JP2007120106A - 引戸の揺れ止め防止具 - Google Patents

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Abstract

【目的】 本発明の目的は、引戸を擦過音を発生させることなく小さな力で移動させることができ且つ簡単に組み立てることができる引戸の揺れ止め防止具を提供する。
【構成】 揺れ止め防止具100は、鴨居10の下面に設けられたレール11に摺動自在に嵌まり込む引戸20の上端部に取り付けられるものであって、引戸20の上端面に取り付けられる取付部110と、この取付部110に設けられた一対のアーム部120と、この一対のアーム部120の先端部に取り付けられており且つレール11の幅方向の両内側面に当接可能な一対のローラ130とを備え、一対のローラ130は、一対のアーム部120の先端部に取り付けられた状態で、レール11の両内側面に当接する外側面の間の距離αが、レール11の両内側面の間の距離βよりも若干大きくなっている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、鴨居の下面に設けられたレールに摺動自在に嵌まり込む引戸の上端部に取り付けられる引戸の揺れ止め防止具に関する。
この種の揺れ止め防止具としては、次のような2つの揺れ止め防止具がある。第1の揺れ止め防止具は、引戸の上端面に取り付けられる取付部と、この取付部に前記レールの幅方向の内側面に当接可能に設けられた湾曲片とを有した構成となっている( 特許文献1参照) 。第2の揺れ止め防止具は、引戸の上端面に取り付けられる板状体であり且つその幅方向の両端部に一対の溝部が幅方向に向けて設けられた取付部と、前記取付部の一対の溝部にスライド自在に嵌まり込んでおり且つ前記レールの幅方向の両内側面に当接可能な一対のローラと、前記取付部の一対の溝部内に収容され、前記一対のローラを前記レールの両内側面に向けて付勢する一対のスプリングとを有した構成となっている( 特許文献2参照) 。
第1の揺れ止め防止具は、引戸を移動させると、前記湾曲片がレールの内側面上を摺動することから、引戸を移動させるのに大きな力を必要とし、且つ引戸の移動時に擦過音が生じるという欠点を有している。一方、第2の揺れ止め防止具は、前記一対のローラが前記レールの両内側面上を移動することから、前者の欠点を解決することができる。
特開平11−22293号公報 特開2002−349131号公報
しかしながら、第2の揺れ止め防止具は、前記一対のスプリングを前記取付部の一対の溝部に収容し、その上で、当該一対の溝部に前記一対のローラを収容しなければならないことから、組み立てが困難であるという別の欠点を有する。
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、引戸を擦過音を発生させることなく小さな力で移動させることができ且つ簡単に組み立てることができる引戸の揺れ止め防止具を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の引戸の揺れ止め防止具は、鴨居に設けられたレールに移動自在に嵌まり込む引戸の上端部又は下端部に取り付けられる引戸の揺れ止め防止具であって、前記引戸の上端面又は下端面に取り付けられる取付部と、この取付部に設けられた一対のアーム部と、この一対のアーム部の先端部に取り付けられており且つ前記レールの幅方向の両内側面に当接可能な一対のローラとを備えており、前記一対のアーム部が、前記一対のローラを前記レールの両内側面に向けて付勢するようになっていることを特徴としている。
前記取付部及び一対のアーム部を一体的に成形された樹脂製の板状体とすることができる。この場合、前記一対のローラの前記レール両内側面に当接する外側面の間の距離が、前記レールの両内側面の間の距離よりも若干大きくなっている。このとき、前記一対のローラは前記一対のアーム部の先端部にネジ止めされることが好ましい。
或いは、前記取付部を樹脂製の板状体とし、前記一対のアーム部を前記取付部と一体的に成形される弾性体とすることができる。前記一対のアーム部としては棒バネを用いることができる。この場合、前記棒バネの先端部を前記一対のローラの軸部に巻きつけて当該一対のローラを取り付ける。
前記取付部には、円形のネジ孔と、半円弧状の長孔とを設けることができる。この場合、前記取付部の取付面は、少なくとも一部が粗面になっていることが好ましい。
