JP2007143112A - 高周波スイッチ回路、半導体装置および通信端末装置 - Google Patents

高周波スイッチ回路、半導体装置および通信端末装置 Download PDF

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Eiji Yasuda
英司 安田
Tadayoshi Nakatsuka
忠良 中塚
Toshihiro Masagaki
年啓 正垣
Kenichi Hidaka
賢一 日高
Taketo Kunihisa
武人 國久
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Abstract

【課題】昇圧回路のオン/オフ機能を有する昇圧回路内蔵の高周波スイッチ回路において、昇圧回路をオンからオフ切り替える時に、高周波信号の不連続をなくす。
【解決手段】昇圧回路13と昇圧回路13をオン/オフ制御する電圧切替回路を内蔵した高周波スイッチ回路において、遅延回路内蔵電圧切替回路16が昇圧電圧から昇圧無し電圧への切り替え時に、FET段のゲート入力電圧およびドレイン・ソース入力電圧に10μsec以上の電圧降下時間を持たせて徐々に電圧を降下させる手段を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、高周波スイッチ回路、半導体装置および通信端末装置に関するものである。
携帯電話機の通信システムには、規格によってアクセス方式や無線伝送周波数が異なっている。そのため、世界の様々な地域で携帯電話機を使用するためには、サービスを利用する国、地域に応じて各々の規格に準拠した携帯電話機、もしくは、複数の通信システムに対応した1台のマルチバンド対応携帯電話機を携帯する必要がある。後者の場合、1台で複数の通信システムを利用可能とするためには、システム毎の部品を用いて携帯電話機を構成すればよいが、それに比例して容積、重量ともに増加するため携帯用としては適さない。そこで、複数のシステムに対応した小型軽量の高周波部品が必要となっている。
携帯電話機等の移動通信端末では、通信時にGHz帯の電波を使用するが、その際のアンテナ切替回路や送受信切替回路などに、高周波における周波数特性の優れたガリウム・砒素(GaAs)を用いた電界効果トランジスタ(FET)段をスイッチング素子として使用している。この電界効果トランジスタ(FET)段は、例えばゲート電圧端子にピンチオフ電圧よりも十分に高いゲート電圧端子バイアスに、ハイレベル(例えば、3V)の電圧を印加することでドレイン・ソース間を低インピーダンスにすることによりFETをオン状態に制御し、逆にゲート電圧端子にピンチオフ電圧よりも十分に低いゲート電圧端子バイアスに、ローレベル(例えば、0V)の電圧を印加してドレイン・ソース間を高インピーダンスにすることによりFETをオフ状態に制御することができる。
また、このような携帯電話機用アンテナスイッチでは、例えば1W程度またはそれ以上の大電力の信号を切り替える必要がある。このような大電力の信号を切り替える場合、FETを使用したアンテナスイッチでは、導通状態もしくは非導通状態にあるFETに大信号の送信信号を入力したことで歪が発生し、携帯電話機の受信感度等を悪化させることがあった。このため、FETを用いたアンテナスイッチでは、この不要な歪を抑える必要がある。
この大信号入力による歪を、FET段数が増大するといったFETサイズの拡大をすることなく、抑える最も有効な方法は、FETが非導通状態のときに、ゲートに印加される電圧をピンチオフ電圧に対して十分に低い値に設定することである。この方法は、FETの導通状態と非導通状態のゲート電圧条件の差を大きくすることにより歪を抑える方法であり、特許文献1には、アンテナスイッチに昇圧回路を内蔵し、外部入力電圧に対して昇圧した電圧でFETを制御する方法が開示されている。
図12に、このような構成のスイッチ回路の従来例として、第1の構成に係る高周波用スイッチの回路図を示す。高周波用スイッチは、入力された高周波信号の出力経路を切り替えるものであり、第1の構成では、簡単のためSPST(Single Pole Single Throw)スイッチの例を示している。入力側には、第1高周波信号端子RF10が配置され、出力側には、第2高周波信号端子RF20が配置されており、第1高周波信号端子10から入力された高周波信号が、第2高周波信号端子RF20に出力される(スイッチの入出力関係は逆にしてもよい)。第1高周波信号端子RF10と第2高周波信号端子RF20との間には、高周波信号経路のスイッチングを行うスイッチ回路である第1電界効果トランジスタFET1,第2電界効果トランジスタFET2が設けられている。以下、電界効果トランジスタは、電界効果トランジスタをスイッチング素子として用いたスイッチ回路を意味するものとする。
また、電界効果トランジスタ(FET1,FET2)のゲート入力電圧V101,ドレイン・ソース入力電圧V102には、外部供給電圧V11(例えば、電源電圧VDD=3V)を発振回路(OP)12と昇圧回路(CP)13のチャージポンプを用いて所定の電圧まで上昇した昇圧回路出力電圧V103(VCP)(例えば、昇圧電圧VCP=7V)を用いてFETをオン/オフ制御しており、論理回路(DE)14では、外部制御入力端子21より入力された論理信号に対して、オン状態のFETにはハイレベルの電圧として昇圧回路出力電圧V103(例えば、7V)を印加し、オフ状態のFETにはローレベル(例えば、0V)の電圧を印加してFETを制御している。
なお、R101,R102はFETのゲートに接続された抵抗であり、R201,R202,R203は、FET間の各々のドレイン・ソースの電位を固定している抵抗である。
この方法によれば、FETのゲート入力電圧V101、ドレイン・ソース入力電圧V102には、外部より供給される電圧V11をそのまま供給するのではなく、昇圧回路(CP)13により昇圧した出力電圧V103により制御される。その結果、同じFETの段数で構成した場合、昇圧回路(CP)13を用いていないスイッチに比べて、昇圧回路(CP)13を内蔵したスイッチの方が、より高いハンドリングパワーを得ることができるようになり、FETで発生する歪を抑えることができる。また、同じハンドリングパワーが要求される場合でも、昇圧電圧を用いることでFETの段数を減らすことができ、チップサイズ削減に効果的である。
