JP2007127558A - 接地抵抗測定端子盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気機器側と接地側を接続する端子を複数備え、各端子間同士を断接可能とすることにより、接地抵抗の規定値が容易に得られない場合であっても、他の接地極と連接して規定値を得ることができる接地抵抗測定端子盤を提供する。
【解決手段】この接地抵抗測定端子盤100は、2つの図示しない電気機器に接続した夫々の導線を接続する2つの機器側端子6b、6cと、機器側端子6b、6cに対応して備えられ地中に埋設した図示しない接地極からの導線を接続する2つの接地側端子6a、6dと、機器側端子6b、6c間を断接するショートバー(機器側断接手段)3と、夫々の機器側端子6b、6cと接地側端子6a、6dとを断接するショートバー(機器接地間断接手段)2、4と、機器側端子6b、6c及び接地側端子6a、6dを保持する本体基盤5と、本体基盤5に対し着脱可能なアクリル製透明蓋(蓋材)1と、を備えて構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電柱、鉄塔等に備える接地抵抗測定端子盤の改良に関し、特に、電柱類に装柱された複数の電気機器の単独、或いは合成の接地抵抗を測定する際に生じていた不具合を解消した接地抵抗測定端子盤に関するものである。
漏電による事故を防止するため、変圧器、避雷器、高圧機器等の電気機器を取り付けた電柱、鉄塔等には、接地工事が法律で義務付けられている。即ち、電気設備に関する技術基準を定める省令では、接地抵抗の規定を設備の重要性や工事方法の違いにより、第1種から特別第3種まで4種類に分けて定めている。この接地工事は、電柱等から所定距離離れた地中に所定深さで接地極となる接地部材を埋め込み、該接地極に導線を接続することにより行われる(詳細は後述する)。
この導線と電気機器に接続した導線との接続は、電柱等に取り付けた接地抵抗測定端子盤を介して行われる。この接地抵抗測定端子盤は、電気機器からの導線を接続する第1の端子と、接地極からの導線を接続する第2の端子とを並べて設け、両端子を断接自在な接続具で接続するようにしたものである。
このように、両導線の接続を断接することができるようにしておく理由は、接地抵抗を測定する際、両者を接続したままでは、他の接地極との共用接地を行っている場合等において、接地極側の導線の接地抵抗だけを測定できない場合があり、測定時に一時的に両者を切り離して接地極側の導線の接地抵抗だけを正確に測定するためである。この測定は一定期間ごとに行われ、経年変化等で接地抵抗が規定値よりも大きくなっている場合は、接地極の補修工事を行って、接地抵抗を規定値以下にすることが義務付けられている。
特許文献1に開示された接地抵抗測定端子装置は、電柱、鉄塔等に取付け可能な基盤と該基盤に対して着脱可能な蓋材を備え、前記基盤には、接地すべき電気機器からの導線を接続する第1の端子と、地中に埋設した接地極からの導線を接続する第2の端子とが互いに間隔をおいて設けられるとともに、両端子を互いに接続、切断可能な接続具が設けられている。前記第2の端子は、基盤に固定した金属基部材と、該金属基部材にねじ込む螺子を中央部に備えその両側には導線を金属基部材との間で強圧保持する保持部が設けられた押圧具とで構成される。また、前記基盤もしくは蓋材の底部には、導線を挿入することのできる少なくとも3個の挿入口が設けられている。
実開平7−11763号公報
特許文献1に開示されている従来技術は、電気機器側と接地側の導線を断接する接続具を備え、接地抵抗を測定するときにこの接続具を切り離して測定を行なう。その結果、測定値が規定値より大きい場合に、新たに設置した接地極をもう一方の挿入口から挿入して接続するものである。接地は単独であることが望ましいが、規定値が容易に得られない場合や、コスト低減の観点から他の接地極と連接して規定値を得ようとする場合、特許文献1の従来技術ではそのような接続が容易でないといった問題がある。
本発明は、かかる課題に鑑み、電気機器側と接地側を接続する端子を複数備え、各端子間同士を断接可能とすることにより、接地抵抗の規定値が容易に得られない場合であっても、他の接地極と連接して規定値を得ることができる接地抵抗測定端子盤を提供することを目的とする。
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、地中に埋設された複数の接地極と夫々接続された複数の電気機器の各接地抵抗を測定するための接地抵抗測定端子盤であって、前記接地抵抗測定端子盤は、前記各電気機器からの各導線と接続された複数の機器側端子と、該各機器側端子に対応して備えられ且つ前記各接地極からの導線と接続された複数の接地側端子と、前記各機器側端子間を断接する機器側断接手段と、前記各機器側端子と各接地側端子との間を断接する機器接地間断接手段と、前記機器側端子及び接地側端子を保持する本体基盤と、該本体基盤に対し着脱可能な蓋材と、を備えたことを特徴とする。
