JP2007152626A - 記録装置及び記録制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 正確に記録ヘッドからのインク液滴を記録媒体に着弾させ高品位な記録を行なうことができる記録装置及び記録制御方法を提供することである。
【解決手段】記録ヘッドを搭載したキャリッジを往復移動させながら記録媒体に前記記録ヘッドからインク滴を吐出して画像を記録する記録装置では、次の制御がなされる。即ち、キャリッジの往復移動において、そのキャリッジの位置を検出し、記録ヘッドから吐出されるインク滴の記録媒体上の着弾位置をキャリッジの移動方向にずらす。この時、検出されたキャリッジの位置に従って、着弾位置の補正値を設定した補正テーブルを参照しながら着弾位置のシフト量を定める。
【選択図】 図3

Description

本発明は記録装置及び記録制御方法に関し、特に、例えば、インクジェット方式に従う記録ヘッドを搭載して記録を行う記録装置及び記録制御方法に関する。
シリアル型のインクジェット記録装置は記録ヘッドをキャリッジに搭載し、そのキャリッジを往復移動させつつ紙などの記録媒体にインク滴を吐出して所望の画像を形成する。このような記録装置は、キャリッジに搭載した記録ヘッドから最適なタイミングでインク滴を吐出させる必要がある。インク滴を吐出させるタイミングに誤差があると、それが着弾位置の誤差となり、印刷したい画像を忠実に紙面に形成することが出来なくなる。
従って、このような着弾誤差を補正する技術が従来より知られている。
この技術によれば、キャリッジ往路方向走査時と復路方向走査時の夫々に吐出タイミングを速めたり遅めたりする補正値を入力し、各走査時にその補正値に基づいて吐出タイミングを調整して着弾位置を微調節するのである。また、この補正値の最適値は、実際に形成される画像(調整パターン)の着弾誤差値に基づいて見いだされる。調整パターンの着弾誤差値の認識は人が行う場合と、機械が自動的に認識する場合がある。着弾位置は記録ヘッドと紙面の距離、キャリッジの速度、ノズルの吐出角度、キャリッジ位置検出用のエンコーダ精度などのパラメータに影響を受ける。従って、その位置はキャリッジの移動方向にばらつくものである。それは、上記各パラメータはキャリッジ移動方向(以下、Y方向)に応じて変化する性質があるためである。そのため、着弾位置補正値のパラメータも、Y方向の座標値に応じて変化させる必要がある。
特開平10−329381号公報 特開2002−120360号公報
しかしながら上記従来例では、上記パラメータの最適値をY座標に応じて変化させることが出来ず、そのため着弾誤差がY座標に応じて大きく変化する場合に、画質の劣化が目立ってしまっていたという問題点がある。
例えば、第1の座標ではパラメータの最適値は“1”であり、第2の座標ではパラメータの最適値は“10”であるという場合がある。この場合、従来の技術によれば、補正パラメータを“1”と入力して、第1の座標での着弾誤差を0にすることが可能であるが、第2の座標での着弾誤差を“9”にしかできず、最適な着弾誤差補正が実現できない。そのため、第2の座標付近での画像品位が劣化し、特に往復記録時の罫線ずれなどは大きな問題であった。
罫線ずれとは、例えば、往復記録において、キャリッジ往路方向の記録では罫線の上半分50%を記録し、キャリッジ復路方向の記録では罫線の下半分50%を記録するとき、罫線の上半分50%と下半分50%の着弾位置が微妙にずれることで生じる。これが発生すると、記録された罫線は、見た目に美しくなく、記録品位が低下する。
また、例えば、特許文献1では、記録ヘッドの往復走査間での記録位置合わせや複数の記録ヘッド間の記録位置合わせを、ユーザ等の手を煩らわせることなくかつ簡易に行う記録装置および記録位置合わせ方法が提案されている。しかし、この技術は単に記録位置あわせ(着弾誤差補正)をユーザの手を煩わせることなく自動で行うものであり、上述の各座標で最適な補正値を入力させることはできない。
さらに、例えば、特許文献2では、記録ヘッドの位置のずれにより発生するインクの着弾位置のずれ量を電気的な信号を用いて補正し高品位な画像を得ることを提案している。しかしながら、この技術も単に最適なパラメータの選択方法に関するもので、Y座標に応じて着弾誤差補正のパラメータを変化させることが出来ない。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、正確に記録ヘッドからのインク液滴を記録媒体に着弾させ高品位な記録を行なうことができる記録装置及び記録制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の記録装置は、以下のような構成からなる。
即ち、記録ヘッドを搭載したキャリッジを往復移動させながら記録媒体に前記記録ヘッドからインク滴を吐出して画像を記録する記録装置であって、前記キャリッジの往復移動において、前記キャリッジの位置を検出する検出手段と、前記記録ヘッドから吐出されるインク滴の前記記録媒体上の着弾位置を前記キャリッジの移動方向にずらすシフト手段と、前記着弾位置の補正値を設定した補正テーブルを格納する記憶手段と、前記検出手段によって検出された前記キャリッジの位置に従って、前記補正テーブルを参照しながら前記着弾位置のシフト量を前記シフト手段に指示するシフト制御手段とを有することを特徴とする。
ここで、前記検出手段は、前記キャリッジの移動方向に沿って設けられたリニアエンコーダと、キャリッジに設けられキャリッジ移動に伴って前記リニアエンコーダを読取るリニアエンコーダセンサと、そのセンサからの出力信号に基づいて、キャリッジ移動量をカウントする位置カウンタとを含むことが望ましい。
さらに、その検出手段は、リニアエンコーダセンサからの出力信号の周期をカウントする周期カウンタと、そのカウントされた周期かリニアエンコーダからの未来の出力信号の周期を予測する周期予測部と、その予測された周期を除算して算出された周期に基づくトリガ信号を生成するトリガ生成部とを有し、そのトリガ信号を記録ヘッドからのインク吐出周期の単位となるタイミングトリガとすることが望ましい。
さらに、その着弾位置のシフト量に基づいて、記録ヘッドからのインク吐出周期を調整することにより記録ヘッドからのインク吐出タイミングを微調整する調整手段を有することが望ましい。
一方、前記位置カウンタによりカウントされた値に対応して補正テーブルを参照するタイミングを示す信号を生成する手段をさらに有することが望ましい。
なお、前記記録ヘッドは複数のインク吐出ノズルを有し、これら複数のインク吐出ノズルは複数のグループに分割され、そのグループ単位で時分割駆動されることが望ましい。
