JP2007122055A - 多重曲率レンズを具備する光学システム及びその形成方法 - Google Patents

多重曲率レンズを具備する光学システム及びその形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】多重曲率レンズを具備する光学システム及びその形成方法が提供される。
【解決手段】光学システムは、曲率半径が異なる2以上の曲面が同心円形態を成す多重曲率面を少なくとも一側の屈折面に有する少なくとも一つの多重曲率レンズと、上記多重曲率レンズの前や後に配置され球面または非球面の連続的な曲面を有する屈折面が両側に形成された少なくとも一つの単一曲率レンズを具備する撮像レンズ群と、上記撮像レンズ群から結像されたイメージを感知するイメージセンサと、上記イメージセンサから感知されたイメージを復元処理するイメージ処理装置と、を含む。
【選択図】図3

Description

本発明は撮像光学システムに関することであって、より詳細には焦点深度が深く、レンズ駆動部なく多様な物体距離において改善された画質を提供する撮像光学システムに関する。
一般的に、固定焦点光学システムは、物体がカメラに近付くほどポイントスプレッド関数(point spread function)(以下'PSF'と称する)の劣化が増し焦点が合わなくなる。特に、略10cmの物体に対して接写を遂行する場合には、イメージの劣化が非常に深刻という問題がある。
このような問題を解決すべく、自動焦点調節機能を遂行する光学システムが提案された。しかし、このような光学システムは、自動焦点調節のためレンズまたはイメージセンサの移送が必要で、このための駆動装置が必須的である。従って、このような自動焦点調節光学システムが適用された光学機器は、重みが増加するだけでなく、大型化が不可避という問題点がある。
従って、自動焦点調節のための駆動装置を具備することなく、イメージ処理を通じて広い焦点距離に対して画質が優れたイメージが得られる装置または方法が提案されつつある。
特許文献1は、位相マスクを用いて波面コーディング(wavefront coding)光学システムのフィールド深度を増加させるための方法及び装置を開示している。
図1に図示された通り、上記特許文献1は、物体15のイメージを結像するレンズ25と、結像されたイメージを感知するイメージセンサ30と、イメージ処理装置35を具備する従来の固定焦点光学システムに、位相マスク20を装着してフィールド深度を増加させる方法及び装置を提案している。
この際、上記マスク20は、物体15とレンズ25との間に配置され、光学伝達関数(optical transfer function、OTF)が特定範囲の物体距離にわたって誤焦点(misfocus)によって影響を受けないようにする。
このような波面コーディング(wavefront coding)方法は、被写体から入射される光の波面に位相マスクを通じて非球面の位相変化を与え、焦点深度を深くし誤焦点(misfocus)の影響を減少させるため使用され、これによるMTFの低下を防ぎ波面コーディングの空間的影響を除去するため画像の処理が必要となる。
しかし、上記光学システムは、位相マスク20を使用して多様な物体距離において類似な大きさのPSFを有することは出来るが、該PSFの大きさが相対的に大きく非対称となり(図4b、図5c参照)、全ての物体距離においてMTF(modulation transfer function)が相当低くなる(図7b参照)。
即ち、上記光学システムは、イメージの劣化程度がひどく、復元したイメージの画質も良くないという問題点がある。
従って、固定焦点光学システムにおいて駆動装置を使用することなく、広い物体距離範囲に対して優れた画質を具現することが出来る光学システム及びイメージ処理方法が要求される。
米国特許5,748,371号
本発明は上記のような問題点を解決すべく、駆動装置を利用することなく、近接(接写)距離と無限大(遠距離)を含む多様な物体距離に対して優れたイメージを具現することが出来る多重曲率レンズを具備する光学システム及びその形成方法を提供することを目的とする。
また、焦点深度を大きくしつつもPSFの大きさが小さく、MTF特性が優れた多重曲率レンズを具備する光学システム及びその形成方法を提供することを目的とする。
上記のような目的を達成するための一側面として本発明は、曲率半径が異なる2以上の曲面が同心円形態を成す多重曲率面を、少なくとも一側の屈折面に有する少なくとも一つの多重曲率レンズと、上記多重曲率レンズの前や後に配置され、 球面または非球面の連続的な曲面を有する屈折面が両側に形成された少なくとも一つの単一曲率レンズを具備する撮像レンズ群と、上記撮像レンズ群から結像されたイメージを感知するイメージセンサと、上記イメージセンサから感知されたイメージを復元処理するイメージ処理装置と、を含む多重曲率レンズを具備する光学システムを提供する。
好ましくは、上記多重曲率面が形成される少なくとも一つの屈折面は、上記撮像レンズ群に具備されるレンズの屈折面のうち屈折力が最も大きい屈折面を含むことが出来る。
また好ましくは、上記多重曲率面が形成される複数の屈折面は、上記撮像レンズ群に具備されるレンズの屈折面のうち屈折力が大きい順番を有する屈折面から成ることが出来る。
好ましくは、上記多重曲率面は、球面または非球面の屈折面に形成されることが出来る。
また、上記多重曲率面に形成される各々の曲面は、球面または非球面から成ることが出来る。
好ましくは、上記多重曲率レンズの多重曲率面に形成される各々の曲面の個数は、焦点が合うよう予め設定された目標物体距離の個数と同一だったり、上記目標物体距離の個数より多いことが出来る。
また好ましくは、上記多重曲率レンズの多重曲率面に形成される各々の曲面は上記目標物体距離に対して焦点が合うよう曲率半径が各々設定されることが出来る。
さらに好ましくは、上記目標物体距離は近接物体に対して焦点が合うよう予め設定された目標接写距離と、無限大に対応する距離の物体に対して焦点が合うよう予め設定された目標無限大物体距離と、を含むことが出来る。
この際、上記目標物体距離は、上記目標接写距離と目標無限大物体距離との間に位置する物体に対して、焦点が合うよう予め設定された目標中間物体距離をさらに含むことができ、上記目標中間物体距離は2以上設定されることが出来る。
好ましくは、上記多重曲率レンズの多重曲率面に形成される各々の曲面の面積は相互同一であることが出来る。
また好ましくは、上記多重曲率レンズの多重曲率面に形成される各々の曲面の面積は、同一の面積比である時の曲面面積の±50%であることが出来る。
また好ましくは、上記多重曲率面の中央に形成される曲面の面積は、他の曲面各々の面積より大きいことが出来る。
