JP2007124129A - 音響再生装置および音響再生方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のスピーカの指向性を制御して、1または複数の感度の低い領域を形成する。
【解決手段】例えば、聴取者7はスピーカユニット3eを使用して音声信号Bを聞くとする。また、スピーカユニット3bの前方に居る聴取者5およびスピーカユニット3gの前方に居る聴取者7は、音声信号Bを聞かないとする。信号処理部22は、聴取者5および7に対する各スピーカユニットの指向性を重ね合せると0となるように、スピーカユニット3b、3e、3gに対するそれぞれの重み付け係数を算出する。音声信号Bに重み付け係数が乗じられた音声信号が各スピーカユニットに供給されて再生されることで、聴取者5および7の周囲に音声信号Bが聞こえない領域を形成できる。
【選択図】図3
【解決手段】例えば、聴取者7はスピーカユニット3eを使用して音声信号Bを聞くとする。また、スピーカユニット3bの前方に居る聴取者5およびスピーカユニット3gの前方に居る聴取者7は、音声信号Bを聞かないとする。信号処理部22は、聴取者5および7に対する各スピーカユニットの指向性を重ね合せると0となるように、スピーカユニット3b、3e、3gに対するそれぞれの重み付け係数を算出する。音声信号Bに重み付け係数が乗じられた音声信号が各スピーカユニットに供給されて再生されることで、聴取者5および7の周囲に音声信号Bが聞こえない領域を形成できる。
【選択図】図3
Description
この発明は、複数のスピーカの指向性を制御して、1又は複数の感度の低い領域を形成するようにした音響再生装置および音響再生方法に関する。
従来から、スピーカの指向性を制御する種々の提案がなされている。例えば、下記特許文献1には、スピーカの振動板あるいは振動膜の一方を吸音材で覆い、音圧と周波数特性上の山、谷の発生を抑えることで単一の指向性を得ることができるようにしたスピーカシステムが記載されている。
また、下記特許文献2には、所定の伝達関数のフィルタによって処理された音声信号を、ひとつのエンクロージャの内部にそれぞれの背面が対向するように配設された一対のスピーカに供給し、伝達関数を電気的に制御することで所望の指向性を得ることができるようにした音響再生装置が記載されている。
ところで、ある音声を特定の人若しくは特定のグループの人だけに聞かせて、周囲にいる人にはその音声を聞こえないようにすることが望まれる場合がある。例えば、テーブル上に複数のスピーカユニットが設けられた音響再生装置が置かれたときに、ある人は特定のスピーカユニットを使用して音楽を聴き、ある人は他のスピーカユニットを使用してテレビジョン番組の音声を聴き、またある人に対してはそれらの音声が聞こえないようにする場合である。音声を聞く人がヘッドフォンを使用すれば周囲の人に対する音漏れを防ぐことができるが、ヘッドフォンの装着は煩わしいという問題点がある。
上述した特許文献1および2には、所望の指向性を実現することは記載されているが、再生される音声が聞こえない領域を形成することについては記載されていない。
したがって、この発明の目的は、複数のスピーカユニットのそれぞれの指向性を制御して、例えば他のスピーカユニットから再生される音が聞こえない領域などの感度の低い領域を形成することができる音響再生装置および音響再生方法を提供することである。
上述した課題を解決するために、この発明は、放射面が外側に向かって配設される複数のスピーカユニットと、
複数のスピーカユニットの指向性を制御して、1又は複数の感度の低い領域を形成する指向性制御手段と
を備える音響再生装置である。
複数のスピーカユニットの指向性を制御して、1又は複数の感度の低い領域を形成する指向性制御手段と
を備える音響再生装置である。
また、この発明は、放射面が外側に向かって配設される複数のスピーカユニットを備え、
複数のスピーカユニットの指向性を重ね合わせると0となるように、複数のスピーカユニットのそれぞれに対する重み付け係数を算出し、