また他の発明によれば、記録ヘッドを搭載したキャリッジを往復移動させながら記録媒体に前記記録ヘッドからインク滴を吐出して画像を記録する記録装置の記録制御方法であって、前記キャリッジの往復移動において、前記キャリッジの位置を検出する検出工程と、前記記録ヘッドから吐出されるインク滴の前記記録媒体上の着弾位置を前記キャリッジの移動方向にずらすシフト工程と、前記検出工程において検出された前記キャリッジの位置に従って、着弾位置の補正値を設定した補正テーブルを参照しながら前記着弾位置のシフト量を前記シフト工程に指示するシフト制御工程とを有することを特徴とする記録制御方法を備える。
従って本発明によれば、キャリッジの移動方向の位置に応じて変化するインク滴の着弾位置を補正テーブルを参照しながらシフトさせることで、インク滴の着弾誤差を少なくし印刷品位の高い印刷を行うことができるという効果がある。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について、さらに具体的かつ詳細に説明する。
図1は本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッド)を搭載したプリンタの概略構成を示す部分破断斜視図である。
図2は記録ヘッドを搭載したキャリッジとその周辺の詳細な構成を示す斜視図である。
図3はプリンタの制御構成を示すブロック図である。
図1に示されるように、記録ヘッド1はキャリッジ200に搭載され、キャリッジ200はキャリッジモータ204により駆動される。
キャリッジ200は図2に示されるように、光学式リニアエンコーダセンサ(ENCODER)206と光学式リニアエンコーダ207とによりその位置が検出される。
図3に示すように、プリンタの各処理はシステムコントローラ214により電気的に処理される。システムコントローラ214は画像処理を実行するカスタムICで有るSOC(system on chip)215を内蔵する。SOC215はシステム全体を制御するCPU216とホストPC(HOST PC)221から印刷したい所望の画像データを入力する外部インタフェース(EXT I/F)217とを内蔵する。CPU217を制御するプログラムはSOC215に外付けされるフラッシュROM(FLASH ROM)218に格納される。そのプログラムはフラッシュROM218とSOC215のインタフェースであるROMインタフェース(ROM I/F)219により読み込まれる。さらに、SOC215には、画像データ、位置補正値を格納するSDRAM220と、システムコントローラ214から転送される画像データに基づいてノズルからインク滴を吐出させる記録ヘッド1とENCODER206とが外付けされる。
SOC215はさらに、SDRAM220にダイレクトにアクセスする制御をするインタフェース部であるメモリコントローラ(MEMC)222と含む。またさらに、SOC215はENCODER206からの入力信号に基づいて印刷駆動パルスの基準タイミングとなる印刷基準タイミング信号を生成するタイミング信号生成部(CRENC)223を含む。さらに、CRENC223からの印刷基準タイミング信号に同期してSDRAM220から画像データを読み出すプリントバッファ(PBUF)224を含む。またさらに、PBUF224から読み出された画像データをバッファするSRAM225を含む。またさらに、SRAM225に格納された画像データをCRENC223から生成される印刷基準タイミング信号に同期して記録ヘッド1に転送する転送制御部(HSRAMC)226を含む。またさらに、CRENC223からの印刷基準タイミング信号に同期して記録ヘッド1にヘッド駆動パルスを出力する駆動信号生成部(HPULSEC)227を含む。これら各部の働きは後述する。
さて、プリンタは図2に示すようにキャリッジ200を矢印A方向に往復移動させ、それに同期して記録紙のような記録媒体を図1に示すB方向(搬送方向)に搬送しつつ、記録ヘッド1からインクを吐出し、記録媒体に所望の画像を形成する。
図4は光学式エンコーダセンサからの出力信号波形を示す図である。
キャリッジの移動量、すなわち記録ヘッドの移動量は光学式エンコーダセンサ206の出力値から得られる。光学式エンコーダセンサ206からの出力信号波形は、キャリッジ200が往路方向に移動する時は図4(a)に示すようになり、キャリッジ200が復路方向に移動する時は図4(b)に示すようになる。この相の形により、CRENC223に内蔵された位置カウンタはカウント値を計数し、キャリッジ200の位置を決定する。
図5はエンコーダ信号の相とカウンタ値の対応を示す図である。
CRENC223は、内部位置カウンタ値が印刷領域に差し掛かったら印刷基準タイミング信号を生成する。
図6は印刷基準タイミング信号の生成源或いは受信先となるシステムコントローラ214の各部を示すブロック図である。図6から分かるように、印刷基準タイミング信号とは、データセットウインドウ、ブロックトリガ、スケールトリガ、ヒートトリガ、ヒートウインドウ、データトランスファウインドウである。
図7は記録ヘッド1をそのインク吐出面から眺め、ノズル配置を示す図である。
図7に示すように、記録ヘッド1にはインク6色夫々に対応したノズル列が配置されており、各色はA列、B列に分けられる。また、A列ノズル、及びB列ノズルはさらに奇数(odd)列(O)、偶数(even)列(E)に分けられる。即ち、記録ヘッド1には、6色×2×2=24列のノズル列が配置されている。また、図7に示すように、キャリッジ200は各ノズル列に対して垂直の方向に駆動する。詳細は後述するが、このプリンタでは、各ノズル列のヘッド駆動タイミングを独立に駆動することができる。
<ブロック分割駆動>
熱エネルギーを運動エネルギーに変換してインクを吐出させるインクジェット記録ヘッドでは、図7に示した各ノズル列の全てのノズルを同時に駆動することはない。同時に駆動させると、記録ヘッドのヒータチップが同時に駆動され、電圧降下が発生し、印刷品位に影響を与えるからである。また、このような駆動の仕方をすると記録ヘッドの寿命が短命となり、故障率の増加を招くので、望ましくない。
従って、従来より記録ヘッドの時分割駆動が採用されている。これは、本来同時に吐出させるべき1ノズル列の印刷を、ノズル列のノズルを複数のブロックに分け、各ブロックを短い時間間隔を空けて駆動して記録する方式である。
例えば、1ノズル列のノズル数を640ノズルとすると、これを40ブロックに分割する。この場合、1ブロックのノズル数は16ノズルとなる。各ブロックを順番にブロック1、ブロック2、ブロック3…ブロック40と番号を付け、ブロック1から順番に駆動する。そうすると、同時駆動されるノズル数は最大で16ノズルであり、記録ヘッドの電圧降下を最小限にし、画質を良好にすることができる。また、ブロック1〜ブロック40までの駆動時間は1カラム間に収まっていることが時分割駆動の条件である。1カラムとは、1ドット間と言い換えることもできる。また、各ブロックの駆動間隔は記録ヘッドへのデータ転送が間に合う間隔以上でなければならない。