本発明の接地抵抗測定端子盤は、複数の機器側端子と接地側端子を備え、各端子間に断接可能な断接手段を備えて、それらの断接手段の断接の組み合わせにより単独接地抵抗や合成接地抵抗を測定するものである。
請求項2は、前記蓋材は、当該蓋材を前記本体基盤に装着した際に内部が視認可能な材質により構成されていることを特徴とする。
複数の機器側端子と接地側端子には断接手段が接続されたり、接続されなかったりしている。その状況を蓋材を開けなくとも外部から視認できるようにしておけば、作業効率を高めることができる。
請求項3は、前記本体基盤に接地規格の種別が判別可能なシール、識別タグ又は識別コードを備えたことを特徴とする。
接地抵抗は測定時から時間が経過すると抵抗値が変化してくる。そこで本発明では、測定時の接地規格を判別できるようなシール、識別タグ又は識別コードを貼り付けておき、次回測定するときにそのシール、識別タグ又は識別コードを見て規格を満足しているか否かを判断するものである。
請求項4は、前記機器接地間断接手段の断接により前記電気機器と前記接地極を断接し、前記機器側断接手段の断接により複数の前記接地極を断接することを特徴とする。
接地抵抗を測定するときは、正確に測定するために接地極と電気機器側との間を切断しておく必要がある。また、複数の接地極が並列に接続されている場合も、それらを切り離して測定する必要がある。その意味で本発明では機器接地間断接手段と機器側断接手段を設けた。これにより、単独の接地抵抗と並列の接地抵抗とを個別に測定することができる。
請求項5は、前記機器側断接手段による各機器側端子間の接続の有無により前記接地極が単独であっても接地抵抗の規定値を満足するか否かを確認可能としたことを特徴とする。
機器側断接手段は、単独の接地抵抗では規格値を満足しない場合に、複数の接地極を並列に接続して規格値を満足するように接続するためにある。従って、元々単独の接地抵抗が規格を十分満足して余裕がある場合、機器側断接手段を備える必要がない。即ち、機器側断接手段による各機器側端子間の接続の有無により、単独でも接地抵抗の規定値を満足するか否かを確認する目安とすることができる。
請求項6は、前記機器側端子の少なくとも一つが他の接地極と接続されている場合、前記機器側断接手段と機器接地間断接手段との断続状態の組み合わせにより各接地極単独の接地抵抗又は合成の接地抵抗を任意の値に設定可能に構成したことを特徴とする。
接地は単独であることが望ましいが、規定値が容易に得られない場合や、コスト低減の観点から架空共同地線により他の接地極と連接して規定値を得る場合もある。そのような場合、本発明の接地抵抗測定端子盤は、機器側断接手段及び機器接地間断接手段の断続方法の組み合わせにより、各接地極の単独の接地抵抗又は合成の接地抵抗を任意の値に設定することができる。
請求項7は、前記機器側断接手段及び機器接地間断接手段は、導電体又はスイッチにより構成されていることを特徴とする。
機器側断接手段及び機器接地間断接手段は、任意に断接が可能なように構成されていればよい。そこで本発明では、導電体によるショートバーやスイッチを各端子間に備えるものである。
請求項1の発明によれば、機器側端子と接地側端子とが互いに間隔をおいて設けられると共に、機器側断接手段を夫々の機器側端子間に備え、機器接地間断接手段を機器側端子と接地側端子間に備えたので、各接地極の単独の接地抵抗と各接地極間の合成接地抵抗を容易に測定することができる。
また請求項2では、蓋材は、当該蓋材を前記本体基盤に装着した際に内部が視認可能な材質により構成されているので、外部から接続状況が容易に確認でき、作業効率を高めることができる。
また請求項3では、本体基盤に接地規格の種別が判別可能なシール、識別タグ又は識別コードを備えたので、次回の接地抵抗の測定時に規格値を満足しているか否かを確認することができる。
また請求項4では、機器接地間断接手段の断接により電気機器と接地極を断接し、機器側断接手段の断接により複数の接地極を断接するので、各接地極の単独の接地抵抗と各接地極間の合成接地抵抗を個別に測定することができる。
また請求項5では、機器側断接手段による各機器側端子間の接続の有無により接地極が単独でも接地抵抗の規定値を満足するか否かを確認できるので、作業性を高めることができる。
