JP2007118666A - 燃料電池自動二輪車 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池自動二輪車において、燃料電池を車体フレームに容易に着脱できるように設置できるレイアウトを提供する。
【解決手段】ヘッドパイプ2から後方に延びる複数のフレームで籠型メインフレーム3を形成する。メインフレーム3の後部は拡幅部となっており、ピボット軸受30近傍の拡幅部は、補強パイプ38A,38B、39C,39D、並びにピボットクロスパイプ38および上フレームクロスパイプ37等で補強される。メインフレーム3はスイングアーム5を取り外した状態では、後方が開放されている。燃料電池18は、この開放部から積み込んでピボットクロスパイプ38上の取付部を含むメインフレーム3の取付部に固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池自動二輪車に関し、特に、寸法および重量が比較的大きい燃料電池を車両に対して容易に搭載できるようにし、かつ車両の運動性能を向上させることができる燃料電池自動二輪車に関する。
環境保護や化石燃料に代わるエネルギ資源の確保の見地から燃料電池が着目されるようになり、燃料電池で発生する電気エネルギを利用して駆動される燃料電池自動二輪車も知られるようになっている。例えば、特開2005−125840号公報には、搭乗者が着座するシートの周辺、搭乗者の足元部の下側、あるいはヘッドパイプに上端が取り付けられたダウンチューブの途中に燃料電池を配置した燃料電池自動二輪車が提案されている。
特開2005−125840号公報
大型の自動二輪車を駆動するためには大きい燃料電池を搭載する必要がある場合があり、運動性能つまり走行性能の観点からは上記特許文献1に一例として示されているようにシートの下方に燃料電池を配置することが考えられる。
しかし、幅や高さが一定である単調な外観の車体フレーム構造において大きな燃料電池を配置すると車体フレーム全体が幅方向に拡張することになり、搭乗者の乗り降りや、足回りの自由度を確保できない。また、車体フレームには重量が大きい燃料電池を搭載するのにも十分に耐え得るフレーム強度を与えなければならない。さらに、自動二輪車の製造時やメンテナンス時に大型の燃料電池を車体に組み付けたり取り外したりする工程は簡素化されなければならない。
本発明の目的は、車両の運動性能を維持しつつ、重量物であり、かつ横幅寸法が大きい燃料電池を車体に容易に組み付け・取り外しできる燃料電池自動二輪車を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明は、燃料電池自動二輪車において、ヘッドパイプから車両の後方左右に延びたフレームを少なくとも上下に一対ずつ有し、車両の横断面における前記各フレームが略矩形をなすように配置された籠型メインフレームを備え、前記メインフレームが、車両後方寄りで拡幅されており、かつ該拡幅されたメインフレームの後端部がクロス部材で縁取られて開放部を形成しているとともに、前記メインフレームの後端部に前記モータの保持部材を上下揺動自在に支持するピボット軸受が設けられ、前記燃料電池が、メインフレーム内の拡幅部で前記クロス部材に囲まれて前記ピボット軸受の前方に配置されている点に第1の特徴がある。
また、本発明は、前記拡幅部において、前記上下一対ずつのフレームのうち上下のフレーム同士がそれぞれ補強部材で連結されている点に第2の特徴がある。
また、本発明は、前記上下一対ずつ設けられたフレームのうち、上下フレームが後端で互いに会合し、該会合部に前記ピボット軸が配置されているとともに、前記クロス部材が、前記ピボット軸受同士を連結する第1クロスパイプと、前記上下一対ずつのフレームのうち上フレーム同士を連結する第2クロスパイプとからなる点に第3の特徴がある。
さらに、本発明は、前記第1クロスパイプが、前記ピボット軸受に両端を接合されているとともに、中間部が前記ピボット軸受より下方に湾曲しており、該湾曲部に燃料電池の底部を固定するための取付部材が設けられている点に第4の特徴がある。
