JP2007129370A - 動きベクトル検出装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電力を増加させることや回路規模を増大させることなく、小数精度の動きベクトルを検出することができる動きベクトル検出装置を提供する。
【解決手段】整数精度の動きベクトルにより特定される画像ブロックに含まれる整数位置の画素の周囲に位置する小数位置の画素から構成される小数位置の画像ブロックのうち、探索領域画像データメモリ102が記憶している画素値のみを用いて画素値を算出できる小数位置の画素から構成される小数位置の画像ブロックのみおよび前記整数精度の動きベクトルにより特定される整数位置の画像ブロックを探索候補として動きベクトルを検出する小数精度動きベクトル検出部104および動きベクトル検出制御部105とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像を光ディスク、磁気ディスクあるいはフラッシュメモリ等の記憶メディア上に圧縮記録する画像圧縮符号化装置において、符号化対象ピクチャに含まれる符号化対象ブロックの動きベクトルを検出する装置に関するものであり、特にH.264符号化方式の符号化装置における動きベクトルを検出する装置に関する。
半導体技術等の進歩によって、動画像を圧縮するための符号化技術が家庭用のビデオ記録機器に導入されている。特に近年は、通信インフラのブロードバンド化、記憶メディアの大容量化により、HD(High Definition)画像での映像の蓄積、配信、編集が求められるようになっており、動画像を圧縮するための符号化技術はますます重要になってきている。
動画像を圧縮するための符号化技術の一つに、ピクチャ間の動きベクトルを利用した動き補償がある。MPEG1、MPEG2では1/2画素精度の動き補償が導入され、小数位置の画素値は周囲の整数位置の画素値からバイリニアフィルタを用いて求める(例えば、非特許文献1参照)。また、H.264/AVCでは1/4画素精度の動き補償が導入され、1/2位置の画素値については6TAPフィルタを用いて、1/4位置の画素値についてはバイリニアフィルタを用いて求める(例えば、非特許文献2参照)。
動きベクトル検出は一般に、外部メモリに符号化ピクチャおよび参照ピクチャの画像データを格納し、内部メモリに動きベクトル検出用の符号化ブロックの画像データと探索領域の画像データを転送して動きベクトルを検出する。探索領域の境界付近に位置する小数位置の画素値を求める場合、探索領域外の画素値を利用する。小数位置の画素値を求める際に探索領域外の画素値を利用する具体例について、図11を参照して説明する。
図11は、探索領域内の画素値により、算出できる小数位置の画素値および算出できない小数位置の画素値の位置関係を示す図である。図11の実線の「○」で示す位置は探索領域内の整数位置であり、「△」および「×」で示す位置は探索領域内の小数位置であり、点線の「○」で示す位置は探索領域外の整数位置である。小数位置のうち「△」が示す位置は、探索領域内の整数位置の画素値から6TAPフィルタを用いて画素値を算出できる位置を示す。小数位置のうち「×」が示す位置は、探索領域内の整数位置の画素値から6TAPフィルタを用いて画素値を算出することができず、6TAPフィルタを用いた画素値を算出するために探索領域外の画素値の取得が必要となる位置を示す。
例えば、a(1,4)の画素値を計算する場合、a(-4,4)、a(-2,4)、a(0,4)、a(2,4)、a(4,4)、a(6,4)の画素値が必要となる。この6点のうちa(-4,4)およびa(-2,4)については、探索領域外の画素値であるため、外部メモリが記憶する画素値を利用する。
「ITU−T Recommendation H.262」 「Draft of Version4 of H.264/AVC」
しかしながら、探索領域外の画素値を利用して探索領域内の小数位置の画素値を求める場合に、小数位置の画素値の計算に必要となる領域外の画素値を外部メモリから取得すると、外部メモリから内部メモリへのデータの転送を行うため、メモリバンド幅が増加し、消費電力が増加するという問題がある。
また、探索領域外の画素値を利用して探索領域内の小数位置の画素値を求めるために、内部メモリを増やして、小数位置の画素値の計算に必要となる画素値を保持しておくと、内部メモリの記憶容量を増やす必要があるため、回路規模が増加するという問題がある。
特にこれらの問題は、H.264/MPEG4 AVCでの動き補償において深刻になる。すなわち、MPEG1、MPEG2における動き補償では、バイリニアフィルタが用いられているため、小数位置の画素値の算出に必要となる探索領域外の画素値は、左右1画素、上下1ライン分だけにすぎない。しかしながら、H.264/MPEG4 AVCにおける動き補償では、に6TAPフィルタを用いるため、小数位置の画素値の算出に必要となる探索領域外の画素値は、左右3画素分、上下3ライン分となる。
さらに、これらの問題は、HD画像の画像符号化処理において深刻になる。なぜなら、HD画像の画像符号化処理での探索領域は、SD(Standard Definition)画像での探索領域よりも広くする必要があるからである。
本発明はかかる問題を解決するためになされたものであり、消費電力を増加させることや回路規模を増大させることなく、小数精度の動きベクトルを検出することができる動きベクトル検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る動きベクトル検出装置は、符号化の対象となる画像に含まれる符号化対象ブロックの動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置であって、探索領域に含まれる画素の画素値を記憶している画像記憶手段と、前記符号化対象ブロックの整数精度の動きベクトルを検出する第1検出手段と、前記整数精度の動きベクトルにより特定される画像ブロックに含まれる整数位置の画素の周囲に位置する小数位置の画素から構成される小数位置の画像ブロックのうち、前記画像記憶手段が記憶している画素値のみを用いて画素値を算出できる小数位置の画素から構成される小数位置の画像ブロックのみおよび前記整数精度の動きベクトルにより特定される整数位置の画像ブロックを探索候補として動きベクトルを検出する第2検出手段とを備える。
これにより、小数精度の動きベクトルを検出する場合、内部メモリが記憶している画素値のみを使用するため、消費電力の増加や回路規模の増大をさせることなく動きベクトルを検出することが可能となる。
好ましくは、前記第2検出手段は、さらに、符号化対象ブロックに対して前記第1検出手段が検出する整数精度の動きベクトルにより特定される画像ブロックに含まれる画素の周囲に位置する小数位置の画素の画素値の算出に、前記画像記憶手段が記憶している画像領域の外の画素の画素値が必要な場合、当該小数位置の画素を含む画像ブロックを前記探索候補から除外する。
また、前記第2検出手段は、符号化対象ブロックに対して前記第1検出手段が検出する整数精度の動きベクトルにより特定される画像ブロックに含まれる画素の周囲に位置する小数位置の画素の画素値の算出に、前記画像記憶手段が記憶している画像領域の外の画素の画素値が必要な場合、さらに、当該符号化対象ブロックについて、すべての前記小数位置の画像ブロックを前記探索候補から除外する。
また、前記第2検出手段は、符号化対象ブロックに対して前記第1検出手段が検出する整数精度の動きベクトルにより特定される画像ブロックに含まれる画素の周囲に位置する小数位置の画素の画素値の算出に、前記画像記憶手段が記憶している画像領域の外の画素の画素値が必要な場合、さらに、当該符号化対象ブロックについて、すべての前記小数位置の画像ブロックおよび当該整数位置の画像ブロックを前記探索候補から除外する。
このように、記憶装置が記憶している領域外の画素の画素値が、補間による画素値の算出に必要となる小数位置の画素の画素値は、動きベクトルを検出するための探索候補に含まれない。これにより、小数精度の動きベクトルを検出する場合、記憶装置が記憶している画素値のみを使用するため、消費電力の増加や回路規模の増大をさせることなく動きベクトルを検出することが可能となる。
好ましくは、前記第2検出手段は、さらに、符号化対象ブロックに対して前記第1検出手段が検出する整数精度の動きベクトルにより特定される画像ブロックに含まれる画素の周囲に位置する小数位置の画素の画素値の算出に、前記画像記憶手段が記憶している画像領域の外の画素の画素値が必要な場合、当該小数位置の画素の画素値を、前記画像記憶手段が記憶している画素値のみから算出する。