本発明の請求項1に係る引戸の揺れ止め防止具による場合、一対のアーム部が一対のローラをレールの両内側面に向けて付勢するようになっている。このため、揺れを防止しつつ、引戸を擦過音を生じさせることなく、小さな力で引戸を移動させることができる。しかも、前記取付部に設けられた前記一対のアーム部の先端部に前記一対のローラを取り付けるだけであることから、組み立てが容易である。このため、低コスト化を図ることができる。
本発明の請求項2に係る引戸の揺れ止め防止具による場合、前記取付部及び一対のアーム部が一体的に成形された樹脂製の板状体であり、前記一対のローラの前記レール両内側面に当接する外側面の間の距離が、前記レールの両内側面の間の距離よりも若干大きくなっている。このため、前記一対のローラを前記レールの内に収容すると、前記一対のアーム部が撓み、当該一対のローラを当該レールの両内側面に向けて付勢する。このように簡単な構成で、当該揺れ止め防止具を実現することができることから、低コスト化を図る上でメリットがある。
本発明の請求項3に係る引戸の揺れ止め防止具による場合、前記一対のローラが前記一対のアーム部の先端部にネジ止めされているので、簡単にローラを取り付けることができる。よって、当該揺れ止め防止具の組み立てが更に簡単になる。
本発明の請求項4に係る引戸の揺れ止め防止具による場合、弾性体である一対のアーム部が樹脂製の取付部と一体的に成形されるようになっているので、一対のアーム部を簡単に取付部に取り付けることができる。従って、更に組み立てが簡単になる。
本発明の請求項5に係る引戸の揺れ止め防止具による場合、前記一対のアーム部が棒バネであり、その先端部を前記一対のローラの軸部に巻きつけるだけで、当該一対のローラを当該一対のアーム部に取り付けることができる。このため、更に組み立てが簡単になる。
本発明の請求項6に係る引戸の揺れ止め防止具による場合、前記取付部には、円形のネジ孔と、半円弧状の長孔とが設けられている。このネジ孔及び長孔にはネジが通され、前記取付部が引戸の上端面又は下端面に取り付けられる。このように前記取付部に設けたネジを挿入するための孔の一方を円弧状のネジ孔としたことから、ネジ孔に通されたネジを軸に前記取付部を前記長孔の範囲内で回転させ、当該取付部の引戸の上端面又は下端面に対する取り付け角度を変えることができる。よって、様々な幅寸法のレールに対応させることが可能になるので、汎用性の高い揺れ止め防止具とすることができる。
本発明の請求項7に係る引戸の揺れ止め防止具による場合、前記取付部の取付面の少なくとも一部が粗面になっているので、引戸を移動させる際に前記一対のローラを通じて作用する力により、前記取付部が回転するのを防止することができる。このため、長期間の使用に適している。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
まず、本発明の第1の実施の形態に係る引戸の揺れ止め防止具について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る引戸の揺れ止め防止具を示す図であって、( a) が平面図、( b)が側面図、図2は同揺れ止め防止具の使用状態を示す図であって、( a) が斜視図、( b)が鴨居を透過させた状態の平面図である。
図1及び図2に示す揺れ止め防止具100は、鴨居10の下面に設けられたレール11に摺動自在に嵌まり込む引戸20の上端部に取り付けられるものであって、引戸20の上端面に取り付けられる取付部110と、この取付部110に設けられた一対のアーム部120と、この一対のアーム部120の先端部に取り付けられており且つレール11の幅方向の両内側面に当接可能な一対のローラ130とを備えた構成となっている。以下、各部を詳しく説明する。
取付部110は樹脂製の板状体であって、その中央部には2つのネジ孔111が長さ方向に並べて設けられている。
一対のアーム部120は取付部110の長さ方向の両端部に一体的に設けられた直線状の板状体である。一方のアーム部120は取付部110の幅方向の一端側に偏在し、他方のアーム部120は取付部110の幅方向の他端側に偏在している。一対のアーム部120の先端部には、ネジ孔121が開設されている。この一対のアーム部120の幅寸法は、一対のローラ130がレール11の両内側面に当接した状態で撓むことができる程度の幅となっている。具体的には、5mm程度とする。
