JP2007132457A - シース管及びシース管製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】管の内部状態を外側からみることが可能なシース管を低コストで、且つ、簡単に製造できるようにする。
【解決手段】透過性を有する熱可塑性合成樹脂により作られ、単一幅の帯板状部材を螺旋状に巻回し、互いに隣り合う帯板状部材の端部同士を融着して筒状の管体を形成し、形成した筒状の管体の外周に鋼線を巻着させる。
【選択図】 図2
【解決手段】透過性を有する熱可塑性合成樹脂により作られ、単一幅の帯板状部材を螺旋状に巻回し、互いに隣り合う帯板状部材の端部同士を融着して筒状の管体を形成し、形成した筒状の管体の外周に鋼線を巻着させる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、シース管及びシース管製造装置に関するものである。詳しくは、所定の強度を保ち、内部の状態を確認できるシース管とこのシース管を低コストで、且つ、簡単に製造できるシース管製造装置に関するものである。
従来技術において、コンクリート打設部へPC鋼材を挿入するときなどに用いられるシース管を合成樹脂などを使用して製造する場合、押出し成型や射出成型等の方法を用いた装置によって製造し、また、シース管の先端部を切削したり拡張するなど様々な加工を施し、これらを接合してシース管を所望の長さにすることが行われている。
また、上述した押出し成型や射出成型以外の方法で簡単にシース管を製造する手法として、合成樹脂などで形成された帯板状部材の端部を重合させて螺旋状に巻回し、重合させた端部を溶着させて製造するシース管及びこのシース管を製造するシース管製造装置が出願されている(特許文献1参照)。
また、このようなシース管を透明や半透明の材質を用いて製造することにより、管の内部を外側からみることが可能となり、シース管に注入されるグラウト材の充填状態などの確認を簡単に行うことができるようになる。
国際公開第01/081688号パンフレット(第7−8頁、図1)
しかしながら、透明になる材質の合成樹脂でシース管を製造する場合、材料コストが高くなってしまうという問題があり、また、半透明になる材質の合成樹脂でシース管を製造する場合、管の内部状態を確認できるようにするためには、管の厚さをある程度薄くしなければならず、シース管の強度が低下してしまうという問題が生じてしまう。
従って、内部の状態を確認することが可能で、所定の強度を持ったシース管を低コストで、且つ、簡単に製造できるようにすることに解決しなければならない課題を有する。
前記課題を解決するため、本発明では、透過性(例えば、透明又は半透明)を有する熱可塑性合成樹脂により作られ、単一幅の帯板状部材を螺旋状に巻回し、互いに隣り合う帯板状部材の端部を融着して筒状の管体を形成し、形成した筒状の管体の外周に鋼線を巻着させることで管に所定の強度を与え、且つ、管の内部状態を外側からみることができるシース管が製造可能となる。
本発明では、透過性を有する単一幅の帯板状部材を螺旋状に巻回して筒状の管体を形成し、その外周に鋼線を巻着させることにより、管の厚さを薄くしても所定の強度を維持したシース管を製造することが可能となるので、例えば、半透明又は透明な材質を用い、管の内部状態を外側から確認できるシース管を簡単、且つ、低コストで製造できるという優れた効果を奏する。
次に、本発明のシース管及びシース管製造装置による実施の形態について図面を参照して説明する。但し、図面は専ら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
まず、本発明に係るシース管の製造に使用される帯板状に形成された帯板状部材について説明する。
図1は、本発明のシース管の製造に使用される帯板状部材の一例であり、透過性(例えば、透明又は半透明)を有する材料を用いた熱可塑性合成樹脂を略単一の幅で帯板状にして形成した帯板状部材10である。ここで、透過性とは、帯板状部材10に対して一方の側から他方の側を視認できる程度のものをいう。帯板状部材10の左右両端に接合部11a、11bが形成されており、螺旋状に巻回したときに接合部11aと接合部11bが当接するように所定の傾斜がつけられており、また、長手方向Lと略並行に二本の襞12が形成してある。襞12により、帯板状部材10の一方の面には凸部が形成され、他方の面には凹部が形成される。なお、図1は、帯板状部材10を、この長手方向と略直交する方向に切断したときの外観斜視図である。
