JP2007150390A - 通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホスト機器と通信アダプタを組み合わせてネットワーク機能を実現する場合、プロトコルスタックが重複して存在する場合は、通信アダプタの通信態様が一意に定まらないため、ネットワーク機能が実現できない可能性がある。
【解決手段】ホスト機器は、ネットワーク104と有線または無線で接続された通信アダプタを介して、複数の機能層からなる通信プロトコルを用いて外部と通信する通信装置である。モジュール選択部113は、ホストプロトコル管理部111で、本体メモリおよび通信アダプタに一致する機能層があると検出された場合、接続手段におけるホスト機器と通信アダプタとの通信状況に応じて、一致する機能層について本体メモリに保持された機能層と通信アダプタに保持された機能層のいずれかを、通信プロトコルを構成する機能層として選択する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホスト機器にカード等の形態で供給される通信アダプタを装着し、ホスト機器にネットワーク機能を付加した場合のネットワーク制御に関するものである。
広域ネットワーク技術の事実上の世界標準であるTCP/IPネットワーク(以後、ネットワークと言えばこのTCP/IPネットワークを指す)は、これまでコンピュータ機器間の通信技術として発展してきた。昨今、この技術をテレビ、DVDレコーダ等の家庭用AV機器にも適用し、所定の機器上にあるAVコンテンツを別の機器で制御して視聴するAVストリーミングの実現に向けた検討がなされている。
図10は、ネットワーク機能を実現するために必要なモジュールについて説明した図である。
図10において、1001はネットワークハードウェア、1002はネットワークの電気的規格を定めたPHYモジュール、1003は機器のアドレス割り当て、通信経路の選定方法等を定めたIPモジュール、1004は通信の信頼性を高めるための方法を定めたTCPモジュール、1005はAVコンテンツを含むマルチメディアデータの通信方法について規定したHTTPモジュール、1006はAVストリーミングの制御を統一的に実施するためのUPnPモジュール、1007はAVストリーミングを実現するネットワークアプリケーションである。プロトコルスタックには主従関係があり、順序を変えて使用することはできない。なおここでは、PHYモジュール1002からUPnPモジュール1006をプロトコルスタックと総称する。
必須となるプロトコルスタックは、ネットワークアプリケーション1007の種類により異なる。ネットワーク上でデータの送受信を行うためには、少なくともネットワークハードウェア1001、PHYモジュール1002、IPモジュール1003、TCPモジュール1004は必須である。World Wide Webアプリケーションを実現するためには、HTML(Hyper Text Markup Language)による整形文書、および静止画、動画ファイル等のマルチメディアファイルの通信を行うHTTPモジュール1005がさらに必要である。
ネットワーク上で互換性のあるAVストリーミングを実現するには、上記で説明したプロトコルスタックに加え、さらにUPnPモジュール1006が必要になる。UPnPとはMicrosoft社が提唱したUniversal Plug and Playの略称であり、ネットワークアプリケーション1007が、ネットワークへの参加、通信相手の検索、パケット送受信等のネットワークコマンド、およびAVコンテンツの再生、一時停止等のAVコマンド等を統一的に扱えるための規格として制定された。この中で、ネットワークコマンドは、UPnP Device Architectureに、AVコマンドはUPnP AV Architectureで規格化されている。また、UPnP Device Architectureには、ネットワークコマンドがUPnP Template Language for devices、もしくはUPnP Template Language for servicesとして例示されている。UPnPにおけるAVコマンド、ネットワークコマンドを総称してUPnPコマンドと呼ぶ。
家庭用AV機器においてAVストリーミングをはじめとするネットワーク機能を実現する場合、機器内にネットワークハードウェア、および各プロトコルスタックを実装することも可能であるが、当初からネットワーク機能を実装すると機器自身の価格アップにつながるため、必要に応じてネットワーク機能を容易にアドオンできる方法が望まれる。
