なお、現像に供されなかったトナーtは、現像部N3を通過して現像容器4a内に戻される。
転写ローラ5は、感光ドラム1表面に下方から圧接されて、感光ドラム1との間に転写部(転写位置)N4を形成している。転写ローラ5は、感光ドラム1の矢印R1方向の回転に伴って矢印R5方向に従動回転する。転写ローラ5には、電源(転写バイアス印加電源)S3から転写バイアスが印加される。転写に供される記録材Pは、給搬送手段(不図示)によって矢印Kp方向に搬送されて、転写部N4に供給される。記録材Pが転写部N4を通過する際に、電源S3によって、転写ローラ5に正極性の転写バイアスが印加される。これにより、感光ドラム1上のトナー像は、記録材P上に静電的に転写される。
クリーニング装置6は、感光ドラム1表面に当接されてクリーニング部N5を形成するクリーニングブレード6aと、クリーニング容器6bとを有している。トナー像転写時に記録材Pに転写されないで感光ドラム1表面に残ったトナー(転写残トナー)は、クリーニングブレード6aによって払拭され、クリーニング容器6b内に回収される。こうして表面がクリーニングされた感光ドラム1は、次の画像形成に供される。
定着器7は、ヒータ(不図示)を内蔵した定着ローラ7aと、この定着ローラ7aに下方から圧接された加圧ローラ7bとを有している。定着ローラ7aと加圧ローラ7bとの間には、定着部N6が形成されている。上述の転写によって表面にトナー像が転写された記録材Pは、定着部N6を通過する際に加熱及び加圧される。これにより、記録材P表面にトナー像が定着される。
以上説明した、帯電、露光、現像、転写、クリーニング、定着の各プロセスにより、1枚の記録材Pの表面に対するプリントが終了する。
(2)プリンタの動作シーケンス
図3を参照して、上述構成のプリンタの動作シーケンスを説明する。
a.初期回転動作(前多回転工程)
プリンタの起動時の始動動作期間(起動動作期間、ウォーミング期間)である。電源スイッチのオンにより、感光ドラム1を回転駆動させ、また定着器7を所定温度への立ち上る等の所定のプロセス機器の準備動作を実行させる。
b.印字準備回転動作(前回転工程)
プリント信号のオンから実際に画像形成(印字)工程動作がなされるまでの間の画像形成前の準備回転動作期間であり、初期回転動作中にプリント信号が入力したときには初期回転動作に引き続いて実行される。プリント信号の入力がないときには初期回転動作の終了後にメインモータの駆動が一旦、停止されて感光ドラム1の回転駆動が停止され、プリンタはプリント信号が入力されるまでスタンバイf(待機)状態に保たれる。プリント信号が入力すると印字準備回転動作が実行される。
本実施の形態においてはこの印字準備回転動作期間において、印字工程の帯電工程における印加交流電圧の適切なピーク間電圧値(又は交流電流値)の演算・決定プログラムが実行される。これについては後に詳述する。
c.印字工程、転写工程(画像形成工程、作像工程)
所定の印字準備回転動作が終了すると、引き続いて回転中の感光ドラム1に対する作像プロセスが実行される。感光ドラム1表面にトナー像を形成し、このトナー像を記録材Pに転写し、トナー像転写後の記録材Pを定着器7により定着し、トナー像定着儀の記録材P(画像形成物)がプリントアウトされる。
連続印字モード(連続プリントモード)の場合は上述の印字工程が所定の設定プリント枚数n枚分繰り返して実行される。
d.紙間工程
連続印字モードにおいて、先行する(先行の)記録材Pの後端部が転写部N4を通過した後、後続する(後続の)記録材Pの先端部が転写部N4に到達するまでの間の、転写部N4における記録材Pの非通紙状態期間である。
e.後回転動作
最後の記録材Pの印字工程が終了した後もしばらくの間、メインモータの駆動を継続させて感光ドラム1を回転駆動させ、所定の後回転動作を実行させる期間である。