好ましくは、上記イメージ処理装置は、ポイントスプレッド関数(point spread function)を用いてイメージを復元処理することが出来る。
他の側面として本発明は、a)少なくとも一つのレンズを具備する固定焦点方式の撮像レンズ群を設定する段階と、b)上記撮像レンズ群に具備されるレンズの屈折面の中で、曲率半径が異なる2以上の曲面が同心円形態を成す多重曲率面が形成される多重曲率レンズの屈折面を一つ以上選択する段階と、c)上記多重曲率レンズの屈折面が多重曲率面を成すよう多数の曲面を形成する段階と、を含む多重曲率レンズを具備する光学システムの形成方法を提供する。
好ましくは、上記b)段階は、上記撮像レンズ群に具備されるレンズの屈折面のうち屈折力が最も大きい屈折面が含まれるよう多重曲率面が形成される屈折面を選択することが出来る。
好ましくは、上記b)段階は上記撮像レンズ群に具備されるレンズの屈折面の中で、屈折力が大きい順番通り多数の屈折面が含まれるよう多重曲率面が形成される屈折面を選択することが出来る。
また好ましくは、上記b)段階は、上記撮像レンズ群に具備されるレンズの球面または非球面の屈折面の中で、多重曲率面が形成される屈折面を選択することが出来る。
そして、上記c)段階は、c1)多重曲率面を形成する曲面の個数を決定する段階と、c2)多重曲率面を形成する各々の曲面の面積を決定する段階と、c3)多重曲率面を形成する各々の曲面の曲率半径を決定する段階と、を含んで成ることが出来る。
好ましくは、上記c1)段階は、焦点が合うよう予め設定された目標物体距離の個数と同一だったり上記目標物体距離の個数より多いよう曲面の個数を決定することが出来る。
この際、上記目標物体距離は、近接物体に対して焦点が合うよう予め設定された目標接写距離と、無限大に対応する距離の物体に対して焦点が合うよう予め設定された目標無限大物体距離と、を含むことが出来る。
また、上記目標物体距離は、上記目標接写距離と目標無限大物体距離との間に位置する物体に対して、焦点が合うよう予め設定された目標中間物体距離をさらに含むことができ、上記目標中間物体距離は2以上設定されることが出来る。
好ましくは、上記c2)段階は、各々の曲面の面積が相互同一であるよう各々の曲面の面積を決定することが出来る。
また好ましくは、上記c2)段階は、同一の面積比である時の曲面面積の±50%となるよう各々の曲面の面積を決定することが出来る。
また好ましくは、上記c2)段階は、上記多重曲率面の中央に形成される曲面の面積が他の曲面各々の面積より大きいよう各々の曲面の面積を決定することも出来る。
好ましくは、上記c3)段階は、目標物体距離に対して焦点が合うよう各々の目標物体距離に対応する曲面の曲率半径を決定することが出来る。
また好ましくは、上記c3)段階は、上記多重曲率面に形成される各々の曲面が球面または非球面を成すよう曲率半径を決定することが出来る。
好ましくは、本発明による多重曲率レンズを具備する光学システムの形成方法は、d)上記レンズを通じて結像されたイメージを感知するようイメージセンサを設置する段階と、e)上記イメージセンサから感知されたイメージを復元処理するイメージ処理装置を設置する段階と、をさらに含むことが出来る。
この際、上記e)段階のイメージ処理装置は、ポイントスプレッド関数(point spread function)を用いてイメージを復元処理することが出来る。
本発明によると、近接距離及び遠距離に対する自動焦点調節を具現するためのレンズ駆動部が不要なため、小型軽量の光学システムを提供することが可能となる。
また、本発明によると、従来の固定焦点光学システムにおいて、光学部品の追加や変形なくレンズの屈折面に多重曲率面を形成することにより、近接距離と遠距離を含む広い物体距離に対して優れたイメージを具現することが出来るという効果が得られる。
そして、PSFの大きさが小さくMTF特性が優れるため、一般的な固定焦点光学システムまたはマスクを用いた波面コーディング光学システムより優れたイメージが得られるという効果がある。
以下、本発明の実施例に対して添付の図面を参照にさらに詳細に説明する。図2は、本発明による多重曲率レンズを具備する光学システムの構成図で、図3は、本発明による多重曲率レンズの概略図で、図4a乃至図4cは、各々従来の固定焦点光学系、従来の波面コーディング光学系、本発明によるスポットダイヤグラム(spot diagram)を図示したグラフで、図5a乃至図5dは、従来技術と本発明による参照PSFのイメージで、図6a乃至図6dは、従来技術と本発明によるLSF(line spread function)を図示したグラフである。
また、図7a乃至図7cは、従来技術と本発明によるMTFを図示したグラフで、図8a乃至図8cは、本発明による曲面個数変化によるMTFを図示したグラフで、図9a及び図9bは、本発明による曲面の面積比によるMTFを図示したグラフで、図10は従来技術と本発明による目標接写距離におけるMTFを図示したグラフで、図11a乃至図11eは、従来技術と本発明によるイメージ復元を示した説明図で、図12は従来技術と本発明の比較に使用された光学システムのレンズ構成図である。
本発明による多重曲率レンズを具備する光学システムは、多様な物体距離に対して焦点が合うようレンズの屈折面に不連続的な多数の曲面を形成することにより、焦点深度を深くしつつもPSFの大きさが小さいため、優れたイメージを得るようにすることを特徴とする。
図2に図示された通り、本発明による多重曲率レンズを具備する光学システム100は、物体(被写体)50のイメージを結像する撮像レンズ群110と、上記撮像レンズ群110から結像されたイメージを感知するイメージセンサ120と、上記イメージセンサ120から感知されたイメージを処理するイメージ処理装置130を含む。
上記撮像レンズ群110は、曲率半径が異なる2以上の曲面が同心円形態を成す多重曲率面111aを、少なくとも一側の屈折面に有する少なくとも一つの多重曲率レンズ111と、上記多重曲率レンズ111の前または後に配置され、単一の曲率半径の連続的な曲面を有する屈折面が両側に形成された少なくとも一つの単一曲率レンズ112を具備する。
このように撮像レンズ群110に具備される多重曲率レンズ111または単一曲率レンズ112は、光学システムの光学的性能を具現するため、多数のレンズから成ることができ、固定焦点方式であれば撮像レンズ群110に具備されるレンズ111,112の形状、パワー配置、枚数などは限定されない。即ち、上記撮像レンズ群110は、多重曲率レンズ111に多重曲率面111aが形成されたことを除いては、従来の一般的な固定焦点方式の光学システムと同一の構成を有する。
また、上記イメージセンサ120はCCD、CMOSのような公知のセンサが使用されることが出来る。
