JP2007141889A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】Pチャネル電界効果トランジスタとNチャネル電界効果トランジスタとを有し、これらの電界効果トランジスタの高性能化を図り易い半導体装置の製造方法を得ること。
【解決手段】形成しようとする電界効果トランジスタ毎に、ゲート絶縁膜11,21とポリシリコン電極63a,63bとキャップ膜65a,65bとがこの順で積層された積層体を半導体基板10上に形成した後、各ポリシリコン電極の線幅方向両側面に直接、またはオフセットスペーサ膜15,25を介してサイドウォールスペーサ17,27を形成し、各キャップ膜の上面を含む平面に上面が位置する層間絶縁膜73aを形成してからこれらのキャップ膜を除去して各ポリシリコン電極の上面を露出させ、その上に第1金属層75aまたは第2金属層79を形成した後に該金属層によりその下のポリシリコン電極全体をシリサイド化して、互いに異なる金属のシリサイドからなるゲート電極を形成する。
【選択図】 図9−5

Description

本発明は、Pチャネル電界効果トランジスタとNチャネル電界効果トランジスタとを備え、これらのトランジスタのゲート電極全体が互いに異なる金属のシリサイドからなる半導体装置、およびその製造方法に関するものである。
半導体集積回路での回路素子の集積密度は増加の一途を辿っており、高集積化に伴って個々の回路素子の高性能化および微細化も図られている。半導体集積回路で多用される電界効果トランジスタも例外ではなく、その高性能化および微細化が進められている。
高性能で微細な電界効果トランジスタを得るにあたっては、通常、ポリシリコン(不純物をドープしたもの)よりも導電性の高い材料、例えば金属や金属シリサイドによってゲート電極が形成される。ただし、微細な金属製のゲート電極を形成するためには、金属膜の選択的なエッチングや洗浄等、シリコンの微細化技術では対応が困難な課題を克服しなければならない。一方、微細な金属シリサイド製のゲート電極は、微細なポリシリコン電極を形成した後にこのポリシリコン電極上またはこのポリシリコン電極の周囲に所定の金属層を形成し、これらポリシリコン電極と金属層とを熱処理により反応させることで形成することができるので、従来の技術の延長線上にあるといえる。このため、高性能で微細な電界効果トランジスタを得るにあたっては、金属製のゲート電極よりも金属シリサイド製のゲート電極の方が多用される。
半導体集積回路に使用される電界効果トランジスタにはPチャネル電界効果トランジスタとNチャネル電界効果トランジスタとがあり、これらの電界効果トランジスタに望まれる閾値電圧(Vth)は互いに異なる。高性能の電界効果トランジスタを得るためには、その閾値電圧(Vth)が所望の範囲内になるように制御することが必要となる。
例えばポリシリコン製のゲート電極を備えた電界効果トランジスタの閾値電圧(Vth)は、ゲート電極材料のポリシリコンにドープする不純物の種類やそのドーズ量、あるいは不純物を活性化する際の熱処理条件等を適宜選定することによって制御可能である。これに対し、金属シリサイド製のゲート電極を備えた電界効果トランジスタの閾値電圧(Vth)は、ゲート電極材料であるポリシリコンの導電性を制御しても制御することは困難であり、この閾値電圧(Vth)を制御するためには、金属シリサイド製のゲート電極での金属元素(ケイ素を除く。以下同じ。)の含有率や、金属シリサイドを構成する金属元素の種類を適宜選定することが必要となる。
金属シリサイドを構成する金属元素の種類を適宜選定することによってPチャネル電界効果トランジスタおよびNチャネル電界効果トランジスタそれぞれの閾値電圧(Vth)を制御する場合、一般に、Pチャネル電界効果トランジスタのゲート電極には仕事関数の大きい金属のシリサイドが用いられ、Nチャネル電界効果トランジスタのゲート電極には仕事関数の小さい金属のシリサイドが用いられる。互いに異なる金属のシリサイドによってゲート電極が形成されたPチャネル電界効果トランジスタとNチャネル電界効果トランジスタとを有する半導体装置を製造する方法としては、例えば特許文献1に記載された発明の製造方法が知られている。
この発明の半導体装置の製造方法では、まず、半導体基板におけるPチャネル電界効果トランジスタおよびNチャネル電界効果トランジスタそれぞれのゲート電極の形成領域にダミー電極を形成する。これらのダミー電極は、該ダミー電極の上面を含む平面に上面が位置する層間絶縁膜を形成した後に除去される。これにより層間絶縁膜で囲まれた凹部が半導体基板上に形成されるので、凹部の底に露出している半導体基板表面にゲート絶縁膜となる電気絶縁膜を成膜する。このとき、凹部の内壁にも上記の電気絶縁膜が成膜される。各凹部内にポリシリコンを堆積させてポリシリコン電極を形成した後、半導体基板にソース領域およびドレイン領域を形成し、さらに、個々のポリシリコン電極上に互いに異なる種類の金属層を形成する。この後、熱処理を施して各ポリシリコン電極とその上の金属層とを反応させることによりポリシリコン電極をシリサイド化して、互いに異なる金属のシリサイドからなるゲート電極を得る。
特開2004−158593号公報
特許文献1に記載された発明の製造方法では、ゲート絶縁膜の形成時に上記凹部の内壁にもゲート絶縁膜と同一組成の電気絶縁膜がゲート絶縁膜に連なって一緒に形成されるので、最終的に得られる電界効果トランジスタではゲート電極の線幅方向側面に該電気絶縁膜が位置することになり、次のような不具合が生じる。
すなわち、近年では、高性能で微細な電界効果トランジスタを得るための一法として、シリコン酸化物よりも誘電率が高い高誘電率誘電体によってゲート絶縁膜を形成することが提案されているわけであるが、この高誘電率誘電体膜がゲート電極の線幅方向側面にも形成されていると、ゲート電極とソース領域との間のフリンジ容量、およびゲート電極とドレイン領域との間のフリンジ容量がそれぞれ大きくなり易い。そして、これらフリンジ容量が増大すると、動作速度が速い高性能の電界効果トランジスタを得難くなる。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、Pチャネル電界効果トランジスタとNチャネル電界効果トランジスタとを有し、これらの電界効果トランジスタそれぞれの高性能化を図り易い半導体装置およびその製造方法を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するこの発明の半導体装置は、半導体基板と、この半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲート電極が形成されたPチャネル電界効果トランジスタと、前記半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲート電極が形成されたNチャネル電界効果トランジスタとを備えた半導体装置であって、Pチャネル電界効果トランジスタのゲート電極全体が第1の金属のシリサイドからなると共に、Nチャネル電界効果トランジスタのゲート電極全体が第1の金属よりも仕事関数が小さい第2の金属のシリサイドからなり、これらゲート電極それぞれの線幅方向両側面に、ゲート絶縁膜に接して形成されたシリコン系絶縁膜からなるオフセットスペーサ膜を介して、または直接、サイドウォールスペーサが形成されていることを特徴とするものである。