f.スタンバイ
所定の後回転動作が終了すると、メインモータの駆動が停止されて感光ドラム1の回転駆動が停止され、プリンタは次のプリントスタート信号が入力するまでスタンバイ状態に保たれる。
ここで、1枚だけのプリントの場合は、そのプリント終了後、プリンタは後回転動作を経てスタンバイ状態になる。また、スタンバイ状態において、プリントスタート信号が入力すると、プリンタは前回転工程に移行する。なお、cの印字工程が画像形成時に相当し、aの初期回転動作、bの前回転動作、dの紙間工程、eの後回転動作が非画像形成時に相当する。
(3)帯電手段の詳細説明
(A)帯電ローラ
接触帯電部材としての帯電ローラ2は、その長手方向(感光ドラム1の中心軸Oに沿った方向)の長さが320mmである。また感光ドラム2の層構成は、図1に模式的に示すように、芯金(支持部材)2aの外周面に、下層2bと中間層2cと表層2dとを内側から順次に積層した3層構成である。下層2bは帯電音を低減させるための発泡スポンジ層であり、中間層2cは帯電ローラ全体として均一な抵抗を得るための導電層であり、表層2dは感光ドラム1上にピンホール等の欠陥があってもリークが発生しないようにするための保護層である。
さらに具体的には、本実施の形態で使用した帯電ローラ2は、下記のとおりの仕様である。
芯金2a:直径6mmのステンレス丸棒
下層2b:カーボンを分散させた発泡EPDM、比重0.5g/cm、体積抵抗値10Ω・cm、層厚3.0mm、長さ320mm
中間層2c:カーボンを分散させたNBR系のゴム、体積抵抗値10Ω・cm、層厚700μm
表層2d:酸化スズ、カーボンを分散させたフッ素化合物のトレジン樹脂、体積抵抗値10Ω・cm、表面粗さ(JIS規格10点平均表面粗さRa)1.5μm、層厚10μm
(B)帯電バイアス印加系
図4は、帯電ローラ2に対する帯電バイアス印加系のブロック回路図である。
電源S1から直流電圧と、周波数fの交流電圧とを重畳した所定の振動電圧(帯電バイアス電圧Vdc+Vac)が芯金2aを介して帯電ローラ2に印加されることで、回転中の感光ドラム1の外周面(表面)が所定の極性・電位に帯電処理される。
帯電ローラ2に対する電圧印加手段である電源S1は、DC電源(直流電源)11とAC電源(交流電源)12とを有している。これらDC電源11及びAC電源12は、制御回路(制御手段)13によって制御される。制御回路13は、DC電源11及びAC電源12をオン/オフ制御して帯電ローラ2にDC電圧とAC電圧とのいずれか一方又は双方の重畳電圧を印加するように制御する機能を有する。また、DC電源11から帯電ローラ2に印加するDC電圧値と、AC電源12から帯電ローラ2に印加するAC電圧のピーク間電圧値を制御する機能を有する。
制御回路13には、交流電流値(又はピーク間電圧値)を測定する手段としての交流電流値測定回路14が接続されている。この交流電流値測定回路14によって測定された交流電流値情報が制御回路13に入力される。
また、制御回路13には、環境センサ15が接続されている。環境センサ15は、プリンタが設置されている場所の環境、例えば温度や湿度を検知するものである。この環境センサ15が検知した環境情報は、上述の制御回路13に入力される。
制御回路13は、交流電流値測定回路14から入力された交流電流値情報、及び環境センサ15から入力された環境情報を基に、以下の機能を有している。印字工程の帯電工程における帯電ローラ2に対する印加交流電圧の適切なピーク間電圧値の演算・決定プログラムを実行する機能を有している。
(C)交流電圧のピーク間電圧の制御方法
次に、印字時に帯電ローラ2に印加する交流電圧のピーク間電圧の制御方法を説明する。
