JP2004013634A - データ転送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】IEEE1394インターフェースで接続されているイニシエータとターゲットとの間で行うデータ転送を効率化する。
【解決手段】イニシエータ10によりログイン時にターゲット11〜14のバッファ情報を取得し、イニシエータ10により取得したバッファ情報に基づき、少なくとも、ターゲット11〜14のノードID情報、バッファメモリのアドレス情報及びデータの送信又は受信を特定するデータ送受信特定情報を含むデータ転送用テーブルを生成し、イニシエータ10により生成したデータ転送用テーブルを各ターゲットに供給し、データの転送を指示する信号の入力により、イニシエータ10とターゲット11〜14との間で、インターフェースの転送用のプロトコルに付加した所定の情報に基づくハンドシェークを行い、データ転送用テーブルに基づきデータの転送を行なう。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、イニシエータと複数のターゲットとの間でデータの転送を行うデータ転送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、音響や映像などのディジタルデータを転送するのに適した高速インターフェースが求められている。既に次世代のインターフェース規格が幾つか提唱されており、コンピュータやその周辺機器だけでなく、ディジタルビデオカメラなどの家庭用機器を含めたディジタル機器間でデータを高速に転送するためのインターフェースとして、IEEE1394インターフェースを採用したディジタル機器が商品化され始めている。このインターフェース規格は、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers,Inc.;米国電気電子技術者協会)により提唱され、IEEE Std.1394−1995 IEEE Standard for a High Performance Serial Busとして規定されたものであり、数100Mビット/秒の高速な転送速度を有しながら,同期転送や活線挿抜、自由度の高い接続トポロジをサポートするなど、一般家庭での使用も考慮した利便性の高いシリアルインターフェース規格である。
【0003】
このようなIEEE1394インターフェースを採用した技術は、例えば、特許第3091184号公報などに記載されている。上記公報にも記載されている通り、所定のデータブロックに送信先などの情報が付加されたパケットを用いてディジタルデータの伝送を行う場合、データ伝送の信頼性を高めるために、送信機器から送出されたパケットが受信機器により受信されると、受信機器が当該パケットの受信状態を表すアクノリッジACKを、送信元の送信機器へ返送し、必要に応じて当該パケットを送信機器から再送信させるように構成することが多い。例えば、IEEE1394インターフェースを介して互いに接続された第1の機器と第2の機器との間のパケット通信においても、図11に示すように、第1の機器1から所定の動作を要求するための要求パケットが第2の機器2に送出され、第2の機器2により受信されると、第2の機器2から上記要求パケットの受信状態を表すアクノリッジACKが第1の機器1に返送される。このアクノリッジACKには、再送の必要性や受信の完了などを送信元に知らせるための情報が含まれており、例えば、再送信を要求するアクノリッジACKが上記第1の機器1により受信された場合には、同じ要求パケットが第1の機器1から第2の機器2へ再送信される。そして、上記アクノリッジACKにより受信完了が第1の機器1に知らされた場合には、第2の機器2において所定の動作が行われていることになり、第1の機器1は上記要求パケットに対応した応答パケットが第2の機器2から送信されるまで待機状態となる。そして、第2の機器2において所定の動作が完了すると、上記所定の動作の結果を含む応答パケットが第2の機器2から第1の機器1へ送信される。第1の機器1により上記応答パケットが受信されると、再送要求又は処理完了を示すアクノリッジACKが第1の機器1から第2の機器2へ返送される。この場合にも、上記アクノリッジACKが再送を要求するものであれば、第2の機器2から第1の機器1へ同じ応答パケットが再送される。また、上記アクノリッジACKが処理完了を示すものであれば、第2の機器2は次の処理に向けて開放された状態に設定される。
【0004】
ところで、上記IEEE1394インターフェスにおけるアプリケーション・プロトコロルの一つに、SBP−2(Serial Bus Protocol 2)がある。ここで、上記SBP−2を説明するために、図12にIEEE1394インターフェスのレイヤ構造とSBP−2 との関係を示す。上記IEEE1394インターフェスのレイヤ構造は、図12に示すように、物理層、リンク層、トランザクション層という3つの層から基本的になるが、上記SBP−2は、トランザクション層よりも上位のトランスポート層に属するものであり、例えば、ディスク、テープ、プリンタ、スキャナ又はディジタルカメラなどの各種デバイス(以下、ノードという。)間で効率的にコマンドやデータの転送を行ったり、コマンドの動作状況及びその結果やデータの転送完了可否などの状態をSBP−2よりさらに上位のアプリケーションに通知する機能を有する。上記SBP−2では,接続要求のログイン、接続完了のログアウトなどの管理要求コマンドやデータの読み出し/書き込みなどの実コマンドの発行を行う機能を担う、例えば、スキャナやディジタルカメラなどのノードは、イニシエータと呼ばれ、イニシエータからコマンドを受信して実際に処理を行う機能を担う例えばディスク、CD−ROM及びプリンタなどのノードはターゲットと呼ばれ、これらイニシエータとターゲットとの間で通信が行われる。なお、ターゲットについては、厳密にはディスク、CD−ROM及びプリンタといった実デバイスに相当する論理ユニットが単位として扱われ、ターゲットに少なくとも一つ備えられた論理ユニットとイニシエータとが対となって通信が行われる。