また請求項6では、機器側端子の少なくとも一つが他の接地極と接続されている場合、機器側断接手段と機器接地間断接手段との断続状態の組み合わせにより各接地極単独の接地抵抗又は合成の接地抵抗を任意の値に設定可能に構成したので、容易に規格値に合わせ込む組み合わせを構成することができる。
また請求項7では、機器側断接手段及び機器接地間断接手段は、導電体又はスイッチにより構成されているので、安価に構成するか又は操作性を高めるかを容易に選択することができる。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1(a)は本発明の第1の実施形態に係る接地抵抗測定端子盤の外観斜視図である。この接地抵抗測定端子盤100は、電柱、鉄塔等に装柱された2つの図示しない電気機器から延びる各導線と接続された2つの機器側端子6b、6cと、機器側端子6b、6cに対応して備えられ地中に埋設した図示しない接地極からの導線を接続する2つの接地側端子6a、6dと、機器側端子6b、6c間を断接するショートバー(機器側断接手段)3と、各機器側端子6b、6cと接地側端子6a、6dとの間を断接するショートバー(機器接地間断接手段)2、4と、機器側端子6b、6c及び接地側端子6a、6dを保持する本体基盤5と、本体基盤5に対し着脱可能なアクリル製透明蓋(蓋材)1と、を備えて構成される。尚、機器側端子6b、6cと接地側端子6a、6dは、台座金18に対して、バネ性を有した押さえ板17をねじ16により固定する構成である。また、機器線と接地線を挿入するための機器線挿入口10と接地線挿入口7が本体基盤5の上下側板に夫々備えられている。また、本体基盤5を電柱等に固定するためのベルトを挿通するためのベルト穴9が本体基盤5の両側面にかけて貫通形成されている。更に、接地規格の種別を明示するための色別シール8が接地線挿入口7の近傍に取り付けられている。
そして機器側端子6b、6cと接地側端子6a、6dとは、互いに所定間隔をおいて離間配置されると共に、ショートバー3を各機器側端子6b、6c間に断接自在に備え、ショートバー2、4を機器側端子6bと接地側端子6a間及び機器側端子6cと接地側端子6d間に着脱自在に備えたものである。薄板状のショートバー3は、一方の機器側端子6b側(ねじ16)によってその切欠き部を回動自在に支持されることにより、他方の切欠き部を他方の機器側端子6cのねじ16に対して断接できるように構成されている。なお、図1(a)では2つのショートバー2、4のうちのショートバー2のみが接続されている例を示している。薄板状の各ショートバー2、4は両端部に切欠き部を備え、各切欠き部を各端子6a〜6dのねじ16に対して着脱されることにより各端子間の断接が行われる。
図1(b)は本発明の第2の実施形態に係る接地抵抗測定端子盤の外観斜視図である。同じ構成要素には図1(a)と同じ参照番号を付して説明する。この接地抵抗測定端子盤110は、2つの図示しない電気機器に接続した夫々の導線を接続する2つの機器側端子6b、6cと、機器側端子6b、6cに対応して備えられ地中に埋設した図示しない接地極からの導線を接続する2つの接地側端子6a、6dと、機器側端子6b、6c間を断接するスイッチ(機器側断接手段)13と、夫々の機器側端子6b、6cと接地側端子6a、6dとを断接するスイッチ(機器接地間断接手段)12、14と、機器側端子6b、6c及び接地側端子6a、6dを保持する本体基盤5と、本体基盤5に対し着脱可能な図示しないアクリル製透明蓋(蓋材)1と、を備えて構成される。尚、機器側端子6b、6c及び接地側端子6a、6dとスイッチ12、13、14との間はパターン15により接続されている。また、その他の構成は図1(a)と同様であるので説明を省略する。
機器側端子6b、6cと接地側端子6a、6dとは、互いに所定の間隔をおいて離間配置されると共に、スイッチ13を夫々の機器側端子6b、6c間に備え、スイッチ12、14を機器側端子6bと接地側端子6a間及び機器側端子6cと接地側端子6d間に夫々備えたものである。図1(b)ではスイッチ12、13、14が全て接続されている状態を示す。
次に本発明の動作を説明する前に、一般的な接地抵抗の測定方法について図2を参照して説明する。図2(a)は接地抵抗の測定原理を説明する図である。図2(b)は各ポイントでの電位曲線を示す図である。接地抵抗を測定するには、図2(a)のように接地電極P1に対して補助電極P3を10m以上離間させて大地に埋める。そして接地電極P1と補助電極P3間に発振器16を接続し、直列に電流計18を挿入する。更に、接地電極P1と補助電極P2間に電圧計17を接続する。その状態で発振器16から所定の周波数の電圧V0を出力する。P1とP3の中間に補助電極P2を埋めると、そこには電位が平坦になっている部分が発生する(図2(b)参照)。P1とP2の間に電圧計17を入れてその平坦な電圧を測定する。そのときの電圧をV1とし、電流計18の電流をIとすると、接地電極P1の接地抵抗R1はR1=V1/I(Ω)で求まる(電気百科事典、オーム社編参照)。