また、上記の目的を達成するこの発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板と、この半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲート電極が形成されたPチャネル電界効果トランジスタと、前記半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲート電極が形成されたNチャネル電界効果トランジスタとを備えた半導体装置の製造方法であって、Pチャネル電界効果トランジスタに対応する第1素子領域とNチャネル電界効果トランジスタに対応する第2素子領域とが形成され、かつこれら第1素子領域および第2素子領域をそれぞれ局所的に露出させる所定パターンの素子分離膜が形成された半導体基板上に、第1素子領域の露出面を覆う第1電気絶縁膜を介して、Pチャネル電界効果トランジスタのチャネル領域となる領域上に配置されてPチャネル電界効果トランジスタのゲート電極の元となる第1ポリシリコン電極、および第1ポリシリコン電極上に位置する第1キャップ膜を形成すると共に、第2素子領域の露出面を覆う第2電気絶縁膜を介して、Nチャネル電界効果トランジスタのチャネル領域となる領域上に配置されてNチャネル電界効果トランジスタのゲート電極の元となる第2ポリシリコン電極、および第2ポリシリコン電極上に位置する第2キャップ膜を形成する電極−キャップ膜形成工程と、第1電気絶縁膜および第2電気絶縁膜をそれぞれパターニングして、第1ポリシリコン電極および第2ポリシリコン電極それぞれの下にゲート絶縁膜を形成するパターニング工程と、第1ポリシリコン電極および第2ポリシリコン電極それぞれの線幅方向両側面に、ゲート絶縁膜に接して形成されたシリコン系絶縁膜からなるオフセットスペーサ膜を介して、または直接、サイドウォールスペーサを形成するサイドウォールスペーサ形成工程と、記第1キャップ膜および第2キャップ膜それぞれの上面を含む平面に上面が位置する層間絶縁膜を形成する層間絶縁膜形成工程と、第1キャップ膜および前記第2キャップ膜をそれぞれ除去した後、第1ポリシリコン電極上には第1の金属からなる第1金属層を形成し、第2ポリシリコン電極上には第1の金属よりも仕事関数が小さい第2の金属からなる第2金属層を形成する金属層形成工程と、第1金属層と第1ポリシリコン電極とを反応させて第1ポリシリコン電極全体を第1の金属によりシリサイド化すると共に、第2金属層と第2ポリシリコン電極とを反応させて第2ポリシリコン電極全体を第2の金属によりシリサイド化するシリサイド化工程と、を含むことを特徴とするものである。
この発明の半導体装置では、Pチャネル電界効果トランジスタにおけるゲート電極とNチャネル電界効果トランジスタにおけるゲート電極とが互いに異なる金属のシリサイドによって形成されるので、これらの電界効果トランジスタの閾値電圧を所望の値に制御し易い。また、各ゲート電極の線幅方向両側面に、ゲート絶縁膜との間に界面を有するシリコン系絶縁膜からなるオフセットスペーサ膜を介して、または直接、サイドウォールスペーサが形成されているので、たとえ高誘電率誘電体によってゲート絶縁膜を形成する場合でも、ゲート電極とソース領域との間のフリンジ容量の増大、およびゲート電極とドレイン領域との間のフリンジ容量の増大を抑え易い。また、この発明の半導体装置の製造方法によれば、上述した発明の半導体装置を得ることができる。
したがって、これらの発明によれば、高性能のPチャネル電界効果トランジスタおよびNチャネル電界効果トランジスタを備えた半導体装置を得易くなり、結果として、高性能の電子機器を得易くなる。
以下、この発明の半導体装置およびその製造方法それぞれの実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、これらの発明は以下に説明する実施の形態に限定されるものではない。
図1は、この発明の半導体装置の一例を概略的に示す断面図である。同図に示す半導体装置50は、半導体基板10に形成されたCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ40を備えており、このCMOSトランジスタ40はPチャネル電界効果トランジスタ20とNチャネル電界効果トランジスタ30とを有している。
半導体基板10は、P型シリコン基板1に所定の素子領域を形成したものであり、Pチャネル電界効果トランジスタ20に対応する第1素子領域R1 にはN型ウェル4が形成され、Nチャネル電界効果トランジスタ30に対応する第2素子領域R2 にはP型ウェル8が形成されている。N型ウェル4にはP+ 型不純物拡散領域からなるソース領域2sとドレイン領域2dとが所定の間隔の下に形成されている。ソース領域2sにおけるドレイン領域2d側の端部、およびドレイン領域2dにおけるソース領域2s側の端部には、それぞれ、P型不純物拡散領域からなるエクステンション部ex1 が形成されている。一方、P型ウェル8にはN+ 型不純物拡散領域からなるソース領域6sとドレイン領域6dとが所定の間隔の下に形成されている。ソース領域6sにおけるドレイン領域6d側の端部、およびドレイン領域6dにおけるソース領域6s側の端部には、それぞれ、N型不純物拡散領域からなるエクステンション部ex2 が形成されている。
なお、「P型」、「P+ 型」、「N型」、および「N+ 型」は、それぞれ半導体の導電型を表している。「P+ 型」でのP型不純物(アクセプタ)濃度は「P型」でのP型不純物濃度よりも高く、「N+ 型」でのN型不純物(ドナー)濃度は「N型」でのN型不純物濃度よりも高い。
上述のPチャネル電界効果トランジスタ20とNチャネル電界効果トランジスタ30とは、シリコン酸化物等からなる素子分離膜9によって互いに電気的に分離されている。同様に、CMOSトランジスタ40は、半導体基板10に形成されている他の素子(図示せず。)から素子分離膜9によって電気的に分離されている。
Pチャネル電界効果トランジスタ20は、ソース領域2sと、ドレイン領域2dと、エクステンション部ex1 と、N型ウェル4のうちで各エクステンション部ex1 の間に位置するチャネル領域2cと、このチャネル領域2c上にゲート絶縁膜11を介して配置された金属シリサイド製のゲート電極13とを有している。
