JP2007118114A - ロボット用停止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロボットの相対動作部分の停止距離を短くすることができるロボット用停止装置を提供する。
【解決手段】互いに相対運動する一対の相対動作部分2,3の少なくとも一方に設けられ、前記一対の相対動作部分2,3が衝突したときに一対の相対動作部分2,3の間に挟まれて相対運動を停止させるストッパ部材8を備えたロボット用停止装置において、ストッパ部材8は、硬度が異なる2種類の部材が相互に固着された組合せ部材であり、個々の部材の両端面は、一対の相対動作部分2,3のそれぞれに直に接触し、一対の相対動作部分2,3の衝突時の圧縮荷重を両端面で略垂直に受けるように組み合わされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、互いに相対運動する一対の相対動作部分の少なくとも一方に設けられ、相対動作部分が相互に衝突したときに相対動作部分の間に挟まれて相対運動を停止させるストッパ部材を備えたロボット用停止装置に関するものである。
一対の相対動作部分の相対運動を停止させるロボット用停止装置の一例として、固定側部分に対する可動側部分の相対運動を停止させるものが、図8に示されている。図8では、一対の相対動作部分の一方が固定側部分としてのベース2であり、一対の相対動作部分の他方が可動側部分としてのロボットアーム3であり、ロボットアーム3はベース2に回動自在に取り付けられている。
ロボット用停止装置1は、ロボットアーム3を駆動する駆動源としてのサーボモータ4と、ロボットアーム3の速度や位置を制御するモータ制御装置5と、ベース2の両側に設けられ、回転動作するロボットアーム3に当接して衝突時の衝撃を和らげながらその回転動作を停止させるストッパ部材6とを備えている。ロボットアーム3は、減速機11を介してサーボモータ4の回転軸に連結され、この回転軸を回転中心として左右に回転するようになっている。
ストッパ部材6は、ロボットアーム3を当接させ、停止させることでその動作範囲(動作ストローク)Sを規定するものである(図9)。通常の産業用ロボットは、ソフトウエアリミットによりロボットアーム3が所定の動作範囲Sを越えないように制御されるものであるが、何らかの不具合によってロボットアーム3が動作範囲Sを越えて動作したときに、ストッパ部材6を押しつぶすことで運動エネルギが吸収されて停止するようになっている。
ストッパ部材6は、一般にゴムやスプリング、ダンパ、又はこれらの組み合わせで構成されている。図10(a)〜(d)は従来のストッパ部材の一例であり、(a)は角形のゴムストッパ6A、(b)は円柱状のゴムストッパ6B、(c)はコイルバネを用いたストッパ6C、(5d)はゴムストッパD1とダンパD2とを組み合わせたストッパ6Dである。
モータ制御装置5には、ストッパ部材6にロボットアーム3が衝突したときの衝撃の強さを検出する図示しないセンサからの検出値が入力され、この検出値に基づいてモータ制御装置5はサーボモータ4を停止させる。
従来から使用されているストッパ部材6(6A〜6D)は、変形しやすい(柔らかい)ため衝突による圧縮直後は殆ど反発力を生じず、圧縮が進むにつれて徐々に反発力を増大してゆき、ロボットアーム3の前進力(押圧力)に対してストッパ部材6の反発力が勝った時にロボットアーム3を停止させるものである。すなわち、ストッパ部材6がつぶれ始めた初期段階において、ストッパ部材6はロボットアーム3の移動を停止させるのに殆ど寄与しないものであった。このため、サーボモータを停止させるタイミングに遅れが生じ、動作ストロークがδで示される量だけリミットオーバーし、ロボットアーム3の停止距離が長くなるという問題があった。ロボットアーム3の運動エネルギが大きい場合は、ロボットアーム3などが損傷する2次災害の心配もあり、ストッパ部材6そのものを大きくして十分に前進力を受け止めるようにする必要があった。
しかしながら、サーボモータ4の性能向上(高出力化)に伴いロボットアーム3の動作速度は年々高速化し、これによってストッパ部材6が吸収すべき運動エネルギも増大し、ロボットアーム3を所定の位置で停止させるために、ストッパ部材6のサイズアップを図るというだけでは限界があった。また、ストッパ部材6のサイズアップを図ることは、少しでも広く取りたいロボットアーム3の動作範囲Sを狭めるという問題や、ロボットアーム3の形状をいびつにするというという別の問題もあった。