このように、記憶装置が記憶している画像領域外の画素の画素値が補間計算のために必要な小数位置の画素の画素値は、記憶装置が記憶している画素の画素値を補間することにより算出される。これにより、記憶装置が記憶している画素値のみを使用して、探索領域内の全ての小数位置の画素を含む画像ブロックを探索候補とすることができる。そのため、探索領域画像データメモリを増やすことなく動きベクトル検出の探索領域を拡大することができるため、消費電力を増加させることや回路規模を増大させることなく、符号化効率の向上を図ることが可能となる。
さらに好ましくは、前記第2検出手段は、さらに、符号化対象ブロックに対して前記第1検出手段が検出する整数精度の動きベクトルにより特定される画像ブロックに含まれる画素の周囲に位置する小数位置の画素の画素値の算出に、前記画像記憶手段が記憶している画像領域の外の画素の画素値が必要な場合、当該小数位置の画素の画素値の算出に用いる画素数を、前記画像記憶手段が記憶している画素値のみから取得できる画素数に減らすことにより前記小数位置の画素値を算出する。
また、前記第2検出手段は、さらに、符号化対象ブロックに対して前記第1検出手段が検出する整数精度の動きベクトルにより特定される画像ブロックに含まれる画素の周囲に位置する小数位置の画素の画素値の算出に、前記画像記憶手段が記憶している画像領域の外の画素の画素値が必要な場合、当該小数位置の画素値を算出するために必要な、前記画像記憶手段が記憶している領域の外に位置する画素の画素値に、当該画像領域の外に位置する画素の最も近くに位置する前記画像領域内の画素値を代用して前記小数位置の画素値を算出する。
また、前記第2検出手段は、さらに、符号化対象ブロックに対して前記第1検出手段が検出する整数精度の動きベクトルにより特定される画像ブロックに含まれる画素の周囲に位置する小数位置の画素の画素値の算出に、前記画像記憶手段が記憶している画像領域の外の画素の画素値が必要な場合、当該小数位置の画素値を算出するために必要な、前記画像記憶手段が記憶している画像領域の外に位置する画素の画素値に、当該領域の外に位置する画素と当該画素に最も近い前記画像領域の境界を挟んで線対称の位置に示される画素値を代用して前記小数位置の画素値を算出する。
これらの方法によって、本来探索領域外の画素値が必要な小数位置の画素値を補間計算することができるため、回路規模や消費電力を増加させることなく動きベクトル検出の探索領域を拡大することができ、符号化効率の向上を図ることが可能となる。
なお、本発明は、このような動きベクトル検出装置として実現することができるだけでなく、このような動きベクトル検出装置が備える特徴的な手段をステップとする動きベクトル検出方法として実現したり、それらのステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して配信することができるのは言うまでもない。
本発明によると、画像符号化装置の回路規模を増大させることや消費電力を増加させることなく、符号化効率の向上を図ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る動きベクトル検出装部を備えた動画像符号化装置の構成を示すブロック図である。
動画像符号化装置100は、入力される動画像を符号化する装置であり、図1に示すようにピクチャ画像データメモリ101、動きベクトル検出部107および符号化部106を備える。
ピクチャ画像データメモリ101は、符号化対象ピクチャおよび参照ピクチャの画像データを記憶している。符号化対象ピクチャの画像データは、符号化の対象となる画面の画像データである。また、参照ピクチャの画像データは、動きベクトルの検出の際に参照される画面の画像データであり、ローカルデコードされた画面の画像データである。例えば、符号化対象ピクチャおよび参照ピクチャは、ともに1920画素×1088画素で構成される画面である。また、画像データは、画面に含まれる画素の画素値である。
符号化部106は、動画像をブロック単位で符号化し、符号化されたストリームを出力する。符号化部106は、入力画像、ローカルデコード画面の画像データおよび動きベクトル検出部107により検出された動きベクトルを受け取る。これらを受けた符号化部106は、ローカルデコード画面の画像データおよび動きベクトル検出部107により検出された動きベクトルから、ブロック単位で動き補償をした予測画像を生成し、その予測画像と入力画像との差分の画像データおよび動きベクトルの符号化処理を行い、符号化されたストリームを出力する。
動きベクトル検出部107は、符号化対象ブロックの動きベクトルを検出する部位である。動きベクトル検出部107は、探索領域画像データメモリ102、整数精度動きベクトル検出部103、小数精度動きベクトル検出部104および動きベクトル検出制御部105を備える。
探索領域画像データメモリ102は、探索領域に含まれる画素の画素値を記憶している画像記憶手段であって、本実施の形態に係る探索領域画像データメモリ102は、符号化対象ブロックに含まれる画素の画素値をも記憶している。本実施の形態において符号化対象ブロックおよび探索領域の画像データは、ともにピクチャ画像データメモリ101から転送される。
符号化対象ブロックは、動き補償の対象となる画像の単位であり、符号化対象ピクチャに含まれる画像の一部である。符号化対象ブロックは、例えば、16画素×16画素で構成される。
探索領域は、動き補償において探索を行う領域であり、参照ピクチャに含まれる画像の一部である。探索領域画像データメモリ102が記憶している画像データは、符号化対象ブロックの動きベクトルを検出するための探索の対象である探索領域の画像データを含む。
ここで、図3は、探索領域画像データメモリ102が記憶している画像と参照ピクチャ301との関係の第1の例を示す図である。
図3の斜線部は探索領域302を示し、参照ピクチャ301の一部である。また図3の黒い四角は、符号化対象ブロック303を示し、符号化対象ピクチャ304の一部である。本実施の形態に係る探索領域画像データメモリ102は、探索領域302および符号化対象ブロック303に含まれる画素の画素値を記憶している。
整数精度動きベクトル検出部103は、動きベクトル検出制御部105の制御にしたがって、探索領域302に含まれる複数の画像ブロックから符号化対象ブロック303に最も近似する画像ブロックの位置を1画素精度で探索し、その符号化対象ブロック303の動きベクトルを1画素精度で検出する。すなわち、整数精度動きベクトル検出部103は、符号化対象ブロック303の整数精度の動きベクトルを検出する第1検出手段である。
ここで、探索領域302に含まれる複数の画像ブロックのうち、符号化対象ブロック303に最も近似する画像ブロックとは、例えば符号化ブロック303に含まれる画素の画素値と、探索領域内302の画像ブロックに含まれる画素の画素値との差分絶対値和が最小となる画像ブロックである。
小数精度動きベクトル検出部104は、整数精度動きベクトル検出部103の結果と、動きベクトル検出制御部105の制御にしたがって、探索候補となる画像ブロックの中から符号化対象ブロックに最も近似する画像ブロックの位置を小数画素精度で探索し、小数画素精度で動きベクトルを検出する。
すなわち、小数精度動きベクトル検出部104は、探索候補から動きベクトルを検出する第2検出手段である。
探索候補に小数位置の画素から構成される小数位置の画像ブロックが含まれる場合、小数位置の画素の画素値を算出する必要がある。小数位置の画素の画素値は、小数精度動きベクトル検出部104が整数位置の画素の画素値を補間することにより算出される。
例えば、小数精度の動きベクトルは、1/2画素精度で検出される動きベクトルであり、この動きベクトルの検出に必要な小数位置の画素の画素値は、6TAPフィルタを用いて計算される。
動きベクトル検出制御部105は、整数精度動きベクトル検出部103と、小数精度動きベクトル検出部104の制御を行う。
動きベクトル検出制御部105は、整数精度動きベクトル検出部103に対して、例えば探索領域302を整数精度で探索する際の探索候補を制御する。
また、動きベクトル検出制御部105は、小数精度動きベクトル検出部104に対して、探索領域画像データメモリ102が記憶している画素値のみを用いて画素値を算出できる小数位置の画素から構成される小数位置の画像ブロックのみおよび整数精度の動きベクトルにより特定される整数位置の画像ブロックの中から探索候補を制御する。
動きベクトル検出制御部105が小数精度動きベクトル検出部104に対して行う制御の第1の例は、符号化対象ブロック303に対して整数精度動きベクトル検出部103が検出する整数精度の動きベクトルにより特定される整数位置の画像ブロックに含まれる画素の周囲に位置する小数位置の画素の画素値の算出に探索領域画像データメモリ102が記憶している画像領域の外の画素の画素値が必要な場合、その小数位置の画素を含む画像ブロックを前記探索候補から除外する制御である。