【0005】
イニシエータとターゲットの論理ユニットとの間で行われる通信の手順は、図13に示す通りである。なお、図14はSBP−2におけるログイン要求ブロックのデータ構造を示す図であり、図15は、IEEE1394インターフェスにおける通信パケットのフォーマットを示す図であり、図16は、ログイン応答ブロックのデータ構造を示す図であり、図17は、ログアウト要求ブロックのデータ構造を示す図である。図13に示すように、イニシエータ21は、ターゲット22への全てのコマンドの送信に先立ち、まず通信しようとするターゲット22の論理ユニットにログイン要求を発行する必要がある。ログイン要求ブロックのデータ構造は、図14に示す通りである。上記SBP−2におけるブロックのデータ構造は、ORB(Operation Request Blocks)と呼ばれ、図14に示すように、管理ブロックの一種であるログイン要求ブロックのfunctionフィールドには、ログインを表す「0」が記述される。また、イニシエータ21がログインしようとするターゲット22の論理ユニットは、論理ユニット番号を表すlunフィールドにより指定される。このORBは、図15に示すようなIEEE1394インターフェスにおけるトランザクションパケットのデータ部に内挿され、上記トランザクションパケットにより運ばれて、当該パケットのヘッダの送信元IDフィールドで指定されたイニシエータ21から、当該パケットのヘッダの送信先IDフィールドで指定されたターゲット22に送られる。イニシエータ21からのログイン要求パケットが受信されると、ターゲット22の上記lunフィールドにより指定された論理ユニットにおいて、管理ブロックを処理する管理エージェントと呼ばれる機構によって受け付けが行われる。この管理エージェントのレジスタ(CSR、Control and Status Register)のベースアドレスに関する情報は、コンフィグレーションROMと呼ばれるROMに予め格納されており、上記コンフィグレーションROMを参照することにより、ログイン要求パケットに対して管理エージェントに受け付けを行わせることができる。そして、上記管理エージェントにより、当該ログイン要求に対してログインを許可しても良い状態(通信が可能な状態)にあるか否かが判断され、ログインを許可しても良い状態にあれば、ターゲット22からイニシエータ21に当該ログイン要求パケットに対応したログイン応答が返送される。ログイン応答ブロックのデータ構造は、図16に示す通りである。図16に示すように、このログイン応答ブロックには、当該ログインを識別するためのloginIDフィールドと、以後イニシエータ21が、このターゲット22に対して発行するコマンド要求を受け付けてターゲット22内で処理を行うフェッチエージェントと呼ばれる機構の上記CSRのベースアドレスを記述するためのcommand block agentフィールドとが含まれている。上記管理エージェントと異なり、上記フェッチエージェントに対しては、レジスタ内の相対的なアドレス関係は予め定められているものの、ベースアドレス自体は、ログイン毎に上記IEEE1394インターフェスにおけるアドレス空間に確保されたレジスタ空間内のいずれかの位置に割り当てられるため、イニシエータ21がフェッチエージェントによりコマンドを実行させるためには、上記ベースアドレスが必要となる。このようにしてログインが成功すると、次にイニシエータ21では、ログイン応答パケットに指定されたフェッチエージェントのCSRのベースアドレスが参照され、当該ベースアドレスを用いてイニシエータ21からコマンド(書き込み、読み出し及びロック)の実行要求がターゲット22に送出される。ターゲット22には、各ログインそれぞれに対して、論理ユニット番号lun、ログインオーナーID、・・・、ログインID(loginID)を含むログイン識別子が保持されており、ターゲット22においてコマンドの実行要求が受信されると、上記ログイン識別子から上記送信元IDに対応したログインIDが参照され、これと対応したベースアドレスを用いてフェッチエージェントが選択されて当該コマンドが実行され、コマンドの処理が完了すると、その結果がステータスブロックを用いてイニシエータ21に通知される。そして、上記した手順に従って必要なコマンドがターゲット22において実行されると、イニシエータ21はターゲット22に対してログアウト要求を発行する。ログアウト要求ブロックのデータ構造は、図17に示す通りである。図17に示すように、上記ログアウト要求ブロックには、loginIDフィールドが含まれており、この通信で用いられてきたloginIDが記述される。また、functionフィールドには、ログアウトを表す「7」が記述される。ログアウト要求パケットがターゲット22において受信されると、当該ターゲット22において、管理エージェントにより受け付けが行われ、上記loginIDに基づいて、今まで使用されていたフェッチエージェントのベースアドレスが再利用可能な状態に設定され、ログアウト処理が終了するとステータスブロックを用いてイニシエータ21に完了通知が行われる。これにより通信が終了し、上記ターゲット22の指定された論理ユニットが開放される。
