JP2007145109A - 車両用フード構造及びフードの補修方法 - Google Patents

車両用フード構造及びフードの補修方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、車両用フード構造及びフードの補修方法において、フード自体の生産コスト等も含めた生産性を向上しつつも、フードストライカが損傷した際の補修性を高めることで、ユーザの補修費用を抑え、省資源化を図ることができる車両用フード構造及びフードの補修方法を提供することを目的とする。
【解決手段】補修後のボンネットストライカは、固着型ボンネットストライカ10Aと異なり、固定ボルト42,42によって締結固定される別体型ボンネットストライカ10Bで構成している。
【選択図】図7

Description

この発明は、車両用フード構造及びフードの補修方法に関し、特に車両が側突荷重を受けた場合等に、フードを係止するフードストライカが損傷した際の補修性を向上する車両用フード構造及びフードの補修方法に関する。
従来から、車両用フードのフードストライカは、フードのインナパネルに固定されるストライカレインフォースメントに一体的に溶接(固着)して構成されるのが一般的である(下記特許文献1参照)。
このほかの構造としては、フードストライカをストライカレインフォースメントと別体に構成して、インナパネルを介してボルト等で固定する構造も知られている(下記特許文献2参照)。
しかし、フードストライカをボルト等で固定した場合には、フード形成後に組立工程でフードストライカをボルト締結する必要が生じ、予めフードストライカをストライカレインフォースメントに溶接してからフードを形成する場合に比して、工程を増加させてしまうという問題がある。また、ボルト等の部品点数も増加させてしまうことになりコストアップを招来するといった問題もある。
さらに、フードを鋼板等で構成した場合には、フードストライカ側も鉄材で構成されることから、フードストライカとフードの間に錆が生じるおそれが生じ、両者の間に防錆処理を施す必要があるといった問題もある。
そこで、車両用フードのフードストライカでは、前述したようにストライカレインフォースメントに一体的に溶接(固着)する構造が一般的である。
特開2002−87327号公報 特開平8−25965号公報
ところで、例えば、車両の軽度な側面衝突等により、車両前端部に車幅方向の荷重が作用して、シュラウドパネルが車幅方向に移動する衝撃を受けた場合には、シュラウドパネルに固定したフードラッチによって、フードストライカが車幅方向に引っ張られ、フードストライカのみが車幅方向に折れ曲がって損傷する場合がある。
このような場合に、前述のようなフードストライカを固着する構造であると、補修を行なう際、フードの組立体が全て溶接されているため、フードストライカだけでなくフード全体を交換しなければならない。
しかし、フード全体を交換するとなるとユーザの負担する補修費用が増加し、また、損傷の及んでいないフードを有効に利用することもできないため、省資源化を図ることもできないという問題が生じる。
そこで、本発明は、車両用フード構造及びフードの補修方法において、フード自体の生産コスト等も含めた生産性を向上しつつも、フードストライカが損傷した際の補修性を高めることで、ユーザの補修費用を抑え、省資源化を図ることができる車両用フード構造及びフードの補修方法を提供することを目的とする。
この発明の車両用フード構造は、車両前部又は後部を開閉自在に覆うフードと、該フードに固着され車体のフードラッチと係合可能なフードストライカと、を備えた車両用フード構造であって、前記フードストライカが損傷した後に、別体の補修用フードストライカを固定するための固定部材をフードに固着したものである。
上記構成によれば、固着したフードストライカが損傷した後、固定部材に別体の補修用フードストライカを固定するだけで、新たなフードストライカを構成できる。
このため、側面衝突等により、フードストライカのみが損傷した場合に、フード全体を交換することなく、フードを補修することができる。
なお、ここでの「フード」とは、車両前部に設置されるボンネットフードのみならず、車両後部のトランクリッドやハッチバックドア等を含む概念である。
また、「固定部材」とは、締結固定、係合固定、嵌合固定等に用いる固定部材を意味するもので、ボルトナットやリベット、クリップ等の固定部材を含む概念である。
