JP2007128721A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】両コネクタハウジングの嵌合過程で作業者がロックアームのロック解除操作を行うことができないようにする。
【解決手段】第1コネクタハウジング10には、ロックアーム13をロック解除姿勢へ弾性撓みさせる解除位置へ変位可能な解除操作部19(解除操作手段)を設け、第2コネクタハウジング30には、第1コネクタハウジング10との嵌合過程で解除操作部19の解除位置への変位を規制する解除規制部33を設けた。ロックアーム13は第1コネクタハウジング10の外壁(筒状嵌合部12の上面壁12A)の内側に配されているので、ロックアーム13に指を掛けてロック解除操作を行うことできない。両コネクタハウジング10,30の嵌合過程では、解除規制部33によって解除操作部19の変位が規制されるので、解除操作部19をロック解除操作できない。
【選択図】図4

Description

本発明は、コネクタに関するものである。
従来、2つのコネクタハウジングを嵌合してロックするようにしたコネクタとして、特許文献1に記載されているものがある。これは、第1コネクタハウジングの外面にシーソー状に弾性撓み可能なロックアームを設けるとともに、第2コネクタハウジングの外面にロック部を設け、両コネクタハウジングの嵌合過程では、ロックアームが、その前端部をロック部と干渉させることにより前上がりに傾くように弾性撓みしてロック解除姿勢をとり、両コネクタハウジングが正規嵌合状態に至ると、ロックアームがロック姿勢へ弾性復帰してロック部に係止することで、両コネクタハウジングが嵌合状態にロックされる。
そして、両コネクタハウジングが正規嵌合状態に達したときには、ロックアームの弾性復元力によりロックアームと第2コネクタハウジングとの間で衝突音が発生するため、この音の発生によって作業者が正規嵌合に達したことが判るようになっている。
また、両コネクタハウジングを離脱させる際には、ロックアームの後端部を第1コネクタハウジングの外面側へ押し操作することにより、ロックアームをロック解除姿勢としてロック部から解離させ、そのロック解除状態を保ったままで、両コネクタハウジングを引き離すようになっている。
特開平10−241788号公報
嵌合過程においてロックアームがロック解除姿勢に弾性撓みしている間は、ロックアームの弾性復元力に起因する摩擦抵抗がロックアームとロック部との間に生じるのであるが、この摩擦抵抗は嵌合抵抗となるため、作業が行い難くなることは避けられない。そのため、ロックアームとロック部との間の摩擦抵抗の発生回避を図るために、作業者が、ロックアームの後端部を押し操作してロックアームをロック解除姿勢としたままで、嵌合作業を行うことが考えられる。
しかし、ロックアームをロック解除姿勢にしたままで嵌合作業を行った場合には、両コネクタハウジングが正規嵌合に至ったときに、ロックアームの弾性復帰に伴う衝突音が発生しなくなるため、両コネクタハウジングが正規嵌合状態に達したことを確認することができないという不具合が生じる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、両コネクタハウジングの嵌合過程で作業者がロックアームのロック解除操作を行うことができないようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、第1コネクタハウジングと、前記第1コネクタハウジングに嵌合される第2コネクタハウジングと、前記第1コネクタハウジングに、その外壁の内側に位置するように設けられ、ロック姿勢からロック解除姿勢への弾性撓みを可能とされたロックアームと、前記第1コネクタハウジングに設けられ、前記ロックアームと非係合の待機位置と、前記ロックアームに係合することで前記ロックアームをロック解除姿勢へ弾性撓みさせる解除位置との間での変位を可能とされた解除操作手段と、前記第2コネクタハウジングに設けられたロック部と、前記第2コネクタハウジングに設けられ、前記第1コネクタハウジングとの嵌合過程では前記解除操作手段の解除位置への変位を規制し、前記第1コネクタハウジングと正規嵌合した状態では前記解除操作手段の解除位置への変位を許容する解除規制部とを備えてなり、前記両コネクタハウジングの嵌合過程では前記ロックアームが前記ロック部との干渉によりロック解除方向へ弾性撓みし、前記両コネクタハウジングが正規嵌