一方、このような昇圧回路を内蔵したスイッチの欠点として、消費電流の増加が挙げられ、昇圧回路を含まないスイッチ回路と比較して、昇圧回路、発振回路で消費する電流が増加し、消費電流が20μA程度から200μA程度に増大し、携帯電話機の待受け時間の悪化を招くということがあった。このことから、小電力入力時(例えば、受信時)のみ昇圧回路をオフする機能を持たせることで消費電流を削減する方法が特許文献2に開示されている。
図13に、このような構成のスイッチ回路の従来例として、第2の構成に係る高周波用スイッチの回路図を示す。図13において、第1高周波信号端子RF10、第2高周波信号端子RF20、第1電界効果トランジスタFET1、第2電界効果トランジスタFET2のFET段、ゲート入力電圧V101、ドレイン・ソース入力電圧V102、外部供給電圧V11、昇圧回路出力電圧V103、外部制御入力端子21、発振回路(OP)12、昇圧回路(CP)31および論理回路(DE)14は、図12と同じ番号を付して示す。
図13に示す構成では、図12に示す高周波用スイッチに対して、電圧出力を選択する電圧切替回路(SW)15が追加され、この電圧切替回路(SW)15および発振回路(OP)12を制御するための電圧切替制御用端子31が追加されている。この構成によれば、電圧切替回路(SW)15により、ゲート入力電圧V101およびドレイン・ソース入力電圧V102に印加される電圧を切り替えることができる。すなわち、外部供給電圧V11(例えば、電源電圧VDD=3V)と、昇圧回路(CP)13により所定の電圧まで上昇した昇圧回路出力電圧V103(VCP)(例えば、昇圧電圧VCP=7V)とのいずれか一方のFET選択制御電圧V104を、ゲート入力電圧V101およびドレイン・ソース入力電圧V102に選択的に印加することができる。
また、FET選択制御電圧V104として外部供給電圧V11(例えば、電源電圧VDD=3V)が選択されている時には、発振回路(OP)12の動作がオフとなるため、消費電流を削減することができる。
この方法によれば、歪を抑えたい大電力入力時には(例えば、送信時)、FET選択制御電圧V104が昇圧回路出力電圧V103(VCP)に設定される。また、歪が問題とならない小電力入力時には(例えば、受信時)、FET選択制御電圧V104が外部供給電圧V11に設定され、消費電流を削減することが可能である。
特開平11−55156号公報 特開2004−320439号公報
しかしながら、前述した昇圧回路のオン/オフ機能を持たせた昇圧回路内蔵の高周波スイッチ回路には、次のような問題が発生する。
この第2の構成に係る高周波用スイッチの昇圧回路のオン/オフ機能を持たせた昇圧回路内蔵の高周波スイッチ回路の場合、昇圧回路をオン(例えば、昇圧電圧VCP=7V)からオフ(例えば、電源電圧VDD=3V)に切り替え時に、オン状態のFETが数十μsecの間、オフ状態となる、すなわち第1高周波信号端子RF10、第2高周波信号端子RF20間に入力される高周波信号の不連続が発生するという課題がある。
高周波用スイッチの昇圧回路のオン/オフ切り替え時における高周波信号の不連続を、図14に示すタイミングチャートのシミュレーション結果を参照して説明する。このシミュレーションでは、図14(a),(b),(c)に示すように、電圧切替制御用端子31にハイレベルの電圧を印加した場合、FET選択制御電圧V104が昇圧回路出力電圧V103(例えば、昇圧電圧VCP=7V)に設定され、電圧切替制御用端子31にローレベルの電圧を印加した場合、FET選択制御電圧V104が外部供給電圧V11(例えば、電源電圧VDD=3V)に設定されるような回路を用いた(電圧切替制御用端子31の動作が逆であっても現象は変わらない)。
従来、昇圧回路のオン/オフ機能を持たせた昇圧回路内蔵の高周波用スイッチを実現しようとした場合、FETのゲート電圧には、昇圧回路がオン(VCP)からオフ(VDD)切り替え時には、特別に遅延回路を内蔵していないので、図14(b),(c)のゲート入力電圧、ドレイン・ソース入力電圧に示すように1μsec以内の電圧降下時間で電圧を降下させることとなる。しかし、この1μsec以内の電圧降下時間では、図14(b),(c)のFETのゲート電位、ドレイン・ソース電位のタイミングチャートに示すように、FETのゲートに昇圧回路をオンからオフに信号を切り替える際に、ドレイン・ソースの電圧降下がゲートの電圧降下に対して明らかに遅れている。
これは、昇圧回路がオン(VCP)からオフ(VDD)の電圧変動に対して、FET内の電流経路がゲートからドレイン・ソースの一方向に流れているために発生する遅延である。これは、ドレイン・ソースに接続されている電位固定抵抗R201,R202,R203の抵抗値を減少することで、この遅延時間を削減することができるが、抵抗値を減少すると高周波信号の漏れが発生することから、原理的にこのドレイン・ソース電位の遅延時間をなくすことはできない。
また、逆に電位固定抵抗をなくした場合は、ゲートからドレイン・ソースに流れてきた電荷を逃がすことができなくなるため、遅延時間は大幅に増大する。つまり、昇圧回路がオン(VCP)からオフ(VDD)切り替え時には、FETは数十μsecの間、ドレイン・ソースよりもゲートの電位の方が低い状態、すなわち図14(d)に示すゲート−ドレイン・ソース間電圧Vgsが逆バイアスとなり、この逆バイアスがピンチオフ電圧Vp
より低い場合、図14(e)に示すRF10−RF20間の挿入損失に示すようにFETがオフしてしまうという現象が必ず発生する。
本発明は、前記従来技術の問題を解決することに指向するものであり、昇圧回路をオンからオフ切り替え時に高周波信号の不連続がない、昇圧回路のオン/オフ機能を持たせた昇圧回路内蔵の高周波スイッチ回路を提供することを目的とする。