特許文献1にも記載されているが、以下の定義により数値化した放電電流量が実際のAC放電の量を代用的に示している。そして、この放電電流量は、感光ドラム1の削れ、画像流れ、帯電均一性と強い相関関係がある。
すなわち図5に示すように、X軸(横軸)に示すピーク間電圧Vppに対して、Y軸(縦軸)に示す交流電流Iacは次のとおりである。ピーク間電圧Vppが放電開始電圧Vth×2(V)未満の未放電領域Raにおいて、ピーク間電圧Vppに対して原点を通る線形の関係にある。そして、交流電流Iacは、ピーク間電圧Vppが放電開始電圧Vth×2を超えた放電領域Rbにおいては、上述の原点を通る線形の関係から、ピーク間電圧Vppが高いほど電流の増加方向にずれる線形関係にある。なお、放電の発生しない真空中での同様の実験においては、放電領域Rbにおいても原点を通る線形性が保たれたため、このズレの部分が放電に関与している電流の増分△Isであると考えられる。
よって、放電開始電圧Vth×2(V)未満のピーク間電圧Vppに対する電流Iacの比(Iac/Vpp)をθとしたとき、放電による電流以外の、接触部(感光ドラム1と帯電ローラ2との接触部)へ流れる電流(以下「ニップ電流」という。)などの交流電流はθVppとなり、放電開始電圧Vth×2(V)以上の電圧印加時に測定されるIacと、このθVppの差分、
△Is=Iac−θVpp……(1)
を、放電の量を代用的に示す放電電流量ΔIsとして定義する。
この放電電流量ΔIsは、一定電圧、又は一定電流での制御下で帯電を行った場合、環境の変化や耐久の進行に伴って変化する。その理由は、ピーク間電圧Vppと放電電流量ΔIsとの関係、交流電流値(電流Iac)と放電電流量ΔIsとの関係が変動しているからである。
AC定電流制御方式では、一般に、帯電部材(本実施の形態の帯電ローラ2に相当)から被帯電体(本実施の形態の感光ドラム1に相当)に流れる総電流で制御している。この総電流量とは、上述のように、帯電部材と被帯電体との接触部を流れるニップ電流θVppと、非接触部での放電によって流れる放電電流量△Isとの和になっている。定電流制御では実際に被帯電体を帯電させるのに必要な電流である放電電流量△Isだけでなく、ニップ電流θVppも含めた形で制御されている。
このため、実際には、放電電流量△Isは制御できていない。定電流制御において、同じ電流値で制御していても、帯電部材の材質の環境変動によって、ニップ電流θVppが多くなれば当然、その分、放電電流量△Isは減る。この逆にニップ電流θVppが減れば、その分、放電電流量△Isは増えるため、AC定電流制御方式でも完全に放電電流量△Isの増減を抑制することは不可能であった。
さらに、感光ドラム1の削れの抑制と帯電均一性との双方を両立させるために、特許文献1記載の方法を用いることで、常に一定の放電電流制御が可能とされている。しかし、特許文献1の方法では、図6に示すようにDC放電特性の傾きαが、α=1で常に一定であることを前提としている。
しかし、発明者の検討によると、図7に示すようにα<1の場合も存在することがわかった。
ここで、DC放電特性の傾きαが、α<1の場合に発生する不具合について説明する。
傾きα=1の場合は、図6に示すように帯電DC=0Vで、DC放電開始電圧Vth=1/2×Vppthとなり、帯電DCを画像形成条件に切り替えても、放電電流制御実行時に決定した、目標とする放電電流量ΔIsが得られる。
しかし、実際には、図7に示すように、α=1の場合以外に、α<1の場合もある。この場合、帯電DC=0で決定したピーク間電圧を、画像形成時の帯電DC1に重畳させると、表面電位が帯電DC電圧に収束するVppthの値は、図7中の「Iac―Vpp特性」に示すように、印加する帯電DCの値によって変化する。
発明者は、実際に帯電DCを変更しながら、AC放電開始ピーク間電圧を測定し、図8に示すように、α<1の条件が存在することを確認した。