合状態に至ると、前記ロックアームが弾性復帰して衝突音を発生しつつ前記ロック部に係止することで、前記両コネクタハウジングが嵌合状態にロックされるようになっているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、解除位置に変位した前記解除操作手段の少なくとも一部が、前記両コネクタハウジングの嵌合過程における前記解除規制部の移動経路上に位置するところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記解除操作手段は、前記ロックアームを挟むように左右一対設けられ、互いに接近しつつ解除位置へ変位するようになっているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記解除規制部が、突起状の前記ロック部を両側から挟むように左右一対設けられているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記解除操作手段が、前記第1コネクタハウジングに一体に形成されているところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項5に記載のものにおいて、前記解除操作手段が弾性撓みしつつ前記解除位置に変位するようになっているところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6に記載のものにおいて、前記ロックアームが、片持ち状に延出した形態となっており、前記解除操作手段は、前記ロックアームの自由端部に係合することで、前記ロックアームをロック解除方向へ撓ませるようになっているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
ロックアームは第1コネクタハウジングの外壁の内側に配されているので、ロックアームに、直接、指を掛けてロック解除操作を行うことは困難である。また、両コネクタハウジングの嵌合過程では、解除規制部によって解除操作手段の変位が規制されるので、解除操作手段を操作してロックアームをロック解除姿勢に撓ませることができない。
<請求項2の発明>
解除操作手段を解除位置に変位させておいた状態で両コネクタハウジングの嵌合を開始した場合には、嵌合の途中で解除規制部が解除操作手段に突き当たり、それ以上の嵌合動作が阻止される。したがって、ロックアームがロック解除姿勢になったままの状態で両コネクタハウジングが正規嵌合されることはない。
<請求項3の発明>
一対の解除操作手段は、2本の指で摘んで互いに接近させるようにすれば、解除位置へ変位させることができるので、操作性に優れている。
<請求項4の発明>
解除規制部がロック部を挟むように一対設けられているので、突起状のロック部に対する異物の干渉を防止することができる。
<請求項5の発明>
解除操作手段が第1コネクタハウジングに一体に形成されているので、解除操作手段を第1コネクタハウジングに組み付ける作業が不要となる。
<請求項6の発明>
ロックアームをロック解除方向へ撓ませた後は、解除操作手段から手を離せば、解除操作手段はそれ自身に蓄勢されている弾性復元力によって待機位置に復帰する。したがって、ロック解除して両コネクタハウジングを離脱した後に、再び両コネクタハウジングを嵌合する時には、解除操作手段を待機位置に戻す手間が省ける。
<請求項7の発明>
ロックアームの自由端部は、ロックアームの撓みの支点から最も遠い位置なので、ロックアームをロック解除方向へ撓ませるための解除操作手段側からロックアーム側へ付与する係合力が小さくて済み、ひいては、作業者が解除操作手段を変位させるための操作力が小さくて済む。
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図12を参照して説明する。本実施形態のコネクタは、合成樹脂製の第1コネクタハウジング10と、同じく合成樹脂製の第2コネクタハウジング30とを備えて構成される。
第1コネクタハウジング10は、ブロック状の端子収容部11と、端子収容部11の外周における前後方向ほぼ中央位置から端子収容部11の略前半部分を包囲するように前方へ突出する形態の筒状嵌合部12とを有する。端子収容部11内には雌形をなす周知構造の第1端子金具(図示せず)が収容されている。端子収容部11の上面と筒状嵌合部12の上面壁12A(本発明の構成要件である第1コネクタハウジング10の外壁)との間の空間には、端子収容部11の外周上面(第1コネクタハウジング10の外面)に沿って前方へ片持ち状に延出する形態のロックアーム13が形成されている。