【0006】
また、図18に示すようなデータ転送システム2では、上述した技術を利用してデータの転送が行なわれる。データ転送システム2は、図18に示すように、イニシエータ20と、ターゲット21と、ターゲット22と、ターゲット23と、ターゲット24とを備えており、各機器は、上述したIEEE1394インターフェースにより接続されている。
【0007】
また、図18では、ターゲット21は、イニシエータ20と、ターゲット22と、ターゲット23にデータを転送し、ターゲット22は、イニシエータ20にデータを転送し、ターゲット24は、ターゲット22とターゲット23にデータを転送することを表している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
図18に示すように、すべてのデータは、必ずイニシエータ20を経由しなければならないため、例えば、ターゲット21からターゲット22へデータの転送を行う場合でも、まずターゲット21からイニシエータ20にデータを転送し、イニシエータ20からターゲット22にデータを転送する必要があるため、転送レートを上げにくい問題がある。
【0009】
また、SBP2では、データの転送以外に上述したORBによる双方向のトランザクションがある。このトランザクションによりデータ転送に空白時間が生じるためにデータの転送速度が落ち、転送レートを上げにくい問題がある。
【0010】
また、データ転送を行う際に必要となる各機器間のハンドシェイクは、少なくともSBP2の仕様の範囲である65535バイトに一回行う必要があり、データ転送に時間がかかる問題がある。
【0011】
また、ターゲットに接続された外部デバイスからデータを読み出し、読み出したデータを複数のターゲットに転送する場合、ターゲットごとに外部デバイスからデータを読み出し、各ターゲットに転送するため、ターゲット内部のバスとIEEE1394上のトランザクションが複数回生じるため、データの転送レートが落ちる問題がある。
【0012】
さらに、等時性通信を使用してデータの転送を行っている場合、従来のデータ転送方法を用いると、データにエラーが発生したときに、1ページ単位での再送信しか行えないため、リアルタイム性が損なわれる問題がある。また、上述のようなエラー処理を考慮した場合には、ひとつのターゲットにしかデータを転送することができなくなる。
【0013】
そこで、本発明は、上述したような実情に鑑みて提案されたものであり、データの転送レートの向上ができ、転送効率が高く、かつデータ転送のリアルタイム性を確保しつつデータの再送信を行うことが可能なデータ転送方法を提案することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るデータ転送方法は、所定の処理を行うイニシエータと複数のターゲットとがインターフェースで接続されており、上記インターフェースの転送用プロトコルに基づきイニシエータとターゲットとの間及びターゲットとターゲットと間でデータの転送を行うデータ転送方法において、上記イニシエータ及び上記ターゲットのログイン時に、データ転送する際にハンドシェークに使用する少なくともデータの送受信が行われているかどうかを判定するデータ送受信判定情報を上記転送用プロトコルに付加し、上記イニシエータは、ログイン時に上記ターゲットのバッファ情報を取得し、取得したバッファ情報に基づき、少なくとも、ターゲットのノードID情報、バッファメモリのアドレス情報及びデータの送信又は受信を特定するデータ送受信特定情報を有しているデータ転送用テーブルを生成し、生成したデータ転送用テーブルを各ターゲットに供給し、各ターゲットは、供給されたデータ転送用テーブルを記憶し、データの転送を指示する信号に応じて、イニシエータとターゲットとの間及びターゲットとターゲットとの間でデータ転送用テーブルに基づきデータの転送を開始することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0016】
本発明に係るデータ転送方法は、PC(personal Computer)等の少なくとも表示部を有するイニシエータと、外部デバイスが接続されているHDD、テープドライブ又は演算モジュール等のターゲットとがIEEE1394インターフェースで接続されており、IEEE1394インターフェースの転送用のプロトコルであるSBP2(Serial Bus Protocol 2)に基づきイニシエータとターゲットとの間及びターゲットとターゲットとの間でデータの転送を行うものであり、ログイン時に上記ターゲットのバッファ情報を取得し、取得したバッファ情報に基づき、データ転送用のテーブルを生成し、生成したデータ転送用テーブルを各ターゲットに供給し、供給されたデータ転送用テーブルをバッファに記憶し、イニシエータからのコマンド又は外部からのトリガ信号の入力により、イニシエータとターゲットとの間及びターゲットとターゲットとの間で、上記SBP2に付加した所定の情報に基づくハンドシェークを行い、データ転送用テーブルに基づきデータの転送を行う。
