JP2007139283A - 着脱式空調機及び着脱式空調機システム - Google Patents

着脱式空調機及び着脱式空調機システム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、天井のような設置箇所からの取り外し、殺菌洗浄、設置箇所への再設置を簡略、且つ、迅速に実行でき、有害な菌類を含まない空調環境を実現し得る着脱式空調機を提供する。
【解決手段】本発明の着脱式空調機は、天井50の設置箇所に表面パネル2が天井面に露出する状態で挿脱可能に構成されるとともに、天井上方の床躯体に取り付けた吊りボルト53により着脱可能に支持された室内機1と、室内機1の近傍において空調動作に必要な冷媒を室内機1に循環させる冷媒配管系13の往管路、復管路に各々配置したこの往管路、復管路の接続、切り離しを行う一対のボールバルブ21と、室内機1の近傍において空調動作に必要な電力線、信号の供給を行う信号線を含む電気配線系16の電線路に配置したこの電線路の接続、分離を行うコネクタ23とを有するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、新規な構成の着脱式空調機及び着脱式空調機システムに関するものである。
従来、例えば病院、デパート等のような多数の室内機を含む空調機設置施設において、価格面、メンテナンス性等の点から、ビルマルチ式の空調機の採用が増えている。
このビルマルチ式の空調機による院内感染防止の対策としては、例えば空調機を構成する天井取り付け型の室内機におけるフィルターの年一回程度の交換(又は殺菌洗浄)が一般的となっている。しかし、このような院内感染防止対策では室内機自体に有害な菌類が残存してしまう恐れがある。
このため、病院、デパート等における空調機の使用者側としては、室内機自体を取り外し、この室内機自体も殺菌洗浄したいという強い要請が有るが、室内機は一旦天井等へ設置すると入換時点まで取り外すことがないのが一般的で、空調機メーカー、施工業者とも使用者側の要請に応えていないのが実情である。
従来においても、撤去移設時を想定し、室内機(例えば床置型)に現場施工でバルブを設置して冷媒配管を切り離し可能とし、その際室内機に含まれる冷媒を冷媒回収装置を使用して回収するように構成した空調機システムが実施されている。
しかし、冷媒回収装置を使用して冷媒を回収するこことは、作業工程の増加を招き、作業費用の増大を招くことになる。
図6、図7に従来における一般的な天井取り付け型の室内機100の施工状態を示す。
この従来例は、床躯体101から例えば4本の室内機100用の吊りボルト102を垂下し、4本の吊りボルト102により、ブラケット104を介して室内機100を床躯体101と天井板103との間で支持するとともに、天井板103に予め設けた天井開口103aを塞ぐように室内機パネル100aを嵌め込んでこの室内機パネル100aを室内機100に装着している。
また、室内機100の一方の側面に、冷媒油管111、冷媒ガス管112、ドレン管113のような配管類を取り付け、電源線121、電装線122からなる電気配線類を接続している。更に天井板103の一部に、開閉可能な開閉蓋123付きの点検口124を設けている。
しかし、この従来例の場合には、室内機100自体を容易に着脱し得る構造ではなく、この室内機100を一旦天井内に設置した場合、室内機100の寿命が尽きたりその一部が故障したりする等の場合のようにその入換時点まで取り外しが行われないのが実情である。
特許文献1には、天井埋込型の室内機の送風用電動機に対して、天井の下方から洗浄機を取り付けて、洗浄機を運転して室内機の熱交換機に洗浄液を吹き付けて洗浄を行うように構成した天井埋込型空気調和機の洗浄装置が提案されている。
しかし、特許文献1の場合においても、天井埋込型の室内機自体を取り外して洗浄を行うものではなく、院内感染防止対策の点で、必ずしも十分ではなく、室内機自体に有害な菌類が残存してしまう恐れがある。