そして、上記イメージ処理装置130は、ポイントスプレッド関数(point spread function、PSF)を用いてイメージを処理する装置など、公知のイメージ処理手段が使用されることが出来る。特に、本発明による光学システムは、後述する通り、PSFの大きさが小さく対称であるため、PSFを用いてイメージを復元する場合、従来の方式よりイメージ復元に非常に有利という利点がある。
図3を参照して本発明による多重曲率レンズ111に対して説明する。上記多重曲率レンズ111は、少なくとも一側の屈折面に曲率半径が異なる2以上の曲面を具備する。
例えば、図3に図示された通り、上記多重曲率レンズ111は、曲率半径がR1で半径がY1である円を成す第1曲面S1と、曲率半径がR2で半径がY1とY2の間のリング形状の面に形成される第2曲面S2と、曲率半径がR3で半径がY2とY3の間のリング形状の面に形成される第3曲面S3の3個の曲面から成ることが出来る。
この際、上記多重曲率面111aが形成される屈折面は、図2に図示された撮像レンズ群110に具備されるレンズ111,112の屈折面の中で、屈折力が最も大きい屈折面に形成されることが好ましい。即ち、屈折力が最も大きい屈折面に多重曲率面111aが形成されるようすることにより、焦点深度が深くなる効果を大きくすることが出来る。
また、撮像レンズ群110に具備されるレンズのうち、2以上の屈折面に多重曲率面111aを形成して焦点深度がさらに深くなるようにすることが出来る。このような場合に、多重曲率面111aは、上記撮像レンズ群110に具備されるレンズの屈折面のうち、屈折力が大きい順番を有する屈折面に形成されることが好ましい。
そして、上記多重曲率面111aは、撮像レンズ群110に具備されるレンズの球面と非球面の屈折面に両方とも形成されることが出来る。
一方、上記多重曲率レンズ111の多重曲率面111aに形成される各々の曲面S1,S2,S3の個数は、焦点が合うよう予め設定された目標物体距離の個数と同一であるよう設定されることが出来る。
即ち、目標物体距離は、近接物体に対して焦点が合うよう予め設定された目標接写距離(Lmacro)と、無限大に対応する距離の物体に対して焦点が合うよう予め設定された目標無限大物体距離(L∞)を含むことができ、さらに上記目標接写距離(Lmacro)と目標無限大物体距離(L∞)との間に位置する物体に対して焦点が合うよう予め設定された目標中間物体距離(Lmid)を追加で含むことが出来る。
例えば、1m距離(無限大に対応)の物体に対して焦点が合う目標無限大物体距離(L∞)と、10cmの近接物体に対して焦点が合うよう予め設定された目標接写距離(Lmacro)から成る2個の物体距離に対して焦点が合うよう設定する場合には、各々の物体距離に対応するよう2個の曲面を形成することが出来る。
また、1m距離(無限大に対応)の物体に対して焦点が合う目標無限大物体距離(L∞)と、10cmの近接物体に対して焦点が合うよう予め設定された目標接写距離(Lmacro)と、20cm距離の物体に対して焦点が合うよう予め設定された目標中間物体距離(Lmid)から成る3個の物体距離に対して焦点が合うよう設定する場合には、各々の物体距離に対応するよう3個の曲面を形成することが出来る。
この際、上記目標中間物体距離(Lmid)は、2以上設定されることが出来る。
例えば、目標無限大物体距離(L∞)と目標接写距離(Lmacro)との間に20cm距離の物体に対する第1目標中間物体距離(Lmid1)と、50cm距離の物体に対する第2目標中間物体距離(Lmid2)から成る2個の目標中間物体距離を設定することが出来る。このような場合、多重曲率面111aに目標無限大物体距離(L∞)、目標接写距離(Lmacro)、第1目標中間物体距離(Lmid1)及び第2目標中間物体距離(Lmid2)に対応して、最適化された4個の曲面を形成することが出来る。
しかし、これに対して一つの物体距離に対応する2個以上の曲面が形成されることが出来る。例えば、多重曲率面111aに4個の曲面が形成される場合、相互離隔されている2個の曲面が目標無限大物体距離(L∞)、目標接写距離(Lmacro)または目標中間物体距離(Lmid)のうち一つに該当するよう形成されることが出来る。このような場合に、多重曲率面111aに形成される曲面の個数は上記目標物体距離の個数より多くなる。
このように、多重曲率面111aに具備される曲面の個数を増加させる場合には、それだけ焦点深度が深くなり多様な物体距離において焦点が正確に合い、固定焦点光学システムの問題点である接写距離における画質低下を補完することが出来る(図8参照)。即ち、一つの屈折面に多様な物体距離に対応する多数の曲面を設定することにより、従来の固定焦点光学システムより焦点深度が深くMTF性能が向上される。
一方、上記多重曲率レンズ111の多重曲率面111aに形成される各々の曲面の面積は相互同一であることが出来る。
例えば、図3に図示された通り、多重曲率面111aに3個の曲面S1,S2,S3が形成される場合に、各曲面の面積比が1:1:1と成るよう設定することが出来る。即ち、各々の曲面に対応する物体距離に対して同一の光量が入射されるようにすることにより、全体物体距離に対してMTF改善が期待出来る。このように、各曲面の面積比が1:1:1と成るようにするためには、各曲面の半径の比、即ちY1:Y2:Y3が1:√3:√5となるよう設定することが出来る。
これに対して、特定の物体距離に対する光量をさらに大きくしてMTFが改善されるよう構成することも出来る。即ち、特定物体距離が焦点深度に寄与する程度を調節することが出来る。
例えば、目標接写距離(Lmacro)に対するイメージ改善が大きく要求されるよう設計仕様が定められる場合には、目標接写距離(Lmacro)に対応する曲面の入射光量を増大させることが出来る。
即ち、図3の第2曲面S2が目標接写距離(Lmacro)に対応する場合に、第2曲面S2が第1曲面S1または第3曲面S3の面積より大きい面積を有するよう形成することが出来る。
このように、上記多重曲率レンズ111の多重曲率面111aに形成される各々の曲面の面積は、同一の面積比(1:1:1)の場合、曲面面積の±50%に設定されることが出来る。即ち、各曲面の面積比が0.5〜1.5:0.5〜1.5:0.5〜1.5となるよう設定することができ、特定物体距離に対する面積を相対的に大きくすることが出来る。
しかし、特定曲面の面積がこのような範囲を外れる場合には、特定曲面が焦点深度に及ぼす影響が大き過ぎるか小さくなり、多様な物体距離におけるイメージ向上が非効果的であることが出来る。
また、上記多重曲率面111の中央に形成される曲面(図3のS1)の面積が、他の曲面S2,S3各々の面積より大きく形成して、中央の曲面S1に対応する物体距離に対してイメージ改善の効果を大きくすることも出来る。
