JP2007144914A - スキージ及びこのスキージを用いた印刷方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷マスクの開口部における開口面積の大小に関わらず、クリーム半田をプリント配線板のパッドに精度良く安定して印刷することができる、スキージ及びこのスキージを用いた印刷方法を提供する。
【解決手段】金属製の第1の板状部2とゴム製の第2の板状部3とが貼り合わされ第2の板状部の端部が第1の板状部の端部よりも突出しこの第2の板状部の端部の第1の板状部側の縁部Aに稜線Rを施したスキージ1を準備し、プリント配線板10のパッド11と印刷マスク13の開口部12とが略一致するように位置決めを行った後、スキージの第1の板状部及び第2の板状部の各端部を所定の角度θで印刷マスクに接触させて、スキージ1を第1の板状部を有する面側を印刷方向として印刷マスクの面方向Bに移動させ、開口部にクリーム半田14を充填する。
【選択図】図4
【解決手段】金属製の第1の板状部2とゴム製の第2の板状部3とが貼り合わされ第2の板状部の端部が第1の板状部の端部よりも突出しこの第2の板状部の端部の第1の板状部側の縁部Aに稜線Rを施したスキージ1を準備し、プリント配線板10のパッド11と印刷マスク13の開口部12とが略一致するように位置決めを行った後、スキージの第1の板状部及び第2の板状部の各端部を所定の角度θで印刷マスクに接触させて、スキージ1を第1の板状部を有する面側を印刷方向として印刷マスクの面方向Bに移動させ、開口部にクリーム半田14を充填する。
【選択図】図4
Description
本発明は、スキージ及びこのスキージを用いた印刷方法に係る。
抵抗及びキャパシタ等のチップ部品やQFP(Quadratic Flat Package)部品等の表面実装部品をプリント配線板に実装するために、プリント配線板のパッド上にクリーム半田を予め印刷しておく。このクリーム半田の印刷方法として、一般的にステンシル法が用いられる。
ステンシル法とは、パッドを有するプリント配線板の表面に、このパッドに対応した開口部を有する印刷マスクを位置合わせして配置し、スキージを所定の圧力(印圧)で印刷マスクに押し付けると共に印刷マスクの面方向に移動することによって、印刷マスク上に予め塗布されたクリーム半田を開口部を通してパッドに印刷する方法である。
ステンシル法とは、パッドを有するプリント配線板の表面に、このパッドに対応した開口部を有する印刷マスクを位置合わせして配置し、スキージを所定の圧力(印圧)で印刷マスクに押し付けると共に印刷マスクの面方向に移動することによって、印刷マスク上に予め塗布されたクリーム半田を開口部を通してパッドに印刷する方法である。
また、スキージは、一般的に、ウレタン等の硬質ゴムからなるゴムスキージと、ステンレス等の金属からなるメタルスキージとがある。
以下に、図7〜図9を用いて、ゴムスキージ及びメタルスキージの問題点について、説明する。
図7は、ゴムスキージの問題点を説明するための模式的断面図である。
図8及び図9は、メタルスキージの問題点を説明するための模式的断面図である。
以下に、図7〜図9を用いて、ゴムスキージ及びメタルスキージの問題点について、説明する。
図7は、ゴムスキージの問題点を説明するための模式的断面図である。
図8及び図9は、メタルスキージの問題点を説明するための模式的断面図である。
まず、メタルスキージと比較したときのゴムスキージの問題点について、図7を用いて説明する。
ゴムスキージ101の印刷マスク102と接する側の角部Cが印刷マスク102の開口部103に充填されたクリーム半田104の上面部をかき取ってしまうため(図7(a)参照)、開口部103のクリーム半田104の量が不足し(図7(b)参照)、クリーム半田104の量が不足した状態で表面実装部品(図示せず)を実装すると、表面実装部品とプリント配線板105のパッド106との接着強度が不足する問題を生じる。
このように、クリーム半田の上面部をかき取ってしまう問題を、第1の問題点と称す。