特許文献2には、天井に設置される複数の室内機と、一台の室内機とを、配管接続部及び配管により順次接続した構成の天井埋込型空気調和機が提案されている。
しかし、この特許文献2の場合においても、複数の室内機各々に関して、各配管系、電気系を含めた一台ずつの着脱の便宜を考慮したものではない。
特開平06−123437号公報 特開2000−329368号公報
本発明が解決しようとする問題点は、天井のような設置箇所からの取り外し或いは設置箇所への再設置又は他の場所への移設等を簡略、且つ、迅速に実行することができ、有害な菌類を含まない空調環境を実現して院内感染防止等の対策を確実に行うことができる着脱式空調機及び着脱式空調機システムが存在しない点である。
本発明に係る着脱式空調機は、所定の設置箇所に設置される室内機と、該室内機の近傍において空調動作に必要な冷媒を前記室内機に循環させる冷媒配管系の管路に配置したこの管路の接続、切り離しを行う配管類着脱部と、前記室内機の近傍において空調動作に必要な電力、信号の供給を行う電気配線系の電線路に配置したこの電線路の接続、分離を行う電気配線類着脱部と、を有することを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
請求項1記載の発明によれば、所定の設置箇所に設置される室内機の近傍において空調動作に必要な冷媒を前記室内機に循環させる冷媒配管系の管路にこの管路の接続、切り離しを行う配管類着脱部を配置し、室内機の近傍において空調動作に必要な電力、信号の供給を行う電気配線系の電線路にこの電線路の接続、分離を行う電気配線類着脱部を配置したものであるから、配管類着脱部による前記管路の切り離し又は接続及び電気配線類着脱部による電線路の分離又は接続により、前記設置箇所からの室内機の取り外し、他の箇所への移設又は当該設置箇所への再設置等の各作業を簡略、且つ、迅速に行うことが可能となり、この結果、室内機の丸ごと洗浄の容易化による有害な菌類を含まない清潔な空調環境の実現や、他の箇所への移設の容易化による作業工程、費用の軽減化実現を図ることができる。
請求項2記載の発明によれば、天上の設置箇所に表面パネルが天井面に露出する状態で挿脱可能に配置するとともに、天井上方の床躯体に取り付けた複数本の吊りボルトにより着脱可能に支持した室内機に対して、その近傍において空調動作に必要な冷媒を前記室内機に循環させる往管路、復管路からなる冷媒配管系の管路にこの管路の接続、切り離しを行う一対の配管類着脱部を配置し、また、室内機の近傍において空調動作に必要な電力、信号の供給を行う電気配線系の電線路にこの電線路の接続、分離を行う電気配線類着脱部を配置したものである。
従って、一対の配管類着脱部による前記管路の切り離し又は接続及び電気配線類着脱部による電線路の分離又は接続により、請求項1記載の発明の場合と同様に、前記設置箇所からの室内機の取り外し、他の箇所への移設又は当該設置箇所への再設置等の各作業を簡略、且つ、迅速に行うことが可能となり、この結果、室内機の丸ごと洗浄の容易化による有害な菌類を含まない清潔な空調環境の実現や、他の箇所への移設の容易化による作業工程、費用の軽減化実現を図ることができる。
請求項3記載の発明によれば、前記一対の配管類着脱部を一対のボールバルブ等のバルブとし、電気配線類着脱部をコネクタとした構成により、請求項2記載の発明の場合と同様、前記設置箇所からの室内機の取り外し、他の箇所への移設又は当該設置箇所への再設置等の各作業を簡略、且つ、迅速に行うことが可能となり、この結果、室内機の丸ごと洗浄の容易化による有害な菌類を含まない清潔な空調環境の実現や、他の箇所への移設の容易化による作業工程、費用の軽減化実現を図ることができる。