上記第1の特徴を有する発明によれば、燃料電池は籠型メインフレームに収容されるので外力の影響を直接受けない。籠型メインフレームに対する燃料電池の積み込みまたは積み降ろしは、駆動モータの保持部材をピボット軸受から取り外すことで大きく開口したメインフレームの開放部を通して行うことができるので、燃料電池の据え付けや取り外しが簡単である。また、重量物である燃料電池をピボット軸受の近傍つまり車両の重量中心部に位置させることができるので、自動二輪車の運動性能を向上できる。さらに、メインフレームの拡幅部に燃料電池を配置できるので容量の大きい燃料電池を搭載することができる。
第2の特徴を有する発明によれば、拡幅部を形成するフレームが補強部材で補強されるので、燃料電池に対する外力を確実に排除できる。
第3の特徴を有する発明によれば、ピボット軸受の間が第1クロスパイプでつながれ、左右一対の上フレーム間は第2クロスパイプでつながれるので、左右クレーム間の補強がなされ、ピボット軸受間の寸法精度を維持できる。
第4の特徴を有する本発明によればピボット軸受からさらに低い位置に燃料電池を取り付けることができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。図1は本発明の一実施形態に係る燃料電池自動二輪車の分解側面図である。燃料電池自動二輪車は電気化学反応で電気エネルギを発生させるための水素供給系、酸素供給系、およびセルスタック(電極、セパレータ、電解質等を含む)からなる燃料発電機システムを備える。本明細書では、セルスタックおよびこれを収容するケーシング(ケーシングに付属する部材を含む)を燃料電池と呼ぶ。
図1において、燃料電池自動二輪車1は、ヘッドパイプ2に前部を接合されたメインフレーム3と、メインフレーム3の後部に接合されてさらに後方に延長されたリアフレーム4と、メインフレーム3の後部下方に設けられた軸受30に揺動自在に枢支されたスイングアーム5とを有する。ヘッドパイプ2にはステアリングステム(図示せず)が回動自在に支持され、このステアリングステムの下端には前輪6を支持するフロントフォーク7が結合される。ステアリングステムの上端にはステアリングバー8が結合される。メインフレーム3には、上端が結合されて斜め後下方に延びたリアクッション9が設けられ、リアクッション9の下端はスイングアーム5に結合されている。スイングアーム5には自動二輪車1の原動機である電気モータ10が設けられ、この電気モータ10で駆動される後輪軸11には後輪12が結合される。メインフレーム3とリアフレーム4との上部にはケース13に収容した制御装置つまりECU14が設けられる。乗員用のシート(図示せず)は、このケース13を覆うように設けられる。
メインフレーム3は詳細を後述するように、全体形状がクレードル型つまり籠型に形成され、その籠型のメインフレーム3で囲まれた空間にはウォータポンプ15、過給器16、加湿器17、燃料電池18、およびVCU(電圧調節ユニット)19が収容される。具体的には、メインフレーム3内の前上部にウォータポンプ15が配置され、中央部下方に過給器16および加湿器17が配置され、過給器16および加湿器17の上方にVCU19が配置される。そして、燃料電池18は、メインフレーム3の最後部つまり軸受30の直前部でECU14つまりシートの下方に収容される。燃料電池18は側面視長方形のケースを有しており、この長方形が縦長になるように設置される。
燃料電池18の下方にはキャッチタンク(気液分離器)20と希釈ボックス21が設けられる。また、メインフレーム3の前方には燃料電池18の冷却水用ラジエータ22が設けられ、ヘッドパイプ2の上方を囲むようにエアクリーナ23とラジエータ22のリザーブタンク22Aが設けられる。エアクリーナ23に導入された空気はエアフローセンサ24を経由して過給器16に給送され、加湿器17を経由して燃料電池18に供給される。燃料電池18に水素を供給する水素ボンベ25がリアフレーム4の左右両側に一対搭載される。水素ボンベ25内に充填された水素は後述するレギュレータで降圧された後、燃料電池18に供給される。フロントフォーク7を間にしてその左右両側には、縦長に配置された一対のバッテリ(例えば、Ni−MH電池)26が設けられる。