ロックアーム13は、前後方向に細長い左右一対のアーム部14と、両アーム部14の前端部同士を連結する形態の係止部15と、両アーム部14の後端部から斜め下後方へ延出して端子収容部11の上面に連なる左右一対の脚部16とからなる。かかるロックアーム13は、弾性撓みしていない自由状態では、図7に実線で示すようにアーム部14を両コネクタハウジング10,30の嵌合方向と平行となるように水平に向けたロック姿勢にあるが、図7に想像線で示すように後端の脚部16を略支点として両アーム部14を前上がりに傾斜させるロック解除姿勢へ弾性撓みし得るようになっている。また、係止部15の後面は、両コネクタハウジング10,30の嵌合方向と直角な係止面15Aとなっている。さらに、ロックアーム13の前端部には、両アーム部14の外側面を外側方へ突出させた形態の左右一対の突出部17が形成され、突出部17には、その下面から外側面に亘って略四半円弧状をなす弧状受け面17Aが形成されている。
筒状嵌合部12の左右両側壁部には、アーム部14の前端部と対応する部分を貫通した形態の方形をなす左右一対の窓孔18が形成され、各窓孔18には、その開口縁における前縁部から後方へ片持ち状に延出する形態であって第1コネクタハウジング10に一体に形成された解除操作部19(本発明の構成要件である解除操作手段)が設けられている。解除操作部19は、常には、図2、図3、図5及び図8に示すように待機位置にあるが、図1、図4及び図6に示すように、前端部を支点として斜めに姿勢を変えつつ待機位置よりも内側(ロックアーム13に接近する方向)の解除位置へ水平に弾性変位し得るようになっている。この解除操作部19は、ロックアーム13のアーム部14及び突出部17とほぼ同じ高さに配置されている。
解除操作部19の後端部(自由端部)には、外側方(筒状嵌合部12の外部側)へ突出する指当て部20が形成されており、解除操作部19が待機位置にある状態では、指当て部20が筒状嵌合部12の側壁部の外面よりも外方へ突出され、解除操作部19が解除位置に弾性変位した状態では、指当て部20が筒状嵌合部12の外面よりも内側に位置するようになっている。同じく、解除操作部19の後端部には、内側方へ突出する押圧部21が形成され、各押圧部21の内側面は下方に向かって内側へ変位するように傾斜した押圧面21Aとなっている。解除操作部19が待機位置にある状態では、押圧部21がロック姿勢のロックアーム13の前端部(突出部17)に対して非接触で且つ側方から対応するように位置し、解除操作部19が解除位置に弾性変位した状態では、押圧面21Aが弧状受け面17Aに当接することで、ロックアーム13がロック姿勢から解除姿勢へ弾性的に押し上げられるようになっている。解除操作部19を待機位置から解除位置へ変位させる作業は、筒状嵌合部12の外面から突出している両解除操作部19の指当て部20の外側面に2本の指(例えば、第1指と第2指)を挟むように宛がって、両指当て部20(両解除操作部19)を接近させるように摘めばよい。また、解除位置に変位させた解除操作部19から指を離すと、各解除操作部19が、解除位置への弾性変位に伴って蓄勢された弾性復元力によって待機位置に復帰するようになっている。尚、解除操作部19が待機位置に弾性復帰するのに伴い、ロック解除姿勢に弾性撓みさせられていたロックアーム13も、それ自身に蓄勢されていた弾性復元力によってロック姿勢に復帰するようになっている。
第2コネクタハウジング30は、前方(第1コネクタハウジング10に対する嵌合方向と同じ方向)へ突出するフード部31を有しており、第2コネクタハウジング30内に収容されている雄形をなす周知構造の第2端子金具(図示せず)の前端の細長いタブが、フード部31によって包囲されている。フード部31の上面壁の外面(上面)には、突起状のロック部32が形成されている。ロック部32の前面は、両コネクタハウジング10,30の嵌合方向に対して傾斜した誘導斜面32Bとなっており、ロック部32の後面は、両コネクタハウジング10,30の嵌合方向とほぼ直角な係止面32Aとなっている。