ゲート絶縁膜11は、例えばシリコン酸化物、シリコン酸窒化物、または高誘電率誘電体(酸化ハフニウム、ハフニウムシリケート、窒素ドープ酸化ハフニウム、窒素ドープハフニウムシリケート等)等によって形成される。また、ゲート電極13はニッケル(Ni)、白金(Pt)、イリジウム(Ir)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)、ルテニウム(Ru)、タングステン(W)等、仕事関数の大きい金属のシリサイド(硅化物)によって全体が形成される。
ゲート電極13の線幅方向両側面には、オフセットスペーサ膜15が形成され、これらのオフセットスペーサ膜15の線幅方向側面には、それぞれ、サイドウォールスペーサ17が形成されている。各オフセットスペーサ膜15は、後述するエクステンション注入後の不純物の活性化に伴う拡散によってソース/ドレイン間がパンチスルー(ソース/ドレイン間の距離の縮少)してしまうことを防止するものであり、ゲート絶縁膜11に接して形成されたシリコン系絶縁膜、例えばシリコン酸化膜等からなる。これらのオフセットスペーサ膜15の膜厚は、例えば10nm程度以下の範囲内で適宜選定可能である。また、個々のサイドウォールスペーサ17は、オフセットスペーサ膜15上に配置された第1サイドウォール17aと、この第1サイドウォール17a上に配置された第2サイドウォール17bとの2層構造を有している。第1サイドウォール17aは例えばシリコン酸化物によって形成され、第2サイドウォール17bは例えばシリコン窒化物によって形成される。これらのサイドウォールスペーサ17の膜厚(ゲート電極13の側面上での総膜厚)は、例えば50nm程度以下の範囲内で適宜選定可能である。
一方、Nチャネル電界効果トランジスタ30は、ソース領域6sと、ドレイン領域6dと、エクステンション部ex2 と、P型ウェル8のうちで各エクステンション部ex2 の間に位置するチャネル領域6cと、このチャネル領域6c上にゲート絶縁膜21を介して配置されたゲート電極23とを有している。
ゲート絶縁膜21は、Pチャネル電界効果トランジスタ20におけるのと同様に、例えばシリコン酸化物、シリコン酸窒化物、または高誘電率誘電体(酸化ハフニウム、ハフニウムシリケート、窒素ドープ酸化ハフニウム、窒素ドープハフニウムシリケート等)等によって形成される。また、ゲート電極23は、上述したゲート電極13とは異なる金属のシリサイド、具体的にはハフニウム(Hf)、イッテルビウム(Yb)、エルビウム(Er)、ジルコニウム(Zr)等、ゲート電極13に含有されている金属(金属元素)よりも仕事関数が小さい金属のシリサイドによって全体が形成される。
ゲート電極23の線幅方向両側面には、シリコン酸化膜等のシリコン系絶縁膜からなるオフセットスペーサ膜25が形成され、これらのオフセットスペーサ膜25の線幅方向側面には、それぞれ、サイドウォールスペーサ27が形成されている。各オフセットスペーサ膜25は、後述するエクステンション注入後の不純物の活性化に伴う拡散によってソース/ドレイン間がパンチスルー(ソース/ドレイン間の距離の縮少)してしまうことを防止するものであり、ゲート絶縁膜21に接して形成される。これらのオフセットスペーサ膜25の膜厚は、例えば10nm程度以下の範囲内で適宜選定可能である。また、個々のサイドウォールスペーサ27は、オフセットスペーサ膜25上に配置された第1サイドウォール27aと、この第1サイドウォール27a上に配置された第2サイドウォール27bとの2層構造を有している。上述したPチャネル電界効果トランジスタ20におけるサイドウォールスペーサ17と同様に、第1サイドウォール27aは例えばシリコン酸化物によって形成され、第2サイドウォール17bは例えばシリコン窒化物によって形成される。これらのサイドウォールスペーサ27の膜厚(ゲート電極23の側面上での総膜厚)は、例えば50nm程度以下の範囲内で適宜選定可能である。
各電界効果トランジスタ20,30におけるサイドウォールスペーサ17,27の外側には、ソース領域2s,6sおよびドレイン領域2d,6dを覆うようにして第1層間絶縁膜42が設けられており、この第1層間絶縁膜42および各ゲート電極13,23を覆うようにして第2層間絶縁膜44が設けられている。第1層間絶縁膜42および第2層間絶縁膜44には、これらの層間絶縁膜42,44を貫通してソース領域2s、ドレイン領域2d、ドレイン領域6d、またはソース領域6sに一端が接するコンタクトプラグ46が必要数形成されている。そして、各コンタクトプラグ46の他端には、それぞれ、所定の上部配線48が接続されている。図1においては、4本のコンタクトプラグ46と、4本の上部配線48とが現れている。
以上説明した構造を有するCMOSトランジスタ40では、Pチャネル電界効果トランジスタ20のゲート電極13とNチャネル電界効果トランジスタ30のゲート電極23とが互いに異なる金属のシリサイドによって形成されているので、各ゲート電極13,23に含有させる金属元素を適宜選定することにより、Pチャネル電界効果トランジスタ20およびNチャネル電界効果トランジスタ30それぞれの閾値電圧(Vth)を所望の値に容易に制御することができる。また、たとえ高誘電率誘電体によってゲート絶縁膜11,21を形成する場合でも、ゲート電極13,23の側面にはオフセットスペーサ膜17,27が形成されるので、ゲート電極13とソース領域2sとの間のフリンジ容量、ゲート電極13とドレイン領域2dとの間のフリンジ容量、ゲート電極23とソース領域6sとの間のフリンジ容量、およびゲート電極23とドレイン領域6dとの間のフリンジ容量をそれぞれ小さな値に抑え易い。
したがって、上述のCMOSトランジスタ40では、Pチャネル電界効果トランジスタ20およびNチャネル電界効果トランジスタ30それぞれの高性能化を図り易く、結果として、CMOSトランジスタ40を備えた半導体装置50全体の高性能化も図り易い。
なお、上述した各オフセットスペーサ膜15,25は省略することができる。各オフセットスペーサ膜15,25を省略した場合には、ゲート電極13,23それぞれの線幅方向両側面に直接サイドウォールスペーサ17,27が形成される。また、図1に示したP型シリコン基板1に代えてN型シリコン基板を用いることも可能である。さらに、電界効果トランジスタに対応する個々の素子領域には必ずウェルを形成しなければならないというものではなく、P型ポリシリコン基板を用いたときにはP型ウェルの形成を省略することも可能であり、N型ポリシリコン基板を用いたときにはN型ウェルの形成を省略することも可能である。
上述した半導体装置50は、この発明の製造方法(半導体装置の製造方法)によって得ることができる。この製造方法は、前述したように、電極−キャップ膜形成工程、パターニング工程、サイドウォールスペーサ形成工程、層間絶縁膜形成工程、金属層形成工程、およびシリサイド化工程を含んでいる。以下、図1で用いた参照符号を適宜引用して、工程毎に詳述する。
(電極−キャップ膜形成工程)