重み付け係数を乗じた音声信号が複数のスピーカユニットのそれぞれに対して供給されて再生されることで、1又は複数の感度の低い領域が形成される音響再生装置である。
複数のスピーカユニットの指向性を重ね合わせると0となるように、複数のスピーカユニットのそれぞれに対する重み付け係数を算出し、
重み付け係数を乗じた音声信号が複数のスピーカユニットのそれぞれに対して供給されて再生されることで、1又は複数の感度の低い領域が形成される音響再生装置である。
この発明は、複数のスピーカユニットを使用して音声信号を再生する音響再生方法であって、
複数のスピーカユニットの指向性を重ね合わせると0となるように複数のスピーカユニットの指向性を制御して、1又は複数の感度の低い領域を形成する音響再生方法である。
複数のスピーカユニットの指向性を重ね合わせると0となるように複数のスピーカユニットの指向性を制御して、1又は複数の感度の低い領域を形成する音響再生方法である。
この発明によれば、音響再生装置が備える複数のスピーカユニットに対して異なる方向にいる聴取者に、他の聴取者が聞いている音声が漏れることを防ぐことができる。従って、特定の聴取者に対してのみ音声を提供し、周囲の他の人にはその音声が聞こえないようにすることができる。
以下、図面を参照しながらこの発明の一実施の形態について説明する。図1は、この発明の一実施の形態における音声の再生環境の概要を示す。この発明の一実施の形態における音響再生装置1は、円筒状のエンクロージャ2の周面に配置された複数のバフル板のそれぞれに、参照符号3a〜3hに示すスピーカユニットの放射方向が外側に向かって配設された構成とされる。
音響再生装置1の周囲の聴取者は、スピーカユニット3a〜3hから再生される所望の音声を自身の前方に位置するスピーカユニットを使用して聞く。例えば、図1に示すように、聴取者5はスピーカユニット3bを使用し、聴取者6はスピーカユニット3gを使用し、聴取者7はスピーカユニット3eを使用して、それぞれ所望の音声を聞く。
音響再生装置1の周囲の聴取者の位置は、例えば音響再生装置1に備えられるカメラ装置4によって判別される。カメラ装置4は360度方向に撮像可能とされており、撮像によって得られる画像データを解析することで音響再生装置1の周囲に居る聴取者の位置を判別する。聴取者の位置は、例えばスピーカユニット3aの放射方向を0度と定義して、聴取者5の位置を315度、聴取者6の位置を90度、聴取者7の位置を180度と規定される。また、聴取者の位置を判別するだけでなく、聴取者が居る位置から使用されるスピーカユニットも判別できるようにしても良い。また、それぞれのスピーカユニットから聴取者までの距離も測定できるようにしても良い。
聴取者の位置や、聴取者までの距離を判別する手段は、カメラ装置4以外の他の手段を使用しても良い。例えば、それぞれのスピーカユニットの放射方向に対して超音波を送出し、その超音波に対する反射波を検出することで聴取者の位置や距離を判別することができる。また、聴取者が遠隔操作器を使用して赤外線を送出したり、音響再生装置1に備えられるボタンを押すことで自身の位置を音響再生装置1に対して知らせるようにしても良い。さらには各スピーカユニットをマイクロフォンとして使用して、聴取者が発した音の音波がマイクロフォンに到達するまでの時間差を検出することで、聴取者の位置や距離を判別するようにしても良い。
音響再生装置1の内部には、後述する音声信号に対して信号処理を行う信号処理手段が備えられ、信号処理が施された音声信号がスピーカユニット3a〜3hから再生される。信号処理手段が音響再生装置1の外部に設けられ、スピーカユニット3a〜3hと有線もしくは無線によって接続されて、音声信号のやり取りを行うようにしても良い。
図2は、複数のスピーカユニットから再生される音声信号のレベル、位相を変化させて1又は複数の感度の低い領域を形成する方法を概念的に示したものである。図2では説明を分かり易くするために、図1の音響再生装置1のスピーカユニット3a、3dおよび3fに相当する部分を示している。