燃料電池18では、燃料極(マイナス極)の働きにより、水素ボンベ25から供給された水素から電子が切り離され、電子が切り離された水素イオンは電解質を通り空気極(プラス極)に移動する。一方、水素から切り離された電子が空気極に戻るように回路が設けられ、空気極では空気中の酸素および戻ってきた電子が反応して水蒸気が発生する。この反応により、外部回路を継続的に電子が移動し、電流が流れる。燃料電池18で発電した電力はバッテリ26に一旦蓄えられ、ここからモータ10に供給される。
次に、メインフレームの詳細な構造と燃料電池のより具体的な配置を説明する。図2はメインフレームの左上後方から見た斜視図であり、図3は燃料電池を積んだ状態で左上前方から見たメインフレームの斜視図であり、図4は同上面図である。これらの図において、メインフレーム3はヘッドパイプ2の上部に一端が接合された一対の上フレーム31A,31Bを備える。上フレーム31A,31Bの前部はヘッドパイプ2の下部に接合された一対の補強パイプ32A,32Bと、上ブラケット33A、下ブラケット33Bと、下ブラケット33Bおよび上フレーム31A,31Bに接合された補強パイプ34A,34Bとで補強されている。 上フレーム31A,31Bはヘッドパイプ2から左右にそれぞれ拡張して、全体として下後方に延びるように形成される。上フレーム31A,31Bは、その中間部に水平部311,312を有し、この水平部311,312の後部は左右外方に屈曲された部分313,314を経て下方に延びている。
前記補強パイプ32A,32Bには上端が接合された下フレーム35A,35Bが設けられる。下フレーム35A,35Bは垂直部351,352とそれにつづく水平部353,354とを有し、水平部353,354の後部は左右外方に屈曲された部分を経て、さらに後方に延びている。
上フレーム31A,31Bと下フレーム35A,35Bとが会合する後端部に、前記軸受30(30A,30B)が接合される。軸受30A,30Bには下方に湾曲したピボットクロスパイプ36の両端がそれぞれ接合される。上フレーム31A,31Bの後部には、上方に湾曲した上フレームクロスパイプ37の端部が接合される。また、上フレーム31A,31Bと上フレームクロスパイプ37とを接合する一対の補強パイプ38A,38B、並びに上フレーム31A,31Bと下フレーム35A,35Bとを接合する2対の補強パイプ39A,39B,39C,39Dが設けられる。さらに、下フレーム35A,35Bを互いに連結する下フレームクロスパイプ40A,40B が設けられる。
下フレーム35A,35Bには、搭乗者が足を置くためのフロアを支持するための支持パイプ41A,41Bがそれぞれ設けられる。支持パイプ41A,41Bの前部と、ヘッドパイプ2から左右に延びる補助パイプ42の両端とはそれぞれと前記バッテリ26の下部および上部に結合され、バッテリ26を支持する。
フロアの支持パイプ41A,41Bの後端部は燃料電池18の取り付け用クロスパイプ43とともに、カラー43A、43Bを介して下フレーム35A,35Bに接続される。燃料電池18の取り付け用クロスパイプ43には、ステー44A,44Bが溶接されていて、一方、前記ピボットクロスパイプ36上にもステー45A,45Bが溶接されている。これらステー44A,44Bおよび45A,45Bに燃料電池18が載置されて固定される。さらに、上フレームクロスパイプ37には、リアクッション9の上端を支持するステー46やリアフレーム4を支持するステー47,48,49,50が溶接されている。ピボットクロスパイプ36の下部にはメインスタンドを支持する一対のブラケット51A,51Bが溶接される。
図5は、燃料電池18の冷却系統図である。全体として直方体の燃料電池18は下面には冷却水入口部材52が、上面には冷却水出口部材53が、それぞれ設けられる。冷却水入口部材52には冷却水導入管54が接続され、冷却水出口部材53には冷却水排出管55が接続される。なお、冷却水排出管55は燃料電池18の上部から車体前部に向かって設けられた下がり勾配部を有し、端部がウォータポンプ15に接続される。ウォータポンプ15はさらにラジエータ22の上部に接続される。