本発明の第1の高周波スイッチ回路は、周波数の異なる複数の高周波信号を通過させる高周波信号経路の入出力端子間にそれぞれ直列に接続された複数の電界効果トランジスタと、前記複数の電界効果トランジスタのゲートに接続され、前記複数の電界効果トランジスタのオン/オフを制御する制御入力信号を入力する制御電圧入力端子と、前記複数の電界効果トランジスタのドレインおよびソースに接続され、前記複数の電界効果トランジスタのドレインとソースの電位を固定する電位固定接続端子とを有する電界効果トランジスタ段と、外部供給電圧が入力され、前記外部供給電圧を発振する発振回路と、前記発振回路から供給される前記外部供給電圧を昇圧する昇圧回路と、前記制御電圧入力端子および前記電位固定接続端子に、前記昇圧回路で昇圧された昇圧電圧と、前記昇圧回路で昇圧されない昇圧無し電圧とを切り替えて入力する電圧選択回路とを備え、前記電圧選択回路は、前記昇圧電圧から前記昇圧無し電圧への切り替え時に、前記制御電圧入力端子および前記電位固定接続端子の電圧降下を遅延させる手段を有する。
本発明の第1の高周波スイッチ回路によると、オン/オフ切り替え時におけるドレイン・ソースの電圧降下がゲートの電圧降下に対して遅れることを抑えることができ、この切り替えの間にFETの逆バイアスをピンチオフ電圧Vpより低くすることができ、高周波信号の不連続を抑制することができる。
本発明の高周波スイッチ回路において、前記電圧降下を遅延させる手段は、前記制御電圧入力端子および前記電位固定接続端子の電圧降下を、任意の電圧降下時間を持たせて除々に行わせる手段であってもよい。
本発明の第1の高周波スイッチ回路において、前記電圧降下を遅延させる手段は、抵抗と容量からなるRC時定数回路の時定数に応じて遅延させた遅延信号を出力するRC遅延回路であってもよい。
本発明の第1の高周波スイッチ回路において、前記電圧降下を遅延させる手段は、半導体素子のゲート遅延からなるゲート遅延回路であってもよい。
本発明の第1の高周波スイッチ回路において、前記電圧降下を遅延させる手段は、前記制御電圧入力端子および前記電位固定接続端子の電圧降下を、任意の遅延時間を持って行わせる手段であってもよい。
本発明の第1の高周波スイッチ回路において、前記電圧選択回路は、第1の電圧選択回路と第2の電圧選択回路とを備え、前記第1の電圧選択回路は、前記制御電圧入力端子の電圧降下を遅延させる第1の遅延手段を有し、前記第2の電圧選択回路は、前記電位固定接続端子の電圧降下を遅延させる第2の遅延手段を有し、前記第1の遅延手段による遅延時間は前記第2の遅延手段による遅延時間よりも大きくてもよい。
本発明の第1の高周波スイッチ回路において、前記第1の遅延手段および前記第2の遅延手段は、抵抗と容量からなるRC時定数回路の時定数に応じて遅延させた遅延信号を出力するRC遅延回路であってもよい。
本発明の第1の高周波スイッチ回路において、前記第1の遅延手段および前記第2の遅延手段は、半導体素子のゲート遅延からなるゲート遅延回路であってもよい。
本発明の第2の高周波スイッチ回路は、周波数の異なる複数の高周波信号を通過させる高周波信号経路の入出力端子間にそれぞれ直列に接続された複数の電界効果トランジスタと、前記複数の電界効果トランジスタのゲートに接続され、前記複数の電界効果トランジスタのオン/オフを制御する制御入力信号を入力する制御電圧入力端子と、前記複数の電界効果トランジスタのドレインおよびソースに接続され、前記複数の電界効果トランジスタのドレインとソースの電位を固定する電位固定接続端子とを有する電界効果トランジスタ段と、外部供給電圧が供給される外部供給電圧入力端子と、前記外部供給電圧入力端子から供給される前記外部供給電圧を発振する発振回路と、前記接続電圧入力端子および前記電位固定接続端子と接続され、前記発振回路から供給される前記外部供給電圧を昇圧する昇圧回路と、前記昇圧回路がオンからオフに切り替わる際に、前記発振回路をオフに切り替える信号が入力される電圧切替制御用端子と、前記昇圧回路と前記外部供給電圧入力端子との間に接続されるダイオードとを備える。
本発明の第2の高周波スイッチ回路によると、オン/オフ切り替え時におけるドレイン・ソースの電圧降下がゲートの電圧降下に対して遅れることを抑えることができ、この切り替えの間にFETの逆バイアスをピンチオフ電圧Vpより低くすることができ、高周波信号の不連続を抑制することができる。
本発明の第2の高周波スイッチ回路は、前記電界効果トランジスタ段が、複数個のマルチゲート電界効果トランジスタで構成されていてもよい。
本発明の第2の高周波スイッチ回路は、前記電界効果トランジスタ段が、複数個のガリウム砒素電界効果トランジスタで構成されてもよい。
本発明の半導体装置では、本発明の第1又は第2の高周波スイッチ回路が、1つの半導体基板上に集積化されている。
本発明の半導体装置では、本発明の第1又は第2の高周波スイッチ回路が、1つのパッケージに収納されている。
本発明の通信端末装置は、本発明の第1又は第2の高周波スイッチ回路と、前記高周波スイッチ回路に接続される送受信分波器とを備え、前記送受信分波器は、前記高周波スイッチ回路への信号の送信と受信を切り替える。
本発明の通信端末装置は、前記送受信分波器に接続される電力増幅器と、前記電力増幅器に電圧供給するDC−DCコンバータとをさらに備え、前記電力増幅器は前記送受信分波器に送信される信号の電力を増幅し、前記DC−DCコンバータにより前記高周波スイッチ回路が電圧制御されてもよい。
本発明の通信端末装置は、前記送受信分波器に接続される低雑音増幅器と、前記電力増幅器および低雑音増幅器に接続される無線周波数集積回路とをさらに備えていてもよい。
本発明の通信端末装置では、前記高周波スイッチ回路、前記送受信分波器、前記電力増幅器、前記DC−DCコンバータ、前記低雑音増幅器および前記無線周波数集積回路のうちの少なくとも2つが1つの半導体基板上に搭載されていてもよい。
本発明の通信端末装置では、前記高周波スイッチ回路、前記送受信分波器、前記電力増幅器、前記DC−DCコンバータ、前記低雑音増幅器および前記無線周波数集積回路のうちの少なくとも2つが1つのパッケージに収納されていてもよい。
本発明の通信端末装置において、前記昇圧回路がオンからオフに切り替わる際には、前記昇圧回路がオフに切り替わった後に、前記送受信分波器から前記高周波スイッチ回路に入力される送信信号がオフに切り替わり、前記昇圧回路がオフからオンに切り替わる際には、前記昇圧回路がオンに切り替わった後に、前記送受信分波器から前記高周波スイッチ回路に入力される送信信号がオンに切り替わっていてもよい。
本発明によれば、昇圧回路と昇圧回路をオン/オフ制御できる電圧切替回路を内蔵している高周波スイッチ回路において、オン/オフ切り替え時におけるドレイン・ソースの電圧降下がゲートの電圧降下に対して遅れることを抑えることができ、この切り替えの間にFETの逆バイアスをピンチオフ電圧Vpより低くすることができ、高周波信号の不連続を抑制することができる。このような高周波スイッチ回路を内蔵した通信端末装置では、低歪、低消費電流を実現することができる。