例えば、ブロック1の16ノズルを駆動するには、その16ノズルに対応する画像データを記録ヘッドに転送してから、記録ヘッドのヒータを同時駆動してその16ノズルを同時に駆動しなければならない。しかしながら、ブロック1駆動後、ブロック2のデータを転送開始し、転送完了する前に、ヒータが駆動されてしまうと、印刷データに忠実な記録が出来ないからである。そのため、各ブロックを駆動するタイミング信号は、1カラム内に収まるようにCRENC223でその周期が計算され、ブロックトリガ信号として生成される。ブロックトリガ信号は各ノズル列に共通の信号でありシリアル信号である。名前の通りタイミングを示す信号であり、システムCLKに同期したトリガ信号である。また、SOCは全て同期回路である。
<クオータ分割駆動、ハーフ分割駆動、フル駆動>
また、ブロック分割駆動において、1列のノズルを何分割するかは記録ヘッドの設計で決まることであり、システムコントローラ214が決定するものではない。この実施例では、記録ヘッド1は40分割駆動であり、10分割駆動、20分割駆動、40分割駆動に対応している。それぞれ、クオータ分割駆動、ハーフ分割駆動、フル駆動などと呼ばれている。
クオータ分割駆動の場合は、補正キャリッジ周期を11等分した周期をブロックトリガ周期とし、ハーフ分割駆動の場合は、補正キャリッジ周期を22等分した周期をブロックトリガ周期とする。さらに、フル駆動の場合は、補正キャリッジ周期を44等分した周期をブロックトリガ周期とする。いずれの場合も、1列640ノズルは40のブロックに分けられ、順番に駆動される。フル駆動の場合は1補正キャリッジ周期間(後述)に40ブロック全て駆動され、ハーフ駆動の場合は1補正キャリッジ周期間に20ブロックが駆動され、残りの20ブロックは次の1補正キャリッジ周期で駆動される。クオータ分割駆動の場合は1補正キャリッジ周期間に10ブロックが駆動され、次の1補正キャリッジ周期間に10ブロックが駆動され…4補正キャリッジ周期間で40ブロック全て駆動される。
<エンコーダ周期予測制御>
キャリッジ200を加速させながら記録ヘッド1を駆動する場合がある。
この場合、リニアエンコーダ信号は一定周期のパルスにはならないので,前周期から算出されたブロックトリガ信号が必ずしも上述のように1カラム間に収まるとは限らない。従って、ある程度周期変動を予測して、前のエンコーダパルス周期から次のエンコーダパルス周期を予測して、予測したエンコーダパルス周期に基づいてブロックトリガパルス周期を計算する。
図8はエンコーダ周期予測制御を行なうキャリッジ加速時と減速時のエンコーダ信号を示す図である。図8において、(a)はキャリッジ加速時のエンコーダ信号を、(b)はキャリッジ減速時のエンコーダ信号を示す。
図8に示されるように、予測した周期と実際の周期との差分(Tover/Tshort)をカウントし、その差分から次のエンコーダパルス周期を予測する必要がある。予測されたエンコーダパルス周期を補正キャリッジ周期と言うが、ブロックトリガ周期は、この補正キャリッジ周期を整数で割って計算する。
この実施例は150dpiのリニアエンコーダを使っているが、600dpiの印刷をする場合、各補正キャリッジ周期間隔を4等分した間隔が1カラム間隔となる。さらに、その1カラム間隔を40等分した周期がブロックトリガ周期として最大の周期となる。後述するが、この実施例では40分割駆動をする場合、補正キャリッジ周期を44分割してブロックトリガ周期としている。
また、キャリッジ加速時には、図8(a)に示すように、パルス周期の速度変動補正時、前周期から算出したパルス間隔時間前に次の周期パルスが来たときにオーバラップする時間を引いて次の周期を算出する。キャリッジ加速時パルス制御はキャリッジ加速記録中に、前周期が次のパルス周期より長いので、これを補正する為の機能である。補正キャリッジ周期に基づいてscaletrg周期、blktrg周期は算出される。
一方、キャリッジ減速時には、図8(b)に示すように、パルス周期の速度変動補正時、前周期から算出したパルス間隔時間経過後に次の周期パルスが来たときに,オーバラップする時間を足して次の周期を算出する。キャリッジ減速時パルス制御はキャリッジ加速記録中、前周期が次のパルス周期より長いので、これを補正する為の機能である。補正キャリッジ周期に基づいてscaletrg周期、blktrg周期は算出される。なお、scaletrgとは基準スケールパルスのことであり、記録位置の基準スケールとなるパルスである。また、blktrgとはブロックトリガのことである。
<スケールトリガ>
市販のリニアエンコーダはほとんどが150dpi、もしくは300dpiであり、そのエンコーダセンサから得られる最小解像度はそれぞれ600dpi、1200dpiである。そのため、それ以上の解像度で印刷を行うためには、上述の補正キャリッジ周期を等分割して得る必要があるが、実施例では、補正キャリッジ周期をn等分した周期で駆動する、スケールトリガを生成する。
図9はスケールトリガ生成の様子を示す図である。
特に、図9には補正キャリッジ周期をn分割して算出することが図示されている。そして、具体的にnの値が示されている。なお、記録ヘッドの最小分割駆動数は10分割駆動である。
スケールトリガ(scaletrg)は印刷タイミングの基準となる信号である。このように分割された周期で駆動されたスケールトリガの周期は動的レジモード時11パルスでちょうど1カラム区間となる。静的レジモード時10パルスでちょうど1カラム区間となる。
図10はブロックトリガとスケールトリガの関係を示す図である。
スケールトリガの周期は、静的レジモード時は10分割駆動時のブロックトリガ周期と等しい。動的レジモード時は11分割駆動時のブロックトリガ周期と等しい。ブロックトリガと異なるのは、ブロックトリガは算出された周期で出力されつづけるのに対して、スケールトリガは1補正キャリッジ周期期間で所定回数しか出力しない点である。所定回数は図9に示したnの値に等しい。
なお、図10はキャリッジ減速時の波形を示している。キャリッジ減速時において、スケールトリガが出力されない期間が存在する。この区間は非印刷領域となるが、実際には非常に小さい区間なので印刷品位にそれほど大きな影響を及ぼさない。また、図10は動的レジモード時のものであり、ブロックトリガ解像度は1カラムを11の倍数で割り算した周期である。静的レジモード時はブロックトリガ解像度は1カラムを10の倍数で割り算した周期となる。
<ブロックトリガ前つめ駆動>
上述したように、ブロックトリガ周期は11分割、22分割、44分割が基本であるが、この実施例はでさらに細かい周期でブロックトリガを生成可能である。これは前つめ駆動と呼ばれる機能であり、ブロックトリガ周期をより細かくすることで1カラム分の印刷をより忠実に実行することができ、例えば、CADなどの印刷画像を出力する場合に重宝する機能である。