請求項4記載の発明によれば、所定の設置箇所に設置される複数台の室内機に対して一台の室外機及び冷媒配管ユニットから複数系統の冷媒配管系を介して空調動作に必要な冷媒を循環させるとともに、複数台の室内機に対して電気系ユニットから電気配線系を介して空調動作に必要な電力、信号の供給を行う構成の着脱式空調機システムにおいて、空調動作に必要な冷媒を前記各室内機に循環させる各冷媒配管系の管路にこの管路の接続、切り離しを行う配管類着脱部を各々配置し、各室内機の近傍において空調動作に必要な電力、信号の供給を行う各電気配線系の電線路にこの電線路の接続、分離を行う電気配線類着脱部を各々配置したものである。
従って、個々の室内機における配管類着脱部による前記管路の切り離し又は接続及び電気配線類着脱部による電線路の分離又は接続により、前記設置箇所からの個々の室内機の取り外し、他の箇所への移設又は当該設置箇所への再設置等の各作業を簡略、且つ、迅速に行うことが可能となり、この結果、個々の室内機の丸ごと洗浄の容易化による有害な菌類を含まない清潔な空調環境の実現や、他の箇所への移設の容易化による作業工程、費用の軽減化実現を図ることができる。
請求項5記載の発明によれば、天井の設置箇所に表面パネルが天井面に露出する状態で挿脱可能に配置するとともに、天井上方の床躯体に取り付けた複数本の吊りボルトにより着脱可能に支持した複数台の室内機に対して一台の室外機及び冷媒配管ユニットから複数系統の冷媒配管系を介して空調動作に必要な冷媒を循環させるとともに、前記複数台の室内機に対して電気系ユニットから電気配線系を介して空調動作に必要な電力、信号の供給を行い、前記複数台の室内機の近傍相当位置に各々点検口を設けた構成の着脱式空調機システムにおいて、各室内機の近傍において空調動作に必要な冷媒を前記各室内機に循環させる往管路、復管路からなる各冷媒配管系の前記点検口に対応する管路に、この管路の接続、切り離しを行う配管類着脱部を各々一対ずつ配置し、各室内機の近傍において空調動作に必要な電力、信号の供給を行う各電気配線系の前記点検口に対応する電線路にこの電線路の接続、分離を行う電気配線類着脱部を各々配置したものである。
従って、前記点検口を利用して個々の室内機における配管類着脱部による前記管路の切り離し又は接続及び電気配線類着脱部による電線路の分離又は接続を行うことにより、請求項4記載の発明と同様、前記天上からの個々の室内機の取り外し、他の箇所への移設又は当該天上への再設置等の各作業を簡略、且つ、迅速に行うことが可能となり、この結果、個々の室内機の丸ごと洗浄の容易化による有害な菌類を含まない清潔な空調環境の実現や、他の箇所への移設の容易化による作業工程、費用の軽減化実現を図ることができる。
請求項6記載の発明によれば、前記一対の配管類着脱部を一対のボールバルブ等のバルブとし、前記電気配線類着脱部をコネクタとした構成により、請求項5記載の発明の場合と同様、個々の室内機における配管類着脱部による前記管路の切り離し又は接続及び電気配線類着脱部による電線路の分離又は接続により、前記天上からの個々の室内機の取り外し、他の箇所への移設又は当該天上への再設置等の各作業を簡略、且つ、迅速に行うことが可能となり、この結果、個々の室内機の丸ごと洗浄の容易化による有害な菌類を含まない清潔な空調環境の実現や、他の箇所への移設の容易化による作業工程、費用の軽減化実現を図ることができる。
本発明は、天井のような設置箇所からの取り外し、設置箇所への再設置又は他の場所への移設を簡略、且つ、迅速に実行でき、有害な菌類を含まない空調環境を実現して院内感染防止等の対策を確実に行うことができる着脱式空調機を提供するという目的を、天井の設置箇所に表面パネルが天井面に露出する状態で挿脱可能に構成されるとともに、天井上方の床躯体に取り付けた複数本の吊りボルトにより着脱可能に支持された室内機と、該室内機の近傍において空調動作に必要な冷媒を前記室内機に循環させる冷媒配管系の往管路、復管路に各々配置したこの往管路、復管路の接続、切り離しを行う一対のボールバルブ等のバルブと、前記室内機の近傍において空調動作に必要な電力線、信号の供給を行う信号線を含む電気配線系の電線路に配置したこの電線路の接続、分離を行うコネクタと、を有する構成により実現した。