また、動きベクトル検出制御部105が小数精度動きベクトル検出部104に対して行う制御の第2の例は、符号化対象ブロック303に対して整数精度動きベクトル検出部103が検出する整数精度の動きベクトルにより特定される整数位置の画像ブロックに含まれる画素の周囲に位置する小数位置の画素の画素値の算出に探索領域画像データメモリ102が記憶している画像領域の外の画素の画素値が必要な場合、その小数位置の画素の画素値を探索領域画像データメモリ102が記憶している画素値から算出する制御である。
なお、動きベクトル検出制御部105の機能は、整数精度動きベクトル検出部103および小数精度動きベクトル検出部104がそれぞれ備えても構わない。
この場合、例えば整数精度動きベクトル検出部103は、探索領域に含まれる整数位置の画素から構成される整数位置の画像ブロックのうち、符号化対象ブロックと最も近似する画像ブロックを探索することにより、当該符号化対象ブロックの整数精度の動きベクトルを検出する。
また、例えば小数精度動きベクトル検出部104は、整数精度の動きベクトルにより特定される画像ブロックに含まれる整数位置の画素の周囲に位置する小数位置の画素から構成される小数位置の画像ブロックのうち、探索領域画像データメモリ102が記憶している画素値のみを用いて画素値を算出できる小数位置の画素から構成される小数位置の画像ブロックのみおよび前記整数精度の動きベクトルにより特定される整数位置の画像ブロックを探索候補として動きベクトルを検出する。
このように動きベクトルを検出することによって、探索領域画像データメモリ102が記憶している画素値のみを使用することができる。そのため、消費電力の増加や回路規模の増大をさせることなく動きベクトルを検出することが可能となる。
図2は、動画像符号化装置100に含まれる符号化部106の構成を示すブロック図である。符号化部は106、入力画像、ローカルデコード画像および動きベクトル検出部107により検出された動きベクトルを用いて、符号化された画像データのストリームを出力する。
符号化部106は、面内予測部201、動き補償部202、差分演算部203、直交変換部204、量子化部205、逆量子化部206、逆直交変換部207、加算部208、スイッチ209、およびエントロピー符号化部210を備える。
ピクチャ画像データメモリ101および動きベクトル検出部107は、図1および図2に共通する部位であるため同じ参照符号を付しており、ここでの説明は省略する。
入力画像は、圧縮前の画像である。入力画像は、面内予測部201、ピクチャ画像データメモリ101、および差分演算部203に入力される。
動き補償部202は、動きベクトルとローカルデコード画像とを用いて予測画像を生成する。動き補償部202は、動きベクトル検出部107によって検出された動きベクトルを取得し、ピクチャ画像データメモリ101に格納されているローカルデコード画面から予測画像の生成に最適な画像領域を取り出し、取り出した画像領域に動きベクトルを適用して予測画像を生成する。
面内予測部201は、同一画面内の画素値を用いて予測画像を生成する。面内予測部201は、入力画像およびローカルデコード画像の画素値を用いて面内予測を行うことにより、予測画像を生成する。
スイッチ209は、データの入力元の切り替えを行う。スイッチ209は、差分器203および加算器208に入力するデータを、面内予測および面間予測のいずれかに切り替える。
差分演算部203は、入力された二つの画像の差分を計算する。差分演算部203は、入力画像に含まれる画素の画素値および予測画像に含まれる画素の画素値の差分を算出し、直交変換部204に出力する。
直交変換部204は、画像データを周波数係数に変換する。直交変換部204は、差分演算部203より入力された差分値を周波数係数に変換し、量子化部205に出力する。
量子化部205は、周波数係数の量子化を行う。量子化部205は、直行変換部204から入力された周波数係数を量子化し、量子化値をエントロピー符号化部210に出力する。
逆量子化部206は、逆量子化を行う。逆量子化部206は、量子化部205から入力された量子化値を逆量子化することにより周波数係数に復元し、逆直交変換部207に出力する。
逆直交変換部207は、周波数係数を画素値に変換する。逆直行変換部207は、逆量子化部206から入力された周波数係数を逆周波数変換することで画素差分値に変換し、その画素差分値を加算部208に出力する。
加算部208は、入力された2つの画像データの加算することにより画像データを生成する。加算器208は、スイッチ209の切り換えに従って面内予測部201および動き補償部202のいずれかから出力される予測画像と画素差分値とを加算し、ローカルデコード画像を生成する。
エントロピー符号化部210は、エントロピー符号化の処理を行う。エントロピー符号化部210は、量子化値および動きベクトル等をエントロピー符号化し、それにより得られるストリームを出力する。
次に、このように構成された動きベクトル検出部107を備えた動画像符号化装置100において実行される処理について、図4を参照して説明する。
図4は、本実施の形態に係る動きベクトル検出部107を備える動画像符号化装置100において実行される処理のフローチャートである。
まず、ピクチャ画像データメモリ101は、入力画像である符号化対象ピクチャの画像データ受け付けて、その受け付けた画像データを格納する(S401)。
次に、ピクチャ画像データメモリ101は、符号化部106によってローカルデコードされた参照ピクチャの画像データを符号化部106から受け付けて格納する(S402)。
次に、探索領域画像データメモリ102は、ピクチャ画像データメモリ101から転送される符号化対象ブロック303を格納する(S403)。
次に、探索領域画像データメモリ102は、参照ピクチャ301の一部に設定された探索領域302の画像データを格納する(S404)。
次に、整数精度動きベクトル検出部103および小数精度動きベクトル検出部104は、動きベクトル検出制御部105による制御のもと、動きベクトルの検出を行う(S405)。動きベクトル検出処理(S405)の詳細について、図5から図10までを参照して以下に説明する。
まず、図5から図7に示す処理において、動きベクトル検出制御部105は、整数精度動きベクトル検出部103により探索された整数位置の画像ブロックの内部および周囲にある小数位置の画素から構成される複数の小数位置の画像ブロックの中に、画素値の算出に探索領域画像データメモリ102が記憶している領域外の画素の画素値が必要となる画素を含む画像ブロックがある場合に、その画像ブロックを探索候補から除外する。以下、図5から図7を参照して、動きベクトル検出部107が行う処理を説明する。
図5は、図4に示す動きベクトル検出処理S405の詳細の第1の例を示すフローチャートである。図5に示す処理において、動きベクトル検出制御部105が行う制御は、符号化対象ブロックに対して整数精度動きベクトル検出部103が検出する整数精度の動きベクトルにより特定される整数位置の画像ブロックに含まれる画素の周囲に位置する小数位置の画素の画素値の算出に探索領域画像データメモリ102が記憶している画像領域の外の画素の画素値が必要な場合、当該小数位置の画素を含む画像ブロックを探索候補から除外する制御である。
整数精度動きベクトル検出部103は、動きベクトル検出制御部105の制御にしたがって、探索領域画像データメモリ102が記憶している探索領域から、符号化対象ブロックに最も近似する画像ブロックの位置を1画素精度で探索し、その位置から整数精度の動きベクトルを検出する(S501)。
次に、動きベクトル検出制御部105は、整数精度動きベクトル検出部103により探索された画像ブロックおよびその画像ブロックの周囲に位置する小数位置の画素から構成される画像ブロックを探索候補になり得る画像ブロックとして、各々についてS503からS504の処理を行う(S502)。
次に、動きベクトル検出制御部105は、小数位置の画素値の算出に探索領域に含まれない画素値が必要か否かを判断する(S503)。この処理により、整数精度動きベクトル検出部103から得られる整数位置の画素の周囲にある小数位置の画素を含む画像ブロックを動きベクトルの候補から除外するか否かが決定される。
次に、動きベクトル制御部105が小数位置の画素値の算出に探索領域に含まれない画素値が必要でないと判断すると(S503でNo)、小数精度動きベクトル検出部104は、かかる判断を受けて当該小数位置の画素値を含む小数位置の画像ブロックを動きベクトル探索の候補とし、動きベクトルの評価値を算出する。(S504)