以下、図面を参照して本発明における実施の形態を詳細に説明する。なお、実施形態における各図において、従来例を示す図13の構成要件と同等の機能を有するものには同一の符号を付して示している。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係る高周波スイッチ回路の構成例を示す回路図である。
図1に示す高周波スイッチ回路は、第1高周波信号端子RF10と、第2高周波信号端子RF20と、第1電界効果トランジスタFET1および第2電界効果トランジスタFET2を有するFET段と、外部供給電圧端子11、外部制御入力端子21および電圧切替制御用端子31の各端子と、発振回路(OP)12と、昇圧回路(CP)13と、論理回路(DE)14とを備える。なお、外部供給電圧端子11には外部供給電圧V11が印加され、外部制御入力端子21には外部制御電圧V21が印加され、電圧切替制御用端子31には電圧切替用電圧V31が印加される。また、回路の各点に印加される電圧を、それぞれ、ゲート入力電圧V101、ドレイン・ソース入力電圧V102、昇圧回路出力電圧V103およびFET選択制御電圧V104として示している。
第1電界効果トランジスタFET1のソース・ドレインおよび第2電界効果トランジスタFET2のソース・ドレインは、第1高周波信号端子RF10と第2高周波信号端子20との間に直列に接続されている。第1電界効果トランジスタFET1のゲートは抵抗R101を介して論理回路14に接続され、第2電界効果トランジスタFET2のゲートは抵抗R102を介して論理回路14に接続されている。論理回路14は外部制御入力端子21に接続されている。
図1に示す構成では、図13の高周波用スイッチ回路に対して、電圧切替回路(SW)15の代わりに、電圧出力を選択する遅延回路内蔵電圧切替回路(TDSW)16を追加している。
図2(a)〜(e)は、本実施の形態1に係る高周波スイッチ回路において、昇圧回路のオン/オフを切り替えた時の各回路の動作を示すタイミングチャート図である。
本実施の形態1では、図2(a)に示すように、電圧切替制御用端子31に印加する電圧V31の値を変化させることにより、昇圧回路13のオン/オフを制御する。そして、図2(b)、(c)に示すように、FET1、FET2のゲート入力電圧およびドレイン・ソース電圧を、昇圧電圧(VCP)から電源電圧(VDD)に切り替えるときに、10μsec以上の電圧降下時間を有するように設定し、徐々に電圧降下させている。すなわち、従来では、遅延回路内蔵電圧切替回路16を設けていないため、高周波スイッチ回路の昇圧回路(CP)がオン(VCP)からオフ(VDD)に切り替わる際に、ゲート入力電圧の降下時間が1μsec以内であり、ドレイン・ソース電位の降下がゲート入力電圧の降下時間よりも遅れていた。それに対し、本実施の形態では、ゲート入力電圧およびドレイン・ソース電位を、共に例えば10μsec以上の電圧降下時間を有するように設定し、徐々に電圧降下させている。
これにより、従来と比較して、図2(b)に示すゲート入力電圧が降下するタイミング(電圧降下速度)が、図2(c)に示すドレイン・ソース電位の降下のタイミング(電圧降下速度)に追随するようになることがわかる。その結果、図2(d)に示すゲート−ドレイン・ソース間電圧Vgsの逆バイアスが従来(図14(d)参照)に比べて大幅に削減され、昇圧電圧(VCP)から電源電圧(VDD)に切り替えの間で、ゲート−ドレイン・ソース間電圧Vgsがピンチオフ電圧Vpより低い時間が全く発生しない。これにより、図14(e)に示す従来のFETに発生していた高周波信号の不連続が、図2(e)に示すように、なくなっていることがわかる。
つまり、本実施の形態1では、ゲート入力電圧およびドレイン・ソース入力電圧に電圧降下時間を発生させる手段を備えることで、昇圧回路(CP)13のオン/オフ切り替え時における高周波信号の不連続がない高周波スイッチ回路を実現することができる。
ここで、図3(a)に、高周波スイッチ回路における従来の一般的な電圧切替回路(SW)を、図3(b)に、本実施の形態1に示す遅延回路内蔵電圧切替回路(TDSW)の回路例を示す。図3(a)に示すように、従来の電圧切替回路(SW)は、PチャネルトランジスタP151、P152と、PチャネルトランジスタおよびNチャネルトランジスタから構成されるインバータ回路INV100とを備える。PチャネルトランジスタP151のゲートは、電圧切替制御用端子31に接続される。PチャネルトランジスタP152のゲートは、インバータ回路INV100を介して電圧切替制御用端子31に接続される。また、PチャネルトランジスタP151、P152のソースには、それぞれ、外部供給電圧V11、昇圧回路出力電圧V103が供給される。PチャネルトランジスタP151、P152のドレインには、FET選択制御電圧V104が供給される。
一方、図3(b)に示す本実施の形態1における遅延回路内蔵電圧切替回路は、図3(a)におけるPチャネルトランジスタP151の代わりに遅延回路(TD)161が追加されている。遅延回路(TD)161は、昇圧回路がオンからオフに変化する時に遅延時間を与える。遅延回路(TD)161の一例としては、図4に示すものがある。すなわち、図4(a)に示すように抵抗R1と容量C1とが並列に接続された遅延回路、あるいは図4(b)に示すように抵抗R2と偶数個のインバータINV11〜INV1nとを直列に接続し、インバータのゲート遅延を用いた遅延回路等を使用することができる。図4(a)、(b)に示す構造では、抵抗R1、R2の抵抗値が十分に大きい場合、電圧切替制御用端子31にハイレベルの電圧、すなわち、昇圧回路出力電圧V103が出力されるときも、遅延回路161には殆ど電流が流れないため、昇圧回路出力電圧V103が殆ど電圧降下なく出力され、昇圧回路13のオンからオフの切り替え時には、遅延回路(TD)161で設定された遅延時間を持って、FET選択制御電圧V104が昇圧回路出力電圧V103(例えば、昇圧電圧VCP=7V)から外部供給電圧V11(例えば、電源電圧VDD=3V)に電圧が変動することとなる。そのため、図4(a)、(b)に示す構造は、抵抗R1、R2の抵抗値が十分に大きい場合に、特に有用である。抵抗R1、R2の抵抗値が十分に大きくない場合には、図4(c)、(d)に示すように、PチャネルトランジスタP151を設けることにより、昇圧電圧の電圧降下を防止することができる。