フード部31の上面壁の上面には、ロック部32を左右両側から挟むように位置する一対の解除規制部33が突出形成されている。解除規制部33は、両コネクタハウジング10,30の嵌合方向と平行な方向(前後方向)に直線状に延びたリブ状をなしている。前後方向における解除規制部33の形成範囲は、フード部31(第2コネクタハウジング30)の前端からロック部32の後端とほぼ同じ位置とされ、ロック部32は、左右両解除規制部33の後端部の間に配置されている。また、左右方向(両コネクタハウジング10,30の嵌合方向と直角な幅方向)において、解除規制部33は、第1コネクタハウジング10におけるロックアーム13と自由状態(弾性撓みせずに待機位置にある状態)の解除操作部19との間のスペースと対応するように配置されている。また、解除規制部33は、解除操作部19及びロックアーム13の突出部17とほぼ同じ高さに配置されている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
両コネクタハウジング10,30を嵌合する際には、第1コネクタハウジング10の外面と第2コネクタハウジング30の外面を摘み、フード部31を端子収容部11と筒状嵌合部12の間の空間に進入させる。嵌合の過程では、ロックアーム13の前端の係止部15の下端縁がロック部32の誘導斜面32Bに当接(干渉)し、そのまま嵌合を進めると、誘導斜面32Bの傾斜によりロックアーム13がロック姿勢からロック解除姿勢側へ弾性撓みさせられ、ロックアーム13には弾性復元力が蓄勢される。
そして、両コネクタハウジング10,30が正規嵌合状態に至ると、係止部15がロック部32を通過するので、ロックアーム13がその弾性復元力によりロック姿勢(下方)へ勢い良く弾性復帰し、フード部31の上面壁の上面(外面)に対してロック部32の下端面が衝突することにより衝突音が発生する。作業者は、この衝突音の発生により、両コネクタハウジング10,30が正規嵌合されたことを知ることができる。また、ロックアーム13がロック姿勢に復帰すると、係止部15の係止面15Aとロック部32の係止面32Aとが係止することにより、両コネクタハウジング10,30が離脱規制されて正規嵌合状態にロックされる(図7を参照)。
さて、両コネクタハウジング10,30を嵌合する際に、第1コネクタハウジング10を掴んでいる指の一部が解除操作部19の指当て部20に当たることによって解除操作部19が待機位置から解除位置へ変位し、ロックアーム13がロック解除姿勢へ押し上げられた状態で両コネクタハウジング10,30の嵌合を開始した場合には、図1に示すように、解除操作部19の押圧部21が解除規制部33の進入経路(ロックアーム13の左右両側面に沿った領域)に進出しているので、嵌合の途中で解除規制部33の前端が解除操作部19の押圧部21に突き当たり、それ以上の嵌合動作が規制される。
また、解除規制部33が解除操作部19に突き当たった状態から、嵌合力を増大させ、解除操作部19を解除規制部33側からの押圧力により待機位置へ押し戻した場合には、図2に示すように、解除規制部33がロックアーム13と解除操作部19との間に進入しつつ、両コネクタハウジング10,30の嵌合が進むのであるが、このとき、解除操作部19が待機位置に復帰しているので、ロックアーム13もロック姿勢に復帰する。
さらに、解除操作部19が待機位置にある状態で両コネクタハウジング10,30の嵌合を開始した後、嵌合の途中で解除操作部19の指当て部20に指が当たっても、図2に示すように、ロックアーム13の外側面に沿うように位置している解除規制部33に解除操作部19の押圧部21が当接することにより、解除操作部19の解除位置側への変位が規制されるので、ロックアーム13がロック解除姿勢へ変位することはない。
以上のように、本実施形態では、ロックアーム13がロック解除姿勢に変位したままの状態で両コネクタハウジング10,30が正規嵌合まで進むことはない。
正規嵌合状態にある両コネクタハウジング10,30を離脱させる際には、筒状嵌合部12の両側面から突出している両解除操作部19の指宛部に2本の指を宛てて内側へ挟み込むようにする。すると、図6に示すように、左右両解除操作部19が互いに接近して押圧部21がロックアーム13の突出部17を押し上げることにより、ロックアーム13がロック解除姿勢となり、係止部15とロック部32との係止が解除される。あとは、このロック解除状態を保ったままで、両コネクタハウジング10,30を引き離せばよい。両解除操作部19を解除位置へ変位させるときには、両解除操作部19を摘んで互いに接近させるようにすればよいので、ロック解除する操作を片手だけで容易に行うことができる。