また、動きベクトル制御部105が小数位置の画素値の算出に探索領域に含まれない画素値が必要であると判断すると(S503でYes)、小数精度動きベクトル検出部104は、かかる判断を受けて当該小数位置の画素値を含む小数位置の画像ブロックを動きベクトル探索の候補から除外する。そのため、その小数位置の画像ブロックについて動きベクトルの評価値は、算出されない。
ここで、評価値とは、符号化対象ブロックと探索領域内の画像ブロックとがどれくらい近似しているかを数値化したものである。例えば、符号化対象ブロックに含まれる画素の画素値と探索領域内の画像ブロックに含まれる画素の画素値との差の絶対値の合計である。
次に、小数精度動きベクトル検出部104は、評価値が最小となる動きベクトルを、検出された動きベクトルとして出力する。(S505)
以下、図11を参照して、図5に示す処理において、動きベクトル検出制御部105が行う制御の具体例を説明する。ここでの補間方法は、6TAPフィルタであるとする。
まず、例えば、整数精度動きベクトル検出処理において(S501)、a(4,4)を左上角に含む整数位置の画像ブロックを示す動きベクトルが整数精度動きベクトル検出部103により検出されると、小数精度動きベクトル検出部104において候補となり得る画像ブロックは、a(3,3)、a(4,3)、a(5,3)、a(3,4)、a(4,4)、a(5,4)、a(3,5)、a(4,5)、a(5,5)の9点をそれぞれ左上角に含む9個の画像ブロックである。動きベクトル検出制御部105は、探索候補となり得るこれらの画像ブロックについて、S503およびS504の処理を繰り返す(S502)。
動きベクトル検出制御部105は、各画像ブロックに含まれる画素の全てについて、小数位置の画素値の算出に探索領域に含まれない画素値が必要か否かを判断する(S503)。
これらの9点のうち、a(5,4)、a(4,5)、a(5,5)の3点をそれぞれ左上角に含む画像ブロックは、探索領域内の画素値のみから6TAPフィルタを用いて小数位置の画素値を算出することができる(S503でNo)。また、上記の9点のうち、a(3,3)、a(4,3)、a(5,3)、a(3,4)、a(3,5)の5点は、探索領域内の画素値のみから6TAPフィルタを用いて小数位置の画素値を算出することができない(S503でYes)。そのため、小数精度動きベクトル検出部104は、a(5,4)、a(4,5)、a(5,5)にa(4,4)を加えた、4点のそれぞれを左上角に含む4個の画像ブロックについて評価値を計算する(S504)。小数精度動きベクトル検出部104は、評価値が最小のブロックが示す位置と符号化対象ブロックの位置とから動きベクトルを検出する(S505)。
次に、例えば整数精度動きベクトル検出処理において(S501)、a(2,2)を左上角に含む整数位置の画像ブロックを示す動きベクトルが整数精度動きベクトル検出部103により検出されると、a(2,2)の周囲にある8点の小数位置の画素を左上角に含む小数位置の画像ブロックについて、S503およびS504の処理を繰り返す(S502)。
a(2,2)の周囲にある8点の小数位置の画素値の算出に、探索領域外の整数位置の画素値が必要となる(S503でYes)。そのためS502の繰り返し処理の結果、探索候補は、a(2,2)を左上角に含む画像ブロックのみとなり、小数精度動きベクトル検出部104は、そのブロックの位置から動きベクトルを検出する(S505)。
図6は、図4に示す動きベクトル検出処理S405の詳細の第2の例を示すフローチャートである。図6に示す処理において、動きベクトル検出制御部105が行う制御は、符号化対象ブロックに対して整数精度動きベクトル検出部103が検出する整数精度の動きベクトルにより特定される画像ブロックに含まれる画素の周囲に位置する小数位置の画素の画素値の算出に、探索領域画像データメモリ102が記憶している画像領域の外の画素の画素値が必要な場合、当該小数位置の画素を含む画像ブロックを探索候補から除外し、さらに、当該符号化対象ブロックについて、すべての当該小数位置の画像ブロックを探索候補から除外する制御である。
すなわち、図6に示す処理において動きベクトル検出制御部105は、上記の場合に、整数精度動きベクトル検出部103の結果を、本発明に係る動きベクトル検出部107により検出された動きベクトルとする制御を行う。
整数精度動きベクトル検出部103は、動きベクトルを整数精度で検出する(S601)。この処理は、図5に示すS501と同じであるため、詳細は省略する。
次に、動きベクトル検出制御部105は、整数精度で検出された画像ブロックの内部および周囲に位置する小数位置の画素から構成される8個の小数位置の画像ブロックに含まれる全ての画素について、画素値の算出に探索領域に含まれない画素値が必要か否かを判断する(S602)。
次に、動きベクトル制御部105が、上記の8個の画像ブロックに含まれる画素の全てについて、画素値の算出に探索領域に含まれない整数位置の画素の画素値が必要でないと判断すると(S602でNo)、小数精度動きベクトル検出部104は、かかる判断を受けて、各画像ブロックの評価値を算出し、評価値が最小となる画像ブロックの位置から動きベクトルを検出する(S603)。
また、動きベクトル制御部105が、上記の8個の画像ブロックに含まれる画素のうちの1点でも画素値の算出に探索領域に含まれない整数位置の画素値が必要であると判断すると(S602でYes)、小数精度動きベクトル検出部104は、かかる判断を受けて、整数精度動きベクトル検出部103が検出した動きベクトルを検出された動きベクトルとして出力する(S604)。
図11を参照して、図6に示す処理において、動きベクトル検出制御部105が行う制御の具体例を説明する。ここでの補間方法は、6TAPフィルタであるとする。
まず、例えば整数精度動きベクトル検出部103が実行する整数精度動きベクトル検出処理において(S601)、a(6,6)を左上角に含む整数位置の画像ブロックを示す動きベクトルが整数精度動きベクトル検出部103により検出された場合の処理について説明する。a(6,6)の周囲に位置する8個の小数位置の画素は、a(5,5)、a(6,5)、a(7,5)、a(5,6)、a(7,6)、a(5,7)、a(6,7)、a(7,7)の8点である。動きベクトル検出制御部105は、これら8点を左上角に含む8個の小数位置の画像ブロックに含まれる全ての画素について、それらの画素値の算出に探索領域に含まれない整数位置の画素値が必要でないか否かを判断する(S602)。
これらの8点を左上角に含む8個の画像ブロックに含まれる全ての画素の画素値は、探索領域内の画素値のみから6TAPフィルタを用いて小数位置の画素値を算出することができる。そのため、動きベクトル検出制御部105は、整数精度動きベクトル検出部103が検出した整数位置の画像ブロックの周囲に位置する小数位置の画素から構成される8個の画像ブロックに含まれる画素の全てについて、画素値の算出に探索領域に含まれない整数位置の画素値が必要でないと判断する(S602でNo)。
かかる判断を受けた小数精度動きベクトル検出部104は、上記の8個の小数位置の画像ブロックにa(6,6) を左上角に含む整数位置の画像ブロックを加えた、9個の画像ブロックについて評価値を計算し、評価値が最小となるブロックの位置と符号化対象ブロックの位置とから動きベクトルを検出する(S603)。
次に、例えば整数精度動きベクトル検出部103が実行する整数精度動きベクトル検出処理において(S601)、a(4,4) を左上角に含む整数位置の画像ブロックを示す動きベクトルが整数精度動きベクトル検出部103により検出された場合の処理について説明する。a(4,4)の周囲に位置する8個の小数位置の画素は、a(3,3)、a(4,3)、a(5,3)、a(3,4)、a(5,4)、a(3,5)、a(4,5)、a(5,5)の8点である。これらの8点のうち、a(3,3)、a(4,3)、a(5,3)、a(3,4)、a(3,5)の5点は、探索領域内の画素値のみから6TAPフィルタを用いて小数位置の画素値を算出することができない。
そのため、動きベクトル検出制御部105は、整数精度動きベクトル検出部103が検出した整数位置の画素の周囲に位置する小数位置の画素値の算出に探索領域に含まれない整数位置の画素値が必要であると判断する(S602でYes)。
かかる判断を受けた小数精度動きベクトル検出部104は、整数精度動きベクトル検出部103が検出したa(4,4)を左上角に含む画像ブロックが示す位置と符号化対象ブロックの位置とから動きベクトルを検出する(S604)。
