JP2007143958A - 遊技機、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】移行契機役が内部入賞状態であることを、遊技媒体の払い出し時期の変化によって報知することができる遊技機、プログラム及び記憶媒体を提供する。
【解決手段】BBやRBが内部入賞状態でないときには、全てのストップボタン19a〜19cの押下解除に応じて、払出部42が、ホッパー装置32を作動させてメダルを払い出すことを開始し、BBやRBが内部入賞状態であるときには、第1〜第3リール15a〜15cを停止させるために次々と押下されたストップボタン19a〜19cの、最後のものの押下状態が継続されている状態で、特別払出部43が、ホッパー装置32を作動させてメダルを払い出すことを開始する。
【選択図】図4

Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場で使用される遊技機に関するものである。
本明細書中では遊技機の1つとしてパチスロ機を例に上げて説明しているため、遊技を行うための遊技媒体としてメダルを用いて説明するが、遊技媒体としてはパチンコ玉など他の媒体も含む。また、「メダルの投入」には、実際にメダル投入口にメダルを投入することの他に、クレジットされたメダルをベットボタンなどにより投入(ベット)することを含む。さらに、ハズレ及び複数種類の当選役のいずれかを決定する抽選を当選役抽選、当選役を構成する図柄を入賞有効ライン上に揃えた状態を入賞、当選役抽選により当選役に当選し、これが入賞されるまでの状態を内部入賞状態とする。
パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるパチスロ機と称されるスロットマシンの多くは、ビッグボーナス(BB)モードやレギュラーボーナス(RB)モードといった、遊技者に有利な遊技状態へ移行することによって遊技を興趣に富んだものとしている。これらの遊技状態へは、抽選によって決定された特定の当選役(移行契機役)が入賞することを契機として移行することが多く、また、抽選によって決定された移行契機役が入賞しなかった場合には、この移行契機役の内部入賞状態が次回の遊技に持ち越しとなることが多い。近年のパチスロ機では、例えば液晶パネル、音声、ランプなどのデバイスによって、抽選によって決定された移行契機役が内部入賞状態であることを報知するものが主流となっている。報知を行うことによって、遊技の知識が乏しい初心者でも入賞させるべき移行契機役を察知することができるので、初心者が遊技に対する不公平感を抱くことを防止できる。
パチスロ機の多くは、停止スイッチ(ストップボタン)が押下されることに応じて停止したリールの停止態様が入賞であるときには、設定枚数のメダルが払い出される(特許文献1)ようになっている。入賞に基づくメダルの払い出しはストップボタンの押下解除に応じて行われるものが多い。
特開平06−47130
しかしながら、上記のようなパチスロ機では、抽選によって決定された移行契機役が内部入賞状態であることを報知するために、液晶パネル、音声、ランプなどのデバイスを別途用意しなければならない。また、遊技の基本的な興趣である、メダルを得られるか否かということと直接関連していないため、遊技者によっては報知に気付かないおそれもある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、移行契機役が内部入賞状態であることを、遊技媒体の払い出し時期の変化によって報知することができる遊技機、プログラム及び記憶媒体を提供することを目的とする。
本発明の遊技機は、ストップボタンの押下に応じて停止するリールと、前記リールの停止態様が入賞であるときに前記ストップボタンの押下解除に応じて遊技媒体の払い出しを開始する払出手段を備えた遊技機において、前記リールの停止態様が入賞であり、遊技者に有利な遊技状態へ移行する契機となる当選役の内部入賞状態が次回の遊技に持ち越されているときに、前記リールを停止させるために押下された前記ストップボタンの押下状態が継続されている状態で、前記ストップボタンが押下されたときからの経過時間に基づく時期に遊技媒体の払い出しを開始する特別払出手段を備えたことを特徴とするものである。
また、前記特別払出手段による遊技媒体の払い出しの開始時期を、複数の異なる時期の内から抽選によって選択する払出開始時期選択手段を備えることが好適である。