冷却水導入管54は、サーモスタット57を経由してラジエータ22の下部に接続される。前記冷却水排出管55にはサーモスタット57に至る分岐管58が接続され、この分岐管58にはイオン交換器59が設けられる。なお、前記冷却水排出管55に下り勾配部を設けているので、燃料電池18で発生した気泡がこの勾配部上部に溜まりやすく、冷却水出口部材52に設けられるガス抜き孔から気泡を排出させやすい。
図6は、図5の冷却系統図の模式図であり、図5と同符号は同一または同等部分を示す。ラジエータ22は、ウォータポンプ15を経由して導入された冷却水をサーモスタット57に直送するバイパス経路22Aを有していて、冷却水温度が低い始動時等にはサーモスタット57が開かれ、バイパス経路22Aを経由して燃料電池18へ冷却水を供給できるようにしている。燃料電池18は始動時など温度が低い状態では発電効率が低下するので、暖機運転ができるようにするためである。図6において、暖機運転時には、冷却水は点線矢印Bに沿って循環し、暖機終了後は冷却水は実線矢印Aに沿って循環する。
図7は空気の供給系統図である。前記エアクリーナ23から取り込まれた外気は前記エアフローセンサ24を経由して、過給器16に給送されて圧力を高められ、過給排気管60を経由して点線矢印で示すように乾燥器61に送り込まれる。乾燥器61を鎖線矢印で示すように通過して乾燥された空気は加湿器17で加湿される。加湿された空気は加湿排気管62を経て連結管63から排出される。連結管63は乾燥空気を燃料電池18に供給できるよう、燃料電池18下面の空気導入管64(図5参照)に接続される。乾燥器61はバイパスバルブ65を経由して乾燥前の空気を前記連結管63に点線矢印の方向にバイパス給送するバイパス管66を備える。加湿器17を通した空気は温度低下して、燃料電池18での発電効率が低下するので、例えば始動時にはバイパスバルブ65を開いて乾燥器61および加湿器17を通さずに空気を直接燃料電池18に供給する。
燃料電池18から排出された使用済み空気は実線矢印で示すように空気戻り管67を経由して希液分離器69に導入される。燃料電池18からの排気は排気口68から希液分離器69へ導入される。希液分離器69で気液分離して抽出された水素は燃料電池18に循環して再使用されるが、再使用を続けると不純物濃度が高くなるので、時々排出する。排出される水素は希釈ボックス71に導入され、燃料電池18の排出空気で希釈される。希釈された水素はサイレンサ(後述)を経由して外気に放出される。燃料電池18のドレイン配管70から排出された水素も気液分離器69に導入される。
図8は燃料つまり水素の供給系統図である。図8において、水素ボンベ(この例では2本のボンベ)26には、逆止弁を有する水素充填口74が設けられる。水素ボンベ25内の水素はインタンク電磁弁75を介して外部に取り出される。レギュレータユニット76は水素ボンベ25から供給された水素を降圧して適切な圧力に調整する複数のレギュレータ77,78を有する。レギュレータ77で固定された圧力値に調整され、レギュレータ78でさらに適正圧力値に調整する。レギュレータユニット76内には緊急時に動作する電磁遮断弁79および電磁弁79の補助弁として手動弁80を設けることができる。レギュレータユニット76から排出された水素はエジェクタ81で発生される負圧で吸引されて燃料電池18に給送される。
燃料電池18は電気化学反応後の排気を希液分離器69に供給する。希液分離器69で生じた水は希釈ボックス71を経由して排出され、水素は循環パイプ82を経由してエジェクタ81に戻される。また、電磁排気弁83を開いて純度の低下した水素を希釈ボックス71に供給し、排出空気と混合希釈して排出する。
燃料電池18を上記自動二輪車に搭載する手順を説明する。燃料電池18はメインフレーム3に搭載されるすべての装置および部品、すなわち過給器16、加湿器17、希液分離器69、および希釈ボックス71等を搭載した後、最後に搭載する。上述のように構成されたメインフレーム3は、車体後部寄りで幅方向および高さ方向にサイズが広がるように屈曲されている。したがって、上フレーム31A,31Bの屈曲部分313,314より後方は拡大された収容空間を構成している。そして、この収容空間の後方縁部、つまりピボットクロスパイプ36、上フレーム31A,31Bの後端部分および上フレームクロスパイプ37とで形成される略矩形の部分は車体後方に向けてメインフレーム3を大きく開口している。この開口部に隣接する車体前方の収容空間は燃料電池18を収容するのに好適な空間である。