図7は、図4に示す動きベクトル検出処理S405の詳細の第3の例を示すフローチャートである。図7に示す処理において、動きベクトル検出制御部105が行う制御は、符号化対象ブロックに対して整数精度動きベクトル検出部103が検出する整数精度の動きベクトルにより特定される画像ブロックに含まれる画素の周囲に位置する小数位置の画素の画素値の算出に、探索領域画像データメモリ102が記憶している画像領域の外の画素の画素値が必要な場合、当該小数位置の画素を含む画像ブロックを探索候補から除外し、さらに、当該符号化対象ブロックについて、すべての小数位置の画像ブロックを探索候補から除外し、さらに、当該符号化対象ブロックについて、整数位置の画像ブロックを探索候補から除外する制御である。
整数精度動きベクトル検出部103は、動きベクトルを整数精度で検出する(S701)。この処理は、図5に示すS501と同じであるため、詳細は省略する。
次に、動きベクトル検出制御部105は、整数精度で検出された画像ブロックの内部および周囲に位置する小数位置の画素から構成される8個の小数位置の画像ブロックに含まれる全ての画素について、画素値の算出に探索領域に含まれない画素値が必要か否かを判断する(S702)。
次に、動きベクトル制御部105が、上記の8個の画像ブロックに含まれる画素の全てについて、画素値の算出に探索領域に含まれない整数位置の画素の画素値が必要でないと判断すると(S702でNo)、小数精度動きベクトル検出部104は、かかる判断を受けて、各画像ブロックの評価値を算出し、評価値が最小となる画像ブロックの位置から動きベクトルを検出する(S703)。
また、動きベクトル制御部105が、上記の8個の画像ブロックに含まれる画素のうちの1点でも画素値の算出に探索領域に含まれない整数位置の画素値が必要であると判断すると(S702でYes)、小数精度動きベクトル検出部104は、かかる判断を受けて、動きベクトルを検出しない(S704)。
図11を参照して、図7に示す処理において、動きベクトル検出制御部105が行う制御の具体例を説明する。ここでの補間方法は、6TAPフィルタであるとする。
まず、例えば整数精度動きベクトル検出部103が実行する整数精度動きベクトル検出処理において(S701)、a(6,6)を左上角に含む整数位置の画像ブロックを示す動きベクトルが整数精度動きベクトル検出部103により検出された場合の処理は(S702でNoの後、S703)、動きベクトル検出制御部105が図6に示す制御を行う例において、a(6,6)を左上角に含む整数位置の画像ブロックを示す動きベクトルが整数精度動きベクトル検出部103により検出された場合の処理(S602でNoの後、S603)と同じである。
次に、例えば整数精度動きベクトル検出部103が実行する整数精度動きベクトル検出処理において(S701)、a(4,4)を左上角に含む整数位置の画像ブロックを示す動きベクトルが整数精度動きベクトル検出部103により検出された場合の処理について説明する。a(4,4)の周囲に位置する8個の小数位置の画素は、a(3,3)、a(4,3)、a(5,3)、a(3,4)、a(5,4)、a(3,5)、a(4,5)、a(5,5)の8点である。これらの8点のうち、a(3,3)、a(4,3)、a(5,3)、a(3,4)、a(3,5)の5点は、探索領域内の画素値のみから6TAPフィルタを用いて小数位置の画素値を算出することができない。
そのため、動きベクトル検出制御部105は、整数精度動きベクトル検出部103が検出した整数位置の画素の周囲に位置する8個の小数位置の画像ブロックに含まれる全ての小数位置の画素について、画素値の算出に探索領域に含まれない整数位置の画素値が必要であると判断する(S702でYes)。
かかる判断をした動きベクトル検出制御部105は、当該符号化対象ブロックについて一切の画像ブロックを探索候補から除外する。そのため、小数精度動きベクトル検出部104による動きベクトルの検出は禁止される(S704)。
以上のように動きベクトル検出部107が図5から図7に示す処理を実行することにより、小数精度動きベクトル検出部104は、探索候補を制限されない限り小数精度の動きベクトルを探索することができる。また、探索候補を制限することにより動きベクトルの検出は、探索領域画像データメモリ102が記憶している画像領域に含まれる画素値のみを用いて行われる。そのため、消費電力の増加や回路規模の増加を抑えながら、圧縮画像の画質や符号化効率の向上を図ることが可能となる。
次に、図8から図10に示す処理において、動きベクトル検出制御部105は、整数精度動きベクトル検出部103により検出された整数位置の画像ブロックの内部および周囲にある小数位置の画素から構成される複数の小数位置の画像ブロックの中に、画素値の算出に探索領域画像データメモリ102が記憶している領域外の画素の画素値が必要となる画素を含む画像ブロックがある場合に、補間に用いる整数画素の画素数を調整する制御や不足する画素値に探索領域画像データメモリ102が記憶している画素値を代用する制御を行う。
このような動きベクトル検出制御部105の制御により、小数精度動きベクトル検出部104は、全ての小数位置の画素値を探索領域画像データメモリ102が記憶している画素値から算出する。以下、図8から図10を参照しながら、動きベクトル検出部107が行う処理を説明する。
図8は、図4に示す動きベクトル検出処理S405の詳細の第4の例を示すフローチャートである。図8に示す処理において、動きベクトル検出制御部105が行う制御は、符号化対象ブロックに対して整数精度動きベクトル検出部103が検出する整数精度の動きベクトルにより特定される画像ブロックに含まれる画素の周囲に位置する小数位置の画素の画素値の算出に、探索領域画像データメモリ102が記憶している画像領域の外の画素の画素値が必要な場合、当該小数位置の画素の画素値の算出に用いる画素数を、探索領域画像データメモリ102が記憶している画素値から取得できる画素数に減らすことにより前記小数位置の画素値を算出する制御である。
整数精度動きベクトル検出部103は、動きベクトルを整数精度で検出する(S801)。この処理は、図5に示すS501と同じであるため、詳細は省略する。
次に、動きベクトル検出制御部105は、整数精度で検出された画像ブロックの内部および周囲に位置する小数位置の画素から構成される8個の小数位置の画像ブロックに含まれる各画素について、画素値の算出に探索領域に含まれない画素値が必要か否かを判断する(S802)。
次に、動きベクトル制御部105が、上記の8個の小数位置の画像ブロックに含まれる画素について、画素値の算出に探索領域に含まれない整数位置の画素の画素値が必要でないと判断すると(S802でNo)、小数精度動きベクトル検出部104は、かかる判断を受けて、所定のTAP数を用いてその画素の画素値を算出する(S803)。
また、動きベクトル制御部105が、上記の8個の画像ブロックに含まれる画素について、画素値の算出に探索領域に含まれない整数位置の画素の画素値が必要であると判断すると(S802でYes)、その画素について、TAP数を所定のTAP数より少なくすることにより、画素値を算出する。
さらに、小数精度動きベクトル検出部104は、算出された小数位置の画素値を用いて各動きベクトルの評価値を算出し、評価値が最小となる動きベクトルを検出された動きベクトルとして出力する(S804)。
図11を参照して、図8に示す動きベクトル検出処理S5において、動きベクトル検出制御部105が行う制御の具体例を説明する。ここでの補間方法は、6TAPフィルタを使用し、6TAPフィルタを使用できない場合、4TAPフィルタまたは2TAPフィルタを使用するとする。
まず、例えば整数精度動きベクトル検出部103が実行する整数精度動きベクトル検出処理において(S801)、a(6,6)を左上角に含む整数位置の画像ブロックを示す動きベクトルが整数精度動きベクトル検出部103により検出された場合の処理について説明する。a(6,6)の周囲に位置する8個の小数位置の画素は、a(5,5)、a(6,5)、a(7,5)、a(5,6)、a(7,6)、a(5,7)、a(6,7)、a(7,7)の8点である。動きベクトル検出制御部105は、これら8点を左上角に含む8個の小数位置の画像ブロックを探索候補とし、各探索候補に含まれる各画素について、それらの画素値の算出に探索領域に含まれない整数位置の画素値が必要でないか否かを判断する(S802)。
これらの8点を左上角に含む8個の小数位置の画像ブロックに含まれる各画素は、探索領域内の画素値のみから6TAPフィルタを用いて小数位置の画素値を算出することができる。そのため、動きベクトル検出制御部105は、これらの各画素について、画素値の算出に探索領域に含まれない整数位置の画素値が必要でないと判断する(S802でNo)。かかる判断を受けた小数精度動きベクトル検出部104は、各画素の画素値を6TAPフィルタを用いて算出し、上記の8点を左上角に含む小数位置の画像ブロックにa(6,6)を左上角に含む整数位置の画像ブロックを加えた9個の画像ブロックの評価値を計算し、評価値が最小となる画像ブロックの位置と符号化対象ブロックの位置とから動きベクトルを検出する(S804)。