ゴムスキージ101の印刷マスク102と接する側の角部Cが印刷マスク102の開口部103に充填されたクリーム半田104の上面部をかき取ってしまうため(図7(a)参照)、開口部103のクリーム半田104の量が不足し(図7(b)参照)、クリーム半田104の量が不足した状態で表面実装部品(図示せず)を実装すると、表面実装部品とプリント配線板105のパッド106との接着強度が不足する問題を生じる。
このように、クリーム半田の上面部をかき取ってしまう問題を、第1の問題点と称す。
また、第2の問題点として、ゴムスキージは、メタルスキージに比べて耐摩耗性に劣ることが挙げられる。即ち、ゴムスキージ101を繰り返し使用すると、その使用回数に伴ってゴムスキージ101の印刷マスクと接する側の角部Cが徐々に磨耗していく。角部C内における磨耗の度合いのばらつきが大きくなるため、クリーム半田104を開口部103に押し込む力のばらつきが大きくなり、、結果的に、印刷されたクリーム半田104の量のばらつきが大きくなる。
このようにクリーム半田104の量のばらつきが大きい状態で表面実装部品(図示せず)を実装すると、表面実装部品とプリント配線板105のパッド106との接着強度のばらつきが大きくなり、表面実装部品とプリント配線板105のパッド106との接着強度が不足する箇所が発生する。
このようにクリーム半田104の量のばらつきが大きい状態で表面実装部品(図示せず)を実装すると、表面実装部品とプリント配線板105のパッド106との接着強度のばらつきが大きくなり、表面実装部品とプリント配線板105のパッド106との接着強度が不足する箇所が発生する。
一方、メタルスキージは、上述したゴムスキージの第1及び第2の問題点を解決できるが、メタルスキージと印刷マスクとの平行度を厳しく管理しなければならない。
以下に、図8及び図9を用いて、メタルスキージにおける問題点を説明する。
図8は、メタルスキージ121の移動方向から見た側面図である。
また、図9(a)は、メタルスキージ121と印刷マスク122との間隙部123,127が生じた状態でクリーム半田124を印刷した場合の模式的断面図であり、図9(b)は、印刷終了後に、メタルスキージ121を上方に移動した状態を示す模式的断面図である。
以下に、図8及び図9を用いて、メタルスキージにおける問題点を説明する。
図8は、メタルスキージ121の移動方向から見た側面図である。
また、図9(a)は、メタルスキージ121と印刷マスク122との間隙部123,127が生じた状態でクリーム半田124を印刷した場合の模式的断面図であり、図9(b)は、印刷終了後に、メタルスキージ121を上方に移動した状態を示す模式的断面図である。
図8(a)に示すように、メタルスキージ121と印刷マスク122との平行度調整が不十分であると、メタルスキージ121と印刷マスク122との間隙部123が生じる。
また、図8(b)に示すように、パッド126を有するプリント配線板125が反っている場合にも、間隙部127が生じる。
また、図8(b)に示すように、パッド126を有するプリント配線板125が反っている場合にも、間隙部127が生じる。
そして、図9(a)に示すように、間隙部123(127)が生じた状態でクリーム半田124をプリント配線板125のパッド126に印刷しようとすると、間隙部123(127)が生じた範囲ではメタルスキージ121がクリーム半田124を印刷マスク122の開口部128内に押し込む力が不足するため、クリーム半田124が印刷マスク122の開口部128に完全に充填されないという問題を生じる場合がある。
クリーム半田124が印刷マスク122の開口部128に完全に充填されないと、印刷されたクリーム半田124の量が不足する。クリーム半田104の量が不足した状態で表面実装部品(図示せず)を実装すると、表面実装部品とプリント配線板125のパッド126との接着強度が不足する問題を生じる。
クリーム半田124が印刷マスク122の開口部128に完全に充填されないと、印刷されたクリーム半田124の量が不足する。クリーム半田104の量が不足した状態で表面実装部品(図示せず)を実装すると、表面実装部品とプリント配線板125のパッド126との接着強度が不足する問題を生じる。