次に、本実施の形態1における電圧切替回路の具体的な動作について説明する。従来の図3(a)の構成によれば、電圧切替回路制御用端子31にローレベルの電圧を印加すると、PチャネルトランジスタP151がオン、PチャネルトランジスタP152がオフとなるため、FET選択制御電圧V104に外部供給電圧V11(例えば、電源電圧VDD=3V)が出力される。また、電圧切替制御用端子31にハイレベルの電圧を印加すると、PチャネルトランジスタP151がオフ、PチャネルトランジスタP152がオンとなるため、昇圧回路出力電圧V103(例えば、昇圧電圧VCP=7V)が出力される。
これに対し、本実施の形態1の図3(b)の構成では、図3(a)に示すPチャネルトランジスタP151の代わりに遅延回路(TD)161が追加されているため、昇圧回路13のオンからオフの切り替え時、すなわちFET選択制御電圧V104が昇圧回路出力電圧V103(例えば、昇圧電圧VCP=7V)から外部供給電圧V11(例えば、電源電圧VDD=3V)に切り替わるときに、遅延回路(TD)161で設定された遅延時間を持って電圧が変動することとなる。
以上のように、本実施の形態1によれば、遅延回路を電圧切替回路に内蔵することにより、図2(b)、(c)に示すゲート入力電圧、ドレイン・ソース入力電圧のタイミングチャートを発生させることができ、昇圧回路をオン/オフ切り替え時における高周波信号の不連続がない高周波スイッチ回路を実現することができる。
また、遅延回路161内の抵抗値を十分に大きくすることにより、遅延回路内蔵電圧切替回路16のトランジスタの素子数を減らすことができ、チップ面積を縮小することができる。
(実施の形態2)
図5は本発明の実施の形態2に係る高周波スイッチ回路の構成例を示す回路図である。
図5に示す高周波スイッチ回路は、第1高周波信号端子RF10と、第2高周波信号端子RF20と、第1電界効果トランジスタFET1および第2電界効果トランジスタFET2を有するFET段と、外部供給電圧端子11、外部制御入力端子21および電圧切替制御用端子31の各端子と、発振回路(OP)12と、昇圧回路(CP)13と、論理回路(DE)14とを備える。なお、外部供給電圧端子11には外部供給電圧V11が印加され、外部制御入力端子21には外部制御電圧V21が印加され、電圧切替制御用端子31には電圧切替用電圧V31が印加される。また、回路の各点に印加される電圧を、それぞれ、ゲート入力電圧V101、ドレイン・ソース入力電圧V102、昇圧回路出力電圧V103およびFET選択制御電圧V104として示している。
図5に示す構成では、図1における遅延回路内蔵電圧切替回路(TDSW)16の代わりに、ダイオードD51が追加されている。ダイオードD51は、外部供給電圧端子11と昇圧回路出力電圧V103が印加される部分との間に接続されている。本実施の形態に係る高周波スイッチ回路では、遅延回路内蔵電圧切替回路(TDSW)16を省いたことにより、FETは、昇圧回路13より出力される電圧によってそのまま制御されることとなる。
本実施の形態2の動作について図5を参照しながら説明する。図5に示す電圧切替制御用端子31にローレベルの電圧を印加すると、発振回路(OP)12がオフとなるため、昇圧回路(CP)13内の容量にチャージされた電荷が徐々に使用され、昇圧回路出力電圧V103は、昇圧電圧VCPから0Vに近づくこととなる。ただし、昇圧回路出力電圧V103が印加される部分はダイオードD51を介して外部供給電圧V11に接続されているため、昇圧回路出力電圧V103の電圧降下は、外部供給電圧V11からダイオードD51の電圧降下分(例えば、約0.7V)を差し引いた電圧(VDD−0.7V)で止まることとなる。
図5の構成によれば、実施の形態1の構成と比較して、遅延回路内蔵電圧切替回路(TDSW)16に代えて外部供給電圧端子11と昇圧回路出力電圧V103が印加される部分との間にダイオードD51を追加している。これにより、昇圧回路(CP)13がオンからオフに切り替わる時、電圧切替制御用端子31により発振回路(OP)12がオフになり、チャージされた電荷が徐々に使用され、昇圧回路出力電圧V103、すなわちFETの制御電圧は、昇圧回路出力電圧(VCP)からチャージが使用されていく遅延時間を持って、外部供給電圧V11からダイオードD51の電圧降下分を差し引いた電圧(VDD−0.7V)に変動することとなる。
つまり、本実施の形態2によれば、昇圧回路内のチャージが徐々に使用されていく遅延時間を発生させることより、実施の形態1に示すゲート入力電圧、ドレイン・ソース入力電圧のタイミングチャートを発生させることができ、昇圧回路(CP)13のオン/オフ切り替え時における高周波信号の不連続がない高周波スイッチ回路を実現することができる。
また、本回路では、ダイオードを追加することのみにより遅延時間を発生させることができるので、大幅にトランジスタ等の素子数を減らすことができ、チップ面積を縮小することができる。
(実施の形態3)
図6は本発明の実施の形態3に係る高周波スイッチ回路の構成例を示す回路図である。
図6に示す高周波スイッチ回路は、第1高周波信号端子RF10と、第2高周波信号端子RF20と、第1電界効果トランジスタFET1および第2電界効果トランジスタFET2を有するFET段と、外部供給電圧端子11、外部制御入力端子21および電圧切替制御用端子31の各端子と、発振回路(OP)12と、昇圧回路(CP)13と、論理回路(DE)14とを備える。なお、外部供給電圧端子11には外部供給電圧V11が印加され、外部制御入力端子21には外部制御電圧V21が印加され、電圧切替制御用端子31には電圧切替用電圧V31が印加される。また、回路の各点に印加される電圧を、それぞれ、ゲート入力電圧V101、FETドレイン・ソース選択制御電圧V102、昇圧回路出力電圧V103およびFETゲート選択制御電圧V1041として示している。