上述のように本実施形態においては、ロックアーム13が第1コネクタハウジング10の外壁(筒状嵌合部12の上面壁12A)の内側に配されているので、ロックアーム13に、直接、指を掛けてロック解除操作を行うことは困難となっている。また、両コネクタハウジング10,30の嵌合過程では、解除規制部33によって解除操作部19の変位が規制されるので、解除操作部19を操作してロックアーム13をロック解除姿勢に撓ませることができない。つまり、両コネクタハウジング10,30の嵌合過程で、作業者がロックアーム13のロック解除操作を行うことが防止されている。
また、解除位置に変位した解除操作部19の少なくとも一部(押圧部21)が、両コネクタハウジング10,30の嵌合過程における解除規制部33の移動経路上に位置するようにしたので、解除操作部19を解除位置に変位させておいた状態で両コネクタハウジング10,30の嵌合を開始した場合には、嵌合の途中で解除規制部33が解除操作部19に突き当たり、それ以上の嵌合動作が阻止される。したがって、ロックアーム13がロック解除姿勢になったままの状態で両コネクタハウジング10,30が正規嵌合されることはない。
また、解除操作部19は、ロックアーム13を挟むように左右一対設けられ、互いに接近しつつ解除位置へ変位するようになっているので、一対の解除操作部19は、2本の指で摘んで互いに接近させるようにすれば、解除位置へ変位させることができ、操作性に優れている。
また、解除規制部33が、突起状のロック部32を両側から挟むように左右一対設けられているので、突起状のロック部32に対する異物の干渉を解除規制部33によって防止することができる。
また、解除手段としての解除操作部19を、第1コネクタハウジング10に一体に形成したので、解除手段を別体部品として成形した場合のような解除手段を第1コネクタハウジング10に組み付ける、という作業が不要となる。
また、解除操作部19が弾性撓みしつつ解除位置に変位するようになっているので、ロックアーム13をロック解除方向へ撓ませた後は、解除操作部19から手を離せば、解除操作部19がそれ自身に蓄勢されている弾性復元力によって待機位置に復帰するようになっている。したがって、ロック解除して両コネクタハウジング10,30を離脱した後に、再び両コネクタハウジング10,30を嵌合する時には、解除操作部19を待機位置に戻す手間が省ける。
また、解除操作部19は、ロックアーム13の前端部(自由端部)に係合することで、ロックアーム13をロック解除方向へ撓ませるようになっているが、ロックアーム13の前端部は、ロックアーム13の撓みの支点である後端部(脚部16)から最も遠い位置なので、ロックアーム13をロック解除方向へ撓ませるために解除操作部19側からロックアーム13側へ付与する係合力が小さくて済み、ひいては、作業者が解除操作部19を変位させるための操作力が小さくて済む。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では解除操作手段を第1コネクタハウジングに一体に形成したが、解除操作手段を第1コネクタハウジングとは別体の部品とし、第1コネクタハウジングに組み付けてもよい。
(2)上記実施形態では解除操作手段がそれ自身に蓄勢される弾性復元力によって待機位置に復帰するようにしたが、解除操作手段とは別に設けたバネ等の付勢手段によって待機位置に復帰させてもよい。
(3)上記実施形態では解除操作手段をロックアームの自由端部に係合させることによってロックアームをロック解除方向へ変位させたが、ロック解除時の解除操作手段の係合位置は、ロックアームの自由端よりも前方(基端部側)の位置であってもよい。
(4)上記実施形態では解除操作手段をロックアームの左右両側に一対設けたが、解除操作手段はロックアームの左右いずれか一方の側に設けてもよい。この場合、解除規制部の数は1つだけとなる。
(5)上記実施形態ではロックアームが後方へ片持ち状に延出する形態としたが、ロックアームは前方へ片持ち状に延出する形態でもよく、前後両端が第1コネクタハウジングに支持された形態であってもよい。
(6)上記実施形態では解除操作手段が解除位置に変位した状態では解除操作手段の少なくとも一部が解除規制部の移動経路上に位置するようにしたが、本発明によれば、解除操作手段が解除位置に変位したときに解除操作手段が解除規制部の移動経路上から外れるようにしてもよい。