また、図9(b)に示すように、メタルスキージ121がクリーム半田124を印刷マスク122の開口部127内に押し込む力が不足すると、印刷終了後に印刷マスク122をプリント配線板125から離脱した際に、印刷マスク122の開口部127内にクリーム半田124が残ってしまい、これにより、パッド126にクリーム半田124が印刷されなかったり、印刷されたクリーム半田124の量が不足するという問題が生じる場合がある。
このように、メタルスキージと印刷マスクとの間隙部が生じることにより、パッドにクリーム半田が印刷されなかったり、パッドに印刷されたクリーム半田の量が不足する問題を第3の問題点と称す。
そこで、上述した第1乃至第3の問題点を解決する手段が特許文献1に記載されている。
特許文献1の記載によれば、本体部がゴム部であり印刷マスクと接する側である下端部がメタル部である一体型スキージを用いることにより、上述した第1乃至第3の問題点を解決可能としている。
特開2000−025200号公報
特許文献1の記載によれば、本体部がゴム部であり印刷マスクと接する側である下端部がメタル部である一体型スキージを用いることにより、上述した第1乃至第3の問題点を解決可能としている。
ところで、近年の表面実装部品の小型化に伴ってプリント配線板のパッドの面積は小さくなってきており、それに伴って印刷マスクの開口部の面積も小さくなってきている。
このように、開口面積の小さい開口部に対して、特許文献1に記載のスキージ、即ち、本体部がゴム部であり先端部が金属部である一体型スキージでは、クリーム半田を印刷マスクの開口部に押し込む力が不足するため、プリント基板のパッドと開口部内のクリーム半田との接着性が不十分になり、その結果、印刷マスクの開口部にクリーム半田が残ってしまい、プリント基板のパッドにクリーム半田が印刷されなかったり、印刷されたクリーム半田の量が不足するといった不具合を生じる場合がある。
このように、開口面積の小さい開口部に対して、特許文献1に記載のスキージ、即ち、本体部がゴム部であり先端部が金属部である一体型スキージでは、クリーム半田を印刷マスクの開口部に押し込む力が不足するため、プリント基板のパッドと開口部内のクリーム半田との接着性が不十分になり、その結果、印刷マスクの開口部にクリーム半田が残ってしまい、プリント基板のパッドにクリーム半田が印刷されなかったり、印刷されたクリーム半田の量が不足するといった不具合を生じる場合がある。
一般的に、メタルスキージは、ゴムスキージに比べて、クリーム半田を印刷マスクの開口部に押し込む力が弱く、この一体型スキージの下端部は金属部であるので、一体型スキージのクリーム半田を押し込む力は一般的なメタルスキージと同等のため、上述した不具合が生じたものと考えられる。
このように、印刷マスクの特に開口面積の小さい開口部に対して、スキージのクリーム半田を押し込む力が不足することによって、パッドにクリーム半田が印刷されなかったり、印刷されたクリーム半田の量が不足するといった不具合を第4の問題点と称す。
このように、印刷マスクの特に開口面積の小さい開口部に対して、スキージのクリーム半田を押し込む力が不足することによって、パッドにクリーム半田が印刷されなかったり、印刷されたクリーム半田の量が不足するといった不具合を第4の問題点と称す。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、上述した第1〜第4の問題点を鑑みてなされたものであり、印刷マスクの開口部における開口面積の大小に関わらず、クリーム半田をプリント配線板のパッドに精度良く安定して印刷することができる、スキージ及びこのスキージを用いた印刷方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本願各発明は次の手段を有する。
1)クリーム半田をプリント配線板の表面に形成されたパッドに印刷するために用いられるスキージであって、金属製の第1の板状部(2)と、前記第1の板状部の一面側に貼り合わされたゴム製の第2の板状部(3)とを有し、前記第2の板状部は、印刷状態における前記プリント配線板側の側壁部を前記第1の板状部の側壁部側の対応する側壁部よりも突出させると共に、この突出部における前記一面側の縁部(A)を稜線R形状としたことを特徴とするスキージ(1)である。