図6に示す構成では、図1における遅延回路内蔵電圧切替回路(TDSW)16の代わりに、ドレイン・ソース入力電圧V102印加用の第1遅延回路内蔵電圧切替回路(TDSW)17と、ゲート入力電圧V101印加用の第2遅延回路内蔵電圧切替回路(TDSW)18とが追加されている。第1遅延回路内蔵電圧切替回路(TDSW)17は、昇圧回路出力電圧V103が印加される点と、FETドレイン・ソース選択制御電圧V1042が印加される点と、外部供給電圧端子11とに接続される。第2遅延回路内蔵電圧切替回路(TDSW)18は、外部供給電圧端子11と、FETゲート選択制御電圧V1041が印加される点と、昇圧回路出力電圧V103とに接続される。
図7(a)〜(e)は、本実施の形態3に係る高周波スイッチ回路において、昇圧回路のオン/オフを切り替えた時の各回路の動作を示すタイミングチャート図である。
本実施の形態3では、図7(a)に示すタイミングで昇圧回路(CP)13がオン(VCP)からオフ(VDD)に切り替わる時に、図7(b)、(c)に示すように、ゲート入力電圧およびドレイン・ソース入力電圧が10μsec以上の遅延時間を設けて電圧降下する。
これにより、図7(b)、(c)に示すように、ドレイン・ソース電位がゲート電位に対して低くなる時間が削減され、図2(d)に示すゲート・ドレインソース間電圧Vgsの逆バイアスが従来に比べて大幅に削減される。したがって、昇圧電圧(VCP)から電源電圧(VDD)に切り替わる間に、ゲート−ドレイン・ソース間電圧Vgsがピンチオフ電圧Vpより低い時間が全く発生しない。これにより、従来の図14(e)に示すFETのゲート入力電圧、ドレイン・ソース入力電圧の電圧制御に発生していた高周波信号の不連続が、図7(e)に示すようになくなっていることがわかる。
つまり、本実施の形態3では、ゲート入力電圧およびドレイン・ソース入力電圧に遅延時間を発生させる手段を備えることで、実施の形態1と同様に、昇圧回路(CP)13をオン/オフ切り替え時における高周波信号の不連続がない高周波スイッチ回路を実現することができる。
また、本構成によれば、第1、第2遅延回路内蔵電圧切替回路(TDSW)17、18の内部に含まれる遅延回路の設計を変化させることで、昇圧回路13がオンからオフに切り替わる時のゲート入力電圧とドレイン・ソース入力電圧とのそれぞれの遅延時間をシフトすることが可能である。
本実施の形態において、第1遅延回路内蔵電圧切替回路(TDSW)17の遅延回路の遅延時間の設計を、第2遅延回路内蔵電圧切替回路(TDSW)18の遅延回路の遅延時間の設計より大きくとれば、昇圧回路13がオンからオフに切り替わる時に、すなわちFETが昇圧回路出力電圧V103(例えば、昇圧電圧VCP=7V)から外部供給電圧V11(例えば、電源電圧VDD=3V)に切り替わるときに、FETゲート入力電圧V101と、FETドレイン・ソース入力電圧V102の間で遅延時間を発生させることが可能となる。例えば、本実施の形態における遅延回路として図4(a)に示すR1とC1との時定数による遅延回路を用い、ゲート入力電圧V101をドレイン・ソース入力電圧V102に比べて遅らせたい場合には、第1遅延回路内蔵電圧切替回路(TDSW)17内の遅延回路の時定数を第2遅延回路内蔵電圧切替回路(TDSW)18内の遅延回路の時定数よりも大きくすればよい。
本実施の形態3によれば、FETのゲート端子とドレイン・ソース端子のそれぞれに別々の遅延回路内蔵電圧切替回路を接続することにより、ゲート入力電圧、ドレイン・ソース入力電圧のそれぞれの遅延時間を別々に制御することができるため、実施の形態1、2と比較して、さらにバラツキ等に対するマージンを持って設計することができる。
(実施の形態4)
図8は本発明の実施の形態4に係る通信端末装置の構成例を示す回路図である。図8では、通信端末装置の無線回路の一部を示す。
本実施の形態4では、CDMA方式で使用されるような、送信信号および受信信号といった大小異なる2つの電力を1つのオン経路で同時に扱う場合に有効な通信端末装置について説明する。
図8に示すように、本実施の形態4における通信端末装置は、送信信号が入力される送受信分波器3と、送受信分波器3が接続される高周波スイッチ回路110と、高周波スイッチ回路110に接続されるアンテナ22と、高周波スイッチ回路110に接続される電圧切替制御用端子31とを備える。高周波スイッチ回路(ANTSW)110は、アンテナ22と、送受信分波器(DUP)3およびその他周波数帯の経路との接続の切り替えを行うものであり、電圧切替制御用端子31により昇圧回路のオン/オフを制御することができる昇圧回路内蔵の高周波スイッチ回路である。高周波スイッチ回路(ANTSW)110としては、実施の形態1〜3で示したものを用いることにより、昇圧回路のオン/オフ切り替え時に、ゲート入力電圧、ドレイン・ソース入力電圧のタイミングチャートを発生させることができ、昇圧回路のオン/オフ切り替え時に、高周波信号の不連続をなくすことができる。
次に、本実施の形態4における通信端末装置の動作について説明する。図9は、本実施の形態4に係る通信端末装置において、電圧切替制御用端子31における入力電圧と、送信信号TXのタイミングチャートを示す図である。図9(a)、(b)に示すように、本実施の形態4に係る通信端末装置によれば、高周波スイッチ回路の電圧切替制御用端子31がオフ時、すなわち昇圧回路オフ時には、確実に送信信号TXがオフになっていることがわかる。つまり、常に送信信号TXがオフに切り替わった後に、電圧切替制御用端子31がオフに切り替えられていることがわかる。また、昇圧回路がオンになってから送信信号TXがオンになっていることから、送信信号TXがオンのときには、確実に昇圧回路がオンになっていることがわかる。これにより、高周波スイッチ回路(ANTSW)110では、歪を抑えたい送信時において、FETに確実に昇圧電圧を供給することができる。
また、ここで示した高周波スイッチ回路(ANTSW)110と送受信分波器(DUP)3を同一パッケージに集積化してもよく、この場合には、通信端末装置の小型化により貢献することが可能である。
(実施の形態5)
図10は本発明の実施の形態5に係る通信端末装置の構成例を示す回路図である。図10に示すアンテナ22、高周波スイッチ回路(ANTSW)110および送受信分波器(DUP)3のうち図8と同じ機能のものには同一番号を付す。本実施の形態5に係る通信端末装置の構成では、送受信分波器3に送信信号を増幅させるための電力増幅器(PA)4を接続し、電力増幅器(PA)4に電圧供給するDC−DCコンバータ5を高周波スイッチ回路(ANTSW)110の電圧切替制御用端子31に接続している。