図3は本発明の接地抵抗測定端子盤を電柱に設置した場合の構成を示す模式図である。この接地抵抗測定端子盤100/110は、電柱20の所定の高さ位置に金属ベルト22により巻回されて固定されている。また接地抵抗測定端子盤100/110からは、図示しない接地すべき電気機器(変圧器、避雷器、高圧機器等)と接続する機器線21と電柱20内に埋設された導線23が接続され、導線23は大地24に埋設された接地極26と接続された導線25と接続されている。尚、図3では電柱20に対して電気機器1つが単独の接地極26により接地されている例を示している。
図4は本発明の接地抵抗測定端子盤を使用して接地抵抗を測定する実施例について説明する図である。同じ構成要素には図1(a)と同じ参照番号を付して説明する。図4(a)は本実施例の基本構成を示す図であり、図1(a)の接地抵抗測定端子盤100を使用し、他の接地極(接地C)と架空共同地線30により接続した場合を示す図である。この基本構成では接地抵抗測定端子盤100は機器Aと機器線33により接続され、機器Bと機器線34により接続され、機器線34と架空共同地線30により機器Cの接地線31と接続されている。また機器Aの接地線32は接地Aと接続され、機器Bの接地線35は接地Bと接続されている。そしてこの図では、接地抵抗測定端子盤100内のショートバー2、3、4は全て各端子6a〜6dと接続されている。従って、機器Aは接地抵抗測定端子盤100を介して接地Aに接続され、機器Bは接地抵抗測定端子盤100を介して接地Bに接続されて、且つショートバー3により接地A、接地Bと並列に接続され、更に架空共同地線30により接地Cと接続されており、接地A、B、Cの夫々の接地抵抗をRa、Rb、Rcとすると、その合成接地抵抗Rsは、Rs=1/(1/Ra+1/Rb+1/Rc)となる。
図4(b)は接地Aの接地抵抗を測定する場合の構成図である。この実施例ではショートバー2を切断し、ポイント36に測定器を接続して接地Aの接地抵抗を測定する。即ち、ショートバー2を切断することにより、機器端子6bと接地端子6aが切断され、接地Aと接続された接地線32は機器Aと接続されなくなるので、測定器をポイント36に接続して図2で説明したように測定することにより、接地Aの接地抵抗を正確に測定することができる。
図4(c)は接地Bの接地抵抗を測定する場合の構成図である。この実施例ではショートバー4を切断し、ポイント36に測定器を接続して接地Bの接地抵抗を測定する。即ち、ショートバー4を切断することにより、機器端子6cと接地端子6dが切断され、接地Bと接続された接地線35は機器Bと接続されなくなるので、測定器をポイント36に接続して図2で説明したように測定することにより、接地Bの接地抵抗を正確に測定することができる。
図4(d)は接地B、接地Cの合成接地抵抗を測定する場合の構成図である。この実施例ではショートバー3を切断し、ポイント36に測定器を接続して接地B、接地Cの合成接地抵抗を測定する。即ち、ショートバー3を切断することにより、機器端子6bと6cが切断され、接地Bと接地Aは切断されるが、接地Cとは架空共同地線30により接続され、測定器をポイント36に接続して図2で説明したように測定することにより、接地Bと接地Cの合成接地抵抗を正確に測定することができる。
図4(e)は接地A、接地B、接地Cの合成接地抵抗を測定する場合の構成図である。この実施例ではショートバー2、3、4を全て接続し、ポイント36に測定器を接続して接地A、接地B、接地Cの合成接地抵抗を測定する。即ち、ショートバー2、3、4を全て接続することにより、機器端子6a、6b、6cが全て接続され、接地A、接地Bが接続されると共に、接地Cとは架空共同地線30により接続され、測定器をポイント36に接続して図2で説明したように測定することにより、接地A、接地B、接地Cの合成接地抵抗を正確に測定することができる。
以上の通り本発明によれば、機器側端子6b、6cと接地側端子6a、6dとが互いに間隔をおいて非接続状態となるように離間配置されると共に、ショートバー3を夫々の機器側端子6b、6c間に断接自在に備え、ショートバー2、4を機器側端子6b、6cと接地側端子6a、6d間に断接自在に備えたので、各接地極の単独の接地抵抗と各接地極間の合成接地抵抗を容易に測定することができる。