本発明は、上記した点に鑑み、サーボモータの性能向上に伴い相対動作部分の動作が高速化した場合であっても、ストッパ部材のサイズを大きくすることなく、ロボットの相対動作部分の停止距離を短くすることができるロボット用停止装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載のロボット用停止装置は、互いに相対運動する一対の相対動作部分の少なくとも一方に設けられ、前記一対の相対動作部分が衝突したときに該一対の相対動作部分の間に挟まれて前記相対運動を停止させるストッパ部材を備えたロボット用停止装置において、前記ストッパ部材は、硬度が異なる少なくとも2種類の部材が相互に固着された組合せ部材であり、硬度が高い部材の両端面は、前記一対の相対動作部分のそれぞれに直に接触し、該一対の相対動作部分の衝突時の圧縮荷重を前記両端面で略垂直に受けるように組み合わされたことを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、請求項1に記載のロボット用停止装置において、前記相対動作部分の少なくとも一方を駆動するサーボモータと、該サーボモータを制御するモータ制御装置と、を備え、該モータ制御装置は、前記相対動作部分が前記ストッパ材を介して衝突したときに発生する衝撃の強さを検出する衝撃検出手段を備え、前記モータ制御装置は、前記衝撃検出手段により検出された検出値に基づいて前記サーボモータを停止させることを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、請求項2に記載のロボット用停止装置において、前記衝撃検出手段は外乱推定オブザーバであることを特徴とする。
また、請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載のロボット用停止装置において、前記ストッパ部材は、ゴムまたは樹脂である軟質材と、金属である硬質材とからなることを特徴とする。
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、ストッパ部材は、硬度が異なる少なくとも2種類の部材が相互に固着された組合せ部材であり、硬度が高い部材の両端面は、一対の相対動作部分のそれぞれに直に接触し、一対の相対動作部分の衝突時の圧縮荷重を両端面で垂直に受けるように組み合わされているから、一対の相対動作部分の衝突により一対の相対動作部分の間にストッパ部材が挟まれた時、硬度の高い部材が圧縮荷重Fを受けて高い反発力を生じる。座屈により硬度の高い部材が変形すると、硬度の高い部材による反発力は低下するが、一対の相対動作部分が相互に接近することで硬度の低い部材の圧縮変形が進み、硬度の低い部材の弾性復元力としての反発力が増大して一対の相対動作部分の相対移動を停止させる。したがって、ストッパ部材を構成する硬度の高い部材と高度の低い部材の相補的効果により、一対の相対動作部分の間に挟まれるストッパ部材のサイズを大きくすることなく、ロボットの相対動作部分の停止距離を短くすることができる。
また、請求項2記載の発明によれば、サーボモータを制御するモータ制御装置が、一対の相対動作部分がストッパ材を介して衝突したときに発生する衝撃の強さを検出する衝撃検出手段を備えているから、衝突の初期段階で生じた衝撃の強さを早い段階で検出することができ、検出値に基づいてモータ制御手段がサーボモータを停止させる処理を早めに行うことが可能となる。したがって、サーボモータを停止させるタイミングに遅れが生じることを防止することができ、短い停止距離で相対動作部分を停止させることができる。
また、請求項3記載の発明によれば、衝撃検出手段は外乱推定オブザーバであるから、衝突の検出感度を一層高まることができる。したがって、請求項2記載の発明の効果が助長される。
また、請求項4記載の発明によれば、ストッパ部材は、ゴムまたは樹脂である軟質材と、金属である硬質材とからなるから、金属が生じる強い反発性とゴムや樹脂が持つ緩衝性の相乗効果により、サーボモータの停止制御を妨げることなく衝突時の衝撃を和らげることができる。
以下添付図面に従って本発明に係るロボット用停止装置及びそれに用いられるストッパ部材の好ましい実施の形態について詳説する。図1は、本発明に係るロボット用停止装置の一実施形態を示す正面図、図2及び図3は、図1に示すロボット用停止装置に用いられるストッパ部材の第1の実施形態を示すものである。なお、図8に示す従来のロボット用停止装置と共通する構成部分については、同一符号を付すこととする。
本実施形態のロボット用停止装置1Aは、ロボットアーム3が所定の動作範囲を超えて動作した際に、相手部材に衝突することでロボットアーム3の動作を停止させるものであり、ベース2と、ベース2に回動自在に取り付けられたロボットアーム3と、ロボットアーム3を駆動する駆動源としてのサーボモータ4と、ロボットアーム3の速度や位置を制御するモータ制御装置5と、ベース2の両側に設けられ、回転動作するロボットアーム3に当接して衝突時の衝撃を和らげながらその回転動作を停止させるストッパ部材8とを備えている。
一方の相対動作部分としてのベース2は、図示しないロボットの旋回自在の胴体部に固定され、関節部を介してロボットアーム3を回動自在に支持する部分である。このため、ベース2とロボットアーム3は、相対的に動作するようになっている。