そのための一方法として、ネットワーク機能を有しない家庭用AV機器(以後、ホスト機器と称する)に、ネットワーク機能を有するアダプタ(以下通信アダプタと称する)を装着し、両者間を接続するアダプタバスを介して通信する方法がある。通信アダプタの一例としてSDIOネットワークカードがある。これはSDメモリカードのインターフェースと互換性のあるカード型通信アダプタであり、この場合のアダプタバスはSDIOバスとなる。昨今のホスト機器の多くは、SDメモリカードによるメモリ拡張もしくはデータの持ち出しを目的として、SDメモリカードスロットをあらかじめ実装している機器が増加しており、これらの機器にはSDIOネットワークカードを装着することが可能である。
上記のように、ホスト機器とSDIOネットワークカードとを組み合わせたネットワーク機器については、例えば特許文献1に記載されている。
特開2004−56348号公報
しかしながら上記ホスト機器および通信アダプタによりネットワーク機能を実現する場合、以下のような課題を有する。
ホスト機器、通信アダプタには、それぞれの目的、スペックに応じてプロトコルスタックを自由に実装することが可能である。
このようなホスト機器と通信アダプタを組み合わせてネットワーク機能を実現する場合、図10に記載したプロトコルスタックが重複して存在する場合は、通信アダプタの通信態様が一意に定まらないため、ネットワーク機能が実現できない可能性がある。
またAVストリーミングを実現する場合、UPnPモジュールが必須となる。通信アダプタ側のUPnPモジュールを使用する場合、非常に多岐にわたるUPnPコマンドに逐一対応する独自のコマンド群をアダプタバス上で定義することが必要である。一方ホスト機器側のUPnPモジュールを使用する場合、AVストリーミングデータと同等の情報量を持つUPnPコマンドを伝送する必要があり、アダプタバスの形態によっては、コマンドの応答性やAVストリーミングデータの通信そのものに影響を及ぼす可能性がある。
上記課題を解決するために、第1の発明にかかる通信装置は、ネットワークと有線または無線で接続された通信アダプタを介して、複数の機能層からなる通信プロトコルを用いて外部と通信する通信装置であって、複数の機能層の全部または一部を保持する本体メモリと、複数の機能層の全部または一部を保持する通信アダプタを接続可能な接続手段と、本体メモリに保持された機能層および通信アダプタに保持された機能層を検出する検出手段と、検出手段で、本体メモリおよび通信アダプタに一致する機能層があると検出された場合、接続手段における自装置と通信アダプタとの通信状況に応じて、一致する機能層について本体メモリに保持された機能層と通信アダプタに保持された機能層のいずれかを、通信プロトコルを構成する機能層として選択する制御手段と、を備える。
また、第2の発明にかかる通信装置は、ネットワークと有線または無線で接続された通信アダプタを介して、複数の機能層からなる通信プロトコルを用いて外部と通信する通信装置であって、複数の機能層の全部または一部を保持する本体メモリと、複数の機能層の全部または一部を保持する通信アダプタを、コマンドラインおよびデータラインで接続可能な接続手段と、本体メモリに保持された機能層および通信アダプタに保持された機能層を検出する検出手段と、検出手段で、本体メモリおよび通信アダプタに一致する機能層があると検出された場合、複数の機能層で定義されるコマンドとは異なるコマンドを、コマンドラインを介して通信アダプタに送信する一方、検出手段で本体メモリおよび通信アダプタに一致する機能層がないと検出された場合、複数の機能層で定義されるコマンドを、データラインを介して通信アダプタに送信する制御手段と、を備える。
また、第3の発明にかかる通信装置は、ネットワークと有線または無線で接続された通信アダプタを介して、複数の機能層からなる通信プロトコルを用いて外部と通信する通信装置であって、複数の機能層の全部または一部を保持する本体メモリと、複数の機能層の全部または一部を保持する通信アダプタを、コマンドラインおよびデータラインで接続可能な接続手段と、複数の機能層で定義されるコマンドとは異なるが、コマンドの内容は近いコマンドを、コマンドラインを介して通信アダプタに送信する制御手段と、を備える。
本発明によれば、ホスト機器、および通信アダプタのプロトコルスタック実装状況に応じて、AVストリーミングを含むネットワーク機能実現の可否、およびネットワーク機能で必要なコマンドの形態を、使用状況、ハードウェアスペック等に応じて選択することが可能となり、ネットワークアプリケーションの設計の自由度を高くすることができる。