11分割のブロックトリガ周期から、1/2していけば、22分割のブロックトリガ周期、44分割のブロックトリガ周期、88分割のブロックトリガ周期、176分割のブロックトリガ周期、352分割のブロックトリガ周期を算出することは容易である。前にブロックトリガのタイミングで記録ヘッドが駆動されることを述べたが、実際にはブロックトリガが出力され、かつある信号がアクティブのとき記録ヘッドが駆動される。ある信号とはヒートウインドウである。ヒートウインドウは、カラム毎の印刷タイミングにアクティブとなり、ブロックトリガが所定回数出力されるとネゲートされる。所定回数は、フル駆動時40、ハーフ駆動時20、クオータ駆動時10である。
<記録ヘッドへのデータ転送(データトランスファウインドウ、データトランスファウインドウ生成トリガ、ヘッド駆動パルス>
データトランスファウインドウは、ノズル列毎に対応する信号で、この実施例ではノズル列が24列あるのでそれぞれに対応するデータトランスファウインドウが有る。即ち、データトランスファウインドウは24ビットの信号である。データトランスファウインドウがアクティブで、かつブロックトリガが出力されたタイミングでヘッドに対して印刷データが転送開始される。HSRAMC226は、CRENC223からデータ転送ウインドウ、ブロックトリガを入力し、SRAM225に格納されている画像データをブロックトリガを基準のタイミングで転送開始する。この転送はシリアル転送であり、この場合、1ブロック分の画像データ16ビットが1単位である。これにブロックセレクト6ビットの情報を付加して、さらにダミー情報2ビットを付加して計24ビットのデータを記録ヘッド1へシリアル転送する。データトランスファイウインドウはヒートウインドウ同様、フル駆動時40ブロックトリガ区間、ハーフ駆動時20ブロックトリガ区間、クオータ駆動時10ブロックトリガ区間アクティブとなる。
また、出力のタイミングは図10に示されるデータトランスファウインドウ生成トリガのタイミングである。データトランスファウインドウ生成トリガは、データセットウインドウ(後述)の開始位置からΔ(後述)+2カラム後に出力が開始され、出力周期は通常11スケールトリガ周期である。出力周期に関しては、後述するが着弾位置補正を実行するタイミングで10スケールトリガ周期になる場合、または12スケールトリガ周期になる場合がある。データトランスファウインドウ生成トリガはその名のごとく、データトランスファウインドウの出力タイミングとなる信号である。データトランスファウインドウ生成トリガが出力されると、データトランスファウインドウがアクティブとなり、上記所定区間アクティブとなる。ヒートウインドウはデータトランスファウインドウを2ブロックトリガ遅延させた信号である。
図11はデータセットウィンドウとエンコーダアドレスとの関係を示す図である。
図11によれば、エンコーダアドレスCに対応するタイミングでデータトランスファウインドウがアクティブとなり、記録ヘッド1へのデータ転送が開始される。また、エンコーダアドレスDに対応するタイミングでヒートウインドウがアクティブとなり、記録ヘッド1の駆動が開始される。即ち、エンコーダアドレスC〜Dの間に対応するタイミングでシステムコントローラ214から記録ヘッド1へ印刷データが転送される。
図17は記録ヘッドへのデータ転送時の各信号の波形を示すタイムチャートである。
転送データ24ビットはデータ転送クロック(clk)に同期して転送される。転送はそのクロック信号(clk)の両エッジで記録ヘッド内のレジスタにデータをラッチし、ラッチされたデータはヘッドのヒータ駆動回路にヘッドラッチ信号のタイミングで入力される。そして、アクティブな入力データに対応するヒータ駆動回路が、ヘッド駆動パルスの入力でONされインクが吐出される。ヘッド駆動パルスの生成はSOC内部のHPULSEC227で処理される。
図17に示されるように、ヘッド駆動パルスのタイミングはブロックトリガ信号を基準にして決定される。PT01、PT02、PT03の各パラメータをHPULSEC227内部のレジスタに保持し、そのレジスタ値に基づいて、ブロックトリガ信号のタイミングを基準にヘッド駆動パルスは生成される。当然、それらのレジスタはCPU216からリード、ライト可能である。
<データセットウインドウ>
図11に示すエンコーダアドレスがAに対応するタイミングはデータセットウインドウが開くタイミングである。データセットウインドウの開くタイミングは、CRENC223内の読み書き可能なデータセットウインドウ開始位置レジスタの値と比較して、レジスタ値=位置カウンタの値のときデータセットウインドウが開く。これにより、印刷開始位置はCPU216によって自在に設定可能である。データセットウインドウ開始位置レジスタは各ノズル列毎にあり、位置カウンタの値が夫々のレジスタ値に等しいとき、夫々のデータセットウインドウが開く。解像度150dpiのエンコーダを使用する場合、位置カウンタは600dpiの解像度である。従って、データセットウインドウの開始位置は600dpiの解像度で設定可能である。
図12はデータセットウィンドウ(DSWIN)に関する各信号のタイムチャートである。
データセットウインドウの開始位置と、内部位置カウンタとの値を比較し、データセットウインドウの開閉を処理するのはCRENC223である。開始位置レジスタは15:0の16ビットで、開始位置は約109インチ(inch)まで設定することができる。開始位置レジスタに設定された値を開始アドレスとも印刷開始アドレスとも言う。
<印刷モード設定レジスタ>
記録ヘッド1へのデータ転送は出力解像度、ブロック分割数に応じて変えなければならない。システムコントローラ214はSOC215のCRENC223に印刷モード設定レジスタを備えている。印刷モード設定レジスタはCPU216からリードライト可能で、任意の値を設定することができる。
図13に印刷モード設定レジスタの構成を示す図である。
このレジスタに設定したとおりのデータ転送が記録ヘッド1に対して実行される。D10〜D8は出力解像度である。出力解像度はスケールトリガの周期を決定する要素である。即ち、スケールトリガに関して説明した通り、図9に示したnの値は出力解像度に応じて決定される。また、禁止書き込みの例外がある。それは、例えば、D18−D16=“000”の時、即ち、ブロックトリガ解像度がDTWIN生成トリガ周期の11分の1のとき、20分割駆動や10分割駆動は出来ないので、D1−D0=“10”のみ書き込むことができる。同様の理由で、D18−D16=“001”のときはクオータ駆動、ハーフ駆動のみとなり、D1−D0=“10”もしくはD1−D0=“01”のみ書き込むことができる。
<カラム数カウンタ>