2)1)項に記載のスキージ(1)を用いて、クリーム半田(14)をプリント配線板(10)の表面に形成されたパッド(11)に印刷する印刷方法において、前記パッドに対応する開口部(12)を有する印刷マスク(13)上に、前記開口部を残して前記クリーム半田を供給するクリーム半田供給工程と、前記クリーム半田が供給された前記印刷マスクを、前記パッドと前記開口部とが略一致するように、前記プリント配線板上に配置する位置合わせ工程と、前記印刷マスクに、前記スキージの前記第1の板状部及び前記第2の板状部の各前記側壁部を、所定の角度(θ)で接触させる接触工程と、前記スキージを、前記第1の板状部を有する面側を印刷方向として、前記印刷マスクの面方向(B)に沿って移動させ、前記開口部に前記クリーム半田を充填する工程と、を有することを特徴とするスキージを用いた印刷方法である。
1)クリーム半田をプリント配線板の表面に形成されたパッドに印刷するために用いられるスキージであって、金属製の第1の板状部(2)と、前記第1の板状部の一面側に貼り合わされたゴム製の第2の板状部(3)とを有し、前記第2の板状部は、印刷状態における前記プリント配線板側の側壁部を前記第1の板状部の側壁部側の対応する側壁部よりも突出させると共に、この突出部における前記一面側の縁部(A)を稜線R形状としたことを特徴とするスキージ(1)である。
2)1)項に記載のスキージ(1)を用いて、クリーム半田(14)をプリント配線板(10)の表面に形成されたパッド(11)に印刷する印刷方法において、前記パッドに対応する開口部(12)を有する印刷マスク(13)上に、前記開口部を残して前記クリーム半田を供給するクリーム半田供給工程と、前記クリーム半田が供給された前記印刷マスクを、前記パッドと前記開口部とが略一致するように、前記プリント配線板上に配置する位置合わせ工程と、前記印刷マスクに、前記スキージの前記第1の板状部及び前記第2の板状部の各前記側壁部を、所定の角度(θ)で接触させる接触工程と、前記スキージを、前記第1の板状部を有する面側を印刷方向として、前記印刷マスクの面方向(B)に沿って移動させ、前記開口部に前記クリーム半田を充填する工程と、を有することを特徴とするスキージを用いた印刷方法である。
上記の1)項及び2)項の各本発明によれば、印刷マスクの開口部における開口面積の大小に関わらず、クリーム半田をプリント配線板のパッドに精度良く安定して印刷することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態を、好ましい実施例により図1〜図6を用いて説明する。
図1は、本発明のスキージの実施例を説明するための模式的断面図である。
図2〜図5は、本発明のスキージ用いた印刷方法の実施例を説明するための模式的断面図である。
図6は、スキージのゴム部の押し込み量を説明するための模式的断面図である。
図1は、本発明のスキージの実施例を説明するための模式的断面図である。
図2〜図5は、本発明のスキージ用いた印刷方法の実施例を説明するための模式的断面図である。
図6は、スキージのゴム部の押し込み量を説明するための模式的断面図である。
まず、本発明のスキージの実施例について、図1を用いて説明する。
図1に示すように、スキージ1は、例えばステンレスからなる板状のメタル部2と、例えばウレタン等の硬質ゴムからなる板状のゴム部3とが一体化した構成になっている。このメタル部2とゴム部3とを、例えば接着剤を用いて貼り合わせることにより、一体化することができる。メタル部2の厚さt1は約0.2mmであり、ゴム部3の厚さt2は約9mmである。
また、スキージ1は、メタル部2と接する面側のゴム部3のエッジAに稜線Rを施し、エッジAを湾曲形状としている。エッジAの曲率半径r1は約9mmである。また、ゴム部3は、メタル部2の端面よりも突出しており、このゴム部3突出部の先端からメタル部2の端面までの長さL1は約6mmである。