また、前記特別払出手段による遊技媒体の払い出しを、抽選を行った結果に基づいて禁止する特別払出禁止手段を備えることが好適である。
本発明のプログラムは、ストップボタンの押下に応じてリールを停止させる停止制御手段と、前記リールの停止態様が入賞であるときに前記ストップボタンの押下解除に応じて遊技媒体の払い出しを開始する払出手段と、前記リールの停止態様が入賞であり、遊技者に有利な遊技状態へ移行する契機となる当選役の内部入賞状態が次回の遊技に持ち越されているときに、前記リールを停止させるために押下された前記ストップボタンの押下状態が継続されている状態で、前記ストップボタンが押下されたときからの経過時間に基づく時期に遊技媒体の払い出しを開始する特別払出手段として遊技機のコンピュータを機能させるためのものである。
本発明の記憶媒体は、ストップボタンの押下に応じてリールを停止させる停止制御手段と、前記リールの停止態様が入賞であるときに前記ストップボタンの押下解除に応じて遊技媒体の払い出しを開始する払出手段と、前記リールの停止態様が入賞であり、遊技者に有利な遊技状態へ移行する契機となる当選役の内部入賞状態が次回の遊技に持ち越されているときに、前記リールを停止させるために押下された前記ストップボタンの押下状態が継続されている状態で、前記ストップボタンが押下されたときからの経過時間に基づく時期に遊技媒体の払い出しを開始する特別払出手段として遊技機のコンピュータを機能させるプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能なものである。
本発明の遊技機は、リールの停止態様が入賞であり、遊技者に有利な遊技状態へ移行する契機となる当選役の内部入賞状態が次回の遊技に持ち越されているときに、特別払出手段が、リールを停止させるために押下されたストップボタンの押下状態が継続されている状態で、ストップボタンが押下されたときからの経過時間に基づく時期に、遊技媒体の払い出しを開始するので、移行契機役が内部入賞状態であることを、遊技媒体の払い出し時期の変化によって報知することができる。
また、特別払出手段による遊技媒体の払い出しの開始時期を、複数の異なる時期の内から抽選によって選択する払出開始時期選択手段を備えることによって、移行契機役が内部入賞状態であるときに、特別払出手段が遊技媒体の払い出しを開始する時期が変化するので、遊技者に、特別払出手段による払い出しが行われるか否かといった興趣を、複数の異なる時期に与えることができる。
また、特別払出手段による遊技媒体の払い出しを、抽選を行った結果に基づいて禁止する特別払出禁止手段を備えることによって、移行契機役が内部入賞状態であっても特別払出手段が遊技媒体の払い出しを行わない場合が抽選によって生じるので、遊技者に、特別払出手段による払い出しが行われるか否かといった興趣を与えることができる。
図1にスロットマシン(遊技機)10の外観を示し、先ず、スロットマシン10の遊技の流れの概略を説明する。スロットマシン10には、通常モード、BBモード及びRBモードの3種類の遊技モードが設定されている。通常モードでの当選役抽選で、BBモードに移行する契機となる当選役のBBに当選し、BBを構成する図柄を入賞させると通常モードからBBモードに移行する。BBが当選した遊技でBBを構成する図柄が入賞しなかったときには、次回以降の遊技でBBを構成する図柄が入賞されるまで、BBの内部入賞状態は継続する。通常モードでの当選役抽選で、RBモードに移行する契機となる当選役のRBに当選し、RBを構成する図柄を入賞させるとRBモードに移行する。RBが当選した遊技でRBを構成する図柄が入賞しなかったときには、次回以降の遊技でRBを構成する図柄が入賞されるまで、RBの内部入賞状態は継続する。
RBモードでは、1枚のメダルをベットして遊技が行われ、予め設定された当選役(通常モードでは入賞しない)に当選させるか否かが決定される。この当選役の当選確率は、RBモードにおける殆どの遊技で当選するように設定されている。即ち、RBモードでは通常モードよりもペイアウト率が高く、遊技者に有利な遊技状態となる。RBモードは、12回の遊技が行われるか又は予め設定された当選役を構成する図柄が8回入賞すると終了する。BBモードでは、3枚のメダルをベットしてRB導入ゲームが行われ、このRB導入ゲームにおいてRB移行役を構成する図柄が入賞するとRBモードに移行する。なお、RB導入モードでは小役の当選確率が通常モードよりも高くなっており、遊技者に有利な遊技状態となる。BBモードは、RB導入ゲームが30回行われるか又はRBモードに3回移行すると終了する。