例えば、それぞれのスピーカユニットに同一の音声信号(以下、音声信号Aと称する)を供給し、且つ音声信号Aの入力レベルをスピーカユニット3a、3f、3dの順に大きいレベルになるように適切に設定し、さらにスピーカ3aおよびスピーカ3fから再生される音声信号Aとスピーカ3dから再生される音声信号Aとの位相を逆相にする。
すると、例えばスピーカユニット3aの指向性のパターンは2点鎖線11に示すようになり、スピーカユニット3fの指向性のパターンは1点鎖線12に示すようになり、スピーカユニット3dの指向性のパターンは実線13に示すようになる。これらの指向性のパターンを合成したものパターンが破線14によって示される。
それぞれの音声信号のレベル差が異なり、また再生される音声信号が逆相であることから音声信号同士が打ち消されて、スピーカユニット3dの周囲の領域は破線14によって囲まれる領域の外となり、スピーカユニット3dの前方に位置する聴取者に対しては再生される音声信号Aを聞こえないようにすることができる。このように、音声信号のレベルと位相を調節することで感度の低い領域を形成することができ、再生される音声信号を聞きたくない聴取者に対しては、その音声信号のレベルが極めて抑制されたものとすることができる。
上述したように、音声信号のレベルと位相を調節することで、複数のスピーカユニットを使用して音声信号を聴取するときに、感度が低い領域を形成することができる。さらに、この発明では、各スピーカユニットのそれぞれの指向性を制御することによっても、1又は複数の感度の低い領域を形成することもできる。
より詳細に説明する。図3は、この発明の一実施の形態における音響再生装置1の構成を示す。音響再生装置1は、信号選択部21、指向性制御手段の一例である信号処理部22、カメラ装置4を含む構成とされる。また、上述したように音響再生装置1は、スピーカユニット3a〜3hを備え、それぞれのスピーカユニットに供給される音声信号をディジタル音声信号からアナログ音声信号へと変換するD/A(Digital to Analog)変換部24a〜24hと、アナログ信号へと変換された音声信号を増幅するアンプ(AMP)25a〜25hとを備える。
信号選択部21には、ソースとして種々の音声信号が入力される。例えば、テレビジョン放送の音声、ラジオ放送の音声、リムーバブルメディアやHDD(Hard Disk Drive)に蓄積されている音楽などの音声信号である。また、音響再生装置1にネットワークインタフェースを設けて、インターネットなどのネットワークを介して音声信号をダウンロードできるようにして、ダウンロードした音声信号が信号選択部21に供給されるようにしても良い。
信号選択部21は、供給される複数の音声信号の中から、所定の音声信号を選択する処理を行う。例えば、音響再生装置1の周囲に居る聴取者は、リモートコントロール装置等の遠隔操作器を使用して所望の音声信号を選択するための赤外線遠隔操作信号を音響再生装置1に対して送信する。遠隔操作信号は、音響再生装置1の図示しない受光部によって受信されて、選択信号発生部23に供給される。選択信号発生部23は、遠隔操作信号に対応する選択信号を発生し、選択信号が選択信号発生部23から信号選択部21に対して供給される。信号選択部21では、供給された選択信号に基づいて所定の音声信号を選択する処理がなされる。音響再生装置1の周囲には、複数の聴取者が居ることもあるので、信号選択部21には各聴取者毎の複数の選択信号が供給され、複数の音声信号が選択されることもある。信号選択部21において選択された音声信号は、信号処理部22に供給される。
また、信号処理部22に対しては、カメラ装置4の撮像および解析処理によって得られた視聴者の位置情報が供給される。ここでは図1を用いて説明したように、聴取者5〜7の位置情報がカメラ装置4から信号処理部22に供給される。
