JP2007141721A - 電流測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電流センサをセル面内における適切な位置に配置することで、燃料電池の発電状態を把握することが可能な電流測定装置を提供する。
【解決手段】酸化剤ガスと燃料ガスとからなる反応ガスの電気化学反応により電気エネルギーを発生させるセル100が複数積層された燃料電池10の電流を測定する電流測定装置において、セル100間に配置され、セル100間を電流が流れる複数の電流経路501を有する板状部材500と、板状部材500における電流経路501に対応する位置に設けられ、電流経路501に流れる電流を測定する複数の電流センサ503とを設け、複数の電流経路501をセル100における反応ガスが流れる反応ガス流路に沿って反応ガス流路に対向する位置に配置する。
【選択図】図8

Description

本発明は、電気エネルギーを放出するセルを備える燃料電池の局所電流を測定する電流測定装置に関する。
燃料電池の電極面内の電流密度を測定する電流密度測定装置として、板状の母材に電極面内の各測定部位に対応して突出する柱状部を一体的に設けたものが提案されている(特許文献1参照)。この電流密度測定装置では、柱状部に流れる電流を燃料電池の局所電流として測定し、複数箇所の局所電流を測定することで電流密度を測定するように構成されている。
特開2004−152501号公報
ところで、燃料電池での発電に伴い反応ガス(酸化剤ガス、燃料ガス)が消費されるので、反応ガス流路中の反応ガス濃度は一定ではなく、反応ガス流路中の反応ガス濃度に応じてセル面内での電流密度分布が変動する。
しかしながら、上記特許文献1に記載の燃料電池システムでは、電流センサによるセル面内での電流測定箇所について規定されておらず、電流測定箇所と発電電流との関係については、何ら考慮されていない。このため、電流センサの測定結果と電流測定箇所との関係から燃料電池の発電状態を知ることができないという問題がある。
本発明は上記点に鑑み、電流センサをセル面内における適切な位置に配置することで、燃料電池の発電状態を把握することが可能な電流測定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下の手段を採用している。
本発明の第1の特徴は、酸化剤ガスと燃料ガスとからなる反応ガスの電気化学反応により電気エネルギーを発生させるセル(100)が複数積層された燃料電池(10)の電流を測定する電流測定装置であって、セル(100)間に配置され、セル(100)間を電流が流れる複数の電流経路(501)を有する板状部材(500)と、板状部材(500)における電流経路(501)に対応する位置に設けられ、電流経路(501)に流れる電流を測定する複数の電流センサ(503)とを備え、複数の電流経路(501)は、セル(100)における反応ガスが流れる反応ガス流路に沿って反応ガス流路に対向する位置に配置されていることである。
このように、複数の電流経路をセルの反応ガス流路に沿って配置することで、セル面内における電流の測定結果と電流測定箇所との関係から燃料電池の発電状態を把握することができる。また、複数の電流経路をセルの反応ガス流路に沿って配置することで、測定電流値の傾きから燃料電池の発電状態を正確に把握でき、燃料電池に対する反応ガス供給量などの適切な制御を行うことができる。
本発明の第2の特徴は、電流経路(501)におけるセル(100)に対向する部位には電極(504)が設けられており、電極(504)におけるセル(100)に対向する面の反応ガス流れ方向の幅は反応ガス流路の流路幅より小さいことである。これにより、複数の電流センサでセルにおける空気流路に沿った部位の電流を正確に測定することができる。
また、反応ガス流路は、酸化剤ガスが流れる酸化剤ガス流路(102c)とすることができる。この場合には、電流センサにて測定した電流値に基づいて、酸化剤ガスの供給量を適切に制御することができる。
また、反応ガス流路は、燃料ガスが流れる燃料ガス流路とすることができる。電流センサにて測定した電流値に基づいて、燃料ガスの供給量を適切に制御することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の一実施形態に係る燃料電池システムについて説明する。図1は本実施形態に係る燃料電池システムを示す模式図で、この燃料電池システムは例えば電気自動車に適用される。