スロットマシン10には、収納箱11と前面扉12とからなる筐体13が設けられている。前面扉12には表示窓14が設けられている。表示窓14の奥には第1リール15a、第2リール15b、第3リール15cが回転自在に組み込まれている。第1〜第3リール15a〜15cの外周には複数種類の図柄が一定の間隔で配列されている。第1〜第3リール15a〜15cが停止した状態では表示窓14を通して1リール当たり3個の図柄が観察できる。そして、各リールの図柄を1個ずつ組み合わせた直線状の入賞有効ライン(図中二点鎖線で図示)が横3本と斜め2本との合計5本設定されている。
メダル投入口16から1枚のメダルを投入したときには中段の入賞有効ラインが有効化される。2枚のメダルを投入したときには中段の入賞有効ラインに上段及び下段の入賞有効ラインを加えた横3本の入賞有効ラインが有効化される。3枚のメダルを投入したときには上段、中段、下段の3本に斜めの2本を加えた合計5本の入賞有効ラインが有効化される。
スロットマシン10では、50枚を限度にメダルをクレジット(貯留)することが可能になっている。表示窓14の下方に配置された操作パネルにはベットボタン17が設けられている。ベットボタン17を押下するとクレジットされているメダルがベットされる。
メダルの投入後にスタートレバー18が押下されると第1〜第3リール15a〜15cが一斉に回転する。第1〜第3リール15a〜15cが回転を開始してから一定時間が経過するとストップボタン19a〜19cの操作が有効化される。ストップボタン19a〜19cの操作が有効化されると、ストップボタン19a〜19cが押下されたことに応答してそれぞれに対応する第1〜第3リール15a〜15cが個別に停止する。
停止した第1〜第3リール15a〜15cの態様が入賞であるときには、入賞した当選役の種類に基づく規定枚数のメダルが払出口20から遊技者に払い出される。前面扉12の下部には、払出口20から払い出されたメダルを受けるメダル受け皿21が設けられている。
表示窓13の上方には液晶パネル22が設けられている。液晶パネル22を用いて、例えば文字やキャラクターなどを表示することによって、BBやRBに当選したか否かを示唆又は報知する演出や、BBやRBが内部入賞状態であることを示唆又は報知する演出が例えばアニメーションを利用するなどして実行される。
図2に示すように、筐体13内には、スロットマシン10を管制するCPU30(図3に図示)等が組み込まれた制御基板31、第1〜第3リール15a〜15c、ホッパー装置32等が設けられている。ホッパー装置32には、メダル投入口16から投入されたメダルが、メダル投入口16の下方に設けられたメダルセレクタ25及びメダル案内部材26を経て投下される。ホッパー装置32は、メダルを貯留する貯留タンク32bを上部に備え、遊技においてメダルの払い出しを伴う当選役を構成する図柄が入賞した場合には、当選役の種類に基づく枚数のメダルを、内蔵するモータの駆動によって1枚ずつメダル出口32cから払出口20に送り出す。
図3に示すように、スロットマシン10の作動は基本的にCPU30及びメモリ40を含む制御基板31によって管制される。CPU30には、CPU30の動作を制御する制御部(停止制御手段)30aの他、後述する、当選役決定部41、払出部(払出手段)42、特別払出部(特別払出手段)43、払出開始時期選択部(払出開始時期選択手段、特別払出禁止手段)44などが設けられている。
メダルセンサ33はメダルセレクタ25に設けられ、メダル投入口16から投入された適正なメダルを検知し、メダルの検知信号を制御部30aに入力する。制御部30aは、投入された1〜3枚のメダルの枚数をメダルセンサ33からの検知信号に基づいて計数し、有効化する入賞有効ラインの本数を決定する。なお、ベットボタン17が押下された場合には、ベットボタン17の操作信号が入力された回数に基づいて制御部30aは有効化する入賞有効ラインの本数を決定する。
スタート信号センサ34はスタートレバー18が押下されたことを検知する。スタートレバー18の押下が検知されると、遊技スタート信号がスタート信号センサ34から制御部30aに入力される。遊技スタート信号が入力されると同時に制御部30aは第1〜第3リール15a〜15cを回転させ、メモリ40のROM領域に格納されたプログラムにしたがって遊技の処理を開始する。