この発明の一実施態様においては、前記フードを、外表面を形成するフードアウタパネルと、車両内方側面を形成するフードインナパネルとで構成し、前記固定部材を、フードアウタパネルとフードインナパネルの間に配設し、前記フードインナパネルに、前記固定部材をフード外部から目視可能な開口を設けたものである。
上記構成によれば、固定部材をフードアウタパネルとフードインナパネルとの間のフード内部に配設することで、補修前には目立たないようにしつつも、補修時には開口を介して固定部材を一見して確認しうるようにできる。
よって、作業者は、固定部材が目視できることで、補修方法を明確且つ容易に認識することができる。また、固定部材へアクセスするためにフードインナパネルへ穴あけする作業も不要であるため、穴あけのスキルや工数も必要とせず、補修作業を容易に行える。
この発明の一実施態様においては、前記フードアウタパネルとフードインナパネルの間に、前記固着したフードストライカを支持するストライカレインフォースメントを配置し、該ストライカレインフォースメントに、前記固定部材を設けたものである。
上記構成によれば、固着したフードストライカを支持するストライカレインフォースメントに固定部材を設けるため、固定部材をフードに組み付ける際に、固定部材だけ別工程で組み付けることなく、ストライカレインフォースメントと共に、組み付けることができる。
よって、固定部材をフードに組み付ける際の、作業性を向上することができる。
また、固着したフードストライカを支持するため比較的高い剛性を持つストライカレインフォースメントを利用して固定部材を取付けたため、補修用フードストライカの取付け剛性も確保できる。
この発明の一実施態様においては、前記補修用フードストライカを、前記固定部材に固定した状態で、該補修用フードストライカと固定部材との間に前記フードインナパネルとストライカレインフォースメントを介装したものである。
上記構成によれば、固定部材にフードストライカに固定した状態で、両者の間にインナパネルとストライカレインフォースメントが介装されることになる。
よって、補修用フードストライカの取付け剛性を、インナパネルとストライカレインフォースメントの二部品の剛性を利用して高めることができる。
この発明の一実施態様においては、前記固定部材をナット部材で形成し、該ナット部材に前記補修用フードストライカをボルト部材により該ナット部材に締結固定可能に構成したものである。
上記構成によれば、フード側にナット部材を設けて、補修用フードストライカをボルト部材で締結固定することになる。
このため、フード側にボルト部材を設けてナット部材で締結固定する場合に比べ、フード側からの突出部材により車体側のレイアウト自由度を低下させることがないだけでなく、補修用フードストライカのボルト部材への差し込み等の作業が不要となり、補修作業を容易に行なうことができる。
また、ボルトとナットの締結部材で締結固定することにより取付け強度も十分に確保することができる。
よって、補修作業をより容易に行なうことができ、補修用フードストライカの取付け固定強度も高めることができる。
この発明の一実施態様においては、前記補修用フードストライカを固定した状態で、前記固着したフードストライカと略同一位置に該補修用フードストライカが固定されるように設定したものである。
上記構成によれば、補修前と補修後でフードストライカの位置を略一致させることができる。
よって、フードストライカと係合する車体側のフードラッチの大幅な位置調整が不要となり、フードの補修作業をより容易に行なうことができる。
この発明の一実施態様においては、前記固着したフードストライカの少なくとも一部を除去するとともに、前記補修用フードストライカを固定した状態で、該除去部分を、前記補修用フードストライカで覆うように設定したものである。
上記構成によれば、固着したフードストライカの一部を除去した後、その除去部分を、補修後に補修用フードストライカを利用して覆うことになる。
このため、損傷したフードストライカの除去部分(除去痕)が外部から視認できなくなり、外観上の見栄えが向上する。
よって、補修用フードストライカを、外観を向上する補修部材としても兼用することができる。