このように、α<1の条件では、放電電流制御を行ったときの帯電DCから、帯電DC値を変更した場合には、目標とする放電電流量ΔIsに誤差が発生するため、放電電流量ΔIsが制御できていないことがわかる。なお、これとは逆に、高温高湿(H/H)環境で、α>1の条件も存在することを確認している。この点については説明は省略するが、この場合においても、本発明を制御を適用することができる。
また、α<1の場合には、図9に示すように、直流電圧DCで、放電電流制御を実施すれば、その直流電圧DC条件に対しては、ピーク間電圧Vppを調整できる。
しかし、帯電DCを段階的に短時間で調整して、現像コントラストを調整した場合には、所定量の放電電流量ΔIsにならないため、濃度調整後に最適条件になるピーク間電圧の再調整を行う必要があった。
さらには、図9に示すように、印加した直流電圧DC1値にVd電位が収束せず、ΔVdだけ表面電位が小さくなってしまい、目標とする帯電電位よりも小さくなる状態となる。表面電位Vdは、例えば、IAE(イメージエリア露光)の構成においては、非画像部分の電位であり、この値が小さくなると地肌かぶりの原因となる。
そこで、本発明者は、常に所望の放電電流量を得るため、以下の要領で制御を行った。所望の放電電流量をΔIsとしたときに、この放電電流量ΔIsとなるピーク間電圧を決定する方法を説明する。
本実施の形態では、図3に示す印字準備回転動作時において、図4に示す制御回路13で印字工程時の帯電工程における帯電ローラ2に対する印加交流電圧の適切なピーク間電圧値と、帯電DCの演算・決定プログラムを実行させている。
図10のVpp―Iacグラフ及び図11〜図13のフローチャートを参照して具体的に説明する。まずフローチャート1において、制御が開始する(S00)と、ドラムの回転が行われる(S01)。制御回路13はAC電源12を制御して図10に示すように、放電領域Rbにおいてあるピーク間電圧を2点(図10中の点β1,β2)の計3点を順次に印加する(S03〜S07)。制御回路13はAC電源12を制御して図10に示すように、帯電ローラ2に対し、未放電領域Raにおいてあるピーク間電圧Vppを1点(図10中の点γ1)を印加する(S08〜S10)。このとき感光ドラム1を介して帯電ローラ2に流れる交流電流値が交流電流値測定回路14で測定されて制御回路13に入力される。
次に制御回路13は、上述の測定された3点の電流値から、放電領域Rb及び未放電領域Raのピーク間電圧Vppと交流電流Iacの関係を直線近似し、以下の式(2)と式(3)を算出する。これらの近似直線は、図10中では、未放電領域Raにおいては原点と点γ1とを結ぶものとなり、また放電領域Rbにおいては点β1と点β2とを通るものとなる。
上述のようにして得られた、放電領域Rbにおける近似直線をYb、未放電領域Raにおける近似直線をYaとすると、
Yb=βX+A……(2)(S11)
Ya=γX+B……(3)(S12)
その後、上述の式(2)で示す放電領域Rbの近似直線と、式(3)で示す未放電領域Raの近似直線の差分が、放電電流量ΔIs=0と、ΔIsとなるピーク間電圧VppTを次式(4)によって決定する。ここで、所望の放電電流量は、ΔIsであり、本実施の形態においては、帯電DC=0V、Vpp=0Vの条件で、Iac=0(μA)となるように、つまりB=0となるように調整されている。
VppT=(ΔIs−A+B)/(β−γ)……(4)(S13)
次に、DC放電開始電圧Vthの算出方法(S14)について解説する。
図6,図9に示したように、帯電DC=0Vの条件で、Vppを変更し、AC放電開始電圧Vppth0を測定した場合、放電開始電圧をVthとすると、
Vth=1/2Vppth0
となる。