各リールの駆動及び停止制御は制御部30aによって、リール駆動コントローラを介して行われる。第1〜第3リール15a〜15cはそれぞれステッピングモータ36a〜36cの駆動軸に取り付けられている。そして、各ステッピングモータ36a〜36cの駆動を制御することにより第1〜第3リール15a〜15cの制御が行われる。なお、メモリ40のRAM領域は、毎回の遊技ごとに利用されるフラグやデータなどの一時的保管や書き換えなどに用いられる。
ステッピングモータ36a〜36cは、制御部30aから供給された駆動パルスの個数に応じた回転角で回転する。このため、制御部30aは、ステッピングモータ36a〜36cに供給する駆動パルスの個数を制御することによって第1〜第3リール15a〜15cの回転角を制御し、駆動パルスの供給を絶つことによりリールの停止位置を決定する。また、第1〜第3リール15a〜15cには、その基準位置に反射信号部37a〜37cが一体に形成されている。そして、第1〜第3リール15a〜15cが1回転するごとにフォトセンサ38a〜38cがそれぞれの反射信号部37a〜37cの通過を検知する。フォトセンサ38a〜38cによる検知信号は、リールの基準位置を示すリセット信号として制御部30aに入力される。第1〜第3リール15a〜15cの外周面は所定の範囲ごとに複数のコマに区画され、各コマには図柄が1個づつ割り当てられている。
制御部30aには、各々のステッピングモータ36a〜36cに供給された駆動パルスの個数を計数するパルスカウンタが設けられている。制御部30aは、フォトセンサ38a〜38cからリセット信号が入力されたときに、対応するパルスカウンタのカウント値をクリアする。したがって、それぞれのパルスカウンタには、各リールの1回転内の回転角に対応した駆動パルスの個数が逐次に更新しながら保存されることになる。
メモリ40のROM領域には図柄テーブルが格納されている。図柄テーブルでは、各リールの基準位置からの回転角に対応した駆動パルスの個数と、第1〜第3リール15a〜15cに配列された図柄を示す図柄コードとが対応づけられている。制御部30aは、この図柄テーブルを参照しながら、リールごとにパルスカウンタのカウント値を監視することによって、例えば中段の入賞有効ライン上にどの図柄が移動してきているのかを識別でき、また、さらにどの程度リールを回転させれば目的の図柄が入賞有効ライン上に移動してくるのかを予測することができる。
ストップボタン19a〜19cが次々に押下されて、その操作信号が入力されると、制御部30aとリール駆動コントローラ35は、対応する第1〜第3リール15a〜15cの停止制御を行う。
スタート信号センサ34から遊技スタート信号が入力されると、制御部30aは当選役決定部41を用いて当選役抽選を行う。当選役決定部41は乱数発生器と乱数値サンプリング回路とを備え、遊技スタート信号が入力されるたびに乱数値を1つ抽選する。当選役決定部41は、各遊技モードに対応した複数の抽選テーブルを備えている(BBやRB等が内部入賞した状態で当選役を決定するテーブルを含む)。そして、当選役決定部41では、抽選した乱数値を抽選テーブルと照合することによってBB及びRBを含む複数種類の当選役のいずれか又はハズレが決定される。
ストップボタン19a〜19cが次々と押下されることに応じて第1〜第3リール15a〜15cが停止した際に、当選役決定部41で決定された当選役を構成する図柄が入賞有効ライン上に揃うと入賞となるが、当選役決定部41によって決定されたBBやRBを構成する図柄が入賞しなかった場合には、制御部30aは、入賞とならなかったBBやRBがあることを示す情報をメモリ40に記憶し、内部入賞状態を次回の遊技に持ち越す。
払出部42は、ストップボタン19a〜19cが次々と押下されることに応じて停止した第1〜第3リール15a〜15cの態様がメダルの払い出しを伴う当選役の入賞である場合に、全てのストップボタン19a〜19cの押下が解除されたことに応じて、ホッパー装置32を作動させて当選役に応じた規定枚数のメダルを払出口20から払い出すことを開始する。払い出すメダルの枚数を決めた配当テーブルはメモリ40のROM領域に格納されている。
