JP2007141967A - 光起電力素子、光起電力モジュールおよび光起電力素子の製造方法 - Google Patents

光起電力素子、光起電力モジュールおよび光起電力素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】製造プロセスが複雑化するのを抑制しながら、接続電極を集電極に取り付ける際の接続不良を抑制することが可能な光起電力素子、光起電力モジュールおよび光起電力素子の製造方法を提供する。
【解決手段】この光起電力素子11は、透光性導電膜4の発電領域18に対応する表面上に、バスバー電極部5bとフィンガー電極部5aとからなる表面側集電極5が形成されている。また、透光性導電膜4の発電領域18に対応する表面上には、表面を保護するための保護層10が形成されている。この保護層10は、バスバー電極部5bの両方の側面部と接することなく距離Lを隔てて形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、光起電力素子、光起電力モジュールおよび光起電力素子の製造方法に関し、特に、発電領域に保護層が形成された光起電力素子、光起電力モジュールおよび光起電力素子の製造方法に関する。
従来、光電変換層の表面に保護層を形成することによって、光電変換層の表面を傷や湿度から保護し、それによって素子特性が低下するのを抑制することが可能な光起電力素子およびその製造方法が知られている。図10は、従来の一例による光起電力素子の断面図である。図11は、図10に示した従来の一例による光起電力素子の平面図である。図12は、図10に示した従来の一例による光起電力素子を複数接続した状態を示す断面図である。まず、図10〜図12を参照して、従来の一例による光起電力素子100の構造について説明する。
従来の一例による光起電力素子100は、図10および図11に示すように、光電変換層101の上面上に集電極102が形成されている。この集電極102は、図11に示すように、光電変換層101で発電された電流を収集するためのフィンガー電極部102aと、フィンガー電極部102aを流れる電流をさらに収集するためのバスバー電極部102bとによって構成されている。また、光電変換層101の下面上にも、光電変換層101の上面上に形成された集電極102と同様の集電極(図示せず)が形成されている。
また、従来の一例による光起電力素子100では、図10に示すように、光電変換層101の上面上(光入射面側)に保護層103が形成されている。この保護層103は、光電変換層101の表面に傷が付くのを抑制する機能を有するとともに、光電変換層101の表面が大気と接触するのを遮断する機能を有している。すなわち、保護層103は、光電変換層101の表面に傷が付くことにより光電変換層101の素子特性が低下するのを抑制するとともに、空気中の湿度により光電変換層101の構成物質がイオン化し、これにより素子特性が低下するのを抑制する機能を有している。また、保護層103が集電極102の側面部と接する領域では、保護層103の厚みが表面張力により集電極102の厚みと同程度の厚みまで大きくなっている。
また、光起電力素子100のバスバー電極部102bの上面には、図10〜図12に示すように、隣接する光起電力素子100を互いに電気的に接続するためのタブ電極104の一方端が接続されている。このタブ電極104の他方端は、隣接する光起電力素子100の裏面側に形成された集電極のバスバー電極部(図示せず)に電気的に接続されている。
図13および図14は、図10に示した従来の一例による光起電力素子の表面上に保護層を形成する方法を説明するための断面図である。次に、図10および図12〜図14を参照して、光電変換層101の上面上に保護層103を形成する方法について説明する。
まず、図13に示すように、光起電力素子100のバスバー電極部102bの上面上に、マスク層105を形成する。次に、図14に示すように、マスク層105をマスクとして、光電変換層101の表面上に保護層103を構成する樹脂材料をスプレーでコーティングする。その後、マスク層105を除去する。このようにして、図10に示した従来の一例による光起電力素子100が形成される。
続いて、バスバー電極部102bの上面にタブ電極104の一方端を接続するとともに、隣接する光起電力素子100の裏面側のバスバー電極部(図示せず)に、タブ電極104の他方端を接続する。これにより、図12に示した従来の一例による光起電力素子100が複数接続される。この後、接続された複数の光起電力素子100が充填材(図示せず)により充填されてモジュール化される。
また、従来、保護層に内部気泡が入るのを抑制するため、光起電力素子の受光面に形成される保護層の厚みが平均厚みよりも厚くならないように構成された光起電力素子およびその製造方法が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