例えば、聴取者6によって音声信号Bが選択され、音声信号Bが信号処理部22に供給されたとする。また、聴取者5および聴取者7は音声信号Bを選択しなかったとする。この音声信号Bがアナログ信号へ変換され、増幅された後に聴取者6の前方のスピーカユニット3gからそのまま再生されると、周囲の聴取者5および聴取者7に対して音漏れを生じてしまう。特に、音声信号Bが低域の周波数成分を多く含む場合は、その波長が長いことにより指向性が広くなるため、周囲の聴取者に対する音漏れによる影響が大きくなるおそれがある。
従って、信号処理部22においては、聴取者6には音声信号Bが聞こえるようにし、聴取者5および聴取者7の周囲に感度の低い領域を形成して、聴取者5および聴取者7に対して音声信号Bが聞こえないようにするための処理がなされる。なお、この信号処理部22において実行される処理の詳細は後述する。
信号処理部22において後述する信号処理が施された音声信号Bは、アナログ信号に変換されて増幅された後に所定のスピーカユニットに対して供給される。例えば、カメラ装置4から供給される聴取者の位置情報から使用されているスピーカユニットが判別されて、そのスピーカユニットに信号処理が施された音声信号Bが供給される。この一実施の形態では、聴取者5はスピーカユニット3bを使用するので、信号処理が施された音声信号BはD/A変換部24bに供給されてアナログ信号に変換され、増幅器25bにおいて増幅処理がされてスピーカユニット3bに対して供給され、再生される。同様に、聴取者6はスピーカユニット3gを使用するので、信号処理が施された音声信号BはD/A変換部24gに供給されてアナログ信号に変換され、増幅器25gにおいて増幅処理がされてスピーカユニット3gに対して供給され、再生される。さらに、聴取者7はスピーカユニット3eを使用するので、信号処理が施された音声信号BはD/A変換部24eに供給されてアナログ信号に変換され、増幅器25eにおいて増幅処理がされてスピーカユニット3eに対して供給され、再生される。
次に、この発明の一実施の形態における信号処理部22において実行される処理の一例を説明する。上述したように、ここでは信号処理部22において実行される処理を、聴取者6に対して音声信号Bが聞こえるようにし、聴取者5および聴取者7の周囲に感度の低い領域を形成して、聴取者5および聴取者7に対しては音声信号Bが聞こえないようにする処理として説明する。なお、説明を簡単にするために、音響再生装置1に配設される各スピーカユニットを無指向性の点音源と見なし、音響再生装置1の大きさ(径の長さ)は、各スピーカユニットから聴取者までの距離に対して無視できるほど小さいものであるとする。
使用されるスピーカユニット3b、3e、3gに供給される音声信号に対する重み付けをそれぞれα、β、γとすると、例えば、聴取者5に対する音声信号レベルは、下記の式(1)によって示される。
α・D3b-5+β・D3e-5+γ・D3g-5=0 ・・(1)
α・D3b-5+β・D3e-5+γ・D3g-5=0 ・・(1)
式(1)において、Dは指向性を表しており、例えばD3b-5はスピーカユニット3bから聴取者5が居る方向への指向性(ゲイン)を意味し、測定値として実際の数値で与えられるものである(後述する式(2)および式(3)においても同様)。また、聴取者5の周囲に感度の低い領域を形成するために、指向性を重ね合わせた結果である式(1)の右辺を0とする。
また、聴取者6に対する音声信号レベルは、下記の式(2)に示すようになる。
α・D3b-6+β・D3e-6+γ・D3g-6=0 ・・(2)
α・D3b-6+β・D3e-6+γ・D3g-6=0 ・・(2)
聴取者5と同様に、聴取者6の周囲に感度の低い領域を形成するために、指向性を重ね合わせた結果である式(2)の右辺を0とする。
聴取者7に対する音声信号レベルは、下記の式(3)に示されるようになる。
α・D3b-7+β・D3e-7+γ・D3g-7=a ・・(3)
α・D3b-7+β・D3e-7+γ・D3g-7=a ・・(3)
聴取者7に対しては、音声信号Bが聞こえるようにするため、式(3)の右辺は音声信号Bのゲインを示すaとなる。