以下に、本発明の実施例に係る着脱式空調機及び着脱式空調機システムについて詳細に説明する。
本実施例の着脱式空調機システムは、図1、図2に示すように、例えば病院建物の1階等任意の階の部屋の天井50と、この天井50の上方に位置する上階の床躯体51との間の空間に、各々天井50の下方から着脱可能に取り付けた複数台(例えば3台)の略直方体状の着脱式空調機である室内機1と、前記3台の室内機1に対して、空調動作に必要な冷媒を循環させる3系統構成(各々往管路、復管路からなる)冷媒配管系10を介して接続される冷媒配管ユニット12及びこの冷媒配管ユニット12に1系統構成の冷媒配管系13を介して接続される一台の室外機14と、商用電源(例えばAC200V等)の供給を受けて前記各室内機1の空調動作に必要な電力、信号の供給を行う電気系ユニット15と、各室内機1と電気系ユニット15間を接続する3系統構成の電気配線系16と、室外機14と電気系ユニット15間を接続する1系統構成の電気配線系17とを有している。
前記天井50における各室内機1の設置箇所の近傍相当位置(後述する一対のボールバルブ21、22及びコネクタ23の近傍相当位置)には、各々開閉蓋57付きの点検口56を設けている。
前記各室内機1は、図2に示すように(1台分のみ示す)、天井50に設けた四角形状の取り付け穴52側から室内機1を構成する表面パネル2の表面が天井面に露出する状態で天井50内に挿脱可能となっている。
また、天井50の上方の上階の床躯体51に各々上端を取り付けた例えば4本の吊りボルト53及びナット54によって、室内機1の四隅部分に固着したブラケット55を各々着脱可能に支持し、室内機1を吊り下げ状態に配置するようにしている。
本実施例の着脱式空調機及び着脱式空調機システムは、更に、図3、図4に拡大して示すように、前記各室内機1の近傍において前記冷媒配管系10の往管路、復管路に各々配置したこの往管路、復管路の接続、切り離しを行う配管類着脱部である一対のボールバルブ21、22と、前記各室内機1の近傍において空調動作に必要な電力、信号の供給を行う電気配線系16の電線路に配置したこの電線路の接続、分離を行う電気配線類着脱部であるコネクタ23とを具備している。
本発明においては、前記一対のボールバルブ21、22に代替して、ボールバルブ構成以外の各種構成に係るバルブを用いることができる。
前記ボールバルブ21は、着脱構造の室内機側バルブ部21aと、配管側バルブ部21bとを具備し、かつ、これら室内機側バルブ部21a、配管側バルブ部21bを離脱させた時にはその内部に存在する冷媒を外部に漏らさないような構造となっている。
前記ボールバルブ22も同様に着脱構造の室内機側バルブ部22aと、配管側バルブ部22bとを具備し、かつ、これら室内機側バルブ部22a、配管側バルブ部22bを図4に示すように離脱させた時には、その内部に存在する冷媒を外部に漏らさないような構造となっている。
更に、前記ボールバルブ21、22は、各々図示しないが加圧用プラグ、エアー抜きプラグを具備している。
前記コネクタ23は、着脱構造の室内機側コネクタ部23aと、電気配線側コネクタ部23bとを具備し、これら室内機側コネクタ部23a、電気配線側コネクタ部23bの図3又は図3に示す着脱操作により空調動作に必要な電力、信号の室内機1への供給又は供給遮断を行うようになっている。
次に、上述した本実施例の着脱式空調機及び着脱式空調機システムの動作について室内機1を天井50から取り外す場合を主にし、且つ、図5も参照して説明する。
室内機1を天井50から取り外すには、まず図5に示すように、前記開閉蓋57を開き、点検口56を開口するとともに、室内機1の表面パネル2を下方に取り外す。