次に、例えば整数精度動きベクトル検出部103が実行する整数精度動きベクトル検出処理において(S801)、a(4,4)を左上角に含む整数位置の画像ブロックを示す動きベクトルが整数精度動きベクトル検出部103により検出された場合の処理について説明する。a(4,4)の周囲に位置する8個の小数位置の画素は、a(3,3)、a(4,3)、a(5,3)、a(3,4)、a(5,4)、a(3,5)、a(4,5)、a(5,5)の8点である。これらの8点のうち、a(3,3)、a(4,3)、a(5,3)、a(3,4)、a(3,5)の5点は、探索領域内の画素値のみから6TAPフィルタを用いて小数位置の画素値を算出することができない。そのため、動きベクトル検出制御部105は、画素値の算出に探索領域に含まれない整数位置の画素値が必要であると判断する(S802でYes)。かかる判断をした動きベクトル検出制御部105は、フィルタのTAP数を調整する(S803)。
各画素におけるTAP数の具体的な調整方法について、説明する。
a(3,3)、a(4,3)、a(5,3)、a(3,4)、a(3,5)の5点については6TAPフィルタにより補間できない。このため、動きベクトル検出制御部105は、これら5点の補間を可能とする4TAPフィルタをa(3,3)、a(4,3)、a(5,3)、a(3,4)、a(5,4)、a(3,5)、a(4,5)、a(5,5)の8点全てにおいて用いるように、小数精度動きベクトル検出部104を制御する。
また、例えば、a(1,2)に位置する画素の画素値を求める場合、動きベクトル検出制御部105は、2TAPフィルタを用いるように小数精度動きベクトル検出部104を制御する。探索領域画像データメモリ102が記憶している画素値からa(1,2)の算出に使用できる整数位置の画素の画素値は、a(0,2)およびa(2,2)に限られており、6TAPフィルタも4TAPフィルタも用いることができないためである。このように、フィルタのTAP数は、算出する小数位置の画素の画素値に使用可能な整数位置の画素の画素値が、どれだけ探索領域画像データメモリ102に格納されているかにより、決定される。
図9は、図4に示す動きベクトル検出処理S405の詳細の第5の例を示すフローチャートである。図9に示す処理において、動きベクトル検出制御部105が行う制御は、符号化対象ブロックに対して整数精度動きベクトル検出部103が検出する整数精度の動きベクトルにより特定される画像ブロックに含まれる画素の周囲に位置する小数位置の画素の画素値の算出に、探索領域画像データメモリ102が記憶している画像領域の外の画素の画素値が必要な場合、その小数位置の画素値を算出するために必要な、探索領域画像データメモリ102が記憶している領域の外に位置する画素の画素値に、画像領域の外に位置する画素の最も近くに位置する画像領域内の画素値を代用して、その小数位置の画素値を算出する制御である。
整数精度動きベクトル検出部103は、動きベクトルを整数精度で検出する(S901)。この処理は、図5に示すS501と同じであるため、詳細は省略する。
次に、動きベクトル検出制御部105がS902において行う判断処理は、図8に示すS802と同じであるため、詳細は省略する。
次に、動きベクトル制御部105が、整数精度で検出された画像ブロックの周囲に位置する8個の小数位置の画像ブロックに含まれる画素について、画素値の算出に探索領域に含まれない整数位置の画素の画素値が必要でないと判断すると(S902でNo)、小数精度動きベクトル検出部104は、かかる判断を受けて、その画素の画素値を算出する(S904)。
また、動きベクトル制御部105が、上記の8個の画像ブロックに含まれる画素について、画素値の算出に探索領域に含まれない整数位置の画素の画素値が必要であると判断すると(S902でYes)、小数精度動きベクトル検出部104は、その小数位置の画素値の算出に必要な探索領域外の整数位置の画素値に、探索領域画像データメモリ102に記憶されている整数位置の画素値を代用することにより、画素値を算出する。
ここで、代用される画素値は、小数位置の画素値算出に必要である領域外の整数位置の画素から最も近い、探索領域内の境界に位置する整数画素値である。
さらに、小数精度動きベクトル検出部104は、算出された小数位置の画素値を用いて動きベクトルの評価値を算出し、評価値が最小となる動きベクトルを検出された動きベクトルとして出力する(S904)。
図11を参照して、図9に示す動きベクトル検出処理S505において、動きベクトル検出制御部105が行う制御の具体例を説明する。ここでの補間方法は、6TAPフィルタであるとする。
まず、例えば整数精度動きベクトル検出部103が実行する整数精度動きベクトル検出処理において(S901)、a(6,6)を左上角に含む整数位置の画像ブロックを示す動きベクトルが整数精度動きベクトル検出部103により検出された場合の処理は(S902でNoの後、S904)、図8に示すS801においてa(6,6)を左上角に含む整数位置の画像ブロックを示す動きベクトルが整数精度動きベクトル検出部103により検出された場合の処理(S802でNoの後、S804)と同じである。
次に、例えば整数精度動きベクトル検出部103が実行する整数精度動きベクトル検出処理において(S901)、a(4,4)を左上角に含む整数位置の画像ブロックを示す動きベクトルが整数精度動きベクトル検出部103により検出された場合の処理について説明する。
a(4,4)の周囲に位置する8個の小数位置の画素は、a(3,3)、a(4,3)、a(5,3)、a(3,4)、a(5,4)、a(3,5)、a(4,5)、a(5,5)の8点である。これらの8点のうち、a(3,3)、a(4,3)、a(5,3)、a(3,4)、a(3,5)の5点は、探索領域内の画素値のみでは6TAPフィルタを用いて小数位置の画素値を算出することができない。そのため、動きベクトル検出制御部105は、これらの5つの各画素について、画素値の算出に探索領域に含まれない整数位置の画素値が必要であると判断する(S902でYes)。
かかる判断をした動きベクトル検出制御部105は、必要となる探索領域外の画素値に、その画素に最も近い探索領域の境界に位置する画素値を代用する(S903)。必要となる探索領域外の画素に最も近い領域内の画素とは、必要となる探索領域外の画素から探索領域の境界に下ろした垂線と探索領域の境界線との交点の間際に位置する、領域内の画素のことである。
例えば、a(3,4)の画素値を算出するには、a(-2,4)、a(0,4)、a(2,4)、a(4,4)、a(6,4)、a(8,4)の画素値が必要となる。しかし、a(-2,4)は、探索領域外の画素である。そこで動きベクトル検出制御部105は、a(-2,4)の画素値として、a(-2,4)に最も近い探索領域内の画素であるa(0,4)の画素値を代用する(S903)。a(3,3)、a(4,3)、a(5,3)、a(3,5)についても同様である。
さらに動きベクトル検出制御部105が実行する境界値の代用処理(S903)について、a(1,2)の画素値の算出を例に説明する。a(1,2)の画素値を算出するには、a(-4,2)、a(-2,2)、a(0,2)、a(2,2)、a(4,2)、a(6,2)の画素値が必要となる。しかし、a(-2,4)およびa(-2,2)は、探索領域外の画素である。そこで動きベクトル検出制御部105は、a(-2,4) およびa(-2,2)の画素値として、a(-2,4)およびa(-2,2)のそれぞれに最も近い探索領域内の画素であるa(0,2)の画素値を代用する(S903)。
図10は、図4に示す動きベクトル検出処理S405の詳細の第6の例を示すフローチャートである。図10に示す処理において、動きベクトル検出制御部105が行う制御は、符号化対象ブロックに対して整数精度動きベクトル検出部103が検出する整数精度の動きベクトルにより特定される画像ブロックに含まれる画素の周囲に位置する小数位置の画素の画素値の算出に、探索領域画像データメモリ102が記憶している画像領域の外の画素の画素値が必要な場合、その小数位置の画素値を算出するために必要な、探索領域画像データメモリ102が記憶している画像領域の外に位置する画素の画素値に、画像領域の外に位置する画素とその画素に最も近い領域の境界を挟んで線対称の位置に示される画素値を代用して、その小数位置の画素値を算出する制御である。