このときの表面電位Vd0=0Vである。
また、帯電DC=DC1において、ΔIs=0となる、AC放電開始電圧Vppth1を算出する(S15)。DC=0Vの条件で算出した、Vppth0に対して算出される、
DC電圧1=DC1+1/2Vppth (S16)
と、DC1の条件で測定して得られた、Vppth1を元に算出される、
DC電圧2=DC1+1/2Vppth1 (S17)
を算出する。
このとき、DC放電の傾きにより発生したDC電圧差が、1/2ΔVppthとして下記の式で計算される。
ΔDC=DC電圧2−DC電圧1
=(DC1+1/2Vppth1)−(DC1+1/2Vppth0)
=1/2×(Vppth1−Vppth0) (S18)
となり、帯電DC1を印加した場合の、ピーク電圧Vppth1を印加条件における表面電位は、Vd1=DC1に収束しているとする。
そして、DC放電特性「DC電圧と表面電位との関係」の傾きαが算出手段により算出される(S19)。
DC放電特性上の2点、P1=(Vth、0)、P2=(DC1+1/2Vppth1、DC1)とすると、傾きαは、
α=(DC1)/(DC1+1/2Vppth1−Vth)
=(DC1)/(DC1+1/2(Vppth1−Vppth0)(S20)
として、傾きαの値が算出される。
前述の手順で算出した、傾きαの値を元に、画像形成中に印加する直流電圧値、直流電圧値に対応する交流電圧のピーク間電圧値を算出する(S21)。
以下の説明は、DC=0で放電電流制御を実施して得た、放電電流量ΔIsが得られるVppTと、画像形成中に印加する、直流電圧を、DCxとしたときに、表面電位をDCxに収束させる方法について行う(S22)。
図9に示すように、傾きαの影響で、DC=0から、画像形成時の直流電圧DCxに表面電位Vdを収束させようとした場合、変更する直流電圧値の変化分は
ΔDC=DCx−DC0(=0V)=DCx
となる。
よって、ΔVd=Dx(1−α)だけ不足することになる。
また、帯電DCxの条件で必要な、Vppbの値は、ΔVに応じたピーク間電圧分を加算してあげることで、目標とする放電電流ΔIsが得られることになる。
よって、図9のDC放電特性上で考えると、補正量Kは、
K=1/2ΔVpp=ΔVd/α
=DCx(1−α)
=DCx(1/α−1)(S23)
ΔVpp=2×DCx(1/α−1)
補正後のピーク間電圧値を、VppT´とすると、
VppT´=VppT+2×[DCx(1/α−1)](S24)
となる。このように、帯電条件調整手段により補正後のピーク間電圧が求められる。
また、表面電位を、Vd=DCxにするための補正後の、直流電圧DCx´は、
DCx´=DCx+DCx(1/α−1)(S24)
となる。
そして、帯電ローラ2に印加するピーク間電圧を上述の方法で求めたVppT´とし、直流電圧をDCx´に切り替え、定電圧制御し、上述した印字工程へと移行する。
本説明は、DC=0の場合を基準として、VppT´、DCx´を求める例を説明したが、DC1の条件から、算出しても、放電電流制御時の帯電DCと、画像形成時の帯電DCxとの差分に対して、上述の方法で行えばよい。
このように、毎回、印字準備回転時において、印字時に所望の放電電流量を得るために必要なピーク間電圧を算出し、印字中には求めたピーク間電圧を定電圧制御で印加する。これにより、帯電ローラ2の製造ばらつきや材質の環境変動に起因する抵抗値のふれや、本体装置の高圧ばらつきを吸収し、確実に所望の放電電流量を得ることが可能となった。印刷準備回転時以外であっても、画像形成装置を画像形成可能状態に移行する準備時に上記制御を行ってもいい。
この制御下で、耐久検討を行ったところ、どの環境下でも像担持体としての感光ドラム1の劣化・削れ、フィルミング量が低減し、従来の放電電流制御と比較して感光ドラム1の長寿命化を実現可能とした。