次に、点検口56内に作業者が手を入れ、図5に示すように、前記ボールバルブ21を室内機側バルブ部21aと、配管側バルブ部21bとに切り離し、また前記ボールバルブ22を室内機側バルブ部22aと、配管側バルブ部22bとに切り離す。更に、前記コネクタ23も室内機側コネクタ部23aと、電気配線側コネクタ部23bとに切り離す。
次に、図5に示すように、前記各吊りボルト53にねじ込んでいる各ナット54を外し、室内機1の4箇所の各ブラケット55を吊りボルト53から離脱させて、室内機1を取り付け穴52の下方に降下させて床面上等に載置することで室内機1の天井50からの取り外し作業が終了する。
取り外した室内機1を設置箇所(病室等)から外部に搬出する際には、前記室内機1に付着している菌類の拡散防止のためその場で専用のビニール袋等に収納し、この状態で搬出作業を行う。そして、病室等から外部に搬出した室内機1に対してその全体の殺菌洗浄を実施する。取り外した室内機1を他の設置箇所に移設する場合も同様である。
上述した室内機1を取り外す場合においては、当該室内機1の冷媒を他の室内機1の冷媒配管系10へ移動させる。また、前記ボールバルブ21、22の切り離しを行うに際しては、ボールバルブ21、22内の極小の隙間に残存する冷媒に関しては、オイルを図示しない加圧用プラグに注入することで、図示しない冷媒逃がし管に移動させ、ボールバルブ21、22内の残存冷媒を無くす。
次に、上述したような殺菌洗浄を施した室内機1を天井50内へ取り付けるには、上述した場合とは逆に室内機1を天井50の取り付け穴52内に搬入し、室内機1の4箇所のブラケット55の部分を吊りボルト53に取り付けて、ナット54を各々吊りボルト53にねじ込むことで、この室内機1を天井50内で水平状態に支持する。
次に、前記ボールバルブ21の室内機側バルブ部21aと、配管側バルブ部21bとを装着し、また、前記ボールバルブ22の室内機側バルブ部22aと、配管側バルブ部22bとを装着する。
更に、前記コネクタ23の室内機側コネクタ部23aと、電気配線側コネクタ部23bとを装着する。
このようにして、冷媒配管系10、電気配線系16を各々室内機1に接続した後、前記表面パネル2を取り付け穴52を経て室内機1の下面に装着することで室内機1を天井50内へ取り付ける作業が終了する。
前記室内機1を天井50内へ取り付けるに際しては、図示しない加圧用プラグにオイルを注入することで、ボールバルブ21、22内における極小の隙間のエアーを図示しないエアー抜きプラグから外部に排出させる。
以上で殺菌洗浄後の室内機1を運転可能状態とすることができる。更に、前記開閉蓋57により点検口56を塞ぐことで一連の作業が完了する。
以上説明したように、本実施例の着脱式空調機及び着脱式空調機システムによれば、室内機1の天井50からの取り外し、取り外した室内機1の別場所での丸ごとの殺菌洗浄、殺菌洗浄後の室内機1の天井50への取り付けを菌類の拡散防止を図りつつ短時間(例えば30分程度)で行うことができ、清潔な空調環境の実現を図ることができる。更には、室内機1の他の箇所への移設の容易化による作業工程、費用の軽減化実現を図ることができる。
また、本実施例の着脱式空調機及び着脱式空調機システムによれば、前記ボールバルブ21、22及びコネクタ23を予め採用しておくことにより、これらの現場施工が不要となり、現場施工作業の不要化による費用低減を図ることができる。
更に、本実施例の着脱式空調機及び着脱式空調機システムによれば、前記ボールバルブ21、22を採用したことにより、室内機1を取り外す際に冷媒を室内機1内にとどめることができ、冷媒回収装置を使用しての冷媒回収作業が不要となり、この点からも費用低減を図ることができる。
本実施例の着脱式空調機及び着脱式空調機システムの具体的効果としては、例えば、病院内に設置した各室内機1の丸ごと洗浄が可能となり、病院における衛生面の向上を図ることができる。