(7)上記実施形態ではロック部を突起状としたが、本発明によれば、ロック部は凹み状や貫通孔状としてもよい。
実施形態1において解除操作部を解除位置へ変位させた状態で両コネクタハウジングの嵌合を開始した状態をあらわす一部切欠平面図 解除操作部が待機位置にある状態における両コネクタハウジングの嵌合過程をあらわす一部切欠平面図 両コネクタハウジングが正規嵌合した状態をあらわす一部切欠平面図 正規嵌合状態において解除操作部によりロックを解除した状態をあらわす一部切欠平面図 両コネクタハウジングが正規嵌合した状態をあらわす正面図 正規嵌合状態において解除操作部によりロックを解除した状態をあらわす正面図 両コネクタハウジングが正規嵌合した状態をあらわす断面図 第1コネクタハウジングの正面図 第1コネクタハウジングの側面図 第2コネクタハウジングの平面図 第2コネクタハウジングの正面図 両コネクタハウジングが離脱した状態をあらわす断面図
符号の説明
10…第1コネクタハウジング
12A…筒状嵌合部の上面壁(第1コネクタハウジングの外壁)
13…ロックアーム
19…解除操作部(解除操作手段)
30…第2コネクタハウジング
32…ロック部
33…解除規制部

Claims (7)

  1. 第1コネクタハウジングと、
    前記第1コネクタハウジングに嵌合される第2コネクタハウジングと、
    前記第1コネクタハウジングに、その外壁の内側に位置するように設けられ、ロック姿勢からロック解除姿勢への弾性撓みを可能とされたロックアームと、
    前記第1コネクタハウジングに設けられ、前記ロックアームと非係合の待機位置と、前記ロックアームに係合することで前記ロックアームをロック解除姿勢へ弾性撓みさせる解除位置との間での変位を可能とされた解除操作手段と、
    前記第2コネクタハウジングに設けられたロック部と、
    前記第2コネクタハウジングに設けられ、前記第1コネクタハウジングとの嵌合過程では前記解除操作手段の解除位置への変位を規制し、前記第1コネクタハウジングと正規嵌合した状態では前記解除操作手段の解除位置への変位を許容する解除規制部とを備えてなり、
    前記両コネクタハウジングの嵌合過程では前記ロックアームが前記ロック部との干渉によりロック解除方向へ弾性撓みし、
    前記両コネクタハウジングが正規嵌合状態に至ると、前記ロックアームが弾性復帰して衝突音を発生しつつ前記ロック部に係止することで、前記両コネクタハウジングが嵌合状態にロックされるようになっていることを特徴とするコネクタ。
  2. 解除位置に変位した前記解除操作手段の少なくとも一部が、前記両コネクタハウジングの嵌合過程における前記解除規制部の移動経路上に位置することを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記解除操作手段は、前記ロックアームを挟むように左右一対設けられ、互いに接近しつつ解除位置へ変位するようになっていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記解除規制部が、突起状の前記ロック部を両側から挟むように左右一対設けられていることを特徴とする請求項3記載のコネクタ。
  5. 前記解除操作手段が、前記第1コネクタハウジングに一体に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のコネクタ。
  6. 前記解除操作手段が弾性撓みしつつ前記解除位置に変位するようになっていることを特徴とする請求項5記載のコネクタ。
  7. 前記ロックアームが、片持ち状に延出した形態となっており、
    前記解除操作手段は、前記ロックアームの自由端部に係合することで、前記ロックアームをロック解除方向へ撓ませるようになっていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のコネクタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009009940A (ja) * 2007-06-11 2009-01-15 Yazaki Europe Ltd コネクタ装置
KR100894160B1 (ko) 2007-10-29 2009-04-22 한국단자공업 주식회사 커넥터 어셈블리

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