この帯板状部材10の襞12は、シース管に可撓性を持たせるためのものであり、帯板状部材10を管体に形成したときに、襞12の凸部が外面に突出するようになっている。なお、襞12は、図1の帯板状部材10のように二本に限定されるものではない。すなわち、襞12によって帯板状部材10に可撓性を持たせることができる数であればよい。
次に、本発明に係るシース管について説明する。図2は、図1に示す帯板状部材10によってシース管を製造するときの状態を模式化して示したものである。
図2に示すように、所定の口径を有する芯金211に対し、図1に示す帯板状部材10の接合部11aと接合部11bを当接させるように所定の角度で螺旋状に巻回してゆき、当接させた部分(以下、当接部13)を融着して筒状の管体に形成し、形成した筒状管体の外周の襞12と襞12の間(芯金211の長手方向において互いに隣り合う2つの襞12の間)に鋼線20を巻着させてゆくことによって、図3に示すようなシース管30を製造する。
ここで、巻回される鋼線20は、管体の長手方向両端部に固定される。この固定方法は、いかなる方法であってもよく、例えば、鋼線20の端部を、管体の一方の端部に融着によって固定することができる。
本実施例では、互いに隣り合う2つの襞12の間に1本の鋼線20が位置するように構成しているが、これに限るものではなく、2つの襞12の間に複数本の鋼線20が位置するように構成してもよい。この場合には、帯板状部材10の厚みを薄くしつつ、シース管の強度を向上させることができる。
また、本実施例では、帯板状部材10のうち上記管体の外周面となる面に、襞12の凸部を形成しているが、帯板状部材10のうち上記管体の外周面となる面に、凹部を形成してもよい。この場合には、凹部に沿って鋼線20を巻回させることができる。
さらに、本実施例では、帯板状部材10に襞12を形成したが、襞12を形成しない構成であってもよい。この場合には、帯板状部材で形成された管体の外周面には、襞12に相当する凹凸が生じないことになる。そして、この管体に対して、鋼線を巻回させてもよい。
製造されたシース管30は、外側に突出する襞12により可撓性を有し、且つ、外周に巻着した鋼線20により所定の強度が与えられるため、帯板状部材10の厚さを薄くすることが可能となり、半透明の材質を使用した場合であっても管の内部の状態を外側からみることが可能なシース管を製造することができ、透明の材質を使用した場合は材料コストを低減することができる。
例えば、図3に示すシース管30にPC鋼材40を挿入してグラウト50を注入したときには、透明又は半透明の熱可塑性合成樹脂を使用しているので、図4に示すように、シース管30の外側からPC鋼材40やグラウト50の充填状態などを確認することができる。
このように、透明又は半透明の熱可塑性合成樹気で形成した帯板状部材の両端部を当接させるようにして螺旋状に巻回し、当接させた部分を融着して筒状の管体を形成し、形成した筒状管体の外周に鋼線を巻着させてゆくだけで所望の長さのシース管を簡単に製造することができる。
上述した説明では、鋼線20を巻回させた構成について述べたが、これに限るものではなく、例えば、一部が切り欠かれたリング(いわゆる、Cリングであって、帯板状部材10で形成された管体の径よりも小さい径を有するもの)を複数用意し、これらのリングを、帯板状部材10で形成された管体に取り付けるようにしてもよい。上述したリングを用いることで、帯板状部材10の管体にリングを圧接させることができ、シース管の強度を確保することができる。
また、上述した実施例では、図3等に示すように、管体の外周に位置する襞12が曲率を有する形状に形成されているが、これに限るものではない。例えば、図6に示すように、管体の外周に位置する襞12’に、管体の長手方向(X方向)と略直交する方向(Y方向)に延びる側壁12a’を形成することもできる。このような側壁12a’を設けることにより、2つの側壁12a’間に位置する鋼線が、一方の側壁12a’に当接した場合でも、この当接状態を維持することができる。ここで、各側壁12a’のY方向における長さは、鋼線20の径以上であることが好ましい。また、互いに向かい合う襞12a’の長さは、鋼線20の径よりも大きければよく、適宜設定することができる。