図1に示すように、本実施形態の燃料電池システムは、水素と酸素との電気化学反応を利用して電力を発生する燃料電池10を備えている。この燃料電池10は、電気負荷11や2次電池(図示せず)等の電気機器に電力を供給するものである。因みに、電気自動車の場合、車両走行駆動源としての電動モータが電気負荷11に相当する。
本実施形態では燃料電池10として固体高分子電解質型燃料電池を用いており、基本単位となる燃料電池セルが複数個積層され、且つ電気的に直列接続されている。燃料電池10では、以下の水素と酸素の電気化学反応が起こり電気エネルギが発生する。
(負極側)H2→2H++2e-
(正極側)2H++1/2O2+2e-→H2
そして、各セル毎の出力電圧を検出するセルモニタ12が設けられ、セルモニタ12で検出したセル電圧信号が後述する燃料電池制御部40に入力されるようになっている。
燃料電池システムには、燃料電池10の空気極(正極)側に空気(酸素)を供給するための空気流路20と、燃料電池10の水素極(負極)側に水素を供給するための水素流路30が設けられている。なお、空気は本発明の酸化剤ガスに相当し、水素は本発明の燃料ガスに相当する。
空気流路20の最上流部には、大気中から吸入した空気を燃料電池10に圧送するための空気供給装置21が設けられている。空気供給装置21としては、例えばコンプレッサを用いることができる。空気流路20における空気供給装置21と燃料電池10との間には、空気への加湿を行う加湿器22が設けられ、空気流路20における燃料電池10の下流側には、燃料電池10に供給される空気の圧力を調整するための空気調圧弁23が設けられている。
水素流路30の最上流部には、水素が充填された水素ボンベ31が設けられ、水素流路30における水素ボンベ31と燃料電池10との間には、燃料電池10に供給される水素の圧力を調整するための水素調圧弁32と、水素への加湿を行う加湿器33が設けられている。
水素流路30における燃料電池10の下流側は、水素調圧弁32の下流側に接続されて水素流路30が閉ループに構成されており、これにより水素流路30内で水素を循環させて、燃料電池10での未使用水素を燃料電池10に再供給するようにしている。そして、水素流路30における燃料電池10の下流側には、水素流路30内で水素を循環させるための水素ポンプ34が設けられている。
燃料電池制御部(FC−ECU)40は、CPU、ROM、RAM等からなる周知のマイクロコンピュータとその周辺回路にて構成されている。そして、燃料電池制御部40には、セルモニタ12からのセル電圧信号や後述する電流センサからの信号が入力される。また、燃料電池制御部40は、演算結果に基づいて、空気供給装置21、加湿器22、33、空気調圧弁23、水素調圧弁32、水素ポンプ34に制御信号を出力する。
図2は電流測定装置50を装着した燃料電池10の斜視図であり、図3は電流測定装置50の断面図であり、図4は電流測定装置50の斜視図である。
本実施形態の燃料電池10は、固体高分子電解質膜型燃料電池であり、基本単位となるセル100が多数積層され、且つ電気的に直列接続されている。積層されたセル100の両端には端子板11が配置されている。図2中の斜線で示すように、ある2つのセル100間に電流測定装置50が配置されている
図3に示すように、電流測定装置50は板状部材としての電流センサ板500を備えている。また、セル100は、高分子電解質膜の両側面に電極が配置されたMEA(Membrane Electrode Assembly:電解質・電極接合体)101とセパレータ102とを有している。セパレータ102は、カーボン材または導電性金属よりなる板状部材からなり、MEA101と対向する面との反対側の面に冷却水路を構成する溝が形成されている。セパレータ102は、第1部材102と第2部材102bとからなり、電流測定装置50に対向する第2部材102bが防水用板部として構成されている。
電流測定装置50は、両面側に位置するセル100と電気的に接続されており、電流センサ板500は、セパレータ102の第2部材102bを介して、セル100と電気的に接続される。図3では、電流センサ板500の左側のセル100から電流センサ板500の右側のセル100に向かって電流が流れるように構成されている。なお、図3では第2部材102bと電流センサ板500とが離れて図示されているが、実際は電流センサ板500と第2部材102bは接触している。