この発明のフードの補修方法は、車両前部又は後部を開閉自在に覆うフードと、フードに固着され車体のフードラッチと係合可能なフードストライカとを備え、該フードストライカが損傷した後のフードの補修方法であって、前記フードストライカの位置に補修空間を確保する空間確保ステップと、前記補修空間に補修用フードストライカを位置させるように、前記フードに固着された固定部材を介して該補修用フードストライカをフードに固定する固定ステップとを備える補修方法である。
上記構成によれば、空間確保ステップで、損傷したフードストライカを除去する等の作業で、補修空間を確保する。そして、固定ステップで、補修用フードストライカを、フードに固着された固定部材を介してフードに固定することになる。
これにより、損傷したフードストライカの除去等をした後に、補修用フードストライカを固定するだけで、フードストライカを修復できる。このため、固着したフードストライカを採用したフードであっても、フードストライカのみを交換するだけで、フードを補修することができる。
よって、フード自体の生産性を向上しつつも、フードストライカの損傷した際の補修性を高めることで、ユーザの補修費用を抑え、省資源化を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、前記空間確保ステップの後に、補修用フードストライカとフードとの間に防錆処理を施す防錆ステップを備える補修方法である。
上記構成によれば、損傷したフードストライカを除去等した後、補修用フードストライカを固定する前に、防錆ステップで、補修用フードストライカとフードとの間に防錆処理を施すことになる。
このため、フードを鋼板で構成した場合でも、補修用フードストライカとフードとの間で錆が生じることがなく、補修後のフードの品質を長期間に亘って保つことができる。
よって、フードストライカのみを交換する補修方法によっても、フードの品質を悪化させることがなく、十分にフードとしての品質を維持することができる。
この発明の一実施態様においては、前記固定ステップの後に、フードラッチの車体に対する固定位置を調整する調整ステップを備える補修方法である。
上記構成によれば、補修用フードストライカを固定した後に、調整ステップでフードラッチの車体に対する固定位置を調整することになる。
このため、補修用フードストライカとフードラッチとの係合関係を補修後であっても安定させることができ、補修後のフードの開閉操作をスムーズに行うことができる。
よって、フードストライカのみを交換する補修方法であっても、フード開閉の操作性の悪化を招くことはなく、品質悪化を防ぐことができる。
この発明の一実施態様においては、前記空間確保ステップが、フードストライカの少なくとも一部を除去する作業である補修方法である。
上記構成によれば、損傷したフードストライカを除去することで、補修空間を確実に確保することができるため、補修用フードストライカの位置決めを確実に行なうことができる。
この発明によれば、固着したフードストライカが損傷した後、固定部材で別体の補修用フードストライカを固定することで、新たなフードストライカを構成できる。
このため、例えば、側面衝突等があり、フードストライカが損傷した場合に、フード全体を交換することなく、フードストライカのみを交換するだけで、フードを補修することができる。
よって、車両用フード構造及びフードの補修方法において、固着したフードストライカとすることで、フード自体の生産コスト等の生産性を向上しつつ、フードストライカが損傷した際、フードストライカのみを交換することで補修性を高めて、ユーザの補修費用を抑え、省資源化を図ることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
まず、図1、図2により、本発明の車両用フード構造が採用された車両について説明する。図1は車両前部の前方斜視図で、図2はバンパーを外した状態の車両前部の一部透過斜視図である。
図1に示すように、本実施形態の車両1は、車両前端部に車幅方向に延びるバンパー2を備え、その上方に、フロントグリル3とヘッドランプ4を備え、さらにその上方位置に、車両後方側及び車幅方向に広がるボンネットフード5(以下、ボンネット)を備え、さらに車両側部にはフロントフェンダー6を備えている。
このうち、ボンネット5は、その後端部下面に、車幅方向に延びる回転軸を持ったボンネットヒンジ(図示せず)を備え、車両前部のエンジンルーム(図示せず)を開閉自在に覆うように構成している。