整数精度動きベクトル検出部103は、動きベクトルを整数精度で検出する(S1001)。この処理は、図5に示すS501と同じであるため、詳細は省略する。
次に、動きベクトル検出制御部105がS1002において行う判断処理は、図8に示すS802と同じであるため、詳細は省略する。
次に、動きベクトル検出制御部105が、整数精度で検出された画像ブロックの周囲に位置する8個の小数位置の画像ブロックに含まれる画素について、画素値の算出に探索領域に含まれない整数位置の画素の画素値が必要でないと判断すると(S1002でNo)、小数精度動きベクトル検出部104が、かかる判断を受けて、その画素の画素値を算出することは(S1004)、図9に示すS904において行われる処理と同じである。
また、動きベクトル制御部105は、上記の8個の画像ブロックに含まれる画素について、画素値の算出に探索領域に含まれない整数位置の画素の画素値が必要であると判断すると(S1002でYes)、小数精度動きベクトル検出部104が代用値を用いて画素値を算出し、動きベクトルを検出することも(S1004)、図9に示すS904において行われる処理と同じである。
本図のS1004における処理と図9のS904における処理との違いは、代用される画素の位置である。
すなわち、図9のS904において動きベクトル検出制御部105が、探索領域画像データメモリ102が記憶していない画素値に代用する画素値は、小数位置の画素値算出に必要である領域外の整数位置の画素に最も近くに位置する、探索画像領域データメモリ102が記憶する領域の境界に位置する画素である。
これに対して、本図のS1004において動きベクトル検出制御部105が、探索領域画像データメモリ102が記憶していない画素値に代用する画素値は、小数位置の画素値算出に必要である領域外の整数位置の画素と、探索画像領域データメモリ102が記憶する領域の境界を挟んで対称な位置にある画素の画素値である。
図11を参照して、図10に示す動きベクトル検出処理S5において、動きベクトル検出制御部105が行う制御の具体例を説明する。ここでの補間方法は、6TAPフィルタであるとする。
これまで、本図の説明で述べたように、本図に示す処理と図9に示す処理との違いは、小数位置の画素の画素値を6TAPフィルタで算出するために必要な画素の画素値を探索領域画像データメモリ102が記憶していない場合、探索領域画像データメモリ102が記憶している領域内のどの位置の画素値を代用するかである。
すなわち、S1001、S1002およびS1004における処理は、S901、S902およびS904における処理と、それぞれ同じである。そのため、これらの処理の詳細は省略する。
以下、a(3,4)およびa(1,2)の画素値を算出する場合を例に、どの位置の画素値を代用するかを具体的に説明する。
ます、a(3,4)の画素値を算出する場合について説明する。a(3,4)の画素値を算出するには、a(-2,4)、a(0,4)、a(2,4)、a(4,4)、a(6,4)、a(8,4)の画素値が必要となる。しかし、a(-2,4)は、探索領域外の画素である。そこで動きベクトル検出制御部105は、a(-2,4)の画素値として、a(-2,4)と探索領域内の境界を挟んで対称な位置にある画素であるa(0,4)の画素値を代用する(S1003)。
次に、a(1,2)の画素値を算出する場合について説明する。a(1,2)の画素値を算出するには、a(-4,2)、a(-2,2)、a(0,2)、a(2,2)、a(4,2)、a(6,2)の画素値が必要となる。しかし、a(-4,2)およびa(-2,2)は、探索領域外の画素である。そこで動きベクトル検出制御部105は、a(-2,2)の画素値として、a(-2,2)と探索領域内の境界を挟んで対称な位置にある画素であるa(0,2)の画素値を代用する(S1003)。
また、a(-4,2)の画素値として、a(-4,2)と探索領域内の境界を挟んで対称な位置にある画素であるa(2,2)の画素値を代用する(S1003)。
以上のように、動きベクトル検出部107が図8から図10に示す処理を実行することにより、整数精度動きベクトル検出部103により検出された整数位置の画像ブロックの内部および周囲にある小数位置の画素から構成される複数の小数位置の画像ブロックの中に、画素値の算出に探索領域画像データメモリ102が記憶している領域外の画素の画素値が必要となる画素を含む画像ブロックがある場合であっても、小数精度の動きベクトル検出が可能となる。そのため、図5から図7までに説明した方法と比較して、探索領域画像データメモリ102を増やすことなく動きベクトル検出の探索領域を拡大することができる。したがって、消費電力の増加や回路規模の増加を抑えながら、圧縮画像の画質や符号化効率の、より一層の向上を図ることが可能となる。
以上、本発明の実施の形態に係る動きベクトル検出部107について説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
例えば、小数位置の画素値の補間に用いるに各フィルタに係る変形例が考えられる。まず、実施の形態において用いるフィルタは、本発明の動きベクトル検出部をH.264符号化装置で用いる場合、規格書記載の6TAPフィルタを動きベクトル検出に用いてもよいし、例えば4TAPフィルタ、2TAPフィルタなどのフィルタを用いてもよい。また、小数精度動きベクトル検出部104で小数位置の画素の補間計算は垂直方向と水平方向で異なる方法を用いてもよい。
また、図8に示す例では、6TAPフィルタにより算出できない小数位置の画素の画素値を算出する場合、動きベクトル検出制御部105は、当該画素の画素値の算出に使用できる探索領域画像データメモリ102が記憶している画素値の数によりTAP数を4TAP、2TAPと減少させる。しかし、6TAPフィルタにより算出できない場合は、常に2TAPフィルタを適用しても構わない。
さらに、4TAPフィルタ、6TAPフィルタを用いる場合に、各整数位置の画素値に係る係数は、例えば、4TAPフィルタでは、−1/8、5/8、5/8、−1/8があり、H.264符号化の規格の6TAPフィルタでは、1/32、−5/32、20/32、20/32、−5/32、1/32がある。しかし、これらの各フィルタで用いられる係数の値は、他の値でも構わない。
また例えば、探索領域画像データメモリ102は、図12に示すように探索領域が含まれる参照ピクチャのライン全てを記憶していても構わない。
図12は、探索領域画像データメモリ102が記憶している領域と参照ピクチャとの関係の第2の例を示す図である。符号化対象ブロック303および探索領域302は、図3と同じである。探索領域画像データメモリ102が、図3では参照ピクチャのうち探索領域のみを記憶しているのに対して、図12では参照ピクチャのうち探索領域を含むライン305の全てを記憶している点で異なる。
この場合、小数位置の画素の画素値の算出は、探索領域302の画素のみならず、探索領域を含むライン305の画素の画素値をも用いても構わない。
さらに例えば、本実施の形態では1/2画素精度の生成方法しか記載していないが、任意の1/M画素精度の動きベクトル検出の制御方法も同様にして行なうことが可能であり、小数画素精度の動きベクトル検出は、任意の1/M画素精度として構わない。ここで、「M」は、2のべき乗を表す。
さらに例えば、1/M画素精度の動きベクトル検出する際に小数精度動きベクトル検出部104が実行する検索の手順は、1/2画素精度の動きベクトル探索を行い、1/4画素精度の動きベクトル検出を行なう、というように段階的に1/M画素精度の動きベクトルを検出しても構わない。また入力された1画素精度動きベクトルの示す位置の周辺に存在する1/M画素精度の位置すべてを探索して1/M画素精度の動きベクトルを検出しても構わない。
なお、図1、図2に示したブロック図の各機能ブロックは典型的には集積回路であるLSIとして実現される。このLSIは1チップ化されても良く、複数チップ化されても良い。複数チップ化される例として、メモリ以外の各機能ブロックが1チップ化されることが考えられる。なおLSIは、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、本発明に係る動きベクトル検出部107を備える動画像符号化装置100の集積回路化の手法は、LSIに限るものではない。集積化の手法は、専用回路又は汎用プロセサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用しても良い。
さらに、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応等が可能性としてありえる。
さらに、各機能ブロックのうち、データを格納するユニットだけ1チップ化せずに、別構成としても良い。