セパレータ102の第2部材102bは、セパレータ102の冷却水路を流れる冷却水と、電流センサ板500とを遮断し、電流センサ板500を防水するためのものである。第2部材102bは、水を通さない材料(水の通りを遮断する材料)で構成されており、薄い板形状となっている。また、第2部材102は、全体が導電性材料で構成されており、例えばカーボンを用いることができる。
図5は電流センサ板500の斜視図であり、図6は電流センサ板500の部分拡大図であり、図7は図6のA−A断面図である。
図5に示すように、電流センサ板500は、母材となる板状部材として構成されており、複数の柱状部501が設けられている。電流センサ板500は、非導電体で構成されており、例えば樹脂材料を用いることができる。柱状部501は、導電体で構成されており、例えば金属材料を用いることができる。燃料電池10を車両に搭載する場合は環境温度が幅広いので、柱状部501として熱膨張率が小さい材料を用いることが好ましい。なお、柱状部501が本発明の電流経路に相当している。
電流センサ板500には、ロの字状の溝502によって囲まれた直方体の柱状部501が複数形成され、この柱状部501の端部は隣り合うセル100に接触するようになっている。柱状部501の電流センサ板500に対する位置は、セル100の電流測定領域に対応する位置である。柱状部501の具体的な位置については後述する。なお、図6に示す例では溝502をロの字状とし、柱状部501を直方体状としたが、これに限らず、例えば溝502を円状、柱状部501を円柱状のような他の形状にすることもできる。
図7に示すように、柱状部501は、電流センサ板500とは別部材として構成されているとともに、導電性材料から構成されている。柱状部501の両端は、セル100と接触する接触電極504となっている。本実施形態では、接触電極504におけるセル100と接触する面の形状は正方形となっている。このような構成により、電流測定装置50の両側に位置するセル100は、柱状部501を介して電気的に接続されることとなる。
また、図6に示すように、溝502には電流センサ503が配置されている。電流センサ503は、柱状部501を囲むように配置された鉄心503aと、鉄心503aの両端部間に配置されたホール素子503bとから構成されている。なお、本実施形態の鉄心503a、ホール素子503bが本発明の電流センサに相当している。
本実施形態では、柱状部501に電流が流れたときに発生する磁界をホール素子504で検出することで、柱状部501に流れる電流を測定するようになっている。そして、検出結果が、ホール素子504から制御部40に向けて出力されるようになっている。なお、ホール素子504に限らす、MR素子、MI素子等の他の磁気センサを用いることもできる。また、磁気センサを利用して、柱状部211を流れる電流を間接的に測定する他に、柱状部501を流れる電流を直接測定しても良い。
次に、電流測定装置50における柱状部501および電極504の位置を図8〜図10に基づいて説明する。
図8は、空気極側のセパレータ102の透視図である。図8に示すように、空気側セパレータ102は、空気流路に接続される空気入口部102aおよび空気出口部102bと、空気入口部102aから空気出口部102bに向かって空気を流すための空気流路102cとを備えている。なお、空気流路102cが本発明の酸化剤ガス流路に相当している。
図8に示すように、本実施形態では、電流測定装置50の柱状部501および電極504は、セパレータ102の空気流路102cに沿って複数配置されている。本実施形態では、セパレータ102の空気流路102cに沿って16個の電極504を配置している。これにより、セル100におけるセパレータ102の空気流路102cに沿った各部位の電流を測定することができる。また、電流測定装置50の電極504の幅W1を空気流路102cの幅W2より小さくなるように構成しているので、空気流路102cを跨いで電流を測定することを回避でき、セル100における空気流路102cに沿った部位の電流を正確に測定することができる。
図9は、セパレータ102の空気流路102cにおける入口からの距離と、空気流路102cの内部における空気量との関係を示している。上述の燃料電池10の電気化学反応に伴って、空気流路102では徐々に空気が消費されていく。このため、図9に示すように、セパレータ102の空気流路102cでは、空気入口部102aから離れるにしたがって空気濃度が低くなり空気量が減少していく。
セル100の面内における電流密度は、セパレータ102の空気流路102cにおける空気量に比例する。このため、セパレータ102の空気流路102cにおける空気入口部102aから離れるにしたがい、空気量の減少に比例してセル100の電流密度が低下していく。