そして、図2に示すように、ボンネット5の前端部下面には、車体部材のシュラウドパネル9に係止されるボンネットストライカ10を設けている。
このボンネットストライカ10は、ボンネット5に溶接によって固定される固着型ボンネットストライカ10Aであり、後述するラッチ機構を介してシュラウドパネル9に係止されるように、下方に突出する略U字形状の係合部11を有している。
この略U字形状の係合部11は、車両前後方向に延びるように形成されている。このため、この係合部11は、車両前後方向の剛性は高いが、車幅方向の剛性は低い。
したがって、側面衝突荷重(矢印)が入力されると、車幅方向に移動するシュラウドパネル9に引っ張られ、ボンネットストライカ10Aが容易に折れ曲がる(一点鎖線に示すボンネットストライカ参照。)という問題がある。
なお、図1に示す7はフロントウィンドガラス、8は前輪である。
図3、図4にボンネットストライカ周辺の詳細構造を示す。図3はボンネットの前端部下面を車両下方側から見た下方斜視図、図4は図3のA−A線で切断した状態の要部斜視断面図である。
ボンネット5は、車両外表面を形成するアウタパネル51と、内表面を形成するインナパネル52とによって構成されており、この両者を前端部等の周縁部53で接合することで閉断面の内部空間Sを形成している。この内部空間Sには、前述の固着型ボンネットストライカ10Aを支持するストライカレインフォースメント20を設置している。
ストライカレインフォースメント20は、逆ハット形状のブラケット部材で形成しており、インナパネル52前部に形成した車幅方向を長手とした略長方形形状の凹部54に中央部20aを接合し、前端部20b及び後端部20cをクッション材21,21を介してアウタパネル51に接合している。
このストライカレインフォースメント20には、前述の固着型ボンネットストライカ10Aの前端の固着部12と後端の固着部13が固着されており、固着型ボンネットストライカ10Aの係合荷重を支持するように構成している。
この固着型ボンネットストライカ10Aの固着部12,13は、共に車幅方向に伸び、前端の固着部12は左側に、後端の固着部13は右側に、互いに逆方向に延びるように形成されている(図3の破線参照)。
そして、インナパネル52の凹部54には、この固着型ボンネットストライカ10Aを挿通させる長孔形状の挿通孔55を形成している。この挿通孔55は、車幅方向中央で車両前後方向に延びるように形成している。
また、インナパネル52の凹部54には、この挿通孔55を挟んで車幅方向両側位置に円形の開口孔56,56を形成している。この開口孔56,56は後述する補修用の別体型ボンネットストライカ10Bを固定するために形成された開口である。
この開口孔56,56のインナパネル52の上面側(ボンネット5内部側)に位置するストライカレインフォースメント20には、図4に示すように、各開口孔56,56に対応して四角ウェルドナット30,30(図4では一方のみ)を接合している。
この四角ウェルドナット30は、後述する補修用の別体型ボンネットストライカ10Bをボンネット5に固定するための固定部材として機能するだけで、補修前においては、何らの機能も持たない。
図5、図6に、補修後のボンネットストライカ周辺の詳細構造を示す。図5は図3に対応する補修後の下方斜視図、図6は図5のB-B線で切断した状態の要部斜視断面図である。
図5に示すように、補修後のボンネットストライカは、前述の固着型ボンネットストライカ10Aと異なり、固定ボルト42,42によってボンネット5に締結固定される別体型ボンネットストライカ10Bで構成される。
この別体型ボンネットストライカ10Bは、略菱形形状のベースプレート40と下方に突出する略U字形状の係合部41で構成しており、車幅方向両側位置の貫通孔40a,40a(図7参照)を介して固定ボルト42,42によってボンネット5のインナパネル52に締結固定している。
この別体型ボンネットストライカ10Bは、剛性を確保するため、鉄材で構成している。また、固着型ボンネットストライカ10Aと同様の係合荷重を支持するため、固定ボルト42,42を介して強固なストライカレインフォースメント20に締結固定するように構成している。
図6に示すように、固定ボルト42を、前述の四角ウェルドナット30に締結固定することで、別体型ボンネットストライカ10Bは、補修後のボンネットストライカ10として、強固にボンネット5下面に固定される。