特別払出部43は、ストップボタン19a〜19cが次々と押下されることに応じて停止したリールの態様がメダルの払い出しを伴う当選役の入賞であり、BBやRBの内部入賞状態が次回の遊技に持ち越されている場合に、第1〜第3リール15a〜15cを停止させるために次々と押下されたストップボタン19a〜19cの、最後のものの押下状態が継続されている状態で、ホッパー装置32を作動させて当選役に応じた規定枚数のメダルを払出口20から払い出すことを開始する。即ち、特別払出部43によるメダルの払い出しは、払出部42によるメダルの払い出しが行われる前に行われる。特別払出部43によってメダルの払い出しが開始された場合、制御部30aは、払出部42がメダルの払い出しを開始することを禁止する。特別払出部43がメダルの払い出しを開始する時期は、次々と押下されたストップボタン19a〜19cの内、最後のものが押下されたときからの経過時間に基づく時期であり、払出開始時期選択部44によって複数の異なる時期の内から選択される。
払出開始時期選択部44は、特別払出部43によるメダルの払い出しの開始時期を、複数の異なる時期の内から選択する。選択は、当選役抽選と同様に抽選した乱数値を抽選テーブルと照合することによって行われる。複数の異なる時期として、次々と押下されたストップボタン19a〜19cの、最後のものが押下されたときからの経過時間が、0秒後、2秒後、4秒後、6秒後及び8秒後の5つを設定し、それぞれの抽選確率を65536分の15500、65536分の10000、65536分の20000、65536分の7000、65536分の3035と設定する。抽選確率をこのように設定することによって、払い出しの開始時期として比較的遅い時期も選択されることが多くなるようにし、BBやRBが内部入賞状態にあることに対する期待を、遊技者が長い期間持続できるようにする。なお、選択される開始時期及びその抽選確率は適宜設定すれば良く、また、設定される抽選確率は一種類に限られず、例えば、入賞した当選役の種類に応じて抽選確率が異なるようにしても良い。
また、払出開始時期選択部44は、特別払出部43によるメダルの払い出しの開始時期を、複数の異なる時期の内から選択する際の抽選で、特別払出部43によるメダルの払い出しを禁止するか否かの決定も同時に行う。抽選に用いる抽選テーブル中に、特別払出部43によるメダルの払い出しを禁止する項目を設け、その抽選確率を65536分の1と設定する。即ち、払出開始時期選択部44は抽選によって、特別払出部43によるメダルの払い出しの開始時期として0秒後、2秒後、4秒後、6秒後及び8秒後の内から1つか、または、特別払出部43によるメダルの払い出しを禁止することを選択する。抽選確率をこのように設定することによって、遊技者が、BBやRBが内部入賞状態にあることを特別払出部43によるメダルの払い出しによって認識できる機会を多くなるようにし、特別払出部43によるメダルの払い出しが禁止されることを稀となるようにする。払出開始時期選択部44の選択結果は、制御部30aを介して、特別払出部43に入力される。
このようにすることで、遊技者は、次々と押下したストップボタン19a〜19cの、最後のものの押下状態が継続されている状態でメダルの払い出しが開始されること、即ちBBやRBが内部入賞状態にあることが報知されることを、それぞれの時期に、それぞれの抽選確率に基づいて期待することができ、また、メダルの払い出しが行われなくともBBやRBが内部入賞状態にあるという期待を抱くことができる。
液晶パネル22は、液晶表示制御部装置45によって制御される。制御部30aは、液晶表示制御部装置45を介して液晶パネル22に演出画像などを表示する。
次に、スロットマシン10の遊技における、メダルの払い出しの流れについて図4のフローチャートに基づいて説明する。
スロットマシン10の遊技において、ストップボタン19a〜19cが次々と押下されたことに応じて第1〜第3リール15a〜15cは停止する。第1〜第3リール15a〜15cの全てが停止したときの態様がメダルの払い出しを伴う当選役の入賞である場合に、全てのストップボタン19a〜19cの押下が解除されると、払出部42は、ホッパー装置32を作動させて当選役に応じた規定枚数のメダルを払出口20から払い出すことを開始する。
ストップボタン19a〜19cが次々と押下されることに応じて停止したリールの態様がメダルの払い出しを伴う当選役の入賞であり、BBやRBの内部入賞状態が次回の遊技に持ち越されている場合に、払出開始時期選択部44は抽選によって、特別払出部43によるメダルの払い出しの開始時期として複数の異なる時期の内から1つか、または、特別払出部43によるメダルの払い出しを禁止することを選択する。特別払出部43によるメダルの払い出しを禁止することを払出開始時期選択部44が選択した場合、全てのストップボタン19a〜19cの押下が解除されるまで、メダルの払い出しは開始されない。