さらに、本実施の形態では所望の放電電流量ΔIs、印字準備回転時に印加するピーク間電圧値を各環境一定にした。これに対し、環境センサ(温度計と湿度計)15が設置されている装置においては、環境毎に、それぞれの値を可変することで、さらに安定した均一帯電を行うことが可能となる。
上述のように、印字準備回転中に未放電領域Raで1点、放電領域Rbで少なくとも2点、順次、ピーク間電圧を帯電ローラ2に印加し、交流電圧値を測定し、印字中に印加するピーク間電圧を決定する。これにより、常に所望の放電電流量を得られるピーク間電圧、直流電圧値を用いて、感光ドラム1の劣化・削れと帯電均一性を両立させることができ、長寿命化、高画質化が実現可能となった。
さらに、製造時の帯電ローラ2の抵抗のばらつきも吸収できることから、材料、精度に関しても許容範囲が広がることで、製造時のコストダウンも行え製品を安価にユーザに提供することが可能となる。
以上のような電圧補正は、画像形成装置の電源をONにした後の立ち上げ動作時に行ったり、枚数または時間などの所定間隔ごとにおこなったりすることで、安定性を高めることができる。
<実施の形態2>
実施の形態2は、前記実施の形態1で説明した、画像形成装置、及び帯電制御装置の概要は同じであるで、解説を省略する。
実施の形態1では必ず、DC=0Vの条件で、ピーク間電圧が0Vの場合は、Iac=0となる条件で行う放電電流制御の補正方法について解説した。
本実施の形態では、図1に示す、画像形成装置において、感光ドラム1に対向配置されているクリーニング装置6がない場合、つまりクリーナレスの画像形成装置に対して本発明を適用する場合について説明する。
感光ドラム1上に、クリーニング装置がなく、帯電前除電も備えていない、いわゆるクリーナレス項構成においては、トナー像転写時に記録材Pに転写されないで感光ドラム1上の残ったトナー(転写残トナー)が再度、帯電ローラ2の領域に移動してくるため、帯電ローラ2の汚れがさらに大きく、感光ドラム1上にも少なからずトナーや、外添剤が付着した状況である。
このような状態では、DC放電の傾きは、出力する画像に応じて変動する転写残のトナー量の変化に対して、大きく変動する。
また、帯電ローラ2上に外添剤が付着していると、H/H環境においては、水分を吸着し、表面の抵抗が下ることによっても、DC放電特性は変動する。
さらには、転写後の電位が、光除電等により確実に同じ電位では無いため、実施の形態1で行った、DC=0Vで、放電電流制御を行い、放電開始電圧を算出しても、DC放電開始電圧を直接求めることは難しい。
そこで、本実施の形態では、放電電流制御を行う場合の直流電圧DCを、異なる2条件(DC1,DC2)で実施することにより、DC放電開始電圧、及び傾きαの値を算出し、画像形成中の帯電DC、ピーク間電圧を精度良く求める方法について説明する。
図17は、上述の実施の形態1の帯電DC=0Vの場合を参考として、未放電領域Raと、放電領域Rbでピーク間電圧Vppを3段階ずつ変更して、交流電圧Iacを測定した場合の概略図である。また、そのフローチャートを図14〜図16に示す。
図14のフローチャートのように、制御が開始される(S100)と、ドラムが回転し(S101)所定のDC電圧が印加される。その値は、0V、それ以外の値であってもいい。
そして、図17に示すように、放電領域Rbにおいて3点β1,β2,β3でピーク間電圧VppとしてVβ1,Vβ2,Vβ3を印加し、そのときの交流電流IacとしてIβ1,Iβ2,Iβ3を得る(S103〜S107)。同様に、未放電領域Raにおいて3点γ1,γ2,γ3でピーク間電圧VppとしてVγ1,Vγ2,Vγ3を印加し、そのときの交流電流IacとしてIγ1,Iγ2,Iγ3を得る(S108〜S112)。