図10は、セパレータ102の空気流路102cにおける入口からの距離と、セル100の電流密度の計測例との関係を示している。図10に示すように、セル100の電流密度は若干のばらつきがあるものの、セパレータ102の空気流路102cにおける空気入口部102aから離れるにしたがって低下している。
本実施形態では、図9に示すセパレータ102の空気流路102cにおける空気量の理論値から、セル100におけるセパレータ102の空気流路102cに沿った各部位の電流密度の理論値を予め算出し、セル100の測定部位と電流密度の理論値とを関連づけて制御部40の記憶装置(ROM等)にマップとして格納している。したがって、制御部40は、セル100の各部位における電流密度の測定値と理論値とを比較することで、セル100の各部位における発電状態を把握することができる。
次に、本実施形態の燃料電池システムの空気供給量および供給空気に対する加湿量の制御方法について説明する。図11は、制御部40がROM等に格納された制御プログラムにしたがって行う空気供給量・加湿量制御の流れを示している。
まず、燃料電池10の運転を開始する際に、空気供給装置21による燃料電池10への空気供給を開始し、加湿器22による供給空気への加湿を開始する(S10)。次に、複数の電流センサ503にてセル100の空気流路102cに沿った各部位の電流を測定する(S11)。
次に、セル100の空気流路102cに沿った各部位の電流が単調減少しているか否かを判定する(S13)。ここで「単調減少」とは、電流センサ503で測定した電流が空気流路102cからの距離に応じて減少している状態をいう。具体的には、複数の電流センサ503で測定した電流がそれぞれ予め設定された理論値とほぼと一致している場合に肯定判定をし、複数の電流センサ503で測定した電流が予め設定された理論値とずれている場合に否定判定する。本実施形態では、セル100の空気流路102cに沿った各部位の理論電流値と測定電流値の傾きと比較し、これらの傾きがほぼ一致していれば肯定判定し、これらの傾きがずれている場合には否定判定する。
この結果、セル100の空気流路102cに沿った各部位の電流が単調減少していると判定された場合には(S13:YES)、燃料電池10の運転状態が良好であると推測できるので、空気供給量および加湿量を減少し(S13)、S11に戻る。これにより、燃料電池10に供給される空気の過剰率を低減することができる。一方、セル100の空気流路102cに沿った各部位の電流が単調減少していないと判定された場合には(S13:NO)、燃料電池10の運転状態が良好ではないと推測できる。そこで、セル100の空気出口部102b付近の電流が低下しているか否かを判定する(S14)。
この結果、セル100の空気出口部102b付近の電流が低下していると判定された場合には(S14:YES)、空気供給量が不足してセル100の空気出口部102b付近の空気量が不足したため電流が低下していると推測できるので、燃料電池10に対する空気供給量を増加させ(S15)、S11に戻る。一方、セル100の空気出口部102b付近の電流が低下していないと判定された場合には(S14:NO)、セル100の空気入口部102a付近の電流が低下しているか否かを判定する(S16)。
この結果、セル100の空気入口部102a付近の電流が低下していると判定された場合には(S16:YES)、供給空気への加湿量が不足してセル100の空気入口部102a付近が乾燥したため電流が低下していると推測できるので、加湿量を増加させ(S17)、S11に戻る。一方、セル100の空気入口部102a付近の電流が低下していないと判定された場合には(S16:NO)、複数の電流センサ503で測定したセル100の空気流路102cに沿った各部位の電流値が不連続であるか否かを判定する(S18)。
この結果、電流値が不連続であると判定された場合には(S18:YES)、何らかの原因で燃料電池10の発電状態に異常が発生していると推測できるので、燃料電池10を安全に運転するために燃料電池10への空気供給量と加湿量を増加させ(S19)、S11に戻る。一方、電流値が不連続でないと判定された場合には(S18:NO)、そのままS11に戻る。