以下に本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、以下の各実施の形態において、以前に説明した構成と同様の構成については、同一の符号を付し説明を省略する。
(実施の形態1)
第1の発明の一実施例を実施の形態1として、図1、図2を用いて説明する。
図1は本発明における通信装置の構成を説明した図である。図1において、101はホスト機器、102は通信アダプタ、103はホスト機器101および通信アダプタ102間のアダプタバス、104はネットワーク、111はホストプロトコル管理部、112はホスト機器101に実装されたモジュールの集合であるホストプロトコルスタック、113はモジュール選択部、114はホスト機器のネットワークアプリケーション、121はアダプタプロトコル管理部、122は通信アダプタ102に実装されたモジュールの集合であるアダプタプロトコルスタック、123はネットワークハードウェアである。
ホスト機器101に通信アダプタ102が装着されると、アダプタバス103を介して両者間の通信が可能となる。アダプタバス103を介して、ホスト機器101は通信アダプタ102とのデータ通信および制御を行い、またネットワーク104とのデータの通信を行う。
ホストプロトコル管理部111およびアダプタプロトコル管理部121は、それぞれホストプロトコルスタック112およびアダプタプロトコルスタック122に実装されているプロトコルスタックの情報を保持している。
モジュール選択部113は、ホストプロトコル管理部111、およびアダプタプロトコル管理部121に対して、両プロトコルスタックのモジュールの実装状況について問い合わせる。両プロトコルスタックに重複したモジュールが存在する場合、モジュール選択部113は、どちらかのモジュールを使用するかを選択し、両プロトコルスタックに通知する。
ネットワークアプリケーション114は、上記選択結果を元に、アダプタバス103に対する通信、および通信アダプタ102の制御を行う。その結果、ネットワークアプリケーション114は、ネットワークハードウェア123を介して、ネットワーク104と通信することができる。
図2は、モジュール選択部113の動作および上記選択結果に応じたアダプタバス103上の伝送形態の一例について具体的に説明した図である。
図2(a)は、本実施の形態におけるホストプロトコルスタック112およびアダプタプロトコルスタック122の実装を示した図である。モジュール選択部113は、ホストプロトコルスタック112にはTCPモジュール、IPモジュールが、アダプタプロトコルスタック122にはTCPモジュール、IPモジュール、PHYモジュールが実装されていることを検出する。
PHYモジュールはアダプタプロトコルスタック122にのみ実装されているので、必然的にアダプタプロトコルスタック側を使用することになる。一方TCPモジュール、IPモジュールは双方に実装されているので、いずれを使用するか選択する必要がある。
図2(b)は、TCP、IP双方のモジュールともホストプロトコルスタック112のものを使用する場合である。このときアダプタバス103上には、IPパケットが伝送される。
一方図2(c)は、TCPモジュールはホストプロトコルスタック112のものを、IPモジュールはアダプタプロトコルスタック122のもの使用する場合である。このとき、アダプタバス103上には、TCPパケットが伝送される。
一方図2(d)は、TCP、IP双方のモジュールともアダプタプロトコルスタック122のもの使用する場合である。このとき、アダプタバス103上には、アダプタバスで独自に定義されたパケットが伝送される。例えばアダプタバスがSDIOバスであれば、SDIOインターフェースに準拠したパケットが伝送される。
なお、IPモジュールをホストプロトコルスタック112から、TCPモジュールをアダプタプロトコルスタック122から使用することは、両モジュールの主従関係から実現不可能である。
モジュール選択部113が、ホスト機器および通信アダプタで重複しているプロトコルスタックを検出したとき、いずれを使用するかについては、ホスト機器および通信アダプタの処理能力、アダプタバスの通信速度、アプリケーションの種別などから、より効率の良いほうを選択する。
以上説明したように、第1の実施の形態では、ホスト機器および通信アダプタ双方に同一のプロトコルスタックが存在するとき、ネットワークアプリケーションの種別、もしくはホスト機器および通信アダプタの性能を勘案していずれか一方を選択することで、アダプタバス上での効率良い通信を実現することが可能である。