電極−キャップ膜形成工程では、Pチャネル電界効果トランジスタに対応する第1素子領域とNチャネル電界効果トランジスタに対応する第2素子領域とが形成され、かつ第1素子領域および第2素子領域をそれぞれ局所的に露出させる所定パターンの素子分離膜が形成された半導体基板上に、第1素子領域の露出面を覆う第1電気絶縁膜を介して、Pチャネル電界効果トランジスタのチャネル領域となる領域上に配置されてPチャネル電界効果トランジスタのゲート電極の元となる第1ポリシリコン電極、および第1ポリシリコン電極上に位置する第1キャップ膜を形成する。また、第2素子領域の露出面を覆う第2電気絶縁膜を介して、Nチャネル電界効果トランジスタのチャネル領域となる領域上に配置されてNチャネル電界効果トランジスタのゲート電極の元となる第2ポリシリコン電極、および第2ポリシリコン電極上に位置する第2キャップ膜とを形成する。
これら第1ポリシリコン電極、第1キャップ膜、第2ポリシリコン電極、および第2キャップ膜を形成するためには、まず、上述の半導体基板に上記第1電気絶縁膜および第2電気絶縁膜が形成され、さらに、これらの電気絶縁膜と上記の素子分離膜とを覆うポリシリコン膜、および該ポリシリコン膜を覆う無機膜が形成された基材を自ら作製するか、または、この基材を購入する。
図2は、上記の基材の一例を概略的に示す断面図である。同図に示す基材BMでは、半導体基板10A上に上記の第1電気絶縁膜61a、第2電気絶縁膜61b、ポリシリコン膜63、および無機膜65が形成されている。半導体基板10Aは、Pチャネル電界効果トランジスタに対応する第1素子領域R1 とNチャネル電界効果トランジスタに対応する第2素子領域R2 とをP型シリコン基板1に形成し、さらに、これらの素子領域R1 ,R2 の各々を局所的に露出させる所定パターンの素子分離膜9を形成したものである。第1素子領域R1 にはN型ウェル4が形成されており、第2素子領域R2 にはP型ウェル8が形成されている。素子分離膜9は、例えばLOCOS(Local Oxidation of Silicon)やSTI(Shallow Trench Isolation)等の方法によって形成される。
なお、P型シリコン基板1に代えてN型シリコン基板を用いることも可能である。また、個々の素子領域R1 ,R2 には必ずウェルを形成しなければならないというものではなく、P型ポリシリコン基板を用いたときにはP型ウェルの形成を省略することも可能であり、N型ポリシリコン基板を用いたときにはN型ウェルの形成を省略することも可能である。
第1電気絶縁膜61aは、第1素子領域R1 の露出面を覆うようにしてP型シリコン基板1上に形成されており、第2電気絶縁膜61bは、第2素子領域R2 の露出面を覆うようにしてP型シリコン基板1上に形成されている。第1電気絶縁膜61aはゲート絶縁膜11(図1参照)の元となる膜であり、第2電気絶縁膜61bはゲート絶縁膜21(図1参照)の元となる膜である。これらの電気絶縁膜61a,61bは、シリコン酸化物、シリコン酸窒化物、高誘電率誘電体(酸化ハフニウム、ハフニウムシリケート、窒素ドープ酸化ハフニウム、窒素ドープハフニウムシリケート等)等によって形成される。各電気絶縁膜61a,61bを形成するにあたっては、その組成に応じて、熱酸化法、物理的気相蒸着法(PVD法)、化学的気相蒸着法(CVD法)等が適宜適用される。
ポリシリコン膜63は、上述した第1ポリシリコン電極および第2ポリシリコン電極の元となる膜であり、例えばCVD法によってアンドープのポリシリコンを素子分離膜9上および電気絶縁膜61a,61b上に堆積させることで、または不純物(ドーパント)が添加されたポリシリコンを堆積させることで形成される。また、無機膜65は、上述した第1キャップ膜および第2キャップ膜(後述する層間絶縁膜形成工程でストッパ膜として機能する膜)の元となる膜であり、例えばPVD法またはCVD法によってポリシリコン膜63上にシリコン窒化物等を堆積させることで形成される。
必要に応じて、N型ウェル4のうちでPチャネル電界効果トランジスタ20のチャネル領域2c(図1参照)に対応する箇所、およびP型ウェル8のうちでNチャネル電界効果トランジスタ30のチャネル領域6c(図1参照)に対応する箇所に、電気絶縁膜61aまたは電気絶縁膜61bを介して不純物(ドーパント)をドープして、そのチャネルプロファイルを制御してもよい。同様に、イオン注入法や固相拡散法を利用してポリシリコン膜63に不純物(ドーパント)をドープして、その導電性を制御してもよい。
前述した第1ポリシリコン電極とその上の第1キャップ膜、および第2ポリシリコン電極とその上の第2キャップ膜は、上述した無機膜65およびポリシリコン膜63をパターニングすることで形成される。第1ポリシリコン電極は、チャネル領域2c(図1参照)に対応する領域上に配置され、第2ポリシリコン電極は、チャネル領域6c(図1参照)に対応する領域上に配置される。
このときのパターニングは、例えば、無機膜65上にフォトレジスト層を形成し、該フォトレジスト層をフォトリソグラフィー法によりパターニングして所定形状のレジストパターンを形成した後、このレジストパターンをエッチングマスクとして用いて無機膜65およびポリシリコン膜63を順次エッチングすることで行うことができる。また、上記のレジストパターンをエッチングマスクとして用いて無機膜65をエッチングして第1キャップ膜および第2キャップ膜を形成した後、これら第1キャップ膜および第2キャップ膜をエッチングマスクとして用いてポリシリコン膜63をエッチングすることでも行うことができる。
図3−1は、無機膜65上に形成されるフォトレジスト層67の一例を概略的に示す断面図であり、図3−2はフォトレジスト層67をパターニングすることによって無機膜65上に形成されるレジストパターン67pの一例を概略的に示す断面図である。そして、図3−3は、レジストパターン67pをエッチングマスクとして用いて無機膜65およびポリシリコン膜63を順次エッチングすることで形成される第1ポリシリコン電極63a、第1キャップ膜65a、第2ポリシリコン電極63b、および第2キャップ膜65bそれぞれの一例を概略的に示す断面図である。P型シリコン基板1を基準にした第1ポリシリコン電極63aおよび第2ポリシリコン電極63bそれぞれの高さは互いに実質的に同じであり、P型シリコン基板1を基準にした第1キャップ膜65aおよび第2キャップ膜65bそれぞれの高さも互いに実質的に同じである。第1キャップ膜65aの上面と第2キャップ膜65bの上面とは、実質的に同一の平面上に位置している。
無機膜65をウェットエッチングによりパターニングする場合に用いるエッチャントは、この無機膜65の組成に応じて適宜選択される。無機膜65がシリコン窒化物からなる場合には、例えば熱リン酸等をエッチャントして用いることができる。また、ポリシリコン膜63をウェットエッチングによりパターニングする場合には、例えばアンモニア過水やフッ硝酸等をエッチャントして用いることができる。そして、無機膜65およびポリシリコン膜63をそれぞれドライエッチングによりパターニングする場合には、例えば塩素および臭化水素(HBr)の少なくとも一方を含むガス等のエッチングガスを用いることができる。なお、レジストパターン67pは、フォトリソグラフィー法以外のリソグラフィー法、例えば電子線リソグラフィー法やX線リソグラフィー法を利用して形成することも可能である。