一方、上記多重曲率レンズの多重曲率面111aに形成される各々の曲面は、上記目標物体距離に対して焦点が合うよう曲率半径が各々設定される。
例えば、目標無限大物体距離に対応する曲面は、目標無限大物体距離(L∞)において焦点が合うよう曲率半径が設定される。このような曲面は、球面または非球面から成ることができ、特に非球面の場合には球面から起因する各種数差の補正が可能となる。
一例として、図3に図示された通り、多重曲率面111aに3個の曲面S1,S2,S3が形成される場合に、第1曲面S1の曲率半径R1は、目標中間物体距離(Lmid)に対応して最適化された曲率半径(Rmid)を有するよう設定され、第2曲面S2の曲率半径R2は、目標接写物体距離(Lmacro)に対応して最適化された曲率半径(Rmacro)を有するよう設定され、第3曲面S3の曲率半径R3は、目標無限大物体距離(L∞)に対応して最適化された曲率半径(R∞)を有するよう設定されることが出来る。このように各々の曲面に対応する物体距離は前述の例に限定されず、設計仕様によって任意の順番を有することが出来る。
また、2個の曲面が形成される場合には、各々の曲面が目標無限大物体距離(L∞)に対応して最適化された曲率半径(R∞)と、目標接写物体距離(Lmacro)に対応して最適化された曲率半径(Rmacro)を有するよう設定されることが出来る。
そして、例えば4個の曲面が形成される場合には、各々の曲面が目標無限大物体距離(L∞)に対応して最適化された曲率半径(R∞)と、目標接写物体距離(Lmacro)に対応して最適化された曲率半径(Rmacro)と、第1目標中間物体距離(Lmid1)に対応して最適化された曲率半径(Rmid1)と、第2目標中間物体距離(Lmid2)に対応して最適化された曲率半径(Rmid2)を有するよう設定されることが出来る。これに対して、一つの目標中間物体距離(Lmid)を離隔された2個の曲面に設置することも出来る。
上記のような構成を有する多重曲率レンズ111を具備する光学システムの作用に対して従来技術と対比して説明する(従来技術と本発明に使用された光学システムの具体的な数値例は後述する)。
焦点が正確に合う物体距離の時の固定焦点光学システムのスポットダイヤグラム(spot diagram)を図示した図4aのように、−0.05mmのデフォーカシングでは15.59μm、0.00mmのデフォーカシングでは3.04μm、+0.05mmでは9.95μmのRMSスポット直径を有することと成る。また、従来の一般的な固定焦点光学システムの場合、焦点が正確に合う物体距離の時には、図5aに図示された通りポイントスプレッド関数(PSF、point spread function)も非常に小さい大きさを有することが分かる。これによって、図6aに図示された通りPSFの1次元関数であるLSF(line spread function)の空間位置(spatial position)が非常に小さくなる。
しかし、このような従来の一般的な固定焦点光学システムは、10cm距離の物体に対するPSFを示した図5bに図示された通り、接写距離(10cm)でPSFが急激に大きくなり、これによって図6bに図示された通りPSFの1次元関数であるLSF(line spread function)の空間位置(spatial position)が非常に大きくなる。
このような結果として、従来の固定焦点光学システムのMTFを図示した図7aのように、焦点が正確に合う無限大物体距離(1m)に比べ接写距離(10cm)でMTF性能が急激に低下されることが分かる。また、30%のMTFに対して略20lp/mmの空間周波数を有することが分かり、40%のMTFに対して略18lp/mmの空間周波数を有することとなり、光学的特性が低下されることが確認出来る。
このように、固定焦点光学システムの場合には、物体距離が近くなるにつれPSFの大きさが急激に大きくなりイメージの劣化が非常に増大される。
また、一般的な固定焦点光学システムにマスク(CDM Optics社のCPM 127−R20マスクを使用)を適用する従来の光学システム(図1の光学システム)の場合には、図4bに図示された通り、スポットダイヤグラム(spot diagram)のRMSスポット直径が−0.05mmのデフォーカシングでは42.00μm、0.00mmのデフォーカシングでは39.69μm、+0.05mmでは41.34μmとなる。
即ち、マスクを使用する従来の光学システムは、焦点の近くで類似な大きさのスポット直径を有するが、その大きさが相対的に大きく非対称である。
そして、物体距離10cmで接写する場合を示した図5cに図示された通り、マスクを使用する従来の光学システムの場合、図5aに比べ相対的に大きく非対称のPSFを有することと成る。これによって、図6cに図示された通り、PSFの1次元関数であるLSF(line spread function)の空間位置(spatial position)が全体的に大きくなる。
即ち、固定焦点光学システムにおいて焦点が正確に合う場合のLSFを図示した図6aに比べ、マスクを使用する従来の光学システムにおいて物体距離10cmから接写する場合(図6c)の空間位置が大きくなる。
また、図7bに図示された通り、30%のMTFに対して略35lp/mmの空間周波数、40%のMTFに対して略20lp/mmの空間周波数を有することとなり、光学的特性が低下されることが確認出来る。
このように、マスクを使用する光学システムの場合にも、全体物体距離に対してPSFの大きさが大きくなり、イメージの劣化程度がひどく復元したイメージの画質も良くないという問題点がある。
これに対して、本発明によって3重曲率レンズが適用された図4cの場合には、−0.05mmのデフォーカシングでは14.49μm、0.00mmのデフォーカシングでは9.01μm、+0.05mmでは17.40μmのRMSスポット直径を有することとなり、図4bに図示されたマスクを使用する従来の光学系よりスポットの直径が非常に小さくなることが分かる。
また、本発明によって3重曲率レンズを使用し目標接写距離10cmにおけるPSFを示した図5dに図示された通り、本発明による光学システムはPSFが非常に小さい。即ち、本発明による光学システムは、目標接写距離において従来の固定焦点方式やマスクを用いた従来の光学システムよりPSFの大きさが非常に小さく対称に近い。これによって、図6dに図示された通り、物体距離10cmから接写する場合に対して、PSFの1次元関数であるLSF(line spread function)の空間位置(spatial position)が図6b及び図6cに比べ著しく小さくなる。