本実施の形態では、制御回路13は、上述の放電領域Rb及び未放電領域Raで測定されたそれぞれ3点の電流値から、最小二乗法を用いる。そして、放電領域Rb、未放電領域Raのピーク間電圧Vppと交流電流Iacの関係を直線近似し、前述と同様の以下の式(2)と式(3)を算出する。放電領域Rbの近似直線をYb、未放電領域Raの近似直線をYaとすると、
Yb=βX+A……(2)(S114)
Ya=γX+B……(3)(S115)
これらの近似直線から実施の形態1で述べた同様の方法で、所望の放電電流量ΔIsを得るためのピーク間電圧VppTを、
VppT=(ΔIs−A+B)/(β−γ)……(4)
その後、実施の形態1と同様の方法で、DC放電開始電圧VthとDC放電特性「DC電圧と表面電位の関係」の傾きαを算出する。
次に、帯電ローラ2に直流電圧値DC1を印加し、少なくとも2点以上のVthの2倍未満のピーク間電圧を持つ交流電圧を印加したときときの電流値を測定して得られる「ピーク間電圧―電流関数」:F1(Vpp)と、少なくとも2点以上、Vthの2倍以上のピーク間電圧をもつ交流電圧を印加したときの電流値を測定して得られる「ピーク間電圧―電流関数」F2(Vpp)より、
目標とする放電電流量が、ΔIs=0と、ΔIsとなる条件を、
ΔIs=F2(Vpp)−F1(Vpp)
となる交流電圧放電開始ピーク間電圧Vppth1とする(S116)。
このとき、DC電圧は、
DC1=DC1+1/2×Vppth1、
表面電位を、Vd1=DC1とする。
次に、帯電ローラ2に直流電圧値DC2を印加し、少なくとも2点以上のVthの2倍未満のピーク間電圧を持つ交流電圧を印加した時の電流値とで得られる「ピーク間電圧―電流関数」F1(Vpp)と、少なくとも2点以上、Vthの2倍以上のピーク間電圧をもつ交流電圧を印加したときの電流値を測定して得られる「ピーク間電圧―電流関数」F2(Vpp)より、
目標とする放電電流量が、ΔIs=0と、ΔIs
ΔIs=F2(Vpp)−F1(Vpp)
となる交流電圧放電開始ピーク間電圧Vppth2(S131)をとし、
このとき、DC電圧は、
D2=DC2+1/2×Vppth2、
表面電位をVd=DC2とする。
上述の2つの異なる直流電圧の条件で求めた、(DC電圧、表面電位)の2点の関係より、「直流電圧―表面電位特性」いわゆるDC放電特性の傾きαを算出する(S132)。
P1=(DC1+1/2Vppth1、DC1)(S133)
P2=(DC2+1/2Vppth2、DC2)(S134)
よって、傾きαは、下記の式で導かれる(S135)。
α=(DC2−DC1)/[(DC2−DC1)−1/2(Vppth2−Vppth1)]
以下の説明は、直流電圧DC1で放電電流制御を実施して得た、放電電流量ΔIsが得られるVppTと、画像形成中に印加する、直流電圧を、DCxとしたときに、表面電位をDCxに収束させる方法について行う(S136)。
直流電圧DC=1条件で測定した電流測定結果と、
表面電位Vd=DC1となる、
Vth=1/2×Vppth1としてDC放電開始電圧を算出し、
ΔIs=F2(Vpp)−F1(Vpp)
となる交流電圧のピーク間電圧VppTを決定する。
画像形成時に帯電ローラ2に印加する交流電圧のピーク間電圧を決定する際に、上述のDC放電の傾きαを補正係数として、画像形成時の帯電DCx値と、放電電流制御実行時に印加した帯電DC値との差分
ΔDC=(DCx−DC1)、(又は、(ΔDC=DCx−DC2)とし、
画像形成時に印加する交流電圧のピーク間電圧、
VppT´=VppT+2×[ΔDC(1/α)−1]]
DCx´=DCx+ΔDC(1/α−1)(S137)
そして、帯電ローラ2に印加するピーク間電圧を上述の方法で求めたVppT´とし、直流電圧をDCx´に切り替え、定電圧制御し、上述の印字工程へと移行する(S138)。