(パターニング工程)
パターニング工程では、上述した各電気絶縁膜をパターニングして、第1ポリシリコン電極および第2ポリシリコン電極それぞれの下にゲート絶縁膜を形成する。ゲート電極の線幅方向両側にオフセットスペーサ膜が形成された電界効果トランジスタを形成しようとする場合には、上記の電気絶縁膜をパターニングするのに先立って、オフセットスペーサ膜の元となるシリコン系絶縁膜を成膜することが好ましい。
図4−1は、上記のシリコン系絶縁膜の一例を概略的に示す断面図である。同図に示すシリコン系絶縁膜69は、第1ポリシリコン電極63a、第2ポリシリコン電極63b、電気絶縁膜61a,61b、および素子分離膜9を覆うようにして成膜されている。このシリコン系絶縁膜69としては、シリコン酸化物、シリコン酸窒化物、シリコン窒化物等のシリコン系絶縁物からなるものが用いられる。
図4−2は、上述した電気絶縁膜61a,61bをパターニングすることで形成されるゲート絶縁膜の一例を概略的に示す断面図である。同図に示すように、第1ポリシリコン電極63aの下にはゲート絶縁膜11が形成され、第2ポリシリコン電極63bの下にゲート絶縁膜21が形成される。ゲート絶縁膜11は電気絶縁膜61aをパターニングすることで形成されたものであり、ゲート絶縁膜21は電気絶縁膜61bをパターニングすることで形成されたものである。
上述したシリコン系絶縁膜69を成膜した場合には、オフセットスペーサ膜とゲート絶縁膜とを同一のエッチング工程で形成することが可能である。第1ポリシリコン電極63aと第1キャップ膜65aとの積層物、および第2ポリシリコン電極63bと第2キャップ膜65bとの積層物それぞれの側面(線幅方向の両側面を含む。)に、シリコン系絶縁膜69からオフセットスペーサ膜15またはオフセットスペーサ膜25が形成される。各オフセットスペーサ膜15,25は、対応するゲート絶縁膜11,21に接している。なお、電気絶縁膜61a,61bおよびシリコン系絶縁膜69のパターニングは、例えば、エッチングマスクを用いることなくこれらの膜61a,61b,69にドライエッチングを施すことにより行うことができる。
LDD(Lightly Doped Drain)構造のソース領域およびドレイン領域を備えた電界効果トランジスタを形成しようとする場合には、上述したオフセットスペーサ膜15,25およびゲート絶縁膜11,21を形成した後に、P型シリコン基板1に不純物をドープして(エクステンション注入とその後の活性化とを行って)、不純物のドーズ量が少なく、不純物の注入深さも浅い不純物拡散領域を形成することが好ましい。Pチャネル電界効果トランジスタに対応する不純物拡散領域は、平面視したときにポリシリコン電極63aを挟んで互いに対向するようにしてP型シリコン基板1に形成され、Nチャネル電界効果トランジスタに対応する不純物拡散領域は、平面視したときにポリシリコン電極63bを挟んで互いに対向するようにしてP型シリコン基板1に形成される。
図5は、上述の不純物拡散領域の一例を概略的に示す断面図である。同図に示すように、P型シリコン基板1に形成されているN型ウェル4のうちで、平面視したときに第1ポリシリコン電極63aの線幅方向側方(図5での右側および左側)に位置する各領域には、不純物のドーズ量が少なく、不純物の注入深さも浅いP型不純物拡散領域LD1 が形成されている。また、P型シリコン基板1に形成されているP型ウェル8のうちで、平面視したときに第2ポリシリコン電極63bの線幅方向側方(図5での右側および左側)に位置する各領域には、不純物のドーズ量が少なく、不純物の注入深さも浅いN型不純物拡散領域LD2 が形成されている。P型不純物拡散領域LD1 は、図1に示したエクステンション部ex1 の元となり、N型不純物拡散領域LD2 は、図1に示したエクステンション部ex2 の元となる。
(サイドウォールスペーサ形成工程)
サイドウォールスペーサ形成工程では、第1ポリシリコン電極および第2ポリシリコン電極それぞれの線幅方向両側面に、前述したオフセットスペーサ膜を介して、または直接、サイドウォールスペーサを形成する。このサイドウォールスペーサは、例えば、シリコン酸化物やシリコン窒化物等によって形成され、その層構造は単層構造とすることもできるし、厚さ方向に2層以上が積層された積層構造とすることもできる。サイドウォールスペーサは、例えば、その元となる膜を成膜した後に該膜をエッチバックすることによって形成される。
図6−1は、積層構造のサイドウォールスペーサを形成する際に成膜される積層膜の一例を概略的に示す断面図である。同図に示す積層膜71は、第1キャップ膜65a,65b、オフセットスペーサ膜15,25、不純物拡散領域LD1 ,LD2 、および素子分離膜9を覆うようにして成膜された第1スペーサ膜71aと、この第1スペーサ膜71aを覆うようにして成膜された第2スペーサ膜71bとを有している。第1スペーサ膜71aは例えばシリコン酸化物からなり、第2スペーサ膜71bは例えばシリコン窒化物からなる。
図6−2は、積層構造のサイドウォールスペーサの一例を概略的に示す断面図である。同図に示すサイドウォールスペーサ17,27は、上述した積層膜71をエッチバックすることによって形成されたものである。個々のサイドウォールスペーサ17はオフセットスペーサ膜15の外側に形成されており、個々のサイドウォールスペーサ27はオフセットスペーサ膜25の外側に形成されている。各サイドウォールスペーサ17は、オフセットスペーサ膜15上に配置された第1サイドウォール17aと、この第1サイドウォール17a上に配置された第2サイドウォール17bとの2層構造を有している。同様に、各サイドウォールスペーサ27は、オフセットスペーサ膜25上に配置された第1サイドウォール27aと、この第1サイドウォール27a上に配置された第2サイドウォール27bとの2層構造を有している。
各電界効果トランジスタに対応するソース領域およびドレイン領域は、サイドウォールスペーサを形成した後に形成する。これらのソース領域およびドレイン領域は、例えば次のようにして形成することができる。まず、N型ウェル4のうちでPチャネル電界効果トランジスタのソース領域およびドレイン領域それぞれに対応する領域に、例えば所定形状のイオン注入マスクを用いたイオン注入法によりにドナーをイオン注入して、不純物添加領域を形成する。また、P型ウェル8のうちでNチャネル電界効果トランジスタのソース領域およびドレイン領域それぞれに対応する領域に、例えば所定形状のイオン注入マスクを用いたイオン注入によりアクセプタをイオン注入して、不純物添加領域を形成する。その後、これらの不純物添加領域に不純物活性化のための熱処理を施すことにより、必要個の不純物拡散領域(ソース領域およびドレイン領域)を一度に形成する。