また、図7cに図示された通り、30%のMTFに対して略35lp/mmの空間周波数、40%のMTFに対して略30lp/mmの空間周波数を有することとなり、光学的特性が図7a及び図7bの従来の光学システムより優れていることが確認出来る。特に、目標接写距離(10cm)が焦点深度に及ぼす影響を増大させるため、目標接写距離(10cm)に対応する曲面の面積をさらに大きくする場合には、接写距離におけるMTF特性が向上され全体的なMTF性能向上が可能となる。
このように、本発明による光学システムは、PSFの大きさが小さく対称であるため、従来の方式よりイメージ復元に有利という利点がある。
一方、図8a乃至図8cは、本発明によって多重曲率面に形成される曲面の個数を変化させた時のMTF特性を示すこととして、図8aは2重曲率レンズ、図8bは3重曲率レンズ、図8cは4重曲率レンズに対することである。
図8a乃至図8cに図示された通り、本発明の場合、多重曲率面に形成される曲面の個数が増加するほどMTFが向上される。即ち、多様な物体距離に対応して最適化された曲面の数を増加させることにより、多様な物体距離において焦点が正確に合うこととなり、従来の固定焦点光学システムの問題点である近接距離における画質低下を補完出来ることとなる。
また、図9a及び図9bは、3重曲率レンズの多重曲率面に形成される曲面の面積比を変化させた場合のMTF特性を示すこととして、図9aは各曲面の面積比が1:1:1の場合、図9bは各曲面の面積比が1:1.5:1の場合を示す。
この際、多重曲率面には中央部から順番で目標中間物体距離(20cm)、目標接写距離(10cm)、目標無限大物体距離(1m)に対応して最適化された曲面が形成される。
図9a及び図9bを比較すると、図9bのように目標接写距離(10cm)に対応する曲面が焦点深度に及ぼす影響を大きくする場合には、図9aに比べ目標接写距離(10cm)におけるMTF特性が大きく改善されることが確認出来る。このように、特定物体距離に対応する曲面が焦点深度に及ぼす程度を調整して特定物体距離及び全体領域におけるMTF特性を調整することが可能と成る。
一方、図10は目標接写距離(10cm)における従来技術と本発明による MTF特性を示すこととして、Aは従来の固定焦点光学システム、Bはマスクを用いた従来の光学システム(図1の光学システム)、Cは本発明による3重曲率レンズを有する光学システム、Dは本発明による4重曲率レンズを有する光学システムを示す。
図10に図示された通り、目標接写距離から従来の固定焦点光学システム(A)、マスクを使用した従来の光学システム(B)、本発明による3重曲率レンズを有する光学システム(C)、本発明による4重曲率レンズを有する光学システム(D)の順でMTF特性が優れていることが分かる。即ち、本発明の場合、従来より目標接写距離においてMTF特性が非常に優秀で、多重曲率面に形成される曲面の数が多いほどMTF性能が改善されることが確認出来る。
図11は、同一の近接距離(10cm)において一般的な固定焦点光学システムのイメージ(図11bと図11c)と本発明による光学システムのイメージ(図11dと図11e)の復元前後を比較した例である。
この際、物体はISO 12233レゾリューションターゲット(Resolution target)の中心イメージである。
図11aは近接距離で焦点が正確に合う場合で、復元する必要がない。
しかし、図11bと図11cの固定焦点光学システムと図11dと図11eの本発明による光学システムを比較すると、復元前後において本発明による時復元されたイメージ(図11e)の画質がより優れていることが分かる。
これは、本発明による場合が従来の固定焦点光学システムまたはマスクを用いた光学システムに比べ、復元前のイメージ画質も優秀で復元時参照したPSFの大きさが小さいからである。
従来技術と本発明による光学システムの比較のため図12の光学システムが使用された。
従来の一般的な固定焦点光学システムと従来のマスクを用いた従来の光学システム(図1)及び本発明に使用された光学システムは、図12に図示された通り、物体側から順番で、開口絞りAS、第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4、赤外線フィルタOF及び像面IPが配置される。この際、全体システムの有効焦点距離(effective focal length)(f)は3.5119mmで、Fナンバー(FNo)は2.8で、レンズの全画角(2ω)は60°で、像面のピクセルピッチは3.3μmである。
但し、マスクを用いた従来の光学システム(図1)は、従来の一般的な固定焦点光学システムの開口絞りASと第1レンズL1の物体側面2との間にCDM Optics社のCPM 127−R20マスクを使用した。
また、従来とは異なり本発明は、第1レンズL1の物体側面2に多重曲率面を形成し、これによって各曲面の曲率半径が変化される。
図12に図示された光学システムの具体的な数値例は次の表1の通りである。
表1において、#1は従来技術による光学システムと本発明による光学システムで次の表2の通り相互異なる値を有する。
また、次の表2には多重曲率面に曲面が各々2個、3個、4個形成された2重、3重、4重曲率レンズに対して、各曲面の曲率半径(図3のR1、R2、R3等に順次対応)と各曲面の半径(図3のY1、Y2、Y3等に順次対応)の値が図示されている。
この際、2重曲率レンズは中央部から順番で、目標接写距離(10cm)に対応して最適化された曲面、目標無限大物体距離(1m)に対応して最適化された曲面が形成された場合である。
また、3重曲率レンズは中央部から順番で、目標中間物体距離(20cm)、目標接写距離(10cm)、目標無限大物体距離(1m)に対応して最適化された曲面が形成された場合である。
そして、4重曲率レンズは中央部から順番で、第1目標中間物体距離(20cm)、目標接写距離(10cm)、第2目標中間物体距離(50cm)、目標無限大物体距離(1m)に対応して最適化された曲面が形成された場合である。
一方、2重曲率レンズ、3重曲率レンズ、4重曲率レンズの場合に各曲面の面積は、図9bの場合を除いては相互同一である。例えば、3重曲率レンズの場合に、各曲面の面積比は1:1:1である。一方、図9bに使用された曲面の面積比は1:1.5:1である。
ここで、多重曲率レンズに形成される曲面は、隣する曲面と接点を連結するため最適化した曲率半径に若干差があることが出来る。
即ち、上記実施例において、3重曲率レンズの第2曲面S2と4重曲率レンズの第2曲面S2は、目標接写距離に対応する曲面であるが、隣する曲面と連結するため最適化した曲率半径に若干差があることが出来る。
一方、表1において、*は非球面を示し、非球面は次の式から得られる。
ここで、Z:レンズの頂点から光軸方向への距離
Y:光軸に垂直な方向への距離
r:レンズの頂点における曲率半径
K:円錐(Conic)定数
A,B,C,D,E:非球面係数