特別払出部43によるメダルの払い出しの開始時期の1つを払出開始時期選択部44が選択した場合、第1〜第3リール15a〜15cを停止させるために次々と押下されたストップボタン19a〜19cの、最後のものの押下状態が継続されている状態で、ストップボタン19a〜19cの最後のものが押下されたときからの経過時間が、選択された開始時期に達すると、特別払出部43は、ホッパー装置32を作動させて当選役に応じた規定枚数のメダルを払出口20から払い出すことを開始する。
特別払出部43によってメダルの払い出しが開始された場合、制御部30aは、払出部42がメダルの払い出しを開始することを禁止する。また、ストップボタン19a〜19cの最後のものが押下されたときからの経過時間が、選択された開始時期に達する前に押下が解除されると、払出部42がメダルの払い出しを開始する。この場合、押下状態が継続されていないので、特別払出部43がメダルの払い出しを開始することはない。
このように、BBやRBが内部入賞状態であるときには、第1〜第3リール15a〜15cを停止させるために次々と押下されたストップボタン19a〜19cの、最後のものの押下状態が継続されている状態でメダルの払い出しが開始されるので、移行契機役が内部入賞状態であることを、遊技媒体の払い出し時期の変化によって報知することができる。
図5は、記憶媒体(CD,フレキシブルディスク,ICメモリ,MO等)60をスロットマシン10にインストールする例を示しており、記憶媒体60には図4のフローチャートで示すような手段を、CPU30とメモリ40とを含むコンピュータ61で実現するためのプログラムが格納されている。この場合、例えば、ストップボタンの押下に応じてリールを停止させる停止制御手段と、リールの停止態様が入賞であるときにストップボタンの押下解除に応じて遊技媒体の払い出しを開始する払出手段と、リールの停止態様が入賞であり、遊技者に有利な遊技状態へ移行する契機となる当選役の内部入賞状態が次回の遊技に持ち越されているときに、リールを停止させるために押下されたストップボタンの押下状態が継続されている状態で、ストップボタンが押下されたときからの経過時間に基づく時期に遊技媒体の払い出しを開始する特別払出手段としてコンピュータ61を機能させるためのプログラムを記憶媒体60に記憶する。そして、この記憶媒体60を読み取り装置62に装填して、プログラムをスロットマシン10にインストールする。
なお、上記プログラムは、記憶媒体60を介してインストールする代わりにインターネットを利用してスロットマシン10に配信することができる。また、配信された本発明のプログラム、又は、記憶媒体60から読み出した本発明のプログラムをパソコンにインストールし、モニタ上でスロットマシンの遊技を行うことも可能である。
なお、上記実施形態では、遊技者に有利な遊技状態をBBモード及びRBモードとしたが、遊技者に有利な遊技状態としては、例えば通常モードよりもリプレイの当選確率が高くなるリプレイタイム(RT)モード、ストップボタンを押下する順序を報知する、あるいは、入賞有効ライン上に停止させる図柄を報知するなど、ストップボタンの押下態様を遊技者に促すことによって当選役を入賞可能にするアシストタイム(AT)モード、当選役に当選した場合にこれを貯留させるストックタイム(ST)モード、貯留された当選役の放出確率が高くなる放出高確率モード、ストップボタンの操作のタイミングに応じてリールを停止させることが可能となるチャレンジタイム(CT)モードなど、適宜設定して良い。
上記実施形態では、BBやRBが内部入賞状態でないときには、特別払出部43は、第1〜第3リール15a〜15cを停止させるために次々と押下されたストップボタン19a〜19cの、最後のものの押下状態が継続されている状態ではメダルの払い出しを開始しないが、BBやRBが内部入賞状態でないときでも、ストップボタン19a〜19cの最後ものの押下状態が継続されている状態でメダルの払い出しを開始するようにしても良い。この場合、メダルの払い出し開始時期の変化の態様が、BBやRBが内部入賞状態であるか否かに基づいて異なるようにすることによって、BBやRBが内部入賞状態であることを報知することができる。