図1に示すように、スキージ1は、例えばステンレスからなる板状のメタル部2と、例えばウレタン等の硬質ゴムからなる板状のゴム部3とが一体化した構成になっている。このメタル部2とゴム部3とを、例えば接着剤を用いて貼り合わせることにより、一体化することができる。メタル部2の厚さt1は約0.2mmであり、ゴム部3の厚さt2は約9mmである。
また、スキージ1は、メタル部2と接する面側のゴム部3のエッジAに稜線Rを施し、エッジAを湾曲形状としている。エッジAの曲率半径r1は約9mmである。また、ゴム部3は、メタル部2の端面よりも突出しており、このゴム部3突出部の先端からメタル部2の端面までの長さL1は約6mmである。
次に、図2〜図5を用いて、上述したスキージ1を用いたクリーム半田印刷方法について説明する。
図2に示すように、まず、表面実装部品等を実装するためのパッド11を有するプリント配線板10に対して、このパッド11に対応する開口部12を有する印刷マスク13を、パッド11と開口部12とが略一致するように位置決めする。
そして、上述したスキージ1を、所定の圧力(印圧ともいう)で印刷マスク13に押し付けて、スキージ1のメタル部2及びゴム部3と印刷マスク13とが接すると共に、印刷マスク13の面方向Bに所定の速度で移動させることにより、予め印刷マスク13上に塗布されたクリーム半田14を、プリント配線板10のパッド11上に印刷する。
この印刷において、スキージ1は、印刷方向である面方向B側がメタル部2側、印刷方向とは反対側がゴム部3側となる。
また、印刷条件として、印圧を0.2N/cm2、スキージ移動速度を25〜30mm/秒、スキージ1と印刷マスク13との接する角度θを60°(度)とした。
図2に示すように、まず、表面実装部品等を実装するためのパッド11を有するプリント配線板10に対して、このパッド11に対応する開口部12を有する印刷マスク13を、パッド11と開口部12とが略一致するように位置決めする。
そして、上述したスキージ1を、所定の圧力(印圧ともいう)で印刷マスク13に押し付けて、スキージ1のメタル部2及びゴム部3と印刷マスク13とが接すると共に、印刷マスク13の面方向Bに所定の速度で移動させることにより、予め印刷マスク13上に塗布されたクリーム半田14を、プリント配線板10のパッド11上に印刷する。
この印刷において、スキージ1は、印刷方向である面方向B側がメタル部2側、印刷方向とは反対側がゴム部3側となる。
また、印刷条件として、印圧を0.2N/cm2、スキージ移動速度を25〜30mm/秒、スキージ1と印刷マスク13との接する角度θを60°(度)とした。
以下に、スキージ1により、クリーム半田14が印刷マスク13の開口部12内に充填され、この充填されたクリーム半田14がプリント配線板10のパッド11に印刷される様子を、詳細に説明する。
図3は、図2の状態からスキージ1が面方向Bにさらに移動し、スキージ1のメタル部2が開口部12上を通過したときの状態を表している。
図3に示すように、クリーム半田14は、スキージ1のメタル部2により、印刷マスク13の開口部12に充填される。スキージ1のメタル部2はゴム部3よりもクリーム半田14を印刷マスク13の開口部12に押し込む力が弱いので、この状態では、クリーム半田14とパッド11との接着性は十分でない場合がある。
図3に示すように、クリーム半田14は、スキージ1のメタル部2により、印刷マスク13の開口部12に充填される。スキージ1のメタル部2はゴム部3よりもクリーム半田14を印刷マスク13の開口部12に押し込む力が弱いので、この状態では、クリーム半田14とパッド11との接着性は十分でない場合がある。
図4は、図3の状態からスキージ1が面方向Bにさらに移動し、スキージ1のゴム部3が開口部12上に位置したときの状態を表している。
図4に示すように、スキージ1のゴム部3のエッジAの一部は、印刷マスク13の表面よりもパッド11側に位置している。このため、スキージ1のゴム部3の弾性力を利用して、クリーム半田14を印刷マスク13の開口部12に十分な力で押し込めるので、クリーム半田14とパッド11との十分な接着性が得られる。