一対のローラ130は、ネジ131により一対のアーム部120の先端部のネジ孔121に回転可能に取り付けられるリング状の部材であって、その直径が一対のアーム部120の幅寸法よりも大きくなっている。このため、一対のローラ130の外側部位が一対のアーム部120の幅方向の外側の端部から突出する。また、一対のローラ130は、一対のアーム部120の先端部に取り付けられた状態で、レール11の両内側面に当接する外側面の間の距離α( 図1( a) 参照) が、レール11の両内側面の間の距離β( 図2( b) 参照) よりも若干大きくなっている。
以下、この揺れ止め防止具100は使用方法について説明すると共に、各部の動作について説明する。まず、揺れ止め防止具100の取付部110を引戸20の上端面に面接触させ、その状態で取付部110のネジ孔111にネジを挿入し、引戸20の上端面に取り付ける。
その後、図2( a) に示すように、当該引戸20の上端部を鴨居10のレール11に挿入する。すると、一対のローラ130がレール11の両内側面に当接し、一対のアーム部120が内側に撓む。これにより、一対のアーム部120が一対のローラ130をレール11の両内側面に向けて付勢する。
このような揺れ止め防止具100による場合、一対のアーム部120が一対のローラ130をレール11の両内側面に向けて付勢するようになっているので、引戸20の揺れを防止しつつ、擦過音を生じさせることなく、小さな力で引戸20を移動させることができる。しかも、取付部110に設けられた一対のアーム部120の先端部に一対のローラ130をネジ止めするだけであることから、組み立てが容易である。このため、低コスト化を図ることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る引戸の揺れ止め防止具について図面を参照しながら説明する。図3は本発明の第2の実施の形態に係る引戸の揺れ止め防止具を示す図であって、( a) が平面図、( b)が側面図、( c)が底面図、図4は同揺れ止め防止具の使用状態を示す図であって、( a) が所定のレールに取り付けた状態を示す平面図、( b)が前記レールと幅寸法の異なるレールに取り付けた状態を示す平面図、図5は同揺れ止め防止具の設計変更例を示す図であって、( a) が平面図、( b)が側面図である。
図3に示す揺れ止め防止具200は、取付部210の形状が異なる以外、揺れ止め防止具100と同様の構成となっている。従って、その相違点について詳しく説明し、重複する部分については説明を省略する。
取付部210は取付部110と同じ樹脂製の板状体であって、その中心に設けられた円形のネジ孔211と、当該ネジ孔211を挟んで対向するように設けられた円弧状の一対の長孔212とを有する。ネジ孔211及び一対の長孔212は幅方向に並べて設けられている。ネジ孔211は、取付部210を引戸20の上端面に取り付けるためのネジ孔として機能する他、当該ネジ孔211に通したネジを軸に、当該取付部210を引戸20の上端面上で回転させる際の軸孔としても機能する。一方、長孔212は、取付部210を引戸20の上端面に取り付けるためのネジ孔として機能する他、取付部210を引戸の上端面上で回転させる際に、当該長孔212に通したネジが当該長孔212の長さ方向の端面に当接して取付部210の回転範囲を規制する規制部としても機能する。
また、取付部210の引戸20に対する取付面は、図3( c)に示すように、一対の長孔212の回りが粗面213になっている。この粗面213は、引戸20の移動の際に、一対のローラ230を通じて作用する力により取付部210が回転するのを防止する滑り止めとなる。
以下、この揺れ止め防止具200は使用方法について説明すると共に、各部の動作について説明する。まず、揺れ止め防止具200の取付部210を引戸20の上端面に面接触させ、その状態で取付部210のネジ孔211及び一対の長孔212にネジを挿入し、引戸20の上端面に取り付ける。
このとき、レール11の両内側面の間の距離βが、一対のローラ230のレール11の両内側面に当接する外側面の間の距離α( 図3( a)参照) よりも若干小さい場合には、図4( a)に示すように、取付部210が引戸20の長さ方向と略平行になるように当該引戸20に取り付ける。