一方、管体に巻回される鋼線20のピッチは、管体の径及び肉厚に基づいて適宜設定することができる。
続いて、上述した帯板状部材を使用してシース管を製造するためのシース管製造装置について説明する。
図5は、本発明に係るシース管製造装置の一例を簡略化して示した説明図であり、シース管製造装置200は、部材巻回部210、回転駆動部220、部材供給部230、融着部240、部材整形部250、鋼線巻着部260などから構成される。
部材巻回部210は、回転駆動部220と連結し、帯板状部材10を巻きつけるため、所定の口径を有する筒状の芯金を備えている。
回転駆動部220は、部材巻回部210とフランジ継手などで連結され、モーター(図示せず)などによって部材巻回部210を回転させることにより、帯板状部材10を部材巻回部210の芯金に巻きつけさせる。
部材供給部230は、部材巻回部210に対して所定の角度で帯板状部材10を供給できる位置に配置され、予熱ヒータ231、ガイド232、供給ローラー233などを備えた構成となっている。
部材供給部230の予熱ヒータ231は、帯板状部材10を加熱して軟化させ、軟化した帯板状部材10をガイド232に沿って供給ローラー233に送る。
部材供給部230の供給ローラー233は、帯板状部材10を部材巻回部210に巻きつける為のローラ、例えば、図1の帯板状部材10の襞12と襞12の間に位置するようなローラーであり、このローラーによって軟化した帯板状部材10を上下から挟んで供給位置を定めてから部材巻回部210に送り出すことにより、帯板状部材10の左右両端にある接合部11aと接合部11bを正確に当接させる。ここで、襞12は、供給ローラー233のガイドとしての機能も有している。
融着部240は、部材巻回部210の芯金に巻きつけられた帯板状部材10の接合部11aと接合部11bが当接する当接部13(図2参照)に位置するように配置され、帯板状部材10の当接部13を溶融する溶融ヒータなどを備えている。
部材整形部250は、部材供給部230から送られてくる帯板状部材10を部材巻回部210の芯金との間に挟み込み、部材巻回部210と連動して回転することにより、帯板状部材10を引き込み、芯金に対して接合部11aと接合部11bを当接させながら螺旋状に巻きつけ、且つ、融着部240によって溶融された帯板状部材10の当接部13を圧着する整形ローラーを備えており、帯板状部材10を筒状の管体に整形して鋼線巻着部260に送り出す。
鋼線巻着部260は、部材整形部250によって筒状の管体に整形された帯板状部材10に鋼線を巻着させるためのローラを備えており、鋼線供給部(図示せず)から供給された鋼線を筒状管体の外周に当接させながら巻き付ける。そして、鋼線が巻回されたシース管30を部材巻回部210の芯金の先方に送り出す。
次に、図5で示したシース管製造装置によるシース管の製造過程を説明する。
まず、図1に示すような帯板状部材10を、図5のシース管製造装置200の部材供給部230に挿入する。このとき、部材巻回部210へ帯板状部材10を供給する角度を調整して、巻回される帯板状部材10のピッチに応じた角度に設定する。
部材供給部230に挿入された帯板状部材10は、予熱ヒータ231を通過することによって部材巻回部210の芯金に巻付き易くなるように加熱されて軟化した状態となる。
軟化した帯板状部材10は、ガイド232に沿って供給ローラー233に送られ、帯板状部材10が供給ローラー233のローラーに噛合されることによって部材巻回部210への供給する位置が定められる。
そして、供給ローラー233を回転させると、軟化した帯板状部材10がその先に設置されている部材巻回部210の芯金と部材整形部250の整形ローラーとの間へ所定の角度で送り出される。
部材供給部230から送り出された帯板状部材10が部材巻回部210の芯金と部材整形部250の整形ローラーとの間に挟入されると、回転駆動部220を駆動させる。