【0017】
このようなデータ転送方法を用いたシステムの一例を以下に述べる。
上記データ転送方法を適用したデータ転送システム1は、例えば、図1に示すように、イニシエータ10と、ターゲット11と、ターゲット12と、ターゲット13と、ターゲット14とを備えており、各機器は、IEEE1394インターフェースにより接続されている。なお、接続のトポロジは、図2(a)及び(b)に示すように、IEEE1394インターフェースの規格内のトポロジであれば良い。
【0018】
イニシエータ10は、例えば、HDDを搭載していない表示装置であり、ターゲット11は、例えば、CCDカメラが外部デバイスとして接続された記憶装置であり、ターゲット12は、例えば、ノイズを除去するノイズ除去装置であり、ターゲット13は、例えば、データを記録するテープドライブであり、ターゲット14は、例えば、映像処理を行う処理装置である。
【0019】
ここで、データ転送システム1により行われるデータ転送の動作について説明する。
【0020】
イニシエータ10、ターゲット11、ターゲット12、ターゲット13及びターゲット14を起動した後、イニシエータ10は、各ターゲットにログインを行う。イニシエータ10は、各ターゲットから図3に示すようなバッファ情報を取得する。
【0021】
ここで、バッファ情報について説明する。図3に示すバッファ情報は、MSBからLSBまで、「予約」、「転送許可自ノードオフセットHIGHアドレス」、「転送許可自ノードオフセットLOWアドレス」、「転送許可他ノードID」、「転送許可他ノードオフセットHIGHアドレス」、「転送許可他ノードオフセットLOWアドレス」、「転送許可データサイズ」、「上書き許可ビット」、「送受信ビット」、「予約」及び「データ転送分周比」を1バッファとして構成されている。「転送許可自ノードオフセットHIGHアドレス」及び「転送許可自ノードオフセットLOWアドレス」には、例えば、自ノードが、イニシエータ10ならイニシエータ10のアドレスが書き込まれ、「転送許可他ノードID」には、データを転送する相手のノードIDが書き込まれ、「転送許可他ノードオフセットHIGHアドレス」及び「転送許可他ノードオフセットLOWアドレス」には、「転送許可他ノードID」に書き込んだ転送相手の機器のアドレスが書き込まれ、「転送許可データサイズ」には、例えば、SBP2仕様の最大の範囲である65535バイトが書き込まれ、「上書き許可ビット」には、上書きを許可する(1)又は許可しない(0)が書き込まれ、「送受信ビット」には、データの送信側(1)であるかデータの受信側(0)であるかが書き込まれる。なお、「転送許可データサイズ」は、後述するターゲットに内蔵されているバンクメモリの容量以内とする。
【0022】
つぎに、イニシエータ10が各ターゲットから図4に示すようなバッファ情報を取得した場合について説明する。なお、イニシエータ10のノードIDは、「FCC4h」とし、バッファが4つあることとする。
【0023】
イニシエータ10は、ターゲット11から取得したバッファ情報から、ターゲット11のノードIDが「FFC0h」であり、バッファ数が「00000004h」、すなわち4つであることを取得し、ターゲット12から取得したバッファ情報から、ターゲット12のノードIDが「FFC1h」であり、バッファ数が「00000004h」、すなわち4つであることを取得し、ターゲット13から取得したバッファ情報から、ターゲット13のノードIDが「FFC2h」であり、バッファ数が「00000004h」、すなわち4つであることを取得し、ターゲット14から取得したバッファ情報から、ターゲット14のノードIDが「FFC3h」であり、バッファ数が「00000004h」、すなわち4つであることを取得する。なお、バッファ数は、各ターゲットのバッファ情報の最後尾に付加されているバッファ数表示領域から取得する。 また、バッファ数が4ということは、4つの機器とデータの転送ができることを意味しており、バッファ数に応じた数の機器とデータ転送を行うことができる。
【0024】
イニシエータ10は、図4のようなバッファ情報を各ターゲットから取得し、データの転送を行なうフローを予めテーブル化しておく。ここで、イニシエータ10が例えば、図1に示すような形態でデータ転送を行う場合のデータ転送テーブルの生成について以下に述べる。なお、ターゲット11は、接続されているデバイスから入力されたデータを、イニシエータ10、ターゲット12及びターゲット13に転送する。ターゲット12は、ターゲット11とターゲット14からデータが転送され転送されたデータをイニシエータ10に転送する。ターゲット13は、ターゲット11とターゲット14からデータが転送される。ターゲット14は、イニシエータ10、ターゲット12及びターゲット13にデータを転送する。イニシエータ10は、ターゲット11、ターゲット12及びターゲット14からデータが転送される。
【0025】