なお、この固定ボルト42,42の固定位置は、前記挿通孔55から離間した車幅方向両側位置に設定している。これは、この場所が固着型ボンネットストライカ10Aの損傷の影響を受けにくい場所であり、損傷後の補修においても、別体型ボンネットストライカ10Bを確実に締結固定することができるため、この位置に設定しているのである。
図7に、ボンネットストライカの補修前と補修時の状態を同時に示した斜視図を示す。
この図に示すように、ボンネットストライカは、補修前においては、ストライカレインフォースメント(図示せず)に固着した固着型ボンネットストライカ10Aで構成している。しかし、前述のように側面衝突荷重を受けると、容易に折れ曲がり(一点鎖線参照)、損傷してしまうため、補修時には、損傷したボンネットストライカ10Aを除去した上で、別体型ボンネットストライカ10Bを固定ボルト42,42の2本で締結固定して構成している。
すなわち、車両の生産完了時点(ラインオフ時)では、固着型ボンネットストライカ10Aで、ボンネットストライカを構成しつつも、補修後には、別体型ボンネットストライカ10Bで、ボンネットストライカを構成するようにしている。
このため、車両生産時におけるボンネット5の生産コストを抑えつつも、固着型ボンネットストライカ10Aが損傷した場合には、別体型ボンネットストライカ10Bによって、ボンネットストライカのみを交換することで、ボンネット5を補修することができる。
なお、この図にも示すように、インナパネルに設けた開口孔56、56は、四角ウェルドナット30内面のネジ溝30aがボンネット5外部から一見して確認できるように構成している。
図8は、図3のA−A線矢視断面図に、補修後の別体型ボンネットストライカとラッチ機構のラッチフックを追加して記載した概略断面図である。
この図に示すように、補修前の固着型ボンネットストライカ10Aと、補修後の別体型ボンネットストライカ10Bの位置は、ほぼ一致した位置に設定している。このため、補修前と補修後で、ボンネットストライカと係合するラッチ機構60(図12参照)の位置を前後方向等に大きく移動させる必要はない。
また、インナパネル52に形成した挿通孔55も、別体型ボンネットストライカ10Bのベースプレート40によって覆われるように設定している(図5参照)。このため、ボンネット5内部や固着型ボンネットストライカ10Aの除去痕等が外部に露出するのを防ぐことができる。
図9は、図5のC−C線矢視断面図を示し、補修用ボンネットストライカを固定する固定ボルトと四角ウェルドナットの締結固定部分を示す断面図である。
この締結固定部分では、別体型ボンネットストライカ10Bが固定ボルト42と四角ウェルドナット30によって締結固定されるが、この固定ボルト42と四角ウェルドナット30の間には、インナパネル52とストライカレインフォースメント20とが介装されるように設定している。
このため、インナパネル52の剛性とストライカレインフォースメント20との剛性により、この締結固定部分での剛性が高まり、別体型ボンネットストライカ10Bに作用する係合荷重に対しても、適切に支持剛性を確保することができる。
次に、図10の補修作業の流れを示したフローチャートで、ボンネットストライカの補修作業の各ステップについて説明する。
まず、S1で、側面衝突等により損傷した既存の固着型ボンネットストライカ10Aの除去作業を行なう。この除去作業では、サンダー等の切削工具によって固着型ボンネットストライカ10Aの係合部(一部)11を除去したり、又は、係合部11をさらに折り曲げたりすることにより、補修後の別体型ボンネットストライカ10Bの固定位置(補修空間)を確保する。
図11に、除去作業の後のボンネットストライカ周辺の詳細斜視図を示す。この図に示すように、固着型ボンネットストライカ10Aの係合部11を除去すると、ボンネット5下面に大きく突出する部分(係合部11)がなくなり、固着型ボンネットストライカ10Aの除去痕(固着部12,13)のみが外部に露出した状態となり、別体型ボンネットストライカ10Bの固定位置(補修空間)が確保される。
次に、S2で、防錆処理作業を行なう。この防錆処理は、インナパネル52の凹部54と、別体型ボンネットストライカ10Bのベースプレート40との合わせ面に、それぞれ防錆材を塗布することで行なう。これにより、ボンネット5を鋼板で構成しても、両者の間に錆が発生することはない。