また、デパート等のように、頻繁に室内レイアウトの変更を行う建物内に各室内機1を設置した場合には、各室内機1の移設を行う場合でも冷媒回収装置を使用しての冷媒回収作業が不要となることから、作業の簡略化による費用低減を図ることができる。
なお、各室内機1及び室外機14一式を撤去移設する場合には、冷媒回収装置を使用しての冷媒回収作業が必要となるが、個々の室内機1まわりは冷媒回収が不要で、この点からも費用低減を図ることができる。
更に、前冷媒配管系10に対して簡易に施工できる図示しない保温キットを採用するようにすれば、冷媒配管系10の保温作業をより容易化することが可能となる。
なお、本実施例のようなマルチエアコンシステム(室外機1台で複数台の室内機1を制御するシステム)の場合には、1台の室内機1の制御基板を取り外した場合、断線エラーとなり、他の室内機1を含め全系統の異状停止という事態を招来するのが通常であるが、他の室内機1の異状停止を発生させず、且つ、着脱可能な制御基板を採用することで、個々の室内機1の天井50に対する着脱を他の室内機1の運転に影響を与えることなく実行できる着脱式空調機システムとすることができる。
また、上述した本実施例の着脱式空調機システムにおいては、1台の室外機14に3台の室内機1を接続した構成について説明したが、室内機1の接続個数はこれに限らず5台、10台、20台等、任意台数として実施できることは勿論である。
本発明は、上述した天井埋め込み型の室内機に適用する場合の他、例えば壁面埋め込み型の室内機や天井から露出する状態で取り付ける構造の室内機に対しても幅広く適用可能である。
本発明の実施例に係る着脱式空調機システムの全体構成を示す概略斜視図図である。 本発明の実施例に係る着脱式空調機システムにおける室内機の天井内への取り付け状態を示す概略断面図である。 本発明の実施例に係る着脱式空調機及びその近傍部分(ボールバルブ及びコネクタの装着状態)の拡大斜視図である。 本発明の実施例に係る着脱式空調機及びその近傍部分(ボールバルブ及びコネクタの切り離し状態)の拡大斜視図である。 本発明の実施例に係る着脱式空調機の天井からの取り外し状態を示す概略断面図である。 従来の空調機の天井への取り付け状態を示す概略側面図である。 図6のA−A線概略断面図である。
符号の説明
1 室内機
2 表面パネル
10 冷媒配管系
12 冷媒配管ユニット
13 冷媒配管系
14 室外機
15 電気系ユニット
16 電気配線系
17 電気配線系
21 ボールバルブ
21a 室内機側バルブ部
21b 配管側バルブ部
22 ボールバルブ
22a 室内機側バルブ部
22b 配管側バルブ部
23 コネクタ
23a 室内機側コネクタ部
23b 電気配線側コネクタ部
50 天井
51 床躯体
52 取り付け穴
53 吊りボルト
54 ナット
55 ブラケット
56 点検口
57 開閉蓋

Claims (6)

  1. 所定の設置箇所に設置される室内機と、
    該室内機の近傍において空調動作に必要な冷媒を前記室内機に循環させる冷媒配管系の管路に配置したこの管路の接続、切り離しを行う配管類着脱部と、
    前記室内機の近傍において空調動作に必要な電力、信号の供給を行う電気配線系の電線路に配置したこの電線路の接続、分離を行う電気配線着脱部と、
    を有することを特徴とする着脱式空調機。
  2. 天井の設置箇所に表面パネルが天井面に露出する状態で挿脱可能に構成されるとともに、天井上方の床躯体に取り付けた複数本の吊りボルトにより着脱可能に支持された室内機と、
    該室内機の近傍において空調動作に必要な冷媒を前記室内機に循環させる冷媒配管系の往管路、復管路に各々配置したこの往管路、復管路の接続、切り離しを行う一対の配管類着脱部と、
    前記室内機の近傍において空調動作に必要な電力、信号の供給を行う電気配線系の電線路に配置したこの電線路の接続、分離を行う電気配線着脱部と、