イニシエータ10は、各ノード間の情報の整合が取れるようにデータ転送用テーブルを生成する。例えば、ターゲット11からイニシエータ10にデータを転送する場合には、イニシエータ10は、イニシエータ10のバッファ1をターゲット11のバッファ3に対応するようにし、同様に、ターゲット11のバッファ3をイニシエータ10のバッファ1に対応するようにデータ転送用テーブルを生成する。図5に示すように、イニシエータ10は、イニシエータ10のバッファ1の「転送許可自ノードオフセットLOWアドレス」に、「00000100h」を書き込み、「転送許可他ノードID」に、ターゲット11のノードIDである「FFC0h」を書き込み、「転送許可他ノードオフセットLOWアドレス」に、ターゲット11のバッファ3の番地である「C0000300h」を書き込み、「転送許可データサイズ」に、「8000h」を書き込み、「上書き許可ビット」に、上書きを許可しない「0」を書き込み、「送受信ビット」に、データの受信側である「0」を書き込む。また、イニシエータ10は、ターゲット11のバッファ3の「転送許可自ノードオフセットLOWアドレス」に、「C0000300h」を書き込み、「転送許可他ノードID」に、イニシエータ10のノードIDである「FFC4h」を書き込み、「転送許可他ノードオフセットLOWアドレス」に、イニシエータ10のバッファ1の番地である「00000100h」を書き込み、「転送許可データサイズ」に、「8000h」を書き込み、「上書き許可ビット」に、上書きを許可しない「0」を書き込み、「送受信ビット」に、データの送信側である「1」を書き込む。イニシエータ10は、他のデータ転送についても上述のようにして、データ転送用テーブルを生成する。
【0026】
イニシエータ10は、図5のように生成したデータ転送用テーブルを各ターゲットに供給する。各ターゲットは、図6に示すように、イニシエータ10から供給されたデータ転送用テーブルをバッファに記憶する。なお、イニシエータ10は、すべてのデータ転送用テーブルを保持し、ターゲット11は、ターゲット11用のデータ転送用テーブルを保持し、ターゲット12は、ターゲット12用のデータ転送用テーブルを保持し、ターゲット13は、ターゲット13用のデータ転送用テーブルを保持し、ターゲット14は、ターゲット14用のデータ転送用テーブルを保持する。
【0027】
このようにしてデータ転送システム1では、データを実際に転送する前にイニシエータ10でデータ転送用テーブルを生成し、生成したデータ転送用テーブルを各ターゲットに供給しておく。
【0028】
つぎに、各ターゲットの構成について図7を用いて説明する。データ転送システム1が備えるターゲットは、図7に示すように、CPUと、バンクメモリAと、バンクメモリBとを有する。また、ターゲットは、A部を介して外部デバイスが接続され、B部を介してイニシエータ10及び各ターゲットに接続されている。
【0029】
本願発明のデータ転送方法を適用したデータ転送システム1では、上述したデータ転送用テーブルをデータの転送を行なう前に生成し、生成したデータ転送用テーブルを各機器に持たせておくので、ターゲットから他のターゲットにデータを転送する場合には、イニシエータ10を経由することなくデータの転送を行なうことができる。
【0030】
また、本発明のデータ転送方法を適用したデータ転送システム1のターゲットは、同一のデータを複数の機器に転送する場合には、A部を介してデバイスからデータを読み出し、読み出したデータをバンクメモリA又はバンクメモリBに一時記憶させておき、バンクメモリA又はバンクメモリBからB部を介して接続されている各機器にデータを転送する。こうすることにより、データの転送レートの向上を図ることができる。
【0031】
また、ターゲットでは、例えば、バンクメモリAにデータを一時記憶し、バンクメモリAからB部を介して各機器にデータを転送しているときに、A部を介してデバイスから次のデータを読み出し、読み出したデータをメモリバンクBに一時記憶させておき、バンクメモリAによるデータ転送の終了後にデータ転送を行うメモリをバンクメモリBに切り換え、切り換えたバンクメモリBからB部を介して各機器にデータ転送する。このように、バンクメモリを効率よく切り換えることにより、さらにデータの転送レートの向上を図ることができる。なお、バンクメモリA及びバンクメモリBは、1パケットを65535バイトとして各機器にデータ転送する。
【0032】
また、データの転送側であるターゲットから各機器にデータを転送する場合には、データ転送を行う際のハンドシェークが必要となるが、本発明のデータ転送方法を適用したデータ転送システム1では、図8に示すように、SBP2 dependentに情報を付加し、この付加した情報を取得することでハンドシェークを行う。SBP2に付加する情報には、図8に示すように、データの送信が可能かどうかを示す「data sending」と、データの受信状態を示す「data receiving」と、データ転送のエラーを示す「transfer error」と、データ転送が完了したことを示す「received count」とが含まれている。また、SBP2に付加する情報は、データ容量として8バイトを確保している。
【0033】
なお、従来のデータ転送システムでは、ターゲット11からイニシエータ10にデータを転送する場合、以下のように転送を行っていた。
(a−1)イニシエータ10は、ターゲット11にB部を介してデータの転送を要求するコマンドを発行する。
(a−2)ターゲット11は、上記コマンドに応じてデバイスからA部を介してデータを読み出し、メモリに記憶する。
(a−3)ターゲット11は、メモリに記憶したデータをパケット化し、パケット化したデータをB部を介してイニシエータ10に転送する。