そして、S3で、補修用の別体型ボンネットストライカ10Bの締結作業を行なう。このとき、前述の二本の固定ボルト42,42を四角ウェルドナット30,30に締結固定することで、別体型ボンネットストライカ10Bを固定する。
そして、最後にS4で、ラッチ機構60の調整作業を行なう。この調整作業は、ラッチ機構60の車幅方向の位置を調整する作業で、図12に示す構造で調整を行なう。
図12は、シュラウドパネル上部のラッチ機構周辺構造を車両前方側から見た詳細図である。この図に示すように、ラッチ機構60は、シュラウドパネル9の上部に設けたラッチ収容部91に収容され、左右一対の締結ボルト62,62でその位置を固定している。
ラッチ収容部91に車幅方向に延びる長孔形状の調整部92,92を形成して、締結ボルト62,62を車幅方向に移動させることで、ラッチ機構60の固定位置を車幅方向に調整するように構成している。
このラッチ機構60の調整作業により、補修後におけるラッチ機構60との係合関係を補修前の固着型ボンネットストライカ10Aとの係合関係と同様にすることができる。
以上の作業ステップによって、ボンネットストライカの補修作業が終了する。
このように、本実施形態の補修方法によると、車両の側面衝突等で、固着型ボンネットストライカ10Aが損傷した場合でも、この固着型ボンネットストライカ10Aのみを除去した後に、補修用の別体型ボンネットストライカ10Bを、新たにボンネット5に締結固定することで、ボンネット5を補修することができる。
次に、本実施形態の作用効果について、詳述する。
この実施形態によれば、固着型ボンネットストライカ10Aでボンネットストライカ10を構成しつつも、この固着型ボンネットストライカ10Aが損傷した場合には、固定部材を構成する四角ウェルドナット30に補修用の別体型ボンネットストライカ10Bを固定することで、新たなボンネットストライカ10を構成することになる。
このため、車両生産時においては、ボンネットストライカを固着型ボンネットストライカ10Aとすることで、部品点数、作業工程を削減して、さらに防錆処理も行なうことなく、ボンネット5を生産することができる。また、側面衝突等で固着型ボンネットストライカ10Aが損傷した場合には、ボンネット5全体を交換することなく、ボンネット5を補修することができる。
よって、車両生産時におけるボンネット5の生産コストを抑えてボンネット5自体の生産性を向上しつつも、ボンネット5が損傷した際の補修性を高めることで、ユーザの補修費用を抑え、省資源化を図ることができる。
なお、この実施形態ではボンネット5で説明したが、車両後部のトランクリッドやハッチバックドアで同様の構成を採用してもよい。
また、固定部材もこの実施形態のように四角ウェルドナット30に限定されず、例えば、リベット固定のための固定プレートや、クリップ固定のための固定プレート等であってもよい。
また、この実施形態では、四角ウェルドナット30をアウタパネル51とインナパネル52との間のボンネット5の内部空間Tに配設することで、補修前には目立たないようにしつつも、開口孔56,56を形成していることで、補修時には一見して四角ウェルドナット30を確認できる。
このため、作業者は、四角ウェルドナット30を容易に目視できることにより、補修方法を明確且つ容易に認識することができる。
また、インナパネルへの穴あけ作業も不要であることから、穴あけのスキルや工数も必要とせず、補修作業を容易に行える。
また、この実施形態では、固着型ボンネットストライカ10Aを支持するストライカレインフォースメント20に四角ウェルドナット30,30を固着したため、四角ウェルドナット30,30をボンネット5に組み付ける際に、四角ウェルドナット30,30だけを別工程で組み付ける必要はなく、ストライカレインフォースメント20を組み付けることによって、共に四角ウェルドナット30,30をボンネット5に組み付けることができる。
よって、四角ウェルドナット30をボンネット5に組み付ける際の作業性を向上することができる。
また、既存の固着型ボンネットストライカ10Aを支持するストライカレインフォースメント20を利用して、別体型ボンネットストライカ10Bの取付け剛性も確保できる。