本発明の動きベクトル検出装置によれば、消費電力の増加や回路規模の増大を抑えながらH.264による映像の符号化が実現でき、パーソナルコンピュータや、HDDレコーダ、DVDレコーダなどの他、ビデオカメラ、カメラ付き携帯電話機等に適用できる。また、この動きベクトル検出装置を備える符号化装置にも適用できる。
本発明の実施の形態に係る動きベクトル検出部を備えた動画像符号化装置の構成を示すブロック図である。 動画像符号化装置に含まれる符号化部の構成を示すブロック図である。 探索領域画像データメモリが記憶している画像と参照ピクチャとの関係の第1の例を示す図である。 本実施の形態に係る動きベクトル検出装置を備える動画像符号化装置において実行される処理のフローチャートである。 図4に示す動きベクトル検出処理S405の詳細の第1の例を示すフローチャートである。 図4に示す動きベクトル検出処理S405の詳細の第2の例を示すフローチャートである。 図4に示す動きベクトル検出処理S405の詳細の第3の例を示すフローチャートである。 図4に示す動きベクトル検出処理S405の詳細の第4の例を示すフローチャートである。 図4に示す動きベクトル検出処理S405の詳細の第5の例を示すフローチャートである。 図4に示す動きベクトル検出処理S405の詳細の第6の例を示すフローチャートである。 探索領域内の画素値により、算出できる小数位置の画素値および算出できない小数位置の画素値の位置関係を示す図である。 探索領域画像データメモリが記憶している領域と参照ピクチャとの関係の第2の例を示す図である。
符号の説明
100 動画像符号化装置
101 ピクチャ画像データメモリ
102 探索領域画像データメモリ
103 整数精度動きベクトル検出
104 小数精度動きベクトル検出
105 動きベクトル検出制御部
106 符号化部
107 動きベクトル検出部
201 面内予測部
202 動き補償部
203 減算器
204 直交変換部
205 量子化部
206 逆量子化部
207 逆直交変換部
208 加算器
209 スイッチ
210 エントロピー符号化部

Claims (10)

  1. 符号化の対象となる画像に含まれる符号化対象ブロックの動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置であって、
    探索領域に含まれる画素の画素値を記憶している画像記憶手段と、
    前記符号化対象ブロックの整数精度の動きベクトルを検出する第1検出手段と、
    前記整数精度の動きベクトルにより特定される画像ブロックに含まれる整数位置の画素の周囲に位置する小数位置の画素から構成される小数位置の画像ブロックのうち、前記画像記憶手段が記憶している画素値のみを用いて画素値を算出できる小数位置の画素から構成される小数位置の画像ブロックのみおよび前記整数精度の動きベクトルにより特定される整数位置の画像ブロックを探索候補として動きベクトルを検出する第2検出手段とを備える
    ことを特徴とする動きベクトル検出装置。
  2. 前記第2検出手段は、さらに、符号化対象ブロックに対して前記第1検出手段が検出する整数精度の動きベクトルにより特定される画像ブロックに含まれる画素の周囲に位置する小数位置の画素の画素値の算出に、前記画像記憶手段が記憶している画像領域の外の画素の画素値が必要な場合、当該小数位置の画素を含む画像ブロックを前記探索候補から除外する
    ことを特徴とする請求項1に記載の動きベクトル検出装置。
  3. 前記第2検出手段は、符号化対象ブロックに対して前記第1検出手段が検出する整数精度の動きベクトルにより特定される画像ブロックに含まれる画素の周囲に位置する小数位置の画素の画素値の算出に、前記画像記憶手段が記憶している画像領域の外の画素の画素値が必要な場合、さらに、当該符号化対象ブロックについて、すべての前記小数位置の画像ブロックを前記探索候補から除外する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の動きベクトル検出装置。
  4. 前記第2検出手段は、符号化対象ブロックに対して前記第1検出手段が検出する整数精度の動きベクトルにより特定される画像ブロックに含まれる画素の周囲に位置する小数位置の画素の画素値の算出に、前記画像記憶手段が記憶している画像領域の外の画素の画素値が必要な場合、さらに、当該符号化対象ブロックについて、すべての前記小数位置の画像ブロックおよび当該整数位置の画像ブロックを前記探索候補から除外する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の動きベクトル検出装置。
  5. 前記第2検出手段は、さらに、符号化対象ブロックに対して前記第1検出手段が検出する整数精度の動きベクトルにより特定される画像ブロックに含まれる画素の周囲に位置する小数位置の画素の画素値の算出に、前記画像記憶手段が記憶している画像領域の外の画素の画素値が必要な場合、当該小数位置の画素の画素値を、前記画像記憶手段が記憶している画素値のみから算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の動きベクトル検出装置。
  6. 前記第2検出手段は、さらに、符号化対象ブロックに対して前記第1検出手段が検出する整数精度の動きベクトルにより特定される画像ブロックに含まれる画素の周囲に位置する小数位置の画素の画素値の算出に、前記画像記憶手段が記憶している画像領域の外の画素の画素値が必要な場合、当該小数位置の画素の画素値の算出に用いる画素数を、前記画像記憶手段が記憶している画素値から取得できる画素数に減らすことにより前記小数位置の画素値を算出する
    ことを特徴とする請求項5に記載の動きベクトル検出装置。
  7. 前記第2検出手段は、さらに、符号化対象ブロックに対して前記第1検出手段が検出する整数精度の動きベクトルにより特定される画像ブロックに含まれる画素の周囲に位置する小数位置の画素の画素値の算出に、前記画像記憶手段が記憶している画像領域の外の画素の画素値が必要な場合、当該小数位置の画素値を算出するために必要な、前記画像記憶手段が記憶している領域の外に位置する画素の画素値に、当該画像領域の外に位置する画素の最も近くに位置する前記画像領域内の画素値を代用して前記小数位置の画素値を算出する
    ことを特徴とする請求項5に記載の動きベクトル検出装置。
  8. 前記第2検出手段は、さらに、符号化対象ブロックに対して前記第1検出手段が検出する整数精度の動きベクトルにより特定される画像ブロックに含まれる画素の周囲に位置する小数位置の画素の画素値の算出に、前記画像記憶手段が記憶している画像領域の外の画素の画素値が必要な場合、当該小数位置の画素値を算出するために必要な、前記画像記憶手段が記憶している画像領域の外に位置する画素の画素値に、当該領域の外に位置する画素と当該画素に最も近い前記画像領域の境界を挟んで線対称の位置に示される画素値を代用して前記小数位置の画素値を算出する
    ことを特徴とする請求項5に記載の動きベクトル検出装置。
  9. 符号化の対象となる画像に含まれる符号化対象ブロックの動きベクトルを検出する動きベクトル検出方法であって、
    前記符号化対象ブロックの整数精度の動きベクトルを検出する第1検出ステップと、
    前記整数精度の動きベクトルにより特定される画像ブロックに含まれる整数位置の画素の周囲に位置する小数位置の画素から構成される小数位置の画像ブロックのうち、前記画像記憶手段が記憶している画素値のみを用いて画素値を算出できる小数位置の画素から構成される小数位置の画像ブロックのみおよび前記整数精度の動きベクトルにより特定される整数位置の画像ブロックを探索候補として動きベクトルを検出する第2検出ステップとを含む
    ことを特徴とする動きベクトル検出方法。
  10. 符号化の対象となる画像に含まれる符号化対象ブロックの動きベクトルを検出する集積回路であって、
    探索領域の画素値を記憶している画像記憶手段と、
    前記符号化対象ブロックの整数精度の動きベクトルを検出する第1検出手段と、
    前記整数精度の動きベクトルにより特定される画像ブロックに含まれる整数位置の画素の周囲に位置する小数位置の画素から構成される小数位置の画像ブロックのうち、前記画像記憶手段が記憶している画素値のみを用いて画素値を算出できる小数位置の画素から構成される小数位置の画像ブロックのみおよび前記整数精度の動きベクトルにより特定される整数位置の画像ブロックを探索候補として動きベクトルを検出する第2検出手段とを備える
    ことを特徴とする集積回路。
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