さて、図12には解像度4800dpiで印刷する場合のデータトランスファウインドウ生成トリガ(DTWIN生成トリガ)を示されている。DTWIN生成トリガの数を数えれば印刷したい画像のサイズを計測できるので、CRENC223はDTWIN生成トリガの数をカウントするカウンタを持っている。そして、開始アドレス同様、データセットウインドウ終了位置レジスタを持つ。カラム数カウンタの値と、データセットウインドウ終了位置レジスタの値を比較し、カラム数カウンタ値=データセットウインドウ終了位置レジスタ値のとき、データセットウインドウを閉じる。終了位置レジスタは18:0の19ビットで、終了位置は4800dpi印刷時で約109インチ(inch)まで設定することができる。データセットウインドウ終了位置レジスタ値を終了アドレスとも、印刷終了アドレスとも言う。
<静的レジ調整モード>
この実施例のプリンタは、動的レジモードと静的レジモードをもっている。CRENC223に、静的レジモード、動的レジモード切替の1ビットのレジスタを持ち、このレジスタの値が0のとき動的レジモード、1のとき静的レジモードとなる。
動的レジモードのとき、図13に示した印刷モード設定レジスタのD18−D16の値に応じて決定されるブロックトリガ解像度の値は11分割の倍数である。一方、静的レジ調整モードのとき、その印刷モード設定レジスタのD18−D16の値に応じて決定されるブロックトリガ解像度の値が10分割の倍数である。ブロックトリガ解像度とはブロックトリガ(blktrg)の周期の事であり、図10には動的レジモード時のブロックトリガの波形が示されている。
静的レジモード時のブロックトリガ周期は、動的レジモード時のブロックトリガ周期よりも周期が11/10だけ長く、それだけ記録ヘッド1へのデータ転送に余裕がある。先述のように、あるブロックトリガから次のブロックトリガまでに1ブロック分の画像データ、及びブロック選択の情報合計で24ビットをシリアルデータ転送しなければならない。従って、高速でキャリッジ200を駆動して高速印刷する場合は、静的レジモードの方が有利である。
動的レジモードはレジ調整をエンコーダアドレスに対応させて行うモードで、本発明の主要な特徴である。動的レジモードでのみ、キャリッジ移動方向の座標(Y座標)値に応じて変化するY座標方向のインク滴着弾誤差を補正する補正パラメータを、各座標に対応させて入力し、その入力パラメータに基づいて吐出タイミングを各座標に対応させて微調節する。静的レジモードはあくまで高速印刷のための機能である。
<着弾位置補正値(Δ1、δdyn)>
図11に示したΔ1は着弾位置補正の静的な成分を示している。着弾位置補正しない場合のインク吐出の位置のキャリッジ移動方向の座標をyとすると、実際の吐出位置の座標は式(1)で示される。
Y=y+Δ1+δdyn(y) ……(1)
Δ1はCPU216からCRENC223の着弾位置補正値レジスタに書き込むことによって定まる値である。
また、δdyn(y)は静的レジモード時は常に“0”であり、動的レジモード時のみそれ以外の値をとりえる。また、δdyn(y)はyの関数としての性質があり、エンコーダアドレスに応じて変化する変数である。
図14はΔ値とエンコーダアドレスとの関係を示す図である。図14において、Δ=Δ1+δdyn(y)として表されるΔの挙動の一例が示されている。Δの意味は、データセットウインドウが開いてから記録ヘッド1へのデータ転送を開始するまでにキャリッジ200移動する距離であり、1スケールトリガが単位である。
Δはレジスタ値であり、CRENC223に保持される着弾位置補正値レジスタの値である。着弾位置補正値レジスタは、ノズル列毎に1本割り当てられる15:0の16ビットのレジスタで、スケールトリガ間隔単位で設定する。即ち、Δの設定単位はスケールトリガの解像度に等しい。例えば、印刷モードが解像度600dpiで動的レジモードの場合、スケールトリガの解像度は600dpiの11倍の解像度であり、6600dpiであるから、Δの設定単位は6600dpiとなる。1200dpiの印刷モードで、動的レジモードであれば、スケールトリガの解像度は1200dpiの11倍の解像度であり、13200dpiであるから、Δの設定単位は13200dpiとなる。2400dpiの印刷モードで、静的レジモードであれば、スケールトリガの解像度は2400dpiの10倍の解像度であり、24000dpiであるから、Δの設定単位は24000dpiとなる。
なお、Δは−32767〜+32767の値をとり得るが、基本的に常に0以上の値となるように考慮する必要がある。Δがマイナスの位置で印刷ウインドウが開くと、印刷ウインドウの開始位置に対してΔ分遅らせて印刷を開始しなければならないが、それは不可能な為である。実際のところ、着弾位置補正値は、印刷開始アドレスに対して実際の印刷をどれだけ遅らせるかを示す値であるため、この値がマイナスだと、0と見なして開始アドレスから0遅延(即ち、遅延なく)で印刷がなされる。このように、−(マイナス)の着弾位置補正値はすべて0とみなして印刷実行されてしまう。
この理由から着弾位置補正値の初期値、即ち、着弾位置補正値レジスタ値の初期値(Δ1)を十分大きな値とし、補正値の最小値が0以上となるようにする必要がある。
また、実際の印刷位置=印刷開始アドレス+Δ(往路走査時)となるため、Δ1の値に応じて、印刷開始アドレスも変化させる必要がある。そもそも、Δ1は従来の静的なレジ合わせ成分であり、ΔはΔ1に対して動的な成分を加算した値である。上述のように、Δ=Δ1+yと表すことができ、yはADJTRG(後述)入力毎にSDRAM220から取得する補正値更新値を加算して更新される変数値である。Δ1の成分はodd−even間レジ調整値を含み、Δの成分はΔ1と双方向レジ調整値と色間レジ調整値とを含む。odd列、even列のノズルは別々の補正値テーブルを参照することが出来ないが、初期値Δ1は別々の値を設定することができる。
また、δdyn(y)はSOC215がSDRAM220に格納されている補正値更新値をアクセスして補正値更新値によって示唆される値を着弾位置補正値レジスタのレジスタ値に加算した累積値である。
<ADJWIN、ADJTRG>
図15は補正値(Δ)更新のタイミングについて示すタイムチャートである。
なお、図15において、着弾位置補正値とはENCADJ部位置補正レジスタの値に等しく、CPU216からモニタすることが可能である。
Δは上述のように着弾位置補正値レジスタの値であり、CPU216の書き込みによって値が決定される。即ち、CPU216の書き込みよって上述のΔ1が確定する。
δdyn(y)はADJWIN、ADJTRGの示唆するタイミングでSDRAM220の補正値更新値を読出して累積することで変化する変数である。δdyn(y)を更新するタイミングを示すADJWINは、補正値更新を開始するタイミング信号である。ADJWINは、データセットウインドウ同様に、開始位置をレジスタ設定し、ADJWIN開始位置レジスタの値と位置カウンタの値を比較し、両者が一致したときADJWINがアクティブとなる。