各不純物拡散領域における不純物のドーズ量は、前述した不純物拡散領域LD1 ,LD2 での不純物のドーズ量よりも多い。また、これらの不純物拡散領域における不純物の注入深さは、前述した不純物拡散領域LD1 ,LD2 での不純物の注入深さよりも深い。P型シリコン基板1にこれらのソース領域およびドレイン領域まで形成することにより、このP型シリコン基板1が図1に示した半導体基板10となる。
図7は、上述したソース領域およびドレイン領域それぞれの一例を概略的に示す断面図である。同図に示すように、N型ウェル4には、平面視したときに第1ポリシリコン電極63aを挟んで互いに対向するようにしてソース領域2sとドレイン領域2dとが形成され、P型ウェル8には、平面視したときに第2ポリシリコン電極63bを挟んで互いに対向するようにしてドレイン領域6dとソース領域6sとが形成される。
上記のソース領域2sにおけるドレイン領域2d側の端部は、ソース領域2s側のサイドウォールスペーサ17の下方にまで達しており、この端部よりもドレイン領域2d側には不純物拡散領域LD1 (図6−2参照)の一部からなるエクステンション部ex1 が連なっている。また、ドレイン領域2dにおけるソース領域2s側の端部は、ドレイン領域2d側のサイドウォールスペーサ17の下方にまで達しており、この端部よりもソース領域2s側には不純物拡散領域LD1 (図6−2参照)の一部からなるエクステンション部ex1 が連なっている。ソース領域2s側のエクステンション部ex1 とドレイン領域2d側のエクステンション部ex1 との間の領域が、チャネル領域2cとなる。
同様に、上記のドレイン領域6dにおけるソース領域6s側の端部は、ドレイン領域6d側のサイドウォールスペーサ27の下方にまで達しており、この端部よりもソース領域6s側には不純物拡散領域LD2 (図6−2参照)の一部からなるエクステンション部ex2 が連なっている。また、ソース領域6sにおけるドレイン領域6d側の端部は、ソース領域6s側のサイドウォールスペーサ27の下方にまで達しており、この端部よりもドレイン領域6d側には不純物拡散領域LD2 (図6−2参照)の一部からなるエクステンション部ex2 が連なっている。ドレイン領域6d側のエクステンション部ex2 とソース領域6s側のエクステンション部ex2 との間の領域が、チャネル領域6cとなる。
(層間絶縁膜形成工程)
層間絶縁膜形成工程では、第1キャップ膜および第2キャップ膜それぞれの上面を含む平面に上面が位置する層間絶縁膜(図1に示した第1層間絶縁膜42の元となる層間絶縁膜)を形成する。この層間絶縁膜は、例えば、P型シリコン基板1において第1ポリシリコン電極63aおよび第2ポリシリコン電極63bが形成されている側の全面にCVD法等によって厚肉の絶縁膜を形成した後、この絶縁膜をCMP(Chemical Mechanical Polishing)等の方法で薄肉化することにより形成される。層間絶縁膜は、後述するシリサイド化工程で熱処理に曝されるので、このときに変形したり成分がP型シリコン基板1に拡散したりしない無機材料、例えばUSG(Un-doped Silicate Glass)等によって形成することが好ましい。
図8−1は、上述した厚肉の絶縁膜の一例を概略的に示す断面図である。同図に示すように、この絶縁膜73は、第1キャップ膜65aおよび第2キャップ膜65bを覆うようにして、P型シリコン基板1において第1ポリシリコン電極63aおよび第2ポリシリコン電極63bが形成されている側の全面に形成される。
図8−2は、上記の層間絶縁膜の一例を概略的に示す断面図である。同図に示す層間絶縁膜73aは、図8−1に示した絶縁膜73をCMP等の方法で薄肉化することによって形成されたものであり、その上面は、第1キャップ膜65aおよび第2キャップ膜65bそれぞれの上面を含む平面に位置している。第1キャップ膜65aおよび第2キャップ膜65bは、絶縁膜73をCMP等の方法で薄肉化する際のストッパ膜として機能する。
(金属層形成工程)
金属層形成工程では、第1キャップ膜および第2キャップ膜をそれぞれ除去した後、第1ポリシリコン電極上には第1の金属からなる第1金属層を形成し、第2ポリシリコン電極上には第1の金属よりも仕事関数が小さい第2の金属からなる第2金属層を形成する。各キャップ膜の除去は、例えばウェットエッチングによって行うことができる。各キャップ膜がシリコン窒化物によって形成されている場合、エッチャントしては例えば熱リン酸を用いることができる。
各キャップ膜を除去することにより、第1ポリシリコン電極および第2ポリシリコン電極それぞれの上方に凹部が形成されるので、第1ポリシリコン電極の上方に形成された凹部を埋めるようにして上記第1金属層を形成し、第2ポリシリコン電極の上方に形成された凹部を埋めるようにして上記第2金属層を形成する。これら第1金属層および第2金属層は、例えばPVD法により形成することができる。各金属層の厚さは、第1ポリシリコン電極全体または第2ポリシリコン電極全体をシリサイド化することができるように、各ポリシリコン電極の膜厚および線幅に応じて適宜選定される。なお、第1金属層と第2金属層との形成順序は、どちらが先であってもよい。以下、図9−1〜図9−5を参照して、第1金属層および第2金属層の形成手順について、第1金属層を第2金属層よりも先に形成する場合を例にとり、具体的に説明する。
図9−1は、第1キャップ膜および第2キャップ膜をそれぞれ除去することによって第1ポリシリコン電極上および第2ポリシリコン電極上に形成される凹部の一例を概略的に示す断面図である。同図に示すように、第1ポリシリコン電極63a上には、第1キャップ膜65a(図8−2参照)の輪郭形状に対応した形状の凹部C1 が形成され、第2ポリシリコン電極63b上には、第2キャップ膜65b(図8−2参照)の輪郭形状に対応した形状の凹部C2 が形成される。
第1ポリシリコン電極63a上に第1金属層を形成するにあたっては、例えばPVD法により、上記の凹部C1 ,C2 を埋めるようにして各ポリシリコン電極63a,63b上および層間絶縁膜73a上に第1の金属を堆積させて導電層を形成し、その後、この導電層のうちで第2ポリシリコン電極63b上およびその周辺に位置する領域を除去する。このとき、第1ポリシリコン電極63a上およびその周辺では導電層上に所定形状のレジストパターンを設け、このレジストパターンをエッチングマスクとして用いてエッチング処理を施すことにより、第2ポリシリコン電極63b上およびその周辺の導電層を選択的に除去する。第1の金属の具体例については、図1に示した半導体装置50におけるゲート電極13についての説明の中で既に例示したので、ここではその説明を省略する。