一方、レール11の両内側面の間の距離βが、一対のローラ230のレール11の両内側面に当接する外側面の間の距離α( 図3( a)参照) よりも大きい場合には、ネジ孔211及び長孔212に通したネジを若干緩めた状態で、図4( b)に示すように、ネジ孔211に通したネジを軸に、取付部210を引戸20の上端面上で回転させ、当該取付部210の引戸20の上端面に対する取り付け角度を変える。即ち、取付部210が引戸20の長さ方向に対して斜めになるように当該引戸20に取り付ける。そして、前記ネジを締め、取付部210を引戸20の上端面に固定する。
その後、当該引戸20の上端部を鴨居10のレール11に挿入する。すると、図4( a) 又は図4( b)に示すように、一対のローラ230がレール11の両内側面に当接し、一対のアーム部220が内側に撓む。これにより、一対のアーム部220が一対のローラ230をレール11の両内側面に向けて付勢する。
このような揺れ止め防止具200による場合、一対のアーム部220が一対のローラ230をレール11の両内側面に向けて付勢するようになっているので、引戸20の揺れを防止しつつ、擦過音を生じさせることなく、小さな力で引戸を20を移動させることができる。しかも、取付部210にネジ孔211及び長孔212が設けられているので、当該取付部210の引戸20の上端面に対する取り付け角度を簡単に変えることができるようになっている。このため、レール11の両内側面の間の距離βが、一対のローラ230のレール11の両内側面に当接する外側面の間の距離αよりも大きい場合であっても、容易に対応することが可能になる。更に、取付部210に設けられた一対のアーム部220の先端部に一対のローラ230をネジ止めするだけであることから、従来例と比べて容易に組み立てることができる。このため、低コスト化を図ることができる。
なお、取付部110、210については、樹脂製の板状体であるとしてが、これに限定されるものでない。即ち、引戸20の上端部に取り付け得る形状であればどのようなものであっても良い。例えば、金属製の板状体であっても良い。
取付部110、210は、ネジで取り付けられるとしたが、接着剤等で接着するようにしても良い。この場合、ネジ孔111、211及び長孔212等は不要である。また、ネジ孔111、211及び長孔212は任意の位置に設けることが可能であり、何れか一方のみとすることも可能である。例えば、図5に示すように、ネジ孔211を取付部210の図示右部分に設け、長孔212を取付部210の図示右部分に設けるようにしても良いし、後述する実施例3の長孔312の如く取付部210の中心を中心として90°回転させた位置に配設するようにしても良い。また、取付部の取付面を粗面213とするか否かは任意である。
一対のアーム部120、220については、一対のローラ130、230をレール11の両内側面に向けて付勢し得る限り、どのような形状のものであっても良い。また、一対のアーム部120、220は、一対のローラ130、230がレール11の両内側面に当接可能である限り、取付部110、210のどの部分に設けるか否かは任意である。一対のアーム部120、220は、組み立て工数の増加や強度低下の点から好ましくないが、取付部110、210と別体とすることも一応可能である。
一対のローラ130、230については、一対のアーム部120、220の先端部に取り付け可能であり且つレール11の両内側面上を移動し得るものであれば良い。
距離αを距離βよりも若干大きくする手段については、レール11の幅寸法、取付部110、210の形状、一対のアーム部120、220の形状及び/又は一対のローラ130、230の大きさを各部材の強度等に応じて適宜選定して構成すれば良く、上記実施例に限定されるものでない。
次に、本発明の第3の実施の形態に係る引戸の揺れ止め防止具について図面を参照しながら説明する。図6は本発明の第3の実施の形態に係る引戸の揺れ止め防止具を示す図であって、( a) が平面図、( b)が側面図、( c)が下方から見た斜視図、図7は同揺れ止め防止具の使用状態を示す図であって、( a) が所定のレールに取り付けた状態を示す平面図、( b)が前記レールと幅寸法の異なるレールに取り付けた状態を示す平面図、図8は同揺れ止め防止具の設計変更例を示す図であって、( a) が平面図、( b)が側面図、( c)が下方から見た斜視図である。
図6に示す揺れ止め防止具300は、取付部310の形状、一対のローラ330の形状及び一対のアーム部320が異なる以外、揺れ止め防止具200と同様の構成となっている。従って、その相違点について詳しく説明し、重複する部分については説明を省略する。