図15は、特許文献1に記載された従来の他の一例による光起電力素子の平面図である。図16は、図15の300−300線に沿った断面図である。まず、図15および図16を参照して、特許文献1に記載された従来の他の一例による光起電力素子200の構造について説明する。
特許文献1に記載された従来の他の一例による光起電力素子200は、図15に示すように、光起電力素子板201(光電変換層)の上面のY方向の両側端部に、それぞれ、絶縁部材202が設けられている。また、絶縁部材202の発電領域203側の側面部には、図16に示すように、離型剤202aが塗布されている。この離型剤202aは、絶縁部材202の側面部と接する保護層207の表面張力を低下させる機能を有している。また、発電領域203の上面上には、図15に示すように、光起電力素子板201で発電された電流を収集するための複数の集電電極204(フィンガー電極)がY方向に延びるように設けられている。
また、絶縁部材202の上面上には、導電性箔体205(バスバー電極)が集電電極204と別体で設けられている。この導電性箔体205は、絶縁部材202の上面上で集電電極204と接続されている。また導電性箔体205は、集電電極204に流れる電流をさらに収集する機能を有している。また、図16に示すように、導電性箔体205と対向する位置である光起電力素子板201の下面の両側端部には、それぞれ、導電性箔体206が設けられている。
また、光起電力素子板201の発電領域203の上面上(光入射面側)には、光起電力素子板201を傷や湿度などから保護するための保護層207(図16参照)が形成されている。この保護層207は、絶縁部材202の側面部に設けられた離型剤202aと接している。このため、絶縁部材202の側面部の近傍では、図16に示すように、保護層207が離型剤202aにはじかれて、保護層207の厚みが平均厚みよりも小さくなっている。
次に、図15および図16を参照して、特許文献1に記載された従来の他の一例による光起電力素子200の製造方法について説明する。まず、絶縁部材202の片側の側面部に離型剤202aを塗布する。次に、離型剤202aを塗布した面が発電領域203側になるように、絶縁部材202を光起電力素子板201のY方向(図15参照)の両側端部に貼り付ける。次に、銅線からなる複数の集電電極204に導電性接着材を塗布し、光起電力素子板201の発電領域203の上面上にY方向に延びるように接着する。その際、集電電極204の端部が、絶縁部材202の上面上に位置するように集電電極204を接着する。その後、導電性箔体(バスバー電極)205を絶縁部材202の上面上に貼り付けることによって、導電性箔体(バスバー電極)205を集電電極204に接続する。
次に、導電性箔体205と対向する位置である光起電力素子板201の下面の両側端部に、導電性箔体206を貼り付ける。
続いて、光起電力素子板201の上面上(光入射面側)の発電領域203に、スプレーにより、保護層207を構成する樹脂材料をコーティングする。なお、特許文献1の構造において、導線性箔体205の上面上に、隣接する光起電力素子200を電気的に接続するためのタブ電極(図示せず)を取り付ける場合には、導電性箔体205の上面上に保護層207が形成されるのを抑制する必要がある。この場合、樹脂材料をコーティングする際には、導電性箔体205の上面上にはマスク層208が形成されるものと考えられる。そして、タブ電極を形成する場合には、保護層207が形成された後にマスク層208を除去した後、導電性箔体205の上面にタブ電極が取り付けられる。
特開2004−228333号公報
しかしながら、図10〜図14に示した従来の一例による光起電力素子100では、上記したように、保護層103が集電極102の側面部と接する領域で、保護層103の厚みが集電極102(バスバー電極部102b)の厚みと同程度の厚みまで大きくなっているので、保護層103の形成時に集電極102のバスバー電極部102bの上面上に形成したマスク層105とバスバー電極部102bとの境界部分の隙間に保護層103を構成する樹脂材料が入り込むという不都合がある。このため、保護層103の形成後にマスク層105を除去した場合に、バスバー電極部102bの上面上の一部に保護層103が形成されてしまうので、バスバー電極部102bの上面上にタブ電極104を接続する際に、タブ電極104に接続不良が生じる場合があるという問題点がある。