式1による円錐定数K及び非球面係数A,B,C,D,Eの値は次の表3の通りである。
本発明による多重曲率レンズを具備する光学システムを形成する方法に対して説明する。
図13は、本発明による光学システムを形成する方法200を図示した順番図である。
図13に図示された通り、本発明による光学システム形成方法200は、固定焦点方式の撮像レンズ群を設定し、上記撮像レンズ群に具備される少なくとも一つのレンズの少なくとも一つの屈折面に多重曲率面を形成してPSF大きさが小さいながらも焦点深度が深い光学システムを形成することを特徴とする。
本発明による光学システムの形成方法200は、図13に図示された通り次の段階で行われる。
a)固定焦点方式の撮像レンズ群を設定する段階210
従来の一般的な固定焦点方式と同様に少なくとも一つのレンズを具備する固定焦点方式の撮像レンズ群を設定する。
このように固定焦点方式の撮像レンズ群110に具備されるレンズは、光学システムの光学的性能を具現するため多数のレンズから成ることができ、撮像レンズ群110に具備されるレンズの形状、パワー配置、枚数などは固定焦点方式であれば特に限定されない。
b)多重曲率面が形成される多重曲率レンズの屈折面を一つ以上選択する段階220
上記撮像レンズ群110に具備されるレンズの屈折面のうち、曲率半径が異なる2以上の曲面が同心円形態を成す多重曲率面が形成される多重曲率レンズの屈折面を一つ以上選択する。
この際、上記多重曲率面111aが形成される屈折面は、撮像レンズ群110に具備されるレンズ111,112の屈折面の中で屈折力が最も大きい屈折面に形成されるよう設定することが好ましい。即ち、屈折力が最も大きい屈折面に多重曲率面111aが形成されるようにすることで、焦点深度が深くなる効果を大きくすることが出来る。
また、撮像レンズ群110に具備されるレンズのうち、2以上の屈折面に多重曲率面111aを形成して焦点深度がさらに深くなるようにすることが出来る。このような場合に、多重曲率面111aは上記撮像レンズ群110に具備されるレンズの屈折面のうち屈折力が大きい順番を有する屈折面に形成されることが出来る。
そして、上記多重曲率面111aは、撮像レンズ群110に具備されるレンズの球面と非球面の屈折面に両方とも形成されることが出来る。
c)上記多重曲率レンズの屈折面が多重曲率面を成すよう多数の曲面を形成する段階230
上記b)段階から多重曲率面111aが形成される屈折面が決まると、上記屈折面に多数の曲面を形成して多重曲率面111aを構成する。
この際、上記曲面の形成のために多重曲率面111aを形成する曲面の個数と、各々の曲面の面積と曲率半径を決定するため、上記c)段階は次の段階を含んで構成される。
c1)多重曲率面を形成する曲面の個数を決定する段階
上記多重曲率レンズ111の多重曲率面111aを形成するためには、多重曲率面に形成される曲面の個数を先に設定することとなる。
この際、多重曲率面111aに形成される各々の曲面S1,S2,S3の個数は、焦点が合うよう予め設定された目標物体距離の個数と同一であるよう設定されることが出来る。
このような目標物体距離は、近接物体に対して焦点が合うよう予め設定された目標接写距離(Lmacro)と、無限大に対応する距離の物体に対して焦点が合うよう予め設定された目標無限大物体距離(L∞)を含むことができ、さらに上記目標接写距離(Lmacro)と目標無限大物体距離(L∞)との間に位置する物体に対して、焦点が合うよう予め設定された目標中間物体距離(Lmid)を追加で含むことが出来る。
例えば、1m距離(無限大に対応)の物体に対して焦点が合うよう予め設定された目標無限大物体距離(L∞)と10cmの近接物体に対して焦点が合うよう予め設定された目標接写距離(Lmacro)と、20cm距離の物体に対して焦点が合うよう予め設定された目標中間物体距離(Lmid)から成る3個の物体距離に対して焦点が合うよう設定する場合には、各々の物体距離に対応するよう3個の曲面を形成することが出来る。
この際、上記目標中間物体距離(Lmid)は、2以上設定することが出来る。
例えば、目標無限大物体距離(L∞)と目標接写距離(Lmacro)との間に、20cm距離の物体に対する第1目標中間物体距離(Lmid1)と、50cm距離の物体に対する第2目標中間物体距離(Lmid2)から成る2個の目標中間物体距離を設定することが出来る。このような場合、多重曲率面111aに目標無限大物体距離(L∞)、目標接写距離(Lmacro)、第1目標中間物体距離(Lmid1)及び第2目標中間物体距離(Lmid2)に対応して最適化された4個の曲面を形成することが出来る。
これに対して、一つの物体距離に対応する曲面が2個以上形成されるよう構成することも出来る。例えば、多重曲率面111aに4個の曲面が形成される場合、相互離隔された2個の曲面が目標無限大物体距離(L∞)、目標接写距離(Lmacro)または目標中間物体距離(Lmid)のうち一つに該当するよう形成されることが出来る。このような場合に、多重曲率面111aに形成される曲面の個数は上記目標物体距離の個数より多くなる。
このように、多重曲率面111aに具備される曲面の個数を増加させる場合には、それだけ焦点深度が深くなり多様な物体距離において焦点が正確に合い、固定焦点光学システムの問題点である接写距離における画質低下を補完することが出来る(図8参照)。即ち、一つの屈折面に多様な物体距離に対応する多数の曲面を設定することにより、従来の固定焦点光学システムより焦点深度が深くMTF性能が向上される。
c2)多重曲率面を形成する各々の曲面の面積を決定する段階
多重曲率面の曲面の個数が決まると各々の曲面が屈折面で占める面積を決定することとなる。
この際、上記多重曲率レンズ111の多重曲率面111aに形成される各々の曲面の面積は、相互同一であるよう設定されることが出来る(図9a参照)。
例えば、図3に図示された通り、多重曲率面111aに3個の曲面S1,S2,S3が形成される場合に、各曲面の面積比が1:1:1となるよう設定することが出来る。即ち、各々の曲面に対応する物体距離に対して同一の光量が入射されるようにすることで、全体物体距離に対してMTF改善が期待出来る。このように、各曲面の面積比が1:1:1となるようにするためには各曲面の半径の比、即ちY1:Y2:Y3が1:√3:√5となるよう設定することが出来る。
これに対して、特定の物体距離に対する光量をより大きくしてMTFが改善されるよう構成することも出来る。即ち、特定物体距離が焦点深度に寄与する程度を調節することが出来る(図9b参照)。
例えば、目標接写距離(Lmacro)に対するイメージ改善が大きく要求されるよう設計仕様が決まる場合には、目標接写距離(Lmacro)に対応する曲面の入射光量を増大させることが出来る。