図9−2は、上記の凹部C1 ,C2 を埋めるようにして各ポリシリコン電極63a,63b上および層間絶縁膜73a上に第1の金属を堆積させることで形成される導電層の一例を概略的に示す断面図である。同図に示す導電層75は、各ポリシリコン電極63a,63b上および層間絶縁膜73a上に第1の金属を等方的に堆積することで形成されており、第1ポリシリコン電極63a上から第2ポリシリコン電極63b上および層間絶縁膜73a上に亘っている。
図9−3は、第2ポリシリコン電極上およびその周辺の導電層を選択的に除去する際に上記の導電層上に形成されるレジストパターンの一例を概略的に示す断面図である。同図に示すように、レジストパターン77は、第1ポリシリコン電極63a上およびその周辺では導電層75を覆い、第2ポリシリコン電極63b上およびその周辺では導電層75を露出させるようにして、導電層75上に形成される。
図9−4は、第1ポリシリコン電極63a上に形成される第1金属層の一例を概略的に示す断面図である。同図に示す第1金属層75aは、上記のレジストパターン77をエッチングマスクとして用いたエッチング処理により導電層75をパターニングすることで形成されたものであり、第1ポリシリコン電極63a上およびその周辺に形成されている。第2ポリシリコン電極63bの上面およびその周辺は、第1金属層75aによって覆われることなく露出している。レジストパターン77(図9−4参照)は、第1金属層75aの形成後に剥離される。
図9−5は、第2ポリシリコン電極上に形成される第2金属層の一例を概略的に示す断面図である。同図に示す第2金属層79は、第2ポリシリコン電極63b上の凹部C2 を埋めるようにして、例えばPVD法により、第2ポリシリコン電極63b上から層間絶縁膜73a上および第1金属層75a上に亘って形成されている。第2の金属の具体例については、図1に示した半導体装置50におけるゲート電極23についての説明の中で既に例示したので、ここではその説明を省略する。
(シリサイド化工程)
シリサイド化工程では、上述した第1金属層と第1ポリシリコン電極とを反応させて第1ポリシリコン電極全体を第1の金属によりシリサイド化すると共に、第2金属層と第2ポリシリコン電極とを反応させて第2ポリシリコン電極全体を第2の金属によりシリサイド化する。
第1ポリシリコン電極63aおよび第2ポリシリコン電極63bのシリサイド化は、例えば、第1金属層75aおよび第2金属層79を形成した半導体基板10を不活性ガス雰囲気中で数百℃〜900℃程度にまで加熱することで行われる。シリサイド化のための処理時間は、第1ポリシリコン電極63aおよび第2ポリシリコン電極63bそれぞれの膜厚、第1金属層75aおよび第2金属層79それぞれの組成、処理温度等に応じて適宜選定される。シリサイド化を行った後、残余の金属層を例えばエッチングにより除去する。
図10は、上述したシリサイド化により形成されるゲート電極それぞれの一例を概略的に示す断面図である。同図に示すゲート電極13は、Pチャネル電界効果トランジスタ20(図1参照)に対応するゲート電極であり、前述した第1ポリシリコン電極63a全体を第1の金属でシリサイド化することで形成されている。また、ゲート電極23は、Nチャネル電界効果トランジスタ30(図1参照)に対応するゲート電極であり、前述した第2ポリシリコン電極63b全体を第2の金属でシリサイド化することで形成されている。
図1に示した半導体装置50は、上述のようにしてシリサイド化工程まで行った後に所望の有機材料または無機材料で第2層間絶縁膜44(図1参照)の元となる絶縁層を形成し、この絶縁層と前述した層間絶縁膜73aとの所定箇所に所定本数のコンタクトプラグ46(図1参照)を形成してから各コンタクトプラグに上部配線48(図1参照)を接続することにより、得ることができる。
第2層間絶縁膜44の元となる絶縁層を形成するにあたっては、その材料に応じて、スピンコート法やCVD法等を適用することができる。また、各コンタクトプラグ46は、例えば、第2層間絶縁膜44の元となる絶縁層と層間絶縁膜73aとの所定箇所に異方性エッチングによりコンタクトホールを形成し、各コンタクトホール内にタングステンやタングステン−アルミニウム合金等の導電性材料を蒸着法により堆積させた後、上記の絶縁層上に堆積した余剰の導電性材料を除去することによって形成することができる。層間絶縁膜73aに上記のコンタクトホールを形成することにより、図1に示した第1層間絶縁膜42が得られ、第2層間絶縁膜44の元となる前述の絶縁層に上記のコンタクトホールを形成することにより、図1に示した第2層間絶縁膜44が得られる。各上部配線48は、例えば、各コンタクトプラグ46の形成後に第2層間絶縁膜44上に導電膜を形成し、この導電膜上に所定形状のエッチングマスクを形成した後に該導電膜をエッチングすることによって形成することができる。上部配線48としてダマシン配線を用いることも可能である。
なお、この発明の半導体装置はPチャネル電界効果トランジスタとNチャネル電界効果トランジスタとを有するものであればよく、これらPチャネル電界効果トランジスタとNチャネル電界効果トランジスタとはCMOSトランジスタを構成していてもよいし、構成していなくてもよい。同様に、この発明の半導体装置の製造方法は、Pチャネル電界効果トランジスタとNチャネル電界効果トランジスタとを有する半導体装置の製造に適用することができるものであり、Pチャネル電界効果トランジスタとNチャネル電界効果トランジスタとはCMOSトランジスタを構成していてもよいし、構成していなくてもよい。上述した実施の形態以外にも種々の変形、修飾、組合せ等が可能である。
この発明の半導体装置の一例を概略的に示す断面図である。 この発明の半導体装置の製造方法における電極−キャップ膜形成工程で第1ポリシリコン電極、第1キャップ膜、第2ポリシリコン電極、および第2キャップ膜を形成する際に用いられる基材の一例を概略的に示す断面図である。 この発明の半導体装置の製造方法における電極−キャップ膜形成工程で無機膜上に形成されるフォトレジスト層の一例を概略的に示す断面図である。 この発明の半導体装置の製造方法における電極−キャップ膜形成工程で無機膜上に形成されるレジストパターンの一例を概略的に示す断面図である。 この発明の半導体装置の製造方法における電極−キャップ膜形成工程で形成される第1ポリシリコン電極、第1キャップ膜、第2ポリシリコン電極、および第2キャップ膜それぞれの一例を概略的に示す断面図である。 この発明の半導体装置の製造方法におけるパターニング工程で必要に応じて形成されるオフセットスペーサ膜の元となるシリコン系絶縁膜の一例を概略的に示す断面図である。 この発明の半導体装置の製造方法におけるパターニング工程で形成されるゲート絶縁膜の一例を概略的に示す断面図である。 この発明の半導体装置の製造方法におけるパターニング工程からサイドウォールスペーサ形成工程に移行する間に必要に応じて形成される不純物拡散領域の一例を概略的に示す断面図である。 この発明の半導体装置の製造方法におけるサイドウォールスペーサ形成工程で積層構造のサイドウォールスペーサを形成する際に成膜される積層膜の一例を概略的に示す断面図である。 