また、ADJWINはデータセットウインドウと異なり、終了位置も位置カウンタとの比較で決定する。ADJWIN終了位置レジスタの値と位置カウンタの値を比較し、両者が一致したときADJWINが閉じる。また、データセットウインドウはノズル列毎に備えられていたが、ADJWINは1本の信号である。ADJTRGも同様に1本のみの信号である。
CRENC223はADJWINがアクティブのときにADJTRG信号が設定された周期で出力される、ADJTRGの周期を設定するレジスタを備えており、解像度300dpi単位で設定可能である。
なお、図15はADJTRGの周期を解像度300dpiとしたときのADJTRGの波形を示している。ADJTRGはA相信号のエッジに同期して出力される。解像度300dpiで出力する場合、ADJTRGはA相信号の両エッジに同期して出力される。図15に示すように、着弾位置補正値レジスタ値は、ADJTRGが出力されるのに同期して更新される。しかし、その値の更新は、図16に示すように、SDRAMの補正値更新テーブルを参照して行われる。
図16は補正値更新テーブルと補正値更新の様子を示す図である。
図16に示す補正値更新テーブルには、着弾位置補正値レジスタ値を+1する“01”、−1する“10”、或いは、変化させない“11”或いは“00”のいずれかの値が格納されている。ADJTRGが出力されると、補正値更新テーブルの中から2ビットずつ参照して、着弾位置補正値レジスタ値を更新していく。更新は1ずつ行われる。
図14に示すように、ADJWIN開始位置から補正値更新レジスタ値の値はSDRAM220の補正値更新テーブルに従って連続的に更新され、ADJWIN終了以降、その値を保つ。通常、ADJWIN開始位置からADJWIN終了位置にデータセットウインドウが包含される様にADJWIN開始位置、終了位置は設定される。
図16に示す例において、着弾位置補正値レジスタは、補正値更新値レジスタ2の値を参照し、ADJTRGが入力されるごとに参照先ビット(補正値更新値バッファの(d127:126)の値に応じて補正値更新テーブルのadd値を加算する。また、補正値更新値バッファは、ADJTRGが入力されるごとに下位ビットが2ビット分上位ビットにシフトする。このようにして、参照先ビットはADJTRGが入力される毎に更新され、ADJTRGが64回入力されると全128ビットを参照する。補正値更新レジスタの値はADJTRGが64回入力されるごとにSDRAM220の補正値更新テーブルの値を読出して、更新する。
また、図16に示すように、動的レジ補正値はADJTRGのタイミングに同期してSDRAM220の補正値テーブルから読み込まれる。一方、着弾位置補正値レジスタの参照するバッファはCPU216からリード可能な補正値更新レジスタ1〜12ではなく、補正値更新レジスタ1〜12の値をラッチした補正値更新値バッファ1〜12の値である。補正値更新値バッファ1〜12に格納された補正値はADJTRGが64回入力されると空になるので、ADJTRGが64回入力される間に次のアドレスの補正値をSDRAM220の補正値テーブルからリード完了する必要がある。
<着弾位置補正>
図17に示すヘッド駆動パルスが出力される位置が上述のYである。ブロックトリガの入力からヘッド駆動パルスの出力までの期間(PT02)は微小な区間であるから、ブロックトリガとヒートウインドウの論理積(AND)のパルスの出力される位置がYであると近似することができる。
なお、図17において、PT00=PT01<PT02と設定すると、プレパルスが生じないのでシングルパルスを生成する。また、記録ヘッドのデータラッチのパルス幅は1〜16クロックのプログラマブルとなっている。パルスの反転タイミングはラッチ信号を避けるためにブロックトリガの立下りから少なくとも25クロックのマージン分を加算して指定する必要がある。この例では、25クロック×1÷166=0.15μsである。
即ち、ブロックトリガとヒートウインドウの論理積のパルスの出力される位置をΔ1+δdyn(y)だけずらして補正後の吐出位置Yでインクを吐出させる。ブロックトリガは常に出力されつづけるトリガであるから、ブロックトリガとヒートウインドウの論理積のパルスの出力される位置をずらすということは、ヒートウインドウの位置をずらすと言うことに等しい。さらに、ヒートウインドウをずらすと言うことは、データトランスファウインドウをずらすということに等しい。ずらす単位はスケールトリガ単位であり、これはブロックトリガ周期の整数倍単位でもある。データトランスファウインドウ生成トリガの出力位置をスケールトリガ単位でずらして、補正後の吐出位置Yでインク滴を吐出させて、着弾位置補正を実行する。
図18は、印刷開始時のデータトランスファウインドウ、ヒートウインドウ、スケールトリガ、ブロックトリガのタイミングチャートである。
データトランスファウインドウは、トランスファウインドウ生成トリガを基準のタイミングとして生成されるが、図18のB〜Cの間、即ち、データセットウインドウ開始位置から最初の2パルスはデータトランスファウインドウは開かない。その間は、最初のヒートトリガのタイミングでSDRAM220から記録ヘッド1に転送する画像データをリードするので、そのアクセス時間である。図18のA〜Bの間に相当するΔは上述したとおりである。
また、Δはスケールトリガ単位なので、Δの値に応じて吐出位置をスケールトリガ単位でずらすことが可能である。また、Δが正の値でなければならない点も、上述したとおりである。図18のC〜Dの間隔は2ブロックトリガ間隔であり、この間に記録ヘッド1への画像データ転送がシリアルでなされることも、上述のとおりである。
また、ΔはADJWIN開始位置から終了位置まで変化する変数であるが、図18はAの位置におけるΔの値によって、データ転送ウインドウ生成トリガの出力開始位置がΔ分遅れることを示している。また、図18のB以降、吐出位置補正をするためには、データトランスファウインドウ生成トリガの周期を変化させて実行する。具体的には、ADJTRGの出力されるタイミングで、着弾位置補正値更新テーブルの補正値更新値を参照して、その値に基づいて周期を速めたり遅めたりする。
図19はデータトランスファウィンドウ(DTWIN)生成の様子を示すタイムチャートである。
図19に示すように、ADJTRGが出力タイミングで図16に示される補正値更新レジスタ2のMSB2ビットが参照され、その参照値に応じて、DTWIN生成トリガの周期が変化する。参照値が“00”或いは“11”の場合は、DTWIN生成トリガの周期は変化せず、スケールトリガ11パルスが周期である。参照値が“10”の時は、DTWINの周期を1周期間だけ10スケールトリガ間隔とする。参照値が“01”の時は、DTWINの周期を1周期間だけ12スケールトリガ間隔とする。