また、この実施形態では、四角ウェルドナット30に別体型ボンネットストライカ10Bを固定した状態で、両者の間にインナパネル52とストライカレインフォースメント20が介装されることになる。
よって、補修用の別体型ボンネットストライカ10Bの取付け剛性を、インナパネル52とストライカレインフォースメント20とを利用して確保することができる。
また、この実施形態では、固定部材をナット部材である四角ウェルドナット30,30で構成し、補修用の別体型ボンネットストライカ10Bを、固定ボルト42,42で締結固定している。
このため、ボンネット5側に突出するボルト部材を設けて、ナット部材で締結固定する場合に比べて、ボンネット5側からの突出部材により車体側のレイアウト自由度を低下させることがないだけでなく、補修用の別体型ボンネットストライカ10Bのボルト部材への差し込み等の作業が不要となり、補修作業を容易に行なうことができる。
また、固定ボルト42,42と四角ウェルドナット30,30の締結部材で締結固定することで固定強度も十分に確保することができる。
また、この実施形態では、補修用の別体型ボンネットストライカ10Bの固定位置を、固着型ボンネットストライカ10Aの固定位置と略同一位置に設定しているため、補修前と補修後でボンネットストライカの位置をほぼ同じ位置とすることができる。
よって、ボンネットストライカと係合する車体側のラッチ機構60の大幅な位置調整が不要となり、ボンネット5の補修作業をより容易に行なうことができる。
また、この実施形態では、固着型ボンネットストライカ10Aの除去痕(除去部分)を、別体型ボンネットストライカ10Bで覆うように設定したため、損傷した固着型ボンネットストライカ10Aの除去痕が外部から視認できなくなり、外観上の見栄えも向上する。
よって、補修用の別体型ボンネットストライカ10Bを、外観を向上する補修部材としても兼用することができる。
この実施形態の補修方法では、損傷した固着型ボンネットストライカ10Aを除去又は折り曲げ等をした後で、補修用の別体型ボンネットストライカ10Bを固定するだけで、ボンネットストライカを補修できるため、固着型ボンネットストライカ10Aを採用したボンネット5であっても、ボンネットストライカが損傷した場合に、ボンネット5全体を交換しなくても、ボンネット5を補修することができる。
よって、ボンネット5自体の生産性を向上しつつも、ボンネットストライカが損傷した際の補修性を高めることで、ユーザの補修費用を抑え、省資源化を図ることができる。
また、この実施形態の補修方法では、損傷した固着型ボンネットストライカ10Aを除去等した後、補修用の別体型ボンネットストライカ10Bを固定する前に、別体型ボンネットストライカ10Bとボンネット5との間に防錆処理を施すため、ボンネット5を鋼板で構成した場合でも、別体型ボンネットストライカ10Bとボンネット5との間に錆が生じることがなく、補修後のボンネット5の品質を長期間に亘って保つことができる。
よって、ボンネットストライカのみを交換する補修方法によっても、ボンネット5の品質を悪化させることがなく、十分に品質を維持することができる。
なお、ボンネット5をアルミニウム合金等で構成した場合には、別体型ボンネットストライカ10Bとボンネット5との間に錆が生じにくいため、この防錆ステップがなくてもよい。
また、この実施形態の補修方法では、補修用の別体型ボンネットストライカ10Bを固定した後に、ラッチ機構60の車体に対する固定位置を調整するため、補修用の別体型ボンネットストライカ10Bとラッチ機構60との係合関係を安定させることができ、補修後のボンネット5の開閉操作をスムーズに行うことができる。
よって、ボンネットストライカのみを交換する補修方法であっても、ボンネット5開閉操作の操作性の悪化を招くことはなく、品質悪化を防ぐことができる。
以上、この発明の構成と、前述の実施形態との対応において、
この発明のフードは、ボンネット5に対応し、
以下、同様に、
フードストライカは、固着型ボンネットストライカ10Aに対応し、
別体の補修用フードストライカは、別体型ボンネットストライカ10Bに対応し、
固定部材は、四角ウェルドナット30に対応し、
開口は、開口孔56に対応し、
ボルト部材は、固定ボルト42に対応するも、
この発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、あらゆる車両用フード構造及びフードの補修方法に適用する実施形態を含むものである。
