JP2007117853A - 微細気泡発生装置 - Google Patents
微細気泡発生装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007117853A JP2007117853A JP2005311985A JP2005311985A JP2007117853A JP 2007117853 A JP2007117853 A JP 2007117853A JP 2005311985 A JP2005311985 A JP 2005311985A JP 2005311985 A JP2005311985 A JP 2005311985A JP 2007117853 A JP2007117853 A JP 2007117853A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bubbles
- gas
- current
- fine
- fine bubble
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
Abstract
【課題】径の小さな微細気泡を多数発生および維持するために水のクラスターを構成する分子数を小さくするとともに微細気泡同士を反発させる手段を有する微細気泡発生装置を提供する。
【解決手段】 気液混合液が流れる流路1に、気液混合液中の気泡を粉砕して微細気泡を生成する微細気泡生成部2を設けると共に気液混合液に電流を流すための電流印加手段4を設けた。
【選択図】図1
【解決手段】 気液混合液が流れる流路1に、気液混合液中の気泡を粉砕して微細気泡を生成する微細気泡生成部2を設けると共に気液混合液に電流を流すための電流印加手段4を設けた。
【選択図】図1
Description
本発明は、気液混合液中の気泡を粉砕して微細気泡を発生する微細気泡発生装置に関するものである。
従来から、気液混合液中の気泡を粉砕して微細気泡を発生する微細気泡発生装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
この特許文献1に示された従来の微細気泡発生装置は、気液混合液の流路に気泡を粉砕して微細化する微細気泡生成部を設け、気液混合液中の気泡を微細気泡生成部にてせん断力によって粉砕して微細気泡を発生するものである。微細気泡はφ1mm以下(特に数μm〜数十μm程)の気泡で、液中において上昇し難いと共に体積当たりの表面積が大きいため汚れ等を吸着して浮上させる等の水質浄化能力が高いものである。
ところで従来の微細気泡発生装置にあっては、微細気泡生成部にて気泡を粉砕して発生した微細気泡同士が衝突して連結し、より大きな気泡が多数発生してしまうものであった。径の小さな微細気泡を多数発生および維持するためには、水のクラスターを構成する分子数を小さくすることが有効であり、また、微細気泡同士を反発させて微細気泡同士の衝突機会を減らすと共に微細気泡との界面に集中している電荷同士を反発させて更に***させることも有効であるため、前記のように水のクラスターを構成する分子数を小さくするとともに微細気泡を更に帯電させる手段を設けることが効果的である。
特許第2722373号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、径の小さな微細気泡を多数発生および維持するために水のクラスターを構成する分子数を小さくするとともに微細気泡を更に帯電させる手段を有する微細気泡発生装置を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明の微細気泡発生装置は、気液混合液が流れる流路1に、微細気泡を生成する微細気泡生成部2を設けると共に気液混合液に電流を流すための電流印加手段4を設けて成ることを特徴とするものである。
このような構成とすることで、水のクラスターを構成する分子数を小さくするとともに微細気泡を更に帯電させて連結防止および***を行うことができて、径の小さな微細気泡を多数発生および維持することができる。
また、請求項2に係る発明は、請求項1において、電流印加手段4を微細気泡生成部2の下流側に設けて成ることを特徴とするものである。
このような構成にすることで、効率的に径の小さい微細気泡の発生および維持が行えるものである。
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は2において、電流印加手段4として磁石を設けて成ることを特徴とするものである
このような構成にすることで、簡単な構成で電流を発生させることができる。
このような構成にすることで、簡単な構成で電流を発生させることができる。
また、請求項4に係る発明は、請求項3において、流路1を流れる気液混合液の流速が速い部分に電流印加手段4を設けて成ることを特徴とするものである。
磁石によって発生する磁界を横切るイオンや水分子は速度に比例したローレンツ力を受けるため、発生する電流もこれに応じて大きくなって効率的である。
本発明は、水のクラスターを構成する分子数を小さくするとともに微細気泡を更に帯電させて連結防止および***を行うことができて、径の小さな微細気泡を多数発生および維持することが可能となり、高性能の微細気泡発生装置とすることができる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
微細気泡発生装置は、例えば一端の吸込み口と他端の吐出口とがそれぞれ浴槽等の水槽に開口して連通した流路1に、図2に示すように上流側から下流側にかけて順に、液体中に気体を取込んで液体中に気泡が混合された気液混合液を生成するための気体取込み部3と、気液混合液を加圧するためのポンプPと、気液混合液中の気泡を粉砕して微細気泡を発生させる微細気泡生成部2と、気液混合液に電流を流すための電流印加手段4と、微細気泡を浴槽に吐出するノズル5とで構成される。
気体取込み部3としては、例えばエゼクタ機構を有する吸気弁を備え、ポンプを駆動することで液体が流路1を流れる際、外気をエゼクター効果により液体中に取込んで気体(気泡)を混入させるもの等が挙げられるが、特に限定されない。気体としては、酸素、オゾン、空気が挙げられるが特に限定されない。また、液体は本実施形態では水(水道水)である。液体はこの気体取込み部3を流れた後で気体が気泡として混合された気液混合液体となる。そして、気液混合液体はポンプPによって、微細気泡生成部2に送られる。