このように、上記多重曲率レンズ111の多重曲率面111aに形成される各々の曲面の面積は、同一の面積比(1:1:1)の時、曲面面積の±50%に設定されることが出来る。即ち、各曲面の面積比が0.5〜1.5:0.5〜1.5:0.5〜1.5となるよう設定することができ、特定物体距離に対する面積を相対的に大きくすることが出来る。
また、上記多重曲率面111の中央に形成される曲面(図3のS1)の面積が、他の曲面S2,S3各々の面積より大きいよう形成して中央の曲面S1に対応する物体距離に対してイメージ改善の効果を大きくすることも出来る。
c3)多重曲率面を形成する各々の曲面の曲率半径を決定する段階
上記多重曲率レンズの多重曲率面111aに形成される各々の曲面は、上記目標物体距離に対して焦点が合うよう曲率半径が各々設定される。
例えば、目標無限大物体距離に対応する曲面は、目標無限大物体距離(L∞)において焦点が合うよう数差などを考慮して最適化された曲率半径が設定される。このような曲面は球面または非球面から成ることができ、特に非球面の場合には球面から起因する各種数差の補正が可能となる。
一例として、図3に図示された通り、多重曲率面111aに3個の曲面S1,S2,S3が形成される場合に、第1曲面S1の曲率半径R1は、目標中間物体距離(Lmid)に対応して最適化された曲率半径(Rmid)を有するよう設定され、第2曲面S2の曲率半径R2は、目標接写物体距離(Lmacro)に対応して最適化された曲率半径(Rmacro)を有するよう設定され、第3曲面S3の曲率半径R3は、目標無限大物体距離(L∞)に対応して最適化された曲率半径(R∞)を有するよう設定されることが出来る。このように各々の曲面に対応する物体距離は、前述の例に限定されず、設計仕様によって任意の順番を有することが出来る。
d)イメージセンサを設置する段階240
図2及び図13に図示された通り、少なくとも一つの多重曲率面111aが形成された少なくとも一つの多重曲率レンズ111と、上記多重曲率レンズ111の前や後に配置され単一の曲率半径の連続的な曲面を有する屈折面が両側に形成された少なくとも一つの単一曲率レンズ112を具備するレンズ群110を通じて結像されたイメージを感知するようイメージセンサ120を設置する。
この際、上記イメージセンサ120はCCD、CMOSのような公知のセンサが使用されることが出来る。
e)イメージ処理装置を設置する段階250
図2及び図13に図示された通り、上記イメージセンサ120から感知されたイメージを復元処理するイメージ処理装置130を設置する。
この際、上記イメージ処理装置130は、ポイントスプレッド関数(point spread function、PSF)を用いてイメージを処理する装置など公知のイメージ処理手段が使用されることが出来る。特に、本発明による光学システムは、前述の通りPSFの大きさが小さく対称であるため、PSFを用いてイメージを復元する場合、画質が改善されるという利点が得られる。
本発明は特定の実施例に関し図示して説明したが、当業界において通常の知識を有している者であれば、添付の特許請求範囲に記載された本発明の思想及び領域を外れない範囲内で本発明を多様に修正及び変更させることが可能ということを明らかにする。
従来技術によるマスクが適用された光学システムの構成図である。 本発明による多重曲率レンズを具備する光学システムの構成図である。 本発明による多重曲率レンズの概略図である。 (a)から(c)は、各々従来の固定焦点光学系、従来の波面コーディング光学系、本発明によるスポットダイヤグラム(spot diagram)を図示したグラフである。 (a)から(d)は、従来技術と本発明による参照PSFのイメージである。 従来技術と本発明によるLSF(line spread function)を図示したグラフである。 従来技術と本発明によるLSF(line spread function)を図示したグラフである。 従来技術と本発明によるLSF(line spread function)を図示したグラフである。 従来技術と本発明によるLSF(line spread function)を図示したグラフである。 従来技術と本発明によるMTFを図示したグラフである。 従来技術と本発明によるMTFを図示したグラフである。 従来技術と本発明によるMTFを図示したグラフである。 本発明による曲面個数変化によるMTFを図示したグラフである。 本発明による曲面個数変化によるMTFを図示したグラフである。 本発明による曲面個数変化によるMTFを図示したグラフである。 本発明による曲面の面積比によるMTFを図示したグラフである。 本発明による曲面の面積比によるMTFを図示したグラフである。 従来技術と本発明による目標接写距離におけるMTFを図示したグラフである。 (a)から(e)は、従来技術と本発明によるイメージ復元を示した説明図である。 従来技術と本発明の比較に使用された光学システムのレンズ構成図である。 本発明による光学システムの形成方法の順番図である。
符号の説明
100 光学システム
110 撮像レンズ群
111 多重曲率レンズ
112 単一曲率レンズ
120 イメージセンサ
130 イメージ処理装置
200 光学システムの形成方法
S1,S2,S3 曲面
R1,R2,R3 曲率半径
Y1,Y2,Y3 各曲面の半径

Claims (30)

  1. 曲率半径が異なる2以上の曲面が同心円形態を成す多重曲率面を少なくとも一側の屈折面に有する少なくとも一つの多重曲率レンズと、前記多重曲率レンズの前や後に配置され球面または非球面の連続的な曲面を有する屈折面が両側に形成された少なくとも一つの単一曲率レンズを具備する撮像レンズ群と、
    前記撮像レンズ群から結像されたイメージを感知するイメージセンサと、
    前記イメージセンサから感知されたイメージを復元処理するイメージ処理装置と、
    を含むことを特徴とする多重曲率レンズを具備する光学システム。
  2. 前記多重曲率面が形成される少なくとも一つの屈折面は、前記撮像レンズ群に具備されるレンズの屈折面のうち屈折力が最も大きい屈折面を含むことを特徴とする請求項1に記載の多重曲率レンズを具備する光学システム。
  3. 前記多重曲率面が形成される複数の屈折面は、前記撮像レンズ群に具備されるレンズの屈折面のうち屈折力が大きい順番を有する屈折面から成ることを特徴とする請求項1に記載の多重曲率レンズを具備する光学システム。
  4. 前記多重曲率面は、球面または非球面の屈折面に形成されることを特徴とする請求項1に記載の多重曲率レンズを具備する光学システム。
  5. 前記多重曲率面に形成される各々の曲面は、球面または非球面から成ることを特徴とする請求項1に記載の多重曲率レンズを具備する光学システム。