(a−4)イニシエータ10は、上記パケット化されたデータの転送終了後に、ターゲット11にB部を介して次のデータの転送を要求するコマンドを発行する。以下、(a−2)〜(a−3)を繰り返す。
【0034】
このような転送方法だと、1パケットのデータを転送する度にハンドシェークが必要となりデータの転送に時間がかかってしまう。
【0035】
また、従来のデータ転送システムでは、ターゲット11からイニシエータ10とターゲット12にデータを転送する場合、以下のように転送を行っていた。
(b−1)イニシエータ10は、ターゲット11にB部を介してデータの転送を要求するコマンドを発行する。
(b−2)ターゲット11は、上記コマンドに応じてデバイスからA部を介してデータを読み出し、メモリに記憶する。
(b−3)ターゲット11は、メモリに記憶したデータをパケット化し、パケット化したデータをB部を介してイニシエータ10に転送する。
(b−4)イニシエータ10は、上記パケット化されたデータの転送終了後に、ターゲット11にB部を介して(b−3)と同一のデータの転送を要求するコマンドを発行する。
(b−5)ターゲット11は、上記コマンドに応じてデバイスからA部を介して先ほどと同一のデータを読み出し、メモリに記憶する。
(b−6)ターゲット11は、メモリに記憶したデータをパケット化し、パケット化したデータをB部を介してイニシエータ10に転送する。
(b−7)イニシエータ10は、ターゲット12にデータを転送を行う旨のコマンドを発行する。
(b−8)イニシエータ10は、ターゲット12からデータ転送を許可する旨のコマンドを受信し、(b−6)で受信したデータをターゲット12に転送する。
【0036】
このように従来のデータ転送システムでは、ターゲットから他のターゲットにデータを転送する場合でも、必ずイニシエータ10を経由しなければならなず、転送レートの向上を図るのに困難があった。
【0037】
また、従来のデータ転送システムでは、(b−4)〜(b−5)に示したように、ターゲット11は、イニシエータ10に転送したデータと同一のデータを再びデバイスからA部を介して読み出し、読み出したデータをメモリに記憶するトランザクションが必要となる。したがって、従来のデータ転送システムでは、データを転送する機器がB部を介して接続されている数のトランザクションが必要となり、データの転送レートの向上を図るのに困難があった。
【0038】
ここで、データ転送システム1により、上述したSBP2の付加情報を利用したハンドシェークにより、データ送信側の機器からデータ受信側の機器にデータを転送する方法について、図9及び図10に示すフローチャートを用いて説明する。なお、以下では、ターゲット11をデータの送信を行う機器とし、イニシエータ10、ターゲット12及びターゲット13をデータの受信を行う機器とする。
【0039】
ステップST1において、ターゲット11は、データの送信を行う機器のSBP2の付加情報「data sending」に「1」を書き込む。例えば、ターゲット11は、イニシエータ10のSBP2の付加情報「data sending」に「1」を書き込むことにより、これからデータの送信を行う旨をイニシエータ10に伝え、イニシエータ10を予約する。
【0040】
ステップST2において、ターゲット11は、データの送信を行うすべての機器のSBP2の付加情報「data sending」に「1」を書き込んだかどうかを判断する。ターゲット11は、例えば、データ転送用テーブルを参照することにより、データの送信を行う機器を特定し、特定した機器のSBP2の付加情報「datasending」を確認する。データの送信を行うすべての機器のSBP2の付加情報「data sending」に「1」を書き込んでいない場合には、ステップST1に戻り、書き込みが完了している場合には、ステップST3に進む。SBP2の付加情報「data sending」が「0」とは、現在、他の機器から予約されていないことを意味する。
【0041】
ステップST3において、ターゲット11は、データの送信を行うすべての機器のSBP2の付加情報「data receiving」が「1」であるか「0」であるかを判断する。なお、SBP2の付加情報「data receiving」は、「1」であれば、現在、他の機器との間でデータの転送が行われていることを意味し、「0」であれば、現在、他の機器との間ではデータの転送が行われていないことを意味する。
【0042】
SBP2の付加情報「data receiving」が「1」である場合には、ステップST4に進み、SBP2の付加情報「data receiving」が「0」である場合には、ステップST5に進む。
【0043】
ステップST4において、ターゲット11は、データの送信を行う機器を他の機器に変更し、ステップST3に戻る。
【0044】
ステップST5において、ターゲット11は、データの送信を行う機器が上書きの禁止をされているものかどうかを判断する。上書きが禁止されている場合には、ステップST6に進み、上書きが禁止されていない場合には、ステップST7に進む。
【0045】
ステップST6において、ターゲット11は、データの送信を行う機器のSBP2の付加情報「received count」を参照し、値が以前と同一かどうかを判断する。SBP2の付加情報「received count」が以前と同一の場合には、ステップST4に戻り、SBP2の付加情報「received count」が以前と異なっている場合には、ステップST7に進む。なお、SBP2の付加情報「received count」が「0」のときには、異なっていることとし、ステップST7に進む。