微細気泡生成部2はベンチュリ管で構成される。ベンチュリ管90は、気泡がスロート部を通る際に流速が速くなるとともに減圧されて膨張し、その後は断面積が増加するに従って加圧されて収縮するが、この時に生じるせん断力によって気泡が微細化されて微細気泡が発生する。ところで、径が小さい微細気泡を多数発生させるとともに維持するには、従来技術で述べたように水のクラスターを構成する分子数を小さくすると共に微細気泡同士を反発させる手段を設けることが効果的であり、前記手段として本発明では電流印加手段4を設けてある。
電流印加手段4は、図1に示すように流路1の上記微細気泡生成部2の両側にそれぞれ対向するようにN極およびS極からなる一対の磁石40を設けることで形成してある。この電流印加手段4を設けた部分を微細気泡を含む液体である水が流れると、水は前記一対の磁石にて形成される磁界をほぼ垂直に横切ることになる。この時、水に含まれるイオンがローレンツ力によって速度方向および磁界方向と垂直な方向に力を受け、また水分子は極性を有しているためローレンツ力を受けて前記力の方向に配向し、これらにより電流が発生する。水においては、平均十数個の水分子が水素結合してクラスターを構成しているが、クラスターが前記磁石40からなる電流印加手段4を通過する際、互いに様々な方向を向いて水素結合している水分子に配向性が生じると水素結合が切断されて小さなクラスターとなる。クラスターが小さくなると粘性が低下し、気泡が粉砕され易くなって径の小さい微細気泡が多数生成されることになる。また本実施形態では、流路1を流れる気液混合液の流速が加速されて流路1中において他の大部分よりも速くなっている部分に電流印加手段4を設けてある。これにより、磁界を横切るイオンや水分子は速度に比例したローレンツ力を受けるため、発生する電流もこれに応じて大きくなって効率的である。
また、水中の気泡との界面付近には水酸基が集まって負に帯電しているが、電流が流れることで帯電量が増加して、気泡の互いの反発力が増して気泡同士が連結するのが抑えられるとともに、同一の気泡においても電荷同士が反発して***が促進されるため、径の小さい微細気泡が多数生成される。
図4に、電流印加手段4を設けた場合と設けていない場合の微細気泡の径および個数の比較図を示す。Aは電流印加手段4を設けた場合、Bは電流印加手段4を設けていない場合の分布を示す。これより、電流印加手段4を設けた場合には、電流印加手段4を設けていない場合に比べて径の小さい微細気泡が多数発生していることが分かる。
以上のように電流印加手段4を設けたことで、径の小さな微細気泡が多数発生するとともにこれらが結合して大きな気泡となるのを抑えることができる。
なお電流印加手段4としては、本実施形態では磁石40を設けて構成してあるが、特に磁石のように磁界によるものに限定されず、図3に示すように高電圧印加部HVにより高電圧を印加することで電流を発生させるものでもよい。磁界がない場合でも水中に電流が流れると水分子は電流(電界)方向に配向性が生じてクラスターが小さくなるとともに、水中の気泡付近の帯電量が増加するため、上述したのと同様の効果が得られる。
また、微細気泡生成部2としてはベンチュリ管の他に、攪拌手段を備えたものや、空気を加圧溶解した液体を減圧させて微細気泡を析出させるもの等、特に限定されない。
また、電流印加手段4を微細気泡生成部2の下流側に設けることで、生成した微細気泡に対して更に微細化したり微細気泡の維持が行えるものである。
1 流路
2 微細気泡生成部
3 気体取込み部
4 電流印加手段
5 ノズル
2 微細気泡生成部
3 気体取込み部
4 電流印加手段
5 ノズル
Claims (4)
- 気液混合液が流れる流路に、微細気泡を生成する微細気泡生成部を設けると共に気液混合液に電流を流すための電流印加手段を設けて成ることを特徴とする微細気泡発生装置。
- 電流印加手段を微細気泡生成部の下流側に設けて成ることを特徴とする請求項1記載の微細気泡発生装置。
- 電流印加手段として磁石を設けて成ることを特徴とする請求項1又は2記載の微細気泡発生装置。
- 流路を流れる気液混合液の流速が速い部分に電流印加手段を設けて成ることを特徴とする請求項3記載の微細気泡発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005311985A JP2007117853A (ja) | 2005-10-26 | 2005-10-26 | 微細気泡発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005311985A JP2007117853A (ja) | 2005-10-26 | 2005-10-26 | 微細気泡発生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007117853A true JP2007117853A (ja) | 2007-05-17 |
Family
ID=38142278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005311985A Withdrawn JP2007117853A (ja) | 2005-10-26 | 2005-10-26 | 微細気泡発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007117853A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009028666A (ja) * | 2007-07-27 | 2009-02-12 | Sharp Corp | ナノバブル含有磁気活水製造装置およびナノバブル含有磁気活水製造方法 |
US7704401B2 (en) | 2006-05-31 | 2010-04-27 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | Liquid treatment apparatus and liquid treatment method |