本実施の形態5に係る通信端末装置によれば、送信信号の電力増幅器(PA)4に電圧供給しているDC−DCコンバータ5により高周波スイッチ回路110の電圧切替制御用端子31を制御することで、電力増幅器(PA)4の制御と高周波スイッチ回路110の電圧切替回路の制御を同じ制御系で行うことができる。
本実施の形態5に係る通信端末装置によれば、電力増幅器(PA)4の制御と高周波スイッチ回路110の電圧切替回路の制御を同じDC−DCコンバータ5で行うことにより、外部制御系を減らすことができると共に、図9に示すような電圧切替制御用端子31における電圧および送信信号TXのタイミングチャートを実現することが容易になる。
また、ここで示した高周波スイッチ回路(ANTSW)110、送受信分波器(DUP)3、電力増幅器(PA)4およびDC−DCコンバータ5を同一パッケージに集積化することで、通信端末装置の小型化により貢献することが可能である。
(実施の形態6)
図11は、本発明の実施の形態6に係る通信端末装置の構成例を示す回路図である。本実施の形態6に係る通信端末装置では、図10で示した実施の形態5に係る通信端末装置に対して、送受信分波器3に受信信号を増幅させるための低雑音増幅器(LNA)6を接続し、さらに、電力増幅器(PA)4および低雑音増幅器(LNA)6に、高周波信号処理を行う無線周波数集積回路(RFIC)7を接続している。これら高周波スイッチ回路(ANTSW)110、送受信分波器(DUP)3、電力増幅器(PA)4、DC−DCコンバータ5、低雑音増幅器(LNA)6および無線周波数集積回路(RFIC)7を同一パッケージに集積化することで、より通信端末装置の小型化に貢献することが可能である。
(その他の実施の形態)
なお、本発明について、前記各実施の形態に基づいて説明したが、前述の実施の形態に限定されないことはもちろんであり、以下のような形態も本発明に含まれる。
まず、実施の形態1〜3では、高周波スイッチ回路として1入力1出力のSPSTスイッチを構成するとしたが、高周波スイッチ回路の入力端子および出力端子の数はこれに限定されない。半導体回路装置が、多入力多出力の高周波スイッチ回路を構成する場合ももちろん、本発明の範囲に含まれる。
また、実施の形態1〜3では、各高周波信号経路に設けられたスイッチ回路である電界効果トランジスタが、2個のFETにより構成されるとしたが、FET段の構成は、これに限らない。FET段が1個ないし複数のFET、マルチゲートFETにより構成される場合も、本発明の範囲に含まれる。
また、実施の形態1〜3における電界効果トランジスタが、ガリウム砒素電界効果トランジスタであってもよい。
また、実施の形態1〜3では、高周波スイッチ回路の回路構成のみ説明したが、これらの回路構成は、高周波スイッチ回路を構成する各構成要素を半導体基板上に一部もしくはすべてを集積化することによって実現してもよいし、または同一パッケージに収納して実現してもよい。
また、実施の形態4〜6では、通信端末装置の構成のみ説明したが、これらの回路構成は、通信端末装置を構成する各構成要素を一部もしくはすべてを半導体基板上に集積化することによって実現してもよいし、または同一パッケージに収納して実現してもよい。
また、前述の各実施の形態およびその他の実施の形態をそれぞれ組み合わせて実施する場合も、本発明の範囲に含まれる。
本発明に係る高周波スイッチ回路および通信端末装置は、昇圧電圧から昇圧の無い電圧への切り替え時に、ドレイン・ソースの電圧降下がゲートの電圧降下に対して遅れることを防止することができる。この切り替えの間にFETの逆バイアスをピンチオフ電圧Vpより低く、高周波信号の不連続がない、昇圧回路のオン/オフ機能を持たせた昇圧回路内蔵の低歪、低消費電流を実現することができ、高周波用のスイッチ回路およびこれを備えた通信装置に有用である。
本発明の実施の形態1に係る高周波スイッチ回路の構成例を示す回路図である。 (a)〜(e)は、実施の形態1に係る高周波スイッチ回路において、昇圧回路のオン/オフを切り替えた時の各回路の動作を示すタイミングチャート図である。 (a)は、高周波スイッチ回路における従来の一般的な電圧切替回路(SW)を示す回路図であり、図3(b)は、本実施の形態1に示す遅延回路内蔵電圧切替回路(TDSW)を示す回路図である。 (a)〜(d)は、遅延回路の一例を示す回路図である。 本発明の実施の形態2に係る高周波スイッチ回路の構成例を示す回路図である。 本発明の実施の形態3に係る高周波スイッチ回路の構成例を示す回路図である。 (a)〜(e)は、本実施の形態3に係る高周波スイッチ回路において、昇圧回路のオン/オフを切り替えた時の各回路の動作を示すタイミングチャート図である。 本発明の実施の形態4に係る通信端末装置の構成例を示す回路図である。 (a)〜(e)は、実施の形態4に係る通信端末装置において、電圧切替制御用端子31における入力電圧と、送信信号TXのタイミングチャートを示す図である。 本発明の実施の形態5に係る通信端末装置の構成例を示す回路図である。 本発明の実施の形態6に係る通信端末装置の構成例を示す回路図である。 従来の高周波用スイッチの一例を示す回路図である。 従来の高周波用スイッチの一例を示す回路図である。 従来におけるタイミングチャートのシミュレーション結果を示す図である。
符号の説明
3 送受信分波器
4 電力増幅器
5 DC−DCコンバータ
6 低雑音増幅器
7 無線周波数集積回路
12 発振回路(OP)
13 昇圧回路(CP)
14 論理回路(DE)
15 電圧切替回路(SW)
16 遅延回路内蔵電圧切替回路(TDSW)
17 第1遅延回路内蔵電圧切替回路(TDSW)
18 第2遅延回路内蔵電圧切替回路(TDSW)
21 外部制御入力端子
22 アンテナ
31 電圧切替制御用端子
51 ダイオード
101、102 抵抗
110 高周波スイッチ回路(ANTSW)
161 遅延回路(TD)
FET1 第1電界効果トランジスタ
FET2 第2電界効果トランジスタ
INV100 インバータ回路
P151、P152 Pチャネルトランジスタ
RF10 第1高周波信号端子
RF20 第2高周波信号端子

Claims (19)