【0046】
ステップST7において、ターゲット11は、データの送信を行う。なお、データの送信が行われた各機器では、データを受信した後に、所定のエラーチェックを行い、エラーが発生しているかどうかを確認し、エラーが発生している場合には、SBP2の付加情報「transfer error」に「1」を書き込み、エラーが発生した旨を記しておく。
【0047】
ステップST8において、ターゲット11は、ステップST7によるデータの送信の完了後、データの送信を行った機器のSBP2の付加情報「data sending」に「0」を書き込む。
【0048】
ステップST9において、ターゲット11は、データの送信を行った機器のSBP2の付加情報「received count」を変更する。
【0049】
ステップST10において、ターゲット11は、データの送信を行うすべての機器にデータを送信したかどうかを判断する。データの送信が完了していない機器がある場合には、ステップST4に戻り、すべての機器にデータの送信が完了している場合には、ステップST11に進む。なお、ターゲット11では、送信する1回のデータ量は1パケット(最大、65535バイト)である。
【0050】
ステップST11において、ターゲット11は、データの送信を行ったすべての機器のSBP2の付加情報「transfer error」を確認し、送信エラーがあったかどうかを判断する。送信エラーが生じている場合には、ステップST12に進み、送信エラーが生じていない場合には、ステップST15に進む。
【0051】
ステップST12において、ターゲット11は、データを再送信を行う機器のSBP2の付加情報「data sending」に「1」を書き込む。なお、データの再送信を行う際に、再送信を行う機器のSBP2の付加情報「transfer error」を「0」にする。
【0052】
ステップST13において、ターゲット11は、データの再送信を行う。なお、データの再送信が行われた機器では、データを受信した後に、所定のエラーチェックを行い、エラーが発生しているかどうかを確認し、エラーが発生している場合には、SBP2の付加情報「transfer error」に「1」を書き込み、エラーが発生した旨を記しておく。
【0053】
ステップST14において、ターゲット11は、ステップST13によるデータの再送信の完了後、データの再送信を行った機器のSBP2の付加情報「datasending」に「0」を書き込む。データの再送信を行った機器がデータを取り込むのを待ちステップST11に戻る。
【0054】
ステップST15において、ターゲット11は、すべてのデータの送信が完了したかどうかを判断する。すべてのデータの送信が完了していない場合には、ステップST1に戻る。なお、次のデータを各機器に送信する場合には、上述したバンクメモリの切り換えにより行なうこととする。
【0055】
このようにして、本発明に係るデータ転送方法を適用したデータ転送システム1は、IEEE1394インターフェースで接続されたイニシエータ10と複数のターゲットとの間及びターゲット間でのデータ転送を行う際に、予めデータ転送を行なうためのテーブルを生成し、上記テーブルに従ってデータ転送を行ない、また、IEEE1394インターフェースの転送用のプロトコル(SBP2)に付加した情報に応じてハンドシェークを行なうので、従来必要だったデータ転送中のORBによるハンドシェークによる付加を軽減することができるので、データの転送レートを向上することができ、また、ターゲットからターゲットへ直接データの転送を行なうことができるので、標準のSBP2を使用してターゲットからターゲットにデータを転送する場合に比べて、転送効率が最大で2倍に向上することができる。
【0056】
また、本発明に係るデータ転送方法を適用したデータ転送システム1は、上述に加え、ターゲット内に複数のバンクメモリを備え、同一データの転送時に、上記バンクメモリから各機器へデータの転送を行なうので、同一のデータを複数の機器に転送する場合、ターゲット内部におけるデバイスからバンクメモリへのデータの転送が一回で済み、ターゲット内部のハードウェアがデータ転送レートが低い場合でもIEEE1394インターフェース上では、データの転送レート(ターゲット内部のバスの能力×相手先のノードの数)を向上することが可能となる。
【0057】
また、本発明に係るデータ転送方法を適用したデータ転送システム1は、データの上書きを許可するかどうかの情報を含んだデータ転送用テーブルを生成するので、特定のターゲットのみデータを間引くことができ、処理能力の低いCPUでのデータの表示等の負荷の軽減を行なうことができる。
【0058】
さらに、データ転送システム1は、データエラーの有無を示す情報及びデータの転送が完了したことを示す情報をIEEE1394インターフェースの転送用のプロトコル(SBP2)に付加するので、データが転送された機器において、データの転送が行なわれた直後に転送のエラー処理を行い、当該エラー処理の結果をSBP2に書き込むことができるので、データ転送のリアルタイム性を確保しつつデータの再転送を行なうことができ、また、送信先の機器にデータを取りこぼすことなくデータを送信することができる。