より具体的には、本実施の形態1にかかるホスト機器は、ネットワーク104と有線または無線で接続された通信アダプタを介して、複数の機能層からなる通信プロトコルを用いて外部と通信する通信装置である。そして、ホスト機器は、ホストプロトコルスタック112と、通信アダプタを接続可能な接続手段と、ホストプロトコル管理部111と、モジュール選択部113とを備える。ホストプロトコルスタック112は、外部との通信に必要な複数の機能層の全部または一部から構成される。ホストプロトコルスタック112は、本体メモリに保持される。通信アダプタは、アダプタプロトコルスタック122を保持する。アダプタプロトコルスタック122は、外部との通信に必要な複数の機能層の全部または一部から構成される。ホストプロトコル管理部111は、本体メモリに保持された機能層および通信アダプタに保持された機能層を検出する。モジュール選択部113は、ホストプロトコル管理部111で、本体メモリおよび通信アダプタに一致する機能層があると検出された場合、接続手段におけるホスト機器と通信アダプタとの通信状況に応じて、一致する機能層について本体メモリに保持された機能層と通信アダプタに保持された機能層のいずれかを、通信プロトコルを構成する機能層として選択する。
(実施の形態2)
第2の発明の一実施例を実施の形態2として、図3〜7を用いて説明する。
図3は、ネットワークを用いたAVストリーミングの概要を説明した図である。図3において、301はAVコンテンツを蓄積できるメディアサーバー、302はユーザーの指示に応じてAVコンテンツを視聴するメディアクライアントである。
以下、図3を用いてAVストリーミングの動作概要を説明する。
ユーザーがメディアクライアント302に視聴指示を行うと、メディアクライアント302は、メディアサーバー301に対して接続要求を行う。メディアサーバー301は、必要に応じてメディアクライアント302からの接続要求に対する認証を行った後、接続を確立する。
続いてメディアクライアント302はメディアサーバー301に対して、視聴するAVコンテンツの再生開始要求のAVコマンドを送信する。このAVコンテンツに著作権保護がかかっている場合は、メディアサーバー301およびメディアクライアント302双方で著作権保護に関する認証を行い、メディアサーバー301はAVコンテンツに所定の暗号化を実施してメディアクライアント302に送信する。メディアクライアント302では、受信したAVコンテンツを必要に応じて暗号の復号、圧縮の伸張を行ってAVコンテンツを再生する。
メディアサーバーは、ハードディスクレコーダ等のように大容量の蓄積用デバイスを装備した機器、メディアクライアントはポータブルDVDプレーヤー等のように液晶ディスプレイ、スピーカーをはじめとする視聴用デバイスを装備した機器が想定される。また、ネットワークはイーサネット(登録商標)ケーブルによる有線接続でもよいが、IEEE802.11規格に準拠した無線LANによるネットワーク接続ができれば、両機器の設置についての制約が大幅に小さくなり、さらにメディアクライアントが携帯型機器であれば、移動中であってもAVストリーミングを実行できるというメリットがある。
図4は、上記AVストリーミングを実施する実施の形態2における通信装置の構成を説明した図である。なお本実施の形態におけるアダプタバスはSDIOであり、ネットワークアプリケーション114はUPnPを用いたAVストリーミングアプリケーションであるとする。図4において、401はSDIOバス、401aはコマンドライン、401bはデータライン、402はコマンド定義部である。
コマンドライン401aは1bit幅であり、主としてSDIO向けのコマンド(以後SDIOコマンドと称する)の発行を行うためのものである。SDIOコマンド1個あたり、コマンドライン経由で1byteのデータを付加的に送信することができる。
データライン401bは4bit幅であり、SDIOコマンド1個あたり、データライン経由で数百byteから数千byteのデータを送信することができる。またSDIOバスでは、データライン401bを用いてデータを転送中に、コマンドライン401aを使用してSDIOコマンドを発行することが可能である。
コマンド定義部402は、ホスト機器から通信アダプタに対するコマンドを定義するレジスタであり、詳細は後述する。
実施の形態1と同様、モジュール選択部113は、ホストプロトコル管理部111、およびアダプタプロトコル管理部121に対して、両プロトコルスタックのモジュールの実装状況について問い合わせる。