  1. 周波数の異なる複数の高周波信号を通過させる高周波信号経路の入出力端子間にそれぞれ直列に接続された複数の電界効果トランジスタと、前記複数の電界効果トランジスタのゲートに接続され、前記複数の電界効果トランジスタのオン/オフを制御する制御入力信号を入力する制御電圧入力端子と、前記複数の電界効果トランジスタのドレインおよびソースに接続され、前記複数の電界効果トランジスタのドレインとソースの電位を固定する電位固定接続端子とを有する電界効果トランジスタ段と、
    外部供給電圧が入力され、前記外部供給電圧を発振する発振回路と、
    前記発振回路から供給される前記外部供給電圧を昇圧する昇圧回路と、
    前記制御電圧入力端子および前記電位固定接続端子に、前記昇圧回路で昇圧された昇圧電圧と、前記昇圧回路で昇圧されない昇圧無し電圧とを切り替えて入力する電圧選択回路とを備え、
    前記電圧選択回路は、前記昇圧電圧から前記昇圧無し電圧への切り替え時に、前記制御電圧入力端子および前記電位固定接続端子の電圧降下を遅延させる手段を有する、高周波スイッチ回路。
  2. 請求項1に記載の高周波スイッチ回路であって、
    前記電圧降下を遅延させる手段は、前記制御電圧入力端子および前記電位固定接続端子の電圧降下を、任意の電圧降下時間を持たせて除々に行わせる手段である、請求項1に記載の高周波スイッチ回路。
  3. 前記電圧降下を遅延させる手段は、抵抗と容量からなるRC時定数回路の時定数に応じて遅延させた遅延信号を出力するRC遅延回路である、請求項2に記載の高周波スイッチ回路。
  4. 前記電圧降下を遅延させる手段は、半導体素子のゲート遅延からなるゲート遅延回路である、請求項2に記載の高周波スイッチ回路。
  5. 前記電圧降下を遅延させる手段は、前記制御電圧入力端子および前記電位固定接続端子の電圧降下を、任意の遅延時間を持って行わせる手段である、請求項1に記載の高周波スイッチ回路。
  6. 前記電圧選択回路は、第1の電圧選択回路と第2の電圧選択回路とを備え、
    前記第1の電圧選択回路は、前記制御電圧入力端子の電圧降下を遅延させる第1の遅延手段を有し、
    前記第2の電圧選択回路は、前記電位固定接続端子の電圧降下を遅延させる第2の遅延手段を有し、
    前記第1の遅延手段による遅延時間は前記第2の遅延手段による遅延時間よりも大きい、請求項5に記載の高周波スイッチ回路。
  7. 前記第1の遅延手段および前記第2の遅延手段は、抵抗と容量からなるRC時定数回路の時定数に応じて遅延させた遅延信号を出力するRC遅延回路である、請求項6に記載の高周波スイッチ回路。
  8. 前記第1の遅延手段および前記第2の遅延手段は、半導体素子のゲート遅延からなるゲート遅延回路である、請求項6に記載の高周波スイッチ回路。
  9. 周波数の異なる複数の高周波信号を通過させる高周波信号経路の入出力端子間にそれぞれ直列に接続された複数の電界効果トランジスタと、前記複数の電界効果トランジスタのゲートに接続され、前記複数の電界効果トランジスタのオン/オフを制御する制御入力信号を入力する制御電圧入力端子と、前記複数の電界効果トランジスタのドレインおよびソースに接続され、前記複数の電界効果トランジスタのドレインとソースの電位を固定する電位固定接続端子とを有する電界効果トランジスタ段と、
    外部供給電圧が供給される外部供給電圧入力端子と、
    前記外部供給電圧入力端子から供給される前記外部供給電圧を発振する発振回路と、
    前記制御電圧入力端子および前記電位固定接続端子と接続され、前記発振回路から供給される前記外部供給電圧を昇圧する昇圧回路と、
    前記昇圧回路がオンからオフに切り替わる際に、前記発振回路をオフに切り替える信号が入力される電圧切替制御用端子と、
    前記昇圧回路と前記外部供給電圧入力端子との間に接続されるダイオードとを備える、高周波スイッチ回路。
  10. 前記電界効果トランジスタ段が、複数個のマルチゲート電界効果トランジスタで構成される、請求項1〜9のうちいずれか1項に記載の高周波スイッチ回路。
  11. 前記電界効果トランジスタ段が、複数個のガリウム砒素電界効果トランジスタで構成される、請求項1〜9のうちいずれか1項に記載の高周波スイッチ回路。
  12. 請求項1〜11のうちいずれか1項に記載の高周波スイッチ回路が、1つの半導体基板上に集積化されている、半導体装置。
  13. 請求項1〜11のうちいずれか1項に記載の高周波スイッチ回路が、1つのパッケージに収納されている、半導体装置。
  14. 請求項1〜11のうちいずれか1項に記載の高周波スイッチ回路と、
    前記高周波スイッチ回路に接続される送受信分波器とを備え、
    前記送受信分波器は、前記高周波スイッチ回路への信号の送信と受信を切り替える、通信端末装置。
  15. 前記送受信分波器に接続される電力増幅器と、
    前記電力増幅器に電圧供給するDC−DCコンバータとをさらに備え、
    前記電力増幅器は前記送受信分波器に送信される信号の電力を増幅し、
    前記DC−DCコンバータにより前記高周波スイッチ回路が電圧制御される、請求項14に記載の通信端末装置。
  16. 前記送受信分波器に接続される低雑音増幅器と、
    前記電力増幅器および低雑音増幅器に接続される無線周波数集積回路とをさらに備える、請求項15に記載の通信端末装置。
  17. 前記高周波スイッチ回路、前記送受信分波器、前記電力増幅器、前記DC−DCコンバータ、前記低雑音増幅器および前記無線周波数集積回路のうちの少なくとも2つが1つの半導体基板上に搭載される、請求項16に記載の通信端末装置。
  18. 前記高周波スイッチ回路、前記送受信分波器、前記電力増幅器、前記DC−DCコンバータ、前記低雑音増幅器および前記無線周波数集積回路のうちの少なくとも2つが1つのパッケージに収納される、請求項16に記載の通信端末装置。
  19. 前記昇圧回路がオンからオフに切り替わる際には、前記昇圧回路がオフに切り替わる前に、前記送受信分波器から前記高周波スイッチ回路に入力される送信信号がオフに切り替わり、
    前記昇圧回路がオフからオンに切り替わる際には、前記昇圧回路がオンに切り替わった後に、前記送受信分波器から前記高周波スイッチ回路に入力される送信信号がオンに切り替わる、請求項14に記載の通信端末装置。
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