取付部310は取付部210と同じ樹脂製の板状体であって、その中心に設けられた円形のネジ孔311と、当該ネジ孔311を挟んで対向するように設けられた円弧状の一対の長孔312とを有する。ネジ孔311及び一対の長孔312は長さ方向に並べて設けられている。ネジ孔311はネジ孔211と、一対の長孔312は一対の長孔212と同じものである。
一対のローラ330は、円盤状のローラ本体331と、このローラ本体331の下面から下方に突出した円柱状の回転軸部332とを有する。
一対のアーム部320は、取付部310の幅方向の両端部に一体的に成形された棒バネである。一方のアーム部320は、取付部310の長さ方向の一端側に偏在しており、当該取付部310の幅方向の一端部に沿って延びた略つ字状となっている。他方のアーム部320は取付部310の長さ方向の他端側に偏在しており、当該取付部310の幅方向の他端部に沿って延びた略つ字状となっている。この一対のアーム部320の先端部は、一対のローラ330の回転軸部に巻きつけられている。
以下、この揺れ止め防止具300は使用方法について説明すると共に、各部の動作について説明する。まず、揺れ止め防止具300の取付部310を引戸20の上端面に面接触させ、その状態で取付部310のネジ孔311及び一対の長孔312にネジを挿入し、引戸20の上端面に取り付ける。
このとき、レール11の両内側面の間の距離βが、一対のローラ330のレール11の両内側面に当接する外側面の間の距離α( 図6( a)参照) よりも若干小さい場合には、図7( a)に示すように、取付部310が引戸20の長さ方向と略平行になるように当該引戸20に取り付ける。
一方、レール11の両内側面の間の距離βが、一対のローラ330のレール11の両内側面に当接する外側面の間の距離α( 図6( a)参照) よりも大きい場合には、ネジ孔311及び長孔312に通したネジを若干緩めた状態で、図7( b)に示すように、ネジ孔311に通したネジを軸に、取付部310を引戸20の上端面上で回転させ、当該取付部310の引戸20の上端面に対する取り付け角度を変える。即ち、取付部310が引戸20の長さ方向に対して斜めになるように当該引戸20に取り付ける。そして、前記ネジを締め、取付部310を引戸20の上端面に取り付ける。
その後、当該引戸20の上端部を鴨居10のレール11に挿入する。すると、図7( a) 又は図7( b)に示すように、一対のローラ330がレール11の両内側面に当接し、一対のアーム部320が内側に撓む。これにより、一対のアーム部320が一対のローラ330をレール11の両内側面に向けて付勢する。
このような揺れ止め防止具200による場合、一対のアーム部320が一対のローラ330をレール11の両内側面に向けて付勢するようになっているので、引戸を20の揺れを防止しつつ、擦過音を生じさせることなく、小さな力で引戸20を移動させることができる。しかも、取付部310に、ネジ孔311及び長孔312が設けられているので、当該取付部310の引戸20の上端面に対する取り付け角度を容易に変えることができるようになっている。このため、レール11の両内側面の間の距離βが、一対のローラ330のレール11の両内側面に当接する外側面の間の距離αよりも大きい場合であっても、容易に対応することが可能になる。更に、取付部310に設けられた一対のアーム部320の先端部を一対のローラ330に巻きつけるだけであることから、従来例と比べて容易に組み立てることができる。このため、低コスト化を図ることができる。
なお、取付部310については、樹脂製の板状体であるとしてが、これに限定されるものでない。即ち、引戸20の上端部に取り付け得る形状であればどのようなものであっても良い。例えば、金属製の板状体であっても良い。
取付部310は、ネジで取り付けられるとしたが、接着剤等で接着するようにしても良い。この場合、ネジ孔311及び長孔312は不要である。また、ネジ孔311及び長孔312は任意の位置に設けることが可能であり、何れか一方のみとすることも可能である。例えば、図8に示すように、一対のネジ孔311のみを設けるようにしても良いし、実施例2の長孔212の如く長孔312を取付部210の中心を中心として90°回転させた位置に配設するようにしても良い。また、取付部の取付面に実施例2の如く粗面213を設けることも可能である。
アーム部320については、棒バネであるとしたが、板バネ等のバネ材やゴム等の弾性体である限りどのようなものを用いてもかまわない。また、アーム部320は、一対のローラ330がレール11の両内側面に当接可能である限り、取付部310のどの部分に設けるか否かは任意である。例えば、図8に示すように、アーム部320を取付部310の幅方向の端部に一体的に設けるようにしても良い。この場合、揺れ止め防止具300の幅寸法を小さくすることができる。