【0059】
【発明の効果】
本発明に係るデータ転送方法は、所定の処理を行うイニシエータと複数のターゲットとがインターフェースで接続されており、上記インターフェースの転送用プロトコルに基づきイニシエータとターゲットとの間及びターゲットとターゲットと間でデータの転送を行うデータ転送方法であって、イニシエータ及びターゲットのログイン時に、データ転送する際にハンドシェークに使用する少なくともデータの送受信が行われているかどうかを判定するデータ送受信判定情報を上記転送用プロトコルに付加し、上記イニシエータは、 ログイン時に上記ターゲットのバッファ情報を取得し、取得したバッファ情報に基づき、少なくとも、ターゲットのノードID情報、バッファメモリのアドレス情報及びデータの送信又は受信を特定するデータ送受信特定情報を有しているデータ転送用テーブルを生成し、生成したデータ転送用テーブルを各ターゲットに供給し、各ターゲットは、供給されたデータ転送用テーブルを記憶し、データの転送を指示する信号に応じて、イニシエータとターゲットとの間及びターゲットとターゲットとの間でデータ転送用テーブルに基づきデータの転送を開始するので、データの転送レートを向上することができ、転送効率が高く、かつデータ転送のリアルタイム性を確保しつつデータの再送信を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ転送方法を適用したデータ転送システムの構成を示すブロック図である。
【図2】IEEE1394インターフェースによる接続のトポロジの一例を示す図である。
【図3】本発明に係るバッファ情報のデータ構造を示す図である。
【図4】イニシエータ及び各ターゲットが有するバッファ情報の具体的なデータ構造を示す図である。
【図5】イニシエータにより生成されるデータ転送用テーブルのデータ構造を示す図である。
【図6】各ターゲットがイニシエータにより生成されたデータ転送用テーブルをバッファに記憶した際のデータ構造を示す図である。
【図7】本発明のデータ転送方法を適用したデータ転送システムが有するターゲットの構成を示すブロック図である。
【図8】所定の情報を付加したSBP2のデータ構造を示す図である。
【図9】本発明のデータ転送方法を適用したデータ転送システムによるデータ転送を示す第1のフローチャートである。
【図10】本発明のデータ転送方法を適用したデータ転送システムによるデータ転送を示す第2のフローチャートである。
【図11】パケット通信を行なう複数の機器間で行なわれる通信シーケンスの一例を説明するための図である。
【図12】IEEE1394インターフェースのレイヤ構造とSBP2との関係を示す図である。
【図13】イニシエータとターゲットの論理ユニットとの間で行なわれる通信手順を説明するための図である。
【図14】SBP2におけるログイン要求ブロックのデータ構造を示す図である。
【図15】IEEE1394インターフェースにおける通信パケットのフォーマットを示す図である。
【図16】ログイン応答ブロックのデータ構造を示す図である。
【図17】ログアウト要求ブロックのデータ構造を示す図である。
【図18】従来のデータ転送システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 データ転送システム、10 イニシエータ、11,12,13,14 ターゲット

Claims (5)

  1. 所定の処理を行うイニシエータと複数のターゲットとがインターフェースで接続されており、イニシエータとターゲットとの間及びターゲットとターゲットと間でデータの転送を行うデータ転送方法において、
    上記イニシエータによりログイン時に上記ターゲットのバッファ情報を取得し、
    上記イニシエータにより取得したバッファ情報に基づき、少なくとも、ターゲットのノードID情報、バッファメモリのアドレス情報及びデータの送信又は受信を特定するデータ送受信特定情報を含むデータ転送用テーブルを生成し、
    上記イニシエータにより生成したデータ転送用テーブルを各ターゲットに供給し、
    データの転送を指示する信号の入力により、イニシエータとターゲットとの間及びターゲットとターゲットとの間で、上記インターフェースの転送用のプロトコルに付加した所定の情報に基づくハンドシェークを行い、データ転送用テーブルに基づきデータの転送を行なうこと
    を特徴とするデータ転送方法。
  2. 上記バッファ情報は、少なくともバッファメモリの数とバッファメモリのアドレスが含まれていること
    を特徴とする請求項1記載のデータ転送方法。
  3. 上記インターフェースは、IEEE1394であり、上記インターフェースの転送用プロトコルは、シリアルバスプロトコル2(SBP2)であること
    を特徴とする請求項1記載のデータ転送方法。
  4. 上記データ転送用テーブルは、さらに、データの上書きを許可するかどうかの情報が含まれていること
    を特徴とする請求項1記載のデータ転送方法。
  5. 上記転送用プロトコルは、データの転送が可能かどうかを示す情報、データエラーの有無を示す情報及びデータの転送が完了したことを示す情報が含まれていること
    を特徴とする請求項1記載のデータ転送方法。
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