また、図15および図16に示した特許文献1に記載された従来の他の一例による光起電力素子200では、保護層207が絶縁部材202の側面部と接する領域で、保護層207の厚みが平均厚みよりも大きくなることがないので、上記従来の一例による光起電力素子100のような問題点は生じない。その一方、特許文献1では、保護層207の厚みを平均厚みよりも小さくするために、絶縁部材202の側面部に離型剤202aを塗布する必要があるという不都合がある。このため、光起電力素子200の製造工程において、絶縁部材202の側面部に離型剤202aを塗布する工程が必要となるので、製造プロセスが複雑化するという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、製造プロセスが複雑化するのを抑制しながら、接続電極を集電極に取り付ける際の接続不良を抑制することが可能な光起電力素子、光起電力モジュールおよび光起電力素子の製造方法を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面における光起電力素子は、光電変換層を含む発電領域と、発電領域の一表面上に形成される集電極と、発電領域上に形成された保護層とを備え、保護層の少なくとも一部は、集電極の側面部と接することなく側面部から所定の間隔を隔てて形成されている。
この第1の局面による光起電力素子では、上記のように、保護層の少なくとも一部を、集電極の側面部と接することなく側面部から所定の間隔を隔てて形成されていることによって、保護層が集電極の側面部に接した場合と異なり、集電極の側面部近傍の保護層の厚みが表面張力により平均厚みよりも大きくなるのを抑制することができる。このため、保護層の厚みが平均厚みよりも大きくなることに起因して、集電極の接続電極が取り付けられる部分に保護層が形成されるのを抑制することができるので、保護層の形成による接続不良箇所の発生を抑制することができる。その結果、接続電極を集電極に取り付ける際の接続不良の発生を抑制することができる。また、保護層を、集電極の側面部と接することなく側面部から所定の間隔を隔てて形成することによって、集電極の側面部に離型剤を塗布することなく、保護層の厚みが平均厚みよりも大きくなるのを抑制することができるので、離型剤を塗布する工程を省略することができる。このため、製造プロセスが複雑化するのを抑制することができる。したがって、第1の局面による光起電力素子では、製造プロセスが複雑化するのを抑制しながら、接続電極を集電極に取り付ける際の接続不良を抑制することができる。
上記第1の局面による光起電力素子において、好ましくは、保護層は、集電極の所定部分の両方の側面部と接することなく所定部分の両方の側面部から所定の間隔を隔てて形成されている。このように構成すれば、集電極の所定部分の両方の側面部近傍の保護層の厚みが平均厚みよりも大きくなるのを抑制することができるので、集電極の接続電極が取り付けられる部分に保護層が形成されるのをより有効に抑制することができる。その結果、接続電極を集電極に取り付ける際の接続不良の発生をより有効に抑制することができる。
上記第1の局面による光起電力素子において、好ましくは、集電極は、発電領域で発電された電流を収集するためのフィンガー電極部と、フィンガー電極部を流れる電流をさらに収集するバスバー電極部とを含み、保護層は、バスバー電極部の両方の側面部と接触することなく両方の側面部から所定の間隔を隔てて形成されている。このように構成すれば、バスバー電極部の両方の側面部近傍の保護層の厚みが平均厚みよりも大きくなるのを抑制することができるので、バスバー電極部の接続電極が取り付けられる部分に保護層が形成されるのをより有効に抑制することができる。その結果、接続電極をバスバー電極部に取り付ける際の接続不良の発生をより有効に抑制することができる。
上記第1の局面による光起電力素子において、好ましくは、光電変換層の表面上に形成される透光性導電膜をさらに備え、保護層と集電極とは、透光性導電膜の表面上に形成されている。このように構成すれば、透光性導電膜の表面を保護層により保護することができるとともに、光電変換層により発電された電流を接続電極が取り付けられる集電極により効率よく収集することができる。
この発明の第2の局面における光起電力モジュールは、上記第1の局面による光起電力素子を備えた光起電力モジュールである。このように構成すれば、容易に、製造プロセスが複雑化するのを抑制しながら、接続電極を集電極に取り付ける際の接続不良を抑制することが可能な光起電力モジュールを得ることができる。
この発明の第3の局面における光起電力素子の製造方法は、光電変換層を含む発電領域を形成する工程と、発電領域の表面上に集電極を形成する工程と、発電領域の表面上に、集電極の所定部分の側面部と接しないように、かつ、側面部から所定の間隔を隔たるように保護層を形成する工程とを備えている。なお、この第3の局面において、「側面部と接しないように」とは、側面部と完全に接しない場合のみならず、側面部とほぼ接しない場合も含む広い意味である。