本説明は、DC=0の場合を基準として、VppT´、DCx´を求める例を説明したが、DC1の条件から、算出しても、放電電流制御時の帯電DCと、画像形成時の帯電DCxとの差分に対して、上述の方法で行えばよい。
本発明を適用することができる画像形成装置の概略構成を模式的に示す図である。 感光体の層構成を説明する縦断面図である。 画像形成装置の動作の概略を説明する図である。 帯電バイアス印加系のブロック回路図である。 放電電流量の測定の概略を説明する図である。 DC放電特性α=1のときの、AC+DC放電電流制御の構成説明図である。 DC放電特性α<1のときの、AC+DC放電電流制御の構成説明図である。 DC放電特性α<1の場合の、DC電圧と表面電位との関係を示す実測図である。 α<1の場合の、ピーク電圧、ΔVdのズレを説明する図である。 実施の形態1の、放電電流制御概略図(DC=0の場合)である。 帯電制御の流れを説明するフローチャート1である。 帯電制御の流れを説明するフローチャート2である。 帯電制御の流れを説明するフローチャート3である。 実施の形態2の帯電制御の流れを説明するフローチャート1である。 実施の形態2の帯電制御の流れを説明するフローチャート2である。 実施の形態2の帯電制御の流れを説明するフローチャート3である。 実施の形態2の、放電電流制御概略図(DC1=0の場合)である。
符号の説明
1 感光ドラム(像担持体)
2 帯電ローラ(帯電部材)
3 露光装置
4 現像装置
5 転写ローラ
6 クリーニング装置
7 定着器
11 DC電源
12 AC電源
13 制御回路(制御手段)
14 交流電流地測定回路(測定手段)
15 環境センサ
S1 電源(帯電バイアス印加電源)

Claims (5)

  1. 直流電圧に交流電圧を重畳させて帯電部材に電圧を印加し、像担持体を放電により帯電する帯電部材と、画像形成時の前記帯電部材に印加する電圧の条件を調整する帯電条件調整手段と、を有し、前記帯電部材に印加される交流電圧は予め設定された電圧値である帯電装置において、
    画像形成時に前記帯電部材に印加する交流電圧のピーク間電圧を調整するための帯電条件調整時には、予め設定された直流電圧に交流電圧を重畳させて得られる帯電特性を用いて画像形成時のピーク間電圧が設定される、
    ことを特徴とする帯電装置。
  2. 前記帯電部材の帯電開始電圧の2倍よりも大きいピーク間電圧の交流電圧が印加されたときの電流値を2点以上求めることから得られる印加したピーク間電圧と電流値との第一近似直線と、帯電開始電圧の2倍よりも小さいピーク間電圧の交流電圧が印加されたときの電流値を2点以上求めることから得られる印加したピーク間電圧と電流値との第二近似直線と、をそれぞれ求め、これらの近似直線の交点となる電圧値と上記交流電圧を印加する際の交流電圧に重畳される直流電圧との組み合わせを複数求め、目標電位に対して必要なピーク間電圧が設定される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の帯電装置。
  3. 交流電圧を重畳される一の直流電圧は、0Vである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の帯電装置。
  4. 前記帯電条件調整手段は、画像形成が行われる前に調整する、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の帯電装置。
  5. 請求項1から請求項4に記載の帯電装置は、記録材に画像を形成する画像形成装置に用いられることを特徴とする画像形成装置。
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