    を有することを特徴とする着脱式空調機。
  3. 天井の設置箇所に表面パネルが天井面に露出する状態で挿脱可能に構成されるとともに、天井上方の床躯体に取り付けた複数本の吊りボルトにより着脱可能に支持された室内機と、
    該室内機の近傍において空調動作に必要な冷媒を前記室内機に循環させる冷媒配管系の往管路、復管路に各々配置したこの往管路、復管路の接続、切り離しを行う一対のボールバルブ等のバルブと、
    前記室内機の近傍において空調動作に必要な電力線、信号の供給を行う信号線を含む電気配線系の電線路に配置したこの電線路の接続、分離を行うコネクタと、
    を有することを特徴とする着脱式空調機。
  4. 所定の設置箇所に各々設置される複数台の室内機と、
    前記各室内機と空調動作に必要な冷媒を循環させる複数系統の冷媒配管系を介して接続される冷媒配管ユニット及び一台の室外機と、
    空調動作に必要な電力、信号の供給を行う電気系ユニットと、
    前記各室内機と電気系ユニット間、室外機と電気系ユニット間を接続する電気配線系と、
    を有する着脱式空調機システムであって、
    前記各室内機の近傍において前記各冷媒配管系の管路に各々配置したこれら管路の接続、切り離しを行う配管類着脱部と、
    前記各室内機の近傍において前記各電気配線系の電線路に配置したこれらの電線路の接続、分離を行う電気配線類着脱部と、
    を有することを特徴とする着脱式空調機システム。
  5. 天井の設置箇所に表面パネルが天井面に露出する状態で挿脱可能に構成されるとともに、天井上方の床躯体に取り付けた複数本の吊りボルトにより着脱可能に支持された複数台の室内機と、
    前記各室内機と空調動作に必要な冷媒を循環させる複数系統の冷媒配管系を介して接続される冷媒配管ユニット及び一台の室外機と、
    空調動作に必要な電力、信号の供給を行う電気系ユニットと、
    前記各室内機と電気系ユニット間、室外機と電気系ユニット間を接続する電気配線系と、
    を有する着脱式空調機システムであって、
    前記各室内機の近傍において前記冷媒配管系の往管路、復管路に各々配置したこの往管路、復管路の接続、切り離しを行う一対の配管類着脱部と、
    前記各室内機の近傍において前記各電気配線系の電線路に配置したこれらの電線路の接続、分離を行う電気配線類着脱部と、
    前記天井における各室内機の一対の配管類着脱部及び電気配線類着脱部の近傍相当位置に各々設けた点検口と、
    を有することを特徴とする着脱式空調機システム。
  6. 天井の設置箇所に表面パネルが天井面に露出する状態で挿脱可能に構成されるとともに、天井上方の床躯体に取り付けた複数本の吊りボルトにより着脱可能に支持された複数台の室内機と、
    前記各室内機と空調動作に必要な冷媒を循環させる複数系統の冷媒配管系を介して接続される冷媒配管ユニット及び一台の室外機と、
    空調動作に必要な電力、信号の供給を行う電気系ユニットと、
    前記各室内機と電気系ユニット間、室外機と電気系ユニット間を接続する電気配線系と、
    を有する着脱式空調機システムであって、
    前記各室内機の近傍において前記冷媒配管系の往管路、復管路に各々配置したこの往管路、復管路の接続、切り離しを行う一対のボールバルブ等のバルブと、
    前記室内機の近傍において空調動作に必要な電力、信号の供給を行う電気配線系の電線路に配置したこの電線路の接続、分離を行うコネクタと、
    前記天井における各室内機の一対のボールバルブ等のバルブ及びコネクタの近傍相当位置に各々設けた点検口と、
    を有することを特徴とする着脱式空調機システム。
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