この第3の局面による光起電力素子の製造方法では、上記のように、発電領域の表面上に、集電極の側面部と接することなく側面部から所定の間隔を隔てて保護層を形成した後、集電極の上面上に接続電極を取り付けることによって、保護層が集電極の側面部に接した場合と異なり、集電極の側面部近傍の保護層の厚みが表面張力により平均厚みよりも大きくなるのを抑制することができるので、保護層の厚みが平均厚みよりも大きくなることに起因して、集電極の接続電極が取り付けられる部分に保護層が形成されるのを抑制することができる。このため、保護層の形成による接続不良箇所の発生を抑制することができるので、接続電極を集電極に取り付ける際の接続不良の発生を抑制することができる。また、保護層を、集電極の所定部分の側面部と接することなく側面部から所定の間隔を隔てて形成することによって、集電極の側面部に離型剤を塗布することなく、保護層の厚みが平均厚みよりも大きくなるのを抑制することができるので、離型剤を塗布する工程を省略することができる。このため、製造プロセスが複雑化するのを抑制することができる。したがって、第3の局面による光起電力素子の製造方法では、製造プロセスが複雑化するのを抑制しながら、接続電極を集電極に取り付ける際の接続不良を抑制することができる。
上記第3の局面による光起電力素子の製造方法において、好ましくは、集電極の所定部分の表面上に集電極の所定部分の幅よりも大きい幅の開口を有するマスク層を形成する工程と、マスク層をマスクとして、発電領域の表面上に保護層を形成する工程とを備えている。このように構成すれば、光電変換層の表面に、容易に、保護層を、集電極の所定部分の側面部と接することなく側面部から所定の間隔を隔てて形成することができる。
なお、上記透光性導電膜を備えた光起電力素子において、透光性導電膜の表面は、凹凸形状を有していてもよい。このように構成すれば、透光性導電膜の表面の摩擦係数を大きくすることができるので、保護層を形成する際に、容易に、保護層を集電極の側面部と接することなく側面部から所定の間隔を隔てて形成することができる。
また、上記光起電力素子において、光電変換層は、第1導電型の第1半導体層と、第1半導体層の一方表面上に形成された実質的に真性の第2半導体層と、第2半導体層の表面上に形成された第2導電型の第3半導体層と、第1半導体層の他方表面上に形成された実質的に真性の第4半導体層と、第4半導体層の表面上に形成された第1導電型の第5半導体層とを含むように構成してもよい。このような光起電力素子に、集電極の側面部と接することなく側面部から所定の間隔を隔てて保護層を形成する構造を適用することによっても、製造プロセスが複雑化するのを抑制しながら、接続電極を集電極に取り付ける際の接続不良を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による光起電力素子の構造を示した平面図である。図2は、図1の400−400線に沿った断面図である。まず、図1および図2を参照して、本発明の一実施形態による光起電力素子11の構造について説明する。
本発明の一実施形態による光起電力素子11は、図2に示すように、約140μm〜約300μmの厚みを有するともに、上面および下面にテクスチャ構造(凹凸形状)が形成されたn型単結晶シリコン基板1上に、約5nm〜約20nmの厚みを有する実質的に真性のi型非晶質シリコン層2が形成されている。また、n型単結晶シリコン基板1は、発電層(光電変換層)としての機能を有している。なお、n型単結晶シリコン基板1は、本発明の「光電変換層」および「第1半導体層」の一例であり、i型非晶質シリコン層2は、本発明の「第2半導体層」の一例である。また、i型非晶質シリコン層2上には、約5nm〜約20nmの厚みを有するp型非晶質シリコン層3が形成されている。なお、p型非晶質シリコン層3は、本発明の「第3半導体層」の一例である。
また、p型非晶質シリコン層3上には、約30nm〜約150nmの厚みを有するITO(Indium Tin Oxide)から構成される透光性導電膜4が形成されている。また、透光性導電膜4の上面上の所定領域には、銀(Ag)ペーストからなる表面側集電極5が形成されている。この表面側集電極5は、図1に示すように、X方向に所定の間隔を隔ててY方向に互いに平行に延びるように形成された複数のフィンガー電極部5aと、フィンガー電極部5aにより収集された電流を集合させるとともに、X方向に延びるように形成されたバスバー電極部5bとによって構成されている。また、フィンガー電極部5aおよびバスバー電極部5bは、約10μm〜約100μmの厚みを有している。また、バスバー電極部5bは、約0.5mm〜約3mm(たとえば、約2mm)の幅を有している。なお、表面側集電極5が形成されている面側(図2のA側)が、光起電力素子11の光入射面側となる。