この発明の半導体装置の製造方法におけるサイドウォールスペーサ形成工程で形成されるサイドウォールスペーサのうちの積層構造のサイドウォールスペーサの一例を概略的に示す断面図である。 この発明の半導体装置の製造方法におけるサイドウォールスペーサ形成工程から層間絶縁膜形成工程に移行する間に形成されるソース領域およびドレイン領域それぞれの一例を概略的に示す断面図である。 この発明の半導体装置の製造方法における層間絶縁膜形成工程で形成される層間絶縁膜の元となる厚肉の絶縁膜の一例を概略的に示す断面図である。 この発明の半導体装置の製造方法における層間絶縁膜形成工程で形成される層間絶縁膜の一例を概略的に示す断面図である。 この発明の半導体装置の製造方法における金属層形成工程で第1キャップ膜および第2キャップ膜をそれぞれ除去することによって形成される凹部の一例を概略的に示す断面図である。 この発明の半導体装置の製造方法における金属層形成工程で第1金属層を形成する際に第1ポリシリコン電極上から第2ポリシリコン電極上および層間絶縁膜上に亘って形成される導電層の一例を概略的に示す断面図である。 この発明の半導体装置の製造方法における金属層形成工程で第1金属層を形成する際に使用されるレジストパターンの一例を概略的に示す断面図である。 この発明の半導体装置の製造方法における金属層形成工程で第1ポリシリコン電極上に形成される第1金属層の一例を概略的に示す断面図である。 この発明の半導体装置の製造方法における金属層形成工程で第2ポリシリコン電極上に形成される第2金属層の一例を概略的に示す断面図である。 この発明の半導体装置の製造方法におけるシリサイド化工程で形成されるゲート電極それぞれの一例を概略的に示す断面図である。
符号の説明
2c Pチャネル電界効果トランジスタのチャネル領域
6c Nチャネル電界効果トランジスタのチャネル領域
9 素子分離膜
10 半導体基板
11,21 ゲート絶縁膜
13,23 ゲート電極
15,25 オフセットスペーサ膜
17,27 サイドウォールスペーサ
20 Pチャネル電界効果トランジスタ
30 Nチャネル電界効果トランジスタ
50 半導体装置
61a 第1電気絶縁膜
61b 第2電気絶縁膜
63a 第1ポリシリコン電極
63b 第2ポリシリコン電極
65a 第1キャップ膜
65b 第2キャップ膜
73a 層間絶縁膜
75a 第1金属層
79 第2金属層
1 第1素子領域
2 第2素子領域

Claims (2)

  1. 半導体基板と、該半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲート電極が形成されたPチャネル電界効果トランジスタと、前記半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲート電極が形成されたNチャネル電界効果トランジスタとを備えた半導体装置であって、
    前記Pチャネル電界効果トランジスタのゲート電極全体が第1の金属のシリサイドからなると共に、前記Nチャネル電界効果トランジスタのゲート電極全体が前記第1の金属よりも仕事関数が小さい第2の金属のシリサイドからなり、該ゲート電極それぞれの線幅方向両側面に、前記ゲート絶縁膜に接して形成されたシリコン系絶縁膜からなるオフセットスペーサ膜を介して、または直接、サイドウォールスペーサが形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 半導体基板と、該半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲート電極が形成されたPチャネル電界効果トランジスタと、前記半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲート電極が形成されたNチャネル電界効果トランジスタとを備えた半導体装置の製造方法であって、
    前記Pチャネル電界効果トランジスタに対応する第1素子領域と前記Nチャネル電界効果トランジスタに対応する第2素子領域とが形成され、かつ該第1素子領域および第2素子領域をそれぞれ局所的に露出させる所定パターンの素子分離膜が形成された半導体基板上に、前記第1素子領域の露出面を覆う第1電気絶縁膜を介して、前記Pチャネル電界効果トランジスタのチャネル領域となる領域上に配置されて前記Pチャネル電界効果トランジスタのゲート電極の元となる第1ポリシリコン電極、および該第1ポリシリコン電極上に位置する第1キャップ膜を形成すると共に、前記第2素子領域の露出面を覆う第2電気絶縁膜を介して、前記Nチャネル電界効果トランジスタのチャネル領域となる領域上に配置されて前記Nチャネル電界効果トランジスタのゲート電極の元となる第2ポリシリコン電極、および該第2ポリシリコン電極上に位置する第2キャップ膜を形成する電極−キャップ膜形成工程と、
    前記第1電気絶縁膜および前記第2電気絶縁膜をそれぞれパターニングして、前記第1ポリシリコン電極および前記第2ポリシリコン電極それぞれの下にゲート絶縁膜を形成するパターニング工程と、
    前記第1ポリシリコン電極および前記第2ポリシリコン電極それぞれの線幅方向両側面に、前記ゲート絶縁膜に接して形成されたシリコン系絶縁膜からなるオフセットスペーサ膜を介して、または直接、サイドウォールスペーサを形成するサイドウォールスペーサ形成工程と、
    前記第1キャップ膜および前記第2キャップ膜それぞれの上面を含む平面に上面が位置する層間絶縁膜を形成する層間絶縁膜形成工程と、
    前記第1キャップ膜および前記第2キャップ膜をそれぞれ除去した後、前記第1ポリシリコン電極上には第1の金属からなる第1金属層を形成し、前記第2ポリシリコン電極上には前記第1の金属よりも仕事関数が小さい第2の金属からなる第2金属層を形成する金属層形成工程と、
    前記第1金属層と前記第1ポリシリコン電極とを反応させて前記第1ポリシリコン電極全体を前記第1の金属によりシリサイド化すると共に、前記第2金属層と前記第2ポリシリコン電極とを反応させて前記第2ポリシリコン電極全体を前記第2の金属によりシリサイド化するシリサイド化工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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KR20130102399A (ko) * 2012-03-07 2013-09-17 삼성전자주식회사 반도체 장치 및 그 제조 방법
KR101909632B1 (ko) * 2012-01-06 2018-10-19 삼성전자 주식회사 반도체 소자

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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