また、スキージ1のメタル部2がストッパとして機能し、スキージ1のゴム部3のエッジAは湾曲形状を有しているため、このエッジAによる開口部12内のクリーム半田14の上面部のかき取りを抑制することができる。
図4に示すように、スキージ1のゴム部3のエッジAの一部は、印刷マスク13の表面よりもパッド11側に位置している。このため、スキージ1のゴム部3の弾性力を利用して、クリーム半田14を印刷マスク13の開口部12に十分な力で押し込めるので、クリーム半田14とパッド11との十分な接着性が得られる。
また、スキージ1のメタル部2がストッパとして機能し、スキージ1のゴム部3のエッジAは湾曲形状を有しているため、このエッジAによる開口部12内のクリーム半田14の上面部のかき取りを抑制することができる。
図5は、図4の状態からスキージ1が面方向Bにさらに移動し、スキージ1のゴム部3が開口部12上を完全に通過した後、印刷マスク13を上方に移動したときの状態を表している。
図5に示すように、クリーム半田14とパッド11とは十分な接着性を有しているので、印刷マスク13の開口部12内のクリーム半田14を、精度良く安定してプリント配線板10のパッド11に印刷することができる。
図5に示すように、クリーム半田14とパッド11とは十分な接着性を有しているので、印刷マスク13の開口部12内のクリーム半田14を、精度良く安定してプリント配線板10のパッド11に印刷することができる。
本発明によれば、スキージ1のメタル部2がストッパとして機能し、また、スキージ1のゴム部3のエッジAは湾曲形状を有しているため、このエッジAによる開口部12内のクリーム半田14の上面部のかき取りを抑制することができる。
従って、上述した第1の問題点を解決することができる。
従って、上述した第1の問題点を解決することができる。
また、本発明によれば、スキージ1のメタル部2がストッパとして機能し、スキージ1のゴム部3にかかる印圧をこのメタル部2により抑制することができるため、スキージ1のゴム部3の磨耗を低減することができる。
従って、上述した第2の問題点を解決することができる。
従って、上述した第2の問題点を解決することができる。
また、本発明によれば、スキージ1のゴム部3の弾性を利用して、スキージ1のメタル部2と印刷マスク13とを密着させることができる。そして、スキージ1のメタル部2と印刷マスク13との間隙部が生じたとしても、スキージ1のゴム部3によりクリーム半田14を開口部12に十分な力で押し込めるので、クリーム半田14を精度良く安定してプリント配線板10のパッド11に印刷することができる。
従って、上述した第3の問題点を解決することができる。
従って、上述した第3の問題点を解決することができる。
また、本発明によれば、スキージ1のメタル部2によりクリーム半田14を開口部12に充填し、この充填されたクリーム半田14を、スキージ1のゴム部3によりプリント配線板10のパッド11に十分な力で押し込めるので、印刷マスク13の開口部12内のクリーム半田14を、精度良く安定してプリント配線板10のパッド11に印刷することができる。
従って、上述した第4の問題点を解決することができる。
従って、上述した第4の問題点を解決することができる。
本発明の実施例は、上述した構成及び手順に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形例としてもよいのは言うまでもない。
例えば、実施例では、スキージ1のメタル部2の厚さt1を約0.2mm、ゴム部3の厚さt2を約9mm、ゴム部3の先端部からメタル部2の端面までの長さL1を約6mm、スキージ1と印刷マスク13との接する角度θを60°(度)とした。これにより、図6に示すように、開口部12における印刷マスク13の表面からスキージ1のゴム部3の下端までの距離(押し込み量と称す)L2は約0.7mmとなるが、これに限定されるものではない。
即ち、印刷マスク13の厚さ、印刷マスク13の開口部12の開口面積及び開口形状に対応して、最適な押し込み量L2を設定すれば良い。
即ち、印刷マスク13の厚さ、印刷マスク13の開口部12の開口面積及び開口形状に対応して、最適な押し込み量L2を設定すれば良い。