また、図2に示すように、n型単結晶シリコン基板1の下面上には、約5nm〜約20nmの厚みを有する実質的に真性のi型非晶質シリコン層6と、約5nm〜約20nmの厚みを有するn型非晶質シリコン層7とが順次形成されている。なお、i型非晶質シリコン層6は、本発明の「第4半導体層」の一例であり、n型非晶質シリコン層7は、本発明の「第5半導体層」の一例である。また、n型非晶質シリコン層7の下面上には、約30nm〜約150nmの厚みを有するITO膜からなる透光性導電膜8が形成されている。また、透光性導電膜8の下面上には、表面側集電極5と同様の裏面側集電極9が形成されている。なお、表面側集電極5および裏面側集電極9は、本発明の「集電極」の一例である。
また、図2に示すように、光入射面側の透光性導電膜4の発電領域18に対応する表面上には、酸化ケイ素が添加剤として添加されたアクリル樹脂からなる保護層10が形成されている。この保護層10は、透光性導電膜4の表面に傷が付くのを抑制する機能を有するとともに、透光性導電膜4の表面が大気と接触するのを遮断する機能を有している。すなわち、保護層10は、発電領域13上の素子表面に形成され、透光性導電膜4の表面に傷が付くことにより光起電力素子11の素子特性が低下するのを抑制するとともに、空気中の湿度により光起電力素子11の発電領域13がダメージを受け、これにより素子特性が低下するのを抑制する機能を有している。なお、発電領域18とは、光電変換層としてのn型単結晶シリコン基板1により発電が可能な平面領域のことをいう。
ここで、本実施形態では、図2に示すように、保護層10は、バスバー電極部5bの両方の側面部と接することなくバスバー電極部5bの側面部から距離L(約2mm)を隔てて形成されている。このため、透光性導電膜4の表面のうち、バスバー電極部5bの両方の側面部近傍には、保護層10が形成されない領域が形成される。バスバー電極部5bの両方の側面部近傍以外のフィンガー電極部5aの上面上の領域には、保護層10が形成されている。また、透光性導電膜4の表面上には、n型単結晶シリコン基板1のテクスチャ構造(凹凸形状)を反映するように、凹凸形状が形成されている。
また、図1および図2に示すように、表面側集電極5のバスバー電極部5bの上面上には、複数の光起電力素子11を電気的に接続するための銅箔からなるタブ電極12の一方端側が接続されている。また、裏面側集電極9のバスバー電極部5bの下面上には、図2および図3に示すように、隣接する光起電力素子11の表面側集電極5のバスバー電極部5bに接続されたタブ電極12の他方端側が接続されている。なお、タブ電極12は、本発明の「接続電極」の一例である。
図3は、図1に示した一実施形態による光起電力素子を含む光起電力モジュールの構造を示した断面図である。次に、図3を参照して、一実施形態による光起電力モジュールの構造について説明する。一実施形態による光起電力モジュールは、複数の光起電力素子11を備えており、この複数の光起電力素子11の各々は、ステップ状に折り曲げられたタブ電極12を介して、隣接する光起電力素子11に接続されている。また、タブ電極12を介して接続される光起電力素子11は、EVA(Ethylene Vinyl Acetate:エチレンビニルアセテート)樹脂からなる充填材13により封止されている。また、複数の光起電力素子11を封止した充填材13の上面上(光入射面側)には、表面保護用の白色ガラスからなる表面保護材14が配置されている。また、複数の光起電力素子11を封止した充填材13の下面上には、光起電力素子11側から順番に、PETフィルム15およびAl箔16が配置されている。
本実施形態では、上記のように、保護層10の少なくとも一部を、表面側集電極5のバスバー電極部5bの両方の側面部と接することなく側面部から距離Lの間隔を隔てて形成することによって、保護層10がバスバー電極部5bの側面部に接した場合と異なり、バスバー電極部5bの側面部近傍の保護層10の厚みが表面張力により平均厚みよりも大きくなるのを抑制することができる。このため、保護層10の厚みが平均厚みよりも大きくなることに起因して、バスバー電極部5bのタブ電極12が取り付けられる上面上の部分に保護層10が形成されるのを抑制することができるので、保護層10の形成によるタブ電極12の接続不良箇所の発生を抑制することができる。その結果、タブ電極12をバスバー電極部5bに取り付ける際の接続不良の発生を抑制することができる。
また、本実施形態では、保護層10の少なくとも一部を、バスバー電極部5bの両方の側面部と接することなく側面部から距離Lを隔てて形成することによって、バスバー電極部5bの側面部に離型剤を塗布することなく、保護層10の厚みが平均厚みよりも大きくなるのを抑制することができるので、離型剤を塗布する工程を省略することができる。このため、製造プロセスが複雑化するのを抑制することができる。したがって、本実施形態では、製造プロセスが複雑化するのを抑制しながら、タブ電極12をバスバー電極部5bに接続する際の接続不良を抑制することができる。