図5は、両プロトコルスタックにおいてUPnPモジュールの実装状況に応じたアダプタバス103上の伝送形態について具体的に説明した図である。なおここではPHYモジュールからHTTPモジュールまではアダプタプロトコルスタックに含まれると仮定する。
図5(a)は、UPnPモジュールがホストプロトコルスタック112に実装されている場合である。この場合、AVコマンドの発行にはUPnPコマンドを使用する。UPnPコマンドは、XML(eXtensible Markup Language)で記述されるため、単純なコマンドであっても数キロbyteの情報量が必要となる場合がある。従って伝送にはデータライン401bを使用することが望ましい。
図5(b)は、UPnPモジュールがアダプタプロトコルスタック122に実装されている場合である。この場合、コマンド定義部402にUPnPコマンドに対応した機器ベンダー独自のコマンドであるVendor Uniqueコマンド(以後VUコマンドと記す)が定義されていれば、AVコマンドの発行にはVUコマンドを使用する。UPnPコマンドすべてを利用可能とする場合、上記に対応するVUコマンドを逐一定義する必要があるが、一般にはUPnPコマンドのうちのごく一部の主要なAVコマンドのみが利用可能であれば、AVストリーミングアプリケーションとしては十分な場合が多い。このような主要なAVコマンドは、数byteで表現可能であることが多いので、VUコマンドの伝送はコマンドライン401aでも十分実用に耐えうる。
図5(c)は、ホストプロトコルスタック112、およびアダプタプロトコルスタック122双方にUPnPモジュールが存在する場合である。この場合は、ネットワークアプリケーション114が、コマンドの種別、もしくはシチュエーションに応じ、UPnPコマンドと(定義されていれば)VUコマンドとを使い分けることが可能である。前者の例は、再生、停止など主要かつ単純なAVコマンドはVUコマンドで、VUコマンドで定義されていない複雑なAVコマンドはUPnPコマンドで実施する場合などである。後者の例は、通常はUPnPコマンドを使用するが、スローコマンドのようにAVコンテンツの転送を実施しつつAVコマンドを送信する必要がある場合に限りVUコマンドを使用する場合などである。
図6は、UPnPモジュールの実装状況、およびVUコマンドの定義状況に応じたAVストリーミングの動作形態の判定を行うマトリックスである。
UPnPモジュールがホストプロトコルスタック112およびアダプタプロトコルスタック122双方に実装されていて、VUコマンドが定義済みであるとき、ネットワークアプリケーション114は、AVストリーミングにおいて、UPnPコマンド、VUコマンド双方を使用することができる(601)。一方VUコマンドが未定義の場合は、UPnPコマンドを使用してAVストリーミングを実現することができる(602)。
次にUPnPモジュールがアダプタプロトコルスタック122にのみ実装されていて、VUコマンドが定義済みであるとき、ネットワークアプリケーション114は、VUコマンドを使用してAVストリーミングを実行することができる(603)。一方VUコマンドが未定義の場合は、AVストリーミングは実行不可である(604)。
次にUPnPモジュールがホストプロトコルスタック112にのみ実装されている場合は、VUコマンドの定義如何に関わらずUPnPコマンドを使用してAVストリーミングを実行できる(605)。
最後にUPnPモジュールが、ホストプロトコルスタック112、アダプタプロトコルスタック122双方に実装されていない場合は、VUコマンドの定義如何に関わらずAVストリーミングは実行不可である(606)。
図7は、VUコマンドの定義方法の一例を示した図である。図7(a)はコマンド定義部402のレジスタマップである。オフセット0x1000の領域には、VUコマンドフラグが設定されている。ネットワークアプリケーション111は、上記領域に、所定の値が格納されていれば、VUコマンドが一意に定義済みであると検出する。このとき、ネットワークアプリケーション114から、上記所定の値に対応するVUコマンドが使用可能とある。
オフセット0x1001の領域には、コマンドIDが設定される。具体的な設定の例を図7(b)に示す。ネットワークアプリケーション114は、このレジスタに0x01を設定すると、通信アダプタは前方通常再生コマンドが発行されたと解釈し、アダプタプロトコルスタック122のUPnPモジュールは、対応するUPnPコマンドを生成してネットワーク104に送出する。