回転駆動部220が駆動すると、フランジ継手で連結された部材巻回部210の芯金が回転し、部材巻回部210の芯金と部材整形部250の整形ローラーの間へ挟入された帯板状部材10が引き込まれ、帯板状部材10の接合部11aと接合部11bを当接させながら螺旋状に芯金に巻きつけられていく。
そして、融着部240によって、帯板状部材10の接合部11aと接合部11bの当接部13を融着部240の融着ヒータで加熱して溶融する。
更に、回転駆動部220の駆動により部材巻回部210が回転すると、融着部240によって溶融した帯板状部材10の当接部13が部材整形部250の整形ローラーで圧着されて完全に融着される。このとき、エアーなどを吹きつけて冷却することにより硬化を促進させるようにしても良い。
続いて、回転駆動部220の駆動によって部材巻回部210が回転すると、部材整形部250の整形ローラーが回転し、硬化した帯板状部材10の当接部13が押し出され、整形された筒状の管体が鋼線巻着部260に送り出されていく。
更に、回転駆動部220の駆動によって部材巻回部210が回転すると、鋼線巻着部260は、部材整形部250で整形された筒状管体の外周となる襞12と襞12の間に、鋼線供給部(図示せず)から供給された鋼線を巻着させ、鋼線が巻着した筒状管体であるシース管30が部材巻回部210の芯金の先方に送り出される。
このように、回転駆動部220を回転させていくと、部材巻回部210の芯金に対して帯板状部材10の接合部11aと接合部11bが当接しながら螺旋状に巻きつけられ、融着部240によって当接した帯板状部材10の当接部同士が融着され、部材整形部250で筒状の管体に整形され、鋼線巻着部260が筒状管体の外周に鋼線を巻着させて順次送り出されていくことで所望の長さのシース管30が製造される。
なお、部材巻回部210の芯金を異なる大きさ(口径)の芯金に取り替えることにより、所望の口径をもつシース管を製造することが可能となる。
また、上述したシース管製造装置では、融着部240によって当接部13を融着した後に、鋼線巻着部260によって鋼線20を巻回させているが、これに限るものではない。例えば、当接部13を融着させながら、鋼線20を巻回させることもできる。そして、融着される当接部13の位置に、鋼線20を巻回させることで、帯板状部材10の接続部分となる当接部13での強度を向上させることができる。すなわち、鋼線20に、当接部13での当接を補強する機能を持たせることができる。
上述した実施例では、帯板状部材を螺旋状に巻回させた後、帯板状部材で形成された管体の外周に鋼線を巻回させていたが、これに限るものではない。例えば、押し出し成型や射出成型によって、透過性を有する管体を形成し、この管体の外周に鋼線を巻回させるようにしてもよい。また、上述した実施例では、管体の外周に巻回させる部材として、鋼線を用いていたが、例えば、鋼線と同程度の強度を有する材料(例えば、樹脂材料)で形成された線状部材を用いることもできる。樹脂材料等で構成すれば、鋼線を用いた場合に比べて、錆等の発生を防止することができる。
(数値実施例)
次に、管体の外周に鋼線を巻回させたシース管(数値実施例)と、鋼線を巻回させないシース管(管体だけで構成されたシース管、数値比較例)とを用いて、これらのシース管への加圧実験を行った。具体的には、シース管内に水を充填させていき、シース管の内壁に及ぼす圧力(水圧)を変化させていった。
次に、管体の外周に鋼線を巻回させたシース管(数値実施例)と、鋼線を巻回させないシース管(管体だけで構成されたシース管、数値比較例)とを用いて、これらのシース管への加圧実験を行った。具体的には、シース管内に水を充填させていき、シース管の内壁に及ぼす圧力(水圧)を変化させていった。
数値実施例及び数値比較例としては、図6に示すように、外径(φD)が120mm、内径(φd)が106mmであるポリエチレン製の管体を用いた。ここで、管体の長手方向における襞12’の長さが8mmであり、管体の長手方向で隣り合う2つの襞12’の間隔が12mmであった。
また、数値実施例のシース管は、数値比較例の管体(シース管)に60mmのピッチ間隔で鋼線を巻回させたものである。すなわち、上述した実施例では、隣り合う2つの襞12の間すべてに鋼線を配置させた構成(図3参照)について説明したが、本数値実施例のシース管では、隣り合う2つの襞12’間において、鋼線を配置させた部分と、鋼線を配置させない部分とを有している。