距離αを距離βよりも若干大きくする手段については、レール11の幅寸法、取付部310の形状、一対のアーム部320の形状及び/又は一対のローラ330の大きさを各部材の強度等に応じて適宜選定して構成すれば良く、上記実施例に限定されるものでない。
なお、上記実施例では、揺れ止め防止具は、引戸20の上端面に取り付けられ、鴨居10の下面に設けられたレール11に挿入されて使用されるものとして説明したが、引戸20の下端面に取り付けられ、鴨居10の上面に設けられたレール11に挿入して使用することも一応可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る引戸の揺れ止め防止具を示す図であって、( a) が平面図、( b)が側面図である。 同揺れ止め防止具の使用状態を示す図であって、( a) が斜視図、( b)が鴨居を透過させた状態の平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る引戸の揺れ止め防止具を示す図であって、( a) が平面図、( b)が側面図、( c)が底面図である。 同揺れ止め防止具の使用状態を示す図であって、( a) が所定のレールに取り付けた状態を示す平面図、( b)が前記レールと幅寸法の異なるレールに取り付けた状態を示す平面図である。 同揺れ止め防止具の設計変更例を示す図であって、( a) が平面図、( b)が側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る引戸の揺れ止め防止具を示す図であって、( a) が平面図、( b)が側面図、( c)が下方から見た斜視図である。 同揺れ止め防止具の使用状態を示す図であって、( a) が所定のレールに取り付けた状態を示す平面図、( b)が前記レールと幅寸法の異なるレールに取り付けた状態を示す平面図である。 同揺れ止め防止具の設計変更例を示す図であって、( a) が平面図、( b)が側面図、( c)が下方から見た斜視図である。
符号の説明
10 鴨居
11 レール
20 引戸
100、200、300 揺れ止め防止具
110、210、310 取付部
120、220、320 アーム部
130、230、330 ローラ
211、311 ネジ孔
212、312 長孔
213 粗面

Claims (7)

  1. 鴨居に設けられたレールに移動自在に嵌まり込む引戸の上端部又は下端部に取り付けられる引戸の揺れ止め防止具において、前記引戸の上端面又は下端面に取り付けられる取付部と、この取付部に設けられた一対のアーム部と、この一対のアーム部の先端部に取り付けられており且つ前記レールの幅方向の両内側面に当接可能な一対のローラとを備えており、前記一対のアーム部が、前記一対のローラを前記レールの両内側面に向けて付勢するようになっていることを特徴とする引戸の揺れ止め防止具。
  2. 請求項1記載の引戸の揺れ止め防止具において、前記取付部及び一対のアーム部は一体的に成形された樹脂製の板状体であり、前記一対のローラの前記レール両内側面に当接する外側面の間の距離が、前記レールの両内側面の間の距離よりも若干大きいことを特徴とする引戸の揺れ止め防止具。
  3. 請求項1又は2記載の引戸の揺れ止め防止具において、前記一対のローラは前記一対のアーム部の先端部にネジ止めされることを特徴とする引戸の揺れ止め防止具。
  4. 請求項1記載の引戸の揺れ止め防止具において、前記取付部は樹脂製の板状体であり、前記一対のアーム部は前記取付部と一体的に成形される弾性体であることを特徴とする引戸の揺れ止め防止具。
  5. 請求項4記載の引戸の揺れ止め防止具において、前記一対のアーム部は棒バネであり、その先端部を前記一対のローラの軸部に巻きつけたことを特徴とする引戸の揺れ止め防止具。
  6. 請求項2又は4記載の引戸の揺れ止め防止具において、前記取付部には、円形のネジ孔と、半円弧状の長孔とが設けられていることを特徴とする引戸の揺れ止め防止具。
  7. 請求項6記載の引戸の揺れ止め防止具において、前記取付部の取付面は、少なくとも一部が粗面になっていることを特徴とする引戸の揺れ止め防止具。
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