例えば、BBやRBが内部入賞状態でないときの特別払出部43によるメダルの払い出しの開始時期として、次々と押下されたストップボタン19a〜19cの、最後のものが押下されたときからの経過時間が、0秒後、2秒後、4秒後、6秒後及び8秒後の5つを設定し、それぞれの抽選確率を65536分の40000、65536分の20000、65536分の5000、65536分の330、65536分の6と設定し、また、メダルの払い出しを行わないことを選択する確率を65536分の200と設定する。抽選確率をこのように設定することによって、払い出しの開始時期として比較的早い時期が多く選択され、また、特別払出部43によるメダルの払い出しが禁止されることも多くなるようにする。このように、メダルの払い出し開始時期の変化の態様が、上記実施形態のBBやRBが内部入賞状態であるときとは異なるものとすることで、ストップボタン19a〜19cの最後ものの押下状態が継続されている状態でメダルの払い出しが開始されたときに、BBやRBが内部入賞状態であることが報知されているか否かを遊技者が推察する興趣を遊技者に与えることができる。
上記実施形態では、払出部42及び特別払出部43は、ホッパー装置32を作動させて、入賞した当選役の種類に基づく規定枚数のメダルを払い出すことを開始していたが、入賞した当選役の種類に基づく規定枚数のメダルを払い出すこととして、ホッパー装置32を作動させず、クレジットしたり、また、リプレイと呼ばれる再遊技作動処理を行うこととしても同様の効果が得られる。例えば、リプレイ役を構成する図柄が入賞したことに応じて再遊技作動処理を行う場合、リプレイ役を構成する図柄が入賞したときにBBやRBが内部入賞状態であれば、第1〜第3リール15a〜15cを停止させるために次々と押下されたストップボタン19a〜19cの、最後のものの押下状態が継続されている状態で再遊技作動処理を開始するようにすれば良い。
本発明を用いたスロットマシンの外観図である。 スロットマシンの内部を示す斜視図である。 スロットマシンの電気的概略構成を示す機能ブロック図である。 メダルの払い出しの流れを示すフローチャートである。 プログラムが格納された記憶媒体を、スロットマシンにインストールする場合の説明図である。
符号の説明
10 スロットマシン(遊技機)
15a〜15c 第1〜第3リール
30 CPU
30a 制御部(停止制御手段)
32 ホッパー装置
42 払出部(払出手段)
43 特別払出部(特別払出手段)
44 払出開始時期選択部(払出開始時期選択手段,特別払出禁止手段)
60 記憶媒体
61 コンピュータ

Claims (5)

  1. ストップボタンの押下に応じて停止するリールと、前記リールの停止態様が入賞であるときに前記ストップボタンの押下解除に応じて遊技媒体の払い出しを開始する払出手段を備えた遊技機において、
    前記リールの停止態様が入賞であり、遊技者に有利な遊技状態へ移行する契機となる当選役の内部入賞状態が次回の遊技に持ち越されているときに、前記リールを停止させるために押下された前記ストップボタンの押下状態が継続されている状態で、前記ストップボタンが押下されたときからの経過時間に基づく時期に遊技媒体の払い出しを開始する特別払出手段を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記特別払出手段による遊技媒体の払い出しの開始時期を、複数の異なる時期の内から抽選によって選択する払出開始時期選択手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記特別払出手段による遊技媒体の払い出しを、抽選を行った結果に基づいて禁止する特別払出禁止手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の遊技機。
  4. ストップボタンの押下に応じてリールを停止させる停止制御手段と、
    前記リールの停止態様が入賞であるときに前記ストップボタンの押下解除に応じて遊技媒体の払い出しを開始する払出手段と、
    前記リールの停止態様が入賞であり、遊技者に有利な遊技状態へ移行する契機となる当選役の内部入賞状態が次回の遊技に持ち越されているときに、前記リールを停止させるために押下された前記ストップボタンの押下状態が継続されている状態で、前記ストップボタンが押下されたときからの経過時間に基づく時期に遊技媒体の払い出しを開始する特別払出手段として遊技機のコンピュータを機能させるためのプログラム。
  5. 請求項4記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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