数値比較例の実験結果を表1に示す。ここで、表1中の「長さ」は、管体の全長ではなく、図7に示すように管体の中央部分を含む所定領域の長さである。また、位置A及び位置Bにおける「リブ間隔」は、上記所定領域内に含まれる2つの位置(任意に選択した位置)における、隣り合う2つの襞12’の間隔を示す。さらに、表1に示す「外径」は、上述した管体の外径(φD)ではなく、図7(B)に示す部分の長さを示す。
表1に示すように、数値比較例のシース管では、水圧が1.45MPaに到達した時点で破裂してしまった。一方、数値実施例のシース管では、水圧が1.45MPaに到達しても破裂することはなく、水圧が1.5MPaとなっても破裂しなかった。
このように本発明によれば、管体の外周に鋼線等を巻回させることで、管体(シース管)の強度を向上させることが分かった。これにより、管体の肉厚を薄型化しても、鋼線等を巻回させることで、シース管の強度を向上させつつ、管体内の状態(グラウトの充填状態等)を確認することができる。
10:帯板状部材
11a、11b:接合部
12:襞
13:当接部
20:鋼線
30:シース管
40:PC鋼材
50:グラウト材
200:シース管製造装置
210:部材巻回部
211:芯金
220:回転駆動部
221:芯金
230:部材供給部
231:予熱ヒータ
232:ガイド
233:供給ローラー
240:融着部
250:部材整形部
260:鋼線巻着部
11a、11b:接合部
12:襞
13:当接部
20:鋼線
30:シース管
40:PC鋼材
50:グラウト材
200:シース管製造装置
210:部材巻回部
211:芯金
220:回転駆動部
221:芯金
230:部材供給部
231:予熱ヒータ
232:ガイド
233:供給ローラー
240:融着部
250:部材整形部
260:鋼線巻着部
Claims (4)
- 透過性を有する単一幅の帯板状部材を螺旋状に巻回し、隣り合う帯板状部材の端部を融着して筒状の管体を形成し、該形成した筒状の管体の外周に鋼線を巻着したことを特徴とするシース管。
- 前記帯板状部材は、透明又は半透明の材質であることを特徴とする請求項1に記載のシース管。
- 前記帯板状部材は、熱可塑性合成樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシース管。
- シース管を製造するシース管製造装置であって、
両端に当接部を有する帯板状部材を巻きつけるための芯金を備えた部材巻回手段と、
前記部材巻回手段を回転させる回転駆動手段と、
前記帯板状部材に熱を加えて軟化させる部材予熱手段と、
前記部材予熱手段で軟化させた前記帯板状部材を挟み込み、該帯板状部材の当接部が当接する角度に位置決めをして前記部材巻回手段に送り出す部材供給手段と、
前記帯板状部材の前記当接部を溶融する部材溶融手段と、
前記部材供給手段から供給される前記帯板状部材を前記部材巻回手段の芯金との間で挟み込み、前記回転駆動手段と連動して回転することによって該帯板状部材を引き込み、前記芯金に前記帯板状部材の当接部が当接するように螺旋状に巻回させ、前記部材溶融手段で溶融された前記当接部を圧着して前記帯板状部材を筒状の管体に整形する部材整形手段と、
前記部材整形手段で整形した筒状の管体の外周に鋼線を巻着する鋼線巻着手段とを備えたシース管製造装置。
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---|---|---|---|
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---|---|---|---|---|
JP2009270672A (ja) * | 2008-05-09 | 2009-11-19 | Toyota Boshoku Corp | 内燃機関の吸気ダクト及びその製造方法 |
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- 2005-11-11 JP JP2005327475A patent/JP2007132457A/ja active Pending
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