  6. 前記多重曲率レンズの多重曲率面に形成される各々の曲面の個数は、焦点が合うよう予め設定された目標物体距離の個数と同一だったり、前記目標物体距離の個数より多いことを特徴とする請求項1に記載の多重曲率レンズを具備する光学システム。
  7. 前記多重曲率レンズの多重曲率面に形成される各々の曲面は、前記目標物体距離に対して焦点が合うよう曲率半径が各々設定されることを特徴とする請求項6に記載の多重曲率レンズを具備する光学システム。
  8. 前記目標物体距離は、近接物体に対して焦点が合うよう予め設定された目標接写距離と、無限大に対応する距離の物体に対して焦点が合うよう予め設定された目標無限大物体距離と、を含むことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の多重曲率レンズを具備する光学システム。
  9. 前記目標物体距離は、前記目標接写距離と目標無限大物体距離との間に位置する物体に対して焦点が合うよう予め設定された目標中間物体距離をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の多重曲率レンズを具備する光学システム。
  10. 前記目標中間物体距離は、2以上設定されることを特徴とする請求項9に記載の多重曲率レンズを具備する光学システム。
  11. 前記多重曲率レンズの多重曲率面に形成される各々の曲面の面積は、相互同一であることを特徴とする請求項1に記載の多重曲率レンズを具備する光学システム。
  12. 前記多重曲率レンズの多重曲率面に形成される各々の曲面の面積は、同一の面積比である時の曲面面積の±50%であることを特徴とする請求項1に記載の多重曲率レンズを具備する光学システム。
  13. 前記多重曲率面の中央に形成される曲面の面積は、他の曲面各々の面積より大きいことを特徴とする請求項1に記載の多重曲率レンズを具備する光学システム。
  14. 前記イメージ処理装置は、ポイントスプレッド関数(point spread function)を用いてイメージを復元処理することを特徴とする請求項1に記載の多重曲率レンズを具備する光学システム。
  15. a)少なくとも一つのレンズを具備する固定焦点方式の撮像レンズ群を設定する段階と、
    b)前記撮像レンズ群に具備されるレンズの屈折面のうち、曲率半径が異なる2以上の曲面が同心円形態を成す多重曲率面が形成される多重曲率レンズの屈折面を一つ以上選択する段階と、
    c)前記多重曲率レンズの屈折面が多重曲率面を成すよう多数の曲面を形成する段階と、
    を含むことを特徴とする多重曲率レンズを具備する光学システムの形成方法。
  16. 前記b)段階は、前記撮像レンズ群に具備されるレンズの屈折面のうち、屈折力が最も大きい屈折面が含まれるよう多重曲率面が形成される屈折面を選択することを特徴とする請求項15に記載の多重曲率レンズを具備する光学システムの形成方法。
  17. 前記b)段階は、前記撮像レンズ群に具備されるレンズの屈折面のうち、屈折力が大きい順番の多数の屈折面が含まれるよう多重曲率面が形成される屈折面を選択することを特徴とする請求項15に記載の多重曲率レンズを具備する光学システムの形成方法。
  18. 前記b)段階は、前記撮像レンズ群に具備されるレンズの球面または非球面の屈折面のうち、多重曲率面が形成される屈折面を選択することを特徴とする請求項15に記載の多重曲率レンズを具備する光学システムの形成方法。
  19. 前記c)段階は、
    c1)多重曲率面を形成する曲面の個数を決定する段階と、
    c2)多重曲率面を形成する各々の曲面の面積を決定する段階と、
    c3)多重曲率面を形成する各々の曲面の曲率半径を決定する段階と、
    を含んで成ることを特徴とする請求項15に記載の多重曲率レンズを具備する光学システムの形成方法。
  20. 前記c1)段階は、焦点が合うよう予め設定された目標物体距離の個数と同一だったり、前記目標物体距離の個数より多いよう曲面の個数を決定することを特徴とする請求項19に記載の多重曲率レンズを具備する光学システムの形成方法。
  21. 前記目標物体距離は、近接物体に対して焦点が合うよう予め設定された目標接写距離と、無限大に対応する距離の物体に対して焦点が合うよう予め設定された目標無限大物体距離と、を含むことを特徴とする請求項20に記載の多重曲率レンズを具備する光学システムの形成方法。
  22. 前記目標物体距離は、前記目標接写距離と目標無限大物体距離との間に位置する物体に対して、焦点が合うよう予め設定された目標中間物体距離をさらに含むことを特徴とする請求項20に記載の多重曲率レンズを具備する光学システムの形成方法。
  23. 前記目標中間物体距離は、2以上設定されることを特徴とする請求項22に記載の多重曲率レンズを具備する光学システムの形成方法。
  24. 前記c2)段階は、各々の曲面の面積が相互同一であるよう各々の曲面の面積を決定することを特徴とする請求項19に記載の多重曲率レンズを具備する光学システムの形成方法。
  25. 前記c2)段階は、同一の面積比である時の曲面面積の±50%となるよう各々の曲面の面積を決定することを特徴とする請求項19に記載の多重曲率レンズを具備する光学システムの形成方法。
  26. 前記c2)段階は、前記多重曲率面の中央に形成される曲面の面積が、他の曲面各々の面積より大きいよう各々の曲面の面積を決定することを特徴とする請求項19に記載の多重曲率レンズを具備する光学システムの形成方法。
  27. 前記c3)段階は、目標物体距離に対して焦点が合うよう各々の目標物体距離に対応する曲面の曲率半径を決定することを特徴とする請求項19に記載の多重曲率レンズを具備する光学システムの形成方法。
  28. 前記c3)段階は、前記多重曲率面に形成される各々の曲面が球面または非球面を成すよう曲率半径を決定することを特徴とする請求項19に記載の多重曲率レンズを具備する光学システムの形成方法。
  29. d)前記レンズを通じて結像されたイメージを感知するようイメージセンサを設置する段階と、
    e)前記イメージセンサから感知されたイメージを復元処理するイメージ処理装置を設置する段階と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項15に記載の多重曲率レンズを具備する光学システムの形成方法。
  30. 前記e)段階のイメージ処理装置は、ポイントスプレッド関数(point spread function)を用いてイメージを復元処理することを特徴とする請求項29に記載の多重曲率レンズを具備する光学システムの形成方法。
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