また、アクリル製透明蓋1は、アクリル製透明蓋1を本体基盤5に装着した際に内部が視認可能な材質により構成されているので、外部から接続状況が容易に確認でき、作業効率を高めることができる。
また、本体基盤5に接地規格の種別が判別可能な色別シール8、識別タグ又は識別コードを備えたので、次回の接地抵抗の測定時に規格値を満足しているか否かを確認することができる。
また、ショートバー2、4の着脱により電気機器と接地極を断接し、ショートバー3の着脱により複数の接地極を断接するので、各接地極の単独の接地抵抗と各接地極間の合成接地抵抗を個別に測定することができる。
また、ショートバー3の接続の有無により、接地極が単独でも接地抵抗の規定値を満足するか否かを確認できるので、作業性を高めることができる。
また、機器側端子6b、6cの少なくとも一方が他の接地極と接続されている場合、ショートバー3及びショートバー2、4の断続方法の組み合わせにより各接地極の単独の接地抵抗又は合成の接地抵抗を任意の値に設定可能に構成したので、容易に規格値に合わせ込む組み合わせを構成することができる。
また、ショートバー3及びショートバー2、4は、導電体又はスイッチにより構成されているので、安価に構成するか又は操作性を高めるかを容易に選択することができる。
(a)は本発明の第1の実施形態に係る接地抵抗測定端子盤の外観斜視図、(b)は本発明の第2の実施形態に係る接地抵抗測定端子盤の外観斜視図である。 (a)は接地抵抗の測定原理を説明する図、(b)は各ポイントでの電位曲線を示す図である。 本発明の接地抵抗測定端子盤を電柱に設置した場合の構成を示す模式図である。 (a)は本実施例の基本構成を示す図、(b)は接地Aの接地抵抗を測定する場合の構成図、(c)は接地Bの接地抵抗を測定する場合の構成図、(d)は接地B、接地Cの合成接地抵抗を測定する場合の構成図、(e)は接地A、接地B、接地Cの合成接地抵抗を測定する場合の構成図である。
符号の説明
1 アクリル製透明蓋、2、3、4 ショートバー、5 本体基盤、6b、6c 機器側端子、6a、6d 接地側端子、12、13、14 スイッチ、 100 接地抵抗測定端子盤

Claims (7)

  1. 地中に埋設された複数の接地極と夫々接続された複数の電気機器の各接地抵抗を測定するための接地抵抗測定端子盤であって、
    前記接地抵抗測定端子盤は、前記各電気機器からの各導線と接続された複数の機器側端子と、該各機器側端子に対応して備えられ且つ前記各接地極からの導線と接続された複数の接地側端子と、前記各機器側端子間を断接する機器側断接手段と、前記各機器側端子と各接地側端子との間を断接する機器接地間断接手段と、前記機器側端子及び接地側端子を保持する本体基盤と、該本体基盤に対し着脱可能な蓋材と、を備えたことを特徴とする接地抵抗測定端子盤。
  2. 前記蓋材は、当該蓋材を前記本体基盤に装着した際に内部が視認可能な材質により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の接地抵抗測定端子盤。
  3. 前記本体基盤に接地規格の種別を判別可能とするシール、識別タグ又は識別コードを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の接地抵抗測定端子盤。
  4. 前記機器接地間断接手段を断接することにより前記電気機器と前記接地極間を断接し、前記機器側断接手段を断接するにより前記各接地極間を断接することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の接地抵抗測定端子盤。
  5. 前記機器側断接手段による各機器側端子間の接続の有無により前記接地極が単独であっても接地抵抗の規定値を満足するか否かを確認可能としたことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の接地抵抗測定端子盤。
  6. 前記機器側端子の少なくとも一つが他の接地極と接続されている場合、前記機器側断接手段と機器接地間断接手段との断続状態の組み合わせにより各接地極単独の接地抵抗又は合成の接地抵抗を任意の値に設定可能に構成したことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の接地抵抗測定端子盤。
  7. 前記機器側断接手段及び機器接地間断接手段は、導電体又はスイッチにより構成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の接地抵抗測定端子盤。
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