また、本実施形態では、保護層10とタブ電極12が取り付けられる表面側集電極5とを、透光性導電膜4の表面上に形成することによって、透光性導電膜4を保護層10により保護することができるとともに、光起電力素子11により発電された電流をタブ電極12が取り付けられる表面側集電極5により効率よく収集することができる。
また、本実施形態では、透光性導電膜4の表面を、凹凸形状を有するように構成することによって、透光性導電膜4の表面の摩擦係数を大きくすることができるので、保護層10を形成する際に、容易に、保護層10をバスバー電極部5bの両方の側面部と接することなく側面部から距離Lを隔てて形成することができる。
図4〜図7は、図1および図2に示した一実施形態による光起電力素子の製造方法を説明するための図である。次に、図1、図2および図4〜図7を参照して、上記した一実施形態による光起電力素子11の製造プロセスについて説明する。
まず、図4に示すように、約140μm〜約300μmの厚みを有するn型単結晶シリコン基板1の上面上に、RFプラズマCVD法を用いて、約5nm〜約20nmの厚みを有する実質的に真性のi型非晶質シリコン層2、および、約5nm〜約20nmの厚みを有するp型非晶質シリコン層3を順次形成する。次に、RFプラズマCVD法を用いて、n型単結晶シリコン基板1の下面上に、約5nm〜約20nmの厚みを有する実質的に真性のi型非晶質シリコン層6、および、約5nm〜約20nmの厚みを有するn型非晶質シリコン層7を順次形成する。
そして、マグネトロンスパッタ法を用いて、p型非晶質シリコン層3およびn型非晶質シリコン層7の各々の表面上に、約30nm〜約150nmの厚みを有する透光性導電膜4および8を形成する。
次に、スクリーン印刷法を用いて、透光性導電膜4の上面上および透光性導電膜8の下面上の各々の所定の領域に、約10μm〜約100μmの厚みを有するAgペーストからなる櫛形状の表面側集電極5および裏面側集電極9をそれぞれ形成する。この表面側集電極5は、図1に示すように、それぞれ、X方向に所定の間隔を隔ててY方向に互いに平行に延びる複数のフィンガー電極部5aと、フィンガー電極部5aにより収集された電流を集合させるとともにX方向に延びるバスバー電極部5bとを有するように一体的に形成する。また、裏面側集電極9も、上記表面側集電極5と同様に形成する。
次に、図5および図6に示すように、表面側集電極5のバスバー電極部5bの上面上に、約50μmの厚みを有するポリエステルからなるマスク層17を形成する。
ここで、本実施形態では、マスク層17は、バスバー電極部5bの幅(約2mm)よりも大きい約6mmの開口幅を有するように形成されている。
次に、図6に示すように、光起電力素子11の光入射面側の透光性導電膜4の上面上に、添加剤として酸化ケイ素を添加したアクリル樹脂をスプレーでコーティングする。これにより、透光性導電膜4の上面上に保護層10が形成されるとともに、マスク層17によるマスクによって、バスバー電極部5bの両方の側面部の近傍には、保護層10が形成されない領域が形成される。このため、保護層10は、バスバー電極部5bの両方の側面部と接することなく、側面部から所定の間隔を隔てて透光性導電膜4の発電領域18に対応する表面上に形成される。
保護層10が形成された直後は保護層10が硬化していないため、図7に示すように、バスバー電極部5bの側面部側に保護層10が少し拡がり、その後、保護層10が硬化する。保護層10が硬化した後の保護層10とバスバー電極部5bの側面部との距離Lは約2mmとなる。
最後に、バスバー電極部5bに形成したマスク層17を除去することにより、図2に示した本発明による光起電力素子11が形成される。
次に、図1〜図3を参照して、上記のようにして形成した光起電力素子11を複数接続することによってモジュール化する方法について説明する。図1〜図3に示すように、上記のようにして形成した複数の光起電力素子11の表面側集電極5のバスバー電極部5bに銅箔からなるタブ電極12の一方端側を接続する。そして、タブ電極12の他方端側を、隣接する光起電力素子11の裏面側集電極9のバスバー電極部(図示せず)に接続する。このようにして、図3に示すように、複数の光起電力素子11を直列に接続する。
次に、白色ガラスからなる表面保護材14の上に、後に充填材13となるEVAシート、タブ電極12により接続した複数の光起電力素子11、後に充填材13となるEVAシート、および、PETフィルム15およびAl箔16を順次積層する。この後、加熱しながら真空ラミネート処理を行うことによって、図3に示した本実施形態による光起電力モジュールが形成される。