このようにして、ADJTRGが出力される毎にスケールトリガ1パルス分吐出位置をずらすことができる。また、前述のように、DTWIN生成トリガはデータセットウインドウがアクティブの間、出力されつづける。そして、印刷カラム数カウンタがエンドアドレス+2に一致したら、データセットウインドウが閉じ、DTWIN生成トリガの出力が停止する。印刷カラム数カウンタは、上述のようにDTWIN生成トリガの数をカウントしている。DTWIN生成トリガの最初の2回分は図18に示すように吐出されないので、印刷カラム数カウント値−2が実際に吐出されるカラム数である。即ち、印刷したい画像のY方向のサイズをSカラムとすると、S=エンドアドレスとなるようにエンドアドレスを設定する。そして、エンドアドレス=印刷カラム数カウント値−2の関係が成立したとき印刷終了と判断し、データセットウインドウを閉じる。
なお、動的レジ調整モード時に、データトランスファウインドウ(DTWIN)は、ENCADJCの内部信号であるDTWIN生成トリガが“1”になるとDTWIN≦1となる。また、対応する記録モードのブロックトリガn周期(nはクオータ駆動時は10、ハーフ駆動時は20、フル駆動時は40)の間保持され、次のDTWIN生成トリガが入力されないとDTWIN≦0となる。
DTWIN生成トリガは対応する記録モードのスケールトリガに同期して駆動される。一方、ヒートトリガはDTWIN生成トリガを1クロック分遅延させて出力される。また、DTWIN生成トリガは、内部印刷ウインドウ信号が“1”の時駆動される。
さて、DTWIN生成トリガの周期は、“L(ロング)”、“N(ニュートラル)”、“S(ショート)”の3種類があり、通常は周期“N(ニュートラル)=1カラム周期で駆動される。ADJTRG入力があると、参照先補正値に応じて1周期を周期“L”、周期“N”、周期“S”のいずれかで以下のように駆動する。即ち、
周期“L”=対応する記録モードのスケールトリガ12パルス分>1カラム
周期“N”=対応する記録モードのスケールトリガ11パルス分=1カラム
周期“S”=対応する記録モードのスケールトリガ10パルス分<1カラム
である。
図20は印刷終了時のタイミングチャートを示す図である。
従来、エンドアドレスに相当するアドレスは位置カウンタの値で設定していたが、着弾位置補正をすると、Δのとる値に応じてデータセットウインドウの閉じるY座標値が変化するので、エンドアドレスを位置カウンタで指定する方法はあまり望ましくない。一方、エンドアドレスを位置カウンタで設定するのではなく、カラム数で設定すると、Δの値に関係なくエンドアドレスは画像データのサイズで一意に定まるので、設計上煩雑さがなくシンプルで好ましい。
なお、動的レジ調整モード時に、印刷終了時には、データトランスファウインドウ(DTWIN)は、データセットウインドウから生成します。ビット表示は“1”=ENABLE、“0”=DISABLEである。動的レジ調整モード時、データセットウインドウはカラム数カウンタの値が印刷終了アドレス+2の値と等しくなったときに閉じられる。また、カラム数カウンタはDTWIN生成トリガの数をカウントする。
<画像データ読み出しトリガ>
図18〜図20に示すように、画像データ読み出しトリガはDTWIN生成トリガに同期して出力される。
図6に示されるように、画像データ読み出しトリガはPBUF224に入力され、PBUF224は、画像データ読み出しトリガが入力されると、SDRAM220から画像データをリードする。画像データ読み出しトリガ1回につき、1カラム分のデータを読み出す。画像データ読み出しトリガをタイミングトリガとしてSDRAM220から画像データを読み出す。そして、その画像データ読み出しトリガと1対に対応するDTWIN生成トリガに同期して出力されるDTWINアクティブのときブロックトリガのタイミングに同期して記録ヘッド1に対して読み出された画像データは転送される。従って、PBUF224では3カラム分の画像データをバッファするメモリをもって置けばよい。このバッファをSOC215内部のSRAM225で構成する。
<Δの決定方法>
図21は着弾誤差の原因を説明する図である。
図21(a)は双方向着弾誤差を示す図である。キャリッジ200が往路方向に移動するときに吐出されたインク滴が着弾する位置とキャリッジ200が復路方向に移動するときに吐出されたインク滴が着弾する位置に差があり、この差分を双方向着弾誤差と言う。
双方向着弾誤差は、キャリッジの移動速度、記録媒体の紙面と記録ヘッドのノズルのとの間の距離、インクの吐出速度に依存する値である。
図21(b)は色間着弾誤差を示す図である。これは異なるインク色間、即ち、ノズル列間での着弾点の差によって生じる着弾誤差である。色間着弾誤差は、インク滴の吐出速度、キャリッジの速度に依存する値である。
上記2種類以外の要因で発生する着弾誤差もあるが、どんな要因で発生する着弾誤差であっても、Y座標に対応する着弾誤差であれば、Y座標に応じて着弾点の補正値を着弾誤差を吸収するように変化させて、着弾誤差を限りなく0に近づけることが可能である。
図22は着弾位置補正の一例を示す図である。
着弾誤差は、キャリッジ移動速度、記録ヘッドと記録媒体の紙面との間のパラメータに影響を受け、複雑な挙動を示す。この着弾誤差を0にするためには、図22に示すように、着弾誤差と符号が逆の着弾補正が必要となる。
しかし、印刷の全ての座標で着弾誤差を0にする理想的な着弾補正値を求めることは現実的には非常に困難である。したがって、この実施例では、図22に示すように、複数の代表点(図中のA、B、C、……)で着弾補正値を求め,その中間の座標点は近似値を予測するという現実的な方法を採用している。
また、複数の代表点は図22のA、B、C…に示すように等間隔であるのが便宜上望ましいが、特にそれに制約されることはない。
ただし、各代表点の間隔があまりにも大きすぎると、理想的な着弾補正値と予測値が大きく乖離してしまうので、着弾誤差を0に近づけることは出来ないであろう。一方、着弾誤差の波形は記録ヘッドとの記録媒体の紙面と間のピッチと等しい周波数成分を持つので、代表点の間隔はそのピッチの1/2〜1/4のあたりが妥当ではないかと思われる。また、代表点は、着弾誤差の極大値付近にあることが望ましく、そういう観点から代表点の座標は記録ヘッドと記録媒体の紙面との間のピッチの山、谷に合わせるのが望ましいであろう。
以上説明した実施例に従えば、キャリッジの移動方向の位置に応じて変化するインク滴の着弾誤差を補正する補正パラメータを、各座標に対応させて入力し、入力された補正値を含む補正値テーブルをSDRAMに作成する。そして、補正値テーブルを読込んで、その値に基づいて吐出タイミングを各座標に対応させて微調節することによってすべての座標においてインク滴の着弾誤差を限りなく0に近づけることができる。これにより、理想的な着弾位置にインク滴を着弾して印刷品位の高い印刷を行うことができる。
これにより、ある座標では着弾誤差は小さいが、別の座標では着弾誤差が大きく、画質が美しくないといった問題も解消される。