他方の相対的動作部分としての棒状のロボットアーム3は、基端側が関節部を介してベース2に取り付けられ、先端側が図示しない関節部を介して別のロボットアームに回動自在に取り付けられている。したがって、ロボットアーム3は基部側の回転軸を回転中心として、図9に示すように左右に回転できるようになっている。
サーボモータ4は、モータ本体と4a、モータ4aの位置情報を検出する位置検出器としての図示しないエンコーダとを備え、その回転軸が減速機11を介してロボットアーム3に連結されている。サーボモータ4aは歯車伝動機構などの減速機11を介することで、回転数が減速されて高トルクが出力されるようになっている。
モータ制御装置5は、サーボモータ4に制御された電流を供給する図示しないサーボアンプと、サーボアンプを介してサーボモータに電気的に相互接続する図示しないモータ制御部と、衝撃検出手段しての外乱推定オブザーバ5aとを備えている。
サーボアンプは、トランジスタインバータなどで構成され、モータ制御部からの速度指令に基づいて、サーボモータ4を加減速及び停止させる動力源である。例えば、サーボモータ4を停止制御する際は、速度指令が「0」にされることで、フィードバック処理で算出されるトルク指令(電流指令)はサーボモータ4を逆方向に駆動する指令となり、所定の制動トルクでサーボモータ4が減速され、停止することとなる。
モータ制御部は、図示しないコントローラと、図示しない共有メモリと、デジタルサーボ回路とを備えている。コントローラからの移動指令などは共有メモリを介してデジタルサーボ回路に送信される。逆に、デジタルサーボ回路からの異常信号などは共有メモリを介してコントローラに送信される。すなわち、コントローラとデジタルサーボ回路は、共有メモリを介して双方向に送受信可能になっている。
外乱推定オブザーバ5aは、サーボモータ4によって駆動されるロボットアーム3がベース2と衝突したことを、オブザーバによってトルク指令から求めるものである。例えば、オブザーバ5aは、サーボモータ4のトルク変動を外乱トルクとみなしてロボットアーム3とベース2との衝突を検出することができ、衝突を検出したら、アラームを出力すると共に、速度指令を「0」にしてサーボモータ4に停止トルクを発生させる。
ストッパ部材8は、ベース2の両側に設けられており(図1では片側のみ図示されている)、ロボットアーム3が誤作動などにより所定の動作範囲(規定ストローク)を越えた時に、ロボットアーム3を衝突させることでロボットアーム3の相対動作を停止させる部材である。
図2に示すように、第1の実施形態のストッパ部材8は、ゴムから成る円柱状の軟質材8aの周囲が硬質材8bの金属で取り囲むように覆われている。ストッパ部材8を圧縮荷重Fの働く方向から見た時、硬質材8bはストッパ部材8の表面(一方の端面)12aと裏面(他方の端面)12bとの間を橋渡しされた状態に配置されている。言い換えると、軟質材8aと硬質材8bは、個々の部材8a,8bの両端面12a,12bがベース2とロボットアーム3のそれぞれに直に接触し、ロボットアーム3の衝突時の圧縮荷重を両端面12a,12bで略垂直に受けるように組み合わされている。軟質材8aと硬質材8bは、圧縮荷重Fを受けたときに、その境界面が剥離しないように接合されている。なお、軟質材8aと硬質材8bが、一旦圧縮荷重を受けた後は両部材の境界面から剥離してもよい(図7参照)。
図3に示すように、ストッパ部材8に圧縮荷重Fが作用すると、最初は外側の硬質材8bが強い反発力を示すものの、圧縮荷重Fの増加と共に硬質材8bは除々に座屈し、ストッパ部材8全体が樽状に変形する。硬質材8bは、最初の変形していない状態から僅かに変形し始める時に最も大きい反発力を生じ、その後は変形量が多くなり、圧縮荷重Fに対する反発力は小さくなる。一方、軟質材8aは、荷重と変形量との関係が比例関係にあるため、圧縮開始直後は反発力が小さいものの、その後は圧縮荷重の増加と共に変形量が多くなり、圧縮荷重Fに対する反発力が大きくなる。
すなわち、硬質材8bは圧縮開始直後の反発力が大きく、一方、軟質材8aは圧縮荷重Fが作用してから次第に反発力が大きくなる性質を有しており、このような部材8a,8bを組み合わせてストッパ部材8を構成することで、ストッパ部材8は終始高反発力を維持することができ、ロボットアーム3がベース2に衝突した際に、ロボットアーム3の停止距離を短くすることができる。特に、圧縮開始直後に高反発力が得られることで、外乱推定オブザーバ5aによる衝突を検出するタイミングが早まり、サーボモータ4を圧縮開始直後に停止させることができる。
図4及び図5は、第2の実施形態のストッパ部材9を示したものである。本実施形態のストッパ部材9は、硬質材9bがストッパ部材9の中心部に、軟質材9aがストッパ部材9の外周部に配置されている点で、第1の実施形態のストッパ部材8と相違している。その他の構成は、第1の実施形態と同様であるため、重複する説明は省略することとする。