したがって、燃料電池18を搭載するときには、前記開口部を通して車体後方側から前記収容空間に燃料電池18を押し入れる。このとき、燃料電池18は、取り付け用クロスパイプ43上のステー44A,44Bと、ピボットクロスパイプ36上のステー45A,45Bとに底部が面するように置かれる。そして、これらのステー44A,44B並びに45A,45Bを通したボルトによって、燃料電池18をメインフレーム3上に固定する。
燃料電池18を搭載したならば、軸受30A,30Bの間にスイングアーム5最前部に設ける連結部を位置合わせし、図示しない連結ロッド(ピボット軸)を軸受30A,30Bとスイングアーム5の連結部を貫通させ、かつピボット軸の両端に、ピボット軸が軸受30A,30Bから抜けないようにナット等を螺着させる。その後、上フレームクロスパイプ37とスイングアーム5との間にリアクッション9を取り付ける。
こうして、メインフレーム3の後部つまり運転者が着座するシートの下方であって、ピボット軸受30A,30Bの近傍に燃料電池1を収容することができる。メインフレーム3の後部は多くの補強パイプやフレームによって強度が増大されている部分であり、重量物である燃料電池18を堅固に支持かつ保護することができる。
また、燃料電池18のメンテナンス時には、スイングアーム5とリアクッション9とを取り外せばメインフレーム3の後部は大きく開口し、燃料電池18の取り外しも容易である。
本発明の一実施形態に係る燃料電池自動二輪車の分解側面図である。 メインフレームの左上後方から見た斜視図である。 燃料電池を積んだ状態で左上前方から見たメインフレームの斜視図である。 燃料電池を積んだ状態で左上前方から見たメインフレームの上面図である。 燃料電池18の冷却系統図である。 燃料電池の冷却系統を模式的に示した図である。 空気の供給系統図である。 水素の供給系統図である。
符号の説明
1…自動二輪車、 2…ヘッドパイプ、 3…メインフレーム、 4…リアフレーム、 10…モータ、 14…ECU、 16…過給器、 17…加湿器、 18…燃料電池、 25…水素ボンベ、 26…バッテリ、 30…ピボット軸受、 31A,31B…上フレーム、 35A,35B…下フレーム、 36…ピボットクロスパイプ、 37…上フレームクロスパイプ

Claims (4)

  1. 燃料電池で発生する電力を電源とするモータで駆動される燃料電池自動二輪車において、
    ステアリング手段を支持するヘッドパイプから車両の後方左右に延びたフレームを少なくとも上下に一対ずつ有し、車両の横断面における前記各フレームが略矩形をなすように配置された籠型メインフレームを備え、
    前記メインフレームが、車両後方寄りで拡幅されており、かつ該拡幅されたメインフレームの後端部がクロス部材で縁取られて開放部を形成しているとともに、
    前記メインフレームの後端部に前記モータの保持部材を上下揺動自在に支持するピボット軸受が設けられ、
    前記燃料電池が、メインフレーム内の拡幅部で前記クロス部材に囲まれて前記ピボット軸受の前方に配置されていることを特徴とする燃料電池自動二輪車。
  2. 前記拡幅部において、前記上下一対ずつのフレームのうち上下のフレーム同士がそれぞれ補強部材で連結されていることを特徴とする請求項1記載の燃料電池自動二輪車。
  3. 前記上下一対ずつ設けられたフレームのうち、上下フレームが後端で互いに会合し、該会合部に前記ピボット軸が配置されているとともに、
    前記クロス部材が、前記ピボット軸受同士を連結する第1クロスパイプと、
    前記上下一対ずつのフレームのうち上フレーム同士を連結する第2クロスパイプとからなることを特徴とする請求項1記載の燃料電池自動二輪車。
  4. 前記第1クロスパイプが、前記ピボット軸受に両端を接合されているとともに、中間部が前記ピボット軸受より下方に湾曲しており、該湾曲部に燃料電池の底部を固定するための取付部材が設けられていることを特徴とする請求項3記載の燃料電池自動二輪車。
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