本発明の車両用フード構造が採用された車両の車両前部の前方斜視図。 バンパーを外した状態の車両前部の一部透過斜視図。 ボンネットの前端部下面を車両下方側から見た下方斜視図。 図3のA−A線で切断した状態の要部斜視断面図。 図3に対応する補修後の下方斜視図。 図5のB-B線で切断した状態の要部斜視断面図。 ボンネットストライカの補修前と補修時の状態を同時に示した斜視図。 図3のA−A線矢視断面図に別体型ボンネットストライカとラッチ機構のラッチフックを追加して記載した概略断面図。 図5のC−C線矢視断面図。 補修作業の流れを示したフローチャート。 除去作業の後のボンネットストライカ周辺の詳細斜視図。 ラッチ機構周辺構造を車両前方側から見た詳細図。
符号の説明
5…ボンネット(フード)
10…ボンネットストライカ
10A…固着型ボンネットストライカ
10B…別体型ボンネットストライカ
20…ストライカレインフォースメント
30…四角ウェルドナット(固定部材)
42…固定ボルト(ボルト部材)
52…インナパネル(フードインナパネル)
51…アウタパネル(フードアウタパネル)

Claims (11)

  1. 車両前部又は後部を開閉自在に覆うフードと、該フードに固着され車体のフードラッチと係合可能なフードストライカと、を備えた車両用フード構造であって、
    前記フードストライカが損傷した後に、別体の補修用フードストライカを固定するための固定部材を前記フードに固着した
    車両用フード構造。
  2. 前記フードを、外表面を形成するフードアウタパネルと、内表面を形成するフードインナパネルとで構成し、
    前記固定部材を、フードアウタパネルとフードインナパネルの間に配設し、
    前記フードインナパネルに、前記固定部材をフード外部から目視可能な開口を設けた
    請求項1記載の車両用フード構造。
  3. 前記フードアウタパネルとフードインナパネルの間に、前記固着したフードストライカを支持するストライカレインフォースメントを配置し、
    該ストライカレインフォースメントに、前記固定部材を固着した
    請求項2記載の車両用フード構造。
  4. 前記補修用フードストライカを、前記固定部材に固定した状態で、該補修用フードストライカと固定部材との間に前記フードインナパネルとストライカレインフォースメントを介装した
    請求項3記載の車両用フード構造。
  5. 前記固定部材をナット部材で形成し、
    該ナット部材に前記補修用フードストライカをボルト部材により締結固定可能に構成した
    請求項1〜4いずれか一項に記載の車両用フード構造。
  6. 前記補修用フードストライカを固定した状態で、前記固着したフードストライカと略同一位置に該補修用フードストライカが固定されるように設定した
    請求項1〜5いずれか一項に記載の車両用フード構造。
  7. 前記固着したフードストライカの少なくとも一部を除去するとともに、前記補修用フードストライカを固定した状態で、該除去部分を、前記補修用フードストライカで覆うように設定した
    請求項1〜6いずれか一項に記載の車両用フード構造。
  8. 車両前部又は後部を開閉自在に覆うフードと、フードに固着され車体のフードラッチと係合可能なフードストライカとを備え、該フードストライカが損傷した後のフードの補修方法であって、
    前記フードストライカの位置に補修空間を確保する空間確保ステップと、
    前記補修空間に補修用フードストライカを位置させるように、前記フードに固着された固定部材を介して該補修用フードストライカをフードに固定する固定ステップとを備える
    フードの補修方法。
  9. 前記空間確保ステップの後に、
    補修用フードストライカとフードとの間に防錆処理を施す防錆ステップを備える
    請求項8記載のフードの補修方法。
  10. 前記固定ステップの後に、
    フードラッチの車体に対する固定位置を調整する調整ステップを備える
    請求項8又は9記載のフードの補修方法。
  11. 前記空間確保ステップが、フードストライカの少なくとも一部を除去する作業である
    請求項8〜10いずれか一項に記載のフード補修方法。
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