オフセット0x1002の領域は、VUコマンドに付随するオプションで、VUコマンド単位で定義することができる。
以上説明したように、本実施の形態においては、ホスト機器および通信アダプタ双方のUPnPモジュールの実装状況を問い合わせ、その結果に応じて、AVストリーミングで必要なコマンドの形態をアプリケーションが決定することができるため、アダプタバス上での効率良い通信を実現することが可能である。
また本実施の形態では、UPnPモジュールの実装に応じたものであったが、HTTPモジュールなど、他のモジュールであっても同様に適用可能である。
より具体的には、本実施の形態2にかかるホスト機器における接続手段は、コマンドライン401aおよびデータライン401bで通信アダプタと接続可能である。そして、モジュール選択部113は、ホストプロトコル管理部111で、本体メモリおよび通信アダプタに一致する機能層があると検出された場合、外部との通信に必要な複数の機能層で定義されるコマンドとは異なるコマンドを、コマンドライン401aを介して通信アダプタに送信する一方、ホストプロトコル管理部111で本体メモリおよび通信アダプタに一致する機能層がないと検出された場合、外部との通信に必要な複数の機能層で定義されるコマンドを、データライン401bを介して通信アダプタに送信する。
(実施の形態3)
第3の発明の一実施の形態を実施の形態3として、図8、図9を用いて説明する。
図8は異なるホスト機器に共通のネットワークアプリケーションを実装する場合について説明した図である。図8において、801は通信アダプタ、802はホスト機器A、803はホスト機器B、811は通信アダプタ801のコマンド定義部、812はホスト機器A802およびホスト機器B803のネットワークアプリケーションである。
通信アダプタ801は、UPnPモジュールを実装しており、VUコマンドが定義済みであるとする。
図9(a)は、ネットワークアプリケーション812で使用可能なAVコマンド群、図9(b)はコマンド定義部811で定義されているVUコマンドであるとする。
ホスト機器A802に通信アダプタ801を装着したとき、ホスト機器にUPnPモジュールが実装されているので、UPnPコマンドを使用してAVストリーミングを実施できる。よって図9(a)のAVコマンドは、すべて少なくともUPnPコマンドにより実現可能である(図9(b)のVUコマンドを使用してもかまわない)。
一方ホスト機器B803に通信アダプタ801を装着したとき、通信アダプタにはUPnPモジュールが実装されているので、VUコマンドを使用してAVストリーミングを実施できる。このとき図8(a)の影を施したAVコマンドは、コマンド定義部811では定義されていない。このとき、VUコマンドとして定義されていないAVコマンドは、コマンド定義部811で定義されているより近いAVコマンドで代用する。例えば、前方再生スロー1/4倍速ならびに1/8倍速は、コマンド定義部711では定義されている前方再生スロー1/2倍速で代用する。また前方再生スロー1/16倍速は、前方コマ送りで代用する。
以上説明したように、本実施の形態においては、VUコマンドとして定義されていないAVコマンドに対し、より近い定義済みAVコマンドで代用することで、リソースの都合からUPnPモジュールが実装できないホスト機器においても、UPnPモジュールを実装した通信アダプタを使用すれば、AVストリーミングを実現することができる。また、上記を実現するためのネットワークアプリケーションを機器共通とすることで、アプリケーションを機器毎に開発する必要がなくなり、開発工数の大幅な削減が可能となる。
より具体的には、本実施の形態3にかかるホスト機器における接続手段は、コマンドライン401aおよびデータライン401bで通信アダプタと接続可能である。そして、モジュール選択部113は、外部の通信に必要な複数の機能層で定義されるコマンドとは異なるが、コマンドの内容は近いコマンドを、コマンドライン401aを介して通信アダプタに送信する。
本発明にかかるネットワーク機器は、非コンピュータ機器を含めた広範な機器において、必要なプロトコルスタックの実装状況に応じて適用可能なネットワークアプリケーションの使用可否状況、動作環境を選択することができ、AVストリーミングをはじめとするネットワーク応用アプリケーションの適用範囲を拡大し、かつアダプタバス上の効率の良い通信を実現することが可能となる。