指向性Dおよびゲインaは実際には数値として与えられることから、上述した式(1)〜式(3)を解くことで、α、β、γの値が求まる。そして、音声信号Bに対してαを掛け合わせて得られる信号をスピーカユニット3bに供給し、音声信号Bに対してβを掛け合わせて得られる信号をスピーカユニット3eに供給し、音声信号Bに対してγを掛け合わせて得られる信号をスピーカユニット3gに供給し、それぞれのスピーカユニットから再生する。
このように、音声信号Bにα、β、γが掛け合わされた音声信号がそれぞれのスピーカユニット3b、3e、3gから再生されることで、聴取者5および聴取者6の周囲に感度の低い領域を形成し、聴取者5および聴取者6に対しては音声信号Bが聞こえない若しくは極めて小さくしか聞こえないようにすることができる。また、聴取者7に対してはゲインaを伴う音声信号Bが再生されるので、聴取者7は音声信号Bを聞くことができる。
なお、上述した式(1)〜(3)における指向性Dは周波数に応じて値が変化するものであるから、各周波数毎に式(1)〜(3)を解くことが好ましい。しかしながら、指向性のパターンが近似的に等しいと見なせる周波数については、簡略的に同じものとして計算しても良い。
以上、この発明の一実施の形態について具体的に説明したが、この発明は、上述した一実施の形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。例えば、上述した一実施の形態においては音響再生装置は円筒状の形状として説明したが、例えば四角形や五角形などの多角形の形状とし、それぞれの側面にスピーカユニットが配設される構成としても良い。
また、この発明における音響再生装置を構成する各手段を、専用のハードウェア回路によって構成できるし、方法若しくはプログラムされたコンピュータによって実現することもできる。また、処理内容を記述したプログラムは、磁気記録装置、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。
1 音響再生装置
4 カメラ装置
3a〜3h スピーカユニット
5〜7 聴取者
21 信号選択部
22 信号処理部
4 カメラ装置
3a〜3h スピーカユニット
5〜7 聴取者
21 信号選択部
22 信号処理部
Claims (6)
- 放射面が外側に向かって配設される複数のスピーカユニットと、
上記複数のスピーカユニットの指向性を制御して、1又は複数の感度の低い領域を形成する指向性制御手段と
を備える音響再生装置。 - 上記指向性制御手段は、上記複数のスピーカユニットの指向性を重ね合わせると0となるように上記複数のスピーカユニットの指向性を制御して、上記1又は複数の感度の低い領域を形成する請求項1に記載の音響再生装置。
- 上記指向性制御手段は、上記複数のスピーカユニットの指向性を重ね合わせると0となるように、上記複数のスピーカユニットのそれぞれに対する重み付け係数を算出し、
上記重み付け係数を乗じた音声信号が上記複数のスピーカユニットのそれぞれに対して供給されて再生される請求項1に記載の音響再生装置。 - さらに、聴取者の位置を判別する判別手段を備え、
上記指向性制御手段は、上記判別手段から供給される聴取者の位置の情報に応じて、上記複数のスピーカユニットの指向性を制御する請求項1に記載の音響再生装置。 - 放射面が外側に向かって配設される複数のスピーカユニットを備え、
上記複数のスピーカユニットの指向性を重ね合わせると0となるように、上記複数のスピーカユニットのそれぞれに対する重み付け係数を算出し、
上記重み付け係数を乗じた音声信号が上記複数のスピーカユニットのそれぞれに対して供給されて再生されることで、1又は複数の感度の低い領域が形成される音響再生装置。 - 複数のスピーカユニットを使用して音声信号を再生する音響再生方法であって、
複数のスピーカユニットの指向性を重ね合わせると0となるように上記複数のスピーカユニットの指向性を制御して、1又は複数の感度の低い領域を形成する音響再生方法。
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