以上のように、複数の柱状部501、電流センサ513、電極504をセル100の空気流路102cに沿って配置することで、セル100の面内における電流センサ513の測定結果と電流測定箇所との関係から燃料電池10の発電状態を知ることができる。さらに、複数の柱状部501等をセル100の空気流路102cに沿って配置することで、測定電流値の傾きから燃料電池10の発電状態を正確に把握でき、燃料電池10に対する空気供給量などの適切な制御を行うことができる。
また、燃料電池10の発電状態に応じて空気供給量を制御することで、空気過剰率を低減でき、空気供給装置21の消費電力および作動音を低減できる。
(他の実施形態)
なお、上記実施形態では、複数の柱状部501等をセル100の空気流路102cに沿って、空気入口部102aから空気出口部102bに渡って連続的に配置したが、これにかぎらず、柱状部501等はセル100の空気流路102cに沿って複数配置されていればよい。例えば、複数の柱状部501等をセル100の空気流路102cに沿って、空気入口部102a近傍のみに配置してもよく、空気出口部102b近傍のみに配置してもよい。
また、上記実施形態では、複数の柱状部501等をセル100の空気流路102cに沿って配置したが、これに限らず、複数の柱状部501等をセル100における水素(燃料ガス)が流れる水素流路(燃料ガス流路)に沿って配置してもよい。セル100の水素流路においても、燃料電池10の電気化学反応の伴い、流路の下流側に向かって水素濃度が低くなり、水素量が少なくなる。このため、セル100の水素流路の上流側では電流密度が高くなり、下流側では電流密度が低くなる。
したがって、上記実施形態におけるセル100の水素入口部からの距離と電流値との関係は、上記実施形態におけるセル100の空気入口部102aからの距離と電流値との関係と同様である。このため、複数の柱状部501等をセル100の水素流路(燃料ガス流路)に沿って配置して電流値を測定し、図11で示した制御処理と同様の処理を行うことで、燃料電池10の発電状態を的確に把握することができる。これにより、適切な水素(燃料ガス)の供給制御を行うことができる。
上記実施形態に係る燃料電池システムの概念図である。 上記実施形態に係る燃料電池の斜視図である。 上記実施形態に係る電流測定装置の断面図である。 上記実施形態に係る電流測定装置の斜視図である。 上記実施形態に係る電流測定装置の電流センサ板を示す斜視図である。 図5の電流測定装置の部分拡大図である。 図6のA−A断面図である。 上記実施形態に係る空気極側のセパレータの透視図である。 セパレータの空気流路における入口からの距離と、空気流路の内部における空気量との関係を示す特性図である。 セパレータの空気流路における入口からの距離と、セルの電流密度の計測例との関係を示す特性図である。 上記実施形態に係る空気供給量・加湿量制御の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10…燃料電池、100…セル、102…セパレータ、102c…空気流路、21…空気供給装置、40…制御部、50…電流測定装置、500…電流センサ板、501…柱状部、503a…鉄心、503b…ホール素子。

Claims (4)

  1. 酸化剤ガスと燃料ガスとからなる反応ガスの電気化学反応により電気エネルギーを発生させるセル(100)が複数積層された燃料電池(10)の電流を測定する電流測定装置であって、
    前記セル(100)間に配置され、前記セル(100)間を電流が流れる複数の電流経路(501)を有する板状部材(500)と、
    前記板状部材(500)における前記電流経路(501)に対応する位置に設けられ、前記電流経路(501)に流れる電流を測定する複数の電流センサ(503)とを備え、
    前記複数の電流経路(501)は、前記セル(100)における前記反応ガスが流れる反応ガス流路に沿って前記反応ガス流路に対向する位置に配置されていることを特徴とする電流測定装置。
  2. 前記電流経路(501)における前記セル(100)に対向する部位には電極(504)が設けられており、前記電極(504)における前記セル(100)に対向する面の反応ガス流れ方向の幅は前記反応ガス流路の流路幅より小さいことを特徴とする請求項1に記載の電流測定装置。
  3. 前記反応ガス流路は、酸化剤ガスが流れる酸化剤ガス流路(102c)であることを特徴とする請求項1または2に記載の電流測定装置。
  4. 前記反応ガス流路は、燃料ガスが流れる燃料ガス流路であることを特徴とする請求項1または2に記載の電流測定装置。
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