本実施形態では、上記のように、表面側集電極5のバスバー電極部5bの上面上にバスバー電極部5bの幅よりも大きい幅の開口を有するマスク層17を形成する工程と、マスク層17をマスクとして、透光性導電膜4の発電領域18に対応する表面上に保護層10を形成する工程とを備えることによって、透光性導電膜4の発電領域18に対応する表面上に、容易に、保護層10を、バスバー電極部5bの両方の側面部と接することなく側面部から距離Lを隔てて形成することができる。
なお、今回開示された実施形態および実施例は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態および実施例の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、スプレーにより酸化ケイ素を添加したアクリル樹脂をコーティングすることによって、光起電力素子の光入射面側の表面に保護層を形成する例を示したが、本発明はこれに限らず、図8に示した第1変形例のように、スクリーン印刷法により、光起電力素子20の光入射面側の表面に保護層21を形成するようにしてもよい。この場合は、保護層21の形成時に、バスバー電極部5bの上面にマスク層を形成する必要がないので、その分、製造プロセスをさらに簡略化することができる。また、光起電力素子の光入射面側の表面に保護層を形成する方法として、スクリーン印刷法以外に、ディップ法やロールコーター法などの種々の方法を用いるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、保護層を、バスバー電極部の両方の側面部に接することなく側面部から距離Lを隔てて形成する例を示したが、本発明はこれに限らず、図9に示した第2変形例のように、所定の間隔で、バスバー電極部5bの側面部と保護層31とが接触する接触領域31aを形成するように保護層31を形成してもよい。
また、上記実施形態では、保護層を、バスバー電極部の側面部と接触することなく、側面部から約2mm(距離L)の間隔を隔てて透光性導電膜の発電領域に対応する表面上に形成する例を示したが、本発明はこれに限らず、保護層がバスバー電極部と接触することなく形成されていれば、保護層とバスバー電極部の側面部との距離Lは2mm以外の間隔であってもよい。なお、保護層が形成される領域は、素子表面の損傷防止および素子表面の大気との接触の抑制という保護層の機能上、発電領域に対してほぼ全面であるのが好ましい。
また、上記実施形態では、光起電力素子の透光性導電膜の表面上に凹凸形状を有するように構成した例を示したが、本発明はこれに限らず、透光性導電膜の表面に凹凸形状を設けないようにしてもよい。
また、上記実施形態では、保護層を、光起電力素子の光入射面側の透光性導電膜上に形成した例を示したが、本発明はこれに限らず、透光性導電膜が設けられていない光起電力素子の光入射面側の発電領域に対応する表面上に形成してもよい。
また、上記実施形態では、上面および下面にテクスチャ構造(凹凸形状)を有するn型単結晶シリコン基板を用いた例を示したが、本発明はこれに限らず、テクスチャ構造を有しないn型単結晶シリコン基板を用いるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、n型単結晶シリコン基板とp型非晶質シリコン層、および、n型単結晶シリコン基板とn型非晶質シリコン層との間に、それぞれ、i型非晶質シリコン層を含む光電変換層を用いた例を示したが、本発明はこれに限らず、i型非晶質シリコン層を含まない光電変換層を用いるようにしてもよい。また、本発明は、上記光起電力素子に限らず、単結晶型光起電力素子、アモルファス型光起電力素子などの種々の光起電力素子に適用可能であるとともに、シリコン系以外の光起電力素子にも適用可能である。
また、上記実施形態では、保護層は、添加剤として酸化ケイ素を添加したアクリル樹脂から構成するようにした例を示したが、本発明はこれに限らず、保護層は、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコン樹脂、EVA、PVA(Poly Vinyl Alcohol:ポリビニルアルコール)、PVB(Poly Vinyl Butyral:ポリビニルブチラール)、ポリシラザンなど樹脂のうち、いずれか1種類、または、2種類以上を混合したものでもよく、これらのうちの少なくとも1つを主成分とし、添加剤として、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化チタンおよび酸化亜鉛などを添加したものから構成するようにしてもよい。また、添加剤は、光起電力素子が吸収および発電するために影響する波長の光を実質的に吸収しない金属酸化物であれば、上記以外の物質であってもよい。また、添加剤は、有機化合物であってもよい。
また、上記実施形態では、マスク層として、ポリエステルからなるマスク層を用いた例を示したが、本発明はこれに限らず、バスバー電極部の上面上に保護層が形成されないようにマスクすることができるものであれば、ポリエステル以外の材料からなるマスク層であってもよい。