WO2011149031A1 (ja) * | 2010-05-27 | 2011-12-01 | Matsumura Eiji | ガス分子が高密度に溶存した液体クラスレート |
JP2012512012A (ja) * | 2008-12-16 | 2012-05-31 | オキシ ソリューションズ エーエス | 流体の酸素化における改良 |
JP2016090468A (ja) * | 2014-11-07 | 2016-05-23 | 株式会社豊田自動織機 | 超音波探傷検査方法及び超音波探傷検査装置 |
CN107434308A (zh) * | 2017-08-22 | 2017-12-05 | 彭从文 | 高效溶氧污水曝气池 |
JP2021523541A (ja) * | 2018-05-16 | 2021-09-02 | ケー フュージョン テクノロジー インコーポレイテッド | 水中プラズマ発生装置 |
-
2005
- 2005-10-26 JP JP2005311985A patent/JP2007117853A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7704401B2 (en) | 2006-05-31 | 2010-04-27 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | Liquid treatment apparatus and liquid treatment method |
JP2009028666A (ja) * | 2007-07-27 | 2009-02-12 | Sharp Corp | ナノバブル含有磁気活水製造装置およびナノバブル含有磁気活水製造方法 |
JP2012512012A (ja) * | 2008-12-16 | 2012-05-31 | オキシ ソリューションズ エーエス | 流体の酸素化における改良 |
WO2011149031A1 (ja) * | 2010-05-27 | 2011-12-01 | Matsumura Eiji | ガス分子が高密度に溶存した液体クラスレート |
JP2016090468A (ja) * | 2014-11-07 | 2016-05-23 | 株式会社豊田自動織機 | 超音波探傷検査方法及び超音波探傷検査装置 |
CN107434308A (zh) * | 2017-08-22 | 2017-12-05 | 彭从文 | 高效溶氧污水曝气池 |
CN107434308B (zh) * | 2017-08-22 | 2021-01-15 | 江西楚杭环保科技有限公司 | 高效溶氧污水曝气池 |
JP2021523541A (ja) * | 2018-05-16 | 2021-09-02 | ケー フュージョン テクノロジー インコーポレイテッド | 水中プラズマ発生装置 |
US11849531B2 (en) | 2018-05-16 | 2023-12-19 | K Fusion Technology Inc. | Underwater plasma generating apparatus |
JP7505683B2 (ja) | 2018-05-16 | 2024-06-25 | ケー フュージョン テクノロジー インコーポレイテッド | 水中プラズマ発生装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5038600B2 (ja) | 微細気泡発生装置 | |
JP2007117853A (ja) | 微細気泡発生装置 | |
JP6296480B2 (ja) | 液体処理装置及び液体処理方法 | |
JP4893365B2 (ja) | マイクロバブル発生装置及びマイクロバブル発生システム | |
JP2008086868A (ja) | マイクロバブル発生装置 | |
US11918963B2 (en) | Nano-bubble generator and method of generating nano-bubbles using interfering magnetic flux fields | |
JP5000583B2 (ja) | マイクロ・ナノバブル生成方法及び装置、並びにマイクロ・ナノバブル水の生成装置 | |
EP3124109A1 (en) | Nanobubble-producing device | |
JP4931201B2 (ja) | 極微小気泡を含む水の製造方法および極微小気泡を含む水 | |
JP2012139646A (ja) | マイクロ・ナノバブル生成装置及びマイクロ・ナノバブル水の生成装置 | |
US20070189972A1 (en) | Method of forming nanobubbles | |
WO2018123789A1 (ja) | 機能水の製造装置及び製造方法 | |
JP2010167404A (ja) | 超微細気泡発生装置 | |
JP2009274045A5 (ja) | ||
KR20120026558A (ko) | 탄성 표면파를 사용하는 미스트 또는 미세 기포의 발생 방법 및 미스트 또는 미세 기포 발생 장치 | |
JP3805350B2 (ja) | 水処理方法および水処理装置 | |
JP2008006397A (ja) | 微細気泡発生装置 | |
JP2006272094A (ja) | 微細気泡発生装置 | |
JP2014217803A (ja) | 微細気泡発生装置とその発生方法 | |
JP2010253405A (ja) | 飲料用電解微小気泡水発生装置および飲料用電解微小気泡水発生方法 | |
KR100582267B1 (ko) | 미세필터를 이용한 미세기포 생성방법 및 이를 위한 장치 | |
JP2009254951A (ja) | 外気導入機能を有した微細泡発生装置 | |
JP2016073939A (ja) | 微細気泡発生装置 | |
JP2006255865A (ja) | 金属材料や半導体材料等の表面改質法とそのための表面改質装置と、加工能力の高いキャビテーション・ショットレス・ピーニング法 | |
JP3111006U (ja) | 燃料原液改質システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20090106 |