本実施形態のストッパ部材9によれば、硬質材が9bストッパ部材9の中心部に配置されているから、圧縮荷重Fを受けるストッパ部材9の端面の面積が第1の実施形態のストッパ部材8に比べて小さくなり、圧縮荷重Fを受けた際に座屈を生じやすく、圧縮開始直後に潰れやすくなる。このため、衝突時の衝撃を和らげる効果が高まり、ロボットアーム3をスムーズに停止させることができる。
図6及び図7は、第3の実施形態のストッパ部材10を示したものである。本実施形態のストッパ部材10は、直方体形状をなし、硬質材10bが軟質材10aの一対の対向面と上面とを覆うように形成されている点で、第1の実施形態のストッパ部材8と相違している。硬質材10bは門形をなし、一対の脚部10b,10bと、一対の脚部10b,10bの間の板部10bとから構成されている。
図7に示すように、ストッパ部材10が一旦圧縮荷重を受けた後は、硬質材8bが外側に膨らみ、軟質材8aとの境界面から剥離し、主として軟質材8aが圧縮荷重を受ける態様となっている。
本実施形態のストッパ部材10は、衝突する面が完全に硬質材で覆われているが、これは相手面が平面ではない場合に有効に作用する。その他の構成は、第1の実施形態と同様であるため、重複する説明は省略することとする。
以上のように、本実施形態のロボット用停止装置1Aは、硬度が異なる2種類の部材を組み合わせたストッパ部材8〜10を備えているから、衝突時の圧縮開始直後に高い反発力を生じさせることができ、衝突初期の段階で停止制御を行うことができる。また、硬質材8b,9b,10bと軟質材8a,9a,10aの相補的効果により、衝突してから停止するまで、高反発力を維持することができ、ロボットアーム3の停止距離を短くすることができる。また、ストッパ部材のサイズを大きくせずに、小型の停止装置を提供することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、ストッパ部材を段階的に硬度が異なる3種類以上の部材から構成することも可能である。また、外乱推定オブザーバ5aに代えて、圧電素子などのセンサを検出手段として用いることもできる。ストッパ部材を、マシニングセンタ、ターニングセンタなどのストッパとして適用することもできる。
本発明に係るロボット用停止装置の一実施形態を示す正面図である。 本発明に係るロボット用停止装置に用いられるストッパ部材の第1の実施形態を示す斜視図である。 図1に示すストッパ部材の圧縮前(a)と圧縮後(b)の各断面図である。 本発明に係るロボット用停止装置に用いられるストッパ部材の第2の実施形態を示す斜視図である。 図6に示すストッパ部材の圧縮前(a)と圧縮後(b)の各断面図である。 本発明に係るロボット用停止装置に用いられるストッパ部材の第3の実施形態を示す斜視図である。 図3に示すストッパ部材の圧縮前(a)と圧縮後(b)の各断面図である。 従来のロボット用停止装置の一例を示す正面図である。 図8に示すロボット用停止装置の側面図である。 同じく図8に示すロボット用停止装置に適用可能なストッパ部材の一例(a)〜(d)をそれぞれ示す各斜視図である。
符号の説明
1A ロボット用停止装置
2 ベース(一方の相対動作部分)
3 ロボットアーム(他方の相対動作部分)
4 サーボモータ
5 モータ制御装置
5a 外乱推定オブザーバ
6,8,9,10 ストッパ部材
8a,9a,10a 軟質材
8b,9b,10b 硬質材

Claims (4)

  1. 互いに相対運動する一対の相対動作部分の少なくとも一方に設けられ、前記一対の相対動作部分が衝突したときに該一対の相対動作部分の間に挟まれて前記相対運動を停止させるストッパ部材を備えたロボット用停止装置において、
    前記ストッパ部材は、硬度が異なる少なくとも2種類の部材が相互に固着された組合せ部材であり、硬度が高い部材の両端面は、前記一対の相対動作部分のそれぞれに直に接触し、該一対の相対動作部分の衝突時の圧縮荷重を前記両端面で略垂直に受けるように組み合わされたことを特徴とするロボット用停止装置。
  2. 前記相対動作部分の少なくとも一方を駆動するサーボモータと、
    該サーボモータを制御するモータ制御装置と、を備え、
    該モータ制御装置は、前記一対の相対動作部分が前記ストッパ部材を介して衝突したときに発生する衝撃の強さを検出する衝撃検出手段を備え、
    前記モータ制御装置は、前記衝撃検出手段により検出された検出値に基づいて前記サーボモータを停止させることを特徴とする、請求項1に記載のロボット用停止装置。
  3. 前記衝撃検出手段は外乱推定オブザーバであることを特徴とする、請求項2に記載のロボット用停止装置。
  4. 前記ストッパ部材は、ゴムまたは樹脂である軟質材と、金属である硬質材とからなることを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載のロボット用停止装置。
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