また、例えば、記録紙がコックリングした状態(紙面が波打ったような状態)で印刷する場合には、コックリングのピッチに応じて着弾誤差もY座標に対して周期性のあるパラメータとなる。本発明では、この着弾誤差を吸収する補正パラメータをY座標に対応させて入力し、その入力パラメータに基づいて吐出タイミングを各座標に対応させて微調節することによって、コックリングに起因した着弾ずれを解消することも可能である。
また、多数のノズルを備えた記録ヘッドを搭載したプリンタではしばしばキャリッジが加減速中にもインク滴を吐出させて記録が行われる。このようなキャリッジ加減速中は記録ヘッドに加速度が加わるので、ノズルの向きが微妙に変化するので、Y座標値に応じて変化する着弾誤差が発生する。本発明では、このような誤差も同様に解消することが可能である。また、着弾誤差補正パラメータは色毎に入力可能なので、色間の着弾ずれも同様にすべての座標において補正可能である。
本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録ヘッドを搭載したプリンタの概略構成を示す部分破断斜視図である。 記録ヘッドを搭載したキャリッジとその周辺の詳細な構成を示す斜視図である。 プリンタの制御構成を示すブロック図である。 光学式エンコーダセンサからの出力信号波形を示す図である。 エンコーダ信号の相とカウンタ値の対応を示す図である。 印刷基準タイミング信号の生成源或いは受信先となるシステムコントローラの各部を示すブロック図である。 記録ヘッドをそのインク吐出面から眺め、ノズル配置を示す図である。 エンコーダ周期予測制御を行なうキャリッジ加速時と減速時のエンコーダ信号を示す図である。 スケールトリガ生成の様子を示す図である。 ブロックトリガとスケールトリガの関係を示す図である。 データセットウィンドウとエンコーダアドレスとの関係を示す図である。 データセットウィンドウ(DSWIN)に関する各信号のタイムチャートである。 印刷モード設定レジスタの構成を示す図である。 Δ値とエンコーダアドレスとの関係を示す図である。 補正値(Δ)更新のタイミングについて示すタイムチャートである。 補正値更新テーブルと補正値更新の様子を示す図である。 記録ヘッドへのデータ転送時の各信号の波形を示すタイムチャートである。 印刷開始時のデータトランスファウインドウ、ヒートウインドウ、スケールトリガ、ブロックトリガのタイミングチャートである。 データトランスファウィンドウ(DTWIN)生成の様子を示すタイムチャートである。 印刷終了時のタイミングチャートを示す図である。 着弾誤差の原因を説明する図である。 着弾位置補正の一例を示す図である。
符号の説明
1 記録ヘッド
200 キャリッジ200
204 キャリッジモータ
206 光学式リニアエンコーダセンサ(ENCODER)
207 光学式リニアエンコーダ
214 システムコントローラ
215 SOC
216 CPU
217 外部インタフェース(EXT I/F)
218 フラッシュROM(FLASH ROM)
219 ROMインタフェース(ROM I/F)
220 SDRAM
221 ホストPC(HOST PC)
222 メモリコントローラ(MEMC)
223 タイミング信号生成部(CRENC)
224 プリントバッファ(PBUF)
225 SRAM
226 転送制御部(HSRAMC)
227 駆動信号生成部(HPULSEC)

Claims (7)

  1. 記録ヘッドを搭載したキャリッジを往復移動させながら記録媒体に前記記録ヘッドからインク滴を吐出して画像を記録する記録装置であって、
    前記キャリッジの往復移動において、前記キャリッジの位置を検出する検出手段と、
    前記記録ヘッドから吐出されるインク滴の前記記録媒体上の着弾位置を前記キャリッジの移動方向にずらすシフト手段と、
    前記着弾位置の補正値を設定した補正テーブルを格納する記憶手段と、
    前記検出手段によって検出された前記キャリッジの位置に従って、前記補正テーブルを参照しながら前記着弾位置のシフト量を前記シフト手段に指示するシフト制御手段とを有することを特徴とする記録装置。
  2. 前記検出手段は、
    前記キャリッジの移動方向に沿って設けられたリニアエンコーダと、
    前記キャリッジに設けられ、前記キャリッジの移動に伴って前記リニアエンコーダを読取るリニアエンコーダセンサと、
    前記リニアエンコーダセンサからの出力信号に基づいて、前記キャリッジの移動量をカウントする位置カウンタとを有することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記検出手段は、さらに、
    前記リニアエンコーダセンサからの出力信号の周期をカウントする周期カウンタと、
    前記周期カウンタでカウントされた周期から、前記リニアエンコーダからの未来の出力信号の周期を予測する周期予測部と、
    前記周期予測部によって予測された周期を除算して算出された周期に基づくトリガ信号を生成するトリガ生成部とを有し、
    前記トリガ信号を前記記録ヘッドからのインク吐出周期の単位となるタイミングトリガとすることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記着弾位置のシフト量に基づいて、前記記録ヘッドからのインク吐出周期を調整することにより前記記録ヘッドからのインク吐出タイミングを微調整する調整手段をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記位置カウンタによりカウントされた値に対応して前記補正テーブルを参照するタイミングを示す信号を生成する参照タイミング生成手段をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  6. 前記記録ヘッドは複数のインク吐出ノズルを有し、
    前記複数のインク吐出ノズルは複数のグループに分割され、該グループ単位で時分割駆動されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の記録装置。
  7. 記録ヘッドを搭載したキャリッジを往復移動させながら記録媒体に前記記録ヘッドからインク滴を吐出して画像を記録する記録装置の記録制御方法であって、
    前記キャリッジの往復移動において、前記キャリッジの位置を検出する検出工程と、
    前記記録ヘッドから吐出されるインク滴の前記記録媒体上の着弾位置を前記キャリッジの移動方向にずらすシフト工程と、
    前記検出工程において検出された前記キャリッジの位置に従って、着弾位置の補正値を設定した補正テーブルを参照しながら前記着弾位置のシフト量を前記シフト工程に指示するシフト制御工程とを有することを特徴とする記録制御方法。
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