この押し込み量L2は、スキージ1のメタル部2の厚さ、ゴム部3の厚さt2、ゴム部3の先端部からメタル部2の端面までの長さL1、及びスキージ1と印刷マスク13との接する角度θにより、設定することができる。
また、スキージ1のゴム部3において、メタル部2と接する面側のゴム部3の少なくともエッジAに稜線Rを施してエッジAを湾曲形状とすればよい。従って、エッジA以外のゴム部3の角部の形状は特定しない。また、スキージ1のゴム部3のエッジAの曲率半径r1は大きいほどよく、好ましくは、ゴム部3の厚さt2と曲率半径r1とが、r1≧t2の関係を満たすことが好ましい。
ゴム部3のエッジAの曲率半径r1が大きいほど、ゴム部3と開口部12内のクリーム半田14との接触面積を大きくすることができるので、クリーム半田14の上面部のかき取りをより抑制し、ゴム部3によって開口部12内のクリーム半田14をより均一に押し込むことができる。
ゴム部3のエッジAの曲率半径r1が大きいほど、ゴム部3と開口部12内のクリーム半田14との接触面積を大きくすることができるので、クリーム半田14の上面部のかき取りをより抑制し、ゴム部3によって開口部12内のクリーム半田14をより均一に押し込むことができる。
1 スキージ、 2 メタル部、 3 ゴム部、 10 プリント配線板、 11 パッド、 12 開口部、 13 印刷マスク、 14 クリーム半田、 t1,t2 厚さ、 A エッジ部、 r1 曲率半径、 L1 長さ、 B 面方向、 θ 角度、 L2 押し込み量
Claims (2)
- クリーム半田をプリント配線板の表面に形成されたパッドに印刷するために用いられるスキージであって、
金属製の第1の板状部と、
前記第1の板状部の一面側に貼り合わされたゴム製の第2の板状部とを有し、
前記第2の板状部は、印刷状態における前記プリント配線板側の側壁部を前記第1の板状部側の対応する側壁部よりも突出させると共に、この突出部における前記一面側の縁部を稜線R形状としたことを特徴とするスキージ。 - 請求項1に記載のスキージを用いて、クリーム半田をプリント配線板の表面に形成されたパッドに印刷する印刷方法において、
前記パッドに対応する開口部を有する印刷マスク上に、前記開口部を残して前記クリーム半田を供給するクリーム半田供給工程と、
前記クリーム半田が供給された前記印刷マスクを、前記パッドと前記開口部とが略一致するように、前記プリント配線板上に配置する位置合わせ工程と、
前記印刷マスクに、前記スキージの前記第1の板状部及び前記第2の板状部の各前記側壁部の各縁部を、所定の角度で接触させる接触工程と、
前記スキージを、前記第1の板状部を有する面側を印刷方向として、前記印刷マスクの面方向に沿って移動させ、前記開口部に前記クリーム半田を充填する工程と、
を有することを特徴とするスキージを用いた印刷方法。
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JP2005345264A JP2007144914A (ja) | 2005-11-30 | 2005-11-30 | スキージ及びこのスキージを用いた印刷方法 |
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US7802516B2 (en) * | 2007-12-25 | 2010-09-28 | Fujitsu Limited | Screen printing method and apparatus including two squeegees with different lengths and pressures |
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-
2005
- 2005-11-30 JP JP2005345264A patent/JP2007144914A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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