本発明の実施の形態1にかかる通信システムの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1においてモジュールと伝送データとの関係を説明するための模式図 ネットワークを用いたAVストリーミングについて説明するための模式図 本発明の実施の形態2にかかる通信システムの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2においてモジュールと伝送データとの関係を説明するための模式図 本発明の実施の形態2においてモジュールの実装状況と実現可能なAVストリーミングの形態との関係を説明するための模式図 VUコマンドの実現方法の一例について説明するための模式図 本発明の実施の形態3において異なるホスト機器に共通のネットワークアプリケーションを実装する場合について説明するための模式図 本発明の実施の形態3においてVUコマンドの代用について説明するための模式図 AVストリーミングをはじめとするネットワーク機能を実現するために必要なプロトコルスタックについて説明するための模式図
符号の説明
101 ホスト機器
102 通信アダプタ
103 アダプタバス
111 ホストプロトコル管理部
112 ホストプロトコルスタック
113 モジュール選択部
114 ネットワークアプリケーション
121 アダプタプロトコル管理部
122 アダプタプロトコルスタック
123 ネットワークハードウェア
301 メディアサーバー
302 メディアクライアント
401 SDIOバス
401a コマンドライン
401b データライン
402 コマンド定義部
801 通信アダプタ
802 ホスト機器A
803 ホスト機器B
811 コマンド定義部
812 ネットワークアプリケーション
1001 ネットワークハードウェア
1002 PHYモジュール
1003 IPモジュール
1004 TCPモジュール
1005 HTTPモジュール
1006 UPnPモジュール
1007 ネットワークアプリケーション

Claims (3)

  1. ネットワークと有線または無線で接続された通信アダプタを介して、複数の機能層からなる通信プロトコルを用いて外部と通信する通信装置であって、
    前記複数の機能層の全部または一部を保持する本体メモリと、
    前記複数の機能層の全部または一部を保持する前記通信アダプタを接続可能な接続手段と、
    前記本体メモリに保持された機能層および前記通信アダプタに保持された機能層を検出する検出手段と、
    前記検出手段で、前記本体メモリおよび前記通信アダプタに一致する機能層があると検出された場合、前記接続手段における自装置と前記通信アダプタとの通信状況に応じて、前記一致する機能層について前記本体メモリに保持された機能層と前記通信アダプタに保持された機能層のいずれかを、前記通信プロトコルを構成する機能層として選択する制御手段と、
    を備える通信装置。
  2. ネットワークと有線または無線で接続された通信アダプタを介して、複数の機能層からなる通信プロトコルを用いて外部と通信する通信装置であって、
    前記複数の機能層の全部または一部を保持する本体メモリと、
    前記複数の機能層の全部または一部を保持する前記通信アダプタを、コマンドラインおよびデータラインで接続可能な接続手段と、
    前記本体メモリに保持された機能層および前記通信アダプタに保持された機能層を検出する検出手段と、
    前記検出手段で、前記本体メモリおよび前記通信アダプタに一致する機能層があると検出された場合、前記複数の機能層で定義されるコマンドとは異なるコマンドを、前記コマンドラインを介して前記通信アダプタに送信する一方、前記検出手段で前記本体メモリおよび前記通信アダプタに一致する機能層がないと検出された場合、前記複数の機能層で定義されるコマンドを、前記データラインを介して前記通信アダプタに送信する制御手段と、
    を備える通信装置。
  3. ネットワークと有線または無線で接続された通信アダプタを介して、複数の機能層からなる通信プロトコルを用いて外部と通信する通信装置であって、
    前記複数の機能層の全部または一部を保持する本体メモリと、
    前記複数の機能層の全部または一部を保持する前記通信アダプタを、コマンドラインおよびデータラインで接続可能な接続手段と、
    前記複数の機能層で定義されるコマンドとは異なるが、コマンドの内容は近いコマンドを、前記コマンドラインを介して前記通信アダプタに送信する制御手段と、
    を備える通信装置。
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