また、上記実施形態では、2本のバスバー電極部と複数のフィンガー電極部とで構成される集電極を用いた例を示したが、本発明はこれに限らず、集電極を構成するバスバー電極部は1本または3本以上であってもよい。また、集電極は、フィンガー電極部をワイヤーで構成するなど、上記以外の他の構成であってもよい。
また、上記実施形態では、透光性導電膜の表面上に傷が付くのを抑制する機能を有するとともに、透光性導電膜の表面が大気と接触するのを遮断する機能を有する保護層を、透光性導電膜の発電領域に対応する表面上に形成した例を示したが、本発明はこれに限らず、本発明に係る光起電力素子上の保護層は、上記機能以外の他の機能を有する保護層であってもよい。
本発明の一実施形態による光起電力素子の構造を示した平面図である。 図1の400−400線に沿った断面図である。 図1に示した一実施形態による光起電力素子を含む光起電力モジュールの構造を示した断面図である。 図1に示した一実施形態による光起電力素子の製造方法を説明するための断面図である。 図1に示した一実施形態による光起電力素子の製造方法を説明するための平面図である。 図5の500−500線に沿った断面図である。 図1に示した一実施形態による光起電力素子の製造方法を説明するための断面図である。 図1に示した一実施形態による光起電力素子の第1変形例を示す断面図である。 図1に示した一実施形態による光起電力素子の第2変形例を示す平面図である。 従来の一例による光起電力素子の断面図である。 図10に示した従来の一例による光起電力素子の平面図である。 図10に示した従来の一例による光起電力素子を複数接続した状態を示す断面図である。 図10に示した従来の一例による光起電力素子の表面上に保護層を形成する方法を説明するための断面図である。 図10に示した従来の一例による光起電力素子の表面上に保護層を形成する方法を説明するための断面図である。 特許文献1に記載された従来の他の一例による光起電力素子の平面図である。 図15の300−300線に沿った断面図である。
符号の説明
1 n型単結晶シリコン基板(第1半導体層)
2 i型非晶質シリコン層(第2半導体層)
3 p型非晶質シリコン層(第3半導体層)
4、8 透光性導電膜
6 i型非晶質シリコン層(第4半導体層)
7 n型非晶質シリコン層(第5半導体層)
5 表面側集電極(集電極)
5a フィンガー電極部
5b バスバー電極部
9 裏面側集電極(集電極)
10、21、31 保護層
11、20、30 光起電力素子
12 タブ電極(接続電極)
13 充填材
14 表面保護材
15 PETフィルム
16 Al箔
17 マスク層
18 発電領域

Claims (7)

  1. 光電変換層を含む発電領域と、
    前記発電領域の一表面上に形成される集電極と、
    前記発電領域上に形成された保護層とを備え、
    前記保護層の少なくとも一部は、前記集電極の側面部と接することなく前記側面部から所定の間隔を隔てて形成されている、光起電力素子。
  2. 前記保護層は、前記集電極の所定部分の両方の側面部と接することなく前記所定部分の両方の側面部から所定の間隔を隔てて形成されている、請求項1に記載の光起電力素子。
  3. 前記集電極は、前記発電領域で発電された電流を収集するためのフィンガー電極部と、前記フィンガー電極部を流れる電流をさらに収集するバスバー電極部とを含み、
    前記保護層は、前記バスバー電極部の両方の側面部と接触することなく前記両方の側面部から所定の間隔を隔てて形成されている、請求項1または2に記載の光起電力素子。
  4. 前記光電変換層の表面上に形成される透光性導電膜をさらに備え、
    前記保護層と前記集電極とは、前記透光性導電膜の表面上に形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の光起電力素子。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載された光起電力素子を備えた、光起電力モジュール。
  6. 光電変換層を含む発電領域を形成する工程と、
    前記発電領域の表面上に集電極を形成する工程と、
    前記発電領域の表面上に、前記集電極の所定部分の側面部と接しないように、かつ、前記側面部から所定の間隔を隔たるように保護層を形成する工程とを備えた、光起電力素子の製造方法。
  7. 前記集電極の所定部分の表面上に前記集電極の所定部分の幅よりも大きい幅の開口を有するマスク層を形成する工程と、
    前記マスク層をマスクとして、前記発電領域の表面上に保護層を形成する工程とを備えた、請求項6に記載の光起電力素子の製造方法。
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